JPH10175271A - 成形可能な離型シート及びその製造方法 - Google Patents
成形可能な離型シート及びその製造方法Info
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- JPH10175271A JPH10175271A JP33821596A JP33821596A JPH10175271A JP H10175271 A JPH10175271 A JP H10175271A JP 33821596 A JP33821596 A JP 33821596A JP 33821596 A JP33821596 A JP 33821596A JP H10175271 A JPH10175271 A JP H10175271A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- electron beam
- release sheet
- release
- polyester
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 離型シート製造時にシートの収縮、変形が起
こらず、離型性及び成形性に優れた、包装材料などに有
用な成形可能な離型シートを提供する。 【解決手段】 ポリエステルシートの少なくとも片面
に、電子線硬化型シリコーン化合物からなる層を設けた
成形可能な離型シート。
こらず、離型性及び成形性に優れた、包装材料などに有
用な成形可能な離型シートを提供する。 【解決手段】 ポリエステルシートの少なくとも片面
に、電子線硬化型シリコーン化合物からなる層を設けた
成形可能な離型シート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形可能な離型シ
ート及びその製造方法に関し、さらに詳しくはポリエス
テルシートをベースシートとした、離型性及び成形性に
優れ、包装材料などに有用な成形可能な離型シート及び
その製造方法に関する。
ート及びその製造方法に関し、さらに詳しくはポリエス
テルシートをベースシートとした、離型性及び成形性に
優れ、包装材料などに有用な成形可能な離型シート及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルシートは、真空成形法や圧
空成形法などの熱成形法により成形され、包装容器など
に用いられている。ところが、このポリエステルシート
は、シートを取り扱う際のシート同士の離型性や成形さ
れた容器を積み重ねた際の容器同士の離型性が不充分と
なる問題がある。
空成形法などの熱成形法により成形され、包装容器など
に用いられている。ところが、このポリエステルシート
は、シートを取り扱う際のシート同士の離型性や成形さ
れた容器を積み重ねた際の容器同士の離型性が不充分と
なる問題がある。
【0003】かかる欠点を改良するため、ポリエステル
シートの表面に離型剤としてシリコーンオイルを塗布す
る方法が採られている。しかし、この方法はシリコーン
オイルが成形や加工の際にポリエステルシートの表面か
ら失われて離型性が低下したり、シリコーンオイルを塗
布した面あるいはシリコーンオイルが転写した表面の印
刷性が劣る問題がある。
シートの表面に離型剤としてシリコーンオイルを塗布す
る方法が採られている。しかし、この方法はシリコーン
オイルが成形や加工の際にポリエステルシートの表面か
ら失われて離型性が低下したり、シリコーンオイルを塗
布した面あるいはシリコーンオイルが転写した表面の印
刷性が劣る問題がある。
【0004】上記の離型性が低下する問題や印刷性が劣
る問題を改良するため、ポリエステルシートに熱硬化型
のシリコーン離型層を積層する方法が考えられている
が、この方法ではシリコーン離型層を加熱硬化させるの
に少なくとも100℃以上の温度で10秒間以上加熱処
理することが必要となり、例えば未延伸ポリエステルシ
ートの場合、熱収縮により変形したり、結晶化が進み透
明性や成形性が低下する問題が生じる。
る問題を改良するため、ポリエステルシートに熱硬化型
のシリコーン離型層を積層する方法が考えられている
が、この方法ではシリコーン離型層を加熱硬化させるの
に少なくとも100℃以上の温度で10秒間以上加熱処
理することが必要となり、例えば未延伸ポリエステルシ
ートの場合、熱収縮により変形したり、結晶化が進み透
明性や成形性が低下する問題が生じる。
【0005】これらの問題を解決するには、紫外線硬化
型のシリコーン化合物で離型層を形成する方法が有効で
あるが、この方法の多くの場合、反応開始剤や感光剤が
必要となり、食品用途容器などへの使用が困難となる問
題が生じる。
型のシリコーン化合物で離型層を形成する方法が有効で
あるが、この方法の多くの場合、反応開始剤や感光剤が
必要となり、食品用途容器などへの使用が困難となる問
題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来技術の問題を解消し、離型性及び耐久性に優れた
離型層を有する成形可能な離型シート及びその製造方法
を提供することにある。
る従来技術の問題を解消し、離型性及び耐久性に優れた
離型層を有する成形可能な離型シート及びその製造方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するため次の構成からなる。 ア.ポリエステルシートの少なくとも片面に、電子線硬
化型シリコーン化合物からなる層を設けた成形可能な離
型シート。 イ.ポリエステルシートの少なくとも片面に電子線硬化
型シリコーン化合物を含む塗液を塗布し、電子線を照射
することにより形成される層を設ける成形可能な離型シ
ートの製造方法。 以下、本発明を詳細に説明する。
達成するため次の構成からなる。 ア.ポリエステルシートの少なくとも片面に、電子線硬
化型シリコーン化合物からなる層を設けた成形可能な離
型シート。 イ.ポリエステルシートの少なくとも片面に電子線硬化
型シリコーン化合物を含む塗液を塗布し、電子線を照射
することにより形成される層を設ける成形可能な離型シ
ートの製造方法。 以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】[ポリエステル]本発明において、ポリエ
ステルシートを構成するポリエステルは、芳香族二塩基
酸成分とジオール成分とからなる線状飽和ポリエステル
であり、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリト
リメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフ
タレート、ポリペンタメチレンテレフタレート、ポリヘ
キサメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−
ナフタレート、ポリテトラメチレン−2,6−ナフタレ
ート、ポリヘキサメチレン−2,6−ナフタレート、ポ
リトリメチレン−2,6−ナフタレート、ポリペンタメ
チレン−2,6−ナフタレートなどを挙げることができ
る。これらの中、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレートが好ましい。
ステルシートを構成するポリエステルは、芳香族二塩基
酸成分とジオール成分とからなる線状飽和ポリエステル
であり、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリト
リメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフ
タレート、ポリペンタメチレンテレフタレート、ポリヘ
キサメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−
ナフタレート、ポリテトラメチレン−2,6−ナフタレ
ート、ポリヘキサメチレン−2,6−ナフタレート、ポ
リトリメチレン−2,6−ナフタレート、ポリペンタメ
チレン−2,6−ナフタレートなどを挙げることができ
る。これらの中、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレートが好ましい。
【0009】かかるポリエステルは、単独の重合体であ
ってもよく、芳香族二塩基酸成分及び/又はジオール成
分として他の成分を共重合した共重合体であってもよ
い。さらに単独の共重合体あるいは共重合体を二種以上
混合したものであってもよい。
ってもよく、芳香族二塩基酸成分及び/又はジオール成
分として他の成分を共重合した共重合体であってもよ
い。さらに単独の共重合体あるいは共重合体を二種以上
混合したものであってもよい。
【0010】前述のポリエステルには、帯電防止剤や滑
剤などの改良剤を配合することができる。帯電防止剤と
しては、例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
などのごときスルホン酸基を有する化合物を挙げること
ができる。また、滑剤としては、平均粒径が0.01〜
20μmの有機微粒子や無機微粒子を、例えば0.00
5〜20重量%の割合で含有させることができる。かか
る微粒子の具体例としては、炭酸カルシウム、カオリ
ン、酸化ケイ素、硫酸バリウムなどの無機微粒子、架橋
ポリスチレン樹脂粒子、架橋シリコーン樹脂粒子、架橋
アクリル樹脂粒子などの有機微粒子を挙げることができ
る。
剤などの改良剤を配合することができる。帯電防止剤と
しては、例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
などのごときスルホン酸基を有する化合物を挙げること
ができる。また、滑剤としては、平均粒径が0.01〜
20μmの有機微粒子や無機微粒子を、例えば0.00
