JPH10183090A - ポリウレタンバインダー及びそれを用いた施工方法 - Google Patents

ポリウレタンバインダー及びそれを用いた施工方法

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JPH10183090A
JPH10183090A JP34190796A JP34190796A JPH10183090A JP H10183090 A JPH10183090 A JP H10183090A JP 34190796 A JP34190796 A JP 34190796A JP 34190796 A JP34190796 A JP 34190796A JP H10183090 A JPH10183090 A JP H10183090A
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JP
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polyurethane binder
curing
aliphatic
chips
granular
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Application number
JP34190796A
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English (en)
Inventor
Masayuki Nishimura
正幸 西村
Michio Sekine
道夫 関根
Hiroshi Honda
浩 本多
Takahiro Nakai
隆宏 中居
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 脂肪族及び/又は脂環式イソシアネート
と活性水素化合物とからなり、かつその分子末端がイソ
シアネート基であるウレタンプレポリマーに、脂肪族ア
ミン、脂肪族アルカノールアミン、又は、脂肪族アミン
又は脂肪族アルカノールアミンにプロピレンオキサイド
又はプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドを付加
重合して得られるポリオキシアルキレングリコールから
選択される化合物の少なくとも一種以上を含有する硬化
促進剤を、NCO/H比が0.9〜10.0となるよう
に使用するポリウレタンバインダーに、粒状ゴム、粒状
天然石、木材チップ、プラスチックチップから選択され
た一種以上を添加・混合し、硬化せしめて得られる弾性
舗装材。 【効果】 従来のポリウレタンバインダーと比較して作
業性、施工性、硬化時間は全く同じで、施工後の弾性舗
装材の物性強度も従来のものと比べて同一であり、且つ
施工後時間が経過しても黄変したり、変色したりするこ
とが無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃タイヤや着色した
合成ゴムを粉砕した粒状、ひじき状のゴム、粒状天然
石、木材チップ、硬質、軟質及び発泡プラスチックチッ
プ等を結合して弾性を有する舗装材を得るための接着用
ポリウレタンバインダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタンバインダーは廃タイ
ヤや着色した合成ゴムを粉砕した粒状ゴムやひじき状ゴ
ム、粒状天然石、木材チップ、硬質、軟質及び発泡プラ
スチックチップに混合して湿気硬化させて得られるゴル
フ場歩径路、遊歩道、ジョギングコース等の弾性舗装材
用の接着剤として用いられてきた。
【0003】最近では、これらの弾性舗装材として、意
匠上の見地から廃タイヤを粉砕した黒色のゴムチップよ
りは、むしろ黄色、ベージュ、青、アイボリー等の明る
くて淡い色に着色した合成ゴムやウレタン樹脂を粉砕し
た粒状ゴムや白色に近い色調の粒状天然石、木材チッ
プ、プラスチックチップ(以下、淡明色系チップ類とい
う)等が多用されるようになってきた。しかし、従来の
ポリウレタンバインダーは芳香族イソシアネートと活性
水素化合物からなる分子末端がイソシアネート基である
ウレタンプレポリマーが用いられているため、施工後数
