JPH10179801A - ゴルフボール - Google Patents
ゴルフボールInfo
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- JPH10179801A JPH10179801A JP9087501A JP8750197A JPH10179801A JP H10179801 A JPH10179801 A JP H10179801A JP 9087501 A JP9087501 A JP 9087501A JP 8750197 A JP8750197 A JP 8750197A JP H10179801 A JPH10179801 A JP H10179801A
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Abstract
おいて、打球感およびコントロール性が良好で、かつ飛
行性能および耐カット性が満足すべき水準にあるゴルフ
ボールを提供する。 【解決手段】 糸巻きコアと該糸巻きコアを被覆するカ
バーを有するゴルフボールにおいて、上記カバーの基材
樹脂を、アイオノマー樹脂と、酸変性熱可塑性エラスト
マーまたは末端に−OH基が付加した熱可塑性エラスト
マーと、エポキシ基を含有するポリブタジエンブロック
を有するスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重
合体またはエポキシ基を含有するポリイソプレンブロッ
クを有するスチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体との加熱混合物を主成分として構成し、カバーを
構成するカバー用組成物の曲げ剛性率を50〜300M
Paで、ショアーD硬度を40〜60にする。
Description
する。さらに詳しくは、本発明は、糸ゴム層を有する多
層構造のゴルフボールであって、打球感(打球時のフィ
ーリング)およびコントロール性が良好で、かつ飛行性
能および耐カット性が満足すべき水準にあるゴルフボー
ルに関する。
としては、アイオノマー樹脂が広範に使用されている
(たとえば、特公昭49−27093号公報)。これ
は、アイオノマー樹脂が、耐久性、耐カット性、反発性
に優れ、かつ加工しやすいという理由によるものであ
る。
高い硬度と剛性を有するため、バラタ(トランスポリイ
ソプレン)に比べて、打球感やコントロール性(スピン
のかけ易さ)の点で劣っている。
で軟質化することによって、打球感やコントロール性を
改良することが試みられている。
や特開平5−3931号公報には、アイオノマー樹脂に
α−オレフィンとアクリル酸、メタクリル酸などの不飽
和カルボン酸とアクリレートエステルとの三元共重合体
のナトリウムイオンまたは亜鉛イオン中和軟質アイオノ
マー樹脂をブレンド(混合)することによって、高剛性
のアイオノマー樹脂を軟質化し、打球感やコントロール
性を改善することが提案されている。
マー樹脂のブレンドによっても、特に打球感においてバ
ラタカバーに近いものは得られず、しかも軟質アイオノ
マー樹脂のブレンドに伴って反発性能や飛行性能の低下
が生じるため、充分な成果をあげるにいたっていない。
は、アイオノマー樹脂とグリシジル基を構成成分として
含有するポリマーとのブレンドにより、打球感やコント
ロール性を改良することが提案されている。この方法に
よれば、打球感やコントロールは多少改善されるもの
の、いまだ充分でなく、特に反発性能や飛行性能などに
おいて充分な特性を有するものが得られていない。
ノマー樹脂をカバーの基材樹脂として用いたゴルフボー
ルは、打球感やコントロール性が悪く、また、それを改
良する提案も、反発性能や飛行性能の低下を招くなど、
充分な成果をあげるにいたっていない。
ルフボールにおいて、打球感およびコントロール性が良
好で、かつ飛行性能および耐カット性が満足すべき水準
にあるゴルフボールを提供することを目的とする。
鑑み、バラタカバーに近い優れた打球感やコントロール
性とアイオノマー樹脂に基づく優れた飛行性能や耐カッ
ト性とを両立させるべく、カバーの基材樹脂について鋭
意研究を重ねた結果、アイオノマー樹脂と、軟質の酸変
性熱可塑性エラストマーまたは末端に−OH基が付加し
た熱可塑性エラストマーと、軟質のエポキシ基を含有す
るポリブタジエンブロックを有するスチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体または軟質のエポキシ基
を含有するポリイソプレンブロックを有するスチレン−
イソプレン−スチレンブロック共重合体との加熱混合物
をカバーの基材樹脂の主成分として用いるときは、打球
感およびコントロール性が良好で、かつ飛行性能および
耐カット性が満足すべき水準にあるゴルフボールが得ら
れることを見出し、本発明を完成するにいたった。
きコアを被覆するカバーを有するゴルフボールにおい
て、上記カバーの基材樹脂が、アイオノマー樹脂と、酸
変性熱可塑性エラストマーまたは末端に−OH基が付加
した熱可塑性エラストマーと、エポキシ基を含有するポ
リブタジエンブロックを有するスチレン−ブタジエン−
スチレンブロック共重合体またはエポキシ基を含有する
ポリイソプレンブロックを有するスチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体との加熱混合物を主成分と
して構成され、カバーを構成するカバー用組成物の曲げ
剛性率が50〜300MPaで、かつショアーD硬度が
40〜60であることを特徴とするゴルフボールであ
る。上記エポキシ基を含有するポリブタジエンブロック
を有するスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重
合体におけるスチレン−ブタジエン−スチレンブロック
共重合体部分は、SBS構造のブロック共重合体と略称
されているものであり、また、エポキシ基を含有するポ
リイソプレンブロックを有するスチレン−イソプレン−
スチレンブロック共重合体におけるスチレン−イソプレ
ン−スチレンブロック共重合体部分は、SIS構造のブ
ロック共重合体と略称されているものである。
明にあたっては、アイオノマー樹脂を(A)成分とし、
酸変性熱可塑性エラストマーまたは末端に−OH基が付
加した熱可塑性エラストマーを(B)成分とし、エポキ
シ基を含有するポリブタジエンブロックを有するスチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体またはエポ
キシ基を含有するポリイソプレンブロックを有するスチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体を(C)
