JPH1018087A - 電着塗装装置のハンガー - Google Patents
電着塗装装置のハンガーInfo
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- JPH1018087A JPH1018087A JP18673496A JP18673496A JPH1018087A JP H1018087 A JPH1018087 A JP H1018087A JP 18673496 A JP18673496 A JP 18673496A JP 18673496 A JP18673496 A JP 18673496A JP H1018087 A JPH1018087 A JP H1018087A
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- Japan
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- hanger
- electrodeposition
- coating
- resin
- electrodeposition coating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電着塗装装置のハンガー1において、ハンガー
1が加熱乾燥の過程を経ずに再利用されるときも、被塗
装品2に形成される電着塗膜につき欠陥・不良をひき起
こさず、従って、繰り返し再使用しても、高い塗膜品質
を維持することができるようにすることにある。 【解決手段】ハンガー1の外表面4のうち、少なくと
も、電着槽への浸漬過程で電着塗料の液面が達する高さ
よりも下側の、通電部位(アタッチメント)を除く部位
について、FRPコーティング3を形成してなる。
1が加熱乾燥の過程を経ずに再利用されるときも、被塗
装品2に形成される電着塗膜につき欠陥・不良をひき起
こさず、従って、繰り返し再使用しても、高い塗膜品質
を維持することができるようにすることにある。 【解決手段】ハンガー1の外表面4のうち、少なくと
も、電着槽への浸漬過程で電着塗料の液面が達する高さ
よりも下側の、通電部位(アタッチメント)を除く部位
について、FRPコーティング3を形成してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ボディの下
塗り等に使用される電着塗装装置に係り、より詳しく
は、同装置において被塗装物(自動車ボディ)を吊り下
げて搬送するハンガーに関する。
塗り等に使用される電着塗装装置に係り、より詳しく
は、同装置において被塗装物(自動車ボディ)を吊り下
げて搬送するハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車ボディの下塗りは、電
着塗装、水洗、そして加熱乾燥(焼付け)という一連の
プロセスにより、行われている。電着塗装は自動車ボデ
ィを電着槽に浸漬して通電することによりなされ、ま
た、水洗は水洗チャンバ内で水を自動車ボディに噴霧す
ることによりなされ、さらに、加熱乾燥はオーブン内で
自動車ボディを加熱して電着塗料を焼付けることにより
なされている。そして、従来、この下塗りの各工程にわ
たって自動車ボディを運搬移動する装置として、自動車
ボディを吊り下げて搬送する型式のハンガー、所謂オー
バーヘッドハンガーが使用されている。また、搬送機構
としては、通常、自動車ボディを間欠的に運搬する機構
が採用され、このため、自動車ボディはある程度揺動し
ながら搬送されていた。また従来の下塗りプロセスにお
いては、ハンガーは金属製であるため電着塗装の過程に
おいて電着塗料がその表面に多少電着して塗膜が形成さ
れるが、その後の加熱乾燥の過程において、ハンガー上
に形成された電着塗料の塗膜は、焼付けられて、強固に
固着し、搬送時の揺動によっては剥離しないものとなる
ので、一連の下塗りプロセスを経由したハンガーは、再
び電着塗装プロセスに使用することができ、従って、ハ
ンガーは特別な処理をする必要もなく何回も利用可能で
あり、実際、日に何十回と循環使用されていた。
着塗装、水洗、そして加熱乾燥(焼付け)という一連の
プロセスにより、行われている。電着塗装は自動車ボデ
ィを電着槽に浸漬して通電することによりなされ、ま
た、水洗は水洗チャンバ内で水を自動車ボディに噴霧す
ることによりなされ、さらに、加熱乾燥はオーブン内で
自動車ボディを加熱して電着塗料を焼付けることにより
なされている。そして、従来、この下塗りの各工程にわ
たって自動車ボディを運搬移動する装置として、自動車
ボディを吊り下げて搬送する型式のハンガー、所謂オー
バーヘッドハンガーが使用されている。また、搬送機構
としては、通常、自動車ボディを間欠的に運搬する機構
が採用され、このため、自動車ボディはある程度揺動し
ながら搬送されていた。また従来の下塗りプロセスにお
いては、ハンガーは金属製であるため電着塗装の過程に
おいて電着塗料がその表面に多少電着して塗膜が形成さ
れるが、その後の加熱乾燥の過程において、ハンガー上
に形成された電着塗料の塗膜は、焼付けられて、強固に
固着し、搬送時の揺動によっては剥離しないものとなる
ので、一連の下塗りプロセスを経由したハンガーは、再
び電着塗装プロセスに使用することができ、従って、ハ
ンガーは特別な処理をする必要もなく何回も利用可能で
あり、実際、日に何十回と循環使用されていた。
【0003】しかし、上記の所謂オーバーヘッドハンガ
ーの上部(搬送レールと係合する構造部分など)は、吊
り下げられた被塗装物(自動車ボディ)の上方に位置す
るため、該ハンガー上部の上に堆積した塵埃、粉塵など
が、被塗装物の搬送過程で、特に電着塗装後の過程で落
下して被塗装物の表面上に付着し、たとえ塗装自体が良
好に為されたとしても、最終的に塗膜品質の不良をひき
起こす場合がある。下塗りとはいえ、自動車のような極
めて高い品質の塗装が要求される分野においては、電着
塗装後の塵埃の付着を避けることが望まれる。そこで、
最近、電着塗装および水洗の工程については、所謂オー
バーヘッドハンガーにより自動車ボディを搬送するが、
ここで自動車ボディを台車に載せて搬送する型式のコン
ベヤに移し替え、その後の加熱乾燥の工程については、
該コンベヤにより自動車ボディを搬送するという方法が
採られ始めている。
ーの上部(搬送レールと係合する構造部分など)は、吊
り下げられた被塗装物(自動車ボディ)の上方に位置す
るため、該ハンガー上部の上に堆積した塵埃、粉塵など
が、被塗装物の搬送過程で、特に電着塗装後の過程で落
下して被塗装物の表面上に付着し、たとえ塗装自体が良
好に為されたとしても、最終的に塗膜品質の不良をひき
起こす場合がある。下塗りとはいえ、自動車のような極
めて高い品質の塗装が要求される分野においては、電着
塗装後の塵埃の付着を避けることが望まれる。そこで、
最近、電着塗装および水洗の工程については、所謂オー
バーヘッドハンガーにより自動車ボディを搬送するが、
ここで自動車ボディを台車に載せて搬送する型式のコン
ベヤに移し替え、その後の加熱乾燥の工程については、
該コンベヤにより自動車ボディを搬送するという方法が
採られ始めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法を採用すると、今まで生じなかったような問題が新
たに起きてきた。すなわち、この方法では、ハンガーは
水洗の工程を終了した後、次回の使用のために、再び電
着塗装の工程の開始位置まで戻される。従って、電着塗
装の過程でハンガーの表面に形成された電着塗料の塗膜
は、従来とは異なり、焼き付けられることなく単に乾燥
された状態で、次の下塗りプロセスの開始段階(つまり
電着塗装)に提供される。従って、ハンガーの回収過程
における揺動などが原因となって、ハンガーの表面に形
成された電着塗膜は、ひび、割れ、亀裂等が入り、そし
て、その一部の塗膜片が剥れて、電着槽の中に落下する
ことがあり、また、ハンガーを電着槽の中に浸漬した段
階で、電着塗料がひび割れの生じた塗膜の隙間に浸入す
ることにより、塗膜の一部が剥離し、電着塗料のバルク
中に混入することが起きうる。こうして生じた電着塗膜
の剥離片は、さらに、ライザ管等により電着槽の中で激
しく攪拌されて、ごく小さな塗膜片となる。従って、か
ような塗膜片の塗料中への混入は、ブツと呼ばれる塗装
欠陥をひき起こし、下塗り塗膜の品質不良を招くことに
なる。
方法を採用すると、今まで生じなかったような問題が新
たに起きてきた。すなわち、この方法では、ハンガーは
水洗の工程を終了した後、次回の使用のために、再び電
着塗装の工程の開始位置まで戻される。従って、電着塗
装の過程でハンガーの表面に形成された電着塗料の塗膜
は、従来とは異なり、焼き付けられることなく単に乾燥
された状態で、次の下塗りプロセスの開始段階(つまり
電着塗装)に提供される。従って、ハンガーの回収過程
における揺動などが原因となって、ハンガーの表面に形
成された電着塗膜は、ひび、割れ、亀裂等が入り、そし
て、その一部の塗膜片が剥れて、電着槽の中に落下する
ことがあり、また、ハンガーを電着槽の中に浸漬した段
階で、電着塗料がひび割れの生じた塗膜の隙間に浸入す
ることにより、塗膜の一部が剥離し、電着塗料のバルク
中に混入することが起きうる。こうして生じた電着塗膜
の剥離片は、さらに、ライザ管等により電着槽の中で激
しく攪拌されて、ごく小さな塗膜片となる。従って、か
ような塗膜片の塗料中への混入は、ブツと呼ばれる塗装
欠陥をひき起こし、下塗り塗膜の品質不良を招くことに
なる。
【0005】そこで、現状においては、水洗の工程が終
了した段階で、ハンガーの表面に形成された電着塗料の
塗膜をそぎ落とすという作業が行われてきた。電着塗料
の塗膜は容易にそぎ落とすことができるものでなく、塗
膜の剥離を完全に為しうるには、作業の丁寧さ、慎重さ
が要求される。また、塗膜剥離の作業は、手作業に依ら
ざるを得ないため、人手と時間が大変かかる。さらに、
そぎ落とされた電着塗膜はそのまま廃棄されており、使
用塗料の節約(少量化)に反し、この面で経済的でなか
った。
了した段階で、ハンガーの表面に形成された電着塗料の
塗膜をそぎ落とすという作業が行われてきた。電着塗料
の塗膜は容易にそぎ落とすことができるものでなく、塗
膜の剥離を完全に為しうるには、作業の丁寧さ、慎重さ
が要求される。また、塗膜剥離の作業は、手作業に依ら
ざるを得ないため、人手と時間が大変かかる。さらに、
そぎ落とされた電着塗膜はそのまま廃棄されており、使
用塗料の節約(少量化)に反し、この面で経済的でなか
った。
【0006】本発明は、上述した事情を背景としてなさ
れたものであって、その課題とするところは、電着塗装
装置のハンガーにおいて、ハンガーが加熱乾燥(焼付
け)の過程を経ずに再利用されるときも、被塗装品に形
成される電着塗膜につき欠陥・不良をひき起こさず、従
って、繰り返し再使用しても、高い塗膜品質を維持する
ことができるようにすることにある。また、本発明は、
かかる課題を解決するハンガーの他、該ハンガーを備え
た電着塗装装置を提供すること、並びに、該ハンガーを
作り上げる方法を提供することをも課題とする。
れたものであって、その課題とするところは、電着塗装
装置のハンガーにおいて、ハンガーが加熱乾燥(焼付
け)の過程を経ずに再利用されるときも、被塗装品に形
成される電着塗膜につき欠陥・不良をひき起こさず、従
って、繰り返し再使用しても、高い塗膜品質を維持する
ことができるようにすることにある。また、本発明は、
かかる課題を解決するハンガーの他、該ハンガーを備え
た電着塗装装置を提供すること、並びに、該ハンガーを
作り上げる方法を提供することをも課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、FRPコーテ
ィングの形成により、ハンガーの表面のうち所要の部位
を絶縁化することにより、電着塗装の過程において電着
塗料が該ハンガー表面に電着しないようにしたものであ
る。より明確には、本発明は、電着塗装装置において被
塗装物を電着槽に浸漬するように吊り下げて搬送するハ
ンガーにおいて、ハンガーの外表面のうち少なくとも、
前記浸漬過程で電着塗料の液面が達する高さよりも下側
の、通電部位(例えばアタッチメント)を除く部位につ
いて、FRPコーティングを形成してなることを特徴と
するハンガーに関する。また本発明は、上記のハンガー
を備えた電着塗装装置にも関する。なお、本発明におけ
る電着塗装装置は、電着槽、電極、ライザ管等よりなる
電着塗装プロセスをなすための装置一式に限定されるも
のでなく、これに続く水洗プロセスをなすための装置一
式(例えば、水洗チャンバ、フルディップ水洗槽)をも
包含するものである。
ィングの形成により、ハンガーの表面のうち所要の部位
を絶縁化することにより、電着塗装の過程において電着
塗料が該ハンガー表面に電着しないようにしたものであ
る。より明確には、本発明は、電着塗装装置において被
塗装物を電着槽に浸漬するように吊り下げて搬送するハ
ンガーにおいて、ハンガーの外表面のうち少なくとも、
前記浸漬過程で電着塗料の液面が達する高さよりも下側
の、通電部位(例えばアタッチメント)を除く部位につ
いて、FRPコーティングを形成してなることを特徴と
するハンガーに関する。また本発明は、上記のハンガー
を備えた電着塗装装置にも関する。なお、本発明におけ
る電着塗装装置は、電着槽、電極、ライザ管等よりなる
電着塗装プロセスをなすための装置一式に限定されるも
のでなく、これに続く水洗プロセスをなすための装置一
式(例えば、水洗チャンバ、フルディップ水洗槽)をも
包含するものである。
【0008】上記のFRPコーティングは、他の製品に
つき従来一般になされている方法に従い形成することも
可能であるが、本発明は、電着塗装装置のハンガーにつ
いてより好ましいFRPコーティング方法にも関する。
すなわち、本発明は、プライマーを電着塗装装置のハン
ガーの外表面に塗布し、次いで、樹脂含浸ガラス繊維の
マット、布またはテープを該ハンガーに巻き付け、続い
て、該巻付け物中に残る気泡を外に追い出し、そして該
巻付け物の固化後、必要によりその表面を研磨し、さら
にその上に、熱可塑性樹脂粉末が配合されたトップコー
トを被覆し、その後乾燥することにより、FRPコーテ
ィングをハンガー外表面に形成してなることを特徴とす
る、上記のハンガーを作り上げる方法にも関する。
つき従来一般になされている方法に従い形成することも
可能であるが、本発明は、電着塗装装置のハンガーにつ
いてより好ましいFRPコーティング方法にも関する。
すなわち、本発明は、プライマーを電着塗装装置のハン
ガーの外表面に塗布し、次いで、樹脂含浸ガラス繊維の
マット、布またはテープを該ハンガーに巻き付け、続い
て、該巻付け物中に残る気泡を外に追い出し、そして該
巻付け物の固化後、必要によりその表面を研磨し、さら
にその上に、熱可塑性樹脂粉末が配合されたトップコー
トを被覆し、その後乾燥することにより、FRPコーテ
ィングをハンガー外表面に形成してなることを特徴とす
る、上記のハンガーを作り上げる方法にも関する。
【0009】
【発明の実施の形態】ハンガーの外表面に形成されるF
RPコーティングは、樹脂、例えば不飽和ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ビスフェノール
樹脂等の熱硬化性樹脂をマトリックスとし、繊維(主に
ガラス繊維)を強化材として構成された複合材料よりな
るコーティングであり、軽量で、かつ、力学的強度、特
に比強度(強さ/密度)に優れているという特徴を有す
る。FRPコーティングの厚さは、通常1〜5mmであ
り、より好ましくは1.5〜3mmである。また、より
好ましい樹脂は、耐酸、耐アルカリおよび耐溶剤の各性
質に優れているところのビスフェノール系ビニルエステ
ル樹脂もしくはノボラック系ビニルエステル樹脂であ
る。また繊維は、一般に、マット、布またはテープの形
で使用される。例えば、ガラスチョップドストランドマ
ット、ガラスサーフェイスマット、ガラスロービングク
ロス、ガラステープである。しかしながら、本発明にお
けるFRPコーティングは、電着塗装の過程において電
着塗料が電着しないようにハンガー表面を絶縁化しうる
ものであれば、いかなるものでもよく、その種類、組成
および構造は基本的には問わない。
RPコーティングは、樹脂、例えば不飽和ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ビスフェノール
樹脂等の熱硬化性樹脂をマトリックスとし、繊維(主に
ガラス繊維)を強化材として構成された複合材料よりな
るコーティングであり、軽量で、かつ、力学的強度、特
に比強度(強さ/密度)に優れているという特徴を有す
る。FRPコーティングの厚さは、通常1〜5mmであ
り、より好ましくは1.5〜3mmである。また、より
好ましい樹脂は、耐酸、耐アルカリおよび耐溶剤の各性
質に優れているところのビスフェノール系ビニルエステ
ル樹脂もしくはノボラック系ビニルエステル樹脂であ
る。また繊維は、一般に、マット、布またはテープの形
で使用される。例えば、ガラスチョップドストランドマ
ット、ガラスサーフェイスマット、ガラスロービングク
ロス、ガラステープである。しかしながら、本発明にお
けるFRPコーティングは、電着塗装の過程において電
着塗料が電着しないようにハンガー表面を絶縁化しうる
ものであれば、いかなるものでもよく、その種類、組成
および構造は基本的には問わない。
【0010】本発明においては、FRPコーティングに
よる絶縁化により、電着塗装の過程において、電着槽中
の電着塗料はハンガーの浸漬部分の外表面に電着せず、
次の水洗過程において、ハンガー表面に付着した電着塗
料は水で洗い流される。従って、ハンガーは、その外表
面に電着塗料が電着も付着もしていない状態で、電着塗
装の開始段階に戻され、次回の下塗りプロセスに再利用
される。
よる絶縁化により、電着塗装の過程において、電着槽中
の電着塗料はハンガーの浸漬部分の外表面に電着せず、
次の水洗過程において、ハンガー表面に付着した電着塗
料は水で洗い流される。従って、ハンガーは、その外表
面に電着塗料が電着も付着もしていない状態で、電着塗
装の開始段階に戻され、次回の下塗りプロセスに再利用
される。
【0011】また、FRPコーティングと下地の金属製
ハンガーとの密着性を高めるべく、樹脂含浸されたマッ
ト、布またはテープの巻き付けの前に、プライマーをハ
ンガーの外表面に塗布することがより好ましい。好まし
いプライマーとしては、変性ウレタン系プライマーが挙
げられる。また、密着性をさらに良好にするために、プ
ライマーの塗布の前に、グラインダ、やすり等を用いて
ハンガーの外表面、特にマット等が巻き付けられる部分
の両端部を予め研摩しておくことがより好ましい。
ハンガーとの密着性を高めるべく、樹脂含浸されたマッ
ト、布またはテープの巻き付けの前に、プライマーをハ
ンガーの外表面に塗布することがより好ましい。好まし
いプライマーとしては、変性ウレタン系プライマーが挙
げられる。また、密着性をさらに良好にするために、プ
ライマーの塗布の前に、グラインダ、やすり等を用いて
ハンガーの外表面、特にマット等が巻き付けられる部分
の両端部を予め研摩しておくことがより好ましい。
【0012】また、本発明のFRPコーティングは、そ
の表面が平滑であることがより好ましいだけでなく、実
用品質の面においても、コーティング表面が高い平滑性
を有することが強く要求される。何とならば、FRPコ
ーティングの表面が平滑でなく凹凸を有するとき、その
表面に、特に凹部分に付着した電着塗料は水洗過程にお
いても洗い流されずに該凹部分に残るので、下塗りプロ
セスを繰り返すうちに電着塗料がコーティング表面の凹
部分にますます堆積し、やがて、固化した塗料片が凹部
分より電着槽内に剥れ落ち、電着塗料のバルク中に混入
し、塗膜の品質を悪化せしめることが起きうると推測さ
れるからである。この点から、FRPコーティングは表
面層として、平滑なトップコートを有する構成とするの
がより好ましい。平滑な表面の形成及び付着防止性能の
良い材質を選択するという観点から、より好ましいトッ
プコートとしては、熱可塑性樹脂粉末、例えば粒径10
μm以下のポリエチレン、ポリプロピレンまたはフッ素
樹脂の粉末がコーティングの主要な樹脂の中に配合され
たものが挙げられる。
の表面が平滑であることがより好ましいだけでなく、実
用品質の面においても、コーティング表面が高い平滑性
を有することが強く要求される。何とならば、FRPコ
ーティングの表面が平滑でなく凹凸を有するとき、その
表面に、特に凹部分に付着した電着塗料は水洗過程にお
いても洗い流されずに該凹部分に残るので、下塗りプロ
セスを繰り返すうちに電着塗料がコーティング表面の凹
部分にますます堆積し、やがて、固化した塗料片が凹部
分より電着槽内に剥れ落ち、電着塗料のバルク中に混入
し、塗膜の品質を悪化せしめることが起きうると推測さ
れるからである。この点から、FRPコーティングは表
面層として、平滑なトップコートを有する構成とするの
がより好ましい。平滑な表面の形成及び付着防止性能の
良い材質を選択するという観点から、より好ましいトッ
プコートとしては、熱可塑性樹脂粉末、例えば粒径10
μm以下のポリエチレン、ポリプロピレンまたはフッ素
樹脂の粉末がコーティングの主要な樹脂の中に配合され
たものが挙げられる。
【0013】また、樹脂含浸ガラス繊維のマット等の巻
き付けは、典型的には、まず、マット、布またはテープ
を、巻き付けようとするハンガー各部位の外形に応じて
適当な寸法形状に裁断し(必要により切り込み等も入れ
る)、次に、ローラ等を用いて樹脂、例えば不飽和ポリ
エステルを該マット、布またはテープに含浸させ、次い
で、これを予めプライマーが塗布されたハンガー各部位
に巻き付け、続いて、該巻付け物を例えばローラで押圧
する等して、該巻付け物中に残る気泡を外に追い出し、
そして該巻付け物の固化後、必要によりサンディング等
によりその表面を研磨するという手順により為される。
その後、トップコートの被覆、並びに乾燥を為すことに
より、FRPコーティングが形成される。すなわち、樹
脂含浸ガラス繊維の巻付け物の上に、熱可塑性樹脂粉末
が配合されたトップコートを、適当なFRPローラ等に
より被覆し、続いて、好ましくは離型フィルムをその塗
布面に巻付け、その後、通常1日程、自然乾燥すること
により、FRPコーティングがハンガー外表面に形成さ
れる。
き付けは、典型的には、まず、マット、布またはテープ
を、巻き付けようとするハンガー各部位の外形に応じて
適当な寸法形状に裁断し(必要により切り込み等も入れ
る)、次に、ローラ等を用いて樹脂、例えば不飽和ポリ
エステルを該マット、布またはテープに含浸させ、次い
で、これを予めプライマーが塗布されたハンガー各部位
に巻き付け、続いて、該巻付け物を例えばローラで押圧
する等して、該巻付け物中に残る気泡を外に追い出し、
そして該巻付け物の固化後、必要によりサンディング等
によりその表面を研磨するという手順により為される。
その後、トップコートの被覆、並びに乾燥を為すことに
より、FRPコーティングが形成される。すなわち、樹
脂含浸ガラス繊維の巻付け物の上に、熱可塑性樹脂粉末
が配合されたトップコートを、適当なFRPローラ等に
より被覆し、続いて、好ましくは離型フィルムをその塗
布面に巻付け、その後、通常1日程、自然乾燥すること
により、FRPコーティングがハンガー外表面に形成さ
れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、これは
例示にすぎず、本発明の範囲を何ら限定するものではな
い。
例示にすぎず、本発明の範囲を何ら限定するものではな
い。
【0015】図1および図2は、電着塗装装置に使用さ
れる本実施例のハンガーを示す。このハンガー1は、電
着塗装装置において被塗装物(自動車ボディ)2を電着
槽に浸漬するように吊り下げて搬送する型式のハンガー
で、オーバーヘッドハンガーあるいはC型ハンガーと呼
ばれるものである。本実施例においては、特徴的なこと
に、ハンガー1は、その外表面のうち、少なくとも、前
記の浸漬過程で電着塗料の液面が達する高さよりも下側
の部位について、厚さ1.5ないし3mmのFRPコー
ティング3を形成してなる。ハンガー1におけるその他
の構成は、基本的に、従来のハンガーと同様の構成であ
り、例えば、自動車ボディ2をある程度揺動しうる状態
で支持しながら搬送するところの搬送機構10と、ハン
ガー1の下部において自動車ボディ2の位置ずれを防止
すると共に自動車ボディ2への通電を可能にするアタッ
チメント11と、給電バー31からの通電をうける集電
子29とを備えてなる。なお、図中、12は、ハンガー
1が掛持されるところの搬送レールを示す。
れる本実施例のハンガーを示す。このハンガー1は、電
着塗装装置において被塗装物(自動車ボディ)2を電着
槽に浸漬するように吊り下げて搬送する型式のハンガー
で、オーバーヘッドハンガーあるいはC型ハンガーと呼
ばれるものである。本実施例においては、特徴的なこと
に、ハンガー1は、その外表面のうち、少なくとも、前
記の浸漬過程で電着塗料の液面が達する高さよりも下側
の部位について、厚さ1.5ないし3mmのFRPコー
ティング3を形成してなる。ハンガー1におけるその他
の構成は、基本的に、従来のハンガーと同様の構成であ
り、例えば、自動車ボディ2をある程度揺動しうる状態
で支持しながら搬送するところの搬送機構10と、ハン
ガー1の下部において自動車ボディ2の位置ずれを防止
すると共に自動車ボディ2への通電を可能にするアタッ
チメント11と、給電バー31からの通電をうける集電
子29とを備えてなる。なお、図中、12は、ハンガー
1が掛持されるところの搬送レールを示す。
【0016】図3は、FRPコーティング3の典型的な
内部構成を示したものであるが、勿論、この積層構成に
限定されるものではない。FRPコーティング3は、ハ
ンガーの外表面4上に形成されたプライマー層5と、そ
の上に積層された樹脂含浸ガラス繊維マット6と、さら
に、表面を被覆するトップコート9よりなる。プライマ
ー層5は、変性ウレタン系プライマーよりなる。該プラ
イマーとしては、例えば商標名ポリタック#2000
(POLYTAC #2000、冨士レジン工業株式会社製)が好ま
しく使用される。なお、ポリタック#2000の組成は
次のとおりである。 アルカノール アミン エポキシ樹脂 35.5重量% キシレン 45.0重量% エチルグリコール アセテート 19.5重量% 樹脂含浸ガラス繊維マット6は、下側2層の樹脂含浸さ
れたガラスチョップドストランドマット7、7(坪量 3
00〜450 g/m2、1層で)と、上側1層の樹脂含浸された
ガラスサーフェイスマット8(坪量 30 〜100 g/m2)よ
りなる。ここで使用されたガラスサーフェイスマット
は、ガラスチョップドストランドマットと比較して、目
のより細かいガラス繊維マットである。なお、ガラス繊
維マットの代わりに、ガラス繊維のロービングクロスま
たはテープを使用することもできる。また、これらマッ
ト等に含浸する樹脂としては、ビスフェノール系ビニル
エステル樹脂(例えば、商標名フジケメック#6Rクリ
ア( Fujichemeq Line、冨士レジン工業株式会社製))
およびノボラック系ビニルエステル樹脂(例えば、商標
名フジケメック#6Hクリア( Fujichemeq Line、冨士
レジン工業株式会社製))が、より好ましく使用され
る。トップコート7は、樹脂含浸ガラス繊維マット6に
使用される樹脂と同様の樹脂の中に、熱可塑性樹脂粉末
が例えば3〜50重量%の割合で配合された複合材より
なる。好ましくは、ビスフェノール系ビニルエステル樹
脂またはノボラック系ビニルエステル樹脂の中に、粒径
10μm以下のフッ素樹脂粉末が10〜20重量%配合
された複合製品、例えば、商標名ノンスケールコート#
6R(母材樹脂:ビスフェノール系ビニルエステル樹
脂、冨士レジン工業株式会社製)、および、商標名ノン
スケールコート#6H(母材樹脂:ノボラック系ビニル
エステル樹脂、冨士レジン工業株式会社製)が使用され
る。
内部構成を示したものであるが、勿論、この積層構成に
限定されるものではない。FRPコーティング3は、ハ
ンガーの外表面4上に形成されたプライマー層5と、そ
の上に積層された樹脂含浸ガラス繊維マット6と、さら
に、表面を被覆するトップコート9よりなる。プライマ
ー層5は、変性ウレタン系プライマーよりなる。該プラ
イマーとしては、例えば商標名ポリタック#2000
(POLYTAC #2000、冨士レジン工業株式会社製)が好ま
しく使用される。なお、ポリタック#2000の組成は
次のとおりである。 アルカノール アミン エポキシ樹脂 35.5重量% キシレン 45.0重量% エチルグリコール アセテート 19.5重量% 樹脂含浸ガラス繊維マット6は、下側2層の樹脂含浸さ
れたガラスチョップドストランドマット7、7(坪量 3
00〜450 g/m2、1層で)と、上側1層の樹脂含浸された
ガラスサーフェイスマット8(坪量 30 〜100 g/m2)よ
りなる。ここで使用されたガラスサーフェイスマット
は、ガラスチョップドストランドマットと比較して、目
のより細かいガラス繊維マットである。なお、ガラス繊
維マットの代わりに、ガラス繊維のロービングクロスま
たはテープを使用することもできる。また、これらマッ
ト等に含浸する樹脂としては、ビスフェノール系ビニル
エステル樹脂(例えば、商標名フジケメック#6Rクリ
ア( Fujichemeq Line、冨士レジン工業株式会社製))
およびノボラック系ビニルエステル樹脂(例えば、商標
名フジケメック#6Hクリア( Fujichemeq Line、冨士
レジン工業株式会社製))が、より好ましく使用され
る。トップコート7は、樹脂含浸ガラス繊維マット6に
使用される樹脂と同様の樹脂の中に、熱可塑性樹脂粉末
が例えば3〜50重量%の割合で配合された複合材より
なる。好ましくは、ビスフェノール系ビニルエステル樹
脂またはノボラック系ビニルエステル樹脂の中に、粒径
10μm以下のフッ素樹脂粉末が10〜20重量%配合
された複合製品、例えば、商標名ノンスケールコート#
6R(母材樹脂:ビスフェノール系ビニルエステル樹
脂、冨士レジン工業株式会社製)、および、商標名ノン
スケールコート#6H(母材樹脂:ノボラック系ビニル
エステル樹脂、冨士レジン工業株式会社製)が使用され
る。
【0017】図4は、上記のハンガーを備えた電着塗装
装置を示す。この装置には、電着塗装プロセスのため
に、長い大型の塗料槽13と、その隣にオーバーフロー
槽14が設置され、そしてこれに続いて、水洗プロセス
のために、いくつかの水洗チャンバ15〜19が配置さ
れている。なお、図中、pはポンプを示す。塗料槽13
内には、塗料タンク22より供給された電着塗料、例え
ばアクリル系カチオン電着塗料が満たされており、そし
て、これより溢れ出た塗料はオーバーフロー槽14内に
流入し、貯溜するようになっている。また、循環用の配
管がオーバーフロー槽14の下部よりポンプおよびフィ
ルタ、例えば限外濾過膜装置23を介して延設されて、
塗料槽13の底に配設されたライザ管24に接続されて
おり、運転時、電着塗料は、この配管内を循環し、同時
に、濾過により夾雑物が除去されるようになっている。
また、別の循環用の配管も熱交換器25を経由して設け
られており、電着塗料が常に所定の温度に維持されうる
ようになっている。その他、図示していないが、塗料の
pHおよび粘度の調節のための、pH制御装置および粘
度計などが備えられている。また、水洗チャンバ15な
いし19には、噴霧器26が設けられ、貯水タンク27
より供給された水を対象物に対して水圧約3 kg/cm2 で
吹き付けうるようになっているか、あるいは、フルディ
ップ槽28が配置され、対象物を浸漬しうるようになっ
ている。
装置を示す。この装置には、電着塗装プロセスのため
に、長い大型の塗料槽13と、その隣にオーバーフロー
槽14が設置され、そしてこれに続いて、水洗プロセス
のために、いくつかの水洗チャンバ15〜19が配置さ
れている。なお、図中、pはポンプを示す。塗料槽13
内には、塗料タンク22より供給された電着塗料、例え
ばアクリル系カチオン電着塗料が満たされており、そし
て、これより溢れ出た塗料はオーバーフロー槽14内に
流入し、貯溜するようになっている。また、循環用の配
管がオーバーフロー槽14の下部よりポンプおよびフィ
ルタ、例えば限外濾過膜装置23を介して延設されて、
塗料槽13の底に配設されたライザ管24に接続されて
おり、運転時、電着塗料は、この配管内を循環し、同時
に、濾過により夾雑物が除去されるようになっている。
また、別の循環用の配管も熱交換器25を経由して設け
られており、電着塗料が常に所定の温度に維持されうる
ようになっている。その他、図示していないが、塗料の
pHおよび粘度の調節のための、pH制御装置および粘
度計などが備えられている。また、水洗チャンバ15な
いし19には、噴霧器26が設けられ、貯水タンク27
より供給された水を対象物に対して水圧約3 kg/cm2 で
吹き付けうるようになっているか、あるいは、フルディ
ップ槽28が配置され、対象物を浸漬しうるようになっ
ている。
【0018】そして、塗料槽13、オーバーフロー槽1
4の上方並びに水洗チャンバ15ないし19内には、上
述のハンガー1とともに自動車ボディ2を連続して搬送
する機構が配備されている。図中、12は、その搬送経
路(レール)を示す。従って、ハンガー1により吊り下
げて支持された自動車ボディ2は、入槽域より塗料槽1
3内に浸漬し、ここで、図1に示す給電バー31より集
電子29およびアタッチメント11を経由して通電され
ることにより電着塗装され、そして、出槽域では、塗料
槽13より引き上げられ、その後、水洗チャンバ15な
いし19内に運ばれ、各チャンバでそれぞれ、電着塗膜
が水で洗浄されるようになっている。そして、本実施例
では、水洗終了の後、自動車ボディ2は、ハンガー1よ
り降ろされて、コンベア台車20に移し替えられ、そし
て、次の加熱乾燥プロセスのために、オーブン(図示せ
ず)に送られるようになっている。オーブンに送られた
自動車ボディ2は加熱乾燥され、電着塗膜は焼付けら
れ、これにより、下塗りプロセスが完了する。一方、ハ
ンガー1は、回収されて塗料槽13の入槽域の手前にま
で戻され、そして、下塗りプロセス、つまり電着塗装に
再使用されるようになっている。
4の上方並びに水洗チャンバ15ないし19内には、上
述のハンガー1とともに自動車ボディ2を連続して搬送
する機構が配備されている。図中、12は、その搬送経
路(レール)を示す。従って、ハンガー1により吊り下
げて支持された自動車ボディ2は、入槽域より塗料槽1
3内に浸漬し、ここで、図1に示す給電バー31より集
電子29およびアタッチメント11を経由して通電され
ることにより電着塗装され、そして、出槽域では、塗料
槽13より引き上げられ、その後、水洗チャンバ15な
いし19内に運ばれ、各チャンバでそれぞれ、電着塗膜
が水で洗浄されるようになっている。そして、本実施例
では、水洗終了の後、自動車ボディ2は、ハンガー1よ
り降ろされて、コンベア台車20に移し替えられ、そし
て、次の加熱乾燥プロセスのために、オーブン(図示せ
ず)に送られるようになっている。オーブンに送られた
自動車ボディ2は加熱乾燥され、電着塗膜は焼付けら
れ、これにより、下塗りプロセスが完了する。一方、ハ
ンガー1は、回収されて塗料槽13の入槽域の手前にま
で戻され、そして、下塗りプロセス、つまり電着塗装に
再使用されるようになっている。
【0019】本実施例では、FRPコーティング3によ
りハンガー1の外表面のうち所要の部位が絶縁化されて
いるので、電着塗装の過程において、電着槽13中の電
着塗料はハンガー1の浸漬部分の外表面に電着せず、次
の水洗過程において、ハンガー表面に付着した電着塗料
は水で洗い流される。よって、ハンガー1は、その外表
面に電着塗料が電着も付着もしていない状態で戻され
て、次回の下塗りプロセスに再利用される。したがっ
て、塗装品(自動車ボディ)に形成される電着塗膜につ
いて、ハンガー上の塗膜またはその剥離片に基づく欠陥
・不良をひき起こすことがなく、ハンガーを繰り返し再
使用しても、高い塗膜品質を維持することができた。
りハンガー1の外表面のうち所要の部位が絶縁化されて
いるので、電着塗装の過程において、電着槽13中の電
着塗料はハンガー1の浸漬部分の外表面に電着せず、次
の水洗過程において、ハンガー表面に付着した電着塗料
は水で洗い流される。よって、ハンガー1は、その外表
面に電着塗料が電着も付着もしていない状態で戻され
て、次回の下塗りプロセスに再利用される。したがっ
て、塗装品(自動車ボディ)に形成される電着塗膜につ
いて、ハンガー上の塗膜またはその剥離片に基づく欠陥
・不良をひき起こすことがなく、ハンガーを繰り返し再
使用しても、高い塗膜品質を維持することができた。
【0020】次に、上記のハンガー1を作り上げる方法
を、段階順に説明する。 最初に、ハンガー1のうち、FRPコーティング3を
形成しようとする外表面の両端部分(幅50〜300m
m程度)の表面を、グラインダまたはヤスリを用いて研
摩する。 次に、ガラス繊維のマット、布またはテープを、巻き
付けようとするハンガー1の各部位の外形に応じて適当
な寸法形状に裁断し、必要により、切り込み、切り欠き
等も入れる。 続いて、ローラ等を用いてビスフェノール系またはノ
ボラック系ビニルエステル樹脂を上記マット、布または
テープに含浸させる。こうして、樹脂含浸されたガラス
チョップドストランドマット7を作る。 次に、プライマー5をハンガー1の外表面4のうち、
所要の部位に塗布する。 そして、樹脂含浸されたガラスチョップドストランド
マット7をハンガー外表面4の所要の部位(プライマー
5が塗布されている。)に巻付け、必要により複数枚の
マット7を積層する。この場合の巻付けは、好ましく
は、ハンガー1のうちFRPコーティング3を形成しよ
うとする外表面の両端部分より、順に、中央部分に向け
て行なう。図5ないし図8は、この段階における、ハン
ガー1の枝分れ部位、先端部位、アタッチメントの取着
部位およびハンガー1の継ぎ部位への樹脂含浸ガラス繊
維マット6の巻付けプロセスをそれぞれ、特に説明する
ものである。図5に示すように、枝分れ部位への巻付け
には、2枚のマット6、6を用い、これらをハンガーの
枝の全周に巻き、かつその両端部がある程度重なり合う
まで巻付ける。図中、30は、その重なり部分を示す。
図6に示すように、先端部位への巻付けは、マット6を
ハンガー外表面4に、ハンガー1の先端面が覆われるよ
うに、折り重ねることによりなされる。また、図7に示
すように、アタッチメント11の取着部位への巻付け
は、アタッチメント11、特にその先端の通電面につい
ては覆い隠さずに、自動車ボディ2への通電が可能とな
るようにして、また必要により小さく裁断されたマット
片を使用して、マット6をハンガー外表面4に巻付ける
ことにより、なされる。さらに、図8に示すように、継
ぎ部位への巻付けは、枝分れ部位への巻付けと同様に、
2枚のマット6、6をハンガー外表面4の全周に巻き、
かつその両端部がある程度重なり合うまで巻付ける。図
中、30は、その重なり部分を示す。 続いて、ハンガー外表面4上の巻付け物を例えばロー
ラで押圧する等して、該巻付け物中に残る気泡を外に追
い出し、そして、該巻付け物の固化後、必要によりサン
ディング等によりその表面を研磨する。 次に、樹脂含浸されたガラスサーフェイスマット8の
作成およびハンガー1への巻付けを、樹脂含浸されたガ
ラスチョップドストランドマット7の場合と同様に行な
う。すなわち、ガラス繊維のサーフェイスマットを、巻
き付けようとするハンガー1の各部位の外形に応じて適
当な寸法形状に裁断し、必要により、切り込み、切り欠
き等も入れ、続いて、ローラ等を用いてビスフェノール
系またはノボラック系ビニルエステル樹脂を上記サーフ
ェイスマットに含浸させる。こうして作られた、樹脂含
浸されたガラスサーフェイスマット8を、巻付けられた
樹脂含浸ガラスチョップドストランドマット7の上に巻
付ける。巻付けの方法は、マット7の場合と同様に行な
う。その後、巻付け物を例えばローラで押圧する等し
て、その中に残る気泡を外に追い出し、該巻付け物の固
化後、必要によりサンディング等によりその表面を研磨
する。そして、最終的に、平滑な表面を有する樹脂含浸
ガラス繊維マット6の層をハンガー1の表面上に形成す
る。 そしてこの段階で、こうして作られた樹脂含浸ガラス
繊維マット6の層がその下側のハンガー外表面4と電気
的に絶縁された状態にあるかどうかを確かめる。絶縁不
十分のときには、樹脂含浸ガラス繊維マット6のさらな
る巻付けを必要な箇所に行なう。 その後、FRPローラ等を用いて、トップコート9を
巻付けられた樹脂含浸ガラス繊維マット6の表面に被覆
する。被覆の完了後、離型フィルムをその被覆面に巻付
け、その後、通常1日程、自然乾燥する。
を、段階順に説明する。 最初に、ハンガー1のうち、FRPコーティング3を
形成しようとする外表面の両端部分(幅50〜300m
m程度)の表面を、グラインダまたはヤスリを用いて研
摩する。 次に、ガラス繊維のマット、布またはテープを、巻き
付けようとするハンガー1の各部位の外形に応じて適当
な寸法形状に裁断し、必要により、切り込み、切り欠き
等も入れる。 続いて、ローラ等を用いてビスフェノール系またはノ
ボラック系ビニルエステル樹脂を上記マット、布または
テープに含浸させる。こうして、樹脂含浸されたガラス
チョップドストランドマット7を作る。 次に、プライマー5をハンガー1の外表面4のうち、
所要の部位に塗布する。 そして、樹脂含浸されたガラスチョップドストランド
マット7をハンガー外表面4の所要の部位(プライマー
5が塗布されている。)に巻付け、必要により複数枚の
マット7を積層する。この場合の巻付けは、好ましく
は、ハンガー1のうちFRPコーティング3を形成しよ
うとする外表面の両端部分より、順に、中央部分に向け
て行なう。図5ないし図8は、この段階における、ハン
ガー1の枝分れ部位、先端部位、アタッチメントの取着
部位およびハンガー1の継ぎ部位への樹脂含浸ガラス繊
維マット6の巻付けプロセスをそれぞれ、特に説明する
ものである。図5に示すように、枝分れ部位への巻付け
には、2枚のマット6、6を用い、これらをハンガーの
枝の全周に巻き、かつその両端部がある程度重なり合う
まで巻付ける。図中、30は、その重なり部分を示す。
図6に示すように、先端部位への巻付けは、マット6を
ハンガー外表面4に、ハンガー1の先端面が覆われるよ
うに、折り重ねることによりなされる。また、図7に示
すように、アタッチメント11の取着部位への巻付け
は、アタッチメント11、特にその先端の通電面につい
ては覆い隠さずに、自動車ボディ2への通電が可能とな
るようにして、また必要により小さく裁断されたマット
片を使用して、マット6をハンガー外表面4に巻付ける
ことにより、なされる。さらに、図8に示すように、継
ぎ部位への巻付けは、枝分れ部位への巻付けと同様に、
2枚のマット6、6をハンガー外表面4の全周に巻き、
かつその両端部がある程度重なり合うまで巻付ける。図
中、30は、その重なり部分を示す。 続いて、ハンガー外表面4上の巻付け物を例えばロー
ラで押圧する等して、該巻付け物中に残る気泡を外に追
い出し、そして、該巻付け物の固化後、必要によりサン
ディング等によりその表面を研磨する。 次に、樹脂含浸されたガラスサーフェイスマット8の
作成およびハンガー1への巻付けを、樹脂含浸されたガ
ラスチョップドストランドマット7の場合と同様に行な
う。すなわち、ガラス繊維のサーフェイスマットを、巻
き付けようとするハンガー1の各部位の外形に応じて適
当な寸法形状に裁断し、必要により、切り込み、切り欠
き等も入れ、続いて、ローラ等を用いてビスフェノール
系またはノボラック系ビニルエステル樹脂を上記サーフ
ェイスマットに含浸させる。こうして作られた、樹脂含
浸されたガラスサーフェイスマット8を、巻付けられた
樹脂含浸ガラスチョップドストランドマット7の上に巻
付ける。巻付けの方法は、マット7の場合と同様に行な
う。その後、巻付け物を例えばローラで押圧する等し
て、その中に残る気泡を外に追い出し、該巻付け物の固
化後、必要によりサンディング等によりその表面を研磨
する。そして、最終的に、平滑な表面を有する樹脂含浸
ガラス繊維マット6の層をハンガー1の表面上に形成す
る。 そしてこの段階で、こうして作られた樹脂含浸ガラス
繊維マット6の層がその下側のハンガー外表面4と電気
的に絶縁された状態にあるかどうかを確かめる。絶縁不
十分のときには、樹脂含浸ガラス繊維マット6のさらな
る巻付けを必要な箇所に行なう。 その後、FRPローラ等を用いて、トップコート9を
巻付けられた樹脂含浸ガラス繊維マット6の表面に被覆
する。被覆の完了後、離型フィルムをその被覆面に巻付
け、その後、通常1日程、自然乾燥する。
【0021】以上の手順を経ることにより、大変平滑な
表面を有するFRPコーティング3をハンガー外表面4
に形成することができた。また、本方法は、樹脂含浸ガ
ラス繊維マットの巻付け等によるので、FRPコーティ
ングのための大掛かりな設備が不要であり、工場内の現
場にて簡単にFRPコーティングを形成することができ
るという利点をも有する。そして、かかる方法により作
られた本実施例のハンガー1を下塗りプロセスに使用し
たときは、下塗りプロセスを繰り返しても、電着塗料が
FRPコーティング3の表面に付着固化することがな
く、固化した塗料片に起因する塗膜品質の悪化も生じな
かった。
表面を有するFRPコーティング3をハンガー外表面4
に形成することができた。また、本方法は、樹脂含浸ガ
ラス繊維マットの巻付け等によるので、FRPコーティ
ングのための大掛かりな設備が不要であり、工場内の現
場にて簡単にFRPコーティングを形成することができ
るという利点をも有する。そして、かかる方法により作
られた本実施例のハンガー1を下塗りプロセスに使用し
たときは、下塗りプロセスを繰り返しても、電着塗料が
FRPコーティング3の表面に付着固化することがな
く、固化した塗料片に起因する塗膜品質の悪化も生じな
かった。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電着塗装プロセスにおいて、電着塗装装置のハンガーが
加熱乾燥(焼付け)の過程を経ずに再利用されるとき
も、被塗装物に形成される電着塗膜につき欠陥・不良を
ひき起こさず、従って、繰り返し再使用しても、高い塗
膜品質を維持することができるという効果が得られる。
さらに、本発明によれば、FRPコーティングによりハ
ンガーを絶縁化したことにより、電着塗装プロセスにお
いて被塗装物の各部位に対するより均一な通電が可能と
なり、従って、塗装品の各部位についてより均一な電着
塗膜を作ることができ、しかも、従来なされていた過剰
ぎみの通電が不要となり、電極の寿命もより延長されう
るという効果が得られる。また、本発明の方法によれ
ば、密着性が良好でかつ表面の平滑性も高いFRPコー
ティングを、上記ハンガーの所要の部位の外表面に形成
することができ、従ってFRPコーティングされたハン
ガーを確実に作り上げうるという効果が得られる。
電着塗装プロセスにおいて、電着塗装装置のハンガーが
加熱乾燥(焼付け)の過程を経ずに再利用されるとき
も、被塗装物に形成される電着塗膜につき欠陥・不良を
ひき起こさず、従って、繰り返し再使用しても、高い塗
膜品質を維持することができるという効果が得られる。
さらに、本発明によれば、FRPコーティングによりハ
ンガーを絶縁化したことにより、電着塗装プロセスにお
いて被塗装物の各部位に対するより均一な通電が可能と
なり、従って、塗装品の各部位についてより均一な電着
塗膜を作ることができ、しかも、従来なされていた過剰
ぎみの通電が不要となり、電極の寿命もより延長されう
るという効果が得られる。また、本発明の方法によれ
ば、密着性が良好でかつ表面の平滑性も高いFRPコー
ティングを、上記ハンガーの所要の部位の外表面に形成
することができ、従ってFRPコーティングされたハン
ガーを確実に作り上げうるという効果が得られる。
【図1】本発明の実施例のハンガーを示す正面図であ
る。
る。
【図2】上記実施例のハンガーを示す側面図である。
【図3】ハンガー外表面に形成されたFRPコーティン
グの内部を模式的に示す断面図である。
グの内部を模式的に示す断面図である。
【図4】上記実施例のハンガーが適用された電着塗装お
よび水洗の過程を示す模式図である。
よび水洗の過程を示す模式図である。
【図5】上記のFRPコーティングにおいて、ハンガー
の枝分れ部位への樹脂含浸ガラス繊維マットの巻付けプ
ロセスを説明する図である。
の枝分れ部位への樹脂含浸ガラス繊維マットの巻付けプ
ロセスを説明する図である。
【図6】上記のFRPコーティングにおいて、ハンガー
の先端部位への樹脂含浸ガラス繊維マットの巻付けプロ
セスを説明する図である。
の先端部位への樹脂含浸ガラス繊維マットの巻付けプロ
セスを説明する図である。
【図7】上記のFRPコーティングにおいて、ハンガー
のアタッチメント取着部位への樹脂含浸ガラス繊維マッ
トの巻付けプロセスを説明する図である。
のアタッチメント取着部位への樹脂含浸ガラス繊維マッ
トの巻付けプロセスを説明する図である。
【図8】上記のFRPコーティングにおいて、ハンガー
の継ぎ部位への樹脂含浸ガラス繊維マットの巻付けプロ
セスを説明する図である。
の継ぎ部位への樹脂含浸ガラス繊維マットの巻付けプロ
セスを説明する図である。
1 ハンガー 2 被塗装物(自動車ボディ) 3 FRPコーティング 4 ハンガー外表面 5 プライマー層 6 樹脂含浸ガラス繊維マット(巻付け物) 9 トップコート 11 通電部位(アタッチメント) 12 搬送レール(経路) 13 塗料槽 14 オーバーフロー槽 15〜19 水洗チャンバ 20 コンベア台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 謙宏 東京都中央区日本橋小舟町3番8号 小原 化工株式会社内 (72)発明者 松原 勝 東京都中央区日本橋本町1丁目3番2号 冨士レジン工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 電着塗装装置において被塗装物を電着槽
に浸漬するように吊り下げて搬送するハンガーにおい
て、ハンガーの外表面のうち少なくとも、前記浸漬過程
で電着塗料の液面が達する高さよりも下側の、通電部位
を除く部位について、FRPコーティングを形成してな
ることを特徴とするハンガー。 - 【請求項2】 請求項1記載のハンガーを備えた電着塗
装装置。 - 【請求項3】 プライマーを電着塗装装置のハンガーの
外表面に塗布し、次いで、樹脂含浸ガラス繊維のマッ
ト、布またはテープを該ハンガーに巻き付け、続いて、
該巻付け物中に残る気泡を外に追い出し、そして該巻付
け物の固化後、必要によりその表面を研磨し、さらにそ
の上に、熱可塑性樹脂粉末が配合されたトップコートを
被覆し、その後乾燥することにより、FRPコーティン
グを形成してなることを特徴とする請求項1記載のハン
ガーを作り上げる方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18673496A JPH1018087A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 電着塗装装置のハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18673496A JPH1018087A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 電着塗装装置のハンガー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1018087A true JPH1018087A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16193721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18673496A Pending JPH1018087A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 電着塗装装置のハンガー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1018087A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100783876B1 (ko) | 2006-12-12 | 2007-12-10 | 현대자동차주식회사 | 샌딩마크 생성장치 |
| WO2010111314A1 (en) * | 2009-03-25 | 2010-09-30 | Honda Motor Co., Ltd | Electrical isolation of vehicle body carriers |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP18673496A patent/JPH1018087A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100783876B1 (ko) | 2006-12-12 | 2007-12-10 | 현대자동차주식회사 | 샌딩마크 생성장치 |
| WO2010111314A1 (en) * | 2009-03-25 | 2010-09-30 | Honda Motor Co., Ltd | Electrical isolation of vehicle body carriers |
| CN102365397A (zh) * | 2009-03-25 | 2012-02-29 | 本田电动机有限公司 | 车身载体的电隔离 |
| US8192593B2 (en) | 2009-03-25 | 2012-06-05 | Honda Motor Co., Ltd. | Electrical isolation of vehicle body carriers |
| JP2012523492A (ja) * | 2009-03-25 | 2012-10-04 | 本田技研工業株式会社 | 車体用キャリアの電気的絶縁構造 |
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