JPH10180470A - 差厚テーラードブランク材の形成方法および差厚テーラードブランク材 - Google Patents

差厚テーラードブランク材の形成方法および差厚テーラードブランク材

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JPH10180470A
JPH10180470A JP8340032A JP34003296A JPH10180470A JP H10180470 A JPH10180470 A JP H10180470A JP 8340032 A JP8340032 A JP 8340032A JP 34003296 A JP34003296 A JP 34003296A JP H10180470 A JPH10180470 A JP H10180470A
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JP8340032A
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Hiroshi Tarui
井 大 志 樽
Hironori Sakamoto
元 宏 規 坂
Takakuni Iwase
瀬 孝 邦 岩
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Nissan Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2101/00Articles made by soldering, welding or cutting
    • B23K2101/18Sheet panels
    • B23K2101/185Tailored blanks

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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板厚,強度が異なる異種の板材を突合せて接
合しかつ部位によって板材の張出し成形方向が変化する
部品の素材として用いられる差厚テーラードブランク材
において、プレス成形時に接合部に大きな剪断力が働く
のを防止し、接合部で破断を生じることがないようにす
る。 【解決手段】 板厚,強度が異なる異種の板材2,3を
突合せて接合しかつ部位によって板材の張出し成形方向
が変化する部品の素材として用いられる差厚テーラード
ブランク材1において、薄板側板材2が板厚tでかつ
引張強度Fであり、厚板側板材3が板厚tでかつ引
張強度Fであるときに、張出し成形力のかかる側の板
材の突合せ段差dが、常に、 をみたす状態で板材2,3の突合せ位置が変化している
ものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板厚,強度が異な
る異種の板材を突合せて接合しかつ部位によって板材の
張出し成形方向が変化する部品の素材として好適に用い
られる差厚テーラードブランク材の形成方法および差厚
テーラードブランク材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の差厚テーラードブランク材として
は、例えば、図5に示すようなものがある。
【0003】この図5において、51は差厚テーラード
ブランク材、52は差厚テーラードブランク材51のう
ち薄板側板材、53は差厚テーラードブランク材51の
うち厚板側板材、54は差厚テーラードブランク材51
の接合部、55は差厚テーラードブランク材51におけ
るエンボス等のくぼみ形状部である。
【0004】また、図6において矢印Aはこの差厚テー
ラードブランク材51のプレス成形時における板材の張
出し成形方向を示すものである。
【0005】さらに説明すると、この差厚テーラードブ
ランク材51は、薄板側板材52と厚板側板材53との
接合部54での位置関係が常に一定の状態であり、この
図5,図6に示す従来の場合、薄板側板材52と厚板側
板材53とは帽子型(ハット型)の形状において内側の
板材の突合せ段差が常に0となるように接合されている
ものであった。
【0006】そして、プレス成形時には矢印Aで示す板
材の張出し成形方向の張出し成形力が働くことになり、
さらに詳細には、エンボス等のくぼみ形状部55以外の
部位については帽子型の形状においてその内側から図示
上向きの張出し成形方向Aによる張出し成形力が板材に
かかり、エンボス等のくぼみ形状部55のある部位につ
いては帽子型の形状においてその外側から図示下向きの
張出し成形方向Aによる張出し成形力が板材にかかるこ
とになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の差厚テーラードブランク材51にあっては、
異種の板材52,53の突合せ位置が常に一定であって
部位により変化しないものであったため、張出し成形側
の板材の突合せ段差が大きくなる部位が発生し、その部
位に対してプレス成形を行った場合に接合部に剪断力が
働いて、接合部の破断を引きおこすことがあって部品を
精度良く製作することができない場合もありうるという
問題点があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたものであって、板厚,強度が異なる異種
の板材を突合せて接合しかつ部位によって板材の張出し
成形方向が変化する部品の素材として用いられる差厚テ
ーラードブランク材において、部位によって薄板側板材
と厚板側板材の突合せ位置を変化させ、全ての部位に対
して張出し成形力のかかる側の突合せ段差を規定値以下
にすることにより、上記問題点を解決することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる差厚テー
ラードブランク材の形成方法は、板厚,強度が異なる異
種の板材を突合せて接合しかつ部位によって板材の張出
し成形方向が変化する部品の素材として用いられる差厚
テーラードブランク材を形成するに際し、薄板側板材が
板厚tでかつ引張強度Fであり、厚板側板材が板厚
でかつ引張強度Fであるときに、張出し成形力の
かかる側の板材の突合せ段差dが、常に、 をみたす突合せ位置で接合して部位によって板材の張出
し成形方向が変化する部品の素材として適する差厚テー
ラードブランク材に形成するようにしたことを特徴とし
ている。
【0010】また、本発明に係わる差厚テーラードブラ
ンク材は、板厚,強度が異なる異種の板材を突合せて接
合しかつ部位によって板材の張出し成形方向が変化する
部品の素材として用いられる差厚テーラードブランク材
において、薄板側板材が板厚tでかつ引張強度F
あり、厚板側板材が板厚tでかつ引張強度Fである
ときに、張出し成形力のかかる側の板材の突合せ段差d
が、常に、 をみたす状態で突合せ位置が変化している構成としたこ
とを特徴としている。
【0011】
【発明の作用】本発明に係わる差厚テーラードブランク
材の形成方法では、板厚,強度が異なる異種の板材を突
合せて接合しかつ部位によって板材の張出し成形方向が
変化する部品の素材として用いられる差厚テーラードブ
ランク材を形成するに際し、薄板側板材が板厚tでか
つ引張強度Fであり、厚板側板材が板厚tでかつ引
張強度Fであるときに、張出し成形力のかかる側の板
材の突合せ段差dが、常に、 をみたす突合せ位置で接合して差厚テーラードブランク
材に形成するようにしたから、差厚テーラードブランク
材の全ての部位に対して張出し成形力のかかる側の突合
せ段差が規定値以下のものとなるので、張出し成形側の
板材の突合せ段差が大きくなってプレス成形時に大きな
剪断力がはたらくという不具合が解消され、接合部の破
断を伴うことなくプレス成形が良好に行われることとな
り、部位によって板材の張出し成形方向が変化する部品
の素材として適する差厚テーラードブランク材に形成さ
れることとなって、差厚テーラードブランク材の成形性
能が向上し、適用可能な部品の範囲が増大すると共に、
良品率も高くなって歩留りが著しく向上する差厚テーラ
ードブランク材が形成されることとなる。
【0012】本発明に係わる差厚テーラードブランク材
は、板厚,強度が異なる異種の板材を突合せて接合しか
つ部位によって板材の張出し成形方向が変化する部品の
素材として用いられる差厚テーラードブランク材におい
て、薄板側板材が板厚tでかつ引張強度Fであり、
厚板側板材が板厚tでかつ引張強度Fであるとき
に、張出し成形力のかかる側の板材の突合せ段差dが、
常に、 をみたす状態で突合せ位置が変化している構造を有する
ものであるから、差厚テーラードブランク材の全ての部
位に対して張出し成形力のかかる側の突合せ段差が規定
値以下のものとなるので、張出し成形側の板材の突合せ
段差が大きくなってプレス成形時に大きな剪断力がはた
らくという不具合が解消され、接合部の破断を伴うこと
なくプレス成形が良好に行われることとなり、部位によ
って板材の張出し成形方向が変化する部品の素材として
適するテーラードブランク材となって、差厚テーラード
ブランク材の成形性能が向上し、適用可能な部品の範囲
が増大すると共に、良品率も高くなって歩留りが著しく
向上する差厚テーラードブランク材となる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係わる差厚テーラードブランク
材の形成方法によれば、板厚,強度が異なる異種の板材
を突合せて接合しかつ部位によって板材の張出し成形方
向が変化する部品の素材として用いられる差厚テーラー
ドブランク材を形成するに際し、薄板側板材が板厚t
でかつ引張強度Fであり、厚板側板材が板厚tでか
つ引張強度Fであるときに、張出し成形力のかかる側
の板材の突合せ段差dが、常に、 をみたす突合せ位置で接合して差厚テーラードブランク
材に形成するようにしたから、差厚テーラードブランク
材の全ての部位に対して張出し成形力のかかる側の突合
せ段差が規定値以下のものとなるので、張出し成形側の
板材の突合せ段差が大きくなってプレス成形時に大きな
剪断力がはたらくという従来の不具合を解消することが
でき、接合部の破断を伴うことなくプレス成形を良好に
行うことが可能となり、部位によって板材の張出し成形
方向が変化する部品の素材として適する差厚テーラード
ブランク材に形成することが可能となって、差厚テーラ
ードブランク材の成形性能を向上することができ、適用
可能な部品の範囲を増大することが可能であると共に、
良品率を高いものとすることが可能となって歩留りが著
しく向上した差厚テーラードブランク材を形成すること
が可能であるという顕著な効果がもたらされる。
【0014】本発明に係わる差厚テーラードブランク材
によれば、板厚,強度が異なる異種の板材を突合せて接
合しかつ部位によって板材の張出し成形方向が変化する
部品の素材として用いられる差厚テーラードブランク材
において、薄板側板材が板厚tでかつ引張強度F
あり、厚板側板材が板厚tでかつ引張強度Fである
ときに、張出し成形力のかかる側の板材の突合せ段差d
が、常に、 をみたす状態で突合せ位置が変化している構造を有する
ものであるから、差厚テーラードブランク材の全ての部
位に対して張出し成形力のかかる側の突合せ段差が規定
値以下のものとなるので、張出し成形側の板材の突合せ
段差が大きくなってプレス成形時に大きな剪断力がはた
らくという従来の不具合を解消することができ、接合部
の破断を伴うことなくプレス成形を良好に行うことが可
能となり、部位によって板材の張出し成形方向が変化す
る部品の素材として適するテーラードブランク材とする
ことが可能となって、差厚テーラードブランク材の成形
性能を向上することができ、適用可能な部品の範囲を増
大することが可能であると共に、良品率を高いものとす
ることが可能となって歩留りが著しく向上した差厚テー
ラードブランク材を提供することが可能であるという著
しく優れた効果がもたらされる。
【0015】
【実施例】次に、本発明に係わる差厚テーラードブラン
ク材の形成方法および差厚テーラードブランク材の実施
例について説明するが、本発明はこのような実施例のみ
に限定されないことはいうまでもない。
【0016】図1は、本発明に関する異種板材の突合せ
位置の定義を示す断面説明図である。
【0017】図1において、1は差厚テーラードブラン
ク材、2は差厚テーラードブランク材1のうち薄板側板
材、3は差厚テーラードブランク材1のうち厚板側板
材、4は差厚テーラードブランク材1の接合部、5は差
厚テーラードブランク材1におけるエンボス等のくぼみ
形状部である。
【0018】そして、薄板側板材2は板厚t,引張強
度Fを有していると共に、厚板側板材3は板厚t
引張強度Fを有しており、接合部4では板材の突合せ
段差dが形成されているものとなっている。
【0019】図2は、本発明に係わる差厚テーラードブ
ランク材の形成方法および差厚テーラードブランク材の
一実施例を示すものであって、図2に示すような差厚テ
ーラードブランク材1を製作するとき、接合部4にかか
る板材の張出し成形方向Aは図3に示す方向となる。
【0020】そして、帽子型(ハット型)をなす部品に
成形される差厚テーラードブランク材1の場合、通常
は、帽子型の内側から上向きの矢印Aの張出し成形方向
で張出し成形力が板材にかかるが、エンボス等のくぼみ
形状部5の部位においては帽子型の外側から下向きの矢
印Aの張出し成形方向で張出し成形力がかかる。
【0021】そこで、このエンボス等のくぼみ形状部5
を除いた部位については、接合部4において帽子型の内
側における板材の突合せ段差dが規定値以下となるよう
にして板材2,3の接合を行い、また、エンボス等のく
ぼみ形状部5のある部位については、接合部4において
帽子型の外側における板材の突合せ段差dが規定値以下
となるようにして板材2,3の接合を行う。
【0022】板材の突合せ段差dの規定値については、
試験片レベルでの実験より明らかになっている。
【0023】このときの実験に際しては、板厚tが1.
2mm〜2.3mmでかつ引張強度Fが38kgf/m
級から55kgf/mm級の軟鋼板を用いて実験
を行った。そしてまた、接合にはCOレーザによる溶
接を行った。さらにまた、張出し成形の評価は、球頭張
出し試験により行った。
【0024】この実験結果を図4に示す。この図4にお
いて、縦軸の良品率は、各条件においてn=10からn
=20で成形して評価実験を行い、接合部での破断をN
Gとして計算を行っている。また、横軸の突合せ位置に
関しては、突合せ位置=0で成形方向側の突合せ段差d
=0の状態で突合せ位置の値が大きくなるにつれ、成形
方向側の突合せ段差dは大きくなるものとしている。
【0025】図4に示すように、成形方向側の突合せ段
差dが大きくなるとプレス成形時に接合部にかかる剪断
力が大きくなるため、接合部で破断を起こして部品の成
形が不可能になる傾向となる。そして、実験結果による
と、突合せ位置 で良品率は100%となるが、0.5をこえると良品率
に著しい低下が認められた。この結果から、板材の突合
せ段差dの規定値は となるものとするのが良いことがわかった。
【0026】この実施例におけるような帽子型のプレス
成形品を製作する場合、プレス成形時における張出し成
形力は、エンボス等のくぼみ形状部5の部位では帽子型
の外側から張出し成形方向Aで示す方向に働き、それ以
外の部位では帽子型の内側から張出し成形方向Aで示す
方向に働く。
【0027】そこで、全ての接合部について張出し成形
力のかかる側の突合せ段差を とすることにより、プレス成形時に接合部にかかる剪断
力を抑えて接合部での破断を抑制することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる差厚テーラードブランク材の
形成方法および差厚テーラードブランク材において、突
合せ位置(突合せ段差d)の定義を示す断面説明図であ
る。
【図2】 本発明に係わる差厚テーラードブランク材の
形成方法および差厚テーラードブランク材の実施例を示
す斜面説明図である。
【図3】 本発明に係わる差厚テーラードブランク材の
形成方法および差厚テーラードブランク材の実施例にお
いて張出し成形方向Aを示す側面説明図である。
【図4】 本発明に係わる差厚テーラードブランク材の
形成方法および差厚テーラードブランク材において規定
した突合せ段差の大きさを裏付ける実験結果を示すグラ
フである。
【図5】 従来例による差厚テーラードブランク材の斜
面説明図である。
【図6】 従来例による差厚テーラードブランク材にお
いて張出し成形方向Aを示す側面説明図である。
【符号の説明】
1 差厚テーラードブランク材 2 薄板側板材 3 厚板側板材 4 差厚テーラードブランク材1の接合部 5 エンボス等のくぼみ形状部 t 薄板側板材の板厚 F 薄板側板材の引張強度 t 厚板側板材の板厚 F 厚板側板材の引張強度 d 板材の突合せ段差 A 板材の張出し成形方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板厚,強度が異なる異種の板材を突合せ
    て接合しかつ部位によって板材の張出し成形方向が変化
    する部品の素材として用いられる差厚テーラードブラン
    ク材を形成するに際し、薄板側板材が板厚tでかつ引
    張強度Fであり、厚板側板材が板厚tでかつ引張強
    度Fであるときに、張出し成形力のかかる側の板材の
    突合せ段差dが、常に、 をみたす突合せ位置で接合して差厚テーラードブランク
    材に形成することを特徴とする差厚テーラードブランク
    材の形成方法。
  2. 【請求項2】 板厚,強度が異なる異種の板材を突合せ
    て接合しかつ部位によって板材の張出し成形方向が変化
    する部品の素材として用いられる差厚テーラードブラン
    ク材において、薄板側板材が板厚tでかつ引張強度F
    であり、厚板側板材が板厚tでかつ引張強度F
    あるときに、張出し成形力のかかる側の板材の突合せ段
    差dが、常に、 をみたす状態で突合せ位置が変化していることを特徴と
    する差厚テーラードブランク材。
JP8340032A 1996-12-19 1996-12-19 差厚テーラードブランク材の形成方法および差厚テーラードブランク材 Pending JPH10180470A (ja)

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