JPH1018424A - 鉄骨柱等の柱脚部の根巻き型補強構造 - Google Patents
鉄骨柱等の柱脚部の根巻き型補強構造Info
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- JPH1018424A JPH1018424A JP17234096A JP17234096A JPH1018424A JP H1018424 A JPH1018424 A JP H1018424A JP 17234096 A JP17234096 A JP 17234096A JP 17234096 A JP17234096 A JP 17234096A JP H1018424 A JPH1018424 A JP H1018424A
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Abstract
クリート躯体との一体性を高めて鉄骨柱柱脚部全体のせ
ん断耐力を確保し、耐震性を向上せしめた根巻き型補強
構造を提供する。 【解決手段】 下部コンクリート躯体7の上に立設した
鉄骨柱1又は鋼管柱の柱脚部10の外周に鉄筋2が配筋
され、同鉄筋2の外周に外巻き鋼管3が設置され、同外
巻き鋼管3の内部にコンクリート4が充填されている。
前記下部コンクリート躯体7における外巻き鋼管3の設
置位置に、外巻き鋼管3を所定深さ埋設可能な欠き込み
部5が形成され、外巻き鋼管3を前記欠き込み部5に設
置した状態で当該欠き込み部5の隙間にモルタル6等が
充填され、外巻き鋼管3を下部コンクリート躯体7に固
定せしめた。
Description
(以下、鉄骨柱等と云うことがある。)構造の構築物を
構築するに当たり、鉄骨柱等を補強するべく当該鉄骨柱
等の下端の柱脚部で実施される根巻き型補強構造に関す
る。
める補強構造としては、一般的には、 露出型、根巻き型、埋め込み型に分類される。そ
の中でも、の根巻き型の補強構造は、施工も比較的容
易で、経済的でもあるため、多くの店舗や工場等の構築
物に採用されている。一般的には、図2に例示したよう
に、鉄骨柱aの柱脚部bの外周に鉄筋dを配筋し、その
鉄筋dの外周に図示を省略した型枠を仮設し、その型枠
内にコンクリートcを打設し、型枠を取り除いて当該根
巻き鉄筋コンクリートにより柱脚部bを補強する構成と
されている。
に例示したように、鉄骨柱a’を杭頭sや耐圧版上から
建て、基礎梁wを施工することにより、鉄骨柱a’の柱
脚部b’が基礎梁wの中に埋め込まれる構成となってい
る。また、図4に示したように、地盤gに縦孔hを形成
し、外周に薄帯鋼板iが螺旋状に巻かれ下端に底板kが
固着された中空管jを前記縦孔hの中に設置し、前記中
空管jの中に柱mを設置し、この柱mと中空管jとの間
にコンクリートnを打設すると共に、中空管jの外周の
縦孔h内に土砂p等を埋め戻す構成も公知である(実開
昭57−158864号公報参照)。
根巻き型の補強構造は、同図2Aにおける柱脚部のI−
I断面を示した図2Bのように、根巻きコンクリートc
の断面から鉄骨柱柱脚部bの断面を差し引いた符号Yで
示した部分とアンカーボルトtによって、上部架構のせ
ん断力を下部の躯体eに伝達する。しかしながら、通
常、根巻きコンクリート断面は機能的にも意匠的にも大
きくできないため、前記Y部分の面積は小さくなり、根
巻きコンクリート部分のせん断耐力は不足する。したが
って、ひとたび大地震が起きると、根巻き部分の鉄筋コ
ンクリートcと床などの下部コンクリート躯体eの打継
ぎ部付近にひび割れ(破壊)が生じ、鉄筋コンクリート
cの破壊とアンカーボルトtの破断につづき、鉄骨柱a
が移動し、建物に大きな損傷を及ぼしめることが先の阪
神大震災でも見られた通りである。因に、そのような鉄
骨柱柱脚部の急激な耐力低下を防止するために、根巻き
鉄筋コンクリートcの断面を過大にすることは、実際
上、やはり納まり具合いが悪い。
造は、基礎梁wの配筋w1、w2中に鉄骨柱a’の柱脚部
b’が入るため、鉄骨柱a’(柱脚部b’)に基礎梁w
の主筋w1を貫通させたり、これを避けるために基礎梁
主筋w1を鉄骨柱a’(柱脚部b’)の手前で折り曲げ
るなどしなければならず、施工手間がかかる。また、前
記図4に例示した場合では、中空管jの内部には鉄筋が
配筋されてないが、柱mの柱脚部fは地盤gの中で固定
されている。しかし、そのように柱脚部fを固定するた
めに、縦孔hを深く掘削したり、中空管jに薄板鋼板i
や底板kを取り付けたり、埋め戻し作業を行わなければ
ならず、そのような種々の作業が大変面倒で、施工性が
悪い。
体の耐力を増強する手段として、鉄筋コンクリート柱の
外周に2つのアングル状又は2つの半円状の鋼板を突き
合わせて柱を包被し、前記鋼板の中にモルタル等を充填
して補強することも知られている(特公昭53−429
86号、特公昭53−43259号公報参照)。しか
し、この補強構造は、包被体の下端部と下部コンクリー
ト躯体の境界部に前述したような問題点があり、この境
界部の一体性も考慮した柱脚部の耐力、剛性を高める構
成となっていない。
える柱脚部の根巻き鉄筋コンクリートを容易に施工で
き、しかも、簡便な構造で当該根巻きコンクリートと下
部コンクリート躯体との一体性を高めて柱脚部全体のせ
ん断耐力を確保し、耐震性を向上せしめ、急激な耐力低
下を防止する鉄骨柱等の柱脚部の根巻き型補強構造を提
供することにある。
決するための手段として、請求項1の発明に係る鉄骨柱
等の柱脚部の根巻き型補強構造は、下部コンクリート躯
体7上に立設した鉄骨柱1又は鋼管柱の柱脚部10の外
周に鉄筋2を配筋し、同鉄筋2の外周に外巻き鋼管3を
設置し、同外巻き鋼管3の内部にコンクリート4を充填
して成る鉄筋コンクリート根巻き型の補強構造であっ
て、前記下部コンクリート躯体7における外巻き鋼管3
の設置位置に、前記外巻き鋼管3を所定深さ埋設可能な
欠き込み部5を形成し、外巻き鋼管3を前記欠き込み部
5に設置した状態で当該欠き込み部5の隙間にモルタル
6等を充填し、外巻き鋼管3を下部コンクリート躯体7
に固定せしめたことを特徴とする。
補強構造は、コンクリートの根巻きによって柱脚部を補
強する根巻き型の補強構造であり、通例、図1に示した
鉄骨柱(鋼管又はH型鋼)1の下端柱脚部で好適に実施
される。鉄骨柱1が立設される床などの下部コンクリー
ト躯体7は、以下の手順で施工される。即ち、鉄骨柱1
を定着するアンカーボルト9、及び鉄骨柱1の外周に配
筋される鉄筋2の主筋(差し筋)2a、並びに欠き込み
部5を形成する型材を予め配置した後、コンクリートを
打設して形成されている。欠き込み部5は、図1に示し
たように、後述する外巻き鋼管3の設置位置において、
下部コンクリート躯体7の上面から約10cmの深さの
凹状に形成されていると共に、図示を省略した平面方向
視形状が、外巻き鋼管3と同形、同大の角形状又は円形
状に形成されている。
を予め仮止めした状態で上方からクレーンで降ろし、前
記下部コンクリート躯体7の上に設置し、アンカーボル
ト9で下部コンクリート躯体7に定着する。しかる後、
仮止めされた帯筋2bを主筋2aに接続して鉄筋2を組
み立てる。次に、外巻き鋼管3を以下の手順で設置す
る。外巻き鋼管3は、前記鉄筋2を被覆するのに必要十
分な口径、高さを有する角形又は丸形の鋼管であり、前
記鉄筋2の外周を囲むようにして上方からクレーンで降
ろし、その下端縁部を前記欠き込み部5内に設置する。
この外巻き鋼管3の下端縁部が欠き込み部5に設置され
た状態で、当該下端縁部の外側における欠き込み部5の
隙間に、無収縮モルタル6やセメントペースト等を充填
し、外巻き鋼管3を下部コンクリート躯体7に強固に固
定し一体性を高める。当該外巻き鋼管3の上端レベル位
置まで、外巻き鋼管3の内側と柱脚部10の外側との間
にコンクリート4を打設する。
コンクリート4は、柱脚部10に一体化され同柱脚部1
0を拘束し、せん断耐力が有効に高められる。外巻き鋼
管3は、欠き込み部5内に埋設され下部コンクリート躯
体7にしっかりと固定され、その一体性が高められてい
るから、大地震によって外巻き鋼管3内の根巻き鉄筋コ
ンクリート4が破壊する虞れも全くない。
を省略したスタッドやリブを設置して実施することによ
り、鉄骨柱1と外巻き鋼管3との一体性を向上させ、柱
脚部10の終局耐力をより一層高めることができる。ま
た、図示を省略した鋼管柱、とりわけ、コンクリート充
填型鋼管柱の柱脚部に前記補強構造を実施することによ
り、より一層、耐力、靱性を増強せしめ、耐震性能を高
めることができ、超高層建物や大スパン構造物にも効果
的に適応される。
巻き型補強構造によれば、外巻き鋼管が床などの下部コ
ンクリート躯体にしっかりと一体化された状態で、更に
その内部の根巻き鉄筋コンクリートを拘束し、根巻きコ
ンクリート部のせん断耐力が高められているので、必要
最小限の断面で、急激な耐力低下を確実に防止し、耐震
性が向上される。また、外巻き鋼管は、下部コンクリー
ト躯体上の欠き込み部に設置し、無収縮モルタルを隙間
に充填するだけで確実に固定される上、当該外巻き鋼管
が型枠の役目もするので、型枠なくして当該外巻き鋼管
内にコンクリートを打設でき、施工性の向上にも貢献す
る。
した断面図である。
矢視断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】下部コンクリート躯体の上に立設した鉄骨
柱又は鋼管柱の柱脚部の外周に鉄筋が配筋され、同鉄筋
の外周に外巻き鋼管が設置され、同外巻き鋼管の内部に
コンクリートが充填されて成る鉄筋コンクリート根巻き
型の補強構造であって、 前記下部コンクリート躯体における外巻き鋼管の設置位
置に、前記外巻き鋼管を所定深さ埋設可能な欠き込み部
が形成されており、外巻き鋼管が前記欠き込み部に設置
された状態で当該欠き込み部の隙間にモルタル等が充填
され、外巻き鋼管が下部コンクリート躯体に固定された
構成であることを特徴とする、鉄骨柱等の柱脚部の根巻
き型補強構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17234096A JP3603130B2 (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 鉄骨柱等の柱脚部の根巻き型補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17234096A JP3603130B2 (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 鉄骨柱等の柱脚部の根巻き型補強構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1018424A true JPH1018424A (ja) | 1998-01-20 |
| JP3603130B2 JP3603130B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=15940098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17234096A Expired - Lifetime JP3603130B2 (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 鉄骨柱等の柱脚部の根巻き型補強構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3603130B2 (ja) |
Cited By (12)
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-
1996
- 1996-07-02 JP JP17234096A patent/JP3603130B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3603130B2 (ja) | 2004-12-22 |
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