成分として説明する。
マー樹脂に軟質成分として(B)成分の酸変性熱可塑性
エラストマーまたは末端に−OH基が付加した熱可塑性
エラストマーを添加しているので、それによってアイオ
ノマー樹脂が軟質化され、打球感およびコントロール性
が改善される。しかも、上記(A)成分のアイオノマー
樹脂および(B)成分の熱可塑性エラストマーに、
(C)成分の軟質のエポキシ基を含有するポリブタジエ
ンブロックを有するスチレン−ブタジエン−スチレンブ
ロック共重合体または軟質のエポキシ基を含有するポリ
イソプレンブロックを有するスチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体を加えて加熱混合しているの
で、その加熱混合時に(C)成分のエポキシ基を含有す
るブロック共重合体のエポキシ基が(A)成分のアイオ
ノマー樹脂中の遊離のカルボキシル基および(B)成分
の酸変性熱可塑性エラストマー中の酸または末端に−O
H基が付加した熱可塑性エラストマー中の−OH基と反
応し、軟質成分の酸変性熱可塑性エラストマーまたは末
端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマーのアイオ
ノマー樹脂への均一微分散が達成され、かつ酸変性熱可
塑性エラストマーまたは末端に−OH基が付加した熱可
塑性エラストマーの反発性能の向上が達成されるので、
アイオノマー樹脂の有する優れた飛行性能(反発性能)
や耐カット性などの低下が抑制されて、打球感およびコ
ントロール性が良好で、かつ飛行性能、耐カット性、耐
久性などが優れたゴルフボールが得られるようになる。
脂を構成する成分のうち、(A)成分として用いるアイ
オノマー樹脂としては、たとえば、α−オレフィンと炭
素数3〜8のα,β−不飽和カルボン酸との共重合体中
のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和
して得られるもの、またはα−オレフィンと炭素数3〜
8のα,β−不飽和カルボン酸と炭素数2〜22のα,
β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカ
ルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和して
得られるものが挙げられる。そして、それらの組成比と
しては、アイオノマー樹脂のベースポリマーがα−オレ
フィンと炭素数3〜8のα,β−不飽和カルボン酸との
共重合体の場合、α−オレフィンが80〜90重量%
で、α,β−不飽和カルボン酸が10〜20重量%であ
ることが好ましく、ベースポリマーがα−オレフィンと
炭素数3〜8のα,β−不飽和カルボン酸と炭素数2〜
22のα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重
合体の場合、α−オレフィンが70〜85重量%で、
α,β−不飽和カルボン酸が5〜20重量%で、α,β
−不飽和カルボン酸エステルが10〜25重量%である
ことが好ましい。また、これらのアイオノマー樹脂は、
メルトインデックス(MI)が0.1〜20、特に0.
5〜15であることが好ましい。
ば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン
などが用いられ、特にエチレンが好ましく、炭素数3〜
8のα,β−不飽和カルボン酸としては、たとえば、ア
クリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロ
トン酸などが用いられ、特にアクリル酸、メタクリル酸
が好ましい。また、炭素数2〜22の不飽和カルボン酸
エステルとしては、たとえば、アクリル酸、メタクリル
酸、フマル酸、マレイン酸などのメチル、エチル、プロ
ピル、n−ブチル、イソブチルエステルなどが用いら
れ、特にアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルが
好ましい。上記α−オレフィンとα,β−不飽和カルボ
ン酸との共重合体またはα−オレフィンとα,β−不飽
和カルボン酸と炭素数2〜22のα,β−不飽和カルボ
ン酸エステルとの三元共重合体中のカルボキシル基の少
なくとも一部を中和する金属イオンとしては、たとえ
ば、ナトリウムイオン、リチウムイオン、亜鉛イオン、
マグネシウムイオン、カリウムイオンなどが挙げられ
る。そして、アイオノマー樹脂が、エチレンとアクリル
酸またはメタクリル酸との共重合体中のカルボキシル基
の少なくとも一部を金属イオンで中和したものである場
合は、そのメルトインデックスが3〜7で、曲げ剛性率
が200〜400MPaのいわゆる高剛性ハイフロータ
イプのものであることが好ましい。
商品名で例示すると、たとえば、三井デュポンポリケミ
カル(株)から市販されているアイオノマー樹脂として
は、ハイミラン1605(Na)、ハイミラン1707
(Na)、ハイミランAM7318(Na)、ハイミラ
ン1706(Zn)、ハイミランAM7315(Z
n)、ハイミランAM7317(Zn)、ハイミランA
M7311(Mg)、ハイミランMK7320(K)
や、三元共重合体系アイオノマー樹脂としてのハイミラ
ン1856(Na)、ハイミラン1855(Zn)、ハ
イミランAM7316(Zn)などが挙げられる。米国
デュポン社から市販されているアイオノマー樹脂として
は、サーリン8920(Na)、サーリン8940(N
a)、サーリンAD8512(Na)、サーリン991
0(Zn)、サーリンAD8511(Zn)、サーリン
7930(Li)、サーリン7940(Li)や、三元
共重合体系アイオノマー樹脂としてのサーリンAD82
65(Na)、サーリンAD8269(Na)などが挙
げられる。エクソン化学社から市販されているアイオノ
マー樹脂としては、アイオテック7010(Zn)、ア
イオテック8000(Na)などが挙げられる。なお、
上記アイオノマー樹脂の商品名の後の括弧内に記載した
Na、Zn、K、Li、Mgなどは、それらの中和金属
イオンの金属種を示している。また、本発明において、
アイオノマー樹脂としては、上記例示のものを2種以上
混合して用いてもよく、もとより上記例示の一価の金属
イオンで中和したアイオノマー樹脂と二価の金属イオン
で中和したアイオノマー樹脂とを2種以上混合して用い
てもよい。
または末端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマー
における酸変性熱可塑性エラストマーとしては、たとえ
