JPH10179773A - 赤外線治療装置 - Google Patents

赤外線治療装置

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JPH10179773A
JPH10179773A JP34927796A JP34927796A JPH10179773A JP H10179773 A JPH10179773 A JP H10179773A JP 34927796 A JP34927796 A JP 34927796A JP 34927796 A JP34927796 A JP 34927796A JP H10179773 A JPH10179773 A JP H10179773A
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infrared
infrared rays
irradiating
far
irradiation
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JP34927796A
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Toshihiko Hazama
俊彦 間
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S N D KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治療中であることがモニターでき、速熱性が
あり、さらに、従来にも増して高い温熱治療効果が得ら
れる赤外線治療装置を提供する。 【解決手段】 遠赤外線を中心とした赤外線を照射可能
なドーナッツ状の板型ヒーター21を用いた第1の照射
部20と、近赤外線を中心とした赤外線を照射可能な赤
外線ランプ31を用いた第2の照射部30を同心円状に
配置して、それぞれの照射部から放出された赤外線が同
一の患部の領域に照射できるようにする。これにより、
患部に遠・近赤外線の両方を照射することができ高い治
療効果を期待できる。さらに、近赤外線を照射できるよ
うにしているので稼働開始直後から赤外線を出射してい
ることを把握でき、また、温かみをすぐに体感すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線を患部に照
射して治療効果が得られるようにする赤外線治療装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に遠赤外線を患部に照射して治療を
行う赤外線治療装置の例を示してある。遠赤外線は皮膚
の表面における反射率が小さく吸収性が優れており、患
部81を温熱治療する際に用いると多大な効果が得られ
る。このため、従来の赤外線治療装置70においては、
平板状の電熱ヒーター(プレートヒーター)74の表面
にセラミック系の耐熱塗料などの遠赤外線照射材を塗布
して赤外線照射部71を形成し、この赤外線照射部71
の位置や向きをベース72およびポール(ネック)73
を用いて患部1に対し保持できるようにしている。そし
て、治療中は電熱ヒーター74に電力を供給して加熱
し、そのときに遠赤外線照射材から放出される遠赤外線
を中心した赤外線光を患部に照射して温熱治療を行える
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような赤外線治療
装置で用いられる遠赤外線は、可視光線の波長帯から離
れているので殆ど視覚で認識することができない。従っ
て、赤外線治療装置が作動していても見た目では赤外線
照射部74の変化を捉えることができない。また、温熱
治療においては10〜15分程度あるいはそれ以上の時
間にわたり患部に赤外線を照射することが望ましいので
出力は低く抑えられており、赤外線照射部74の前方に
手をかざしても直に温度の上昇を実感できるほどの量の
遠赤外線が照射されていることは少ない。このため、治
療中、特に治療の開始直後などは赤外線照射部の動作を
確認することがむずかし。特に、板状の電熱ヒーターは
ヒーター自身の温度が上昇するまでにある程度時間がか
