JPH1017889A - アミノ化合物の存在下での硫黄単体による不飽和油脂の硫化方法、並びに該方法により得られる組成物およびその使用 - Google Patents
アミノ化合物の存在下での硫黄単体による不飽和油脂の硫化方法、並びに該方法により得られる組成物およびその使用Info
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- JPH1017889A JPH1017889A JP9064260A JP6426097A JPH1017889A JP H1017889 A JPH1017889 A JP H1017889A JP 9064260 A JP9064260 A JP 9064260A JP 6426097 A JP6426097 A JP 6426097A JP H1017889 A JPH1017889 A JP H1017889A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不飽和油脂の硫化において、助触媒として使
用されるアミンが硫化後の物質中に多く残存しないよう
にして、その毒性の問題を解消する。 【解決手段】 硫黄単体による不飽和油脂の硫化方法に
おいて、少なくとも1つのエチレン系不飽和結合を有す
る炭素原子数3〜30の鎖式脂肪族モノカルボン酸とモ
ノアルコールまたはポリオールとの少なくとも一つのエ
ステルを含む組成物に対して、硫黄単体を、水溶性アミ
ノ基を有する化合物および水の存在下で反応させること
を特徴とする。
用されるアミンが硫化後の物質中に多く残存しないよう
にして、その毒性の問題を解消する。 【解決手段】 硫黄単体による不飽和油脂の硫化方法に
おいて、少なくとも1つのエチレン系不飽和結合を有す
る炭素原子数3〜30の鎖式脂肪族モノカルボン酸とモ
ノアルコールまたはポリオールとの少なくとも一つのエ
ステルを含む組成物に対して、硫黄単体を、水溶性アミ
ノ基を有する化合物および水の存在下で反応させること
を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一または複数の不
飽和結合を有するモノカルボン酸とモノアルコールまた
はポリオールとのエステル組成物からの硫黄含有物質の
新規製造のための硫化方法、並びにこの方法によって得
られた硫黄含有物質およびその使用に関する。
飽和結合を有するモノカルボン酸とモノアルコールまた
はポリオールとのエステル組成物からの硫黄含有物質の
新規製造のための硫化方法、並びにこの方法によって得
られた硫黄含有物質およびその使用に関する。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】従来、英国特許GB-A
-588 353において、脂肪族または脂環式第二アミンから
なる助触媒の存在下であるが水の不存在下に、不飽和油
脂に対する硫黄単体の反応による人造ゴムおよび硫化油
の調製が記載されているのが見出される。特に、ジエタ
ノールアミンが、極圧潤滑剤または切削油として使用可
能である硫化油の製造において用いられる。記載されて
いる方法において、使用されるアミンは、硫化用助触媒
を形成するために硫黄単体と反応していたものであり、
かつ得られた物質中に留まっているものである。このこ
とにより、特に使用者に対して毒性に係わる不都合が引
き起こされる。
-588 353において、脂肪族または脂環式第二アミンから
なる助触媒の存在下であるが水の不存在下に、不飽和油
脂に対する硫黄単体の反応による人造ゴムおよび硫化油
の調製が記載されているのが見出される。特に、ジエタ
ノールアミンが、極圧潤滑剤または切削油として使用可
能である硫化油の製造において用いられる。記載されて
いる方法において、使用されるアミンは、硫化用助触媒
を形成するために硫黄単体と反応していたものであり、
かつ得られた物質中に留まっているものである。このこ
とにより、特に使用者に対して毒性に係わる不都合が引
き起こされる。
【0003】この先行方法に対する本発明の利点は、主
として、実質上窒素を除いた硫化物質を獲得することか
らなり、アミンまたはアミンの硫化誘導体は、所望の硫
化油脂中ではなく水性媒質中に留まる。
として、実質上窒素を除いた硫化物質を獲得することか
らなり、アミンまたはアミンの硫化誘導体は、所望の硫
化油脂中ではなく水性媒質中に留まる。
【0004】さらに、助触媒を含む水性相は、一般に、
分離されて、直後に行われる少なくとも1つの新規調製
において再使用が可能である。
分離されて、直後に行われる少なくとも1つの新規調製
において再使用が可能である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明において使用する
不飽和エステルは、少なくとも1つのエチレン系不飽和
結合を有する炭素原子数3〜30の鎖式脂肪族モノカル
ボン酸と、モノアルコールおよびポリオールから選ばれ
る少なくとも1つの水酸基含有化合物との間で生成され
るものと定義される。
不飽和エステルは、少なくとも1つのエチレン系不飽和
結合を有する炭素原子数3〜30の鎖式脂肪族モノカル
ボン酸と、モノアルコールおよびポリオールから選ばれ
る少なくとも1つの水酸基含有化合物との間で生成され
るものと定義される。
【0006】番号FR-A-2727426で刊行されたフランス特
許出願において、出願人により、エチレン不飽和数1〜
3を有しかつ炭素原子数2〜36を有するモノまたはポ
リエチレン系炭化水素と硫黄単体との、アルカノールア
ミン、モルホリンまたはそれらの誘導体の1つの存在下
および水の存在下あるいは水の不存在下での反応による
硫化方法が既に記載されていた。
許出願において、出願人により、エチレン不飽和数1〜
3を有しかつ炭素原子数2〜36を有するモノまたはポ
リエチレン系炭化水素と硫黄単体との、アルカノールア
ミン、モルホリンまたはそれらの誘導体の1つの存在下
および水の存在下あるいは水の不存在下での反応による
硫化方法が既に記載されていた。
【0007】また、番号FR-A-2734566で刊行されたフラ
ンス特許出願において、出願人により、炭酸グアニジン
の存在下および水の存在下に実施される同様の反応が記
載されていた。
ンス特許出願において、出願人により、炭酸グアニジン
の存在下および水の存在下に実施される同様の反応が記
載されていた。
【0008】そして、出願人は、今や、先に定義された
不飽和エステルの組成物を、アミノ基を有する化合物お
よび水の存在下に硫黄単体との反応により効果的にかつ
有利に硫化させることが可能であることを見出した。