日経過すると日光、紫外線等により黄色く変色して本来
の色で無くなるという問題があり、上記のような淡明色
系チップ類を用いることが出来なかった。
【0004】そこで、無黄変型のポリウレタンバインダ
ーとして従来から脂肪族及び/又は脂環式イソシアネー
トを用いる技術が知られている。例えば特開平6ー23
4963号公報には、脂環式ポリイソシアネートとポリ
エーテルポリオール及び溶剤からなる技術が開示されて
いる。しかしながら、同公報によるポリウレタンバイン
ダーは溶剤を含み、硬化促進のため金属系触媒を用いて
いる。すなわち、脂肪族及び/又は脂環式イソシアネー
トを用いたポリウレタンバインダーは反応性が遅いとい
う問題点を有しており、硬化のために触媒を使用しなけ
ればならないが、金属触媒では硬化したバインダー樹脂
の耐熱性を悪化させる。また、可燃性溶剤は金型で加熱
プレス成形する方法や路面に熱ローラーで直接施工する
場合、可燃性蒸気が発生するので使用できない。
【0005】またゴルフ場の歩径路、遊歩道等の弾性舗
装においては、施工後、翌日に歩行可能になることを要
求され、従来のポリウレタンバインダーもその要求に見
合うような反応性を保持しており、また、金型で加熱成
形を行う場合も短いプレス時間で成形品が得られるよう
な速硬化タイプが求められているのが現状である。
【0006】しかし、脂肪族及び/又は脂環式イソシア
ネートと活性水素化合物から得られるれポリウレタンバ
インダーは前述したように反応性が遅く、従来の芳香族
イソシアネートと活性水素化合物から得られるポリウレ
タンバインダーと比較すると、翌日になっても歩行可能
にならなかったり、金型加熱時間が長くなる等、施工性
・生産性に劣る欠点があった。また、その解決方法とし
て、金属触媒を添加する方法もあるが、これでは硬化し
たポリウレタンバインダー樹脂の耐熱安定性が劣り、と
ても満足できるものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
したような種々の問題点を解決し、更に上記の観点から
上記のような淡明色系チップを使用してもチップの持つ
本来の色が損なわれないような無黄変型のポリウレタン
バインダーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、脂肪族及
び/又は脂環式イソシアネートと活性水素化合物から得
られる分子末端がイソシアネート基であるウレタンプレ
ポリマーをポリウレタンバインダーとし、従来の芳香族
イソシアネートを原料としたウレタンプレポリマーの湿
気硬化型ポリウレタンバインダーと同様の反応速度で硬
化するような反応促進剤、もしくは硬化促進剤について
鋭意検討した結果、脂肪族アミン、脂肪族アルカノール
アミンもしくは脂肪族アミン又は脂肪族アルカノールア
ミンにプロピレンオキサイド又はプロピレンオキサイド
とエチレンオキサイドを付加重合して得られるポリオキ
シアルキレンポリオールが硬化促進剤として非常に有効
であることを見いだし本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は以下の(1)〜(4)
を提供するものである。 (1) 脂肪族及び/又は脂環式イソシアネートと活性
水素化合物とからなり、かつその分子末端がイソシアネ
ート基であるウレタンプレポリマーに、脂肪族アミン、
脂肪族アルカノールアミン、又は、脂肪族アミン又は脂
肪族アルカノールアミンにプロピレンオキサイド又はプ
ロピレンオキサイドとエチレンオキサイドを付加重合し
て得られるポリオキシアルキレングリコールから選択さ
れる化合物の少なくとも一種以上を含有する硬化促進剤
を、NCO/H比が0.9〜10.0となるように使用
することを特徴とするポリウレタンバインダー。 (2) (1)記載のポリウレタンバインダーに、粒状
ゴム、粒状天然石、木材チップ、プラスチックチップか
ら選択された一種以上を添加・混合し、硬化せしめて得
られる弾性舗装材。 (3) (1)記載のポリウレタンバインダーに、粒状
ゴム、粒状天然石、木材チップ、プラスチックチップか
ら選択された一種以上を添加・混合し、硬化させること
を特徴とする弾性舗装材の施工方法。 (4) 弾性舗装材の施工方法が、硬化促進剤の50〜
100重量%と粒状ゴム、粒状天然石、木材チップ、プ