かるので、その間は赤外線は殆ど放射されず温かみが感
じられない。
【0004】一方、赤外線照射部74の温度を高くすれ
ばヒーターが灼熱して色が変わるので赤外線照射部74
の動作を確認するのは容易である。しかし、ヒーターを
灼熱させると遠赤外線の比率は減少するので遠赤外線を
用いた治療効果は得にくくなる。逆に、赤外線ランプな
どのフィラメントを用いたランプ型の赤外線照射装置で
到達可能な程度まで放射源が高温になれば近赤外線が照
射され、この近赤外線は皮膚での反射率が高いため吸収
性は劣るが、浸透力は強いのでいったん皮膚下組織に到
達すると深部まで加温できると考えられている。従っ
て、遠赤外線とは異なった治療効果を期待できるが、遠
赤外線の照射量は減少するので元来の治療効果は薄れて
しまう。また、板状のヒーターを近赤外線が主に照射さ
れる程度まで加熱するためには大電力を供給する必要が
あり、また、赤外線照射部が高温になるのでその保護も
難しくなる。
【0005】近赤外線を主に照射する赤外線ランプに遠
赤外線照射材を塗布して遠赤外線も含めて患部に照射で
きるように考えられた温熱治療装置もある。しかしなが
ら、赤外線ランプの表面温度を遠赤外線を照射するのに
適した温度にセットすれば近赤外線の照射量は減少し、
一方、赤外線の表面温度を上げると近赤外線の量は増加
するが遠赤外線の量は減ってしまう。従って、遠赤外線
および近赤外線の両方を効果を得ることは困難であり中
間的な1つの波長帯の赤外線の比率が高くなってしま
う。
【0006】そこで、本発明においては、人体に対する
作用が相違する遠赤外線および近赤外線などの波長の異
なる赤外線の両方の効果を得ることができる赤外線治療
装置を提供することを目的としている。さらに、治療の
開始直後から治療状態にあることをモニターできる赤外
線治療装置を提供することも本発明の目的としている。
また、治療を開始した直後から温かみが感じられ、心地
よい治療効果を感受できる赤外線治療装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の赤外
線治療装置においては、遠赤外線などの第1の波長を中
心とした赤外線を照射する第1の照射部と、近赤外線な
どの第1の波長と異なる第2の波長の赤外線を照射する
第2の照射部とを別々に設け、これらが患部のほぼ同じ
領域に遠赤外線および近赤外線を照射できるようにして
いる。すなわち、本発明の赤外線治療装置は、第1の発
熱源に電力が供給されると第1の波長を中心とした赤外
線を照射可能な第1の照射部と、第2の発熱源に電力が
供給されると第2の波長を中心とした赤外線を照射可能
な第2の照射部とを有し、第1および第2の照射部が同
一の患部に向かって第1および第2の波長を中心とした
それぞれの赤外線を照射できるように配置されているこ
とを特徴としている。本発明の赤外線治療装置は、異な
った発熱源を有する第1の照射部と第2の照射部をそれ
ぞれ設けることにより、各々の発熱源を遠赤外線あるい
は近赤外線といった周波数および波長の異なる赤外線を
照射するのに適した条件に設定することが可能となる。
従って、例えば、患部に対し遠赤外線を中心とした赤外
線と、近赤外線を中心とした赤外線を同時に照射するこ
とが可能となり、全体として遠赤外線および近赤外線と
いった、波長の異なる少なくとも2種類の赤外線の双方
の比率が高い赤外線を患部に照射することができる。
【0008】本発明の赤外線治療装置において遠赤外線
および近赤外線に対し第1および第2の発熱源をそれぞ
れ用意すると、近赤外線用の第2の発熱源は治療中に眼
で見える程度に高温になるように加熱することが可能と
なる。また、第2の発熱源は高温に加熱して良いので治
療を開始した当初から大きな電力を供給することが可能
であり、治療を始めた早い段階から赤外線治療装置の稼
働状態を確認することができる。さらに、治療の早い段
階から第2の発熱源を高温にできるので適当な量の近赤
外線を照射することが可能となり、治療を始めた当初か
ら赤外線の温かみを感じることができる。その一方で、
第1の発熱源は遠赤外線の照射に適した状態に独自に設
定できるので、近赤外線の照射開示とはタイミングがず