不飽和エステルの組成物を、アミノ基を有する化合物お
よび水の存在下に硫黄単体との反応により効果的にかつ
有利に硫化させることが可能であることを見出した。
【0009】すなわち、本発明に係る不飽和油脂の硫化
方法は、少なくとも1つのエチレン系不飽和結合を有す
る炭素原子数3〜30の鎖式脂肪族モノカルボン酸とモ
ノアルコールまたはポリオールとの少なくとも一つのエ
ステルを含む組成物の硫化方法において、前記組成物と
硫黄単体とを、水溶性アミノ基を有する化合物および水
の存在下に反応させるものである。
方法は、少なくとも1つのエチレン系不飽和結合を有す
る炭素原子数3〜30の鎖式脂肪族モノカルボン酸とモ
ノアルコールまたはポリオールとの少なくとも一つのエ
ステルを含む組成物の硫化方法において、前記組成物と
硫黄単体とを、水溶性アミノ基を有する化合物および水
の存在下に反応させるものである。
【0010】また、本発明の方法は、より好ましくは、
該方法が少なくとも1つのエチレン系不飽和結合を有し
かつ炭素原子数12〜22の少なくとも1つの鎖式脂肪
族モノカルボン酸と、例えば炭素原子数1〜12を含む
脂肪族モノアルコールおよび例えば炭素原子数2〜6の
脂肪族ポリオールから選ばれる少なくとも1つの水酸基
含有化合物との間で生成される少なくとも1つの不飽和
エステルを含む組成物を硫黄単体と、水溶性アミノ基を
有する化合物の存在下および水の存在下で反応させるこ
とにより特徴付けられる。
該方法が少なくとも1つのエチレン系不飽和結合を有し
かつ炭素原子数12〜22の少なくとも1つの鎖式脂肪
族モノカルボン酸と、例えば炭素原子数1〜12を含む
脂肪族モノアルコールおよび例えば炭素原子数2〜6の
脂肪族ポリオールから選ばれる少なくとも1つの水酸基
含有化合物との間で生成される少なくとも1つの不飽和
エステルを含む組成物を硫黄単体と、水溶性アミノ基を
有する化合物の存在下および水の存在下で反応させるこ
とにより特徴付けられる。
【0011】本発明による製造における出発物質として
使用される不飽和エステルとしては、より詳しくは天然
油脂および動物性もしくは植物性油または動物性もしく
は植物性グリースで構成されるグリセロールのエステル
混合物が挙げられる。検討される油脂は、モノ−、ジ−
および/またはトリ−グリセリド、すなわちグリセロー
ルのエステルを含んでおり、該エステル中、グリセロー
ルは、少なくとも一部が一または複数の不飽和エチレン
である少なくとも1つの脂肪族モノカルボン酸(脂肪
酸)によりエステル化された1、2または3の水酸基を
有する。すなわち、該グリセロールの1、2または3の
水酸基は、少なくとも一部が一または複数の不飽和エチ
レンである少なくとも1つの脂肪族モノカルボン酸(脂
肪酸)によりエステル化されている。
使用される不飽和エステルとしては、より詳しくは天然
油脂および動物性もしくは植物性油または動物性もしく
は植物性グリースで構成されるグリセロールのエステル
混合物が挙げられる。検討される油脂は、モノ−、ジ−
および/またはトリ−グリセリド、すなわちグリセロー
ルのエステルを含んでおり、該エステル中、グリセロー
ルは、少なくとも一部が一または複数の不飽和エチレン
である少なくとも1つの脂肪族モノカルボン酸(脂肪
酸)によりエステル化された1、2または3の水酸基を
有する。すなわち、該グリセロールの1、2または3の
水酸基は、少なくとも一部が一または複数の不飽和エチ
レンである少なくとも1つの脂肪族モノカルボン酸(脂
肪酸)によりエステル化されている。
【0012】さらに、例えば炭素原子数1〜12を有す
る少なくとも1つの脂肪族モノアルコールを用いる天然
油または天然グリースのエステル交換により得られるエ
ステル混合物が使用される。これら天然油または天然グ
リースにおいて、脂肪酸に対応する脂肪鎖の少なくとも
一部が、少なくとも1つのエチレン系不飽和結合を有す
ることから、エステル交換により得られた混合物のエス
テルの少なくとも一部が不飽和エステルで構成される。
る少なくとも1つの脂肪族モノアルコールを用いる天然
油または天然グリースのエステル交換により得られるエ
ステル混合物が使用される。これら天然油または天然グ
リースにおいて、脂肪酸に対応する脂肪鎖の少なくとも
一部が、少なくとも1つのエチレン系不飽和結合を有す
ることから、エステル交換により得られた混合物のエス
テルの少なくとも一部が不飽和エステルで構成される。
【0013】さらに本発明においては、エチレン系不飽
和結合を有する少なくとも1つの(モノまたはポリ不飽
和)鎖式脂肪族モノカルボン酸と、先に定義されたよう
に、脂肪族モノアルコールまたは脂肪族ポリオールの少
なくとも1つの水酸基含有化合物との間のエステル化に
より合成されたエステルが使用されてもよい。
和結合を有する少なくとも1つの(モノまたはポリ不飽
和)鎖式脂肪族モノカルボン酸と、先に定義されたよう
に、脂肪族モノアルコールまたは脂肪族ポリオールの少
なくとも1つの水酸基含有化合物との間のエステル化に
より合成されたエステルが使用されてもよい。
【0014】さらには、エチレン系不飽和結合を有する
鎖式脂肪族モノカルボン酸と脂肪族モノアルコールまた
は脂肪族ポリオールとの少なくとも1つのエステルを、
上記モノアルコールと異なるモノアルコールまたは上記
ポリオールと異なるポリオールによってエステル交換し
た少なくとも1つの合成エステルが使用されてもよい。
鎖式脂肪族モノカルボン酸と脂肪族モノアルコールまた
は脂肪族ポリオールとの少なくとも1つのエステルを、
上記モノアルコールと異なるモノアルコールまたは上記
ポリオールと異なるポリオールによってエステル交換し
た少なくとも1つの合成エステルが使用されてもよい。
【0015】本発明の硫化方法において作用される水溶
性アミノ基を有する化合物は、少なくとも1つの第一ア
ミノ基または第二アミノ基を含んでよい。さらに該化合
物は、別の官能基、例えばイミン基、アルコール基また
はエーテル基を含んでよい。該化合物もまた環式化合物
で構成され得る。
性アミノ基を有する化合物は、少なくとも1つの第一ア
ミノ基または第二アミノ基を含んでよい。さらに該化合
物は、別の官能基、例えばイミン基、アルコール基また
はエーテル基を含んでよい。該化合物もまた環式化合物
で構成され得る。
【0016】検討されるアミノ基を有する化合物とし
て、より詳しくは下記が挙げられる。すなわち、 ・アルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−およびトリ
メタノールアミン、並びにモノ−、ジ−およびトリエタ
ノールアミン、 ・モルホリンおよびその誘導体、 ・ピペリジン、 ・ピペラジン、並びに ・炭酸グアニジンである。
