JPH10178933A - 防草シート - Google Patents

防草シート

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JPH10178933A
JPH10178933A JP34980196A JP34980196A JPH10178933A JP H10178933 A JPH10178933 A JP H10178933A JP 34980196 A JP34980196 A JP 34980196A JP 34980196 A JP34980196 A JP 34980196A JP H10178933 A JPH10178933 A JP H10178933A
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JP
Japan
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nonwoven fabric
sheet
resin layer
water
long
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JP34980196A
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Naoki Yamane
直樹 山根
Shinji Yuasa
伸二 湯浅
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮光効果があり、雑草の種子が侵入すること
がなく、かつ降雨等による水がシート表面に溜まること
のない透水性を有する防草シートを提供する。 【解決手段】 ニードルパンチ処理による三次元交絡構
造を有する熱可塑性合成長繊維不織布の片面に微多孔構
造の透水性樹脂層が積層されてなり、透水性樹脂層が難
燃性を備えているシートであって、引裂強力が0.2k
g以上であることを特徴とする防草シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業分野や土木分
野にて雑草等の繁殖を抑えるために用いられる防草シー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、様々な除草、防草手段を用い
て、建物、構造物等のまわりの美観を維持している。
【0003】除草手段としては、除草剤の散布が行われ
ているが、一時的な効力であること、また、除草剤が一
般に有毒であることから、周囲への公害問題が発生する
問題があった。
【0004】また、防草手段として、砂利等の敷設、ビ
ニールシートやゴム引きの織物シート等の遮光性の高い
シートを敷設する方法が行われている。しかし、砂利等
を敷設する方法においては、砂利では均一な遮光をする
ためには厚く敷設する必要があり、また、砂利の隙間か
ら雑草の種子が侵入し、その隙間より雑草が成長すると
いう問題があった。ビニールシートやゴム引きの織物シ
ートにおいては、砂利の場合のような問題点はないが、
シートに透水性がなく遮水性であるために降雨等による
水がシート表面に溜まるという問題があった。
【0005】一方、近年、火災予防の観点より、合成繊
維の難燃性の要請が強まっているが、難燃性を備えてい
ない防草シートでは、煙草のポイ捨て等による火がシー
トに着火する恐れがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、防草効果を
有し、かつ上記問題点を解決するものであって、遮光効
果があり、雑草の種子が侵入することがなく、かつ降雨
等による水がシート表面に溜まることのない透水性を有
し、かつ難燃性を備えた防草シートを提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した目的
を達成するものであって、ニードルパンチ処理による三
次元交絡構造を有する長繊維不織布の片面に透水性樹脂
層が積層されてなり、透水性樹脂層が難燃性を備えてお
り、かつ引裂強力が0.2kg以上であることを特徴と
する防草シートを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明において用いられる長繊維不織布