れるとしても治療に適した量の遠赤外線を患部に対し供
給することができる。
【0009】遠赤外線を照射するための第1の発熱源と
しては患部に対して遠赤外線を照射する面積を比較的大
きくとれ、その照射面にセラミック塗料などの遠赤外線
照射材を取り付け易い板型ヒーター(プレートヒータ
ー)を用いることが望ましい。一方、近赤外線を照射す
るための第2の発熱源としては温度の上昇率が高く、電
力を供給するとほぼ瞬時に近赤外線を出射可能なランプ
型を採用することが望ましい。
【0010】これら第1および第2の照射部は、並列に
並べたり、複数の第1および第2の照射部を交互にする
などの様々に配置できるが、それぞれの照射部の数を増
やさずに同一の患部に対し遠赤外線および近赤外線をほ
ぼ同じように照射するという点では、第2の照射部の周
囲に第1の照射部を環状に配置するか、あるいは逆に第
1の照射部の周囲に第2の照射部を環状に配置すること
が望ましい。
【0011】また、これら第1および第2のヒーターに
対し同時にまたは別々に電力を供給可能な電力供給手段
を用いて制御することにより、特性の異なる赤外線を同
時に照射して治療を行ったり、特性の異なる赤外線を交
互に照射したり、あるいはユーザーの状態あるいは好み
などによって遠赤外線あるいは近赤外線の一方を中心と
した赤外線を照射するようにすることも可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。図1に、本発明に係る
赤外線治療装置の一例を示してある。本例の赤外線治療
装置1は、ベース2の上に設置された柱状のポール(ネ
ック)3によって赤外線照射部10が所定の向きおよび
高さに保持可能な自立型である。赤外線照射部10の細
かい向きや方向の設定は、ポール3のフレキシブルジョ
イント4や赤外線照射部10をポールに取り付けるため
の回転可能なジョイント5を用いて行われるようになっ
ている。本例の赤外線照射部10は、患部の方向に向か
ってほぼ円形に開いた開口11を備えたハウジング12
と、この開口11に設置されたフロントガード13によ
って覆われている。ハウジング12のほぼ中心には、平
坦な円盤状でその中心部が中空となったドーナッツ状の
第1の照射部20が平らな面を開口11に向けて設けら
れており、そのドーナッツ状の平板型をした第1の照射
部20の中心21にランプ型をした第2の照射部30が
取り付けられている。本例の赤外線照射部10において
は、第1の照射部20から遠赤外線を中心とした赤外線
が開口11を通って患部に向けて照射され、第2の照射
部30から近赤外線を中心とした赤外線が患部に向けて
照射される。これら第1および第2の照射部20および
30へ電力を供給するケーブルはポール3を通って配置
されており、それぞれの照射部20および30に供給さ
れる電力を制御する電力供給部がベース2の内部に搭載
されている。
【0013】図2に示した断面図に基づき、本例の赤外
線治療装置1に採用された赤外線照射部10の構成をさ
らに詳しく説明する。本例の赤外線照射部10は、上述
したように中心にランプ型をした第2の照射部30が設
置され、その周囲にドーナッツ型をした板状の第1の照
射部20が設置されている。これら第1および第2の照
射部20および30は、一方がほぼ円形の開口11とな
り他方が若干湾曲しながら閉じた後方に凸状のハウジン
グ12に収納されている。さらに、第1の照射部20の
照射方向となる前方の開口11は、ほぼ平坦な形状に組
み合わされた複数の細い金属棒からなるフロントガード
13aによって覆われており、一方、第2の照射部30
の前方の開口11はランプ型の第2の照射部30の形状
に合わせてほぼ半球状に組み合わされた細い金属棒から
なるフロントガード13bによって覆われている。ハウ
ジング12の中央に取り付けられたランプ状の第2の照
射部30はほぼ玉型の赤外線ランプ31を備えており、
その側方から後方には前方に開いたほぼ円錐台状の反射
部32が設けられている。このため、赤外線ランプ31
から放射された赤外線が前方の患部に向かって効率良く
出射されるようになっている。同様に、第1の照射部
は、ドーナッツ状の板型のヒーター21を備えており、
その側方および後方にも前方に開いた形状の反射部22