て、より詳しくは下記が挙げられる。すなわち、 ・アルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−およびトリ
メタノールアミン、並びにモノ−、ジ−およびトリエタ
ノールアミン、 ・モルホリンおよびその誘導体、 ・ピペリジン、 ・ピペラジン、並びに ・炭酸グアニジンである。
【0017】本発明の硫黄含有物質の調製反応におい
て、出発の不飽和脂肪酸エステルの組成物中のエチレン
系不飽和結合当り硫黄単体を約200g(すなわち約6
モル)までの割合で作用させる。
て、出発の不飽和脂肪酸エステルの組成物中のエチレン
系不飽和結合当り硫黄単体を約200g(すなわち約6
モル)までの割合で作用させる。
【0018】アミノ基を有する化合物の割合は、広範囲
にわたって変化してよい。特に、該割合は、使用される
硫黄1モル当り0.1〜4モルであってよい。予期しな
いことではあるが、アミノ基を有する化合物が、特に非
常に少ない割合で使用され得ること、および最終的に得
られた硫黄含有物質中に該化合物が見出せないことが注
目される。従って、該化合物が本質的に硫化の助触媒と
して振る舞うことが考えられる。
にわたって変化してよい。特に、該割合は、使用される
硫黄1モル当り0.1〜4モルであってよい。予期しな
いことではあるが、アミノ基を有する化合物が、特に非
常に少ない割合で使用され得ること、および最終的に得
られた硫黄含有物質中に該化合物が見出せないことが注
目される。従って、該化合物が本質的に硫化の助触媒と
して振る舞うことが考えられる。
【0019】反応媒質中で作用される水の割合は、大き
く変化してよくかつ例えば出発の脂肪酸エステル組成物
のエチレン系不飽和結合当り20モルまでであってよ
い。
く変化してよくかつ例えば出発の脂肪酸エステル組成物
のエチレン系不飽和結合当り20モルまでであってよ
い。
【0020】一般に、反応は温度50〜200℃、ほと
んどの場合90〜160℃で行われる。
んどの場合90〜160℃で行われる。
【0021】圧力は、優位には反応温度での水とアミノ
化合物との蒸気張力に依存しておりかつ例えば大気圧か
ら20バールまでである。
化合物との蒸気張力に依存しておりかつ例えば大気圧か
ら20バールまでである。
【0022】本発明の硫化方法の特に有益な利点は、反
応の終りに、所望の硫化物質の分離後にアミノ基を有す
る化合物を含む水性相を再び用いて、反応体、すなわち
油脂および硫黄を単に追加することにより直後の調製を
促進させることが可能になることである。従って、同じ
助触媒(水+アミノ基を有する化合物)を用いて、同じ
効果で(助触媒の活性を失わないで)硫化物質の連続す
るいくつかの調製を行うことが可能である。アミノ基を
有する化合物が高価である場合および/またはその排出
により環境保護に関連する問題が提起される場合、この
手段は特に有利である。
応の終りに、所望の硫化物質の分離後にアミノ基を有す
る化合物を含む水性相を再び用いて、反応体、すなわち
油脂および硫黄を単に追加することにより直後の調製を
促進させることが可能になることである。従って、同じ
助触媒(水+アミノ基を有する化合物)を用いて、同じ
効果で(助触媒の活性を失わないで)硫化物質の連続す
るいくつかの調製を行うことが可能である。アミノ基を
有する化合物が高価である場合および/またはその排出
により環境保護に関連する問題が提起される場合、この
手段は特に有利である。
【0023】本発明方法により得られる組成物は、一般
に硫黄1〜30重量%、ほとんどの場合5〜25重量%
を含む液体物質であり、最も一般的な硫黄含有量は8〜
12重量%である。これらの物質は清澄かつ均一であ
り、最も大きい硫黄含有量さえも有する。その色合い
は、出発の不飽和脂肪酸エステルおよび硫黄固定量の資
質により変化する。該物質は、ほとんど着色されないか
あるいはあまり着色されない(例えばこれは主としてモ
ノエチレン系不飽和結合を有する油脂における場合)か
ら、非常に着色される(例えば主としてポリエチレン系
不飽和結合を有する油脂の場合における)まで存在し得
る。
に硫黄1〜30重量%、ほとんどの場合5〜25重量%
を含む液体物質であり、最も一般的な硫黄含有量は8〜
12重量%である。これらの物質は清澄かつ均一であ
り、最も大きい硫黄含有量さえも有する。その色合い
は、出発の不飽和脂肪酸エステルおよび硫黄固定量の資
質により変化する。該物質は、ほとんど着色されないか
あるいはあまり着色されない(例えばこれは主としてモ
ノエチレン系不飽和結合を有する油脂における場合)か
ら、非常に着色される(例えば主としてポリエチレン系
不飽和結合を有する油脂の場合における)まで存在し得
る。
【0024】さらに、本発明の硫黄含有物質は潤滑油、
特に鉱油または合成油中に可溶である。さらに、該物質
は実質上窒素が除かれている。
特に鉱油または合成油中に可溶である。さらに、該物質
は実質上窒素が除かれている。
【0025】本発明方法により得られる組成物が有利に
は潤滑油または潤滑グリース、特に自動車のギア油、工
業油および加工用油または金属細工用油の配合において
添加剤として使用されうるように、該組成物の硫黄含有
量によって、該組成物に耐摩耗特性、極圧特性および酸
化防止特性が付与されるものである。これらの使用にお
いては、本発明の組成物が、一般に濃度0.05〜20
重量%、好ましくは0.5〜10重量%で潤滑組成物に
組込まれる。
は潤滑油または潤滑グリース、特に自動車のギア油、工
業油および加工用油または金属細工用油の配合において
添加剤として使用されうるように、該組成物の硫黄含有
量によって、該組成物に耐摩耗特性、極圧特性および酸
化防止特性が付与されるものである。これらの使用にお
いては、本発明の組成物が、一般に濃度0.05〜20
重量%、好ましくは0.5〜10重量%で潤滑組成物に
組込まれる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について説
明する。以下の実施例は、本発明を例証するがその範囲
を限定するものではない。
明する。以下の実施例は、本発明を例証するがその範囲
を限定するものではない。
【0027】[実施例1]加圧下で操作可能な反応器内
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物50gと、モルホリン7.25g
(0.0833モル)と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)と、水45gとを導入した。媒質を温度130℃に
