JPH10179381A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JPH10179381A
JPH10179381A JP34393596A JP34393596A JPH10179381A JP H10179381 A JPH10179381 A JP H10179381A JP 34393596 A JP34393596 A JP 34393596A JP 34393596 A JP34393596 A JP 34393596A JP H10179381 A JPH10179381 A JP H10179381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
cooking
time
rice
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34393596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Miyake
一也 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP34393596A priority Critical patent/JPH10179381A/ja
Publication of JPH10179381A publication Critical patent/JPH10179381A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品が故障に至らない状態であっても、動作
状態の確認を容易にかつ精度良く行なう。 【解決手段】 炊飯加熱開始から炊飯加熱停止までの炊
飯時間を、調理時間計時手段88で計時する。メニュース
イッチ60を押すと、LCD51は、調理時間計時手段88が
計時する炊飯時間を表示する。この表示により、故障ク
レームとは言い難い状況においても、使用者は簡単に炊
飯加熱動作の状況を把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器やホットプ
レートなどの加熱調理器に関し、特に動作確認を容易に
行なえるようにした加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、この種の加熱
調理器の加熱動作を左右する要因としては、製造上の原
因によるものが多く、例えは加熱装置の加熱量である消
費電力(W:ワット)のバラツキ、被加熱物の温度を検
出する温度センサの取付け位置や検出温度のバラツキ、
あるいは、被加熱物を収容する容器と加熱装置の位置関
係寸法のバラツキなどが有る。また、使用環境の影響と
しては、電源電圧の変動や、室温および被加熱物の水温
の変化などが有る。そして、これらの原因により加熱状
態が正常範囲から外れると、調理性能が悪化し、使用者
にとって不満の有る状態に被加熱物が仕上がる。
【0003】調理加熱の状態が正常であるか否かを判定
する手段として、加熱時間の管理は有効なものである。
すなわち、加熱量が少なかったり、あるいは加熱過多な
場合には、加熱時間が長くなり、逆に、加熱量が多かっ
たり、あるいは加熱が不足した場合には、加熱時間が短
くなる。この加熱時間の変化は、例えば炊飯器において
ご飯を炊く場合について考えると、加熱時間が長すぎれ
ばご飯の焦げにつながり、また、加熱時間が短すぎれ
ば、早切れで芯のあるご飯に仕上がってしまうなどの形
で現れる。これらのことにより、調理性能が不具合の場
合に、その原因が本体の加熱動作に起因するか否かを、
加熱時間の長短により調べることが一般的に行なわれて
いる。
【0004】しかし、近年のマイクロコンピュータを応
用した加熱調理器は、加熱制御が複雑なために、第三者
が加熱動作の妥当性を評価するために加熱時間を調べる
に当たり、加熱時間の計時開始と計時終了をどの時点で
行なえばよいのか極めて把握しにくく、測定結果が不確
実になる原因となっている。また、ストップウォッチな
どの手動計時手段で測定を行なう場合、その人の主観に
より計時開始と計時終了が行なわれるので、この計時開
始と計時終了そのものに精度がなく、やはり測定結果が
不確実になる原因を生じる。また、計時中は常に加熱動
作を確認している必要があることから、その間は他の事
が何もできず、手間がかかるという問題もある。
【0005】一方、前記調理加熱の状態が正常であるか
否かを判定する別の手段として、調理加熱時における被
加熱物の温度と、調理加熱時に被加熱物から発生する蒸
気の発生状況との関係を管理することも有効である。こ
の関係は、例えば炊飯器でご飯を炊く場合を考えると、
蒸気発生検知センサに故障があり、蒸気の発生が検知さ
れないのに、鍋がドライアップ温度以上になって、炊飯
加熱を停止した場合には、蒸気発生後に加熱を抑制し
て、適正に沸騰後の加熱を抑制できなくなるので、加熱
過多でご飯が硬くなり、焦げが強くなる。また、鍋の温
度を検知する温度センサに故障があり、鍋がドライアッ
プ温度に達しないにも拘らず、蒸気が連続的に発生して
十分な加熱が成されていると判断し、炊飯加熱を停止し
た場合にも、同様に加熱過多となる。
【0006】しかし、炊き具合がこれらのセンサ故障に
起因して悪化していても、実際は異常の原因を特定する
ことが容易ではないため、使用者は我慢して使用する結
果となり、性能が悪いと評価され、不満のあるものにな
ってしまうのが実情である。また、前述のように近年は
マイクロコンピュータを応用した加熱調理器が主流で、
その加熱制御が複雑なため、修理サービスマンなどでも
センサの温度検出による加熱動作の妥当性を評価するこ
とは極めて困難である。したがって、原因不明のままセ
ンサや制御基板を全交換する結果となり、使用者の経済
的負担も大きいという問題を生じている。
【0007】こうした問題に対し、例えば特開平7−1
00061号公報などには、故障原因の解析を容易にす
るために、調理モード・調理メニューの使用回数や、使
用時間および使用時の異常状態をバックアップ電源回路
にて記憶保持し、操作部からの規定操作によって、その
記憶内容を表示部に表示させるようにした調理器が提案
されている。
【0008】しかし、上記構成のものは、実際に異常が
発生した後に、記憶部に記憶された異常低高温や長時間
保温などの異常状態を読み出して、故障原因の判定に利
用しているので、炊き上がりが悪いなどの故障クレーム
とは言い難い状況において、その製品が本当に正常であ
るか異常であるかという動作状態を適確に把握すること
はできない。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、製品
が故障に至らない状態であっても、動作状態の確認を容
易にかつ精度良く行なうことができる加熱調理器を提供
することをその目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
