JPH10178302A - 誘電体積層フィルタ及び通信装置 - Google Patents

誘電体積層フィルタ及び通信装置

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JPH10178302A
JPH10178302A JP9278686A JP27868697A JPH10178302A JP H10178302 A JPH10178302 A JP H10178302A JP 9278686 A JP9278686 A JP 9278686A JP 27868697 A JP27868697 A JP 27868697A JP H10178302 A JPH10178302 A JP H10178302A
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JP
Japan
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dielectric
electrode
electrodes
resonance
laminated
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Application number
JP9278686A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nakakubo
英明 中久保
Toshio Ishizaki
俊雄 石崎
Toru Yamada
徹 山田
Shoichi Kitazawa
祥一 北沢
Hiroshi Kushitani
洋 櫛谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設計が容易で小型高性能の誘電体積層フィルタ
の実現が困難である。 【解決手段】第1のストリップ線路電極6a,6bを含
む誘電体シート1,2からなる積層ブロックを有し、第
2のストリップ線路電極7a,7bと結合素子を含む誘
電体シート3,4,5からなる積層ブロックを有し、前
記双方の積層ブロックを第1のシールド電極11を介し
て積層し、第1のストリップ線路電極6a,6bと第2
のストリップ線路電極7a,7bを第3のストリップ線
路電極15a,15bを介して接続した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
機などの高周波無線機器に用いる小型の誘電体積層フィ
ルタ及び通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、誘電体積層フィルタは携帯電話機
の高周波フィルタとして多数用いられているが、さらに
小型化、薄型化することが要望されており、同軸型に比
べて薄くできる平面型の誘電体積層フィルタが今後有望
視されている。
【0003】以下に図面を参照しながら、上記した従来
の誘電体積層フィルタの一例について説明する。
【0004】図30は従来の誘電体積層フィルタの分解
斜視図を示すものである。また、図31は、図30で示
した分解状態の各層を積層して構成される積層体を矢印
Aの向きに見た場合の図である。さらに、図32は図3
0に示すD−D‘線で切断した切断断面図を示すもので
ある。
【0005】図30、図31及び図32において、10
1、102、103、104、105、106、107
は誘電体シートである。108a、108bはストリッ
プ線路電極であり、誘電体シート105の上に形成され
ている。109a、109bは入出力線路電極、110
a、110bはノッチ容量電極、111は結合線路電極
であり、これら内電極はそれぞれ誘電体シート106、
104、102の上に形成されている。
【0006】これら誘電体シートは積層され、誘電体積
層ブロックを形成し、その上下面にシールド電極11
5、116がそれぞれ形成されている。また、誘電体積
層ブロックの外周側面には入出力電極117a、117
bと接地電極118が形成されている。
【0007】以上のように構成された誘電体積層フィル
タについて、以下その作用について説明する。
【0008】図30に示す、誘電体積層フィルタは、シ
ールド電極115、116が接地電極118を介して接
地されている。又、ストリップ線路電極108a,10
8bのそれぞれの一端を接地電極118を介して接地す
ることにより、4分の1波長型ストリップ線路共振器を
構成している。結合線路電極111及び入出力線路電極
109a,109bは分布定数線路として働く。ノッチ
容量電極110a,110bとストリップ線路電極10
8a,108bとの間にそれぞれノッチ容量を構成して
いる。ノッチ容量電極110a,110bを結合線路電
極111を介して接続することにより、2つのストリッ
プ線路共振器がノッチ容量を介して並列接続されたこと
になり、更に、ノッチ容量電極110a,110bに入
出力線路電極109a,109bの一端を接続し、その
他端を入出力電極117a、117bに接続する事によ
りバンドエリミネイションフィルタが構成される。
【0009】ここで、ストリップ線路電極108aと1
08b間などの、それぞれの電極間の電磁界結合を防止
する目的で、ストリップ線路電極108aと108b
間、入出力線路電極109aと109b間、及びノッチ
容量電極110aと110b間には、それぞれアース電
極112、113、114が形成されている。
【0010】又、ストリップ線路電極108a,108
bと結合線路電極111間での電磁界結合を防止する目
的で、シールド電極120が誘電体シート103の上に
形成されている。
【0011】このような構造の誘電体積層フィルタは、
例えば、特開平6ー268410などに示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、入出力線路109a、109bとストリ
ップ線路108a,108bとの間の電磁界結合を防止
することができないので設計が複雑になるという課題が
あった。
【0013】また、フィルタの小型化の為に比誘電率の
大きな誘電体シートを用いた場合、入出力線路及び結合
線路と、ストリップ線路との間の電磁界結合がさらに大
きくなり、結果として良好なバンドエリミネイションフ
ィルタ特性が得られにくいという課題もあった。
【0014】さらに、従来の様なアース電極112によ
るストリップ線路108a、108b間の電磁界結合の
防止、又、アース電極113によるノッチ容量電極11
0a、110b間の電磁界結合の防止、又、アース電極
114による入出力線路109a、109b間の電磁界
結合の防止は、何れの場合も不完全であり、逆に各アー
ス電極112、113、114自体にインダクタンスが
構成される結果となる。そのため、ストリップ線路電極
108a、108bとアース電極112との間、又、入
出力線路電極109a、109bとアース電極113と
の間、又、ノッチ容量電極110a、110bとアース
電極114との間にそれぞれ不要な電磁界結合が生じ
る。
【0015】更に、アース電極112,113,114
を設けることで、ストリップ線路電極108a、108
b、入出力線路電極109a、109b、及びノッチ容
量電極110a、110bの電磁界分布を乱し無負荷Q
を悪化させることとなる。そして、結果的に、良好なバ
ンドエリミネイションフィルタ特性を実現することが難
しいという課題を有していた。
【0016】本発明は、従来の誘電体積層フィルタのこ
のような課題を考慮し、従来に比べてより一層良好なバ
ンドエリミネイションフィルタ特性を実現できる誘電体
積層フィルタ及び通信装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、複数枚の誘電体シートが積層された第1の誘電体積
層ブロックと、前記第1の誘電体積層ブロックの内部層
に設けられた複数の第1の共振電極と、 複数枚の誘電
体シートが積層された第2の誘電体積層ブロックと、前
記第2の誘電体積層ブロックの内部層に設けられた複数
の第2の共振電極と、前記第2の誘電体積層ブロックの
