JPH10177817A - 誘電体磁器組成物および誘電体共振器 - Google Patents
誘電体磁器組成物および誘電体共振器Info
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- JPH10177817A JPH10177817A JP8339678A JP33967896A JPH10177817A JP H10177817 A JPH10177817 A JP H10177817A JP 8339678 A JP8339678 A JP 8339678A JP 33967896 A JP33967896 A JP 33967896A JP H10177817 A JPH10177817 A JP H10177817A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】比誘電率が7以下で、かつ、測定周波数10G
HzにおけるQ値が2000以上を有するとともに、焼
成条件を改善できる誘電体磁器組成物および誘電体共振
器を提供する。 【解決手段】金属元素酸化物のモル比による組成式をx
MgO・yAl2 O3 ・zSiO2 と表した時、x、y
およびzが、10≦x≦40、10≦y≦40、20≦
z≦80、x+y+z=100を満足する主成分60〜
99.9重量%と、SmをSm2 O3 換算で0.1〜4
0重量%とからなり、かつ結晶相としてSm2 Si2 O
7 が存在するものである。また、比誘電率が7以下、か
つ、測定周波数10GHz(室温)でのQ値が2000
以上であることが望ましい。
HzにおけるQ値が2000以上を有するとともに、焼
成条件を改善できる誘電体磁器組成物および誘電体共振
器を提供する。 【解決手段】金属元素酸化物のモル比による組成式をx
MgO・yAl2 O3 ・zSiO2 と表した時、x、y
およびzが、10≦x≦40、10≦y≦40、20≦
z≦80、x+y+z=100を満足する主成分60〜
99.9重量%と、SmをSm2 O3 換算で0.1〜4
0重量%とからなり、かつ結晶相としてSm2 Si2 O
7 が存在するものである。また、比誘電率が7以下、か
つ、測定周波数10GHz(室温)でのQ値が2000
以上であることが望ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体磁器組成物
に係わり、例えば、マイクロ波、ミリ波集積回路等のマ
イクロ波、ミリ波帯域で用いられる回路素子用基板、誘
電体共振器用支持部材、誘電体共振器、誘電体導波路、
誘電体アンテナ等の材料として有用な高周波用の誘電体
磁器組成物、並びに誘電体磁器を支持部材を介して基板
に固定した誘電体共振器に関するものである。
に係わり、例えば、マイクロ波、ミリ波集積回路等のマ
イクロ波、ミリ波帯域で用いられる回路素子用基板、誘
電体共振器用支持部材、誘電体共振器、誘電体導波路、
誘電体アンテナ等の材料として有用な高周波用の誘電体
磁器組成物、並びに誘電体磁器を支持部材を介して基板
に固定した誘電体共振器に関するものである。
【0002】
【従来技術】マイクロ波、ミリ波集積回路をはじめとす
る高周波回路素子では、誘電体共振磁器を支持部材を介
して基板に固定する構造が採用される場合がある。例え
ば、誘電体共振器制御型マイクロ波発信器は、図1に示
すように、誘電体磁器1を支持部材2を介して磁器基板
3に取り付け、誘電体磁器1の外部に漏れ出る磁界Hを
利用して磁器基板3に設けたストリップライン4に結合
させ、これらを金属ケース5に収容させた構造を有して
いる。
る高周波回路素子では、誘電体共振磁器を支持部材を介
して基板に固定する構造が採用される場合がある。例え
ば、誘電体共振器制御型マイクロ波発信器は、図1に示
すように、誘電体磁器1を支持部材2を介して磁器基板
3に取り付け、誘電体磁器1の外部に漏れ出る磁界Hを
利用して磁器基板3に設けたストリップライン4に結合
させ、これらを金属ケース5に収容させた構造を有して
いる。
【0003】この種の高周波回路においては、誘電体磁
器1の電磁界が支持部材2を介して漏れるのを制御する
ことによって、無負荷Qの高い共振系が構成されること
になるため、支持部材2には比誘電率が低く誘電損失
(tanδ)が小さい(Q値が大きい)材料を使用する
必要がある。このため、従来、支持部材2の材料として
は比誘電率が約7、測定周波数10GHzでのQ値が約
15000のフォルステライトが採用され、また、磁器
基板3の材料としては主として比誘電率が約10、測定
周波数10GHzでのQ値が20000以上のアルミナ
磁器が採用されていた(例えば、特開昭62−1039
04号公報等参照)。
器1の電磁界が支持部材2を介して漏れるのを制御する
ことによって、無負荷Qの高い共振系が構成されること
になるため、支持部材2には比誘電率が低く誘電損失
(tanδ)が小さい(Q値が大きい)材料を使用する
必要がある。このため、従来、支持部材2の材料として
は比誘電率が約7、測定周波数10GHzでのQ値が約
15000のフォルステライトが採用され、また、磁器
基板3の材料としては主として比誘電率が約10、測定
周波数10GHzでのQ値が20000以上のアルミナ
磁器が採用されていた(例えば、特開昭62−1039
04号公報等参照)。
【0004】一方、低誘電率材料としては、従来、コー
ジェライトが知られているが、焼成温度範囲がきわめて
狭いことから緻密な焼結体を得がたく、ガラス材を添加
することによって、比誘電率が4〜6、測定周波数10
GHzでのQ値が1000程度のガラスセラミックとし
て用いられている(例えば、特開昭61−234128
号公報等参照)。
ジェライトが知られているが、焼成温度範囲がきわめて
狭いことから緻密な焼結体を得がたく、ガラス材を添加
することによって、比誘電率が4〜6、測定周波数10
GHzでのQ値が1000程度のガラスセラミックとし
て用いられている(例えば、特開昭61−234128
号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来用
いられていたアルミナ、及びフォルステライトの比誘電
率はそれぞれ約10及び約7程度であり、近年における
高周波数帯の誘電体共振器の普及にともない、より低誘
電率材料が求められていた。
いられていたアルミナ、及びフォルステライトの比誘電
率はそれぞれ約10及び約7程度であり、近年における
高周波数帯の誘電体共振器の普及にともない、より低誘
電率材料が求められていた。
【0006】一方、低誘電率材料として用いられている
ガラスセラミック等の磁器は比誘電率が約4〜6と小さ
いが、測定周波数10GHzでのQ値が1000程度で
あり、近年における高周波領域の誘電体共振器の普及に
伴い、より高いQ値の低誘電率材料が求められていた。
ガラスセラミック等の磁器は比誘電率が約4〜6と小さ
いが、測定周波数10GHzでのQ値が1000程度で
あり、近年における高周波領域の誘電体共振器の普及に
伴い、より高いQ値の低誘電率材料が求められていた。
【0007】また、共振器の磁器基板に主として使用さ
れているアルミナ磁器は比誘電率が約10と比較的高
く、高インピーダンスのストリップラインを形成しよう
とすると、ライン幅が小さくなりすぎて(通常1μm以
下)、断線が生じたり、相対的なライン幅のばらつきが
大きくなり、マイクロ波集積回路の不良率が増大すると
いう問題があった。
れているアルミナ磁器は比誘電率が約10と比較的高
く、高インピーダンスのストリップラインを形成しよう
とすると、ライン幅が小さくなりすぎて(通常1μm以
下)、断線が生じたり、相対的なライン幅のばらつきが
大きくなり、マイクロ波集積回路の不良率が増大すると
いう問題があった。
【0008】他方、この種の磁器基板におけるストリッ
プラインのインピーダンスは、基板の厚さが一定であれ
ば、その比誘電率及びストリップラインの幅にそれぞれ
反比例するため、ライン幅を小さくする代わりに、比誘
電率の低い基板材料を使用することによってもインピー
ダンスを高めることができ、このため、より低誘電率材
料が求められていた。
プラインのインピーダンスは、基板の厚さが一定であれ
ば、その比誘電率及びストリップラインの幅にそれぞれ
反比例するため、ライン幅を小さくする代わりに、比誘
電率の低い基板材料を使用することによってもインピー
ダンスを高めることができ、このため、より低誘電率材
料が求められていた。
【0009】本出願人は上記問題を解決する一手段とし
て、金属元素としてMg、Al、Siからなる複合酸化
物であって、各金属元素の酸化物によるモル比組成式を
xMgO・yAl2 O3 ・zSiO2 と表した時、前記
x、y、zが10≦x≦40、10≦y≦40、20≦
z≦80、x+y+z=100を満足し、比誘電率が6
以下、かつ、測定周波数10GHzでのQ値が2000
以上である高周波用誘電体磁器組成物、および誘電体共
振器をすでに提案した(特願平7−195211号)。
て、金属元素としてMg、Al、Siからなる複合酸化
物であって、各金属元素の酸化物によるモル比組成式を
xMgO・yAl2 O3 ・zSiO2 と表した時、前記
x、y、zが10≦x≦40、10≦y≦40、20≦
z≦80、x+y+z=100を満足し、比誘電率が6
以下、かつ、測定周波数10GHzでのQ値が2000
以上である高周波用誘電体磁器組成物、および誘電体共
振器をすでに提案した(特願平7−195211号)。
【0010】この高周波誘電体磁器組成物はアルミナ、
フォルステライトよりも低い比誘電率を有し、かつ、ガ
ラスセラミックよりも高いQ値を有する優れたものであ
った。
フォルステライトよりも低い比誘電率を有し、かつ、ガ
ラスセラミックよりも高いQ値を有する優れたものであ
った。
【0011】しかしながら、従来、コージェライトは焼
成温度範囲が極めて狭い事から、緻密な焼結体を得がた
く、発明者等が先に出願した上記高周波用誘電体磁器組