ば、無水マレイン酸変性熱可塑性エラストマー、エチレ
ンと不飽和カルボン酸エステルと不飽和カルボン酸との
三元共重合体などが挙げられ、また末端に−OH基が付
加した熱可塑性エラストマーとしては、たとえば、SE
BS構造を持つブロック共重合体、SEPS構造を持つ
ブロック共重合体が挙げられる。このSEBS構造とは
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体中の
ブタジエン部分の二重結合に水素添加した構造であり、
SEPS構造とはスチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体中のイソプレン部分の二重結合に水素添加
した構造である。この末端に−OH基が付加したスチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体中のブタジ
エン部分の二重結合に水素添加した構造または末端に−
OH基が付加したスチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体中のイソプレン部分の二重結合に水素添加
した構造を持つブロック共重合体において、そのスチレ
ン含量は10〜70重量%、特に15〜50重量%であ
ることが好ましい。上記スチレン含量が10重量%より
少ない場合は、カバーが軟らかくなりすぎて耐カット性
が低下するおそれがあり、上記スチレン含量が70重量
%より多い場合は、アイオノマー樹脂の軟質化が充分に
達成できず、打球感やコントロール性が悪くなるおそれ
がある。なお、以下において、スチレン−ブタジエン−
スチレンブロック共重合体のブタジエン部分の二重結合
に水素添加した構造をSEBS構造と略記し、スチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体中のイソプレ
ン部分の二重結合に水素添加した構造をSEPS構造と
略記する。
マーの市販品としては、たとえば、旭化成工業(株)か
ら「タフテックMシリーズ」の商品名で、水素添加した
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の無
水マレイン酸付加物が種々のグレードで上市されてお
り、また住友化学工業(株)からは「ボンダイン」の商
品名で、エチレン−エチルアクリレート−無水マレイン
酸三元共重合体が種々のグレードで上市され、三井デュ
ポンポリケミカル(株)からも「ARシリーズ」の商品
名で、エチレン−エチルアクリレート共重合体の無水マ
レイン酸によるグラフト変性物が種々のグレードで上市
され、また(株)クラレからは「XE−1403」の商
品名で、無水マレイン酸変性熱可塑性エラストマーのハ
ードセグメントが結晶性ポリオレフィンで、ソフトセグ
メントが非晶性ポリオレフィンのブロックポリマーが上
市されている。
と不飽和カルボン酸との三元共重合体としては、たとえ
ば、三井デュポンポリケミカル(株)から「ニュークレ
ルAN4212C」、「ニュークレルN0805J」な
どの商品名でエチレン−イソブチルアクリレート−メタ
クリル酸三元共重合体などが市販されている。
造またはSEPS構造を持つブロック共重合体の市販品
としては、たとえば、(株)クラレから「HG−25
2」の商品名で、水素添加したスチレン−イソプレン−
スチレンブロック共重合体の末端に−OH基が付加した
ものが市販されている。
または末端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマー
は(A)成分のアイオノマー樹脂の軟質化を目的として
使用されるものであり、カバーを構成するカバー用組成
物の曲げ剛性率を50〜300MPaで、ショアーD硬
度を40〜60にするには、JIS−A硬度が30〜9
0またはショアーD硬度が5〜40であることが好まし
い。上記酸変性熱可塑性エラストマーまたは末端に−O
H基が付加した熱可塑性エラストマーのJIS−A硬度
が30またはショアーD硬度が5より低い場合は、カバ
ーが軟らかくなりすぎて、耐カット性が低下するおそれ
があり、またJIS−A硬度が90またはショアーD硬
度が40より高い場合は、アイオノマー樹脂の軟質化が
充分に達成できず、打球感やコントロール性が充分に改
善されなくなるおそれがあり、特にJIS−A硬度が4
0〜88またはショアーD硬度が10〜40であること
が好ましい。なお、JIS−A硬度とはJIS−A型硬
度計でJIS K6301に準じて測定した硬度であ
り、ショアーD硬度はショアーD型硬度計でASTMD
−2240に準じて測定した硬度である。
を含有するポリブタジエンブロックを有するスチレン−
ブタジエン−スチレンブロック共重合体とは、両末端に
ポリスチレンを持つブロック共重合体で、その中間層が
エポキシ基を含有するポリブタジエンであり、そのポリ
ブタジエン部分の二重結合の一部または全部が水素添加
されたものであってもよい。また、エポキシ基を含有す
るポリイソプレンブロックを有するスチレン−イソプレ
ン−スチレンブロック共重合体とは、両末端にポリスチ
レンを持つブロック共重合体で、その中間層がエポキシ
基を含有するポリイソプレンであり、そのポリイソプレ
ン部分の二重結合の一部または全部が水素添加されたも
のであってもよい。
ポリブタジエンブロックを有するスチレン−ブタジエン
−スチレンブロック共重合体の基本構造を示すと、次の
式(I)に示す通りである。
ポリブタジエンブロックを有するスチレン−ブタジエン
−スチレンブロック共重合体は、上記基本構造を示す式
(I)中のポリブタジエン部分の二重結合の一部または
全部に水素添加したものであってもよい。そして、
(C)成分のエポキシ基を含有するポリイソプレンブロ
ックを有するスチレン−イソプレン−スチレンブロック
共重合体は、その基本構造が上記式(I)中のポリブタ
ジエンブロックがポリイソプレンブロックに置き換わっ
たものであり、また、(C)成分のエポキシ基を含有す
るポリイソプレンブロックを有するスチレン−イソプレ
ン−スチレンブロック共重合体は、その基本構造式中の
ポリイソプレン部分の二重結合の一部または全部に水素
添加したものであってもよい。以下、この(C)成分に
関して、簡略化して、エポキシ化SBS構造またはSI
S構造のブロック共重合体と略称する。
たはSIS構造のブロック共重合体のスチレン含量は1
0〜50重量%、特に15〜45重量%であることが好
ましい。上記スチレン含量が10重量%より少ない場合
は、カバーが軟らかくなりすぎて、耐カット性が低下す
るおそれがあり、上記スチレン含量が50重量%より多
い場合は、(A)成分のアイオノマー樹脂の軟質化が充