は、不織布を構成する繊維が連続フィラメントで構成さ
れているため、短繊維不織布に比べ、強度が強いため、
本発明の目的を達成するために効果的である。
【0009】本発明は、長繊維不織布の片面に難燃性を
備えた透水性樹脂層が積層されてなる防草シートであ
る。透水性樹脂層を設けることにより、防草シートの耐
摩耗性が向上させることが可能となり、長期的に遮光性
を維持することができるため、不織布の下の雑草が成長
することはなく、例え成長したとしても防草シートを突
き破ることのないものが得られる。
【0010】本発明の防草シートにおいて、透水性樹脂
層に難燃剤を含有させて、難燃性を備えた透水性樹脂層
とし、防草シートの難燃性を向上させる。含有させる難
燃剤としては、有機系としては、トリメチルホスフェー
ト、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェー
ト、トリオクチルホスフェート、トリブトキシエチルホ
スフェート、オクチルジフェニルホスフェート、トリス
〔クロロエチル〕ホスフェート、トリス〔2−クロロプ
ロピル〕ホスフェート、トリス〔2,3−ジクロロプロ
ピル〕ホスフェート、デカブロモジフェニルオキサイ
ド、トリクレジルホスフェート、オクタブロモジフェニ
ルオキサイド、テトラブロモフェニルオキサイドが挙げ
られ、無機系としては、三酸化アンチモンメタホウ酸バ
リウム水酸化アルミニウム、赤リン等が挙げられる。な
お、必要に応じて上記の中から2種以上の難燃剤を併用
して用いてよい。
【0011】これらの難燃剤を透水性樹脂層に含有させ
る方法としては、透水性樹脂層の材料となる樹脂液に混
入させればよい。また、難燃剤入りバインダーをコーテ
ィングやディッピング等により付与してもよい。
【0012】透水性樹脂層としては、例えば、多孔質フ
ィルムや孔空きフィルムを不織布に貼り合わせたり、発
砲させた樹脂液を不織布に塗布、乾燥させて泡加工樹脂
層を設けることにより得られる。具体的には、アクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂、ゴム系ラテックス樹脂等の水
系エマルジョン樹脂100重量部と整泡剤1〜30重量
部を配合して混合樹脂液を作成し、次いで空気を吹き込
みながら前記樹脂液を攪拌発泡させ、この発泡樹脂液を
不織布の片面に塗布して乾燥させることにより微多孔構
造の泡加工樹脂層を設ける。この時の塗布量としては、
乾燥後の固形分重量にて10g/m2 以上であることが
好ましい。10g/m2 未満であると、不織布表面全体
を覆うに足りない傾向にあり、防草シートの耐摩耗性、
遮光性および難燃性に劣るものとなるため好ましくな
い。透水性樹脂層の目付は、不織布の目付や防草シート
の耐摩耗性、遮光性および難燃性等の性能を考慮して適
宜選択すればよい。
【0013】塗布された樹脂液は、不織布の片面から不
織布厚さの1/3程度の浸透とすることが望ましい。そ
うすることにより、不織布と透水性樹脂層とが良好に接
合され耐剥離性が向上するため好ましい。
【0014】また、酢酸ビニール系、ポリエチレン系、
ポリプロピレン系等の合成樹脂の粒子を不織布表面に分
散し、該合成樹脂を熱により溶かすと同時に不織布表面
に固着し、通気性をもたせるパウダー加工法、微多孔構
造をもつ無機物質の粒状のものを熱可塑性または熱硬化
性もしくはこれらの混合物に混ぜ合わせて不織布の表面
に均一に塗布する方法、水溶性または溶剤性の物質を熱
可塑性または熱硬化性もしくはこれらの混合物に合わせ
て不織布に均一に塗布した後、水溶性または溶剤性物質
を取り除く方法にて合成樹脂層を微多孔構造とし透水性
能をもたせた透水性樹脂層を設ける方法が挙げられる。
この時の塗布量もまた、乾燥後の固形分重量に対して1
0g/m2 以上であることが好ましい。10g/m2
満であると、不織布表面全体を覆うに足りない傾向にあ
り、防草シートの耐摩耗性、遮光性および難燃性に劣る
ものとなるため好ましくない。
【0015】本発明で用いられる透水性樹脂層には、無
数の微細孔が層の表面及び内部に散在するごとく分布
し、かつ少なくとも一部が連続的、断続的に相互に連通
している微多孔構造であることが好ましい。すなわち、
