JPH101803A - セーター - Google Patents
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- JPH101803A JPH101803A JP15214896A JP15214896A JPH101803A JP H101803 A JPH101803 A JP H101803A JP 15214896 A JP15214896 A JP 15214896A JP 15214896 A JP15214896 A JP 15214896A JP H101803 A JPH101803 A JP H101803A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は複雑な目移し柄を有するしているの
も係わらず、型崩れすることなく、伸縮性にも優れるセ
ーターの提供を目的とする。 【解決手段】 目移し柄を有する編地からなるセーター
において、編地は被覆弾性糸が用いられており、被覆弾
性糸は15〜70デニールの弾性糸で、かつ弾性糸のド
ラフト率が1.8〜3.2であることを特徴とするセー
ター。
も係わらず、型崩れすることなく、伸縮性にも優れるセ
ーターの提供を目的とする。 【解決手段】 目移し柄を有する編地からなるセーター
において、編地は被覆弾性糸が用いられており、被覆弾
性糸は15〜70デニールの弾性糸で、かつ弾性糸のド
ラフト率が1.8〜3.2であることを特徴とするセー
ター。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸長回復性に優れ
るセーターに関するものである。
るセーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】アウター、スポーツなどに使用されるセ
ーターは、防寒衣料として欠かせない衣料であるが、近
年、複雑な編み組織の柄が要求され、目移し柄と呼ばれ
る1針以上の目移し部をもつセーターが多くなってきて
いる。しかし、複雑な柄になればなるほど、デザイン効
果は高まるものの、目移し柄では、連続した同一の編み
目ループにより編み地が形成されているのではなく、目
移しによりループがねじれ現象を生じたり、あるいは引
き吊れ現象を生じているために、形態安定性が低下傾向
となり、着用時に肘部分が抜けたり(肘抜け現象)、洗
濯時の形態保持性が不足しがちとなっていた。
ーターは、防寒衣料として欠かせない衣料であるが、近
年、複雑な編み組織の柄が要求され、目移し柄と呼ばれ
る1針以上の目移し部をもつセーターが多くなってきて
いる。しかし、複雑な柄になればなるほど、デザイン効
果は高まるものの、目移し柄では、連続した同一の編み
目ループにより編み地が形成されているのではなく、目
移しによりループがねじれ現象を生じたり、あるいは引
き吊れ現象を生じているために、形態安定性が低下傾向
となり、着用時に肘部分が抜けたり(肘抜け現象)、洗
濯時の形態保持性が不足しがちとなっていた。
【0003】従って、複雑な柄を持つセーターは、ゆと
りを多く持たせ身体の曲げ伸ばしによる型崩れを防止し
たり、セーターを組織的に工夫してほとんど伸びないよ
うにしたり、また、比較的身体にフィットするセーター
では、複雑な柄を避けた、シンプルなセーターを製造
し、型崩れによるトラブルを防止しているのが現状であ
る。
りを多く持たせ身体の曲げ伸ばしによる型崩れを防止し
たり、セーターを組織的に工夫してほとんど伸びないよ
うにしたり、また、比較的身体にフィットするセーター
では、複雑な柄を避けた、シンプルなセーターを製造
し、型崩れによるトラブルを防止しているのが現状であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、型崩れする
ことなく、伸縮性にも優れる、複雑な目移し柄を有する
セーターの提供を目的とする。
ことなく、伸縮性にも優れる、複雑な目移し柄を有する
セーターの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、本発明の目
的を達成するために、目移し柄を有するセーターでも、
着用や、洗濯により型崩れが生じない条件について鋭意
検討を重ねた結果、本発明に至ったものである。目移し
柄を有するセーターは、目移し部とその他の部分とでは
編み目ループの形態が異なっており、目移し部では隣、
あるいはそれ以上離れたウェールまでループを引っ張
り、ループが斜めに伸ばされた状態で編み地中に存在し
ているため、目移し部のループは引き吊れた状態になっ
ている。
的を達成するために、目移し柄を有するセーターでも、
着用や、洗濯により型崩れが生じない条件について鋭意
検討を重ねた結果、本発明に至ったものである。目移し
柄を有するセーターは、目移し部とその他の部分とでは
編み目ループの形態が異なっており、目移し部では隣、
あるいはそれ以上離れたウェールまでループを引っ張
り、ループが斜めに伸ばされた状態で編み地中に存在し
ているため、目移し部のループは引き吊れた状態になっ
ている。
【0006】このため、目移し部とその他の部分とのル
ープの引き吊れ力の差が大きく、編み地としては極めて
バランスが崩れた不安定な状態となっており、着用や洗
濯によりこのループのバランスがさらに崩れるため型崩
れが生じる。従って、着用や洗濯による型崩れを防止す
るには、目移し部とそうでない部分との張力バランスを
ほぼ均等にすれば良いことを見い出し、本発明に到達し
た。
ープの引き吊れ力の差が大きく、編み地としては極めて
バランスが崩れた不安定な状態となっており、着用や洗
濯によりこのループのバランスがさらに崩れるため型崩
れが生じる。従って、着用や洗濯による型崩れを防止す
るには、目移し部とそうでない部分との張力バランスを
ほぼ均等にすれば良いことを見い出し、本発明に到達し
た。
【0007】すなわち、本発明は、目移し柄の編み地か
らなるセーターにおいて、上記編み地は被覆弾性糸が用
いられており、上記被覆弾性糸は15〜70デニールの
弾性糸が用いられており、かつ上記弾性糸のドラフト率
が1.8〜3.2であることを特徴とするセーター、で
ある。以下、本発明をさらに詳細に説明する。
らなるセーターにおいて、上記編み地は被覆弾性糸が用
いられており、上記被覆弾性糸は15〜70デニールの
弾性糸が用いられており、かつ上記弾性糸のドラフト率
が1.8〜3.2であることを特徴とするセーター、で
ある。以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0008】本発明で言うセーターとは、横編機にて製
造される目移し部を有するニットウェアをいう。編み地
は、ウェール数が25ウェール/インチまでの編み地で
あるものが好ましい。本発明でいう目移し部とは、ニー
ドルループが縦方向に直線的に連続していない部分が編
み地に存在している状態をいい、例えば、ある部分のニ
ードルループが隣、あるいはそれ以上離れたウェールま
で移動してループが斜めに形成されている部分をいう。
目移しにより、ケーブル編みや、目移し柄といった複
雑、且つ多彩な柄組織が編成され、成形セーター、ある
いはカットアンドソーセーターが製造される。
造される目移し部を有するニットウェアをいう。編み地
は、ウェール数が25ウェール/インチまでの編み地で
あるものが好ましい。本発明でいう目移し部とは、ニー
ドルループが縦方向に直線的に連続していない部分が編
み地に存在している状態をいい、例えば、ある部分のニ
ードルループが隣、あるいはそれ以上離れたウェールま
で移動してループが斜めに形成されている部分をいう。
目移しにより、ケーブル編みや、目移し柄といった複
雑、且つ多彩な柄組織が編成され、成形セーター、ある
いはカットアンドソーセーターが製造される。
【0009】これら上記の柄組織は、ほとんどの場合、
目移し部では、編み地中に凸部、または、凹部が形成さ
れていたり、あるいは編み地に開孔部が形成された状態
となっている。本発明のセーターは、編み地に被覆弾性
糸を用いる。被覆弾性糸は、編み地に全コースまたは1
〜5コースおきに1コース以上用いることが好ましい。
この被覆弾性糸中の弾性糸により目移し部とそうでない
部分とのループの引き吊れ力の差を緩和する作用があ
る。つまり、目移し部では、ループが隣、あるいはそれ
以上離れたウェールまでループが引っ張られ、斜めに伸
ばされ引き吊れた状態となる。この場合、非弾性糸のみ
では目移し部とそうでない部分のループの引き吊れ力の