分に達成できず、打球感やコントロール性が悪くなるお
それがある。
構造またはSIS構造のブロック共重合体のエポキシ基
含量は0.05〜10重量%、特に0.2〜5重量%で
あることが好ましい。上記エポキシ基含量が0.05重
量%より少ない場合は、エポキシ基の反応量が少なくな
り、(A)成分のアイオノマー樹脂中への(B)成分の
酸変性熱可塑性エラストマーまたは末端に−OH基が付
加した熱可塑性エラストマーや(C)成分のエポキシ化
SBS構造またはSIS構造のブロック共重合体の分散
性が低下して、耐久性が悪くなるおそれがある。また、
上記エポキシ基含量が10重量%よりも多い場合は、エ
ポキシ基の反応量が多くなりすぎ、流動性が悪くなっ
て、ボールの成形が困難になるおそれがある。
たはSIS構造のブロック共重合体は、前記(B)成分
の酸変性熱可塑性エラストマーまたは末端に−OH基が
付加した熱可塑性エラストマーと同様に軟質化の目的も
持っているので、JIS−A硬度が30〜90であるこ
とが好ましい。(C)成分のエポキシ化SBS構造また
はSIS構造のブロック共重合体のJIS−A硬度が3
0より低い場合は、カバーが軟らかくなりすぎて、耐カ
ット性が低下するおそれがあり、またJIS−A硬度が
90より高い場合は、アイオノマー樹脂の軟質化が充分
に達成できず、打球感やコントロール性が充分に改善さ
れなくなるおそれがあり、特にJIS−A硬度が40〜
88であることが好ましい。
たはSIS構造のブロック共重合体の市販品としては、
たとえば、ダイセル化学工業(株)から「ESBS A
1005」(この「ESBS A1005」は「ESB
S AT014」から名称変更されたものである)、
「ESBS A1010」(この「ESBS A101
0」は「ESBS AT015」から名称変更されたも
のである)、「ESBSA1020」(この「ESBS
A1020」は「ESBS AT000」から名称変
更されたものである)などの商品名で市販されているエ
ポキシ基を含有するポリブタジエンブロックを有するス
チレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、また
は「ESBS AT018」、「ESBS AT01
9」などの商品名で市販されているエポキシ基を含有す
るポリブタジエンブロックの一部に水素添加したスチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体などがあ
り、いずれも本発明において好適に使用される。
記(A)成分のアイオノマー樹脂と(B)成分の酸変性
熱可塑性エラストマーまたは末端に−OH基が付加した
熱可塑性エラストマーと(C)成分のエポキシ化SBS
構造またはSIS構造のブロック共重合体との加熱混合
物を主成分として構成され、それを含有するカバー用組
成物は曲げ剛性率が50〜300MPaで、ショアーD
硬度が40〜60であることを必要としている。上記カ
バー用組成物の曲げ剛性率が50MPaより低い場合
は、カバーが軟らかくなりすぎてスピン量が増加しすぎ
るため、飛距離が低下し、かつ耐カット性が低下し、曲
げ剛性率が300MPaより高い場合は、適切なバック
スピン量が得られなくなって、コントロール性が悪くな
り、打球感も悪くなる。また、上記カバー用組成物のシ
ョアーD硬度が40より低い場合は、カバーが軟らかく
なりすぎて、耐カット性が悪くなり、ショアーD硬度が
60より高い場合は、適切なバックスピン量が得られな
くなって、コントロール性が悪くなり、また打球感も悪
くなる。
オノマー樹脂と(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマ
ーまたは末端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマ
ーと(C)成分のエポキシ化SBS構造またはSIS構
造のブロック共重合体との加熱混合物が主要部分を占
め、多くの場合、それに二酸化チタンや硫酸バリウムな
どが少量添加されるだけなので、その曲げ剛性率やショ
アーD硬度は、実質上、上記(A)成分のアイオノマー
樹脂と(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマーまたは
末端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマーと
(C)成分のエポキシ化SBS構造またはSIS構造の
ブロック共重合体との加熱混合物の曲げ剛性率やショア
ーD硬度とほとんど変わらない。
ー樹脂と(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマーまた
は末端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマーと
(C)成分のエポキシ化SBS構造またはSIS構造の
ブロック共重合体との混合にあたり、それらの量は、
(A)成分のアイオノマー樹脂が30〜90重量%、
(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマーまたは末端に
−OH基が付加した熱可塑性エラストマーが1〜49重
量%、(C)成分のエポキシ化SBS構造またはSIS
構造のブロック共重合体が1〜49重量%であることが
好ましい。(A)成分のアイオノマー樹脂が上記範囲よ
り多い場合は、軟質化が充分に達成できず、アイオノマ
ー樹脂の性質が強く現れて、打球感やコントロール性が
悪くなるおそれがあり、(A)成分のアイオノマー樹脂
が上記範囲より少ない場合は、カバーが軟らかくなりす
ぎて、スピン量が増加しすぎるため、飛距離が低下し、
かつ耐カット性が低下するおそれがある。また、(B)
成分の酸変性熱可塑性エラストマーまたは末端に−OH
基が付加した熱可塑性エラストマーが上記範囲より少な
い場合は、アイオノマー樹脂の軟質化が充分に達成でき
ず、打球感やコントロール性が充分に改善されなくなる
おそれがあり、(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマ
ーまたは末端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマ
ーが上記範囲より多い場合は、カバーが軟らかくなりす
ぎて、耐カット性が悪くなるおそれがある。そして、
(C)成分のエポキシ化SBS構造またはSIS構造の
ブロック共重合体が上記範囲より少ない場合は、(A)
成分のアイオノマー樹脂の軟質化が充分に達成できず、
打球感やコントロール性が充分に改善されなくなるおそ
れがあり、(C)成分のエポキシ化SBS構造またはS
IS構造のブロック共重合体が上記範囲より多い場合
は、エポキシ含量が多くなり、(A)成分のアイオノマ
ー樹脂や(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマーまた
は末端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマーとの
反応量が多くなりすぎ、流動性が悪くなって、ボールの
成形が困難になるおそれがある。
オノマー樹脂と(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマ
ーまたは末端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマ
ーと(C)成分のエポキシ化SBS構造またはSIS構
造のブロック共重合体とを加熱混合することに基づい
て、所望の特性が得られるようになるのであるが、その
加熱混合は、通常、混練型二軸押出機、バンバリー、ニ
ーダーなどのインターナルミキサーを用い、たとえば、
150〜260℃で加熱混合することによって行われ
る。
カバー用組成物には、上記(A)成分のアイオノマー樹
脂と(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマーまたは末
端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマーと(C)
成分のエポキシ化SBS構造またはSIS構造のブロッ
ク共重合体との加熱混合物以外に、必要に応じて、種々
の添加剤、たとえば、顔料、分散剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、光安定剤などを添加することができる。ま
た、上記(A)成分のアイオノマー樹脂と(B)成分の
酸変性熱可塑性エラストマーまたは末端に−OH基が付
加した熱可塑性エラストマーと(C)成分のエポキシ化
SBS構造またはSIS構造のブロック共重合体との加
熱混合物の特性を損なわない範囲内で他の樹脂を添加し
てもよい。そのように他の樹脂を添加してカバーの基材
樹脂とする場合、上記(A)成分のアイオノマー樹脂と
(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマーまたは末端に
−OH基が付加した熱可塑性エラストマーと(C)成分
のエポキシ化SBS構造またはSIS構造のブロック共
重合体との加熱混合物が70重量%以上、特に80重量
%以上であることが好ましい。本発明において、上記
(A)成分のアイオノマー樹脂と(B)成分の酸変性熱
可塑性エラストマーまたは末端に−OH基が付加した熱
可塑性エラストマーと(C)成分のエポキシ化SBS構
造またはSIS構造のブロック共重合体との加熱混合物
をカバーの基材樹脂の主成分とするとは、カバーの基材
樹脂を上記(A)成分のアイオノマー樹脂と(B)成分
の酸変性熱可塑性エラストマーまたは末端に−OH基が
付加した熱可塑性エラストマーと(C)成分のエポキシ
化SBS構造またはSIS構造のブロック共重合体との
加熱混合物のみで構成する場合と上記加熱混合物に他の
樹脂を添加してカバーの基材樹脂とする場合の両者を含
む意味である。また、本発明においては、上記(A)成
分のアイオノマー樹脂と(B)成分の酸変性熱可塑性エ
ラストマーまたは末端に−OH基が付加した熱可塑性エ
ラストマーと(C)成分のエポキシ化SBS構造または
SIS構造のブロック共重合体との加熱混合物はあらか
じめ加熱混合してから他の添加剤などと混合してもよい
し、また、カバー用組成物の調製時に他の添加剤などと
一緒に加熱混合してもよい。
囲に糸ゴムを延伸状態で巻き付けることによって形成さ
れた糸ゴム層とで構成されるが、上記センターはゴム組
成物の加硫成形物からなるソリッドセンターであっても
よいし、また水、ペーストなどのリキッドを加硫ゴム製
のセンターカバー内に封入したリキッドセンターであっ
てもよい。そして、ソリッドセンターの場合は、その直
径が28〜38mmであって、かつ該センターに初期荷
重10kgをかけた状態から終荷重30kgをかけたと
きまでの変形量が0.5〜2.5mmであることが好ま
しい。ソリッドセンターの直径が28mmより小さい場
合は、打出角が小さく、スピン量が増えるため、飛距離
が出にくくなるおそれがあり、ソリッドセンターの直径
が38mmより大きい場合は、糸ゴムを巻き付ける際
に、糸ゴムにテンションがかからないうちに糸ゴムを巻
き終わってしまい、そのため、糸ゴム層の反発力が充分
に生かされず、ボールの反発性能が低下して、飛距離が
出にくくなるおそれがある。また、ソリッドセンターの
変形量が0.5mmより小さい場合は、センターが硬す
ぎるためボールとしたのときの打球感が悪くなり、ソリ
ッドセンターの変形量が2.5mmより大きい場合は、
センターが軟らかくなりすぎるため、適正なボール硬度
が得られにくくなり、ボール初速も小さくなるおそれが
ある。また、リキッドセンターの場合には、その直径が
26〜34mmであることが好ましい。リキッドセンタ
ーの直径が26mmより小さい場合は、打出角が小さ
く、スピン量が増えるため、飛距離が出にくくなるおそ
れがあり、リキッドセンターの直径が34mmより大き
い場合は、所望とするボール硬度が得られにくいだけで
なく、糸ゴム層が薄くなるため、ボールの反発性能が低
下し、飛距離が出にくくなるおそれがある。
のと同様のものを用いることができ、たとえば天然ゴム
または天然ゴムと合成ポリイソプレンとのブレンドゴム
に老化防止剤、加硫促進剤、イオウなどを配合したゴム
組成物を加硫することによって得られたものを用いるこ
とができる。
に限定されるものではなく、通常の方法で行うことがで
きる。たとえば、前記(A)成分のアイオノマー樹脂と
(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマーまたは末端に
−OH基が付加した熱可塑性エラストマーと(C)成分
のエポキシ化SBS構造またはSIS構造のブロック共
重合体との加熱混合物を含んだカバー用組成物をあらか
じめ半球殻状のハーフシェルに成形し、それを2枚用い
て糸巻きコアを包み、130〜170℃で1〜5分間加
圧成形するか、または上記カバー用組成物を直接糸巻き
コア上に射出成形して糸巻きコアを包み込む方法が採用
される。カバーの厚みは通常1〜4mm程度である。そ
して、カバー成形時、必要に応じて、ボール表面にディ
ンプルの形成が行われ、また、カバー成形時、ペイント
仕上げ、スタンプなども必要に応じて施される。
的に示す断面図であり、図中、1はセンター1aと糸ゴ
ム層1bとからなる糸巻きコアであり、2はカバーで、
2aはディンプルである。上記センター1aとしては、
ソリッド系、リキッド系のいずれであってもよく、それ
を被覆するカバー2は前記(A)成分のアイオノマー樹
脂と(B)成分の酸変性熱可塑性エラストマーまたは末
端に−OH基が付加した熱可塑性エラストマーと(C)
成分のエポキシ化SBS構造またはSIS構造のブロッ
ク共重合体との加熱混合物を含んだ曲げ剛性率が50〜
300MPaでショアーD硬度が40〜60のカバー用
組成物から形成されたものである。
いは所望とする特性が得られるように、適した個数、態
様でカバー2に設けられるものであり、また、必要に応
じ、ボール表面にペイントやマーキングが施される。
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
比較例1〜8のゴルフボールを作製した。
し、それを金型に充填して165℃で20分間加硫成形
することにより、3種類のソリッドセンターを作製し
た。表1中の各成分の配合量は重量部によるものであ
り、使用したポリブタジエンは日本合成ゴム(株)製の
BR−11(商品名)であり、老化防止剤は吉富製薬
(株)製のヨシノックス425(商品名)である。得ら
れたソリッドセンターの重量、直径および変形量(上記
ソリッドセンターに初期荷重10kgをかけた状態から
終荷重30kgをかけたときまでの変形量)を表1に示
す。
ーストを用い、リキッドセンターを作製した。表2中の
各成分の配合量は重量部によるものである。
ず、表2に示すペーストを冷媒で冷却した金型内に流し
込み、冷凍して直径24.5mmの球形芯を作製した。
用ゴム組成物をシート状に成形し、そのシートを上記の
冷凍球形芯にカバリングし、打ち抜き、それを金型内に
入れ、155℃で30分間加硫成形して直径28.1m
mのリキッドセンターを作製した。得られたリキッドセ
ンターの重量および直径を表2に示す。
ゴム/低シスイソプレンゴム〔シェルIR−309(商
品名)、シェル化学社製〕=30/70(重量比)のブ
レンドゴム製の糸ゴムを延伸状態で巻き付けて糸ゴム層
を形成することにより、外径約39mmの糸巻きコアを
作製した。なお、センターとしてリキッドセンターを用
いた場合には、糸ゴムを巻き付けるにあたって、リキッ
ドセンターを冷凍した。
は実施例1〜12および比較例1〜4のゴルフボールの
作製に使用し、リキッドセンター系の糸巻きコアは実施
例13〜22および比較例5〜8のゴルフボールの作製
に使用する。
す組成の配合材料を二軸混練型押出機によりミキシング
して、ペレット状のカバー用組成物を調製した。表3〜
表5中の配合量は重量部によるものであり、表3〜表5
中に商品名で表示したものについては、表5の後にその
詳細を示す。
ュー回転数200rpm、スクリューL/D=35であ
り、配合物は押出機のダイの位置で220〜260℃に
加熱された。そして、得られたカバー用組成物の曲げ剛
性率およびショアーD硬度を測定した。上記曲げ剛性率
の測定は、各カバー用組成物から約2mm厚さの熱プレ
ス成形シートを作製し、それを23℃で2週間保存後、
ASTM D−747に準じて行い、ショアーD硬度の
測定は、各カバー用組成物から約2mm厚さの熱プレス
成形シートを作製し、それを23℃で2週間保存後、A
STM D−2240に準じて行った。それらの結果を
カバー用組成物の組成と共に表3〜表5に示す。なお、
表3〜表4に組成を示すカバー用組成物A〜Jは実施例
のゴルフボールに使用するものであり、表5に組成を示
すカバー用組成物K〜Nは比較例のゴルフボールに使用
するものである。
中和タイプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオ
ノマー樹脂、MI(メルトインデックス)=2.8、曲
げ剛性率=310MPa、ショアーD硬度=62 ※2:ハイミラン1706(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー
樹脂、MI=0.8、曲げ剛性率=260MPa、ショ
アーD硬度=61 ※3:ハイミラン1855(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−ブチルアクリレート−メタクリル酸三
元共重合体系アイオノマー樹脂、MI=1.0、曲げ剛
性率=90MPa、ショアーD硬度=55 ※4:サーリンAD8511(商品名) デュポン社製の亜鉛イオン中和タイプのエチレン−メタ
クリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、MI=3.4、
曲げ剛性率=220MPa、ショアーD硬度=60 ※5:サーリンAD8512(商品名) デュポン社製のナトリウムイオン中和タイプのエチレン
−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂、MI=
4.4、曲げ剛性率=280MPa、ショアーD硬度=
62
名) 三井デュポンポリケミカル(株)製のエチレン−イソブ
チルアクリレート−メタクリル酸三元共重合樹脂〔重合
組成比:76/20/4(重量比)〕、MI=12、シ
ョアーD硬度=30 ※7:ニュークレルAN0825J(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製のエチレン−イソブ
チルアクリレート−メタクリル酸三元共重合樹脂〔重合
組成比:72/20/8(重量比)〕、MI=25、シ
ョアーD硬度=25 ※8:AR−201(商品名) 三井デュポンポリケミカル(株)製のエチレン−エチル
アクリレート共重合体の無水マレイン酸によるグラフト
変性物、JIS−A硬度=51 ※9:ボンダインAX8390(商品名) 住友化学工業(株)製のエチレン−エチルアクリレート
−無水マレイン酸三元共重合体、MI=7.0、ショア
ーD硬度=14、エチルアクリレート+無水マレイン酸
含量=32%(そのうち、無水マレイン酸1〜4%)
ブタジエンブロックを有するスチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体、JIS−A硬度=70、スチ
レン/ブ タジエン=40/60(重量比)、エポキシ
含量約0.7〜0.9重量% ※11:ESBS A1010(商品名) ダイセル化学工業(株)製のエポキシ基を含有するポリ
ブタジエンブロックを有するスチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体、JIS−A硬度=67、スチ
レン/ブ タジエン=40/60(重量比)、エポキシ