内部層に設けられた、前記複数の第2の共振電極をそれ
ぞれ並列接続する結合素子と、前記第1の誘電体積層ブ
ロックと前記第2の誘電体積層ブロックとの間に設けら
れた第1のシールド電極と、前記第1の共振電極の一端
と第2の共振電極の一端とをそれぞれ接続する、外側面
に設けられた複数の第3の共振電極と、前記第1のシー
ルド電極の一方の面に対向して設けられた第2のシール
ド電極と、前記第1のシールド電極の他方の面に対向し
て設けられた第3のシールド電極と、前記第1、第2、
第3のシールド電極をそれぞれ接続した、外側面に設け
られた接続電極とを備えた誘電体積層フィルタである。
【0018】上記構成によれば、例えば、第1の誘電体
積層ブロックと、第2の誘電体積層ブロックとを、シー
ルド電極を介して積層することで、ストリップ線路共振
器と結合素子との不要な電磁界結合を無くすことができ
るので、設計を容易にすることができると共に、良好な
バンドエリミネイションフィルタ特性を得ることがで
き、設計の自由度が広がり、誘電体シートの比誘電率を
大きくすることによるフィルタの小型化が可能となると
いう効果を有する。
【0019】また、例えば、第1、第2、第3の共振電
極を接続して共振器を形成することで、積層体の形状を
大きくせずに波長を長くすることとなり、共振器を小型
化することができるので、フィルタを小型化できるとい
う効果を有する。
【0020】さらに、例えば、第3の共振電極を外電極
で形成することで、フィルタ特性を調整することが可能
となるという効果を有する。
【0021】請求項2記載の本発明は、上記接続電極は
複数の電極を有し、それら複数の電極が、外側面の内、
1組の対向する面にそれぞれ設られており、且つ、前記
各面上では、その面の中央部を除く領域に前記電極が設
けられている誘電体積層フィルタである。
【0022】上記構成によれば、例えば、各シールド電
極間の電位を同じにすると共に、各シールド電極内の電
位分布を一定にすることができることとなり、シールド
性に優れた安定なフィルタ特性を得ることができるとい
う効果を有する。
【0023】請求項3記載の本発明は、上記第1の誘電
体積層ブロックの外側面の内、前記第3の共振電極が設
けられている外側面を除く全ての外側面の全面に、シー
ルド電極を設けた誘電体積層フィルタである。
【0024】上記構成によれば、たとえば、磁界密度の
大きい第1の共振電極のシールド性が向上し、放射損失
が低減されるという効果を有する。
【0025】請求項4記載の本発明は、上記第2のシー
ルド電極の外側の面に積層された外側誘電体シートを備
え、前記第3の共振電極の一端が、前記外側誘電体シー
トの上面まで伸びている誘電体積層フィルタである。
【0026】上記構成によれば、例えば、第3の共振電
極と第2のシールド電極との間に接地容量を形成するこ
ととなり、共振器の波長を短縮することができるという
効果を有する。
【0027】また、例えば、積層体の上面に形成された
第3の共振電極をトリミングすることで、接地容量が変
化することとなり、共振器の共振周波数を調整すること
ができる。すなわち、誘電体シート、電極パターン等の
バラツキを吸収することができるという効果を有する。
【0028】請求項5記載の本発明は、上記第2の共振
電極の幅が、前記第1の共振電極の幅より広い誘電体積
層フィルタである。
【0029】請求項6記載の本発明は、上記第1、第2
の誘電体ブロックの厚みが、それぞれ異なる誘電体積層
フィルタである。
【0030】上記構成によれば、例えば、共振器のイン
ピーダンスを途中でステップ状に変化させる、即ち、S
IR型共振器を構成することとなって、共振周波数が低
くなり、共振器の長さを短縮することができるという効
果を有する。
【0031】請求項7記載の本発明は、上記第1、第2
の誘電体ブロックが、それぞれ異なる比誘電率の前記誘
電体シートで形成されている誘電体積層フィルタであ
る。
【0032】上記構成によれば、例えば、第1の誘電体
積層ブロックに低誘電率材料を用い、第2の誘電体積層
ブロックに高誘電率材料を用いることで、共振器と結合
素子との不要な結合を、形状を大きくすることなくさら
に小さくすることができるという効果を有する。
【0033】また、例えば、異なる材料の誘電体シート
を、シールド電極を介して積層することとなり、異なる
材料間の化学結合による材料変化を少なくすることがで
き、従来困難とされていた異種材料の積層を容易にする
ことができるという効果を有する。
【0034】請求項8記載の本発明は、上記結合素子に
並列接続された、高次高調波帯域を減衰させるためのオ
ープンスタブを備えた誘電体積層フィルタである。
【0035】上記構成によれば、例えば、LPF(ロー
パスフィルタ)の機能を内蔵することができるので、多
機能フィルタの小型化及び低損失化を実現することがで
きる。
【0036】請求項9記載の本発明は、複数枚の誘電体
シートが積層された誘電体積層ブロックと、前記誘電体
積層ブロックの内部層に設けられた複数の共振電極と、
前記誘電体積層ブロックの内部層に設けられた、前記複
数の共振電極をそれぞれ並列接続する結合線路と、前記
誘電体積層ブロックの内部層に設けられた入出力線路
と、前記複数の共振電極と前記入出力線路とを仕切るシ
ールド電極とを備えた誘電体積層フィルタである。
【0037】上記構成によれば、例えば、共振電極と入
出力線路とをシールド電極で仕切ることで、共振電極と
入出力線路との間に電磁界結合を発生させない様にでき
るので、設計を容易にすることができると共に、良好な
バンドエリミネイションフィルタ特性を得ることがで
き、設計の自由度が広がり、誘電体シートの比誘電率を
大きくすることによるフィルタの小型化が可能となると
いう効果を有する。
【0038】請求項10記載の本発明は、複数枚の誘電
体シートが積層された誘電体積層ブロックと、前記誘電
体積層ブロックの内部に設けられた、相互に電磁界結合
する複数の共振電極と、前記誘電体積層ブロックの内部
層に設けられた、前記複数の共振電極をそれぞれ並列接
続する結合線路とを備え、前記複数の共振電極の間に生
じる電磁界結合を実質上妨げるような電磁界結合防止部
材が設けられておらず、前記電磁界結合を利用する誘電
体積層フィルタである。
【0039】上記構成によれば、例えば、共振器間の電
磁界結合と結合線路電極を適切に組み合わせて楕円関数
特性を実現することで、共振器間の電磁界結合を利用し
ないチェビシェフ特性に対し、減衰帯域を広帯域化する
ことができる。すなわち、所望の減衰帯域及び減衰量を
得るための通過帯域における挿入損失の低減を実現する
ことができる。よって、フィルタを多段化することなく
減衰帯域を広帯域化することが可能であり、フィルタの
小型化及び低損失化(高性能化)を実現することができ
るという効果を有する。
【0040】請求項17記載の本発明は、上記何れかの
誘電体積層フィルタの内部層に形成された電極の材料
が、前記誘電体積層フィルタの外部に形成された電極の
材料と異なる誘電体積層フィルタである。
【0041】請求項18記載の本発明は、信号を受信す
る受信手段と、上記何れかの誘電体積層フィルタを用い
た信号処理手段と、前記処理した信号を出力する出力手
段とを備えた通信装置である。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の誘電
体積層フィルタについて、図面を参照しながら説明す
る。 (実施の形態1)図1は、本発明の一実施の形態の誘電
体積層フィルタの分解斜視図を示すものである。また、
図2は、本実施の形態の誘電体積層フィルタ(これを、
単に積層体とも呼ぶ)の斜視図を示すものである。さら
に、図3は、本実施の形態の誘電体積層フィルタの等価
回路を示す図である。
【0043】図1及び図2において、1、2、3、4、
5は誘電体シートである。これらの誘電体シートにはグ
リーンシート化した同じ材料の低温焼結誘電体セラミッ
ク(但し、εr=7〜100。ここで、εrとは、比誘
電率のことである。)が使用される。
【0044】また、6a、6bは、本発明の第1の共振
電極に対応する第1のストリップ線路電極である。これ
ら第1のストリップ線路電極6a,6bは、誘電体シー
ト2の上面に形成されると共に、一辺から対向する他辺
まで伸びる形で、それぞれが平行に位置するように形成
される。7a、7bは、本発明の第2の共振電極に対応
する第2のストリップ線路電極であり、それぞれ誘電体
シート4の上面に形成され、誘電体シート4の一辺から
伸びる形で形成される。8a、8bはノッチ容量電極、
9a、9bは入出力線路電極、10は結合線路電極で、
それぞれ誘電体シート5の上面に形成されている。ノッ
チ容量電極8a、8bは第2のストリップ線路電極7
a、7bに対向する位置に形成されている。入出力線路
電極9a、9b及び結合線路電極10は第2のストリッ
プ線路電極7a、7bに対向しない位置に形成されてい
る。入出力線路電極9aの一端及び結合線路電極10の
一端はノッチ容量電極8aに接続され、又、入出力線路
電極9bの一端及び結合線路電極10の他端はノッチ容
量電極8bに接続されている。11は第1のシールド電
極で、誘電体シート3の上面に形成される。
【0045】この様に、積層体の内部層に形成されたこ
れら内電極は、銀、銅、金などの導電率の高い金属ペー
ストで電極パターンを印刷している。
【0046】さらに、12は積層体で、各誘電体シート
を誘電体シート5、4、3、2、1の順序で積層し、プ
レスし、各誘電体シートと各内電極を同時に焼成して形
成される。
【0047】尚、同じ積層体から複数個の誘電体積層フ
ィルタを同時に製造する様にしても勿論良い。その場
合、上記プレス工程と、焼成工程の間に、積層体を複数
個の積層体片に切断する切断工程が必要となる。この様
に、切断された個々の積層体片が、上記誘電体積層フィ
ルタに対応する。
【0048】加えて、13は第2のシールド電極、14
は第3のシールド電極で、積層体12の上下面のほぼ全
面に形成される。15a、15bは、本発明の第3の共
振電極に対応する第3のストリップ線路電極である。こ
れら第3のストリップ線路電極15a,15bは、積層
体12の外周側面の一側面に形成される。第3のストリ
ップ線路電極15aは第1のストリップ線路電極6aの
一端及び第2のストリップ線路電極7aの一端に接続さ
れる。又、第3のストリップ線路電極15bは第1のス
トリップ線路電極6bの一端及び第2のストリップ線路
電極7bの一端に接続される。16a、16bは接続電
極で、積層体12の外周側面の対向する二側面の両端に
形成され、各シールド電極11、13、14と接続され
る。17a、17bは入出力電極で、積層体12の外周
側面の対向する二側面に形成され、入出力電極17aは
入出力線路電極9aの他端と接続され、入出力電極17
bは入出力線路電極9bの他端と接続される。18は接
地電極で、積層体12の外周側面の一側面に形成され、
各シールド電極11、13、14及び第1のストリップ
線路電極6a、6bの他端と接続される。この様に、積
層体の外側の面に形成されたこれら外電極は、銀、銅、
金などの導電率の高い金属ペーストで電極パターンを印
刷もしくはメッキで形成している。尚、本発明の第1の
誘電体積層ブロックは、誘電体シート1,2を含むブロ
ックに対応する。又、本発明の第2の誘電体積層ブロッ
クは、誘電体シート3,4,5を含むブロックに対応す
る。
【0049】以上のように構成された誘電体積層フィル
タについて、以下図1、図2及び図3を用いて更に説明
する。
【0050】第1のストリップ線路電極6a、6bの他
端を接地電極18を介して接地することで、第2のスト
リップ線路電極7a、7bの他端を開放端とする先端短
絡ストリップ線路共振器21a、21bが構成される。
また、ノッチ容量電極8a、8bを第2のストリップ線
路電極7a、7bに対向する位置に形成することで、ノ
ッチ容量素子12a、12bが構成される。さらに、入
出力線路電極9a、9b及び結合線路電極10は分布定
数線路の結合素子として働く。したがって、ノッチ容量
電極8a、8bに入出力線路電極9a、9b及び結合線
路電極10を上記に示すように接続することにより、図
3の等価回路図に示す様に、上記先端短絡ストリップ線
路共振器21aと21bとを、ノッチ容量素子20a、
20bを介して互いに並列接続したことになる。これに
より、入出力電極17a、17bを入出力端子とするバ
ンドエリミネイションフィルタが構成される。
【0051】以上のように本実施の形態によれば、第1
のストリップ線路電極6a、6bを含む第1の誘電体積
層ブロックと、第2のストリップ線路電極7a、7bと
結合素子を含む第2の誘電体積層ブロックを、第1のシ
ールド電極11を介して積層することとなり、第1のス
トリップ線路電極6a、6bと、上記結合素子として働
く入出力線路電極9a、9bとの間の不要な電磁界結
合、及び、第1のストリップ線路電極6a、6bと、結
合線路電極10との間の不要な電磁界結合をいずれも防
止することができる。
【0052】また、本実施の形態で重要な点は、先端短
絡ストリップ線路共振器21a、21bにおいて第2の
ストリップ線路電極7a、7bの他端を開放端とすると
いう構造を採用した点である。即ち、この構造により、
第2のストリップ線路電極は電界分布が支配的となり、
第2の誘電体積層ブロック内における磁界結合を無視す
ることができる。言い換えれば、第2のストリップ線路
電極7a,7bと、ノッチ容量電極8a,8bとの間に
おける電界結合を利用して、ノッチ容量素子20a,2
0b(図3参照)が形成されているのである。
【0053】さらに、入出力線路電極9a、9b及び結
合線路電極10を、第2のストリップ線路電極7a、7
bに対向しない様に配置することで、第2のストリップ
線路電極7a、7bとの不要な電界結合を無視できる程
度まで小さくすることができる。
【0054】以上述べたことからわかるように、共振器
(即ち、先端短絡ストリップ線路共振器21a、21
b)と入出力線路(即ち、入出力線路電極9a,9b)
との間の不要な電磁界結合、及び、共振器と結合素子
(即ち、結合線路電極10)との間の不要な電磁界結合
を、いずれも無視できる程度まで無くすことができるの
で、設計を容易にすることができると共に、良好なバン
ドエリミネイションフィルタ特性を得ることができる。
【0055】加えて、共振器間の電磁界結合と結合線路
電極10を適切に組み合わせて楕円関数特性を実現する
ことで、図20に示すグラフの如く、共振器間の電磁界
結合Mを利用しないチェビシェフ特性404に対し、減
衰特性カーブを急峻にすることができる。
【0056】例えば、2つのストリップ線路共振器を結
合線路で並列接続したバンドエリミネイションフィルタ
の伝送特性を図24〜図29に示す。
【0057】図24〜図29において、図24は、共振
器間の電磁界結合が存在しない場合に、結合線路のイン
ピーダンスを50Ω、線路長を、1.5GHzで1/4
波長にした時の伝送特性を示すグラフ、図25は、図2
4の状態において共振周波数をずらした時のグラフ、図
27は、図25の状態において結合線路長を、1.5G
Hzで1/8波長にした時のグラフ、図27は、図24
の状態において共振器間の電磁界結合が存在した時のグ
ラフ、図28は、図27の状態において結合線路長を、
1.5GHzで1/8波長にした時のグラフ、図29
は、図28の状態において共振器間のギャップを広くし
て、電磁界結合を弱くした時のグラフである。
【0058】以上のように共振器間の電磁界結合が存在
した場合(図26参照)と、存在しない場合(図28参
照)とでは、結合線路を変化させた場合の特性の変化が
異なる。
【0059】従って、本実施形態におけるバンドエリミ
ネイションフィルタにおいて、急峻な楕円関数特性を実
施するには、上記特性のふるまいを総合的に考慮した設
計が必要である。
【0060】すなわち、所望の減衰帯域401及び減衰
量を得るための通過帯域402における挿入損失の低減
を実現することができる。よって、フィルタを多段化す
ることなく減衰帯域401を広帯域化することが可能で
あり、フィルタの小型化及び低損失化(高性能化)を実
現することができる。
【0061】また、例えば形状の制約等によって結合線
