JPH10180020A - 難燃減容高性能エアフィルタ濾材およびその製造方法 - Google Patents
難燃減容高性能エアフィルタ濾材およびその製造方法Info
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- JPH10180020A JPH10180020A JP8345686A JP34568696A JPH10180020A JP H10180020 A JPH10180020 A JP H10180020A JP 8345686 A JP8345686 A JP 8345686A JP 34568696 A JP34568696 A JP 34568696A JP H10180020 A JPH10180020 A JP H10180020A
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Abstract
が12以上の高濾過性能であり、十分な加工強度と実用
強度を持ち、オールガラス繊維製高性能エアフィルタ濾
材並に難燃性を有することを同時に満たした難燃減容高
性能エアフィルタ濾材の提供 【解決手段】 このエアフィルタ濾材は、平均繊維径
0.65μm 以下のガラス繊維10〜50重量%に自己
消火性有機繊維50〜90重量%を配合し、この基材1
00重量% に対し、繊維状バインダー1〜10重量%を
配合させてなる、捕集効率の対象粒径0.3μm の際下
記式 によって算出されるPF値が12以上であり、常態の引
張強度が濾材の縦方向で1500g /25.4mm幅以
上であり、JIS難燃性試験法 L−1091A−1法
に記載される方法で区分3を満足する難燃性を有するも
のである。
Description
オ・食品工業及び原子力発電所施設、病院施設等のRI
(radio isotope)関係などで用いられる
高性能エアフィルタにおいて、気体中の不純物を濾過す
るために使用される焼却減容可能な高性能エアフィルタ
用濾材に関する。
主原料がガラス繊維のものが広く用いられているが、使
用済みの濾材は再利用できずまた焼却処分が不可能なた
め産業廃棄物として捨てられている。とくにRI施設で
使用された使用済み濾材は放射性廃棄物質となるため、
大きな環境問題となっている。
維を混抄させ燃焼処理により体積が減少する減容高性能
エアフィルタ濾材が開発されているが、火災等の事故で
炎が着火した際にオールガラス繊維製のように自己消火
性が無いことから、焼却減容可能でありながらオールガ
ラス繊維製濾材並に難燃性を有する減容高性能エアフィ
ルタ濾材が要望されている。
6806で示されているように難燃剤を濾材に塗布する
方法等が提案されている。しかし、この方法で良好な難
燃性を持たせるためには相当量の難燃剤を用いなければ
ならず、製造された濾材は構成繊維間に難燃剤の膜が形
成されて目づまりが生じ、エアフィルタの圧力損失の上
昇や捕集効率の低下が発生するということで高性能の濾
材が出来ないという問題がある。
うに、ガラス繊維に自己消火性有機繊維を混抄させアク
リル樹脂系バインダーで結合させた例があるが、アクリ
ル樹脂に限らずエマルジョン系、あるいは溶液状のバイ
ンダーを用いるとバインダーが選択的にガラス繊維に集
中して膜を形成し、上記濾過性能の低下を引き起こすだ
けでなく、バインダー膜は燃え易いため、結果的に難燃
性能も低下させる問題がある。これは、減容高性能エア
フィルタ濾材を構成している平均繊維径約数μm 〜10
μm 以上の太い有機繊維とサブミクロンオーダーの極細
ガラス繊維との間で繊維径の差が極端であるため、比表
面積の大きい極細ガラス繊維にバインダー溶液が集中し
易いのが原因と見られる。この場合、バインダーを濾材
に付与させなければ濾過性能と難燃性能を持たせること
が可能かもしれないが、濾材は通常エアフィルタとして
使用される際、濾材面積を広くとるためジグザグに折
る、いわゆるプリーツ加工を行うので加工強度、および
送風時に破れないようするため実用強度が必要であり、