ラスチックチップから選択された一種以上とを混合した
ものと、硬化促進剤の残りの50〜0重量%とウレタン
プレポリマーとを混合したものを得た後、その両者を混
合して硬化させることを特徴とする(3)記載の弾性舗
装材の施工方法。
【0010】本発明の方法によれば、従来の芳香族イソ
シアネートを用いたポリウレタンバインダーと同様な操
作で、従来と同等の硬化時間で施工、成形が行え、得ら
れた成形材も従来の芳香族イソシアネートを用いたポリ
ウレタンバインダーを用いた時と同様の物性強度を保
ち、且つ日光、紫外線等によっても黄色く変色しないと
いう特徴を有している。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で用いる脂肪族及び/叉は
脂環式イソシアネートとしては、具体的には例えば、ノ
ルボルナンジイソシアナトメチル(以下、NBDIと略
す)、イソホロンジイソシアネート(以下、IPDIと
略す)、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、HM
DIと略す)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート(以下、TMHDIと略す)、水素添加MDI、水
素添加XDI等の公知の脂肪族及び/又は脂環式イソシ
アネートの一種又は二種以上の混合物が挙げられる。
【0012】本発明で使用する脂肪族及び/叉は脂環式
イソシアネートと反応せしめる活性水素化合物として
は、水、又は水酸基を2〜6個有する多価アルコールと
して、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、ジグリセリン、1,4−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等が挙げられ
る。又、これら上記の多価アルコール類及び水にプロピ
レンオキサイド又はプロピレンオキサイドとエチレンオ
キサイドとを付加重合して得られたポリオキシアルキレ
ンポリオール類、ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル類、ポリカプロラクトンポリオール類、ポリエチレン
アジペートのようなポリエステルポリオール類、ポリブ
タジエンポリオール類、ひまし油のようなヒドロキシル
基を含む高級脂肪酸のエステル類、ポリエーテルポリオ
ールまたはポリエステルポリオールにアクリロニトリ
ル、スチレンモノマーをグラフト重合して得られるポリ
マーポリオール類等が挙げられる。又、脂肪族及び/又
は脂環式イソシアネートと活性水素化合物を反応せしめ
る際には、必要により公知のウレタン化触媒が使用でき
る。
【0013】本発明において使用する脂肪族及び/叉は
脂環式イソシアネートと活性水素化合物を反応せしめ分
子末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマ
ーとしては、該ウレタンプレポリマーのイソシアネート
基含有量を2〜20%とするのが好ましい。イソシアネ
ート基含有量がこの範囲より低いとゴムチップとゴムチ
ップの結合力が弱くなり、施工後使用時にゴムチップが
脱落しやすくなる傾向にある。またこの範囲より高くな
ると成形または施工の際にゴムチップバインダーが発泡
したり、ゴムチップ成形材が硬くなり、脆さがでる等の
問題が起こる傾向にある。
【0014】本発明に用いる硬化促進剤としては、具体
的には、例えばエチルアミン、ジエチルアミン、トリエ
チルアミン、ジブチルアミン、シクロヘキシルアミン、
ピペラジン、エチレンジアミン、N,N−ジメチルエチ
レンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテ
トラミン、ペンタエチレンヘキサミン、トリエタノール
アミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、
ジメチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールア
ミン等の公知の脂肪族アミン、脂肪族アルカノールアミ
ンの一種又は二種以上の混合物、及び上記に掲げた公知
の脂肪族アミン又は脂肪族アルカノールアミンにプロピ
レンオキサイド又はプロピレンオキサイドとエチレンオ
キサイドを付加重合して得られたポリオキシアルキレン
ポリオール等を用いることが出来、上記化合物を少なく
とも一種以上含有していることが必要である。
【0015】脂肪族及び/又は脂環式イソシアネートに
活性水素化合を反応せしめて得た分子末端にイソシアネ
ート基を有するウレタンプレポリマーと脂肪族アミン、
脂肪族アルカノールアミン、又は、脂肪族アミン又は脂
肪族アルカノールアミンにプロピレンオキサイド又はプ
ロピレンオキサイドとエチレンオキサイドを付加重合し
て得られるポリオキシアルキレンポリオールから選択さ
れる化合物の少なくとも一種以上を硬化促進剤として使
用する際には両者のNCO/H比を0.9〜10.0に
なるように用いることが必要である。NCO/H比が
0.9より低いとポリウレタンバインダーが硬化しても
樹脂化したポリウレタンバインダーの強度が弱くなる傾
向にある。またNCO/H比が10.0より高いとバイ
ンダーの硬化時間が遅くなり、施工現場に展延した場合
翌日になっても歩行可能にならなかったり、金型で成形
する場合に加熱時間が長くなり生産性が劣ったりする傾
向にある。
【0016】本発明における弾性舗装材及びその施工方
法とは、本発明のポリウレタンバインダーに、粒状ゴ
ム、粒状天然石、木材チップ、プラスチックチップから
選択された一種以上を添加・混合し、硬化せしめて得ら
れる弾性舗装材であり、その施行方法である。ポリウレ
タンバインダーと淡明色系チップ類を混合する割合は、
淡明色系チップ類の種類、形状等を勘案して決定すべき
であるが、淡明色系チップ類100重量部に対してポリ
ウレタンバインダーが5〜30重量部が好ましい。ポリ
ウレタンバインダーが5重量部以下になるとチップ間の
結合が弱くなり、施工後使用時にチップが脱落する傾向
がある。ポリウレタンバインダーが30重量部を越える
と、施工、成形時にポリウレタンバインダーが施工層、
成形品の下部に流れ落ちてから硬化するため、下部の空
隙率が低くなり、適度な弾性が得られなくなる傾向にあ
る。本発明に使用すべき淡明色チップ類とは黄色、ベー
ジュ、青、アイボリー等の明るくて淡い色に着色された
合成ゴムやウレタン樹脂を粉砕した粒状ゴムや白色に近
い色調の粒状天然石、木材チップ、硬質、軟質及び発泡
プラスチックチップである。本発明のポリウレタンバイ
ンダー及び硬化促進剤とを用いてこれらの淡明色系チッ
プ類と混合硬化させても、淡明色チップ類の本来の色調
を失わず、意匠性を損なうことがない。
【0017】上記のウレタンプレポリマーと硬化促進剤
を使用する際には、より好ましい弾性舗装材の施工方法
として、硬化促進剤の50〜100重量%と粒状ゴム、
粒状天然石、木材チップ、プラスチックチップから選択
された一種以上とを混合したものと、硬化促進剤の残り
の50〜0重量%とウレタンプレポリマーとを混合した
ものを得た後、その両者を混合して硬化させることであ
る。その具体的な施工方法としては、淡明色系チップ類
とポリウレタンバインダーを混合する際に事前に淡明色
チップ類と添加すべき硬化促進剤の50〜100重量%
を混合し、淡明色チップ類の表面に均一に硬化促進剤を
付着せしめた後に、残りの50〜0重量%の硬化促進剤
をポリウレタンバインダーと混合したものと、最終的に
両者を混合して硬化成形せしめることを特徴とする方法
であり、ここで、硬化促進剤を使用する際に事前に淡明
色チップ類と混合するのは、硬化促進剤の使用量がポリ
ウレタンバインダー量や淡明色チップ類の量に比較する
と小量であり、ポリウレタンバインダーの中に均一に混
合攪拌するのが困難な場合があるためである。淡明色チ
ップ類とポリウレタンバインダーは通常セメントミキサ
ー等の攪拌器で混合されるため、淡明色チップ類をミキ
サーに投入後、硬化促進剤の50〜100%をミキサー
に投入して攪拌すると硬化促進剤が均一に淡明色チップ
類の表面に付着するので、結果として硬化後の成形品の
物性(引張り強度、引裂き強度)等が向上する。
【0018】又、本発明に用いる硬化促進剤はそのまま
の形で用いても良いし、必要に応じて溶剤、可塑剤、ト
ーナー、顔料、粒状、粉状叉は繊維状の充填剤、安定剤