成物も例外ではなかった。一方、従来、コージェライト
にSm2 O3 を添加して焼成温度範囲を広げる試みもな
されているが(特公平6−74172号公報参照)、S
m2 O3 の添加によりガラス相が生成されるため、高周
波領域での比誘電率は5以下と低いものの、Q値が50
0程度(誘電損失0.002程度)と低いという問題が
あった。
成温度範囲が極めて狭い事から、緻密な焼結体を得がた
く、発明者等が先に出願した上記高周波用誘電体磁器組
成物も例外ではなかった。一方、従来、コージェライト
にSm2 O3 を添加して焼成温度範囲を広げる試みもな
されているが(特公平6−74172号公報参照)、S
m2 O3 の添加によりガラス相が生成されるため、高周
波領域での比誘電率は5以下と低いものの、Q値が50
0程度(誘電損失0.002程度)と低いという問題が
あった。
【0012】本発明は、比誘電率が7以下で、かつ、測
定周波数10GHzにおけるQ値が2000以上を有す
るとともに、焼成条件を改善できる誘電体磁器組成物お
よび誘電体共振器を提供することを目的とする。
定周波数10GHzにおけるQ値が2000以上を有す
るとともに、焼成条件を改善できる誘電体磁器組成物お
よび誘電体共振器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の誘電体磁器組成
物は、金属元素としてMg、AlおよびSiからなる複
合酸化物であって、各金属元素酸化物のモル比による組
成式をxMgO・yAl2 O3 ・zSiO2 と表した
時、前記x、yおよびzが、10≦x≦40、10≦y
≦40、20≦z≦80、x+y+z=100を満足す
る主成分60〜99.9重量%と、SmをSm2 O3 換
算で0.1〜40重量%とからなり、かつ結晶相として
Sm2 Si2 O7 が存在するものである。また、本発明
の誘電体磁器組成物は、比誘電率が7以下、かつ、測定
周波数10GHz(室温)でのQ値が2000以上の特
性を有する。
物は、金属元素としてMg、AlおよびSiからなる複
合酸化物であって、各金属元素酸化物のモル比による組
成式をxMgO・yAl2 O3 ・zSiO2 と表した
時、前記x、yおよびzが、10≦x≦40、10≦y
≦40、20≦z≦80、x+y+z=100を満足す
る主成分60〜99.9重量%と、SmをSm2 O3 換
算で0.1〜40重量%とからなり、かつ結晶相として
Sm2 Si2 O7 が存在するものである。また、本発明
の誘電体磁器組成物は、比誘電率が7以下、かつ、測定
周波数10GHz(室温)でのQ値が2000以上の特
性を有する。
【0014】また、本発明の誘電体共振器は、基板上に
支持部材を介して誘電体磁器を固定してなる誘電体共振
器において、前記基板および/または前記支持部材が、
上記誘電体磁器組成物からなるものである。
支持部材を介して誘電体磁器を固定してなる誘電体共振
器において、前記基板および/または前記支持部材が、
上記誘電体磁器組成物からなるものである。
【0015】
【作用】上記した特公平6−74172号公報に開示さ
れた誘電体磁器組成物では、コージェライト粉末にSm
2 O3 を添加し焼成しているが、コージェライト相の粒
界にSm2 O3 がガラスとして存在しており、このガラ
スのため誘電損失が0.002程度と大きいと考えられ
る。
れた誘電体磁器組成物では、コージェライト粉末にSm
2 O3 を添加し焼成しているが、コージェライト相の粒
界にSm2 O3 がガラスとして存在しており、このガラ
スのため誘電損失が0.002程度と大きいと考えられ
る。
【0016】この点について、本発明者等は鋭意検討し
た結果、添加したSm2 O3 を低誘電率、高Q値のSm
2 Si2 O7 として析出するように降温速度を制御する
ことにより、測定周波数10GHzにおける比誘電率が
7以下、Q値が2000以上を達成できることを知見
し、本発明に至ったのである。
た結果、添加したSm2 O3 を低誘電率、高Q値のSm
2 Si2 O7 として析出するように降温速度を制御する
ことにより、測定周波数10GHzにおける比誘電率が
7以下、Q値が2000以上を達成できることを知見
し、本発明に至ったのである。
【0017】また、Sm2 O3 が助剤として機能するこ
とにより、焼成温度等の焼成条件を厳密に制御して得ら
れた特性を大きく劣化させることなく、焼成条件を改善
することができる。つまり、比誘電率が4〜7、測定周
波数10GHzでのQ値が2000以上の低誘電率の誘
電体磁器を得ることができるとともに、例えば、焼成温
度幅が5〜10℃程度であったものを80℃程度まで広
げることができ、製造を容易にし、量産性を向上するこ
とができるのである。
とにより、焼成温度等の焼成条件を厳密に制御して得ら
れた特性を大きく劣化させることなく、焼成条件を改善
することができる。つまり、比誘電率が4〜7、測定周
波数10GHzでのQ値が2000以上の低誘電率の誘
電体磁器を得ることができるとともに、例えば、焼成温