上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維
持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで
希釈し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションに
より分離した。水性相を、後述する実施例2に記載の反
応の際に使用するために保持した。硫酸ナトリウムによ
る有機相の乾燥次いで濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気
化を行って、鉱油および合成油に可溶である、清澄な液
体生成物55.6gを得た。該物質の硫黄含有量は1
0.7重量%であり、該物質の窒素含有量は0.1重量
%未満であった。
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物50gと、モルホリン7.25g
(0.0833モル)と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)と、水45gとを導入した。媒質を温度130℃に
上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維
持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで
希釈し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションに
より分離した。水性相を、後述する実施例2に記載の反
応の際に使用するために保持した。硫酸ナトリウムによ
る有機相の乾燥次いで濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気
化を行って、鉱油および合成油に可溶である、清澄な液
体生成物55.6gを得た。該物質の硫黄含有量は1
0.7重量%であり、該物質の窒素含有量は0.1重量
%未満であった。
【0028】[実施例1A (比較)]水を作用させな
いで実施例1を繰り返した。すなわち、加圧下で操作可
能な反応器内に、物質100gに対してヨード110g
のヨード価の脂肪酸エステル混合物50gと、モルホリ
ン7.25g(0.0833モル)と、硫黄6.0g
(0.187モル)とを導入した。媒質を温度130℃
に上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間
維持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50ml
で希釈した。濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行っ
て、鉱油に可溶である液体物質61gを回収した。該物
質の硫黄含有量は9.4重量%であり、該物質の窒素含
有量は1.8重量%であった。
いで実施例1を繰り返した。すなわち、加圧下で操作可
能な反応器内に、物質100gに対してヨード110g
のヨード価の脂肪酸エステル混合物50gと、モルホリ
ン7.25g(0.0833モル)と、硫黄6.0g
(0.187モル)とを導入した。媒質を温度130℃
に上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間
維持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50ml
で希釈した。濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行っ
て、鉱油に可溶である液体物質61gを回収した。該物
質の硫黄含有量は9.4重量%であり、該物質の窒素含
有量は1.8重量%であった。
【0029】[実施例2]加圧下で操作可能な反応器内
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に使
用した物質と同一)50gと、実施例1で単離した水性
相の全体と、硫黄6.0g(0.187モル)とを導入
した。媒質を温度130℃に上昇させ、次いで該媒質を
この温度で攪拌下に6時間維持した。室温に復帰後、該
媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次いで水性相と有
機相とをデカンテーションにより分離した。水性相を、
後述する実施例3に記載の反応の際に使用するために保
持した。硫酸ナトリウムの有機相の乾燥次いで濾過後、
減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油または合成油
に可溶である、清澄な液体物質55.2gを得た。該物
質の硫黄含有量は10.6重量%であり、該物質の窒素
含有量は0.1重量%未満であった。
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に使
用した物質と同一)50gと、実施例1で単離した水性
相の全体と、硫黄6.0g(0.187モル)とを導入
した。媒質を温度130℃に上昇させ、次いで該媒質を
この温度で攪拌下に6時間維持した。室温に復帰後、該
媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次いで水性相と有
機相とをデカンテーションにより分離した。水性相を、
後述する実施例3に記載の反応の際に使用するために保
持した。硫酸ナトリウムの有機相の乾燥次いで濾過後、
減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油または合成油
に可溶である、清澄な液体物質55.2gを得た。該物
質の硫黄含有量は10.6重量%であり、該物質の窒素
含有量は0.1重量%未満であった。
【0030】[実施例3]加圧下で操作可能な反応器内
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、実施例2の場合に単離
した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モル)
とを導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次いで
該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持した。室温に復
帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次いで水