路の線路長を1/8波長以上に構成できない場合に、図
29に示されるように共振器間の電磁界結合を組み合わ
せることで、減衰特性カーブが急峻な楕円関数特性を実
現する事が出来る。
【0062】即ち、共振器間の電磁界結合Mと結合線路
電極10を適切に組み合わせることで、形状の制約等に
よって結合線路電極10だけでは構成できないインピー
ダンス及び波長をもつ結合素子を実現することができ
る。
【0063】したがって、不要な電磁界結合を無くし、
共振器間の電磁界結合を利用することで、設計の自由度
が広がり、誘電体シートの比誘電率を大きくすることが
可能となり、共振器の小型化及び高性能化が可能とな
る。尚、本実施の形態では、上述の通り、共振器間の電
磁界結合を積極的に利用するものであるから、ストリッ
プ線路電極6a,6bの間には、従来の誘電体積層フィ
ルタで述べた様なアース電極を設けていない。ここで、
本発明の電磁界結合防止部材は、上記アース電極に対応
する。
【0064】また、図23に示されるような複数枚の誘
電体シート1、2、3、5を積層してなる誘電体積層ブ
ロックと、前記誘電体積層ブロックの内部層に設けられ
た複数のストリップ線路6a、6b と、前記誘電体積
層ブロックの内部層に設けられた入出線路9a、9b
と、前記誘電体積層ブロックの内部層に設けられると共
に前記複数のストリップ線路をそれぞれ並列接続する結
合線路10とを備え、前記複数のストリップ線路6a
、6bと前記入出線路9a、9b及び前記結合線路1
0をシールド電極11で仕切った構造においても同様の
効果を有する。
【0065】また、誘電体シート4を薄くすることで、
所望のノッチ容量素子20a、20bを構成するための
第2のストリップ線路電極7a、7b及びノッチ容量電
極8a、8bの面積を小さくすることができ、第2のス
トリップ線路電極7a、7bと対向せずに前記結合素子
を形成する面積が広くなるので、設計の自由度をさらに
広げることができる。
【0066】さらに、第1、第2、第3のストリップ線
路電極を折り曲げる形で接続して先端短絡ストリップ線
路共振器21a、21bを形成することで、積層体の形
状を大きくせずに共振器の波長を長くすることとなり、
結果として先端短絡ストリップ線路共振器21a、21
bを小型化することができる。
【0067】加えて、第3のストリップ線路電極15
a、15bを外電極で形成することで、フィルタ特性を
調整することが可能となる。すなわち、第3のストリッ
プ線路電極15a、15bをリューター(トリミング用
グラインダー)等でトリミングし、電極間隔を調整する
ことで、第3のストリップ線路電極15a、15b間の
電磁界結合が変化し、バンドエリミネイションフィルタ
特性における減衰帯域幅を調整することが可能となる。
【0068】また、接続電極16a、16bを、積層体
12の外周側面の対向する二側面の両端に形成し、それ
ぞれを各シールド電極11、13、14に接続すること
で、各シールド電極間の電位を同じにすると共に、各シ
ールド電極内の電位分布を一定にすることができること
となり、シールド性に優れた安定なフィルタ特性を得る
ことができる。上記効果は、1GHzをこえる周波数に
おいて、とくに顕著に現れる。
【0069】したがって、設計が容易で、調整が可能
な、小型の誘電体積層フィルタを実現することができ
る。 (実施の形態2)以下、本発明の第2の実施の形態の誘
電体積層フィルタについて図面を参照しながら説明す
る。
【0070】本実施の形態の誘電体積層フィルタの構造
は第1の実施の形態で述べた構造とほぼ同じであるが、
第1、第2の誘電体積層ブロックを、それぞれ異なる比
誘電率の誘電体シートで形成した構成という点が異な
る。
【0071】すなわち、誘電体シート1、2の比誘電率
と誘電体シート3、4、5の比誘電率とが相違する。
【0072】以上のように本実施の形態によれば、第1
の実施の形態と同一の作用、効果を有するほかに、誘電
体シート1、2に低誘電率材料を用い、誘電体シート
3、4、5に高誘電率材料を用いることで、共振器と入
出力線路との不要な電磁界結合、及び、共振器と結合素
子との不要な電磁界結合を、誘電体積層フィルタの形状
を大きくすることなく第1の実施の形態よりさらに小さ
くすることができる。
【0073】また、異なる材料の誘電体シート2、3
を、第1のシールド電極を介して積層することとなり、
異なる材料間の化学結合による材料変化を少なくするこ
とができ、従来困難とされていた異種材料の積層を容易
にすることができる。 (実施の形態3)以下本発明の第3の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0074】図4は本発明の実施の形態における誘電体
積層フィルタの分解斜視図を示すものである。また、図
5は本実施の形態の積層体の斜視図を示すものである。
さらに、図6は本実施の形態の誘電体積層フィルタの等
価回路を示す図である。
【0075】図4及び図5に示すように、この誘電体積
層フィルタの構造は第1の実施の形態に示したものと以
下の点を除いて同じである。
【0076】即ち、上記相違点は、第2、第3のシール
ド電極13、14を内電極として形成し、それぞれの上
面及び下面に誘電体シート41、42を積層して積層体
45を形成している点と、第3のストリップ線路電極1
5a、15bを誘電体シート41の上面まで伸ばして形
成している点である。
【0077】以上のように本実施の形態によれば、第1
の実施の形態と同一の作用、効果を有するほかに、第3
のストリップ線路15a、15bを誘電体シート41の
上面まで伸ばすことで、第3のストリップ線路電極15
a、15bと第2のシールド電極13との間に接地容量
素子44a、44bを形成することとなり、先端短絡ス
トリップ線路共振器21a、21b(図6参照)の、共
振周波数を低くすることができる。そのため、先端短絡
ストリップ線路共振器21a、21bの共振器長、即
ち、波長を短縮することができる。
【0078】また、誘電体シート41の上面に形成され
た第3のストリップ線路電極15a、15bの一部であ
る部分線路電極43a、43bをトリミングすること
で、接地容量素子44a、44bのキャパシティー(静
電容量)が変化し、結果として先端短絡ストリップ線路
共振器21a、21bの共振周波数を調整することがで
きる。この調整は、通常、製造工程の途中に設けること
が出来るので、誘電体シート、電極パターン等の製造上
のバラツキを吸収することができ、歩留まりを向上させ
ることができる。
【0079】さらに、接続電極16a,16b、入出力
電極17a、17b及び、接地電極18を、それぞれ誘
電体シート41の上面及び誘電体シート42の下面まで
伸ばした形で形成することで、積層体をリフローはんだ
付け等で基板に実装した場合に、半田が各電極面により
効果的に付着して確実な実装が行えるので、実装の信頼
性を向上させることができる。
【0080】したがって、第1の実施の形態よりも設計
が容易で、調整範囲が広い、小型の誘電体積層フィルタ
を実現することができる。
【0081】本実施の形態において試作した誘電体積層
フィルタの周波数特性を示すグラフを図13に示す。比
誘電率εr=58の誘電体シートを使用し、積層体45
の形状を4.5×3.2×2.0(mm)の大きさで実
現している。また、共振器間の電磁界結合と結合線路電
極10を、上述した様に、適切に組み合せることで、図
20に示すような楕円関数特性160を実現している。 (実施の形態4)以下本発明の第4の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0082】図7は本発明の実施の形態における誘電体
積層フィルタの分解斜視図を示すものである。また、図
8は本実施の形態の積層体の斜視図を示すものである。
さらに、図9は本実施の形態の誘電体積層フィルタの等
価回路を示す図である。
【0083】図7及び図8に示すように、この誘電体積
層フィルタの構造は、第1の実施の形態に示したものと
以下の点を除いて同じである。
【0084】即ち、上記相違点は、第2のシールド電極
13を積層体12の上面の全面に形成した点である。ま