含量約1.5〜1.7重量% ※12:ESBS AT018(商品名) ダイセル化学工業(株)製のエポキシ基を含有するポリ
ブタジエンブロックの一部に水素添加したスチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体、JIS−A硬度
=70、スチレン/ブタジエン=40/60(重量
比)、エポキシ含量約0.7〜0.9重量% ※13:ESBS AT019(商品名) ダイセル化学工業(株)製のエポキシ基を含有するポリ
ブタジエンブロックの一部に水素添加したスチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体、JIS−A硬度
=67、スチレン/ブタジエン=40/60(重量
比)、エポキシ含量約1.5〜1.7重量% ※14:ESBS A1020(商品名) ダイセル化学工業(株)製のエポキシ基を含有するポリ
ブタジエンブロックを有するスチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体、JIS−A硬度=65、スチ
レン/ブタジエン=40/60(重量比)、エポキシ含
量約2.9〜3.4重量%
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー
樹脂、MI=1.2、曲げ剛性率=310MPa、ショ
アーD硬度=64 ※16:XE−1403(商品名) (株)クラレ製の無水マレイン酸変性熱可塑性エラスト
マーの結晶性熱可塑性エラストマー、ハードセグメント
は結晶性ポリオレフィン、ソフトセグメントは非晶性ポ
リオレフィンのブロックポリマー、JIS−A硬度=6
0 ※17:HG−252(商品名) (株)クラレ製の末端に−OH基が付加した水素添加ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、JI
S−A硬度=80、スチレン含量:40重量% ※18:サーリンAD8269(商品名) デュポン社製の亜鉛イオン中和タイプのエチレン−ブチ
ルアクリレート−メタクリル酸三元共重合体系アイオノ
マー樹脂、MI=1.0、曲げ剛性率=26MPa、シ
ョアーD硬度=36
組成物から半球殻状のハーフシェルを成形し、それを2
枚用いて前記の糸巻きコアを包み、ボール用の金型内
で150℃で2分間プレス成形して、糸巻きコアをカバ
ーで被覆し、その表面にペイントを塗装して、外径4
2.8mmのゴルフボールを作製した。上記ゴルフボー
ルの作製にあたって使用したセンターとカバーの組み合
わせを後記のボール物性と共に表6〜表12に示す。
ル初速、飛距離(キャリー)およびスピン量を測定し
た。ボール初速はR&A初速測定法によるものである。
飛距離はツルーテンパー社製スイングロボットにウッド
1番クラブを取り付け、ボールをヘッドスピード45m
/sで打撃して測定し、スピン量は上記ツルーテンパー
社製スイングロボットにアイアン9番クラブを取り付
け、ボールをヘッドスピード34m/sで打撃し、打撃
されたボールに付された印を高速度カメラで撮影するこ
とによって測定した。
のゴルフボールの耐カット性を評価するため、ツルーテ
ンパー社製スイングロボットにピッチングウェッジを取
り付け、ボールをヘッドスピード30m/sでトップ打
ちして、カット傷の発生状況を調べて評価した。その評
価基準は次の通りである。
するため、ツルーテンパー社製スイングロボットにウッ
ド1番クラブを取り付け、ボールをヘッドスピード45
m/sで打ち出し、破壊が生じるまでの回数を調べた。
その結果を、比較例1の耐衝撃回数(破壊が生じるまで
の回数)を100とした時の指数で表示する。
感およびコントロール性をトッププロ10人による実打
テストで評価した。評価基準は次の通りである。評価結
果を表中に表示する際も同様の記号で表示しているが、
その場合は評価にあたった10人のうち8人以上が同じ
評価を下したことを示している。
性があり、良い。 △ : コントロール性はバラタカバーに近いが、打球
感がかけ離れている。すなわち、硬すぎて衝撃が強すぎ
るか、または軟らかすぎて重い感じがする。 × : 打球感、コントロール性、共に悪い。
フボールの物性の測定結果を表6〜表9に使用したセン
ターの種類およびカバー(カバー用組成物)の種類、曲
げ弾性率、ショアーD硬度と共に示す。実施例13〜2
2および比較例5〜8のゴルフボールに関するそれらを
表9〜表12に示す。また、ソリッドセンターを用いた
場合には、その組成をa、b、cの記号(表2参照)で
示す。
うに、実施例1〜22のゴルフボールは、ソリッドセン
ター、リキッドセンターのいかんにかかわらず、打球感
およびコントロール性が良好で、スピン量が適度に多く
てスピン性能も良好であり、しかも飛距離が232〜2
36ヤードであって、高剛性のアイオノマー樹脂のみを
基材樹脂として用いた比較例1や比較例5のゴルフボー
ルとほぼ同等の飛距離を示し、また耐カット性において
も、充分に満足できる水準に達していた。さらに、耐久
性に関しても、実施例1〜22のゴルフボールは、比較
例1や比較例5のゴルフボールよりかなり優れた水準に
あった。
みを基材樹脂として用いた比較例1や比較例5のゴルフ
ボールは、表8および表11に示すように、飛行性能、
耐カット性とも良好であったが、打球感およびコントロ
ール性が劣っていた。また、高剛性アイオノマー樹脂と
三元共重合体系の軟質アイオノマー樹脂とを組み合わせ
て用いた比較例2〜3および比較例6〜7のゴルフボー
ルや三元共重合体系の軟質アイオノマー樹脂のみを組み
合わせたて用いた比較例4および比較例8のゴルフボー
ルは、打球感およびコントロール性、耐久性などが実施
例1〜22のゴルフボールより劣り、飛距離も実施例1
〜22のゴルフボールに比べてかなり劣っていた。
ム層を有する多層構造のゴルフボールにおいて、打球感
およびコントロール性が良好で、かつ飛行性能および耐
カット性が満足すべき水準にあり、しかも耐久性が優れ
たゴルフボールを提供することができた。
面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 糸巻きコアと該糸巻きコアを被覆するカ
バーを有するゴルフボールにおいて、上記カバーの基材
樹脂が、アイオノマー樹脂と、酸変性熱可塑性エラスト
マーまたは末端に−OH基が付加した熱可塑性エラスト
マーと、エポキシ基を含有するポリブタジエンブロック
を有するスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重
合体またはエポキシ基を含有するポリイソプレンブロッ
