JPH10178905A - 高設栽培装置 - Google Patents

高設栽培装置

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JPH10178905A
JPH10178905A JP8346387A JP34638796A JPH10178905A JP H10178905 A JPH10178905 A JP H10178905A JP 8346387 A JP8346387 A JP 8346387A JP 34638796 A JP34638796 A JP 34638796A JP H10178905 A JPH10178905 A JP H10178905A
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JP
Japan
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cultivation
soil
elevated
elevated cultivation
ground surface
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JP8346387A
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English (en)
Inventor
Kohei Yamamoto
浩平 山本
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Fukuoka Marumoto Co Ltd
Original Assignee
Fukuoka Marumoto Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G9/00Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
    • A01G9/02Receptacles, e.g. flower-pots or boxes; Glasses for cultivating flowers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G27/00Self-acting watering devices, e.g. for flower-pots
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • C08L25/04Homopolymers or copolymers of styrene
    • C08L25/06Polystyrene
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    • A01G17/00Cultivation of hops, vines, fruit trees, or like trees
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立ち作業が可能で、培土や水・肥料などの使
用量を低減でき、畑土の使用も可能で、培土充填作業が
容易であり、収穫量増大も図ることができる高設栽培装
置を提供する。 【解決手段】 高設栽培装置30は、地表面31と連結
可能な開口部33を有する溝状の培土収容部32と、培
土収容部32内に充填された培土35を傾斜状態に保持
する傾斜壁面とを備えている。培土収容部32内の培土
35に、苺36などの植物を植えて栽培を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苺、葉物野菜、花
卉などを地表面より高い位置で栽培するための高設栽培
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】苺や葉物野菜などを栽培する場合、従来
より、栽培地の地表面に形成した畝に沿って苗を植えて
生育させる、いわゆる土耕栽培という方法が採られてい
る。土耕栽培においては、育苗から収穫に至るまでの一
連の作業は中腰やしゃがんだ姿勢での作業が多く、特
に、定植時は苗の運搬などの重労働を伴うため、作業者
の肉体的負担は非常に大きなものとなっている。
【0003】そこで、このような過酷な労働条件を改善
するため、栽培容器の改良、開発などが行われ、立ち作
業が可能な栽培方法として、いわゆる高設栽培が一部に
おいて実施されている。
【0004】本出願人も、苺や葉物野菜などの栽培容器
として、培土の使用量が少なくてすみ、根の成長も良好
な栽培容器を開発し、また、この栽培容器を保持する装
置および散水や施肥に好適な補助具を開発している(実
公平6−16495号公報参照)。図9は、この補助具