た、接地電極18を積層体12の外周側面の一側面の全
面に形成した点である。さらに、誘電体シート1、2の
対向する二側面の全面に第4のシールド電極71を形成
し、接続電極16a、16bと第4のシールド電極71
を接続した点である。加えて、第2のストリップ線路電
極7a、7bの線路幅を第1のストリップ線路電極6
a、6bの線路幅より、広く形成した点である。
【0085】以上のように本実施の形態によれば、第1
の実施の形態と同一の作用、効果を有するほかに、誘電
体シート1、2と第1のストリップ線路電極6a、6b
を含む第1の誘電体積層ブロックにおいて、第3のスト
リップ線路電極15a、15bが形成されている外周側
面を除く全ての外周側面及び上面の全面にシールド電極
を設けたこととなり、磁界密度の大きい第1のストリッ
プ線路電極6a、6bのシールド性が向上し、放射損失
が低減される。したがって、先端短絡ストリップ線路共
振器21a、21b(図9参照)の無負荷Qを向上する
ことができるので、結果として高性能な誘電体積層フィ
ルタを実現することができる。
【0086】また、第2のストリップ線路電極7a、7
bの線路幅を第1のストリップ線路電極6a、6bの線
路幅より幅広に形成することで、先端短絡ストリップ線
路共振器21a、21bのインピーダンスを途中でステ
ップ状に変化させる、即ち、SIR型共振器を構成する
こととなって、共振周波数が低くなり、共振器の長さを
短縮することができるので、さらに小型の誘電体積層フ
ィルタを実現することができる。 (実施の形態5)以下本発明の第5の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0087】図10は本発明の実施の形態における誘電
体積層フィルタの分解斜視図を示すものである。また、
図11は本実施の形態の積層体の斜視図を示すものであ
る。さらに、図12は本実施の形態の誘電体積層フィル
タの等価回路を示す図である。
【0088】図10および図11において、構造は第1
の実施形態に示したものと以下の点を除いて同じであ
る。第1の相違点は、誘電体シート5の上面にオープン
スタブ31a、31bを形成し、入出力線路電極9a,
9bに並列接続した点である。第2の相違点は、第1の
誘電体ブロックより第2の誘電体ブロックを薄くした点
である。
【0089】以上のように本実施形態によれば、第1の
実施形態と同一の作用、効果を有するほかに、オープン
スタブ31a,31bを基本通過帯域に対して2倍およ
び3倍の周波数で1/4波長となる長さにすることで、
前記2倍および3倍の周波数で減衰極を形成することが
できる。この減衰極は2次および3次高調波帯域を減衰
させるのに有効であり、基本周波数帯域の特性に影響す
ることなく減衰極を形成することができる。
【0090】また、第2の誘電体ブロック(誘電体シー
ト3、4、5を含む複層部分に対応)を第1の誘電体ブ
ロック(誘電体シート1、2を含む積層部分に対応)よ
り薄くすることで、第2のストリップ線路電極7a,7
bのインピーダンスを第1のストリップ線路電極6a、
6bのインピーダンスより低くすることができ、先端短
絡ストリップ線路共振器21a、21bのインピーダン
スを途中でステップ状に変化させる。即ち、SIR型共
振器を構成することとなって、共振周波数が低くなり、
共振器の長さを短縮することができる。
【0091】従って、LPFを付加することなく高次高
調波帯域を減衰させることができるので、多機能フィル
タの小型化及び低損失化を実現することができる。
【0092】さらに、共振器の長さを短縮することがで
きるので、さらに小型の誘電体積層フィルタを実現する
ことができる。 (実施の形態6)図14は本発明の実施の形態における
誘電体積層フィルタの分解斜視図を示すものである。ま
た、図15は本実施の形態の積層体の斜視図を示すもの
である。さらに、図16は本実施の形態の誘電体積層フ
ィルタの等価回路を示す図である。図14及び図15に
おいて、201、202、203、204、205、2
06は誘電体シートである。これらの誘電体シートには
グリーンシート化した同じ材料の低温焼結誘電体セラミ
ック(εr=7〜100)が使用される。
【0093】また、207a、207bは第1のストリ
ップ線路電極で、誘電体シート203の上面に形成され
ると共に、それぞれが平行に位置するように形成され
る。208a、208bは第2のストリップ線路電極
で、第1のストリップ線路207a、207bより線路
幅を狭く形成し、それぞれ誘電体シート203の上面に
形成され、第1のストリップ線路207a,207b
(本発明の複数の共振電極に対応する)の一端と第2の
ストリップ線路208a,208b(請求項15記載の
本発明の複数の線路電極に対応する)の一端をそれぞれ
接続している。221は接地パターン電極で、その一端
は第1のストリップ線路207a、207bの他端に接
続される。ここで、第1のストリップ線路電極207
a,207bは、本発明の、相互に電磁界結合する複数
の共振電極に対応する。
【0094】さらに、209a、209bはノッチ容量
電極、210a、210bは入出力線路電極、211は
結合線路電極、212a、212bはオープンスタブ電
極である。又、1217a、1217bは接地容量電極
で、それぞれ誘電体シート204の上面に形成されてい
る。
【0095】又、ノッチ容量電極209a、209bは
第1のストリップ線路電極207a、207bにそれぞ
れ対向する位置に形成されている。接地容量電極121
7a、1217bは第2のストリップ線路電極208
a、208bにそれぞれ対向する位置に形成されてい
る。入出力線路電極210a、210b、オープンスタ
ブ電極212a、212b及び結合線路電極211は、
第1及び第2のストリップ線路電極207a、207
b、208a、208bに対向しない位置に形成されて
いる。入出力線路電極210aの一端及び結合線路電極
211の一端はノッチ容量電極209aに接続され、
又、入出力線路電極210bの一端及び結合線路電極2
11の他端はノッチ容量電極209bに接続されてい
る。又、オープンスタブ電極212a、212bは入出
力線路電極210a、210bにそれぞれ並列接続され
る。ここで、本発明のストリップ線路の開放端側と誘電
体シートを介して対向する容量電極は、ノッチ容量電極
209a,209bに対応する。
【0096】加えて、213a、213bは整合容量電
極で、誘電体シート205の上面に形成される。21
4、215はシールド電極で、それぞれ誘電体シート2
02、206の上面に形成される。
【0097】以上、これらの内電極は、銀、銅、金など
の導電率の高い金属ペーストで電極パターンを印刷して
いる。
【0098】また、216は積層体で、各誘電体シート
を誘電体シート206、205、204、203、20
2、201の順序で積層し、プレスし、各誘電体シート
と各内電極を銀の融点である960℃以下で同時に焼成
して形成される。
【0099】以下、外電極などの形成について述べる。
【0100】222は接地電極で、積層体216の外周
側面の一側面の全面に形成され、接地電極222は各シ
ールド電極214、215及び周波数調整用電極217
a、217bと接続される。218は側面シールド電極
で、積層体216の外周側面の対向する二側面の両端に
形成され、各シールド電極214、215と接続され
る。219a、219bは入出力電極で、積層体216
の外周側面の対向する二側面に形成され、入出力電極2
19aは入出力線路電極210aの他端と整合容量電極
213aに接続され、入出力電極219bは入出力線路
電極210bの他端と整合容量電極213bに接続され
る。220は接地電極で、積層体216の外周側面の一
側面に形成され、各シールド電極214、215と接続
されると共に、接地パターン電極221を介して第1の
ストリップ線路電極207a、207bの他端と接続さ
れる。
【0101】以上、これらの外電極は、内電極とは異な
る銀、銅、金などの導電率の高い金属ペーストで電極パ
ターンを印刷もしくはメッキで形成している。
【0102】以上のように構成された誘電体積層フィル
タについて、以下図14、図15及び図16を用いて更
に説明する。
【0103】第1のストリップ線路電極207a、20
7bの他端を接地パターン電極221及び接地電極22
0を介して接地することで、第1のストリップ線路電極
207a、207bの一端を開放端とする先端短絡スト
リップ線路共振器230a、230bが構成され、先端
短絡ストリップ線路共振器230a、230b間に電磁
界結合Mが生じ、結合素子として働く。また、ノッチ容
量電極209a、209bを第1のストリップ線路電極
207a、207bにそれぞれ対向する位置に形成する
ことで、ノッチ容量素子231a、231bが構成され
る。さらに、入出力線路電極210a、210b及び結
合線路電極211は分布定数線路の結合素子として働
く。したがって、ノッチ容量電極209a、209bに
入出力線路電極210a、210b及び結合線路電極2
11を前記に示すように接続することで、前記先端短絡
ストリップ線路共振器230a、230bをノッチ容量
素子231a、231bを介して並列接続することとな
り、入出力電極219a、219bを入出力端子とする
バンドエリミネイションフィルタが構成される。
【0104】また、誘電体シート205を介して、整合
容量電極213a、213bとシールド電極215との
間に整合容量素子232a、232bが構成され、入出
力端子のインピーダンス整合を行っている(図16参
照)。
【0105】さらに、接地容量電極1217a、121
7bと第2のストリップ線路電極208a、208bと
の間に接地容量素子1233a、1233bが構成され
る。そして、それら接地容量1233a,1233b
を、第2のストリップ線路電極208a、208bを介
して第1のストリップ線路電極207a、207bの一
端に接続し、共振周波数の調整を行える様にしている。
加えて、オープンスタブ電極212a、212bを入出
力線路電極210a、210bに並列接続することで、
オープンスタブを1/4波長とする高次高調波周波数で
減衰極を形成している。
【0106】以上のように本実施の形態によれば、入出
力線路電極210a、210b、オープンスタブ電極2
12a、212b及び結合線路電極211を、第1及び
第2のストリップ線路電極207a、207b、208
a、208bに対向しない位置に形成することで、第1
のストリップ線路電極207a、207bと入出力線路
電極210a、210b及び結合線路電極211との不
要な電磁界結合を低減することができる。
【0107】尚、本実施の形態の誘電体積層フィルタの
場合、フィルター特性に必要な無負荷Qを確保したま
ま、前記ストリップ線路と、結合素子線路(即ち、前記
結合線路電極及び前記入出力線路電極を意味する)との
間の上記電磁界結合を、更に小さくすることが出来る。
【0108】その理由を以下に述べる。即ち、一般に、
上記電磁界結合を極力小さくするためには、ストリップ
線路電極207a,207bの線路幅を狭して、各スト
リップ線路電極の面積を小さくすることにより実現出来
ることが知られている。しかし、ストリップ線路電極の
線路幅を狭くする程、無負荷Qは悪くなり、これとは逆
に、シールド電極に挟まれた積層部分の厚みが厚い程、
無負荷Qが向上することも知られている。
【0109】従って、上記構造の場合、ストリップ線路
電極207a,207bの線路幅を狭くしても、2つの
シールド電極214と215に挟まれた積層部分202
〜205の全厚みが比較的厚いので、無負荷Qをあまり
低下させることなく、即ち、フィルター特性に必要な無
負荷Qを確保したまま、上記不要な電磁界結合を極力小
さくすることができるのである。
【0110】また、共振器間の電磁界結合と結合線路電
極211を、上述した様に、適切に組み合わせて楕円関
数特性を実現することで、図20に示すグラフの如く、
共振器間の電磁界結合Mを利用しない従来のチェビシェ
フ特性404に比べて、減衰特性カーブをより一層急峻
にすることができる。すなわち、所望の減衰帯域401
及び減衰量を得るための通過帯域402における挿入損
失の低減を実現することができる。よって、フィルタを
多段化することなく減衰帯域401を広帯域化すること
が可能であり、フィルタの小型化及び低損失化(高性能
化)を実現することができる。
【0111】さらに、共振器間の電磁界結合Mと結合線
路電極211を、上述した様に、適切に組み合わせるこ
とで、形状の制約等によって結合線路電極211だけで
は構成できないインピーダンス及び波長をもつ結合素子
を実現することができる。
【0112】また、整合容量素子232a、232bを
構成することで、前記ストリップ線路と前記結合素子線
路が対向しない面積が小さくなったことによって短くな
った入出力線路でも入出力端子におけるインピーダンス
整合が可能になる。
【0113】さらに、第1のストリップ線路電極207
a、207bの一端(開放端)と、接地容量素子123
3a、1233bを構成する第2のストリップ線路電極
208a、208bとは、先端短絡ストリップ線路共振
器230a、230bの開放端に接続されることから、
双方とも電界分布が支配的となる。さらに、第2のスト
リップ線路電極208a、208bの幅を、第1のスト
リップ線路電極207a、207bの幅より狭くするこ
とで電界強度を小さくできる。それとともに、第2のス
トリップ線路電極208aと208bとの間隔を広くで
きるので、第2のストリップ線路電極208aと208
bとの間の電界結合を無視できる程度まで小さくするこ
とができる。
【0114】従って、設計を複雑にすることなく、周波
数調整機構(ローデイング容量)を容易に構成すること
ができると共に、良好なバンドエリミネイションフィル
タ特性を得ることができる。
【0115】したがって、不要な電磁界結合を無くし、
共振器間の電磁界結合を利用することで、設計の自由度
が広がることで、誘電体シートの比誘電率を大きくする
ことが可能となり、共振器及び結合線路の小型化が可能
となり、結果として誘電体積層フィルタの小型化及び高
性能化を実現できる。
【0116】また、オープンスタブ電極212a、21
2bを入出力線路電極210a、210bに並列接続す
ることで、実施の形態5で述べた様に、オープンスタブ
を1/4波長とする高次高調波周波数で減衰極を形成す
ることができる。この減衰極は高次高調波帯域を減衰さ
せるのに有効であり、基本通過帯域及び減衰帯域の特性
に影響することなく減衰極を形成することができる。
【0117】したがって、LPFを付加することなく高
次高調波帯域を減衰させることができるので、多機能フ
ィルタの小型化及び低損失化を実現することができる。
【0118】また、外電極と内電極に異なる電極材料を
用いることで、信頼性の向上及び高性能化を実現するこ
とができる。例えば、内、外電極材料に銀ペーストを使
用した場合を考える。内電極は誘電体ペースとに挟み込
まれるように構成されることから、密着強度は小さいが
導電率の高いガラスフリットの入ってない銀ペーストを
用い、共振器の無負荷Qを向上させ、高性能化を図るこ
とができる。また、外電極には導電率は低いが密着強度
の大きいガラスフリットの入っている銀ペーストを用
い、入出力端子の信頼性向上を図ることができる。 (実施の形態7)以下本発明の第7の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0119】図17は本発明の実施の形態における誘電
体積層フィルタの分解斜視図を示すものである。また、
図18は本実施の形態の積層体の斜視図を示すものであ
る。さらに、図19は本実施の形態の誘電体積層フィル
タの等価回路を示す図である。
【0120】図17及び図18に示すように、この誘電
体積層フィルタの構造は第6の実施の形態に示したもの
と以下の点を除いて同じである。
【0121】即ち、相違点は、第2のストリップ線路2
08a、208b(請求項14に記載の本発明の複数の
線路電極に対応する)の他端をそれぞれ前記誘電体シー
ト203の一辺まで伸びる形で形成し、周波数調整用電
極217a、217bを外電極として積層体216の外
