JPH1017708A - 固体電解質が形成可能な組成物 - Google Patents

固体電解質が形成可能な組成物

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JPH1017708A
JPH1017708A JP8173866A JP17386696A JPH1017708A JP H1017708 A JPH1017708 A JP H1017708A JP 8173866 A JP8173866 A JP 8173866A JP 17386696 A JP17386696 A JP 17386696A JP H1017708 A JPH1017708 A JP H1017708A
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JP
Japan
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weight
unsaturated
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cellulose derivative
cellulose
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Application number
JP8173866A
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English (en)
Inventor
Eiichiro Takiyama
栄一郎 滝山
Fumio Matsui
二三雄 松井
Kazue Ogiwara
和重 荻原
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 (1)多量の溶剤を含んでも取り扱い可能な
ゲル電解質となり;(2)リチウム化合物と相溶性があ
り、溶剤に溶解したリチウム電解質を析出させず;
(3)架橋構造の形成が可能である;固体電解質が形成
可能な組成物の提供。 【解決手段】 (a)セルロースエステル誘導体の残存
ヒドロキシル基1モルに対して、不飽和モノイソシアナ
ートのイソシアナート基0.01〜1モルを反応させて
得られる不飽和セルロース誘導体100重量部に対し、
(b)アクリロニトリルを10〜1000重量部を配合
し、さらに(c)不飽和セルロース誘導体とアクリロニ
トリルとの合計100重量部に対して、リチウム化合物
を1〜50重量部、および(d)溶剤を10〜1000
重量部を配合してなる固体電解質が形成可能な組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてフィルム
電池に利用できる固体電解質が形成可能な組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術および課題】従来、固体電解質として、ポ
リエチレングリコール成分を有するポリマーを得る試み
が盛んに行われている。例えば、ポリエチレングリコー
ル自体や、ポリエチレングリコール成分を有するモノマ
ーあるいはウレタン化ポリマーを、重合または重付加等
により高分子量化させることにより、機械的物性を向上
させ、反面、結晶化に伴う導電性の低下をも防止し、実
用性のあるポリマーを得ようとしている。
【0003】しかしながら、ポリエチレングリコール類
を一成分とするポリマー類は、本質的に水溶性あるいは
親水性であって、リチウム電池に要求される非水系化レ
ベルの含水量とすることが著しく困難である上、得られ
るポリマーのフィルム強度は、非結晶性を前提とする限
り、低いものにならざるを得ない。
【0004】加えて、ポリエチレングリコール成分は、
粘着性、接着性に乏しいので、電極との接触に工夫が必
要とされる。
【0005】この他にも、最近ゴム質ポリマー同士のブ
レンド系に、リチウム化合物を溶解した溶剤溶液を含浸
させて固体電解質を得る方法も提案されている。
【0006】本発明者らは、良好なイオン導電性を有す
る固体電解質について検討を重ねてきたが、単にポリマ
ーとリチウム化合物との併用では、目的とする導電性を
得ることは困難であり、架橋ポリマーにイオンのキャリ
アとなる溶剤を含浸させた、いわゆるゲル状の電解質
(以下、ゲル電解質と略称する)でなければ目的を達成
することが難しいことを知るに至った。この場合、フィ
ルムの取り扱い上、ゲルの強度をできる限り強くしなが
ら、しかも多量の溶剤を含ませることが良好な導電性を
得る上で必須なことも判明した。矛盾する両者の性質、
すなわち多量の溶剤を含みながら極力ゲルの強度をあげ
ることを両立させるためには、ゲルを構成するポリマー
が大きな機械的強度を有していることが基本であって、