加熱調理器は、前記目的を達成するために、調理加熱開
始から調理加熱停止までの時間を計時する調理時間計時
手段と、調理加熱中または調理加熱停止後に前記調理時
間計時手段による調理加熱時間を表示可能とした表示手
段とを備えたものである。
【0011】この請求項1の構成によれば、調理加熱開
始から調理加熱停止までの通常行なわれている調理加熱
時間を対象に、調理時間計時手段が計時を行なっている
ので、使用者が簡単に調理加熱動作の状況を把握するこ
とができ、故障クレームとは言い難い状況において、使
用状況が原因なのか、製品本体に起因する影響なのかを
適確に判断することができる。また、使用者は毎回調理
加熱時間がどの位かかっているのかを簡単に知ることが
できるので、次回の調理時の参考に活用することがで
き、便利なものとなる。さらに、ストップウォッチなど
の手動計時手段が不要になるとともに、調理加熱開始と
調理加熱終了の時点が調理時間計時手段により精度良く
管理されるため、計時を行なうに当たり個人差がなくな
る。このため、誰でも精度良く判定することができる。
しかも、調理加熱時間の計時は自動的に行なわれるた
め、動作確認中は別のことをしていてもよく、測定に際
し手間がかからない。
【0012】また、本発明の請求項2記載の調理加熱器
は、前記目的を達成するために、被加熱物を加熱する加
熱手段と、前記被加熱物からの蒸気発生を検知する第1
の検知手段と、前記被加熱物の温度を検知する第2の検
知手段と、表示手段とを備え、前記加熱手段にて調理加
熱を開始した後、前記第1の検知手段にて蒸気発生に伴
う所定温度を検知したときに、前記第2の検知手段の検
知温度が調理加熱終了の所定温度以下であった場合、あ
るいは、前記第2の検知手段の検知温度が調理加熱終了
の所定温度を検知したときに、前記第1の検知手段が蒸
気発生に伴う所定温度以下であった場合に各々異常検知
を行ない、調理加熱の終了後に、各異常検知の状況を前
記表示手段にて表示可能に構成したものである。
【0013】この請求項2の構成によれば、調理加熱中
に第1の検知手段および第2の検知手段の異常を検知
し、調理加熱終了の後にその内容を表示手段で表示する
ようにしてあるので、調理性能に不満がある場合に、そ
の原因が各検知手段にあるか否かを容易に確認できる。
また、従来点検が困難であったマイクロコンピュータを
応用した複雑な加熱制御を行なう各種の加熱調理器であ
っても、前記異常検知により、容易に第1の検知手段お
よび第2の検知手段の点検および確認が可能になり、修
理サービスマンの個人技量に拘らず、精度の高い点検お
よび確認が可能となる。さらに、通常の調理加熱の途中
で前記異常検知が行われても、調理加熱自体は最後まで
実行して、調理加熱が終了した後に異常検知の有無を確
認できるようになっているため、異常があっても調理加
熱がそこで中断せず、食事ができなくなる使用上の不具
合を生じない。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の加熱調理器の一実施
例について、添付図面を参照しながら説明する。本実施
例における加熱調理器は炊飯器であり、その全体構成を
図2に基づき説明すると、1は調理器本体に相当する炊
飯器本体、2はこの炊飯器本体1の外殻をなす外枠で、
この外枠2の開口下底部には底板3が固定されている。
また、外枠2の内部には、有底筒状の内枠4が設けられ
ている。内枠4は、外枠2と一体の内枠上部5と、外枠
2とは別部品からなる内枠下部6とを結合して構成され
る。
【0015】11は、内枠4内に挿脱自在に収容される有
底筒状の鍋である。この鍋11は、米や水などの被加熱物
を収容するものであり、その上端部において内枠4に支
持され、鍋11の上端部以外においては、内枠4の内面と
鍋11との外面との間に空間12が形成される。鍋11の材料
は、熱伝導性の良好なアルミニウムなどを主体としてお
り、この鍋主体13の外側の底面および側面下部には、フ
ェライト系ステンレスなどの磁性金属材料からなる鍋発
熱層14が接合される。また、鍋主体13の少なくとも被加
熱物に触れる部分の内面には、鍋主体13の材料であるア
ルミニウムよりも硬質の材料から選択した例えばSUS304
などのオーステナイト系ステンレスからなる鍋内面層15
が接合される。そして、鍋主体13および鍋発熱層14の外
面には、鍋主体13の蓄熱性を高めるための鍋断熱層16が
塗装により形成される。
【0016】21は、内枠下部6の底部中央に設けられた
鍋温度検知手段たる第2の検知手段に相当する鍋温度セ
ンサである。この鍋温度センサ21は、鍋11を内枠4に収
容した際に、鍋11の底面外側に接触する構造になってお
り、これにより、鍋11ひいてはこの鍋11内の被加熱物の
温度を検知するようになっている。また、鍋11の鍋発熱
層14に対向する内枠下部6の外面には、コイルベース22
に保持された加熱手段たる加熱コイル23が設けられてい
る。
【0017】前記外枠2内でコイルベース22の下方の位
置には、電源回路を構成する電源基板24と、前記加熱コ
イル23の制御回路を構成する加熱基板25が配設される。
この加熱コイル23の制御回路は、加熱コイル23に高周波
電流を供給するものであり、加熱コイル23から発生した
交番磁界が鍋11の鍋発熱層14にジュール熱として変換さ
れ、鍋発熱層14が発熱することで、鍋11および鍋11内の
被加熱物が加熱されるようになっている。また、加熱基
板25には、前記高周波電流を発生させるためのスイッチ
ング素子26が搭載されているが、このスイッチング素子
26は相当の高熱を発するものなので、その放熱用の放熱
器27が接続してある。さらに、加熱基板25には、この加
熱基板25の温度を検知する基板温度センサ28が設けられ
ている。外枠2の側面上部には、操作基板29を保持した
操作パネル30が備えられている。この操作パネル30の構
成については、後程詳述する。
【0018】31は、鍋11の上面開口を開閉する蓋体で、
これは、蓋体31の上部を形成する外蓋32と、外蓋32の下
側周辺部に固定された枠状の外蓋カバー33と、この外蓋
カバー33の内側の開口を覆う内蓋34とにより外殻が構成
される。この内蓋34は、その上方に位置して外蓋カバー
33上に固定された蓋補強板35と、外蓋カバー33の内周面
に突出形成された内蓋保持部36との間に周辺部が挿入さ
れて保持され、外蓋カバー33に対して所定範囲上下動で
きるようになっている。これとともに、内蓋34は、この
内蓋34と蓋補強板35との間に装着されたスプリング37に
より下方へ押されている。これは、鍋11に対する内蓋34
の密着性を高めるためのものである。なお、蓋補強板35
の周辺部と内蓋34の周辺部との間には、環状の弾性体か
らなるパッキン38が挾み込んである。
【0019】また、内蓋34の上面すなわち裏面には、内
蓋34を加熱する蓋ヒータ41と、内蓋34の温度を検知する
ことで、鍋11内の被加熱物からの蒸気発生を検知する蒸
気発生検知手段に相当する第1の検知手段たる蓋温度セ