周側面に形成し、周波数調整用電極217a、217b
をそれぞれ第2のストリップ線路電極208a、208
bの他端に接続した点である。さらに、例えば、周波数
調整用電極217aと接地電極222とにより周波数調
整容量素子233aが構成され、また、周波数調整用電
極217bと接地電極222とにより周波数調整容量素
子233bが構成される。
【0122】尚、上記実施の形態6で述べた接地容量電
極1217a、1217bと、本実施の形態の周波数調
整用電極217a、217bとは、何れも先端短絡スト
リップ線路共振器230a、230bの共振周波数を調
整することができる点で同じ機能を有する。但し、後者
の電極217a,217bの場合、上記共振周波数の調
整が、各誘電体積シートの積層後において可能であるの
に対して、前者の電極1217a,1217bの場合、
積層前でないと出来ない点が異なる。
【0123】以上のように本実施の形態によれば、第6
の実施の形態と同一の動作、特徴を有するほかに、加え
て、外電極として構成された周波数調整用電極217
a、217bをトリミングすることで、周波数調整容量
素子233a、233bを減少させることができ、先端
短絡ストリップ線路共振器230a、230bの共振周
波数のみを調整することができる。
【0124】すなわち、誘電体シート、電極パターン等
のバラツキを吸収することができると共に、共振器間の
電磁界結合M等の結合素子に影響を与えることなく、共
振周波数を調整することができるので、バンドエリミネ
イションフィルタの減衰特性を簡単に且つ、独立して調
整できる。
【0125】したがって、第6の実施の形態よりも、歩
留まりの良い誘電体積層フィルタを実現することができ
る。
【0126】本実施の形態において試作した誘電体積層
フィルタの周波数特性を示すグラフを図21(ナロース
パン)及び図22(ワイドスパン)に示す。比誘電率ε
r=58の誘電体シートを使用し、積層体216の形状
を4.5×3.2×2.0(mm)の大きさで実現して
いる。また、共振器間の電磁界結合と結合線路電極21
1を、上述した様に、適切に組み合せることで、図20
に示すような楕円関数特性500を実現している。さら
に、オープンスタブ電極212a、212bを構成する
ことで、2次高調波帯域に減衰極501、3次高調波帯
域に減衰極502を実現している。
【0127】ところで、以上述べてきた、誘電体積層フ
ィルタを通信装置に利用することにより装置の小型化や
高性能化を実現することが出来る。
【0128】例えば、本実施の形態の誘電体積層フィル
タは、同軸型共振器タイプに比べ、部品の高さを低くす
るという低背化が可能であり、通信装置の3次元空間を
有効に利用することができるので、通信装置の小型化を
実現出来る。この誘電体積層フィルタは、発振回路の周
辺部品として有効であり、その応用範囲は極めて広い。
【0129】また、バンドエリミネーションフィルタを
構成し、不要な帯域だけを減衰させることで、バンドパ
スフィルタよりも、通過帯域での損失を低減することが
でき、アンプの消費電流を低減できるので、電池の使用
時間の延長、もしくは電池容量の低減、すなわち電池の
小型化を実現することができる。
【0130】ここで、上記通信装置は、例えば通信相手
側から無線信号を受信する受信手段と、上述した実施の
形態の内、何れか一つに記載の誘電体積層フィルタを用
いることにより、上記受信した信号から所定の信号を抽
出してその抽出した信号を処理する信号処理手段と、上
記処理した信号をスピーカ等に出力する出力手段と、通
信相手側に信号を発信する発信手段とを備えた構成等が
ある。尚、通信装置は、発信手段を備えて無くても勿論
論良い。また、別の例として、上記通信装置は、例え
ば、送信装置であり、上述した実施の形態の内、何れか
一つに記載の誘電体積層フィルタを用いることにより、
不要な信号を減衰させて、所望の信号が送信される様に
処理する信号処理手段と、上記処理した信号を受信装置
側へ出力する出力手段とを備えた構成でもよい。
【0131】以上述べてきた実施の形態によれば、設計
が容易で、製造工程においてフィルタの共振周波数の調
整や、共振器間の電磁界結合の調整が可能な、小型高性
能の誘電体積層フィルタを提供することができる。
【0132】尚、上記実施の形態では、同一の誘電体シ
ート上に2つのストリップ線路が形成されている場合を
説明したが、これに限らず例えば、3つのストリップ線
路が形成されていても勿論良い。その場合、結合線路電
極は、2つ必要となり、それぞれの結合線路電極は、直
列接続される。
【0133】又、上記実施の形態6,7では、各ストリ
ップ線路電極が同一平面上、即ち同一層上に形成されて
いる場合について説明したが、これに限らず例えば、第
1ストリップ線路電極207aと第1ストリップ線路電
極207bがそれぞれ異なる層に形成されていてもかま
わない。又、例えば、第2ストリップ線路電極208a
とストリップ線路電極208bがそれぞれ異なる層に形
成されていてもかまわない。
【0134】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなよう本発
明は、従来に比べてより一層良好なバンドエリミネイシ
ョンフィルタ特性を実現できるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施形態における誘電
体積層フィルタの分解斜視図
【図2】本発明の第1及び第2の実施形態における誘電
体積層フィルタの斜視図
【図3】本発明の第1及び第2の実施形態における誘電
体積層フィルタの等価回路図
【図4】本発明の第3の実施形態における誘電体積層フ
ィルタの分解斜視図
【図5】本発明の第3の実施形態における誘電体積層フ
ィルタの斜視図
【図6】本発明の第3の実施形態における誘電体積層フ
ィルタの等価回路図
【図7】本発明の第4の実施形態における誘電体積層フ
ィルタの分解斜視図
【図8】本発明の第4の実施形態における誘電体積層フ
ィルタの斜視図
【図9】本発明の第4の実施形態における誘電体積層フ
ィルタの等価回路図
【図10】本発明の第5の実施形態における誘電体積層
フィルタの分解斜視図
【図11】本発明の第5の実施形態における誘電体積層
フィルタの斜視図
【図12】本発明の第5の実施形態における誘電体積層
フィルタの等価回路図
【図13】第3の実施形態において試作した誘電体積層
フィルタの周波数特性を示すグラフを示す図
【図14】本発明の第6の実施形態における誘電体積層
フィルタの分解斜視図
【図15】本発明の第6の実施形態における誘電体積層
フィルタの斜視図
【図16】本発明の第6の実施形態における誘電体積層
フィルタの等価回路図
【図17】本発明の第7の実施形態における誘電体積層
フィルタの分解斜視図
【図18】本発明の第7の実施形態における誘電体積層
フィルタの斜視図
【図19】本発明の第7の実施形態における誘電体積層
フィルタの等価回路図
【図20】バンドエリミネイションフィルタにおける楕
円関数特性とチェビシェフ特性を比較するグラフを示す
【図21】第7の実施形態において試作した誘電体積層
フィルタの周波数特性を示すグラフ(ナロースパン)を
示す図
【図22】第7の実施形態において試作した誘電体積層
フィルタの周波数特性を示すグラフ(ワイドスパン)を
示す図
【図23】本発明の第1の実施の形態における変形例と
しての誘電体フィルタの分解斜視図
【図24】本発明における楕円関数特性を説明するため
のグラフを示す図
【図25】本発明における楕円関数特性を説明するため
のグラフを示す図
【図26】本発明における楕円関数特性を説明するため
のグラフを示す図
【図27】本発明における楕円関数特性を説明するため
のグラフを示す図
【図28】本発明における楕円関数特性を説明するため
のグラフを示す図
【図29】本発明における楕円関数特性を説明するため
のグラフを示す図
【図30】従来の誘電体積層フィルタの分解斜視図
【図31】従来の誘電体積層フィルタにおける矢印
(A)から見た説明図
【図32】従来の誘電体積層フィルタにおけるD−D
‘線で切断した切断断面図
【符号の説明】 1、2、3、4、5 誘電体シート 6a、6b 第1のストリップ線路電極 7a、7b 第2のストリップ線路電極 8a、8b ノッチ容量電極 9a、9b 入出力線路電極 10 結合線路電極 11 第1のシールド電極 12 積層体 13 第2のシールド電極 14 第3のシールド電極 15a、15b 第3のストリップ線路電極 16a、16b 接続電極 17a、17b 入出力電極 18 接地電極 20a、20b ノッチ容量素子 21a、21b 先端短絡ストリップ線路共振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北沢 祥一 京都府京田辺市大住浜55番12 松下日東電 器株式会社内 (72)発明者 櫛谷 洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の誘電体シートが積層された第1
    の誘電体積層ブロックと、 前記第1の誘電体積層ブロックの内部層に設けられた複
    数の第1の共振電極と、 複数枚の誘電体シートが積層
    された第2の誘電体積層ブロックと、 前記第2の誘電体積層ブロックの内部層に設けられた複
    数の第2の共振電極と、 前記第2の誘電体積層ブロックの内部層に設けられた、
    前記複数の第2の共振電極をそれぞれ並列接続する結合
    素子と、 前記第1の誘電体積層ブロックと前記第2の誘電体積層
    ブロックとの間に設けられた第1のシールド電極と、 前記第1の共振電極の一端と第2の共振電極の一端とを
    それぞれ接続する、外側面に設けられた複数の第3の共
    振電極と、 前記第1のシールド電極の一方の面に対向して設けられ
    た第2のシールド電極と、 前記第1のシールド電極の他方の面に対向して設けられ
    た第3のシールド電極と、 前記第1、第2、第3のシールド電極をそれぞれ接続し
    た、外側面に設けられた接続電極と、を備えたことを特
    徴とする誘電体積層フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記接続電極は複数の電極を有し、それ
    ら複数の電極が、外側面の内、1組の対向する面にそれ
    ぞれ設られており、且つ、前記各面上では、その面の中
    央部を除く領域に前記電極が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の誘電体積層フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記第1の誘電体積層ブロックの外側面
    の内、前記第3の共振電極が設けられている外側面を除
    く全ての外側面の全面に、シールド電極を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の誘電体積層フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記第2のシールド電極の外側の面に積
    層された外側誘電体シートを備え、 前記第3の共振電極の一端が、前記外側誘電体シートの
    上面まで伸びていることを特徴とする請求項1記載の誘
    電体積層フィルタ。
  5. 【請求項5】 前記第2の共振電極の幅が、前記第1の
    共振電極の幅より広いことを特徴とする請求項1記載の
    誘電体積層フィルタ。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2の誘電体ブロックの厚み
    が、それぞれ異なることを特徴とする請求項1記載の誘
    電体積層フィルタ。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2の誘電体ブロックが、そ
    れぞれ異なる比誘電率の前記誘電体シートで形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の誘電体積層フィル
    タ。
  8. 【請求項8】 前記結合素子に並列接続された、高次高
    調波帯域を減衰させるためのオープンスタブを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の誘電体積層フィルタ。
  9. 【請求項9】 複数枚の誘電体シートが積層された誘電
    体積層ブロックと、 前記誘電体積層ブロックの内部層に設けられた複数の共
    振電極と、 前記誘電体積層ブロックの内部層に設けられた、前記複
    数の共振電極をそれぞれ並列接続する結合線路と、 前記誘電体積層ブロックの内部層に設けられた入出力線
    路と、 前記複数の共振電極と前記入出力線路とを仕切るシール
    ド電極と、を備えたことを特徴とする誘電体積層フィル
    タ。
  10. 【請求項10】 複数枚の誘電体シートが積層された誘
    電体積層ブロックと、 前記誘電体積層ブロックの内部に設けられた、相互に電
    磁界結合する複数の共振電極と、 前記誘電体積層ブロックの内部層に設けられた、前記複
    数の共振電極をそれぞれ並列接続する結合線路とを備
    え、 前記複数の共振電極の間に生じる電磁界結合を実質上妨
    げるような電磁界結合防止部材が設けられておらず、前
    記電磁界結合を利用することを特徴とする誘電体積層フ
    ィルタ。
  11. 【請求項11】 前記複数の共振電極が、同一の前記誘
    電体シート上に形成されており、且つ、その共振電極の
    長て方向を基準として、前記複数の共振電極が、実質上
    平行に配置されていることを特徴とする請求項10記載
    の誘電体積層フィルタ。
  12. 【請求項12】 前記並列接続は、容量素子を介した接
    続であることを特徴とする請求項10記載の誘電体積層
    フィルタ。
  13. 【請求項13】 一端が前記誘電体積層ブロックの外部
    に露出する様に、前記誘電体積層ブロックの内部層に設
    けらた入出力線路を備え、 前記入出力線路と前記結合線路とが直列接続さているこ
    とを特徴とする請求項10記載の誘電体積層フィルタ。
  14. 【請求項14】 前記誘電体積層ブロックの内部層に設
    けられた、前記複数の共振電極より幅の狭い複数の線路
    電極を備え、 前記共振電極の一端と前記線路電極の一端とがそれぞれ
    接続さており、又、前記線路電極の他端が、前記誘電体
    積層ブロックの外部に形成された調整用電極に接続され
    ていることを特徴とする請求項10記載の誘電体積層フ
    ィルタ。
  15. 【請求項15】 前記誘電体積層ブロックの内部層に設
    けられた、前記複数の共振電極より幅の狭い複数の線路
    電極を備え、 前記共振電極の一端と前記線路電極の一端とがそれぞれ
    接続されており、又、前記線路電極の他端がそれぞれ容
    量素子を介して接地用電極に接続さていることを特徴と
    する請求項10記載の誘電体積層フィルタ。
  16. 【請求項16】 前記誘電体積層ブロックの内部層に設
    けられた、前記共振電極の開放端側と前記誘電体シート
    を介して対向する容量電極を備え、 前記容量電極と前記結合線路とが直列接続さていること
    を特徴とする請求項10記載の誘電体積層フィルタ。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16の何れか一つに記載の
    誘電体積層フィルタの内部層に形成された電極の材料
    が、前記誘電体積層フィルタの外部に形成された電極の
    材料と異なることを特徴とする誘電体積層フィルタ。
  18. 【請求項18】 信号を受信する受信手段と、 請求項1〜17の何れか一つに記載の誘電体積層フィル
    タを用いた信号処理手段と、 前記処理した信号を出力する出力手段と、を備えたこと
    を特徴とする通信装置。
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