をセットした栽培容器を保持装置で保持した状態を示す
斜視図である。
【0005】図9に示すように、保持装置80はフレー
ム81および支柱82などで構成されており、先細り円
筒状の栽培容器91や散水・施肥用の補助具92を保持
装置80にて保持することによって、立ち作業が可能と
なるため、栽培作業の効率化、労働条件の改善を図るこ
とができる。
【0006】一方、栽培容器を地表面より高い位置に保
持する方法としては、この他にも種々考えられるが、本
出願人は、複数個の容器本体を連結部材で連結した形状
の栽培容器を架台に架け渡して保持する方法を開発し、
特願平7−132727号として特許出願を行ってい
る。
【0007】図10は、前記特許出願に係る栽培装置の
一例を示す斜視図であり、栽培容器20は、合成樹脂製
の容器本体21の上端の一部を連続的に形成することに
よって、10個の容器本体21を直線状に連結した形状
を有する容器本体群22a,22bを構成し、容器本体
群22a,22bの上部を連結部材23で連結した構造
である。
【0008】個々の容器本体21は、横断面形状が円形
で、先細りの筒状容器である。連結部材23は、容器本
体群22a,22bの上端のフランジの一辺から延長す
る形で、容器本体群22a,22bと一体的に形成され
ており、保持装置の係止用フレーム13の形状に合うよ
うに、縦断面が凸形状をしている。
【0009】この栽培装置を使用することにより、立ち
作業が可能となり、従来の栽培容器の多数個分を1回の
係止動作でフレームに係止するすることができるため、
栽培容器の係止作業を効率化することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の栽培装置の場
合、栽培容器と保持装置とは別個であり、支柱やフレー
ムなどで構成された保持装置を地表面上に設置し、栽培
容器をセットしなければならないため、設置作業が面倒
であり、設備費も高い。また、実際に栽培に寄与してい
る部分に比べ、大きな設置スペースを必要とする。
【0011】また、栽培容器が単体容器または連結容器
のいずれの形状であっても、容器内へ培土を充填する作
業は容器ごとに行う必要があるため、多数の容器に培土
を充填する場合などは、多大な時間と労力を要してい
る。
【0012】さらに、従来の栽培容器は先細りの円筒形
状をしているため、いわゆるサラサラ状の培土を使用し
なければ充填が著しく困難となる。また、栽培容器は保
持装置に垂下した状態で使用するため、比重の大きな培
土を充填すると、その重さで保持装置が変形したり破損
するおそれがある。
【0013】ところが、普通の畑土は水分含有量が多
く、比重が大であり、サラサラ状でもないため、従来の
栽培容器において培土として使用することは著しく困難
である。このため、専用に調製された高価な培土を使用
しなければならず、培土コストが大であり、栽培地まで
の培土の搬入などに多くの手間を要している。
【0014】一方、苺や葉物野菜などの栽培においては
温度管理が極めて重要であり、例えば、苺の場合、栽培
の初期段階では地上部分と地下部分の生育のバランスを
維持して草勢の急激な変化を避けることが収穫量の安定
化につながるため、開花始めの時期は、夜間温度を8℃
〜10℃、昼間温度を25℃〜28℃の範囲内とするの
が温度管理の目標とされている。また、収穫移行初期に
おいては、草勢の維持と果実着色の安定化のために、夜
間温度は5℃〜6℃、昼間温度は22℃〜25℃が温度
管理の目標とされている。
【0015】ところが、高設栽培の場合、培土が地表面
より高い位置に保持されているため気温変化の影響を受
けやすく、土耕栽培の場合に比べて、より正確な温度管
理が必要とされる。高設栽培であってもハウス栽培の場
合は、ハウス内の温度を管理することによって、前記温
度管理を行うことは比較的容易であるが、大容積の大型
ハウスになると暖房設備も大がかりとなり、エネルギー
消費量も増大する。
【0016】また、露地における高設栽培の場合、栽培
容器と保持装置の外郭をビニールシートなどで覆い、さ
らに、地面に蓄熱用水封ダクトや温湯パイプを設置する
などの方法で温度管理を行っているが、この方法では、
地上に設置した栽培容器の温度を数℃の範囲内に維持す
ることは極めて困難である。
【0017】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、立ち作業が可能で、培土や水・肥料などの使用量を
低減でき、畑土の使用も可能で、培土充填作業が容易で
あり、収穫量の増大も図ることができる高設栽培装置を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の高設栽培装置は、地表面に設置した培土収
容部内に培土を充填して植物を栽培するためのものであ
って、地表面と連結可能な開口部を有する溝状の培土収