ンサ42が各々設けられている。さらに、外蓋32の中央部
には、蒸気口43と環状の弾性体からなる蒸気口パッキン
44が組み付けられている。そして、蒸気口43は、その下
部に形成された蒸気口係止部45が蒸気口パッキン44の内
周部に形成された受け部46に係合されて外蓋32に固定さ
れる。一方、内蓋34の中央部には、蒸気口43とともに鍋
11の内部を炊飯器本体1外へ連通させる蒸気孔47が開口
形成されている。なお、蒸気口パッキン44は、気密性の
保持のために、蒸気孔47を囲んで内蓋34の裏面に密着し
ている。また、48は、蒸気口43内に溜まったおねばを鍋
11側へ回収するための孔である。
【0020】次に、前記操作パネル30の構成を図3に基
づいて説明する。この操作パネル30には、表示部に相当
するLCD51および3つのLED52,53,54と、操作ス
イッチに相当する8つのスイッチ55,56,57,58,59,
60,61,62が設けられている。LCD51は、現在時刻で
ある時計の時刻、予約炊飯において設定された炊き上が
り時刻、保温経過時間およびむらし残時間などを表示す
る時間時刻表示手段をなすもので、時間または時刻を表
す数字または文字を表示する時間時刻表示部51aと、炊
き上がり時刻の表示時に点灯する「予約」の文字からな
る予約表示部51bと、表示されている時刻が午前である
か午後であるかを示す「午前」、「午後」の文字からな
る午前午後表示部51cとを有しているとともに、選択さ
れた炊飯コースを表示するコース表示部51dを有してい
る。また、3つのLED52,53,54は行程表示のための
ものである。すなわち、予約表示LED52は予約炊飯に
おけるタイマ動作中に点灯し、保温表示LED53は保温
中に点灯し、炊飯表示LED54は炊飯時に点灯するもの
である。
【0021】また、前記スイッチ55,…,62は、いずれ
も常開型の復帰式スイッチ(押しボタンスイッチ)から
なり、押しているときのみオンし、押すのを止めればオ
フになるものである。そして、スイッチ55,…,62のう
ち、時計スイッチ55は、時計の時刻の設定の際に用いる
もので、時計の時刻が表示されているときに時計スイッ
チ55を押すと時計の時刻合わせモードになり、時計の時
刻合わせモード時に時計スイッチ55を押すと時計の時刻
合わせモードが解除される。また、時スイッチ56は、時
計の時刻合わせモード時および炊き上がり時刻設定モー
ド時に時の設定を行なうのに用いられ、時スイッチ56を
押す度に、時間時刻表示部51aの時の表示が変化する。
また、分スイッチ57は、時計の時刻合わせモード時およ
び炊き上がり時刻設定モード時に分の設定を行なうのに
用いられ、分スイッチ57を押す度に、時間時刻表示部51
aの分の表示が変化する。また、予約スイッチ58は、予
約炊飯を行なうときに用いられ、切状態で予約スイッチ
58を押すと炊き上がり時刻設定モードになる。また、切
スイッチ59は、これを押すと強制的に切状態になるもの
である。また、メニュースイッチ60は、炊飯コースの設
定のためのもので、このメニュースイッチ60を押す度
に、白米、かため、やわらかめ、早炊き、おかゆの各炊
飯コースが切り換わる。また、炊飯スイッチ61は、これ
を押すと炊飯が始まるもので、特に炊き上がり時刻設定
モードにおいて炊飯スイッチ61を押すと予約炊飯のタイ
マ動作が始まる。さらに、保温スイッチ62は、切状態に
おいてこれを押すと保温が始まるものである。
【0022】図4は、電気的な制御の構成の概略を示し
ている。マイクロコンピュータ71が、前記スイッチ55,
…,62からなる操作スイッチおよび各温度センサ21,2
5,42からの信号を入力し、それに基づいて、前記加熱
基板25上の制御回路からなるIH駆動回路72および高周
波電流発生手段73を介して加熱コイル23の出力および通
断電を制御し、ヒータ駆動回路74および通断電手段75を
介して蓋ヒータ41の通断電を制御するとともに、表示手
段駆動回路76を介して前記LCD51およびLED52,5
3,54からなる表示部の表示動作を制御する。
【0023】次に、図1に基づいて、前記マイクロコン
ピュータ71が保有する制御プログラムの機能構成を詳述
する。81はひたし炊きからむらしに至る通常の炊飯動作
を行なう調理加熱制御手段に相当する炊飯制御手段、82
は鍋11内のご飯を所定温度に維持する保温制御手段であ
って、これらはいずれも、鍋温度センサ21および蓋温度
センサ42からの温度情報に基づいて、加熱コイル23や蓋
ヒータ41を通断電制御するものである。特に、本実施例
のような炊飯器では、前記炊飯制御手段81による炊飯加
熱が、調理加熱器における調理加熱に相当する。そし
て、炊飯制御手段81による炊飯が終了して、被加熱物が
ご飯に調理されると、保温制御手段82がご飯の温度を約
70〜76℃の高温若しくは約64〜70℃の低温に保温する構
成になっている。また、保温制御手段82は、切状態から
保温スイッチ62を操作した場合も、炊飯終了後から保温
を開始した場合と同様に保温制御を行なう。
【0024】83は、予約炊飯機能として炊き上がり時刻
にご飯を炊き保温にする予約炊飯制御手段である。この
予約炊飯制御手段83は、予約時刻である炊き上がり時刻
(炊飯終了時刻)を記憶する予約時刻記憶手段84を備え
ており、炊き上がり時刻を設定してタイマ動作を開始す
ると、予約時刻記憶手段84に記憶された予約時刻の所定
時間前(例えば55分前)に炊飯制御手段81による炊飯を
自動的に開始させ、炊き上がり時刻には保温制御手段82
による保温に切替えるように構成している。炊飯制御手
段81が起動するまでの予約炊飯中は、後述する表示制御
手段92により、LCD51の時間時刻表示部51aと予約表
示部51bが、予約時刻記憶手段84に記憶された予約時刻
を表示する。そして、この予約時刻の表示は、実際に予
約した炊き上がり時刻に達するまで継続され、ここで炊
飯制御手段81による炊飯が終了していれば、保温制御手
段82による保温が行なわれる。
【0025】85は、前記炊飯制御手段81とは異なる加熱
制御形態を有する特殊加熱制御手段である。この特殊加
熱制御手段85は、製品の動作確認を短時間で行なうため
に設けられたものであり、特定のスイッチ操作により、
炊飯制御手段81に代わって特殊加熱制御手段85が選択実
行されると、前記加熱コイル23は最大加熱能力(W:ワ
ット)の最大値にて連続加熱が行なわれる。これによ
り、通常の炊飯制御手段81による加熱制御よりも、加熱
コイル23の加熱量が増加し、短時間で検査を行なうこと
が可能になる。
【0026】86は、マイクロコンピュータ71に内蔵され
た各種の計時手段であり、本実施例では、時計時刻を計
時する時計時刻計時手段87と、炊飯制御手段81が行なう
炊飯加熱開始から炊飯加熱停止までの時間を計時する調
理時間計時手段88と、炊飯制御手段81による炊飯加熱中
に、ご飯が所定の炊き上がり温度になってからのむらし
の残時間を計時するむらし残時間計時手段89と、保温制
御手段82が行なう保温の経過時間を計時する保温時間計