ここでいう微多孔構造とは、一部の微細孔同士が細孔で
連なり、全体として層表面と層内部にある微細孔が連な
っている状態であり、通気性または吸水性を有するもの
である。また、吸水性を向上させるために、透水性樹脂
層に親水剤を付与してもよい。
【0016】無数の微細孔を有する微多孔構造からなる
透水性樹脂層の微細孔の孔径は、0.01〜100ミク
ロンであることが好ましい。微細孔の孔径が、0.01
ミクロン未満であると、樹脂層の透水性が低下する傾向
にあるため、降雨などによる水が地中に速やかに入りに
くく、表面に水たまりが生じるので好ましくなく、一
方、100ミクロンを超えると降雨などによる水分が微
細孔同士の隙間に保水されやすく、防草シート内部にお
いて、藻類等が発生しやすくなるため好ましくない。
【0017】本発明の防草シートにおいて、長繊維不織
布の構成繊維もまた、難燃性を備えていることが好まし
い。難燃性を備えた不織布を構成する繊維としては、臨
界酸素指数(以下、LOI値という。)が28以上の繊
維を用いるのが好ましい。このLOI値は、JIS K
7201に準拠して測定される値であり、一般にLO
I値が25〜26以上であることが難燃素材の基準とさ
れている。このLOI値が28以上の繊維としては、ア
ラミド繊維や、ポリフェニレンサルファイド繊維や、炭
素繊維や、リン原子を含有するポリエステル繊維などが
ある。
【0018】本発明において、難燃性を備えた不織布を
構成する繊維としては、リン原子を含有するポリエステ
ル繊維を用いることが好ましい。リン原子を含有するポ
リエステルとしては、リン化合物がポリエステルに共重
合されたタイプが好ましい。リン化合物がポリエステル
にブレンドされた状態で存在すると、製糸工程において
リン化合物が繊維表面ににじみでたり、揮散したりして
製糸工程における操業性の低下や作業環境の悪化をきた
す傾向となる。
【0019】共重合可能なリン化合物のうち、エステル
形成性官能基を2個有し、しかもリン原子が直接ポリマ
ー連鎖の中に組み込まれないタイプのリン化合物は、重
合反応中に揮散しにくく、歩留まりが高いうえに、ポリ
マーの重合反応中にゲル化を生じることがなく、また、
生成するポリマーの耐加水分解性が高くなるので、より
好ましい。このようなリン化合物としては、下記化学式
1のような化合物が例示される。
【0020】
【化学式1】
【0021】上記化学式で示されるリン化合物をポリエ
ステルに共重合させるためには、ポリエステルを製造す
る際に、リン化合物をそのまま反応系に添加して反応さ
せてもよいし、テレフタル酸、イソフタル酸等のジカル
ボン酸やエチレングリコール、ジエチレングリコール等
のジオールと反応させて、モノマー、オリゴマー、また
はポリマーの形にして添加してもよい。
【0022】リン原子を含むポリエステルにおけるリン
化合物の添加量は、本発明の目的から繊維中のリン原子
の含有量が400ppm以上になることが好ましい。繊
維中のリン原子の含有量は、より好ましくは1、000
〜20、000ppmの範囲であり、さらに好ましくは
2、500〜10、000ppmの範囲である。リン原
子の含有量が400ppmより少ないと、難燃性能が劣
る傾向となるのであまり好ましくない。一方、20、0
00ppmを超えると、製糸工程において糸切れが多発
したり、ポリエステル本来の優れた機械的特性、耐熱性
等が損なわれるので好ましくない。
【0023】難燃性を備えていない不織布の構成繊維と
しては、熱可塑性合成長繊維を用いればよく、例えば、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート等のポリエステル系重合体、あるいはこれらの重合
体にフタル酸、イソフタル酸、グルタール酸、アジピン
酸等の酸成分やジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニ
ル)プロパン、ビスフェノールA、1,4−ブタンジオ
ール等のジオール成分などを共重合した共重合ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン系重合体、ナイロン6、ナイロン66などのポリア
ミド系重合体、ビニロンに代表されるポリビニルアルコ