度幅が5〜10℃程度であったものを80℃程度まで広
げることができ、製造を容易にし、量産性を向上するこ
とができるのである。
【0018】そして、このような低誘電率、高Q値の誘
電体磁器を、例えば、誘電体共振器の支持部材および/
または基板に用いる事により、高インピーダンスのマイ
クロ波用集積回路などの高周波用回路素子を信頼性を損
なう事なく製造することができる。
電体磁器を、例えば、誘電体共振器の支持部材および/
または基板に用いる事により、高インピーダンスのマイ
クロ波用集積回路などの高周波用回路素子を信頼性を損
なう事なく製造することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の誘電体磁器組成物は、モ
ル比の組成式をxMgO・yAl2 O3 ・zSiO2 と
表した時に、x、y、zが、10≦x≦40、10≦y
≦40、20≦z≦80、x+y+z=100を満足す
るものを主成分とする。
ル比の組成式をxMgO・yAl2 O3 ・zSiO2 と
表した時に、x、y、zが、10≦x≦40、10≦y
≦40、20≦z≦80、x+y+z=100を満足す
るものを主成分とする。
【0020】本発明の誘電体磁器組成物の主成分組成を
前記範囲に限定したのは、次の理由による。すなわち、
MgOのモル百分率を示すxを10〜40モル%とした
のは10モル%未満では良好な焼結体が得られずQ値が
低く、また40モル%を越えると比誘電率が高くなるか
らである。特にMgO量を示すxは、Q値を5000以
上とするという点から15〜35モル%が望ましい。
前記範囲に限定したのは、次の理由による。すなわち、
MgOのモル百分率を示すxを10〜40モル%とした
のは10モル%未満では良好な焼結体が得られずQ値が
低く、また40モル%を越えると比誘電率が高くなるか
らである。特にMgO量を示すxは、Q値を5000以
上とするという点から15〜35モル%が望ましい。
【0021】また、Al2 O3 のモル百分率を示すyを
10〜40モル%としたのはAl2O3 量yが10モル
%よりも小さい場合には、良好な焼結体が得られず、ま
たQ値が低くなり、40モル%を越えるとQ値が低下す
るからである。Al2 O3 量を示すyは、Q値を500
0以上とするという点から15〜35モル%が望まし
い。
10〜40モル%としたのはAl2O3 量yが10モル
%よりも小さい場合には、良好な焼結体が得られず、ま
たQ値が低くなり、40モル%を越えるとQ値が低下す
るからである。Al2 O3 量を示すyは、Q値を500
0以上とするという点から15〜35モル%が望まし
い。
【0022】SiO2 のモル百分率zを20≦z≦80
モル%としたのは、zが20モル%よりも小さい場合に
は比誘電率が大きくなり、80モル%を越えると良好な
焼結体が得られずQ値が低くなる。SiO2 量を示すz
はQ値を5000以上とするという点から30〜65モ
ル%が望ましい。
モル%としたのは、zが20モル%よりも小さい場合に
は比誘電率が大きくなり、80モル%を越えると良好な
焼結体が得られずQ値が低くなる。SiO2 量を示すz
はQ値を5000以上とするという点から30〜65モ
ル%が望ましい。
【0023】本発明によれば、SmをSm2 O3 換算で
0.1〜40重量%に限定したのは、Sm2 O3 の含有
量が0.1重量%より少ない場合(主成分が99.9重
量%よりも多い場合)、緻密化焼成温度は広くならず、
40重量%より多い場合(主成分が60重量%よりも少
ない場合)は、比誘電率が大きくなりすぎるとともに、
焼成温度範囲がかえって狭くなるからである。Sm2 O
3 の含有量を増加させるほど焼成温度が低くなるが、一
方比誘電率が大きくなるため、これらの特性と緻密化焼
成温度とのかねあいで、Sm2 O3 の含有量を決定する
ことが望ましい。Sm2 O3 の含有量は、降温速度をそ
れほど厳密に制御する必要のないとい点から、10重量
%よりも多く、40重量%以下とすることが望ましい。
0.1〜40重量%に限定したのは、Sm2 O3 の含有
量が0.1重量%より少ない場合(主成分が99.9重
量%よりも多い場合)、緻密化焼成温度は広くならず、
40重量%より多い場合(主成分が60重量%よりも少
ない場合)は、比誘電率が大きくなりすぎるとともに、
焼成温度範囲がかえって狭くなるからである。Sm2 O
3 の含有量を増加させるほど焼成温度が低くなるが、一
方比誘電率が大きくなるため、これらの特性と緻密化焼
成温度とのかねあいで、Sm2 O3 の含有量を決定する
ことが望ましい。Sm2 O3 の含有量は、降温速度をそ
れほど厳密に制御する必要のないとい点から、10重量
%よりも多く、40重量%以下とすることが望ましい。
【0024】本発明の誘電体磁器組成物は、Q値を50
00以上とするためには15≦x≦35、15≦y≦3
5、30≦z≦65を満足することが望ましい。本発明
では、特に、コージェライトの組成、即ちx=22.
