JPH1018615A - エレベーターの設置構造 - Google Patents

エレベーターの設置構造

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JPH1018615A
JPH1018615A JP17793496A JP17793496A JPH1018615A JP H1018615 A JPH1018615 A JP H1018615A JP 17793496 A JP17793496 A JP 17793496A JP 17793496 A JP17793496 A JP 17793496A JP H1018615 A JPH1018615 A JP H1018615A
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英雄 春原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅内の美観を損なうことなく居室の内部に
エレベーターを設置するエレベーターの設置構造を提供
することである。 【解決手段】 居室(10)を仕切板部材(30)により居室空
間(11)と非居室空間(12)とに仕切り、その非居室空間(1
2)はエレベーター空間(42)と収納空間(14)とを備え、エ
レベーター空間(42)は、昇降体(41)から居室空間(11)へ
の乗降可能とするを出入口(43)を備え、その出入口(43)
は仕切板部材(30)に接して形成し、前記仕切板部材(30)
は、前記エレベーター用空間(42)を開閉自在にできるエ
レベーター用開閉部(31)と前記収納空間(14)を開閉自在
にできる収納用開閉部(32)とを備え、そのエレベーター
用開閉部(31)と収納用開閉部(32)とが前記仕切板部材(3
0)に面一に形成されていることを特徴とするエレベータ
ーの設置構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、エレベーターの
設置構造、更に詳しくは、住宅内に設置するエレベータ
ーの設置構造に関する。
【0002】
【先行技術】近年、いわゆるホームエレベーターが設け
られ、居住者が他の階へ階段を使わずに移動できるよう
に構成されている住宅がある。このホームエレベーター
を従来の住宅に設置する場合には、ホームエレベーター
を廊下等に設置せず、それによって居室の外へ出ること
なく、ホームエレベーターの昇降体へ乗り降りができる
ように居室の内部にホームエレベーターを設置する場合
がある。
【0003】そのため、居室の美観を損なうことなくホ
ームエレベーターを設置する必要がある。そこで、本件
特許出願人は、以上のような課題を解決する技術を、日
本特許情報機構(登録商標)(JAPIO(登録商
標))の先行技術調査(パトリス(登録商標))の利用
により、以下の検索式で昭和55年以後の特許出願及び
実用新案登録出願を調査した。
【0004】検索式:B66B9/00F その結果、特許出願138件、実用新案登録出願73件
を抽出した。これらの出願を精査した結果、類似する技
術として特開平2−215677号を発見した。この特
開平2−215677号にかかる発明は、ホームエレベ
ータのかご呼び釦をホームエレベーターの出入口を開閉
する扉の正面側の所定位置に設けるホームエレベーター
である。
【0005】この特開平2−215677号にかかるホ
ームエレベーターによれば、かご呼び釦の設置に伴って
居室を形成する壁部の美観を損なうことを防止すること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した特開
平2−215677号にあっては以下の問題があった。
すなわち、かご呼び釦をホームエレベーターの出入口に
設置した扉に設けることにより、ホームエレベーター付
近の壁部の美観を損なうことがないようにできても、ホ
ームエレベーターのかごが上下動するための昇降路を囲
んでホームエレベーター空間を形成する壁が居室の内部
の一角を占める。また、ホームエレベーターの出入口を
開閉する扉が、居室の内部にいる者から見える。そのた
め、ホームエレベーターの存在が居室の中で独立して見
え、居室全体の美観を損なうことがありうる。
【0007】そこで、請求項1記載の発明の解決課題
は、住宅内部の美観を損なうことなく、エレベーターを
設置することができるエレベーターの設置構造を提供す
ることである。また、請求項2記載の発明の解決課題
は、居室の美観を損なうことなく、居室の内部にエレベ
ーターを設置することができるエレベーターの設置構造
を提供することである。
【0008】また、請求項3記載の発明の解決課題は、
居室の美観を損なうことなく、居室の内部に椅子式エレ