ール系重合体などが使用され、これらの重合体単独から
なる繊維、あるいは2種以上の相異なる重合体を組み合
わせた貼り合わせ型複合繊維、芯鞘型複合繊維のいずれ
のものでも使用できる。
【0024】本発明で用いる不織布の構成繊維の単糸繊
度は、2〜10デニールが好ましく、より好ましくは3
〜7デニールである。2デニールより小さいとニードル
パンチ処理を施したとき繊維が切れやすくなり、得られ
た不織布の引裂強力や引張強力等の機械的特性が低下す
るので好ましくない。また、10デニールより大きいと
繊維同士の絡合が十分に形成されず、得られた不織布の
引裂強力等の機械的特性が低下するので好ましくない。
【0025】本発明で用いる三次元交絡構造を有する熱
可塑性合成長繊維不織布は、いわゆるスパンボンド法に
よってウェブを形成し、得られたウェブにニードルパン
チ処理を施すか、または一旦ウェブを巻き取った後でニ
ードルパンチ処理を施すことで厚み方向においても構成
繊維同士の絡合により形態保持した不織布を形成する。
【0026】ニードルパンチ処理の条件は特に限定され
ないが、パンチ密度を50〜150個/cm2 とするの
が不織布の機械的特性、繊維同士の絡合性の向上の面か
ら好ましい。パンチ密度が50個/cm2 未満では、構
成繊維同士の絡合が不十分で、不織布の引裂強力等の機
械的特性が向上せず非常に弱く、しかも毛羽のある不織
布となる。また、パンチ密度が150個/cm2 を超え
ると、繊維は十分絡合するものの、繊維が部分的に切断
されるために不織布の引裂強力等の機械的特性が劣る不
織布となり、本発明の目的を達することができなくなる
ので好ましくない。
【0027】本発明に用いる不織布の目付は、30g/
2 以上であればよい。好ましくは、50g/m2 以上
である。不織布の目付が30g/m2 未満であると不織
布を構成する繊維本数が少ないため、遮光性の劣るもの
となる。また防草シートとしての機械的強力が低下する
ので、歩行等に耐えるものが得られず、また、不織布の
下の雑草が成長して防草シートを突き破る可能性が生
じ、防草シートとしての役目を果たせなくなるので好ま
しくない。
【0028】不織布の目付は、防草シートとして用いる
場所、環境条件、シートを施工する際の施工手段等に応
じて適宜選択すればよい。例えば、一般家庭用等で用い
る場合の不織布の目付けは、30〜300g/m2 程度
であればよい。土木分野等で用いる場合の不織布の目付
けは、100g/m2 以上あればよく、好ましくは40
0〜800g/m2 である。一般的に、目付けが大きい
程、遮光率、耐磨耗性、耐久性、耐侯性等が向上し、シ
ートを長期施工することが可能となる。
【0029】本発明に用いる不織布の構成繊維間の接合
をより強固にするために、アクリル樹脂等の接着剤を付
与し、不織布の機械的強力を向上させ、防草シートとし
ての機械的強力を向上させてもよい。
【0030】本発明においては、嵩密度0.05g/c
c以上の不織布を用いることが好ましい。嵩密度0.0
5g/cc未満であると、不織布を構成する繊維同士の
隙間が大きくなるため、降雨などによる水分が繊維間隙
に保水されやすく、不織布内部において、藻類等が発生
しやすくなるため好ましくない。
【0031】本発明の防草シートにおいて、前記したニ
ードルパンチ処理による三次元交絡構造を有する長繊維
不織布を用いるので、本発明の目的とする引裂強力が
0.2kg以上の防草シートが得られる。本発明の防草
シートの引裂強力は、0.2kg以上であることが必要
があり、引裂強力が0.2kg未満では、防草シートを
路床に使用した際の耐摩耗性が十分といえず、人の歩行
のよる力に耐えられずシートが裂けてそこから不織布の
下の雑草が成長してくる可能性があり好ましくない。防
草シートの引裂強力は、用いる場所、環境条件、シート
を施工する際の施工手段等に応じて適宜選択すればよ
い。例えば、一般家庭用等で用いる場合は、0.2kg
以上あればよい。土木分野等で用いる場合は、1kg以
上、好ましくは5kg以上である。一般的に、防草シー
トの引裂強力が大きい程、耐磨耗性、耐久性等が向上
し、防草シートを長期施工することが可能となる。
【0032】本発明の防草シートにおいて、不織布およ
び透水性樹脂層の少なくともいずれか一方に耐候剤を含