時手段90とを備えて構成される。なお、炊飯器以外の加
熱調理器では、少なくとも調理加熱開始から調理加熱終
了までの時間を計時する調理時間計時手段を備えていれ
ばよく、他の計時手段は製品の仕様に応じて適宜付加す
ればよい。
【0027】また、91は、炊飯制御手段81または特殊加
熱制御手段85が加熱コイル23による調理加熱を開始した
後、鍋温度センサ21と蓋温度センサ42との相関関係が正
常ではない場合に、これを異常検知データとして記憶す
る異常検知データ記憶手段である。具体的には、蓋温
度センサ42にて蒸気発生に伴う所定温度を検知したにも
拘らず、鍋温度センサ21の検知温度が調理加熱終了の所
定温度以下であった場合、鍋温度センサ21の検知温度
が調理加熱終了の所定温度を検知したにも拘らず、蓋温
度センサ42が蒸気発生に伴う所定温度以下であった場
合、異常検知データ記憶手段91が異常検知データを記憶
するように構成している。92はLCD51の表示形態を制
御する表示制御手段であり、これは前記各計時手段87〜
90が計時する各種の時間または時計時刻と、予約時刻記
憶手段に記憶される予約時刻と、異常検知データ記憶手
段に記憶される異常検知データのいずれか一つを選択し
て、LCD51に表示させる機能を有している。
【0028】次に、図5〜図10に示すフローチャート
と、図11〜図17に示す操作パネル30の表示形態と、
図18に示す炊飯および保温時の状態変化を示すグラフ
を参照しながら、上記構成における作用を説明する。な
お、図18において、上段の実線のグラフは鍋温度セン
サ21の温度を示しており、上段の点線のグラフは蓋温度
センサ42の温度を示している。また、同図の中段のグラ
フは加熱コイル23の通電のタイミングおよび出力を示し
ており、下段のグラフは蓋ヒータ41の通電のタイミング
および出力を示している。そして、同図の中段および下
段のグラフにおいて、ハッチングを付してある部分が通
電時期を示している。
【0029】先ず、図5のフローチャートに基づき動作
手順を説明すると、予約炊飯や保温などが何も行なわれ
ていない切状態においては、時計時刻計時手段87が計時
する時計時刻がLCD51に表示される(ステップS
1)。図11は、このときの表示形態を示すものであ
り、LCD51の時計時刻表示部51aと午前午後表示部51
cとにより、午前8:00であることを表示している。な
お、この図では、コース表示部51dにより通常の白米メ
ニューが選択されている旨が表示されているが、これ
は、メニュースイッチ60を操作することにより、別のメ
ニューに変更することが可能である。また、切状態では
LED52〜54はいずれも消灯している。
【0030】一方、この図5のフローチャートには示し
ていないが、前記予約炊飯制御手段83による予約炊飯が
行なわれているときに、操作パネル30の時計スイッチ55
を押動操作すると、LCD51はそれまでの予約時刻記憶
手段84に記憶される予約時刻の表示から、時計時刻計時
手段87が計時する時計時刻の表示に切替えることができ
る。このため、予約炊飯中に現在の時計時刻を確認でき
ないといった不満を解消できる。また、時計スイッチ55
から指を離し、時計スイッチ55が復帰したら、LCD51
の表示が元の予約時刻の表示に戻るように構成してあ
る。これにより、予約炊飯中であっても、必要な場合に
のみ現在の時計時刻を確認することができる。この場
合、指を離してから所定時間(例えば10秒)を経過した
ら、予約時刻に戻るように構成し、予約時間確認の使用
性を高めるようにしてもよい。また、本実施例の炊飯器
は、後述する保温中において、保温時間計時手段90が計
時する保温経過時間をLCD51が表示しているときに、
時計スイッチ55を押動操作すると、同様にLCD51の表
示が時計時刻に切替わるようになっており、保温中に現
在の時計時刻を確認できないという不満も解消できる。
【0031】再度図5のフローチャートの手順に従って
説明を行なうと、前記ステップS1の切状態において炊
飯スイッチ61を押すと、ステップS2のルーチンを抜け
てステップS3の手順に移行し、炊飯制御手段81による
炊飯が開始する。このとき、操作パネル30の表示形態
は、図11の状態から炊飯LED54が点灯する一方、L
CD51により引き続き時計時刻を表示する。また、炊飯
が開始すると同時に、調理時間計時手段88は炊飯加熱時
間すなわち調理加熱時間の計時を開始する(ステップS
3)。炊飯制御手段81は、内蔵するプログラムの制御シ
ーケンスに従って、ひたし炊き,沸騰加熱,沸騰継続加
熱,炊き上げ,およびむらしの各行程を順次実行する。
以下、これらの行程の制御について説明するが、具体的
に例示している数値や時間は、炊飯コースや製品などに
応じて変わる。
【0032】ひたし炊きは、鍋11の誘導加熱の出力を比
較的低くし、鍋11内の水温を60℃以下の高温に加熱して
米の吸水を促進するものであり、15分程度行われた後
に、つぎの沸騰加熱に移行する。なお、ひたし炊きを行
なわない場合は、ひたし炊きを省略して沸騰加熱が行な
われる。沸騰加熱は、鍋11内の水を沸騰させる行程であ
り、加熱コイル23の最大加熱量による連続加熱が行われ
る。そして、この沸騰加熱時には鍋11が温度上昇する
が、ステップS5にて、鍋11の底部の温度を検出する鍋
温度センサ21の検知温度(鍋温度)が95℃未満であるに
も拘らず、蓋温度センサ42の検知温度(蓋温度)が90℃
以上で60秒以上経過し、完全な沸騰状態を検知した場合
には、異常検知データAをマイクロコンピュータ71のR
AM(図示せず)からなる異常検知データ記憶手段91に
記憶する(ステップS6)。また、ステップS7におい
て、蓋温度センサ42の検知温度が95℃未満であり、まだ
完全に沸騰していないにも拘らず、鍋温度センサ21の検
知温度が 120℃以上に達し、鍋11内の被加熱物が完全に
ドライアップしているはずの温度になった場合は、別の
異常検知データBを異常検知データ記憶手段91に記憶す
る(ステップS8)。そして、これらの異常検知が行な
われた場合は、鍋温度センサ21または蓋温度センサ42に
何らかの故障や異常が有ったものと判定し、それ以降の
炊飯加熱を停止して、ステップS15の加熱量を抑制した
むらし加熱を行なう(図6参照)。一方、上記ステップ
S6またはステップS8で異常がなかった場合は、ステ
ップS9にて、鍋温度センサ21の検知温度が95℃以上
で、かつ、蓋温度センサ42の検知温度が90℃以上になっ
たか否かを判定し、この条件を満たすと、ステップS5
〜ステップS9のルーチンを抜け出し、ステップS10に
おける沸騰検知を開始する。
【0033】沸騰検知は、図6のフローチャートのステ
ップS11において、蓋温度センサ42の検知温度が60秒間
に2℃以下に安定したか否かで判定する。そして、この
温度上昇の安定条件を満たしたときに、炊飯制御手段81
は、鍋11内の被加熱物が沸騰したと判定して、沸騰検知
を終了し(ステップS12)、次の加熱量を抑制した沸騰