バインダー付与は不可欠である。ちなみに濾材に必要な
強度は常態の引張強度が濾材の縦方向で1500g /2
5.4mm幅以上が目安となる。
5〜0.5デニールの細デニールポリビニールアルコー
ル系繊維を3−40重量%配合する方法(特公平6−1
3082)が提案されているが、この方法では細デニー
ルポリビニールアルコール系繊維の配合率が多いと自己
消火性を失ってしまう、極細ガラス繊維を60%以上配
合しないと濾過性能が低下するなどの問題点があり、5
0%以上焼却減容し、かつ自己消火性を持たなければな
らないという目的からすれば、この方法では達成できな
い。
ルーム、クリーンベンチ、空調機等に使用される送風機
のランニングコスト低減の目的で、減容高性能エアフィ
ルタ濾材の低圧損化・高捕集効率化の要望でPF値12
以上(粒子径0.3μm )の開発が望まれているが、こ
れを満たす難燃減容高性能エアフィルタ濾材はまだ無い
のが現状である。
は、捕集効率の対象粒径0.3μm の際のPF値が12
以上の高濾過性能であり、十分な加工強度と実用強度を
持ち、オールガラス繊維製高性能エアフィルタ濾材並に
難燃性を有することを同時に満たした難燃減容高性能エ
アフィルタ濾材とその製造方法を提供することである。
0.65μm 以下のガラス繊維10〜50重量%に自己
消火性有機繊維50〜90重量%を配合し、この基材1
00重量% に対し、繊維状バインダー1〜10重量%を
配合させてなる、捕集効率の対象粒径0.3μm の際下
記式 によって算出されるPF値が12以上であり、常態の引
張強度が濾材の縦方向で1500g /25.4mm幅以
上であり、JIS難燃性試験法 L−1091A−1法
に記載される方法で区分3を満足する難燃性を有するこ
とを特徴とする焼却減容処理可能な高性能エアフィルタ
濾材、および原料繊維の抄紙段階以前の原料調整工程で
繊維状バインダーを添加し、湿式抄紙法で抄紙し、その
後に乾燥させることを特徴とする上記難燃減容高性能エ
アフィルタ濾材の製造方法によって解決される。
繊維は火焔延伸法やロータリー法で製造されるウール状
の極細ガラス繊維であり、濾材の圧力損失を所定の値に
保ち、適正な捕集効率とするために使用する。繊維径が
細くなるほど捕集効率は高くなるため、PF値が12以
上の濾材を得るには平均繊維径0.65μm 以下の極細
ガラス繊維を配合する必要がある。ただし、繊維径が細
くなりすぎると圧力損失が上昇してPF値が低くなるの
で、この範囲内で適正な繊維径のものを選択すべきであ
る。なお、数種の繊維径のものをブレンドして配合して
も構わない。ガラス繊維の配合率は10〜50重量%、
好ましくは10〜40重量% 、特に15〜30重量% が
適当であり、50重量%以上では焼却減容の目的が失わ
れてしまうし、10重量%未満ではガラス繊維の絶対量
が不足するため捕集効率を悪化させてしまう。
自己消火性繊維、例えばハロゲンを分子鎖内に導入した
難燃繊維、例えば塩化ビニール繊維、モダクリル繊維、
ポリクラール繊維、難燃ビニロン繊維、あるいはリン化
合物を樹脂内に練り込んだ難燃繊維、例えば難燃ポリエ
ステル繊維、難燃ポリノジック繊維などであって、LO
I値(限界酸素指数)26以上であれば素材に限定され
るものではない。ただし、製造面からはスラリー時の分
散性、濾材シート肌の良いものが望ましく、悪い素材に
ついては分散剤、粘剤等抄紙薬品の添加が必要となる。
また前述の点から繊維径1〜70μm 、繊維長1〜15
mmのものが望ましい。自己消火性繊維の配合率は、5
0〜90重量% 、好ましくは60〜90重量% 、特に好
ましくは70〜85重量% が適当である。
性試験法 L−1091 A−1法に記載されているよ
うな方法で、濾材面を45°傾斜させた下方からミクロ
バーナーで1分間加熱した後の炭化面積が30cm2 以
下、炭化距離20cm以下、残炎時間3秒以下、残じん
時間5秒以下(区分3)を満たしていれば、オールガラ
ス繊維製高性能エアフィルタ濾材並の難燃性とみなすこ
