JPH10180421A - 金属ストリップ鋳造方法及び装置並びにストリップ鋳造装置へ溶融金属を供給する金属供給ノズル - Google Patents
金属ストリップ鋳造方法及び装置並びにストリップ鋳造装置へ溶融金属を供給する金属供給ノズルInfo
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Abstract
方運動エネルギを吸収し且つ側部開口での本質的な無乱
流状態を確立して、金属供給ノズルを成すノズルトラフ
に設けた側部開口から溶融金属を外方へ安定流出させ
る。 【解決手段】 金属供給ノズル19を、底部床63と側
壁62とを有し且つロール間隙長手方向に延びた上向き
に開いた細長のノズルトラフ61で構成し、該トラフ6
1の長手方向に延びる側壁62に、溶融金属をトラフ6
1から流出させる側部開口64を設け、トラフ61の底
部床63には、側部開口64に隣接して直立した流バリ
ヤ壁84を設け、溶融金属をトラフ61内の流バリヤ壁
84間に下方向きに供給して底部床63に衝突させ、流
バリヤ壁84を越えて外方に流れ出た溶融金属を側部開
口64を介してトラフ61外へ流出させる。
Description
方法及び装置並びにストリップ鋳造装置へ溶融金属を供
給する金属供給ノズルに関する。
より金属ストリップを鋳造することが公知である。冷却
されて相反方向に回転する一対の水平鋳造ロール間に溶
融金属を導入し、動いているロール表面上で金属殻を凝
固させ、ロール間隙にてそれら金属殻を合体させ、凝固
したストリップ品としてロール間隙から下方ヘ送給す
る。本明細書では、「ロール間隙」という語はロール同
士が最接近する領域全般を指すものとする。溶融金属は
取鍋から1つ又は一連の小容器へと注がれ、更にはそこ
からロール間隙上方に位置した金属供給ノズルに流れて
ロール間隙へと向かい、その結果、ロール間隙直上のロ
ール鋳造表面に支持される溶融金属の鋳造溜めを形成す
ることができる。この鋳造溜めの端は、ロール端面に摺
動係合して保持される側部堰又は側部プレートで構成で
きる。
によって急速に凝固する非鉄系金属にはある程度の成功
をおさめているが、凝固温度が高く、冷却されたロール
鋳造表面での不均一な凝固により欠陥の生じやすい鉄系
金属の鋳造技術に適用するにはいろいろ問題がある。従
って、金属を滑らかに且つ均一に鋳造溜めへ且つ溜め内
で流すよう金属供給ノズルの設計に多くの留意が払われ
ている。アメリカ特許第5,178,205号及び第
5,238,050号に開示の装置はいずれも、金属供
給ノズルが鋳造溜め表面下へと延びており、鋳造溜めに
浸漬した金属供給ノズル底端の長孔出口へと流下する溶
融金属の運動エネルギを減らす手段を組み入れている。
アメリカ特許第5,178,205号に開示の装置で
は、運動エネルギを減らすのは流れディフューザであ
る。流れディフューザは複数の流路とディフューザ上方
に位置したバッフルとを有しており、ディフューザ下方
では溶融金属が出口長孔を介して緩やかに且つ均一に鋳
造溜めへと流れ込むので乱れが最小となる。アメリカ特
許第5,238,050号に開示の装置では、溶融金属
流が鋭角の衝突角度でノズル傾斜側壁面に落下・衝突で
きるようになっているので、金属が該側壁面に付着して
出口流路へと向う流れシートを形成する。ここでも、目
的とするところは、鋳造溜めの乱れを最小とするよう金
属供給ノズルの底部から金属流を緩やかに且つ均一に流
出させることである。
7号公報も、鋳造溜めへ緩やかで均一な金属流を流下さ
せるようにした金属供給ノズルを開示している。この金
属供給ノズルには多孔のバッフル/ディフューザが備え
られていて、流下する溶融金属から運動エネルギを除去
し、運動エネルギを除去された金属流がノズル側壁の一
連の開口から鋳造溜めへと流れる。開口は、ロール間隙
長手方向にロール鋳造表面に沿って金属流が流れ込むよ
うな角度となっている。即ち、金属供給ノズルの一側の
開口がロール間隙長手方向に金属流を一方向に流入さ
せ、他側の開口が金属流をロール間隙長手方向の他方向
に流入させ、鋳造表面に沿った滑らかで均一な流れを造
り出すことにより鋳造溜め表面の乱れを最小とすること
を目的としている。
陥の大きな原因は、鋳造溜め表面がロール鋳造表面と出
会う、いわゆる「メニスカス」又は「メニスカス域」に
おいて溶融金属が過早凝固することにあることを見知し
た。これらの域各々の溶融金属は隣接する鋳造表面の方
へ流れ、もしロール表面と均一に接触する前に溶融金属
の凝固が起きると、金属殻とロールとの間に不規則な初
期伝熱が生じやすく、結果として、窪み、さざ波マー
ク、湯境、割れ等の表面欠陥が形成されてしまう。
せようとする従来の試みは、金属が最初に殻表面形成の
ために凝固する域、即ち、最終的に形成ストリップの外
表面となる域から外れて金属流を流入させるため、過早
凝固が或る程度激化するのを避けられず、従って、ロー
ル間の鋳造溜め表面域での溶融金属温度は流入する溶融
金属の温度よりもはるかに低い。メニスカス域での鋳造
溜め溶融金属温度が低くなりすぎると、割れや「メニス
カスマーク」(鋳造溜めレベルが不均一なままで固化す
るメニスカスにより生じるストリップ上のマーク)が非
常に起きやすい。従来、この問題を扱う1つのやり方と
して、流入する溶融金属に高レベルの過熱を与えること
により、ロール表面への到達前に凝固温度に達すること
なく溶融金属が鋳造溜め内で温度低下できるようにする
という仕方があった。
ス域に金属供給ノズルを直接差し入れて溶融金属の比較
的急速な流入を確保するという手段をとることによっ
て、鋳造ロール表面との接触前に溶融金属が過早固化す
るという傾向を最小限にすることで、過早凝固の問題が
有効処理できることが認識されるようになった。この方
法は、鋳造溜めへ絶対的に着実な金属流を提供する場合
よりも表面欠陥の回避という点ではるかに有効であるこ
と、及び、ロール表面に接触するまで金属凝固が起きな
いため鋳造溜め表面の或る程度の変動を許容し得ること
が判明している。このようなやり方の例は、新日本製鐡
株式会社の特開平1−5650号や本出願人のオースト
ラリア特許出願第60773/96号に見られる。
に供給されることを確保するためには、側部開口を有す
る金属供給ノズルを用い、金属供給ノズル底部から横方
向外方に鋳造ロールへと溶融金属を供給することが必要
である。従って、金属供給ノズルは溶融金属の下方落下
流を捕らえて、乱流及び流れ変動をできるだけ小さくし
て溶融金属を側部開口から外方へと安定流出させる必要
がある。このため、流入金属流の下方運動エネルギを吸
収すること及び側部開口での本質的な無乱流状態を確立
することが必要である。しかも、金属供給ノズル底部内
の非常に限られた空間内で金属流に大幅な制限を加える
ことなく、これらを達成せねばならない。従来技術のバ
ッフル/ディフューザの構成ではこの目的を達成するの
に適していないが、本発明によれば簡単な方法及び装置
で目的が達成できる。
冷却した鋳造ロール間のロール間隙上方にロール間隙に
沿って配した細長の金属供給ノズルを介し溶融金属を鋳
造ロール間に導入し、ロール間隙上方に支持され且つ鋳
造溜め囲込み端クロージャによりロール間隙端部を囲込
まれた溶融金属鋳造溜めを形成し、ロール間隙から下方
に送給される凝固ストリップを鋳造するよう鋳造ロール
を回転する金属ストリップ鋳造方法において、金属供給
ノズルを、底部床と側壁とを有し且つロール間隙長手方
向に延びた上向きに開いた細長のノズルトラフで構成
し、該ノズルトラフの長手方向に延びる側壁に、溶融金
属をノズルトラフから流出させる側部開口を設け、前記
ノズルトラフの底部床には、前記側部開口に隣接して直
立した流バリヤ壁を設け、溶融金属をノズルトラフ内の
前記流バリヤ壁間に下方向きに供給して底部床に衝突さ
せ、前記流バリヤ壁を越えて外方に流れ出た溶融金属を
前記側部開口を介してノズルトラフ外へ流出させること
を特徴とする金属ストリップ鋳造方法が提供される。
に延びる側壁の各々に形成されて長手方向に相互離間し
た開口であることが好ましく、側部開口は、例えば細長
の長孔として形成することが可能である。
する溶融金属が、前記ノズルトラフの長手方向に連続す
るカーテン流を形成するように、前記各側部開口を相互
に密に近接させて配置することが好ましい。
自由落下流で溶融金属を供給すると良く、特にノズルト
ラフの長手方向に並んだ側部開口の間の空間に対し横方
向に整合した位置で溶融金属がノズルトラフの底部床に
衝突するよう、溶融金属をノズルトラフの長手方向に離
間した一連の個別な自由落下流として供給すると良い。
ラフの底部床から立ち上がってノズルトラフに沿って連
続的に延び且つ溶融金属流入流を受ける内側溝を成して
横方向に離間した一対の壁により構成することが好まし
い。
る一対の平行な鋳造ロールと、ロール間隙上方にロール
間隙に沿って延び且つ溶融金属をロール間隙に供給して
ロール間隙上方に支持された溶融金属鋳造溜めを形成す
る細長の金属供給ノズルと、該金属供給ノズルの上方に
配されて溶融金属を一連の自由落下流として金属供給ノ
ズルに供給する分配器とで構成された金属ストリップ鋳
造装置において、金属供給ノズルを、底部床と側壁とを
有し且つロール間隙長手方向に延びて分配器から溶融金
属を受けるよう上向きに開いた細長のノズルトラフで構
成し、該ノズルトラフの長手方向に延びる側壁に、溶融
金属をノズルトラフから流出させる側部開口を設け、前
記ノズルトラフの底部床には、前記側部開口に隣接して
直立した流バリヤ壁を設け、前記分配器を、ノズルトラ
フ内の流バリヤ壁間に溶融金属を下方向きに供給して底
部床に衝突させ且つ前記流バリヤ壁を越えて外方に流れ
出るよう操作可能としたことを特徴とする金属ストリッ
プ鋳造装置を提供する。
し且つロール間隙長手方向に延びて分配器から溶融金属
を受けるよう上向きに開いた細長のノズルトラフで構成
し、その長手方向に延びる側壁に、溶融金属を流出させ
る側部開口を設け、前記底部床には、前記側部開口に隣
接して直立した流バリヤ壁を設けたこと特徴とするスト
リップ鋳造装置へ溶融金属を供給する金属供給ノズルを
提供する。
め、添付図面を参照して特定の方法及び装置を更に詳細
に説明する。
部床12から立上がった主機械フレーム11を有する。
主機械フレーム11が支持する鋳造ロール台車13はア
センブリステーション14と鋳造ステーション15との
間を水平に移動可能である。鋳造ロール台車13が担持
する一対の平行な鋳造ロール16には、鋳造時に取鍋1
7から分配器18と金属供給ノズル19とを介して溶融
金属が供給される。鋳造ロール16は水冷されているの
で、動いているロール表面に金属殻が形成されロール間
隙にて合わされて、ロール出口で凝固金属ストリップ2
0が造られる。この金属ストリップ20を主コイラ21
に送って、次いで第2コイラ22に送給し得る。容器2
3が鋳造ステーション15に隣接して主機械フレーム1
1に取付けられているので、溶融金属を分配器18の溢
れ口24を介して容器23へと逃すことができる。
ム31がホイール32によりレール33に載り、レール
33は主機械フレーム11の一部に沿って延びているの
で、鋳造ロール台車13全体がレール33に移動可能に
載っていることになる。台車フレーム31が担持する対
のロールクレードル34に鋳造ロール16が回転可能に
取付けられる。鋳造ロール台車13全体をレール33に
沿って移動させることができる複動油圧ピストンシリン
ダ装置39は鋳造ロール台車13の駆動ブラケット40
と主機械フレーム11との間に接続されて、鋳造ロール
台車13をアセンブリステーション14から鋳造ステー
ション15へ、又その逆へ移動させることができるよう
になっている。
軸41と台車フレーム31上のトランスミッションとを
介して相反方向に回転される。鋳造ロール16の銅製周
壁に形成され縦方向に延び周方向に離間した一連の水冷
通路には、回転グランド43を介して水冷ホース42に
接続されたロール駆動軸41内の水冷導管からロール端
を介し冷却水が供給される。鋳造ロール16の典型的な
大きさは径が約500mmで、最大2m幅のストリップ
品を造れるよう長さを最大2mにすることができる。
クレーンからヨーク45を介し支持されており、高温金
属受けステーションから定位置へと移すことができる。
取鍋17に取付けられたストッパロッド46をサーボシ
リンダにより動かすことによって、溶融金属を取鍋17
から出口ノズル47と耐火シュラウド48を介して分配
器18へと流すことができる。
アルミナキャスタブル等の耐火材料で造られた広皿状の
ものである。分配器18の一側は取鍋17からの溶融金
属を受け、又、前記した溢れ口24を備えている。分配
器18の他側には縦方向に離間した一連の出口開口52
が備えられている。分配器18下部を担持する取付ブラ
ケット53は分配器18を台車フレーム31に取付ける
ためのものであって、取付ブラケット53に備えた開口
で台車フレーム31の位置合わせペグ54を受けて分配
器18を正確に位置決めするようになっている。
ト等の耐火材料で造られた2つの同形の半部で形成さ
れ、端同士を合わせ保持されて完全なノズルを構成す
る。図5乃至図12は、取付ブラケット60で台車フレ
ーム31に支持される金属供給ノズル19半部の構成を
示している。金属供給ノズル19半部の上部には外方に
突出する側部フランジ55が形成されて取付ブラケット
60上に位置する。
であって、金属供給ノズル19は分配器18の出口開口
52から流下する溶融金属流65を受ける上方に開いた
ノズルトラフ61を形成する。ノズルトラフ61は長手
方向の側壁62と端壁70との間に形成され、金属供給
ノズル19半部の2つの平らな端壁80で両端間を横方
向に隔壁されると見なすことができ、それら端壁80を
合わせて完全なノズルとされる。ノズルトラフ61底部
を閉じる水平な底部床63は、面取りした底部隅81で
側壁62と合わさる。金属供給ノズル19の底部隅81
には、一連の側部開口64が金属供給ノズル19の長手
方向に沿って規則的に離間された一連の細長の長孔とし
て穿設される。側部開口64はノズルトラフ61の底部
床63の高さでノズルトラフ61から溶融金属を出すよ
う位置決めされている。
壁84が、側部開口64に隣接してノズルトラフ61の
底部床63から立ち上がっている。流バリヤ壁84はノ
ズルトラフ61の全長にわたって連続して延びて、以下
に述べるような溶融金属の流入流を受ける内側溝85を
構成する。
越えて外方に延び、別々の溶融金属流を鋳造溜め68の
「三重点」域、即ち、2つの鋳造ロール16,16と側
部堰板56とが会する鋳造溜め68の域に向かわせる、
三重点注端形成部87を設ける。溶融金属を三重点域に
向かわせることの目的は、これらの域で溶融金属の過早
凝固による「スカル」(skulls)の形成を防ぐことであ
り、それについては本出願人のオーストラリア特許出願
第PO2367号に更に詳細に記述されている。
らの溶融金属を受ける上向きに開いた小さなリザーバ8
8を形成し、このリザーバ88はノズルトラフ61から
端壁70によって分離されている。端壁70の上端89
はノズルトラフ61上端及びリザーバ88上端よりも低
く、以下に詳述する如く、リザーバ88溢流時のノズル
トラフ61への流れを許す堰として働くことができる。
内面92及び側面93、そして湾曲した直立外面94を
有する浅皿状に形成される。一対の三重点注通路95が
このリザーバ88の横方向外側から床部91高さの直ぐ
上に延びて、三重点注端形成部87下側の三重点注出口
96に接続する。三重点注出口96は下向き内方に傾斜
して溶融金属を鋳造溜め68の三重点域に供給する。
属流65)として分配器18の出口開口52からノズル
トラフ61底部に落下する。溶融金属がこのノズルトラ
フ61から側部開口64を介して流出し、鋳造ロール1
6間のロール間隙69上方に支持された鋳造溜め68を
形成する。鋳造溜め68を鋳造ロール16端で囲込むの
が一対の側部堰板56であり、それらは鋳造ロール16
の端部57に当てて保持されている。側部堰板56は窒
化硼素等の強耐火材料で造られ、板ホルダ82に取付け
られる。板ホルダ82は対の流体圧シリンダ装置83の
作動により可動であって、側部堰板56を鋳造ロール1
6端に係合させて溶融金属の鋳造溜め68の端クロージ
ャを形成する。
ことにより、金属供給ノズル19下端が鋳造溜め68に
浸漬する高さに鋳造溜め68を保持し、金属供給ノズル
19の2連の水平方向に離間した側部開口64を鋳造溜
め68の表面のすぐ下に配置する。溶融金属は、鋳造溜
め68表面のすぐ近くで鋳造ロール16冷却表面に衝突
するよう、側部開口64を介し鋳造溜め68表面の全般
に近くで二つの側方外方を向いた噴射流として流出す
る。このことにより、鋳造溜め68のメニスカス域に供
給される溶融金属流65の温度が最大となり、ストリッ
プ表面での割れやメニスカスマークの形成が大幅に減少
することが見出された。
85に落下し、2枚の直立した流バリヤ壁84間でノズ
ルトラフ61の底部床63に衝突することにより、流バ
リヤ壁84を越えて外方へ流出させられるので、溶融金
属が直接に側部開口64に向かうのが防止される。溶融
金属の運動エネルギは流バリヤ壁84との二次衝突によ
り本質的に減らされるので、最初に内側溝85に囲まれ
た溶融金属は全般に安定した連続流状態で流バリヤ壁8
4を越えて側部開口64へと流れる。運動エネルギを減
らすのを確実とするため、内側溝85を、平らな底部床
63と、鋭く限定した隅で出会う側壁62とで構成し
て、二重衝突効果を生み出すことが重要である。
に対してノズル長手方向にずらされているので溶融金属
流65は相並んだ側部開口64の間の位置でノズルトラ
フ61の底部床63に衝突する。鋳造溜め68が金属供
給ノズル19底部より僅かに上の高さにまで上がって、
鋳造溜め68表面がノズルトラフ61底部床面よりも僅
かに上になってノズルトラフ61内の溶融金属と同じ高
さとなるよう装置を操作することができることが判明し
ている。このようにすれば、非常に安定した状態の鋳造
溜め68を得ることができ、三重点注出口96が下方に
充分な角度に傾斜していれば、鋳造溜め68の静止した
表面を得ることができる。
ル19半部の内端に設けられていることが重要であっ
て、このことによりノズル中央域付近に溶融金属が充分
に供給されて溜めのこの域でのスカル形成を確実に防ぐ
ことができる。
流65を三重点注端形成部87のリザーバ88が受け
る。分配器18の最外部の出口開口52は、各リザーバ
88が傾斜内面92の直ぐ外側で床部91に衝突する単
一の金属流を受けるように整合している。溶融金属が床
部91に衝突して床部91に外方へと扇状に広がり、三
重点注通路95を経て三重点注出口96に至り、高温溶
融金属の内方・下方傾斜噴射流が側部堰の面にわたって
且つロール間隙側の鋳造ロール端に沿って生み出され
る。三重点注ぎは各リザーバ88の浅くて広い溶融金属
溜めのみにより行われ、リザーバ88の溜め高さは端壁
70上端89の高さによって制限される。リザーバ88
がいっぱいになったら溶融金属は端壁70の上端89を
越えてノズルトラフ61へと溢流できるので、端壁70
は三重点注端形成部87のリザーバ88の溜め深さを制
御する堰の役目を果たす。この溜めの深さは、三重点注
通路95に溶融金属の一定流を供給して非常に均一な溶
融金属流65を達成するのに充分以上のものである。こ
の制御流はストリップ端を適切に形成するのに非常に重
要である。三重点注通路95を通る流れが過剰であると
ストリップ端に膨らみが生じ、少な過ぎるとスカルが生
じてストリップに「蛇卵」欠陥が生じてしまう。
面よりも上げられていて、三重点域での溜め表面の冷却
を防ぐようになっている。又、底面98は外方・上方に
傾斜している。このことは、金属供給ノズル19端下側
でスラグ等の異物が堆積して詰まりが生じるのを防ぐた
めに好ましい。このような詰まりが生じると、溜めから
ガスや煙霧が逃げるのが塞がれ、爆発の恐れがある。
であって、本発明がこれの詳細に限定されないのは勿論
である。特に、金属供給ノズル19に三重点注端形成部
を設けるのは、現在のところ好ましいノズル形状ではあ
るが、本発明にとって不可欠ではない。流バリヤ壁84
はノズル全長にわたって均一高さであるのが好ましい
が、側部開口64と側部開口64との間で高さを部分的
に減らすことも可能であって、ノズル19に沿って不連
続な壁部分を提供することすら可能である。更に又、内
側溝85内の流れをノズルトラフ61の残りの底部床6
3よりも高く、又は低くすることができる。斯かる変更
は、ここで述べられた全ての新規特徴及びそれらの組み
合わせに及ぶ本発明の範囲内で可能である。
リップ鋳造方法及び装置並びにストリップ鋳造装置へ溶
融金属を供給する金属供給ノズルによれば、金属供給ノ
ズル底部内の非常に限られた空間内で溶融金属流に大幅
な制限を加えることなく、該溶融金属流の下方運動エネ
ルギを吸収し且つ側部開口での本質的な無乱流状態を確
立することができるので、乱流及び流れ変動をできるだ
け小さくして溶融金属を側部開口から外方へと安定流出
させることができるという優れた効果を奏し得る。
続ストリップ鋳造装置を示す全体図である。
る。
である。
大した幅方向の縦断面図である。
る。
断面図である。
らみた斜視図である。
た斜視図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 一対の冷却した鋳造ロール間のロール間
隙上方にロール間隙に沿って配した細長の金属供給ノズ
ルを介し溶融金属を鋳造ロール間に導入し、ロール間隙
上方に支持され且つ鋳造溜め囲込み端クロージャにより
ロール間隙端部を囲込まれた溶融金属鋳造溜めを形成
し、ロール間隙から下方に送給される凝固ストリップを
鋳造するよう鋳造ロールを回転する金属ストリップ鋳造
方法において、金属供給ノズルを、底部床と側壁とを有
し且つロール間隙長手方向に延びた上向きに開いた細長
のノズルトラフで構成し、該ノズルトラフの長手方向に
延びる側壁に、溶融金属をノズルトラフから流出させる
側部開口を設け、前記ノズルトラフの底部床には、前記
側部開口に隣接して直立した流バリヤ壁を設け、溶融金
属をノズルトラフ内の前記流バリヤ壁間に下方向きに供
給して底部床に衝突させ、前記流バリヤ壁を越えて外方
に流れ出た溶融金属を前記側部開口を介してノズルトラ
フ外へ流出させることを特徴とする金属ストリップ鋳造
方法。 - 【請求項2】 側部開口がノズルトラフの長手方向に延
びる側壁の各々に形成されて長手方向に相互離間した開
口である、請求項1に記載の金属ストリップ鋳造方法。 - 【請求項3】 側部開口を細長の長孔として形成した、
請求項2に記載の金属ストリップ鋳造方法。 - 【請求項4】 ノズルトラフの各側部開口から流出する
溶融金属が、前記ノズルトラフの長手方向に連続するカ
ーテン流を形成するように、前記各側部開口を相互に密
に近接させて配置した、請求項3に記載の金属ストリッ
プ鋳造方法。 - 【請求項5】 ノズルトラフに対し1つ又は複数の自由
落下流で溶融金属を供給する、請求項1乃至4のいずれ
かに記載の金属ストリップ鋳造方法。 - 【請求項6】 ノズルトラフの長手方向に並んだ側部開
口の間の空間に対し横方向に整合した位置で溶融金属が
ノズルトラフの底部床に衝突するよう、溶融金属をノズ
ルトラフの長手方向に離間した一連の個別な自由落下流
として供給する、請求項5に記載の金属ストリップ鋳造
方法。 - 【請求項7】 直立する流バリヤ壁を、ノズルトラフの
底部床から立ち上がってノズルトラフに沿って連続的に
延び且つ溶融金属流入流を受ける内側溝を成して横方向
に離間した一対の壁により構成した、請求項1乃至6の
いずれかに記載の金属ストリップ鋳造方法。 - 【請求項8】 相互間にロール間隙を形成する一対の平
行な鋳造ロールと、ロール間隙上方にロール間隙に沿っ
て延び且つ溶融金属をロール間隙に供給してロール間隙
上方に支持された溶融金属鋳造溜めを形成する細長の金
属供給ノズルと、該金属供給ノズルの上方に配されて溶
融金属を一連の自由落下流として金属供給ノズルに供給
する分配器とで構成された金属ストリップ鋳造装置にお
いて、金属供給ノズルを、底部床と側壁とを有し且つロ
ール間隙長手方向に延びて分配器から溶融金属を受ける
よう上向きに開いた細長のノズルトラフで構成し、該ノ
ズルトラフの長手方向に延びる側壁に、溶融金属をノズ
ルトラフから流出させる側部開口を設け、前記ノズルト
ラフの底部床には、前記側部開口に隣接して直立した流
バリヤ壁を設け、前記分配器を、ノズルトラフ内の流バ
リヤ壁間に溶融金属を下方向きに供給して底部床に衝突
させ且つ前記流バリヤ壁を越えて外方に流れ出るよう操
作可能としたことを特徴とする金属ストリップ鋳造装
置。 - 【請求項9】 側部開口がノズルトラフの長手方向に延
びる側壁の各々に形成されて長手方向に相互離間した開
口である、請求項8に記載の金属ストリップ鋳造装置。 - 【請求項10】 側部開口を細長の長孔として形成し
た、請求項9に記載の金属ストリップ鋳造装置。 - 【請求項11】 ノズルトラフの各側部開口から流出す
る溶融金属が、前記ノズルトラフの長手方向に連続する
カーテン流を形成するように、前記各側部開口を相互に
密に近接させて配置した、請求項10に記載の金属スト
リップ鋳造装置。 - 【請求項12】 1つ又は複数の自由落下流で溶融金属
を金属供給ノズルのノズルトラフに供給するよう分配器
を構成した、請求項8乃至11のいずれかに記載の金属
ストリップ鋳造装置。 - 【請求項13】 溶融金属をノズルトラフの長手方向に
離間した個別な自由落下流として供給し且つノズルトラ
フの長手方向に並んだ側部開口の間の空間に対し横方向
に整合した位置で溶融金属がノズルトラフの底部床に衝
突するよう一連の側部開口を分配器に設けた、請求項1
2に記載の金属ストリップ鋳造装置。 - 【請求項14】 直立する流バリヤ壁を、ノズルトラフ
の底部床から立ち上がってノズルトラフに沿って連続的
に延び且つ溶融金属流入流を受ける内側溝を成して横方
向に離間した一対の壁により構成した、請求項8乃至1
3のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造装置。 - 【請求項15】 底部床と側壁とを有し且つロール間隙
長手方向に延びて分配器から溶融金属を受けるよう上向
きに開いた細長のノズルトラフで構成し、その長手方向
に延びる側壁に、溶融金属を流出させる側部開口を設
け、前記底部床には、前記側部開口に隣接して直立した
流バリヤ壁を設けたこと特徴とするストリップ鋳造装置
へ溶融金属を供給する金属供給ノズル。 - 【請求項16】 側部開口が長手方向に延びる側壁の各
々に形成されて長手方向に相互離間した開口である、請
求項15に記載のストリップ鋳造装置へ溶融金属を供給
する金属供給ノズル。 - 【請求項17】 側部開口を細長の長孔として形成し
た、請求項16に記載のストリップ鋳造装置へ溶融金属
を供給する金属供給ノズル。 - 【請求項18】 各側部開口から流出する溶融金属が、
長手方向に連続するカーテン流を形成するように、前記
各側部開口を相互に密に近接させて配置した、請求項1
7に記載のストリップ鋳造装置へ溶融金属を供給する金
属供給ノズル。 - 【請求項19】 直立する流バリヤ壁を、ノズルトラフ
の底部床から立ち上がってノズルトラフに沿って連続的
に延び且つ溶融金属流入流を受ける内側溝を成して横方
向に離間した一対の壁により構成した、請求項15乃至
18のいずれかに記載のストリップ鋳造装置へ溶融金属
を供給する金属供給ノズル。
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