JPH10184670A - スラスト軸受 - Google Patents
スラスト軸受Info
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- JPH10184670A JPH10184670A JP34338196A JP34338196A JPH10184670A JP H10184670 A JPH10184670 A JP H10184670A JP 34338196 A JP34338196 A JP 34338196A JP 34338196 A JP34338196 A JP 34338196A JP H10184670 A JPH10184670 A JP H10184670A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のテーパランド型スラスト軸受におい
て、潤滑油中に混入した摩耗粉、塵などが負荷側スラス
ト軸受外周部に設けられている円周状の油溝、各パッド
に設けられている給油孔およびノズル部などを経てテー
パランド状の軸受面に供給される。潤滑油はカラーと負
荷側,反負荷側スラスト軸受との摺動面の隙間に供給さ
れるが、摺動面に摩耗粉、塵などの異物による傷、異物
の埋没などが発生すると摩耗が大きくなって振動が大き
くなり、テーパランド型スラスト軸受が損傷することが
ある。 【解決手段】 回転軸1とともに回転するカラー4とケ
ーシング5に固定された負荷側スラスト軸受6との摺接
面に給油孔10,12を介して外部から潤滑油が供給さ
れるスラスト軸受における給油孔10,12の途中にフ
ィルター20が介装され、給油孔10,12のフィルタ
ー20上流側に設けられフィルター20の目詰まりを監
視するセンサ24の出力信号に基づいてフィルター20
下流側から上流側へ潤滑油が供給されてフィルター20
の逆洗を行うようにする。
て、潤滑油中に混入した摩耗粉、塵などが負荷側スラス
ト軸受外周部に設けられている円周状の油溝、各パッド
に設けられている給油孔およびノズル部などを経てテー
パランド状の軸受面に供給される。潤滑油はカラーと負
荷側,反負荷側スラスト軸受との摺動面の隙間に供給さ
れるが、摺動面に摩耗粉、塵などの異物による傷、異物
の埋没などが発生すると摩耗が大きくなって振動が大き
くなり、テーパランド型スラスト軸受が損傷することが
ある。 【解決手段】 回転軸1とともに回転するカラー4とケ
ーシング5に固定された負荷側スラスト軸受6との摺接
面に給油孔10,12を介して外部から潤滑油が供給さ
れるスラスト軸受における給油孔10,12の途中にフ
ィルター20が介装され、給油孔10,12のフィルタ
ー20上流側に設けられフィルター20の目詰まりを監
視するセンサ24の出力信号に基づいてフィルター20
下流側から上流側へ潤滑油が供給されてフィルター20
の逆洗を行うようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの過給機
などに適用されるスラスト軸受に関する。
などに適用されるスラスト軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はエンジンの過給機などに使用され
ている従来のテーパランド型スラスト軸受の説明図であ
る。図において、回転軸1にはスペーサー2および締め
付けナット3を介してカラー4が固着されている。ケー
シング5には負荷側スラスト軸受6が固着されてカラー
4と摺接しており、カラー4と摺接する負荷側スラスト
軸受6の摺接面にはホワイトメタル7が鋳着されてい
る。ホワイトメタル7の摺接面には複数個のテーパラン
ド状のパッド8が円周上に設けられている。負荷側スラ
スト軸受6の油溝9には、ケーシング5内に設けられて
いる給油孔10、負荷側スラスト軸受6外周部に設けら
れている円周状の油溝11、各パッド8に設けられてい
る給油孔12、ノズル部13などを経由して潤滑油が一
定の圧力で供給される。ノズル部13などを経由して油
溝9に入った潤滑油はテーパランド状をなす各パッド8
のテーパー部16へ流れ、さらにランド部17に至り、
その間のくさび作用により流体動圧を発生して負荷能力
を生じる。テーパー部16の内周側には内周側シュラウ
ド18が、外周側には外周側シュラウド19が設けられ
ており、潤滑油が内、外周側に漏出して流体動圧が低下
するのを抑制している。負荷側軸受6の内周側へ漏出し
た潤滑油は空間部14に溜まり、最終的にはナット3の
方向に流されて外部へ排出される。また、ケーシング5
には反負荷側スラスト軸受15が固着されており、潤滑
油が負荷側スラスト軸受6と同様な方法で供給される。
ている従来のテーパランド型スラスト軸受の説明図であ
る。図において、回転軸1にはスペーサー2および締め
付けナット3を介してカラー4が固着されている。ケー
シング5には負荷側スラスト軸受6が固着されてカラー
4と摺接しており、カラー4と摺接する負荷側スラスト
軸受6の摺接面にはホワイトメタル7が鋳着されてい
る。ホワイトメタル7の摺接面には複数個のテーパラン
ド状のパッド8が円周上に設けられている。負荷側スラ
スト軸受6の油溝9には、ケーシング5内に設けられて
いる給油孔10、負荷側スラスト軸受6外周部に設けら
れている円周状の油溝11、各パッド8に設けられてい
る給油孔12、ノズル部13などを経由して潤滑油が一
定の圧力で供給される。ノズル部13などを経由して油
溝9に入った潤滑油はテーパランド状をなす各パッド8
のテーパー部16へ流れ、さらにランド部17に至り、
その間のくさび作用により流体動圧を発生して負荷能力
を生じる。テーパー部16の内周側には内周側シュラウ
ド18が、外周側には外周側シュラウド19が設けられ
ており、潤滑油が内、外周側に漏出して流体動圧が低下
するのを抑制している。負荷側軸受6の内周側へ漏出し
た潤滑油は空間部14に溜まり、最終的にはナット3の
方向に流されて外部へ排出される。また、ケーシング5
には反負荷側スラスト軸受15が固着されており、潤滑
油が負荷側スラスト軸受6と同様な方法で供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のテ
ーパランド型スラスト軸受において、過給機のスラスト
軸受部への給油はエンジンの潤滑油システムと同系統で
あるため、エンジン各部位の摺動部に発生した微少の摩
耗粉や開放点検時に発生した塵などが負荷側,反負荷側
スラスト軸受6,15の給油孔10から浸入する。そし
て、潤滑油中に混入した摩耗粉、塵などが負荷側スラス
ト軸受6外周部に設けられている円周状の油溝11、各
パッド8に設けられている給油孔12およびノズル部1
3などを経てテーパランド状の軸受面に供給される。潤
滑油はカラー4と負荷側,反負荷側スラスト軸受6,1
5との摺動面の隙間に供給されるが、摺動面に摩耗粉、
塵などの異物による傷、異物の埋没などが発生すると摩
耗が大きくなって振動が大きくなり、テーパランド型ス
ラスト軸受が損傷することがある。
ーパランド型スラスト軸受において、過給機のスラスト
軸受部への給油はエンジンの潤滑油システムと同系統で
あるため、エンジン各部位の摺動部に発生した微少の摩
耗粉や開放点検時に発生した塵などが負荷側,反負荷側
スラスト軸受6,15の給油孔10から浸入する。そし
て、潤滑油中に混入した摩耗粉、塵などが負荷側スラス
ト軸受6外周部に設けられている円周状の油溝11、各
パッド8に設けられている給油孔12およびノズル部1
3などを経てテーパランド状の軸受面に供給される。潤
滑油はカラー4と負荷側,反負荷側スラスト軸受6,1
5との摺動面の隙間に供給されるが、摺動面に摩耗粉、
塵などの異物による傷、異物の埋没などが発生すると摩
耗が大きくなって振動が大きくなり、テーパランド型ス
ラスト軸受が損傷することがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスラスト軸
受は上記課題の解決を目的にしており、回転軸とともに
回転するカラーとケーシングに固定された負荷側スラス
ト軸受との摺接面に給油孔を介して外部から潤滑油が供
給されるスラスト軸受における上記給油孔の途中にフィ
ルターが介装されている。
受は上記課題の解決を目的にしており、回転軸とともに
回転するカラーとケーシングに固定された負荷側スラス
ト軸受との摺接面に給油孔を介して外部から潤滑油が供
給されるスラスト軸受における上記給油孔の途中にフィ
ルターが介装されている。
【0005】また、本発明に係るスラスト軸受は、回転
軸とともに回転するカラーとケーシングに固定された負
荷側スラスト軸受との摺接面に給油孔を介して外部から
潤滑油が供給されるスラスト軸受における上記給油孔の
途中にフィルターが介装され、上記給油孔の上記フィル
ター上流側に設けられ上記フィルターの目詰まりを監視
するセンサの出力信号に基づいて上記フィルター下流側
から上流側へ潤滑油が供給されて上記フィルターの逆洗
を行うようになっている。
軸とともに回転するカラーとケーシングに固定された負
荷側スラスト軸受との摺接面に給油孔を介して外部から
潤滑油が供給されるスラスト軸受における上記給油孔の
途中にフィルターが介装され、上記給油孔の上記フィル
ター上流側に設けられ上記フィルターの目詰まりを監視
するセンサの出力信号に基づいて上記フィルター下流側
から上流側へ潤滑油が供給されて上記フィルターの逆洗
を行うようになっている。
【0006】このように、負荷側スラスト軸受の摺接面
に最も近い給油孔の途中にフィルターを設置することに
より、運転中に負荷側スラスト軸受の摺接面に給油孔か
ら浸入する異物が効果的に除去されて異物の浸入が防止
される。また、フィルターに多量の異物が付着して潤滑
油の流れが絞られると、フィルターの上流側に取付けら
れた監視用のセンサが圧力の上昇を感知して信号を出力
することにより、フィルターを潤滑油が逆方向に流れて
フィルターに付着した異物を逆洗して自動的に除去す
る。
に最も近い給油孔の途中にフィルターを設置することに
より、運転中に負荷側スラスト軸受の摺接面に給油孔か
ら浸入する異物が効果的に除去されて異物の浸入が防止
される。また、フィルターに多量の異物が付着して潤滑
油の流れが絞られると、フィルターの上流側に取付けら
れた監視用のセンサが圧力の上昇を感知して信号を出力
することにより、フィルターを潤滑油が逆方向に流れて
フィルターに付着した異物を逆洗して自動的に除去す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の実施の
一形態に係るテーパランド型スラスト軸受の説明図であ
る。図において、本実施の形態に係るテーパランド型ス
ラスト軸受はエンジンの過給機などに使用されるもの
で、図における符号1は回転軸、2はスペーサー、3は
締め付け用のナット、4はカラー、5はケーシング、6
は負荷側スラスト軸受、7はホワイトメタル、8はパッ
ド、9は油溝、10は給油孔、11は負荷側スラスト軸
受6外周部に設けられた円周状の油溝、12は給油孔、
13はノズル部、14は空間部、15は反負荷側スラス
ト軸受、16はテーパー部、17はランド部、18は内
周側シュラウド、19は外周側シュラウド、20は金属
製またはセラミックス製のフィルター、21は抑え金
具、22は逆洗給油孔、23はOリング、24は監視用
のセンサである。
一形態に係るテーパランド型スラスト軸受の説明図であ
る。図において、本実施の形態に係るテーパランド型ス
ラスト軸受はエンジンの過給機などに使用されるもの
で、図における符号1は回転軸、2はスペーサー、3は
締め付け用のナット、4はカラー、5はケーシング、6
は負荷側スラスト軸受、7はホワイトメタル、8はパッ
ド、9は油溝、10は給油孔、11は負荷側スラスト軸
受6外周部に設けられた円周状の油溝、12は給油孔、
13はノズル部、14は空間部、15は反負荷側スラス
ト軸受、16はテーパー部、17はランド部、18は内
周側シュラウド、19は外周側シュラウド、20は金属
製またはセラミックス製のフィルター、21は抑え金
具、22は逆洗給油孔、23はOリング、24は監視用
のセンサである。
【0008】本テーパランド型スラスト軸受は図に示す
ように従来例のテーパランド型スラスト軸受と構造およ
び機能が略同じであるが、ケーシング5に負荷側スラス
ト軸受6を入れ込む穴の外径を大きくするとともに穴を
深くして負荷側スラスト軸受6の外周に金属製またはセ
ラミックス製のフィルター20を装着し、フィルター2
0が飛び出さないように押さえ金具21で押さえてい
る。通常、潤滑油の給油ラインにおける圧力は2〜3Kg
f/cm2 程度であるが、本テーパランド型スラスト軸受に
おいてはフィルター20を通る潤滑油は正方向と逆方向
とに流れ、また潤滑油の圧力が掛かるためにフィルター
20の強度は或る程度高い方がよく、フィルター20は
金属製またはセラミックス製になっている。フィルター
20が金属製の場合は材質をSUS、厚さを0.1〜
0.2mm程度、フィルター20の目の大きさを10μm
程度とする。また、ケーシング5から負荷側スラスト軸
受6中の給油孔12まで逆洗給油孔22が穿けられてい
る。また、従来例と同じ給油配管中に給油方向の切替え
弁1a,2aを設け、切替え弁1aから逆洗時に潤滑油
を外部へ放出するための配管が、切替え弁2aからは逆
洗給油孔22への配管が設置されている。
ように従来例のテーパランド型スラスト軸受と構造およ
び機能が略同じであるが、ケーシング5に負荷側スラス
ト軸受6を入れ込む穴の外径を大きくするとともに穴を
深くして負荷側スラスト軸受6の外周に金属製またはセ
ラミックス製のフィルター20を装着し、フィルター2
0が飛び出さないように押さえ金具21で押さえてい
る。通常、潤滑油の給油ラインにおける圧力は2〜3Kg
f/cm2 程度であるが、本テーパランド型スラスト軸受に
おいてはフィルター20を通る潤滑油は正方向と逆方向
とに流れ、また潤滑油の圧力が掛かるためにフィルター
20の強度は或る程度高い方がよく、フィルター20は
金属製またはセラミックス製になっている。フィルター
20が金属製の場合は材質をSUS、厚さを0.1〜
0.2mm程度、フィルター20の目の大きさを10μm
程度とする。また、ケーシング5から負荷側スラスト軸
受6中の給油孔12まで逆洗給油孔22が穿けられてい
る。また、従来例と同じ給油配管中に給油方向の切替え
弁1a,2aを設け、切替え弁1aから逆洗時に潤滑油
を外部へ放出するための配管が、切替え弁2aからは逆
洗給油孔22への配管が設置されている。
【0009】負荷側スラスト軸受6の給油孔10から入
った潤滑油はフィルター20、給油孔10を通り、ノズ
ル部13からホワイトメタル7の摺動面におけるテーパ
ランド状のパッド8に給油される。このとき、フィルタ
ー20には潤滑油中に混入した異物が付着してパッド8
の摺動面への異物の浸入を防止する。また、フィルター
20に潤滑油中に混入した異物などが堆積して目詰まり
が発生すると、フィルター20の上流側に取付けた監視
用のセンサ24の圧力検出値が通常の値よりも高くな
る。この場合は、逆洗給油孔22を用いて逆方向からフ
ィルター20に潤滑油を供給し、フィルター20に付着
した異物などを除去する。通常の給油は給油孔10から
フィルター20を通りパッド8の摺動面に給油される
が、フィルター20に異物などが付着した場合は給油量
が少なくなり、給油配管中に監視用に設けたセンサ24
の圧力検出値が定常値よりも高くなって警報が出され
る。そして、センサ24の出力に基づいて給油方向の切
替え弁1aと切替え弁2aとが作動して逆洗給油孔22
に給油され、逆方向からフィルター20に付着した異物
などを除去して外部へ放出し、予め設定された時間後に
元の給油状態に戻る。
った潤滑油はフィルター20、給油孔10を通り、ノズ
ル部13からホワイトメタル7の摺動面におけるテーパ
ランド状のパッド8に給油される。このとき、フィルタ
ー20には潤滑油中に混入した異物が付着してパッド8
の摺動面への異物の浸入を防止する。また、フィルター
20に潤滑油中に混入した異物などが堆積して目詰まり
が発生すると、フィルター20の上流側に取付けた監視
用のセンサ24の圧力検出値が通常の値よりも高くな
る。この場合は、逆洗給油孔22を用いて逆方向からフ
ィルター20に潤滑油を供給し、フィルター20に付着
した異物などを除去する。通常の給油は給油孔10から
フィルター20を通りパッド8の摺動面に給油される
が、フィルター20に異物などが付着した場合は給油量
が少なくなり、給油配管中に監視用に設けたセンサ24
の圧力検出値が定常値よりも高くなって警報が出され
る。そして、センサ24の出力に基づいて給油方向の切
替え弁1aと切替え弁2aとが作動して逆洗給油孔22
に給油され、逆方向からフィルター20に付着した異物
などを除去して外部へ放出し、予め設定された時間後に
元の給油状態に戻る。
【0010】従来のテーパランド型スラスト軸受におい
て、過給機のスラスト軸受部への給油はエンジンの潤滑
油システムと同系統であるため、エンジン各部位の摺動
部に発生した微少の摩耗粉や開放点検時に発生した塵な
どが負荷側,反負荷側スラスト軸受の給油孔から浸入す
る。そして、潤滑油中に混入した摩耗粉、塵などが負荷
側スラスト軸受外周部に設けられている円周状の油溝1
1、各パッド8に設けられている給油孔12およびノズ
ル部13などを経てテーパランド状の軸受面に供給され
る。潤滑油はカラー4と負荷側,反負荷側スラスト軸受
6,15との摺動面の隙間に供給されるが、摺動面に摩
耗粉、塵などの異物による傷、異物の埋没などが発生す
ると摩耗が大きくなって振動が大きくなり、テーパラン
ド型スラスト軸受が損傷することがある。これに対し、
本テーパランド型スラスト軸受においては負荷側スラス
ト軸受6の給油ノズル近傍のハウジング内側の円周方向
の油溝11内にリング状のフィルター20を有するとと
もに、給油配管から分岐した逆洗用油の供給配管、逆洗
給油溝22を経由してフィルター20の後ろ側へ逆洗用
に潤滑油を導き、またフィルター20の上流側に目詰ま
り監視用センサ24を設置し、また給油配管からの分岐
部に監視用のセンサ24からの信号を受けて自動的に開
弁し逆洗用油を供給する切替え弁2aと、逆洗した潤滑
油を外部へ放出する切替え弁1aとを設置しており、過
給機のスラスト軸受部への給油はエンジンの潤滑油シス
テムと同系統であるため、エンジンの摺動部に発生した
摩耗粉や開放点検時に浸入した塵などの異物がスラスト
軸受部に給油孔から浸入するが、このスラスト軸受に最
も近くて効果が大きい位置にフィルター20を設置する
ことによりフィルター20に異物が付着して除去され、
フィルター20に多量の異物が付着して潤滑油の流量が
絞られるとフィルター20の上流側に取付けられた監視
用のセンサ24が潤滑油の圧力上昇を感知し、信号を出
して切替え弁1a,2aを切替える。切替え弁1a,2
aが切替わると潤滑油がフィルター20を逆方向に流
れ、フィルター20に付着した異物を除去して外部へ放
出する。この作動を予め設定した時間だけ行った後、切
替え弁1a,2aが切替えられて元の状態になる。この
ようにしてフィルター20が自動的に洗浄される。この
ように、運転中に潤滑油中の摩耗粉や塵などの異物の浸
入が防止されることにより、スラスト軸受のトラブルが
未然に防止される。また、自動的にフィルター20の洗
浄が行われ、元に戻ることによって長時間の無解放運転
を行うことができる。
て、過給機のスラスト軸受部への給油はエンジンの潤滑
油システムと同系統であるため、エンジン各部位の摺動
部に発生した微少の摩耗粉や開放点検時に発生した塵な
どが負荷側,反負荷側スラスト軸受の給油孔から浸入す
る。そして、潤滑油中に混入した摩耗粉、塵などが負荷
側スラスト軸受外周部に設けられている円周状の油溝1
1、各パッド8に設けられている給油孔12およびノズ
ル部13などを経てテーパランド状の軸受面に供給され
る。潤滑油はカラー4と負荷側,反負荷側スラスト軸受
6,15との摺動面の隙間に供給されるが、摺動面に摩
耗粉、塵などの異物による傷、異物の埋没などが発生す
ると摩耗が大きくなって振動が大きくなり、テーパラン
ド型スラスト軸受が損傷することがある。これに対し、
本テーパランド型スラスト軸受においては負荷側スラス
ト軸受6の給油ノズル近傍のハウジング内側の円周方向
の油溝11内にリング状のフィルター20を有するとと
もに、給油配管から分岐した逆洗用油の供給配管、逆洗
給油溝22を経由してフィルター20の後ろ側へ逆洗用
に潤滑油を導き、またフィルター20の上流側に目詰ま
り監視用センサ24を設置し、また給油配管からの分岐
部に監視用のセンサ24からの信号を受けて自動的に開
弁し逆洗用油を供給する切替え弁2aと、逆洗した潤滑
油を外部へ放出する切替え弁1aとを設置しており、過
給機のスラスト軸受部への給油はエンジンの潤滑油シス
テムと同系統であるため、エンジンの摺動部に発生した
摩耗粉や開放点検時に浸入した塵などの異物がスラスト
軸受部に給油孔から浸入するが、このスラスト軸受に最
も近くて効果が大きい位置にフィルター20を設置する
ことによりフィルター20に異物が付着して除去され、
フィルター20に多量の異物が付着して潤滑油の流量が
絞られるとフィルター20の上流側に取付けられた監視
用のセンサ24が潤滑油の圧力上昇を感知し、信号を出
して切替え弁1a,2aを切替える。切替え弁1a,2
aが切替わると潤滑油がフィルター20を逆方向に流
れ、フィルター20に付着した異物を除去して外部へ放
出する。この作動を予め設定した時間だけ行った後、切
替え弁1a,2aが切替えられて元の状態になる。この
ようにしてフィルター20が自動的に洗浄される。この
ように、運転中に潤滑油中の摩耗粉や塵などの異物の浸
入が防止されることにより、スラスト軸受のトラブルが
未然に防止される。また、自動的にフィルター20の洗
浄が行われ、元に戻ることによって長時間の無解放運転
を行うことができる。
【0011】なお、反負荷側スラスト軸受15側にも給
油孔10のフィルター20や切替え弁1a,2a、監視
用のセンサ24などによる逆洗システムなどを設けても
よく、負荷側スラスト軸受6側と同様の作用、効果を得
ることができる。
油孔10のフィルター20や切替え弁1a,2a、監視
用のセンサ24などによる逆洗システムなどを設けても
よく、負荷側スラスト軸受6側と同様の作用、効果を得
ることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るスラスト軸受は前記のよう
に構成されており、負荷側スラスト軸受の摺接面に最も
近い給油孔の途中にフィルターを設置することにより、
運転中に負荷側スラスト軸受の摺接面に給油孔から浸入
する異物が効果的に除去されて異物の浸入が防止される
ので、異物により摺接面の摩耗が大きくなり振動が大き
くなってスラスト軸受が損傷するなどのトラブルが未然
に防止される。
に構成されており、負荷側スラスト軸受の摺接面に最も
近い給油孔の途中にフィルターを設置することにより、
運転中に負荷側スラスト軸受の摺接面に給油孔から浸入
する異物が効果的に除去されて異物の浸入が防止される
ので、異物により摺接面の摩耗が大きくなり振動が大き
くなってスラスト軸受が損傷するなどのトラブルが未然
に防止される。
【0013】また、フィルターに多量の異物が付着して
潤滑油の流れが絞られると、フィルターの上流側に取付
けられた監視用のセンサが圧力の上昇を感知して信号を
出力することにより、フィルターを潤滑油が逆方向に流
れてフィルターに付着した異物を逆洗して自動的に除去
するので、長時間の無解放運転を行うことができる。
潤滑油の流れが絞られると、フィルターの上流側に取付
けられた監視用のセンサが圧力の上昇を感知して信号を
出力することにより、フィルターを潤滑油が逆方向に流
れてフィルターに付着した異物を逆洗して自動的に除去
するので、長時間の無解放運転を行うことができる。
【図1】図1は本発明の実施の一形態に係るテーパラン
ド型スラスト軸受の断面図である。
ド型スラスト軸受の断面図である。
【図2】図2は図1におけるII−II矢視図である。
【図3】図3は(a)は従来のテーパランド型スラスト
軸受の断面図、同図(b)は同図(a)におけるB−B
矢視図である。
軸受の断面図、同図(b)は同図(a)におけるB−B
矢視図である。
1 回転軸 1a 切替え弁 2 スペーサー 2a 切替え弁 3 締め付け用のナット 4 カラー 5 ケーシング 6 負荷側スラスト軸受 7 ホワイトメタル 8 パッド 9 油溝 10 給油孔 11 円周状の油溝 12 給油孔 13 ノズル部 14 空間部 15 反負荷側スラスト軸受 16 テーパー部 17 ランド部 18 内周側シュラウド 19 外周側シュラウド 20 金属製またはセラミックス製のフィルター 21 抑え金具 22 逆洗給油孔 23 Oリング 24 監視用のセンサ
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸とともに回転するカラーとケーシ
ングに固定された負荷側スラスト軸受との摺接面に給油
孔を介して外部から潤滑油が供給されるスラスト軸受に
おいて、上記給油孔の途中に介装されたフィルターを備
えたことを特徴とするスラスト軸受。 - 【請求項2】 上記給油孔の上記フィルター上流側に設
けられ上記フィルターの目詰まりを監視するセンサと、
該センサの出力信号に基づいて上記フィルター下流側か
ら上流側へ潤滑油を供給して上記フィルターの逆洗を行
う逆洗手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載
のスラスト軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34338196A JPH10184670A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | スラスト軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34338196A JPH10184670A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | スラスト軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10184670A true JPH10184670A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18361079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34338196A Withdrawn JPH10184670A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | スラスト軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10184670A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6425689B1 (en) | 1999-08-13 | 2002-07-30 | Jenbacher Aktiengesellschaft | Bearing arrangement for supporting a movable component, in particular the crankshaft of an internal combustion engine |
| JP2010276197A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Waukesha Bearings Corp | 液圧式端部フロート調節器 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP34338196A patent/JPH10184670A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6425689B1 (en) | 1999-08-13 | 2002-07-30 | Jenbacher Aktiengesellschaft | Bearing arrangement for supporting a movable component, in particular the crankshaft of an internal combustion engine |
| AT409410B (de) * | 1999-08-13 | 2002-08-26 | Jenbacher Ag | Lagereinrichtung zum lagern eines beweglichen bauteiles, insbesondere der kurbelwelle eines verbrennungsmotors |
| JP2010276197A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Waukesha Bearings Corp | 液圧式端部フロート調節器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |