JPH10182987A - 摺動性樹脂組成物 - Google Patents
摺動性樹脂組成物Info
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- JPH10182987A JPH10182987A JP34949396A JP34949396A JPH10182987A JP H10182987 A JPH10182987 A JP H10182987A JP 34949396 A JP34949396 A JP 34949396A JP 34949396 A JP34949396 A JP 34949396A JP H10182987 A JPH10182987 A JP H10182987A
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- resin
- parts
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- meth
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 動摩擦係数が小さく、すべり性が良好で、し
かも透明性の良い成形品を与える摺動性樹脂組成物の提
供。 【解決手段】 この摺動性樹脂組成物は、(1)ポリス
チレン系樹脂等から選択される熱可塑性樹脂および
(2)(a)(メタ)アクリル酸エステルと(b)片末
端にラジカル重合性官能基含有有機基をもつジオルガノ
ポリシロキサン(シリコーンマクロモノマー)との共重
合体を配合してなる。
かも透明性の良い成形品を与える摺動性樹脂組成物の提
供。 【解決手段】 この摺動性樹脂組成物は、(1)ポリス
チレン系樹脂等から選択される熱可塑性樹脂および
(2)(a)(メタ)アクリル酸エステルと(b)片末
端にラジカル重合性官能基含有有機基をもつジオルガノ
ポリシロキサン(シリコーンマクロモノマー)との共重
合体を配合してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動摩擦係数が小さ
く、すべり性が良好で、かつ透明性に優れた成形品を与
える摺動性樹脂組成物に関するものである。
く、すべり性が良好で、かつ透明性に優れた成形品を与
える摺動性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリスチレン、ポリメチルメタクリレー
ト、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル樹脂、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリアセター
ル、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂は、成形性、加
工性、透明性、易着色性等に優れ、価格も安いので汎用
樹脂として大量に使用され、フィルム、シートをはじめ
とする各種成形品に加工されている。しかし、これらの
成形品はすべりが悪いため、摺動性が要求される用途に
使用した場合、不満足であったり、なお一層の向上が望
まれたりしており、その対策の一環として前記熱可塑性
樹脂に、化学的、物理的安定性にすぐれた潤滑剤かつ離
型剤であるシリコーンオイルを添加することが行われた
が、成形品表層付近のシリコーンオイルの大部分が短時
間にしみ出し、消費されてしまうため、初期においては
優れたすべり性を示すものの、長期的な摺動特性維持の
点では不充分なものであった。また、成形品表面のべと
つきもあり、商品価値を低下させるといった問題もあっ
た。この問題を解決する方法として、真球状のシリコー
ンパウダー、シリカパウダー、フッ素樹脂パウダー等を
添加する方法が提案されているが、透明性が要求される
成形品においてはシリコーンパウダー、シリカパウダー
の添加は不適当であり、またフッ素樹脂パウダーは高価
なため経済的に不利である等の欠点があった。
ト、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル樹脂、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリアセター
ル、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂は、成形性、加
工性、透明性、易着色性等に優れ、価格も安いので汎用
樹脂として大量に使用され、フィルム、シートをはじめ
とする各種成形品に加工されている。しかし、これらの
成形品はすべりが悪いため、摺動性が要求される用途に
使用した場合、不満足であったり、なお一層の向上が望
まれたりしており、その対策の一環として前記熱可塑性
樹脂に、化学的、物理的安定性にすぐれた潤滑剤かつ離
型剤であるシリコーンオイルを添加することが行われた
が、成形品表層付近のシリコーンオイルの大部分が短時
間にしみ出し、消費されてしまうため、初期においては
優れたすべり性を示すものの、長期的な摺動特性維持の
点では不充分なものであった。また、成形品表面のべと
つきもあり、商品価値を低下させるといった問題もあっ
た。この問題を解決する方法として、真球状のシリコー
ンパウダー、シリカパウダー、フッ素樹脂パウダー等を
添加する方法が提案されているが、透明性が要求される
成形品においてはシリコーンパウダー、シリカパウダー
の添加は不適当であり、またフッ素樹脂パウダーは高価
なため経済的に不利である等の欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の問題
点が解消され、動摩擦係数が小さく、すべり性が良好
で、しかも透明性の良い成形品を与える摺動性樹脂組成
物を提供しようとしてなされたものである。
点が解消され、動摩擦係数が小さく、すべり性が良好
で、しかも透明性の良い成形品を与える摺動性樹脂組成
物を提供しようとしてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するため鋭意検討の結果、(メタ)アクリル酸エ