容部と、培土収容部内の培土を傾斜状態に保持する傾斜
壁面とを備えたことを特徴とする。
【0019】本発明の高設栽培装置では、培土収容部が
地表面より上にあるため、立ち作業を行うことが可能で
あり、培土は培土収容部内に充填する分量あればよいた
め、畝を形成する場合に比べて培土の使用量が少なくて
すむ。また、他の保持装置なしで地表面に自立させるこ
とができるため、広い設置スペースを必要とせず、従来
の畝程度のスペース内に設置することができる。土耕栽
培において畝を高くした場合、畝形状が大きくなるた
め、実質的に単位面積当たりの栽培本数、いわゆる栽植
密度が低下するが、本発明の高設栽培装置を使用した場
合、栽植密度を低下させることなく、地表面よりも高い
位置で植物を栽培することができる。
【0020】また、培土収容部は溝状であるため、その
上面は連続して開放しており、培土の充填作業が簡単で
あり、サラサラ状でない畑土であっても容易に充填する
ことができる。また、培土収容部は地表面と連結可能な
開口部を有しているため、充填された培土は開口部にお
いて地表面と連続した状態となり、培土の重量は地表面
にかかる。このため、比重の大きな畑土を充填した場合
でも培土収容部に負担をかけることがない。
【0021】さらに、培土収容部内の培土を傾斜状態に
保持する傾斜壁面を備えているため、植物の生育状態が
良好となり、収穫量を増大させることができる。以下、
その理由を、苺を例にして説明する。
【0022】培土収容部に充填した培土に植えられた苺
の根は下方へ伸びていこうとするが、苺苗が傾斜状態に
保持されていることにより、特に、クラウン部分からの
新たな根の発生が盛んになるという性質がある。すなわ
ち、苺苗においては、既存の根が伸びるよりもクラウン
部分からの新根の発生の方が促進され、これらの新根が
培土中へ伸びていき、発根、活着が良好となるため、そ
の後の生育状態が活性化される。また、クラウン部分か
ら多くの新根が発生することにより、花数の増加も促進
されるため、収穫量の増大を図ることができる。
【0023】さらに、苺の場合、ランナーはクラウンが
傾いた方向へ伸びていくという性質があるため、苺苗を
傾斜状態に保持することによってランナーの生育方向を
適切に誘導することができる。また、培土を傾斜状態に
保持することで、苗の斜め植えが容易となる上、前述し
たように定植後の発根、活着が良好となるため、収量も
安定し、さらに果房の伸長方向が安定するという効果が
ある。
【0024】ここで、培土収容部に、培土収容部内に突
き出した形状の突出部を有する覆土カバーを備えてもよ
い。このような形状の覆土カバーを備えることにより、
突出部が培土収容部内に突き出した状態となり、そのス
ペースに相当する分だけ培土収容部の容積が減少するた
め、培土使用量を低減することができる。この場合、培
土収容部に対して覆土カバーを着脱可能な構造としてお
けば、培土収容部内への培土の充填や排出時において
は、覆土カバーを取り外すことにより、作業性が向上す
る。
【0025】ここで、本発明の高設栽培装置では、培土
収容部内を加温するための加温手段を設けてもよい。加
温手段を設けることにより、気温や植物の生育状態など
に合わせて、充填された培土の温度を管理することがで
きるため、収穫量の増大を図ることができる。加温手段
としては、培土収容部内に温湯パイプを配置するなどの
構造を採用することができる。
【0026】また、本発明の高設栽培装置では、培土収
容部内に水分を供給する給水手段を設けてもよい。給水
手段を設けることにより、植物の生育状態などに合わせ
て、給水することができるため、散水作業の手間を省く
ことができる。給水手段としては、壁面に多数の貫通孔
を設けた給水パイプを培土収容部内に配置するなどの構
造を採用することができる。
【0027】一方、本発明においては、高設栽培装置同
士を連結するため、高設栽培装置の端部に連結部を形成
してもよい。本発明の高設栽培装置は、製作上または運
搬上の制約などにより所定のサイズに形成されるが、栽
培地が広い場合、その広さに合わせて複数の高設栽培装
置を連結して使用する必要がある。この場合、高設栽培
装置の端部に連結部を形成しておくことにより、確実な
連結状態が得られるため、列の乱れなどを防止すること
ができる。連結部としては、高設栽培装置の両端部にそ
れぞれ互いに嵌合し合う凹部と凸部を形成した構造など
を採用することができる。
【0028】また、高設栽培装置同士を連結する場合、
培土収容部が連続した溝状となるように連結することが
ある。この場合、確実な連結状態が得られるように、培
土収容部の端部に連結部を形成してもよい。連結部とし
ては、培土収容部の両端部にそれぞれ互いに嵌合し合う
凹部と凸部、あるいは段差を形成した構造などを採用す
ることができる。
【0029】さらに、本発明の高設栽培装置において
は、少なくとも培土収容部を発泡プラスチックで形成し
てもよい。発泡プラスチックは断熱性が高いため、少な
くとも培土収容部を発泡プラスチックで形成することに
より保温機能が向上し、温度管理をより正確に行うこと
ができるようになる。また、発泡プラスチックは軽量で
あるため、運搬作業が容易となる。
【0030】ここで、発泡プラスチックとしては、発泡
ポリスチレンを使用することができる。発泡ポリスチレ
ンは保温機能が高く、軽量であるとともに、成形性に優
れ、強度や耐久性も良好であるため、高設栽培装置の材
料として好適に使用することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態である
高設栽培装置を示す斜視図、図2は同高設栽培装置の上
面を開放した状態を示す斜視図、図3は使用状態を示す
一部切欠斜視図である。
【0032】これらの図に示すように、本実施形態の高
設栽培装置30は、地表面31に設置した培土収容部3
2内に培土35を充填して苺36を栽培するためのもの
であって、培土収容部32は、地表面31と連結可能な
開口部33と、培土収容部32内の培土を傾斜状態に保
持する傾斜壁面34とを備えている。また、下方には温
湯パイプ37と給水パイプ38とを配置している。さら
に、培土収容部32の上面には、突出部39aを有する
着脱自在な覆土カバー39を備えている。
【0033】高設栽培装置30においては、培土収容部
32が地表面31の上方に位置するため、立ち作業を行
うことが可能であり、培土35は培土収容部32内に充
填する分量あればよいため、畝を形成して苺を栽培する
場合に比べ培土の使用量は少なくてすみ、肥料や水など
の使用量も低減することができる。また、覆土カバー3
9は突出部39aを有するため、このスペースに相当す
る分の培土の使用量を低減することができる。
【0034】また、高設栽培装置30はそのまま地表面
31上に設置するだけで使用するこができ、他の補助具
などは不要であるため、設置作業は容易であり、設置ス
ペースも小さくてすむ。土耕栽培において畝を高くした
場合は畝形状が大きくなるため、いわゆる栽植密度が低
下するが、高設栽培装置30を使用した場合、栽植密度
を低下させることなく、地表面31よりも高い位置で苺
などの植物を栽培することができる。
【0035】また、培土収容部32は溝状で、覆土カバ
ー39を取り外せば、その上面は横方向に連続的に開放
した状態となるため、培土35の充填作業は簡単であ
り、サラサラ状でない畑土であっても容易に充填するこ
とができる。また、培土収容部32は地表面31と連結
可能な開口部33を有しているため、充填された培土3
5は、開口部33において地表面31と連続した状態と
なり、培土35の重量は地表面31にかかる。このた
め、比重の大きな畑土を充填した場合でも、培土収容部
32に負担をかけることがない。
【0036】実際に使用する場合は、図3に示すよう
に、培土収容部32内に培土35を充填した後、高設栽
培装置30の上面をマルチシート40で覆い、苺36の
苗を所定間隔に植えていく。
【0037】ここで、図4を参照して、高設栽培装置3
0を使用して苺を栽培した場合の生育状態について説明
する。図4は高設栽培装置30の使用状態を示す縦断面
図である。
【0038】培土収容部32に充填した培土35に植え
られた苺36の根は下方へ伸びていこうとするが、苺3
6は傾斜状態に保持されているため、特に、クラウンC
部分から多くの細根Rが発生するという性質がある。す
なわち、既存の根が伸びるよりも、クラウンC部分から
の新たな細根Rの発生の方が促進され、これらの細根R
は培土35中へ伸びていき、発根、活着が良好となるた
め、その後の生育状態が活性化される。また、クラウン
C部分から多数の細根Rが発生することにより花数の増
加が促進されるため、収穫量の増大を図ることができ
る。また、ランナーはクラウンCが傾いた方向へ伸びて
いく性質があるため、培土35を傾斜状態に保持するこ
とにより、ランナーの生育方向を適切に誘導することが
できる。
【0039】例えば、小径ポット育苗により採られた苗
の場合、培土量に比べ根部が多いが、培土収容部32内
の培土35に定植した場合、直ちに培土35中へ発根す
るため活着が早く、以降、根部の生育が良好となる。ま
た、培土35が傾斜状態に保持されているため、斜め植
えも容易である。
【0040】ところで、苺は浅根性の植物といわれる
が、数十cmの深さまで、根群を伸ばすことがあり、例
えば、北米カリフォルニアの砂漠地帯で栽培される苺の
場合、1m以上の深さの根域を持つものがあり、6〜8
t/10aという多収穫が得られている。このように、
苺の場合、深く大きな根群形成が多収穫につながること
が判明している。したがって、土壌の硬度や水の縦移動
に伴う通気性などの条件が整えば、深く大きな根群形成
