JPH10176267A - スパッタ装置 - Google Patents
スパッタ装置Info
- Publication number
- JPH10176267A JPH10176267A JP33367996A JP33367996A JPH10176267A JP H10176267 A JPH10176267 A JP H10176267A JP 33367996 A JP33367996 A JP 33367996A JP 33367996 A JP33367996 A JP 33367996A JP H10176267 A JPH10176267 A JP H10176267A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedestal
- collimator
- target
- shield
- vacuum chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コリメーションスパッタによる成膜処理を行
う際に、発塵源の形成を抑制したスパッタ装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 本発明に係るスパッタ装置10には、筒
状の上部シールド62及び中間シールド70が、ターゲ
ット14とコリメータとの間及びコリメータとペディス
タル16との間にそれぞれ設けられている。この構成で
は、ターゲット14に対して影となる部分の形成が抑制
されるので、コリメータ48の通過後に指向性を失った
スパッタ粒子により、発塵し易い低密度で脆弱な膜の形
成の可能性は低くなる。また、中間シールド70は内向
きに傾斜されて、コリメータ48を通過した指向性の高
いスパッタ粒子がその内周壁に直接付着して、発塵し難
い緻密な膜を形成する。これと同様の趣旨で、ペディス
タル16上の半導体ウェハ18を把持する環状のクラン
プリング66の外周壁も外向きに傾斜している。
う際に、発塵源の形成を抑制したスパッタ装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 本発明に係るスパッタ装置10には、筒
状の上部シールド62及び中間シールド70が、ターゲ
ット14とコリメータとの間及びコリメータとペディス
タル16との間にそれぞれ設けられている。この構成で
は、ターゲット14に対して影となる部分の形成が抑制
されるので、コリメータ48の通過後に指向性を失った
スパッタ粒子により、発塵し易い低密度で脆弱な膜の形
成の可能性は低くなる。また、中間シールド70は内向
きに傾斜されて、コリメータ48を通過した指向性の高
いスパッタ粒子がその内周壁に直接付着して、発塵し難
い緻密な膜を形成する。これと同様の趣旨で、ペディス
タル16上の半導体ウェハ18を把持する環状のクラン
プリング66の外周壁も外向きに傾斜している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスパッタ装置に関
し、特に、その内部において発塵を抑制する手段に関す
るものである。
し、特に、その内部において発塵を抑制する手段に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体デバイスの高集積化、微細
化の進展に伴い、金属配線形成技術の分野においては多
層配線構造の採用が急速に進んでいる。例えば、アルミ
ニウム膜を配線層とした場合、その下地層として窒化チ
タン(TiN)膜を形成するのが一般的となっている。
化の進展に伴い、金属配線形成技術の分野においては多
層配線構造の採用が急速に進んでいる。例えば、アルミ
ニウム膜を配線層とした場合、その下地層として窒化チ
タン(TiN)膜を形成するのが一般的となっている。
【0003】TiNの成膜は、通常、反応性スパッタ技
術を用いて行われている。すなわち、真空チャンバ内に
アルゴン(Ar)と窒素(N2)の混合ガスを導入し、
チタン(Ti)製のターゲットからスパッタされたTi
を処理チャンバ内のN2と反応させてTiNを形成し、
このTiNを半導体ウェハ上に堆積させて成膜を行うこ
ととしている。
術を用いて行われている。すなわち、真空チャンバ内に
アルゴン(Ar)と窒素(N2)の混合ガスを導入し、
チタン(Ti)製のターゲットからスパッタされたTi
を処理チャンバ内のN2と反応させてTiNを形成し、
このTiNを半導体ウェハ上に堆積させて成膜を行うこ
ととしている。
【0004】また、金属配線形成技術においては、ター
ゲットと半導体ウェハとの間に、コリメータと呼ばれる
多数の孔を有するものを設置して成膜する方法、いわゆ
るコリメーションスパッタ法が採用されている。このコ
リメーションスパッタ法では、スパッタ粒子をコリメー
タの孔に通すことで、本来無指向性であるスパッタ粒子
が指向性を有するようになる。これにより、半導体ウェ
ハ上に主として垂直方向成分のスパッタ粒子のみが堆積
されるので、近年のデザインルールの細線化に伴って要
求される十分なボトムカバレッジ率が確保される。
ゲットと半導体ウェハとの間に、コリメータと呼ばれる
多数の孔を有するものを設置して成膜する方法、いわゆ
るコリメーションスパッタ法が採用されている。このコ
リメーションスパッタ法では、スパッタ粒子をコリメー
タの孔に通すことで、本来無指向性であるスパッタ粒子
が指向性を有するようになる。これにより、半導体ウェ
ハ上に主として垂直方向成分のスパッタ粒子のみが堆積
されるので、近年のデザインルールの細線化に伴って要
求される十分なボトムカバレッジ率が確保される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成で
は、コリメータを真空チャンバに設けたために、指向性
のあるスパッタ粒子が拡散でしか到達しない部分(以下
「影部」という)が真空チャンバ内に存在するようにな
る。この影部ではコリメータを通過した指向性のあるス
パッタ粒子が高いエネルギを持って直接付着せずに、真
空チャンバ内でのガスの拡散によって、低いエネルギを
持って付着する。
は、コリメータを真空チャンバに設けたために、指向性
のあるスパッタ粒子が拡散でしか到達しない部分(以下
「影部」という)が真空チャンバ内に存在するようにな
る。この影部ではコリメータを通過した指向性のあるス
パッタ粒子が高いエネルギを持って直接付着せずに、真
空チャンバ内でのガスの拡散によって、低いエネルギを
持って付着する。
【0006】また、真空チャンバ内には、スパッタ粒子
のチャンバ内壁への付着防止のため筒状のシールドが設
けられたり、半導体ウェハを把持するためにクランプリ
ングが設けられていたりする。しかし、従来のシールド
やクランプリングでは、シールド内壁面やクランプリン
グ外壁面がスパッタ粒子の進行方向と実質的に平行であ
るために、影部と同様に低エネルギのスパッタ粒子しか
付着しない部分が発生する。
のチャンバ内壁への付着防止のため筒状のシールドが設
けられたり、半導体ウェハを把持するためにクランプリ
ングが設けられていたりする。しかし、従来のシールド