ベーターを設置することができる椅子式エレベーターの
設置構造を提供することである。また、請求項4記載の
発明の解決課題は、加えて、エレベーターの存在が目立
たないエレベーターの設置構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
住宅に設けられたエレベーター(40)の設置構造であっ
て、向かい合う壁(20,21)を渡すことによってその住宅
内部の空間を居住空間(11)と非居住空間(12)とに仕切る
仕切板部材(30)を備え、その非居住空間(12)はエレベー
ター(40)の昇降体(41)が到着するエレベーター空間(42)
と物を収納する収納空間(14)とを備え、そのエレベータ
ー空間(42)は、昇降体(41)から居住空間(11)への乗降可
能とする出入口(43)を備え、その出入口(43)は仕切板部
材(30)に接して形成し、前記仕切板部材(30)は、前記エ
レベーター用空間(42)を開閉自在にできるエレベーター
用開閉部(31)と前記収納空間(14)を開閉自在にできる収
納用開閉部(32)とを備え、そのエレベーター用開閉部(3
1)と収納用開閉部(32)とを前記仕切板部材(32)に面一に
形成していることを特徴とするエレベーターの設置構造
である。
【0010】ここで、「居住空間(11)」とは、住宅内の
空間のうち、住人が立ったり、坐ったりするなど生活を
営む空間をいう。例えば、居室や廊下などをいう。ま
た、「非居住空間(12)」とは、住宅内の空間のうち、物
を収納するなどに使用する空間をいう。例えば、クロー
ゼットや物置等をいう。「住宅内部の空間を居住空間(1
1)と非居住空間(12)とに仕切る」とは、例えば、居室を
居住空間と非居室空間に仕切ったり、あるいは、廊下を
人が通る通路と、物を収納する収納空間及びエレベータ
ー空間とに仕切ることをいう。
【0011】また、「エレベーター用開閉部と収納用開
閉部とが前記仕切板部材に面一に形成している」とは、
エレベーター用開閉部(31)と収納用開閉部(32)とを閉じ
た状態においては、居室空間(11)側から前記仕切板部材
(30)を見たときに同一平面状に形成されていることをい
う。エレベーター用開閉部(31)と収納用開閉部(32)にお
いて、デザイン的な統一があればなおよい。
【0012】エレベーター用開閉部(31)は、昇降体(41)
から降りる場合にエレベーター用開閉部(31)が閉じてい
ても居室空間(11)に出ることができるようにするため
に、また、昇降体(41)に乗る場合にも、昇降体(41)に乗
ってからエレベーター用開閉部(31)を閉じることができ
るように エレベーター空間(42)側からの開閉が自由に
できるように形成する。例えば、エレベーター用開閉部
(31)を折りたたみ戸として形成してもよい。この場合に
は、収納用開閉部(32)も折りたたみ戸、あるいはそれに
類似する構造に形成し、収納用開閉部(32)をエレベータ
ー用開閉部(31)のデザインにできれば合わせる。
【0013】請求項1記載の発明の作用を説明する。エ
レベーター(40)を使用しないときには、エレベーター用
開閉部(31)を閉じておく。そうすると、非居住空間(12)
の一部にエレベーター(40)を形成するため、居住空間(1
1)側からみて、エレベーター空間(42)の出入口(43)が目
立たなくなる。また、エレベーター用開閉部(31)と収納
用開閉部(32)とは面一に形成するため、エレベーター用
開閉部(31)を閉じた状態にあっては、非居住空間(12)の
中にエレベーター空間(42)が備えられていることが、居
住空間(11)からみてわかりにくい。その結果、住宅の中
において、エレベーター(40)が目立たなくなり、住宅内
部の美観を向上させることができる。
【0014】請求項2記載の発明は、居室(10)に設けら
れたエレベーター(40)の設置構造であって、居室(10)に
おいて向かい合う壁(20,21)を渡すことによってその居
室(10)を居室空間(11)と非居室空間(12)とに仕切る仕切
板部材(30)を備え、その非居室空間(12)はエレベーター
(40)の昇降体(41)が到着するエレベーター空間(42)と物
を収納する収納空間(14)とを備え、そのエレベーター空
間(42)は、昇降体(41)から居室空間(11)への乗降可能と
する出入口(43)を備え、その出入口(43)は仕切板部材(3
0)に接して形成し、前記仕切板部材(30)は、前記エレベ
ーター用空間(42)を開閉自在にできるエレベーター用開
閉部(31)と前記収納空間(14)を開閉自在にできる収納用
開閉部(32)とを備え、そのエレベーター用開閉部(31)と
収納用開閉部(32)とを前記仕切板部材(30)に面一に形成
していることを特徴とするエレベーターの設置構造であ
る。
【0015】請求項2記載の発明の作用を説明する。エ
レベーター(40)を使用しないときには、エレベーター用
開閉部(31)を閉じておく。そうすると、非居室空間(12)
の一部にエレベーター(40)を形成するため、居室空間(1
1)側からみて、エレベーター空間(42)の出入口(43)が目
立たなくなる。また、エレベーター用開閉部(31)と収納
用開閉部(32)とは面一に形成するため、エレベーター用
開閉部(31)を閉じた状態にあっては、非居室空間(12)の
中にエレベーター空間(42)が備えられていることが、居
室空間(11)からみてわかりにくい。その結果、居室(1O)
の中において、エレベーター(40)が目立たなくなり、居
室(10)の美観を向上させることができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明を技術的に限定したものであり、椅子式エレベータの
設置構造にかかる発明である。居室(10)に設けられた椅
子式エレベーター(50)の設置構造であって、その椅子式
エレベーター(50)は、住宅内の上下方向に連続するエレ
ベーター空間(51)内に垂直に設けられたガイドレール(5
2)を介して昇降可能に設けられた昇降体(53)と、この昇
降体(53)を昇降動させうる駆動装置(54)とを備え、上記
昇降体(53)は、上記ガイドレール(52)に昇降可能に固定
された床部(55)と、この床部(55)上に設けられた着座部
(56)とを備えるとともに箱体に形成した昇降体は備え
ず、水平方向における姿勢を一定にした状態でガイドレ
ール(52)に沿って直線状に昇降できるように形成し、前
記居室(10)は、向かい合う壁(20,21)を渡すことによっ
てその居室(10)を居室空間(11)と非居室空間(12)とに仕
切る仕切板部材(30)を備え、その非居室空間(12)は椅子
式エレベーター(50)の昇降体(53)が到着するエレベータ
ー空間(51)と物を収納する収納空間(14)とを備え、その
エレベーター空間(51)は、前記床部(55)を仕切板部材(3
0)に接して形成し、その仕切板部材(30)は、エレベータ
ー用空間(51)を開閉自在にできるエレベーター用開閉部
(31)と前記収納空間(11)を開閉自在にできる収納用開閉
部(32)とを備え、そのエレベーター用開閉部(31)と収納
用開閉部(32)とを前記仕切板部材(30)に面一に形成して
いることを特徴とする椅子式エレベーター(50)の設置構
造である。
【0017】椅子式エレベーター(50)の駆動装置(54)
は、例えば油圧式シリンダ及びピストンを備えた装置の
他、ウインチ装置、エアバック装置などを使用してもよ
い。さらに、ガードレールに沿って形成したラックと、
このラックに歯合すると共に昇降体(53)に形成したピニ
オンギアと、そのピニオンギアを回転させるモーター部
とを備えた装置を使用してもよい。
【0018】また、昇降体(53)は、その着座部(56)を折
りたたみ可能に形成してもよい。エレベーター空間(51)
は、昇降体(53)を形成する床部(55)の大きさよりもやや
大きな寸法を有して形成するものとする。請求項3記載
の発明の作用を説明する。椅子式エレベーター(50)を使
用しないときには、エレベーター用開閉部(31)を閉じて
おく。そうすると、非居室空間(12)の一部にエレベータ
ー空間(51)を形成するため、居室空間(11)側からみて、
椅子式エレベーター(50)を形成するガードレール(52)や
昇降体(53)が居室空間(11)から見て目立たなくなる。こ
の場合、エレベーター用開閉部(31)と収納用開閉部(32)
とは面一に形成されるため、エレベーター空間(51)と収
納空間(14)とが一体的に見える。従って、居室(1O)の中
において、椅子エレベーター(40)が独立した存在として
目立たなくなり、居室(10)の美観を向上させることがで
きる。
【0019】また、昇降体(53)は、駆動装置(54)を作動
させることにより、上記ガイドレール(52)に沿って、住
宅の上下方向に連続するエレベーター空間(51)内を水平
方向における姿勢を一定にした状態でガイドレール(52)
に沿って直線状に昇降するものである。その結果、居住
者は、前記昇降体(53)の着座部(56)に着座することによ
って、座ったまま、住宅の他の階へ手軽に移動すること
ができる。
【0020】従って、従来のようなホームエレベーター
とは異なり、あくまでも居住者を座ったまま搬送するこ
とを前提としているため、搬送時の居住者の姿勢は所定
の状態に拘束される。その結果、従来のような複数の居
住者が立った姿勢のまま乗る場合に、居住者を保護する
趣旨から必要があった、箱状に形成された一定の容積を
有するエレベータ本体が不要となる。
【0021】従って、エレベーター空間(51)の幅寸法も
従来のホームエレベーターの場合よりも、更に、小さく
することができ、非居室空間(12)ことができ、居住空間
(11)の圧迫を小さくすることができる。請求項4記載の
発明は、請求項1、請求項2、または請求項3記載の発
明を技術的に限定した発明であって、仕切板部材(30)に
備えたエレベーター用開閉部(31)と収納用開閉部(32)と
は同一の建具面材を使用して形成したことを特徴とする
エレベーターの設置構造である。
【0022】請求項4記載の発明の作用を説明する。エ
レベーター用開閉部(31)と収納用開閉部(32)とは、仕切
板部材(30)に隣接して形成する。このとき、エレベータ
ー用開閉部(31)と収納用開閉部(32)とは、同一の建具面
材を使用するため、外観品質が向上する。従って、外観
が良好なエレベーターの設置構造を提供することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づき、本発明にかかるエレベーターの設置構造を詳
細に説明する。ここで使用する図面は、図1ないし図5
である。図1は、本発明の第一の実施の形態を示す斜視
図であって、エレベーター用開閉部を閉じた状態を示
す。図2は、請求項1記載の発明の一実施の形態を示す
断面図であって、箱体をしたホームエレベーターの設置
構造を示す。図3は、請求項2記載の発明の一実施の形
態を示す斜視図であって、椅子式エレベーターの昇降体
が居室に到着した場合において、エレベーター用開閉部
を開けた状態を示す。図4は、請求項2記載の椅子式エ
レベーターの一実施の形態を示す断面図である。図5
は、本発明の第二の実施の形態を示す断面図であって、
エレベーターに中扉を備えた場合のエレベーターの設置
構造である。
【0024】図2に示すエレベーターの設置構造は、居
室10に設けられたエレベーター40の設置構造であっ
て、居室10において向かい合う壁20,21を渡すこ
とによってその居室10を居室空間11と非居室空間1
2とに仕切る仕切板部材30を備え、その非居室空間1
2にエレベーター40の昇降体41が到着するエレベー
ター空間42を備えて使用する設置構造である。
【0025】そのエレベーター空間42は、昇降体41
から居室空間11への乗降可能とする出入口43を備
え、その出入口43を仕切板部材30に接して形成す
る。そのため、居室空間11から居室10の外へ出るこ
となく直接エレベーター40を使用でき、他の階へ移動
することができる。また、昇降体41を上下道するため
の駆動部44を備える。
【0026】また前記昇降体41は、複数の居住者が同
時に乗降しうる箱体に形成し、エレベーター空間42
は、昇降体41が昇降可能となるような大きさに形成す
る。なお、エレベーター空間42の平面方向の幅寸法
は、ミサワホーム(株)製の住宅に設置されるエレベー
ターにあっては、1.82m×1.82mとなってい
る。前記非居室空間12は、中仕切板部材13によっ
て、服を収納するクローゼット14とエレベーター空間
42とに分けられる。クローゼット14はクローゼット
の他に押し入れとして形成してもよい。
【0027】仕切板部材30には、図1に示すように、
エレベーター用空間42を開閉自在にできる折りたたみ
戸31とクローゼット14を開閉自在にできる折りたた
み戸32とを備え、折りたたみ戸31と折りたたみ戸3
2とは、居室空間11からみて面一に形成し、また、デ
ザインも統一している。このため、折りたたみ戸31お
よび32に一体感が生じ、居室10の美観を向上させる
ことができる。
【0028】折りたたみ戸31はガラス部33を備え、
エレベーターが到着しているか否かを確認できるように
する。また折りたたみ戸31には、エレベーター空間4
2側に開閉を容易にするための取手を設けたりしてもよ
い。本実施の形態に係るエレベーターの設置構造の作用
を説明する。エレベーター40を使用しないときには、
折りたたみ戸31を閉じておく。そうすると、非居室空
間12の一部にエレベーター空間42を形成するため、
居室空間11側からみて、エレベーター空間42の出入
口43が目立たなくなる。また、クローゼット14を開
閉する折りたたみ戸32と面一に形成し、かつデザイン
を統一することにより、居室10の中においてエレベー
ター40が目立たなくなり、居室10の美観を向上させ
ることができる。
【0029】図3においては、椅子式エレベーターの設
置構造を示す。本実施の形態は、居室10に設けられた
椅子式エレベーター50の設置構造であって、前記居室
10は、向かい合う壁20,21を渡すことによってそ
の居室10を居室空間11と非居室空間12とに仕切る
仕切板部材30を備える。その非居住空間12は、中仕
切板部材13により椅子式エレベーター50を形成する
エレベーター空間51と、クローゼット14とに仕切
る。
【0030】そして、そのエレベーター空間51は、前
記床部55を仕切板部材30に接して形成し、その大き
さは、昇降体53を形成する床部55の大きさよりもや
や大きな寸法を有して形成するものとする。今回の実施
の形態における椅子式エレベーターでは、約1平方メー
トルとなっている。そして前記仕切板部材30には、エ
レベーター用空間51を開閉自在にできる折りたたみ戸
31とクローゼット14を開閉自在にできる折りたたみ
戸32とを備え、折りたたみ戸31と折りたたみ戸32
とを面一に形成する。折りたたみ戸31には、図1に示
すようにガラス部33を設けてエレベーターが到着して
いるか否かを確認できるようにする。また折りたたみ戸
31には、エレベーター空間51側に開閉を容易にする
ための取手を設けたりしてもよい。
【0031】椅子式エレベーター50の構造を図3ない
し図4に基づいて説明する。椅子式エレベーター50
は、住宅内の上下方向に連続するエレベーター空間51
内に垂直に設けられたガイドレール52を介して昇降可
能に設けられた昇降体53と、この昇降体53を昇降動
させうる駆動装置54とを備えて形成する。その昇降体
53は、上記ガイドレール52に昇降可能に固定された
床部55と、この床部55上に設けられた着座部56と
を備え、水平方向における姿勢を一定にした状態でガイ
ドレール52に沿って直線状に昇降できるように形成す
る。
【0032】図4においては、着座部56は床部55に
対して固定して形成しているが、着座部56を折りたた
み可能に形成してもよい。その場合には、床部55の上
面に荷物を乗せることができ、居住者以外の物品をも他
の階へ搬送することが可能となる。また、椅子式エレベ
ーター50の駆動装置54は、図4においては油圧ポン
プ57と油圧式シリンダ58及びピストン59とを備え
た装置として形成する。その他、ウインチ装置、エアバ
ック装置などを使用してもよい。さらに、ガードレール
に沿って形成したラックと、このラックに歯合すると共
に昇降体53に形成したピニオンギアと、そのピニオン
ギアを回転させるモーター部とを備えた装置を使用して
もよい。
【0033】本実施の形態にかかる発明の作用を説明す
る。椅子式エレベーター50を使用しないときには、折
りたたみ戸31を閉じておく。そうすると、非居室空間
12の一部にエレベーター空間51を形成するため、居
室空間11側からみて、椅子式エレベーター50を形成
するガードレール52や昇降体53が居室空間11から
目立たなくなる。この場合、折りたたみ戸31と折りた
たみ戸32とは面一に形成されるため、エレベーター空
間51とクローゼット14とが一体的に見える。従っ
て、居室10の中において、椅子エレベーター50が独
立した存在として目立たなくなり、居室10の美観を向
上させることができる。
【0034】また、本実施の形態にかかる椅子式エレベ
ーターにあっては、上記昇降体53は、駆動装置54を
作動させることにより、上記ガイドレール52に沿っ
て、住宅の上下方向に連続するエレベーター空間51内
を水平方向における姿勢を一定にした状態でガイドレー
ル52に沿って直線状に昇降するものである。その結
果、居住者は、前記昇降体53の着座部56に着座する
ことによって、座ったまま、住宅の他の階へ手軽に移動
することができる。
【0035】従って、従来のようなホームエレベーター
とは異なり、あくまでも居住者を座ったまま搬送するこ
とを前提としているため、搬送時の居住者の姿勢は所定
の状態に拘束される。その結果、従来のような複数の居
住者が立った姿勢のまま乗る場合に、居住者を保護する
趣旨から必要があった、箱状に形成された一定の容積を
有するエレベータ本体が不要となる。
【0036】その結果、エレベーター空間51の幅寸法
も従来のホームエレベーターの場合よりも、更に、小さ
くすることができ、非居室空間12を小さくすることが
できる。その結果、居住空間11の圧迫を小さくするこ
とができる。次に本発明の第二の実施の形態について図
5に基づき説明する。図5のエレベーター40は、エレ
ベーター40の出入口43を開閉するため中扉45を備
える。この中扉45は、壁21寄りに重ねることによっ
て、エレベーターの出入口43を開ける。従って、エレ
ベーター空間42は、この中扉45を収納するための空
間をエレベーターの昇降体41の幅に加えて備えてい
る。従って、図2に示したエレベーター空間42よりも
広く形成している。その他の構成は、第一の実施の形態
と同様である。
【0037】
【発明の効果】上記した発明により、居室の美観を損な
うことなく、居室の内部にエレベーターを設置すること
ができるエレベーターの設置構造を提供することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2記載の発明の一実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】請求項1記載の発明の一実施の形態を示す断面
図である。
【図3】請求項2記載の発明の一実施の形態を示す斜視
図である。
【図4】請求項2記載の椅子式エレベーターの一実施の
形態を示す断面図である。
【図5】請求項1記載の発明の一実施の形態を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 居室 11 居室空間 12 非居室空間 13 中仕切板部材 14 収納空間 20 壁 21 壁 30 仕切板部材 31 折りたたみ戸 32 折りたたみ戸 33 ガラス部 40 エレベーター 41 昇降体 42 エレベーター
空間 43 出入口 44 駆動部 45 中扉 50 椅子式エレベ
ーター 51 エレベーター空間 52 ガードレール 53 昇降体 54 駆動装置 55 床部 56 着座部 57 油圧ポンプ 58 油圧シリンダ 59 ピストン部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】住宅に設けられたエレベーターの設置構造
    であって、向かい合う壁を渡すことによってその住宅内
    部の空間を居住空間と非居住空間とに仕切る仕切板部材
    を備え、その非居住空間はエレベーターの昇降体が到着
    するエレベーター空間と物を収納する収納空間とを備
    え、そのエレベーター空間は、昇降体から居住空間への
    乗降可能とする出入口を備え、その出入口は仕切板部材
    に接して形成し、前記仕切板部材は、前記エレベーター
    用空間を開閉自在にできるエレベーター用開閉部と前記
    収納空間を開閉自在にできる収納用開閉部とを備え、そ
    のエレベーター用開閉部と収納用開閉部とを前記仕切板
    部材に面一に形成していることを特徴とするエレベータ
    ーの設置構造。
  2. 【請求項2】居室に設けられたエレベーターの設置構造
    であって、居室において向かい合う壁を渡すことによっ
    てその居室を居室空間と非居室空間とに仕切る仕切板部
    材を備え、その非居室空間はエレベーターの昇降体が到
    着するエレベーター空間と物を収納する収納空間とを備
    え、そのエレベーター空間は、昇降体から居室空間への
    乗降可能とする出入口を備え、その出入口は仕切板部材
    に接して形成し、前記仕切板部材は、前記エレベーター
    用空間を開閉自在にできるエレベーター用開閉部と前記
    収納空間を開閉自在にできる収納用開閉部とを備え、そ
    のエレベーター用開閉部と収納用開閉部とを前記仕切板
    部材に面一に形成していることを特徴とするエレベータ
    ーの設置構造。
  3. 【請求項3】居室に設けられた椅子式エレベーターの設
    置構造であって、その椅子式エレベーターは、住宅内の
    上下方向に連続するエレベーター空間内に垂直に設けら
    れたガイドレールを介して昇降可能に設けられた昇降体
    と、この昇降体を昇降動させうる駆動装置とを備え、上
    記昇降体は、上記ガイドレールに昇降可能に固定された
    床部と、この床部上に設けられた着座部とを備えるとと
    もに箱体に形成した昇降体を備えず、水平方向における
    姿勢を一定にした状態でガイドレールに沿って直線状に
    昇降できるように形成し、前記居室は、向かい合う壁を
    渡すことによってその居室を居室空間と非居室空間とに
    仕切る仕切板部材を備え、その非居室空間は椅子式エレ
    ベーターの昇降体が到着するエレベーター空間と物を収
    納する収納空間とを備え、そのエレベーター空間は、前
    記床部を仕切板部材に接して形成し、前記仕切板部材
    は、エレベーター用空間を開閉自在にできるエレベータ
    ー用開閉部と前記収納空間を開閉自在にできる収納用開
    閉部とを備え、そのエレベーター用開閉部と収納用開閉
    部とを前記仕切板部材に面一に形成していることを特徴
    とする椅子式エレベーターの設置構造。
  4. 【請求項4】仕切部材に備えたエレベーター用開閉部と
    収納用開閉部とは合一の建具面材を使用して形成したこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、または請求項3記
    載のエレベーターの設置構造。
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