とができる。
特に重要である。繊維状バインダーとは湿熱溶融タイプ
のPVA繊維バインダー、鞘部に低融点のPET、変性
PP、変性ポリエステルを用いた芯鞘繊維などのことで
あり、製造時の乾燥工程に入るまで初期の繊維形状を保
持する特徴を持っている。繊維状バインダーは溶液状バ
インダーのように自身の表面張力、主体繊維表面との濡
れ性に左右されることが無いため、ガラス繊維に集中し
て膜形成することなく主体繊維問を点接着させる。これ
により溶液状バインダーより圧力損失の上昇が極めて少
なく、濾過性能を格段に向上させることができるのであ
る。
量%が望ましく、1重量%未満の添加では加工、実使用
に耐える濾材強度が出ず、10重量%以上では溶液状バイ
ンダーほどではないもののやはり目づまりによる圧力損
失の上昇が起こり濾過性能が低下してしまう。またバイ
ンダーの可燃物量が多くなるため、難燃性を悪化させ
る。1〜10重量% の範囲内であれば、濾過性能と難燃
性を悪化させることなく、濾材の常態の引張強度を濾材
の縦方向で1500g/25.4mm幅以上とすること
が可能である。
原料繊維の抄紙段階以前の原料調整工程で繊維状バイン
ダーを添加するいわゆる内添法で使用する必要がある。
この方法により繊維状バインダーは原料全体にわたって
均一に分散し点接着することで、濾過性能面、強度面で
その実力を発揮できるのである。このため、繊維状バイ
ンダーは原料繊維をパルパー、ビーターなどの離解・分
散工程で添加することが望ましい。なお原料繊維の分散
工程ではガラス繊維の分散性を良くするために、硫酸酸
性でpH2〜4の範囲で調整する方法をとるか、pH中
性で分散剤などの界面活性剤を使用しても良い。
抄紙され、この湿紙を乾燥させることにより濾材を製造
することができる。乾燥方法としては様々な方法が利用
できるが、ヤンキードライヤーや多筒式ドライヤーのよ
うに熱圧着する方式の方がより高い強度物性を得ること
ができ、望ましい。また乾燥温度は110〜150℃程
度であるが、芯鞘繊維を用いた場合は鞘部の溶融温度に
より適正な温度設定をする必要がある。
付与はできないが、撥水性を付与させるためシリコン
系、フッ素系などの撥水剤を抄紙段階以降で付与させて
も問題はない。
燃ビニロン繊雑〔(株)クラレVPX203〕70重量
%に繊維状PVAバインダー4重量%((株)クラレV
PB107−2)を配合し、パルパーにてpH3.0の
酸性水を用いて離解後、抄紙機にて抄紙し、120℃の
多筒式ドライヤーで乾燥し、目付重量80g /m2 の濾
材を得た。
1重量% とした以外は実施例1と同様にして、目付重量
80g /m2 の濾材を得た。後記表1の様なフィルタ性
能が得られた。
ス繊維15%、難燃ビニロン繊維〔(株)クラレVPX
203〕85重量%とした以外は実施例1と同様にし
て、目付重量81g /m2 の濾材を得た。 後記表1の
様なフィルタ性能が得られた。
繊維30重量%、難燃ポリエステル繊維〔ユニチカ
(株) の難燃ポリエステル2d×5mm〕70%とした
以外は実施例1と同様にして、目付重量81g /m2 の
濾材を得た。後記表1の様なフィルタ性能が得られた。
に、湿紙状態にアクリルラテックスバインダー〔日本ア
クリル化学(株)プライマーE−358〕を基材100
重量%に対し5重量%とした以外は実施例1と同様にし
て、目付重量80g /m2 の濾材を得た。
燃性ビニロン繊維〔(株)クラレVPB103〕70重
量% に繊維状PVAバインダー4重量%を配合し、パル
パーにてpH3.0の酸性水を用いて離解後、抄紙機に
て抄紙した後、湿紙状態にリン系難燃剤〔大日本インキ
化学工業(株)フレームガード〕を基材100重量%に
対し15重量% 付与して120℃の多筒式ドライヤーで
乾燥し、目付重量82g/m2 の濾材を得た。
11重量%とした以外は実施例1と同様にして、目付重
量80g /m2 の濾材を得た。後記表1の様なフィルタ
性能が得られた。
ス繊維5%、難燃ビニロン繊維〔(株)クラレVPX2