やクランプリングでは、シールド内壁面やクランプリン
グ外壁面がスパッタ粒子の進行方向と実質的に平行であ
るために、影部と同様に低エネルギのスパッタ粒子しか
付着しない部分が発生する。
【0007】このため、影部、コリメータより下のシー
ルド内壁面及びクランプリング外壁面でターゲットに対
して垂直な面においては付着している粒子と飛来する粒
子との相互作用により生じる表面拡散がほとんど生じな
いので、それらに形成される膜の密度は非常に低い。こ
のような密度の低い膜については付着力が小さいために
剥離が容易となる。このため、真空チャンバにおいてこ
の膜が発塵源となり、半導体ウェハの別の処理を行って
いるときには、汚染物質となる可能性がある。
ルド内壁面及びクランプリング外壁面でターゲットに対
して垂直な面においては付着している粒子と飛来する粒
子との相互作用により生じる表面拡散がほとんど生じな
いので、それらに形成される膜の密度は非常に低い。こ
のような密度の低い膜については付着力が小さいために
剥離が容易となる。このため、真空チャンバにおいてこ
の膜が発塵源となり、半導体ウェハの別の処理を行って
いるときには、汚染物質となる可能性がある。
【0008】そこで、本発明は、コリメーションスパッ
タによる成膜処理を行う際に、上に述べたような発塵源
の形成を抑制したシールドの形状を特徴とするスパッタ
装置を提供することを目的とする。
タによる成膜処理を行う際に、上に述べたような発塵源
の形成を抑制したシールドの形状を特徴とするスパッタ
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明によるスパッタ装置は、真空チャンバと、真空
チャンバ内で基板を支持するためのペディスタルと、ペ
ディスタルにより支持された基板の表面に対向するよう
に設けられ、スパッタにより粒子が放出されるターゲッ
トと、ペディスタル及びターゲットの間に配置され、タ
ーゲットからの粒子を選択的に通過させるべく多数の孔
が形成されている円板状のコリメータとを備えるスパッ
タ装置において、ターゲットとコリメータとの間には、
真空チャンバの内壁を保護するための筒状のシールドが
設けられており、シールドの下端内縁がコリメータの外
周縁よりも外側に配置されていることを特徴としてい
る。このシールドの存在により、影部が実質的に存在し
なくなるので、上に述べたような発塵源の形成が抑制さ
れると共に、TiN粒子が円板状プレート52の孔50
を通過して、サポートリング58の上方に拡散し、真空
チャンバ内壁面へ付着することはない。
の本発明によるスパッタ装置は、真空チャンバと、真空
チャンバ内で基板を支持するためのペディスタルと、ペ
ディスタルにより支持された基板の表面に対向するよう
に設けられ、スパッタにより粒子が放出されるターゲッ
トと、ペディスタル及びターゲットの間に配置され、タ
ーゲットからの粒子を選択的に通過させるべく多数の孔
が形成されている円板状のコリメータとを備えるスパッ
タ装置において、ターゲットとコリメータとの間には、
真空チャンバの内壁を保護するための筒状のシールドが
設けられており、シールドの下端内縁がコリメータの外
周縁よりも外側に配置されていることを特徴としてい
る。このシールドの存在により、影部が実質的に存在し
なくなるので、上に述べたような発塵源の形成が抑制さ
れると共に、TiN粒子が円板状プレート52の孔50
を通過して、サポートリング58の上方に拡散し、真空
チャンバ内壁面へ付着することはない。
【0010】また、コリメータとペディスタルとの間に
はコリメータを通過したターゲットからの粒子が拡散す
るのを抑制するための筒状の他のシールドが設けられて
おり、シールドの上端内縁がコリメータの外周縁よりも
内側に配置されていることを特徴としている。このシー
ルドの特徴によって、影部が発生せず発塵源の形成が抑
制される。 また、ターゲットからの粒子が直接付着し
て、表面拡散を起こさせるようにするために、このシー
ルドの内径は前記コリメータから前記ペディスタルに向
かって小さくされていることを特徴としてもよい。具体
的には、このシールドの内壁面はテーパ形状であって、
そのテーパ角は5゜〜15゜の範囲にあるのが好まし
い。
はコリメータを通過したターゲットからの粒子が拡散す
るのを抑制するための筒状の他のシールドが設けられて
おり、シールドの上端内縁がコリメータの外周縁よりも
内側に配置されていることを特徴としている。このシー
ルドの特徴によって、影部が発生せず発塵源の形成が抑
制される。 また、ターゲットからの粒子が直接付着し
て、表面拡散を起こさせるようにするために、このシー
ルドの内径は前記コリメータから前記ペディスタルに向
かって小さくされていることを特徴としてもよい。具体
的には、このシールドの内壁面はテーパ形状であって、
そのテーパ角は5゜〜15゜の範囲にあるのが好まし
い。
【0011】また、本発明のスパッタ装置には、ペディ
スタルにより支持された基板の周縁部をペディスタルと
協働して把持するためのクランプリングが備えられても
よいが、このとき、シールドをコリメータからペディス
タルに向かって小さくさせたのと同じ理由で、クランプ
リングの外径がコリメータからペディスタルに向かって
大きくされていることを特徴としてもよい。具体的に
は、クランプリングの外壁面はテーパ形状であり、その
テーパ角は20゜以上とするのがよい。
スタルにより支持された基板の周縁部をペディスタルと
協働して把持するためのクランプリングが備えられても
よいが、このとき、シールドをコリメータからペディス
タルに向かって小さくさせたのと同じ理由で、クランプ
リングの外径がコリメータからペディスタルに向かって
大きくされていることを特徴としてもよい。具体的に
は、クランプリングの外壁面はテーパ形状であり、その
テーパ角は20゜以上とするのがよい。
【0012】また、コリメータがペディスタルより大き
い場合には、コリメータの裏面が陰部になることが避け
られず、影部がコリメータに著しく形成される。かかる
場合には、コリメータがペディスタルと同軸に対向配置
されてペディスタルが支持する基板と略等しい径を有し
ており、コリメータと真空チャンバとの間には隙間が形
成されてもよい。これにより、影部がコリメータにおい
て少なくなる。この隙間は、コリメータが放射状に配置
された複数本のアームにより真空チャンバに対して支持
されていることにより形成されてもよい。或いは、アー
ムがコリメータの外周面に一体的に設けられていてもよ
い。
い場合には、コリメータの裏面が陰部になることが避け
られず、影部がコリメータに著しく形成される。かかる
場合には、コリメータがペディスタルと同軸に対向配置
されてペディスタルが支持する基板と略等しい径を有し
ており、コリメータと真空チャンバとの間には隙間が形
成されてもよい。これにより、影部がコリメータにおい
て少なくなる。この隙間は、コリメータが放射状に配置
された複数本のアームにより真空チャンバに対して支持
されていることにより形成されてもよい。或いは、アー
ムがコリメータの外周面に一体的に設けられていてもよ
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同
一又は相当部分には同一符号を付することとする。
適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同
一又は相当部分には同一符号を付することとする。
【0014】図1は、本発明が適用されたスパッタ装置
10を示す側断面図である。このスパッタ装置10は、
TiN膜成膜用のものであり、真空チャンバ12と、そ
の上部開口部に配置されたTi製のターゲット14とを
備えている。真空チャンバ12の内部には、ターゲット
14と同軸に基板支持手段たるペディスタル16が配置
されている。ペディスタル16は、その上面で被処理基
板である半導体ウェハ18を支持するよう構成されてい
る。また、ペディスタル16は導電性材料から成り、好
ましくは、TiN成膜プロセスに対して融和性の高いT
iから作られている。ペディスタル16の下面には昇降
機構(図示せず)を有する駆動軸20がベロー22によ
って保護された状態で接続され、ペディスタル16が上
下運動可能となっている。
10を示す側断面図である。このスパッタ装置10は、
TiN膜成膜用のものであり、真空チャンバ12と、そ
の上部開口部に配置されたTi製のターゲット14とを
備えている。真空チャンバ12の内部には、ターゲット
14と同軸に基板支持手段たるペディスタル16が配置
されている。ペディスタル16は、その上面で被処理基
板である半導体ウェハ18を支持するよう構成されてい
る。また、ペディスタル16は導電性材料から成り、好
ましくは、TiN成膜プロセスに対して融和性の高いT
iから作られている。ペディスタル16の下面には昇降
機構(図示せず)を有する駆動軸20がベロー22によ
って保護された状態で接続され、ペディスタル16が上
下運動可能となっている。
【0015】真空チャンバ12は、基本的に、導電性材
料のチャンバ本体24と、その上部に配置されるプロセ
スキットとから構成されている。プロセスキットは、チ
ャンバ本体24の上部フランジ26に着脱可能に取り付
けられた環状の下部アダプタ28と、この下部アダプタ
28の上面に着脱可能に取り付けられた環状の上部アダ
プタ30とを備えている。これらのアダプタ28,30
は導電性材料から成り、通常はステンレス鋼やアルミニ
ウム(Al)、Ti等から作られている。上部アダプタ
30の上面には、石英やアルミナ等から成る絶縁リング
32を介して、ターゲット14の周フランジ34が載置
され、着脱可能に固定されている。
料のチャンバ本体24と、その上部に配置されるプロセ
スキットとから構成されている。プロセスキットは、チ
ャンバ本体24の上部フランジ26に着脱可能に取り付
けられた環状の下部アダプタ28と、この下部アダプタ
28の上面に着脱可能に取り付けられた環状の上部アダ
プタ30とを備えている。これらのアダプタ28,30
は導電性材料から成り、通常はステンレス鋼やアルミニ
ウム(Al)、Ti等から作られている。上部アダプタ
30の上面には、石英やアルミナ等から成る絶縁リング
32を介して、ターゲット14の周フランジ34が載置
され、着脱可能に固定されている。
【0016】また、図2に示されるように、真空チャン
バ12には、プロセスガスの供給手段としてArガス供
給源36及びN2ガス供給源38が接続されており、さ
らに、チャンバ12内を真空とするための真空ポンプ4
0が接続されている。なお、部材間にはOリングが設け
られて真空チャンバ12の気密性を保つようにしてもよ
い。
バ12には、プロセスガスの供給手段としてArガス供
給源36及びN2ガス供給源38が接続されており、さ
らに、チャンバ12内を真空とするための真空ポンプ4
0が接続されている。なお、部材間にはOリングが設け
られて真空チャンバ12の気密性を保つようにしてもよ
い。
【0017】絶縁リング32によりチャンバ本体24等
から絶縁されているターゲット14においては、図2に
示されるように、直流電源42の負端子がスイッチ44
が介接された電気配線46により接続されており、直流
電源の正端子は真空チャンバ12に接続されると共に接
地されている。
から絶縁されているターゲット14においては、図2に
示されるように、直流電源42の負端子がスイッチ44
が介接された電気配線46により接続されており、直流
電源の正端子は真空チャンバ12に接続されると共に接
地されている。
【0018】図示実施形態のプロセスキットはコリメー
タ48を有している。コリメータ48は従来から知られ
た型式のものである。すなわち、蜂の巣状に配列された
断面六角形の孔50を備えたTi製の円板状プレート5
2の外周部に、支持枠54が取り付けられたものであ
る。コリメータ48は、下部アダプタ28の内周面から
内方に突出する内フランジ56に載置されたステンレス
鋼、Al或はTi等の導電性材料から成るサポートリン
グ58により支持されている。より詳細に述べると、サ
ポートリング58の内周面下縁から内方に延びる突出部
60に、コリメータ48はターゲット14及びペディス
タル16と平行且つ同軸に載置されている。これによ
り、ターゲット14とペディスタル16との間において
それらと平行且つ同軸に配置されるようになる。
タ48を有している。コリメータ48は従来から知られ
た型式のものである。すなわち、蜂の巣状に配列された
断面六角形の孔50を備えたTi製の円板状プレート5
2の外周部に、支持枠54が取り付けられたものであ
る。コリメータ48は、下部アダプタ28の内周面から
内方に突出する内フランジ56に載置されたステンレス
鋼、Al或はTi等の導電性材料から成るサポートリン
グ58により支持されている。より詳細に述べると、サ
ポートリング58の内周面下縁から内方に延びる突出部
60に、コリメータ48はターゲット14及びペディス
タル16と平行且つ同軸に載置されている。これによ
り、ターゲット14とペディスタル16との間において
それらと平行且つ同軸に配置されるようになる。
【0019】プロセスキットには、真空チャンバ12の
内壁面がスパッタ粒子によりコーティングされるのを防
止するために、筒状の上部シールド62及び筒状の下部
シールド64が設けられている。これらのシールド6
2,64は導電性材料から成り、好ましくはTiから作
られている。
内壁面がスパッタ粒子によりコーティングされるのを防
止するために、筒状の上部シールド62及び筒状の下部
シールド64が設けられている。これらのシールド6
2,64は導電性材料から成り、好ましくはTiから作
られている。
【0020】基本的には、上部シールド62は上部アダ
プタ30とコリメータ48との間のチャンバ内壁面を保
護するためのものである。図1を参照して説明すると、
上部シールド62の上縁部は上部アダプタ30の下面に
ねじ止めされ、また、上部シールド62の下縁部は、コ
リメータから一定の隙間をもって離隔された状態で、コ
リメータ48の上面近傍まで延びており、上部シールド
62がターゲット14を囲むようにしている。
プタ30とコリメータ48との間のチャンバ内壁面を保
護するためのものである。図1を参照して説明すると、
上部シールド62の上縁部は上部アダプタ30の下面に
ねじ止めされ、また、上部シールド62の下縁部は、コ
リメータから一定の隙間をもって離隔された状態で、コ
リメータ48の上面近傍まで延びており、上部シールド
62がターゲット14を囲むようにしている。
【0021】下部シールド64は、基本的には、上昇し
て成膜処理が可能な位置にあるペディスタル16とコリ
メータ48との間のチャンバ内壁面を保護するためのも
のである。図1を参照して説明すると、下部シールド6
4はサポートリング58の下面にねじ止めされ、コリメ
ータ48を囲むようにして、処理可能な位置まで上昇さ
れたペディスタル16の周囲まで延びている。下部シー
ルド64の自由縁部は上方に折り返されており、この部
分は、ペディスタル16が下降された際、クランプリン
グ66を支持するようになっている。クランプリング6
6は、ペディスタル16が半導体ウェハ18の処理時に
上昇されたときに半導体ウェハ18をペディスタル16
に押え付け、ウェハ18の裏面に、ガス加熱のため、圧
力が均等に加わるようにするためのものである。また、
この下部シールド64の上部に開口部68が設けられて
おり、そこから真空ポンプ40により下部シールド64
が取り囲んでいる空間が真空排気される。
て成膜処理が可能な位置にあるペディスタル16とコリ
メータ48との間のチャンバ内壁面を保護するためのも
のである。図1を参照して説明すると、下部シールド6
4はサポートリング58の下面にねじ止めされ、コリメ
ータ48を囲むようにして、処理可能な位置まで上昇さ
れたペディスタル16の周囲まで延びている。下部シー
ルド64の自由縁部は上方に折り返されており、この部
分は、ペディスタル16が下降された際、クランプリン
グ66を支持するようになっている。クランプリング6
6は、ペディスタル16が半導体ウェハ18の処理時に
上昇されたときに半導体ウェハ18をペディスタル16
に押え付け、ウェハ18の裏面に、ガス加熱のため、圧
力が均等に加わるようにするためのものである。また、
この下部シールド64の上部に開口部68が設けられて
おり、そこから真空ポンプ40により下部シールド64
が取り囲んでいる空間が真空排気される。
【0022】また、下部シールド64内のサポートリン
グ58の下方部分に形成された影部を保護するために、
コリメータとペディスタルとの間には筒状の中間シール
ド70が設けられている。この中間シールド70は、そ
の上周縁から外向きに延びた外向きフランジ74が下部
シールド64と同じ位置でねじ止めされることにより、
サポートリング58上で支持されている。
グ58の下方部分に形成された影部を保護するために、
コリメータとペディスタルとの間には筒状の中間シール
ド70が設けられている。この中間シールド70は、そ
の上周縁から外向きに延びた外向きフランジ74が下部
シールド64と同じ位置でねじ止めされることにより、
サポートリング58上で支持されている。
【0023】なお、上記説明から理解されるように、チ
ャンバ本体24、上下のアダプタ28,30、コリメー
タ48、上下のシールド62,64、中間シールド7
0、及びサポートリング58は互いに電気的に接続され
ている。これに対して、ペディスタル16はチャンバ本
体24と電気的に絶縁されている。
ャンバ本体24、上下のアダプタ28,30、コリメー
タ48、上下のシールド62,64、中間シールド7
0、及びサポートリング58は互いに電気的に接続され
ている。これに対して、ペディスタル16はチャンバ本
体24と電気的に絶縁されている。
【0024】このような構成のスパッタ装置10におい
て、半導体ウェハ18の表面にTiN膜を反応性スパッ
タ法により成膜する場合、まず、真空ポンプ40を作動
させて真空チャンバ12内を所定の真空度まで減圧した
後、Arガス供給源36及びN2ガス供給源38から所
定流量でArガスとN2ガスを供給して混合ガスとし、
真空チャンバ12内に導入する。次いで、ペディスタル
16の上面に半導体ウェハ18を載置し、ペディスタル
16を上昇させて処理位置に配置する。そして、スイッ
チを閉じた状態とし、直流電源42を投入してターゲッ
ト14に負のバイアスをかけると、ターゲット14とペ
ディスタル16との間、より詳細にはターゲット14と
コリメータ48との間にプラズマが発生し、プラズマ中
の正のArイオンが、負に電荷しているターゲット14
を衝撃する。Arイオンがターゲット14に衝突する
と、ターゲット14からターゲット原子、すなわちTi
からなる粒子がはじき出される。このTiは真空チャン
バ12内のN2と反応してTiNとなり、半導体ウェハ
18上に堆積されTiN膜を形成する。
て、半導体ウェハ18の表面にTiN膜を反応性スパッ
タ法により成膜する場合、まず、真空ポンプ40を作動
させて真空チャンバ12内を所定の真空度まで減圧した
後、Arガス供給源36及びN2ガス供給源38から所
定流量でArガスとN2ガスを供給して混合ガスとし、
真空チャンバ12内に導入する。次いで、ペディスタル
16の上面に半導体ウェハ18を載置し、ペディスタル
16を上昇させて処理位置に配置する。そして、スイッ
チを閉じた状態とし、直流電源42を投入してターゲッ
ト14に負のバイアスをかけると、ターゲット14とペ
ディスタル16との間、より詳細にはターゲット14と
コリメータ48との間にプラズマが発生し、プラズマ中
の正のArイオンが、負に電荷しているターゲット14
を衝撃する。Arイオンがターゲット14に衝突する
と、ターゲット14からターゲット原子、すなわちTi
からなる粒子がはじき出される。このTiは真空チャン
バ12内のN2と反応してTiNとなり、半導体ウェハ
18上に堆積されTiN膜を形成する。
【0025】この成膜プロセスにおいて、ターゲット1
4とペディスタル16との間には、接地されたコリメー
タ48が配置されているため、ターゲット14からペデ
ィスタル16に向かうTiN粒子のうち実質的に垂直方
向に進む粒子のみがコリメータ48の円板状プレート5
2の孔50を通過する。従って、半導体ウェハ18上に
TiN粒子が付着して成膜するときには、ウェハのボト
ムカバレッジ率が高くなる。
4とペディスタル16との間には、接地されたコリメー
タ48が配置されているため、ターゲット14からペデ
ィスタル16に向かうTiN粒子のうち実質的に垂直方
向に進む粒子のみがコリメータ48の円板状プレート5
2の孔50を通過する。従って、半導体ウェハ18上に
TiN粒子が付着して成膜するときには、ウェハのボト
ムカバレッジ率が高くなる。
【0026】一方、垂直方向成分以外のTiN粒子は円
板状プレート52の上面やその孔50の内面51に付着
してTiN膜を形成する。また、TiN粒子が円板状プ
レート52を通過してもArやN2との衝突により指向
性を失い、拡散する恐れがある。
板状プレート52の上面やその孔50の内面51に付着
してTiN膜を形成する。また、TiN粒子が円板状プ
レート52を通過してもArやN2との衝突により指向
性を失い、拡散する恐れがある。
【0027】本実施形態のスパッタ装置10では、図1
に明示されるように、上部シールド62の下縁部がコリ
メータ48の支持枠54の上面周縁部まで延びているの
で、コリメータ48の上面には影部が形成されない。ま
た、TiN粒子が円板状プレート52の孔50を通過し
て、サポートリング58の上方に拡散することもない。
したがって、発塵源の形成が抑制される。なお、上部シ
ールド62の下縁部の位置は、図1に示されるものに限
定されず、上部シールド62の下縁部がコリメータ48
の支持枠54の上面周縁部よりも外側に設けられていれ
ば、コリメータ48の上面には影部が形成されない。ま
た、中間シールド70も内壁面に影部が形成されないよ
う、図1に明示されるように、シールドの内径が円板状
プレート52の外径よりも小さくして設けられている。
に明示されるように、上部シールド62の下縁部がコリ
メータ48の支持枠54の上面周縁部まで延びているの
で、コリメータ48の上面には影部が形成されない。ま
た、TiN粒子が円板状プレート52の孔50を通過し
て、サポートリング58の上方に拡散することもない。
したがって、発塵源の形成が抑制される。なお、上部シ
ールド62の下縁部の位置は、図1に示されるものに限
定されず、上部シールド62の下縁部がコリメータ48
の支持枠54の上面周縁部よりも外側に設けられていれ
ば、コリメータ48の上面には影部が形成されない。ま
た、中間シールド70も内壁面に影部が形成されないよ
う、図1に明示されるように、シールドの内径が円板状
プレート52の外径よりも小さくして設けられている。
【0028】ところで、コリメータ48を通過した指向
性のあるTiN粒子のうち、成膜に寄与しないものがあ
る。本実施形態では、図1に示されるように、中間シー
ルド70の壁体が、コリメータ48の支持枠54の下面
周縁部の下方において内向きに傾斜して延びた内向き傾
斜面72となっているため、コリメータ48を通過した
指向性のある高エネルギのTiN粒子が少しでも指向性
を残した状態で、直接付着するようになっている。
性のあるTiN粒子のうち、成膜に寄与しないものがあ
る。本実施形態では、図1に示されるように、中間シー
ルド70の壁体が、コリメータ48の支持枠54の下面
周縁部の下方において内向きに傾斜して延びた内向き傾
斜面72となっているため、コリメータ48を通過した
指向性のある高エネルギのTiN粒子が少しでも指向性
を残した状態で、直接付着するようになっている。
【0029】なお、この内向き傾斜面72について、図
1に示されるように垂直面に対して内向きに傾斜するテ
ーパ角(θ)は、スパッタ粒子が通過する円板状プレー
ト52の厚さ及び孔50の大きさ等によって決まる。通
常のコリメータを用いた場合には、その値は5゜〜15
゜の範囲にあるのが好適である。また、図示実施形態で
は、真空排気の際の下部シールド64内のコンダクタン
スを最適にするため、中間シールド70の下縁が下部シ
ールド64の開口部68よりも低いところに設けられる
のがよい。
1に示されるように垂直面に対して内向きに傾斜するテ
ーパ角(θ)は、スパッタ粒子が通過する円板状プレー
ト52の厚さ及び孔50の大きさ等によって決まる。通
常のコリメータを用いた場合には、その値は5゜〜15
゜の範囲にあるのが好適である。また、図示実施形態で
は、真空排気の際の下部シールド64内のコンダクタン
スを最適にするため、中間シールド70の下縁が下部シ
ールド64の開口部68よりも低いところに設けられる
のがよい。
【0030】中間シールド70の内向き傾斜面72が上
に述べたような構成にされているのと同じ理由で、クラ
ンプリング66の外周面には下方において外向きに傾斜
した外向き傾斜面76が設けられている。外向き傾斜面
76についても、垂直面に対して外向きに傾斜するテー
パ角(φ)は、スパッタ粒子が通過する円板状プレート
52の厚さ及び孔50の大きさ等によって決まるが、通
常よく知られたコリメータを用いた場合には、その値は
20゜以上とするのがよい。また、クランプリング66
のみを交換することを考慮して、中間シールド70の内
向き傾斜面72の下縁における内径は、クランプリング
66の外向き傾斜面76の下縁における外径よりも大き
いのが望ましい。
に述べたような構成にされているのと同じ理由で、クラ
ンプリング66の外周面には下方において外向きに傾斜
した外向き傾斜面76が設けられている。外向き傾斜面
76についても、垂直面に対して外向きに傾斜するテー
パ角(φ)は、スパッタ粒子が通過する円板状プレート
52の厚さ及び孔50の大きさ等によって決まるが、通
常よく知られたコリメータを用いた場合には、その値は
20゜以上とするのがよい。また、クランプリング66
のみを交換することを考慮して、中間シールド70の内
向き傾斜面72の下縁における内径は、クランプリング
66の外向き傾斜面76の下縁における外径よりも大き
いのが望ましい。
【0031】このように、TiN粒子は内向き傾斜面7
2及び外向き傾斜面76に直接付着して表面拡散を十分
行うことができるので、形成されるTiN膜は緻密であ
る。したがって、真空チャンバ12内において、低密度
で脆弱な膜であって剥離が容易な発塵源の形成は抑制さ
れるので、他の処理において汚染粒子となるものが生じ
ることはない。
2及び外向き傾斜面76に直接付着して表面拡散を十分
行うことができるので、形成されるTiN膜は緻密であ
る。したがって、真空チャンバ12内において、低密度
で脆弱な膜であって剥離が容易な発塵源の形成は抑制さ
れるので、他の処理において汚染粒子となるものが生じ
ることはない。
【0032】本発明のスパッタ装置は上に述べたものに
限定されない。例えば、半導体ウェハの直径が通常のコ
リメータの外径よりも著しく小さくなる場合、コリメー
タ下面においては影部が増大する恐れがある。かかる場
合において本実施形態では、コリメータが半導体ウェハ
上への成膜に実質的に寄与する部分とそうでない部分と
に画定され、影部を極力減らすようにしている。すなわ
ち、図3に示されるように、ウェハの外径と同じ外径を
有する円板状プレート52の外周に取り付けられた支持
枠54の外周壁に、その周方向に等間隔に配置された形
状・大きさが同一のアーム53を介して、環状の外部支
持枠55と一体的に接続させたものを、本実施形態のコ
リメータ48としている。
限定されない。例えば、半導体ウェハの直径が通常のコ
リメータの外径よりも著しく小さくなる場合、コリメー
タ下面においては影部が増大する恐れがある。かかる場
合において本実施形態では、コリメータが半導体ウェハ
上への成膜に実質的に寄与する部分とそうでない部分と
に画定され、影部を極力減らすようにしている。すなわ
ち、図3に示されるように、ウェハの外径と同じ外径を
有する円板状プレート52の外周に取り付けられた支持
枠54の外周壁に、その周方向に等間隔に配置された形
状・大きさが同一のアーム53を介して、環状の外部支
持枠55と一体的に接続させたものを、本実施形態のコ
リメータ48としている。
【0033】このコリメータ48が図1に示されるスパ
ッタ装置10に設けられた場合、円板状プレートと外部
支持枠55との間においては、隙間57が形成されてい
るので、スパッタ成膜プロセスの際には、影部はほとん
ど形成されない。また、その隙間57を通過する指向性
