JPH10179528A - 脈波解析装置 - Google Patents

脈波解析装置

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JPH10179528A
JPH10179528A JP34890796A JP34890796A JPH10179528A JP H10179528 A JPH10179528 A JP H10179528A JP 34890796 A JP34890796 A JP 34890796A JP 34890796 A JP34890796 A JP 34890796A JP H10179528 A JPH10179528 A JP H10179528A
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JP
Japan
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pulse wave
index
living body
waveform
pulse
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Application number
JP34890796A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Amano
和彦 天野
Kazuo Uebaba
和夫 上馬場
Hitoshi Ishiyama
仁 石山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脈の左右差に基づいて生体の状態を解析す
る。 【解決手段】 左右脈波検出部17,30によって左右
の脈波波形が検出されると、これらに基づいて左右脈波
周波数解析部13,14は左右脈波のスペクトラムを各
々解析する。この後、CPU10は、解析結果に基づい
て左右脈波歪率を各々算出し、それらの差をグレーディ
ングして指標データを生成する。そして指標データに応
じた表示データをROM11から読み出して、これを表
示制御回路19に転送し、デイスプレイ20に診断結果
を表示させる。この場合、脈波の歪率は、滑脈、平脈、
弦脈といった脈象に強い相関があるので、被験者は、体
調や疾患の程度を知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】左右の脈から人の健康を診断
するのに好適な脈波解析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】東洋伝承医学の一つである中国医学で
は、脈診と呼ばれる生体の診断方法が行われている。医
師は、手首の内側に指をあて、指で感ずる脈のありよう
によって、五臓六腑の病は勿論、生体の状態までも診断
できるとされる。しかし、脈診は長い経験を土台にしな
ければならず、この診断技術を完全に伝え受けることは
困難である。このため、人体から脈の波形を採取した脈
波を、西洋医学の立場から科学的に補足し、生体の状態
を判定するのに役立てようとする研究がなされている。
【0003】代表的な脈波波形として図26(a)〜図
26(c)に示す平脈,滑脈,弦脈の3種類のタイプを
挙げておく。ここで、平脈は「平人」すなわち正常な健
康人の脈象であり、その波形例を図26(a)に示す。
図のように、平脈はゆったりとして緩和であり、リズム
が一定で乱れが少ないことが特徴である。一方、滑脈は
血流状態の異常に原因するもので、浮腫,肝腎疾患,呼
吸器疾患,胃腸疾患,炎症性疾患などの病気で脈の往来
が非常に流利,円滑になって生じる。滑脈の代表的波形
を図26(b)に示す。図のように、滑脈の波形は急に
立ち上がってのちすぐに下降し、大動脈切痕が深く切れ
込むと同時にその後の弛期峰が通常よりもかなり高いの
が特徴である。他方、弦脈は血管壁の緊張度の上昇に原
因するもので、肝胆疾患,皮膚疾患,高血圧,疼痛性疾
患などの病気で現れる。これは、自律神経系の緊張で血
管壁が緊張し弾力性が減少して、拍出された血液の拍動
の影響があらわれにくくなったことに原因すると考えら
れる。弦脈の代表的波形例を図26(c)に示す。図の
ように、弦脈の波形は急激に立ち上がってすぐに下降せ
ず高圧の状態が一定時間持続するのが特徴である。な
お、図26(a)〜図26(c)のグラフにおいて、縦
軸は血圧BP(mmHg),横軸は時間t(秒)であ
る。
【0004】以上説明したことからわかるように、脈波
波形の解析によって脈波が例えば平脈,滑脈,弦脈の何
れかであるかを特定することで、患者の具体的な疾患を
決定したり患者の体調の診断を行うことが可能となるの
である。ところで、中医脈診にあっては、脈は左右各々
について診断され、それらの差のありようによって、よ
り高度な診断が行われる。このような脈波の左右差を計
測する装置として、脈波計測装置(特開平5−3008
84)が知られている。この装置にあっては、左右の手
首に圧力センサを装着し、圧力センサからの出力レベル
の最大値を各々検出し、検出結果の差分を減算器で求め
ている。そして、差分信号を脈波計測データとして出力
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の脈波計
測装置では、脈波の最大レベルの左右差のみが検出され
るので、脈波波形の相違を完全に把握することができな
い。例えば、最大レベルに左右差がなくとも、波形の形
が相違することがある。また、生体の動脈の経路は左右
で異なるから、健康な状態でも血圧には、10mmHg程
度の左右差がある。したがって、単に最大レベルの左右
差を計測しても、これに基づいて生体の状態を特定する
ことはできない。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、生体の状態が判定できるように脈波の相違
を検出することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、生体左側の動脈
の脈動を第1脈波信号として検出する第1の脈波検出部
と、生体右側の動脈の脈動を第2脈波信号として検出す
る第2の脈波検出部と、前記第1脈波信号に前記生体の
心拍周期に同期した波形全体の形状を示す指標を抽出す
る処理を施して、前記生体の状態を示す第1指標データ
を算出する第1の指標算出手段と、前記第2脈波信号に
前記生体の心拍周期に同期した波形全体の形状を示す指
標を抽出する処理を施して、前記生体の状態を示す第2
指標データを算出する第2の指標算出手段と、前記第1
指標データと前記第2指標データの差分に基づいて差分
データを算出する差分算出手段と、前記差分データをグ
レーディングして診断データを生成するデータ生成手段
とを備えることを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明にあっては、
生体左側の動脈の脈動を第1脈波信号として検出する第
1の脈波検出部と、生体右側の動脈の脈動を第2脈波信
号として検出する第2の脈波検出部と、前記第1脈波信
号に一定の処理を施して、前記生体の状態を示す第1指
標データを算出する第1の指標算出手段と、前記第2脈
波信号に前記一定の処理を施して、前記生体の状態を示
す第2指標データを算出する第2の指標算出手段と、前
記第1指標データと前記第2指標データの比に基づいて
比データを算出する比算出手段と、前記比データをグレ
ーディングして診断データを生成するデータ生成手段と
を備えることを特徴とする。
【0009】また、請求項3に記載の発明にあっては、
生体左側の動脈の脈動を第1脈波信号として検出する第
1の脈波検出部と、生体右側の動脈の脈動を第2脈波信
号として検出する第2の脈波検出部と、前記第1脈波信
号に一定の処理を施して、前記生体の状態を示す第1指
標データを算出する第1の指標算出手段と、前記第2脈
波信号に前記一定の処理を施して、前記生体の状態を示
す第2指標データを算出する第2の指標算出手段と、前
記第1指標データと前記第2指標データの組み合わせに
基づいて、診断データを生成するデータ生成手段とを備
えることを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の発明にあっては、
前記第1の指標算出手段は、前記第1脈波信号の周波数
スペクラムに基づいて第1指標データを算出し、前記第
2の指標算出手段は、前記第2脈波信号の周波数スペク
ラムに基づいて第2指標データを算出することを特徴と
する。また、請求項5に記載の発明にあっては前記第1
の指標算出手段は、前記第1脈波信号の周波数スペクラ
ムに基づいて歪率を第1指標データとして算出し、前記
第2の指標算出手段は、前記第2脈波信号の周波数スペ
クラムに基づいて歪率を第2指標データとして算出する
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項6に記載の発明にあっては、
前記第1の指標算出手段は、前記第1脈波信号に基づい
て前記生体の循環系をモデル化した等価回路のパラメー
タを前記第1指標データとして算出し、前記第2の指標
算出手段は、前記第2脈波信号に基づいて前記生体の循
環系をモデル化した等価回路のパラメータを前記第2指
標データとして算出することを特徴とする。
【0012】また、請求項7に記載の発明にあっては、
前記第1の指標算出手段は、前記第1脈波信号の各ピー
ク情報に基づいて前記第1指標データを算出し、前記第
2の指標算出手段は、前記第2脈波信号の各ピーク情報
に基づいて前記第2指標データを算出することを特徴と
する。
【0013】また、請求項8に記載の発明にあっては、
前記第1脈波検出部は、生体左側の動脈の脈動を圧力に
よって検出する第1圧力センサからなり、前記第2脈波
検出部は、生体右側の動脈の脈動を圧力によって検出す
る第2圧力センサからなることを特徴とする。
【0014】また、請求項9に記載の発明にあっては、
前記第1脈波検出部は、生体左側の動脈の検出部位に光
を照射し、その光を受光して得た受光信号を第1脈波信
号として検出し、前記第2脈波検出部は、生体右側の動
脈の検出部位に光を照射し、その光を受光して得た受光
信号を第2脈波信号として検出することを特徴とする。
【0015】また、請求項10に記載の発明にあって
は、前記第1脈波検出部および前記第2脈波検出部は、
波長が300nmから700nmの光を生体の検出部位
に照射し、その反射光を受光して受光信号を検出するこ
とを特徴とする。また、請求項11に記載の発明にあっ
ては、前記第1脈波検出部および前記第2脈波検出部
は、波長が600nmから1000nmの光を生体の検
出部位に照射し、その透過光を受光して受光信号を検出
することを特徴とする。
【0016】また、請求項12に記載の発明にあって
は、前記第1の指標データと前記第2の指標データのう
ち少なくとも一方を記憶する記憶手段と、前記第1脈波
検出部と前記第2脈波検出部を兼用する脈波検出部とを
備えることを特徴とする。また、請求項13に記載の発
明にあっては、前記診断データに基づいて、診断結果を
告知する告知手段を備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
A.実施形態の機能構成 まず、本発明の一実施形態に係わる脈波解析装置の機能
を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施形
態に係わる脈波解析装置の機能ブロック図である。図に
おいて、f1は第1の脈波検出部であって、生体左側の
動脈の脈動を第1脈波信号MDaとして検出する。ま
た、f2は第2の脈波検出部であって、生体右側の動脈
の脈動を第2脈波信号MDbとして検出する。f3は第