03〕95重量% とした以外は実施例1と同様にして、
目付重量81g/m2 の濾材を得た。後記表1の様なフ
ィルタ性能が得られた。
の分析を下記の方法で行い、結果を表1に示した。 (1) 圧力損失 自製の装置を用い有効面積100cm2 の濾紙に面風速
5.3cm/秒で通風し、その時の圧力損失を微差圧計
で測定した。 (2) DOP捕集効率 ラスキンノズルで発生させた多分散DOP粒子を含む空
気を、有効面積100cm2 の濾紙に面風速5.3cm
/秒で通風した時のDOP捕集効率をリオン社製レーザ
ーパーティクルカウンターを使用し測定した。 (3) 可燃物 925±25℃、10分間電気炉にて加熟し、加熱前後の
重量差を加熱前重量で割り、百分率として求めた。 (4) 引張強度 濾紙の縦方向より採取した25.4mm巾の試験片につ
いてスパン長100mm、引張速度15mm/分で定速
引張試験機を用い測定した。 (5) PF値 濾紙のフィルタ性能の指標となるPF値は、(1)と(2)
の測定に基づき、次式より求めた。(PF値が高い程、
同一圧力損失で高捕集効率を示す。) (6) 難燃性 JIS難燃性試験法 L−1091 A−1法に基づ
き、区分3(炭化面積が30cm2 以下、炭化距離20
cm以下、残炎時間3秒以下、残じん時間5秒以下)に
適合したものを○、しないものを×、一部適合している
ものを△とした。
ラス繊維製濾材並に自己消火性を持ち且つ焼却処分時に
は大幅にフィルタ容積を減少し、性能面ではPF値12
以上の高性能濾材であり且つ加工強度と実用強度に優れ
ている。
Claims (5)
- 【請求項1】 平均繊維径0.65μm 以下のガラス繊
維10〜50重量%に自己消火性有機繊維50〜90重
量%を配合し、この基材100重量% に対し、繊維状バ
インダー1〜10重量%を配合させてなる、捕集効率の
対象粒径0.3μm の際下記式 によって算出されるPF値が12以上であり、常態の引
張強度が濾材の縦方向で1500g /25.4mm幅以
上であり、JIS難燃性試験法 L−1091A−1法
に記載される方法で区分3を満足する難燃性を有するこ
とを特徴とする焼却減容処理可能な高性能エアフィルタ
濾材。 - 【請求項2】 自己消火性有機繊維が繊維径1〜70μ
m 、繊維長1〜15mmのものである請求項1に記載の
焼却減容処理可能な高性能エアフィルタ濾材。 - 【請求項3】 ガラス繊維含有量が10〜40重量%で
自己消火性有機繊維含有量が60〜90重量%である請
求項1または2に記載の焼却減容処理可能な高性能エア
フィルタ濾材。 - 【請求項4】 ガラス繊維含有量が15〜30重量%で
自己消火性有機繊維含有量が70〜85重量%である請
求項1〜3の何れか一つに記載の焼却減容処理可能な高
性能エアフィルタ濾材。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一つに記載の難燃
減容高性能エアフィルタ濾材の製造方法において、原料
繊維の抄紙段階以前の原料調整工程で繊維状バインダー
を添加し、湿式抄紙法で抄紙し、その後に乾燥させるこ
とを特微とする上記製造方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP34568696A JP3669798B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | 難燃減容高性能エアフィルタ濾材およびその製造方法 |
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-
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- 1996-12-25 JP JP34568696A patent/JP3669798B2/ja not_active Expired - Lifetime
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