のないスパッタ粒子は、半導体ウェハ18状の成膜にほ
とんど寄与せず、下部シールド64及び中間シールド7
0等に直接付着する。したがって、本実施形態におい
て、図3に示されるコリメータを用いても、上に述べた
ような発塵源の形成は抑制される。なお、円板状プレー
ト52の外径が半導体ウェハ18の外径とほぼ同じコリ
メータの下面において、影部ができるだけ少なくなるよ
うに、上の述べたような隙間が埋められていてもよい。
上に述べたように、円板状プレート52及び半導体ウェ
ハ18を同一サイズにすることは、本実施形態のスパッ
タ装置10がターゲット14を均一にスパッタするDC
マグネトロンスパッタ装置に適用される場合に有効とな
る。
ッタ装置10に設けられた場合、円板状プレートと外部
支持枠55との間においては、隙間57が形成されてい
るので、スパッタ成膜プロセスの際には、影部はほとん
ど形成されない。また、その隙間57を通過する指向性
のないスパッタ粒子は、半導体ウェハ18状の成膜にほ
とんど寄与せず、下部シールド64及び中間シールド7
0等に直接付着する。したがって、本実施形態におい
て、図3に示されるコリメータを用いても、上に述べた
ような発塵源の形成は抑制される。なお、円板状プレー
ト52の外径が半導体ウェハ18の外径とほぼ同じコリ
メータの下面において、影部ができるだけ少なくなるよ
うに、上の述べたような隙間が埋められていてもよい。
上に述べたように、円板状プレート52及び半導体ウェ
ハ18を同一サイズにすることは、本実施形態のスパッ
タ装置10がターゲット14を均一にスパッタするDC
マグネトロンスパッタ装置に適用される場合に有効とな
る。
【0034】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない
ことはいうまでもない。例えば、上記実施形態では、剥
離防止の対象はTiN膜であるが、他の材料、例えばタ
ングステンから成る膜の剥離を防止するようにしてもよ
い。また、スパッタの方法は、マグネトロンスパッタ、
高周波スパッタ、その他ターゲットに粒子を衝突させて
ターゲット原子を放出させるものであれば、上記に限定
されない。
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない
ことはいうまでもない。例えば、上記実施形態では、剥
離防止の対象はTiN膜であるが、他の材料、例えばタ
ングステンから成る膜の剥離を防止するようにしてもよ
い。また、スパッタの方法は、マグネトロンスパッタ、
高周波スパッタ、その他ターゲットに粒子を衝突させて
ターゲット原子を放出させるものであれば、上記に限定
されない。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のスパッタ装
置は、ターゲットからのスパッタ粒子が影部に付着しな
いようにして、剥離することのない高密度の緻密な膜が
形成されるようにしている。これによって、スパッタに
より形成された膜が別の工程で汚染物質となる場合に、
剥離して拡散する発塵源とならないようになるので、最
終的な製品である半導体デバイスの歩留まりが向上す
る。
置は、ターゲットからのスパッタ粒子が影部に付着しな
いようにして、剥離することのない高密度の緻密な膜が
形成されるようにしている。これによって、スパッタに
より形成された膜が別の工程で汚染物質となる場合に、
剥離して拡散する発塵源とならないようになるので、最
終的な製品である半導体デバイスの歩留まりが向上す
る。
【0036】また、長期にわたり、シールド類を交換せ
ずに成膜プロセスを実施することが可能となる。すなわ
ち、シールド類を交換する場合、真空チャンバを開放す
る必要があり、また、再度チャンバ内を所定の真空度ま
で減圧するには相当な時間を要するため、スパッタ装置
の稼働停止時間が長くなり、生産効率が低下するが、本
発明によれば、シールド類の交換回数が減るため、生産
性、コスト・オブ・オーナーシップが格段に向上する。
ずに成膜プロセスを実施することが可能となる。すなわ
ち、シールド類を交換する場合、真空チャンバを開放す
る必要があり、また、再度チャンバ内を所定の真空度ま
で減圧するには相当な時間を要するため、スパッタ装置
の稼働停止時間が長くなり、生産効率が低下するが、本
発明によれば、シールド類の交換回数が減るため、生産
性、コスト・オブ・オーナーシップが格段に向上する。
【図1】本発明のスパッタ装置の一実施形態を示す側断
面図である。
面図である。
【図2】図1の実施形態におけるスパッタ装置のガス系
統及び電気系統を示す概略図である。
統及び電気系統を示す概略図である。
【図3】本発明のスパッタ装置の他の実施形態に用いら
れるコリメータの斜視図である。
れるコリメータの斜視図である。
10…スパッタ装置、12…真空チャンバ、14…ター
ゲット、16…ペディスタル、18…半導体ウェハ、2
4…チャンバ本体、28…下部アダプタ、30上部アダ
プタ、48…コリメータ、52…円板状プレート、53
…アーム、55…外部支持枠、57…隙間、62…上部
シールド、64…下部シールド、66…クランプリン
グ、70…中間シールド、72…内向き傾斜面、76…
外向き傾斜面。
ゲット、16…ペディスタル、18…半導体ウェハ、2
4…チャンバ本体、28…下部アダプタ、30上部アダ
プタ、48…コリメータ、52…円板状プレート、53
…アーム、55…外部支持枠、57…隙間、62…上部
シールド、64…下部シールド、66…クランプリン
グ、70…中間シールド、72…内向き傾斜面、76…
外向き傾斜面。
Claims (15)
- 【請求項1】 真空チャンバと、前記真空チャンバ内で
基板を支持するためのペディスタルと、前記ペディスタ
ルにより支持された基板の表面に対向するように設けら
れ、スパッタにより粒子が放出されるターゲットと、前
記ペディスタル及び前記ターゲットの間に配置され、前
記ターゲットからの粒子を選択的に通過させるべく多数
の孔が形成されている円板状のコリメータとを備えるス
パッタ装置において、 前記ターゲットと前記コリメータとの間には、前記真空
チャンバの内壁を保護するための筒状のシールドが設け
られており、前記シールドの下端内縁が前記コリメータ
の外周縁よりも外側に配置されていることを特徴とする
スパッタ装置。 - 【請求項2】 真空チャンバと、前記真空チャンバ内で
基板を支持するためのペディスタルと、前記ペディスタ
ルにより支持された基板の表面に対向するように設けら
れ、スパッタにより粒子が放出されるターゲットと、前
記ペディスタル及び前記ターゲットの間に配置され、前
記ターゲットからの粒子を選択的に通過させるべく多数
の孔が形成されている円板状のコリメータとを備えるス
パッタ装置において、 前記コリメータと前記ペディスタルとの間には前記コリ
メータを通過した前記ターゲットからの粒子が拡散する
のを抑制するための筒状のシールドが設けられており、
前記シールドの上端内縁が前記コリメータの外周縁より
も内側に配置されていることを特徴とするスパッタ装
置。 - 【請求項3】 前記シールドの内径は、前記コリメータ
から前記ペディスタルに向かって小さくされていること
を特徴とする請求項2に記載のスパッタ装置。 - 【請求項4】 前記シールドの内壁面はテーパ形状であ
り、そのテーパ角が5゜〜15゜の範囲にあることを特
徴とする請求項2又は3に記載のスパッタ装置。 - 【請求項5】 真空チャンバと、前記真空チャンバ内で
基板を支持するためのペディスタルと、前記ペディスタ
ルにより支持された基板の表面に対向するように設けら
れ、スパッタにより粒子が放出されるターゲットと、前
記ペディスタル及び前記ターゲットの間に配置され、前
記ターゲットからの粒子を選択的に通過させるべく多数
の孔が形成されている円板状のコリメータとを備えるス
パッタ装置において、 前記コリメータと前記ペディスタルとの間には前記コリ
メータを通過した前記ターゲットからの粒子が拡散する
のを抑制するための筒状のシールドが設けられており、
筒状のシールドの内径が前記コリメータから前記ペディ
スタルに向かって小さくされていることを特徴とするス
パッタ装置。 - 【請求項6】 前記シールドの内壁面はテーパ形状であ
り、そのテーパ角は5゜〜15゜の範囲にあることを特
徴とする請求項5に記載のスパッタ装置。 - 【請求項7】 真空チャンバと、前記真空チャンバ内で
基板を支持するためのペディスタルと、前記ペディスタ
ルにより支持された基板の表面に対向するように設けら
れ、スパッタにより粒子が放出されるターゲットと、前
記ペディスタル及び前記ターゲットの間に配置され、前
記ターゲットからの粒子を選択的に通過させるべく多数
の孔が形成された円板状のコリメータとを備えたスパッ
タ装置において、 前記ペディスタルにより支持された基板の周縁部を前記
ペディスタルと協働して把持するためのクランプリング
を備えており、前記クランプリングの外径が前記コリメ
ータから前記ペディスタルに向かって大きくされている
ことを特徴とするスパッタ装置。 - 【請求項8】 前記クランプリングの外壁面はテーパ形
状であり、そのテーパ角は20゜以上であることを特徴
とする請求項7に記載のスパッタ装置。 - 【請求項9】 真空チャンバと、前記真空チャンバ内で
基板を支持するためのペディスタルと、前記ペディスタ
ルにより支持された基板の表面に対向するように設けら
れ、スパッタにより粒子が放出されるターゲットと、前
記ペディスタル及び前記ターゲットの間に配置され、前
記ターゲットからの粒子を選択的に通過させるべく多数
の孔が形成された円板状のコリメータとを備えたスパッ
タ装置において、 前記コリメータが前記ペディスタルと同軸に対向配置さ
れて前記ペディスタルが支持する基板と略等しい径を有
しており、 前記コリメータと前記真空チャンバとの間には隙間が形
成されていることを特徴とするスパッタ装置。 - 【請求項10】 前記コリメータは放射状に配置された
複数本のアームにより前記真空チャンバに対して支持さ
れていることを特徴とする請求項9に記載のスパッタ装
置。 - 【請求項11】 前記アームはコリメータの外周面に一
体的に設けられていることを特徴とする請求項10に記
載のスパッタ装置。 - 【請求項12】 真空チャンバと、 前記真空チャンバ内で基板を支持するためのペディスタ
ルと、 前記ペディスタルにより支持された基板の表面に対向す
るように設けられ、スパッタにより粒子が放出されるタ
ーゲットと、 前記ペディスタル及び前記ターゲットの間に配置され、
前記ターゲットからの粒子を選択的に通過させるべく多
数の孔が形成された円板状のコリメータと、 前記ターゲットと前記コリメータとの間の前記真空チャ
ンバの内壁を保護するために設けられた筒状の第1のシ
ールドと、 前記コリメータを通過した前記ターゲットからの粒子が
拡散するのを抑制するために、前記コリメータと前記ペ
ディスタルとの間に設けられた筒状の第2のシールド
と、 前記ペディスタルにより支持された基板の周縁部を前記
ペディスタルと協働して把持するためのクランプリング
と、を備え、 前記第1のシールドの下端内縁が前記コリメータの外周
縁よりも外側に配置され、 前記第2のシールドの上端内縁が前記コリメータの外周
縁よりも内側に配置され、 前記クランプリングの外径が前記コリメータから前記ペ
ディスタルに向かって大きくされていることを特徴とす
るスパッタ装置。 - 【請求項13】 前記第2のシールドの内径は前記コリ
メータから前記ペディスタルに向かって小さくされてい
ることを特徴とする請求項12に記載のスパッタ装置。 - 【請求項14】 前記第2のシールドの内壁面はテーパ
形状であり、そのテーパ角は5゜〜15゜の範囲にある
ことを特徴とする請求項12又は13に記載のスパッタ
装置。 - 【請求項15】 前記クランプリングの外壁面はテーパ
形状であり、そのテーパ角は20゜以上であることを特
徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載のスパ
ッタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33367996A JPH10176267A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | スパッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33367996A JPH10176267A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | スパッタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10176267A true JPH10176267A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18268762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33367996A Withdrawn JPH10176267A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | スパッタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10176267A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002524659A (ja) * | 1998-09-04 | 2002-08-06 | エシロール アンテルナショナル コムパニージェネラル ドプテイク | 湾曲基板における真空蒸着法 |
| WO2009155208A3 (en) * | 2008-06-17 | 2010-03-18 | Applied Materials, Inc. | Apparatus and method for uniform deposition |
| US20180142342A1 (en) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | Applied Materials, Inc. | Collimator for use in a physical vapor deposition chamber |