等を添加することが出来る。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するために実施
例及び比較例をあげて説明するが本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。例中の部は重量部を表し
ている。
【0020】[ウレタンプレポリマーの調整]窒素気
流中にて平均分子量2000のポリオキシプロピレング
リコール(三井東圧化学(株)製、商品名「三井ポリオー
ルDiol−2000」765部にジフェニルメタンジ
イソシアネート(三井東圧化学(株)製、商品名コスモネ
ートPH)235部を加え混合したのち100℃で3時
間反応させた後冷却しウレタンプレポリマーを調製し
た。得られたウレタンプレポリマーのイソシアネート
基含有量は4.5%、粘度(25℃)は3500mPa s
であった。
【0021】[ウレタンプレポリマー〜の調整]表
1に示した配合割合で、上記ウレタンプレポリマーと
同様の操作にてウレタンプレポリマー〜を得た。但
しポリウレタンバインダー〜の場合加熱反応時に触
媒としてジブチル錫ラウレート(以下、DBTDLと略
す)0.05部を添加した。ウレタンプレポリマー調製
の結果を表1に示した。
【0022】
【表1】
【0023】実施例1〜6及び比較例1〜6 表2及び表3に示したような配合割合で、上記ウレタン
プレポリマー、硬化促進剤等を混合して、ポリウレタン
バインダーを得た。本実施例及び比較例中では、実際に
施工する場合を想定したものとして、以下のフィルムを
作成し、その物性値等を調べた。 [フィルム物性の測定]上記のように調整したポリウレ
タンバインダーを離型紙上でヨシミツ精機(株)製のベー
カーアプリケーターにて厚さ0.1mmのフィルムを作
成し、23℃にて1日間硬化させそのまま1週間養生し
た後にフィルム物性を測定した。80℃におけるフィル
ム物性として、更に80℃のオーブン内に1週間フィル
ムを置きその後常温に戻し物性測定した結果である。
又、24時間内の硬化特性を確認するため理研工学(株)
製のドライニングレコーダーにて皮張り時間と硬化時間
を測定した。
【0024】ここで、皮張り時間とはドライニングレコ
ーダーの検針が未硬化のポリウレタンバインダーサンプ
ル上を24時間掛けて移動する間に筋をつけ始める時間
をいう。また硬化時間は同じ検針がサンプル上を移動す
る間に筋が消えた時間をいう。これにより、各ポリウレ
タンバインダーの硬化特性を確認した。また、フィルム
物性の測定(伸び、引張り強度、引裂き強度)はJIS
K 6301に則り行った。上記各試験等の測定結果
を表2、表3に示した。
【0025】実施例に使用した硬化促進剤は次のとお
り。 EDA : エチレンジアミン;和光純薬工業社製 純度 =99% TEOA :トリエタノールアミン;和光純薬工業社製 純度 =99% DEOA :ジエタノールアミン ;和光純薬工業社製 純度 =99% ポリオールA:エチレンジアミンのPO付加ポリオール OH価=760mgKOH/g 粘度 =50000mPa s/25℃ ポリオールB:トリエタノールアミンのPO付加ポリオ
ール OH価=550mgKOH/g 粘度 =400mPa s/25℃ ポリオールC:エチレンジアミンのPO、EO付加ポリ
オール OH価=760mgKOH/g 粘度 =4500mPa s/25℃
【0026】
【表2】
【0027】実施例1〜3は脂環式イソシアネートのウ
レタンプレポリマーに本発明の硬化促進剤をNCO/H
比が3.0で混合して硬化させた例である。いずれも2
4時間以内に硬化しており、フィルム物性も優れてい
る。
【0028】比較例1、2は脂環式イソシアネートのウ
レタンプレポリマーのみで硬化させた例であるが24時
間以内に硬化しないばかりか3日経過しても完全に硬化
せずフィルム物性を測定出来る程の完全なフィルムが得
られなかった。
【0029】比較例3は脂環式イソシアネートのウレタ
ンプレポリマーを金属触媒DBTDLを使用して硬化さ
せた例である。24時間以内に硬化させるにはウレタン
プレポリマー100部に対してDBTDLが5部必要で
あった。しかし、得られたフィルムは耐熱性試験におい
てはフィルムが軟化して溶融状態になり耐熱性が極めて
悪化していた。
【0030】比較例4は芳香族イソシアネートのポリウ
レタンバインダーの例であり触媒、硬化促進剤を用いな
くても比較的短い時間に硬化し、フィルム物性も優れて
いる。
【0031】
【表3】
【0032】実施例4〜6は脂環式イソシアネートのウ
レタンプレポリマーに本発明の硬化促進剤を混合して硬
化させた例である。本発明の硬化促進剤添加量はNCO
/H比が2.0〜7.0に変化させているがいずれも2
4時間以内に硬化しており、フィルム物性も良好であ
る。
【0033】比較例5、6は本発明の硬化促進剤添加量
をNCO/H比でそれぞれ0.6と12.0にしたもの
である。NCO/H比が0.6の場合は伸びが大きくな
り引張り、引裂き強度も弱くなっている。NCO/H比
が12.0の場合は硬化時間が24時間以上となってお
り、完全硬化に至るまでの時間が長くなっておりフィル
ム物性も悪化している。
【0034】実施例7〜12及び比較例7〜9 次に、表4−1及び表4−2に示した配合割合で、先に
調整した脂環式イソシアネートのウレタンプレポリマー
と硬化促進剤を用いて淡明色の粒状ゴムを硬化させ、そ
の硬化物の物性及び耐候性の試験を行った。粒状ゴムは
日成産業(株)製のカラーチップ3010、 色=グレー
を用いた。耐候性試験は屋外暴露試験とフェードメータ
による促進暴露試験を実施した。その結果を表4−1及
び表4−2に示した。
【0035】表4に於ける成形方法で「A」と表記して
いる方法は、現場施工方法に準じた成形方法であり、具
体的には粒状ゴムとウレタンプレポリマーを重量比で4
対1の割合で用意し、事前に本発明の硬化促進剤の所定
量を粒状ゴムとウレタンプレポリマーにそれぞれ混合
し、然る後に両者を混合し厚さ20mm程度の型に入
れ、コテにて上から十分に押さえつけ、その後、室温で
7日間養生させる方法である。本成形方法では1日後の
成形品の表面タックの有無を観察し硬化の程度の確認を
した。「B」と表記している方法は、金型と熱プレスに
よる成形方法であり、具体的には粒状ゴムとウレタンプ
レポリマーを重量比で7対1の割合で用意し、事前に本
発明の硬化促進剤の所定量を粒状ゴムとウレタンプレポ
リマーにそれぞれ混合し、然る後に両者を混合し厚さ2
0mmの金型に入れ温度=150℃、圧力=50kg/
cm2の熱プレスで15分間成形する。その後、1週間
室温にて養生させる方法である。尚、養生期間は成形品
が光の影響を受けないよう暗所に保管した。
【0036】表4に於ける硬化促進剤の添加量は2段に
分けて表示しているが、上段表記の量は粒状ゴムに混合
した量、下段表記の量はウレタンプレポリマーに混合し
た量を示す。
【0037】表4に於ける成形品の物性測定は、成形し
たサンプルの上面及び下面をハムスライサーにて切りと
り、中央部分の5mm厚さの部分で行った。又、物性
(伸び、引張り強度、引裂き強度)はJIS K 63
01に則り行った。
【0038】表4に於けるフェードメータによる促進暴
露試験は、スガ試験機(株)製のスタンダードフェードメ
ータ FA−2型により行い、試験時間は40時間とし
た。又、屋外暴露試験は当研究所屋外に暴露試験所にて
2週間暴露させた結果で判定した。
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】実施例7、9、11は現場施工方法に準じ
た成形方法で作成した粒状ゴム成形品であるが、本発明
の各硬化促進剤をNCO/H比が2.0〜7.0になる
ように添加した例である。1日後には表面タックも無く
完全硬化していたし、1週間養生後の成形品物性も優れ
ている。また、フェードメータによる40時間の促進暴
露試験と2週間の屋外暴露試験でも成形品の黄変、変色
は発生しなかった。
【0042】実施例8、10、12は熱プレスによる成
形方法で作成した粒状ゴム成形品であるが、本発明の各
硬化促進剤をNCO/H比が1.0〜8.0になるよう
に添加した例である。1週間後の成形品物性は優れてい
るし、フェードメータによる40時間の促進暴露試験と
2週間の屋外暴露試験でも成形品の黄変、変色は発生し
なかった。
【0043】比較例7は芳香族イソシアネートから調整
したポリウレタンバインダーであるが、このものは成形
品の物性は優れているがフェードメータによる40時間
の促進暴露試験と2週間の屋外暴露試験では成形品表面
の黄変が著しかった。
