JPH10174080A - データの伝送方法及び送信、受信装置 - Google Patents

データの伝送方法及び送信、受信装置

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JPH10174080A
JPH10174080A JP33082096A JP33082096A JPH10174080A JP H10174080 A JPH10174080 A JP H10174080A JP 33082096 A JP33082096 A JP 33082096A JP 33082096 A JP33082096 A JP 33082096A JP H10174080 A JPH10174080 A JP H10174080A
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JP
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dependent
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JP33082096A
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English (en)
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Takuya Inoue
卓哉 井上
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セキュリティを確保しながら大容量のデータ
伝送を可能とする。 【解決手段】 CPU20は、HDD26あるいはリム
ーバブルHDD27内からMPEG2データを読み出
し、Iピクチャのみ抽出して基本データとしてRAM2
2に記憶させる。そして、Iピクチャを削除し、残りの
データを従属データとしてRAM22に記憶させる。両
者に共通の名を付け、従属データを衛星回線にて送信
し、基本データを地上回線にて送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信装置から受信
装置に対してデータを伝送する方法に関し、特に多数の
受信装置に対して大容量データを同時送信可能な放送手
段を利用した伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば映像データ等の大きなサイ
ズのデータを各地にある受信装置に対して配信する場合
には、データをディジタル符号化し、さらに圧縮などを
施して伝送データ量を軽減することが考えられている。
しかし、このような処理を施してもまだそのデータ量は
大きく、電話網やISDN等の通信回線を使用した配信
ではコストや通信容量などの観点から実用にはほど遠い
ものであった。一方、例えば通信/放送衛星などを用い
た放送形式によるデータ伝送があるが、これは大きな通
信容量を持ち、複数の受信装置に対して同時にデータを
送信できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな放送形式によるデータ送信を採用した場合には、
「放送」という広範囲の不特定多数への同時送信という
特性のために、例えば正規契約者など配信側の意図する
受信者だけでなく、それ以外の意図しない者であって
も、放送された内容を比較的容易に受信できてしまうた
め、送信するデータの秘匿性の保持など、セキュリティ
の点で問題が存在する。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、放送形式による大容量データの
同時送信という利点を持ちながら、送信データのセキュ
リティも確保可能なデータ伝送方法及びその伝送方法を
実現するための送信装置及び受信装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた本発明は、請求項1に記載し
たように、送信装置から受信装置に対してデータを伝送
する方法であって、前記データの一部を基本データとし
て抽出すると共に、該基本データ以外のデータは、前記
基本データを用いて作成されるデータ又は当該基本デー
タを用いて作成されたデータを用いて作成されるデータ
である従属データに変換し、前記基本データについて
は、前記受信装置を特定して送信可能な通信手段を介し
て前記送信装置より伝送すると共に、前記従属データは
不特定多数に同時送信可能な放送手段を介して前記送信
装置より伝送し、前記受信装置においては、前記通信手
段を介して伝送された前記基本データ及び前記放送手段
を介して伝送された前記従属データに基づいて前記デー
タを復元するようにしたことを特徴とする。
【0006】本データの伝送方法によれば、送信装置か
ら受信装置に対して伝送すべきデータの一部が基本デー