1の指標算出手段であって、第1脈波信号MDaに前記
生体の心拍周期に同期した波形全体の形状を示す指標を
抽出する処理を施して、前記生体の状態を示す第1指標
データXaを算出する。また、f4は第2の指標算出手
段であって、第2脈波信号MDbに前記生体の心拍周期
に同期した波形全体の形状を示す指標を抽出する処理を
施して、前記生体の状態を示す第2指標データXbを算
出する。このように第1,第2の指標データMDa,M
Dbは、いずれも脈波波形全体の形状から抽出される指
標であるので、生体の状態を適切に表すことができる。
【0018】また、f5は差分算出手段であって、第1
指標データXaと第2指標データXbの差分に基づいて
差分データYを算出する。また、f6はデータ生成手段
であって、差分データYをグレーディングして診断デー
タSDを生成する。これにより、生体の状態が左右でバ
ランスしている程度を知ることができる。また、f7は
告知手段であって、診断結果を告知する。これにより、
操作者は診断結果を知ることができる。なお、差分算出
手段f5の替わりに、第1指標データXaと第2指標デ
ータXbの差分に基づいて比データYを算出する比算出
手段を用いてもよい。この場合には、左右の比に基づい
て診断を行うことができる。また、データ生成手段f6
は、第1指標データXaと第2指標データXbの組み合
わせに基づいて、診断データSDを生成してもよい。
【0019】B.第1実施形態 第1実施形態は、脈波波形の歪率が、滑脈、平脈、弦脈
といった脈の種類と強い相関関係がある点に着目し、左
右脈波波形の歪率の差をグレーディングすることによっ
て、生体の状態を解析するものである。
【0020】1.原理 東洋伝承医学において、生体の状態は脈波波形によって
診断されることは、従来の技術で述べた通りである。脈
波波形が滑脈、平脈、弦脈のいずれに該当するかは、波
形全体から判断される。本発明者は、多数の被験者の脈
波波形を測定し、これを解析することによって、その歪
率と脈の種類には強い相関関係があることを見いだし
た。
【0021】ここで、歪率dは、脈波波形を周波数解析
して得た脈波スペクトルによって定義され、以下の式で
与えられる。 歪率d=√(I2 2+I3 2+・・・+In 2)/I1 但し、I1は基本波の振幅、I2,I3,... ,Inはそれ
ぞれ脈波の2次,3次,...n次の高調波の振幅であ
る。
【0022】図27に、歪率dと代表的な脈波波形であ
る平脈,滑脈,弦脈(前掲した図26(a)〜図26
(c)を参照)との関係を示す。同図は平脈35例,滑
脈21例,弦脈22例について解析した結果である。こ
の図において、平脈は歪が0.907を中心として上下
に0.053程度の偏差がある。滑脈は歪が平脈の歪よ
り大きく、1.013を中心として上下に0.148の
偏差がある。弦脈の歪は三者のうち最も小さく、平均が
0.734で上下に0.064程度の偏差がある。な
お、平脈、滑脈および弦脈の歪の大小関係をt検定で検
定した結果、危険率が0.05以下で有為差が認められ
ている。このことから、歪率dは、脈波の種類を表す指
標となり得ることがわかる。
【0023】ところで、生体の左側から検出される左脈
波波形と右側から検出される右脈波波形は、健康な状態
であれば、ほぼ同一の形状をしている。これは、一対の
肺、一対の手足といったように生体は左右対称にできて
おり、左右の生体機能がバランスしているからである。
しかし、例えば、生体の左側に腫瘍等の疾患があると、
腫瘍によって血管が圧迫され生体機能のバランスが崩れ
る。このため、左右で血液流の相違が生じ、左右脈波波
形の形状が異なるものとなる。一方、上述したように脈
波波形の歪率dは、生体の状態を表す脈の種類と強い相
関がある。したがって、脈波波形の歪率dを左右で比較
することによって、生体の状態を知ることができる。す
なわち、左脈波波形の歪率dと右脈波波形の歪率dの差
は、健康の程度を表しており、両者の差が少ない程健康
であり、両者の差が大きくなるにつれ、疾患の疑いが高
いといえる。
【0024】2.第1実施形態の構成 本発明の一実施形態に係わる脈波解析装置の構成を図面
を参照しつつ説明する。 2−1:第1実施形態の外観構成 図2は第1実施形態に係わる脈波解析装置の外観構成を
示す斜視図である。この図に示すように、脈波解析装置
は、腕時計形状をした左脈波検出装置1と右脈波検出装
置2から構成される。左右脈波検出装置1,2には、一
対のバンド144,144が設けられており、その一方
の締着具145の締め付け側には、圧力センサ130の
弾性ゴム131が突出して設けられている。締着具14
5を備えるバンド144は、圧力センサ130による検
出信号を供給するべくFPC(Flexible Printed Circu
it)基板を軟性プラスチックで被覆した構造(詳細は図
示省略)となっている。また、締着具145の締め付け
側と反対側には、赤外線インターフェースが設けられて
いる。これにより、被験者が左右の手首の内側を向かい
合わせるようにすれば、左右脈波検出装置1,2間で通
信することができる。したがって、被験者に負担をかけ
ることなく、楽な姿勢で脈波の測定が行われる。
【0025】また、左脈波検出装置1には、左右の脈波
を解析する電気的構成の主要部が組み込まれており、左
右脈波の比較等の解析は、左脈波検出装置1にて行われ
る。また、左脈波検出装置1には、表示部が設けられて
いるが、右脈波検出装置2には表示部が設けられていな
い。右脈波検出装置2に表示部を設けなかったのは、左
脈波検出装置1の表示部によって測定結果を知ることが
できれば、被験者にとって十分だからである。
【0026】この左脈波検出装置1は、使用時において
は、図3(a)および図3(b)に示すように、締着具
145に設けられた弾性ゴム131が橈骨動脈143の
近傍に位置するべく、腕時計146が被験者の左腕14
7に巻回される。このため、脈波を恒常的に検出するこ
とが可能となる。なお、この巻回については通常の腕時
計の使用状態と何等変わることがない。こうして弾性ゴ
ム131が、被験者の橈骨動脈143近傍に押圧される
と、該動脈の血流変動(すなわち脈波)が弾性ゴム13
1を介して圧力センサ130に伝達され、圧力センサ1
30はこれを血圧として検知する。
【0027】2−2:第1実施形態の電気的構成 次に、脈波解析装置の電気的構成を図4を参照して説明
する。図4は脈波解析装置の電気的構成を示すブロック
図である。左脈波検出装置1は、以下の部分から構成さ
れる。10はCPU(中央演算処理装置)であって、各
構成部分とバスを介して接続され、装置全体を制御す
る。12はRAMであって、CPU10の作業領域とし
て用いられる他、計測結果がここに格納される。13は
ROMであって、そこには装置全体を制御するためのプ
ログラムの他、差分データYと診断データSDとの関係
を示す診断テーブルTBが格納されている。
【0028】13は左脈波解析部であって、被験者の左
手首から検出される左脈波信号の周波数解析を行う。一
方、14は右脈波解析部であって、被験者の右手首から
検出される右脈波信号の周波数解析を行う。周波数解析
には各種の手法があるが、この例にあっては、脈波波形
にFFT(高速フーリエ変換)を施し、スペクトル解析
を行うようになっている。左,右脈波解析部13,14
は、脈波波形に基づいて、スペクトル解析を行い、基本
波振幅I1の他、2次,3次,...n次の高調波の振幅
2,I3,... ,Inを各々算出する。CPU1は各振
幅に基づいて、演算を行い歪率dを求める。なお、以下
の説明においては、左脈波信号の歪率を左脈波歪率d
L、右脈波信号の歪率を右脈波歪率dRで表すことにす
る。
【0029】また、15は操作部であって、脈波計測開
始の指示等を入力する手段として機能する。また、16
はI/Oインターフェースであり、図示せぬ外部機器と
の間で通信を行う。これにより、RAM12に格納され
た計測結果をコンピュータでより詳細に解析することが
可能となる。また、17は左脈波検出部であって、上述
した圧力センサ130から構成される。左脈波検出部1
7で検出された左脈波信号は、A/D変換器18でデジ
タル信号に変換され、バスに供給される。また、19は
表示制御回路であって、CPU10から転送された表示
データに基づいてディスプレイ20を制御する。ディス
プレイ20には操作指示や計測結果等が表示され、これ
によって、被験者は健康の度合を知ることができる。
【0030】また、21は赤外線インターフェースであ
って、赤外線を用いて右脈波解析装置2との間で通信を
行う。右脈波検出装置2にあっては、右脈波検出部30
で右脈波信号が検出され、これがA/D変換器を介して
赤外線インターフェース32に供給されると、赤外線イ
ンターフェース32は、右脈波信号を左脈波検出装置1
に転送するようになっている。
【0031】これにより、左,右脈波周波数解析部1
3,14が左右脈波信号の周波数スペクトルを各々解析
すると、解析結果がCPU10に転送される。CPU1
0はスペクトルの各振幅成分から左右脈波歪率dL,d
Rを各々算出する。そして、左右脈波歪率dL,dRの
差分をグレーディングするため、以下の演算を行い、差
分データYを算出する。 X=|dL−dR|/MAX(dL,dR)
【0032】ここで、|dL−dR|は、左右脈波歪率
dL,dRの差分の絶対値を表しており、また、MAX
(dL,dR)は左右脈波歪率dL,dRのうちいずれ
か大きい方を表している。したがって、差分データY
は、左脈波歪率dLに対する左右脈波歪率dL,dRの
差分の割合を示している。
【0033】こうして、差分データYが生成されると、
CPU10はROM11に格納されている診断テーブル
TBを参照して、診断データSDを生成する。この例の
診断テーブルTBは差分データYを4段階にグレーティ
ングするようになっている。具体的には、図28に示す
ように、差分データYが5%未満であれば、診断データ
SDはレベル1を指示し、差分データYが5〜10%で
あれば診断データSDはレベル2を指示し、差分データ
Yが10%〜20%以上であれば診断データSDはレベ
ル3を指示し、差分データYが20%以上であれば診断
データSDはレベル4を指示するように診断テーブルT
Bを構成している。
【0034】ここで、レベル1ならば、左右差が少ない
のでやや良いと、また、レベル2であれば普通と、レベ
ル3であれば左右差が比較的大きいので、やや悪いと、
レベル4であれば左右差が大きいので悪いと診断するこ
とができる。尚、レベル4の場合、自律神経失調症など
の疾患の可能性ありと診断することができる。この例で
は、診断データSDが生成されると、CPU10はRO
M11にアクセスし、診断データSDに対応する表示デ
ータを読み出し、これを表示制御回路19に転送する。
例えば、診断データSDがレベル3であれば、表示制御
回路19はデイスプレイ20に、「健康に要注意」とい
った診断結果を表示させる。
【0035】ここで、上述した機能構成と、第1実施形
態の構成の関係を説明する。左脈波検出部17は第1の
脈波検出部f1、右脈波検出部30は第2の脈波検出手
段f2に対応する。また、左脈波周波数解析13と右脈
波周波数解析部14は、脈波波形の全体形状から周波数
成分を解析するものであるから、第1の指標算出手段f
3と第2の指標算出手段f4に各々対応する。そして、
左右脈波歪率dL,dRは、第1,第2指標データX
a,Xbに各々対応する。また、CPU10は左右脈波
歪率dL,dRの差分に基づいて差分データYを生成す
るので、差分算出手段f5に対応する。また、CPU1
0は差分データYにグレーティングを施して診断データ
SDを生成するから、データ生成手段f6にも対応す
る。また、ディスプレイ20は診断結果を映像によって
告知するので、告知手段f7に対応する。