ステルと特定のラジカル重合性シリコーンマクロモノマ
ーとの共重合体を配合すれば目的が達成されることを見
いだして本発明に到達した。すなわち、本発明の摺動性
樹脂組成物は前記の課題を解決したものであり、 (1)ポリスチレン系樹脂、ポリメタクリル系樹脂、ス
チレン−ブタジエン−アクリロニトリル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリアセタール系樹脂及びポリカーボネート系樹脂
から選択される熱可塑性樹脂 100重量部に対し、 (2)(a)(メタ)アクリル酸エステル30〜95重量%
と(b)一般式(I)
を解決するため鋭意検討の結果、(メタ)アクリル酸エ
ステルと特定のラジカル重合性シリコーンマクロモノマ
ーとの共重合体を配合すれば目的が達成されることを見
いだして本発明に到達した。すなわち、本発明の摺動性
樹脂組成物は前記の課題を解決したものであり、 (1)ポリスチレン系樹脂、ポリメタクリル系樹脂、ス
チレン−ブタジエン−アクリロニトリル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリアセタール系樹脂及びポリカーボネート系樹脂
から選択される熱可塑性樹脂 100重量部に対し、 (2)(a)(メタ)アクリル酸エステル30〜95重量%
と(b)一般式(I)
【化2】 (式中、Rは同一又は異なる炭素数1〜12の非置換又は
置換の1価炭化水素基を表し、全R中の50モル%以上が
メチル基であり、Xはラジカル重合性官能基含有有機基
を表し、nは5以上 200以下の整数を表す。)で示され
るラジカル重合性シリコーンマクロモノマー5〜70重量
%との共重合体 0.1〜10重量部を配合してなることを特
徴とするものである。
置換の1価炭化水素基を表し、全R中の50モル%以上が
メチル基であり、Xはラジカル重合性官能基含有有機基
を表し、nは5以上 200以下の整数を表す。)で示され
るラジカル重合性シリコーンマクロモノマー5〜70重量
%との共重合体 0.1〜10重量部を配合してなることを特
徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳しく説明
する。本発明の組成物を構成する(1)成分は、ポリス
チレン系樹脂、ポリメタクリル系樹脂、スチレン−ブタ
ジエン−アクリロニトリル系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアセ
タール系樹脂及びポリカーボネート系樹脂から選択され
る熱可塑性樹脂である。この熱可塑性樹脂としては公知
のものを使用することができる。また、(2)成分の共
重合体は、(a)(メタ)アクリル酸エステルと(b)
前記一般式(I)で示されるラジカル重合性シリコーン
マクロモノマーとを共重合させて得たものである。
する。本発明の組成物を構成する(1)成分は、ポリス
チレン系樹脂、ポリメタクリル系樹脂、スチレン−ブタ
ジエン−アクリロニトリル系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアセ
タール系樹脂及びポリカーボネート系樹脂から選択され
る熱可塑性樹脂である。この熱可塑性樹脂としては公知
のものを使用することができる。また、(2)成分の共
重合体は、(a)(メタ)アクリル酸エステルと(b)
前記一般式(I)で示されるラジカル重合性シリコーン
マクロモノマーとを共重合させて得たものである。
【0006】(a)成分の(メタ)アクリル酸エステル
としては、炭素数1〜18のアルコールあるいはフェノー
ル類とアクリル酸又はメタクリル酸とのエステルが好ま
しい。このような(メタ)アクリル酸エステルにはメチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリ
レート類、メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブト
キシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキ
ル(メタ)アクリレート類、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート等が例示され、その1種のみまた
は2種以上を組み合わせて用いることができる。
としては、炭素数1〜18のアルコールあるいはフェノー
ル類とアクリル酸又はメタクリル酸とのエステルが好ま
しい。このような(メタ)アクリル酸エステルにはメチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリ
レート類、メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブト
キシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキ
ル(メタ)アクリレート類、シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル
(メタ)アクリレート等が例示され、その1種のみまた
は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0007】また、(1)成分の熱可塑性樹脂との組み
合わせにおける透明性、分散性、相溶性等をより確実に
するため、前記(メタ)アクリル酸エステルと共に、共
重合可能な単量体として例えばスチレン、α−メチルス
チレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、バーサチック酸ビニルなどを所望に応じ用いること
ができる。なお、(a)成分のみの重合体又は共重合体
について、そのガラス転移温度(Tg)が70℃以上にな
るように設定しておくと、後記のように重合後のエマル
ジョンあるいは重合後の溶液をスプレードライヤーで乾
燥した時、微粒子同士の癒着による粗粒子ができにく
く、更にスプレードライヤーの器壁への付着が少ないの
で特に好ましい。