タとして抽出される。それと共に、その基本データ以外
のデータは、基本データを用いて作成されるデータ又は
その基本データを用いて作成されたデータを用いて作成
されるデータである従属データに変換される。そして、
基本データについては、受信装置を特定して送信可能な
通信手段を介して送信装置より伝送され、従属データは
不特定多数に同時送信可能な放送手段を介して送信装置
より伝送される。一方、受信装置においては、通信手段
を介して伝送された基本データ及び放送手段を介して伝
送された従属データに基づいてデータを復元する。
【0007】このように、送信装置から受信装置に対し
てデータを伝送する場合に、放送手段を介しての送信を
利用しているため、全ての受信装置に対して個別にデー
タを送信する場合に比べ、放送形式による大容量データ
の同時送信という利点を得ることができる。したがっ
て、1台の送信装置が多数の受信装置に対してデータを
伝送する必要があるシステムなどに採用すれば、非常に
効果的である。
【0008】しかし放送形式によるデータ送信の場合に
は、従来技術の問題点としても述べたように、「放送」
という広範囲の不特定多数への同時送信という特性のた
めに、例えば正規契約者など配信側の意図する受信者だ
けでなく、それ以外の意図しない者であっても、放送さ
れた内容を比較的容易に受信できてしまうため、送信す
るデータの秘匿性の保持など、セキュリティの点で問題
が存在する。
【0009】そのようなセキュリティに対しても本伝送
方法は有効である。すなわち、データの全てを放送手段
によって送信するのではなく、基本データについては受
信装置を特定して送信可能な通信手段を介して伝送し、
従属データは放送手段を介して伝送している。そして、
この基本データと従属データとの関係にセキュリティ確
保の要因がある。つまり、データの一部を基本データと
して抽出すると共に、その基本データ以外の従属データ
は、基本データを用いて作成されるデータ又はその基本
データを用いて作成されたデータを用いて作成されるデ
ータとして変換されたものとされているのである。
【0010】これによって、例えば上述した放送手段に
よって送信された従属データを、データ送信側の意図し
ない受信者が傍受したとしても、この従属データだけで
は元のデータを復元することは不可能である。そして、
例えば単にデータを分割しただけでは、その分割データ
自体でも実質的に意味のあるデータとなることがある
が、本方法では、基本データを用いて作成されるデータ
あるいはそのデータをさらに用いて作成されるデータを
従属データとしてあるので、従属データだけでは実質的
に意味のあるデータとはならない。つまり、基本データ
の送信を受けた受信装置のみにおいてデータを復元する
ことができるので、データ内容のセキュリティが確保で
きる。
【0011】このように、本発明のデータの伝送方法に
よれば、放送形式による大容量データの同時送信という
利点を持ちながら、送信データのセキュリティも確保で
きるのである。なお、請求項2に示すように、前記従属
データについては、その従属データを作成する元となっ
たデータを特定するための情報を付加して前記送信装置
から伝送し、前記受信装置においては、前記基本データ
及び前記従属データに基づくと共に、前記付加された情
報によって従属データの作成元となるデータを特定し、
前記データを復元するようにしてもよい。
【0012】これは、従属データがどの基本データを元
にして作成されたかが受信装置側において特定できるよ
うにするため、従属データにその特定するための情報を
付加するのである。もちろん、所定の規則に従えばどの
基本データを元にして作成されたかを受信装置側におい
て特定できる場合もあるが、送信する従属データ自体に
付加しておけば、その従属データの解析だけで対応でき
るので、装置の構成面での利点が得られる。
【0013】そして、このようなデータの一例として
は、例えば請求項3に示すようにMPEGのビデオ符号
化方式に基づいて圧縮された画像データであることが考
えられる。そして、この場合には、前記基本データには
I(Intra coded )ピクチャが含まれ、従属データには
P(Predictive coded)ピクチャ及びB(Bidirectiona
lly Predictive coded)ピクチャが含まれ、さらに従属
データに付加される情報がIピクチャのヘッダ情報であ
ることが考えられる。
【0014】これは、Iピクチャはイントラ(画面内)
符号化の画面で他画面とは独立して符号化されたもので
あるのに対し、Pピクチャは前方向予測符号化画面で、
時間的に過去に位置するI又はPピクチャから動き補償
予測符号化を行ったものであり、Bピクチャは前方向予
測符号化画面で、時間的に前後に位置するI又はPピク
チャを用いて前方向、後方向または両方向の画面から動
き補償予測符号化を行ったものである。
【0015】つまり、PピクチャやBピクチャは他のフ
レームとの差異を持って符号化されたものであるので、
原信号を符号化したIピクチャが存在しなければそれだ
けでは実質的に意味のないデータとなる。したがって、
基本データとしてのIピクチャについてはセキュリティ
度合の高い通信手段によって送信し、それ以外のPピク
チャやBピクチャについては放送手段によって送信する
ことで、放送形式による大容量データの同時送信という
利点を持ちながら、送信データのセキュリティも確保で
きるのである。
【0016】もちろん、本方法に適用可能なデータとし
てはMPEGデータには限定されない。例えば、データ
を所定単位のデータ群に分割し、1番目のデータ群を基
本データとすると共に、2番目のデータ群については基
本データとの差分を取り、3番目のデータ群については
2番目のデータとの差分を取り、という具合いに、直前
のデータ群との差分を従属データとすることも考えられ
る。この場合も、差分データだけでは実質的に意味がな
く、結局基本データがなければ元のデータは作成できな
い。
【0017】そして、このようなデータの伝送方法を実
現する送信装置としては、例えば請求項4に記載した構
成が考えられる。すなわち、データの一部を基本データ
として抽出すると共に、該基本データ以外のデータは、
前記基本データを用いて作成されるデータ、あるいは当
該基本データを用いて作成されたデータを用いて作成さ
れるデータである従属データに変換するデータ抽出・変
換手段と、前記基本データを、前記受信装置を特定して
送信可能な通信手段を介して伝送する第1の伝送手段
と、前記従属データを、不特定多数に同時送信可能な放
送手段を介して伝送する第2の伝送手段とを備えること
を特徴とする。
【0018】また、受信装置としては、例えば請求項5
に記載した構成が考えられる。すなわち、通信手段を介
して送信装置から伝送されてきたデータの一部としての
基本データを受信する第1の受信手段と、放送手段を介
して伝送されてきた前記基本データ以外のデータを受信
する第2の受信手段を備えており、前記前記基本データ
以外のデータは、前記基本データを用いて作成されるデ
ータ、あるいは当該基本データを用いて作成されたデー
タを用いて作成されるデータである従属データであっ
て、前記第1の受信手段にて受信した前記基本データ及
び前記第2の受信手段にて受信した前記従属データに基
づいて前記データを復元する復元手段を備えることを特
徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本データ伝送方法
を実現する一実施形態としての伝送システムの概略構成
を示すブロックである。この伝送システムは、「送信装
置」としての1台のセンタ2と、「受信装置」としての
複数の端末1とから構成されており、公衆回線50を介
しての「地上回線による送信」と衛星30を介して「衛
星回線による送信」の2種類のデータ送信が可能とされ
ている。そして、公衆回線50を介した場合には、セン
タ2から端末1を特定してデータを送信することができ
る。例えば公衆回線50が電話回線であれば、センタ2
から端末1の電話番号を指定して発呼することにより所
望の端末1への接続が実現できる。一方、衛星30を介
する場合には、いわゆる放送形式により不特定多数の端
末1に対してデータを同時送信することができる。
【0020】まず、端末1について説明する。図2は、
端末1の内部構成を示すブロック図である。図2に示す
通り、端末1は、公衆回線50を通してセンタ2とデー
タ通信を行なうためのモデム13と、そのモデム13を
介して取り込んだデータを一時的に蓄えておくために用
いられる一時記憶手段としてのRAM12と、センタ2
から衛星30を介して放送されるデータが多重化された
衛星放送波を受信するパラボラアンテナ110に接続さ
れ、その衛星放送波から多重化されているデータを分離
するためのチューナ15と、分離したデータを復調する
復調器14とを備えている。なお、復調器14によって
復調されたデータは、やはりRAM12に一時的に蓄え
られ、上述のモデム13を介して取り込み一時的に蓄え
ておいたデータとで所定のデータが復元されて記憶手段
としてのHDD16に記憶される。なお、本実施形態で
は、このHDD16に記憶されるデータはMPEG2ビ
デオ符号化方式に基づいて圧縮された画像データとす
る。このデータ復元に関する処理については後述する。
【0021】また、端末1は、その他にも、利用者から
のリモコン112によるリクエストを受け付けるための
リモコン受光部18と、HDD16に保存されているM
PEG2データを復号するためのMPEG2デコーダ1
7を備えている。なお、そのMPEG2デコーダ17に
よって復号された画像データは、表示手段としてのCR
T11において表示出力することができるようにされて
いる。
【0022】なお、前記モデム13が「第1の受信手
段」に該当し、前記パラボラアンテナ110、チューナ
15及び復調器14が「第2の受信手段」に該当する。
また、CPU10が「復元手段」に該当する。続いてセ
ンタ2について説明する。図3は、センタ2の内部構成
を示すブロック図である。
【0023】センタ2は、公衆回線50を通して端末1
とデータ通信を行なうためのモデム23と、端末1に対
して伝送すべきデータを記憶している記憶手段としての
HDD26及びリムーバブルHDD27と、その伝送す
べきデータから地上回線を介して送信する基本データを
抽出すると共に、それ以外のデータに所定の処理を施
し、衛星回線を介して送信する従属データとして変換す
る処理などを実行する制御手段としてのCPU20と、
そのCPU20が実行するプログラムを記憶しているR
OM21と、一時記憶手段としてのRAM22と、前記
従属データを衛星回線にて送信するための制御を行なう
送信制御装置24と、そのデータを変調して衛星放送波
に多重化させる変調器25とを備えている。そして、そ
の変調器25にて変調された衛星放送波は、パラボラア
ンテナ210にて衛星30に送信される。
【0024】なお、CPU20が「データ抽出・変換手
段」に該当する。また、前記モデム23が「第1の伝送
手段」に該当し、前記送信制御装置24、変調器25及
びパラボラアンテナ210が「第2の伝送手段」に該当
する。上述のHDD16に記憶されるデータは、MPE
G2ビデオ符号化方式に基づいて圧縮された画像データ
(以下、MPEG2データと呼ぶ。)であるが、ここ
で、このMPEG2データについて説明する。
【0025】MPEG2形式で圧縮された画像データ
は、図7に示すように、イントラ(画面内)符号化の画
面で他画面とは独立して符号化されたI(Intra coded
)ピクチャと、前方向予測符号化画面で、時間的に過
去に位置するI又はPピクチャから動き補償予測符号化
を行ったP(Predictive coded)ピクチャ及び前方向予
測符号化画面で、時間的に前後に位置するI又はPピク
チャを用いて前方向、後方向または両方向の画面から動
き補償予測符号化を行ったB(Bidirectionally Predic
tive coded)ピクチャからなる。
【0026】つまり、PピクチャやBピクチャは他のフ
レームとの差異を持って符号化されたものであるので、
原信号を符号化したIピクチャが存在しなければそれだ
けでは実質的に意味のないデータとなる。本実施形態の
伝送システムは、このようなMPEG2データの性質を
利用し、Iピクチャを「基本データ」として、セキュリ
ティ度合の高い地上回線にて端末1へ送信し、それ以外
のPピクチャやBピクチャを「従属データ」として、放
送形式による大容量データの同時送信という利点が得ら
れる衛星回線にて端末1へ送信することによって、大容
量データの同時送信と送信データのセキュリティの確保
を共に実現しようとするものである。
【0027】このセンタ2から端末1へのデータ伝送に
かかる処理について、図4,5のフローチャートも参照
して説明する。まず、図4を参照して、センタ2におけ
るデータ送信処理について説明する。最初のステップS
10においては、HDD26あるいはリムーバブルHD
D27内から、端末1へ伝送するMPEG2データを読
み出し、Iピクチャを抽出する。図6に示すように、M
PEG2データはI1→B3→P2→B5→P4→I6
→B8→P7→B10→P9→I11→B13→P12
→B15→P14→I16→……というような順番でピ
クチャが並んでいるものとする。なお、ここでI,P,
Bの後に付されている番号は符号化の順番を示してい
る。時間的に後方に位置するI,PピクチャがBピクチ
ャに先行して符号化されるため、I1→B3→P2→B
5→P4……というような順番になる。なお、復号処理
もこの順番で行われ、画像出力するときに元の順番に直
して表示する。
【0028】結局、S10ではIピクチャのみ抽出する
ので、図6に示すように、I1,I6,I11,I16
……という「基本データ」となる。このように抽出した
基本データはRAM22に一時的に保存される。続くS
20では、元のMPEG2データにおいて、Iピクチャ
についてはヘッダのみを残してIピクチャ本体を削除す
る。したがって、この場合は、図6に示すように、I1
のヘッダ,B3,P2,B5,P4,I6のヘッダ,B
8,P7,B10,P9,I11のヘッダ……という
「従属データ」となる。このようにして得た従属データ
はRAM22に一時的に保存される。
【0029】続くS30では、S10の処理によって得
たIピクチャのみからなる基本データと、S20の処理
によって得たIピクチャのヘッダ、Pピクチャ及びBピ
クチャからなる従属データに共通のデータ名を付ける。
そして、S40では従属データを衛星回線にて送信し、
S50では基本データを地上回線にて送信する。
【0030】衛星回線にて従属データを送信する場合に
は、従属データを送信制御装置24を介して変調器25
に転送し、変調器25にてその従属データを変調して衛
星放送波に多重化する。そして、その変調器25にて変
調された衛星放送波はパラボラアンテナ210にて衛星
30に送信される。また、地上回線にて基本データを送
信する場合には、モデム23及び公衆回線50を介して
送信先の端末1と接続した上で、基本データを送信す
る。
【0031】次に、図5も参照して、端末1におけるデ
ータ受信処理及びその後のデータ復元処理について説明
する。最初のステップS110においては、衛星回線と
地上回線から共通のデータ名を持つもの、つまり基本デ
ータと従属データを受信したかどうかを判断する。な
お、この判断の前提を説明する。上述したように、地上
回線、つまり公衆回線50を介してはセンタ2から送信
先の端末1が指定されて基本データが送信されてくる。
したがって、端末1は、その基本データをモデム13を
介して受信してRAM12に一時的に記憶しておく。一
方、衛星回線、つまり衛星30からは従属データが多重
化された衛星放送波が送信される。これは放送波なので
不特定多数の端末1に対して同時送信されることとな
る。そのため、端末1にて受信する準備ができていれ
ば、パラボラアンテナ110、チューナ15及び復調器
14を介して適宜受信し、復調器14によって復調され
たデータはRAM12に一時的に記憶される。
【0032】したがって、S110での判断は、共通の
データ名を持つ基本データと従属データが共に受信され
てRAM12に記憶されているかどうかで判断できるこ
ととなる。そして、両データ(基本データ及び従属デー
タ)が共にRAM12に記憶されていれば(S110:
YES)、S120へ移行し、両データに含まれるIピ
クチャヘッダ情報を基にして元データであるMPEG2
データを再構成する。これは、センタ2において基本デ
ータと従属データを抽出・変換する処理を説明したが、
その逆の処理を行なうこととなる、つまり、図6に示す
ように、I1のヘッダ,B3,P2,B5,P4,I6
のヘッダ,B8,P7,B10,P9,I11のヘッダ
……からなる従属データのIピクチャヘッダのある位置
に、基本データにおける同じIピクチャヘッダを持つI
ピクチャを組入れるようにして、MPEG2データを再
構成する。
【0033】続くS130では、再構成したMPEG2
データをHDD16に保存する。これによって端末1に
おけるデータの受信、復元及び保存の処理が終了する。
このように、本実施形態の伝送システムにおいては、セ
ンタ2から端末1に対してデータを伝送する場合に、衛
星回線による衛星放送波に多重化して送信しているた
め、全ての端末1に対して個別にデータを送信する場合
に比べ、放送形式による大容量データの同時送信という
利点を得ることができる。したがって、1台のセンタ2
が多数の端末1に対してデータを伝送する必要があるシ
ステムにおいては非常に効果的である。
【0034】しかし、放送形式によるデータ送信の場合
には、「放送」という広範囲の不特定多数への同時送信
という特性のために、例えば正規契約者以外の所有する
端末1でも衛星放送波を受信することができてしまう。
つまり配信側の意図する受信者だけでなく、それ以外の
意図しない者であっても放送された内容を比較的容易に
受信できてしまうため、送信するデータの秘匿性の保持
など、セキュリティの点で問題が存在する。
【0035】そのようなセキュリティに対しても本シス
テムでは考慮して対応している。つまり、データの全て
を衛星回線を利用して送信するのではなく、基本データ
については地上回線を利用して送信している。公衆回線
50を介するため送信先の端末1を特定してデータ送信
が可能である。
【0036】そしてさらに、この基本データと従属デー
タとの関係にセキュリティ確保の要因がある。つまり、
データの一部を基本データとして抽出すると共に、その
基本データ以外の従属データは、基本データを用いて作
成されるデータ又はその基本データを用いて作成された
データを用いて作成されるデータとして変換されたもの
とされているのである。
【0037】上述した例では、元データとしてのMPE
G2データに対して、Iピクチャを基本データとし、
P,Bピクチャは従属データとしている。Iピクチャは
イントラ(画面内)符号化の画面で他画面とは独立して
符号化されたものであるのに対し、Pピクチャは前方向
予測符号化画面で、時間的に過去に位置するI又はPピ
クチャから動き補償予測符号化を行ったものであり、B
ピクチャは前方向予測符号化画面で、時間的に前後に位
置するI又はPピクチャを用いて前方向、後方向または
両方向の画面から動き補償予測符号化を行ったものであ
る。そのため、PピクチャやBピクチャは他のフレーム
との差異を持って符号化されたものであるので、原信号
を符号化したIピクチャが存在しなければそれだけでは
実質的に意味のないデータとなる。
【0038】また、基本データについては地上回線にて
