JPH10180560A - しまり嵌合装置 - Google Patents
しまり嵌合装置Info
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- JPH10180560A JPH10180560A JP8340286A JP34028696A JPH10180560A JP H10180560 A JPH10180560 A JP H10180560A JP 8340286 A JP8340286 A JP 8340286A JP 34028696 A JP34028696 A JP 34028696A JP H10180560 A JPH10180560 A JP H10180560A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】第1部材と第2部材とのしまり嵌合を行う装置
として、第2部材を第1部材に向かって加速することに
より、第2部材に運動エネルギを付与して第1部材に当
接によりしまり嵌合させる装置を提供する。 【解決手段】第1保持装置40により、第1部材10を
移動可能に保持し、第1部材10の第2部材12への接
近限度をストッパ94により規定し、ばね112により
第1部材10をストッパ94に0より大きい荷重で押し
付ける。加速装置46により第2部材12を加速し、そ
れにより、第2部材12が第1部材10に当接してしま
り嵌合される。その当接の際、2部材10,12に発生
する嵌合力が基準値を超えようとすれば、ばね112が
撓んで第1部材10が第2部材12と共に運動するた
め、2部材10,12に過大な嵌合力が発生せずに済
む。
として、第2部材を第1部材に向かって加速することに
より、第2部材に運動エネルギを付与して第1部材に当
接によりしまり嵌合させる装置を提供する。 【解決手段】第1保持装置40により、第1部材10を
移動可能に保持し、第1部材10の第2部材12への接
近限度をストッパ94により規定し、ばね112により
第1部材10をストッパ94に0より大きい荷重で押し
付ける。加速装置46により第2部材12を加速し、そ
れにより、第2部材12が第1部材10に当接してしま
り嵌合される。その当接の際、2部材10,12に発生
する嵌合力が基準値を超えようとすれば、ばね112が
撓んで第1部材10が第2部材12と共に運動するた
め、2部材10,12に過大な嵌合力が発生せずに済
む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2部材のしまり嵌
合を行う装置に関するものである。
合を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】しまり嵌合装置の一従来例が実開昭63
−144136号公報に記載されている。この従来装置
は、図3の上側に示すように、固定的に保持されている
第1部材200に第2部材202を剛体である圧入ヘッ
ド204により押圧してそれら2部材200,202の
しまり嵌合を行う装置である。しかし、この従来装置に
おいては、第2部材202の両端部のうち第1部材20
0の側とは反対側の端部に圧入ヘッド204との接触に
よって機械的力Fを付与されるため、第1部材200と
の当接により第2部材202に軸方向圧縮応力が、同図
の下側にグラフで示すように、軸方向位置全体において
一様に分布する。そのため、この従来装置には、第2部
材202のうち第1部材200との予定しまり嵌合部以
外の部分にも軸方向圧縮応力が発生してしまうという問
題があった。そこで、本出願人は、その問題を解決する
ために、本発明に先立ち、2部材の少なくとも一方を互
いに接近する向きに加速して運動エネルギを付与して相
手方に当接させることにより、それら2部材のしまり嵌
合を行うしまり嵌合方法を開発した。そして、本出願人
は、さらに、その方法を実施するために、(a) 第1部材
を保持する保持装置と、(b) 第2部材を前記保持装置に
保持されている第1部材に向かって加速することによ
り、第2部材に運動エネルギを付与して第1部材に当接
によりしまり嵌合させる加速装置とを含むしまり嵌合装
置をも開発した。このしまり嵌合装置を使用すれば、第
1部材200との当接により第2部材202に軸方向圧
縮応力が図4に示すように、第1部材200と当接する
端部から遠ざかるにつれて漸減し、反対側の端部で0と
なる。
−144136号公報に記載されている。この従来装置
は、図3の上側に示すように、固定的に保持されている
第1部材200に第2部材202を剛体である圧入ヘッ
ド204により押圧してそれら2部材200,202の
しまり嵌合を行う装置である。しかし、この従来装置に
おいては、第2部材202の両端部のうち第1部材20
0の側とは反対側の端部に圧入ヘッド204との接触に
よって機械的力Fを付与されるため、第1部材200と
の当接により第2部材202に軸方向圧縮応力が、同図
の下側にグラフで示すように、軸方向位置全体において
一様に分布する。そのため、この従来装置には、第2部
材202のうち第1部材200との予定しまり嵌合部以
外の部分にも軸方向圧縮応力が発生してしまうという問
題があった。そこで、本出願人は、その問題を解決する
ために、本発明に先立ち、2部材の少なくとも一方を互
いに接近する向きに加速して運動エネルギを付与して相
手方に当接させることにより、それら2部材のしまり嵌
合を行うしまり嵌合方法を開発した。そして、本出願人
は、さらに、その方法を実施するために、(a) 第1部材
を保持する保持装置と、(b) 第2部材を前記保持装置に
保持されている第1部材に向かって加速することによ
り、第2部材に運動エネルギを付与して第1部材に当接
によりしまり嵌合させる加速装置とを含むしまり嵌合装
置をも開発した。このしまり嵌合装置を使用すれば、第
1部材200との当接により第2部材202に軸方向圧
縮応力が図4に示すように、第1部材200と当接する
端部から遠ざかるにつれて漸減し、反対側の端部で0と
なる。
【0003】この開発装置の一具体例においては、保持
装置が、第1部材を固定的に保持する態様とされてい
た。そのため、第1部材との当接直前における第2部材
の運動エネルギが基準値を超えた場合には、当接直前に
おける第2部材の速度も基準値を超えてしまい、その結
果、当接により2部材にしまり嵌合の方向に過大な嵌合
力が発生する。2部材に過大な嵌合力が発生すると、第
1部材のうち第2部材との予定しまり嵌合部や保持装置
のうち第1部材を保持する部分に亀裂や変形が生じるお
それがある。
装置が、第1部材を固定的に保持する態様とされてい
た。そのため、第1部材との当接直前における第2部材
の運動エネルギが基準値を超えた場合には、当接直前に
おける第2部材の速度も基準値を超えてしまい、その結
果、当接により2部材にしまり嵌合の方向に過大な嵌合
力が発生する。2部材に過大な嵌合力が発生すると、第
1部材のうち第2部材との予定しまり嵌合部や保持装置
のうち第1部材を保持する部分に亀裂や変形が生じるお
それがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段,作用お
よび効果】以上の事情を背景として、本発明は、第2部
材の運動エネルギの増加時にも2部材のしまり嵌合が正
常に行われるしまり嵌合装置を得ることを課題としてな
されたものである。この課題は、本発明に従い、第1部
材と第2部材とのしまり嵌合を行う装置を、前記保持装
置および加速装置と、前記保持装置に設けられ、前記第
1部材と第2部材との当接によりそれら2部材に発生す
る力が基準値を超えない場合にはその当接による第1部
材の移動を阻止し、超えようとする場合には許容してそ
の当接を緩和する選択的クッション機構とを含むものと
することによって解決される。このしまり嵌合装置にお
いては、第1部材との当接直前における第2部材の運動
エネルギが基準値より大きいために、それら2部材同士
の当接(以下、単に「当接」という。)によりそれら2
部材に発生する嵌合力が基準値を超えようとする場合に
は、当接による第1部材の移動が許容されて当接が緩和
される。そのため、当接による第1部材の移動が阻止さ
れる場合とは異なり、当接により2部材に過大な嵌合力
が発生せずに済む。したがって、本発明によれば、第2
部材の運動エネルギの増加時にも2部材のしまり嵌合が
正常に行われるしまり嵌合装置が得られる。
よび効果】以上の事情を背景として、本発明は、第2部
材の運動エネルギの増加時にも2部材のしまり嵌合が正
常に行われるしまり嵌合装置を得ることを課題としてな
されたものである。この課題は、本発明に従い、第1部
材と第2部材とのしまり嵌合を行う装置を、前記保持装
置および加速装置と、前記保持装置に設けられ、前記第
1部材と第2部材との当接によりそれら2部材に発生す
る力が基準値を超えない場合にはその当接による第1部
材の移動を阻止し、超えようとする場合には許容してそ
の当接を緩和する選択的クッション機構とを含むものと
することによって解決される。このしまり嵌合装置にお
いては、第1部材との当接直前における第2部材の運動
エネルギが基準値より大きいために、それら2部材同士
の当接(以下、単に「当接」という。)によりそれら2
部材に発生する嵌合力が基準値を超えようとする場合に
は、当接による第1部材の移動が許容されて当接が緩和
される。そのため、当接による第1部材の移動が阻止さ
れる場合とは異なり、当接により2部材に過大な嵌合力
が発生せずに済む。したがって、本発明によれば、第2
部材の運動エネルギの増加時にも2部材のしまり嵌合が
正常に行われるしまり嵌合装置が得られる。
【0005】以下、本発明を補足説明する。 (1) 本発明において「2部材」は例えば、相手方との予
定しまり嵌合部が共に剛体製であるものでも、一方は剛
体製、他方は弾性体製であるものでもよい。 (2) 本発明において「加速装置」は、2部材の一方が棒
部を有する部材であり、他方がその棒部が嵌合されるべ
き穴部を有する部材である場合に、棒部を有する部材を
加速する態様としたり、穴部を有する部材を加速する態
様とすることができる。また、「加速装置」は、第2部
材を加速するために例えば、気圧,液圧等、直接力や、
磁気力,重力,遠心力等、間接力の少なくとも一つを第
2部材に作用する態様とすることができる。ここに、
「気圧を作用させる態様」には例えば、高圧源と、第2
部材を案内する案内通路と、それら高圧源と案内通路内
の空間とを互いに接続する気体通路と、その気体通路に
設けられた制御弁とを含み、制御弁を開いて高圧気体を
高圧源から案内通路内の空間に供給して第2部材の後端
部に作用させる態様がある。さらに、点火装置と、第2
部材を案内する案内通路と、それら点火装置と案内通路
とを互いに接続する気体通路とを含み、点火装置により
火薬に着火して気体を膨張させ、その膨張した気体を第
2部材の後端部に作用させる態様もある。また、「加速
装置」は、2部材の当接時に第2部材の両端部のうち第
1部材と当接する端部とは反対側の端部に発生する軸方
向圧縮応力が0となることを保証するために、第2部材
が第1部材に当接する直前には第2部材を等速運動状態
とすることが望ましい。 (3) 本発明において「選択的クッション機構」は、当接
により2部材に発生する嵌合力が基準値を超えようとす
る場合に第1部材の移動を許容する機能を有すれば足り
るが、さらに、当接による第1部材の移動後にその移動
を減衰させる機能をも有する態様とすることができる。
ここに、「移動を減衰させる手段」は例えば、第1部材
の移動と共に伸縮するばね(通常のばね,空気ばね等の
特殊なばねを含む。)を主体とする方式としたり、第1
部材の移動と共に流体(液体,気体を含む。)が流通す
る絞り(オリフィス,チョークを含む)を主体とする方
式としたり、それらばねと絞りとの双方を主体とする方
式とすることができる。
定しまり嵌合部が共に剛体製であるものでも、一方は剛
体製、他方は弾性体製であるものでもよい。 (2) 本発明において「加速装置」は、2部材の一方が棒
部を有する部材であり、他方がその棒部が嵌合されるべ
き穴部を有する部材である場合に、棒部を有する部材を
加速する態様としたり、穴部を有する部材を加速する態
様とすることができる。また、「加速装置」は、第2部
材を加速するために例えば、気圧,液圧等、直接力や、
磁気力,重力,遠心力等、間接力の少なくとも一つを第
2部材に作用する態様とすることができる。ここに、
「気圧を作用させる態様」には例えば、高圧源と、第2
部材を案内する案内通路と、それら高圧源と案内通路内
の空間とを互いに接続する気体通路と、その気体通路に
設けられた制御弁とを含み、制御弁を開いて高圧気体を
高圧源から案内通路内の空間に供給して第2部材の後端
部に作用させる態様がある。さらに、点火装置と、第2
部材を案内する案内通路と、それら点火装置と案内通路
とを互いに接続する気体通路とを含み、点火装置により
火薬に着火して気体を膨張させ、その膨張した気体を第
2部材の後端部に作用させる態様もある。また、「加速
装置」は、2部材の当接時に第2部材の両端部のうち第
1部材と当接する端部とは反対側の端部に発生する軸方
向圧縮応力が0となることを保証するために、第2部材
が第1部材に当接する直前には第2部材を等速運動状態
とすることが望ましい。 (3) 本発明において「選択的クッション機構」は、当接
により2部材に発生する嵌合力が基準値を超えようとす
る場合に第1部材の移動を許容する機能を有すれば足り
るが、さらに、当接による第1部材の移動後にその移動
を減衰させる機能をも有する態様とすることができる。
ここに、「移動を減衰させる手段」は例えば、第1部材
の移動と共に伸縮するばね(通常のばね,空気ばね等の
特殊なばねを含む。)を主体とする方式としたり、第1
部材の移動と共に流体(液体,気体を含む。)が流通す
る絞り(オリフィス,チョークを含む)を主体とする方
式としたり、それらばねと絞りとの双方を主体とする方
式とすることができる。
【0006】本発明の別の課題は、簡単な構造で2部材
の嵌合力の過大化を抑制し得るしまり嵌合装置を得るこ
とにある。この課題は、本発明に従い、前記保持装置と
加速装置と選択的クッション機構とを含むしまり嵌合装
置を、選択的クッション機構が、(a) 前記第1部材を移
動可能に保持する移動可能保持機構と、(b) その移動可
能保持機構における第1部材の前記第2部材への接近限
度を規定するストッパと、(c) 第1部材をそのストッパ
に0でない設定荷重で押し付ける弾性手段とを含むもの
とすることによって解決される。
の嵌合力の過大化を抑制し得るしまり嵌合装置を得るこ
とにある。この課題は、本発明に従い、前記保持装置と
加速装置と選択的クッション機構とを含むしまり嵌合装
置を、選択的クッション機構が、(a) 前記第1部材を移
動可能に保持する移動可能保持機構と、(b) その移動可
能保持機構における第1部材の前記第2部材への接近限
度を規定するストッパと、(c) 第1部材をそのストッパ
に0でない設定荷重で押し付ける弾性手段とを含むもの
とすることによって解決される。
【0007】図5には、このしまり嵌合装置の一例が概
念的に示されている。なお、この例においては、選択的
クッション機構における弾性手段300が第1部材30
2をストッパ304に向かって押し付けるコイルばねと
されているが、弾性手段300は例えば、板ばね等、他
の形式のばねとしたり、ゴム等、他の形式の弾性部材と
したり、圧縮気体等、他の形式の弾性手段とすることが
できる。また、この例においては、選択的クッション機
構における移動可能保持機構305が、第1部材302
を保持穴により摺動可能に嵌合することによって第1部
材302を保持する形式とされているが、移動可能保持
機構305はその他の形式とすることができる。第1部
材302と第2部材306との当接時にそれら2部材3
02,306に発生する嵌合力が基準値を超えない正常
状態では、同図の(a) に示すように、第1部材302
は、第2部材306との当接後に図示の原位置から移動
することが弾性手段300によって阻止されるから、当
接によって第1部材302の速度vが0から増加するこ
とも弾性手段300に新たな弾性変形が発生することも
ない。すなわち、この正常状態では、選択的クッション
機構が2部材302,306の当接を緩和するクッショ
ン機能を果たさないのである。これに対して、嵌合力が
基準値を超えようとする異常状態では、同図の(b) に示
すように、第1部材302は、第2部材306との当接
によって上記原位置から図において左方に移動すること
が弾性手段300によって許容されるから、当接によっ
て第1部材302の速度vが0から増加するとともに弾
性手段300に新たな弾性変形が発生する。すなわち、
この異常状態では、選択的クッション機構が2部材30
2,306の当接を緩和するクッション機能を果たすの
であり、それにより、2部材302,306の嵌合力の
過大化が抑制される。このように、本発明によれば、選
択的クッション機構が移動可能保持機構とストッパと弾
性手段とを主体とする簡単な構造とされるから、簡単な
構造によって2部材の嵌合力の過大化が抑制されるしま
り嵌合装置が得られる。
念的に示されている。なお、この例においては、選択的
クッション機構における弾性手段300が第1部材30
2をストッパ304に向かって押し付けるコイルばねと
されているが、弾性手段300は例えば、板ばね等、他
の形式のばねとしたり、ゴム等、他の形式の弾性部材と
したり、圧縮気体等、他の形式の弾性手段とすることが
できる。また、この例においては、選択的クッション機
構における移動可能保持機構305が、第1部材302
を保持穴により摺動可能に嵌合することによって第1部
材302を保持する形式とされているが、移動可能保持
機構305はその他の形式とすることができる。第1部
材302と第2部材306との当接時にそれら2部材3
02,306に発生する嵌合力が基準値を超えない正常
状態では、同図の(a) に示すように、第1部材302
は、第2部材306との当接後に図示の原位置から移動
することが弾性手段300によって阻止されるから、当
接によって第1部材302の速度vが0から増加するこ
とも弾性手段300に新たな弾性変形が発生することも
ない。すなわち、この正常状態では、選択的クッション
機構が2部材302,306の当接を緩和するクッショ
ン機能を果たさないのである。これに対して、嵌合力が
基準値を超えようとする異常状態では、同図の(b) に示
すように、第1部材302は、第2部材306との当接
によって上記原位置から図において左方に移動すること
が弾性手段300によって許容されるから、当接によっ
て第1部材302の速度vが0から増加するとともに弾
性手段300に新たな弾性変形が発生する。すなわち、
この異常状態では、選択的クッション機構が2部材30
2,306の当接を緩和するクッション機能を果たすの
であり、それにより、2部材302,306の嵌合力の
過大化が抑制される。このように、本発明によれば、選
択的クッション機構が移動可能保持機構とストッパと弾
性手段とを主体とする簡単な構造とされるから、簡単な
構造によって2部材の嵌合力の過大化が抑制されるしま
り嵌合装置が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のさらに具体的な二
実施形態である圧入機を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1には、本発明の一実施形態である圧入機が示さ
れている。この圧入機は、穴を有する第1部材10を被
圧入部材として、その被圧入部材の穴に第2部材12を
圧入部材として圧入する装置である。
実施形態である圧入機を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1には、本発明の一実施形態である圧入機が示さ
れている。この圧入機は、穴を有する第1部材10を被
圧入部材として、その被圧入部材の穴に第2部材12を
圧入部材として圧入する装置である。
【0009】この圧入機により組み立てられる圧入組立
体の一例は、同図に示すように、自動車のパワーステア
リング装置で使用されるトーションバーとピニオンシャ
フトとの圧入組立体であり、この例においては、ピニオ
ンシャフトが第1部材10、トーションバーが第2部材
12とされる。トーションバー12は、軸方向に延びる
とともに、それの両端部にそれぞれ大径部20,22が
形成されたものである。それら大径部20,22はほぼ
同じ直径とされている。それら大径部20,22のうち
ピニオンシャフト10の穴24に圧入されるべきものが
大径部20である。この大径部20の外周面には、しま
り嵌合時に大径部20の外周部が潰れて小径化されるこ
とを助けるために、周方向に沿って凹凸を繰り返す形状
が付与されている。そのための加工の一例がセレーショ
ン加工である。
体の一例は、同図に示すように、自動車のパワーステア
リング装置で使用されるトーションバーとピニオンシャ
フトとの圧入組立体であり、この例においては、ピニオ
ンシャフトが第1部材10、トーションバーが第2部材
12とされる。トーションバー12は、軸方向に延びる
とともに、それの両端部にそれぞれ大径部20,22が
形成されたものである。それら大径部20,22はほぼ
同じ直径とされている。それら大径部20,22のうち
ピニオンシャフト10の穴24に圧入されるべきものが
大径部20である。この大径部20の外周面には、しま
り嵌合時に大径部20の外周部が潰れて小径化されるこ
とを助けるために、周方向に沿って凹凸を繰り返す形状
が付与されている。そのための加工の一例がセレーショ
ン加工である。
【0010】圧入機は、第1部材10を水平な姿勢で保
持する第1保持装置40と、第2部材12を水平な姿勢
で保持する第2保持装置44と、第2部材12を加速し
て運動エネルギを付与して第1部材10に当接させる加
速装置46とを備えている。それら第1保持装置40と
第2保持装置44と加速装置46とは共通のハウジング
48を有している。
持する第1保持装置40と、第2部材12を水平な姿勢
で保持する第2保持装置44と、第2部材12を加速し
て運動エネルギを付与して第1部材10に当接させる加
速装置46とを備えている。それら第1保持装置40と
第2保持装置44と加速装置46とは共通のハウジング
48を有している。
【0011】第2保持装置44においては、第2部材1
2を軸方向に案内する案内通路50がハウジング48に
形成されている。なお、案内通路50は、その一部また
は全部をハウジング48から独立したパイプ等により構
成可能である。第2部材12は案内通路50に実質的に
気密かつ軸方向に摺動可能に嵌合されている。案内通路
50内における第2部材12の初期位置(図において破
線で示す。)を規定するために、ハウジング48にスト
ッパ52が形成されている。
2を軸方向に案内する案内通路50がハウジング48に
形成されている。なお、案内通路50は、その一部また
は全部をハウジング48から独立したパイプ等により構
成可能である。第2部材12は案内通路50に実質的に
気密かつ軸方向に摺動可能に嵌合されている。案内通路
50内における第2部材12の初期位置(図において破
線で示す。)を規定するために、ハウジング48にスト
ッパ52が形成されている。
【0012】加速装置46は、高圧源60とエア通路6
2と制御弁64と制御手段66とを備えている。高圧源
60は、高圧エアを保持または必要に応じて発生させる
ものである。エア通路62は、高圧源60と案内通路5
0の一端部(図において右側の端部)とを互いに接続す
るものである。制御弁64は、エア通路62の途中に設
けられ、制御手段66の作動に基づいてエア通路62を
開閉するものである。エア通路62は、外部通路70と
内部通路72とから構成されている。外部通路70は、
ハウジング48の外部に設けられ、ハウジング48をそ
れの外部ポート74において高圧源60に接続する。一
方、内部通路72は、ハウジング48の内部に設けら
れ、外部ポート74と案内通路50の上記一端部とを互
いに接続する。制御弁64は、本実施形態においては、
ニードル弁であり、ハウジング48に摺動可能に嵌合さ
れた弁体76を有し、エア通路62を遮断して、高圧エ
アが高圧源60から案内通路50内の空間に流入するこ
とを阻止する遮断状態(図示の状態)と、エア通路62
を開いて、その流入を許容する開放状態とに切り換わ
る。この切換えは、制御手段66の一構成要素としての
カム78によって行われる。カム78はハウジング48
内において弁体76の後端部に近接して配置され、その
カム78が制御手段66の別の構成要素としての図示し
ない駆動装置(モータ等)によって駆動されることによ
り、制御弁64が遮断状態と開放状態とに切り換わる。
これに対して、第1保持装置40においては、有底の保
持穴90がハウジング48に案内通路50と同軸に形成
されている。保持穴90は、底部において案内通路50
の他端部と連通し、開口部において大気と連通してい
る。この保持穴90に保持部材92が摺動可能に嵌合さ
れて保持されている。保持穴90内における保持部材9
2の初期位置、すなわち、案内通路50への接近限度を
規定するために、ハウジング48にストッパ94が形成
されている。保持穴90が案内通路50に近い部分にお
いて小径穴96、遠い部分において大径穴98となる段
付き穴とされており、それら小径穴96と大径穴98と
の間に形成された段付き部として上記ストッパ94が形
成されているのであり、また、その小径穴96内の空間
に案内通路50の上記他端部が接続されている。保持部
材92は本体部100と離脱阻止部102とを備えてい
る。本体部100には、案内通路50の側において開口
する有底の嵌合穴104が形成されている。この嵌合穴
104には、第1部材10の両端部のうち案内通路50
から離れた端部が嵌合する。第1部材10には軸方向中
間部において環状溝106が形成されており、離脱阻止
部102はそれが本体部100に取り付けられた状態で
環状溝106に係合する。すなわち、離脱阻止部102
は、第1部材10が本体部100から離脱することを阻
止するために設けられているのである。離脱阻止部10
2は、本体部100に分離可能に取り付けられ、第1部
材10の交換を可能とする。第1保持装置40は、さら
に、保持穴90の開口部を閉塞するキャップ110を備
えている。キャップ110はボルト111等によってハ
ウジング48に固定されている。そのキャップ110と
保持部材92との間にコイル状のばね112が配設され
ている。ばね112は、保持部材92をストッパ94に
押し付ける。ばね112は、圧縮状態で第1保持装置4
0内にセットされており、それにより、保持部材92が
ストッパ94に0でない設定荷重Wで押し付けられてい
る。
2と制御弁64と制御手段66とを備えている。高圧源
60は、高圧エアを保持または必要に応じて発生させる
ものである。エア通路62は、高圧源60と案内通路5
0の一端部(図において右側の端部)とを互いに接続す
るものである。制御弁64は、エア通路62の途中に設
けられ、制御手段66の作動に基づいてエア通路62を
開閉するものである。エア通路62は、外部通路70と
内部通路72とから構成されている。外部通路70は、
ハウジング48の外部に設けられ、ハウジング48をそ
れの外部ポート74において高圧源60に接続する。一
方、内部通路72は、ハウジング48の内部に設けら
れ、外部ポート74と案内通路50の上記一端部とを互
いに接続する。制御弁64は、本実施形態においては、
ニードル弁であり、ハウジング48に摺動可能に嵌合さ
れた弁体76を有し、エア通路62を遮断して、高圧エ
アが高圧源60から案内通路50内の空間に流入するこ
とを阻止する遮断状態(図示の状態)と、エア通路62
を開いて、その流入を許容する開放状態とに切り換わ
る。この切換えは、制御手段66の一構成要素としての
カム78によって行われる。カム78はハウジング48
内において弁体76の後端部に近接して配置され、その
カム78が制御手段66の別の構成要素としての図示し
ない駆動装置(モータ等)によって駆動されることによ
り、制御弁64が遮断状態と開放状態とに切り換わる。
これに対して、第1保持装置40においては、有底の保
持穴90がハウジング48に案内通路50と同軸に形成
されている。保持穴90は、底部において案内通路50
の他端部と連通し、開口部において大気と連通してい
る。この保持穴90に保持部材92が摺動可能に嵌合さ
れて保持されている。保持穴90内における保持部材9
2の初期位置、すなわち、案内通路50への接近限度を
規定するために、ハウジング48にストッパ94が形成
されている。保持穴90が案内通路50に近い部分にお
いて小径穴96、遠い部分において大径穴98となる段
付き穴とされており、それら小径穴96と大径穴98と
の間に形成された段付き部として上記ストッパ94が形
成されているのであり、また、その小径穴96内の空間
に案内通路50の上記他端部が接続されている。保持部
材92は本体部100と離脱阻止部102とを備えてい
る。本体部100には、案内通路50の側において開口
する有底の嵌合穴104が形成されている。この嵌合穴
104には、第1部材10の両端部のうち案内通路50
から離れた端部が嵌合する。第1部材10には軸方向中
間部において環状溝106が形成されており、離脱阻止
部102はそれが本体部100に取り付けられた状態で
環状溝106に係合する。すなわち、離脱阻止部102
は、第1部材10が本体部100から離脱することを阻
止するために設けられているのである。離脱阻止部10
2は、本体部100に分離可能に取り付けられ、第1部
材10の交換を可能とする。第1保持装置40は、さら
に、保持穴90の開口部を閉塞するキャップ110を備
えている。キャップ110はボルト111等によってハ
ウジング48に固定されている。そのキャップ110と
保持部材92との間にコイル状のばね112が配設され
ている。ばね112は、保持部材92をストッパ94に
押し付ける。ばね112は、圧縮状態で第1保持装置4
0内にセットされており、それにより、保持部材92が
ストッパ94に0でない設定荷重Wで押し付けられてい
る。
【0013】ハウジング48には第1,第2および第3
エア抜き通路120,122,124が形成されてい
る。第1エア抜き通路120は、第2部材12の後方に
おける圧力を第1部材10との当接直前において大気圧
とすることによって第2部材12が等速運動状態で第1
部材10に当接するために設けられている。具体的に
は、第1エア抜き通路120は、それの一端部において
大気と連通し、他端部において案内通路50内における
第2部材12の後方の空間と連通し、さらに、その他端
部の位置が、第2部材12が加速されて初期位置から前
進し(図において左方に移動し)、第1保持装置40に
おける第1部材10に当接する直前で第2部材12の大
径部22が案内通路50のその他端部を通過する位置と
されている。第2エア抜き通路122は、前進する第2
部材12により小径穴96内の空間が圧縮されることに
よって第2部材12の前進が妨げられてしまうことを防
止するために設けられている。具体的には、第2エア抜
き通路122は、それの一端部において大気と連通し、
他端部において小径穴96内の空間と連通している。第
3エア抜き通路124は、前進する(図において左方に
移動する)保持部材92により大径穴98内の空間が圧
縮されることによって保持部材92の前進が妨げられて
しまうことを防止するために設けられている。具体的に
は、第3エア抜き通路124は、それの一端部において
大気と連通し、他端部において大径穴98内の空間と連
通している。
エア抜き通路120,122,124が形成されてい
る。第1エア抜き通路120は、第2部材12の後方に
おける圧力を第1部材10との当接直前において大気圧
とすることによって第2部材12が等速運動状態で第1
部材10に当接するために設けられている。具体的に
は、第1エア抜き通路120は、それの一端部において
大気と連通し、他端部において案内通路50内における
第2部材12の後方の空間と連通し、さらに、その他端
部の位置が、第2部材12が加速されて初期位置から前
進し(図において左方に移動し)、第1保持装置40に
おける第1部材10に当接する直前で第2部材12の大
径部22が案内通路50のその他端部を通過する位置と
されている。第2エア抜き通路122は、前進する第2
部材12により小径穴96内の空間が圧縮されることに
よって第2部材12の前進が妨げられてしまうことを防
止するために設けられている。具体的には、第2エア抜
き通路122は、それの一端部において大気と連通し、
他端部において小径穴96内の空間と連通している。第
3エア抜き通路124は、前進する(図において左方に
移動する)保持部材92により大径穴98内の空間が圧
縮されることによって保持部材92の前進が妨げられて
しまうことを防止するために設けられている。具体的に
は、第3エア抜き通路124は、それの一端部において
大気と連通し、他端部において大径穴98内の空間と連
通している。
【0014】次に作動を説明する。2部材10,12の
圧入に先立ち、まず、圧入予定の2部材10,12が圧
入機の所定位置にセットされる。具体的には、第1部材
10は第1保持装置40内に保持部材92により保持さ
れた状態でセットされる。このとき、保持部材92はば
ね112とストッパ94とによって図示の初期位置に設
定荷重Wの下に位置決めされる。これに対して、第2部
材12は第2保持装置44内にストッパ52により初期
位置に位置決めされた状態でセットされる。この状態で
制御弁94が開かれると、高圧エアが高圧源60からエ
ア通路62を経て案内通路50内の空間に供給され、こ
れにより、第2部材12にそれの後端部において高圧エ
アが作用させられて第2部材12が加速される。加速さ
れた第2部材12は、図において実線で示す位置、すな
わち、第1部材10との当接直前の位置に到達したとき
に、第2部材12の後方圧が第1エア抜き穴120によ
って大気圧とされるため、等速運動状態で第1部材10
と当接する。加速装置46が正常であるために、2部材
10,12の当接直前における第2部材12の運動エネ
ルギが基準値を超えない場合には、その当接によって第
1部材10に発生する嵌合力がばね112の設定荷重W
(本発明における「基準値」の一例である。)を超えな
い。そのため、この場合には、第1部材10の運動もば
ね112の収縮もなしで2部材10,12の圧入が行わ
れる。これに対して、加速装置46が異常であるため
に、2部材10,12の当接直前における第2部材12
の運動エネルギが基準値を超えてしまった場合には、そ
の当接によって第1部材10に発生する嵌合力がばね1
12の設定荷重Wを超えようとする。そのため、この場
合には、第1部材10の運動およびばね112の収縮と
共に2部材10,12の圧入が行われる。その結果、2
部材10,12の当接が緩和され、当接により2部材1
0,12に過大な嵌合力が発生せずに済む。したがっ
て、本実施形態によれば、当接直前における第2部材1
2の運動エネルギの増加時にも2部材10,12に過大
な嵌合力が発生せずに済み、常に安定した精度で圧入が
行われて圧入品質が向上するという効果が得られる。
圧入に先立ち、まず、圧入予定の2部材10,12が圧
入機の所定位置にセットされる。具体的には、第1部材
10は第1保持装置40内に保持部材92により保持さ
れた状態でセットされる。このとき、保持部材92はば
ね112とストッパ94とによって図示の初期位置に設
定荷重Wの下に位置決めされる。これに対して、第2部
材12は第2保持装置44内にストッパ52により初期
位置に位置決めされた状態でセットされる。この状態で
制御弁94が開かれると、高圧エアが高圧源60からエ
ア通路62を経て案内通路50内の空間に供給され、こ
れにより、第2部材12にそれの後端部において高圧エ
アが作用させられて第2部材12が加速される。加速さ
れた第2部材12は、図において実線で示す位置、すな
わち、第1部材10との当接直前の位置に到達したとき
に、第2部材12の後方圧が第1エア抜き穴120によ
って大気圧とされるため、等速運動状態で第1部材10
と当接する。加速装置46が正常であるために、2部材
10,12の当接直前における第2部材12の運動エネ
ルギが基準値を超えない場合には、その当接によって第
1部材10に発生する嵌合力がばね112の設定荷重W
(本発明における「基準値」の一例である。)を超えな
い。そのため、この場合には、第1部材10の運動もば
ね112の収縮もなしで2部材10,12の圧入が行わ
れる。これに対して、加速装置46が異常であるため
に、2部材10,12の当接直前における第2部材12
の運動エネルギが基準値を超えてしまった場合には、そ
の当接によって第1部材10に発生する嵌合力がばね1
12の設定荷重Wを超えようとする。そのため、この場
合には、第1部材10の運動およびばね112の収縮と
共に2部材10,12の圧入が行われる。その結果、2
部材10,12の当接が緩和され、当接により2部材1
0,12に過大な嵌合力が発生せずに済む。したがっ
て、本実施形態によれば、当接直前における第2部材1
2の運動エネルギの増加時にも2部材10,12に過大
な嵌合力が発生せずに済み、常に安定した精度で圧入が
行われて圧入品質が向上するという効果が得られる。
【0015】すなわち、本実施形態においては、第1保
持装置40が本発明における「保持装置」の一例を構成
し、加速装置46が「加速装置」の一例を構成し、ハウ
ジング48のうち保持穴90を形成する部分および保持
部材92(それらは移動可能保持機構の一例)とストッ
パ94(ストッパの一例)とばね112(弾性手段の一
例)とが互いに共同して「選択的クッション機構」の一
例を構成しているのである。
持装置40が本発明における「保持装置」の一例を構成
し、加速装置46が「加速装置」の一例を構成し、ハウ
ジング48のうち保持穴90を形成する部分および保持
部材92(それらは移動可能保持機構の一例)とストッ
パ94(ストッパの一例)とばね112(弾性手段の一
例)とが互いに共同して「選択的クッション機構」の一
例を構成しているのである。
【0016】図2には、本発明の別の実施形態である圧
入機が示されている。なお、本実施形態は先の実施形態
と共通する要素が多いため、共通する要素については同
一の符号を使用することによって文章および図による説
明を省略し、異なる要素についてのみ詳細に説明する。
また、図2には圧入機が図1の場合とは異なり、簡略化
して示されている。
入機が示されている。なお、本実施形態は先の実施形態
と共通する要素が多いため、共通する要素については同
一の符号を使用することによって文章および図による説
明を省略し、異なる要素についてのみ詳細に説明する。
また、図2には圧入機が図1の場合とは異なり、簡略化
して示されている。
【0017】圧入機においては、第1部材10を保持す
る保持部材150が、ハウジング152に形成された保
持穴154に摺動可能かつ実質的に気密に嵌合されてい
る。図示しないが、保持部材150にはそれの外周面に
おいて環状溝が同軸に形成され、そこにシール部材が密
着させられている。保持穴154内における保持部材1
50の第2部材12への接近限度がストッパ155によ
り規定されている。保持部材150が保持穴154に嵌
合されることによって保持穴154内の空間が2つに仕
切られている。それら2つの空間のうち、案内通路50
に近い側の空間は空気室156、遠い側の空間は液室1
58とされている。空気室156は第2エア抜き通路1
22により大気と連通させられている。液室158内に
はばね159が配設され、保持部材150を小さい力で
ストッパ155に押し付けている。
る保持部材150が、ハウジング152に形成された保
持穴154に摺動可能かつ実質的に気密に嵌合されてい
る。図示しないが、保持部材150にはそれの外周面に
おいて環状溝が同軸に形成され、そこにシール部材が密
着させられている。保持穴154内における保持部材1
50の第2部材12への接近限度がストッパ155によ
り規定されている。保持部材150が保持穴154に嵌
合されることによって保持穴154内の空間が2つに仕
切られている。それら2つの空間のうち、案内通路50
に近い側の空間は空気室156、遠い側の空間は液室1
58とされている。空気室156は第2エア抜き通路1
22により大気と連通させられている。液室158内に
はばね159が配設され、保持部材150を小さい力で
ストッパ155に押し付けている。
【0018】液室158は、互いに並列な第1液通路1
60と第2液通路162とを経てリザーバ164に接続
されている。リザーバ164には圧入機により使用され
る作動液が収容されている。第1液通路160にはリリ
ーフ弁166が設けられている。リリーフ弁166の開
弁圧はばね167により規定される。リリーフ弁166
は、液室158の液圧が開弁圧を超えないうちは、液室
158からリザーバ164に作動液が流出することを阻
止し、それにより、2部材10,12の当接時に保持部
材150および第1部材10が第2部材12と共に運動
することが阻止される。これに対して、リリーフ弁16
6は、液室158の液圧が開弁圧を超えようとすれば、
液室158からリザーバ164に作動液が流出すること
を許容し、それにより、2部材10,12の当接時に保
持部材150および第1部材10が第2部材12と共に
運動することが許容される。なお、リリーフ弁166
は、リザーバ164から液室158への作動液の流れは
常時阻止する。すなわち、本実施形態においては、保持
部材150,液室158,第1液通路160,リザーバ
164およびリリーフ弁166が互いに共同して本発明
における「選択的クッション機構」の別の例を構成し、
リリーフ弁166の開弁圧が本発明における「基準値」
を規定しているのである。これに対して、第2液通路1
62にはチェック弁170が設けられている。チェック
弁170は、リザーバ164から液室158への作動液
の流れは許容し、その逆向きの流れは阻止する。すなわ
ち、第2液通路162は、チェック弁170の逆止機能
とリリーフ弁166の逆止機能との双方により、保持部
材150が前進位置から後退して図示の原位置に戻るた
めに作動液がリザーバ164から液室158に戻るため
にのみ作動液が流れる唯一の液通路とされているのであ
る。第2液通路162にはさらに、絞り172がチェッ
ク弁170と直列に設けられている。したがって、本実
施形態においては、保持部材150が前進位置から後退
して図示の原位置に戻る際に、リザーバ164内の作動
液の液室158への戻りが絞り172によって抑制さ
れ、保持部材150が後退してストッパ155に当接す
る際にリバウンドが生じることが抑制される。
60と第2液通路162とを経てリザーバ164に接続
されている。リザーバ164には圧入機により使用され
る作動液が収容されている。第1液通路160にはリリ
ーフ弁166が設けられている。リリーフ弁166の開
弁圧はばね167により規定される。リリーフ弁166
は、液室158の液圧が開弁圧を超えないうちは、液室
158からリザーバ164に作動液が流出することを阻
止し、それにより、2部材10,12の当接時に保持部
材150および第1部材10が第2部材12と共に運動
することが阻止される。これに対して、リリーフ弁16
6は、液室158の液圧が開弁圧を超えようとすれば、
液室158からリザーバ164に作動液が流出すること
を許容し、それにより、2部材10,12の当接時に保
持部材150および第1部材10が第2部材12と共に
運動することが許容される。なお、リリーフ弁166
は、リザーバ164から液室158への作動液の流れは
常時阻止する。すなわち、本実施形態においては、保持
部材150,液室158,第1液通路160,リザーバ
164およびリリーフ弁166が互いに共同して本発明
における「選択的クッション機構」の別の例を構成し、
リリーフ弁166の開弁圧が本発明における「基準値」
を規定しているのである。これに対して、第2液通路1
62にはチェック弁170が設けられている。チェック
弁170は、リザーバ164から液室158への作動液
の流れは許容し、その逆向きの流れは阻止する。すなわ
ち、第2液通路162は、チェック弁170の逆止機能
とリリーフ弁166の逆止機能との双方により、保持部
材150が前進位置から後退して図示の原位置に戻るた
めに作動液がリザーバ164から液室158に戻るため
にのみ作動液が流れる唯一の液通路とされているのであ
る。第2液通路162にはさらに、絞り172がチェッ
ク弁170と直列に設けられている。したがって、本実
施形態においては、保持部材150が前進位置から後退
して図示の原位置に戻る際に、リザーバ164内の作動
液の液室158への戻りが絞り172によって抑制さ
れ、保持部材150が後退してストッパ155に当接す
る際にリバウンドが生じることが抑制される。
【0019】以上、本発明の二実施形態を図面に基づい
て詳細に説明したが、それらの他にも、特許請求の範囲
を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の変
形,改良を施した形態で本発明を実施することができる
のはもちろんである。
て詳細に説明したが、それらの他にも、特許請求の範囲
を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の変
形,改良を施した形態で本発明を実施することができる
のはもちろんである。
【図1】本発明の一実施形態である圧入機を示す側面断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の別の実施形態である圧入機を簡略化し
て示す側面断面図である。
て示す側面断面図である。
【図3】従来のしまり嵌合装置の原理とその問題点を説
明するための図である。
明するための図である。
【図4】本出願人が本発明に先立って開発したしまり嵌
合装置の原理とその効果を説明するための図である。
合装置の原理とその効果を説明するための図である。
【図5】本発明を説明するための側面断面図である。
10 第1部材 12 第2部材 40 第1保持装置 44 第2保持装置 46 加速装置 90 保持穴 92 保持部材 94 ストッパ 112 ばね 158 液室 166 リリーフ弁
Claims (2)
- 【請求項1】第1部材と第2部材とのしまり嵌合を行う
装置であって、 第1部材を保持する保持装置と、 第2部材を前記保持装置に保持されている第1部材に向
かって加速することにより、第2部材に運動エネルギを
付与して第1部材に当接によりしまり嵌合させる加速装
置と、 前記保持装置に設けられ、前記第1部材と第2部材との
当接によりそれら2部材に発生する力が基準値を超えな
い場合にはその当接による第1部材の移動を阻止し、超
えようとする場合には許容してその当接を緩和する選択
的クッション機構とを含むことを特徴とするしまり嵌合
装置。 - 【請求項2】前記選択的クッション機構が、(a) 前記第
1部材を移動可能に保持する移動可能保持機構と、(b)
その移動可能保持機構における第1部材の前記第2部材
への接近限度を規定するストッパと、(c) 第1部材をそ
のストッパに0でない設定荷重で押し付ける弾性手段と
を含む請求項1に記載のしまり嵌合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34028696A JP3470534B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | しまり嵌合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34028696A JP3470534B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | しまり嵌合装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10180560A true JPH10180560A (ja) | 1998-07-07 |
| JP3470534B2 JP3470534B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=18335496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34028696A Expired - Fee Related JP3470534B2 (ja) | 1996-12-20 | 1996-12-20 | しまり嵌合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3470534B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-20 JP JP34028696A patent/JP3470534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3470534B2 (ja) | 2003-11-25 |
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