合わせにおける透明性、分散性、相溶性等をより確実に
するため、前記(メタ)アクリル酸エステルと共に、共
重合可能な単量体として例えばスチレン、α−メチルス
チレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、バーサチック酸ビニルなどを所望に応じ用いること
ができる。なお、(a)成分のみの重合体又は共重合体
について、そのガラス転移温度(Tg)が70℃以上にな
るように設定しておくと、後記のように重合後のエマル
ジョンあるいは重合後の溶液をスプレードライヤーで乾
燥した時、微粒子同士の癒着による粗粒子ができにく
く、更にスプレードライヤーの器壁への付着が少ないの
で特に好ましい。
【0008】(b)成分の前記一般式(I)で示される
ラジカル重合性シリコーンマクロモノマーは、例えば、
特開昭59-78236号公報あるいは特開平6-228316号公報に
開示されている方法により製造することができる。一般
式(I)中のRは同一又は異なる炭素数1〜12の非置換
又は置換の1価炭化水素基であり、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等のアルキ
ル基、フェニル基、トリル基、ナフチル基等のアリール
基、α−フェネチル基、ベンジル基等のアラルキル基、
これらの基の炭素原子に結合した水素原子がハロゲン原
子等で置換された基などが例示され、工業的にはメチル
基、ブチル基、フェニル基が好ましく、すべり性や耐ブ
ロッキング性等の特性付与面から全R中の50モル%以上
がメチル基とされる。好ましくはメチル基が70モル%以
上である。
ラジカル重合性シリコーンマクロモノマーは、例えば、
特開昭59-78236号公報あるいは特開平6-228316号公報に
開示されている方法により製造することができる。一般
式(I)中のRは同一又は異なる炭素数1〜12の非置換
又は置換の1価炭化水素基であり、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等のアルキ
ル基、フェニル基、トリル基、ナフチル基等のアリール
基、α−フェネチル基、ベンジル基等のアラルキル基、
これらの基の炭素原子に結合した水素原子がハロゲン原
子等で置換された基などが例示され、工業的にはメチル
基、ブチル基、フェニル基が好ましく、すべり性や耐ブ
ロッキング性等の特性付与面から全R中の50モル%以上
がメチル基とされる。好ましくはメチル基が70モル%以
上である。
【0009】Xとしては例えば、
【化3】 が挙げられ、式中のR1は水素原子またはメチル基、R2は
ヘテロ原子を含み得る炭素数3〜20の二価の有機基を表
す。R2として具体的には-(CH2)3-、-(CH2)2O(CH2)3- 、
-(CH2)2S(CH2)3- 、-(CH2)4-、-(CH2CH2O)2(CH2)3-、-C
H2CH(CH3)O(CH2)3- 、-[CH2CH(CH3)O]2(CH2)3-等が挙げ
られる。シロキサン単位のくり返し数nについては5〜
200とされるが、5未満では目的とするすべり性が発現
し難く、 200を超えると(a)成分の(メタ)アクリル
酸エステルとの共重合が困難になるためである。好まし
くはn=10〜 180の範囲である。
ヘテロ原子を含み得る炭素数3〜20の二価の有機基を表
す。R2として具体的には-(CH2)3-、-(CH2)2O(CH2)3- 、
-(CH2)2S(CH2)3- 、-(CH2)4-、-(CH2CH2O)2(CH2)3-、-C
H2CH(CH3)O(CH2)3- 、-[CH2CH(CH3)O]2(CH2)3-等が挙げ
られる。シロキサン単位のくり返し数nについては5〜
200とされるが、5未満では目的とするすべり性が発現
し難く、 200を超えると(a)成分の(メタ)アクリル
酸エステルとの共重合が困難になるためである。好まし
くはn=10〜 180の範囲である。
【0010】前記一般式(I)で示されるラジカル重合
性シリコーンマクロモノマーの具体例として下記のもの
を挙げることができるが、これらに限定されるものでは
ない。
性シリコーンマクロモノマーの具体例として下記のもの
を挙げることができるが、これらに限定されるものでは
ない。
【化4】
【0011】
【化5】
【0012】
【化6】 (C4H9- はn−ブチル基を示す)
【0013】共重合の際の、(a)成分の(メタ)アク
リル酸エステル/(b)成分の一般式(I)で示される
ラジカル重合性シリコーンマクロモノマーの仕込量比
は、重量比で(30〜95)/(5〜70)とされる(ただ
し、全量を 100とする。)。一般式(I)で示されるラ
ジカル重合性シリコーンマクロモノマーの仕込量が
(a)成分との合計中5重量%未満では目的とするすべ
り性が得られにくく、70重量%を超えると(メタ)アク
リル酸エステルとの共重合が進みにくくなる。好ましく
は7〜60重量%の範囲である。(a)及び(b)を共重
合させる方法としては、乳化重合法、懸濁重合法、溶液
重合法、塊状重合法など公知の重合法を使用することが
できるが、危険性、環境保全性及び微粒子径調節の容易
さから乳化重合法が好ましい方法である。
リル酸エステル/(b)成分の一般式(I)で示される
ラジカル重合性シリコーンマクロモノマーの仕込量比
は、重量比で(30〜95)/(5〜70)とされる(ただ
し、全量を 100とする。)。一般式(I)で示されるラ
ジカル重合性シリコーンマクロモノマーの仕込量が
(a)成分との合計中5重量%未満では目的とするすべ
り性が得られにくく、70重量%を超えると(メタ)アク
リル酸エステルとの共重合が進みにくくなる。好ましく
は7〜60重量%の範囲である。(a)及び(b)を共重
合させる方法としては、乳化重合法、懸濁重合法、溶液
重合法、塊状重合法など公知の重合法を使用することが
できるが、危険性、環境保全性及び微粒子径調節の容易
さから乳化重合法が好ましい方法である。
【0014】共重合させるための重合開始剤としては通
常のラジカル重合開始剤を用いることができ、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ラウロイ