が可能となり、いわゆる「なりづかれ」を抑制すること
ができる。そこで、高設栽培装置30の場合、上下方向
に長い培土収容部32を設け、培土35を上下方向に長
く充填しているため、苺36の根域が上下に広くなり、
生育状態が良好となる。
【0041】また、高設栽培装置30では、培土収容部
32内を加温するための温湯パイプ37を設けている。
温湯パイプ37内に温湯を通すことにより、気温や苺3
6の生育状態などに合わせて、充填された培土35の温
度を管理することができるため、生育状態が良好とな
り、収穫量の増大を図ることができる。この場合、培土
収容部32内に充填された培土35を加温すればよいた
め、畝全体を加温する場合に比べて、消費エネルギーを
低減することができる。この場合、太陽熱温水器との併
用を図れば、消費エネルギー低減効果はさらに増大す
る。
【0042】さらに、高設栽培装置30では、培土収容
部32内に水分を供給するための給水パイプ38を配置
している。給水パイプ38の壁面には多数の貫通孔41
を設けているため、給水パイプ38内に送水することに
より、培土収容部32内に充填された培土35に適切量
の水分を供給することができる。従来の培土表面への灌
水方式の場合、培土深部まで水分を補給するためには多
量の水を必要としていたが、本実施形態の方式であれ
ば、培土35中に直接給水するため、水量が少なくてす
む。また、培土35の乾燥時間も調整可能となるため、
根部への空気の供給も容易となる。
【0043】苺36の場合、水分の供給は少量ずつ多回
数に分けて行うことが細根の発生を促進し収穫量の増大
につながるが、給水パイプ38を配置することにより、
散水作業の手間を省くことができ、細かな給水管理が可
能となる。なお、図4において符号Sは果実を示す。
【0044】本実施形態の高設栽培装置30のサイズ
は、製作上および運搬上の利便性を考慮して、高さ40
cm、幅30cm、長さ1mとしているため、実際に使
用する場合は、図5に示すように、栽培地の広さに合わ
せて直列に並べる必要がある。この場合、高設栽培装置
30の端面30eにそれぞれ互いに嵌合する形状の凸部
42と凹部43とを設けているため、高設栽培装置30
の端面30e同士を密着させるだけで、凸部42と凹部
43とが嵌合し、確実な連結状態が得られる。したがっ
て、高設栽培装置30の配列時はもちろん栽培期間中に
おいても列の乱れなどを防止することができる。
【0045】複数の高設栽培装置30を連結して使用す
る場合は温湯パイプ37などの連結方法が問題となる
が、この場合、温湯パイプ37と給水パイプ38を取り
外した状態で高設栽培装置30を連結していき、連結が
完了した後、長尺のパイプを順次連結しながら貫通させ
ていくという方法、あるいは温湯パイプ37および給水
パイプ38の両端に連結部を設けておき、高設栽培装置
30を連結する際に温湯パイプ37なども連結していく
という方法などを採ることができる。
【0046】また、高設栽培装置30同士を連結する場
合、図6に示すように、培土収容部32が横方向に連続
した溝状となるように連結することがある。この場合、
図7に示すように、培土収容部32を構成する傾斜壁面
34などの端部に、互いに嵌合し合う凹部34fと凸部
34mを形成しておけば、確実な連結状態を得ることが
できる。このほか、連結部分としては、図8に示すよう
に、互いに嵌合しあう段差を設けてもよい。
【0047】本実施形態の高設栽培装置30は、発泡ポ
リスチレンを素材として形成している。発泡ポリスチレ
ンは断熱性に優れているため、培土収容部32などの保
温機能は良好であり、温度管理をより正確に行うことが
でき、加温用エネルギーの節約にも効果的である。ま
た、発泡ポリスチレンは軽量であり、強度や耐久性も良
好であるため、運搬や設置などの作業も容易であり、使
用中に腐食することもなく、繰り返し使用することがで
きる。さらに、発泡ポリスチレンは成形性に優れている
ため、使用条件に応じて様々な形状、サイズの高設栽培
装置を形成することができる。
【0048】また、発泡ポリスチレンの成形時、アルミ
ニウム粉末若しくはマスターバッチを混入することによ
り、従来の、いわゆるシルバーマルチを使用した場合と
同様の効果が得られ、光反射性を具備することにより、
果実の熟成、着色を促進するとともに、アブラムシを忌
避する効果も生じる。ここで、マスターバッチとは、高
濃度の添加剤を含んだプラスチック、ゴムあるいはエラ
ストマー混合物をいい、例えば、カーボンブラックを含
有したゴム、顔料を含有したプラスチックなどがある。
【0049】本実施形態では、高設栽培装置30を使用
して苺36を栽培した場合について説明しているが、本
発明の高設栽培装置はこれに限定するものではないた
め、苺以外の葉物野菜や花卉類などを栽培する場合も広
く利用することができ、栽培する植物や栽培地の状況な
どの各種条件に合わせてサイズや形状を変更することが
