JPH10183684A - 建設機械における収納構造 - Google Patents

建設機械における収納構造

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JPH10183684A
JPH10183684A JP35457996A JP35457996A JPH10183684A JP H10183684 A JPH10183684 A JP H10183684A JP 35457996 A JP35457996 A JP 35457996A JP 35457996 A JP35457996 A JP 35457996A JP H10183684 A JPH10183684 A JP H10183684A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブが設けられないような小型の建設機械
において、施錠することができ、かつオペレータの目に
つく箇所にグリースガンを収納する。 【解決手段】 燃料タンク8および作動油タンク9と、
これら両タンクの上方を覆うカバー体12とのあいだに
収納スペースSを形成し、該収納スペースにグリースガ
ン14を収納した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建設作業、土
木作業に用いられる油圧ショベル等の建設機械の技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械にお
いては、旋回ベアリング等のベアリング部や、作業部の
揺動部等の可動部分に定期的に給脂する必要があるが、
それが建設現場であることもあり、このような場合、グ
リースガンを用いた手動での給脂が行われることにな
る。このためグリースガンは、どこであっても手軽に給
脂作業を行えるよう建設機械に常備しておくことが好ま
しい。そこで従来、防犯も兼ねて施錠ができるキャブ内
に収納していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な建
設機械が小型になると、キャブが設けられないものもあ
り、また設けられてもスペース的に狭くなってしまうた
め、前記グリースガンを収納するスペースをキャブ内に
確保することが難しく、そこで、施錠ができるエンジン
ルームにグリースガンの収納スペースを確保することが
試みられる。しかるに給脂は、頻繁に行わなければなら
ない箇所もあってオペレータは常に給脂について心がけ
ておくことが好ましい。ところがグリースガンをエンジ
ンルームに収納した場合、グリースガンは通常では目立
たないことになって、給脂の確認を忘れがちになるとい
う問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、前後に並設された燃料タンクお
よび作動油タンクの上方を覆うためのカバー体を開閉自
在に設けてなる建設機械において、前記燃料タンクおよ
び作動油タンクの上面部とカバー体とのあいだに収納ス
ペースを形成し、該収納スペースに給脂用のグリースガ
ンを収納したものである。そして、この様にすることに
より、キャブが設けられないような小型の建設機械にお
いても、施錠することができるカバー内にグリースガン
を収納できることになって、防犯上好ましい。しかもこ
の場合、燃料タンクに燃料を補給したり、作動油タンク
の点検等を行うべくカバー体を開放する毎に、グリース
ガンがオペレータの目に入って給脂を促すことになると
いう利点がある。さらにこのものにおいて、カバー体を
開閉状態に保持すべく設けられる保持部材に、グリース
ガンを係止するための係止部を形成したものにおいて
は、前記保持部を有効利用してグリースガンを係止でき
ることになって、騒音の発生防止やグリースガンおよび
カバー体の保護を計れるものでありながら、グリースガ
ン専用の係止部材を別途設ける必要がなく、部材の兼用
化が計れると共に、専用の係止部材を溶着等により取付
ける作業も不要となって好都合である。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベル
であって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行
体2、該下部走行体2に旋回自在に支持される上部旋回
体3、該上部旋回体3の前部に取付けられる作業部4等
から構成されている等の基本的構成は従来通りである。
【0006】前記上部旋回体3は、本実施の形態におい
て、運転席5、各種操作レバー6等が設けられる操縦部
7が左側に配され、該操縦部7の右方部位に、前側に燃
料タンク8が後側に作動油タンク9が位置するようにし
てタンク部10が配され、さらに前記操縦部7およびタ
ンク部10の後方に、エンジンルーム11が配設されて
いる。
【0007】12は前記燃料タンク8および作動油タン
ク9の上方を覆うカバー体であって、該カバー体12
は、蝶番12aを介して開閉揺動自在に取り付けられて
いると共に、閉鎖状態のときのカバー体12を施錠する
ための施錠装置13が装備されている。また、前記燃料
タンク8の上面部8aの後半部と作動油タンク9の上面
部9aとは略面一状となるように設けられているが、こ
れら上面部8a、9aと前記閉鎖状態のカバー体12と
のあいだには収納スペースSが形成されており、該収納
スペースSに、後述するように給脂用のグリースガン1
4を収納できるようになっている。
【0008】ここで、前記グリースガン14は、本実施
の形態では、グリースが充填されるガン本体14aの先
端側にノズル部14bが形成され、レバー14cの操作
で給脂が行われるレバー形ガンが採用されている。そし
て該グリースガン14は、ガン本体14aの基端側半部
が燃料タンク8の上方に位置し、ガン本体14a先端側
半部およびノズル部14bが作動油タンク9の上方に位
置する前後方向を向いた状態で、前記収納スペースSに
収納されるように設定されている。
【0009】一方、15は前記カバー体12を全開した
とき該全開状態に保持するために設けられる全開用保持
装置であって、該全開放保持装置15は、基端部がカバ
ー体12に揺動自在に取付けられる揺動プレート16
と、揺動プレート16に開設のガイド溝16aに相対移
動自在に嵌合され、かつ作動油タンク上面部9aに固着
の支持ブラケット17に一体的に取り付けられる支持ピ
ン18とを用いて構成されている。そしてこの支持ピン
18は、カバー体12の開閉に伴う揺動プレート16の
揺動に連繋してガイド溝16aを相対移動するが、カバ
ー体12が全開状態となったとき支持ピン18がガイド
溝16aの端部に形成の係合溝16bに係合すること
で、カバー体12を全開状態に保持できるようになって
おり、これによって全開状態のカバー体12が不用意に
閉鎖してしまうことを防止できるようになっている。
【0010】さらに前記支持ブラケット17には、前記
収納スペースSに収納されたグリースガン14を係止す
るための凹溝部17aと係止溝17bとが形成されてい
る。つまり、支持ブラケット17は、作動油タンク上面
部9aに固着される底面部17cと、該底面部17cの
左右両側に立設される左右脚片部17d、17eと、底
面部17cから後方側に延設される延設底面部17fの
前端部に立設される前片部17gとが一体形成されたも
のであって、前述の支持ピン18は左側脚片部17dに
一体的に取り付けられている。また、底面部17cと左
右両脚片部17d、17eとによって凹溝部17aが形
成されており、該凹溝部17aに、前記グリースガン1
4のガン本体14aを嵌合係止できるようになってお
り、これによってグリースガン14の左右方向の移動を
規制できるようになっている。さらに前片部17gの上
縁部には、グリースガン14のノズル部14bの基端部
を係止できる係止溝17bが凹設されており、これによ
ってノズル部14bを係止できると共に、グリースガン
14の機体後方側への移動を規制できるようになってい
る。
【0011】また、19は前記カバー体12を閉鎖した
とき該閉鎖状態に保持するために設けられる閉鎖用保持
装置であって、該閉鎖用保持装置15は、燃料タンク8
の上面部8aから立設する取付けブラケット20の上端
部に取付けられるキャッチバー21と、カバー体12の
内面部に取り付けられ、前記キャッチバー21に係脱自
在に係合するキャッチスプリング22とを用いて構成さ
れている。そしてこの閉鎖用保持装置19は、カバー体
12を閉鎖したときにキャッチスプリング22がキャッ
チバー21に係合することで、カバー体12を閉鎖状態
に保持できるようになっており、これによって閉鎖状態
のカバー体12が不用意に開放してしまうことを防止で
きるようになっている。
【0012】さらに前記キャッチバー21には、前記収
納スペースSに収納されたグリースガン14を係止する
ための係止バー21aが一体的に形成されている。つま
り、キャッチバー21は、前記キャッチスプリング22
に係合すべく前後方向を向いて設けられているが、その
前端部から係止バー21aが右下方に向けて屈曲形成さ
れている。そして、該係止バー21aは、前述したよう
にグリースガン14を前後方向を向く状態で収納スペー
スSに収納したとき、ガン本体14aの基端側面部の僅
か前方に位置するようになっており、これによってグリ
ースガン14の機体前方側への移動を規制できるように
なっている。
【0013】また、23は前記カバー体12の内面部に
取付けられるクッション材であって、該クッション材2
3は、前記収納スペースSに収納されたグリースガン1
4とカバー体12とのあいだに介装されてグリースガン
14の上下方向の移動を規制するようになっている。而
してグリースガン14は、前記凹溝部17aによって左
右方向の移動が規制され、かつ係止溝17bによってノ
ズル部14bの支持と後方側への移動が規制され、また
係止バー21aによって前方側への移動が規制され、さ
らにクッション材23によって上下方向の移動が規制さ
れた安定状態で、前記収納スペースSに収納されるよう
に構成されている。さらに、このようにしてグリースガ
ン14を収納したとき、該グリースガン14のレバー1
4cは、燃料タンク8の注入口を開閉する蓋8bに対
し、該蓋8bの開閉を妨げることはないが極く近接する
部位に位置するようになっている。
【0014】ところで、前記カバー体12には、燃料タ
ンク8および作動油タンク9の上方だけでなく両タンク
8、9の機体内方側面(左側面)上部も覆うべく機体内
方側面12bが一体形成されているが、例えば取付け誤
差等によって燃料タンク8が作動油タンク9よりも機体
内方側に突出するように取り付けられていると、カバー
体12を開放状態から閉鎖しようとするとき、前記機体
内方側面12bの下縁部が燃料タンク8の突出角部8c
に当って変形してしまうことがあり、そこで本実施の形
態では、これを回避するため、次のような配慮がなされ
ている。つまり、前記取付けブラケット20は、上下方
向中央部で屈曲した略く字形状のものであって、その下
半部は燃料タンク8の機体内方側端部(左側端部)から
略垂直状に立設され、また上半部は右上方を向いた傾斜
状となっており、その上端部に前記キャッチバー21が
取り付けられているが、屈曲部20aは機体内方側がR
状になっている。そして、カバー体12を開放状態から
閉鎖しようとするとき、機体内方側面12bの下端縁部
は、前記突出角部8cに接当する前の段階で取付けブラ
ケット20のR状屈曲部20aに接当し、該R状屈曲部
20bにガイドされる状態で下動するようになってお
り、これによって、キャッチバー21を取り付けるため
の取付けブラケット20を有効利用して、機体内方側面
12bが突出角部8cに当って変形してしまうことを回
避できるようになっている。
【0015】一方、前記燃料タンク8および作動油タン
ク9を機体フレーム24に取付け固定するにあたり、本
実施の形態においては、まず、作動油タンク9の底面部
から側方に向けて突出形成された取付け片9bを、上方
側からボルト25止めして機体フレーム24に取付け、
次いで燃料タンク8を取付ける構成となっているが、こ
の場合、燃料タンク8についても作動油タンク9と同様
に上方側からボルト固定する構成にすると、燃料タンク
8と作動油タンク9との対向間隔αを、ボルト止め作業
できるように広く確保する必要があり、その分だけ燃料
タンク8を前後方向の長さが短いもの、即ち容量の小さ
なものとしなければならないという問題がある。そこ
で、本実施の形態においては、前記対向間隔αを可及的
に狭くして燃料タンク8を容量の大きなものとすること
ができるよう、燃料タンク8を機体フレーム24の下方
側から固定するように構成されている。つまり、燃料タ
ンク8の底面部8dには、円柱状の取付け座26が溶着
されており、該取付け台26には螺子孔26aが形成さ
れている。一方、機体フレーム24には、取付け座26
に対応する部位に貫通孔24aが穿設されている。そし
て、機体フレーム24の下方から貫通孔24aに挿入せ
しめたスタッドボルト27を、前記取付け座26の螺子
孔26aに螺入してナット27aで緊締することによ
り、燃料タンク8を機体フレーム24の下方側から固定
できるようになっている。
【0016】また、前記エンジンルーム11には、エン
ジン27、および燃料フィルタ28、ウォーターセジメ
ンタ29、燃料ポンプ30等の各種エンジン補器が配さ
れると共に、その上方および後方は開閉自在なエンジン
フード31によってカバーされている。さらに、該エン
ジンフード31の下方にはカウンタウエイト32が配設
されているが、前記エンジン補器は、カウントウエイト
32を機体フレーム33を取り付けた状態で該カウント
ウエイト32に取付けられる構成となっている。つま
り、前記カウンタウエイト32は、上側中央部および下
側左右両部にフレーム取付け座32aが形成されてい
て、該フレーム取付け座32aに機体フレーム33側か
らボルト33bを螺入することにより、機体フレーム3
3に一体的に固定されるようになっている。また、34
は前記燃料フィルタ28、ウォーターセジメンタ29お
よび燃料ポンプ30等のエンジン補器が組み付けられる
取付けプレートであって、該取付けプレート34に前記
各エンジン補器を組み付け、さらにウォーターセジメン
タ29と燃料ポンプ30間の接続用ホース35、燃料タ
ンク30と燃料フィルタ28間の接続用ホース36をそ
れぞれ接続してアッシー状態とし、この状態の取付けプ
レート34を、カウンタウエイト32の上端部に形成さ
れるプレート取付け座32cにボルト35を用いて固定
することにより、前記エンジン補器は、機体フレーム3
3に取り付けられた状態のカウントウエイト32に取付
けされるようになっている。これにより、カウントウエ
イト32の機体フレーム33への取付けを、エンジン補
器を取付ける前の段階で行えることになって、エンジン
補器がカウントウエイト32の取付けの邪魔になること
が無く、作業性が向上する。尚、36は前記燃料タンク
8とウォーターセジメンタ29間の接続用ホース、37
はエンジン27と燃料フィルタ28間の接続用ホースで
あって、これらホース36、37は、取付けプレート3
4をカウンタウエイト32に取り付けた後で接続すれば
良い。さらに、前記取付けプレート34の上部には、エ
ンジンフード31に設けた施錠用のラッチ38に係止す
る係止バー39が取り付けられている。これにより、取
付けプレート34は、エンジン補器取付けのための部材
と、施錠のための部材とを兼ねることになって、部材の
兼用化を計れるという利点がある。
【0017】叙述の如く構成されたものにおいて、カバ
ー体12は、前後に並設された燃料タンク8および作動
油タンク9の上方を覆うべく開閉自在に設けられている
が、該カバー体12と前記両タンク8、9の上面部8
a、9aとのあいだには収納スペースSが形成されてい
て、該収納スペースSに、給脂用のグリースガン14を
収納できることになる。
【0018】この結果、キャブがスペース的に狭い、あ
るいはキャブを設けない小型の建設機械であっても、施
錠ができるカバー12内にグリースガン14を収納でき
ることになって、防犯上好ましい。しかもこの場合、燃
料タンク8に燃料を補給したり、作動油タンク9の漏れ
の点検等を行うべくカバー体12を開放する毎に、グリ
ースガン14がオペレータの目に入ることになって、グ
リースガン14をエンジンルーム11に収納した場合の
ように目立たないため給脂が忘れがちになるというよう
なことがない。そのうえ本実施の形態において、グリー
スガン14は、燃料タンク8の注入口を開閉する蓋8b
に対し、蓋8bの開閉を妨げることはないが近接するよ
う配されているため、燃料の補給の毎にオペレータに給
脂を強く促すことになって都合が良い。
【0019】さらにこのものにおいて、グリースガン1
4は、凹溝部17a、係止溝17b、および係止バー2
1aによって前後左右の移動が規制され、さらにカバー
体12の内面部に取り付けられたクッション材23によ
って上下移動が規制された状態で収納スペースSに収納
されることになって、機体振動等によりグリースガン1
4が動いて騒音を発したり破損したりすることを防止で
きることになるが、この場合に、前記凹溝部17a、係
止溝17b、係止バー21aは、開閉カバー12を開放
状態および閉鎖状態に保持するための部材である支持ブ
ラケット17およびキャッチバー21に形成されること
になる。この結果、開閉カバー12を開放、閉鎖状態に
保持する部材を有効利用して、グリースガン14を係止
できることになって、専用の係止部材を別途設ける必要
がなく、部材の兼用化が計れると共に、専用の係止部材
を溶着等により取付ける作業も不要となって好都合であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの平面図である。
【図2】カバー体の開閉を示す側面図である。
【図3】タンク部の側面図である。
【図4】タンク部の正面図である。
【図5】タンク部の平面図である。
【図6】支持ブラケットの斜視図である。
【図7】タンクの取付け状態を示す側面図である。
【図8】エンジンルーム部の平面図である。
【図9】エンジンルーム部の背面図である。
【図10】カウンタウエイトおよび取付けプレートの取
付け状態を示す側面図である。
【符号の説明】
8 燃料タンク 8a 上面部 9 作動油タンク 9a 上面部 12 カバー体 14 グリースガン 17 支持ブラケット 17a 凹溝部 17b 係止溝 21 キャッチバー 21a 係止バー S 収納スペース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に並設された燃料タンクおよび作動
    油タンクの上方を覆うためのカバー体を開閉自在に設け
    てなる建設機械において、前記燃料タンクおよび作動油
    タンクの上面部とカバー体とのあいだに収納スペースを
    形成し、該収納スペースに給脂用のグリースガンを収納
    した建設機械における収納構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、カバー体を開閉状態
    に保持すべく設けられる保持部材に、グリースガンを係
    止するための係止部が形成されている建設機械における
    収納構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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