JPH10184702A - 樹脂製転がり軸受 - Google Patents

樹脂製転がり軸受

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JPH10184702A
JPH10184702A JP8350265A JP35026596A JPH10184702A JP H10184702 A JPH10184702 A JP H10184702A JP 8350265 A JP8350265 A JP 8350265A JP 35026596 A JP35026596 A JP 35026596A JP H10184702 A JPH10184702 A JP H10184702A
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JP
Japan
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resin
bearing
ring
temperature
rolling bearing
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JP8350265A
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English (en)
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Masayuki Yamazaki
雅之 山▲崎▼
Kazuo Hirose
和夫 廣瀬
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
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    • F16C33/62Selection of substances
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16C33/60Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 比較的高荷重・高速回転下においても長
期使用が可能な樹脂製転がり軸受を提供する。 【解決手段】 樹脂製転がり軸受は、曲げ弾性率が20
00〜6000MPaの範囲にあるPAS樹脂からなる
内輪1および外輪2、内・外輪1、2の軌道面1a、2
a間に介在する複数のボール3を備えている。内輪1は
2つの内輪部品11、12を軸方向に合わせて一体に固
着したもの、外輪2は2つの外輪部品21、22を軸方
向に合わせて一体に固着したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 内輪および外輪の
うち少なくとも一方が合成樹脂からなる樹脂製転がり軸
受に関する。
【0002】
【従来の技術】内輪や外輪を合成樹脂製にすることで、
その良好な摺動特性を利用して無潤滑運転を可能にした
り、 水中や薬品中あるいは高湿度環境等のいわゆる腐食
雰囲気下での使用を可能にできるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、合成樹脂製の
軌道輪は、一般に金属製軌道輪に比べて、耐荷重変形
性、耐摩耗性が劣るため、従来の樹脂製転がり軸受は低
荷重および低速回転下での使用に制限されている。
【0004】また、軌道輪の形状によっては、一発成形
が不可で(溝状の軌道面を有する軌道輪の場合、型抜き
ができないため。)、成形後に軌道面を機械加工によっ
て仕上げる必要があった。そのため、コスト増の要因と
もなっていた。
【0005】そこで、本発明は、比較的高荷重・高速回
転下においても長期使用が可能で、かつ、低コストな樹
脂製転がり軸受を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、軌道輪を軸方向に輪切り状に分割した
形状の複数の軌道輪部品を、 曲げ弾性率2000〜60
00MPaの範囲にある樹脂で成形すると共に、これら
軌道輪部品を軸方向に合わせて一体に固着することによ
って軌道輪を形成した。軌道輪を上記樹脂からなる複数
の軌道輪部品の一体固着品とすることにより、その機械
的強度および耐久性を高めることができると同時に、各
軌道輪部品は一発成形が可能であるので、軌道面の後加
工も不要になる。
【0007】曲げ弾性率を2000〜6000MPaの
範囲内としたのは、次のような理由による。すなわち、
曲げ弾性率が2000MPaより小さいと、軌道輪の荷
