JPH10173190A - 薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタおよびその製造方法Info
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- JPH10173190A JPH10173190A JP8326615A JP32661596A JPH10173190A JP H10173190 A JPH10173190 A JP H10173190A JP 8326615 A JP8326615 A JP 8326615A JP 32661596 A JP32661596 A JP 32661596A JP H10173190 A JPH10173190 A JP H10173190A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 OFF(オフ)電流が低く、素子特性のばら
つきが少なく再現性の高い薄膜トランジスタを実現す
る。 【解決手段】 チャネル領域56およびソース・ドレイ
ン領域55を有するポリシリコン薄膜50上に第1およ
び第2のゲート絶縁膜60,70を介してゲート電極8
0を設けてあり、第1のゲート絶縁膜60はチャネル領
域56のソース・ドレイン領域55近傍を除く央部上に
は設けず、ゲート絶縁膜の膜厚をチャネル領域56の央
部上よりもソース・ドレイン領域55の近傍を厚くして
いる。これにより、ゲート絶縁膜の単位面積当りの静電
容量がチャネル領域56上の央部よりソース・ドレイン
領域55の近傍の方が小さくなり、ソース・ドレイン領
域55近傍に過度のゲート電界が加わらず、OFF電流
が低くなる。また、チャネル領域56の央部上の第1の
ゲート絶縁膜60を除去するという簡単な方法により、
ゲート絶縁膜の膜厚を調整できる。
つきが少なく再現性の高い薄膜トランジスタを実現す
る。 【解決手段】 チャネル領域56およびソース・ドレイ
ン領域55を有するポリシリコン薄膜50上に第1およ
び第2のゲート絶縁膜60,70を介してゲート電極8
0を設けてあり、第1のゲート絶縁膜60はチャネル領
域56のソース・ドレイン領域55近傍を除く央部上に
は設けず、ゲート絶縁膜の膜厚をチャネル領域56の央
部上よりもソース・ドレイン領域55の近傍を厚くして
いる。これにより、ゲート絶縁膜の単位面積当りの静電
容量がチャネル領域56上の央部よりソース・ドレイン
領域55の近傍の方が小さくなり、ソース・ドレイン領
域55近傍に過度のゲート電界が加わらず、OFF電流
が低くなる。また、チャネル領域56の央部上の第1の
ゲート絶縁膜60を除去するという簡単な方法により、
ゲート絶縁膜の膜厚を調整できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置やイ
メージセンサに用いられる薄膜トランジスタおよびその
製造方法に関するものである。
メージセンサに用いられる薄膜トランジスタおよびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置やイメージセンサ等に用い
られる薄膜トランジスタアレイの一単位である薄膜トラ
ンジスタ(TFT)のOFF(オフ)電流を低減するた
めに、従来からLDD構造やオフセット構造の薄膜トラ
ンジスタが提案されている(特開平5−136417号
公報、特開平5−136418号公報)。LDD構造と
はLightly Doped Drain の略で、拡散層の周辺に濃度の
薄い領域を設け、ソース、ドレイン端部の電界を緩和し
ようとするものである。また、オフセット構造の薄膜ト
ランジスタは、平面構成としてゲート電極端部とソース
・ドレイン領域にある程度の距離を設け、同様な効果を
得るものである。
られる薄膜トランジスタアレイの一単位である薄膜トラ
ンジスタ(TFT)のOFF(オフ)電流を低減するた
めに、従来からLDD構造やオフセット構造の薄膜トラ
ンジスタが提案されている(特開平5−136417号
公報、特開平5−136418号公報)。LDD構造と
はLightly Doped Drain の略で、拡散層の周辺に濃度の
薄い領域を設け、ソース、ドレイン端部の電界を緩和し
ようとするものである。また、オフセット構造の薄膜ト
ランジスタは、平面構成としてゲート電極端部とソース
・ドレイン領域にある程度の距離を設け、同様な効果を
得るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のLDD構造
やオフセット構造の薄膜トランジスタでは、LDD領域
やオフセット領域を形成するために、拡散領域の形成と
は別にもう一回のフォトリソグラフィ工程を用いる必要
があり、フォトリソグラフィ精度(マスク合わせ精度+
エッチング精度)に依存し、TFT特性が大きく変化
し、素子特性のばらつきが大きく、また再現性も悪かっ
た。
やオフセット構造の薄膜トランジスタでは、LDD領域
やオフセット領域を形成するために、拡散領域の形成と
は別にもう一回のフォトリソグラフィ工程を用いる必要
があり、フォトリソグラフィ精度(マスク合わせ精度+
エッチング精度)に依存し、TFT特性が大きく変化
し、素子特性のばらつきが大きく、また再現性も悪かっ
た。
【0004】本発明の目的は、OFF(オフ)電流が低
く、素子特性のばらつきが少なく再現性の高い薄膜トラ
ンジスタおよびその製造方法を提供することである。
く、素子特性のばらつきが少なく再現性の高い薄膜トラ
ンジスタおよびその製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の薄膜トラ
ンジスタは、絶縁性基板上にチャネル領域およびソース
・ドレイン領域を有する半導体層を形成し、この半導体
層上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成した薄膜
トランジスタであって、ゲート絶縁膜の膜厚を、チャネ
ル領域の央部上よりもソース・ドレイン領域の近傍を厚
くしたことを特徴とする。
ンジスタは、絶縁性基板上にチャネル領域およびソース
・ドレイン領域を有する半導体層を形成し、この半導体
層上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成した薄膜
トランジスタであって、ゲート絶縁膜の膜厚を、チャネ
ル領域の央部上よりもソース・ドレイン領域の近傍を厚
くしたことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、ゲート絶縁膜の膜厚