継続加熱を行なう。この沸騰継続加熱は、鍋11の誘導加
熱の出力を若干低減するとともに、所定の通断電を行う
ものであり、ステップS13にて、沸騰検知終了時点の鍋
温度センサ21の検知温度が基準温度STとして設定され
る。また、沸騰継続加熱以降、内蓋34の結露を防止する
ために、蓋ヒータ41を同時に通断電する。その後、沸騰
継続加熱から炊き上げに移行すると、加熱コイル23は最
大の加熱量で通断電が行なわれる。そして、次のステッ
プS14にて、鍋温度センサ21の検知温度が基準温度ST+
5℃に上昇すると、鍋11内に水がなくなり、ドライアッ
プ状態になったものと判定して、ステップS15のむらし
に移行する。このステップS14の条件を満足してむらし
に移行したものが正常な動作であり、前述のステップS
6またはステップS8にて異常検知が成された後に、む
らしに移行する動作とは異なるものである。
【0034】このむらし行程では、鍋11の誘導加熱の出
力を比較的低くして、鍋温度センサ16の温度に応じて加
熱を行ない、焦げを生じないように鍋11内を高温に保持
してむらし効果を確保する。また、むらしに移行する
と、むらし残時間計時手段89は、炊飯が終了するまでの
残時間を計時開始する。そして、図12に示すように、
むらし中は炊飯LED54が点滅するとともに、LCD51
の時間時刻表示部51aにむらし残時間が1分単位で表示
される。その後、ステップS16にて、所定時間(例えば
15分)が経過すると、むらしが終了する(ステップS1
7)。同時に、炊飯制御手段81による炊飯加熱も停止す
るので、ここで前記調理時間計時手段88による炊飯加熱
時間の計時と、むらし残時間計時手段89によるむらし残
時間の計時も終了する。そして、炊飯加熱時間の計時結
果は、その後の保温中も保持される。
【0035】炊飯制御手段81による炊飯が終了すると、
図7に示すフローチャートのステップS21において、保
温制御手段82による保温に移行する。この保温行程で
は、鍋温度センサ21の温度に応じて低い加熱量で加熱が
行われ、鍋11内のご飯の温度が約70〜76℃ないし約64〜
70℃に保持される。保温を開始すると、保温時間計時手
段90により保温経過時間が計時され、LCD51の時間時
刻表示部51aは、図13に示すように、保温経過時間の
表示になる(ステップS22)。この表示は、保温スイッ
チ62を押して切状態から保温が始まった場合も同様に行
なわれるが、保温開始からの経過時間を1時間単位で示
すものである。すなわち、保温経過時間の表示は、1時
間毎に1つずつ増加して行き、最大99まで続けられる。
そして、保温経過時間が99時間以上になると、表示が99
のまま点滅する。保温経過時間の表示の右側のhは、そ
の表示の単位が1時間であることを示している。なお、
保温中は保温表示LED53が点灯する。
【0036】このように、保温を開始すると、LCD51
は保温経過時間を表示するが、ステップS23においてメ
ニュースイッチ60を押すと、次のステップS24におい
て、前記ステップS6またはステップS8における異常
検知が行なわれたか否かの判定がなされる。そして、異
常検知が行なわれていなければ、図14に示すように、
LCD51の時間時刻表示部51aにて、炊飯時間すなわち
調理時間の結果を表示する(ステップS25)。なお、図
14の表示は、炊飯時間が55分であったことを示してい
る。逆に、異常検知が行なわれていれば、異常検知デー
タ記憶手段に記憶される異常検知データに基づき、図1
5および図16に示すように、LCD51の時間時刻表示
部51aにて、異常検知の内容を表示する(ステップS2
6)。すなわち、図15では、エラーを意味する「E」
なる文字と、異常検知データAが記憶されていることを
示す「07」なる数字が表示されている。また、図16
では、同じくエラーを意味する「E」なる文字と、異常
検知データBが記憶されていることを示す「07」なる
数字が表示されている。その後、メニュースイッチ60か
ら指を離し、オフ状態にすると、ステップS22に戻っ
て、LCD51は再び保温経過時間の表示を行なう。な
お、指を離した後、所定時間(30秒)後に保温経過時間
表示に戻る構成として、調理時間確認の使用性を高める
ようにしてもよい。また、図14に示す調理時間の表示
において、例えばむらしの時間を含まないようにするな
ど、判定精度が確保されるならば、適宜計時期間を変更
し設定してもよい。本実施例では、炊飯終了後のみなら
ず炊飯中も、メニュースイッチ55を押せば、計時途中の
炊飯時間をLCD51にて表示できるようになっている。
【0037】次に、特殊加熱制御手段85の動作手順につ
いて、図8〜図10のフローチャートを参照して説明す
る。ステップS31の切状態において、メニュースイッチ
60を2秒以上押し続け、この状態で時計スイッチ55を同
時に押す特定の操作を行なうと(ステップS32)、ステ
ップS33に移行して、特殊加熱制御手段85による特殊加
熱が開始する。この特殊加熱では、被加熱物として鍋11
内に水のみを入れ、加熱コイル23の最大加熱能力(W:
ワット)の最大値による連続加熱を行なう。これによ
り、通常よりも鍋11への加熱量を増加させ、短時間で検
査を行なうことが可能になる。また、特殊加熱が開始す
ると同時に、ステップS34にて、前記調理時間計時手段
88による特殊加熱時間の計時が開始する。
【0038】その後のステップS35において、鍋温度セ
ンサ21に異常があり、蒸気の発生により蓋温度センサ42
の検知温度が90℃以上で60秒以上経過しているにも拘ら
ず、鍋温度センサ21の検知温度が95℃未満と通常よりも
低い場合は、異常であると判定する。この場合、特殊加
熱を停止するとともに(ステップS36)、異常検知デー
タAを異常検知データ記憶手段91に記憶し、これを図1
5と同じ表示形態でLCD51に表示する(ステップS3
7)。また、ステップS38において、蓋温度センサ42に
異常があり、鍋温度センサ21の検知温度が 120℃以上の
高温になっているにも拘らず、蓋温度センサ42の検知温
度が95℃未満と通常よりも低い場合にも、異常であると
判定する。この場合、特殊加熱を停止するとともに(ス
テップS39)、異常検知データBを異常検知データ記憶
手段91に記憶し、これを図16と同じ表示形態でLCD
51に表示する(ステップS40)。これらの異常がなく、
次のステップS41にて、鍋温度センサ21の検知温度が95
℃以上で、かつ、蓋温度センサ42の検知温度が90℃以上
になったら、ステップS35〜ステップS41のルーチンを
抜け出し、ステップS42の沸騰検知を開始する。
【0039】沸騰検知は、図9のフローチャートのステ
ップS51において、蓋温度センサ42の検知温度が60秒間
に2℃以下に安定したか否かで判定する。そして、この
温度上昇の安定条件を満たしたら、完全に蒸気が発生し
たと判定して、沸騰検知を終了するとともに(ステップ
S52)、次のステップS53にて、沸騰検知終了時点の鍋
温度センサ21の検知温度が基準温度STとして設定され
る。
【0040】沸騰検知後、さらに加熱を続け、ステップ
S54において、鍋温度センサ21の検知温度が基準温度ST
+5℃に上昇すると、鍋11内に水がなくなり、ドライア
ップ状態になったものと判定して、特殊加熱を終了する
(ステップS55)。同時に、調理時間計時手段88による
特殊加熱時間の計時もここで終了し、直ちに特殊加熱を
開始してから終了するまでの時間をLCD51にて表示す
る。この表示は、図17に示すように、LCD51の時間
時刻表示部51aにて行なわれるが、特殊加熱の場合は、
通常の炊飯時における調理時間よりも短時間で終了する
ので、判定精度を高めるために秒単位にて特殊加熱時間
を表示するように構成している。このような秒単位の計
時および表示により、さらに精度の良い動作確認が可能
になる。また、ステップS57にて、特殊加熱時間の表示
が60秒経過したら、自動的に切状態となり(ステップS
58)、LCD51は時計時刻計時手段87が計時する時計時
刻を表示するようになる。
【0041】なお、上記特殊加熱においては、鍋11に入
れる水を例えば50ml程度に一定化し、判定精度を高め
るようにすると、より精度の良い動作確認を行なうこと
が可能になる。また、特殊加熱の制御内容や、鍋温度セ
ンサ21および蓋温度センサ42の異常判定の基準は、本実
施例に限らず適宜変更してよい。但し、特殊加熱が終了
した後は、本実施例のように自動的に切状態に切替わる
ことが好ましい。これにより、次に使用する場合は、自
動的に特殊加熱の設定が解除され、切状態から炊飯や予
約炊飯,および保温などの各動作を使用することが可能
になり、検査実施後に、誤って特殊加熱による調理が行
なわれる不具合を防止できる。
【0042】また、図10のフローチャートに示すよう
に、前記ステップS35またはステップS38にて異常検知
が行なわれ、特殊加熱が停止した場合は、図15または
図16に示す表示形態にて異常表示が行なわれるが(ス
テップS61)、これは、次のステップS62にて、操作パ
ネル30に設けた任意の切スイッチ59を押すだけで、簡単
に解除することができる(ステップS63)。このように
する理由は、再確認のため再度特殊加熱の確認が容易に
行なえるようにするためで、異常検知を解除する際にマ
イクロコンピュータ71をリセットするなどの手間がない
ようにして、再確認が容易にできるように工夫してあ
る。
【0043】ステップS63において異常検知が解除さ
れ、切状態に戻った後は、前述の特定の操作を行なえば
(ステップS64)、ステップS65の特殊加熱が開始す
る。この特殊加熱の手順は、図8のフローチャートと同
一である。また、ステップS64にて特殊加熱を選択しな
ければ、通常の炊飯や保温,または予約炊飯などの各動
作を実行できるようになっている。このように、特殊加
熱で異常検知が行なわれても、特定のスイッチ操作によ
り異常検知を解除した後は、前記炊飯制御手段81による
炊飯を実行できるように構成しているので、仮に何らか
の異常検知が成されても、特殊炊飯で動作確認を行なっ
た後に炊飯を容易に行なうことができ、後日修理するま
での間に、異常検知により製品を全く使用できなくなる
不具合を防止することができる。
【0044】このように、本実施例では、加熱コイル23
により鍋11内の被加熱物を加熱制御する炊飯器におい
て、調理時間計時手段88により特定の動作確認期間を対
象にして計時を行ない、これをLCD51で表示確認する
ように構成している。このことは、炊飯器のみならず、
マイクロコンピュータを搭載した他の複雑な加熱制御を
行なう加熱調理器においても、目的とする動作確認期間
の時間を精度良く測定できることを意味する。特に、本
実施例の調理時間計時手段88は、調理加熱開始から調理
加熱停止までの通常行なわれている調理加熱時間を対象
に計時を行なっているので、例えば取扱説明書などにこ
の調理加熱時間を記載することで、使用者が簡単に調理
加熱動作の状況を把握することができる。したがって、
炊き上がりが悪いなどの故障クレームとは言い難い状況
において、電源電圧や室温または水温などの使用状況が
原因なのか、製品本体に起因する影響なのかを適確に判
断することができる。また、使用者は毎回調理加熱時間
がどの位かかっているのかを簡単に知ることができるの
で、次回の調理時の参考に活用することができ、便利な
ものとなる。さらに、ストップウォッチなどの手動計時
手段が不要になるため、測定時にこうしたものを準備す
る必要もなく、また、調理加熱開始と調理加熱終了の時
点が調理時間計時手段88により精度良く管理されるた
め、計時を行なうに当たり個人差がなくなる。このた
め、誰でも精度良く判定することができる。しかも、調
理加熱時間の計時は自動的に行なわれるため、動作確認
中は別のことをしていてもよく、測定に際し手間がかか
らない。
【0045】つまり、調理加熱開始から調理加熱停止ま
での時間を計時する調理時間計時手段88と、調理加熱中
または調理加熱停止後に調理時間計時手段88による調理
加熱時間を表示可能とした表示手段たるLCD51とを備
えることで、製品が故障に至らない状態であっても、調
理性能に不満がある場合に、動作状態の確認を容易にか
つ精度良く行なうことができ、故障の有無確認や、故障
している場合の原因を容易に把握して、極めて実用性を
高めることが可能になる。
【0046】なお、調理加熱時間を表示するに際して
は、LCD51以外の各種表示器を用いてもよい。また、
調理加熱中も調理加熱時間を表示できるため、調理加熱
の途中でも動作確認を行なえる利点がある。
【0047】また、本実施例では、加熱手段である加熱
コイル23にて加熱を開始した後、蓋温度センサ42にて蒸
気発生を検知したにも拘らず、鍋温度センサ21の検知温
度が調理加熱終了の所定温度以下であった場合と、鍋温
度センサ21の検知温度が調理加熱終了の所定温度を検知
したにも拘らず、蓋温度センサ42が蒸気発生に伴う所定
温度以下であった場合には、各々異常検知してこれを異
常検知データ記憶手段91に記憶し、炊飯加熱すなわち調
理加熱終了後に、各異常検知の状況を表示手段であるL
CD51で表示できるように構成している。このため、特
に炊飯器にあっては、ご飯が固くなる,ご飯がやや水っ
ぽい,ご飯の焦げが強いなどの炊き上がり不満や、保温
中にご飯上面が乾燥する,保温中のご飯が黄ばみやすい
などの保温時における不満や、または蒸気口43から炊飯
中に吹きこぼれがあるなどの使用状の不満が、検知手段
である鍋温度センサ21や蓋温度センサ42の取付けや、特
性などに起因した製品構造に関するものか否かを容易に
判定できる。また、蒸気異常検知が行われないのに、炊
き上がりなどの調理不満がある場合には、加熱コイル23
の電力のバラツキや、電源電圧が正常範囲(AC 100±
10V)にない場合や、または米に対する水の量が少なか
ったなどの理由が考えられ、修理時の参考にできる。さ
らに、通常の調理加熱の途中で前記異常検知が行われて
も、調理加熱自体は最後まで実行して、調理加熱が終了