その上にポリマーは網目の粗い架橋構造、すなわちポリ
マーの架橋間隔を広くして必要な架橋密度とし、加えて
架橋部分も十分な強さをもっていることが必要であるこ
とも分かった。すなわちゲル電解質として要求されるポ
リマーの性質は、次のように要約される。
【0007】(1) 多量の溶剤を含んでも取り扱い可
能なゲルを形成するポリマーであること。 (2) リチウム化合物と相溶性があり、溶剤に溶解し
たリチウム電解質を析出させないこと。 (3) 架橋構造の形成が可能なこと。
【0008】本発明は、上記のようなゲル電解質に要求
されるポリマーの性質を十分に満たす固体電解質が形成
可能な組成物を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、不飽和セルロース誘導体および特定組成のモノマ
ー成分をグラフト共重合させるステップを導入すること
で上記目的を達成できることを見いだし、本発明を完成
することができた。なお、本発明に使用されるポリマー
は、いずれも高極性グループに属し、スチレン・ブタジ
エン共重合ゴムのような低極性ではない。
【0010】すなわち本発明は、(a) セルロースエ
ステル誘導体の残存ヒドロキシル基1モルに対して、不
飽和モノイソシアナートのイソシアナート基0.01〜
1モルを反応させて得られる不飽和セルロース誘導体1
00重量部に対し、(b) (メタ)アクリロニトリル
を10モル%以上含むモノマー成分10〜1000重量
部を配合し、さらに(c) 前記不飽和セルロース誘導
体と前記モノマー成分との合計100重量部に対して、
リチウム化合物を1〜50重量部、および(d) 前記
不飽和セルロース誘導体と前記モノマー成分との合計1
00重量部に対して、リチウム化合物を溶解可能な溶剤
を10〜1000重量部を配合してなる固体電解質が形
成可能な組成物を提供するものである。
【0011】また本発明は、(a)不飽和セルロース誘
導体100重量部に対し、(b)モノマー成分が100
〜300重量部を配合し、さらに(c)前記不飽和セル
ロース誘導体と前記モノマー成分との合計100重量部
に対して、リチウム化合物を3〜20重量部、および
(d)前記不飽和セルロース誘導体と前記モノマー成分
との合計100重量部に対して、リチウム化合物を溶解
可能な溶剤を100〜800重量部を配合してなる前記
の固体電解質が形成可能な組成物を提供するものであ
る。
【0012】さらに本発明は、セルロース誘導体がアセ
チルセルロースである前記の固体電解質が形成可能な組
成物を提供するものである。
【0013】さらにまた本発明は、セルロース誘導体が
セルロース・アセテート・ブチレートである前記の固体
電解質が形成可能な組成物を提供するものである。
【0014】また本発明は、セルロース誘導体がセルロ
ース・アセテート・プロピオネートである前記の固体電
解質が形成可能な組成物を提供するものである。
【0015】さらに本発明は、セルロースエステル誘導
体の残存ヒドロキシル基1モルに対して、不飽和モノイ
ソシアナートのイソシアナート基0.1〜0.5モルを
反応させて得られる不飽和セルロース誘導体が使用され
る前記の記載の固体電解質が形成可能な組成物を提供す
るものである。
【0016】さらにまた本発明は、リチウム化合物が、
LiClO4、LiBF4、LiPF6およびLiCF3
3からなる群から選択された少なくとも1種である前
記の固体電解質が形成可能な組成物を提供するものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。 (不飽和セルロース誘導体)本発明に用いられる不飽和
セルロース誘導体は、セルロースエステル誘導体の残存
ヒドロキシル基1モルに対して、不飽和モノイソシアナ
ートのイソシアナート基0.01〜1モルを反応させて
得られるものである。
【0018】セルロースエステル誘導体としては、セル
ロースのグルコースヒドロキシル基のエステル化物であ
り、例えばアセチルセルロース、セルロース・アセテー
ト・プロピオネート、セルロース・アセテート・ブチレ
ート等が挙げられる。現在一般に市販されているセルロ
ースエステル誘導体は、2置換体から3置換体の中間レ
ベルのものであり、残存ヒドロキシル基は8〜12モル
%位とされる。例えばアセチルセルロースはトリアセテ
ートタイプを除き、市販品が入手可能である。セルロー
ス・アセテート・ブチレートは用途によってブチル化度
が異なり、グルコースあたり3個のヒドロキシル基の
0.8〜2.4個がブチル基に、0.3〜1.5個がア
セチル基に置換され、ヒドロキシル基は0.2〜0.3
個程度残存し、同じくセルロース・アセテート・プロピ
オネートでは、グリコースあたり3個のヒドロキシル基
の1.0〜2.4個がプロピオニル基に、0.3〜1.