5〜20重量%の割合で含有させることができる。かか
る微粒子の具体例としては、炭酸カルシウム、カオリ
ン、酸化ケイ素、硫酸バリウムなどの無機微粒子、架橋
ポリスチレン樹脂粒子、架橋シリコーン樹脂粒子、架橋
アクリル樹脂粒子などの有機微粒子を挙げることができ
る。
【0011】[ポリエステルシート]本発明におけるポ
リエステルシートは、実質的に無配向であり、かつ非晶
状態のポリエステルからなるシートであることが、シー
トの成形性が良好となるため好ましく、無延伸シートで
あることがさらに好ましい。また、ポリエステルシート
の厚みは50〜500μmが好ましい。
リエステルシートは、実質的に無配向であり、かつ非晶
状態のポリエステルからなるシートであることが、シー
トの成形性が良好となるため好ましく、無延伸シートで
あることがさらに好ましい。また、ポリエステルシート
の厚みは50〜500μmが好ましい。
【0012】かかるポリエステルシートは、従来から知
られている方法で製造することができる。例えば、ポリ
エステルを乾燥後、押出機にて溶融し、ダイ(例えばT
−ダイ、I−ダイなど)から冷却体上に押出し、急冷し
て実質的に非晶状態の未延伸シートとする方法が特に好
ましい。上記の冷却体としては、従来から用いられてい
る回転冷却ドラムが好ましく、例えば金属、プラスチッ
ク、ゴムなどを表面に有する冷却ドラムであって、その
内部に液体や気体の冷媒を循環させることによりドラム
表面を強制的に冷却できる構造のものが特に好ましい。
られている方法で製造することができる。例えば、ポリ
エステルを乾燥後、押出機にて溶融し、ダイ(例えばT
−ダイ、I−ダイなど)から冷却体上に押出し、急冷し
て実質的に非晶状態の未延伸シートとする方法が特に好
ましい。上記の冷却体としては、従来から用いられてい
る回転冷却ドラムが好ましく、例えば金属、プラスチッ
ク、ゴムなどを表面に有する冷却ドラムであって、その
内部に液体や気体の冷媒を循環させることによりドラム
表面を強制的に冷却できる構造のものが特に好ましい。
【0013】[離型層]本発明においては、前述のポリ
エステルシートの少なくとも片面に、電子線硬化型シリ
コーン化合物を硬化させて得られる離型層を設ける。該
離型層は、引張弾性率が5〜50kgf/cm2の範囲
にあることが離型シートを成形する際に離型層の破断や
ひび割れが生じないため好ましい。
エステルシートの少なくとも片面に、電子線硬化型シリ
コーン化合物を硬化させて得られる離型層を設ける。該
離型層は、引張弾性率が5〜50kgf/cm2の範囲
にあることが離型シートを成形する際に離型層の破断や
ひび割れが生じないため好ましい。
【0014】電子線硬化型シリコーン化合物としては、
ビニル基やアクリル基などの重合性二重結合を有するシ
リコーン樹脂であって、5Mrad以下の電子線量で硬
化するものが、ベースシートの強度低下がないため好ま
しい。重合性二重結合を有する電子線硬化型シリコーン
樹脂としては、特公昭63−196629号公報に記載
されたシリコーン樹脂が挙げられ、その代表例として
は、ゴールド・シュミット社製のRC−705、RC−
720などや、信越化学工業製のX−62−7213,
X−62−8010などが挙げられる。
ビニル基やアクリル基などの重合性二重結合を有するシ
リコーン樹脂であって、5Mrad以下の電子線量で硬
化するものが、ベースシートの強度低下がないため好ま
しい。重合性二重結合を有する電子線硬化型シリコーン
樹脂としては、特公昭63−196629号公報に記載
されたシリコーン樹脂が挙げられ、その代表例として
は、ゴールド・シュミット社製のRC−705、RC−
720などや、信越化学工業製のX−62−7213,
X−62−8010などが挙げられる。
【0015】これらの他、重合性二重結合を持たないポ
リジメチルシロキサンも用いることができるが、この場
合、樹脂の硬化のために10Mrad以上の電子線量が
必要となる。
リジメチルシロキサンも用いることができるが、この場
合、樹脂の硬化のために10Mrad以上の電子線量が
必要となる。
【0016】本発明においては、上記の電子線硬化型シ
リコーン化合物を含む塗液を塗布し、電子線照射により
硬化させて離型層を形成させる。かかる塗液は溶剤を含
まないことが好ましい。塗液に溶剤が含まれていると溶
剤を加熱して蒸発させる工程が必要になり、その際シー
トが熱収縮して変形する問題があるため好ましくない。
リコーン化合物を含む塗液を塗布し、電子線照射により
硬化させて離型層を形成させる。かかる塗液は溶剤を含
まないことが好ましい。塗液に溶剤が含まれていると溶
剤を加熱して蒸発させる工程が必要になり、その際シー
トが熱収縮して変形する問題があるため好ましくない。
【0017】かかる塗布の方法は、従来から知られてい
る方法を用いることができる。例えば、オフセットグラ
ビアコート法、グラビアロールコート法、トランスファ
ーロールコート法、バーコート法、ドクターブレード
法、リバースロールコート法、などのコーティング方法
を挙げることができる。これらの中、オフセットグラビ
アコート法、トランスファーロールコート法が好まし
く、コート用ロールを複数本数(例えば5本)用いたコ
ート法が好ましい。
る方法を用いることができる。例えば、オフセットグラ
ビアコート法、グラビアロールコート法、トランスファ
ーロールコート法、バーコート法、ドクターブレード
法、リバースロールコート法、などのコーティング方法
を挙げることができる。これらの中、オフセットグラビ
アコート法、トランスファーロールコート法が好まし
く、コート用ロールを複数本数(例えば5本)用いたコ
ート法が好ましい。
【0018】本発明においては、電子線硬化型シリコー
ン化合物を電子線照射により硬化させることにより離型
層を形成する。電子線を照射するには、電子線硬化装置
を用いる。この電子線硬化装置の種類としては、スポッ
ト状の電子ビームを処理すべきシートの幅だけ走査する
「走査型」、リニアフィラメントを持ち、カーテン状の
電子ビームを処理すべきシートの幅に均一に照射する
「カーテン型」が挙げられる。両者の中、樹脂硬化の線
量率依存性が改良され、装置の大きさが本発明の目的に
適合している「カーテン型」が好ましい。
ン化合物を電子線照射により硬化させることにより離型
層を形成する。電子線を照射するには、電子線硬化装置
を用いる。この電子線硬化装置の種類としては、スポッ
ト状の電子ビームを処理すべきシートの幅だけ走査する
「走査型」、リニアフィラメントを持ち、カーテン状の
電子ビームを処理すべきシートの幅に均一に照射する
「カーテン型」が挙げられる。両者の中、樹脂硬化の線
量率依存性が改良され、装置の大きさが本発明の目的に
適合している「カーテン型」が好ましい。
【0019】また、電子線加速器としては、コックロフ
トワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア
変圧器型、直線型、ダイナシトロン型、高周波型などが
挙げられる。
トワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア
変圧器型、直線型、ダイナシトロン型、高周波型などが
挙げられる。
【0020】また、これらの電子線のエネルギーとして
は、25〜2000keVの範囲、特に100〜500
keVの範囲であることが好ましい。
は、25〜2000keVの範囲、特に100〜500
keVの範囲であることが好ましい。
【0021】前述の方法で形成された離型層の厚みは特
に限定されないが、0.1〜5.0μmの範囲であるこ
とが好ましい。離型層の厚みがこの範囲内であると離型
性が良好となり、またキュアリングを短時間で実施でき
るため生産上好ましい。
に限定されないが、0.1〜5.0μmの範囲であるこ
とが好ましい。離型層の厚みがこの範囲内であると離型
性が良好となり、またキュアリングを短時間で実施でき
るため生産上好ましい。
【0022】[離型シート]本発明における離型シート
は、成形温度に加熱した際の延伸性が良好な、すなわち
成形可能なシートであるが、ここでいう成形とは、例え
ば真空成形、圧空成形、真空圧空成形などの熱成形、プ
レス成形などの圧縮成形などシートを出発材料として成
形体を得る成形方法をいう。これらのうち、真空成形が
好ましい。
は、成形温度に加熱した際の延伸性が良好な、すなわち
成形可能なシートであるが、ここでいう成形とは、例え
ば真空成形、圧空成形、真空圧空成形などの熱成形、プ
レス成形などの圧縮成形などシートを出発材料として成
形体を得る成形方法をいう。これらのうち、真空成形が
好ましい。
【0023】また、本発明における離型シートから得ら
れる成形体としては、例えばトレイ状、カップ状などを
挙げることができる。これらの中、絞り比(成形体の縦
方向あるいは横方向の長さと成形体の深さの比)が1以
下、さらに0.5以下のトレイ状またはカップ状の形状
が特に好ましい。
れる成形体としては、例えばトレイ状、カップ状などを
挙げることができる。これらの中、絞り比(成形体の縦
方向あるいは横方向の長さと成形体の深さの比)が1以
下、さらに0.5以下のトレイ状またはカップ状の形状
が特に好ましい。
【0024】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
る。離型シートの剥離強度は以下の方法で測定した。
る。離型シートの剥離強度は以下の方法で測定した。
【0025】離型シートの離型層面にポリエステル粘着
テープ(ニットー31B)を貼り合わせ、5kgの圧着
ローラーで圧着し20時間維持した後、離型層と粘着テ
ープとの剥離力(単位:g/25mm)を引張り試験機
にて測定した。
テープ(ニットー31B)を貼り合わせ、5kgの圧着
ローラーで圧着し20時間維持した後、離型層と粘着テ
ープとの剥離力(単位:g/25mm)を引張り試験機
にて測定した。
【0026】なお、剥離強度の好ましい範囲は、1〜1
00g/25mmである。剥離強度が1g/25mm未
満であると、離型層面に積層したシートなどが離型シー
トから剥離してしまうことがあるため好ましくない。逆
に剥離強度が100g/25mmを超えると、積層した
シートなどを離型層面から剥離する際、剥離が困難とな
ることがあるため好ましくない。
00g/25mmである。剥離強度が1g/25mm未
満であると、離型層面に積層したシートなどが離型シー
トから剥離してしまうことがあるため好ましくない。逆
に剥離強度が100g/25mmを超えると、積層した
シートなどを離型層面から剥離する際、剥離が困難とな
ることがあるため好ましくない。
【0027】[実施例1]25℃のo−クロロフェノー
ル溶液にて測定した固有粘度が0.60のポリエチレン
テレフタレートを押出機にて溶融し、25℃に維持した
回転冷却ドラム上に押出して厚み200μmの未延伸シ
ートを得た。この未延伸シートの片面に、電子線硬化型
シリコーン化合物(RC−705、ゴールド・シュミッ
ト社製)を厚さ0.5μmで塗布した後、5Mradの
強度の電子線を照射して該シリコーン化合物を硬化させ
ることにより離型シートを作成した。この離型シートの
剥離強度は、18g/25mmであった。
ル溶液にて測定した固有粘度が0.60のポリエチレン
テレフタレートを押出機にて溶融し、25℃に維持した
回転冷却ドラム上に押出して厚み200μmの未延伸シ
ートを得た。この未延伸シートの片面に、電子線硬化型
シリコーン化合物(RC−705、ゴールド・シュミッ
ト社製)を厚さ0.5μmで塗布した後、5Mradの
強度の電子線を照射して該シリコーン化合物を硬化させ
ることにより離型シートを作成した。この離型シートの
剥離強度は、18g/25mmであった。
【0028】[実施例2]電子線硬化型シリコーン化合
物としてX−62−7216(信越化学工業株式会社
製)を用い、厚さ0.2μmで塗布した後、3Mrad
の強度の電子線を照射する他は実施例1と同じ方法で離
型シートを作成した。この離型シートの剥離強度は、5
g/25mmであった。
物としてX−62−7216(信越化学工業株式会社
製)を用い、厚さ0.2μmで塗布した後、3Mrad
の強度の電子線を照射する他は実施例1と同じ方法で離
型シートを作成した。この離型シートの剥離強度は、5
g/25mmであった。
【0029】[実施例3]未延伸シートの厚みを300
μmとする以外は実施例1と同じ方法で離型シートを作
成した。この離型シートを真空成形機にて、加熱軟化さ
せ真空成形を行なって、縦20mm、横10mm、深さ
5mmのトレイ状成形体(16個取り、トレイ状成形体
の内側が離型層)を得た。この離型シートの成形性は良
好であった。
μmとする以外は実施例1と同じ方法で離型シートを作
成した。この離型シートを真空成形機にて、加熱軟化さ
せ真空成形を行なって、縦20mm、横10mm、深さ
5mmのトレイ状成形体(16個取り、トレイ状成形体
の内側が離型層)を得た。この離型シートの成形性は良
好であった。
【0030】[実施例4]未延伸シートの厚みを400
μmとする以外は実施例1と同じ方法で離型シートを作
成した。この離型シートを真空成形機にて、加熱軟化さ
せ真空成形を行なって、縦200mm、横100mm、
深さ20mmのトレイ状成形体(1個取り、トレイ状成
形体の内側が離型層)を得た。この離型シートの成形性
(型トレース性など)は良好であった。また、得られた
成形体を積み重ねた際の成形体同士の滑り性は良好なも
のであり、成形体に蓋材をヒートシールした後蓋材を剥
離する際のピール性も良好なものであった。なお、得ら
れた成形体の底部を切り出し剥離強度を測定した結果、
32g/25mmであった。
μmとする以外は実施例1と同じ方法で離型シートを作
成した。この離型シートを真空成形機にて、加熱軟化さ
せ真空成形を行なって、縦200mm、横100mm、
深さ20mmのトレイ状成形体(1個取り、トレイ状成
形体の内側が離型層)を得た。この離型シートの成形性
(型トレース性など)は良好であった。また、得られた
成形体を積み重ねた際の成形体同士の滑り性は良好なも
のであり、成形体に蓋材をヒートシールした後蓋材を剥
離する際のピール性も良好なものであった。なお、得ら
れた成形体の底部を切り出し剥離強度を測定した結果、
32g/25mmであった。
【0031】[比較例1]シリコーン化合物を塗布しな
い以外は実施例1と同じ方法で未延伸シートを作成し
た。この未延伸シートの剥離強度は、980g/25m
mと高い値を示した。
い以外は実施例1と同じ方法で未延伸シートを作成し
た。この未延伸シートの剥離強度は、980g/25m
mと高い値を示した。
【0032】[比較例2]実施例1と同じ方法で作成し
た未延伸シートに、電子線硬化型シリコーン化合物に代
えて、加熱硬化型シリコーン化合物(KS−847H、
信越化学工業(株)製)99部及び硬化触媒(PL−50
T、信越化学工業(株)製)1部からなる塗液を塗布し、
150℃で1分間加熱処理を行なった。しかし、加熱処
理の際、未延伸シートが収縮、変形し、実用に供するこ
とができる離型シートが得られなかった。
た未延伸シートに、電子線硬化型シリコーン化合物に代
えて、加熱硬化型シリコーン化合物(KS−847H、
信越化学工業(株)製)99部及び硬化触媒(PL−50
T、信越化学工業(株)製)1部からなる塗液を塗布し、
150℃で1分間加熱処理を行なった。しかし、加熱処
理の際、未延伸シートが収縮、変形し、実用に供するこ
とができる離型シートが得られなかった。
【0033】
【発明の効果】本発明においてはポリエステルシートの
少なくとも片面に電子線硬化型シリコーン化合物からな
る離型層を設けるため、シートの収縮、変形が起こら
ず、離型性及び成形性に優れた、包装材料などに有用な
成形可能な離型シートを得ることができる。
少なくとも片面に電子線硬化型シリコーン化合物からな
る離型層を設けるため、シートの収縮、変形が起こら
ず、離型性及び成形性に優れた、包装材料などに有用な
成形可能な離型シートを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08J 7/04 CFD C08J 7/04 CFDZ
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエステルシートの少なくとも片面
に、電子線硬化型シリコーン化合物からなる層を設けた
成形可能な離型シート。 - 【請求項2】 電子線硬化型シリコーン化合物が、ビニ
ル基又はアクリル基を有するシロキサン化合物よりなる
シリコーン化合物である請求項1記載の成形可能な離型
シート。 - 【請求項3】 ポリエステルシートの少なくとも片面に
電子線硬化型シリコーン化合物を含む塗液を塗布し、電
子線を照射することにより形成される層を設ける成形可
能な離型シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33821596A JPH10175271A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 成形可能な離型シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33821596A JPH10175271A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 成形可能な離型シート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10175271A true JPH10175271A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18316016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33821596A Pending JPH10175271A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 成形可能な離型シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10175271A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110696458A (zh) * | 2019-03-08 | 2020-01-17 | 河南银金达新材料股份有限公司 | 一种自粘防水卷材用隔离膜及其制备方法 |
| CN117779460A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-03-29 | 上海沥高科技股份有限公司 | 一种用于复合材料成型的可剥布及其制备方法和应用 |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP33821596A patent/JPH10175271A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110696458A (zh) * | 2019-03-08 | 2020-01-17 | 河南银金达新材料股份有限公司 | 一种自粘防水卷材用隔离膜及其制备方法 |
| CN117779460A (zh) * | 2023-12-28 | 2024-03-29 | 上海沥高科技股份有限公司 | 一种用于复合材料成型的可剥布及其制备方法和应用 |
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