JPH10183571A - 護岸構造物および護岸ブロック - Google Patents

護岸構造物および護岸ブロック

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JPH10183571A
JPH10183571A JP34425596A JP34425596A JPH10183571A JP H10183571 A JPH10183571 A JP H10183571A JP 34425596 A JP34425596 A JP 34425596A JP 34425596 A JP34425596 A JP 34425596A JP H10183571 A JPH10183571 A JP H10183571A
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JP
Japan
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wave
revetment
ground
side wall
crushed stones
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JP34425596A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Nakagawa
友由 中川
Toru Kobayashi
徹 小林
Fumito Takagi
史人 高木
Yutaka Hayashi
豊 林
Masanobu Yamamoto
正信 山本
Keijiro Akiyama
恵二朗 秋山
Yasutoshi Karashima
康利 辛島
Yujiro Yagi
勇二郎 八木
Seiichi Ichikawa
清一 市川
Yukio Sugano
征雄 菅野
Sumio Mizushima
澄夫 水島
Hitoshi Sato
仁 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimi Green Eng Kk
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Tsurumi Concrete KK
Original Assignee
Fujimi Green Eng Kk
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Tsurumi Concrete KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 河川を航行する船舶によって起こされる激し
い波によって護岸が浸食され、水際の緑化が進まない場
合があった。また、護岸が浸食されることによって水際
に生息していた小動物がその棲みかを失い、水辺の生態
系が変化してしまう恐れもあった。 【解決手段】 水際に沿って敷設された底版部10と、
この底版部10から地山Bに沿って立設された側壁部2
0との間に、この側壁部20に交叉する方向に向けて配
置された消波壁部30を複数立設し、これら消波壁部3
0、30間の底版部10上に水際から地山Bに向けて砕
石40を傾斜して積み上げることによって護岸構造物を
構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川等に構築され
る護岸構造物およびこの護岸構造物を構築する際に用い
られる護岸ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自然環境の保全や都市の緑化を望
む声が強くなっており、様々な建築構造物において、そ
の周囲に木々を植えたり周囲の自然環境に馴染みやすい
外観を備えるものが多くみられる。そうした流れのひと
つとして、例えば河川の改修工事等においてコンクリー
ト三面張りの無機質な護岸壁を構築するのではなく自然
石や木杭を用いることでより自然に近い状態の護岸構造
物を構築し、この護岸に水生植物を着生させることによ
って水際の緑化を図り、川岸に自然な環境を再現するこ
とが試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、船舶が
航行する河川においては、船舶の航行によって起こされ
る激しい波によって護岸が浸食され、せっかく着生した
水生植物が流されてしまい、水際の緑化が進まない場合
があった。また、護岸が浸食されることによって水際に
生息していた小動物がその棲みかを失い、水辺の生態系
が変化してしまう恐れもあった。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、波による浸食を防ぎ、水生植物や水際に生息す
る小動物の繁殖に適した環境を守ることによって水辺の
生態系を維持する護岸構造物を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、水際に沿って敷設された底版部と、この底版部か
ら地山に沿って立設された側壁部との間に、この側壁部
に交叉する方向に向けて配置された消波壁部を複数立設
し、これら消波壁部の間の底版部上に水際から地山に向
けて砕石を傾斜して積み上げることによって護岸構造物
を構築する。この護岸構造物においては、河川から打ち
寄せる波が積み上げられた砕石にぶつかって消波され
る。また、河川を航行する船舶によって引き起こされた
強い波が護岸構造物に斜め前方から打ち寄せると、側壁
部に交叉する方向に向けて配置された消波壁部に遮断さ
れる。なお、波が強く当る部分には、砕石を金網かごに
納めたり、砕石を設置する底版部の河川側の縁を上方に
向けて立ち上げ部を設け、この立ち上げ部によって砕石
の流出を防止するようにしてもよい。
【0006】また、側壁部および消波壁部にその厚さ方
向に貫通する開口を設け、砕石の隙間に潜む小動物が地
山や隣り合う砕石との間を自由に行き来できるようにし
てもよい。
【0007】さらに、立ち上げ部には底版部上に溜まる
水の水位を調節するための通水路を形成し、水位を適切
な高さに保って底版部上に多様な小動物の生息に適した
環境をつくることもできる。
【0008】なお、上記の護岸構造物を構築するにあた
っては、ひとつの消波壁部に対してその一側方に隣接す
る側壁部および底版部を消波壁部と一体に形成した護岸
ブロックを製作し、これを水際に沿って並設することで
この護岸構造物を容易に構築することが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る護岸構造物および護
岸ブロックの一実施形態を図1ないし図4に示して説明
する。図1および図2に示す護岸構造物は、河川Rの水
面に近い高さに設置レベルを合わせて構築された基礎A
上に敷設された底版部10と、基礎A上に地山Bに沿っ
て積み上げられた石積みCに面して底版部10から立設
された側壁部20と、底版部10から立設された複数の
消波壁部30とを備えている。さらに消波壁部30、3
0の間には、多数の砕石40が水際から地山Bに向けて
傾斜して積み上げられている。
【0010】底版部10には、河川Rに面した縁から上
方に向けて立ち上げ部11が設けられており、この立ち
上げ部11によって底版部10上に敷かれた砕石40の
崩壊が防止されている。また、立ち上げ部11には河川
R側から砕石40側に通じるスリット(通水路)12が
形成されている。このスリット12は底版部10の底面
よりも僅かに(1〜2cm程度)高い位置に形成されて
おり、スリット12より低い底版部10上に水が溜まる
ようになっている。
【0011】側壁部20には、消波壁部30、30の間
に矩形の開口21がそれぞれ設けられており、この開口
21からは地山B側に積まれた石積みCが露出してその
前に積み上げられた砕石40と直に繋がっている。ま
た、消波壁部30にも同様の開口31が設けられてお
り、消波壁部30を隔てて積み上げられた砕石40どう
しもこの開口31を通じて直に繋がっている。
【0012】砕石40は、強い波にも流されないように
適切な大きさのものが選別され、隙間が多く形成される
ように積み上げられている。なお、強い波に晒されるこ
とが多い護岸では砕石40を金網かごに納める等して砕
石40の崩壊を防止する場合もある。
【0013】上記の護岸構造物は、図3に示す護岸ブロ
ックを多数使用して構築されている。この護岸ブロック
は、言うなれば直方体の隣り合う3面から構成された形
状を有しており、その底面部10’が護岸構造物におけ
る底版部10の一部をなし、一方の側面部20’が護岸
構造物における側壁部20の一部をなし、さらに他方の
側面部30’が護岸構造物における消波壁部30のひと
つをなす。なお、側面部20’には開口21が、側面部
30には開口31が予め形成されている。
【0014】護岸構造物は、基礎Aと地山B側の石積み
Cを構築した後、この護岸ブロックを基礎A上に密接さ
せて並設し、隣接する護岸ブロックどうしを接合金具
(図示せず)で連結するとともに基礎A、石積みCとの
間に適宜コンクリートを打設する等して固定し、最後に
砕石40を積み上げて完成する。なお、護岸ブロックを
形成するコンクリートには、空隙率の高い緑化コンクリ
ートを使用することが望ましく、これを採用することに
よって消波効果をさらに高めることが可能となる。
【0015】上記のように構成された護岸構造物では、
河川Rから打ち寄せる波が水際に積み上げられた砕石4
0にぶつかって消波される。また、河川R側から見える
のは背後の石積みCと各消波壁部30および積み上げら
れた砕石40だけで、コンクリート製の部分は消波壁部
30のみであり、石積み護岸の景観が保たれている。
【0016】また、砕石40には水生植物やカキやフジ
ツボ等の貝類が着生し、砕石40の隙間にカニ等の甲殻
類や稚魚が生息する等、小動物の棲みかとなっているた
め、側壁部20および消波壁部30に設けた開口21、
31を通って小動物が地山Bや隣り合う砕石40との間
を自由に行き来できるようになっている。また、立ち上
げ部11にはスリット12が形成されており、このスリ
ット12を通じて河川側から小動物が砕石40側に侵入
し易くなっている。このスリット12は底版部10の底
面よりも僅かに(1〜2cm程度)高い位置に形成さ
れ、河川Rから寄せた波が退く時や干潮時にも、底版部
10上に水が溜まって小動物が流されないようになり、
小動物の生息に適した環境が作られる。このように、護
岸構造物のまわりでは小動物の活動が活発に行われるよ
うに工夫がなされ、水辺の生態系が以前のままに保たれ
ている。
【0017】ところで、この護岸構造物の沖合いを船舶
が航行すると、その船舶の航行によって引き起こされた
強い波は、多くの場合図4に示すように護岸構造物に向
けて斜め前方から打ち寄せるが、消波壁部30がこの波
を遮断して護岸に対する直接の影響を減じるため、砕石
40の崩壊が防止されて護岸の消波効果を保つことがで
きる。加えて、砕石40に着生した水生植物の流出を防
止するとともに砕石40の隙間に生息する小動物の繁殖
の場を守り、護岸構造物のまわりに形成された水辺の生
態系を保護することができる。
【0018】なお、本実施形態においては護岸構造物を
河川Rの沿岸に構築した場合について説明したが、これ
を海沿いに構築することも何等問題はない。また、側壁
部20、消波壁部30にそれぞれ設けられた開口21、
31の形状は矩形に限らずその他の形状であってもよ
い。さらに、立ち上げ部11に通水路としてスリット1
2を形成したが、これを溝状としてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた護岸構造物においては、複数の消波壁部が地山に沿
って立設された側壁部に交叉する方向に向けて配置され
るとともにこの消波壁部の間に砕石が積み上げられてお
り、沖合を航行する船舶によって引き起こされた強い波
が護岸構造物に斜め前方から打ち寄せると、消波壁部が
この波を遮断して護岸に対する直接の影響が減じられる
ので、砕石の崩壊を防止して護岸の消波効果を保つとと
もに砕石のまわりに生息する小動物の繁殖の場を守られ
る。しかも、水際に見えるのは背後の石積みと各消波壁
部および積み上げられた砕石だけで、コンクリート製の
部分は消波壁部のみであり、石積み護岸の景観を殆ど乱
すことがない。
【0020】また、請求項2に記載された護岸構造物に
おいては、側壁部および消波壁部にその厚さ方向に貫通
する開口が設けられており、砕石の隙間に潜む小動物が
この開口を通って地山や隣り合う砕石との間を行き来し
てその活動が活発に行われるので、水辺の生態系を護岸
構造物が構築される以前のままに保たれる。
【0021】そして、請求項3に記載された護岸構造物
においては、水際に沿う底版部に設けられた立ち上げ部
によって底版部上に積み上げられた砕石を支えること
で、砕石の崩壊を防止することができる。
【0022】さらに、請求項4に記載された護岸構造物
においては、立ち上げ部に設けられた通水路によって、
立ち上げ部に遮られて底版部上に溜まる水の水位を適切
な高さに保ち、多様な小動物の生息に適した環境をつく
ることができる。しかも、小動物が通水路を自由に行き
来するようになり活動が活発になる。
【0023】請求項5に記載された護岸ブロックは、ひ
とつの消波壁部に対してその一側方に隣接する側壁部お
よび底版部が消波壁部と一体に形成された形状を有して
おり、これを水際に沿って並設することで底版部および
各壁部が構築されるので、護岸構造物の施工性を高め、
工期の短縮を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る護岸構造物の実施形態を示す斜
視図である。
【図2】 図1に示した護岸構造物の要部断面図であ
る。
【図3】 図1に示した護岸構造物の沖合を船舶が航行
した場合の護岸構造物への波の影響を示す説明図であ
る。
【図4】 図1に示した護岸構造物を構築する際に使用
する護岸ブロックを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 底版部 11 立ち上げ部 12 スリット(通水路) 20 側壁部 21 開口 30 消波壁部 31 開口 40 砕石 A 基礎 B 地山 C 石積み
フロントページの続き (72)発明者 中川 友由 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 小林 徹 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 高木 史人 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 林 豊 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 山本 正信 静岡県静岡市富士見台一丁目19番72号 富 士見グリーンエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 秋山 恵二朗 静岡県静岡市富士見台一丁目19番72号 富 士見グリーンエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 辛島 康利 静岡県静岡市富士見台一丁目19番72号 富 士見グリーンエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 八木 勇二郎 静岡県静岡市富士見台一丁目19番72号 富 士見グリーンエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 市川 清一 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央3丁目10番 44号 鶴見コンクリート株式会社内 (72)発明者 菅野 征雄 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央3丁目10番 44号 鶴見コンクリート株式会社内 (72)発明者 水島 澄夫 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央3丁目10番 44号 鶴見コンクリート株式会社内 (72)発明者 佐藤 仁 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央3丁目10番 44号 鶴見コンクリート株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水際に沿って敷設された底版部と、該底
    版部から地山に沿って立設された側壁部との間に、該側
    壁部に交叉する方向に向けて配置された消波壁部が複数
    立設され、 該消波壁部の間の底版部上に、砕石が水際から地山側に
    向けて傾斜して積み上げられていることを特徴とする護
    岸構造物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された護岸構造物におい
    て、 前記側壁部および消波壁部に、その厚さ方向に貫通し、
    前記砕石の隙間に潜む小動物が地山や隣り合う砕石との
    間を行き来するための開口が設けられていることを特徴
    とする護岸構造物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された護岸構造
    物において、 前記底板部に、水際に沿う縁から上方に向けて立ち上げ
    部が設けられていることを特徴とする護岸構造物。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された護岸構造物におい
    て、 前記立ち上げ部には、該立ち上げ部に遮られて底版部上
    に溜まる水の水位を調節するための通水路が地山側から
    水際に向けて形成され、該通水路の地山側の開口は底版
    部よりも高い位置に設けられていることを特徴とする護
    岸構造物。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3、4のいずれかに記載
    された護岸構造物を構築するための護岸ブロックであっ
    て、 ひとつの消波壁部に対して、該消波壁部の一側方に隣接
    する側壁部および底版部が、消波壁部と一体に形成され
    ていることを特徴とする護岸ブロック。
JP34425596A 1996-12-24 1996-12-24 護岸構造物および護岸ブロック Pending JPH10183571A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109356090A (zh) * 2018-11-14 2019-02-19 广东省水利水电科学研究院 一种三角模块化生态型海堤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109356090A (zh) * 2018-11-14 2019-02-19 广东省水利水电科学研究院 一种三角模块化生态型海堤
CN109356090B (zh) * 2018-11-14 2024-03-01 广东省水利水电科学研究院 一种三角模块化生态型海堤

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