が設けられている。従って、この板型ヒーター20から
放射された赤外線も前方に向けて効率良く出射できるよ
うになっている。それぞれの反射部22および32の後
方とハウジング12との間には断熱材15が設置されて
おり第1および第2の照射部20および30が稼働して
いる最中でもハウジング12の表面温度が高く上がりす
ぎないようになっている。
【0014】本例の赤外線照射部10の第1の照射部2
0に設けられたドーナッツ状の板型ヒーター21はステ
ンレススチールなどの金属製の支持板に薄膜状や線状な
どの導電性の発熱体が取り付けられたプレートタイプの
電熱ヒーターであり、その支持板の前方の面に遠赤外線
を照射するセラミックなどの遠赤外線照射材を含んだ耐
熱塗料が塗布されている。従って、電力の供給された発
熱体によって支持材が温められ板型ヒーター21が適当
な温度に達するとその表面から遠赤外線を中心とした赤
外線が放出される。このため、本例の赤外線照射部10
は板型ヒーター21に電力を供給することによって、前
方の患部81に対し遠赤外線を中心とした赤外線を照射
することができる。
【0015】一方、本例の第2の照射部30に設けられ
た赤外線ランプ31は、電球型などのフィラメントを発
熱源とした赤外線発生装置であり、速熱性が高く、スイ
ッチを入れるとすぐにフィラメントが加熱されて高温と
なり電球の表面から近赤外線を中心とした赤外線が放射
される。従って、本例の赤外線照射部10は、赤外線ラ
ンプ31に電極を供給することにより前方の患部81に
対し近赤外線を中心とした赤外線を照射することができ
る。さらに、本例の赤外線照射部10は、赤外線ランプ
31の周囲を取り囲むようにドーナッツ状の板型ヒータ
ー21が配置されているので、赤外線ランプ31および
板型ヒーター21から照射された近赤外線および遠赤外
線を中心とした赤外線がほぼ同じ患部の領域に照射さ
れ、後述するように遠赤外線および近赤外線の両方を照
射して治療を行ったり、遠赤外線と近赤外線を交互に照
射して治療を行うなどの治療ができるようになってい
る。
【0016】図2に示すようにベース2に収納された電
力供給部40は、第1の照射部20の板型ヒーター21
に電力を供給する第1の電力供給部41と、第2の照射
部30の赤外線ランプ31に電力を供給する第2の電力
供給部42とを備えている。このため、図1に示したベ
ース2の上面に配置されたスイッチ2aによって図3に
示すような幾つかの治療モードを選択できるようになっ
ている。
【0017】図3(a)は、第1および第2の照射部2
0および30に同時に電力を供給して稼働させたモード
(状態)であり、赤外線照射部10から遠赤外線および
近赤外線の双方を中心とした赤外線が患部に対し照射さ
れる。遠赤外線は、波長が数10μmから1mm程度の
周波数帯の赤外線であり、可視領域から離れているので
眼には見えないが皮膚の表面での反射率が小さく人体へ
の吸収性が高い赤外線である。このため、比較的低温で
患部を十分に温めることができ、筋肉のこりや疲れをと
り新陳代謝を活発化するなど多くの治療効果が認められ
ている。一方、近赤外線は、波長が1μm前後の可視光
領域に隣接した周波数帯の赤外線であり、皮膚の表面で
の反射率は比較的大きいが、浸透性があるのでいったん
人体に入ると深部まで到達して皮下組織まで温熱を伝達
する効果が得られると考えられている。従って、遠近双
方の赤外線を同時に患部に照射することにより、優れた
温熱効果を得ることができ、血行の促進、筋肉のこりや
疲れの緩和、神経痛や筋肉痛の緩和、疲労回復あるいは
胃腸の働きを活発にするのにいっそう効果的であると考
えられる。
【0018】また、第1の照射部20と共に第2の照射
部30の赤外線ランプ31を点灯することにより、赤外
線ランプ31が赤色に発光するので治療が開始されたこ
とがすぐに認識できる。また、治療を開始するとほとん
ど同時に速熱性の赤外線ランプ31から近赤外線が照射
されるので、短時間で患部に熱が加えられるのを体感す
ることができる。赤外線照射部10に手をかざして照射
されている赤外線の熱を感じることもできる。
【0019】さらに、赤外線ランプ31は速熱性がある