差が歴然と現れ、これが型崩れの原因となるが、本発明
では、非弾性の編地の表面になる糸と共に被覆弾性糸も
ループを形成しているため、編成された編地は被覆弾性
糸の収縮力により小さくなろうとする。このときの編地
のループに着目してみると、被覆弾性糸は収縮によりル
ープが小さくなっているが、非弾性糸のループは収縮し
ないのでループの大きさは変化しない。
目移し部では、編み地中に凸部、または、凹部が形成さ
れていたり、あるいは編み地に開孔部が形成された状態
となっている。本発明のセーターは、編み地に被覆弾性
糸を用いる。被覆弾性糸は、編み地に全コースまたは1
〜5コースおきに1コース以上用いることが好ましい。
この被覆弾性糸中の弾性糸により目移し部とそうでない
部分とのループの引き吊れ力の差を緩和する作用があ
る。つまり、目移し部では、ループが隣、あるいはそれ
以上離れたウェールまでループが引っ張られ、斜めに伸
ばされ引き吊れた状態となる。この場合、非弾性糸のみ
では目移し部とそうでない部分のループの引き吊れ力の
差が歴然と現れ、これが型崩れの原因となるが、本発明
では、非弾性の編地の表面になる糸と共に被覆弾性糸も
ループを形成しているため、編成された編地は被覆弾性
糸の収縮力により小さくなろうとする。このときの編地
のループに着目してみると、被覆弾性糸は収縮によりル
ープが小さくなっているが、非弾性糸のループは収縮し
ないのでループの大きさは変化しない。
【0010】従って、目移し時に生じていた目移し部と
そうでない部分との引き吊れ力の差が、目移し部の引き
吊れ力が編地の収縮により極めて小さくなることによ
り、編地全体として、ループの引き吊れ力に差がなくな
り、型崩れのしない形態安定性良好なセーターとなる。
編み地に被覆弾性糸を全コース、または1〜5コースお
きに1コース以上用いることにより型崩れのしない形態
安定性良好なセーターが製造できるが、目移しは、1針
分のループを隣の針に移動する1針目移しでも効果があ
るが、2針以上隣の針に目移しした方がより効果がはっ
きりわかる。
そうでない部分との引き吊れ力の差が、目移し部の引き
吊れ力が編地の収縮により極めて小さくなることによ
り、編地全体として、ループの引き吊れ力に差がなくな
り、型崩れのしない形態安定性良好なセーターとなる。
編み地に被覆弾性糸を全コース、または1〜5コースお
きに1コース以上用いることにより型崩れのしない形態
安定性良好なセーターが製造できるが、目移しは、1針
分のループを隣の針に移動する1針目移しでも効果があ
るが、2針以上隣の針に目移しした方がより効果がはっ
きりわかる。
【0011】本発明で被覆弾性糸とは、弾性糸とフィラ
メント糸やスパン糸の非弾性糸とを撚糸したもの、ま
た、弾性糸にフィラメント糸やスパン糸の非弾性糸を巻
き付けたものや、あるいは、弾性糸とフィラメント糸や
スパン糸の非弾性糸をエアーなどにより交絡させたもの
など、弾性糸と非弾性糸が何らかの方法により一体化し
た糸である。好ましくは、弾性糸と非弾性糸とを撚糸し
たものである。
メント糸やスパン糸の非弾性糸とを撚糸したもの、ま
た、弾性糸にフィラメント糸やスパン糸の非弾性糸を巻
き付けたものや、あるいは、弾性糸とフィラメント糸や
スパン糸の非弾性糸をエアーなどにより交絡させたもの
など、弾性糸と非弾性糸が何らかの方法により一体化し
た糸である。好ましくは、弾性糸と非弾性糸とを撚糸し
たものである。
【0012】本発明で被覆弾性糸に使用する非弾性糸
は、セルロース系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミ
ド系繊維、ポリアクリルニトリル系繊維、あるいは、
綿、ウール、麻など任意な繊維が挙げられ、これらの繊
維のフィラメント糸やスパン糸と弾性糸とで被覆弾性糸
とすればよい。また、被覆弾性糸を被覆する非弾性糸
は、セーターの表糸となる非弾性糸と同じでも異なって
いてもよいが、同じである場合の方が他の繊維を使った
ものよりも、色差による問題がなく、かつ軽量になるの
で、セーター外観に違和感が無く好ましい。
は、セルロース系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミ
ド系繊維、ポリアクリルニトリル系繊維、あるいは、