性相と有機相とをデカンテーションにより分離した。水
性相を、実施例4に記載の反応の際に使用するために保
持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥に次ぐ濾過
後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合
成油に可溶である、清澄な液体物質55.3gを得た。
該物質の硫黄含有量は10.8重量%であり、該物質の
窒素含有量は0.1重量%未満であった。
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、実施例2の場合に単離
した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モル)
とを導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次いで
該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持した。室温に復
帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次いで水
性相と有機相とをデカンテーションにより分離した。水
性相を、実施例4に記載の反応の際に使用するために保
持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥に次ぐ濾過
後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合
成油に可溶である、清澄な液体物質55.3gを得た。
該物質の硫黄含有量は10.8重量%であり、該物質の
窒素含有量は0.1重量%未満であった。
【0031】[実施例4]加圧下で操作可能な反応器内
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、実施例3の場合に単離
した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モル)
とを導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次いで
該媒質を攪拌下にこの温度で6時間維持した。室温に復
帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次いで水
性相と有機相とをデカンテーションにより分離した。水
性相を、後の反応の際に使用するために保持した。硫酸
ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過後、減圧下に
n-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合成油に可溶で
ある、清澄な液体物質53.8gを得た。該物質の硫黄
含有量は11.0重量%であり、該物質の窒素含有量は
0.1重量%未満であった。
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、実施例3の場合に単離
した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モル)
とを導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次いで
該媒質を攪拌下にこの温度で6時間維持した。室温に復
帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次いで水
性相と有機相とをデカンテーションにより分離した。水
性相を、後の反応の際に使用するために保持した。硫酸
ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過後、減圧下に
n-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合成油に可溶で
ある、清澄な液体物質53.8gを得た。該物質の硫黄
含有量は11.0重量%であり、該物質の窒素含有量は
0.1重量%未満であった。
【0032】[実施例5]加圧下で操作可能な反応器内
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に使
用した物質と同一)50gと、エタノールアミン5.1
g(0.083モル)と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)と、水45gとを導入した。媒質を温度130℃に
上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維
持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで
希釈し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションに
より分離した。水性相を、後述する実施例6に記載の反
応の際に使用するために保持した。硫酸ナトリウムによ
る有機相の乾燥次いで濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気
化を行って、鉱油および合成油に可溶である、清澄な液
体物質54.5gを得た。該物質の硫黄含有量は11.
0重量%であり、該物質の窒素含有量は0.1重量%未
満であった。
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に使
用した物質と同一)50gと、エタノールアミン5.1
g(0.083モル)と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)と、水45gとを導入した。媒質を温度130℃に
上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維
持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで
希釈し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションに
より分離した。水性相を、後述する実施例6に記載の反
応の際に使用するために保持した。硫酸ナトリウムによ
る有機相の乾燥次いで濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気
化を行って、鉱油および合成油に可溶である、清澄な液
体物質54.5gを得た。該物質の硫黄含有量は11.