した保温に移行してから異常検知の有無を確認できるよ
うになっているため、異常があっても調理加熱がそこで
中断せず、食事ができなくなる使用上の不具合を生じな
い。
【0048】このように、鍋温度センサ21や蓋温度セン
サ42の断線や短絡といった、調理加熱を停止する必要の
ある検知手段の故障とは異なり、調理を中止するほどで
はないものの、検知手段の取付けや、特性などに異常が
あり、それが要因となって調理性能の悪化を生じている
ときに、その内容を異常検知データとして異常検知デー
タ記憶手段91に記憶し、調理加熱終了の後にその内容を
LCD51で表示確認できるようにしてあるので、調理性
能に不満がある場合に、その原因が検知手段にあること
を容易に行なうことができる。また、従来点検が困難で
あったマイクロコンピュータを応用した複雑な加熱制御
を行なう各種の加熱調理器であっても、前記検知手段に
対する異常検知により、容易に検知手段の点検および確
認が可能になり、修理サービスマンの個人技量に拘ら
ず、精度の高い点検および確認が可能となる。これによ
り、調理不満の原因が解明されず、鍋温度センサ21や蓋
温度センサ42、または各種基板をそのまま全交換すると
いったことが防止され、使用者の経済的負担の低減が図
れる。
【0049】つまり、加熱手段である加熱コイル23にて
調理加熱を開始した後、第1の検知手段である蓋温度セ
ンサ42にて蒸気発生に伴う所定温度を検知したときに、
記第2の検知手段である鍋温度センサ21の検知温度が調
理加熱終了の所定温度以下であった場合、あるいは、鍋
温度センサ21の検知温度が調理加熱終了の所定温度を検
知したときに、蓋温度センサ42が蒸気発生に伴う所定温
度以下であった場合に各々異常検知を行ない、調理加熱
の終了後に、各異常検知の状況を表示手段であるLCD
51にて表示できるように構成してあるので、製品が故障
に至らない状態であっても、鍋温度センサ21および蓋温
度センサ42の異常検知により、動作状態の確認を容易に
かつ精度良く行なうことができる。また、異常検知が行
われても、食事ができなくなるなどの実用上の障害がな
い。
【0050】なお、本実施例では、炊飯終了後にメニュ
ースイッチ60を押すことで、異常検知の内容を表示でき
るように構成しているが、操作はこれに限定されること
ではなく、表示形態も図15および図16のものに限定
されることはない。また、実施例のものとは異なり、例
えば通常の炊飯が終了した後に保温に移行したら、メニ
ュースイッチ60を押さなくても、炊飯中の異常検知内容
をLCD51にて表示するようにしてもよく、さらに、メ
ニュースイッチ60から指を離しただけでは異常検知の表
示が切替わらず、別の例えば切スイッチ59を押した場合
に、LCD51にて保温経過時間の表示を行なうようにし
てもよい。こうすれば、使用者は調理加熱終了の段階
で、直ぐに検知手段の異常により炊き上がりが悪くなっ
ていることに気付き、早期に修理依頼を行える効果が得
られる。
【0051】ところで、通常の調理加熱を利用して、調
理加熱時間や各検知手段の動作状態の確認を行なうよう
にした上記構成のものでは、調理加熱を開始してから終
了するまでの間に、ある程度の時間を要するため、検査
に時間がかかるという問題がある。これは、通常の調理
加熱を行なう場合、加熱コイル23を常時最大の加熱量で
連続通電していないことに起因する。
【0052】そこで、本実施例では、調理加熱を行なう
調理加熱制御手段たる炊飯制御手段81の他に、加熱手段
である加熱コイル23を最大の加熱量で連続通電する特殊
加熱制御手段85を備え、この特殊加熱制御手段85による
特殊加熱中に、前記調理時間計時手段88による特殊加熱
動作時間の計時や、前記鍋温度センサ21および蓋温度セ
ンサ42の異常検知を行なうように構成している。したが
って、この特殊加熱制御手段85による特殊加熱を行なえ
ば、短時間で製品の動作状態の確認を行なうことがで
き、例えば、調理性能に不満があり、修理サービスマン
が点検を行なう際に、短時間で点検および確認を行なう
ことが可能になる。また、前記異常検知が行われた場合
は、特殊加熱制御手段85による特殊加熱を停止し、異常
検知の内容をLCD51にて表示するようにしているの
で、特殊加熱の時間が無用に長くならず、さらに点検お
よび確認を短時間で行なうことができる。
【0053】さらに、この特殊加熱において異常検知が
行なわれると、異常検知のないようを表示して特殊加熱
が停止した状態となるが、本実施例では操作パネル30の
特定のスイッチである切スイッチ59を操作するだけで、
この異常状態を解除して、切状態に戻ることが可能なの
で、再確認が容易に可能となり、間違いのない点検およ
び確認を行なうことができる。
【0054】また、通常の調理加熱時における異常検知
の有無は、マイクロコンピュータ71のRAMからなる異
常検知データ記憶手段91に毎回累積して記憶するように
することが好ましい。このようにすると、その異常が偶
発的に発生したのか、使用時間が長くなって経時的に発
生したのか、あるいは初期時から発生していたのかが判
定でき、製品開発の資料としても活用できることにな
る。
【0055】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。
【0056】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の加熱調理器は、
調理加熱開始から調理加熱停止までの時間を計時する調
理時間計時手段と、調理加熱中または調理加熱停止後に
前記調理時間計時手段による調理加熱時間を表示可能と
した表示手段とを備えたものであり、製品が故障に至ら
ない状態であっても、調理加熱時間を計時し表示するこ
とで、動作状態の確認を容易にかつ精度良く行なうこと
ができる。
【0057】また、本発明の請求項2記載の加熱調理器
は、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被加熱物から
の蒸気発生を検知する第1の検知手段と、前記被加熱物
の温度を検知する第2の検知手段と、表示手段とを備
え、前記加熱手段にて調理加熱を開始した後、前記第1
の検知手段にて蒸気発生に伴う所定温度を検知したとき
に、前記第2の検知手段の検知温度が調理加熱終了の所
定温度以下であった場合、あるいは、前記第2の検知手
段の検知温度が調理加熱終了の所定温度を検知したとき
に、前記第1の検知手段が蒸気発生に伴う所定温度以下
であった場合に各々異常検知を行ない、調理加熱の終了
後に、各異常検知の状況を前記表示手段にて表示可能に
構成したものであり、製品が故障に至らない状態であっ
ても、第1の検知手段および第2の検知手段の異常検知
により、動作状態の確認を容易にかつ精度良く行なうこ
とができる。また、異常検知が行われても、食事ができ
なくなるなどの実用上の障害がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器の一実施例を示す炊飯器の
機能構成を表わしたブロック図である。
【図2】同上炊飯器の全体断面図である。
【図3】同上操作パネルの正面図である。
【図4】同上電気的構成を示すブロック図である。
【図5】同上炊飯時の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】同上炊飯時の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】同上保温時の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【図8】同上特殊加熱時の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図9】同上特殊加熱時の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図10】同上特殊加熱時において異常検知が成された
後の動作手順を示すフローチャートである。
【図11】同上時計時刻を表示している状態の操作パネ
ルの正面図である。
【図12】同上むらし残時間を表示している状態の操作
パネルの正面図である。
【図13】同上保温経過時間を表示している状態の操作
パネルの正面図である。
【図14】同上炊飯時間を表示している状態の操作パネ
ルの正面図である。
【図15】同上異常検知を表示している状態の操作パネ
ルの正面図である。
【図16】同上異常検知を表示している状態の操作パネ
ルの正面図である。
【図17】同上特殊加熱において、その加熱時間を表示
している状態の操作パネルの正面図である。
【図18】同上炊飯および保温時の加熱タイミングと温
度の経時変化を示すグラフである。
【符号の説明】
21 鍋温度センサ 23 加熱コイル(加熱手段) 42 蓋温度センサ 51 LCD(表示手段) 88 調理時間計時手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理加熱開始から調理加熱停止までの時
    間を計時する調理時間計時手段と、調理加熱中または調
    理加熱停止後に前記調理時間計時手段による調理加熱時
    間を表示可能とした表示手段とを備えたことを特徴とす
    る加熱調理器。
  2. 【請求項2】 被加熱物を加熱する加熱手段と、前記被
    加熱物からの蒸気発生を検知する第1の検知手段と、前
    記被加熱物の温度を検知する第2の検知手段と、表示手
    段とを備え、前記加熱手段にて調理加熱を開始した後、
    前記第1の検知手段にて蒸気発生に伴う所定温度を検知
    したときに、前記第2の検知手段の検知温度が調理加熱
    終了の所定温度以下であった場合、あるいは、前記第2
    の検知手段の検知温度が調理加熱終了の所定温度を検知
    したときに、前記第1の検知手段が蒸気発生に伴う所定
    温度以下であった場合に各々異常検知を行ない、調理加
    熱の終了後に、各異常検知の状況を前記表示手段にて表
    示可能に構成したことを特徴とする加熱調理器。
JP34393596A 1996-12-24 1996-12-24 加熱調理器 Pending JPH10179381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34393596A JPH10179381A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34393596A JPH10179381A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10179381A true JPH10179381A (ja) 1998-07-07

Family

ID=18365388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34393596A Pending JPH10179381A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10179381A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017051433A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 三菱電機株式会社 加熱調理器及び加熱調理システム
KR20170071854A (ko) * 2015-12-16 2017-06-26 주식회사 대유위니아 전기밥솥의 제어방법
CN114924136A (zh) * 2021-07-13 2022-08-19 漳州众环科技股份有限公司 一种产品定时功能的智能测试系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017051433A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 三菱電機株式会社 加熱調理器及び加熱調理システム
KR20170071854A (ko) * 2015-12-16 2017-06-26 주식회사 대유위니아 전기밥솥의 제어방법
CN114924136A (zh) * 2021-07-13 2022-08-19 漳州众环科技股份有限公司 一种产品定时功能的智能测试系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005046492A (ja) 炊飯器
JP2007050164A (ja) 炊飯器
JP3891155B2 (ja) 電気炊飯器
JP2004201804A (ja) 電気炊飯器
JP2002102062A (ja) おでん販売用加熱保温器
JP3954921B2 (ja) 圧力炊飯器
JP3038695B2 (ja) 調理装置
JP3954922B2 (ja) 圧力炊飯器
JPH09140574A (ja) 調理器
JP2639329B2 (ja) 電磁炊飯器
JPH0788041A (ja) 炊飯器
JPH064853Y2 (ja) 炊飯器
JP2000070132A (ja) 炊飯器
JP3444260B2 (ja) 炊飯器
JP2742844B2 (ja) 炊飯ジャー及び炊飯容量判定方法
JP3448859B2 (ja) 炊飯器
AU2012265568B2 (en) Improved temperature sensor for an electric kettle
JPH10337249A (ja) ジャー炊飯器
JP2005046491A (ja) 炊飯器
JPH0560731B2 (ja)
JPH064852Y2 (ja) 炊飯器
JP3864926B2 (ja) 省エネ保温方法とそれを適用した電気貯湯容器
JP4052328B2 (ja) 省エネ保温方法とそれを適用した電気貯湯容器
JP3034166B2 (ja) 炊飯器
JPH09201276A (ja) 調理器