綿、ウール、麻など任意な繊維が挙げられ、これらの繊
維のフィラメント糸やスパン糸と弾性糸とで被覆弾性糸
とすればよい。また、被覆弾性糸を被覆する非弾性糸
は、セーターの表糸となる非弾性糸と同じでも異なって
いてもよいが、同じである場合の方が他の繊維を使った
ものよりも、色差による問題がなく、かつ軽量になるの
で、セーター外観に違和感が無く好ましい。
【0013】本発明のセーターは、被覆弾性糸を全コー
ス、あるいは1〜5コースおきに1コース以上用いるよ
うに設計されていることが好ましい。被覆弾性糸を交編
したコースが少ないと、本発明の効果が発揮できず、型
崩れが生じる。被覆弾性糸は、少なくとも5コースおき
に1コース以上交編されていることが好ましく、さらに
好ましくは、3コース以内に1コース以上被覆弾性糸を
交編されているものである。
ス、あるいは1〜5コースおきに1コース以上用いるよ
うに設計されていることが好ましい。被覆弾性糸を交編
したコースが少ないと、本発明の効果が発揮できず、型
崩れが生じる。被覆弾性糸は、少なくとも5コースおき
に1コース以上交編されていることが好ましく、さらに
好ましくは、3コース以内に1コース以上被覆弾性糸を
交編されているものである。
【0014】セーターの編み地に被服弾性糸を交編し、
含有させる方法については、被覆弾性糸の非弾性糸がセ
ーターの表糸と同じである場合はそのまま編成すればよ
いが、被覆弾性糸の非弾性糸が表糸と同じでない場合に
は、セーターの表糸と被覆弾性糸との引き揃えや、セー
ターの表糸と被覆弾性糸の配置を特定して同時に編み込
むプレーティング等により編成すればよい。
含有させる方法については、被覆弾性糸の非弾性糸がセ
ーターの表糸と同じである場合はそのまま編成すればよ
いが、被覆弾性糸の非弾性糸が表糸と同じでない場合に
は、セーターの表糸と被覆弾性糸との引き揃えや、セー
ターの表糸と被覆弾性糸の配置を特定して同時に編み込
むプレーティング等により編成すればよい。
【0015】本発明のセーターに於ける被覆弾性糸中の
弾性糸は、15〜70デニールであることが必要で、好
ましくは20〜40デニールである。15デニール未満
では、弾性糸の収縮力が不足し、目移し部の引き吊れ力
緩和効果が現れず型崩れが生じやすい。逆に、弾性糸が
70デニールより太いと、弾性糸の収縮力が強すぎ、目
移し編成中に目落ちが発生しやすく、編地製造が困難に
なると共に、水着やレオタードのような伸縮パワーを保
有するため、セーターとしては極めて特異な分野とな
り、且つ、非弾性糸のループが余裕を持ちすぎ、表面か
らループが突出し、ピリングやスナッギングといった消
費性能面での問題が生じたる事もある。弾性糸の太さを
15〜70デニールとすれば、型崩れのしない、目移し
による柄も美しく表現されたセーターとなる。
弾性糸は、15〜70デニールであることが必要で、好
ましくは20〜40デニールである。15デニール未満
では、弾性糸の収縮力が不足し、目移し部の引き吊れ力
緩和効果が現れず型崩れが生じやすい。逆に、弾性糸が
70デニールより太いと、弾性糸の収縮力が強すぎ、目
移し編成中に目落ちが発生しやすく、編地製造が困難に
なると共に、水着やレオタードのような伸縮パワーを保
有するため、セーターとしては極めて特異な分野とな
り、且つ、非弾性糸のループが余裕を持ちすぎ、表面か
らループが突出し、ピリングやスナッギングといった消
費性能面での問題が生じたる事もある。弾性糸の太さを
15〜70デニールとすれば、型崩れのしない、目移し
による柄も美しく表現されたセーターとなる。
【0016】本発明のセーターでいう弾性糸とは、ポリ
エステル系やポリエーテル系のポリウレタン弾性糸、あ
るいはポリエーテルエステル系の弾性糸であり、さら
に、熱劣化を最小限に抑えたセット性の良好な弾性糸が
好ましく、セーター製造工程で実施される、例えばスチ
ームセットなどの熱処理により寸法が固定されやすいも
のほど、寸法の経時変化や着用による型崩れが生じ難く
く、目移し柄も美しく、シルエットも良好なセーターが
製造できる。
エステル系やポリエーテル系のポリウレタン弾性糸、あ
るいはポリエーテルエステル系の弾性糸であり、さら
に、熱劣化を最小限に抑えたセット性の良好な弾性糸が
好ましく、セーター製造工程で実施される、例えばスチ