有させて、防草シートの耐候性を向上させることが好ま
しい。含有させる耐候剤としては、無機系のものとして
酸化チタン、二酸化チタンが挙げられ、有機系のものと
してベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤が挙げられる。これらの耐候剤を不織
布に含有させる方法としては、ウェブの材料となる重合
体に耐候剤を混ぜ合わせておけばよい。一方、前記耐候
剤を透水性樹脂層に含有させる方法としては、透水性樹
脂層の材料となる樹脂液に混入させればよい。また、耐
候剤入りバインダーをコーティングやディッピング等に
より付与してもよい。
【0033】本発明の防草シートにおいて、不織布およ
び透水性樹脂層の少なくともいずれか一方に着色剤を含
有させてもよい。着色剤を含有させることにより、遮光
性を向上させて雑草等の育成を妨げ、また周りの環境と
調和した美観に優れたものとなる。防草シートの色調
は、遮光性を向上させるために、濃色系または黒色系が
好ましく、また周りの環境と調和した美観に優れたもの
とするために、緑や茶色系等を使用することもできる。
含有させる着色剤としては、黒色としてカーボンブラッ
ク、銀灰色としてアルミニウム粉、雲母粉等が、茶系と
して酸化鉄等が、挙げられる。
【0034】これらの着色剤を不織布に含有させる方法
としては、ウェブの材料となる重合体に着色剤を混ぜ合
わせておけばよい。また、前記着色剤を透水性樹脂層に
含有させる方法としては、透水性樹脂層の材料となる樹
脂液に混入させればよい。
【0035】本発明の防草シートは、防草シート下の雑
草の成長を妨げるために、遮光率が95%以上であるこ
とが好ましく、さらに好ましくは99%以上である。遮
光率が95%未満であると、防草シート下の雑草の成長
を妨げるための遮光性が十分でなく、雑草が成長する可
能性があり、防草性が十分な防草シートが得られず好ま
しくない。
【0036】
【実施例】次に、実施例に基づき本発明を具体的に説明
するが、本発明は、これらの実施例によって何ら限定さ
れるものではない。なお、実施例において、各特性値の
測定を次の方法により実施した。 (1)目付(g/m2 ):標準状態の試料から縦10c
m×横10cm試料片計10点を作成し、平衡水分に到
らしめた後、各試料片の重量(g)を秤量し、得られた
値の平均値を単位面積(m2 )当たりに換算し目付(g
/m2 )とした。
【0037】(2)嵩密度(g/cc):試料の目付
(g/m2 )と厚み(mm)を測定し下記式により嵩密
度(g/cc)を求めた。
【0038】 嵩密度(g/cc)=目付/(厚み×1000) (3)引裂強力(kg):JIS L−1096のシン
グルタング法に基づき試料片計10個を作成し、測定し
た。
【0039】(4)引張強力(kg/5cm幅)及び引
張伸度(%):JIS−L−1096に記載のグラブ法
に準じて測定した。
【0040】(5)通気度(cc/cm2 /sec):
JIS−L−1096に記載のフラジール法に準じて測
定した。
【0041】(6)毛羽立ち性(級):JIS L−1
096に記載のテーパ形法に準じて測定した。
【0042】(7)遮光率(%):JIS L−105
5 A法により測定した。
【0043】(8)残炎時間(秒)および炭化長(c
m):22cm×40cm、たて3枚、よこ3枚の試料
6枚をパーライト板に押さえわくで固定し、45°ミク
ロバーナ法の試験箱に固定し炎長24mmに設定したエ
アミックスバーナ〔注〕により30秒間接炎し残炎時間
(秒)および炭化長(cm)を測定し、たて、よこ6枚
の最大残炎時間(秒)および最大炭化長(cm)で少数
点1桁まで表示した。なお、残炎時間20秒以下、炭化
長10cm以下が難燃素材の消防法判定基準とされてい
る。
【0044】 〔注〕燃料JIS K−2240の液化石油ガス4号 ガス圧0.04Kgf/cm2 実施例1 ポリエチレンテレフタレート重合体の長繊維からなるス
パンボンド不織布を作成した。すなわち、前記重合体チ
ップをエクストルーダ型溶融押出し機を用いて溶融し、
紡糸口金を通して溶融紡出し、紡出糸条を冷却した後、
紡出口金の下方に配設されたエアーサッカを用いて牽引
・細化した後、コロナ放電装置を用いて開繊しスクリー
ンメッシュ式移動捕集面上に捕集・堆積させ、単糸繊度
が4デニールで目付が120g/m2 の長繊維ウェブを
得た。得られたウェブにパンチ密度90個/cm2 の条
件でニードルパンチ処理を施し、厚さが1.0mm、嵩
密度0.12g/ccの長繊維不織布を得た。
【0045】次いで、得られた長繊維不織布の片面に、
着色剤としてカーボンブラックを含有したアクリル樹脂
を主成分とする混合樹脂液をナイフコータにより塗布し
た。混合樹脂液のアクリル樹脂100重量部に対するカ
ーボンブラック、整泡剤、難燃剤の量は次の通りであ
る。 アクリル樹脂(大日本インキ化学工業(株)製ボンコート350 ) 100 重量部 カーボンブラック 5 重量部 整泡剤(大日本インキ化学工業(株)製ボンコートF−1) 10 重量部 難燃剤(日華化学(株)製ネオステッカーFRC−105) 50重量部 上記成分からなる混合樹脂液は塗布前に予め空気を吹き
込みながら攪拌発泡させ、この発泡樹脂液を長繊維不織
布上に塗布して乾燥させることにより、長繊維不織布上
に無数の微細孔を有する微多孔構造の透水性樹脂層を設
け、本発明の防草シートを得た。なお、混合樹脂液の塗
布量は、乾燥後の固形分重量にて100g/m2 とし
た。
【0046】実施例2 実施例1において、ポリエステル重合体に下記化学式2
のリン化合物がリン原子量として800ppm含むポリ
エステル共重合体チップを用いた以外は、実施例1と同
様にして、本発明の防草シートを得た。
【0047】
【化学式2】
【0048】実施例3 実施例1において、長繊維ウェブとして目付け400g
/m2 のものを用い、パンチ密度90個/cm2 の条件
でニードルパンチ処理を施し、厚さ4.0mm、嵩密度
0.1g/ccの長繊維不織布を用いた以外は、実施例
1と同様にして本発明の防草シートを得た。
【0049】得られた本発明の防草シートの特性値を表
1に示した。
【0050】
【表1】
【0051】得られた実施例1〜3の本発明の防草シー
トは、路床に使用した際に、防草シートの上からの歩行
に十分に耐え、毛羽立ちのない耐摩耗性に優れたもの
で、遮光性が十分で優れた防草性を有し、また、防草シ
ートの下の雑草が成長して突き破ることがない十分な機
械的強力を有するものであり、さらには優れた難燃性を
備えたものであった。特に実施例3の防草シートは、機
械的強力に優れるので土木用等に適したものであった。
【0052】
【発明の効果】本発明の防草シートによれば、耐摩耗性
に優れたものであり、防草シートの上からの歩行に耐え
るに十分な機械的強力を有し、また、雑草の成長を防止
できるものである。また、降雨等による水分も、透水性
樹脂層および不織布内を速やかに移動するため、水たま
りが発生することはない。さらには、難燃性も備えたも
のであるため、火災予防の観点においても優れた防草シ
ートである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニードルパンチ処理による三次元交絡構
    造を有する長繊維不織布の片面に透水性樹脂層が積層さ
    れてなり、透水性樹脂層が難燃性を備えており、かつ引
    裂強力が0.2kg以上であることを特徴とする防草シ
    ート。
  2. 【請求項2】 透水性樹脂層が微多孔構造であることを
    特徴とする請求項1記載の防草シート。
  3. 【請求項3】 長繊維不織布の構成繊維が、難燃性を備
    えていることを特徴とする請求項1または2記載の防草
    シート。
  4. 【請求項4】 長繊維不織布の構成繊維が、リン原子を
    400ppm以上含有しているポリエステル繊維である
    ことを特徴とする請求項3記載の防草シート。
JP34980196A 1996-12-27 1996-12-27 防草シート Pending JPH10178933A (ja)

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JP34980196A JPH10178933A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 防草シート

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