JPH1018169A - 低浴比処理試験方法およびそれに用いる装置 - Google Patents

低浴比処理試験方法およびそれに用いる装置

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JPH1018169A
JPH1018169A JP8174920A JP17492096A JPH1018169A JP H1018169 A JPH1018169 A JP H1018169A JP 8174920 A JP8174920 A JP 8174920A JP 17492096 A JP17492096 A JP 17492096A JP H1018169 A JPH1018169 A JP H1018169A
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    • D06B23/00Component parts, details, or accessories of apparatus or machines, specially adapted for the treating of textile materials, not restricted to a particular kind of apparatus, provided for in groups D06B1/00 - D06B21/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1:3以下という超低浴比であっても繊維品サ
ンプルに対し均一処理を施すことのできる、優れた低浴
比処理試験方法およびそれに用いる装置を提供する。 【解決手段】密閉可能な円筒状の容器1と、上記容器1
を水平姿勢に倒した状態で、これに対し周期的な速度変
化を伴う回転を与える回転駆動手段とを備え、上記容器
1の内壁の少なくとも一個所に、容器1の軸方向に平行
に延びる突条7が設けられているとともに、繊維品サン
プルを、上記突条7が設けられている部分を除く内壁部
分に沿わせた状態で固定するサンプル固定手段8が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、布帛や糸等の繊維
品サンプル(テストピース)に対し低浴比処理試験を行
う方法およびそれに用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、繊維品に対し染色等の処理を行う
場合、本処理に先立って、染料の選定,配合割合,温度
制御,助剤投入のタイミング等の最適条件を決定するた
めに、条件を少しずつ代えて試験的な処理を繰り返すこ
とが行われる。このような処理試験に用いる装置は、で
きるだけ本処理に用いられる装置に近似した形態で、し
かも処理条件を最も大きく左右する浴比を、本処理と同
一に設定できるものであることが要求される。
【0003】このような処理試験装置としては、従来か
ら、円筒状容器(いわゆる「ポット」)内に、処理液と
布帛等の繊維品サンプルを入れて密封し、これを上下動
させて繊維品サンプルと処理液とを強制的に接触させて
処理を行う装置が汎用されてきた。しかし、この装置に
おいて、繊維品サンプルを充分に処理液に浸漬するに
は、浴比を1:20〜1:30より下げることができな
かった。これに対し、近年、布帛等の繊維品をロープ状
にして処理流体噴射部からの液流により循環処理する液
流処理装置を用い、浴比1:10以下の低浴比で処理を
行うことが可能となったことから、上記処理試験装置に
おいても、これに対応した低浴比処理を実現することが
強く望まれるようになった。
【0004】そこで、上記円筒状容器内に、特定の配置
で繊維品サンプルを固定し、上記円筒状容器を回動させ
て処理を行うことにより、1:5〜1:10の低浴比を
可能にした試験装置が提案され(特開昭57−5960
号公報)、ある程度低浴比処理試験を行うことができる
ようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近、処理
流体噴射部から気流を噴射させ、気流によって布帛等を
循環処理する気流式処理装置が開発され、実用化されて
いる。例えば、本願出願人は、特開平6−73658号
公報において、気液混合流体を噴霧供給して、極限の低
浴比(1:3以下)を実現しつつ、テンションレスで布
帛等を移送する間にリラックス効果を与える装置を提案
している。
【0006】このため、上記超低浴比処理に対応する超
低浴比での処理試験が可能となるよう試験装置の改良が
求められているが、浴比1:3〜1:5の範囲の試験装
置を考えた場合、繊維品サンプル自身が約1:2の割合
で含水するため、残りの少ない液量で繊維品サンプルの
内部まで充分に浸漬させることは困難である。このた
め、そのようなものは未だ実現していないのが実情であ
る。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、1:3以下という超低浴比であっても繊維品サ
ンプルに対し均一処理を施すことのできる、優れた低浴
比処理試験方法およびそれに用いる装置の提供をその目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、繊維品サンプルに対し、浴比1:6以下
の低浴比で処理試験を行う方法であって、内壁の少なく
とも一個所に、容器の軸方向に平行に延びる突条が設け
られた円筒状の容器を用い、上記容器内に、繊維品サン
プルを、上記突条が設けられている部分を除く内壁部分
に沿わせた状態で装着し、少量の処理液を投入して密閉
したのち、上記容器を水平姿勢に倒した状態で、これに
対し周期的な速度変化を伴う回転を与え、上記内壁に設
けられた突条と処理液とを繰り返し衝突させることによ
り、少量の処理液で繊維品サンプルを浸漬して処理を行
うようにした低浴比処理試験方法を第1の要旨とする。
【0009】また、本発明は、繊維品サンプルに対し、
浴比1:6以下の低浴比で処理試験を行う装置であっ
て、密閉可能な円筒状の容器と、上記容器を水平姿勢に
倒した状態で、これに対し周期的な速度変化を伴う回転
を与える回転駆動手段とを備え、上記容器の内壁の少な
くとも一個所に、容器の軸方向に平行に延びる突条が設
けられているとともに、繊維品サンプルを、上記突条が
設けられている部分を除く内壁部分に沿わせた状態で固
定するサンプル固定手段が設けられている低浴比処理試
験装置を第2の要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0011】図1は、本発明の低浴比処理試験装置に用
いられる処理用容器の一例を示している。この容器1
は、円筒状の容器本体2とその開口を密閉するための蓋
体3とからなり、上記蓋体3は、容器本体2の首部に形
成されたねじ部2aを介して取り付けられるようになっ
ている。なお、4は密閉用のシール材である。
【0012】また、上記容器本体2の下面と蓋体3の上
面には、容器1を水平姿勢に倒した状態で回転軸となる
軸5が設けられており、各軸5の先端部に歯車6が取り
付けられている。
【0013】そして、上記容器本体2の内壁の一個所
に、容器1の軸方向に平行に延びる突条7が設けられて
いるとともに、その両側に、処理すべき繊維品サンプル
を固定するためのサンプル固定具8が設けられている。
【0014】上記サンプル固定具8は、図3およびその
B矢視図である図4に示すように、容器1の軸方向に平
行に延びるクリップ形状をしており、コイルバネ9によ
って容器本体2の内壁側に押し付け付勢される押圧片1
0と、これを両側で支受する支受片11とで構成されて
いる。そして、上記押圧片10と、容器本体2の内壁と
の間で繊維品サンプル30の端部が挟持されるようにな
っている。したがって、図2(a)に示すように、片方
のサンプル固定具8で繊維品サンプル30の片端部を挟
持し、他方のサンプル固定具8で上記繊維品サンプル3
0の他端部を挟持することにより、繊維品サンプル30
を、容器本体2内に、上記突条7が設けられている部分
を除く内壁部分に沿わせた状態で装着固定することがで
きるようになっている。
【0015】上記容器1は、例えば、図5およびそのC
矢視図である図6に示すような加熱槽12内に、水平姿
勢に倒した状態で組み込まれ、所定温度に加熱された状
態で、回転が与えられるようになっている。
【0016】すなわち、上記加熱槽12には、開閉式の
蓋部13の内側に、所定間隔で遠赤外線ヒータ14が並
んでおり、加熱槽12内を所定温度に昇温させることが
できるようになっている。そして、加熱槽12の内側に
は、水平姿勢の容器1を、左右に複数個(図では7個)
並べて保持できるようになっており、各容器1が、モー
タ15の回転駆動を受けて、図示のような歯車16〜2
0およびタイミングベルト21,22の組み合わせを介
して、一斉に回転するようになっている。
【0017】上記容器1および加熱槽12を組み合わせ
てなる低浴比処理試験装置を用いて繊維品サンプル30
の処理を行うと、処理液がごく少量であっても、容器1
の回転に伴い処理液が遠心力で容器1の内壁に沿って均
一に広がって分布し、同じく容器1の内壁に沿って装着
され遠心力で内壁に張りついた状態となる繊維品サンプ
ル30と充分に接触する。そして、その状態で回転速度
が周期的に変化すると、その変化に応じて上記処理液が
移動し、その際、内壁の一個所に設けられた突条7が、
図2(b)に示すように、処理液に対して堰の役割を果
たし、これを乗り越えた処理液が、矢印Pで示すよう
に、急激に繊維品サンプル30と衝突して優れた攪拌作
用を発揮するため、これが繰り返されることにより、処
理液が少量であっても均一処理がなされる。したがっ
て、この装置によれば、従来、実現が困難であった1:
3以下の超低浴比処理をも実現することができる。
【0018】なお、上記の例において、容器1に与える
回転速度は、繊維品サンプル30の種類や処理内容に応
じて適宜に設定されるが、必ず、周期的に速度変化が与
えられるようになっていなければならない。すなわち、
速度変化に伴い、処理液が周方向に移動し、前述のよう
な、突条7による攪拌効果が発揮されるからである。
【0019】上記速度変化を周期的に与える手段として
は、一方向への回転であって、低速回転と高速回転とを
周期的に繰り返すことが好適である。上記低速回転は、
通常100rpm以下、なかでも60rpm前後に設定
することが好適であり、上記高速回転は、通常500r
pm以上、なかでも2000rpm前後に設定すること
が好適である。そして、低速回転と高速回転の切替周期
は、30〜120秒程度に設定することが好適である。
【0020】また、高速回転と低速回転とを周期的に繰
り返すのではなく、一方向への回転(オン)と停止(オ
フ)とを周期的に繰り返すようにしても同様の効果が得
られる。この場合にも、周期的に、回転速度が変化し、
上記突条7による攪拌効果が発揮されるからである。こ
のとき、その回転速度は、500rpm以上、なかでも
1000〜2000rpmに設定することが好適であ
る。そして、そのオン−オフの切替周期は、上記と同
様、30〜120秒程度に設定することが好適である。
【0021】また、同様の趣旨から、回転方向を周期的
に変えて、正転−逆転を繰り返すようにしても優れた攪
拌効果が得られる。このとき、その回転速度は、上記と
同様、500rpm以上、なかでも1000〜2000
rpmに設定することが好適であり、その切替周期は、
上記と同様、30〜120秒程度に設定することが好適
である。
【0022】さらに、上記突条7の大きさは、回転速度
変化時における処理液攪拌効果の点から、その突出高さ
を、5mm以上で容器1の内径の30%以下に設定する
ことが好適である。また、同様の趣旨から、その突出幅
を、3mm以上で容器1の内周長の20%以下に設定す
ることが好適である。
【0023】なお、上記の例では、容器本体2と蓋体3
に軸5を突設し歯車6を取り付け、この歯車6に回転駆
動を与えるようにしているが、回転駆動機構は、必ずし
も上記のようにする必要はなく、公知の各種機構を用い
ることができる。例えば、蓋体3の方には軸5および歯
車6を設けず、片側のみに回転駆動を与え、容器本体2
の側面を、ガイドローラで回転自在に支受するようにし
ても差し支えはない。また、容器本体2の外周に直接ギ
ヤ歯を形成して、これに回転駆動を与えるようにしても
よいし、あるいは加熱槽12の内側に、回転駆動軸を突
出させ、この軸に、容器本体2か蓋体3の一個所を嵌合
させた状態で装着し、軸と容器1とを一体的に回転させ
るようにしてもよい。
【0024】また、繊維品サンプル30を固定するため
のサンプル固定具8も、上記の例に限らず、適宜に設定
することができる。例えば、図7に示すように、繊維品
サンプル30の両端部をミシンで筒状に縫合し、その筒
状部分に、丸棒状のガイドバー31を挿入して取り付け
る。そして、図8に示すように、突条7の両端部に取り
付けられたフック形状のガイドバー固定具32の内側
に、繊維品サンプル30からはみ出したガイドバー31
の両端部を差し込んで、この部分に嵌合保持させること
により、繊維品サンプル30を容器1内に固定すること
ができる。
【0025】あるいは、より簡易的に、突条7の両側に
鉤状の針を軸方向に平行に並べて設け、この針に、繊維
品サンプル30の両端部を引っ掛けて固定するようにし
てもよい。
【0026】そして、突条7も、上記の例では一個しか
設けられていないが、2個以上を、周方向に適宜の間隔
で設けるようにしても差し支えはない。この場合、繊維
品サンプル30は、突条7と突条7の間に、適宜のサン
プル固定具8を用いて固定される。
【0027】なお、上記繊維品サンプル30としては、
布帛,糸,不織布等、各種のものを用いることができ
る。ただし、サンプル固定具8を用いて固定することが
できるものでなくてはならない。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、繊維品
サンプルと接触させる処理液がごく少量であっても、容
器の回転に伴い処理液が遠心力で容器の内壁に沿って均
一に広がって分布し、繊維品サンプルと処理液とが充分
に接触する。そして、単に接触するだけでなく、その状
態で回転速度が周期的に変化すると、その変化に応じて
上記処理液が移動し、その際、内壁の一個所に設けられ
た突条が、処理液に対して堰の役割を果たし、これを乗
り越えた処理液が、急激に繊維品サンプルと衝突して優
れた攪拌作用を発揮するため、これが繰り返されること
により、処理液が少量であっても均一処理がなされる。
したがって、この装置によれば、従来、実現が困難であ
った1:3以下の超低浴比処理を実現することができ、
前述の気流式処理装置等を用いて超低浴比処理を行う
際、それに先立つ処理試験を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる容器を示す縦断面図
である。
【図2】(a)は図1のA−A′断面図、(b)はその
動作説明図である。
【図3】上記実施例に用いるサンプル固定具を示す側面
図である。
【図4】図3のB矢視図である。
【図5】上記容器を加熱槽に組み込んだ状態を示す部分
縦断面図である。
【図6】図5のC矢視図である。
【図7】サンプル固定具の他の例を用いた繊維品サンプ
ルの固定方法の説明図である。
【図8】上記サンプル固定具の他の例を用いて繊維品サ
ンプルを固定した状態を示す部分的な拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 容器 2 容器本体 3 蓋体 5 軸 6 歯車 7 突条 8 サンプル固定具

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維品サンプルに対し、浴比1:6以下
    の低浴比で処理試験を行う方法であって、内壁の少なく
    とも一個所に、容器の軸方向に平行に延びる突条が設け
    られた円筒状の容器を用い、上記容器内に、繊維品サン
    プルを、上記突条が設けられている部分を除く内壁部分
    に沿わせた状態で装着し、少量の処理液を投入して密閉
    したのち、上記容器を水平姿勢に倒した状態で、これに
    対し周期的な速度変化を伴う回転を与え、上記内壁に設
    けられた突条と処理液とを繰り返し衝突させることによ
    り、少量の処理液で繊維品サンプルを浸漬して処理を行
    うようにしたことを特徴とする低浴比処理試験方法。
  2. 【請求項2】 上記容器に与える回転が、一方向への回
    転であって、100rpm以下の低速回転と、500r
    pm以上の高速回転とを、30〜120秒の周期で繰り
    返すよう設定される請求項1記載の低浴比処理試験方
    法。
  3. 【請求項3】 上記容器に与える回転が、一方向への回
    転であって、500rpm以上の回転と、停止とを、3
    0〜120秒の周期で繰り返すよう設定される請求項1
    記載の低浴比処理試験方法。
  4. 【請求項4】 上記容器に与える回転が、500rpm
    以上の正転と、正転の回転速度と同一速度の逆転とを、
    30〜120秒の周期で繰り返すよう設定される請求項
    1または2記載の低浴比処理試験方法。
  5. 【請求項5】 繊維品サンプルに対し、浴比1:6以下
    の低浴比で処理試験を行う装置であって、密閉可能な円
    筒状の容器と、上記容器を水平姿勢に倒した状態で、こ
    れに対し周期的な速度変化を伴う回転を与える回転駆動
    手段とを備え、上記容器の内壁の少なくとも一個所に、
    容器の軸方向に平行に延びる突条が設けられているとと
    もに、繊維品サンプルを、上記突条が設けられている部
    分を除く内壁部分に沿わせた状態で固定するサンプル固
    定手段が設けられていることを特徴とする低浴比処理試
    験装置。
  6. 【請求項6】 上記容器の内壁に設けられた突条の突出
    高さが、5mm以上であって容器内径の30%以下に設
    定されている請求項5記載の低浴比処理試験装置。
  7. 【請求項7】 上記容器の内壁に設けられた突条の突出
    幅が、3mm以上であって容器内周長の20%以下に設
    定されている請求項5または6記載の低浴比処理試験装
    置。
  8. 【請求項8】 上記サンプル固定手段が、繊維品サンプ
    ルの両端部を、それぞれ挟持して突条近傍の容器内壁に
    固定するものである請求項5〜7のいずれか一項に記載
    の低浴比処理試験装置。
  9. 【請求項9】 上記サンプル固定手段が、繊維品サンプ
    ルの両端部に取り付けられる棒状体と、突条両端部に取
    り付けられた上記棒状体保持手段とを組み合わせてなる
    ものである請求項5〜7のいずれか一項に記載の低浴比
    処理試験装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100390474B1 (ko) * 2001-02-05 2003-07-12 주식회사 우성염직 자동염색 시험기
EP1270790A3 (en) * 2001-06-21 2004-08-18 Hsu Min-Chung Test tumbler in a color test machine
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JPH06184918A (ja) * 1992-12-15 1994-07-05 Maniatsuku:Kk 布帛の染色方法及びそれに用いる染色機

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