送信しているが、端末1は公衆回線50を介してセンタ
2との1対1の接続・通信が必要であり、この際に正規
契約されている端末1とそうでない端末1とを識別し、
正規契約されていない端末を排除する処理については、
例えばセンタ1側から契約によって登録された電話番号
を持つ端末1にしか配信を行わない等の方法で比較的容
易に実現することができる。
【0039】したがって、基本データとしてのIピクチ
ャについてはセキュリティ度合の高い地上回線によって
送信し、従属データとしてのPピクチャやBピクチャに
ついては衛星回線による衛星放送波にて送信すること
で、放送形式による大容量データの同時送信という利点
を持ちながら、送信データのセキュリティも確保できる
のである。
【0040】以上、本発明はこのような実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。例えば、上記実施
形態においては、伝送対象のデータとしてMPEG2デ
ータを採用したが、本発明に適用可能なデータとしては
それには限定されない。例えば、データを所定単位のデ
ータ群に分割し、1番目のデータ群を基本データとする
と共に、2番目のデータ群については基本データとの差
分を取り、3番目のデータ群については2番目のデータ
との差分を取り、という具合いに、直前のデータ群との
差分を従属データとすることも考えられる。このような
差分を取ったデータの例を図8を参照してさらに具体的
に説明する。
【0041】図8(A)に示すように、元データが数字
列による「43785427854379542890
……」であったとする。この場合には、まず図8(B)
に示すように、5つの数字列で構成されるデータ群に分
割する。したがって、「43785」、「4278
5」、「43795」、「42890」……となる。次
にデータ圧縮をするのであるが、最初のデータ群「43
785」だけはそのまま残して基本データとする。そし
て、次のデータ群からは直前のデータ群との差分を取
る。
【0042】したがって、2番目のデータ群「4278
5」については1番目のデータ群「43785」との差
分データ「1,−1」が得られる。なお、この差分デー
タの表記について説明しておくと、この場合には図8
(B)に示すように、データ群を構成する5つの数字列
にアドレス0,1,2,3,4が付されている。したが
って、差分データ「1,−1」の意味は、アドレス1の
データについて−1だけ差があるということである。
【0043】同様にして、3番目のデータ群「4279
5」については2番目のデータ群「42785」との差
分データ「3,+1」が得られ、4番目のデータ群「4
2890」については3番目のデータ群「42795」
との差分データ「2,+1;4−5」が得られる。な
お、差分データ「2,+1;4−5」の意味は、アドレ
ス2のデータについて+1だけ差があり、さらにアドレ
ス4のデータについて−5だけ差があるということであ
る。
【0044】この場合も、従属データである差分データ
を放送形式で送信するのであるが、この差分データも基
本データがないと意味のないデータとなるため、この差
分データだけ不正に取得されても、元のデータ列の内容
が知られるおそれが非常に少なくなる。
【0045】なお、上記実施形態においては、衛星30
を利用した衛星回線によるデータ送信を例に取ったが、
このような衛星30を利用しない地上波による放送形式
のデータ送信であっても、同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の伝送システムの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 実施形態の端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 実施形態におけるセンタの構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 実施形態のセンタにおいて実行されるデータ
送信等にかかる動作を示すフローチャートである。
【図5】 実施形態の端末において実行されるデータ受
信等にかかる動作を示すフローチャートである。
【図6】 基本データと従属データの抽出・変換の仕方
の説明図である。
【図7】 MPEG2データのI,P,Bピクチャの説
明図である。
【図8】 基本データ及び従属データの別態様を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…端末 2…センタ 13…モデム 14…復調器 15…チューナ 16…HDD 17…MPEG2デコーダ 18…リモコン受光部 23…モデム 24…送信制御装置 25…変調器 26…HDD 27…リムーバブルHDD 30…衛星 50…公衆回線 110…パラボラアンテ
ナ 112…リモコン 210…パラボラアン
テナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置から受信装置に対して所定のデ
    ータを伝送する方法であって、 前記データの一部を基本データとして抽出すると共に、
    該基本データ以外のデータは、前記基本データを用いて
    作成されるデータ又は当該基本データを用いて作成され
    たデータを用いて作成されるデータである従属データに
    変換し、 前記基本データについては、前記受信装置を特定して送
    信可能な通信手段を介して前記送信装置より伝送すると
    共に、前記従属データは不特定多数に同時送信可能な放
    送手段を介して前記送信装置より伝送し、 前記受信装置においては、前記通信手段を介して伝送さ
    れた前記基本データ及び前記放送手段を介して伝送され
    た前記従属データに基づいて前記データを復元するよう
    にしたことを特徴とするデータの伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記従属データについては、その従属デ
    ータを作成する元となったデータを特定するための情報
    を付加して前記送信装置から伝送し、前記受信装置にお
    いては、前記基本データ及び前記従属データに基づくと
    共に、前記付加された情報によって従属データの作成元
    となるデータを特定し、前記データを復元するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のデータの伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記データはMPEGのビデオ符号化方
    式に基づいて圧縮された画像データであって、前記基本
    データにはI(Intra coded )ピクチャが含まれてお
    り、前記従属データにはP(Predictive coded)ピクチ
    ャ及びB(Bidirectionally Predictive coded)ピクチ
    ャが含まれており、さらに前記従属データに付加される
    情報がIピクチャのヘッダ情報であることを特徴とする
    請求項2記載のデータの伝送方法。
  4. 【請求項4】 データの一部を基本データとして抽出す
    ると共に、該基本データ以外のデータは、前記基本デー
    タを用いて作成されるデータ、あるいは当該基本データ
    を用いて作成されたデータを用いて作成されるデータで
    ある従属データに変換するデータ抽出・変換手段と、 前記基本データを、受信装置を特定して送信可能な通信
    手段を介して伝送する第1の伝送手段と、 前記従属データを、不特定多数に同時送信可能な放送手
    段を介して伝送する第2の伝送手段と、 を備えることを特徴とする送信装置。
  5. 【請求項5】 通信手段を介して送信装置から伝送され
    てきたデータの一部としての基本データを受信する第1
    の受信手段と、 放送手段を介して伝送されてきた前記基本データ以外の
    データを受信する第2の受信手段とを備えており、 前記基本データ以外のデータは、前記基本データを用い
    て作成されるデータ、あるいは当該基本データを用いて
    作成されたデータを用いて作成されるデータである従属
    データであって、 前記第1の受信手段にて受信した前記基本データ及び前
    記第2の受信手段にて受信した前記従属データに基づい
    て前記データを復元する復元手段を備えることを特徴と
    する受信装置。
JP33082096A 1996-12-11 1996-12-11 データの伝送方法及び送信、受信装置 Pending JPH10174080A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006518576A (ja) * 2003-02-19 2006-08-10 ソニー エレクトロニクス インク コピー保護方法及びコピー保護システム
US7818779B2 (en) 2002-03-28 2010-10-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Digital broadcast transmission device and method thereof, and digital broadcast reception device and method thereof
JP2016502823A (ja) * 2013-03-15 2016-01-28 エコスター テクノロジーズ エル.エル.シー.Echostar Technologies L.L.C. メディアコンテンツの非対称コンテンツ配信

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