0重量%であり、該物質の窒素含有量は0.1重量%未
満であった。
【0033】[実施例6]加圧下で操作可能な反応器内
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に使
用した物質と同一)50gと、実施例5の場合に単離し
た水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モル)と
を導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次いで該
媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持した。室温に復帰
後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次いで水性
相と有機相とをデカンテーションにより分離した。水性
相を、後述する実施例7に記載の反応の際に使用するた
めに保持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次い
で濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油お
よび合成油に可溶である、清澄な液体物質54.0gを
得た。該物質の硫黄含有量は11.5重量%であり、該
物質の窒素含有量は0.1重量%未満であった。
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に使
用した物質と同一)50gと、実施例5の場合に単離し
た水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モル)と
を導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次いで該
媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持した。室温に復帰
後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次いで水性
相と有機相とをデカンテーションにより分離した。水性
相を、後述する実施例7に記載の反応の際に使用するた
めに保持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次い
で濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油お
よび合成油に可溶である、清澄な液体物質54.0gを
得た。該物質の硫黄含有量は11.5重量%であり、該
物質の窒素含有量は0.1重量%未満であった。
【0034】[実施例7]加圧下で操作可能な反応器内
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、上記実施例6の場合に
単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次
いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持した。室温
に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次い
で水性相と有機相とをデカンテーションにより分離し
た。水性相を、後の反応の際に使用するために保持し
た。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過後、
減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合成油
に可溶である、清澄な液体物質53.0gを得た。該物
質の硫黄含有量は11.0重量%であり、該物質の窒素
含有量は0.1重量%未満であった。
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、上記実施例6の場合に
単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次
いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持した。室温
に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次い
で水性相と有機相とをデカンテーションにより分離し
た。水性相を、後の反応の際に使用するために保持し
た。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過後、
減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合成油
に可溶である、清澄な液体物質53.0gを得た。該物
質の硫黄含有量は11.0重量%であり、該物質の窒素
含有量は0.1重量%未満であった。
【0035】[実施例8]加圧下で操作可能な反応器内
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、上記実施例7の場合に
単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次
いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持した。室温
に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次い
で水性相と有機相とをデカンテーションにより分離し
た。水性相を、後の反応の際に使用するために保持し
た。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過後、
減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合成油
に可溶である、清澄な液体物質54.2gを得た。該物
質の硫黄含有量は11.4重量%であり、該物質の窒素
含有量は0.1重量%未満であった。
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、上記実施例7の場合に
単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次
いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持した。室温
に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次い
で水性相と有機相とをデカンテーションにより分離し
た。水性相を、後の反応の際に使用するために保持し
た。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過後、
減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合成油
に可溶である、清澄な液体物質54.2gを得た。該物
質の硫黄含有量は11.4重量%であり、該物質の窒素
含有量は0.1重量%未満であった。
【0036】[実施例9]加圧下で操作可能な反応器内
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に使
用した物質と同一)50gと、炭酸グアニジン5.0g
(0.027モル)と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)と、水45gとを導入した。媒質を温度130℃に
上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維
持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで
希釈し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションに
より分離した。水性相を、後述する実施例10に記載の
反応の際に使用するために保持した。硫酸ナトリウムに
よる有機相の乾燥次いで濾過後、減圧下にn-ヘプタンの
気化を行って、鉱油および合成油に可溶である、清澄な
液体物質52.0gを得た。該物質の硫黄含有量は1
0.9重量%であり、該物質の窒素含有量は0.1重量
%未満であった。
に、物質100gに対してヨード110gのヨード価の
脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に使
用した物質と同一)50gと、炭酸グアニジン5.0g
(0.027モル)と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)と、水45gとを導入した。媒質を温度130℃に
上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維
持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで
希釈し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションに
より分離した。水性相を、後述する実施例10に記載の
反応の際に使用するために保持した。硫酸ナトリウムに
よる有機相の乾燥次いで濾過後、減圧下にn-ヘプタンの
気化を行って、鉱油および合成油に可溶である、清澄な
液体物質52.0gを得た。該物質の硫黄含有量は1
0.9重量%であり、該物質の窒素含有量は0.1重量
%未満であった。
【0037】[実施例10]加圧下で操作可能な反応器
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、上記実施例9の場合に
単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次
いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持した。室温
に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次い
で水性相と有機相とをデカンテーションにより分離し
た。水性相を、後述する実施例11に記載の反応の際に
使用するために保持した。硫酸ナトリウムによる有機相
の乾燥次いで濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行っ
て、鉱油および合成油に可溶である、清澄な液体物質5
4.0gを得た。該物質の硫黄含有量は11.5重量%
であり、該物質の窒素含有量は0.1重量%未満であっ
た。
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、上記実施例9の場合に
単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇させ、次
いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持した。室温
に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈し、次い
で水性相と有機相とをデカンテーションにより分離し
た。水性相を、後述する実施例11に記載の反応の際に
使用するために保持した。硫酸ナトリウムによる有機相
の乾燥次いで濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行っ
て、鉱油および合成油に可溶である、清澄な液体物質5
4.0gを得た。該物質の硫黄含有量は11.5重量%
であり、該物質の窒素含有量は0.1重量%未満であっ
た。
【0038】[実施例11]加圧下で操作可能な反応器
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際
に使用した物質と同一)50gと、上記実施例10の場
合に単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.18
7モル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇さ
せ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持し
た。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈
し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションにより
分離した。水性相を、後の反応の際に使用するために保
持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過
後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合
成油に可溶である、清澄な液体物質53.0gを得た。
該物質の硫黄含有量は11.1重量%であり、該物質の
窒素含有量は0.1重量%未満であった。
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際
に使用した物質と同一)50gと、上記実施例10の場
合に単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.18
7モル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇さ
せ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持し
た。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈
し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションにより
分離した。水性相を、後の反応の際に使用するために保
持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過
後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合
成油に可溶である、清澄な液体物質53.0gを得た。
該物質の硫黄含有量は11.1重量%であり、該物質の
窒素含有量は0.1重量%未満であった。
【0039】[実施例12]加圧下で操作可能な反応器
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、ピペリジン7.1g
(0.083モル)と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)と、水45gとを導入した。媒質を温度130℃に
上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維
持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで
希釈し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションに
より分離した。水性相を、後述する実施例13に記載の
反応の際に使用するために保持した。硫酸ナトリウムに
よる有機相の乾燥次いで濾過後、減圧下にn-ヘプタンの
気化を行って、鉱油および合成油に可溶である、清澄な
液体物質53.5gを得た。該物質の硫黄含有量は8.
9重量%であり、該物質の窒素含有量は0.1重量%未
満であった。
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、ピペリジン7.1g
(0.083モル)と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)と、水45gとを導入した。媒質を温度130℃に
上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維
持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで
希釈し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションに
より分離した。水性相を、後述する実施例13に記載の
反応の際に使用するために保持した。硫酸ナトリウムに
よる有機相の乾燥次いで濾過後、減圧下にn-ヘプタンの
気化を行って、鉱油および合成油に可溶である、清澄な
液体物質53.5gを得た。該物質の硫黄含有量は8.
9重量%であり、該物質の窒素含有量は0.1重量%未
満であった。
【0040】[実施例13]加圧下で操作可能な反応器
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際
に使用した物質と同一)50gと、上記実施例12の場
合に単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.18
7モル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇さ
せ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持し
た。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈
し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションにより
分離した。水性相を、後の反応の際に使用するために保
持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過
後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合
成油に可溶である、清澄な液体物質53.0gを得た。
該物質の硫黄含有量は8.9重量%であり、該物質の窒
素含有量は0.1重量%未満であった。
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際
に使用した物質と同一)50gと、上記実施例12の場
合に単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.18
7モル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇さ
せ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持し
た。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈
し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションにより
分離した。水性相を、後の反応の際に使用するために保
持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過
後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合
成油に可溶である、清澄な液体物質53.0gを得た。
該物質の硫黄含有量は8.9重量%であり、該物質の窒
素含有量は0.1重量%未満であった。
【0041】[実施例14]加圧下で操作可能な反応器
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、ピペラジン5.18g
(0.054モル)と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)と、水45gとを導入した。媒質を温度130℃に
上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維
持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで
希釈し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションに
より分離した。水性相を、後の反応の際に使用するため
に保持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで
濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油およ
び合成油に可溶である、清澄な液体物質53.9gを得
た。該物質の硫黄含有量は8.9重量%であり、該物質
の窒素含有量は0.1重量%未満であった。
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(実施例1に記載の反応の際に
使用した物質と同一)50gと、ピペラジン5.18g
(0.054モル)と、硫黄6.0g(0.187モ
ル)と、水45gとを導入した。媒質を温度130℃に
上昇させ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維
持した。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで
希釈し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションに
より分離した。水性相を、後の反応の際に使用するため
に保持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで
濾過後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油およ
び合成油に可溶である、清澄な液体物質53.9gを得
た。該物質の硫黄含有量は8.9重量%であり、該物質
の窒素含有量は0.1重量%未満であった。
【0042】[実施例15]加圧下で操作可能な反応器
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際
に使用した物質と同一)50gと、上記実施例13の場
合に単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.18
7モル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇さ
せ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持し
た。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈
し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションにより
分離した。水性相を、後の反応の際に使用するために保
持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過
後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合
成油に可溶である、清澄な液体物質52.7gを得た。
該物質の硫黄含有量は8.8重量%であり、該物質の窒
素含有量は0.1重量%未満であった。
内に、物質100gに対してヨード110gのヨード価
の脂肪酸エステル混合物(先行実施例に記載の反応の際
に使用した物質と同一)50gと、上記実施例13の場
合に単離した水性相の全体と、硫黄6.0g(0.18
7モル)とを導入した。媒質を温度130℃に上昇さ
せ、次いで該媒質をこの温度で攪拌下に6時間維持し
た。室温に復帰後、該媒質をn-ヘプタン50mlで希釈
し、次いで水性相と有機相とをデカンテーションにより
分離した。水性相を、後の反応の際に使用するために保
持した。硫酸ナトリウムによる有機相の乾燥次いで濾過
後、減圧下にn-ヘプタンの気化を行って、鉱油および合
成油に可溶である、清澄な液体物質52.7gを得た。
該物質の硫黄含有量は8.8重量%であり、該物質の窒
素含有量は0.1重量%未満であった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 323/51 7419−4H C07C 323/51 C10N 30:06 30:10 40:04 40:20 50:10 (72)発明者 モーリス ボルン フランス国 ナンテール リュ デュ ヴ ュー ポン 72
Claims (18)
- 【請求項1】 少なくとも1つのエチレン系不飽和結合
を有する炭素原子数3〜30の鎖式脂肪族モノカルボン
酸とモノアルコールまたはポリオールとの少なくとも一
つのエステルを含む組成物の硫化方法において、前記組
成物と硫黄単体とを、水溶性アミノ基を有する化合物お
よび水の存在下に反応させることを特徴とするアミノ化
合物の存在下での硫黄単体による不飽和油脂の硫化方
法。 - 【請求項2】 前記組成物が、少なくとも1つのエチレ
ン系不飽和結合を有する炭素原子数12〜22の少なく
とも1つの鎖式脂肪族モノカルボン酸と、炭素原子数1
〜12の脂肪族モノアルコールおよび炭素原子数2〜6
の脂肪族ポリオールから選ばれる少なくとも1つの水酸
基含有化合物との間で生成される少なくとも1つの不飽
和エステルを含むことを特徴とする、請求項1による方
法。 - 【請求項3】 前記アミノ基を有する化合物が、アルカ
ノールアミン、モルホリンおよびその誘導体、ピペリジ
ン、ピペラジンおよび炭酸グアニジンから選ばれること
を特徴とする、請求項1または2による方法。 - 【請求項4】 出発の不飽和脂肪酸エステル組成物のエ
チレン系不飽和結合当り硫黄単体を6モルまでの割合で
作用させることを特徴とする、請求項1〜3のうちのい
ずれか1項による方法。 - 【請求項5】 硫黄単体1モル当りアミノ基を有する化
合物を0.1〜4モルの割合で作用させることを特徴と
する、請求項1〜4のうちのいずれか1項による方法。 - 【請求項6】 出発の不飽和脂肪酸エステル組成物のエ
チレン系不飽和結合当り水を20モルまでの割合で作用
させることを特徴とする、請求項1〜5のうちのいずれ
か1項による方法。 - 【請求項7】 反応が、温度5〜200℃で行われるこ
とを特徴とする、請求項1〜6のうちのいずれか1項に
よる方法。 - 【請求項8】 反応の終りに、得られた硫化組成物と、
作用したアミノ基を有する化合物の少なくとも大部分を
含む水性相とを分離することを特徴とする、請求項1〜
7のうちのいずれか1項による方法。 - 【請求項9】 新たな分量の不飽和脂肪酸エステル組成
物と新たな分量の硫黄単体とを導入して、これらにアミ
ノ基を有する化合物を含む先に分離された前記水性相を
接触させて、新たな硫化反応を行うことを特徴とする、
請求項8による方法。 - 【請求項10】 連続して少なくとも3回の硫化反応を
行うことを特徴とする、請求項9による方法。 - 【請求項11】 前記組成物が、本質的にグリセロール
の脂肪酸エステルの混合物からなり、該エステル中、グ
リセロールが少なくとも1つの脂肪族モノカルボン酸に
よってエステル化された1、2または3の水酸基を有
し、該脂肪族モノカルボン酸の少なくとも一部が少なく
とも1つのエチレン系不飽和結合を有することを特徴と
する、請求項1〜10のうちのいずれか1項による方
法。 - 【請求項12】 前記組成物が、炭素原子数1〜12の
少なくとも1つの脂肪族モノアルコールを用いる天然油
または天然グリースのエステル交換により生じることを
特徴とする、請求項11による方法。 - 【請求項13】 前記組成物が、本質的に、エチレン系
不飽和結合を有する鎖式脂肪族モノカルボン酸と脂肪族
モノアルコールまたは脂肪族ポリオールとのエステル化
による少なくとも1つの合成エステルからなることを特
徴とする、請求項1〜10のうちのいずれか1項による
方法。 - 【請求項14】 前記組成物が、本質的に、エチレン系
不飽和結合を有する鎖式脂肪族モノカルボン酸と脂肪族
モノアルコールまたは脂肪族ポリオールとのエステル
を、上記モノアルコールと異なるモノアルコールまたは
上記ポリオールと異なるポリオールによってエステル交
換した少なくとも1つの合成エステルからなることを特
徴とする、請求項1〜10のうちのいずれか1項による
方法。 - 【請求項15】 請求項1〜14のうちのいずれか1項
による方法により得られる硫化脂肪酸エステルの組成
物。 - 【請求項16】 硫黄1〜30重量%を含むことを特徴
とする、請求項15による組成物。 - 【請求項17】 潤滑油または潤滑グリース用添加剤と
しての請求項15または16による硫化脂肪酸エステル
組成物の使用。 - 【請求項18】 前記硫化脂肪酸エステル組成物が、
0.05〜20重量%の割合で潤滑油または潤滑グリー
スに組込まれることを特徴とする、請求項17による使
用。
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