できる。
【0050】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0051】(1)地表面と連結可能な開口部を有する
溝状の培土収容部と、培土収容部内の培土を傾斜状態に
保持する傾斜壁面とを備えたことにより、立ち作業が可
能で、培土充填が容易となり、培土や水・肥料などの使
用量を低減することができ、比重の大きな畑土も使用す
ることができる。また、植物の細根発生が促進されるた
め、収穫量の増大を図ることができる。
【0052】(2)培土収容部に、培土収容部内に突き
出した形状の突出部を有する覆土カバーを備えることに
より、突出部のスペースに相当する分だけ培土収容部の
容積が減少するため、培土使用量を低減することができ
る。
【0053】(3)培土収容部内を加温するための加温
手段を設けることにより、気温や植物の生育状態などに
合わせて、培土の温度を的確に管理することができるた
め、収穫量の増大を図ることができる。
【0054】(4)培土収容部内に水分を供給する給水
手段を設けることにより、植物の生育状態に合わせた給
水が行えるため、散水作業が省力化され、細かな給水管
理を行うことができるため、植物の生育状態が良好とな
る。
【0055】(5)高設栽培装置の端部に連結部を形成
することにより、複数の高設栽培装置を直列に並べて使
用する場合においても、確実な連結状態が得られ、高設
栽培装置の離脱や列の乱れなどを防止することができ
る。
【0056】(6)培土収容部の端部に連結部を形成す
ることにより、培土収容部が連続するように連結して使
用する場合も、確実な連結状態が得られ、高設栽培装置
の離脱や列の乱れなどを防止することができる。
【0057】(7)少なくとも培土収容部を発泡プラス
チックで形成することにより、保温機能が向上し、温度
管理をより正確に行うことができるようになる。また、
発泡プラスチックは軽量であるため、運搬作業が容易と
なる。
【0058】(8)発泡プラスチックの一つである発泡
ポリスチレンを使用することにより、保温機能や成形性
が向上し、装置をより軽量化することができ、優れた強
度や耐久性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図3】使用状態を示す一部切欠斜視図である。
【図4】使用状態を示す縦断面図である。
【図5】使用状態を示す斜視図である。
【図6】他の実施形態を示す斜視図である。
【図7】連結部を示す横断面図である。
【図8】連結部を示す横断面図である。
【図9】従来の高設栽培装置を示す斜視図である。
【図10】従来の高設栽培装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
30 高設栽培装置 30e 端面 31 地表面 32 培土収容部 33 開口部 34 傾斜壁面 35 培土 36 苺 37 温湯パイプ 38 給水パイプ 39 覆土カバー 39a 突出部 40 マルチシート 41 貫通孔 42,34m 凸部 43,34f 凹部 R 細根 C クラウン S 果実

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地表面に設置した培土収容部内に培土を
    充填して植物を栽培するための高設栽培装置であって、
    地表面と連結可能な開口部を有する溝状の培土収容部
    と、前記培土収容部内の培土を傾斜状態に保持する傾斜
    壁面とを備えたことを特徴とする高設栽培装置。
  2. 【請求項2】 前記培土収容部に、前記培土収容部内に
    突き出した形状の突出部を有する覆土カバーを備えた請
    求項1記載の高設栽培装置。
  3. 【請求項3】 前記培土収容部内に加温手段を備えた請
    求項1,2記載の高設栽培装置。
  4. 【請求項4】 前記培土収容部内に給水手段を備えた請
    求項1〜3記載の高設栽培装置。
  5. 【請求項5】 前記高設栽培装置同士を連結するため、
    前記高設栽培装置の端部に互いに係脱可能な連結部を形
    成した請求項1〜4記載の高設栽培装置。
  6. 【請求項6】 前記高設栽培装置同士を、前記培土収容
    部が連続するように連結するため、前記培土収容部の端
    部に互いに係脱可能な連結部を形成した請求項1〜4記
    載の高設栽培装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記培土収容部を、発泡プラ
    スチックで形成した請求項1〜6記載の高設栽培装置。
  8. 【請求項8】 前記発泡プラスチックが、発泡ポリスチ
    レンである請求項7記載の高設栽培装置。
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