2、y=22.2、z=55.6でSm2 O3 を0.1
〜40重量%含有することが望ましい。
00以上とするためには15≦x≦35、15≦y≦3
5、30≦z≦65を満足することが望ましい。本発明
では、特に、コージェライトの組成、即ちx=22.
2、y=22.2、z=55.6でSm2 O3 を0.1
〜40重量%含有することが望ましい。
【0025】測定周波数10GHzでのQ値が2000
以上を満足するようにしたのは、Q値が2000以上あ
る場合には、近年における高周波数帯の誘電体共振器に
も十分対応することができるからである。Q値は、高け
れば高い程望ましいが、特には、測定周波数10GHz
でのQ値が5000以上であることが望ましい。
以上を満足するようにしたのは、Q値が2000以上あ
る場合には、近年における高周波数帯の誘電体共振器に
も十分対応することができるからである。Q値は、高け
れば高い程望ましいが、特には、測定周波数10GHz
でのQ値が5000以上であることが望ましい。
【0026】また、本発明の誘電体磁器組成物では、主
結晶相がコージェライトであり、Sm2 O3 の添加量や
焼成条件に応じた量比でSm2 Si2 O7 が析出する。
また、他の結晶相として、ムライト、スピネル、プロト
エンスタタイト、クリノエンスタタイト、クリストバラ
イト、フォルステライト、トリジマイト、サファリン等
が析出する場合があるが、組成によってその析出相が異
なる。
結晶相がコージェライトであり、Sm2 O3 の添加量や
焼成条件に応じた量比でSm2 Si2 O7 が析出する。
また、他の結晶相として、ムライト、スピネル、プロト
エンスタタイト、クリノエンスタタイト、クリストバラ
イト、フォルステライト、トリジマイト、サファリン等
が析出する場合があるが、組成によってその析出相が異
なる。
【0027】また、本発明の誘電体共振器は、図1に示
すように、基板3上に支持部材2を介して誘電体磁器1
を固定してなり、支持部材2または基板3、或いは支持
部材2及び基板3が、上記誘電体磁器組成物からなるも
のである。この場合、誘電体磁器1としては、周知の材
料が用いられる。誘電体磁器1として、本発明の誘電体
磁器組成物を用いても良い。
すように、基板3上に支持部材2を介して誘電体磁器1
を固定してなり、支持部材2または基板3、或いは支持
部材2及び基板3が、上記誘電体磁器組成物からなるも
のである。この場合、誘電体磁器1としては、周知の材
料が用いられる。誘電体磁器1として、本発明の誘電体
磁器組成物を用いても良い。
【0028】本発明の誘電体磁器組成物は、原料粉末と
して、例えば、MgCO3 粉末,Al2 O3 粉末,Si
O2 粉末、Sm2 O3 粉末を用い、所定の割合で秤量
し、湿式混合した後乾燥し、この混合物を大気中におい
て1100〜1300℃で仮焼した後、粉砕した。得ら
れた粉末に適量のバインダを加えて、ドクターブレート
法、プレス成形等の公知の方法で成形し、この成形体を
大気中等の酸素含有雰囲気中で1250〜1440℃で
5分〜10時間焼成することにより得られる。
して、例えば、MgCO3 粉末,Al2 O3 粉末,Si
O2 粉末、Sm2 O3 粉末を用い、所定の割合で秤量
し、湿式混合した後乾燥し、この混合物を大気中におい
て1100〜1300℃で仮焼した後、粉砕した。得ら
れた粉末に適量のバインダを加えて、ドクターブレート
法、プレス成形等の公知の方法で成形し、この成形体を
大気中等の酸素含有雰囲気中で1250〜1440℃で
5分〜10時間焼成することにより得られる。
【0029】焼成後、Sm2 O3 の量比に応じて、降温
速度を調整して、Sm2 Si2 O7が析出するようにす
る必要がある。特に降温速度を遅くする必要があるのは
Sm2 O3 の添加量が10重量%以下の場合で、100
℃/h以下の速度で降温することが望ましい。これは、
Sm2 O3 の添加量が10重量%以下の場合に100℃
/hよりも降温速度が早いと、添加したSm2 O3 がS
m2 Si2 O7 として析出しないか、またはSm2 Si
2 O7 として結晶化する量が極めて少なく、殆どがコー
ジェライトの粒界にガラスとして存在し、誘電損失が大
きくなるからである。
速度を調整して、Sm2 Si2 O7が析出するようにす
る必要がある。特に降温速度を遅くする必要があるのは
Sm2 O3 の添加量が10重量%以下の場合で、100
℃/h以下の速度で降温することが望ましい。これは、
Sm2 O3 の添加量が10重量%以下の場合に100℃
/hよりも降温速度が早いと、添加したSm2 O3 がS
m2 Si2 O7 として析出しないか、またはSm2 Si
2 O7 として結晶化する量が極めて少なく、殆どがコー
ジェライトの粒界にガラスとして存在し、誘電損失が大
きくなるからである。
【0030】また、Sm2 O3 の添加量が10重量%よ
りも多い場合は降温速度が100℃/h以上、例えば、
300℃〜500℃でもSm2 Si2 O7 が析出する
が、降温速度を遅くした方がより多くのSm2 Si2 O
7 が析出し、高いQ値を得ることが出来る。本発明者等
の実験では、Sm2 O3 の添加量が10重量%よりも多
い場合は、降温速度が300℃/hでも充分なQ値が得
られることを確認している。いずれにしても、Sm2 S
i2 O7 が析出する量が多い程、即ち、降温速度が遅い
ほど高Q値が得られる。Smは、上記したように量産性
という観点から、Sm2 O3 換算で10重量%よりも多
く40重量%以下含有することが望ましい。
りも多い場合は降温速度が100℃/h以上、例えば、
300℃〜500℃でもSm2 Si2 O7 が析出する
が、降温速度を遅くした方がより多くのSm2 Si2 O
7 が析出し、高いQ値を得ることが出来る。本発明者等
の実験では、Sm2 O3 の添加量が10重量%よりも多
い場合は、降温速度が300℃/hでも充分なQ値が得
られることを確認している。いずれにしても、Sm2 S
i2 O7 が析出する量が多い程、即ち、降温速度が遅い
ほど高Q値が得られる。Smは、上記したように量産性
という観点から、Sm2 O3 換算で10重量%よりも多
く40重量%以下含有することが望ましい。
【0031】Sm2 Si2 O7 が析出する量は、X線源
としてCu−Kα線を用いたX線回折測定のピーク強度
から推定できるが、2θ=30.5度付近にあるSm2
Si2 O7 のピーク強度が、2θ=29.5度付近にあ
るコージェライトの主ピークの強度に対して、5%以上
であることが望ましい。
としてCu−Kα線を用いたX線回折測定のピーク強度
から推定できるが、2θ=30.5度付近にあるSm2
Si2 O7 のピーク強度が、2θ=29.5度付近にあ
るコージェライトの主ピークの強度に対して、5%以上
であることが望ましい。
【0032】本発明の誘電体磁器組成物は、金属元素と
して、Mg、Al、Si、Smからなるものであるが、
例えば、粉砕ボールや原料粉末の不純物として、Ca、
Ba、Zr,Ni,Fe,Cr,P,Na,Ti等が混
入する場合があるが、この場合も、上記組成を満足する
限り低誘電率で、高Q値の磁器を得ることができる。
して、Mg、Al、Si、Smからなるものであるが、
例えば、粉砕ボールや原料粉末の不純物として、Ca、
Ba、Zr,Ni,Fe,Cr,P,Na,Ti等が混
入する場合があるが、この場合も、上記組成を満足する
限り低誘電率で、高Q値の磁器を得ることができる。
【0033】また、本発明の誘電体磁器組成物では、低
誘電率および高Q値が求められるものであれば、例え
ば、回路素子用基板,誘電体共振器の誘電体磁器,誘電
体導波路,誘電体アンテナ等、どのようなものでも適用
できるが、上記したように、誘電体共振器の支持部材ま
たは基板に最適である。
誘電率および高Q値が求められるものであれば、例え
ば、回路素子用基板,誘電体共振器の誘電体磁器,誘電
体導波路,誘電体アンテナ等、どのようなものでも適用
できるが、上記したように、誘電体共振器の支持部材ま
たは基板に最適である。
【0034】
【実施例】原料粉末として純度99%のMgCO3 、純
度99.7%のAl2 O3 、純度99.4%のSiO2
粉末、純度99.9%のSm2 O3 を用い、これらを焼
結体が表1に示す組成となるように秤量し、ZrO2 ボ
ールを用いたボールミルにより15時間湿式混合した
後、乾燥し、この混合物を1200℃2時間仮焼した
後、粉砕した。得られた粉末に適量のバインダを加えて
造粒し、これを1000kg/cm2 の圧力の下で成形
して直径12mm厚さ8mmの成形体を得た。この成形
体を大気中1250〜1500℃で2時間焼成し、この
後、表1、2に示すような降温速度で室温まで冷却し、
誘電体磁器試料を得た。
度99.7%のAl2 O3 、純度99.4%のSiO2
粉末、純度99.9%のSm2 O3 を用い、これらを焼
結体が表1に示す組成となるように秤量し、ZrO2 ボ
ールを用いたボールミルにより15時間湿式混合した
後、乾燥し、この混合物を1200℃2時間仮焼した
後、粉砕した。得られた粉末に適量のバインダを加えて
造粒し、これを1000kg/cm2 の圧力の下で成形
して直径12mm厚さ8mmの成形体を得た。この成形
体を大気中1250〜1500℃で2時間焼成し、この
後、表1、2に示すような降温速度で室温まで冷却し、
誘電体磁器試料を得た。
【0035】この試料を用いて誘電体円柱共振器法にて
周波数10GHz(室温)における比誘電率とQ値を測
定し、その結果を表1〜3に示す。
周波数10GHz(室温)における比誘電率とQ値を測
定し、その結果を表1〜3に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】表1〜3によれば、本発明に係る誘電体磁
器組成物は、比誘電率が7以下と低く、しかも測定周波
数10GHzでのQ値が2000以上と高い値を示すこ
とがわかる。また、本発明の試料では、X線源としてC
u−Kα線を用いたX線回折測定から、コージェライト
の他にSm2 Si2 O7 が析出していることが判る。
器組成物は、比誘電率が7以下と低く、しかも測定周波
数10GHzでのQ値が2000以上と高い値を示すこ
とがわかる。また、本発明の試料では、X線源としてC
u−Kα線を用いたX線回折測定から、コージェライト
の他にSm2 Si2 O7 が析出していることが判る。
【0040】尚、図2に試料No.43のX線回折チャー
