JPH10182974A - 高い充填剤含量を有するシリコーンポリマー−固体予備混合物の製造法 - Google Patents

高い充填剤含量を有するシリコーンポリマー−固体予備混合物の製造法

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JPH10182974A
JPH10182974A JP9349509A JP34950997A JPH10182974A JP H10182974 A JPH10182974 A JP H10182974A JP 9349509 A JP9349509 A JP 9349509A JP 34950997 A JP34950997 A JP 34950997A JP H10182974 A JPH10182974 A JP H10182974A
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シェーリー ペーター
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Harald Schickmann
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコーンゴムの製造に使用され、高い伸長
性および低いショアーA硬度を有し、かつ高い充填剤含
量を有するシリコーンポリマー−固体予備混合物の製造
法。 【解決手段】 ポリオルガノシロキサン(a)と加水分
解基を全く有しない易揮発性の低分子量有機ケイ素化合
物(b)との混合物(A)中に固体(B)を練り込み、
化合物(b)を除去し、次にこのシリコーンポリマー−
固体混合物に機械的応力を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコーンゴムの
製造に使用される、高い充填剤含量を有するシリコーン
ポリマー−固体予備混合物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】液体中に固体を分布させる方法は公知で
ある。通常、固体は、多少速い速度で回転する混合機関
を用いて液体中に練り込まれ、この結果、固体は完全に
湿潤されている。次に、生じる湿潤した固体と液体との
混合物は、混合室内で長時間たっぷりと機械的応力が加
えられ、液体中の固体のできるだけ均一な分布が達成さ
れる。
【0003】この機械的応力を強めるために、最初に部
分量の液体中に全量の固体を練り込むという方法(マス
ターバッチ処理、デグッサ(Degussa)社、“Schriftenre
ihePigmente” [Pigments Publication Series]、第63
号、1995年参照)がしばしば行われる。より高い固体含
量によって達成されることができる固体−液体混合物の
より高い粘稠度の結果として、混練エネルギーおよび/
または剪断エネルギーは、混合機関によってかなり有効
に導入される。それというのも、混合エネルギーの導入
は、混合機関の近くで混合されるべき製品の領域により
いっそう大きな影響を及ぼすからである。固体と部分量
の液体の混合物に対して機械的応力を加えた後に、この
混合物は別の液体で再希釈される。
【0004】マスターバッチ処理により多量の固体を液
体中に練り込むことには、問題が存在する。この場合
に、該処理が開放形混合装置、例えば二軸混練機もしく
は溶解機または密閉形ミキサー、例えば密閉式ミキサー
もしくは圧縮ミキサーまたは連続ミキサー、例えば二軸
スクリュー押出機で実施される場合には無関係である。
あまりに多い固体が添加される場合には、圧縮混合物は
崩壊し、それゆえ後加工されることができず、特に半活
性または活性固体との混合物の場合には、脆化して粉砕
が起こる。
【0005】有機ポリマー中へのレオロジー助剤(rheol
ogy auxiliaries)としての高分散ケイ酸の分布は、ワッ
カーヒェミー社(Wacker-Chemie GmbH)によるパンフレッ
ト(“HDK Das Verdickungsmittel” [HDK The Thicken
er]、1985年)に記載されているが、しかし、この場合
に要求される完成した処方物中のケイ酸含量は、相対的
に低い。
【0006】シリコーンゴム混合物の製造中に、架橋エ