【0044】比較例8、9は脂環式イソシアネートから
調整したポリウレタンバインダーと本発明の硬化促進剤
をNCO/H比が0.6及び12.0になるように添加
した例であるが、このものの成形品はいずれも1日後の
成形品表面にタックが残っており硬化の程度が悪かっ
た。又、成形品の物性も弱く実用に耐えないと判断され
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の脂肪族及び/叉は脂環式イソシ
アネートと活性水素化合物から得られる分子末端がイソ
シアネート基であるウレタンプレポリマーをポリウレタ
ンバインダーとし、脂肪族アミン、脂肪族アルカノール
アミン叉は脂肪族アミン、脂肪族アルカノールアミンに
プロピレンオキサイド叉はプロピレンオキサイドとエチ
レンオキサイドを付加重合して得られるポリオキシアル
キレンポリオールを硬化促進剤として使用した場合に得
られるポリウレタンバインダーの場合は、従来のポリウ
レタンバインダーと比較して作業性、施工性、硬化時
間、生産性は全く同じで、施工後の弾性舗装材の物性強
度も従来のポリウレタンバインダーを使用したものと比
べて同一であり、且つ施工後時間が経過しても黄変した
り、変色したりすることが無いので、設計時の意匠性を
損なうこともない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 21:00) (C08L 75/04 101:00) (72)発明者 中居 隆宏 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族及び/又は脂環式イソシアネート
    と活性水素化合物とからなり、かつその分子末端がイソ
    シアネート基であるウレタンプレポリマーに、脂肪族ア
    ミン、脂肪族アルカノールアミン、又は、脂肪族アミン
    又は脂肪族アルカノールアミンにプロピレンオキサイド
    又はプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドを付加
    重合して得られるポリオキシアルキレングリコールから
    選択される化合物の少なくとも一種以上を含有する硬化
    促進剤を、NCO/H比が0.9〜10.0となるよう
    に使用することを特徴とするポリウレタンバインダー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリウレタンバインダー
    に、粒状ゴム、粒状天然石、木材チップ、プラスチック
    チップから選択された一種以上を添加・混合し、硬化せ
    しめて得られる弾性舗装材。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のポリウレタンバインダー
    に、粒状ゴム、粒状天然石、木材チップ、プラスチック
    チップから選択された一種以上を添加・混合し、硬化さ
    せることを特徴とする弾性舗装材の施工方法。
  4. 【請求項4】 弾性舗装材の施工方法が、硬化促進剤の
    50〜100重量%と粒状ゴム、粒状天然石、木材チッ
    プ、プラスチックチップから選択された一種以上とを混
    合したものと、硬化促進剤の残りの50〜0重量%とウ
    レタンプレポリマーとを混合したものを得た後、その両
    者を混合して硬化させることを特徴とする請求項3記載
    の弾性舗装材の施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100415690B1 (ko) * 2001-08-27 2004-01-24 주식회사 헵스켐 1액형 칩-바인더 시스템의 제조방법
JP2020522898A (ja) * 2017-12-14 2020-07-30 エルジー・ケム・リミテッド ダイシングダイボンディングフィルム
CN112852376A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 山西省交通科技研发有限公司 一种可融冰的环保型彩色防滑路面及其制备方法

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