ので、このランプ31からの熱によって第1の照射部2
0の板型ヒーター21が加熱される。このため、板型ヒ
ーター21の昇温が早くなるので遠赤外線の放射が始ま
るタイミングを早くできるという効果も得られる。
【0020】図3(b)は、第1および第2の照射部2
0および30に交互に電力を供給して稼働させたモード
であり、赤外線照射部10から遠赤外線および近赤外線
を中心とした赤外線が患部に対し交互に照射される。こ
のように、効用の異なる2種類の赤外線が患部に対し交
互に照射されることにより、患部に穏やかな刺激を与え
ることが可能であり、ユーザーの状態によってはさらに
優れた治療効果をもたらすことができる。また、それぞ
れの赤外線によって感じられる温度も異なるので赤外線
が照射されていることを実感できるという効果もある。
【0021】また、このようなモードでも、第2の照射
部30の赤外線ランプ31が点灯するので、上記のモー
ドと同様に治療状態であることが容易に識別でき、さら
に、暖かさを瞬時に感じることができる。また、第1の
照射部20の板型ヒーター21を赤外線ランプ31で温
める効果も得られる。
【0022】図3(c)は、第1の照射部20のみに電
力を供給して稼働させた状態であり、赤外線照射部10
から遠赤外線を中心とした赤外線が患部に対し照射され
る。従って、患部が低温で穏やかに加熱されて温熱効果
が得られる従来の遠赤外線治療装置と同様の効果を得る
ことができる。
【0023】また、図3(d)は、第2の照射部30の
みに電力を供給して稼働させた状態であり、赤外線照射
部10から近赤外線を中心とした赤外線が患部に対し照
射される。従って、患部で赤外線の熱を素早く感じるこ
とができるので、赤外線暖房に類似する効果を得ること
ができる。
【0024】このように、本例の赤外線治療装置1は、
1つの赤外線照射部10に遠赤外線を照射可能な第1の
照射部20と、近赤外線を照射可能な第2の照射部30
を別々に設け、それぞれの照射部から同一の患部に対し
赤外線を照射できるようにしてあるので、上記のような
様々なモードで治療を行うことができる。特に、それぞ
れの照射部20および30に、遠赤外線を照射するのに
適した板型ヒーター21と、近赤外線を照射するのに適
した赤外線ランプ31を配置してあるので、それぞれの
照射部20および30の条件をそれぞれの波長の赤外線
を照射するのに適したコンディションに保持できる。こ
のため、遠赤外線および近赤外線のそれぞれの比率の高
い赤外線を同時に、あるいは交互に患部に照射できる。
また、遠赤外線に加えて近赤外線を放出できるようにす
ることによって上記のように治療状況を認識したり、温
かみを早期に感じることができるなどの効果を得ること
ができる。
【0025】なお、本例の赤外線治療装置1では、赤外
線照射部10の中心に赤外線ランプ31を設置し、その
周囲に板型ヒーター21を設置してあるが、これとは逆
に図4に示すように、中心に円盤状、コーン型あるいは
凹凸などの形成された板型ヒーター21を設置し、その
周囲にドーナッツ状のサーキュラーランプタイプの赤外
線ランプ31を設けることも可能である。もちろん、板
状ヒーターと赤外線ランプを並列に設置したり、千鳥な
どの交互配置にすることも可能であるが、膝や肩などの
患部に対しほぼ均等に遠赤外線および近赤外線を照射す
るという点では、同心円状にこれら第1および第2の照
射部を配置するほうが優れていると考えられる。さら
に、第1および第2の照射部を千鳥などの交互配置する
と、複数の板型ヒーターおよび赤外線ランプが必要とな
り、制御やコストの面で高価になる。これに対し、上記
の例ではドーナッツ状の第1あるいは第2の照射部を採
用して外周部に配置することにより、単体の板型ヒータ
ーおよび赤外線ランプで第1および第2の照射部を形成
することができる。従って、本例の赤外線治療装置は、
制御も簡単であり、安価に提供することができる。ま
た、それぞれの照射部を放射する赤外線の波長に合わせ
て設計できるので、射出効率の高い赤外線治療装置を安
価に供給できる。
【0026】また、本例の赤外線治療装置では、それぞ
れ治療効果を備えた遠赤外線と近赤外線の組み合わせを
例に説明しているが、その他の特定の効果を備えた波長
帯の赤外線との組み合わせももちろん可能である。さら
に、赤外線の照射源としては本例のように板型ヒーター
と赤外線ランプに限定されることはなくシーズ型やコイ
ル型など用途に適した発熱源を採用できることはもちろ
んである。また、上記の例に示したような自立型に限ら
ず、足置き型や壁掛け型などの赤外線治療装置に対し本
発明を適用することも可能である。
【0027】
【発明の効果】このように、本発明においては、人体に
対する作用が相違する遠赤外線および近赤外線などの波
長の異なる赤外線をそれぞれ照射可能な第1および第2
の照射部を設けることにより、遠赤外線および近赤外線
の比率がそれぞれ高い赤外線を1台の赤外線治療装置で
患部に照射することができる。従って、従来の赤外線治
療装置にも増して血行の促進などに優れた効果が得られ
る温熱治療を行うことが可能になる。さらに、治療の開
始直後に眼に見える近赤外線が照射されるようにできる
ので、治療状態にあることをモニターすることも可能に
なる。また、近赤外線を照射できるようにすることによ
って治療を開始した直後から温かみが感じられ、熱吸収
性の高い遠赤外線と共に患部に照射することにより心地
よい治療効果を感受できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤外線治療装置の概要を示す斜視
図である。
【図2】図1に示す赤外線治療装置の赤外線照射部の概
略構造を示す断面図である。
【図3】図1に示す赤外線治療装置の稼働モードの幾つ
かを模式的に示す図である。
【図4】図2と異なる構造の赤外線照射部を示す図であ
る。
【図5】従来の赤外線治療装置の概要を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1・・赤外線治療装置 2・・ベース 3・・ネック 4・・フレキシブルジョイント 5・・回転可能なコネクタ 10・・赤外線照射部 11・・開口 12・・ハウジング 13・・フロントガード 20・・第1の照射部 21・・板型ヒーター 22・・反射部 30・・第2の照射部 31・・赤外線ランプ 32・・反射部 40・・電力供給部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の発熱源に電力が供給されると第1
    の波長を中心とした赤外線を照射可能な第1の照射部
    と、第2の発熱源に電力が供給されると前記第1の波長
    と異なる第2の波長を中心とした赤外線を照射可能な第
    2の照射部とを有し、前記第1および第2の照射部が同
    じ患部に向かって前記第1および第2の波長を中心とし
    た赤外線を照射できるように配置されていることを特徴
    とする赤外線治療装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の波長は遠
    赤外領域に含まれる波長であり、前記第2の波長は近赤
    外領域に含まれる波長であることを特徴とする赤外線治
    療装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第1の発熱源は
    板型であり、前記第2の発熱源はランプ型であることを
    特徴とする赤外線治療装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記第2の照射部の
    周囲に前記第1の照射部が環状に配置されていることを
    特徴とする赤外線治療装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記第1の照射部の
    周囲に前記第2の照射部が環状に配置されていることを
    特徴とする赤外線治療装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記第1および前記
    第2の発熱源に対し同時にまたは個々に電力を供給可能
    な電力供給手段を有することを特徴とする赤外線治療装
    置。
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