JPH10184907A - 変速装置 - Google Patents

変速装置

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JPH10184907A
JPH10184907A JP35076096A JP35076096A JPH10184907A JP H10184907 A JPH10184907 A JP H10184907A JP 35076096 A JP35076096 A JP 35076096A JP 35076096 A JP35076096 A JP 35076096A JP H10184907 A JPH10184907 A JP H10184907A
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JP
Japan
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speed
gear
drum
shift
shaft
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Application number
JP35076096A
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English (en)
Inventor
Noboru Ashikawa
昇 芦川
Toshihiko Kasai
敏彦 笠井
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Yanagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Yanagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16H—GEARING
    • F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/30—Hydraulic or pneumatic motors or related fluid control means therefor
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16H—GEARING
    • F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/08—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism
    • F16H63/16—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism the final output mechanisms being successively actuated by progressive movement of the final actuating mechanism
    • F16H63/18—Multiple final output mechanisms being moved by a single common final actuating mechanism the final output mechanisms being successively actuated by progressive movement of the final actuating mechanism the final actuating mechanism comprising cams

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で確実に、かつ、容易にシフト操
作を行なうこと。 【解決手段】 ケーシング1の内部にシンクロメッシュ
変速機構を動作させるための回転ドラム7を回転動作自
在に配設し、この回転ドラム7を所定角度ずつ回転動作
させる油圧シリンダ32を配設し、シフト操作レバー4
のシフト操作に応じて前記油圧シリンダ32を動作させ
る制御装置6を配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変速装置に係り、特
に、自動車等の車両において変速を行なうための変速装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両においては、エ
ンジン等の駆動機関の回転数に対してタイヤ等の車輪側
の回転数を適正に設定して駆動機関の駆動力を伝達する
ための変速装置が用いられている。
【0003】このような従来の変速装置においては、駆
動機関により回転駆動されるメインシャフトおよびこの
メインシャフトと平行に配置されるカウンターシャフト
外周に複数の変速段のギアを配設するとともに、各変速
段のギア部分にシンクロメッシュ変速機構を配設して構
成されている。
【0004】そして、シフト操作レバーを操作すること
により変速フォークを動作させることにより、前記シン
クロメッシュ変速機構を動作させ、所望の変速段のギア
を噛合させて所望の変速を行なうようになっている。
【0005】前記シフト操作レバーは、一般には、車両
の運転席と助手席との間に位置するフロア型シフト操作
レバーとして配設されるものであり、このフロア型シフ
ト操作レバーをH型に操作することにより、リンク機構
を介して所望の変速フォークを動作させるようになされ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の変
速装置においては、シフト操作レバーによりリンク機構
を介して変速フォークを動作させる構造であるため、構
造が極めて複雑となってしまい、しかも、シフト操作レ
バーの設置場所が制約されてしまうという問題点を有し
ている。
【0007】このような問題点を解消するため、出願人
は回転ドラムを用い、シフト操作レバーの直線的な操作
によりワイヤを介して回転ドラムを所定角度ずつ回転動
作させることにより、前記変速フォークを動作させて所
望の変速を行なう技術を開発した。
【0008】しかしながら、前述のようにワイヤにより
回転ドラムを回転動作させる場合には、シフト操作レバ
ーの操作により1段ずつの変速しか行なうことができな
いので、例えば、4速、5速からニュートラルに戻す場
合に、シフト操作レバーをその回数だけ操作する必要が
あり、極めてシフト操作が面倒であるという問題を有し
ている。
【0009】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、簡単な構造で確実に、かつ、容易にシフト操作を行
なうことのできる変速装置を提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係る変速装置は、ケーシングの