ラストマーの機械的強度を改善するには、シリコーンポ
リマー中に多量の、主として活性固体、例えば高分散ケ
イ酸、沈降白亜もしくは天然に産出する白亜または高分
散金属酸化物、例えば酸化アルミニウムもしくは二酸化
チタンを練り込むことが必要である。
【0007】練り込み助剤(incorporation auxiliarie
s)の添加により固体の練り込みを促進することは公知で
ある。このために、ケイ酸充填剤を含有するシリコーン
ゴム混合物の製造には、例えば、ケイ酸表面に関して反
応性であるシランモノマーまたはシランオリゴマー、例
えばヘキサメチルジシラザンまたはヒドロキシル末端基
を有する短鎖のポリジメチルシロキサンが助剤として練
り込まれ、同時にケイ酸表面は疎水化され、即ち化学的
処理にかけられる(NOLL、“Chemie und Technologie d
er Silicone”[Chemistry and technology of the sili
cones]、346頁、1968年)。ケイ酸とヘキサメチルジシ
ラザンとの原位置での疎水化処理は、室温で架橋し、か
つケイ酸充填剤を含有する2成分系シリコーンゴムの製
造に長期にわたり使用されてきた(例えばドイツ連邦共
和国特許2433697号明細書参照)。これら公知の
助剤の使用およびいわゆるマスターバッチ処理の使用に
もかかわらず、今までに公知の処理には、混合物中のケ
イ酸の割合の増大、それゆえ混合されるべき製品に対す
る応力の強さの増大に対して制限が課されている。他の
固体が使用される場合には、分散助剤を使用することが
できる。この場合に、相対的に少量だけが使用され、分
散助剤は原則として製品中に残留する。しかしながら、
また、この場合に、化合物中の固体の割合の増大に対し
て制限が課される。
【0008】ドイツ連邦共和国特許第2535334号
明細書には、ポリシロキサン中に高分散充填剤を均一に
分布させる方法が記載されている。該方法では、固体
は、ポリマー中への混合中に原位置で疎水化され、次に
この混合物は機械的処理にかけられる。約25重量%の
ケイ酸の割合が達成される。
【0009】ポリマーおよび充填剤を含有する押出可能
な材料は、ドイツ連邦共和国特許第4442871号明
細書に記載されている。この場合には、33重量%〜約
65重量%までの固体は、相対的に高剪断作用の条件下
でポリマーと組合わされ、次に高剪断力を保持しながら
この成分は混合される。該方法では、充填剤のポリマー
中への混合中に、既に高剪断作用を使用することが必要
であり、それゆえ適当な混合装置を使用することが必要
である。このことは、かろうじて技術的にのみ実現され
うる。それというのも、高剪断力は、この時点では依然
として相対的に希薄な液体である混合物中への練り込み
中に、既に導入されていなければならないからである。
エネルギーのより有効な導入は、より高い充填剤含量を
有する混合物中でのみ可能である。
【0010】簡単な混合装置で、著しく高い充填剤含量
を有するシリコーンポリマー−固体予備混合物の製造に
ついて記載されている方法は、全く公知でない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シリコーン
ポリマー−固体予備混合物中の固体の割合を増大させる
という目的を基礎としている。高い充填剤含量を有する
予備混合物を使用することで、例えば硬化エラストマー
のより高い伸長性およびより低いショアーA硬度のよう
な、非架橋混合物の流動性および著しく良好な機械的性
質を改善することにより区別されるシリコーンゴム混合
物を製造することができる。
【0012】本発明は、シリコーンポリマー−固体予備
混合物中の固体の割合を増大させ、かつ非架橋混合物の
流動学的性質およびエラストマーの特性値の双方を改善
することを目的に、有利に線状ポリオルガノシロキサン
中の固体の関連したよりいっそう良好な分布を増大させ
る方法に関する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、固体の
割合は、まず加水分解基を全く含有しない易揮発性のシ
ロキサンが、ポリオルガノシロキサン中への固体の練り
込みのために混合され、次に真空および/または高めら
れた温度により再除去される方法によって増大する。こ
の結果、混合物が崩壊することなく、今までに公知の方
法によって達成されうる充填剤−ポリマー混合物中の最
大の割合をはるかに越える、シリコーンポリマー予備混
合物中の固体の割合を増大させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明によれば、(a)オルガノ
基の5モル%までが架橋性基である、少なくとも1つの
線状ポリオルガノシロキサンおよび/または分枝鎖状ポ
リオルガノシロキサン100重量部と(b)加水分解基
を全く含有しない少なくとも1つの易揮発性の低分子量
有機ケイ素化合物5〜200重量部、有利に20〜10
0重量部との混合物(A)中に、固体(B)100〜5
00重量部、有利に150〜300重量部を練り込み、
次に化合物(b)を除去し、高い充填剤含量を有するこ
の混合物に機械的応力を加える。
【0015】使用されるポリオルガノシロキサン(a)
は、オルガノ基の5モル%までが架橋性基であり、有利
に50個より多いSi原子を有し、かつ0.05〜10
0Pasの粘度を有する、線状ポリオルガノシロキサン
および/または分枝鎖状ポリオルガノシロキサンであ
る。架橋性基の例は、縮合−架橋系のヒドロキシル基お
よび/またはアルコキシ基、付加−架橋系のジメチルビ
ニルシロキシ末端基および/または水素末端基および/
または水素側基および/またはビニル側基または主とし
て架橋系のビニル基である。とりわけ、メチル、フェニ
ルおよび/またはトリフルオロプロピル基は、架橋作用
を有していない別の基として結合されていてよい。使用
される分枝鎖状ポリオルガノシロキサンは、二官能価お
よび一官能価のシロキシ単位に加えて、また、三官能価
および四官能価の単位を含有する液体シロキサンであ
る。三官能価および四官能価基と一官能価基との比は、
ここでは通常、ポリマーが液体であるように選択され
る。このシロキサンは、例えば、エラストマーの特定の
流動性を達成することを目的に使用される。また、異な
るポリオルガノシロキサンの混合物は使用されてよい。
【0016】加水分解基を全く有しない易揮発性の低分
子量有機ケイ素化合物(b)は、SiX[式中、Xは加
水分解可能な基、例えばヒドロキシル、アルコキシ、塩
素、オキシム、窒素または水素である]基を全く含有し
ないものである。ヘキサアルキルジシロキサン、5個ま
でのSi原子を有する別の低分子量ジアルキルシロキサ
ンおよび/またはケイ素原子3〜6個を有する1つまた
はそれ以上の環状ジアルキルシロキサンは有利に使用さ
れる。好ましくは、工業的有用性のためには、使用され
る化合物はアルキル基としてメチル基を包含する。
【0017】使用されることができる固体(B)は、シ
リコーンゴム混合物への使用が公知である全ての固体、
特に活性固体、例えば高分散ケイ酸、沈降白亜もしくは
天然に産出する白亜、珪藻土または高分散金属酸化物、
例えば酸化アルミニウムもしくは二酸化チタンである。
例えば50m/gより大きいBET表面積を有する熱
分解法(pyrogenic)ケイ酸および沈降ケイ酸は、特に好
ましい。使用される固体の表面は前処理されていてよ
い。
【0018】高分散の親水性ケイ酸が使用される場合に
は、その練り込み前または練り込み中に、混合物(A)
の全重量部の総計が100である場合に、ケイ酸の表面
処理に好適な少なくとも1つの反応性化合物(aa)
0.1〜50重量部、有利に1〜10重量部を添加する
ことは有利である。Si原子1〜2個を有する有機ケイ
素化合物、例えばシラザン、例えばヘキサメチルジシラ
ザン、またはトリアルキルシラノール、例えばトリメチ
ルシラノールは有利に使用される。シラザンが使用され
る場合には、ケイ酸に付着する水分が十分ではない場合
に水の存在下で処理するのが通例である。シラノールが
使用される場合には、シラザンまたはNH−水混合物
を添加することは好ましい。更に、10個までのSi原
子を有し、かつアルコキシ、アセトキシ、塩素および/
またはヒドロキシル基を有する短鎖のシロキサンは、反
応性化合物として使用されてよい。形成された易揮発性
化合物は、ケイ酸が練り込まれた後に、化合物(b)と
一緒に予備混合物から除去される。
【0019】混合物(A)中への固体(B)の練り込み
は、例えば、二軸混練機、圧縮ミキサー、溶解機または
他の公知の混合装置で不連続的に実施されてよい。ま
た、本発明による方法は、もちろん、連続的に操作する
混合装置、例えば二軸スクリュー押出機で実施されてよ
い。練り込みは、室温または高められた温度で、大気圧
を越える圧力で実施されてよい。
【0020】練り込み後に、化合物(B)および必要に
応じて、予備混合物中に含有されているかまたは、例え
ば疎水化中に形成された易揮発性化合物は、通常真空お
よび/または温度の増大によって予備混合物から除去さ
れる。
【0021】次に、生じた高い充填剤含量を有する混合
物には、有利に固体を混合する際と同一の混合装置で、
例えば二軸混練機で、回転する混合機関によって機械的
応力が加えられる。混合物に応力を加える時間は、数分
から数時間継続させることができ、かつ応力の強さと同
様に、所望の混合程度および固体に要求される粒径に依
存する。この場合に、増大した固体の割合は、公知方法
で可能であるよりも、予備混合物中へのエネルギーのか
なり強い導入を可能にする。この結果、ポリオルガノシ
ロキサン中の固体のかなり良好な分布は、達成されるこ
とができる。
【0022】機械的応力は、混合機関の回転速度によっ
て制御されることができ、この場合できるだけ高い回転
速度が要求される。しかしながら、また、予備混合物中
の高い固体の割合の結果として、低速で回転する混合機
関を有する混合装置に、所望の混練エネルギーおよび/
または剪断エネルギーを導入することができる。完全に
充填された(デッドスペースがない)混合室が使用され
る場合には、高い充填剤含量を有する予備混合物に対し
てこの際作用した強い機械的応力の結果として、100
nm未満、例えば50nm未満のケイ酸の平均粒径を達
成することができる。また、圧力の作用下での機械的応
力も可能である。また、加熱することのできる混合装置
の使用は、混合操作中または操作後に、混合物中に依然
として含有されている任意の易揮発性化合物を混合物か
ら除去するのに好ましい。
【0023】後の意図される使用目的に応じて、本発明
による方法で得られる高い充填剤含量を有する予備混合
物は、ポリオルガノシロキサン(a)で希釈されてもよ
いしおよび/またはシリコーンゴム予備混合物として貯
蔵されてもよいし、または必要に応じて別の常用の混合
成分、例えば架橋剤、可塑剤、触媒、定着剤、顔料、補
強作用を有する化合物、例えばMQシリコーン樹脂、お
よび別の活性または不活性充填剤の添加後に、容易に硬
化するエラストマーに加工されてもよい。均一で貯蔵安
定性の混合物を達成するためには、希釈は、有利に10
0℃を越える温度で実施される。
【0024】本発明により製造される予備混合物から生
じるシリコーンゴム混合物は、この混合物が例外的に貯
蔵安定性を有し、即ち数カ月に亘ってでさえ、その粘度
を維持し、かつ良好な流動性を有している高い充填剤含
量を有する混合物として製造されることができるという
常用の混合物を越える大きな利点を有する。更に、この
混合物は、エラストマーの良好な機械的特性値を維持し
ながら、常法で製造された混合物よりもかなり低粘度で
ある。
【0025】本発明によって製造されたシリコーンポリ
マー−固体予備混合物は、例えば、型押用(impression)
組成物および埋封組成物として良好な流動性を有するシ
リコーンゴム混合物に使用されてもよいし、白亜が使用
される場合には、封止用組成物の製造のための固体とし
て、良好な流動性を有するシリコーンゴム混合物に使用
されてもよい。
【0026】
【実施例】全粘度データは、25℃を基礎としている。
【0027】例1 前処理されておらずかつ表面積200m/gを有する
熱分解法ケイ酸90gを、容量0.5 lの二軸混練機
中で、ヒドロキシル末端基を有しかつ粘度5Pasを有
するポリジメチルシロキサン120g、ヘキサメチルジ
シロキサン15g、ヘキサメチルジシラザン24gおよ
び水6gの混合物中に練り込んだ。この混合物を130
℃で1時間混練した。次にこの混合物を真空下で160
℃まで加熱し、ヘキサメチルジシロキサンおよび形成さ
れた易揮発性化合物を除去した。こうして得られた高い
充填剤含量を有するシリコーンゴム予備混合物を、13
0〜160℃の温度で更に1時間混練した。次にこの混
合物をヒドロキシル末端基を有するポリジメチルシロキ
サン120gおよびトリメチルシロキシ末端基を有しか
つ粘度0.1Pasを有するポリジメチルシロキサン6
0gで再希釈した。生じた混合物の粘度は34Pasで
あった。
【0028】得られた混合物100gを、テトラエトキ
シシラン60重量部、メチルトリエトキシシラン35重
量部およびジブチル錫ジラウレート5重量部からなる架
橋剤液5gで室温で7日間硬化させた。この硬化エラス
トマーは、ショアーA硬度31および引裂抵抗(tear pr
opagation resistance)25N/mmを有していた。
【0029】例2 例1を繰返したが、この場合には、ケイ酸を、ヒドロキ
シル末端基を有しかつ粘度5Pasを有するポリジメチ
ルシロキサン90g、ヘキサメチルジシロキサン45
g、ヘキサメチルジシラザン24gおよび水6gの混合
物中に練り込んだ。希釈された混合物の粘度は、27P
asであった。
【0030】架橋剤液で硬化された材料は、ショアーA
硬度28および引裂抵抗24N/mmを有していた。
【0031】例3(比較例) 例1を繰返したが、この場合には、ケイ酸を、ヒドロキ
シル末端基を有しかつ粘度5Pasを有するポリジメチ
ルシロキサン135g、ヘキサメチルジシラザン24g
および水6gの混合物中に練り込んだ。ヘキサメチルジ
シロキサンは全く使用しなかった。希釈された混合物の
粘度は59Pasであった。
【0032】架橋剤液で硬化された材料は、ショアーA
硬度29および引裂抵抗25N/mmを有していた。
【0033】比較例は、例1および2と同一の組成を有
する混合物が、同一の高い引裂抵抗を有しながら、後の
使用にとって望ましくない、かなり高い粘度を有するこ
とを示している。
【0034】例4 例1を繰返したが、この場合には、表面積300m
gを有するケイ酸を、ジメチルビニルシロキシ末端基を
有しかつ粘度6Pasを有するポリジメチルシロキサン
65g、ヘキサメチルジシロキサン45g、ヘキサメチ
ルジシラザン28.5g、ジビニルテトラメチルジシラ
ザン1.5gおよび水7.5gの混合物中に練り込み、
この混合物を130℃で1時間混練した。生じた混合物
をジメチルビニルシロキシ末端基を有しかつ粘度6Pa
sを有するポリジメチルシロキサン145gで希釈し
た。生じた混合物の粘度は172Pasであった。
【0035】この混合物90gを、ジメチルビニルシロ
キシ末端基を有しかつ粘度6Pasを有するポリジメチ
ルシロキサン6.9g、1%の濃度のPt触媒0.3g
およびジメチル水素シロキシ末端基を有しかつ4.0ミ
リモル/gのH−Si含量を有するポリジメチルシロキ
サン2.8gからなる架橋剤成分で、150℃で30分
間硬化させた。
【0036】硬化材料は、ショアーA硬度28および引
裂抵抗30N/mmを有していた。
【0037】例5(比較例) 例4を繰返したが、この場合には、ヘキサメチルジシロ
キサンを全く練り込まなかった。希釈された混合物の粘
度は272Pasであった。
【0038】例4による架橋剤成分で硬化された材料
は、ショアーA硬度29および引裂抵抗30N/mmを
有していた。
【0039】ヘキサメチルジシラザンが添加されていな
い比較例は、例4と同一の組成を有する完成した混合物
が、同一の高い硬度および引裂き抵抗を有しながら、後
の使用にとって望ましくない、かなり高い粘度を有する
ことを示している。
【0040】例6 例4を繰返したが、この場合には、ケイ酸を、ジメチル
ビニルシロキシ末端基を有しかつ粘度60Pasを有す
るポリジメチルシロキサン65g、オクタメチルシクロ
テトラシロキサン45g、ヘキサメチルジシラザン2
8.5g、ジビニルテトラメチルジシラザン1.5gお
よび水7.5gの混合物中に練り込んだ。
【0041】再希釈を、ジメチルビニルシロキシ末端基
を有しかつ粘度60Pasを有するポリジメチルシロキ
サン295gで実施した。生じた混合物の粘度は239
Pasであった。
【0042】この混合物90gを、ジメチルビニルシロ
キシ末端基を有しかつ粘度6Pasを有するポリジメチ
ルシロキサン8.3g、1%の濃度のPt触媒0.3g
およびジメチル水素シロキシ末端基を有しかつ7.0ミ
リモル/gのH−Si含量を有するポリジメチルシロキ
サン1gからなる架橋剤成分で、150℃で30分間硬
化させた。硬化材料はショアーA硬度30および引裂抵
抗20N/mmを有していた。
【0043】例7 例1を繰返したが、この場合には、生じた高い充填剤含
量を有するシリコーンゴム予備混合物に、デッドスペー
スの全くない実験室用圧縮ミキサー中で、混合機関の回
転速度10ms−1で、9バールの圧力下および120
℃の温度で、120分間強い機械的応力を加えた。更に
希釈する前に、平均粒径40nmは、透過型電子顕微鏡
によって測定された。希釈された混合物の粘度は28P
asであった。
【0044】例8 例1を繰返したが、この場合には、機械的応力への暴露
後に、高い充填剤含量を有する混合物を120℃の温度
で希釈した。生じた混合物の粘度は32Pasであっ
た。
【0045】例9 ステアリン酸で処理されており、かつ表面積4m/g
を有する沈降白亜270gを、容量0.5 lの二軸混
練機で、ヒドロキシル末端基を有しかつ粘度30Pas
を有するポリジメチルシロキサン90g、ヒドロキシル
末端基を有しかつ粘度0.05Pasを有するポリジメ
チルシロキサン6g、トリメチルシロキシ末端基を有し
かつ粘度0.1Pasを有するポリジメチルシロキサン
30gおよびヘキサメチルジシロキサン60gの混合物
中に練り込んだ。この混合物を一定に混練しながら真空
下で110℃まで加熱し、非反応性ヘキサメチルジシロ
キサンを混合物から除去した。こうして得られた高い充
填剤含量を有するシリコーンゴム予備混合物を、次に8
0℃で1時間混練した。機械的応力への暴露後に、この
混合物を、ヒドロキシル末端基を有しかつ粘度30Pa
sを有するポリジメチルシロキサンの別の180gで再
希釈した。希釈された混合物の粘度は129Pasであ
った。
【0046】生じた混合物100gをメチルトリメトキ
シシランの部分水解物20重量部、プロピルトリエトキ
シシラン10重量部、アミノプロピルトリエトキシシラ
ンとグリシドキシトリメトキシシランの定着剤組合せ物
55重量部、カーボンブラック10重量部およびジブチ
ル錫ジラウレート5重量部からなる架橋剤液10gで室
温で7日間硬化させた。硬化材料はショアーA硬度52
を有していた。この材料から製造されたガラス試験片
は、破断時の伸び120%および引張強さ1.0MPa
を有していた。
【0047】例10 例9を繰返したが、この場合には、ステアリン酸で処理
されておりかつ表面積4m/gを有する沈降白亜27
0gを、ヒドロキシル末端基を有しかつ粘度30Pas
を有するポリジメチルシロキサン60g、ヒドロキシル
末端基を有しかつ粘度0.05Pasを有するポリジメ
チルシロキサン6g、トリメチルシロキシ末端基を有し
かつ粘度0.1Pasを有するポリジメチルシロキサン
30gおよびヘキサメチルジシロキサン90gの混合物
中に練り込んだ。機械的応力の暴露後に、この混合物を
ヒドロキシル末端基を有しかつ粘度30Pasを有する
ポリジメチルシロキサンの別の210gで再希釈した。
生じた混合物の粘度は124Pasであった。
【0048】完成した混合物100gを架橋剤液10g
で、室温で7日間硬化させた。硬化材料はショアーA硬
度50を有していた。ガラス試験片に関して破断時の伸
び150%および引張強さ1.1MPaが測定された。
【0049】例11(比較例) 例9を繰返したが、この場合には、ステアリン酸で処理
されておりかつ表面積4m/gを有する沈降白亜27
0gを、ヒドロキシル末端基を有しかつ粘度30Pas
を有するポリジメチルシロキサン150g、ヒドロキシ
ル末端基を有しかつ粘度0.05Pasを有するポリジ
メチルシロキサン6gおよびトリメチルシロキシ末端基
を有しかつ粘度0.1Pasを有するポリジメチルシロ
キサン30gの混合物中に練り込んだ。80℃で1時間
の混練後、生じた混合物をヒドロキシル末端基を有しか
つ粘度30Pasを有するポリジメチルシロキサンの別
の210gで再希釈した。生じた混合物の粘度は182
Pasであった。
【0050】完成した混合物100gを架橋剤液10g
で、室温で7日間硬化させた。硬化材料はショアーA硬
度56を有していた。ガラス試験片に関して破断時の伸
び110%および引張強さ0.9MPaが測定された。
【0051】比較例11は、例4および例5と同一の組
成を有する混合物が、後の使用に望ましくない、高い粘
度を有していることを示している。この比較例で製造さ
れたガラス試験片は、十分に高い引張強さおよび破断時
の伸びが達成されていない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハラルト シックマン ドイツ連邦共和国 マイセン オーバーシ ュパーラー シュトラーセ 6

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高い充填剤含量を有するシリコーンポリ
    マー−固体予備混合物の製造法において、(a)オルガ
    ノ基の5モル%までが架橋性基である、少なくとも1つ
    の線状ポリオルガノシロキサンおよび/または分枝鎖状
    ポリオルガノシロキサン100重量部と(b)加水分解
    基を全く有しない少なくとも1つの易揮発性の低分子量
    有機ケイ素化合物5〜200重量部との混合物(A)中
    に、固体(B)100〜500重量部を練り込み、化合
    物(b)を除去し、次にこのシリコーンポリマー−固体
    混合物に機械的応力を加えることを特徴とする、高い充
    填剤含量を有するシリコーンポリマー−固体予備混合物
    の製造法。
  2. 【請求項2】 ポリオルガノシロキサン(a)が少なく
    とも1000の分子量を有する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ポリオルガノシロキサン(a)がジメチ
    ルヒドロキシシロキシ末端基、トリメチルシロキシ末端
    基および/またはジメチルビニルシロキシ末端基を含有
    する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 加水分解基を全く有しない易揮発性の低
    分子量有機ケイ素化合物(b)は、ヘキサアルキルジシ
    ロキサンおよび/またはオクタアルキルトリシロキサン
    である、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 加水分解基を全く有しない易揮発性の低
    分子量有機ケイ素化合物(b)は、ケイ素原子3〜6個
    を有する1つまたはそれ以上の環状ジアルキルシロキサ
    ンである、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 沈降白亜および/または天然に産出する
    白亜を、固体(B)として使用する、請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 高分散ケイ酸を、固体(B)として使用
    する、請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 (aa)オルガノ基の5モル%までが架
    橋性基である、少なくとも1つの線状ポリオルガノシロ
    キサンおよび/または分枝鎖状ポリオルガノシロキサン
    50〜99.9重量部と(ab)ケイ酸の表面処理に好
    適な、少なくとも1つの反応性化合物0.1〜50重量
    部と(b)加水分解基を全く含有しない、少なくとも1
    つの易揮発性の低分子有機ケイ素化合物5〜200重量
    部との混合物(A)中に、高分散ケイ酸(B)100〜
    500重量部を練り込み、化合物(b)と混合物中に含
    有されているかまたは形成される別の易揮発性の成分を
    除去し、次にこのシリコーンポリマー−固体混合物を機
    械的応力に加える、請求項1から7までのいずれか1項
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 ジシラザンまたはトリアルキルシラノー
    ルを反応性化合物として添加する、請求項8記載の方
    法。
JP9349509A 1996-12-21 1997-12-18 高い充填剤含量を有するシリコーンポリマー−固体予備混合物の製造法 Pending JPH10182974A (ja)

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KR19980064322A (ko) 1998-10-07
DE19653993A1 (de) 1998-06-25
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