0個がアセチル基に置換され、ヒドロキシル基は0.2
〜0.3個程度残存しているものが市販されている。
【0019】セルロースエステル誘導体に不飽和基を導
入する不飽和モノイソシアナートとしては、次の種類が
挙げられる。
【0020】(イ) イソシアナート基と(メタ)アク
リロイル基とを同一分子中に有する不飽和イソシアナー
ト。例えば次式で示されるイソシアナートが挙げられ
る。
【0021】
【化1】
【0022】(ロ) ジイソシアナートのイソシアナー
ト基と不飽和モノアルコールのヒドロキシル基との当量
の反応生成物。例えば次式で示されるイソシアナートが
挙げられる。
【0023】
【化2】
【0024】この場合、ジイソシアナートには2個のイ
ソシアナート基の反応性の異なるタイプ、例えば2,4
−トリレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナ
ート等が好適である。
【0025】セルロースエステル誘導体および不飽和イ
ソシアナートの使用割合は、ヒドロキシル基1モルに対
して、イソシアナート基0.01〜1モル、好ましくは
0.1〜0.5モルがよい。0.01モル未満ではグラ
フトポリマーの形成が困難となる傾向があり、重合速度
も低下することがある。また、架橋密度も低下して、ゲ
ルとはならずに可溶性ポリマーとなることがある。
【0026】セルロースエステル誘導体および不飽和イ
ソシアナートの反応は、両者が溶解可能であり、且つリ
チウム化合物も溶解可能であり、さらに両者の活性基と
反応性のないタイプに溶解して行われる。なお、この場
合に使用される溶剤の使用量は、下記で説明する“リチ
ウム化合物を溶解可能な溶剤”の一部分として考慮され
る。
【0027】(モノマー成分)不飽和セルロース誘導体
とグラフト共重合して架橋し、自らも架橋ポリマーの一
成分となるモノマー成分は、(メタ)アクリロニトリル
が好適である。理由は必ずしも明らかではないが、ニト
リル基とリチウム化合物のアニオン部分との溶媒和も考
えられる。
【0028】モノマー成分の配合割合は、不飽和セルロ
ース誘導体100重量部当たり10〜1000重量部、
好ましくは100〜300重量部がよい。10重量部未
満ではグラフト化が不十分で、不飽和セルロース誘導体
の架橋構造ができず、溶剤を共存させたときにポリマー
の溶解ないし弱いゲルにしかならない。逆に1000重
量部を超えると、溶剤に溶解し難くなる傾向があり、強
く取り扱いに優れたゲル電解質を形成させることが困難
となる。
【0029】モノマー成分は、(メタ)アクリロニトリ
ル単独でもよいが、導電性を損なわずに溶剤への溶解性
を増加させるために、他のモノマーを共重合させること
も可能である。この場合の(メタ)アクリロニトリルの
モル%は、少なくともモノマー成分に対して10モル%
以上必要である。他のモノマーとしては、例えば(メ
タ)アクリル酸エステル類等が挙げられる。
【0030】(リチウム化合物)本発明に用いるリチウ
ム化合物は、とくに制限を加える必要はないが、導電性
および溶剤に対する溶解性を考慮すると、実用的には、
例えばLiClO4、LiBF4、LiPF6、LiCF3
SO3等のリチウム化合物が挙げられる。
【0031】リチウム化合物の配合割合は、不飽和セル
ロース誘導体とモノマー成分との合計100重量部に対
し、1〜50重量部、好ましくは3〜20重量部がよ
い。1重量部未満では導電性の発現が十分ではなく、逆
に50重量部を超えて配合しても導電性は増加せず、か
えって低下する場合がある。
【0032】(リチウム化合物を溶解可能な溶剤)さら
に本発明においては、リチウム化合物を溶解し、ゲル電
解質を形成させるためのリチウム化合物を溶解可能な溶
剤(以下、単に溶剤ということがある)が必要である。
好適に使用される溶剤の種類を以下に記載する。
【0033】(i)カーボネート類 エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、1−
ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチ
ルカーボネート、エチルメチルカーボネート; (ii)エステル類 ギ酸メチル、γ−ブチロラクトン; (iii)エーテル類 テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、
1,3−ジオキソラン、ジメトキシエタン、ジエトキシ
エタン、エトキシメトキシエタン、ジエチレングリコー
ル、ジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル; (iv)含窒素溶剤 アセトニトリル、ジメチルアセトアミド;および (v)含硫黄溶剤 スルホラン、3−メチルスルホラン、ジメチルスルホキ
シド。 もちろんこれら相互の併用も可能である。
【0034】これら溶剤の配合割合は、不飽和セルロー
ス誘導体およびモノマー成分の合計100重量部に対
し、10〜1000重量部、好ましくは100〜800
重量部がよい。10重量部未満では導電性の発現が不十
分なものとなり、1000重量部を超えて配合してもフ
ィルム強度を著しく弱めて実用性が損なわれる。
【0035】本発明の組成物の調製は、上記各成分を所
定量で配合し、公知の混合手段で混合することにより簡
単に行うことができる。
【0036】なお、不飽和セルロース誘導体およびモノ
マー成分のグラフト共重合は、リチウム化合物およびこ
れを溶解する溶剤とともに行うことができ、あるいは不
飽和セルロース誘導体およびモノマー成分をグラフト共
重合させ、得られたグラフト物を、リチウム化合物およ
びこれを溶解する溶剤に浸漬してゲル電解質を形成させ
てもよい。
【0037】モノマー成分を重合させるときは、ラジカ
ル発生剤を共存させることができ、熱重合の場合には有
機過酸化物、光開始剤あるいは光でゲル化させ、さらに
加熱硬化するときなどの場合には、光反応開始剤と有機
過酸化物との併用が好適である。有機過酸化物としては
中温硬化型が便利であるが、低温分解型も利用でき、例
えば過酸化ベンゾイル、t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキ
シル)パーオキシカーボネート、t−ブチルパーオキシ
オクトエート、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5
−トリメチルシクロヘキサン等が挙げられる。また、光
開始剤としては、とくに制限されないが、市販のものを
そのまま利用することができる。例えばジメチルベンジ
ルケタール、1−フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロパン−1−オン、アシロホスフィンオキシド等が
一般的に用いられる。光源も紫外線のみではなく、可視
光、近赤外光等のエネルギー線も利用でき、有機過酸化
物との併用も光ゲル化−加熱硬化といった面から望まし
いものとなる。
【0038】さらに本発明の組成物の実用化に当たって
は、目的を損なわない範囲で各種の添加剤、補強材、フ
ィラー、着色剤を必要に応じて併用できることは勿論で
ある。
【0039】得られた本発明の組成物を例えばフィルム
の形状に成形するには、例えば所望の形状に合わせた型
内で各成分を重合させるか、あるいはフィルム状に光照
射でゲル化させ、後に所望の形状とした後、加熱硬化さ
せてもよい。
【0040】
【作用】本発明者らは、鋭意検討を重ねたところ、セル
ロースエステル誘導体および(メタ)アクリロニトリル
のグラフト共重合体が、頗る強靭なポリマーであり、こ
れに多量の溶剤およびリチウム化合物を共存させても取
り扱い可能なゲル状フィルムを形成し、イオン導電性を
示すことを見いだし、本発明を完成することができた。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。な
お、以下の例において、(メタ)アクリロニトリルおよ
びリチウム化合物を溶解可能な溶剤は、モレキュラーシ
ーブを用いて水分量50ppm以下に脱水したものを用
いた。
【0042】実施例1〜5 撹拌機、還流コンデンサー、温度計、ガス導入管を付し
た1リットルセパラブルフラスコに、アセチルセルロー
ス(イーストマンケミカル社製、商品名CA−394)
を200g、プロピレンカーボネート(三菱化学社製電
池グレード)を400g仕込み、30〜40℃に加温溶
解した後、不飽和イソシアナートとしてイソシアナート
エチルメタクリレート(昭和電工社製、商品名MOI)
6.5g、ジブチル錫ラウレート0.3gを加え、乾燥空
気中60〜65℃で3時間反応すると、赤外分析の結
果、遊離のイソシアナート基は完全に消失したことが確
認された。計算上はアセチルセルロース10分子に対し
て、1個の不飽和イソシアナート基が反応したことにな
る。さらにアクリロニトリル200gを加えた。これを
溶液(A)とした。表1に示す配合割合でリチウム化合
物並びに溶剤を添加し、有機過酸化物も加えて白金電極
間で0.5mm間隔に注型し、窒素気流中、60℃2時
間、80℃12時間重合した後、交流インピーダンス法
(1MHz)で導電性を測定した。結果を併せて表1に
示す。
【0043】
【表1】
【0044】実施例6〜10 撹拌機、還流コンデンサー、温度計、ガス導入管を付し
た1リットルセパラブルフラスコに、アセチルセルロー
ス(イーストマンケミカル社製、商品名CA−394)
を200g、プロピレンカーボネート(三菱化学社製電
池グレード)を400g、不飽和イソシアナート(2,
4−トリレンジイソシアナート1モルと2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート1モルとの付加反応生成物)1
1g、ジブチル錫ラウレート0.1gを加え、65〜70
℃で5時間反応すると、赤外分析の結果、遊離のイソシ
アナート基は完全に消失したことが確認された。計算上
はアセチルセルロース10分子、則ちグルコース10個
に対して、1個の不飽和イソシアナート基が反応したこ
とになる。これにアクリロニトリル100gおよびアセ
トアセトキシエチルメタクリレート100gを加えた。
これを溶液(B)とした。表2に示す配合割合でリチウ
ム化合物並びに溶剤を添加し、有機過酸化物も加えて白
金電極間で0.5mm間隔に注型し、窒素気流中、60℃
2時間、80℃12時間重合した後、交流インピーダン
ス法(1MHz)で導電性を測定した。結果を併せて表
2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】実施例11〜15 撹拌機、還流コンデンサー、温度計、ガス導入管を付し
た1リットルセパラブルフラスコに、セルロース・アセ
テート・プロピオネート(イーストマンケミカル社製、
商品名CAP−482−0.5、これはプロピオニル基
45重量%、アセチル基2.5重量%、ヒドロキシル基
2.6重量%を有する)を200g、プロピレンカーボ
ネート(三菱化学社製電池グレード)を400g仕込
み、30〜40℃に加温溶解した後、不飽和イソシアナ
ートとしてイソシアナートエチルメタクリレート(昭和
電工社製、商品名MOI)8.5g、ジブチル錫ラウレ
ート0.3gを加え、乾燥空気中60〜65℃で3時間
反応すると、赤外分析の結果、遊離のイソシアナート基
は完全に消失したことが確認された。計算上はセルロー
ス・アセテート・プロピオネート約10分子に対して、
1個の不飽和イソシアナート基が反応したことになる。
さらにアクリロニトリル200gを加えた。これを溶液
(C)とした。表3に示す配合割合でリチウム化合物並
びに溶剤を添加し、有機過酸化物も加えて白金電極間で
0.5mm間隔に注型し、窒素気流中、60℃2時間、8
0℃12時間重合した後、交流インピーダンス法(1M
Hz)で導電性を測定した。結果を併せて表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】実施例16〜20 撹拌機、還流コンデンサー、温度計、ガス導入管を付し
た1リットルセパラブルフラスコに、セルロース・アセ
テート・プロピオネート(イーストマンケミカル社製、
商品名CAP−482−2.0、これはプロピオニル基
45重量%、アセチル基2.5重量%、ヒドロキシル基
1.8重量%を有する)を200g、プロピレンカーボ
ネート(三菱化学社製電池グレード)を400g仕込
み、溶解し、不飽和イソシアナート(2,4−トリレン
ジイソシアナート1モルと2−ヒドロキシプロピルメタ
クリレート1モルとの付加反応生成物)10g、ジブチ
ル錫ラウレート0.1gを加え、65〜70℃で5時間
反応すると、赤外分析の結果、遊離のイソシアナート基
は完全に消失したことが確認された。計算上はセルロー
ス・アセテート・プロピオネート約10分子に対して、
1個の不飽和イソシアナート基が反応したことになる。
さらにアクリロニトリル100gおよびアセトアセトキ
シエチルメタクリレート100gを加えた。これを溶液
(D)とした。表4に示す配合割合でリチウム化合物並
びに溶剤を添加し、有機過酸化物も加えて白金電極間で
0.5mm間隔に注型し、窒素気流中、60℃2時間、8
0℃12時間重合した後、交流インピーダンス法(1M
Hz)で導電性を測定した。結果を併せて表4に示す。
【0049】
【表4】
【0050】実施例21〜25 撹拌機、還流コンデンサー、温度計、ガス導入管を付し
た1リットルセパラブルフラスコに、セルロース・アセ
テート・ブチレート(イーストマンケミカル社製、商品
名CAB−381−0.5、これはブチリル基38重量
%、アセチル基13.5重量%、ヒドロキシル基1.3
重量%を有する)を200g、プロピレンカーボネート
(三菱化学社製電池グレード)を400g仕込み、30
〜40℃で溶解した後、不飽和イソシアナートとしてイ
ソシアナートエチルメタクリレート(昭和電工社製、商
品名MOI)10g、ジブチル錫ラウレート0.3gを加
え、乾燥空気中60〜65℃で3時間反応すると、赤外
分析の結果、遊離のイソシアナート基は完全に消失した
ことが確認された。計算上は、セルロース・アセテート
・ブチレート約10分子に対して1個のイソシアナート
基が反応したことになる。さらにアクリロニトリル20
0gを加えた。これを溶液(E)とした。表5に示す配
合割合でリチウム化合物並びに溶剤を添加し、有機過酸
化物も加えて白金電極間で0.5mm間隔に注型し、窒素
気流中、60℃2時間、80℃12時間重合した後、交
流インピーダンス法(1MHz)で導電性を測定した。
結果を併せて表5に示す。
【0051】
【表5】
【0052】実施例26〜30 撹拌機、還流コンデンサー、温度計、ガス導入管を付し
た1リットルセパラブルフラスコに、セルロース・アセ
テート・ブチレート(イーストマンケミカル社製、商品
名CAB−551−0.2、これはブチリル基52重量
%、アセチル基2.0重量%、ヒドロキシル基1.8重
量%を有する)を200g、プロピレンカーボネート
(三菱化学社製電池グレード)を400g仕込み、溶解
し、不飽和イソシアナート(2,4−トリレンジイソシ
アナート1モルと2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト1モルとの付加反応生成物)9g、ジブチル錫ラウレ
ート0.1gを加え、65〜70℃で5時間反応する
と、赤外分析の結果、遊離のイソシアナート基は完全に
消失したことが確認された。計算上は、セルロース・ア
セテート・ブチレート約10分子に対して1個のイソシ
アナート基が反応したことになる。さらにアクリロニト
リル100gおよびアセトアセトキシエチルメタクリレ
ート100gを加えた。これを溶液(F)とした。表6
に示す配合割合でリチウム化合物並びに溶剤を添加し、
有機過酸化物も加えて白金電極間で0.5mm間隔に注型
し、窒素気流中、60℃2時間、80℃12時間重合し
た後、交流インピーダンス法(1MHz)で導電性を測
定した。結果を併せて表6に示す。
【0053】
【表6】
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、(1)多量の溶剤を含
んでも取り扱い可能なゲル電解質となり得;(2)リチ
ウム化合物と相溶性があり、溶剤に溶解したリチウム電
解質を析出させず;(3)架橋構造の形成が可能であ
る;固体電解質が形成可能な組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 18/81 NFN C08G 18/81 NFN C08L 33/20 LJJ C08L 33/20 LJJ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) セルロースエステル誘導体の残存
    ヒドロキシル基1モルに対して、不飽和モノイソシアナ
    ートのイソシアナート基0.01〜1モルを反応させて
    得られる不飽和セルロース誘導体100重量部に対し、 (b) (メタ)アクリロニトリルを10モル%以上含
    むモノマー成分10〜1000重量部を配合し、さらに (c) 前記不飽和セルロース誘導体と前記モノマー成
    分との合計100重量部に対して、リチウム化合物を1
    〜50重量部、および (d) 前記不飽和セルロース誘導体と前記モノマー成
    分との合計100重量部に対して、リチウム化合物を溶
    解可能な溶剤を10〜1000重量部を配合してなる固
    体電解質が形成可能な組成物。
  2. 【請求項2】 (a)不飽和セルロース誘導体100重
    量部に対し、(b)モノマー成分が100〜300重量
    部を配合し、さらに(c)前記不飽和セルロース誘導体
    と前記モノマー成分との合計100重量部に対して、リ
    チウム化合物を3〜20重量部、および(d)前記不飽
    和セルロース誘導体と前記モノマー成分との合計100
    重量部に対して、リチウム化合物を溶解可能な溶剤を1
    00〜800重量部を配合してなる請求項1に記載の固
    体電解質が形成可能な組成物。
  3. 【請求項3】 セルロース誘導体がアセチルセルロース
    である請求項1に記載の固体電解質が形成可能な組成
    物。
  4. 【請求項4】 セルロース誘導体がセルロース・アセテ
    ート・ブチレートである請求項1に記載の固体電解質が
    形成可能な組成物。
  5. 【請求項5】 セルロース誘導体がセルロース・アセテ
    ート・プロピオネートである請求項1に記載の固体電解
    質が形成可能な組成物。
  6. 【請求項6】 セルロースエステル誘導体の残存ヒドロ
    キシル基1モルに対して、不飽和モノイソシアナートの
    イソシアナート基0.1〜0.5モルを反応させて得ら
    れる不飽和セルロース誘導体が使用される請求項1ない
    し5のいずれか1項に記載の固体電解質が形成可能な組
    成物。
  7. 【請求項7】 リチウム化合物が、LiClO4、Li
    BF4、LiPF6およびLiCF3SO3からなる群から
    選択された少なくとも1種である請求項1ないし6のい
    ずれか1項に記載の固体電解質が形成可能な組成物。
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KR100352901B1 (ko) * 1999-12-10 2002-09-16 엘지전자 주식회사 라우터 장치의 패킷 처리방법
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JP2008088329A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Nitto Denko Corp カーボネート化セルロース系化合物およびその製造方法ならびにゲル状電解質

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