重による変形が大きく、高荷重、高速回転下での使用に
耐えない。一方、曲げ弾性率が6000MPaより大き
いと、軌道輪の荷重による変形の問題は解消されるもの
の、軌道面と転動体との接触面積(接触楕円)が小さく
なるので、接触部分の面圧上昇によって、軌道面の摩耗
が増大する。そこで、軌道輪の荷重による変形の問題を
解消すると同時に、軌道面の摩擦を抑制するため、軌道
輪を形成する合成樹脂の曲げ弾性率を2000〜600
0MPaの範囲内、好ましくは、3000〜5000M
Paの範囲内とした。
【0008】上記樹脂として、例えば、ポリアリーレン
スルフィド系樹脂( 以下、 「PAS樹脂」という。)を
用いることができる。PAS樹脂は、水分や各種薬品に
侵されず、かつ、吸水による寸法変化が非常に小さい樹
脂である。
【0009】上記樹脂には、曲げ弾性率2000〜60
00MPaの範囲を確保できれば、各種充填剤を添加す
ることが可能である。使用する充填剤としては、例え
ば、タルク、炭素繊維、ガラス繊維、黒鉛、チタン酸カ
リウム等のウィスカ類、ウォラストナイト、シリカ、酸
化チタン、ガラスビーズ、芳香族ポリアミド繊維、フッ
素樹脂粉末等を用いることができる。
【0010】転動体の材質は特に限定されず、軸受鋼の
ほか、ステンレス、セラミック、ガラス、樹脂などを目
的に応じて選択することができる。例えば、アルミナか
らなるセラミック材は、耐食性、硬度および加工性の点
で優れた材料であるので好ましい。
【0011】本発明の樹脂製転がり軸受は、保持器を用
いた形式、保持器を使用しない総玉(ころ)形式とする
ことができる。保持器を使用する場合、その材質、形状
は特に問わない。
【0012】軌道輪部品の成形方法は、特に限定されな
いが、射出成形によるのが、生産性、コスト性の点で有
利である。
【0013】軌道輪部品の固着方法は、必要な固着強度
が得られるものであれば特に限定されないが、溶着、接
着などを採用することができる。より具体的には、超音
波溶着、摩擦溶着、接着剤による接着、溶剤接着などを
採用することができる。合わせ面(固着部分)には多少
のバリ、段差、接着剤などのはみ出しなどが発生する可
能性があるので、固着部分が転動体と接触しないように
設計するのがよい。例えば、転動体と固着部分との間に
空間部を設ける、固着部分を軸受中心から軸方向にずら
せる等の手段が考えられる。
【0014】軌道輪部品の固着は、部品の段階(組み立
て前)に行ってもよいし、他の構成部品とアッセンブリ
して、転がり軸受の状態にした後に行ってもよい。
【0015】尚、内輪および外輪の双方を上記の構成に
してもよいし、何れか一方のみを上記の構成としてもよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0017】図1に示す樹脂性転がり軸受は、曲げ弾性
率が2000〜6000MPaの範囲にある樹脂例えば
PAS樹脂からなる内輪1および外輪2、内・外輪1、
2の軌道面1a、2a間に介在する複数のボール3を備
えている。内輪1は2つの内輪部品11、12を軸方向
に合わせて一体に固着したもの、外輪2は2つの外輪部
品21、22を軸方向に合わせて一体に固着したもので
ある。
【0018】内輪部品11、12は、内輪1を軸受中心
線Aに沿って輪切り状に2分割した形状を有し、それぞ
れ、ボール3と1点で接触する形状の軌道面部分11
a、12aと、相互に適合する合わせ面11b、12b
を備えている。合わせ面11bには環状の凹部11cが
設けられ、合わせ面12bには凹部11cと嵌合する環
状の凸部12cが設けられている。
【0019】内輪部品11、12は、いずれも上記PA
S樹脂の成形体で、軌道面部分11a、12aおよび合
わせ面11b、12b(凹部11c、凸部12cを含
む。)は、成形時に成形型によって成形されたものであ
る。
【0020】内輪部品11、12を合わせ面11b、1
2bで相互に突き合わせ、合わせ面11b、12b同士
を溶着、 接着などの手段によって固着すると、内輪1が
完成する。合わせ面11b、12bに設けられた凹部1
1cと凸部12cとの嵌合によって半径方向の位置合わ
せが容易になると同時に、固着部分の面積増大により、
固着強度が向上する。
【0021】外輪部品21、22は、外輪2を軸受中心
線Aに沿って輪切り状に2分割した形状を有し、それぞ
れ、ボール3と1点で接触する形状の軌道面部分21
a、22aと、相互に適合する合わせ面21b、22b
を備えている。合わせ面21bには環状の凸部21cが
設けられ、合わせ面22bには凸部21cと嵌合する環
状の凹部22cが設けられている。
【0022】外輪部品21、22は、いずれも上記PA
S樹脂の成形体で、軌道面部分21a、22aおよび合
わせ面21b、22bは、成形時に成形型によって成形
されたものである。
【0023】外輪部品21、22を合わせ面21b、2
2bで相互に突き合わせ、合わせ面21b、22b同士
を溶着、接着などの手段によって固着すると、外輪2が
完成する。合わせ面21b、22bに設けられた凸部2
1cと凹部22cとの嵌合によって半径方向の位置合わ
せが容易になると同時に、固着部分の面積増大により、
固着強度が向上する。
【0024】内輪部品11と12との固着部分、外輪部
品21と22との固着部分は、いずれも軸受中心線A上
にあるが、軌道面部分11a、12a、21a、22a
がボール3と1点で接触する形状であるため、ボール3
の外径側部分、内径側部分に空間部が形成され、ボール
3は固着部分とは直接接触しない。そのため、軌道面1
a、2a側において、固着部分に多少のバリ、段差、接
着剤のはみ出し等が発生しても、ボール3はそれらとは
接触しないので、その円滑な転動が妨げられることはな
い。
【0025】また、この実施形態においては、外輪部品
21、22の外径面に、合わせ面21b、22bと連続
して環状の段部21d、22dが設けられている。その
ため、固着部分の外径側に多少のバリ、段差、接触剤の
はみ出し等が発生しても、それらは外輪2の外径面から
突出しないので、外輪2のハウジング等への嵌合装着も
確実になされる。
【0026】尚、軌道面部分11a、12a、21a、
22aの形状は、ボール3と1点で接触する形状であれ
ば、円弧、楕円弧、放物線の一部、平坦なテーパ面な
ど、種々の形状とすることができる。また、同図には保
持器を具備しない総玉形式を例示してあるが、保持器
(4)を具備した形式としてもよい。さらに、内輪部品
11、12の固着、外輪部品21、22の固着は、ボー
ル3(さらには保持器4)をアッセンブリする前の段階
で行ってもよいし、ボール3(さらには保持器4)をア
ッセンブリして転がり軸受に組み立てた状態で行っても
よい。
【0027】図2に示す実施形態では、内輪1の軌道面
1a、外輪2の軌道面2aが、それぞれ、ボール3の直
径よりも大きな1つの円弧で画かれている。また、内輪
部品11、12の合わせ面11b、12bが軸受中心線
Aから同図で左側にオフセットされ、外輪部品21、2
2の合わせ面21b、22bが軸受中心線Aから同図で
右側にオフセットされている。ラジアル荷重のみが作用
する場合、ボール3は軌道面1a、2aの中央部分と接
触し、同図で矢印方向のスラスト荷重Fが作用する場
合、ボール3は軌道面1aの右側部分、軌道面2aの左
側部分と接触し、固着部分とは直接接触しない。同図と
は反対方向のスラスト荷重が作用する場合は、オフセッ
トの方向を上記とは逆にする。すなわち、内輪部品1
1、12の合わせ面11b、12bを軸受中心線Aから
同図で右側にオフセットし、外輪部品21、22の合わ
せ面21b、22bを軸受中心線Aから同図で左側にオ
フセットする。その他の構成は、図1に示す実施形態と
同様であるので、重複する説明を省略する。
【0028】図3に示す実施形態では、内輪部品11、
12の合わせ面11b、12bに、それぞれ相互に嵌合
する段状の嵌合面11e、12eが設けられ、外輪部品
21、22の合わせ面21b、22bに、それぞれ相互
に嵌合する段状の嵌合面21e、22eが設けられてい
る。嵌合面11eと12eとの嵌合によって半径方向位
置合わせがより一層確実になると同時に、固着部分の面
積増大により、固着強度がより一層向上する。同じく、
嵌合面21eと22eとの嵌合によって半径方向の位置
合わせがより一層確実になると同時に、固着部分の面積
増大により、固着強度がより一層向上する。その他の構
成は、図1、図2に示す実施形態に準ずるので、重複す
る説明を省略する。
【0029】尚、固着手段として接着剤を用いる場合
は、エポキシ系樹脂のような熱硬化性樹脂材からなる接
着剤を用いると、接着強度に優れたものとなり好まし
い。この場合、主剤と硬化促進剤との2種類の接着剤を
併用すると、効率よく接着することができる。主剤と硬
化促進剤は、1:10〜10:1の割合で混合すると良
い。
【0030】以上の実施形態では、PAS樹脂と、(パ
ーフルオロ系)フッ素樹脂と、黒鉛粉末とを所定の割合
で配合した複合樹脂材料を用い、これを射出成形して内
輪部品11、12および外輪部品21、22を形成し
た。
【0031】この実施形態で用いたPAS樹脂は、一般
的に化学式1で示される合成樹脂である。
【0032】
【化1】
【0033】ここで、化学式1中のPhには、例えば化
学式2〜化学式5に示されるものがある。