を、チャネル領域の央部上よりもソース・ドレイン領域
の近傍を厚くしたことにより、ゲート絶縁膜の単位面積
当りの静電容量が、チャネル領域上の央部よりソース・
ドレイン領域の近傍の方が小さくなり、ソース・ドレイ
ン領域近傍に過度のゲート電界が加わらず、OFF電流
が低くなる。また、ゲート絶縁膜の膜厚を上記のように
調整するだけであるため、素子特性のばらつきが少なく
再現性の高い薄膜トランジスタを実現でき、製造歩留り
も向上できる。
を、チャネル領域の央部上よりもソース・ドレイン領域
の近傍を厚くしたことにより、ゲート絶縁膜の単位面積
当りの静電容量が、チャネル領域上の央部よりソース・
ドレイン領域の近傍の方が小さくなり、ソース・ドレイ
ン領域近傍に過度のゲート電界が加わらず、OFF電流
が低くなる。また、ゲート絶縁膜の膜厚を上記のように
調整するだけであるため、素子特性のばらつきが少なく
再現性の高い薄膜トランジスタを実現でき、製造歩留り
も向上できる。
【0007】請求項2記載の薄膜トランジスタは、請求
項1記載の薄膜トランジスタにおいて、ゲート絶縁膜
は、半導体層上に形成した第1のゲート絶縁膜と、この
第1のゲート絶縁膜上に形成した第2のゲート絶縁膜と
からなり、半導体層のチャネル領域の央部上に第1のゲ
ート絶縁膜または第2のゲート絶縁膜の非形成部を設け
ている。
項1記載の薄膜トランジスタにおいて、ゲート絶縁膜
は、半導体層上に形成した第1のゲート絶縁膜と、この
第1のゲート絶縁膜上に形成した第2のゲート絶縁膜と
からなり、半導体層のチャネル領域の央部上に第1のゲ
ート絶縁膜または第2のゲート絶縁膜の非形成部を設け
ている。
【0008】この構成により、容易に、ゲート絶縁膜の
膜厚をチャネル領域の央部上よりもソース・ドレイン領
域の近傍を厚くすることができる。請求項3記載の薄膜
トランジスタは、絶縁性基板上にチャネル領域およびソ
ース・ドレイン領域を有する半導体層を形成し、この半
導体層上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成した
薄膜トランジスタであって、ゲート絶縁膜の誘電率を、
チャネル領域の央部上よりソース・ドレイン領域の近傍
を小さくしたことを特徴とする。
膜厚をチャネル領域の央部上よりもソース・ドレイン領
域の近傍を厚くすることができる。請求項3記載の薄膜
トランジスタは、絶縁性基板上にチャネル領域およびソ
ース・ドレイン領域を有する半導体層を形成し、この半
導体層上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成した
薄膜トランジスタであって、ゲート絶縁膜の誘電率を、
チャネル領域の央部上よりソース・ドレイン領域の近傍
を小さくしたことを特徴とする。
【0009】この構成によれば、ゲート絶縁膜の誘電率
を、チャネル領域の央部上よりソース・ドレイン領域の
近傍を小さくしたことにより、ゲート絶縁膜の単位面積
当りの静電容量が、チャネル領域上の央部よりソース・
ドレイン領域の近傍の方が小さくなり、ソース・ドレイ
ン領域近傍に過度のゲート電界が加わらず、OFF電流
が低くなる。また、ゲート絶縁膜の誘電率を上記のよう
に調整するだけであるため、素子特性のばらつきが少な
く再現性の高い薄膜トランジスタを実現でき、製造歩留
りも向上できる。
を、チャネル領域の央部上よりソース・ドレイン領域の
近傍を小さくしたことにより、ゲート絶縁膜の単位面積
当りの静電容量が、チャネル領域上の央部よりソース・
ドレイン領域の近傍の方が小さくなり、ソース・ドレイ
ン領域近傍に過度のゲート電界が加わらず、OFF電流
が低くなる。また、ゲート絶縁膜の誘電率を上記のよう
に調整するだけであるため、素子特性のばらつきが少な
く再現性の高い薄膜トランジスタを実現でき、製造歩留
りも向上できる。
【0010】請求項4記載の薄膜トランジスタの製造方
法は、絶縁性基板上にチャネル領域およびソース・ドレ
イン領域となる半導体層を形成する工程と、半導体層の
チャネル領域の央部を除く領域上に第1のゲート絶縁膜
を形成する工程と、第1のゲート絶縁膜および半導体層
上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、半導体層の
チャネル領域上に第1および第2のゲート絶縁膜を介し
てゲート電極を形成する工程と、ゲート電極をマスクと
して半導体層のソース・ドレイン領域に不純物を導入す
る工程とを含んでいる。
法は、絶縁性基板上にチャネル領域およびソース・ドレ
イン領域となる半導体層を形成する工程と、半導体層の
チャネル領域の央部を除く領域上に第1のゲート絶縁膜
を形成する工程と、第1のゲート絶縁膜および半導体層
上に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、半導体層の
チャネル領域上に第1および第2のゲート絶縁膜を介し
てゲート電極を形成する工程と、ゲート電極をマスクと
して半導体層のソース・ドレイン領域に不純物を導入す
る工程とを含んでいる。
【0011】この製造方法によれば、半導体層のチャネ
ル領域の央部を除く領域上に第1のゲート絶縁膜を形成
し、第1のゲート絶縁膜および半導体層上に第2のゲー
ト絶縁膜を形成するという簡単な方法により、ゲート絶
縁膜の膜厚をチャネル領域の央部上よりもソース・ドレ
イン領域の近傍を厚くすることができ、OFF電流が低
く、素子特性のばらつきが少なく再現性の高い薄膜トラ
ンジスタを実現でき、製造歩留りも向上できる。
ル領域の央部を除く領域上に第1のゲート絶縁膜を形成
し、第1のゲート絶縁膜および半導体層上に第2のゲー
ト絶縁膜を形成するという簡単な方法により、ゲート絶
縁膜の膜厚をチャネル領域の央部上よりもソース・ドレ
イン領域の近傍を厚くすることができ、OFF電流が低
く、素子特性のばらつきが少なく再現性の高い薄膜トラ
ンジスタを実現でき、製造歩留りも向上できる。
【0012】請求項5記載の薄膜トランジスタの製造方
法は、絶縁性基板上にチャネル領域およびソース・ドレ
イン領域となる半導体層を形成する工程と、半導体層上
に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、第1のゲート
絶縁膜の半導体層のチャネル領域の央部上を除く領域上
に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、半導体層のチ
ャネル領域上に第1および第2のゲート絶縁膜を介して
ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極をマスクとし
て半導体層のソース・ドレイン領域に不純物を導入する
工程とを含んでいる。
法は、絶縁性基板上にチャネル領域およびソース・ドレ
イン領域となる半導体層を形成する工程と、半導体層上
に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、第1のゲート
絶縁膜の半導体層のチャネル領域の央部上を除く領域上
に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、半導体層のチ
ャネル領域上に第1および第2のゲート絶縁膜を介して
ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極をマスクとし
て半導体層のソース・ドレイン領域に不純物を導入する
工程とを含んでいる。
【0013】この製造方法によれば、半導体層上に第1
のゲート絶縁膜を形成し、第1のゲート絶縁膜の半導体
層のチャネル領域の央部上を除く領域上に第2のゲート
絶縁膜を形成するという簡単な方法により、ゲート絶縁
膜の膜厚をチャネル領域の央部上よりもソース・ドレイ
ン領域の近傍を厚くすることができ、OFF電流が低
く、素子特性のばらつきが少なく再現性の高い薄膜トラ
ンジスタを実現でき、製造歩留りも向上できる。
のゲート絶縁膜を形成し、第1のゲート絶縁膜の半導体
層のチャネル領域の央部上を除く領域上に第2のゲート
絶縁膜を形成するという簡単な方法により、ゲート絶縁
膜の膜厚をチャネル領域の央部上よりもソース・ドレイ
ン領域の近傍を厚くすることができ、OFF電流が低
く、素子特性のばらつきが少なく再現性の高い薄膜トラ
ンジスタを実現でき、製造歩留りも向上できる。
【0014】請求項6記載の薄膜トランジスタの製造方
法は、絶縁性基板上にチャネル領域およびソース・ドレ
イン領域となる半導体層を形成する工程と、半導体層上
にゲート絶縁膜を形成する工程と、半導体層のチャネル
領域の央部上のゲート絶縁膜をエッチングして膜厚を薄
くする工程と、半導体層のチャネル領域上にゲート絶縁
膜を介してゲート電極を形成する工程と、ゲート電極を
マスクとして半導体層のソース・ドレイン領域に不純物
を導入する工程とを含んでいる。
法は、絶縁性基板上にチャネル領域およびソース・ドレ
イン領域となる半導体層を形成する工程と、半導体層上
にゲート絶縁膜を形成する工程と、半導体層のチャネル
領域の央部上のゲート絶縁膜をエッチングして膜厚を薄
くする工程と、半導体層のチャネル領域上にゲート絶縁
膜を介してゲート電極を形成する工程と、ゲート電極を
マスクとして半導体層のソース・ドレイン領域に不純物
を導入する工程とを含んでいる。
【0015】この製造方法によれば、半導体層のチャネ
ル領域の央部上のゲート絶縁膜をエッチングして膜厚を
薄くするという簡単な方法により、ゲート絶縁膜の膜厚
をチャネル領域の央部上よりもソース・ドレイン領域の
近傍を厚くすることができ、OFF電流が低く、素子特
性のばらつきが少なく再現性の高い薄膜トランジスタを
実現でき、製造歩留りも向上できる。
ル領域の央部上のゲート絶縁膜をエッチングして膜厚を
薄くするという簡単な方法により、ゲート絶縁膜の膜厚
をチャネル領域の央部上よりもソース・ドレイン領域の
近傍を厚くすることができ、OFF電流が低く、素子特
性のばらつきが少なく再現性の高い薄膜トランジスタを
実現でき、製造歩留りも向上できる。
【0016】請求項7記載の薄膜トランジスタの製造方
法は、絶縁性基板上にチャネル領域およびソース・ドレ
イン領域となる半導体層を形成する工程と、半導体層の
チャネル領域の央部を除く領域上に誘電率の小さい第1
のゲート絶縁膜を形成する工程と、半導体層のチャネル
領域の央部上に誘電率の大きい第2のゲート絶縁膜を形
成する工程と、半導体層のチャネル領域上に第1および
第2のゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程
と、ゲート電極をマスクとして半導体層のソース・ドレ
イン領域に不純物を導入する工程とを含んでいる。
法は、絶縁性基板上にチャネル領域およびソース・ドレ
イン領域となる半導体層を形成する工程と、半導体層の
チャネル領域の央部を除く領域上に誘電率の小さい第1
のゲート絶縁膜を形成する工程と、半導体層のチャネル
領域の央部上に誘電率の大きい第2のゲート絶縁膜を形
成する工程と、半導体層のチャネル領域上に第1および
第2のゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程
と、ゲート電極をマスクとして半導体層のソース・ドレ
イン領域に不純物を導入する工程とを含んでいる。
【0017】この製造方法によれば、半導体層のチャネ
ル領域の央部を除く領域上に誘電率の小さい第1のゲー
ト絶縁膜を形成し、半導体層のチャネル領域の央部上に
誘電率の大きい第2のゲート絶縁膜を形成するという簡
単な方法により、ゲート絶縁膜の誘電率をチャネル領域
の央部上よりソース・ドレイン領域の近傍を小さくする
ことができ、OFF電流が低く、素子特性のばらつきが
少なく再現性の高い薄膜トランジスタを実現でき、製造
歩留りも向上できる。
ル領域の央部を除く領域上に誘電率の小さい第1のゲー
ト絶縁膜を形成し、半導体層のチャネル領域の央部上に
誘電率の大きい第2のゲート絶縁膜を形成するという簡
単な方法により、ゲート絶縁膜の誘電率をチャネル領域
の央部上よりソース・ドレイン領域の近傍を小さくする
ことができ、OFF電流が低く、素子特性のばらつきが
少なく再現性の高い薄膜トランジスタを実現でき、製造
歩留りも向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1の実施の形態
における薄膜トランジスタの製造方法を示す工程断面図
である。
て図面を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1の実施の形態
における薄膜トランジスタの製造方法を示す工程断面図
である。
【0019】この第1の実施の形態の薄膜トランジスタ
は、図1(e)に示すように、ガラス基板10の表面に
形成した絶縁膜20上に、チャネル領域56およびソー
ス・ドレイン領域55を有するポリシリコン薄膜(半導
体層)50を設け、このポリシリコン薄膜50上に第1
および第2のゲート絶縁膜60,70を介してゲート電
極80を設け、全面に形成した絶縁膜90上にコンタク
トホールを介してソース・ドレイン領域55と接続した
ソース・ドレイン電極95を設けている。第1のゲート
絶縁膜60は、チャネル領域56のソース・ドレイン領
域55近傍を除く央部上には設けていない、すなわちチ
ャネル領域56の央部上は第1のゲート絶縁膜60の非
形成部とすることにより、ゲート絶縁膜(60,70)
の膜厚をチャネル領域56の央部上よりもソース・ドレ
イン領域55の近傍を厚くしている。
は、図1(e)に示すように、ガラス基板10の表面に
形成した絶縁膜20上に、チャネル領域56およびソー
ス・ドレイン領域55を有するポリシリコン薄膜(半導
体層)50を設け、このポリシリコン薄膜50上に第1
および第2のゲート絶縁膜60,70を介してゲート電
極80を設け、全面に形成した絶縁膜90上にコンタク
トホールを介してソース・ドレイン領域55と接続した
ソース・ドレイン電極95を設けている。第1のゲート
絶縁膜60は、チャネル領域56のソース・ドレイン領
域55近傍を除く央部上には設けていない、すなわちチ
ャネル領域56の央部上は第1のゲート絶縁膜60の非
形成部とすることにより、ゲート絶縁膜(60,70)
の膜厚をチャネル領域56の央部上よりもソース・ドレ
イン領域55の近傍を厚くしている。
【0020】このように構成される薄膜トランジスタの
製造方法について以下に説明する。まず、コーニング社
製7059あるいは1737等の低アルカリガラス基板
10上に、アンダーコーテイング膜としてCVD法を用
いて酸化シリコンなどの絶縁膜20を100nmから2
00nm堆積する。その上に非晶質シリコン薄膜30を
プラズマCVD法やスパッタ法を用いて30nmから8
5nm堆積する(図1(a))。
製造方法について以下に説明する。まず、コーニング社
製7059あるいは1737等の低アルカリガラス基板
10上に、アンダーコーテイング膜としてCVD法を用
いて酸化シリコンなどの絶縁膜20を100nmから2
00nm堆積する。その上に非晶質シリコン薄膜30を
プラズマCVD法やスパッタ法を用いて30nmから8
5nm堆積する(図1(a))。
【0021】その後、エキシマレーザやアルゴンレーザ
によって非晶質シリコン薄膜30を結晶化し、パターニ
ングして島状のポリシリコン薄膜50とする。この上に
第1のゲート絶縁膜60として酸化シリコン膜をCVD
法にて100nmから200nm堆積する(図1
(b))。つぎに、ポリシリコン薄膜50のチャネル領
域56のソース・ドレイン領域55近傍を除く央部上の
第1のゲート絶縁膜60をエッチング除去し、この上に
第2のゲート絶縁膜70を形成する(図1(c))。こ
の第2のゲート絶縁膜70としては酸化シリコン,酸化
タンタル,酸化アルミニウム(アルミナ)あるいは窒化
シリコン等を用いる。
によって非晶質シリコン薄膜30を結晶化し、パターニ
ングして島状のポリシリコン薄膜50とする。この上に
第1のゲート絶縁膜60として酸化シリコン膜をCVD
法にて100nmから200nm堆積する(図1
(b))。つぎに、ポリシリコン薄膜50のチャネル領
域56のソース・ドレイン領域55近傍を除く央部上の
第1のゲート絶縁膜60をエッチング除去し、この上に
第2のゲート絶縁膜70を形成する(図1(c))。こ
の第2のゲート絶縁膜70としては酸化シリコン,酸化
タンタル,酸化アルミニウム(アルミナ)あるいは窒化
シリコン等を用いる。
【0022】つぎに、ゲート電極80としてアルミニウ
ムあるいはアルミニウム合金をスパッタ法で3000Å
程度堆積し、パターニングする。その後、ゲート電極8
0をマスクとしてリンやホウ素等の不純物をイオン注入
法によりポリシリコン薄膜50の一部領域に導入しソー
ス・ドレイン領域55を形成し、ゲート電極80直下の
不純物が導入されていない領域がチャネル領域56とな
る(図1(d))。
ムあるいはアルミニウム合金をスパッタ法で3000Å
程度堆積し、パターニングする。その後、ゲート電極8
0をマスクとしてリンやホウ素等の不純物をイオン注入
法によりポリシリコン薄膜50の一部領域に導入しソー
ス・ドレイン領域55を形成し、ゲート電極80直下の
不純物が導入されていない領域がチャネル領域56とな
る(図1(d))。
【0023】つぎに、絶縁膜90として例えば酸化シリ
コン膜を200nm以上堆積し、コンタクトホールを形
成後、アルミニウムあるいはアルミニウム合金にてソー
ス・ドレイン電極95を形成する(図1(e))。以上
のようにこの実施の形態によれば、ゲート絶縁膜(6
0,70)の膜厚をチャネル領域56の央部上よりもソ
ース・ドレイン領域55の近傍を厚くしたことにより、
ゲート絶縁膜(60,70)の単位面積当りの静電容量
が、チャネル領域56上の央部よりソース・ドレイン領
域55の近傍の方が小さくなり、ソース・ドレイン領域
55近傍に過度のゲート電界が加わらず、OFF電流が
低くなる。また、チャネル領域56のソース・ドレイン
領域55近傍を除く央部上の第1のゲート絶縁膜60を
エッチング除去し、この上に第2のゲート絶縁膜70を
形成することにより、容易に、ゲート絶縁膜(60,7
0)の膜厚をチャネル領域56の央部上よりもソース・
ドレイン領域55の近傍を厚くすることができるため、
素子特性のばらつきが少なく再現性の高い薄膜トランジ
スタを実現でき、製造歩留りも向上できる。
コン膜を200nm以上堆積し、コンタクトホールを形
成後、アルミニウムあるいはアルミニウム合金にてソー
ス・ドレイン電極95を形成する(図1(e))。以上
のようにこの実施の形態によれば、ゲート絶縁膜(6
0,70)の膜厚をチャネル領域56の央部上よりもソ
ース・ドレイン領域55の近傍を厚くしたことにより、
ゲート絶縁膜(60,70)の単位面積当りの静電容量
が、チャネル領域56上の央部よりソース・ドレイン領
域55の近傍の方が小さくなり、ソース・ドレイン領域
55近傍に過度のゲート電界が加わらず、OFF電流が
低くなる。また、チャネル領域56のソース・ドレイン
領域55近傍を除く央部上の第1のゲート絶縁膜60を
エッチング除去し、この上に第2のゲート絶縁膜70を
形成することにより、容易に、ゲート絶縁膜(60,7
0)の膜厚をチャネル領域56の央部上よりもソース・
ドレイン領域55の近傍を厚くすることができるため、
素子特性のばらつきが少なく再現性の高い薄膜トランジ
スタを実現でき、製造歩留りも向上できる。
【0024】なお、この実施の形態では、第1のゲート
絶縁膜60に、チャネル領域56の央部上を除去した非
形成部を設けたが、第1のゲート絶縁膜60には非形成
部を設けずに、第2のゲート絶縁膜70にチャネル領域
56の央部上を除去した非形成部を設けても同様の効果
が得られる。 〔第2の実施の形態〕図2は本発明の第2の実施の形態
における薄膜トランジスタの製造方法を示す工程断面図
である。
絶縁膜60に、チャネル領域56の央部上を除去した非
形成部を設けたが、第1のゲート絶縁膜60には非形成
部を設けずに、第2のゲート絶縁膜70にチャネル領域
56の央部上を除去した非形成部を設けても同様の効果
が得られる。 〔第2の実施の形態〕図2は本発明の第2の実施の形態
における薄膜トランジスタの製造方法を示す工程断面図
である。
【0025】この第2の実施の形態の薄膜トランジスタ
は、図2(d)に示すように、ガラス基板110の表面
に形成した絶縁膜120上に、チャネル領域156およ
びソース・ドレイン領域155を有するポリシリコン薄
膜(半導体層)150を設け、このポリシリコン薄膜1
50上にゲート絶縁膜160を介してゲート電極180
を設け、全面に形成した絶縁膜190上にコンタクトホ
ールを介してソース・ドレイン領域155と接続したソ
ース・ドレイン電極195を設けている。そして、ゲー
ト絶縁膜160の膜厚を、チャネル領域156の央部上
を薄くし、ソース・ドレイン領域155の近傍を厚くし
ている。
は、図2(d)に示すように、ガラス基板110の表面
に形成した絶縁膜120上に、チャネル領域156およ
びソース・ドレイン領域155を有するポリシリコン薄
膜(半導体層)150を設け、このポリシリコン薄膜1
50上にゲート絶縁膜160を介してゲート電極180
を設け、全面に形成した絶縁膜190上にコンタクトホ
ールを介してソース・ドレイン領域155と接続したソ
ース・ドレイン電極195を設けている。そして、ゲー
ト絶縁膜160の膜厚を、チャネル領域156の央部上
を薄くし、ソース・ドレイン領域155の近傍を厚くし
ている。
【0026】このように構成される薄膜トランジスタの
製造方法について以下に説明する。まず、コーニング社
製7059あるいは1737等の低アルカリガラス基板
110上に、アンダーコーテイング膜としてCVD法を
用いて酸化シリコンなどの絶縁膜120を100nmか
ら200nm堆積する。その上に非晶質シリコン薄膜1
30をプラズマCVD法やスパッタ法を用いて30nm
から85nm堆積する(図2(a))。
製造方法について以下に説明する。まず、コーニング社
製7059あるいは1737等の低アルカリガラス基板
110上に、アンダーコーテイング膜としてCVD法を
用いて酸化シリコンなどの絶縁膜120を100nmか
ら200nm堆積する。その上に非晶質シリコン薄膜1
30をプラズマCVD法やスパッタ法を用いて30nm
から85nm堆積する(図2(a))。
【0027】その後、エキシマレーザやアルゴンレーザ
によって非晶質シリコン薄膜130を結晶化し、パター
ニングして島状のポリシリコン薄膜150とする。この
上にゲート絶縁膜160として酸化シリコン,酸化タン
タル,酸化アルミニウムあるいは窒化シリコン膜をCV
D法やプラズマCVD法あるいはスパッタ法にて200
nm程度堆積する(図2(b))。
によって非晶質シリコン薄膜130を結晶化し、パター
ニングして島状のポリシリコン薄膜150とする。この
上にゲート絶縁膜160として酸化シリコン,酸化タン
タル,酸化アルミニウムあるいは窒化シリコン膜をCV
D法やプラズマCVD法あるいはスパッタ法にて200
nm程度堆積する(図2(b))。
【0028】つぎに、ゲート絶縁膜160の一部、すな
わちポリシリコン薄膜150のチャネル領域156のソ
ース・ドレイン領域155の近傍を除く央部上の部分を
エッチングしてその部分の膜厚を薄くする。その後、ゲ
ート電極180としてアルミニウムあるいはアルミニウ
ム合金をスパッタ法で3000Å程度堆積し、パターニ
ングする。その後、ゲート電極180をマスクとしてリ
ンやホウ素等の不純物をイオン注入法によりポリシリコ
ン薄膜150の一部領域に導入しソース・ドレイン領域
155を形成し、ゲート電極180直下の不純物が導入
されていない領域がチャネル領域156となる(図1
(c))。
わちポリシリコン薄膜150のチャネル領域156のソ
ース・ドレイン領域155の近傍を除く央部上の部分を
エッチングしてその部分の膜厚を薄くする。その後、ゲ
ート電極180としてアルミニウムあるいはアルミニウ
ム合金をスパッタ法で3000Å程度堆積し、パターニ
ングする。その後、ゲート電極180をマスクとしてリ
ンやホウ素等の不純物をイオン注入法によりポリシリコ
ン薄膜150の一部領域に導入しソース・ドレイン領域
155を形成し、ゲート電極180直下の不純物が導入
されていない領域がチャネル領域156となる(図1
(c))。
【0029】つぎに、絶縁膜190として例えば酸化シ
リコン膜を200nm以上堆積し、コンタクトホールを
形成後、アルミニウムあるいはアルミニウム合金にてソ
ース・ドレイン電極195を形成する(図1(d))。
以上のようにこの実施の形態によれば、ポリシリコン薄
膜150のチャネル領域156の央部上のゲート絶縁膜
160をエッチングして膜厚を薄くするという簡単な方
法により、ゲート絶縁膜160の膜厚をチャネル領域1
56の央部上よりもソース・ドレイン領域155の近傍
を厚くすることができ、第1の実施の形態と同様の効果
を得ることができる。
リコン膜を200nm以上堆積し、コンタクトホールを
形成後、アルミニウムあるいはアルミニウム合金にてソ
ース・ドレイン電極195を形成する(図1(d))。
以上のようにこの実施の形態によれば、ポリシリコン薄
膜150のチャネル領域156の央部上のゲート絶縁膜
160をエッチングして膜厚を薄くするという簡単な方
法により、ゲート絶縁膜160の膜厚をチャネル領域1
56の央部上よりもソース・ドレイン領域155の近傍
を厚くすることができ、第1の実施の形態と同様の効果
を得ることができる。
【0030】なお、この実施の形態では、ゲート絶縁膜
160を1層からなる絶縁膜で形成したが、ゲート絶縁
膜160として複数種類の多層からなる絶縁膜で形成し
ても構わない。 〔第3の実施の形態〕図3は本発明の第3の実施の形態
における薄膜トランジスタの製造方法を示す工程断面図
である。
160を1層からなる絶縁膜で形成したが、ゲート絶縁
膜160として複数種類の多層からなる絶縁膜で形成し
ても構わない。 〔第3の実施の形態〕図3は本発明の第3の実施の形態
における薄膜トランジスタの製造方法を示す工程断面図
である。
【0031】この第3の実施の形態の薄膜トランジスタ
は、図3(e)に示すように、ガラス基板210の表面
に形成した絶縁膜220上に、チャネル領域256およ
びソース・ドレイン領域255を有するポリシリコン薄
膜(半導体層)250を設け、このポリシリコン薄膜2
50上に第1および第2のゲート絶縁膜260,270
を介してゲート電極280を設け、全面に形成した絶縁
膜290上にコンタクトホールを介してソース・ドレイ
ン領域255と接続したソース・ドレイン電極295を
設けている。チャネル領域256のソース・ドレイン領
域255近傍を除く央部上に第2のゲート絶縁膜270
を設け、それ以外の領域に第1のゲート絶縁膜260を
設けてあり、第1のゲート絶縁膜260の誘電率を
ε1 、第2のゲート絶縁膜270の誘電率をε2 とした
とき、ε1 <ε2 として、チャネル領域256の央部上
よりソース・ドレイン領域255の近傍のゲート絶縁膜
の誘電率を小さくしている。
は、図3(e)に示すように、ガラス基板210の表面
に形成した絶縁膜220上に、チャネル領域256およ
びソース・ドレイン領域255を有するポリシリコン薄
膜(半導体層)250を設け、このポリシリコン薄膜2
50上に第1および第2のゲート絶縁膜260,270
を介してゲート電極280を設け、全面に形成した絶縁
膜290上にコンタクトホールを介してソース・ドレイ
ン領域255と接続したソース・ドレイン電極295を
設けている。チャネル領域256のソース・ドレイン領
域255近傍を除く央部上に第2のゲート絶縁膜270
を設け、それ以外の領域に第1のゲート絶縁膜260を
設けてあり、第1のゲート絶縁膜260の誘電率を
ε1 、第2のゲート絶縁膜270の誘電率をε2 とした
とき、ε1 <ε2 として、チャネル領域256の央部上
よりソース・ドレイン領域255の近傍のゲート絶縁膜
の誘電率を小さくしている。
【0032】このように構成される薄膜トランジスタの
製造方法について以下に説明する。まず、コーニング社
製7059あるいは1737等の低アルカリガラス基板
210にアンダーコーテイング膜としてCVD法を用い
て酸化シリコンなどの絶縁膜220を100nmから2
00nm堆積する。その上に非晶質シリコン薄膜230
をプラズマCVD法やスパッタ法を用いて30nmから
85nm堆積する(図3(a))。
製造方法について以下に説明する。まず、コーニング社
製7059あるいは1737等の低アルカリガラス基板
210にアンダーコーテイング膜としてCVD法を用い
て酸化シリコンなどの絶縁膜220を100nmから2
00nm堆積する。その上に非晶質シリコン薄膜230
をプラズマCVD法やスパッタ法を用いて30nmから
85nm堆積する(図3(a))。
【0033】その後、エキシマレーザやアルゴンレーザ
によって非晶質シリコン薄膜230を結晶化し、パター
ニングして島状のポリシリコン薄膜250とする。この
上に第1のゲート絶縁膜260として酸化シリコン膜を
100nmから200nm堆積する。その後、ポリシリ
コン薄膜250のチャネル領域256のソース・ドレイ
ン領域255近傍を除く央部上の第1のゲート絶縁膜2
60をエッチング除去する(図3(b))。
によって非晶質シリコン薄膜230を結晶化し、パター
ニングして島状のポリシリコン薄膜250とする。この
上に第1のゲート絶縁膜260として酸化シリコン膜を
100nmから200nm堆積する。その後、ポリシリ
コン薄膜250のチャネル領域256のソース・ドレイ
ン領域255近傍を除く央部上の第1のゲート絶縁膜2
60をエッチング除去する(図3(b))。
【0034】つぎに、第2のゲート絶縁膜270を形成
する。このとき第2のゲート絶縁膜270として、酸化
シリコン,酸化タンタル,酸化アルミニウム(アルミ
ナ)あるいは窒化シリコン等を全面に形成した後、例え
ばエッチバックして、第1のゲート絶縁膜260の除去
部分であるチャネル領域256の央部上に、第2のゲー
ト絶縁膜270を残存させる(図3(c))。
する。このとき第2のゲート絶縁膜270として、酸化
シリコン,酸化タンタル,酸化アルミニウム(アルミ
ナ)あるいは窒化シリコン等を全面に形成した後、例え
ばエッチバックして、第1のゲート絶縁膜260の除去
部分であるチャネル領域256の央部上に、第2のゲー
ト絶縁膜270を残存させる(図3(c))。
【0035】つぎに、ゲート電極280としてアルミニ
ウムあるいはアルミニウム合金をスパッタ法で3000
Å程度堆積し、パターニングする。その後、ゲート電極
280をマスクとしてリンやホウ素等の不純物をイオン
注入法によりポリシリコン薄膜250の一部領域に導入
しソース・ドレイン領域255を形成し、ゲート電極2
80直下の不純物が導入されていない領域がチャネル領
域256となる((図3(d))。
ウムあるいはアルミニウム合金をスパッタ法で3000
Å程度堆積し、パターニングする。その後、ゲート電極
280をマスクとしてリンやホウ素等の不純物をイオン
注入法によりポリシリコン薄膜250の一部領域に導入
しソース・ドレイン領域255を形成し、ゲート電極2
80直下の不純物が導入されていない領域がチャネル領
域256となる((図3(d))。
【0036】つぎに、絶縁膜290として例えば酸化シ
リコン膜を200nm以上堆積し、コンタクトホールを
形成後、アルミニウムあるいはアルミニウム合金にてソ
ース・ドレイン電極295を形成する((図3
(e))。なお、第1のゲート絶縁膜260としては、
例えば、誘電率ε1 の小さい熱酸化膜またはスパッタ法
やTEOS−CVD法によるSiO2 (例えばε1 が
3.7)を用い、第2のゲート絶縁膜270としては、
例えば、誘電率ε2 の大きい常圧CVD法によるSiO
2 (例えばε2 が4.6)を用いる。また、第1,第2
のゲート絶縁膜260,270として誘電率が3.7〜
4.6のSiO2 を用い、ε1 <ε2 であればよい。ま
た、第1のゲート絶縁膜260として誘電率ε 1 が3.
7〜4.6のSiO2 を用い、第2のゲート絶縁膜27
0として、TaOX (ε2 =23),Al2 O3 (ε2
=9〜10),あるいはSiNX (ε2=6〜7.5)
を用いてもよい。
リコン膜を200nm以上堆積し、コンタクトホールを
形成後、アルミニウムあるいはアルミニウム合金にてソ
ース・ドレイン電極295を形成する((図3
(e))。なお、第1のゲート絶縁膜260としては、
例えば、誘電率ε1 の小さい熱酸化膜またはスパッタ法
やTEOS−CVD法によるSiO2 (例えばε1 が
3.7)を用い、第2のゲート絶縁膜270としては、
例えば、誘電率ε2 の大きい常圧CVD法によるSiO
2 (例えばε2 が4.6)を用いる。また、第1,第2
のゲート絶縁膜260,270として誘電率が3.7〜
4.6のSiO2 を用い、ε1 <ε2 であればよい。ま
た、第1のゲート絶縁膜260として誘電率ε 1 が3.
7〜4.6のSiO2 を用い、第2のゲート絶縁膜27
0として、TaOX (ε2 =23),Al2 O3 (ε2
=9〜10),あるいはSiNX (ε2=6〜7.5)
を用いてもよい。
【0037】以上のようにこの実施の形態によれば、チ
ャネル領域256の央部上に第2のゲート絶縁膜270
を設け、それ以外の領域に第1のゲート絶縁膜260を
設けてあり、チャネル領域256の央部上に設けた第2
のゲート絶縁膜270の誘電率よりもソース・ドレイン
領域255の近傍の第1のゲート絶縁膜260の誘電率
を小さくしたことにより、ゲート絶縁膜(260,27
0)の単位面積当りの静電容量が、チャネル領域256
上の央部よりソース・ドレイン領域255の近傍の方が
小さくなり、ソース・ドレイン領域255近傍に過度の
ゲート電界が加わらず、OFF電流が低くなる。また、
誘電率の異なる材料で第1,第2のゲート絶縁膜26
0,270を形成することにより、容易に、ゲート絶縁
膜(260,270)の誘電率をチャネル領域256の
央部上よりもソース・ドレイン領域255の近傍を小さ
くすることができるため、素子特性のばらつきが少なく
再現性の高い薄膜トランジスタを実現でき、製造歩留り
も向上できる。
ャネル領域256の央部上に第2のゲート絶縁膜270
を設け、それ以外の領域に第1のゲート絶縁膜260を
設けてあり、チャネル領域256の央部上に設けた第2
のゲート絶縁膜270の誘電率よりもソース・ドレイン
領域255の近傍の第1のゲート絶縁膜260の誘電率
を小さくしたことにより、ゲート絶縁膜(260,27
0)の単位面積当りの静電容量が、チャネル領域256
上の央部よりソース・ドレイン領域255の近傍の方が
小さくなり、ソース・ドレイン領域255近傍に過度の
ゲート電界が加わらず、OFF電流が低くなる。また、
誘電率の異なる材料で第1,第2のゲート絶縁膜26
0,270を形成することにより、容易に、ゲート絶縁
膜(260,270)の誘電率をチャネル領域256の
央部上よりもソース・ドレイン領域255の近傍を小さ
くすることができるため、素子特性のばらつきが少なく
再現性の高い薄膜トランジスタを実現でき、製造歩留り
も向上できる。
【0038】なお、この実施の形態において、第1のゲ
ート絶縁膜260と第2のゲート絶縁膜270の形成順
序は逆でも構わない。また、加工方法は通常のフォトリ
ソグラフィとエッチング技術を用いてもよいし、フォト
レジストとドライエッチング装置を用いたエッチバック
法やCMP(chemical mechanical polish)のような
平坦化技術を用いてもよい。
ート絶縁膜260と第2のゲート絶縁膜270の形成順
序は逆でも構わない。また、加工方法は通常のフォトリ
ソグラフィとエッチング技術を用いてもよいし、フォト
レジストとドライエッチング装置を用いたエッチバック
法やCMP(chemical mechanical polish)のような
平坦化技術を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、ゲート絶縁膜の膜厚
をチャネル領域の央部上よりもソース・ドレイン領域の
近傍を厚くすることにより、または、ゲート絶縁膜の誘
電率をチャネル領域の央部上よりソース・ドレイン領域
の近傍を小さくすることにより、ゲート絶縁膜の単位面
積当りの静電容量がチャネル領域上の央部よりソース・
ドレイン領域の近傍の方が小さくなり、ソース・ドレイ
ン領域近傍に過度のゲート電界が加わらず、OFF電流
が低くなる。また、ゲート絶縁膜の膜厚または誘電率を
上記のように調整するだけであるため、素子特性のばら
つきが少なく再現性の高い薄膜トランジスタを実現で
き、製造歩留りも向上できる。
をチャネル領域の央部上よりもソース・ドレイン領域の
近傍を厚くすることにより、または、ゲート絶縁膜の誘
電率をチャネル領域の央部上よりソース・ドレイン領域
の近傍を小さくすることにより、ゲート絶縁膜の単位面
積当りの静電容量がチャネル領域上の央部よりソース・
ドレイン領域の近傍の方が小さくなり、ソース・ドレイ
ン領域近傍に過度のゲート電界が加わらず、OFF電流
が低くなる。また、ゲート絶縁膜の膜厚または誘電率を
上記のように調整するだけであるため、素子特性のばら
つきが少なく再現性の高い薄膜トランジスタを実現で
き、製造歩留りも向上できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における薄膜トラン
ジスタの製造方法を示す工程断面図である。
ジスタの製造方法を示す工程断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における薄膜トラン
ジスタの製造方法を示す工程断面図である。
ジスタの製造方法を示す工程断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における薄膜トラン
ジスタの製造方法を示す工程断面図である。
ジスタの製造方法を示す工程断面図である。
10,110,210 ガラス基板 20,120,220 絶縁膜 30,130,230 非晶質シリコン薄膜 50,150,250 ポリシリコン薄膜(半導体層) 55,155,255 ソース・ドレイン領域 56,156,256 チャネル領域 60,260 第1のゲート絶縁膜 70,270 第2のゲート絶縁膜 160 ゲート絶縁膜 80,180,280 ゲート電極 90,190,290 絶縁膜 95,195,295 ソース・ドレイン電極
Claims (7)
- 【請求項1】 絶縁性基板上にチャネル領域およびソー
ス・ドレイン領域を有する半導体層を形成し、この半導
体層上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成した薄
膜トランジスタであって、 前記ゲート絶縁膜の膜厚を、前記チャネル領域の央部上
よりも前記ソース・ドレイン領域の近傍を厚くしたこと
を特徴とする薄膜トランジスタ。 - 【請求項2】 ゲート絶縁膜は、半導体層上に形成した
第1のゲート絶縁膜と、この第1のゲート絶縁膜上に形
成した第2のゲート絶縁膜とからなり、前記半導体層の
チャネル領域の央部上に前記第1のゲート絶縁膜または
前記第2のゲート絶縁膜の非形成部を設けた請求項1記
載の薄膜トランジスタ。 - 【請求項3】 絶縁性基板上にチャネル領域およびソー
ス・ドレイン領域を有する半導体層を形成し、この半導
体層上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成した薄
膜トランジスタであって、 前記ゲート絶縁膜の誘電率を、前記チャネル領域の央部
上より前記ソース・ドレイン領域の近傍を小さくしたこ
とを特徴とする薄膜トランジスタ。 - 【請求項4】 絶縁性基板上にチャネル領域およびソー
ス・ドレイン領域となる半導体層を形成する工程と、 前記半導体層のチャネル領域の央部を除く領域上に第1
のゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記第1のゲート絶縁膜および前記半導体層上に第2の
ゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体層のチャネル領域上に前記第1および第2の
ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体層のソース・
ドレイン領域に不純物を導入する工程とを含む薄膜トラ
ンジスタの製造方法。 - 【請求項5】 絶縁性基板上にチャネル領域およびソー
ス・ドレイン領域となる半導体層を形成する工程と、 前記半導体層上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程
と、 前記第1のゲート絶縁膜の前記半導体層のチャネル領域
の央部上を除く領域上に第2のゲート絶縁膜を形成する
工程と、 前記半導体層のチャネル領域上に前記第1および第2の
ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体層のソース・
ドレイン領域に不純物を導入する工程とを含む薄膜トラ
ンジスタの製造方法。 - 【請求項6】 絶縁性基板上にチャネル領域およびソー
ス・ドレイン領域となる半導体層を形成する工程と、 前記半導体層上にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体層のチャネル領域の央部上の前記ゲート絶縁
膜をエッチングして膜厚を薄くする工程と、 前記半導体層のチャネル領域上に前記ゲート絶縁膜を介
してゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体層のソース・
ドレイン領域に不純物を導入する工程とを含む薄膜トラ
ンジスタの製造方法。 - 【請求項7】 絶縁性基板上にチャネル領域およびソー
ス・ドレイン領域となる半導体層を形成する工程と、 前記半導体層のチャネル領域の央部を除く領域上に誘電
率の小さい第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体層のチャネル領域の央部上に誘電率の大きい
第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体層のチャネル領域上に前記第1および第2の
ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体層のソース・
ドレイン領域に不純物を導入する工程とを含む薄膜トラ
ンジスタの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8326615A JPH10173190A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8326615A JPH10173190A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10173190A true JPH10173190A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18189790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8326615A Pending JPH10173190A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10173190A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000196099A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-14 | Matsushita Electronics Industry Corp | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
| JP2003007719A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 薄膜トランジスタおよびそれを用いた表示装置 |
| JP2006093652A (ja) * | 2004-09-20 | 2006-04-06 | Samsung Sdi Co Ltd | 有機薄膜トランジスタ及びこれを備えた平板表示装置 |
| KR100770729B1 (ko) | 2005-03-30 | 2007-10-30 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 반도체 장치의 제조 방법 및 전자 기기의 제조 방법 |
| CN100431149C (zh) * | 2000-06-28 | 2008-11-05 | 株式会社半导体能源研究所 | 半导体器件及其制造方法 |
| JP2012256838A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-12-27 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置 |
| CN110854205A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-02-28 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种薄膜晶体管及制作方法、显示面板及显示装置 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP8326615A patent/JPH10173190A/ja active Pending
Cited By (8)
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