内部に駆動機関により回転駆動されるメインシャフトお
よびこのメインシャフトと平行に配置されるカウンター
シャフトを回転自在に配設し、これら各シャフトの外周
に複数の変速段のギアを配設し、シンクロメッシュ変速
機構により前記各ギアを噛合させることにより変速動作
を行なうトランスミッションを有する変速装置におい
て、前記ケーシングの内部に前記シンクロメッシュ変速
機構を動作させるための回転ドラムを回転動作自在に配
設し、この回転ドラムを所定角度ずつ回転動作させる油
圧機構を配設し、シフト操作レバーのシフト操作に応じ
て前記油圧機構を動作させる制御装置を配設したことを
特徴とするものである。
【0011】この請求項1の発明によれば、シフト操作
レバーを直線的に揺動操作して制御装置により油圧機構
を駆動制御することにより、前記回転ドラムを所定角度
ずつ回転動作させて順次変速を行なうものであり、簡単
な構造で確実に、かつ、容易にシフト操作を行なうこと
ができるものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記油圧機構をピストンを内蔵した油圧シリンダに
より構成し、このピストンに連結されたラック板を配設
し、このラック板に形成されたラックギアに前記回転ド
ラムを回転駆動させるギア機構を噛合させたことを特徴
とするものである。
【0013】この請求項2の発明によれば、油圧機構を
ピストンを内蔵した油圧シリンダにより構成し、このピ
ストンに連結されたラック板を配設し、このラック板に
形成されたラックギアに前記回転ドラムを回転駆動させ
るギア機構を噛合させるようにしているので、回転ドラ
ムを確実に動作させることができるものである。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記ピストンと前記ラック板とを自在継手により連
結したことを特徴とするものである。
【0015】この請求項3の発明によれば、ピストンと
ラック板とを自在継手により連結するようにしているの
で、ラック板のラックギアがギア機構を回転させる際に
生じるラック板の偶力をピストン側に偶力を伝達させる
ことを防止することができるものである。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1におい
て、前記制御装置に前記油圧機構を駆動制御するシフト
制御プログラムを組込んだことを特徴とするものであ
る。
【0017】この請求項4の発明によれば、制御装置に
油圧機構を駆動制御するシフト制御プログラムを組込ん
でいるので、必要に応じて制御プログラムに従った制御
を行なうことができ、例えば、車両の速度やアクセルの
開度等に基づいてシフトアップおよびシフトダウンを自
動的に行なったり、4速、5速からニュートラルに戻す
場合でも、シフト操作レバーを1回操作するだけで、自
動的にシフト操作を行なうことができ、容易にシフト操
作を行なうことができるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1から図15を参照して説明する。
【0019】図1および図2は本発明に係る変速装置の
実施の一形態を示したもので、本実施形態の変速装置
は、ケーシング1の内部に収容された回転式のドラムチ
ェンジ機構2とトランスミッション3とから構成されて
おり、前記ケーシング1は、クラッチ側ケーシング1a
とトランスミッション側ケーシング1bとに分割可能に
構成されている。
【0020】前記ドラムチェンジ機構2は、シフト操作
レバー4により動作されるようになされており、本実施
形態においては、このシフト操作レバー4をH型に操作
することができるようになされている。そして、シフト
操作レバー4を左側に位置させた状態で、マニュアルシ
フトモードでシフト操作することができるとともに、シ
フト操作レバー4を右側に位置させた状態で、オートマ
チックシフトモードでシフト操作することができるよう
になされている。
【0021】この場合に、マニュアルシフトモードにお
いては、このシフト操作レバー4を、例えば、後方に揺
動させることによりシフトアップ動作が行なわれるとと
もに、前方に揺動させることによりシフトダウン動作が
行なわれるようになっている。
【0022】そのシフトパターンとしては、R(リバー
ス)、N(ニュートラル)、1速、2速、3速、4速、
5速の順序に設定されている。一方、オートマチックシ
フトモードにおいては、D(ドライブ)レンジ、Nレン
ジ、Rレンジに順次切換えすることができるようになっ
ており、Dレンジにおいて、1速から5速の間で自動的
にシフトアップおよびシフトダウンを行なうようになっ
ている。なお、前記NレンジおよびRレンジは、マニュ
アルシフトモードおよびオートマチックシフトモードで
共有するシフト位置とされている。
【0023】前記シフト操作レバー4は、例えば、車両
のフロアに装着されるものであり、このシフト操作レバ
ー4の下端部には、このシフト操作レバー4の揺動動作
を検出して所定のシフト信号を出力するスイッチユニッ
ト5が配設されている。このスイッチユニット5には、
前記スイッチユニット5から出力されるシフト信号を入
力して所定の制御を行なう、例えば、コンピュータ等か
らなる制御装置6が接続されている。なお、この制御装
置6には、例えば、オートマチックシフトモードで運転
を行なう場合におけるシフトアップおよびシフトダウン
のシフト制御プログラムがあらかじめ組込まれている。
【0024】前記ドラムチェンジ機構2は、図1から図
4に示すように、円筒状の回転ドラム7を有しており、
この回転ドラム7の周面には、本実施形態においては、
それぞれ所定形状を有するように周方向に延在する4本
のチェンジ用カム溝8が形成されている。これら各チェ
ンジ用カム溝は、1−2速チェンジ用カム溝8a、3−
4速チェンジ用カム溝8b、5速チェンジ用カム溝8
c、リバースチェンジ用カム溝8dの4つのチェンジ用
カム溝8により構成されており、これら各チェンジ用カ
ム溝8は、図1において、左から1−2速チェンジ用カ
ム溝8a、リバースチェンジ用カム溝8d、3−4速チ
ェンジ用カム溝8b、5速チェンジ用カム溝8cの順序
で形成されている。
【0025】前記回転ドラム7は、前記シフト操作レバ
ー4の操作により所定角度ずつ回転駆動されるようにな
されており、前記回転ドラム7が所定角度回転した位置
が、それぞれR、N、1速、2速、3速、4速、5速の
変速位置となるようになされている。そして、図5に詳
細を示すように、前記回転ドラム7の1−2速チェンジ
用カム溝8aには、N位置(N)から回転ドラム7を正
方向に所定角度回転させた場合に対応する位置に、前記
1−2速チェンジ用カム溝8aを図5において左側にほ
ぼく字状に曲成してなる1速位置(1)および図5にお
いて右側にほぼく字状に曲成してなる2速位置(2)が
それぞれ形成されており、前記回転ドラム7の3−4速
チェンジ用カム溝8bには、前記2速位置(2)から回
転ドラム7を正方向に所定角度ずつ回転させた場合に対
応する位置に、前記3−4速チェンジ用カム溝8bを図
5において左側にほぼく字状に曲成してなる3速位置
(3)および図5において右側にほぼく字状に曲成して
なる4速位置(4)がそれぞれ形成されている。また、
前記回転ドラム7の5速チェンジ用カム溝8cには、前
記4速位置(4)から回転ドラム7を正方向に所定角度
回転させた場合に対応する位置に、前記5速チェンジ用
カム溝8cを図5において左側に傾斜するように曲成し
てなる5速位置(5)が形成されており、前記回転ドラ
ム7のリバースチェンジ用カム溝8dには、前記N位置
から回転ドラム7を逆方向に所定角度回転させた場合に
対応する位置に、前記リバースチェンジ用カム溝8dを
図5において右側に傾斜するように曲成してなるR位置
(R)が形成されている。これら各チェンジ用カム溝8
a,8b,8c,8dは、本実施形態においては、互い
に周方向に位相をずらして形成されている。さらに、本
実施形態においては、R位置から5速位置までの間隔を
11等分し、R位置、N位置および1速位置の各間隔
は、その等分1つ毎の間隔に設定されるとともに、1速
位置、2速位置、3速位置、4速位置および5速位置の
各間隔は、その等分2つ毎の間隔に設定されている。す
なわち、R位置、N位置および1速位置の各間隔は、1
速位置、2速位置、3速位置、4速位置および5速位置
の各間隔の1/2とされている。
【0026】また、図3および図4に示すように、前記
回転ドラム7の一端面には、ドラムセンター9が前記回
転ドラム7と同軸状に固着されており、図6に示すよう
に、このドラムセンター9の外周には、ストッパ用カム
10が形成されている。また、前記ドラムセンター9の
回転ドラム7側の中心部には、貫通孔11が穿設されて
おり、このドラムセンター9の回転ドラム7と反対側の
内側には、前記貫通孔11より大径とされた内径を有す
るシフタ収容部12が形成されている。図7から図9に
示すように、このシフタ収容部12の内周面には、台形
状を有する複数(本実施形態においては11個)のラチ
ェット用係合溝13,13…が周方向に所定間隔を有す
るように形成されている。
【0027】さらに、前記ドラムセンター9の外周部分
には、軸受14が配設されており、この軸受14によ
り、前記回転ドラム7およびドラムセンター9は、一体
に回転駆動されるようになされている。
【0028】また、図6に示すように、このドラムセン
ター9の前記ストッパ用カム10の外周面には、変速段
の数(本実施形態においてはシフトパターンの数である
7つ)に応じた弧状のストッパ用凹部15が周方向に所
定間隔を有するように形成されており、このストッパ用
カム10の各ストッパ用凹部15は、前記回転ドラム7
の各チェンジ用カム溝8のR位置、N位置、1速位置、
2速位置、3速位置、4速位置および5速位置にそれぞ
れ対応するように配置されている。
【0029】前記ドラムセンター9の近傍には、ストッ
パ用支持軸16が配設されており、このストッパ用支持
軸16には、先端部が前記ストッパ用カム10の外周部
分に延在するドラムストッパアーム17がその基端部を
中心として回動自在に取付けられている。また、前記ド
ラムストッパアーム17の先端部には、前記ストッパ用
カム10のストッパ用凹部15に係合されるように前記
ストッパ用凹部15の弧に合致した直径を有する圧接ロ
ーラ18が回転自在に取付けられている。また、前記ド
ラムストッパアーム17の先端部近傍には、先端部が前
記ドラムストッパアーム17の先端部に当接される付勢
プランジャ19が進退自在に配設されており、この付勢
プランジャ19は、図示しない付勢ばねにより突出方向
に付勢されている。そして、前記付勢ばねの付勢力によ
り、付勢プランジャ19を突出させることにより、前記
ドラムストッパアーム17の圧接ローラ18を前記スト
ッパ用カム10の外周面に圧接させるようになってお
り、前記ドラムストッパアーム17の圧接ローラ18が
前記ストッパ用カム10のストッパ用凹部15に係合す
ることにより、前記ストッパ用カム10の回転を阻止し
て一定の回転位置に保持するようになされている。
【0030】また、前記ドラムセンター9の貫通孔11
には、回転支持軸20の一端部が嵌挿されており、この
回転支持軸20の端部には、ドラムシフタ21がこの回
転支持軸20に対して回転自在に遊嵌されている。この
ドラムシフタ21の前記回転支持軸20の端部側の外周
面には、シフト駆動ギア22が形成されている。
【0031】さらに、図7から図9に示すように、前記
ドラムシフタ21の他端側は、前記ドラムセンター9の
シフタ収容部12の内側に位置するようになされてお
り、このドラムシフタ21の他端側には、外周面をほぼ
C字状に切り欠いてなるピン収容部23,23がドラム
シフタ21の中心に対して左右対称に形成されている。
前記ドラムシフタ21の前記シフト駆動ギア22とピン
収容部23との間には、ドラムシフタ21の直径を小径
としてなる小径部24が形成されており、前記ピン収容
部23は、前記ドラムセンター9のラチェット用係合溝
13の内側および前記小径部24に連通するようになさ
れている。また、前記各ピン収容部23の内部一側に
は、前記ピン収容部23の内側に開口するプランジャ用
孔25,25がそれぞれ左右対称に穿設されており、こ
のプランジャ用孔25の内部には、プランジャ用孔25
から突出する方向に付勢されたプランジャ26が進退自
在に収容されている。さらに、前記ピン収容部23に
は、ラチェットピン27がその基端部が前記ピン収容部
23の内側に保持されるとともに、その先端部の側部に
前記プランジャ26の先端部が当接するように配設され
ており、前記各ラチェットピン27は、前記基端部を中
心として揺動可能とされるとともに、前記プランジャ2
6の付勢力により前記ドラムシフタ21の外周から突出
して前記ドラムセンター9のシフタ収容部12のラチェ
ット用係合溝13に係合されるようになされている。
【0032】また、図10に示すように、前記ドラムシ
フタ21の前記小径部24の外周側には、ケーシング1
に保持されたガイド板28が配設されており、このガイ
ド板28のほぼ中央には、前記小径部24が位置するガ
イド孔29が穿設されている。このガイド孔29の下方
弧部分は、前記ラチェットピン27の前記ドラムセンタ
ー9のラチェット用係合溝13への係合を阻止しないよ
うに前記ラチェット用係合溝13の底部より大きい径を
有するように形成されるとともに、ガイド孔29の上方
弧部分は、前記ドラムシフタ21の回転動作によりラチ
ェットピン27が上方弧部分に当接した場合に、このラ
チェットピン27をプランジャ26の付勢力に抗してド
ラムシフタ21のピン収容部23に収容させるように前
記ドラムシフタ21の径とほぼ同様の径を有するように
形成されている。
【0033】また、図3、図4、図11から図13に示
すように、前記ドラムシフタ21の上側には、前記回転
支持軸20に対して直交する方向に延在するラック板3
0がその長手方向に往復動自在に配設されており、この
ラック板30の下面には、前記シフト駆動ギア22に噛
合されるラックギア31が形成されている。また、この
ラック板30の一端側には、油圧シリンダ32が配設さ
れており、この油圧シリンダ32の内部には、ピストン
33が軸方向に移動自在に収容されている。このピスト
ン33には、軸受板34に軸支された駆動シャフト35
が同軸状に固着されており、この駆動シャフト35の軸
方向の中途部には、駆動シャフト35の先端側が小径と
なるように段部36が形成されている。この駆動シャフ
ト35の先端部には、前記ラック板30の一端部が連結
されるようになされている。
【0034】さらに詳述すると、前記ラック板30の一
端面には、前記駆動シャフト35の先端部の外径よりわ
ずかに大径とされた内径を有する係合凹部37が形成さ
れており、この係合凹部37の両側の直径方向対応位置
には、それぞれ係合孔38が形成されている。前記駆動
シャフト35の先端部が前記ラック板30の係合凹部3
7に係合された状態で、駆動シャフト35の前記係合孔
38に対応する位置には、直径方向に貫通する貫通孔3
8が穿設されている。そして、前記駆動シャフト35の
先端部を前記ラック板30の係合凹部37に係合させ、
前記駆動シャフト35の貫通孔38とラック板30の係
合孔38とを同軸状に位置させた状態で、この貫通孔3
8および係合孔38に係合ピン39を嵌挿することによ
り、前記駆動シャフト35とラック板30とを連結する
ようになっている。この場合に、係合凹部37の内径を
前記駆動シャフト35の先端部の外径よりわずかに大径
とし、ラック板30と駆動シャフト35とを係合ピン3
9により連結するようにしているので、ラック板30と
駆動シャフト35とが自在継手で連結されている状態と
なり、その結果、ラック板30のラックギア31がシフ
ト駆動ギア22を回転させる際に生じるラック板30の
偶力をピストン33側に偶力を伝達させないようになっ
ている。
【0035】また、前記ラック板30の一端部外側およ
び駆動シャフト35の段部36の外側には、それぞれ付
勢板40,40が装着されており、各付勢板40の間に
は、復帰ばね41が配設されている。そして、図11に
示すように、前記各付勢板40が軸受板34およびこの
軸受板34の反対側端部にそれぞれ当接して復帰ばね4
1が最も延びた状態で、前記ピストン33が油圧シリン
ダ32の軸方向ほぼ中間点に位置し、この位置が基準位
置とされている。本実施形態においては、この基準位置
から前記ピストン33を左方向に移動させると、駆動シ
ャフト35およびラック板30が復帰ばね41の付勢力
に抗してそれぞれ左方向に移動され、ラック板30のラ
ックギア31に噛合された前記ドラムシフタ21を反時
計方向に回転駆動させてシフトアップ動作を行なうよう
になっている。また、基準位置から前記ピストン33を
右方向に移動させると、駆動シャフト35およびラック
板30が復帰ばね41の付勢力に抗してそれぞれ右方向
に移動され、ラック板30のラックギア31に噛合され
た前記ドラムシフタ21を時計方向に回転駆動させてシ
フトダウン動作を行なうようになっている。
【0036】さらに、前記油圧シリンダ32の外周に
は、油圧シリンダ32の内部における前記ピストン33
の右側の空間に所定のオイルを送給するためのシフトア
ップ用オイルパイプ42および油圧シリンダ32の内部
における前記ピストン33の左側の空間に所定のオイル
を送給するためのシフトダウン用オイルパイプ43がそ
れぞれ接続されている。これらシフトアップ用オイルパ
イプ42およびシフトダウン用オイルパイプ43は、所
定のオイルが貯留されたオイルポンプ44に接続されて
おり、このオイルポンプ44には、前記制御装置6から
所定の制御信号が送られるようになされている。そし
て、前記シフト操作レバー4を操作して、このシフト操
作レバー4の揺動動作に応じたスイッチユニット5から
出力されるシフト信号に基づいて、前記制御装置6から
オイルポンプ44に制御信号を出力し、この制御信号に
よりオイルポンプ44を駆動制御して、前記シフトアッ
プ用オイルパイプ42あるいはシフトダウン用オイルパ
イプ43のいずれかにオイルを送給するようになってい
る。そして、シフトアップ用オイルパイプ42を介して
前記基準位置に位置するピストン33の右側にオイルが
送給されると、復帰ばね41の付勢力に抗してピストン
33が図中左方向に移動されるものであり、シフトダウ
ン用オイルパイプ43を介して前記基準位置に位置する
ピストン33の左側にオイルが送給されると、復帰ばね
41の付勢力に抗してピストン33が図中右方向に移動
されるものである。
【0037】また、図3および図4に示すように、前記
回転ドラム7の他端部には、例えば、回転ドラム7の回
転に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器等からなるシフ
トポジションセンサ45が取付けられており、このシフ
トポジションセンサ45の回転により所定のポジション
信号を前記制御装置6に出力して、現在のシフトポジシ
ョンを認識するようになされている。
【0038】図1および図14に示すように、前記ケー
シング1の内部の前記回転ドラム7の近傍には、1−2
変速シャフト46、3−4変速シャフト47および5−
R変速シャフト48がそれぞれ回転ドラム7の回転軸と
平行に配設されており、これら1−2変速シャフト4
6、3−4変速シャフト47および5−R変速シャフト
48は、それぞれ軸方向に移動自在に支持されている。
【0039】また、図14および図15に示すように、
前記1−2変速シャフト46の外周には、前記回転ドラ
ム7の1−2速チェンジ用カム溝8aに係合される1−
2速カムピン49が突出形成されており、前記1−2変
速シャフト46には、先端部がほぼC字状に形成された
1−2変速フォーク50が一体に固着されている。そし
て、前記回転ドラム7が回転駆動された場合に、1−2
速チェンジ用カム溝8aに沿って1−2速カムピン49
が追随し、前記1−2速チェンジ用カム溝8aの形状に
応じて前記1−2変速シャフト46が軸方向に移動さ
れ、これに伴って、1−2変速フォーク50も移動され
るようになっている。
【0040】同様に、前記3−4変速シャフト47の外
周には、前記回転ドラム7の3−4速チェンジ用カム溝
8bに係合される3−4速カムピン51が突出形成され
ており、前記3−4変速シャフト47には、先端部がほ
ぼC字状に形成された3−4変速フォーク52が一体に
固着されている。そして、回転ドラム7の回転により、
3−4速チェンジ用カム溝8bに沿って3−4速カムピ
ン51が追随し、前記3−4速チェンジ用カム溝8bの
形状に応じて3−4変速シャフト47および3−4変速
フォーク52が軸方向に移動されるようになされてい
る。
【0041】また、前記5−R変速シャフト48の外周
には、前記回転ドラム7の5速チェンジ用カム溝8cに
係合される5速カムピン53が突出形成されており、前
記5−R変速シャフト48には、先端部がほぼC字状に
形成された5変速フォーク54が一体に固着されてい
る。そして、回転ドラム7の回転により、5速チェンジ
用カム溝8cに沿って5速カムピン53が追随し、前記
5速チェンジ用カム溝8cの形状に応じて5−R変速シ
ャフト48および5変速フォーク54が軸方向に移動さ
れるようになっている。
【0042】さらに、前記5−R変速シャフト48に
は、リバース変速ブッシュ55が5−R変速シャフト4
8の軸方向に沿って移動自在に遊嵌されており、このリ
バース変速ブッシュ55には、前記回転ドラム7のリバ
ースチェンジ用カム溝8dに係合されるリバースカムピ
ン56が突出形成されている。そして、回転ドラム7の
回転により、リバースチェンジ用カム溝8dに沿ってリ
バースカムピン56が追随し、前記リバースチェンジ用
カム溝8dの形状に応じてリバース変速ブッシュ55が
前記5−R変速シャフト48に沿って移動されるように
なっている。
【0043】次に、本実施形態のトランスミッション3
について図1を参照して説明する。
【0044】まず、ケーシング1の内部には、図示しな
いエンジン等の駆動機関に接続されるメインシャフト7
2が軸受74により回転自在に配設されており、このメ
インシャフト72の近傍には、カウンターシャフト73
が軸受74により回転自在に、かつ、前記メインシャフ
ト72と平行に配設されている。さらに、このメインシ
ャフト72およびカウンターシャフト73と平行に図示
しないリバースシャフトが配設されている。
【0045】前記メインシャフト72の外周には、1速
メインギア75、リバースメインギア76、2速メイン
ギア77がそれぞれ所定の歯数をもって一体に固着され
ており、さらに、前記メインシャフト72の外周には、
3速メインギア78、4速メインギア79、5速メイン
ギア80およびコーンリング81がそれぞれベアリング
を介してメインシャフト72に対して自由に回転自在に
配設されている。
【0046】また、前記メインシャフト72の外周であ
って前記3速メインギア78と4速メインギア79との
間には、外周面にギアが形成された3−4速用ハブ82
が固着されており、この3−4速用ハブ82の外周に
は、内周面にギアが形成されるとともに外周にフォーク
係止溝83が周設された3−4速用スリーブ84がメイ
ンシャフト72の軸方向に移動自在に配設されており、
前記フォーク係止溝83には、前記3−4変速フォーク
52が係合されている。そして、前記3−4変速フォー
ク52の移動により3−4速用スリーブ84がメインシ
ャフト72の軸方向に移動されるものである。
【0047】また、前記3速メインギア78の外周面で
あって前記3−4速用ハブ82の近傍には、テーパ状の
傾斜面が形成されており、この傾斜面の外周側には、外
周にギアが形成された3速用シンクロナイザーリング8
5が配設されている。また、前記4速メインギア79の
外周面であって前記3−4速用ハブ82の近傍には、テ
ーパ状の傾斜面が形成されており、この傾斜面の外周側
には、外周にギアが形成された4速用シンクロナイザー
リング86が配設されている。このような構成により、
3−4速のシンクロメッシュ機構が形成される。
【0048】そして、前記3−4速のシンクロメッシュ
機構においては、前記3−4速用スリーブ84を3速メ
インギア78側に移動させることにより、3−4速用ス
リーブ84のギアと3速用シンクロナイザーリング85
のギアとが接触して3−4速用スリーブ84の回転の同
期作用が行なわれる。同期作用が完了すると、3−4速
用スリーブ84と3速メインギア78との回転差はなく
なり、3−4速用スリーブ84のギアが3速メインギア
78に噛合され、シンクロ作動が完了し、3速メインギ
ア78のギア比により駆動力が伝達されることになる。
【0049】また、前記3−4速用スリーブ84を4速
メインギア79側に移動させると、3−4速用スリーブ
84のギアが4速メインギア79に噛合され、4速メイ
ンギア79のギア比により駆動力が伝達されることにな
る。
【0050】さらに、前記メインシャフト72の外周で
あって前記5速メインギア80とコーンリング81との
間には、3−4速むのシンクロメッシュ機構と同様な5
速のシンクロメッシュ機構が形成される。
【0051】また、前記カウンターシャフト73の外周
には、出力ギア92が一体に固着されており、前記カウ
ンターシャフト73の外周には、前記1速メインギア7
5に常時噛合される1速カウンターギア93および前記
2速メインギア77に常時噛合される2速カウンターギ
ア94がそれぞれベアリングを介して前記カウンターシ
ャフト73に対して自由に回転自在に配設されている。
さらに、前記カウンターシャフト73の外周には、前記
3速メインギア78に常時噛合される3速カウンターギ
ア95、前記4速メインギア79に常時噛合される4速
カウンターギア96および前記5速メインギア80に常
時噛合される5速カウンターギア97がそれぞれ所定の
歯数をもって一体に固着されている。
【0052】また、前記カウンターシャフト73の外周
であって前記1速カウンターギア93と2速カウンター
ギア94との間には、外周面にギアが形成された1−2
速用ハブ98が固着されており、この1−2速用ハブ9
8の外周には、内周面にギアが形成されるとともに外周
にフォーク係止溝99が周設された1−2速用スリーブ
100がカウンターシャフト73の軸方向に移動自在に
配設されており、前記フォーク係止溝99には、前記1
−2変速フォーク50が係合されている。そして、前記
1−2変速フォーク50の移動により1−2速用スリー
ブ100がカウンターシャフト73の軸方向に移動され
るものである。
【0053】さらに、前記1速カウンターギア93の外
周面であって前記1−2速用ハブ98の近傍には、テー
パ状の傾斜面が形成されており、この傾斜面の外周側に
は、外周にギアが形成された1速用シンクロナイザーリ
ング101が配設されている。また、前記2速カウンタ
ーギア94の外周面であって前記1−2速用ハブ98の
近傍には、テーパ状の傾斜面が形成されており、この傾
斜面の外周側には、外周にギアが形成された2速用シン
クロナイザーリング102が配設されている。このよう
な構成により、1−2速のシンクロメッシュ機構が形成
される。
【0054】そして、前記1−2速のシンクロメッシュ
機構においても、前記1−2速用スリーブ100を1速
カウンターギア93あるいは2速カウンターギア94側
に移動させることにより、回転の同期作用が行なわれて
1−2速用スリーブ100のギアが1速カウンターギア
93あるいは2速カウンターギア94に噛合され、1速
カウンターギア93あるいは2速カウンターギア94の
ギア比により駆動力が伝達されることになる。
【0055】さらに、本実施形態においては、前記1−
2速用スリーブ100の外周面には、リバースカウンタ
ーギア103が形成されており、前記リバースシャフト
には、図示しないリバースアイドルギアが遊嵌されてい
る。このリバースアイドルギアは、前記リバース変速ブ
ッシュ55の移動によりリバースシャフトの軸方向に移
動されるようになされており、このリバースアイドルギ
アの移動により、リバースアイドルギアが前記メインシ
ャフト72のリバースメインギア76およびカウンター
シャフト73のリバースカウンターギア103にそれぞ
れ噛合されるようになされている。
【0056】また、前記カウンターシャフト73の出力
ギア92には、デファレンシャルギア機構105の入力
ギア106が噛合されており、このデファレンシャルギ
ア機構105の出力軸107は、図示しない車輪等の駆
動部に接続されるようになされている。
【0057】また、前記回転式のドラムチェンジ機構2
およびトランスミッション3は、各部材をクラッチ側ケ
ーシング1aの内部に組み付けた状態で、クラッチ側ケ
ーシング1aに対してトランスミッション側ケーシング
1bを取付けることにより、ケーシング1の内部に収容
されるようになっている。この場合に、本実施形態にお
いては、前記トランスミッション3のメインシャフト7
2およびカウンターシャフト73と、回転ドラム7の回
転軸がすべて平行に配設されているので、ケーシング1
の内部に容易に収容させることができ、組立性を著しく
高めることができ、しかも、ケーシング1の加工性を高
めることができるものである。
【0058】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0059】まず、ニュートラルの状態では、前記ドラ
ムセンター9の前記ストッパ用カム10のN位置に対応
するストッパ用凹部15に、ドラムストッパアーム17
の圧接ローラ18が係合されており、回転ドラム7がN
位置に保持されている。この状態で、前記回転ドラム7
の1−2速チェンジ用カム溝8aにおける1−2速カム
ピン49、3−4速チェンジ用カム溝8bにおける3−
4速カムピン51、5速チェンジ用カム溝8cにおける
5速カムピン53およびリバースチェンジ用カム溝8d
におけるリバースカムピン56がそれぞれN位置に位置
されており、1−2変速フォーク50、3−4変速フォ
ーク52、5変速フォーク54が移動されておらず、1
−2速用スリーブ100、3−4速用スリーブ84、5
速用スリーブ89が中間に位置されている。
【0060】そのため、メインシャフト72に回転力が
伝達された場合でも、3速メインギア78、4速メイン
ギア79および5速メインギア80がメインシャフト7
2に対して自由に回転できるとともに、1速メインギア
75および2速メインギア77がカウンターシャフト7
3に対して自由に回転できるので、前記メインシャフト
72の回転がカウンターシャフト73に伝達されず、カ
ウンターシャフト73は回転しない状態に保持されてい
る。
【0061】この状態から、マニュアルシフトモードで
1速にシフトアップする場合は、前記シフト操作レバー
4を左側に位置させた状態で後方に揺動操作することに
より、スイッチユニット5からシフト信号が制御装置6
に出力され、このシフト信号に基づいて制御装置6から
オイルポンプ44に制御信号が出力される。そして、こ
の制御信号によりオイルポンプ44を駆動制御して、前
記シフトアップ用オイルパイプ42を介して前記基準位
置に位置するピストン33の右側にオイルを送給するこ
とにより、図12に示すように、ピストン33を図中左
方向に移動させ、これにより、駆動シャフト35および
ラック板30が復帰ばね41の付勢力に抗してそれぞれ
左方向に移動され、ラック板30のラックギア31に噛
合された前記ドラムシフタ21が反時計方向に回転駆動
される。
【0062】このようにドラムシフタ21が回転される
と、図8に示すように、ドラムシフタ21の回転方向に
先端部を有するラチェットピン27がプランジャ26の
付勢力によりドラムシフタ21のピン収容部23から外
方に突出しているので、このラチェットピン27が前記
ドラムセンター9のシフタ収容部12のラチェット用係
合溝13に係合され、ドラムセンター9および回転ドラ
ム7がドラムシフタ21とともに回転される。このよう
にドラムシフタ21が回転していくと、図9に示すよう
に、反回転方向に先端部を有するラチェットピン27が
前記ガイド板28の上方弧部分に当接してプランジャ2
6の付勢力に抗してドラムシフタ21のピン収容部23
に収容された状態となる。
【0063】一方、前記ドラムセンター9の回転動作に
より、ドラムストッパアーム17の圧接ローラ18が、
ストッパ用ばね34の付勢力に抗してストッパ用カム1
0のストッパ用凹部15から離脱し、ストッパ用カム1
0の1速位置に対応するストッパ用凹部15に係合さ
れ、回転ドラム7が1速位置に保持される。
【0064】そして、前記変速動作が完了すると、オイ
ルポンプ44の駆動を停止することにより、前記ピスト
ン33、駆動シャフト35およびラック板30が復帰ば
ね41付勢力により基準位置に移動され、ドラムシフタ
21に対して前記変速動作と反対の方向に回転させる力
が加わる。
【0065】このとき、ドラムストッパアーム17の圧
接ローラ18がストッパ用カム10のストッパ用凹部1
5に係合しているので、この圧接ローラ18の付勢力に
よりドラムセンター9および回転ドラム7はそのままの
位置に保持される。一方、前記ドラムシフタ21に加わ
る回転力により、図9に示すように、前記ドラムセンタ
ー9のラチェット用係合溝13に係合されているラチェ
ットピン27が、前記ラチェット用係合溝13の高さに
従って、プランジャ26の付勢力に抗してドラムシフタ
21の中心方向に揺動されてピン収容部23に収容さ
れ、しかも、他方のラチェットピン27は、ガイド板2
8の上方弧部分によりピン収容部23に収容されている
ことから、ドラムシフタ21は、各ラチェットピン27
の係合による抵抗を受けずにドラムセンター9に対して
独立して回転され、前記各ラチェットピン27が隣接す
るラチェット用係合溝13に係合してドラムシフタ21
の回転が停止され、もとの位置に戻される。
【0066】また、前記回転ドラム7が1速位置に回転
保持されることにより、前記回転ドラム7の他端部に取
付けられたシフトポジションセンサ45の回転位置によ
り1速位置であることを検出し、所定のシフトポジショ
ンの表示を行なう。
【0067】そして、前記回転ドラム7の回転により、
1−2速チェンジ用カム溝8aに沿って1−2速カムピ
ン49が追随し、前記1−2速チェンジ用カム溝8aの
形状に応じて前記1−2変速シャフト46が図14にお
いて左方向に移動される。これに伴って、1−2変速フ
ォーク50が移動して、1−2速のシンクロメッシュ機
構の1−2速用スリーブ100が1速カウンターギア9
4側に移動され、これにより、回転の同期作用が行なわ
れて1−2速用スリーブ100のギアが1速カウンター
ギア94に噛合される。その結果、メインシャフト72
の回転力が1速メインギア77および1速カウンターギ
ア94を介してカウンターシャフト73に伝達され、出
力ギア92および入力ギア106を介してデファレンシ
ャルギア機構105の出力軸107を所定のギア比で回
転させるものである。
【0068】また、1速状態から2速、2速状態から3
速、3速状態から4速および4速状態から5速にそれぞ
れシフトアップする場合も同様である。
【0069】このように前記シフト操作レバー4を後方
に1回揺動操作させることにより、1速ずつシフトアッ
プを行なうことができることになる。
【0070】次に、シフトダウン動作について説明す
る。
【0071】例えば、前述の5速状態から、4速にシフ
トダウンする場合は、前記シフト操作レバー4を左側に
位置させた状態で前方に揺動操作することにより、スイ
ッチユニット5からシフト信号が制御装置6に出力さ
れ、制御装置6から出力される制御信号によりオイルポ
ンプ44を駆動制御して、前記シフトダウン用オイルパ
イプ43を介して前記基準位置に位置するピストン33
の左側にオイルを送給することにより、図13に示すよ
うに、ピストン33を図中右方向に移動させ、これによ
り、駆動シャフト35およびラック板30が復帰ばね4
1の付勢力に抗してそれぞれ右方向に移動され、ラック
板30のラックギア31に噛合された前記ドラムシフタ
21が時計方向に回転駆動される。
【0072】このようにドラムシフタ21が回転される
と、前記シフトアップ操作時の場合と逆側のラチェット
ピン27がプランジャ26の付勢力により前記ドラムセ
ンター9のシフタ収容部12のラチェット用係合溝13
に係合され、ドラムセンター9および回転ドラム7がド
ラムシフタ21とともにシフトアップ時と逆方向に回転
される。そして、この状態で、ストッパ用カム10によ
り回転ドラム7が4速位置に保持される。
【0073】その後、復帰ばね41の付勢力により、ピ
ストン33、駆動シャフト35およびラック板30が基
準位置に移動され、ドラムシフタ21のラチェット動作
により、ドラムシフタ21がもとの位置に戻される。
【0074】そして、前記回転ドラム7の回転により、
5速チェンジ用カム溝8cに沿って5速カムピン53が
追随し、前記5−R変速シャフト48が図14において
右方向に移動され、これに伴って、5変速フォーク54
により5速用スリーブ89が5速メインギア80から離
脱し、5速用スリーブ89のギアは、5速メインギア8
0との噛合が解除される。一方、3−4速チェンジ用カ
ム溝8bに沿って3−4速カムピン51が追随し、前記
3−4変速シャフト47による3−4変速フォーク52
の移動により3−4速用スリーブ84のギアが4速メイ
ンギア79に噛合される。これにより、前記メインシャ
フト72の回転力が4速メインギア79によるギア比で
デファレンシャルギア機構105の出力軸107に伝達
される。
【0075】このようにシフトダウン操作を行なう場合
には、前記シフトアップ操作の場合とは逆に、前記シフ
ト操作レバー4を前方に揺動操作させることにより、い
ずれのギアにシフトされている場合でも、1速までの間
で1速ずつシフトダウンを行なうことができるものであ
る。
【0076】また、例えば、5速、4速等に変速されて
いる状態から、ニュートラルに戻すような場合には、シ
フト操作レバー4をNレンジに揺動操作することによ
り、スイッチユニット5からシフト信号が制御装置6に
出力され、制御装置6により制御プログラムを動作させ
てこの制御プログラムに従ってオイルポンプ44を駆動
制御するようになっており、これにより、シフト操作レ
バー4を1回操作するだけで、自動的にシフト操作を行
なうことができるものである。
【0077】また、ニュートラル状態からリバースにシ
フトする場合は、シフト操作レバー4を右側のRレンジ
に揺動操作することにより、制御装置6によりオイルポ
ンプ44を駆動制御して、ピストン33を図中右方向に
移動させ、これにより、ラック板30のラックギア31
に噛合された前記ドラムシフタ21が時計方向に回転駆
動されるとともに、ドラムセンター9および回転ドラム
7がそれぞれ回転される。
【0078】そして、前記回転ドラム7の回転により、
リバースチェンジ用カム溝8dに沿ってリバースカムピ
ン56が追随し、前記リバースチェンジ用カム溝8dの
形状に応じてリバース変速ブッシュ55が5−R変速シ
ャフト48に沿って図14において右方向に移動され、
これに伴って、リバースアイドルギアがリバースシャフ
トの軸方向に移動され、このリバースアイドルギアが前
記メインシャフト72のリバースメインギア76および
カウンターシャフト73のリバースカウンターギア10
3にそれぞれ噛合される。
【0079】そして、この状態で、メインシャフト72
の回転力がリバースメインギア76、リバースアイドル
ギアおよびリバースカウンターギア103をそれぞれ介
してカウンターシャフト73に伝達され、出力ギア92
および入力ギア106を介してデファレンシャルギア機
構105の出力軸107を所定のギア比で逆方向に回転
させるものである。
【0080】また、本実施形態においてオートマチック
シフトモードで変速を行なう場合は、シフト操作レバー
4を右側に位置させた状態で前方に揺動操作してDレン
ジに位置させることにより、スイッチユニット5から制
御装置6に出力されるシフト信号に基づいて、制御装置
6により、オートマチックシフトモードにおける制御プ
ログラムを動作させ、この制御プログラムに従ってシフ
ト操作の制御が行なわれる。
【0081】この場合は、車両の速度やアクセルの開度
等に基づいて、オイルポンプ44を駆動制御することに
より、ピストン33を任意の方向に移動させてシフトア
ップおよびシフトダウンを自動的に行なうことができる
ようになっている。そして、このオートマチックシフト
モードにおいても、シフト操作レバー4をNレンジある
いはRレンジに操作することにより、シフトポジション
センサ45により検出されている現在のシフトポジショ
ンに応じて、オイルポンプ44を駆動制御して自動的に
ニュートラルあるいはリバースに変速することができる
ものである。
【0082】したがって、本実施形態においては、シフ
ト操作レバー4を直線的に揺動操作して制御装置6によ
りオイルポンプ44を駆動制御することにより、ピスト
ン33を所定の方向に動作させ、前記回転ドラム7を所
定角度ずつ回転動作させてR、1速、N、2速、3速、
4速、5速の順序で順次変速を行なうようにしているの
で、簡単な構造で確実に、かつ、容易にシフト操作を行
なうことができる。また、制御装置6によりオイルポン
プ44を駆動制御してピストン33を介して回転ドラム
7を回転動作させるとともに、必要に応じて制御プログ
ラムに従った制御をも行なうようにしているので、例え
ば、4速、5速からニュートラルに戻す場合でも、シフ
ト操作レバー4を1回操作するだけで、制御装置6によ
り自動的にシフト操作を行なうことができ、容易にシフ
ト操作を行なうことができる。
【0083】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0084】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係る変速装置は、シフト操作レバーを直線的に揺動操
作して制御装置により油圧機構を駆動制御することによ
り、回転ドラムを所定角度ずつ回転動作させて順次変速
を行なうものであり、簡単な構造で確実に、かつ、容易
にシフト操作を行なうことができる。
【0085】請求項2に記載の発明は、油圧機構をピス
トンを内蔵した油圧シリンダにより構成し、このピスト
ンに連結されたラック板を配設し、このラック板に形成
されたラックギアに前記回転ドラムを回転駆動させるギ
ア機構を噛合させるようにしているので、回転ドラムを
確実に動作させることができる。
【0086】請求項3に記載の発明は、ピストンとラッ
ク板とを自在継手により連結するようにしているので、
ラック板のラックギアがギア機構を回転させる際に生じ
るラック板の偶力をピストン側に偶力を伝達させること
を防止することができる。
【0087】請求項4に記載の発明は、制御装置に油圧
機構を駆動制御するシフト制御プログラムを組込んでい
るので、必要に応じて制御プログラムに従った制御を行
なうことができ、例えば、車両の速度やアクセルの開度
等に基づいてシフトアップおよびシフトダウンを自動的
に行なったり、4速、5速からニュートラルに戻す場合
でも、シフト操作レバーを1回操作するだけで、自動的
にシフト操作を行なうことができ、容易にシフト操作を
行なうことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る変速装置の実施の一形態を示す
縦断面図
【図2】 本発明の回転式のドラムチェンジ機構とシフ
ト操作レバーの実施形態を示す構成図
【図3】 本発明の回転式のドラムチェンジ機構を示す
平面図
【図4】 図3の側面図
【図5】 本発明の回転ドラムのチェンジ用カム溝を示
す展開図
【図6】 本発明のドラムセンターのストッパ用カムと
ドラムストッパアームとの係合状態を示す構成図
【図7】 本発明のドラムシフタ部分の静止状態を示す
正面図
【図8】 本発明のドラムシフタの回転動作途中の状態
を示す説明図
【図9】 本発明のドラムシフタの回転した状態を示す
説明図
【図10】 本発明のガイド板部分の正面図
【図11】 本発明のピストンの基準状態を示す縦断面
図
【図12】 本発明のピストンのシフトアップ動作状態
を示す縦断面図
【図13】 本発明のピストンのシフトダウン動作状態
を示す縦断面図
【図14】 本発明の変速シャフトおよび変速フォーク
を示す平面図
【図15】 図14の側面図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 ドラムチェンジ機構 3 トランスミッション 4 シフト操作レバー 6 制御装置 7 回転ドラム 8 チェンジ用カム溝 9 ドラムセンター 10 ストッパ用カム 13 ラチェット用係合溝 15 ストッパ用凹部 17 ドラムストッパアーム 21 ドラムシフタ 27 ラチェットピン 30 ラック板 32 油圧シリンダ 33 ピストン 35 駆動シャフト 44 オイルポンプ 45 シフトポジションセンサ 46 1−2変速シャフト 47 3−4変速シャフト 48 5−R変速シャフト 50 1−2変速フォーク 52 3−4変速フォーク 54 5変速フォーク 72 メインシャフト 73 カウンターシャフト 75 1速メインギア 76 リバースメインギア 77 2速メインギア 78 3速メインギア 79 4速メインギア 80 5速メインギア 92 出力ギア 93 1速カウンターギア 94 2速カウンターギア 95 3速カウンターギア 96 4速カウンターギア 97 5速カウンターギア 103 リバースカウンターギア 105 デファレンシャルギア機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの内部に駆動機関により回転
    駆動されるメインシャフトおよびこのメインシャフトと
    平行に配置されるカウンターシャフトを回転自在に配設
    し、これら各シャフトの外周に複数の変速段のギアを配
    設し、シンクロメッシュ変速機構により前記各ギアを噛
    合させることにより変速動作を行なうトランスミッショ
    ンを有する変速装置において、前記ケーシングの内部に
    前記シンクロメッシュ変速機構を動作させるための回転
    ドラムを回転動作自在に配設し、この回転ドラムを所定
    角度ずつ回転動作させる油圧機構を配設し、シフト操作
    レバーのシフト操作に応じて前記油圧機構を動作させる
    制御装置を配設したことを特徴とする変速装置。
  2. 【請求項2】 前記油圧機構をピストンを内蔵した油圧
    シリンダにより構成し、このピストンに連結されたラッ
    ク板を配設し、このラック板に形成されたラックギアに
    前記回転ドラムを回転駆動させるギア機構を噛合させた
    ことを特徴とする請求項1に記載の変速装置。
  3. 【請求項3】 前記ピストンと前記ラック板とを自在継
    手により連結したことを特徴とする請求項2に記載の変
    速装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置に前記油圧機構を駆動制御
    するシフト制御プログラムを組込んだことを特徴とする
    請求項1に記載の変速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2825438A1 (fr) * 2001-05-31 2002-12-06 F1 Internat Mecanisme de changement de rapport d'une boite de vitesses semi-automatique et boite de vitesses semi-automatiques
EP1906065A1 (en) * 2006-09-29 2008-04-02 HONDA MOTOR CO., Ltd. Transmission for vehicle

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