【0036】3.第1実施形態の動作 第1実施形態に係わる脈波解析装置の動作を図面を参照
しつつ説明する。図4において、まず、左右脈波検出装
置1,2を被験者の左右の手首に各々装着し、橈骨動脈
に圧力センサが当たるのを確認した後、操作部15を操
作して計測開始指示を入力すると、左右脈波の計測が開
始される。
【0037】この後、左右脈波検出部17,30が左右
脈波信号を検出すると、左右脈波検出部17,30は、
これらの信号を左右周波数解析部13,14に各々転送
する。左右周波数解析部13,14が所定期間の左右脈
波信号に基づいて各スペクトラムを算出しこれらをCP
U10に転送すると、CPU10は左右脈波歪率dL,
dRを各々演算し、これに基づいて差分データYを算出
する。この後、CPU10は、ROM11に格納されて
いる診断テーブルTBを参照して診断データSDを生成
し、これを表示制御回路19に転送する。表示制御回路
19は診断データSDに基づいて、ディスプレイ20に
診断結果を表示させる。
【0038】次に、脈波解析装置による診断例を具体的
に説明する。脈波測定時に自律神経失調症と医師によっ
て診断された被験者の左右脈波波形の一例を図5に示
す。同図(a)は左脈波波形を、同図(b)は左脈波波
形と同時に検出された右脈波波形を示したものである。
この場合、左脈波波形は平脈、右脈波波形は弦脈を示し
ており、左右差が顕著であることが分かる。このように
左右の脈波波形が大きく相違すると、左右脈波歪率d
L,dRの差分|dL−dR|が大きくなり、これに伴
い差分データYの値も大きくなる。この例では、左右脈
波周波数解析部13,14によって左脈波歪率dLは略
0.9、右脈波歪率dRは略0.7と解析された。この
解析結果に基づいてCPU10は差分データYを、 X=|0.9−0.7|/MAX(0.9,0.7)=
0.22 と算出する。すなわち、差分データYの値は22%とな
る。このため、診断データSDはレベル3となり、デイ
スプレイ20には、「自律神経失調症などの疾患の可能
性があります」と表示される。これにより、被験者は自
分の健康状態を知ることができる。
【0039】このように本実施形態にあっては、脈波波
形の最大値のようにその一部から得られるものを指標と
するのではなく、脈波波形の全体形状が得られる歪率を
用いて左右差を算出し、これに基づいて診断データSD
を生成した。この場合、脈波波形の歪率は、中医脈診の
脈象と強い相関があるので、本実施形態の脈波解析装置
によれば、中医脈診を加味しつつ、生体の機能が左右で
バランスしている程度を判定することができ、生体の状
態を正確に把握することが可能となる。
【0040】C.第2実施形態 1.原理 1−1:概要 人体の循環系の挙動を表す指標として循環動態パラメー
タが知られている。循環動態パラメータは、人体の循環
系を電気的モデルに置き換えたものである。本発明者
は、動脈系の電気的モデルとして四要素集中定数モデル
を採用することとした。四要素集中定数モデルとは、人
体の循環系の挙動を決定する要因のうち、動脈系中枢部
での血液による慣性,動脈系中枢部での血液粘性による
血管抵抗(粘性抵抗),動脈系中枢部での血管のコンプ
ライアンス(粘弾性)及び動脈系末梢部での血管抵抗
(粘性抵抗)の4つの循環動態パラメータに着目し、こ
れらを電気回路としてモデリングしたものである。な
お、コンプライアンスとは血管の軟度(粘弾性)を表わ
す量である。例えば、老化が進むと血管の弾性が失われ
るため、コンプライアンスは老化を示す指標と捉えるこ
とができる。
【0041】これらの循環動態パラメータは、後述する
ように脈波波形を解析することによって求めることがで
きるが、人体の循環系は略左右対称にできているため、
循環動態パラメータの左右差は理論上ないことになる。
しかし、自律神経失調症等の疾患があると、人体の循環
機能が左右でバランスを崩し、循環動態パラメータの左
右差が見られるようになる。したがって、左右の脈波波
形を解析して各々循環動態パラメータを求めこれらを比
較すると、人体の状態を判定することができる。
【0042】図6に四要素集中定数モデルの回路図を示
すとともに、以下に四要素集中定数モデルを構成する各
素子と上記各パラメータとの対応関係を示す。 インダクタンスL : 動脈系中枢部での血液の慣性 〔dyn・s2/cm5〕 静電容量C : 動脈系中枢部での血管のコンプライアンス 〔cm5/dyn〕 電気抵抗Rc : 動脈系中枢部での血液粘性による血管抵抗 〔dyn・s/cm5〕 電気抵抗Rp : 動脈系末梢部での血液粘性による血管抵抗 〔dyn・s/cm5〕 この電気回路内の各部を流れる電流i,iP,icは、各
々対応する各部を流れる血流〔cm3/s〕に相当し、この
電気回路に印加される入力電圧eは大動脈起始部の圧力
〔dyn/cm2〕に相当する。また、静電容量Cの端子電圧
Pは橈骨動脈部等の動脈系末梢部における圧力〔dyn/c
m2〕に相当する。
【0043】1−2:パラメータ算出の手順 1−2−1:四要素集中定数モデルの応答特性の近似式 次に、図6に示す四要素集中定数モデルの挙動について
の理論的説明を行う。まず、同図に示す四要素集中定数
モデルにおいては、下記微分方程式が成立する。 e=Rci+L(di/dt)+vp …(1) ここで、電流iは、 i=ic+ip =C(dvp/dt)+(vp/Rp) …(2) と表わすことができるから、上記式(1)は下記式
(3)のように表わすことができる。 e=LC(d2p/dt2)+{RcC+(L/Rp)}(dvp/dt) +(1+(Rc/Rp))vp …(3)
【0044】周知の通り、上記式(3)によって示され
るような2次の定係数常微分方程式の一般解は、上記式
(3)を満足する特殊解(定常解)と、下記微分方程式
を満足する過渡解との和によって与えられる。 0=LC(d2p/dt2)+{RcC+(L/Rp)}(dvp/dt) +(1+(Rc/Rp))vp …(4) ここで、微分方程式(4)の解は次のようにして得られ
る。まず、微分方程式(4)の解として下記式(5)に
よって表わされる減衰振動波形を仮定する。 vp=Aexp(st) …(5) この式(5)を式(4)に代入すると、式(4)は次の
ように表わされることとなる。 {LCs2+(RcC+(L/Rp))s+(1+(Rc/Rp))}vp=0 …(6)
【0045】そして、上記式(6)をsについて解く
と、 s={−(RcC+(L/Rp)) ±√((RcC+(L/Rp))2−4LC(1+(Rc/Rp)))}/2LC …(7) となる。式(7)において (RcC+(L/Rp))2<4LC(1+(Rc/Rp)) …(8) である場合には第2項の根号√の中が負となり、この場
合、sは以下のように表される。 s={−(RcC+(L/Rp)) ±j√(4LC(1+(Rc/Rp))−(RcC+(L/Rp))2)}/2LC =−α±jω …(9) α=(RcC+(L/Rp))/2LC =(L+RpcC)/2LCRp …(10) ω={√(4LC(1+(Rc/Rp))−(RcC+(L/Rp))2)}/2LC …(11)
【0046】ここで、 A1=LC …(12) A2=(L+RCPC)/Rp …(13) A3=(RC+RP)/Rp …(14) とおくと、上記式(10)および(11)は以下のよう
に表わすことができる。 α=A2/2A1 …(15) ω=√{(A3/A1)−α2} …(16) このようにしてsの値が確定し、上記微分方程式(4)
を満足する解が得られる。以上の知見に基づき、本発明
者は、四要素集中定数モデルの応答波形に含まれる減衰
振動成分を近似する式として上記式(5)を用いること
とした。
【0047】次に、大動脈起始部の圧力波形のモデリン
グを行う。一般に大動脈起始部の圧力波形は図6のよう
な波形である。そこで、ここでは大動脈起始部の圧力波
形を図8(a)に示す三角波で近似することにする。図
8(a)において近似波形の振幅と時間をEo,Em,t
P,tP1 とすると、任意の時刻tにおける大動脈圧eは
次式で表わされる。 0≦t<tP1の区間: e=Eo+Em(1−(t/tP1)) …(17) tP1≦t<tPの区間: e=Eo …(18) このように、大動脈起始部の圧力波を簡単な三角波によ
ってモデリングすると、簡単な演算処理により循環動態
パラメータを算定することができる。なお、Eoは最低
血圧(拡張期血圧)、Eo+Emは最高血圧(収縮期血
圧)であり、tPは1拍の時間、tP1は大動脈圧の立ち
上がりからその圧力が最低血圧値になるまでの時間であ
る。
【0048】そして、上記(17)式および(18)式
によって表わされる電気信号eを図65の等価回路に入
力した時の応答波形vp (橈骨動脈波に対応)をここ
では以下のように近似する。 0≦t<tP1の区間: vP=Emin+B(1−t/tb) +Dm1exp(−αt)sin(ωt+θ1) …(19) tP1≦t<tPの区間: vP=Emin +Dm2・exp{−α(t−tP1)}・sin{ω(t−tP1)+θ2} …(20) ここで、Emin は橈骨動脈波形における最低血圧値(後
掲する図18を参照)である。
【0049】上記式(19)における右辺第3項および
上記式(20)における右辺第2項が既に説明した減衰
振動成分(上記式(5)に対応するもの)であり、これ
らの項におけるαおよびωは上記式(15)および(1
6)により与えられる。なお、B,tb ,Dm1,Dm2
後述する手順にしたがって算出される定数値である。
【0050】1−2−2:四要素集中モデルの各パラメ
ータと橈骨動脈波形との関係 以下、上記式(19)および(20)における各定数の
うち既に確定したαおよびω以外のものについて検討す
る。まず、上記式(17)および(19)を上記微分方
程式(3)に代入すると、下記の式(21)が得られ
る。 E0+Em(1−(t/tp1)) =(1+(Rc/Rp))(Emin+B) −(B/tb)(RcC+(L/Rp))t +{LC(α2−ω2)Dm1−αDm1(RcC+(L/Rp))+Dm1(1+(Rc /Rp))}exp(−αt)sin(ωt+θ1) +{ωDm1(RcC+(L/Rp))−2LCαωDm1}exp(−αt)cos (ωt+θ1) …(21)
【0051】この式(21)が成立するためには以下の
条件が必要である。 E0+Em=(1+(Rc/Rp))(Emin+B) =E0+A3B−(B/tb)A2 …(22) Em/tp1=(B/tb)(1+(Rc/Rp)) =A3・B/tb …(23) LC(α2−ω2)−α(RcC+(L/Rp))+(1+Rc/Rp)=0 …(24) RcC+(L/Rp)=2LCα …(25) なお、上記式のうち式(24)および(25)はαおよ
びωを拘束するものであるが、既に式(15)および
(16)により得られたαおよびωは当然のことながら
これらの式を満足する。
【0052】一方、上記式(18)および(20)を上
記微分方程式(3)に代入すると、下記の式(26)が
得られる。 E0 =(1+(Rc/Rp))Emin +{LC(α2−ω2)Dm2−α(RcC+(L/Rp))Dm2+(1+(Rc/Rp ))Dm2}exp(−α(t−tp1))sin(ω(t−tp1)+θ2) +{ω(RcC+(L/Rp))Dm2−2LCαωDm2}exp(−α(t−tp1 ))cos(ω(t−tp1)+θ2) …(26) この式(26)が成立するためには上記式(24),
(25)が成立することに加え、下記式(27)が成立
することが必要である。 E0=(1+(Rc/Rp))Emin =A3min …(27)
【0053】以上のようにして得られた微分方程式
(3)が成立するための条件式(22)〜(25),
(27)に基づき、式(19)および(20)における
各定数を算定する。まず、Eminは上記式(27)よ