ームセットなどの熱処理により寸法が固定されやすいも
のほど、寸法の経時変化や着用による型崩れが生じ難く
く、目移し柄も美しく、シルエットも良好なセーターが
製造できる。
【0017】本発明に用いる弾性糸のセット率は、30
〜70%が好ましく、より好ましくは40〜60%であ
り、セット率が30%未満ではスチームセットなどの加
熱仕上げ行程で寸法が固定されず、寸法が経時変化を起
こしたり、サイズばらつき、型崩れの原因となる。ま
た、セット率が70%より大きいと、弾性糸そのものの
伸長性と伸長回復率が低下しがちであり、弾性糸を交編
する意味が無くなり良くない。
〜70%が好ましく、より好ましくは40〜60%であ
り、セット率が30%未満ではスチームセットなどの加
熱仕上げ行程で寸法が固定されず、寸法が経時変化を起
こしたり、サイズばらつき、型崩れの原因となる。ま
た、セット率が70%より大きいと、弾性糸そのものの
伸長性と伸長回復率が低下しがちであり、弾性糸を交編
する意味が無くなり良くない。
【0018】本発明に用いるのが好ましい、セット率が
30〜70%の熱劣化を最小限に抑えたセット性の良好
な弾性糸は、公知の方法により製造することができ、例
えば、ポリマーの連結剤に混合ジアミンを使用する方
法、また、ポリマーの添加剤にカルボン酸の金属塩を使
用する方法、あるいは、特開平7ー316922号公報
に示されるような添加剤にウレタンオリゴマーを使用す
る方法などがあり、特にこの方法によれば容易にセット
率の異なる弾性糸が得られる。
30〜70%の熱劣化を最小限に抑えたセット性の良好
な弾性糸は、公知の方法により製造することができ、例
えば、ポリマーの連結剤に混合ジアミンを使用する方
法、また、ポリマーの添加剤にカルボン酸の金属塩を使
用する方法、あるいは、特開平7ー316922号公報
に示されるような添加剤にウレタンオリゴマーを使用す
る方法などがあり、特にこの方法によれば容易にセット
率の異なる弾性糸が得られる。
【0019】なお、本発明で弾性糸のセット率は次の方
法により求める。 弾性糸を30cmの長さ(A)でサンプリングする。 45cmまで伸長(50%伸長)する。 ホフマンプレス機にて、蒸気圧4kg/cm2マット上
のスチーム温度95℃で2分間伸長したままスチームセ
ット。 放縮2分後の長さ(B)を測定。 セット率を次式により求める。
法により求める。 弾性糸を30cmの長さ(A)でサンプリングする。 45cmまで伸長(50%伸長)する。 ホフマンプレス機にて、蒸気圧4kg/cm2マット上
のスチーム温度95℃で2分間伸長したままスチームセ
ット。 放縮2分後の長さ(B)を測定。 セット率を次式により求める。
【0020】 セット率(%)=(B ー A)/A×100 本発明のセーターを製造する編機は、任意な編機が使用
できるが、編機のゲージについては、3〜18ゲージの
編機が本発明の効果が最も発揮でき、美しい目移し柄を
有しつつ、型崩れのしない編み地となる。本発明のセー
ターは、糸の段階で染色して先染め糸とし、製編後はセ
ットや縮絨など非弾性糸の特徴を出す加工工程のみにと
どめておくのがよいが、場合によっては、糸の段階では
染色しないで、製編後、または、セーターを作成してか
ら染色する、製品染めでも差し支えない。この製品染め
の場合には、染色時の収縮を十分考慮に入れた編成条件
を設計する必要がある。
できるが、編機のゲージについては、3〜18ゲージの
編機が本発明の効果が最も発揮でき、美しい目移し柄を
有しつつ、型崩れのしない編み地となる。本発明のセー
ターは、糸の段階で染色して先染め糸とし、製編後はセ
ットや縮絨など非弾性糸の特徴を出す加工工程のみにと
どめておくのがよいが、場合によっては、糸の段階では
染色しないで、製編後、または、セーターを作成してか
ら染色する、製品染めでも差し支えない。この製品染め
の場合には、染色時の収縮を十分考慮に入れた編成条件
を設計する必要がある。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を実施例により具体的に説
明する。本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、実施例において、製造したセーターの評価は以下の