ト図を示す。この図2から、コーディエライトの他に、
Sm2 Si2 O7 が析出していることが判る。また、2
θ=30.5度付近にあるSm2 Si2 O7 のピーク強
度が、2θ=29.5度付近にあるコージェライトの主
ピークの強度に対して5%以上であることが判る。
ト図を示す。この図2から、コーディエライトの他に、
Sm2 Si2 O7 が析出していることが判る。また、2
θ=30.5度付近にあるSm2 Si2 O7 のピーク強
度が、2θ=29.5度付近にあるコージェライトの主
ピークの強度に対して5%以上であることが判る。
【0041】一方、Sm2 O3 量が0の場合、或いは4
5重量%の場合には(試料No.89〜94)、高Q値で
はあるものの焼成温度幅が5〜10℃であり、製造が困
難であることがわかる。
5重量%の場合には(試料No.89〜94)、高Q値で
はあるものの焼成温度幅が5〜10℃であり、製造が困
難であることがわかる。
【0042】また、試料No.95〜97では、Sm2 O
3 を5重量部添加しているものの、降温速度が100℃
/hよりも早いため、焼成温度幅は広げることができる
ものの、Sm2 Si2 O7 が析出せず、Q値が低いこと
が判る。尚、図3に試料No.96の比較例のX線回折チ
ャート図を示す。この図3から、Sm2 Si2 O7 が析
出していないことが判る。
3 を5重量部添加しているものの、降温速度が100℃
/hよりも早いため、焼成温度幅は広げることができる
ものの、Sm2 Si2 O7 が析出せず、Q値が低いこと
が判る。尚、図3に試料No.96の比較例のX線回折チ
ャート図を示す。この図3から、Sm2 Si2 O7 が析
出していないことが判る。
【0043】
【発明の効果】本発明の誘電体磁器組成物では、Smが
Sm2 Si2 O7 として析出することにより、7以下の
低い比誘電率を有し、10GHzでのQ値が2000以
上の高いQ値を示す磁器が得られとともに、助剤として
のSm2 O3 により、焼成条件を厳密に制御して得られ
た特性を大きく劣化させることなく、焼成温度等の焼成
条件を改善することができる。
Sm2 Si2 O7 として析出することにより、7以下の
低い比誘電率を有し、10GHzでのQ値が2000以
上の高いQ値を示す磁器が得られとともに、助剤として
のSm2 O3 により、焼成条件を厳密に制御して得られ
た特性を大きく劣化させることなく、焼成温度等の焼成
条件を改善することができる。
【0044】そして、本発明の誘電体磁器組成物を、例
えば、誘電体共振器の支持部材または基板に用いること
により、高インピーダンスのマイクロ波用集積回路など
の高周波用回路素子を信頼性を損なうことなく製造する
ことができる。また、低誘電率および高Q値であるた
め、例えば、マイクロ波,ミリ波集積回路等のマイクロ
波,ミリ波帯域で用いられる回路素子用基板,誘電体共
振器用支持台,誘電体共振器,誘電体導波路,誘電体ア
ンテナ等の材料として最適である。
えば、誘電体共振器の支持部材または基板に用いること
により、高インピーダンスのマイクロ波用集積回路など
の高周波用回路素子を信頼性を損なうことなく製造する
ことができる。また、低誘電率および高Q値であるた
め、例えば、マイクロ波,ミリ波集積回路等のマイクロ
波,ミリ波帯域で用いられる回路素子用基板,誘電体共
振器用支持台,誘電体共振器,誘電体導波路,誘電体ア
ンテナ等の材料として最適である。
【図1】高周波用回路素子の一例を示す誘電体共振器制
御型マイクロ波発信器の概略断面図である。
御型マイクロ波発信器の概略断面図である。
【図2】試料No.43の結晶構造を示すX線回折図であ
る。
る。
【図3】試料No.96の結晶構造を示すX線回折図であ
る。
る。
1・・・誘電体磁器 2・・・支持部材 3・・・磁器基板 4・・・ストリップライン 5・・・金属ケース
Claims (3)
- 【請求項1】金属元素としてMg、AlおよびSiから
なる複合酸化物であって、各金属元素酸化物のモル比に
よる組成式を xMgO・yAl2 O3 ・zSiO2 と表した時、前記x、yおよびzが 10≦x≦40 10≦y≦40 20≦z≦80 x+y+z=100 を満足する主成分60〜99.9重量%と、SmをSm
2 O3 換算で0.1〜40重量%とからなり、かつ結晶
相としてSm2 Si2 O7 が存在することを特徴とする
誘電体磁器組成物。 - 【請求項2】比誘電率が7以下、かつ、測定周波数10
GHz(室温)でのQ値が2000以上であることを特
徴とする請求項1記載の誘電体磁器組成物。 - 【請求項3】基板上に支持部材を介して誘電体磁器を固
定してなる誘電体共振器において、前記基板および/ま
たは前記支持部材が、請求項1記載の誘電体磁器組成物
からなることを特徴とする誘電体共振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33967896A JP3393774B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 誘電体磁器組成物および誘電体共振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33967896A JP3393774B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 誘電体磁器組成物および誘電体共振器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10177817A true JPH10177817A (ja) | 1998-06-30 |
| JP3393774B2 JP3393774B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=18329769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33967896A Expired - Fee Related JP3393774B2 (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 誘電体磁器組成物および誘電体共振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3393774B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6440883B2 (en) | 2000-03-28 | 2002-08-27 | Kyocera Corporation | Dielectric porcelain composition, and dielectric resonator and nonradiative dielectric strip using same |
| CN115806430A (zh) * | 2022-12-29 | 2023-03-17 | 湖南省新化县建平精细陶瓷有限公司 | 一种低介电常数微波陶瓷及其制备方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54100409A (en) * | 1978-01-24 | 1979-08-08 | Ngk Insulators Ltd | Preparation of cordierlite base ceramics |
| JPS62103904A (ja) * | 1985-07-13 | 1987-05-14 | 株式会社村田製作所 | 高周波用誘電体磁器組成物 |
| JPH0226863A (ja) * | 1988-07-12 | 1990-01-29 | Mitsubishi Electric Corp | コージライト質セラミックスとその製造方法 |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP33967896A patent/JP3393774B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54100409A (en) * | 1978-01-24 | 1979-08-08 | Ngk Insulators Ltd | Preparation of cordierlite base ceramics |
| JPS62103904A (ja) * | 1985-07-13 | 1987-05-14 | 株式会社村田製作所 | 高周波用誘電体磁器組成物 |
| JPH0226863A (ja) * | 1988-07-12 | 1990-01-29 | Mitsubishi Electric Corp | コージライト質セラミックスとその製造方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6440883B2 (en) | 2000-03-28 | 2002-08-27 | Kyocera Corporation | Dielectric porcelain composition, and dielectric resonator and nonradiative dielectric strip using same |
| US6864764B2 (en) | 2000-03-28 | 2005-03-08 | Kyocera Corporation | Dielectric porcelain composition, and dielectric resonator and nonradiative dielectric strip using same |
| CN115806430A (zh) * | 2022-12-29 | 2023-03-17 | 湖南省新化县建平精细陶瓷有限公司 | 一种低介电常数微波陶瓷及其制备方法 |
| CN115806430B (zh) * | 2022-12-29 | 2023-07-07 | 湖南省新化县建平精细陶瓷有限公司 | 一种低介电常数微波陶瓷及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3393774B2 (ja) | 2003-04-07 |
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