| CN108456860A (zh) * | 2017-02-22 | 2018-08-28 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 一种沉积腔室和膜层沉积装置 |
| JP2020128587A (ja) * | 2019-02-12 | 2020-08-27 | 株式会社アルバック | スパッタリング装置 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP33367996A patent/JPH10176267A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002524659A (ja) * | 1998-09-04 | 2002-08-06 | エシロール アンテルナショナル コムパニージェネラル ドプテイク | 湾曲基板における真空蒸着法 |
| WO2009155208A3 (en) * | 2008-06-17 | 2010-03-18 | Applied Materials, Inc. | Apparatus and method for uniform deposition |
| CN102066603B (zh) | 2008-06-17 | 2013-04-10 | 应用材料公司 | 用于均匀沉积的装置和方法 |
| US20180142342A1 (en) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | Applied Materials, Inc. | Collimator for use in a physical vapor deposition chamber |
| KR20190074324A (ko) * | 2016-11-18 | 2019-06-27 | 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 | 물리 기상 증착 챔버에서 사용하기 위한 콜리메이터 |
| CN110073463A (zh) * | 2016-11-18 | 2019-07-30 | 应用材料公司 | 用于在物理气相沉积腔室中的准直器 |
| US10697057B2 (en) * | 2016-11-18 | 2020-06-30 | Applied Materials, Inc. | Collimator for use in a physical vapor deposition chamber |
| CN108456860A (zh) * | 2017-02-22 | 2018-08-28 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 一种沉积腔室和膜层沉积装置 |
| CN108456860B (zh) * | 2017-02-22 | 2020-12-08 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 一种沉积腔室和膜层沉积装置 |
| JP2020128587A (ja) * | 2019-02-12 | 2020-08-27 | 株式会社アルバック | スパッタリング装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5086172B2 (ja) | ワークピースの縁部をシールドする装置 | |
| KR101217409B1 (ko) | 플라즈마 성막 장치 | |
| JPH10195644A (ja) | スパッタチャンバ及びスッパタターゲット | |
| US20030066484A1 (en) | Electrode cover, plasma apparatus utilizing the cover, and method of fitting the cover onto the plasma electrode | |
| US8986522B2 (en) | Angled sputtering physical vapor deposition apparatus with wafer holder and wafer holder for an angled sputtering physical vapor deposition apparatus | |
| TW202111779A (zh) | 用於pvd濺射腔室的可偏壓通量優化器/準直器 | |
| JP2004522307A (ja) | 誘導結合プラズマ加工システム | |
| US6676812B2 (en) | Alignment mark shielding ring without arcing defect and method for using | |
| WO2019144696A1 (zh) | 遮挡盘组件、半导体加工装置和方法 | |
| KR102699890B1 (ko) | 자기-중심조정 피쳐를 갖는 2-피스 셔터 디스크 조립체 | |
| JPH10176267A (ja) | スパッタ装置 | |
| US6165276A (en) | Apparatus for preventing plasma etching of a wafer clamp in semiconductor fabrication processes | |
| US6602793B1 (en) | Pre-clean chamber | |
| JP4520677B2 (ja) | マルチチャンバースパッタ処理装置 | |
| JP3905584B2 (ja) | スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法 | |
| JP2002194540A (ja) | プラズマ支援スパッタ成膜装置 | |
| US10597785B2 (en) | Single oxide metal deposition chamber | |
| JP3914287B2 (ja) | スパッタ装置及びコリメータ付着物の処理方法 | |
| JP2023146567A (ja) | 基板処理装置及びカバーリングアセンブリ | |
| JPH09129611A (ja) | エッチング方法 | |
| JPS60249329A (ja) | スパッタエッチング装置 | |
| JPH05243155A (ja) | スパッタ装置 | |
| JP7805737B2 (ja) | 成膜装置 | |
| JPH10140343A (ja) | スパッタ装置 | |
| US20250236947A1 (en) | Dielectric Deposition Ring with Fins for Physical Vapor Deposition |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |