JPH10180955A - 多層シートの製造方法 - Google Patents

多層シートの製造方法

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JPH10180955A
JPH10180955A JP34892796A JP34892796A JPH10180955A JP H10180955 A JPH10180955 A JP H10180955A JP 34892796 A JP34892796 A JP 34892796A JP 34892796 A JP34892796 A JP 34892796A JP H10180955 A JPH10180955 A JP H10180955A
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styrene
resin composition
ethylene
resin
laminated film
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JP34892796A
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English (en)
Inventor
Shinichi Mitsui
慎一 三井
Isato Kihara
勇人 木原
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スチレン系樹脂が有する透明性を維持し裏印
刷フィルムによる絵柄、文字などの飾色を可能とし、か
つ耐油性及び耐熱性に優れる多層シート。 【解決手段】 少なくとも3層からなる積層フィルム
(A)と、スチレン系樹脂組成物からなるシート(B)
とから構成され、前記積層フィルム(A)が一方の表層
をスチレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物からなる層
(x)、他方の表層をオレフィン系樹脂又はオレフィン
系樹脂組成物からなる層(z)及び、中間層を不飽和カ
ルボン酸、不飽和カルボン酸エステルの中から選ばれる
少なくとも1種の化合物とエチレンとからなるエチレン
系共重合体及び、プロピレン系樹脂又はエチレン系樹脂
を含有する、エチレン系共重合体又は樹脂組成物からな
る接着性樹脂層(y)とする積層フィルム(A)であ
り、該積層フィルム(A)の前記層(x)側と前記シー
ト(B)とを融着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層フィルムと、
スチレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物からなるシー
トとから構成される多層シートの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂組成物からなるシート
は、剛性、加工性及び光沢などの外観に優れることか
ら、その用途の一つとして、真空・圧空成形の原材料と
して使用され、真空・圧空成形により任意の形状に成形
され、主に、インスタント食品容器、ワンウェイ弁当箱
などの食品容器として用いられる。
【0003】最近、これらの食品容器は、油成分のある
食品を入れるために容器内面に耐油性が求められてい
る。また、容器は食品の入った状態で電子レンジにより
加熱されることがあり、その場合、特に油成分のある食
品があると、その箇所は非常に高温になるため、耐油性
に加えて耐熱性が求められている。スチレン系樹脂製容
器は、耐油性、耐熱性が低く、上記の要求に応えること
ができない場合が多い。
【0004】かかる要求に応えるために、スチレン系樹
脂組成物とオレフィン系樹脂組成物のブレンド物を用い
て製膜したフィルムを、ポリスチレン製シートの容器と
した時の内面側に熱ラミネートする方法が提案されてい
る。しかし、この方法では、フィルムの透明性が低下し
てしまい、フィルムに絵柄、文字などの裏印刷を施し、
ポリスチレン製シートを飾色する場合、絵柄、文字など
の透過性に劣るため十分な飾色ができないといった問題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スチ
レン系樹脂が有する透明性を維持し裏印刷フィルムによ
る絵柄、文字などの飾色を可能とし、かつ耐油性及び耐
熱性に優れる多層シートを製造する方法を提供すること
にある。
【0006】本発明者らは、ポリスチレン製シートにつ
いて鋭意検討した結果、特定の積層フィルムとポリスチ
レン製シートとを融着することにより、本発明の目的を
達成することを見出し、本発明を完成させた。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、少
なくとも3層からなる積層フィルム(A)と、スチレン
系樹脂又はスチレン系樹脂組成物からなるシート(B)
とから構成される多層シートの製造方法であって、前記
積層フィルム(A)が一方の表層をスチレン系樹脂又は
スチレン系樹脂組成物からなる層(x)、他方の表層を
オレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物からなる
層(z)及び、中間層を不飽和カルボン酸、不飽和カル
ボン酸エステル、不飽和カルボン酸無水物及び酢酸ビニ
ルの中から選ばれる少なくとも1種のビニルモノマーと
エチレンとからなるエチレン系共重合体20〜100重
量%及び、プロピレン系樹脂又はエチレン系樹脂80〜
0重量%を含有する、エチレン系共重合体又は樹脂組成
物からなる接着性樹脂層(y)とする積層フィルム
(A)であり、該積層フィルム(A)の前記層(x)側
と前記シート(B)とを融着することを特徴とする多層
シートの製造方法である。以下、本発明を詳細に説明す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る多層シートは、少な
くとも3層からなる積層フィルム(A)とスチレン系樹
脂又はスチレン系樹脂組成物からなるシート(B)とか
ら構成される多層シートである。本発明で用いる積層フ
ィルム(A)は、一方の表層をスチレン系樹脂又はスチ
レン系樹脂組成物からなる層(x)、他方の表層をオレ
フィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物からなる層
(z)及び、中間層を不飽和カルボン酸、不飽和カルボ
ン酸エステル、不飽和カルボン酸無水物及び酢酸ビニル
の中から選ばれる少なくとも1種の化合物とエチレンと
からなるエチレン系共重合体20〜100重量%及び、
プロピレン系樹脂又はエチレン系樹脂80〜0重量%を
含有する、エチレン系共重合体又は樹脂組成物からなる
接着性樹脂層(y)とする積層フィルム(A)である。
【0009】本発明で用いる積層フィルム(A)の厚さ
は、通常10〜50μm、好ましくは20〜40μmで
ある。上記層(x)の厚さは、通常8〜48μm、好ま
しくは5〜33μmである。上記層(z)の厚さは、通
常1〜30μm、好ましくは3〜10μmである。上記
接着性樹脂層(y)の厚さは、通常1〜10μm、好ま
しくは2〜7μmである。層の厚みは光学顕微鏡による
断面観察によって測定することができる。
【0010】上記接着性樹脂層(y)は、不飽和カルボ
ン酸、不飽和カルボン酸エステル、不飽和カルボン酸無
水物及び酢酸ビニルの中から選ばれる少なくとも1種の
化合物とエチレンとからなるエチレン系共重合体20〜
100重量%及び、プロピレン系樹脂又はエチレン系樹
脂80〜0重量%を含有する、エチレン系共重合体又は
樹脂組成物からなる接着性樹脂層である。
【0011】上記エチレン系共重合体の具体例として
は、エチレン−不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−
不飽和カルボン酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−不飽和カルボン酸エステル−
酢酸ビニル3元共重合体、エチレンと2種類以上の不飽
和カルボン酸エステルとからなる多元共重合体などが挙
げられる。エチレン系共重合体におけるエチレンから誘
導される繰り返し単位の含有量は、通常40〜95重量
%、上記コモノマー化合物から誘導される繰り返し単位
の含有量は、通常5〜60重量%である。
【0012】不飽和カルボン酸としては、例えばアクリ
ル酸、メタクリル酸が挙げられる。また、不飽和カルボ
ン酸エステルとしては、例えばメチルアクリレート、エ
チルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
ステアリルアクリレート、グリシジルアクリレート、メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、ステアリルメタクリレー
ト、グリシジルメタクリレートなどが挙げられる。ま
た、不飽和カルボン酸無水物としては、例えば無水マレ
イン酸などが挙げられる。
【0013】上記エチレン系共重合体の好ましい具体例
としては、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−
メタクリル酸共重合体、エチレン−メチルアクリレート
共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エ
チレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−エ
チルメタクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−メチルアクリレート−グリシジルメ
タクリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレー
ト−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−酢
酸ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレ
ン−無水マレイン酸共重合体などが挙げられる。これら
の中でもエチレン−メチルメタクリレート共重合体又は
エチレン−酢酸ビニル共重合体がより好ましい。
【0014】また、上記エチレン系共重合体の中でも、
溶解性パラメータ(SP値)が8.45〜8.70であ
るものが更に好ましい。ここで、溶解性パラメータ(S
P値)とは、Hildebrand−Scatchar
dの理論によって、分子間の引き合う力を定義したもの
である。詳しい解説は、高分子化学の一般的な教科書、
例えば“ポリマーブレンド、秋本三郎ら、(株)シーエ
ムシー、第4刷、125〜144頁(1991年)”等
に記載されている。ここでは、上記溶解性パラメータ
は、Smallによって提案された、分子構造から計算
により求める方法を用いた。この方法の詳細について
は、“ジャーナル・オブ・アプライド・ケミストリー
(Journal of Applied Chemi
stry)、3巻、71〜80頁(1953年)”に詳
しく記載されている。これにより、溶解性パラメータは
次式を用いて算出した。 SP値=ΣFi /V=ρ・ΣFi /M ここで、Fi は分子を構成する原子又は原子団、結合型
など構成グループのモル吸引力、Vはモル容積、ρは密
度をそれぞれ示す。Mは分子量を示し、高分子の場合は
繰り返し単位(つまりモノマー単位)の分子量を示す。
i の値は、上記2つの文献に記載されているSmal
lの値を用いた。共重合体のρ、ΣFiおよびMについ
ては、共重合体を構成するモノマー単位の各単独重合体
のρ、ΣFi またはMの数値にモノマー単位のモル分率
を乗じたものの和を算出して用いた。
【0015】また、接着性樹脂層として用いる樹脂組成
物の混合方法は、特に限定されるものではなく、それぞ
れの樹脂ペレットをドライブレンドにより混合する方
法、あるいは、それを押出機により溶融混練した後ペレ
ット状に再造粒する方法のいずれでもよい。
【0016】積層フィルム(A)の一方の表層を構成す
るスチレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物は、特に限
定されるものではなく、例えばゲル量が0〜20重量%
及びメルトフローレートが2〜20g/10分であるも
のが好ましい。ここで、スチレン系樹脂又はスチレン系
樹脂組成物のメルトフローレートはJIS K7210
に準拠し、温度200℃、荷重5kgfの条件で測定さ
れた値である。また、ゲル量とは、スチレン系樹脂又は
スチレン系樹脂組成物中の軟質成分粒子の重量割合であ
り、以下の方法により測定できる。すなわち、スチレン
系樹脂又はスチレン系樹脂組成物0.5gを秤量(重
量:W1)し、該試料を室温(23℃程度)においてメ
チルエチルケトン/メタノール(10/1体積比)の混
合溶媒50mlに溶解させる。次に、該溶解時の不溶分
を遠心分離により単離し、該不溶分を乾燥してその重量
(W2)を測定する。スチレン系樹脂又はスチレン系樹
脂組成物中の軟質成分粒子の含有量は(W2/W1)×
100(%)により求められる。
【0017】スチレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物
は、重量平均分子量が20万〜40万であるポリスチレ
ン0〜100重量%及び、平均ゲル粒子径が0.1〜5
μm及びゲル量が5〜30重量%であるゴム変性ポリス
チレン100〜0重量%を含有するスチレン系樹脂又は
スチレン系樹脂組成物が好ましい。ここで、ゴム変性ポ
リスチレンの平均ゲル粒子径とは、該樹脂中の軟質成分
の数平均粒子径を示し、以下の方法により求められる。
すなわち、ゴム変性ポリスチレンの透過型電子顕微鏡写
真の画像解析により、粒子径(Di )とその個数n i
求め下式により計算される。 数平均粒子径=Σ(ni ・Di 2 )/Σ(ni i
【0018】ポリスチレンとゴム変性ポリスチレンの混
合方法は、特に限定されるものではなく、ポリスチレン
のペレットとゴム変性ポリスチレンのペレットをドライ
ブレンドにより混合する方法、あるいは、それを押出機
により溶融混練した後ペレット状に再造粒する方法のい
ずれでもよい。
【0019】また、これらのスチレン系樹脂又はスチレ
ン系樹脂組成物には、必要に応じて滑剤、帯電防止剤、
酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、ス
チレン−ブタジエンブロック共重合体などのエラストマ
ーなどを含有させることができ、更に本発明の効果を損
なわない範囲内において、ミネラルオイルなどの可塑剤
を含有させてもよい。
【0020】積層フィルム(A)の他方の表層を構成す
るオレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組成物として
は、例えばプロピレン系樹脂、プロピレン系樹脂組成
物、エチレン系樹脂、エチレン系樹脂組成物又はそれら
の混合物が挙げられる。これらの中でも、耐熱・耐油
性、フィルムの透明性、フィルム強度及び押出性のバラ
ンスの点から、メルトフローレートが0.5〜20g/
10分であるプロピレン系樹脂又はプロピレン系樹脂組
成物が好ましい。ここで、プロピレン系樹脂又はプロピ
レン系樹脂組成物のメルトフローレートはJIS K7
210の条件14の方法に準拠して測定された値であ
る。
【0021】積層フィルム(A)は、例えば以下の方法
により製造することができる。すなわち、共押Tダイ押
出キャストフィルム製膜装置や共押インフレーションフ
ィルム製膜装置などを用いて、前記各層(x)、(y)
及び(z)を共押出しし製膜する方法、キャストフィル
ム製膜装置やインフレーションフィルム製膜装置により
製膜された、層(x)、層(y)又は層(z)の単層フ
ィルムを用いて押出ラミネートする方法、または、キャ
ストフィルム製膜装置やインフレーションフィルム製膜
装置により製膜された、層(x)、層(y)又は層
(z)の単層フィルム同士をドライラミネートする方法
等が挙げられる。
【0022】本発明で用いるスチレン系樹脂又はスチレ
ン系樹脂組成物からなるシート(以下、「ポリスチレン
シート」と称する)(B)は、特に限定されるものでは
なく、例えば前記積層フィルム(A)の層(x)を構成
するスチレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物等が挙げ
られる。また、ポリスチレンシートの厚さは、特に限定
されるものではなく、通常0.1〜3mmである。ポリ
スチレンシート(B)の製造方法は、特に限定されるも
のではなく、公知の方法を採用することができる。すな
わち、ポリスチレンシート(B)は、Tダイ押出機、圧
着ロールなどからなるシート加工機、あるいは、インフ
レーション方式のシート加工機を用いて製造できる。ま
た、ポリスチレンシートは、発泡剤を併用して製造され
た、いわゆる発泡ポリスチレンシート(PSP:ポリス
チレンペーパー)であってもよい。
【0023】本発明に係る多層シートは、積層フィルム
(A)の前記スチレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物
からなる層(x)側とポリスチレンシート(B)とを融
着することにより製造される。上記融着する方法は、特
に限定されるものではなく、例えば熱ラミネート方法、
アンカーコート剤を用いたドライラミネート方法等が挙
げられる。これらの中でも熱ラミネート方法が好まし
い。また、積層フィルム(A)は、ポリスチレンシート
(B)と融着する前に、フィルム印刷機により、絵柄、
文字などを必要により印刷し用いてもよい。
【0024】本発明の製法で得られる積層シートは、真
空・圧空成形法により任意の形状の真空・圧空成形体と
して用いられる。真空・圧空成形法は、特に制限される
ものはなく、公知の方法が用いられる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明によれば、
スチレン系樹脂が有する透明性を維持し裏印刷フィルム
による絵柄、文字などの飾色を可能とし、かつ耐油性及
び耐熱性に優れる多層シートを製造する方法が提供でき
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はこれら実施例になんら限定されるものではな
い。なお、評価項目のうち、上記に記載した項目以外の
項目については以下のとおり実施した。 (1)フィルムの透明性 JIS K7105に準拠し、ヘイズ値を測定した。該
値が小さいほど透明性に優れ、絵柄、文字などの飾色の
透過性に優れることを示す。 (2)耐熱・耐油性 130℃のペネローフ油を積層シートにかけ、積層シー
トの変化を調べた。積層シートに損傷がないものを○、
損傷があるものを×とした。 (3)接着強度 得られた積層シートを15mm幅の短冊状に切り出した
サンプルを用い、東洋精機製作所(株)製T型ストログ
ラフ試験機を用い、引張速度300mm/分、剥離角度
180度にて、積層フィルム(A)とポリスチレンシー
ト(B)の界面の接着強度を測定した。接着強度が50
g/15mm幅以上の場合を○、50g/15mm幅未
満の場合を×とした。
【0027】実施例1 積層フィルム(A)を構成する、一方の表層としてはゴ
ム変性ポリスチレン(住友化学工業(株)製商品名スミ
ブライト、平均ゲル粒子径0.2μm、ゲル量26重量
%、メルトフローレート4g/10分)ペレットを、他
方の表層としてはホモのポリプロピレン(住友化学工業
(株)製、商品名ノーブレンY101、メルトフローレ
ート12g/10分)ペレットを、中間層としてはエチ
レン−メチルメタクリレート共重合体(住友化学工業
(株)製、商品名アクリフトWM403、メチルメタク
リレート含量38重量%、SP値8.50)ペレット7
0重量%とホモのポリプロピレン(住友化学工業(株)
製、商品名ノーブレンY101、メルトフローレート1
2g/10分)ペレット30重量%の混合ペレットをそ
れぞれ用い、キャストフィルム製膜装置(モダンマシナ
リー社製3種3層共押しTダイ、幅:600mm、押出
機A:50mmφ、押出機B:40mmφ、押出機C:
40mmφ)を使用して、表1に示した押出条件及び、
冷却ロール温度60℃、引き取り速度30m/分の条件
下にて積層フィルムを加工した。得られた積層フィルム
(A)の厚みを表1に示す。得られた積層フィルム
(A)と、発泡ポリスチレンシート(積水化成(株)
製、発泡倍率10倍、厚み2mm)とを140℃で熱ラ
ミネートし、積層シートを得た。評価結果を表1に示
す。
【0028】比較例1 実施例1で用いたものと同じゴム変性ポリスチレンペレ
ットを用い、実施例1で用いたものと同じキャストフィ
ルム製膜装置の押出機A及びBを用い、表1に示した押
出条件及び、冷却ロール温度60℃、引き取り速度30
m/分の条件下にて単層フィルムを加工し、これを積層
フィルム(A)として用いたこと以外は、実施例1と同
様に行なった。結果を表1に示す。
【0029】比較例2 実施例1で用いたものと同じゴム変性ポリスチレンペレ
ットを64重量%、実施例1で用いたものと同じポリプ
ロピレンペレットを27重量%、及び、相溶化剤とし
て、スチレン−エチレンプロピレン−スチレンブロック
共重合体樹脂((株)クラレ製商品名セプトン210
4、スチレン含量65重量%)ペレット9重量%を良く
混合したものを用い、実施例1で用いたものと同じキャ
ストフィルム製膜装置の押出機A及びBを用い、表1に
示した押出条件及び、冷却ロール温度60℃、引き取り
速度30m/分の条件下にて単層フィルムを加工し、こ
れを積層フィルム(A)として用いたこと以外は、実施
例1と同様に行なった。結果を表1に示す。
【0030】比較例3 実施例1で用いたものと同じポリプロピレンペレットを
用い、実施例1で用いたものと同じキャストフィルム製
膜装置の押出機A及びBを用い、表1に示した押出条件
及び、冷却ロール温度20℃、引き取り速度30m/分
の条件下にて単層フィルムを加工し、これを積層フィル
ム(A)として用いたこと以外は、実施例1と同様に行
なった。結果を表1に示す。
【0031】本発明の条件を満足する実施例1は全ての
評価項目において優れる。一方、積層フィルム(A)の
代わりにスチレン系樹脂からなる単層フィルムを用いた
比較例1は耐熱・耐油性に劣る。スチレン系樹脂とオレ
フィン系樹脂の混合物の単層フィルムを用いた比較例2
はフィルムの透明性に劣る。積層フィルム(A)の代わ
りにオレフィン系樹脂からなる単層フィルムを用いた比
較例3は単層フィルムとポリスチレンシートとの接着強
度に劣る。
【0032】
【表1】 ──────────────────────────────── 実施例 比 較 例 1 1 2 3 ──────────────────────────────── 積層フィルム(A) 3層 単層 単層 単層 厚み (μm) 30 30 30 30 押出機A(表層x) PS PS PS/PP PP 樹脂温度 (℃) 230 230 230 230 押出量(kg/h) 20 20 20 20 押出機B(中間層y) 接着層 PS PS/PP PP 樹脂温度 (℃) 230 230 230 230 押出量(kg/h) 5 10 10 10 押出機C(表層z) PP − − − 樹脂温度 (℃) 230 − − − 押出量(kg/h) 5 − − − 評価結果 フィルム透明性 (ヘイズ %) 16 17 73 10 耐熱・耐油性 ○ × ○ ○ 接着強度 ○ ○ ○ × ────────────────────────────────

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3層からなる積層フィルム
    (A)と、スチレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物か
    らなるシート(B)とから構成される多層シートの製造
    方法であって、前記積層フィルム(A)が一方の表層を
    スチレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物からなる層
    (x)、他方の表層をオレフィン系樹脂又はオレフィン
    系樹脂組成物からなる層(z)及び、中間層を不飽和カ
    ルボン酸、不飽和カルボン酸エステル、不飽和カルボン
    酸無水物及び酢酸ビニルの中から選ばれる少なくとも1
    種の化合物とエチレンとからなるエチレン系共重合体2
    0〜100重量%及び、プロピレン系樹脂又はエチレン
    系樹脂80〜0重量%を含有する、エチレン系共重合体
    又は樹脂組成物からなる接着性樹脂層(y)とする積層
    フィルム(A)であり、該積層フィルム(A)の前記層
    (x)側と前記シート(B)とを融着することを特徴と
    する多層シートの製造方法。
  2. 【請求項2】積層フィルム(A)の厚さが10〜50μ
    mである請求項1記載の多層シートの製造方法。
  3. 【請求項3】オレフィン系樹脂又はオレフィン系樹脂組
    成物からなる層(z)の厚さが1〜30μmである請求
    項1記載の多層シートの製造方法。
  4. 【請求項4】エチレン系共重合体が、溶解性パラメータ
    (SP値)8.45〜8.70である請求項1記載の多
    層シートの製造方法。
  5. 【請求項5】エチレン系共重合体が、エチレン−メチル
    メタクリレート共重合体又はエチレン−酢酸ビニル共重
    合体である請求項1記載の多層シートの製造方法。
  6. 【請求項6】積層フィルム(A)のスチレン系樹脂又は
    スチレン系樹脂組成物が、ゲル量0〜20重量%及びメ
    ルトフローレート2〜20g/10分である請求項1記
    載の多層シートの製造方法。
  7. 【請求項7】積層フィルム(A)のスチレン系樹脂又は
    スチレン系樹脂組成物が、重量平均分子量20万〜40
    万であるポリスチレン0〜100重量%及び、平均ゲル
    粒子径0.1〜5μm及びゲル量5〜30重量%である
    ゴム変性ポリスチレン100〜0重量%を含有するスチ
    レン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物である請求項1記
    載の多層シートの製造方法。
  8. 【請求項8】積層フィルム(A)のオレフィン系樹脂又
    はオレフィン系樹脂組成物が、メルトフローレート0.
    5〜20g/10分のプロピレン系樹脂又はプロピレン
    系樹脂組成物である請求項1記載の多層シートの製造方
    法。
  9. 【請求項9】スチレン系樹脂又はスチレン系樹脂組成物
    からなるシート(B)が、スチレン系樹脂又はスチレン
    系樹脂組成物からなる発泡シートである請求項1記載の
    多層シートの製造方法。
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