り、 Emin=EO/A3 …(28) 次に式(23)よりBは、 B=(tbm)/(tP13) …(29) となる。次に上記式(22)に上記式(29)を代入し
tbについて解くと、 tb=(tP13+A2)/A3 …(30) となる。
【0054】そして、残った定数Dm1,Dm2,θ1およ
びθ2は、橈骨動脈波形vpがt=0,tp1,tpにおい
て連続性を維持し得るような値、すなわち、下記条件
(a)〜(d)を満足する値が選ばれる。 式(19)のvp(tp1)と式(20)のv
p(tp1)とが一致すること 式(20)のvp(tp)と式(19)のvp(0)
とが一致すること 式(19)および式(20)のt=tp1における微
分係数が一致すること 式(19)のt=0での微分係数および式(20)
のt=tpにおける微分係数が一致すること
【0055】すなわち、Dm1およびθ1は、 Dm1=√{(D11 2+D12 2)}/ω …(31) θ1=tan-1(D11/D12) …(32) なる値が選ばれる。ただし、上記各式において、 D11=(vO1−B−Emin)ω …(33) D12=(vO1−B−Emin)α+(B/t0)+(iO1/C) …(34) であり、vO1とiO2はt=0におけるvPとicの初期値
である。また、Dm2およびθ2は、 Dm2=√(D21 2+D22 2)/ω …(35) θ2=tan-1(D21/D22) …(36) なる値が選ばれる。ただし、上記各式において D21=(vO2−Emin)ω …(37) D22=(vO2−Emin)α+(iO2/C) …(38) であり、vO2とiO2はt=tP1でのvPとicの初期値で
ある。このようにして式(19)および(20)の各定
数が得られた。
【0056】さて、式(16)の角周波数ωから逆算す
ることにより中枢部での血管抵抗RCは、 RC={L−2RP√(LC(1−ω2LC))}/(CRP) …(39) となる。ここで、RCが実数でかつ正となる条件は、 4RP2C/{l+(2ωRPC)2}≦L≦1/(ω2C) …(40) である。一般にRP のオーダは103(dyn・s/cm5)程
度,Cは10-4(cm5/dyn)程度であり、また、ωは脈
波に重畳している振動成分の角周波数であるから10
(rad/s) 以上であるとみてよい。このため、式(4
0)の下限はほぼ1/(ω2C)とみなせる。そこで、
Lを簡略化のため近似的に、 L=1/(ω2C) …(41) とおくと、RCは、 RC=L/(CRP) …(42) となる。また、式(41)および(42)の関係より式
(15)の減衰定数αは、 α=1/(CRP) …(43) となる。(41)式〜(43)式の関係を用いて、αと
ω及び四定数のいずれか1つ、例えば血液の慣性Lを用
いて残りのパラメータを表わすと、 RC=αL …(44) RP=ω2L/α …(45) C=1/(ω2L) …(46) となる。上式(44)〜(46)より、モデルのパラメ
ータはα,ωおよびLが得られることにより確定するこ
とが明らかである。ここで、αとωは橈骨動脈波の実測
波形から得ることができる。一方、Lは1回拍出量SV
に基づいて算出することができる。
【0057】以下、1回拍出量SVに基づくLの算出手
順について説明する。まず、大動脈起始部の圧力波の平
均値E01は以下の式(47)により与えられる。 E01={E0p+(tp1m/2)}/tp …(47) 一方、Rc,Rp,α,ωおよびL間には下記式(48)
が成立する。 Rc+Rp=αL+(ω2L/α)=(α2+ω2)L/α …(48) そして、四要素集中定数モデルを流れる平均電流,すな
わち上記E01 をRc+Rpによって除算したものは、拍
動により動脈を流れる血流の平均値(SV/tp)に相
当するから下記式(49)が成立する。
【0058】 SV/tp =1333.22(1/tp){E0p+(tp1m/2)}α/{(α2+ω2)・L} …(49) なお、上記式(49)における 1333.22 は圧力値の単
位を「mmHg」から「dyn/cm2」に換算するための比例定
数である。このようにして得られた式(49)をLにつ
いて解くことにより、1回拍出量SVからLを求めるた
めの式(50)が以下の通り得られる。 L=1333.22{E0p+(tp1m/2)}α/{(α2+ω2)・SV} …(50)
【0059】1−2−3:四要素集中定数モデルの左右
比への応用 上述したように四要素集中定数モデルの電気抵抗Rc
pおよび静電容量Cは、式(44),(45),(4
6)より Rc=αL,Rp=ω2L/α,C=1/(ω2L) となった。ここで、αとωは、左右の脈波波形から各々
算出できる。またLはインダクタンスであって、上記式
(50)により与えられる。 L=1333.22{E0p+(tp1m/2)}α/{(α2
+ω2)・SV} 式(50)において、E0,tp,tp1,Em,α,ω
は、左右の脈波波形から各々求めることができる。ま
た、SVは心臓から送り出される1回の拍出量である
が、これを測定するためには、図9に示すようにカフを
被験者の上腕部に巻きつけ、カフに加わる圧力変化を1
回拍出量測定部で検出する必要がある。
【0060】しかし、カフを用いると機械的な構成が増
加し、脈波解析装置を小型化することができず、さらに
測定に際して、被験者に負担を強いることになる。とこ
ろで、1回拍出量SVは心臓から送り出される1回の拍
出量であるため、左右の循環動態パラメータで共通す
る。そこで、本実施形態においては1回拍出量SVが共
通する点に着目し、左右の循環動態パラメータの比を生
体の状態を表す指標として採用することにより、1回拍
出量SVの測定を不要としている。以下、この点につい
て説明する。なお、左側の循環動態パラメータおよびE
0等の測定値に添字Lを付し、右側の循環動態パラメータ
およびE0等の測定値に添字Rを付すものとする。
【0061】まず、インダクタンスの左右の比LR/LL
は、式(50)から、以下に示す式(51)で表すこと
ができる。 LR/LL= [{E0RpR+(tp1RmR/2)}αR/{E0LpL+(tp1LmL/2)}αL] *{(αL 2+ωL 2)/(αR 2+ωR 2)} …(51) また、電気抵抗Rc,Rpおよび静電容量Cの左右比は、
式(44)〜(46)より以下に示す式(52)〜(5
4)で表される。 RcR/RcL=(αRR)/(αLL) …(52) RpR/RpL=(ωR 2RαL)/(ωL 2LαR) …(53) CR/CL=(ωL 2L)/(ωR 2R) …(54)
【0062】これらの式(51)〜(54)において、
「SV」の項は、比を算出する際に消去されてしまう。
したがって、1回拍出量SVの測定を不要にでき、後述
するように簡易に脈波解析装置を実現でき、しかも被験
者の負担を軽減できる。
【0063】2.第2実施形態の構成 次に第2実施形態に係わる脈波解析装置の構成を図面を
参照しつつ説明する。なお、第2実施形態の外観構成
は、図2に示す第1実施形態と同様であるので、ここで
は説明を省略し、電気的構成について説明する。図10
は第2実施形態に係わる脈波解析装置に用いられる波形
抽出記憶部とその周辺回路のブロック図である。図10
において、第1実施形態の脈波解析装置と同一の構成に
は同一の符号を付す。なお、第2実施形態に係わる脈波
解析装置には、図示した構成の他、第1実施形態で説明
したROM11,RAM12,操作部15,I/Oイン
ターフェース16、表示制御回路19およびデイスプレ
イ20等がマイクロコンピュータ181(図4のCPU
10に対応)と接続されている。
【0064】波形抽出記憶部180は、脈波波形から循
環動態パラメータを算出するため、その形状を特定する
波形パラメータを抽出する。ここで、1拍分の脈波波形
が図11に示すごとき形状をしているとすれば、波形パ
ラメータを以下のように定義する。なお、図11におい
て縦軸は血圧であり、横軸は時間である。 1拍に対応した脈波が立ち上がってから(以下、この
立ち上がり時刻を脈波開始時刻という)次の拍に対応し
た脈波が立ち上がりを開始するまでの時間t6 脈波内に順次現れる極大点P1,極小点P2,極大点
P3,極小点P4および極大点P5の血圧値y1〜y5 脈波開始時刻以後、上記各点P1〜P5が現れるまで
の経過時間t1〜t5
【0065】波形抽出記憶部180は、波形パラメータ
を算出するために、上記極大点或いは極小点について、
これら各点に関連した「ピーク情報」と呼ばれる情報を
抽出する。なお、ピーク情報の詳細についてはその内容
が波形抽出記憶部の構成,動作に関連するため、回路の
構成を説明した時点でピーク情報の詳細に言及する。こ
こでは、波形抽出記憶部180がマイクロコンピュータ
181によって制御されることを想定する。182はA
/D変換器であり、脈波検出部から出力される脈波信号
を一定周期のサンプリングクロックφに従ってデジタル
信号に変換して出力する。
【0066】183はローパスフィルタであり、A/D
変換器182から順次出力されるデジタル信号に対し、
所定のカットオフ周波数以上の成分を除去する処理を施
して、その結果を波形値Wとして順次出力する。184
はRAMによって構成される波形メモリであり、ローパ
スフィルタ183を介して供給される波形値Wを順次記
憶する。191は波形値アドレスカウンタであり、マイ
クロコンピュータ181から波形採取指示STARTが
出力されている期間、サンプリングクロックφをカウン
トし、そのカウント結果を波形値Wを書き込むべき波形
値アドレスADR1として出力する。この波形値アドレ
スADR1はマイクロコンピュータ181により監視さ
れる。
【0067】192はセレクタであり、マイクロコンピ
ュータ181からセレクト信号S1が出力されていない
場合、波形値アドレスカウンタ191が出力する波形値
アドレスADR1を選択して波形メモリ184のアドレ
ス入力端へ供給する。一方、マイクロコンピュータ18
1からセレクト信号S1が出力されている場合、マイク
ロコンピュータ181が出力する読み出しアドレスAD
R4を選択して波形メモリ184のアドレス入力端へ供
給する。201は微分回路であり、ローパスフィルタ1
83から順次出力される波形値Wの時間微分を演算して
出力する。202は零クロス検出回路であり、波形値W
が極大値または極小値となることにより波形値Wの時間
微分が0となった場合に零クロス検出パルスZを出力す
る。さらに詳述すると、零クロス検出回路202は、図
12に例示する脈波の波形においてピーク点P1,P
2,…,を検出するために設けられた回路であり、これ
らのピーク点に対応した波形値Wが入力された場合に零
クロス検出パルスZを出力する。
【0068】203はピークアドレスカウンタであり、
マイクロコンピュータ181から波形採取指示STAR
Tが出力されている期間、零クロス検出パルスZをカウ
ントし、そのカウント結果をピークアドレスADR2と
して出力する。204は移動平均算出回路であり、現時
点までに微分回路201から出力された過去所定個数分
の波形値Wの時間微分値の平均値を算出し、その結果を
現時点に至るまでの脈波の傾斜を表す傾斜情報SLPと
して出力する。
【0069】205は次に述べるピーク情報を記憶する
ために設けられたピーク情報メモリである。ここで、以
下にピーク情報の詳細について説明する。すなわち、図
13に示すピーク情報の内容の詳細は以下に列挙する通
りである。 波形値アドレスADR1 ローパスフィルタ183から出力される波形値Wが極大
値または極小値となった時点で波形値アドレスカウンタ
191から出力されている書き込みアドレスである。換
言すれば、極大値または極小値に相当する波形値Wの波
形メモリ184における書き込みアドレスである。 ピーク種別B/T 上記波形値アドレスADR1に書き込まれた波形値Wが
極大値T(Top)であるか極小値B(Bottom)
であるかを示す情報である。 波形値W 上記極大値または極小値に相当する波形値である。 ストローク情報STRK 直前のピーク値から当該ピーク値に至るまでの波形値の
変化分である。 傾斜情報SLP 当該ピーク値に至るまでの過去所定個数分の波形値の時
間微分の平均値である。
【0070】ここで、上述した機能構成と第2実施形態
の構成との関係を説明する。まず、左脈波検出部17は
第1の脈波検出手段f1、右脈波検出部30は第2の脈
波検出手段f2に対応する。また、波形抽出記憶部18
0は、左右の脈波波形の全体形状から生体の状態の指標
となる左右の循環動態パラメータを生成するものである
から、第1の指標算出手段f3および第2の指標算出手
段f4に対応する。そして、LL,RcL,RpL,CLは第
1指標データXaに、LR,RcR,RpR,CRは、第2指
標データXbに各々対応する。また、マイクロコンピュ
ータ181は、LR/LL,RcR/RcL,RpR/RpL,C
R/CLを算出するので、比算出手段f5に対応する。ま
た、マイクロコンピュータ181は、比データLR
L,RcR/RcL,RpR/RpL,CR/CLにグレーティ
ングを施して診断データSDを生成するから、データ生
成手段f6にも対応する。また、ディスプレイ20は診
断結果を映像によって告知するので、告知手段f7に対
応する。
【0071】3.第2実施形態の動作 3−1:波形抽出記憶部180の動作 以下に、マイクロコンピュータ181の制御下における
波形抽出記憶部180の動作を説明する。
【0072】(a)波形およびそのピーク情報の採取 マイクロコンピュータ181により波形採取指示STA
RTが出力されると、波形値アドレスカウンタ191お
よびピークアドレスカウンタ203のリセットが解除さ
れる。この結果、波形値アドレスカウンタ191により
サンプリングクロックφのカウントが開始され、そのカ
ウント値が波形値アドレスADR1としてセレクタ19
2を介して波形メモリ184に供給される。そして、人
体から検出された脈波信号がA/D変換器182に入力
され、サンプリングクロックφに従ってデジタル信号に
順次変換され、ローパスフィルタ183を介し波形値W
として順次出力される。このようにして出力された波形
値Wは、波形メモリ184に順次供給され、その時点に
おいて波形値アドレスADR1によって指定される記憶
領域に書込まれる。以上の動作により、図12に例示す
る橈骨動脈波形に対応した一連の波形値Wが波形メモリ
184に蓄積される。
【0073】一方、上記動作と並行して、ピーク情報の
検出およびピーク情報メモリ205への書込みが、以下
に説明するようにして行われる。まず、ローパスフィル
タ183から出力される波形値Wの時間微分が微分回路
201によって演算され、この時間微分が零クロス検出
回路202および移動平均算出回路204に入力され
る。移動平均算出回路204は、このようにして波形値
Wの時間微分値が供給される毎に過去所定個数の時間微
分値の平均値(すなわち、移動平均値)を演算し、演算
結果を傾斜情報SLPとして出力する。ここで、波形値
Wが上昇中もしくは上昇を終えて極大状態となっている
場合は傾斜情報SLPとして正の値が出力され、下降中
もしくは下降を終えて極小状態となっている場合は傾斜
情報SLPとして負の値が出力される。
【0074】そして、例えば図12に示す極大点P1に
対応した波形値Wがローパスフィルタ183から出力さ
れると、時間微分として0が微分回路201から出力さ
れ、零クロス検出回路202から零クロス検出パルスZ
が出力される。この結果、マイクロコンピュータ181
により、その時点における波形値アドレスカウンタ19
1のカウント値である波形アドレスADR1,波形値
W,ピークアドレスカウンタのカウント値であるピーク
アドレスADR2(この場合、ADR2=0)および傾
斜情報SLPが取り込まれる。また、零クロス検出パル
スZが出力されることによってピークアドレスカウンタ
203のカウント値ADR2が1になる。
【0075】一方、マイクロコンピュータ181は、取
り込んだ傾斜情報SLPの符号に基づいてピーク種別B
/Tを作成する。この場合のように極大値P1の波形値
Wが出力されている時にはその時点において正の傾斜情
報が出力されているので、マイクロコンピュータ181
はピーク情報B/Tの値を極大値に対応したものとす
る。そしてマイクロコンピュータ181は、ピークアド
レスカウンタ203から取り込んだピークアドレスAD
R2(この場合、ADR2=0)をそのまま書込アドレ
スADR3として指定し、波形値W,この波形値Wに対
応した波形アドレスADR1,ピーク種別B/T,傾斜
情報SLPを第1回目のピーク情報としてピーク情報メ
モリ205に書き込む。なお、第1回目のピーク情報の
書き込みの場合は、直前のピーク情報がないためストロ
ーク情報STRKの作成および書き込みは行わない。
【0076】その後、図12に示す極小点P2に対応し
た波形値Wがローパスフィルタ183から出力される
と、上述と同様に零クロス検出パルスZが出力され、書
込アドレスADR1,波形値W,ピークアドレスADR
2(=1),傾斜情報SLP(<0)がマイクロコンピ
ュータ181により取り込まれる。そして、上記と同
様、マイクロコンピュータ181により、傾斜情報SL
Pに基づいてピーク種別B/T(この場合、”B”)が
決定される。また、マイクロコンピュータ181により
ピークアドレスADR2よりも1だけ小さいアドレスが
読み出しアドレスADR3としてピーク情報メモリ20
5に供給され、第1回目に書き込まれた波形値Wが読み
出される。そして、マイクロコンピュータ181によ
り、ローパスフィルタ183から今回取り込んだ波形値
Wとピーク情報メモリ205から読み出した第1回目の
波形値Wとの差分が演算され、ストローク情報STRK
が求められる。このようにして求められたピーク種別B
/T,ストローク情報STRKが他の情報,すなわち波
形値アドレスADR1,波形値W,傾斜情報SLP,と
共に第2回目のピーク情報としてピーク情報メモリ20
5のピークアドレスADR3=1に対応した記憶領域に
書き込まれる。以後、ピーク点P3,P4,…,が検出
された場合も同様の動作が行われる。そして所定時間が
経過すると、マイクロコンピュータ181により波形採
取指示STARTの出力が停止され、波形値Wおよびピ
ーク情報の採取が終了する。
【0077】(b)脈波波形の分割処理 ピーク情報メモリ205に記憶された各種情報のうち、
波形パラメータの採取を行う1拍分の波形に対応した情
報を特定するための処理がマイクロコンピュータ181
により行われる。まず、ピーク情報メモリ205から各
ピーク点P1,P2,…,に対応した傾斜情報SLPお
よびストローク情報STRKが順次読み出される。次い
で、各ストローク情報STRKの中から正の傾斜に対応
したストローク情報(すなわち、対応する傾斜情報SL
Pが正の値となっているもの)が選択され、これらのス
トローク情報の中からさらに値の大きなもの上位所定個
数が選択される。そして、選択されたストローク情報S
TRKの中から中央値に相当するものが選択され、波形
パラメータの抽出を行うべき1拍分の脈波の立ち上がり
部(例えば図12において符号STRKMによって示し
た立ち上がり部)のストローク情報が求められる。そし
て、当該ストローク情報のピークアドレスよりも1だけ
前のピークアドレス(すなわち、波形パラメータの抽出
を行うべき1拍分の脈波の開始点P6のピークアドレ
ス)が求められる。
【0078】(c)波形パラメータの抽出 マイクロコンピュータ181は、ピーク情報メモリ20
5に記憶された上記1拍分の脈波に対応した各ピーク情
報を参照して各波形パラメータを算出する。この処理は
例えば次のようにして求められる。 血圧値y1〜y5 ピーク点P7〜P11に対応する波形値をそれぞれy1
〜y5とする。 時間t1 ピーク点P7に対応する波形アドレスからピーク点P6
に対応する波形アドレスを差し引き、その結果に対して
サンプリングクロックφの周期を乗じてt1を算出す
る。 時間t2〜t6 上記t1と同様、対応する各ピーク点間の波形アドレス
差に基づいて演算する。そして、以上のようにして得ら
れた各波形パラメータはマイクロコンピュータ181内
部のバッファメモリに蓄積される。
【0079】なお、波形メモリ184及びピーク情報メ
モリ205に格納された情報は、波形パラメータの抽出
以外の様々な用途に適用可能である。このような場合、
上述した(a)及び(b)の回路動作がなされた後、マ
イクロコンピュータ181がこれら情報を取り出して各
種の解析,診断を行うことになる。また、脈波の波形パ
ラメータとしては上記以外に多様なものが考えられる。
したがって、本回路を人体の診断に利用する場合、その
診断にとって最適な波形パラメータを求めるように変形
しても良い。
【0080】3−2:四要素集中定数モデルにおける循
環動態パラメータの算出動作 図14〜図17はパラメータ算出処理の動作を示すフロ
ーチャートである。また図18は橈骨動脈波形を示す波
形図である。以下、これらの図を参照しつつ、パラメー
タ算出処理を説明する。ここで、パラメータを算出する
にあたっての前提条件として、左右の脈波波形の測定が
なされており、波形メモリ184には左右の脈波波形が
取り込まれているものとする。左右の脈波波形の測定が
完了すると、図14および図15のフローチャートに示
すパラメータ算出処理ルーチンが実行される。また、こ
のルーチンの実行に伴い、図16にフローを示すα,ω
算出ルーチンが実行され(ステップS109,S11
7)、このα,ω算出ルーチンの実行に伴い、図17に
フローを示すω算出ルーチンが実行される(ステップS
203)。なお、後述するステップS124までの左右
の脈波波形に基づく各処理は、両者で相違がないため、
添字L,Rを省略して説明する。以下、これらのルーチン
の処理内容について説明する。
【0081】まず、マイクロコンピュータ181は、波
形メモリ184に取り込んだ左右の1拍分の橈骨動脈波
形について、血圧が最大となる第1ポイントP1に対応
した時間t1 および血圧値y1 と、第1ポイントの後、
血圧が一旦落込む第2ポイントに対応した時間t2およ
び血圧値y2と、2番目のピーク点である第3ポイント
P3に対応した時間t3および血圧値y3を各々求める。
【0082】また、波形メモリ184に取り込んだ左右
の橈骨動脈波形について1拍の時間tP ,最低血圧値E
min((3)式と(4)式の第1項目に相当)を各々求
める(ステップS101)。なお、第2ポイントP2と
第3ポイントP3を区別することが困難ななだらかな脈
波の場合には、第2ポイントP2と第3ポイントP3の
時間をt2=2t1,t3=3t1としてその点の血圧値を
決定する。そして、計算の簡略化のため、図19に示す
A点の血圧値y0を用いてy1〜y3の正規化処理を行い
(ステップS102,S103)、Bの値を(y0
2)−0.1に初期設定する(ステップS104)。
【0083】そして、次の手順で左右のパラメータを算
出するため、B,tb,α,ωの最適値を各々求める。 まず、Bをy0/2〜y0の範囲で変化させると同時
にtbをtp/2〜tpの範囲で変化させ(+0.1間
隔)、各Bおよびtbについて|vp(t1)−y1|,
|vp(t2)−y2|,|vp(t3)−y3|が最小とな
るα,ωを求める。 において求めたB,tb,α,ωの中で|v
p(t1)−y1|,|vp(t2)−y2|,|vp(t3
−y3|が最小となるB,tb,α,ωを求める。 において求めたB,tbを基準にして、B±0.
05,tb±0.05の範囲で上記,を再び実行す
る。 上記〜の処理の際、αは3〜10の範囲を0.
1間隔で変化させ、各αについて最適なωを算出する。
またωは、各αにおいて、dvp(t2)/dt=0とな
る点を二分法を用いて求める(図17参照)。なお、上
記各処理においてvpの値を演算するに際し式(33)
の初期値vo1は零とする。 tP1,Em,Eoを式(28)〜(30)及び(4
4)〜(46)に基づいて算出する(ステップS12
3,ステップS124)。
【0084】このようにして、左右の脈波波形に対応す
るtPL,tPR、tP1L,tP1R、mL,EmR、EoL,EoR
αLR、ωLRが各々算出されると、マイクロコンピ
ュータ181は、これらの値を式(51)に代入してL
L/LRを算出する(ステップS125)。この後、LR
/LL、αLR、ωLRを式(52)〜(54)に代
入してRcR/RpL、RcR/RpL、CR/CLを各々算出す
る。
【0085】3−3:左右比に基づく診断処理動作 図20は左右比に基づく診断処理を説明するためのフロ
ーチャートである。図において、上述した各循環動態パ
ラメータの左右比が各々算出されると、マイクロコンピ
ュータ181は、左右比これらに基づいて、比データY
1〜Y4を以下に示す式によって算出する(ステップS
200)。 Y1=|1−LR/LL| Y2=|1−RcR/RpL| Y3=|1−RcR/RpL| Y4=|1−CR/CL| 上記式より、各循環動態パラメータについて左右差が大
きい程、比データY1〜Y4の値が、大きくなることが
わかる。したがって、比データY1〜Y4は、生体機能
のバランスの程度を示しており、これらに基づいて生体
の状態を判定することができる。
【0086】この後、比データY1〜Y4にグレーティ
ング処理を施し、診断データSD1〜SD4を生成する
(ステップS201)。具体的には、第1実施形態と同
様に、マイクロコンピュータ181がROM11に格納
されている診断テーブルTBを参照して、診断データS
D1〜SD4を生成する。この例の診断テーブルTBは
比データY1〜Y4を4段階にグレーティングするよう
になっている。この場合、比データY1〜Y4が5%未
満であれば、診断データSD1〜SD4はレベル1を指
示し、比データY1〜Y4が5%〜10%であれば診断
データSD1〜SD4はレベル2を指示し、比データY
1〜Y4が10%〜20%であれば診断データSD1〜
SD4はレベル3を指示し、比データY1〜Y4が20
%以上であれば診断データSD1〜SD4はレベル4を
指示するように、診断テーブルTBが構成される。
【0087】次に、診断結果の表示処理がなされる(ス
テップS202)。この場合、マイクロコンピュータ1
81は、診断データSD1〜SD4のうち、最もレベル
の高い値を参照し、これに対応する表示データをROM
10から読み出す。例えば、指標データX1がレベル1
であっても指標データX2がレベル3であれば、レベル
3を参照する。このように高い値を参照するのは、各比
データY1〜Y4の医学的な意味が異なるので、一つが
良好であっても他の指標によって疾患の可能性が予見さ
れ得るからである。ここで、レベル1ならば、デイスプ
レイ20には「健康です。」と表示され、また、レベル
2であれば「健康に要注意」と表示され、レベル3であ
れば、「自律神経失調症などの疾患の可能性あます」と
表示される。これにより被験者は自己の健康状態を判定
することができる。
【0088】なお、血流量を測定することにより上記式
(49)中の平均電流(1/tp){E0p+(tp1m
/2)}に相当する値を求め、この結果に基づきインダ
クタンスLを算出してもよい。ここで、血流量を測定す
る装置としては、インピーダンス法によるもの,ドップ
ラー法によるもの等が知られている。また、ドップラー
法による血流量測定装置には、超音波を利用したもの,
レーザを利用したもの等がある。
【0089】また、大動脈起始部の圧力波形のモデルと
して、三角波ではなく、図8(b)に示すような台形波
を使用しても良い。この場合、三角波に比べて実際の圧
力波形に近いので、より正確に循環動態パラメータを求
めることができる。
【0090】また、循環動態パラメータを数式を用いた
演算により求めたが、各循環動態パラメータを所定範囲
内で変化させたときのモデルの各応答波形を回路シミュ
レータ等によってシミュレーションし、実測の橈骨動脈
波形と最もよく一致する循環動態パラメータを選択して
出力するようにしてもよい。この場合、動脈系の電気的
モデルおよび大動脈起始部の圧力波形のモデルとしてよ
り実際に近い複雑なものを使用することができ、測定精
度がさらに向上する。
【0091】以上、説明したよう本実施形態によれば、
左右の脈波波形から算出される各循環動態パラメータを
比較して、生体の状態を表す比データY1〜Y4を算出
したので、生体の状態を定量化し健康の度合いを診断す
ることができる。また、各循環動態パラメータを比較す
る際には、それらの比を用いたので、1回拍出量SVの
測定を省略することができる。これにより、脈波解析装
置を簡易に構成することができ、しかも測定に際して被
験者の負担を軽減できる。
【0092】D.第3実施形態 第3実施形態は、左右の脈波波形のピーク情報等から、
左右の脈が平脈、弦脈、滑脈のいずれに該当するかを特
定し、左右の脈の種類に応じて診断データを生成する。
【0093】1.第3実施形態の構成 第3実施形態に係わる脈波解析装置の外観構成は、図2
に示す第1実施形態と同様であり、また、電気的構成は
図10に示す第2実施形態のものと同様である。但し、
第2実施形態では、ピーク情報メモリ205に格納され
ているピーク情報に基づいて、マイクロコンピュータ1
81が循環動態パラメータの比を算出したのに対して、
第3実施形態にあっては、ピーク情報に基づいて、マイ
クロコンピュータ181が脈の種類を左右各々について
特定し、これらに基づいて診断データSDを生成するよ
うになっている。
【0094】ここで、上述した機能構成と第3実施形態
の構成との関係を説明する。まず、左脈波検出部17は
第1の脈波検出手段f1、右脈波検出部30は第2の脈
波検出手段f2に対応する。また、マイクロコンピュー
タ181は、左右の脈波波形の全体形状から生体の状態
の指標となる脈の種類を特定するので、第1の指標算出
手段f3および第2の指標算出手段f4に対応する。ま
た、マイクロコンピュータ181は、左右の脈の種類の
組合せに基づいて、診断データSDを生成するから、デ
ータ生成手段f6にも対応する。また、ディスプレイ2
0は診断結果を映像によって告知するので、告知手段f
7に対応する。
【0095】ところで、中医脈診は、指で動脈を押圧し
た際に感じられる脈のありようによって、滑脈、平脈、
弦脈といった脈の種類を特定し、生体の状態を診断する
ものであるが、これを修得するには長い年月を要し、ま
た、才能も必要とされる。さらに左右の脈の差を感じ取
り、これによって生体の状態を診断しようとすれば、よ
り長い研鑽と秀でた才能が必要とされるが、本実施形態
に係わる脈波解析装置によれば、被験者自らが簡易に自
分自身の脈を測定し、健康状態を知ることができる。
【0096】2.第3実施形態の動作 以下、第3実施形態の動作について図面を参照しつつ説
明する。図21,22は、第3実施形態の動作を説明す
るためのフローチャートである。 2−1:主波の波形幅Wtの算出動作 上述したようにピーク情報は、図11に示す波形ピーク
P1〜P5についての時間t1〜t5、血圧y1〜y
4、および波形の1周期t6からなる。一般に、脈波波
形は、最初の昇降による主波(ピーク点P1に対応)、
それに続く重拍前波(ピーク点P3に対応)、降中狭
(ピークP点3からピーク点P4に対応)および重拍波
(ピーク点P5に対応)から成り立っている。主波は左
心室の急性駆出期に相当する。重拍前波は大動脈の弾性
拡大と抹消反射波の相互関係によって構成される。降中
狭は左心室拡張期の大動脈の圧力を表し、拡張期圧に相
応する。さらに、重拍波は大動脈弁閉鎖に伴う外端血流
の逆流による波である。
【0097】マイクロコンピュータ181は、ピーク情
報に基づいて、脈波の種類を以下のように判別するが、
これに先立ち、図11に示すWtを算出する。Wtは、
主波の高さy1から1/3の位置における波形幅であ
る。図21において、マイクロコンピュータ181は、
2*y1/3を算出し(ステップS300)、算出結果
と波形メモリ184から読み出した波高値をこれと順次
比較する。そして、両者が一致した時点の波形アドレス
をマイクロコンピュータ181内のバッファメモリに格
納する(ステップS301)。これにより点Qa,点Q
bの時間を求め、両者の差を演算して主波の波形幅Wt
を算出する(ステップS302)。
【0098】2−2:脈の種類の判別動作 次にマイクロコンピュータ181は、脈の種類は以下の
ようにして判別する。 弦脈は、図26(c)に示すように、重拍前波が主波
と融合しているため、1)主波が広くまた2)主波の高さに
対して重拍前波の高さが比較的高い等の特徴である。こ
のため、マイクロコンピュータ181は、以下の関係式
(55)〜(59)を演算し、これらを満たす場合に弦
脈と判定する(ステップS303)。 0.20<Wt/t<0.28 …(55) y3/y1≧0.7 …(56) y4/y1≧0.5 …(57) (y5−y4)/y1<0.03 …(58) t1<0.12 …(59)
【0099】平脈は、図26(a)に示すように、主
波、重拍前波、重拍波からなる三峰波である。このた
め、マイクロコンピュータ181は、以下の関係式(6
0)〜(64)を演算し、これらを満たす場合に平脈と
判定する(ステップS304)。 y3/y1<0.7 …(60) y3/y1>y4/y1 …(61) 0.3≦y4/y1<0.5 …(62) (y5−y4)/y1>0.05 …(63) 0.12<Wt/t<0.2 …(64)
【0100】滑脈は、図26(b)に示すように、主
波と重拍前波がほとんど重なっている二峰波である。こ
のため、マイクロコンピュータ181は、以下の関係式
(65)〜(68)を演算し、これらを満たす場合に滑
脈と判定する(ステップS305)。 0.2<y3/y1<0.4 …(65) 0.2<y4/y1<0.4 …(66) (y5−y4)/y1>0.1 …(67) Wt/t<0.20 …(68) なお、上記した弦脈、平脈、滑脈のいずれにも該当しな
い場合には、エラーとして処理される(ステップS30
6)。
【0101】2−3:診断データSDの生成動作 こうして、脈波波形に基づいて、左右の脈の種類が各々
特定されると、図22に示すステップS307に進ん
で、マイクロコンピュータ181は、第1の指標データ
Xaと第2の指標データXbを生成する。第1の指標デ
ータXaは左脈波波形の脈の種類を表しており、弦脈で
はLg、平脈ではLh、滑脈ではLkとなる。また、第
2の指標データXbは右脈波波形の脈の種類を表してお
り、弦脈ではRg、平脈ではRh、滑脈ではRkとな
る。この後、マイクロコンピュータ181は、第1の指
標データXaと第2の指標データXbを組み合わせて、
診断データSDを生成する(ステップS308)。この
場合、診断データSDは、SD1=(Lh,Rh)、S
D2=(Lg,Rg)、SD3=(Lk,Rk)、SD
4=(Lg,Rh)、SD5=(Lg,Rk)…SD9
=(Lh,Rg)といったように9通りがある。
【0102】2−4:診断結果の表示動作 次に、マイクロコンピュータ181は、診断データSD
に対応する表示データをROM11から読み出し(ステ
ップS309)、これを表示制御回路19に転送し、デ
イスプレイ20に診断結果を表示させる(ステップS3
10)。例えば、診断データSDがSD1であれば、左
右共に平脈であるのでデイスプレイ2は「健康です」と
表示される。診断データSDがSD2であれば、左右共
に弦脈であるから、「肝胆疾患,皮膚疾患,高血圧,疼
痛性疾患の疑いがあります」と表示される。また、診断
データSDがSD3であれば、左右共に滑脈であるか
ら、「浮腫,肝腎疾患,呼吸器疾患,胃腸疾患,炎症性
疾患の疑いがあります」と表示される。
【0103】また、診断データSDがSD4であれば、
左が弦脈、右が平脈であるから、「自律神経失調症・左
側に動脈硬化の疑いがあります」と表示される。さら
に、診断データSDがSD4であれば、左が弦脈・右が
滑脈であるから、左右差がSD3と比較して大きい。こ
のため、「自律神経失調症の疑いが強い・左側に動脈硬
化等の疑い・右側に浮腫等の疑いがあります」と表示さ
れる。これにより、被験者は、自己の健康状態を簡易に
知ることができる。
【0104】このように本実施形態によれば、左右の脈
波波形の形状全体から、脈の種類を左右各々について特
定し、これによって生体の状態を診断するようにしたの
で、脈診の知識のない被験者が、自己の健康状態を詳細
に把握することができる。特に、一方の脈診では判断で
きない、左右の生体機能がアンバランスとなっている状
態を診断することができる。
【0105】D.変形例 本発明は、上述した実施形態に限定されるものではな
く、以下に述べる種々の変形が可能である。 左右脈波検出部の他の例 上述した各実施形態において、左右脈波検出部17,3
0は、圧力センサ130で構成したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、脈動を検出できるものであれ
ば、どのようなものであってもよい。例えば、光電式脈
波センサであってもよい。光電式脈波センサは、図23
に示すように構成されるが、その態様には反射光を利用
したものと透過光を利用したものとがある。まず、反射
光を利用したものについて説明する。図23において、
スイッチSWがon状態となり、電源電圧が印加される
と、LED32から光が照射され、血管や組織によって
反射された後に、フォトトランジスタ33によって受光
され、脈波信号Mが検出される。ここで、LEDの発光
波長は、血液中のヘモグロビンの吸収波長ピーク付近に
選ばれる。このため、受光レベルは血流量に応じて変化
する。したがって、受光レベルを検出することによっ
て、脈動を検出できる。
【0106】また、反射光を利用する場合、LEDとし
ては、InGaN系(インジウム−ガリウム−窒素系)
の青色LEDが好適である。青色LEDの発光スペクト
ルは、例えば450nmに発光ピークを有し、その発光
波長域は、350nmから600nmまでの範囲にあ
る。この場合には、かかる発光特性を有するLEDに対
応させてフォトトランジスタPTとして、GaAsP系
(ガリウム−砒素−リン系)のフォトトランジスタPT
を用いればよい。このフォトトランジスタPTの受光波
長領域は、例えば、主要感度領域が300nmから60
0nmまでの範囲にあって、300nm以下にも感度領
域がある。このような青色LEDとフォトトランジスタ
PTとを組み合わせると、その重なり領域である300
nmから600nmまでの波長領域において、脈波が検
出される。この場合には、以下の利点がある。
【0107】まず、外光に含まれる光のうち、波長領域
が700nm以下の光は、指の組織を透過しにくい傾向
があるため、外光がセンサ固定用バンドで覆われていな
い指の部分に照射されても、指の組織を介してフォトト
ランジスタ33まで到達せず、検出に影響を与えない波
長領域の光のみがフォトトランジスタ33に達する。一
方、300nmより低波長領域の光は、皮膚表面でほと
んど吸収されるので、受光波長領域を700nm以下と
しても、実質的な受光波長領域は、300nm〜700
nmとなる。したがって、指を大掛かりに覆わなくと
も、外光の影響を抑圧することができる。また、血液中
のヘモグロビンは、波長が300nmから700nmま
での光に対する吸光係数が大きく、波長が880nmの
光に対する吸光係数に比して数倍〜約100倍以上大き
い。したがって、この例のように、ヘモグロビンの吸光
特性に合わせて、吸光特性が大きい波長領域(300n
mから700nm)の光を検出光として用いると、その
検出値は、血量変化に応じて感度よく変化するので、血
量変化に基づく脈波信号のS/N比を高めることができ
る。 次に、透過光を利用する場合について説明する。
上述したように、波長領域が700nm以下の光は、指
の組織を透過しにくい傾向がある。このため、透過光を
利用する場合は、発光部から波長が600nm〜100
0nmの光を照射し、照射光を組織→血管→組織の順に
透過させ、この透過光の光量変化を検出するようにして
いる。透過光は血液中のヘモグロビンの吸収を受けるの
で、透過光の光量変化を検出することによって、脈波波
形を検出することができる。この場合、発光部には、I
nGaAs系(インジウム−ガリウム−砒素)やGaA
s系(ガリウム−砒素)のレーザー発光ダイオードが好
適である。ところで、波長が600nm〜1000nm
の外光は組織を透過し易いので、受光部に外光が入射す
ると脈波信号のS/Nが劣化してしまう。そこで、発光
部から偏光したレーザー光を照射し、透過光を偏光フィ
ルタを介して受光部で受光するようにしてもよい。これ
により、外光の影響を受けることなく、脈波信号を良好
なS/N比で検出することができる。
【0108】光電式脈波センサは、まず、上述した腕時
計に用いられる。反射光を用いる場合には、弾性ゴム1
31とその裏面に設けられる圧力センサ130の替わり
に、発光部と受光部を一体にしたセンサユニットを用い
る。一方、透過光を用いる場合には、図24(a)に示
すように、発光部200を締着具145の締め付け側に
設け、時計本体側には受光部201を設けている。この
場合、発光部200から照射された光は、血管143を
透過した後、橈骨202と尺骨203の間を通って、受
光部201に達する。次に、検出部位を指とする使用態
様を説明する。図24(b)は反射光を用いて指尖部で
脈波を検出する例である。この場合、センサユニット1
02には、発光部と受光部が組み込まれており、リング
状のセンサ固定用バンド104によって指に固定され
る。そして、脈波信号Mは接続ケーブル101を介して
図示せぬ装置本体と接続されている。また、同図(c)
は透過光を用いて脈波を検出する例である。把持部材2
04と把持部材205は、バネ207で付勢され、軸2
06を中心に回動できるようになっている。また、把持
部材204と把持部材205には、発光部200と受光
部201が設けられている。この脈波検出部を用いる場
合には、母指と示指の間の水かき部分を把持部材204
と把持部材205で把持して脈波を検出する。
【0109】次に、光電式脈波センサを眼鏡と組み合わ
せた使用態様を説明する。なお、この眼鏡の形態では、
使用者に対する告知手段としての表示装置も一緒に組み
込まれた構造になっている。したがって、脈波検出部と
して以外に表示装置としての機能についても併せて説明
する。図25は、脈波検出部が接続された装置を眼鏡に
取り付けた様子を表わす斜視図である。図のように、装
置本体は本体75aと本体75bに分かれ、それぞれ別
々に眼鏡の蔓76に取り付けられており、これら本体が
蔓76内部に埋め込まれたリード線を介して互いに電気
的に接続されている。
【0110】本体75aは表示制御回路を内蔵してお
り、この本体75aのレンズ77側の側面には全面に液
晶パネル78が取り付けられ、また、該側面の一端には
鏡79が所定の角度で固定されている。さらに本体75
aには、光源(図示略)を含む液晶パネル78の駆動回
路と、表示データを作成するための回路が組み込まれて
いる。この光源から発射された光は、液晶パネル78を
介して鏡79で反射されて、眼鏡のレンズ77に投射さ
れる。また、本体75bには、装置の主要部が組み込ま
れており、その上面には各種のボタンが設けられてい
る。なお、これらボタン80,81の機能は装置毎に異
なる。一方、光電式脈波センサを構成するLED32お
よびフォトトランジスタ33(図23を参照)はパッド
82,83に内蔵されると共に、パッド82,83を耳
朶へ固定するようになっている。これらのパッド82,
83は、本体75bから引き出されたリード線84,8
4によって電気的に接続されている。
【0111】上述した各実施形態において、左右差や
左右比を示す指標(歪率、循環動態パラメータ、脈の種
類等)と症例との対応をデータベース化しておくことに
より、種々の症例についても検出が可能となる。また、
一人の患者について、左右差を示す指標の変化傾向と体
調/疾病の度合い等をデータベース化することで、その
患者の回復度などを客観的にみることも可能である。
【0112】上述した各実施形態において、左右脈波
検出装置1,2間は赤外線を用いて通信を行ったが、有
線や電波を用いて通信を行ってもよい。また、最初に右
側を測定し、その解析結果(歪率等)をRAM12に格
納し、次に、左側を測定し、その解析結果とRAM12
に記憶された解析結果とを比較してもよい。この場合、
には、腕時計タイプの脈波解析装置を左右交互に手首に
装着し、測定を行う。これにより、右脈波検出装置2を
省略することが可能となる。
【0113】上述した第1実施形態では、左右脈波を
解析するため、左右脈波周波数解析部13,14を設け
たが、時分割で周波数解析を行うことにより、いずれか
一方を省略してもよい。また、左右の脈波波形から基本
波および各調波の周波数成分を左右脈波周波数解析部1
3,14によって各々求め、同じ次数の周波数成分の差
分を差分データYとしてCPU10で算出し、差分デー
タYをCPU10でグレーディングして診断データSD
を生成するようにしてもよい。また、第1実施形態で
は、歪率の左右差をグレーティングしたが、第2実施形
態のように左右の歪率の比をグレーティングしてもよ
い。また、この場合、基本波および各調波の周波数成分
を周波数解析部13,14によって各々求め、同じ次数
の周波数成分の比を比データYとしてCPU10で算出
し、比データYをCPU10でグレーディングして診断
データSDを生成するようにしてもよい。、また、周波
数解析の手法としては、FFTにより脈波のスペクトル
を求める以外にも、DFT(離散フーリエ変換),ME
M(最大エントロピー法),ウェーブレット変換などの
各種の周波数解析手法を適用してもよい。
【0114】上述した第2実施形態では、循環動態パ
ラメータの左右比をグレーティングしたが、左右差を求
めこれをグレーティングしてもよい。この場合には、図
9に示すカフと1回拍出量検出部によって、1回拍出量
を検出すればよい。この場合、循環動態パラメータのう
ちのインダクタンスLは固定値とすることとして、測定
した橈骨動脈脈波の波形のみに基づいてその他の循環動
態パラメータの値を算出し、1回拍出量測定部を省略し
てもよい。
【0115】上述した第3実施形態において、左右差
のグレーディングを行って、これを表示するようにして
もよい。例えば、左右が共に平脈の場合を基準「レベル
0」とし、左右のうちいずれか一方が平脈で他方が滑脈
の場合を「レベル1」、左右のうちいずれか一方が平脈
で他方が弦脈の場合を「レベル2」、左右のうちいずれ
か一方が滑脈で他方が弦脈の場合を「レベル3」とすれ
ばよい。この場合、レベルが大きい程、左右差が大き
く、自律神経失調の傾向が強いと診断できる。
【0116】上述した第3実施形態において、平脈、
弦脈、滑脈といった脈象毎に、どの程度その脈象に適合
しているかを表す指標を評価関数によって求めるように
してもよい。この場合、評価関数はy1〜y5,Wt,
tを適宜組み合わせて変数とし、各脈象の特徴が現れる
ように関数を決定すればよい。そして、算出された左右
の指標に基づいて診断結果をデイスプレイに表示すれ
ば、より詳細な診断を行うことが可能となる。
【0117】また、上述した各実施形態においては、
ディスプレイ20を告知手段の一例として説明したが、
装置から人間に対して告知をするための手段としては以
下説明するようなものが挙げられる。これら手段は五感
を基準に分類するのが適当かと考えられる。なお、これ
らの手段は、単独で使用するのみならず複数の手段を組
み合わせても良いことは勿論である。そして、以下説明
するように、例えば視覚以外に訴える手段を用いれば、
視覚障害者であっても告知内容を理解することができ、
同様に、聴覚以外に訴える手段を用いれば聴覚障害者に
対して告知を行うことができ、障害を持つ使用者にも優
しい装置を構成できる。また、聴覚や触覚に訴える手段
を用いることで、使用者が運動中であっても腕時計の液
晶表示部をわざわざ見る必要がないといった利点が得ら
れることになって、装置の使い勝手が向上する。
【0118】まず、聴覚に訴える告知手段としては、脈
波の分析結果,診断結果などを知らせるための目的でな
されるものなどがある。例えば、ブザー、圧電素子、ス
ピーカが該当する。また、特殊な例として、告知の対象
となる人間に携帯用無線呼出受信機を持たせ、告知を行
う場合にはこの携帯用無線呼出受信機を装置側から呼び
出すようにすることが考えられる。また、これらの機器
を用いて告知を行うにあたっては、単に告知するだけで
はなく、何らかの情報を一緒に伝達したい場合も多々あ
る。そうした場合、伝えたい情報の内容に応じて、以下
に示す音量等の情報のレベルを変えれば良い。例えば、
音高、音量、音色、音声、音楽の種類(曲目など)であ
る。
【0119】次に、視覚に訴える告知手段が用いられる
のは、装置から各種メッセージ,測定結果を知らせる目
的であったり、警告をするためであったりする。そのた
めの手段として以下のような機器が考えられる。例え
ば、ディスプレイ装置、CRT(陰極線管表示装置),
LCD(液晶表示ディスプレー)、プリンタ、X−Yプ
ロッタ、ランプなどがある。なお、特殊な表示装置とし
て眼鏡型のプロジェクター(図25を参照)がある。ま
た、告知にあたっては以下に示すようなバリエーション
が考えられる。例えば、数値の告知におけるデジタル表
示,アナログ表示の別、グラフによる表示、表示色の濃
淡、数値そのまま或いは数値をグレード付けして告知す
る場合の棒グラフ表示、円グラフ、フェイスチャート等
である。6個のグレード付けを想定すれば、フェースチ
ャートは例えば、図29に示すものとなる。
【0120】次に、触覚に訴える告知手段は、警告の目
的で使用されることがあると考えられる。そのための手
段として以下のようなものがある。まず、腕時計等の携
帯機器の裏面から突出する形状記憶合金を設け、この形
状記憶合金に通電するようにする電気的刺激がある。ま
た、腕時計等の携帯機器の裏から突起物(例えばあまり
尖っていない針など)を出し入れ可能な構造としてこの
突起物によって刺激を与える機械的刺激がある。
【0121】次に、嗅覚に訴える告知手段は、装置に香
料等の吐出機構を設けるようにして、告知する内容と香
りとを対応させておき、告知内容に応じた香料を吐出す
るように構成しても良い。ちなみに、香料等の吐出機構
には、マイクロポンプなどが最適である。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように本発明の発明特定事
項によれば、左右の脈波の相違を脈波全体から捉えるこ
とができるので、生体の状態を正確に判定することがで
きる。また、左右の脈波の相違をグレーティングしたの
で、体調や疾患の程度を客観的に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる機能構成を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係わる脈波解析装置
の斜視図である。
【図3】 同実施形態に係わる左脈波検出装置の使用時
の状態を示す説明図である。
【図4】 同実施形態に係わる脈波解析装置の電気的構
成を示すブロック図である。
【図5】 同実施形態の診断例に係わる左右の脈波波形
の波形図である。
【図6】 本発明の第2実施形態に係わる四要素集中定
数モデルの回路図である。
【図7】 同実施形態に係わる大動脈起始部の圧力波形
を示す波形図である。
【図8】 同実施形態に係わる大動脈起始部の圧力波形
を近似した波形図である。
【図9】 同実施形態に係わる1回拍出量の測定を説明
するための説明図である。
【図10】 同実施形態に係わる脈波解析装置に用いら
れる波形抽出記憶部とその周辺回路のブロック図であ
る。
【図11】 同実施形態に係わる波形パラメータを定義
するためにい示す1拍分の脈波波形の波形図である。
【図12】 同実施形態に係わる波形メモリ184に記
憶された橈骨動脈波形を例示する波形図である。
【図13】 同実施形態に係わるピーク情報メモリ20
5の記憶内容を示す説明図である。
【図14】 同実施形態に係わる四要素集中定数モデル
におけるパラメータ算出処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図15】 同実施形態に係わる四要素集中定数モデル
におけるパラメータ算出処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図16】 同実施形態に係わる四要素集中定数モデル
におけるパラメータ算出処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図17】 同実施形態に係わる四要素集中定数モデル
におけるパラメータ算出処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図18】 同実施形態に係わる平均化処理により得ら
れた橈骨動脈波形を例示する波形図である。
【図19】 同実施形態に係わる平均化処理により得ら
れた橈骨動脈波形を例示すると共に該波形に適用する処
理の内容を説明する説明図である。
【図20】 同実施形態に係わる左右比に基づく診断処
理を説明するためのフローチャートである。
【図21】 本発明の第3実施形態に係わる脈波解析装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図22】 同実施形態に係わる脈波解析装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図23】 変形例に係わる光電式脈波センサの回路図
である。
【図24】 変形例に係わる光電式脈波センサの使用状
態を説明するための図である。
【図25】 変形例に係わる光電式脈波センサが接続さ
れた装置を眼鏡に取り付けた様子を表わす斜視図であ
る。
【図26】 代表的な脈波波形を示す波形図である。
【図27】 第1実施形態に係わる原理において、歪率
と代表的な脈波波形である平脈,滑脈,弦脈との関係を
説明するためのグラフである。
【図28】 第1実施形態に係わる診断テーブルの内容
を示す図である。
【図29】 変形例に係わるフェイスチャートを示す図
である。
【符号の説明】
10 CPU(データ生成手段、差算出手段) 12 RAM(記憶手段) 13 左脈波周波数解析部(第1の指標算出手段) 14 右脈波周波数解析部(第2の指標算出手段) 17 左脈波検出部(第1の脈波検出部) 30 右脈波検出部(第2の脈波検出部) 130 圧力センサ(第1,第2圧力センサ) 180 波形抽出記憶部(比算出手段) 181 マイクロコンピュータ(データ生成手段、比算
出手段) SD 診断データ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体左側の動脈の脈動を第1脈波信号と
    して検出する第1の脈波検出部と、 生体右側の動脈の脈動を第2脈波信号として検出する第
    2の脈波検出部と、 前記第1脈波信号に前記生体の心拍周期に同期した波形
    全体の形状を示す指標を抽出する処理を施して、前記生
    体の状態を示す第1指標データを算出する第1の指標算
    出手段と、 前記第2脈波信号に前記生体の心拍周期に同期した波形
    全体の形状を示す指標を抽出する処理を施して、前記生
    体の状態を示す第2指標データを算出する第2の指標算
    出手段と、 前記第1指標データと前記第2指標データの差分に基づ
    いてを差分データを算出する差分算出手段と、 前記差分データをグレーディングして診断データを生成
    するデータ生成手段とを備えることを特徴とする脈波解
    析装置。
  2. 【請求項2】 生体左側の動脈の脈動を第1脈波信号と
    して検出する第1の脈波検出部と、 生体右側の動脈の脈動を第2脈波信号として検出する第
    2の脈波検出部と、 前記第1脈波信号に一定の処理を施して、前記生体の状
    態を示す第1指標データを算出する第1の指標算出手段
    と、 前記第2脈波信号に前記一定の処理を施して、前記生体
    の状態を示す第2指標データを算出する第2の指標算出
    手段と、 前記第1指標データと前記第2指標データの比に基づい
    てを比データを算出する比算出手段と、 前記比データをグレーディングして診断データを生成す
    るデータ生成手段とを備えることを特徴とする脈波解析
    装置。
  3. 【請求項3】 生体左側の動脈の脈動を第1脈波信号と
    して検出する第1の脈波検出部と、 生体右側の動脈の脈動を第2脈波信号として検出する第
    2の脈波検出部と、 前記第1脈波信号に一定の処理を施して、前記生体の状
    態を示す第1指標データを算出する第1の指標算出手段
    と、 前記第2脈波信号に前記一定の処理を施して、前記生体
    の状態を示す第2指標データを算出する第2の指標算出
    手段と、 前記第1指標データと前記第2指標データの組み合わせ
    に基づいて、診断データを生成するデータ生成手段とを
    備えることを特徴とする脈波解析装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の指標算出手段は、前記第1脈
    波信号の周波数スペクラムに基づいて第1指標データと
    して算出し、前記第2の指標算出手段は、前記第2脈波
    信号の周波数スペクラムに基づいて第2指標データとし
    て算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項に記載の脈波解析装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の指標算出手段は、前記第1脈
    波信号の周波数スペクラムに基づいて歪率を第1指標デ
    ータとして算出し、前記第2の指標算出手段は、前記第
    2脈波信号の周波数スペクラムに基づいて歪率を第2指
    標データとして算出することを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれか1項に記載の脈波解析装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の指標算出手段は、前記第1脈
    波信号に基づいて前記生体の循環系をモデル化した等価
    回路のパラメータを前記第1指標データとして算出し、
    前記第2の指標算出手段は、前記第2脈波信号に基づい
    て前記生体の循環系をモデル化した等価回路のパラメー
    タを前記第2指標データとして算出することを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれか1項に記載の脈波解析装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の指標算出手段は、前記第1脈
    波信号の各ピーク情報に基づいて前記第1指標データを
    算出し、前記第2の指標算出手段は、前記第2脈波信号
    の各ピーク情報に基づいて前記第2指標データを算出す
    ることを特徴とする請求項3に記載の脈波解析装置。
  8. 【請求項8】 前記第1脈波検出部は、生体左側の動脈
    の脈動を圧力によって検出する第1圧力センサからな
    り、前記第2脈波検出部は、生体右側の動脈の脈動を圧
    力によって検出する第2圧力センサからなることを特徴
    とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の脈波
    解析装置。
  9. 【請求項9】 前記第1脈波検出部は、生体左側の動脈
    の検出部位に光を照射し、その光を受光して得た受光信
    号を第1脈波信号として検出し、前記第2脈波検出部
    は、生体右側の動脈の検出部位に光を照射し、その光を
    受光して得た受光信号を第2脈波信号として検出するこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記
    載の脈波解析装置。
  10. 【請求項10】 前記第1脈波検出部および前記第2脈
    波検出部は、波長が300nmから700nmの光を生
    体の検出部位に照射し、その反射光を受光して受光信号
    を検出することを特徴とする請求項9に記載の脈波解析
    装置。
  11. 【請求項11】 前記第1脈波検出部および前記第2脈
    波検出部は、波長が600nmから1000nmの光を
    生体の検出部位に照射し、その透過光を受光して受光信
    号を検出することを特徴とする請求項9に記載の脈波解
    析装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の指標データと前記第2の指
    標データのうち少なくとも一方を記憶する記憶手段と、 前記第1脈波検出部と前記第2脈波検出部を兼用する脈
    波検出部とを備えることを特徴とする請求項1乃至11
    のうちいずれか1項に記載の脈波解析装置。
  13. 【請求項13】 前記診断データに基づいて、診断結果
    を告知する告知手段を備えることを特徴とする請求項1
    乃至12のうちいずれか1項に記載の脈波解析装置。
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