JPH10180926A - 熱収縮性包装用フィルム及びそれを使用したキャップシール方法 - Google Patents

熱収縮性包装用フィルム及びそれを使用したキャップシール方法

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JPH10180926A
JPH10180926A JP8359239A JP35923996A JPH10180926A JP H10180926 A JPH10180926 A JP H10180926A JP 8359239 A JP8359239 A JP 8359239A JP 35923996 A JP35923996 A JP 35923996A JP H10180926 A JPH10180926 A JP H10180926A
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Nobutada Yamada
山田延正
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 美しい外観で、非常に密着性よく物品を包装
でき、特に酒瓶のキャップシールに使用して、不正使用
や汚れ防止を完全に防止できる、実用性ある熱収縮性包
装用フィルムを提供する 【解決手段】 熱収縮性フィルムと、金属薄膜層を有す
る実質的に非熱収縮性のフィルムとを、接着剤層を介し
て接着したものであって、熱収縮性フィルムが厚さ30
〜70μmの一軸延伸フィルムからなり、接着剤層を、
熱収縮性フィルムの収縮性を有する方向に対して実質的
に直交する方向に、接着部分と非接着部分が線状に交互
に存在するように形成したものであり、接着部分と非接
着部分の幅の比率が2:8〜6:4で、かつ接着部分と
非接着部分の繰り返し単位(合計幅)が1.0〜2.0mmで
あることを特徴とする。ただし、接着部分の幅は0.4mm
以上であるのが好ましく、また、キャップシールに使用
する際、熱収縮性フィルムを内側にして使用するのがよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、意匠性及び密着性
よく使用できる熱収縮性包装用フィルム及びそれを使用
したキャップシール方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、熱収縮性包装用フィルムとし
て、熱収縮性フィルムと金属光沢を有する非収縮性フィ
ルムを、線状に塗布した接着剤で接着一体化したものが
知られている(実公平4−23638号公報や実公平4
−42114号公報参照)。しかし、かかる従来の熱収
縮性包装用フィルムは瓶の口部を包装するキャップシー
ルや胴ラベルには実用化されていたが、不正使用の防止
のため、また汚れ防止のため、瓶との強い密着力が要求
される酒瓶の王冠のキャップシールとしては、使用不可
能であった。これは、従来の熱収縮性包装用フィルムで
は、デザイン等の理由から、熱収縮性フィルムを外側
に、金属光沢を有するフィルムを内側に使用していたた
め、熱収縮時に生じる金属光沢を有するフィルムの浮き
が、瓶との密着力を弱くしていた、また、間欠的に設
けた接着剤の非接着部分への「はみだし」の理由から、
接着部分と非接着部分の幅の比率を1.3mm:1.5mm(合
計幅2.8mm)〜1.5mm:2mm(合計幅3.5mm)程度とし
ていたため、熱収縮性フィルムを内側にして使用したと
しても、十分な密着力を得ることが出来なかったからで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、美しい外観
で、非常に密着性よく物品を包装でき、特に酒瓶のキャ
ップシールとして装着しても、不正使用や汚れ防止を完
全に防止できる、実用性ある熱収縮性包装用フィルム、
及びそれを使用したキャップシール方法を提供すること
を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の熱収縮性包装用
フィルムは、熱収縮性フィルムと、金属薄膜層を有する
実質的に非熱収縮性のフィルムとを、接着剤層を介して
接着したものであって1上記熱収縮性フィルムが厚さ3
0〜70μmの一軸延伸フィルムからなり、上記接着剤
層が、上記熱収縮性フィルムの収縮性を有する方向に対
して実質的に直交する方向に、接着部分と非接着部分が
線状に交互に存在するように形成されたものであり、接
着部分と非接着部分の幅の比率が2:8〜6:4で、か
つ接着部分と非接着部分の繰り返し単位(合計幅)が1.
0〜2.0mmであることを特徴とする。
【0005】なお、かかる熱収縮性包装用フィルムをキ
ャップシールに使用する場合、熱収縮性フィルム側を内
側として、筒状に形成し、該筒状体を瓶の口部に当て、
熱収縮させることにより、非常に密着性よく、意匠性に
優れたキャップシールが可能となる。
【0006】本発明では、熱収縮性フィルムと、金属薄
膜層を有する実質的に非熱収縮性のフィルムとを接着す
る接着剤層を、接着部分と非接着部分の幅が2:8〜
6:4、好ましくは3:7〜5:5で、しかも、接着部
分と非接着部分の合計幅が1.0〜2.0mm、好ましくは1.
2〜1.8mmとなるように、特定の細い縦縞状の接着剤か
らなるものとすることによって、熱収縮により、細かい
皺(縦縞状の凹凸)を生じ、瓶に対する密着強度を高め
ることができるのである。
【0007】熱収縮性包装用フィルムを用いてキャップ
シールした場合、瓶との密着力は、瓶と接する面積が増
える程、増加する。従って、本発明の製品の如く、熱収
縮によって皺を生ずるものでは、所定の条件を満たせ
ば、収縮時の皺の数が多い程、すなわち接着部分と非接
着部分の繰り返し単位(合計幅)が小さいほど、密着強
度は向上することがわかった。
【0008】なお、キャップシールの瓶との密着力を測
定するトルク試験(熱収縮させ、キャップシールした状
態で、瓶の口部に密着させた包装用フィルムを瓶の口部
で回転するのに要する力を測定)において、不正使用防
止に必要な密着力は、40kg程度であるが、従来の製品
では、比較的好ましいとされるものでも、接着部分と非
接着部分の合計幅が2.8mmであり、20kgという密着力
しか得られないのに対し、本発明の製品、例えば接着部
分と非接着部分の合計幅が1.7mmである製品では、60
kgという非常に強力な密着力を得ることができるのであ
る。
【0009】このように、本発明では、金属薄膜層を有
する実質的に非熱収縮性のフィルムと熱収縮性フィルム
を接着剤層を介して積層した熱収縮性包装用フィルム
を、熱収縮性フィルム側を内側として、瓶のキャップシ
ール等に使用すること、及び、前記接着剤層を、接着部
分と非接着部分が、例えば0.7mmと1.0mmの幅(合計幅
が1.7mm)又は0.5mmと0.75mmの幅(合計幅が1.25
mm)というように、細い線状となるように形成すること
で、非常に密着性よく、瓶等を包装可能とし、所望の目
的を達成したのである。
【0010】しかし、接着部分と非接着部分の繰り返し
単位(合計幅)をあまり小さくすると、接着剤の非接着
部分への「はみだし」が生じ、所望の外観が得られず、
また、センターシール(キャップシール用の筒状体を製
造する際の端部の貼り合わせ)時に、フィルムの破袋も
発生する危険性があるため、接着剤の塗布量はデラミ
(剥がれ)等が生じない程度で、前記問題を生じない範
囲に制御されるのがよい。そのため、接着部分の幅は、
0.4mm以上であるのが好ましく、また、接着部分の接着
剤重量(非接着部分を除いた接着部分の重量)は乾燥重
量で1.5〜6g/m2、特に2〜4g/m2であるのが好まし
い。
【0011】かかる条件下では、接着剤のはみだしがな
く、強力な熱収縮が可能であり、キャップシールをする
際、金属薄膜層を有する実質的に非熱収縮性フィルムを
外側になるように使用することにより、デザイン的に
も、皺が浮き出て、非常に立体的で美しい外観となるの
である。
【0012】なお、本発明において、金属薄膜層を有す
る実質的に非熱収縮性フィルムとしては、それと積層す
る熱収縮性フィルムより熱収縮率が小であるフィルムが
いずれも使用できるもので、若干の熱収縮性を有するも
のであってもよい。また、金属薄膜層は、真空蒸着、ス
パッタリング、化学メッキ等、いずれの方法で形成され
たものであってもよい。
【0013】更に、金属薄膜層を有する実質的に非熱収
縮性フィルムには、保護層や着色層等が積層されてもよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】次に実施例に基づいて本発明をさ
らに詳しく説明する。ただし、本発明は、これらの実施
例に限定されるものではない。 実施例1 厚さ9μmのポリエステルフィルムの片面に、400〜
500Åのアルミニウム蒸着層を設け、この両面にメラ
ミン系樹脂に染料で黄色に着色した塗料をグラビアコー
ターにて厚さ1μmコーティングした(着色金属光沢フ
ィルム)。更に、60%の収縮率を示す熱収縮性フィル
ム(三菱樹脂社製のポリ塩化ビニルフィルム:ヒシレッ
クス503)に幅0.7mmの接着部分と幅1.0mmの非接着
部分を交互に配列したグラビアコーターにて、接着剤
(東洋モートン社製のポリエステル:AD−527と、
武田薬品工業社製のポリエステル:タケダA−975
と、武田薬品工業社製のポリイソシアネート:A−3を
重量比率で7:7:1の割合で混合したもの)を、接着
部分の塗布量─接着部分のみの実質的な乾燥重量─が3
g/m2となるように塗布し、着色金属光沢フィルムの金属
蒸着面側とラミネートして、熱収縮性包装用フィルムを
得た。得られた熱収縮性包装用フィルムXは、図1の如
く、熱収縮性フィルム1上に、接着部分2aと非接着部
分2bが縦縞状に存在する接着剤層2を介して、金属薄
膜層4を有する非熱収縮性フィルム5が積層されている
ものであり、該金属薄膜層4を有する非熱収縮性フィル
ム5の表裏両面には、黄色の着色層3a、3bが存在す
る、金色の美しい金属光沢あるものである。この製品
を、図2のAの如く、熱収縮性を示す方向(矢印方向)
が円周となるように、熱収縮性フィルム1を内側にし
て、接着剤で両端部を接合し、筒状に形成し、その口部
に、酒瓶の王冠と同様の外観を有する円盤状の王冠ラベ
ル6を置き、図2のBの如く、頂部を折り曲げ、王冠ラ
ベル6の周囲表面に均一に接着させ、同時に、下部も瓶
のキャップ状に熱収縮させ、次いで、このようにして得
たキャップ状製品を、酒瓶7の口部に被せ、再度、熱収
縮させることにより、図2のCの如く、美しいキャップ
シールが可能となった。このようにして得た金色の細か
い縦縞状の立体的な外観を有するキャップを、トルク試
験したところ、60kgの密着力を示した。これは不正使
用防止に十分なものであり、非常に安定して、使用でき
るものであった。
【0015】
【発明の効果】本発明の製品は、熱収縮させることによ
り、美しい縦縞状の立体感ある外観で、非常に密着性よ
く物品を包装できるものであり、特に、熱収縮性フィル
ムを内側として、酒瓶のキャップシールに使用した場
合、不正使用や汚れ防止を完全に防止できる、密着力に
優れた、キャップシールが可能となり、酒瓶を美麗な外
観で、安定して保管できるものとなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製品の一例を示す拡大断面図である。
【図2】本発明の製品の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 熱収縮性フィルム 2 接着剤層 2a 接着部分 2b 非接着部分 3a 着色層 3b 着色層 4 金属薄膜層 5 非熱収縮性フィルム 6 王冠ラベル 7 酒瓶 X 熱収縮性包装用フィルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性フィルムと、金属薄膜層を有す
    る実質的に非熱収縮性のフィルムとを、接着剤層を介し
    て接着したものであって、上記熱収縮性フィルムが厚さ
    30〜70μmの一軸延伸フィルムからなり、上記接着
    剤層が、上記熱収縮性フィルムの収縮性を有する方向に
    対して実質的に直交する方向に、接着部分と非接着部分
    が線状に交互に存在するように形成されたものであり、
    接着部分と非接着部分の幅の比率が2:8〜6:4で、
    かつ接着部分と非接着部分の繰り返し単位が1.0〜2.0
    mmであることを特徴とする熱収縮性包装用フィルム。
  2. 【請求項2】 上記接着部分の幅が0.4mm以上であり、
    かつ接着部分の接着剤重量が乾燥重量で1.5〜6g/m2
    ある請求項1の熱収縮性包装用フィルム。
  3. 【請求項3】 金属薄膜層を有する実質的に非熱収縮性
    のフィルムと熱収縮性フィルムを接着剤層を介して積層
    した熱収縮性包装用フィルムを、熱収縮性フィルム側を
    内側として、筒状に形成し、該筒状体を瓶の口部に当
    て、熱収縮させて瓶のキャップシールをするものであっ
    て、上記熱収縮性フィルムが厚さ30〜70μmの一軸
    延伸フィルムからなり、上記接着剤層が、上記熱収縮性
    フィルムの収縮性を有する方向に対して実質的に直交す
    る方向に、接着部分と非接着部分が線状に交互に存在す
    るように形成されたものであり、接着部分と非接着部分
    の幅の比率が2:8〜6:4で、かつ接着部分と非接着
    部分の繰り返し単位が1.0〜2.0mmであることを特徴と
    する瓶のキャップシール方法。
  4. 【請求項4】 瓶の王冠ラベルを準備し、該ラベルを前
    記筒状体の上方先端部に挿入し、前記筒状体の先端部
    を、前記王冠部分表面の周囲に環状に密着するように、
    折り曲げ熱収縮させ、キャップ状としたものを、瓶の口
    部に被せて、加熱処理することを特徴とする請求項3の
    方法。
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