クを有するスチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体との加熱混合物を主成分として構成され、カバー
を構成するカバー用組成物の曲げ剛性率が50〜300
MPaで、かつショアーD硬度が40〜60であること
を特徴とするゴルフボール。 - 【請求項2】 アイオノマー樹脂が、エチレンとアクリ
ル酸またはメタクリル酸との共重合体中のカルボキシル
基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、およ
び/またはエチレンとアクリル酸またはメタクリル酸と
α,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中
のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和
したものであって、そのベースポリマーがエチレンとア
クリル酸またはメタクリル酸との共重合体の場合は酸含
量が10〜20重量%であり、ベースポリマーがエチレ
ンとアクリル酸またはメタクリル酸とα,β−不飽和カ
ルボン酸エステルとの三元共重合体の場合は酸含量が5
〜20重量%である請求項1記載のゴルフボール。 - 【請求項3】 アイオノマー樹脂が、エチレンとアクリ
ル酸またはメタクリル酸との共重合体中のカルボキシル
基の少なくとも一部を金属イオンで中和したものであっ
て、そのメルトインデックスが3〜7で、曲げ剛性率が
200〜400MPaのいわゆる高剛性ハイフロータイ
プのものである請求項1または2記載のゴルフボール。 - 【請求項4】 酸変性熱可塑性エラストマーが、無水マ
レイン酸変性熱可塑性エラストマーである請求項1記載
のゴルフボール。 - 【請求項5】 酸変性熱可塑性エラストマーが、エチレ
ンと不飽和カルボン酸エステルと不飽和カルボン酸との
三元共重合体である請求項1記載のゴルフボール。 - 【請求項6】 末端に−OH基が付加した熱可塑性エラ
ストマーが、末端に−OH基が付加したスチレン−ブタ
ジエン−スチレンブロック共重合体中のブタジエン部分
の二重結合に水素添加した構造または末端に−OH基が
付加したスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重
合体中のイソプレン部分の二重結合に水素添加した構造
を持つブロック共重合体である請求項1記載のゴルフボ
ール。 - 【請求項7】 糸巻きコアがセンターと該センターの周
囲に糸ゴムを巻きつけて形成した糸ゴム層からなり、上
記センターがソリッドセンターであって、その直径が2
8〜38mmで、かつ初期荷重10kgをかけた状態か
ら終荷重30kgをかけたときまでの変形量が0.5〜
2.5mmである請求項1、2、3、4、5または6記
載のゴルフボール。 - 【請求項8】 糸巻きコアがセンターと該センターの周
囲に糸ゴムを巻き付けて形成した糸ゴム層とからなり、
上記センターがリキッドセンターであって、その直径が
26〜34mmである請求項1、2、3、4、5または
6記載のゴルフボール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9087501A JPH10179801A (ja) | 1996-03-29 | 1997-03-21 | ゴルフボール |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-103737 | 1996-03-29 | ||
| JP10373796 | 1996-03-29 | ||
| JP31292096 | 1996-11-08 | ||
| JP8-312920 | 1996-11-08 | ||
| JP9087501A JPH10179801A (ja) | 1996-03-29 | 1997-03-21 | ゴルフボール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10179801A true JPH10179801A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=27305535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9087501A Pending JPH10179801A (ja) | 1996-03-29 | 1997-03-21 | ゴルフボール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10179801A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6575850B1 (en) | 1999-08-31 | 2003-06-10 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Golf ball |
| US6608127B1 (en) | 1999-07-07 | 2003-08-19 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Golf ball |
| JP2005253962A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフボール及びその製造方法 |
| JP2016027090A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-02-18 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール用樹脂組成物およびゴルフボール |
-
1997
- 1997-03-21 JP JP9087501A patent/JPH10179801A/ja active Pending
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| JP2005253962A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフボール及びその製造方法 |
| JP2016027090A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-02-18 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール用樹脂組成物およびゴルフボール |
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