ようにして行った。 伸長回復率: 80%伸長を3回繰り返したときの伸
長回復率を測定した。 肘抜け : JISーL−1061 バギング試験
方法(A法屈曲反復法)により、編み地縦方向のバギン
グ性を評価し膨れ高さを判定した。 耐洗濯性 : JISーL−0217 製品の選択試
験方法(家庭用洗濯機法103法)により、洗濯による
型崩れを視覚判定し、全く型崩れしていないものを◎、
ほとんど型崩れしていないものを○、型崩れしたものを
×とした。 目移し柄 : 目移し柄の美しさを視覚判定し、美し
いものを○、柄がつぶれて見難いものを×とした。
明する。本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、実施例において、製造したセーターの評価は以下の
ようにして行った。 伸長回復率: 80%伸長を3回繰り返したときの伸
長回復率を測定した。 肘抜け : JISーL−1061 バギング試験
方法(A法屈曲反復法)により、編み地縦方向のバギン
グ性を評価し膨れ高さを判定した。 耐洗濯性 : JISーL−0217 製品の選択試
験方法(家庭用洗濯機法103法)により、洗濯による
型崩れを視覚判定し、全く型崩れしていないものを◎、
ほとんど型崩れしていないものを○、型崩れしたものを
×とした。 目移し柄 : 目移し柄の美しさを視覚判定し、美し
いものを○、柄がつぶれて見難いものを×とした。
【0022】
【実施例1】弾性糸として、セット率45%のポリエー
テル系のポリウレタン弾性糸(旭化成工業(株)製、商
品名、ロイカFCS)の20デニールを使用し、ドラフ
ト率は2.5とし、これにナイロン70デニールを45
0T/mの条件で撚糸した。非弾性の編み地の表糸とし
て、羊毛2/48Nmを使用し、7ゲージの横編機で、
3針(3ウェール)分のループを3ウェール移動して編
成し、10コース編成後に元のウェールにそれぞれのル
ープを戻す目移しを繰り返す、いわゆるケーブル模様の
目移し柄を身頃4本、袖2本有する成形編み地のVネッ
クセーターを、被服弾性糸を全コースプレーティングに
して、表面に出ないように製造した。このセーターの弾
性糸のセット率は45%であり、着用試験を行ったとこ
ろ、着用による肘抜けなどの型崩れや、繰り返し洗濯に
よる型崩れは生じなかった。
テル系のポリウレタン弾性糸(旭化成工業(株)製、商
品名、ロイカFCS)の20デニールを使用し、ドラフ
ト率は2.5とし、これにナイロン70デニールを45
0T/mの条件で撚糸した。非弾性の編み地の表糸とし
て、羊毛2/48Nmを使用し、7ゲージの横編機で、
3針(3ウェール)分のループを3ウェール移動して編
成し、10コース編成後に元のウェールにそれぞれのル
ープを戻す目移しを繰り返す、いわゆるケーブル模様の
目移し柄を身頃4本、袖2本有する成形編み地のVネッ
クセーターを、被服弾性糸を全コースプレーティングに
して、表面に出ないように製造した。このセーターの弾
性糸のセット率は45%であり、着用試験を行ったとこ
ろ、着用による肘抜けなどの型崩れや、繰り返し洗濯に
よる型崩れは生じなかった。
【0023】
【実施例1〜8】弾性糸の太さ、セット率、およびドラ
フト率を変えて被服弾性糸とした以外は実施例1と同様
にしてVネックセーターの評価を行った。表1に結果を
示す。表1より、本発明のセーターでは、肘抜けによる
型崩れや、洗濯による型崩れもなく、また、目移し柄も
美しく表現される。
フト率を変えて被服弾性糸とした以外は実施例1と同様
にしてVネックセーターの評価を行った。表1に結果を
示す。表1より、本発明のセーターでは、肘抜けによる
型崩れや、洗濯による型崩れもなく、また、目移し柄も
美しく表現される。
【0024】
【実施例9】40デニールとした他は、実施例1と同様
の弾性糸を用い、ドラフト率を3.0とし、レーヨンフ
ィラメント糸120デニールと550T/mの条件で撚
糸した。この被服弾性糸と、レーヨンフィラメントとを
1本交互になるように配置し、12ゲージの横編機によ
り、目移し部が随所に存在した花柄模様の編み地を編成
した。この編地を使用して作製した丸首セーターは、着
用や洗濯による型崩れが生じない、着心地の良いセータ
ーとなった。
の弾性糸を用い、ドラフト率を3.0とし、レーヨンフ
ィラメント糸120デニールと550T/mの条件で撚
糸した。この被服弾性糸と、レーヨンフィラメントとを
1本交互になるように配置し、12ゲージの横編機によ
り、目移し部が随所に存在した花柄模様の編み地を編成
した。この編地を使用して作製した丸首セーターは、着
用や洗濯による型崩れが生じない、着心地の良いセータ
ーとなった。
【0025】
【発明の効果】本発明のセーターは、従来のものに比べ
て、着用による肘抜けなどの型崩れや、洗濯による型崩
れがなく、また、目移しによる柄も美しく表現でき、さ
らに、着心地も良好な、目移し柄のセーターである。
て、着用による肘抜けなどの型崩れや、洗濯による型崩
れがなく、また、目移しによる柄も美しく表現でき、さ
らに、着心地も良好な、目移し柄のセーターである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【実施例1〜8】弾性糸の太さ、セット率、およびドラ
フト率を変えて被服弾性糸とした以外は実施例1と同様
にしてVネックセーターの評価を行った。表1に結果を
示す。表1より、本発明のセーターでは、肘抜けによる
型崩れや、洗濯による型崩れもなく、また、目移し柄も
美しく表現される。
フト率を変えて被服弾性糸とした以外は実施例1と同様
にしてVネックセーターの評価を行った。表1に結果を
示す。表1より、本発明のセーターでは、肘抜けによる
型崩れや、洗濯による型崩れもなく、また、目移し柄も
美しく表現される。
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】 目移し柄の編み地からなるセーターにお
いて、上記編み地は被覆弾性糸が用いられており、上記
被覆弾性糸は15〜70デニールの弾性糸が用いられ、
かつ上記弾性糸のドラフト率が1.8〜3.2であるこ
とを特徴とするセーター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15214896A JPH101803A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | セーター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15214896A JPH101803A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | セーター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH101803A true JPH101803A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15534091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15214896A Withdrawn JPH101803A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | セーター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH101803A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018137680A1 (zh) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 东丽纤维研究所(中国)有限公司 | 一种弹性吸水速干针织面料及其用途 |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP15214896A patent/JPH101803A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018137680A1 (zh) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 东丽纤维研究所(中国)有限公司 | 一种弹性吸水速干针织面料及其用途 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |