JPH10180909A - プロピレン重合体積層容器 - Google Patents

プロピレン重合体積層容器

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JPH10180909A
JPH10180909A JP34620896A JP34620896A JPH10180909A JP H10180909 A JPH10180909 A JP H10180909A JP 34620896 A JP34620896 A JP 34620896A JP 34620896 A JP34620896 A JP 34620896A JP H10180909 A JPH10180909 A JP H10180909A
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propylene
propylene polymer
container
random copolymer
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JP34620896A
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Kazumasa Fujimura
村 和 昌 藤
Hitoshi Inagaki
垣 均 稲
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NIPPON PORIKEMU KK
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
    • B65D1/0215Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features multilayered

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光沢性、透明性、剛性、耐衝撃性に優れたプ
ロピレン重合体積層容器を提供する。 【解決手段】 表面層に密度が0.905g/cm3
上、MFRが0.7〜20g/10分のプロピレン重合
体100重量部に対して、メタロセン系触媒を用いて重
合されたエチレン含量が99〜50重量%、密度が0.
930g/cm3以下、MFRが0.3〜20g/10
分のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体1〜2
0重量部を配合してなる熱可塑性樹脂組成物を用い、中
間層にMFRが0.3〜5g/10分、プロピレン含量
が99〜90重量%のプロピレン・α−オレフィンラン
ダム共重合体を用いたことを特徴とするプロピレン重合
体積層容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光沢性、透明性、
剛性、耐衝撃性に優れたプロピレン重合体積層容器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プロピレン重合体は、成形性、剛
性、光沢性に優れ、かつ、衛生性や耐熱性にも優れてい
ることから、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、
ポリエステル樹脂等の他の熱可塑性樹脂と同様にシート
状に加工され、真空成形、圧空成形等の熱成形を行なう
ことによって各種容器に成形されて使用されていた。近
年においては、特に、電子レンジにより加熱してから食
べる食品が増加していることから、耐熱性に優れたプロ
ピレン重合体の使用した容器の需要が徐々に広がってい
る。このような容器においては、優れた外観であること
が求められており、特に、表面光沢性に優れた容器であ
ることや、内容物が良く見える様に透明性に優れた容器
であることが求められている。しかしながら、プロピレ
ン重合体は結晶性樹脂であることから、一般に、上記ポ
リスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂に比較して、光沢性、透明性が劣るとされていた。そ
れ故、プロピレン重合体の光沢性、透明性を改良する方
法として、プロピレン・エチレンランダム共重合体を使
用する方法や、各種結晶造核剤を配合したプロピレン重
合体とする方法が知られているが十分ではなかった。一
方、光沢性、透明性を改良するための成形加工法として
は、プロピレン重合体のシート成形における段階で、鏡
面加工を施した金属で容器表面を挟んで成形する方法
や、30℃以下の低温で容器を急冷する方法等が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
ロピレン・エチレンランダム共重合体を使用すると容器
の剛性が低下したり、たとえ、これら光沢性、透明性が
改良されたプロピレン重合体シートを原材料として用い
たとしても、熱成形によって容器に加工する段階で、容
器における性能を維持することができず、得られた容器
は光沢性、透明性が低下したものしか得られなかった。
従って、プロピレン重合体シートを熱成形容器にて使用
するためには、この様な欠点は是非とも取り除かなけれ
ばならない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる現
状に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、特定のプロピレン重
合体とエチレン・α−オレフィンランダム共重合体との
熱可塑性樹脂組成物を用いた積層シートを使用すること
によって、光沢性、透明性、剛性、耐衝撃性に優れた積
層容器が得られるとの知見に基づき本発明を完成するに
至ったものである。すなわち、本発明のプロピレン重合
体積層容器は、表面層に密度が0.905g/cm3
上、MFRが0.7〜20g/10分のプロピレン重合
体100重量部に対して、メタロセン系触媒を用いて重
合されたエチレン含量が99〜50重量%、密度が0.
930g/cm3 以下、MFRが0.3〜20g/10
分のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体1〜2
0重量部を配合してなる熱可塑性樹脂組成物を用い、中
間層にMFRが0.3〜5g/10分、プロピレン含量
が99〜90重量%のプロピレン・α−オレフィンラン
ダム共重合体を用いたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
[I] プロピレン重合体積層容器 (1) 層構成 本発明のプロピレン重合体積層容器は、表面層と中間層
とから構成される三層構造の層から基本的に形成される
ものであり、具体的には、表面層と中間層と表面層(裏
面層)とから形成されたもの、或いは、これら表面層と
中間層との間に、及び/又は、中間層と裏面層(表面
層)との間に他の樹脂層を形成した四層構造、五層構
造、或いは、七層以上の構造の積層容器である。
【0006】(2) 素 材 (A) 表面層 (a) プロピレン重合体(成分a) 本発明のプロピレン重合体積層容器の表面層に用いられ
るプロピレン重合体(成分a)としては、プロピレン単
独、或いは、プロピレン含量が97重量%以上の、好ま
しくは98重量%以上のプロピレンと、エチレン、ブテ
ン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペン
テン−1等のα−オレフィンとのランダム共重合体であ
り、これらの中でもプロピレン単独重合体を用いること
が好ましい。
【0007】密 度 上記プロピレン重合体(成分a)は、JIS−K711
2(23℃)に準拠して測定された密度が0.905g
/cm3 以上、好ましくは0.906g/cm3 以上、
特に好ましくは0.907g/cm3 以上のものであ
る。密度が、上記範囲未満では光沢性及び剛性が不足す
る。
【0008】MFR(メルトフローレート) 上記プロピレン重合体(成分a)は、JIS−K721
0(23℃、2.16kg荷重)に準拠して測定された
MFR(メルトフローレート)が0.7〜20g/10
分、好ましくは1〜10g/10分、特に好ましくは
1.5〜5g/10分のものである。MFRが上記範囲
未満では積層シート成形時に流動不良となって、厚みの
変動が生じ、一定な厚みの容器が得られ難い。また、上
記範囲を超過するとシートの容器成形性が不良となる。
【0009】(b) エチレン・α−オレフィンランダム
共重合体(成分b)メタロセン触媒 本発明のプロピレン重合体積層容器の表面層に用いられ
るエチレン・α−オレフィンランダム共重合体(成分
b)は、メタロセン系触媒を用いて重合されたエチレン
・α−オレフィンランダム共重合体であり、該エチレン
・α−オレフィンランダム共重合体の製造方法として
は、特開昭58−19309号、特開昭59−9529
2号、特開昭60−35005号、特開昭60−350
06号、特開昭60−35007号、特開昭60−35
008号、特開昭60−35009号、特開昭61−1
30314号、特開平3−163088号公報、ヨーロ
ッパ特許出願公開第420,436号明細書、米国特許
第5,055,438号明細書、及び、国際公開公報W
091/04257号明細書等に記載されている方法、
すなわち、メタロセン触媒、メタロセン/アルモキサン
触媒、又は、例えば、国際公開公報W092/0712
3号明細書等に開示されている様なメタロセン化合物と
以下に述べるメタロセン触媒と反応して安定なイオンと
なる化合物からなる触媒を使用して、主成分のエチレン
と従成分の炭素数3〜18のα−オレフィンとを共重合
させる方法等を挙げることができる。上述のメタロセン
触媒と反応して安定なイオンとなる化合物とは、カチオ
ンとアニオンのイオン対から形成されるイオン性化合物
或いは親電子性化合物であり、メタロセン触媒と反応し
て安定なイオンとなって重合活性種を形成するものであ
る。
【0010】イオン性化合物 これらのうち、イオン性化合物は下記式(I)で表わさ
れる。 [Q]m+[Y]m- (I) (式中のmは1以上の整数) 式中のQはイオン性化合物のカチオン成分であり、カル
ボニウムカチオン、トロピリウムカチオン、アンモニウ
ムカチオン、オキソニウムカチオン、スルホニウムカチ
オン、ホスホニウムカチオン等が挙げられ、更には、そ
れ自身が還元され易い金属の陽イオンや有機金属の陽イ
オン等も挙げることができる。これらのカチオンは、特
表平1−501950号公報等に開示されている様なプ
ロトンを与えることができるカチオンだけでなく、プロ
トンを与えないカチオンでも良い。これらカチオンの具
体例としては、トリフェニルカルボニウム、ジフェニル
カルボニウム、シクロヘプタトリエニウム、インデニウ
ム、トリエチルアンモニウム、トリプロピルアンモニウ
ム、トリブチルアンモニウム、N,N−ジメチルアンモ
ニウム、ジプロピルアンモニウム、ジシクロヘキシルア
ンモニウム、トリフェニルホスホニウム、トリメチルホ
スホニウム、トリ(ジメチルフェニル)ホスホニウム、
トリ(メチルフェニル)ホスホニウム、トリフェニルス
ルホニウム、トリフェニルオキソニウム、トリエチルオ
キソニウム、ピリリウム、又、銀イオン、金イオン、白
金イオン、パラジウムイオン、水銀イオン、フェロセニ
ウムイオン等が挙げられる。また、Yはイオン性化合物
のアニオン成分であり、メタロセン化合物と反応して安
定なアニオンとなる成分であって、有機硼素化合物アニ
オン、有機アルミニウム化合物アニオン、有機ガリウム
化合物アニオン、有機燐化合物アニオン、有機砒素化合
物アニオン、有機アンチモン化合物アニオン等が挙げら
れる。
【0011】具体的には、テトラフェニル硼素、テトラ
キス(3,4,5−トリフルオロフェニル)硼素、テト
ラキス(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル)
硼素、テトラキス(3,5−(t−ブチル)フェニル)
硼素、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼素、テ
トラフェニルアルミニウム、テトラキス(3,4,5−
トリフルオロフェニル)アルミニウム、テトラキス
(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル)アルミ
ニウム、テトラキス(3,5−ジ(t−ブチル)フェニ
ル)アルミニウム、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)アルミニウム、テトラフェニルガリウム、テトラキ
ス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ガリウム、テ
トラキス(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニ
ル)ガリウム、テトラキス(3,5−ジ(t−ブチル)
フェニル)ガリウム、テトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)ガリウム、テトラフェニル燐、テトラキス(ペン
タフルオロフェニル)燐、テトラフェニル砒素、テトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)砒素、テトラフェニル
アンチモン、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ア
ンチモン、デカボレート、ウンデカボレート、カルバド
デカボレート、デカクロロデカボレート等が挙げられ
る。
【0012】親電子性化合物 また、親電子性化合物としては、ルイス酸化合物として
知られているもののうち、メタロセン化合物と反応して
安定なイオンとなって重合活性種を形成するものであ
り、種々のハロゲン化金属化合物や、固体酸として知ら
れている金属酸化物等を挙げることができる。具体的に
は、ハロゲン化マグネシウムやルイス酸性無機化合物等
を例示することができる。これらの触媒成分は、適宜、
無機固体担体、有機固体担体等に担持して使用すること
もできる。例えば、特開昭61−296008号公報、
特開平1−101315号公報、特開平5−30191
7号公報等に記載されている方法を挙げることができ
る。
【0013】α−オレフィン ここでα−オレフィンとしては、炭素数3〜18のα−
オレフィン、具体的には、プロピレン、ブテン−1、ペ
ンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、ヘプテン−
2、4−メチルペンテン−1、4−メチルヘキセン−
1、4,4−ジメチルペンテン−1等を挙げることがで
きる。これらのα−オレフィンの中でも、炭素数4〜1
2のα−オレフィンが好ましく、特に好ましくは炭素数
6〜10のα−オレフィンが用いられる。これらα−オ
レフィンは1種又は2種以上の混合物として用いること
もできる。
【0014】エチレン含量 これらα−オレフィン1〜50重量%、好ましくは5〜
30重量%、特に好ましくは10〜30重量%と、エチ
レン99〜50重量%、好ましくは95〜70重量%、
特に好ましくは90〜70重量%とを共重合させて得ら
れるエチレン・α−オレフィンランダム共重合体を使用
するのが好ましい。
【0015】共重合法 共重合の方法としては、気相法、スラリー法、溶液法、
高圧イオン重合法等を挙げることができる。
【0016】密 度 上記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(成分
b)は、JIS−K7112(23℃)に準拠して測定
された密度が0.930g/cm3 以下、好ましくは
0.920g/cm3 以下、特に好ましくは0.910
g/cm3 以下のものである。密度が上記範囲を超過す
ると透明性及び耐衝撃性が不足する。
【0017】MFR(メルトフローレート) 上記エチレン・α−オレフィンランダム共重合体(成分
b)は、JIS−K7210(190℃、2.16kg
荷重)に準拠して測定されたMFRが0.3〜20g/
10分、好ましくは0.5〜15g/10分、特に好ま
しくは0.7〜10g/10分のものである。MFRが
上記範囲未満であると積層シート成形時に流動不良とな
って厚み変動を起こす。また、上記範囲を超過すると耐
衝撃性が不良となる。
【0018】(c) 熱可塑性樹脂組成物の製造 上記プロピレン重合体(成分a)に、上記エチレン・α
−オレフィンランダム共重合体(成分b)を配合し混練
することにより熱可塑性樹脂組成物を得ることができ
る。配合量比 上記熱可塑性樹脂組成物中のエチレン・α−オレフィン
ランダム共重合体(成分b)の配合割合は、上記プロピ
レン重合体(成分a)100重量部に対して、1〜20
重量部、好ましくは2〜15重量部、特に好ましくは3
〜10重量部である。エチレン・α−オレフィンランダ
ム共重合体(成分b)の配合割合が上記範囲未満である
と耐衝撃性が不足し、上記範囲を超過すると剛性が低下
する。
【0019】(B) 中間層プロピレン含量 本発明のプロピレン重合体積層容器の中間層に用いられ
るプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体は、プ
ロピレン含量が99〜90重量%、好ましくは98〜9
4重量%のプロピレンと、エチレン、ブテン−1、ペン
テン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、ヘプテン−
2、4−メチルペンテン−1、4−メチルヘキセン−
1、4,4−ジメチルペンテン−1等のα−オレフィン
とのランダム共重合体であり、これら各種共重合体の中
でもプロピレン・エチレンランダム共重合体を使用する
ことが好ましい。上記プロピレン・α−オレフィンラン
ダム共重合体中のプロピレン含量が上記範囲未満では剛
性が低下する。また、上記範囲を超過すると容器の透明
性、光沢が不十分となる。
【0020】MFR(メルトフローレート) 上記プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体は、
JIS−K7210(230℃、2.16kg荷重)に
準拠して測定されたメルトフローレート(MFR)が
0.3〜5g/10分、好ましくは0.5〜4g/10
分、特に好ましくは0.7〜3g/10分のものであ
る。上記プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体
中のMFRが上記範囲未満では積層容器成形時に流動不
良となって容器の表面光沢が低下する。また、上記範囲
を超過すると製品の耐衝撃性が不足する。
【0021】(3) 厚 み 本発明のプロピレン重合体積層容器は、全厚みが0.1
0〜2mm、両表面層の総合厚みが全厚みに対して通常
2〜40%、好ましくは2.5〜35%、特に好ましく
は3〜30%の割合で形成されていることが好ましい。
全厚みが上記範囲未満では剛性が不足する傾向がある。
また、上記範囲を超過すると透明性が損なわれる傾向が
ある。また、両表面層の総合厚みが上記範囲未満では積
層容器成形時の厚みコントロール精度が損なわれる傾向
がある。また、表面層の厚みが上記範囲を超過すると容
器の透明性が不足する傾向がある。
【0022】(4) その他の構成素材(任意成分) (A) 核 剤 本発明において上記表面層及び/又は中間層を構成する
素材に、任意成分として核剤を配合したものであること
が好ましい。該核剤としては、芳香族カルボン酸金属
塩、芳香族燐酸金属塩、ソルビトール系誘導体、ロジン
の金属塩等が用いられる。これら核剤の中では、P−t
−ブチル安息香酸アルミニウム、燐酸2,2´−メチレ
ンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ナトリウ
ム、燐酸2,2´−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)アルミニウム、p−メチル−ベンジリデ
ンソルビトール、p−エチル−ベンジリデンソルビトー
ル、ロジンのナトリウム塩等が好適である。
【0023】(B) 配合割合 上記核剤の配合割合は、プロピレン重合体100重量部
に対して、前記核剤0.03〜1重量部、好ましくは
0.05〜0.8重量部、特に好ましくは0.07〜
0.6重量部が用いられる。核剤の配合割合が、上記範
囲未満では剛性が不足して本発明の効果が奏されず、一
方、配合量が上記範囲を超過すると機械的物性の低下が
起こる外に、更に剛性の向上を計ることができず単にコ
ストアップとなるだけである。
【0024】(C) その他の成分 上記核剤以外においても本発明の効果を著しく損なわな
い範囲内で他の付加的成分を配合することができる。上
記付加的成分としては、通常のポリオレフィンに使用さ
れる酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電
防止剤、防曇剤、中和剤、金属不活性剤、着色剤、分散
剤、過酸化物、充填剤、蛍光増白剤及び本発明に使用す
る以外の樹脂、エラストマー等を挙げることができる。
【0025】(5) 任意層 本発明のプロピレン重合体積層容器に用いられる積層シ
ートは、上記必須の構成層以外に他の任意層を本発明の
効果を著しく損なわない範囲内で追加することもでき
る。この他の任意層としては、再生樹脂、ガスバリアー
性樹脂、接着性樹脂等を挙げることができる。
【0026】(6) 用 途 本発明のプロピレン重合体積層容器は、容器のまま使用
することもできるが、更に、通常の差圧を利用した真
空、圧空、プラグアシスト成形機等を利用して容器に成
形加工することもできる。
【0027】[II] プロピレン重合体積層容器の製造方
法 (1) 積層シートの製造 本発明のプロピレン重合体積層容器の製造方法として
は、通常の成形加工法から製造されるものであり、例え
ば、Tダイ法、インフレーション法、カレンダーロール
法等の共押出成形機を利用して製造することができる。
より具体的な例を挙げて共押出Tダイ成形機で製造する
方法で具体的に説明すると、各層の押出機に本発明の重
合体及び重合体組成物を投入し、200〜280℃の温
度で加熱溶融混練後、フィードブロックの流路調整機で
積層構成にし、Tダイのダイリップより膜状に押し出
し、エアーナイフ法やエアーチャンバー法、ポリシング
ロール法、スイングロール法、ベルトキャスト法、水冷
法等で積層溶融膜容器を狭圧冷却して、引取機で引き取
り、積層シートを製造する。 (2) 容器の製造 そして、これらを通常の差圧を利用した真空、圧空、プ
ラグアシスト成形機等を利用して各種形状の容器に成形
加工することができる。
【0028】
【実施例】以下に示す実験例によって、本発明を更に具
体的に説明する。 実施例1表面層用熱可塑性樹脂組成物の調製 密度が0.908g/cm3 、MFRが2.5g/10
分のプロピレン単独重合体100重量部に対して、酸化
防止剤としてテトラキス[メチレン−3−(3´,5´
−ジ−t−ブチル−4´−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン0.1重量部、トリス(2,4−ジ−
t−ブチルフェニル)フォスファイト0.1重量部、中
和剤としてステアリン酸カルシウム0.1重量部、核剤
としてソルビトール系誘導体(新日本理化株式会社製
「ゲルオールDH」)0.2重量部、メタロセン触媒を
用いて重合された密度が0.895g/cm3 、MFR
が2.2g/10分、ヘキセン含量18.5重量%のエ
チレン・ヘキセン−1ランダム共重合体10重量部を添
加して250℃のスクリュー押出機にて混合し、表面層
用の熱可塑性樹脂組成物とした。
【0029】中間層用熱可塑性樹脂の調製 また、MFRが1.8g/10分のエチレン含量3.0
重量%のプロピレン・エチレンランダム共重合体100
重量部に対して、酸化防止剤としてテトラキス[メチレ
ン−3−(3´,5´−ジ−t−ブチル−4´−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート]メタン0.1重量部、
トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファ
イト0.1重量部、中和剤としてステアリン酸カルシウ
ム0.1重量部、核剤としてソルビトール系誘導体(新
日本理化株式会社製「ゲルオールDH」)0.2重量部
を添加して250℃のスクリュー押出機にて混合し、中
間層用の熱可塑性樹脂とした。
【0030】プロピレン重合体積層シートの製造 上記表面層用熱可塑性樹脂を240℃に加熱したスクリ
ュー径45mmの押出機から2種3層構成のフィードブ
ロックの両表面層側に入れ、中間層用熱可塑性樹脂を2
40℃に加熱したスクリュー径65mmの押出機から上
記のフィードブロックの中間層側に入れた。これらを2
30℃に加熱した幅350mmのT型ダイスによりシー
ト状に押し出し、50℃の冷却水が内部で循環している
2本の鏡面ロール(硬質クロムメッキ加工がしてあ
る。)で挟み冷却固化させて引き取り、プロピレン重合
体積層シートを得た。該プロピレン重合体積層シートの
厚みは両表面層がそれぞれ30μm、中間層が240μ
mの計300μmである。このプロピレン重合体積層容
器について、JIS−K6758に準拠して曲げ弾性
率、HAZE及びASTM−D2794に準拠してデュ
ポン衝撃強度を測定した。その結果を表1に示す。
【0031】プロピレン重合体積層容器の成形 上記プロピレン重合体積層シートを株式会社浅野研究所
製の間接加熱式圧空加熱式圧空成形機(名称:コスミッ
ク成形機)を使用してシート温度を10℃間隔で140
〜160℃に変化させ、圧空圧力5kg/cm2 の条件
で、縦13cm、横18cm、深さ1cmの容器を成形
した。この容器について、目視によって容器の形状及び
外観(透明性、光沢性)を観察した、また、シート温度
150℃の容器底部のHAZEを測定した。その結果を
表1に示す。
【0032】実施例2〜4及び比較例1〜11 表面層及び中間層用熱可塑性樹脂の配合を表1、表2、
表3、表4及び表5に示したものを使用した以外は、実
施例1と同様にしてプロピレン重合体積層容器を製造
し、評価した。その結果を表1、表2、表3、表4及び
表5に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】
【発明の効果】このような本発明のプロピレン重合体積
層容器は、光沢性、透明性、剛性、耐衝撃性に優れた積
層容器であることから、電子レンジにより加熱してから
食べる食品の容器にも使用可能である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面層に密度が0.905g/cm3
    上、MFRが0.7〜20g/10分のプロピレン重合
    体100重量部に対して、メタロセン系触媒を用いて重
    合されたエチレン含量が99〜50重量%、密度が0.
    930g/cm3 以下、MFRが0.3〜20g/10
    分のエチレン・α−オレフィンランダム共重合体1〜2
    0重量部を配合してなる熱可塑性樹脂組成物を用い、中
    間層にMFRが0.3〜5g/10分、プロピレン含量
    が99〜90重量%のプロピレン・α−オレフィンラン
    ダム共重合体を用いたことを特徴とするプロピレン重合
    体積層容器。
  2. 【請求項2】表面層及び/又は中間層のプロピレン重合
    体100重量部に対して、核剤0.03〜1重量部を配
    合した、請求項1に記載のプロピレン重合体積層容器。
  3. 【請求項3】中間層のプロピレン・α−オレフィンラン
    ダム共重合体が、プロピレン・エチレンランダム共重合
    体である、請求項1に記載のプロピレン重合体積層容
    器。
  4. 【請求項4】全厚みが0.10〜2mmであり、両表面
    層の総合厚みが全厚みに対して2〜40%の割合で形成
    されている、請求項1に記載のプロピレン重合体積層容
    器。
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