ルパーオキサイド、2,2’−アゾビス−(2−メチル
ブチロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニト
リル、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト等の油溶性ラジカル重合開始剤、過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウム、過酸化水素水、t−ブチルハイドロ
パーオキサイド、t−ブチルパーオキシピバレート、
2,2’−アゾビス−(2−N−ベンジルアミジノ)プ
ロパン塩酸塩等の水溶性ラジカル重合開始剤などが例示
される。更に必要に応じて、酸性亜硫酸ナトリウム、ロ
ンガリット、L−アスコルビン酸等の還元剤を併用した
レドックス系も使用することができる。
常のラジカル重合開始剤を用いることができ、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ラウロイ
ルパーオキサイド、2,2’−アゾビス−(2−メチル
ブチロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニト
リル、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエー
ト等の油溶性ラジカル重合開始剤、過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウム、過酸化水素水、t−ブチルハイドロ
パーオキサイド、t−ブチルパーオキシピバレート、
2,2’−アゾビス−(2−N−ベンジルアミジノ)プ
ロパン塩酸塩等の水溶性ラジカル重合開始剤などが例示
される。更に必要に応じて、酸性亜硫酸ナトリウム、ロ
ンガリット、L−アスコルビン酸等の還元剤を併用した
レドックス系も使用することができる。
【0015】乳化重合法において使用される界面活性剤
としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の
アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンス
ルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ラウ
リル硫酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイドブロッ
ク共重合体などのノニオン性界面活性剤、アルキルトリ
メチルアンモニウムクロライド、アルキルベンジルアン
モニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩や、アル
キルアミン塩などのカチオン性界面活性剤が例示され
る。
としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の
アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンス
ルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、ラウ
リル硫酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイドブロッ
ク共重合体などのノニオン性界面活性剤、アルキルトリ
メチルアンモニウムクロライド、アルキルベンジルアン
モニウムクロライド等の第4級アンモニウム塩や、アル
キルアミン塩などのカチオン性界面活性剤が例示され
る。
【0016】さらには、特開昭54-144317 、特開昭55-1
15419 、特開昭62-34947、特開昭58-203960 、特開平4-
53802 、特開昭62-104802 、特開昭49-40388、特開昭52
-134658 、特公昭49-46291各号公報に記載されている反
応性アニオン性界面活性剤、特開昭53-126093 、特開昭
56-28208、特開平4-50204 、特開昭62-104802 、特開昭
50-98484各号公報に記載されている反応性ノニオン性界
面活性剤、第4級アンモニウム塩や第3級アミン塩とラ
ジカル重合性基とを有する反応性カチオン性界面活性剤
が例示される。また、懸濁重合法における懸濁剤として
は、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリアルキレンオキサイド、ポリアクリル酸、ポリ
アクリル酸塩等が例示される。
15419 、特開昭62-34947、特開昭58-203960 、特開平4-
53802 、特開昭62-104802 、特開昭49-40388、特開昭52
-134658 、特公昭49-46291各号公報に記載されている反
応性アニオン性界面活性剤、特開昭53-126093 、特開昭
56-28208、特開平4-50204 、特開昭62-104802 、特開昭
50-98484各号公報に記載されている反応性ノニオン性界
面活性剤、第4級アンモニウム塩や第3級アミン塩とラ
ジカル重合性基とを有する反応性カチオン性界面活性剤
が例示される。また、懸濁重合法における懸濁剤として
は、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリアルキレンオキサイド、ポリアクリル酸、ポリ
アクリル酸塩等が例示される。
【0017】重合温度は10〜 150℃、特には30〜90℃の
範囲が好ましく、この条件下であれば3〜10時間程度で
重合反応を完結させることができる。この様にして重合
された共重合体は、乳化重合法の場合は重合後のエマル
ジョンを凝析・水洗・脱水・乾燥させたり、あるいはス
プレードライヤーで直接乾燥させれば球状微粒子状とな
る。また、懸濁重合法の場合は脱水・水洗・乾燥させ、
溶液重合法の場合には貧溶剤中に析出させ濾過・乾燥、
あるいはスプレードライヤーで直接乾燥させれば球状微
粒子状となる。また、乳化重合又は懸濁重合法で予めコ
ア微粒子をつくり、この微粒子表面に一般式(I)で示
されるラジカル重合性シリコーンマクロモノマーの乳化
物を反応させ、表層のジメチルポリシロキサニル基の分
布密度を高くした微粒子を乾燥してとり出す方法なども
例示される。
範囲が好ましく、この条件下であれば3〜10時間程度で
重合反応を完結させることができる。この様にして重合
された共重合体は、乳化重合法の場合は重合後のエマル
ジョンを凝析・水洗・脱水・乾燥させたり、あるいはス
プレードライヤーで直接乾燥させれば球状微粒子状とな
る。また、懸濁重合法の場合は脱水・水洗・乾燥させ、
溶液重合法の場合には貧溶剤中に析出させ濾過・乾燥、
あるいはスプレードライヤーで直接乾燥させれば球状微
粒子状となる。また、乳化重合又は懸濁重合法で予めコ
ア微粒子をつくり、この微粒子表面に一般式(I)で示
されるラジカル重合性シリコーンマクロモノマーの乳化
物を反応させ、表層のジメチルポリシロキサニル基の分
布密度を高くした微粒子を乾燥してとり出す方法なども
例示される。
【0018】(2)成分の共重合体は、(1)成分の熱
可塑性樹脂中への分散性および効果の面から球状微粒子
状であることが好ましく、微粒子の平均粒径が 0.1〜50
μmの範囲であることが特に好ましい。平均粒径が 0.1
μm未満の微粒子では、フィルムやシートあるいはその
他の成形品にした場合に、成形品の表面から共重合体微
粒子が突出し難くなるためと考えられるが、すべり性が
不十分となる。また、平均粒径が50μmを超えると、フ
ィルム状に成形した際に透明性が著しく損なわれるよう
になるので好ましくない。(2)成分の共重合体は
(1)成分の熱可塑性樹脂 100重量部に対し 0.1〜10重
量部、好ましくは 0.2〜7重量部添加され、均一に分散
される。この配合量で、すべり性、摺動性等が著しく向
上する。共重合体微粒子配合量が 0.1重量部未満ではす
べり特性が不十分であり、10重量部程度までの配合で摺
動特性が最も良好となり、それ以上添加しても動摩擦係
数は下がらず、また、10重量部を超えて添加することは
経済的にも不利である。
可塑性樹脂中への分散性および効果の面から球状微粒子
状であることが好ましく、微粒子の平均粒径が 0.1〜50
μmの範囲であることが特に好ましい。平均粒径が 0.1
μm未満の微粒子では、フィルムやシートあるいはその
他の成形品にした場合に、成形品の表面から共重合体微
粒子が突出し難くなるためと考えられるが、すべり性が
不十分となる。また、平均粒径が50μmを超えると、フ
ィルム状に成形した際に透明性が著しく損なわれるよう
になるので好ましくない。(2)成分の共重合体は
(1)成分の熱可塑性樹脂 100重量部に対し 0.1〜10重
量部、好ましくは 0.2〜7重量部添加され、均一に分散
される。この配合量で、すべり性、摺動性等が著しく向
上する。共重合体微粒子配合量が 0.1重量部未満ではす
べり特性が不十分であり、10重量部程度までの配合で摺
動特性が最も良好となり、それ以上添加しても動摩擦係
数は下がらず、また、10重量部を超えて添加することは
経済的にも不利である。
【0019】均一分散には公知の装置を用いることがで
き、熱可塑性樹脂を加熱溶融させた状態で共重合体微粒
子と混練すればよい。これにより本発明の摺動性樹脂組
成物が得られる。すなわち、各成分をそれぞれ所定の割
合でヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、高速ミキ
サー等の配合機によって均一に混合し、更に一軸押出
機、二軸押出機、バンバリーミキサー、加圧ニーダー、
コニーダー、ミキシングロール等の混練機を用いて均質
に混練分散させることができる。
き、熱可塑性樹脂を加熱溶融させた状態で共重合体微粒
子と混練すればよい。これにより本発明の摺動性樹脂組
成物が得られる。すなわち、各成分をそれぞれ所定の割
合でヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、高速ミキ
サー等の配合機によって均一に混合し、更に一軸押出
機、二軸押出機、バンバリーミキサー、加圧ニーダー、
コニーダー、ミキシングロール等の混練機を用いて均質
に混練分散させることができる。
【0020】なお、摺動特性を更に長時間維持させる目
的で、前記共重合体微粒子にシリコーンオイル、フッ素
系オイル等の液体潤滑剤を含浸させたものを用いること
ができ、また、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ
化ビニリデン、グラファイト等の固体潤滑剤も他の特性
が低下しない範囲で添加することができる。更に、各種
補助資材として、可塑剤、光安定剤、酸化防止剤、充填
剤、着色剤、加工性改良剤、帯電防止剤、紫外線吸収
剤、顔料等も配合することができる。
的で、前記共重合体微粒子にシリコーンオイル、フッ素
系オイル等の液体潤滑剤を含浸させたものを用いること
ができ、また、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ
化ビニリデン、グラファイト等の固体潤滑剤も他の特性
が低下しない範囲で添加することができる。更に、各種
補助資材として、可塑剤、光安定剤、酸化防止剤、充填
剤、着色剤、加工性改良剤、帯電防止剤、紫外線吸収
剤、顔料等も配合することができる。
【0021】以上に説明したようにして得られた本発明
の摺動性樹脂組成物は、常用の押出成形機、射出成形
機、カレンダー成形機などを用いて所望の形態に成形す
ることができる。またTダイ・シートフィーダー、ロー
ルシートフィーダー等によりフィルム化やシート化する
こともできるが、成形方法については特に制限されるも
のではない。得られたフィルムやシートをはじめとする
成形品は、動摩擦係数が小さく、すべり性が良好であ
り、耐ブロッキング性に優れ、撥水性が良好である。し
かも、このような特性を有する従来品は透明性が良くな
いのに対し、本発明の摺動性樹脂組成物は透明性の良い
成形品を与える。本発明の摺動性樹脂組成物はその特性
を生かし、フィルム状の各種包装材料、摺動用部材、医
療品用容器、化粧品用容器、食品用容器あるいはその他
の各種容器、電気部品、機械部品、家庭用品(例えばコ
ップ、皿)、農水産用品、建築資材、雑貨用品、玩具
(例えばプラモデル)等に成形することができる。
の摺動性樹脂組成物は、常用の押出成形機、射出成形
機、カレンダー成形機などを用いて所望の形態に成形す
ることができる。またTダイ・シートフィーダー、ロー
ルシートフィーダー等によりフィルム化やシート化する
こともできるが、成形方法については特に制限されるも
のではない。得られたフィルムやシートをはじめとする
成形品は、動摩擦係数が小さく、すべり性が良好であ
り、耐ブロッキング性に優れ、撥水性が良好である。し
かも、このような特性を有する従来品は透明性が良くな
いのに対し、本発明の摺動性樹脂組成物は透明性の良い
成形品を与える。本発明の摺動性樹脂組成物はその特性
を生かし、フィルム状の各種包装材料、摺動用部材、医
療品用容器、化粧品用容器、食品用容器あるいはその他
の各種容器、電気部品、機械部品、家庭用品(例えばコ
ップ、皿)、農水産用品、建築資材、雑貨用品、玩具
(例えばプラモデル)等に成形することができる。
【0022】
【実施例】本発明を実施例に基づき、より具体的に説明
する。なお例中の部は重量部を、%は重量%を表す。
する。なお例中の部は重量部を、%は重量%を表す。
【0023】製造例1.重合容器に脱イオン水 100部を
仕込み、窒素置換してから60℃に昇温後、メチルメタク
リレート86部、ブチルアクリレート4部、及び一般式
仕込み、窒素置換してから60℃に昇温後、メチルメタク
リレート86部、ブチルアクリレート4部、及び一般式
【化7】 で示されるシリコーンマクロモノマー10部の混合物を、
ラジカル反応性界面活性剤アクアロンHS−10 1部及
びアクアロンRN−20 3部(いずれも第一工業製薬社
製、商品名)を脱イオン水50部に溶かした水溶液中に添
加し、ホモミキサーで乳化させた単量体乳化液 154部の
内から5部を仕込み、次に重合開始剤としてt−ブチル
ハイドロパーオキサイド(純分70%) 0.3部、ロンガリ
ット0.17部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムの1
%水溶液 0.3部、及び硫酸第一鉄の1%水溶液 0.1部を
添加して重合を開始させ、30分後から残りの単量体乳化
液 149部を、器内温度を80℃に保持しながら3時間かけ
て滴下して重合させ、さらに1時間の熟成を行って反応
を完結させた。得られたエマルジョンをスプレードライ
ヤーで乾燥して平均粒子径21μmの球状共重合体微粒子
(C−1)を得た。
ラジカル反応性界面活性剤アクアロンHS−10 1部及
びアクアロンRN−20 3部(いずれも第一工業製薬社
製、商品名)を脱イオン水50部に溶かした水溶液中に添
加し、ホモミキサーで乳化させた単量体乳化液 154部の
内から5部を仕込み、次に重合開始剤としてt−ブチル
ハイドロパーオキサイド(純分70%) 0.3部、ロンガリ
ット0.17部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムの1
%水溶液 0.3部、及び硫酸第一鉄の1%水溶液 0.1部を
添加して重合を開始させ、30分後から残りの単量体乳化
液 149部を、器内温度を80℃に保持しながら3時間かけ
て滴下して重合させ、さらに1時間の熟成を行って反応
を完結させた。得られたエマルジョンをスプレードライ
ヤーで乾燥して平均粒子径21μmの球状共重合体微粒子
(C−1)を得た。
【0024】製造例2.重合容器に脱イオン水 100部を
仕込み、窒素置換してから60℃に昇温後、メチルメタク
リレート84部、n−ブチルメタクリレート10部、及び製
造例1で使用したシリコーンマクロモノマー6部の混合
物を、界面活性剤ノイゲンET−190(第一工業製薬
社製、商品名)5部を脱イオン水50部に溶かした水溶液
中に添加し、ホモミキサーで予備乳化後、高圧ホモジナ
イザーに 300kg/cm2の圧力で2回通して乳化させた単量
体乳化液 155部の内から5部を仕込み、次に重合開始剤
として過硫酸アンモニウム 0.5部を添加して重合を開始
させ、30分後から残りの単量体乳化液 150部を、器内温
度を65℃に保持しながら5時間かけて滴下して重合さ
せ、さらに70℃で1時間の熟成を行って反応を完結させ
た。得られたエマルジョンをスプレードライヤーで乾燥
して平均粒子径20μmの球状共重合体微粒子(C−2)
を得た。
仕込み、窒素置換してから60℃に昇温後、メチルメタク
リレート84部、n−ブチルメタクリレート10部、及び製
造例1で使用したシリコーンマクロモノマー6部の混合
物を、界面活性剤ノイゲンET−190(第一工業製薬
社製、商品名)5部を脱イオン水50部に溶かした水溶液
中に添加し、ホモミキサーで予備乳化後、高圧ホモジナ
イザーに 300kg/cm2の圧力で2回通して乳化させた単量
体乳化液 155部の内から5部を仕込み、次に重合開始剤
として過硫酸アンモニウム 0.5部を添加して重合を開始
させ、30分後から残りの単量体乳化液 150部を、器内温
度を65℃に保持しながら5時間かけて滴下して重合さ
せ、さらに70℃で1時間の熟成を行って反応を完結させ
た。得られたエマルジョンをスプレードライヤーで乾燥
して平均粒子径20μmの球状共重合体微粒子(C−2)
を得た。
【0025】製造例3.重合容器に脱イオン水 200部を
仕込み、ついで電化ポバールB−17R 1.4部及びB−24
W 0.6部(いずれも電気化学社製、商品名)を仕込み、
攪拌しながら加熱溶解させ、冷却後窒素置換し器内温度
を75℃に調整した。重合開始剤アゾビスイソブチロニト
リル 0.1部を添加した後、メチルメタクリレート45部、
スチレン5部、ブチルアクリレート10部、及び一般式
仕込み、ついで電化ポバールB−17R 1.4部及びB−24
W 0.6部(いずれも電気化学社製、商品名)を仕込み、
攪拌しながら加熱溶解させ、冷却後窒素置換し器内温度
を75℃に調整した。重合開始剤アゾビスイソブチロニト
リル 0.1部を添加した後、メチルメタクリレート45部、
スチレン5部、ブチルアクリレート10部、及び一般式
【化8】 で示されるシリコーンマクロモノマー40部の混合物を、
器内温度を75℃に保持しながら3時間かけて滴下して重
合させ、さらに2時間の熟成を行って反応を完結させ
た。得られた懸濁液を水洗・脱水・乾燥して平均粒子径
17μmの球状共重合体微粒子(C−3)を得た。
器内温度を75℃に保持しながら3時間かけて滴下して重
合させ、さらに2時間の熟成を行って反応を完結させ
た。得られた懸濁液を水洗・脱水・乾燥して平均粒子径
17μmの球状共重合体微粒子(C−3)を得た。
【0026】製造例4.重合容器にトルエン 100部を仕
込み、メチルメタクリレート40部、n−ブチルメタクリ
レート 2.5部、2−エチルヘキシルアクリレート 2.5
部、及び一般式
込み、メチルメタクリレート40部、n−ブチルメタクリ
レート 2.5部、2−エチルヘキシルアクリレート 2.5
部、及び一般式
【化9】 で示されるシリコーンマクロモノマー55部の単量体混合
物の内から10部を仕込み、器内温度を85℃に調整した。
重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート 2.5部を添加して重合を開始させ、30分後
から残りの単量体混合物90部を器内温度を90℃に保持し
ながら4時間かけて滴下して重合させ、さらに同温度で
2時間熟成を行って反応を完結させた。得られた溶液を
スプレードライヤーで乾燥して平均粒子径18μmの球状
共重合体微粒子(C−4)を得た。
物の内から10部を仕込み、器内温度を85℃に調整した。
重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサノエート 2.5部を添加して重合を開始させ、30分後
から残りの単量体混合物90部を器内温度を90℃に保持し
ながら4時間かけて滴下して重合させ、さらに同温度で
2時間熟成を行って反応を完結させた。得られた溶液を
スプレードライヤーで乾燥して平均粒子径18μmの球状
共重合体微粒子(C−4)を得た。
【0027】製造例5.製造例1の単量体組成、メチル
メタクリレート86部、ブチルアクリレート4部、シリコ
ーンマクロモノマー10部を、メチルメタクリレート96
部、ブチルアクリレート4部に替えた他は製造例1と同
様にして共重合を行い、得られたエマルジョンを製造例
1と同様に処理して平均粒子径19μmの球状共重合体微
粒子(C−5)を得た。
メタクリレート86部、ブチルアクリレート4部、シリコ
ーンマクロモノマー10部を、メチルメタクリレート96
部、ブチルアクリレート4部に替えた他は製造例1と同
様にして共重合を行い、得られたエマルジョンを製造例
1と同様に処理して平均粒子径19μmの球状共重合体微
粒子(C−5)を得た。
【0028】製造例6.製造例1の単量体組成、メチル
メタクリレート86部、ブチルアクリレート4部、シリコ
ーンマクロモノマー10部を、メチルメタクリレート23
部、ブチルアクリレート2部、シリコーンマクロモノマ
ー75部に替えた他は製造例1と同様にして共重合を行っ
た。得られたエマルジョンは安定性が悪く、さらにこの
エマルジョンをスプレードライヤーで乾燥したものはベ
タついて、ドライヤー器壁に多く付着し良好な球状共重
合体微粒子は得られなかった。
メタクリレート86部、ブチルアクリレート4部、シリコ
ーンマクロモノマー10部を、メチルメタクリレート23
部、ブチルアクリレート2部、シリコーンマクロモノマ
ー75部に替えた他は製造例1と同様にして共重合を行っ
た。得られたエマルジョンは安定性が悪く、さらにこの
エマルジョンをスプレードライヤーで乾燥したものはベ
タついて、ドライヤー器壁に多く付着し良好な球状共重
合体微粒子は得られなかった。
【0029】実施例1〜4、比較例1〜3 標準グレードポリスチレン(ダイヤレックス HF−7
7、三菱モンサント社製、商品名) 100部に対し、表1
に示す各種の共重合体微粒子を配合し、押出機により溶
融混合してペレット化し、このペレットをノズル温度 1
95℃で射出成形して厚さ1mmの試験片を作製した。この
ようにして得られた試験片の透明性、動摩擦係数を測定
し、結果を表1に示した。なお、特性の測定は下記の方
法により行った。 ・透明性・・・・・試験片の透明度を目視で判定した。 ・動摩擦係数・・・摩擦試験機ヘイドン−14(新東科学
社製、商品名)を用い、10φ×15mmのSUS円筒体、荷
重 50g、引張速度 100mm/分の条件で測定した。
7、三菱モンサント社製、商品名) 100部に対し、表1
に示す各種の共重合体微粒子を配合し、押出機により溶
融混合してペレット化し、このペレットをノズル温度 1
95℃で射出成形して厚さ1mmの試験片を作製した。この
ようにして得られた試験片の透明性、動摩擦係数を測定
し、結果を表1に示した。なお、特性の測定は下記の方
法により行った。 ・透明性・・・・・試験片の透明度を目視で判定した。 ・動摩擦係数・・・摩擦試験機ヘイドン−14(新東科学
社製、商品名)を用い、10φ×15mmのSUS円筒体、荷
重 50g、引張速度 100mm/分の条件で測定した。
【0030】
【表1】 A:KMP−590(信越化学社製、商品名) (平均粒子径 1.5μmのメチルシリコーンパウダー、平
均組成式 CH3SiO1.5)
均組成式 CH3SiO1.5)
【0031】実施例5,6、比較例4〜6 メタクリル樹脂(アクリペット MD、三菱レイヨン社
製、商品名) 100部に対し、表2に示す各種の共重合体
微粒子を配合し、 180℃で加圧成形して厚さ1mmの試験
片を作製した。このようにして得られた試験片の諸特性
を実施例1と同様にして測定し、結果を表2に示した。
製、商品名) 100部に対し、表2に示す各種の共重合体
微粒子を配合し、 180℃で加圧成形して厚さ1mmの試験
片を作製した。このようにして得られた試験片の諸特性
を実施例1と同様にして測定し、結果を表2に示した。
【0032】
【表2】 A:KMP−590(前出)
【0033】実施例7,8、比較例7〜9 中粘度タイプの標準グレードポリカーボネート(ユーピ
ロンS−1000、三菱ガス化学社製、商品名) 100部に対
し、表3に示す各種の共重合体微粒子を配合し、押出機
により溶融混合してペレット化し、このペレットをノズ
ル温度 280℃で射出成形して厚さ1mmの試験片を作製し
た。このようにして得られた試験片の諸特性を実施例1
と同様にして測定し、結果を表3に示した。
ロンS−1000、三菱ガス化学社製、商品名) 100部に対
し、表3に示す各種の共重合体微粒子を配合し、押出機
により溶融混合してペレット化し、このペレットをノズ
ル温度 280℃で射出成形して厚さ1mmの試験片を作製し
た。このようにして得られた試験片の諸特性を実施例1
と同様にして測定し、結果を表3に示した。
【0034】
【表3】 A:KMP−590(前出)
【0035】
【発明の効果】本発明の摺動性樹脂組成物からは、動摩
擦係数が小さく、透明性の良い成形品が得られるので、
透明品ですべり性が要求される用途には本発明の組成物
は極めて有効である。
擦係数が小さく、透明性の良い成形品が得られるので、
透明品ですべり性が要求される用途には本発明の組成物
は極めて有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 67/00 C08L 67/00 69/00 69/00 75/00 75/00 77/00 77/00 // C08F 290/06 C08F 290/06 C08L 55/00 C08L 55/00 (72)発明者 山本 昭 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 大畠 宏之 福井県武生市北府2丁目17番33号 日信化 学工業株式会社内 (72)発明者 畑中 政英 福井県武生市北府2丁目17番33号 日信化 学工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】(1)ポリスチレン系樹脂、ポリメタクリ
ル系樹脂、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウ
レタン系樹脂、ポリアセタール系樹脂及びポリカーボネ
ート系樹脂から選択される熱可塑性樹脂 100重量部に対
し、 (2)(a)(メタ)アクリル酸エステル30〜95重量%
と(b)一般式(I) 【化1】 (式中、Rは同一又は異なる炭素数1〜12の非置換又は
置換の1価炭化水素基を表し、全R中の50モル%以上が
メチル基であり、Xはラジカル重合性官能基含有有機基
を表し、nは5以上 200以下の整数を表す。)で示され
るラジカル重合性シリコーンマクロモノマー5〜70重量
%との共重合体 0.1〜10重量部を配合してなる摺動性樹
脂組成物。 - 【請求項2】 前記(2)成分の共重合体が、乳化重合
によるエマルジョンをスプレードライ法で処理して得た
球状微粒子からなるものである請求項1記載の摺動性樹
脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34949396A JPH10182987A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 摺動性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34949396A JPH10182987A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 摺動性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10182987A true JPH10182987A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18404125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34949396A Pending JPH10182987A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 摺動性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10182987A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2009035626A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Teijin Chem Ltd | 摺動性樹脂組成物及びこれから形成された成形品 |
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| JP2017088748A (ja) * | 2015-11-11 | 2017-05-25 | アロン化成株式会社 | 発泡成形用エラストマー組成物及び発泡成形体 |
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| WO2023058383A1 (ja) | 2021-10-05 | 2023-04-13 | 信越化学工業株式会社 | ゴム粒子、複合粒子、及びそれらの製造方法 |
| WO2023238840A1 (ja) | 2022-06-09 | 2023-12-14 | 信越化学工業株式会社 | 共重合体、エラストマー球状粒子、エラストマー球状粒子の分散液及びそれらの製造方法 |
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-
1996
- 1996-12-27 JP JP34949396A patent/JPH10182987A/ja active Pending
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