【0034】
【化2】
【0035】
【化3】
【0036】
【化4】
【0037】
【化5】
【0038】PAS樹脂は、化学式1で示される繰り返
し単位が70モル%以上のものがよく、90モル%以上
で100モル%以下のものが好ましい。その中でも、化
学式1で示される繰り返し単位のPAS樹脂で、結合位
置がパラの位置で、Phが単環式芳香族環であるもの
は、耐熱性、射出成形性、耐薬品性、価格等の点で平均
して総合的に優れているため好ましい。
【0039】このような重合体を得るには既に良く知ら
れた方法を使用すればよいが、例えば、硫化ナトリウム
とp−シクロロベンゼンとをN−メチルピロリドン、ジ
メチルアセトアミド等のアミド系溶媒もしくはスルホラ
ン等のスルホン系溶媒中で反応させるのが最適である。
なお、重合体の結晶性に影響を与えない範囲で、例え
ば、化学式6〜化学式10に示される共重合成分を30
モル%未満、好ましくは10モル%未満で1モル%以上
含ませてもよい。
【0040】
【化6】
【0041】
【化7】
【0042】
【化8】
【0043】
【化9】
【0044】
【化10】
【0045】このようなPAS樹脂は、例えば、特公昭
44−27671号公報や特公昭45−3368号公報
に開示されているようなハロゲン置換芳香族化合物と硫
化アルカリとの反応、特公昭46−27255号公報に
開示されているような芳香族化合物を塩化硫黄とのルイ
ス酸触媒共存下における縮合反応、または米国特許第
3、274、165号公報に開示されているような、チ
オフェノール類のアルカリ触媒もしくは銅塩等の共存下
における縮合反応等によって合成されるが、目的に応じ
て具体的な方法を任意に選択することができる。
【0046】また、耐熱性や耐バリ性を向上させるた
め、PAS樹脂は、部分的交差結合、すなわち、部分架
橋を行うことが好ましい。PAS樹脂に部分的交差結合
を形成させるために行う架橋をする方法としては、例え
ば、空気中における融点以下での加熱又は架橋剤、分岐
剤を添加する方法があげられる。このようにして得られ
た架橋性のPAS樹脂の溶融粘度は1000〜5000
ポイズであり、好ましくは2000〜4000ポイズで
ある。溶融粘度が1000ポイズより小さいと、150
℃以上の高温域で耐クリープ特性などの機械的特性が低
下し、変形しやすく、また、5000ポイズより大きい
と、成形性が劣り、また柔軟性が低下して、好ましくな
いと考えられる。なお、溶融粘度の測定は、測定温度3
00℃、オリフィスが穴径1mm、長さ10mm、測定
荷重20kg/cm2 、予熱時間6分の条件下で、高化
式フローテスタにて行われる。
【0047】また、部分的交差結合を有するPAS樹脂
の熱安定性は、上記の溶融粘度測定条件にて、余熱6分
後と30分後の溶融粘度の変化率が−50%〜150%
の範囲であることが好ましい。なお、変化率は下記の式
で表される。
【0048】変化率=(P30−P4 )/P4 ×100 (P4 :予熱6分後の測定値、P30:予熱30分後の測
定値) 以上のような条件を満足する部分的交差結合を有するP
AS樹脂としては、例えば、トープレン社製「T4」、
「T4AG」、「TX−007」等をあげることができ
る。
【0049】PAS樹脂の重量平均分子量としては、2
0000〜45000のものがよ区、25000〜40
000のものが好ましい。
【0050】このようなPAS樹脂の配合量は、20〜
70重量%、好ましくは25〜65重量%の組成配合と
すると、軌道輪に必要な剛性を与え、また、曲げ弾性率
を所定の値(2000〜6000MPa)にすることが
でき、機械的強度及び耐久性に優れた樹脂製転がり軸受
を提供することができる。
【0051】パーフルオロ系フッ素樹脂は、ポリテトラ
フルオロエチレン(以下、「PTFE」という。)に代
表されるフッ素系樹脂である。この樹脂は、骨格である
炭素原子の周囲を全てフッ素原子又は微量の酸素原子で
取り囲まれた状態であり、C−F間の強固な結合によ
り、フッ素系樹脂の中でも耐薬品性、低摩擦係数、非粘
着性等の諸特性に優れている。PTFEは、四フッ化エ
チレン単独重合体で圧縮成形可能な樹脂である。また、
その熱分解温度は約508〜538℃であり、上記PA
S樹脂と溶融混合して成形するときに熱分解しにくいの
で好ましい。PTFEとしては市販のものを用いること
ができ、例えば再生PTFEとして、喜多村社製「KT
400H」等を用いることができる。
【0052】パーフルオロ系フッ素樹脂としては、PT
FE以外に、テトラフルオロエチレン−パーフルオロア
ルキルビニルエテール共重合体(PFA)、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(F
EP)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレン−パーフルオロアルキルビニルエテール共重合体
(EPE)等があげられる。また、これらに加えて、ポ
リクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、テトラ
フルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ク
ロロトリフルオロエチレンーエチレン共重合体(ECT
FE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポ
リビニルフルオライド(PVF)等を混合してもよい。
【0053】また、パーフルオロ系フッ素樹脂は、上記
フッ素樹脂のモノマーの例えば1:10から10:1の
重合割合で2種類以上の共重合体や、3元共重合体など
のフッ素化ポリオレフィンなどであってもよく、これら
は、固体潤滑剤としての特性を示す。これらのなかで
も、PTFEは、耐熱性、耐薬品性、非粘着性、低摩擦
係数などの諸特性に優れており好ましい。
【0054】これらのパーフルオロ系フッ素樹脂は、微
分熱分解開始温度が比較的高く好ましい。例えば、PT
FE、PVDFの熱分解点はそれぞれ約490℃、約3
50℃であり、これらの微分熱分解開始温度は、それぞ
れ約555℃、約460℃を示し、中でも、PTFE、
PFA、FFP等は、高温特性及び耐薬品性に優れてい
て好ましい。このため、上記樹脂を含む組成物を溶融し
て軌道輪とする過程での熱履歴に比較的耐え得る。特
に、PTFEの分解点は、融点が約280〜290℃前
後のPAS樹脂より少なくとも100〜200℃以上高
く好ましい。
【0055】PTFEを粉末状にして配合する場合は、
その形状や大きさを特に限定することなく用いることが
できるが、粒状で平均粒径が1〜70μm、好ましくは
10〜50μmのものが、樹脂組成を均一にし、凝集、
分散不良にならないため好ましい。
【0056】また、バージン材のPTFE粉末に代え、
または、バージン材のPTFE粉末と共に、再生PTF
E粉末を用いることができる。再生PTFE粉末とは、
バージン材を一度焼成した後、粉砕して得られる粉末で
あり、このものは繊維状になりにくい性質を有してお
り、配合した樹脂組成物を良好な溶融粘度に維持するの
で、成形性の向上につながる。
【0057】このようなフッ素系樹脂の配合量は、20
〜70重量%、好ましくは25〜65重量%の組成配合
とすると、軌道輪の曲げ弾性率を所定の値(2000〜
6000MPa)にし、また、軌道面に潤滑性を付与す
ることができ、腐食性雰囲気下でも耐久性に優れた樹脂
製転がり軸受を提供することができる。
【0058】黒鉛粉末としては、例えば固定炭素量90
%以上、好ましくは97%以上100%以下の黒鉛を用
いることができ、地中から産出された天然の鱗片状黒
鉛、または人造黒鉛であってよい。天然黒鉛は、平均粒
径が0.1〜50μm、好ましくは5〜25μm、さら
に好ましくは10μm〜20μm程度の球状もしくは麟
片状の黒鉛が凝集や分散不良の原因となりにくいので好
ましい。人造黒鉛は、例えばピッチ由来のコークスをタ
ールやピッチで固めて約1200℃で焼成してから黒鉛
化炉に入れ、約2300℃の高温で結晶を成長させたも
のが好ましい。焼成温度500〜3000℃、好ましく
は800〜2800℃で焼成した黒鉛は炭素量が多いの
で好ましい。また、人造黒鉛の原料としてはピッチ、コ
ールタール、コークス、木質原料、フラン樹脂、ポリア
クリロニトリル、フェノール樹脂等を用いる。
【0059】ここで黒鉛成分中の固定炭素とは、石灰試
験法の工業分析において、水分、灰分、揮発分を定量し
て除いた残りの成分であって、炭素を主成分として少量
の水素、酸素、窒素を含むものである。固定炭素量が9
0%未満の少量では耐摩耗性、結晶化処理前後の成形品
の収縮率ともに満足できる結果が得られない。
【0060】このような黒鉛をはじめ、タルク等の粉状
物や、芳香族ポリアミド繊維(アラミド繊維)、炭素繊
維等の繊維状物等である前記充填剤の配合量は、これら
の少なくとも1種類以上が、1〜30重量%、好ましく
は3〜25重量%の組成配合にすると、軌道輪に必要な
剛性を与え、また、曲げ弾性率を所定の値(2000〜
6000MPa)にすることができ、機械的強度及び耐
久性に優れた樹脂製転がり軸受を提供することができ
る。
【0061】上記のような各種材料を混合する方法は特
に限定するものではなく、通常広く用いられている方
法、例えば主成分となる樹脂、その他の諸原料をそれぞ
れ個別に、またはヘンシェルミキサー、ボールミル、タ
ンブラーミキサー等の混合機によって適宜乾式混合した
後、溶融混合性の良い射出成形機もしくは溶融押出成形
機に供給するか、又は予め熱ロール、ニーダ、バンバリ
ーミキサー、溶融押出機などで溶融混合するなどの方法
を利用すればよい。
【0062】さらに、上記の複合樹脂材料を軌道輪部品
に成形する方法は特に限定するものではなく、圧縮成
形、押出成形、射出成形等の通常の方法、または樹脂材
料を溶融混合した後、これをジェットミル、冷凍粉砕機
等によって粉砕し、所望の粒径に分級することも可能で
ある。その中でも、射出成形法は、生産性、コスト性に
優れているので好ましい。
【0063】また、このようにして得られたペレットな
どの粒は、成形前に後述の熱処理と同程度の乾燥処理を
施しても良い。充分にペレット等の粒から水分などを蒸
発させることで、軌道輪部品の膨れや強度低下を防ぐこ
とができる。
【0064】このようにして得られた軌道輪部品は、剛
性を高め、また、成形時のひずみを除いて寸法安定性を
確保するため、85〜240℃で0.1〜24時間程度
のアニール熱処理をしておくことが望ましい。
【0065】アニール熱処理温度は、230℃以下、例
えば85〜200℃程度、寸法形状によっては85〜1
70℃程度や85〜150℃程度で行われることが適当
である。PAS樹脂は、広い温度範囲にわたって剛性が
高く、耐衝撃性も優れており、クリープなどの歪みに対
しても強く、また殆どの種類の油類や薬品等にも剛性を
示す樹脂である。また、PAS樹脂は結晶性であって、
結晶化度の上昇で強度や剛性の増加、耐摩耗性や潤滑性
の向上、熱膨張係数や吸水率の低下など性質をもってい
る。
【0066】アニール熱処理温度が軌道輪部品の熱変形
温度よりも20〜30℃程度を越える場合や、軌道輪部
品の材質によっては熱変形温度よりも1〜10℃程度低
い温度を超える場合は、樹脂にかかる熱履歴の影響が大
きくなり好ましくないと考えられ、これ以下で熱処理す
ることが好ましい。熱処理時は、上記所定の温度に達す
る前に、例えば常温、 80℃、130℃、180℃、2
00℃、230℃というように、数段階に分けて、15
〜180分程度の範囲で、15〜60分毎に徐々に昇温
し、上記温度範囲内の最適な温度にて、上記時間の範囲
で温度を一定に保持してもよい。その場合の最高温度の
保持時間は、15〜480分程度であればよい。最高温
度の保持時間が所定時間よりも短時間であると、樹脂の
結晶化が不充分となって寸法安定性が悪くなり、所定時
間よりも長時間であると「ソリ」などの不適当な熱変形
が起こり、また電気炉などのエネルギー消費量の増大や
製造時間の長時間化からみても製造コストの低減を図る
ことが難しくなる。
【0067】また、85〜120℃程度に昇温した時の
そのような一定温度で保持してもよい。このようにする
と、軌道輪部品内に僅かに取り込まれた水分を乾燥させ
ることができ、その後、結晶化させることができる。一
方、短時間で急激に加熱して熱処理を終了させることは
好ましくない。上記水分が沸点を越えて気化し、その際
の体積膨張によって軌道輪部品に「膨れ」などの不具合
が発生する可能性が高くなるからである。
【0068】結晶化工程後の冷却は、上記昇温時と逆の
段階を経て冷却してもよく、または60〜180分程度
の時間をかけて連続的に徐冷してもよい。
【0069】以上のような熱処理工程を行なうことによ
り、軌道輪部品の膨れなどの不具合の発生を極力防ぐと
共に、樹脂の結晶化を確実かつ徐々に進行させて、軌道
輪の寸法安定性や剛性を高めることができる。
【0070】尚、アニール熱処理は、軸受使用雰囲気温
度がPAS樹脂のガラス転移点(80〜90℃)以下の
温度域である場合は、省略しても良いが(軌道輪部品の
製造工程において電気炉等に使われる電気エネルギーを
節約し、また、製造工程を効率化するため)、これ以上
の雰囲気温度(例えば80〜130℃程度)で使用する
場合は、組成材料内の応力、歪みを取り去るため、アニ
ール熱処理を施すのが良い。 軸受使用雰囲気温度が18
0℃以上の場合は、アニール熱処理温度は230℃もし
くはこれ以上で融点以下の温度にするのが良い。
【0071】ボール3の材質は特に問わないが、マルテ
ンサイト系ステンレス鋼、セラミック材例えばアルミナ
セラミック材(A123)などを用いることができる。
【0072】ボール3をセラミックス系材料で形成する
場合には、表1に示したニューセラミックス等のセラミ
ックス系材料を用いて成形することが好ましい。また、
これらの材料の強度、熱特性等を改善するために、1〜
10重量%程度のSiO2 、Y23、A127、A1
N、TaN、TiC、Co等、その他の希土類等の無公
害なものを1種類以上添加しても良い。
【0073】
【表1】
【0074】前記のセラミックス系材料は超耐熱性、耐
薬品性を有し、摺動性は樹脂材の方が優れているもの
の、線膨張係数は樹脂材の約1/10程度である。この
ように、線膨張係数が樹脂材に比べて小さく、耐熱性、
耐薬品性を有し、また、耐熱衝撃抵抗が少なくとも10
0℃以上、安定性を考慮して150℃以上、さらには2
00℃以上の材質をボール3に使用することで、ボール
の腐食がなく、かつ、例えば間欠的に高温スチームに晒
されるといった使用温度差の大きい環境下であっても、
軸受隙間の過大、過小が防止され、低トルクで長寿命の
樹脂製転がり軸受を提供することができる。
【0075】セラミックス系材料のなかでも代表的なフ
ァインセラミックであるアルミナ系(酸化アルミニウム
A123)については、結晶形、添加剤の使用などによ
って、前記の特性と共に表2に示す特性を備えたものが
あり、このものは機械的強度、耐熱性、寸法安定性、耐
薬品性、価格などの点において総合的に優れており好ま
しい。例えば、耐食性については、塩酸、硫酸、硝酸、
リン酸、カ性ソーダ、HF等の薬液中(例えばPH6程
度の弱酸性の液中)や、蒸気中においても侵食されにく
いので、腐食雰囲気下で使用する場合に好ましい。
【0076】
【表2】
【0077】保持器4を使用する場合、その材質は特に
問わないが、ポリアミド樹脂例えばポリアミド66樹脂
を主成分とし、ガラス繊維等の各種充填材を1〜50重
量%添加した樹脂材や、前述したフッ素系樹脂例えばポ
リテトラフルオロエチレンを主成分とし、黒鉛等の各種
充填剤を1〜50重量%添加した樹脂材を用いることが
できる。また、保持器4の形状は、いわゆる冠型、穴型
のいずれでもよい。
【0078】尚、内輪1および外輪2のうち、何れか一
方のみを上記構成(樹脂製)にすることができる。ま
た、内輪1、外輪2の材質として上記PAS樹脂以外の
樹脂材料(例えば、ポリエーテルエーテルケトン系樹
脂、ポリイミド系樹脂、コプナ樹脂など)を用いること
ができる。例えば、熱硬化性樹脂を用いる場合はダイレ
クトモールデイ ングで成形し、合わせ面同士を接着す
る。熱可塑性樹脂を用いる場合は、射出成形で成形し、
合わせ面同士を溶着または接着する。
【0079】以上の材料で形成した転がり軸受は、−2
50〜250℃の厳しい温度雰囲気下や、PH7以外の
雰囲気中や液中で使用しても特に問題はない。例えば、
PH0〜6の酸性、PH8〜14の塩基性の環境下で使
用でき、さらに実用的には、PH2〜6の酸性、若しく
はPH8〜12の塩基性の薬品雰囲気下での使用が可能
である。
【0080】内・外輪の軌道面、ボールの転動面、保持
器のポケット面のうち少なくとも一つ以上の表面粗さ
は、Rmax(最大粗さ)、Ra(算術平均粗さ)、R
z(十点平均粗さ)等のJISで定義された評価法によ
って測定された粗さで、12μm、好ましくは8μm以
下、より好ましくは3μm以下とするのがよい。なぜな
ら、表面粗さが上記所定範囲を越えると、軌道面等の摩
耗の原因になると考えられるからである。尚、表面粗さ
の下限値は、加工時の効率も考慮して、0.01μm以
上、好ましくは0.5μm以上、あるいは0.1μm以
上であればよい。例えば、ボールの転動面の表面粗さは
0.1S(Ra)、保持器のポケット面の表面粗さは3
S(Ra)にすると良い。
【0081】
【実施例】実施例および比較例で使用した材料を一括し
て以下に示す。 (1)ポリアリーレンスルフィド系樹脂(PAS):ポ
リフェニレンサルファイド樹脂(PPS) トープレン社製「PPS−T4」 (2)パーフルオロ系フッ素樹脂:ポリテトラフルオロ
エチレン樹脂粉末(PTFE) 喜多村社製「KT400H」 (3)黒鉛粉末:ロンザ社製「人造グラファイトKS1
0」 (4)タルク:日本タルク社製「MS」 (5)アラミド繊維:日本アラミド社製「トワロン−
0.25MM」 (6)炭素繊維:呉羽化学工業社製「クレカチョップM
107T」 〔実施例および比較例〕実施例および比較例の樹脂製転
がり軸受は、表3および表4に示す割合(重量%)で各
材料を配合した後、二軸押出機により造粒し、射出形成
で内輪部品および外輪部品を図3に示す形態に成形し、
その後、200℃のアニール熱処理を施した。その後、
2液タイプのエポキシ系接着剤(主剤:硬化促進剤=
1:1の割合)により、それぞれを固着して、図3に示
す形態の内輪および外輪に仕上げた。ボールはアルミナ
セラミック材(A123)からなるものを使用し、保持
器として、ポリアミド66樹脂にガラス繊維を30重量
%充填した樹脂材料からなる冠形のもの(又は、ポリテ
トラフルオロエチレン樹脂に黒鉛を充填した樹脂材料か
らなる冠型のもの)を用いた。なお、実施例品および比
較例品には、グリース等の潤滑剤は使用していない。
【0082】上記実施例品および比較例品を用いて評価
試験を行った。評価試験はJIS−Z2371に基づく
塩水噴霧試験機中で実施し、軸受のラジアル荷重を2k
gf/cm2、総回転数を9×106revの条件で運転
した。試験後の内・外輪の軌道面の摩耗の深さ、およ
び、内・外輪の変形の有無を表3および表4に併記す
る。
【0083】
【表3】
【0084】
【表4】
【0085】表3および表4から明らかなように、実施
例品1〜6は、比較例品1〜4に比べ、内・外輪の軌道
面の摩耗が少なく、内・外輪の変形もなかった。
【0086】また、上記実施例品3と同じ材料、同じ構
成で、内・外輪の軌道面を研削仕上げした比較例品5を
製作し、評価試験を行った。評価試験は、40〜60℃
の強アルカリ液(カセイソーダ液:PH12)の中で、
ラジアル荷重5kgf/cm 2、回転数5rpmで5秒
間運転、1秒間停止の間欠運転を200時間行い、試験
前後のラジアル隙間を測定した。また、スラスト荷重5
00gf/cm2、回転数500rpmにして、試験前後
の軸受音響を測定した。その結果を、表5に併記する。
【0087】
【表5】
【0088】表5から明らかなように、実施例品は、内
・外輪の軌道面を研削仕上げした比較例品5よりも音響
値が小さく、ラジアル隙間の増大が認められなかった。
このような差異は、内・外輪の軌道面の表面状態の違い
によるものと考えられる。すなわち、実施例品において
は、内・外輪の軌道面が成形面であり、表面粗さが小さ
いことにより、初期の音響値が低く、また、試験後にお
いてもラジアル隙間、音響値ともに増加が見られない。
一方、比較例品5においては、内・外輪の軌道面が研削
面であり、初期摩耗によって当りがつき、その結果、ラ
ジアル隙間が増加する反面、音響値が小さくなったもの
と思われる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無潤滑、腐食雰囲気下でも使用でき、かつ、比較的高荷
重・高速回転下においても長期使用が可能な樹脂製転が
り軸受を提供することができる。また、軌道面の後加工
(機械加工)が不要であるので、コスト的にも有利であ
る。さらに、軌道面が成形面であることにより、軌道面
の摩耗が少なく、騒音特性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 内輪 11 内輪部品 12 内輪部品 2 外輪 21 外輪部品 22 外輪部品

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ弾性率2000〜6000MPaの
    範囲にある樹脂の成形体からなる複数の軌道輪部品を軸
    方向に合わせて一体に固着した軌道輪を有する樹脂製転
    がり軸受。
  2. 【請求項2】 上記軌道輪が成形による軌道面を有する
    請求項1記載の樹脂製転がり軸受。
  3. 【請求項3】 上記樹脂がポリアリーレンスルフィド系
    樹脂である請求項1又は2記載の樹脂製転がり軸受。
  4. 【請求項4】 曲げ弾性率2000〜6000MPaの
    範囲にある樹脂からなる複数の軌道輪部品を成形した
    後、これら軌道輪部品を軸方向に合わせ、合わせ面で一
    体に固着して軌道輪を形成する樹脂製転がり軸受の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 上記軌道輪部品を含む軸受構成部品を組
    み立てた後、上記軌道輪部品を合わせ面で一体に固着す
    る請求項4記載の樹脂製転がり軸受の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記樹脂がポリアリーレンスルフィド系
    樹脂である請求項4又は5記載の樹脂製転がり軸受の製
    造方法。
JP8350265A 1996-12-27 1996-12-27 樹脂製転がり軸受 Withdrawn JPH10184702A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108167323A (zh) * 2016-12-07 2018-06-15 斯凯孚公司 轴承组件

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