JPH10186392A - 液晶表示パネル - Google Patents

液晶表示パネル

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JPH10186392A
JPH10186392A JP9102876A JP10287697A JPH10186392A JP H10186392 A JPH10186392 A JP H10186392A JP 9102876 A JP9102876 A JP 9102876A JP 10287697 A JP10287697 A JP 10287697A JP H10186392 A JPH10186392 A JP H10186392A
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和範 早川
Hidetsugu Yamamoto
英嗣 山元
Tetsuya Otomo
哲哉 大友
Hideyuki Imura
秀之 井村
Takeshi Nakagawa
毅 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー光で切断する工程の生産性の低下を
できるだけ少なくする。 【解決手段】 複数の映像信号配線と複数の走査信号配
線の少なくともどちらか一方と液晶画面外に設けた共通
バス配線1を、画面外に設けたシート抵抗が10Ω/□
以上からなるラインパターン14aによって接続して信
号配線の検査を行えるようにし、検査後にラインパター
ン14aをレーザー光で切断した液晶表示パネルであっ
て、ラインパターン14aが屈曲部20を有する形状と
する。この構成によれば、検査後においてラインパター
ン14aの屈曲部20を利用してレーザー光で切断す
る。このとき屈曲部20でレーザー光を吸収し、吸収し
た熱エネルギでラインパターン14aを蒸発させるの
で、レーザー光で切断するときの切り損じを防止でき高
い信頼性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示パネル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14に示したように液晶表示パネル
は、柔らかく、シート抵抗が0.2 Ω/□ぐらいである低
抵抗金属のAlまたはAlに3%程度のTa(タンタ
ル)、Ti(チタン)等の高融点金属を含有させたAl
系合金で形成されている複数の走査信号配線3と複数の
映像信号配線2と、その配線が交差する位置にある透明
導電膜(ITO)で形成された画素電極6から構成され
ている。その画素電極6の一つ一つの液晶セルにTFT
トランジスタによって印加する電圧を制御して、画像表
示を行っている。このような液晶表示パネルの製造工程
では、ダストによるパターニング異常や静電気等による
素子破壊など様々な原因で不良が発生するため、液晶駆
動用LSIに実装する電極の全数に検査用プローブ電極
を接触させて、製造工程で複数回の検査を実施し、製造
を行っている。
【0003】しかし、近年表示品位の向上のため高精細
化が進んでおり画素数が増加する傾向である。そのた
め、液晶駆動用LSIの実装電極間隔は狭くなり、上記
で述べた製造過程で複数回の検査をするための検査用プ
ローブ電極の接触間隔も狭くなり、映像信号配線や走査
信号配線の一本一本にプローブ電極を接触することは、
その作製費用が非常に高価なものとなり作製期間も長く
なる上、プローブ電極の接触の安定性やプローブ電極の
保守などが大変困難である。特に液晶駆動用LSIドラ
イバを直接ガラス基板7上に実装するチップオングラス
工法を用いた液晶表示パネルは、電極パッドへの直接の
コンタクトは不可能である。そのため、プローブなどの
開発費の抑制、開発期間の短縮、簡易な信号かつ簡易な
プローブで検査できることが望まれている。
【0004】そこで、簡易検査方法として図14に示し
たように液晶表示パネルの複数の映像信号配線2と複数
の走査信号配線3の少なくとも一方に接続した共通バス
配線1に検査用電極端子9を形成し、この端子9に検査
用プローブを立てて検査用信号13を供給して液晶表示
パネルの検査を行い良否の判定を行っている。その後
に、液晶画面8より外側に設けた共通バス配線1に接続
する映像信号配線2と走査信号配線3の少なくともどち
らか一方を図15に示したようにレーザー光で切断する
部分11を切断することによって液晶表示パネルの最終
形態を得ている。図15にレーザー光で切断する部分の
拡大図を示し、レーザー光で切断する工程について説明
する。レーザー光で切断する時は、その繰り返しライン
パターンの一番始めのラインパターンの横から終わりの
ラインパターンまでを連続して一気に切断する。
【0005】今まで、そのラインパターン10は低抵抗
金属であるAlまたは前記AlにTa(タンタル)、T
i(チタン)、等の高融点金属を含有させた材料で形成
されていた。そのラインパターン10をレーザー光で切
断するとき、前記Alが飛び散り隣接ショートをした
り、Alは非常に腐食しやすいのでレーザー光で切断し
た端面から腐食が発生したり、抵抗が低いため静電破壊
が起こったり、線欠陥のアドレスが見つけられないなど
の課題が発生していた。そのため最近、ラインパターン
10はAlより硬度が高く、画素電極を形成している高
抵抗の透明導電膜(ITO)等で形成されるようになっ
た。図14、図15のようにラインパターン10をレー
ザー光で切断する工程は一番最後であり、画像表示検査
を行った後で行う特に重要な部分である。ここで、不良
パネルを出さないことがロスコストの削減、生産性向上
のため不可欠である。なお、4はゲート実装電極、5は
ソース実装電極である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シート抵抗が
10Ω/□以上のラインパターン10はほとんど透明で
あり、レーザー光を透過してしまい、吸収されないので
熱エネルギが発生しないで蒸発させることができなく
て、切断されない部分が残る。そのため、もう一度レー
ザーカットしなければならないことがあり、生産性の低
下につながる。また、ラインパターン10の抵抗が低い
と上記のように線欠陥のアドレスを見つけられないし、
外部で発生したサージ電圧によって絶縁破壊が起こる。
【0007】したがって、この発明の目的は、上記従来
の課題を解決するものであり、レーザー光で切断すると
きの切断不良や隣接不良による生産性の低下をできるだ
け少なくした液晶表示パネルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶表示
パネルは、複数の映像信号配線と複数の走査信号配線の
少なくともどちらか一方と液晶画面外に設けた共通バス
配線を、画面外に設けたラインパターンによって接続し
て信号配線の検査を行えるようにし、検査後にラインパ
ターンをレーザー光で切断した液晶表示パネルであっ
て、ラインパターンが屈曲部を有する形状であることを
特徴とする。
【0009】上記の構成によれば、検査後においてライ
ンパターンの屈曲部を利用してレーザー光で切断する。
このとき、屈曲部でレーザー光を吸収し、吸収した熱エ
ネルギでラインパターンを蒸発させるので、レーザー光
で切断するときの切り損じを防止できる。このように、
レーザー光での切り損じは抑制でき、生産性の向上につ
ながる。また、屈曲部を有することで抵抗が高くなり、
画像検査工程において線欠陥の場所を容易に見つけられ
るし、抵抗が高いため絶縁破壊の防止にもつながる。
【0010】請求項2記載の液晶表示パネルは、請求項
1において、屈曲部はコの字形に屈曲し、その対向辺が
レーザー光の進路方向に平行に配置されている。このよ
うに、レーザー光の進路方向に平行にコの字形の屈曲部
の対向辺が配置されているので、この対向辺でレーザー
光の照射時間を確保でき、レーザー光の吸収効率が向上
する。
【0011】請求項3記載の液晶表示パネルは、請求項
1において、屈曲部はコの字形に屈曲し、その対向辺が
レーザー光の進路に交差するように配置されている。こ
のように、レーザー光の進路に交差するようにコの字形
の屈曲部の対向辺が配置されているので、屈曲した部分
を利用して切断するだけでなく、屈曲部の数に応じて複
数本配置された対向辺のうちの1本がレーザー光で切断
されればよい。
【0012】請求項4記載の液晶表示パネルは、複数の
映像信号配線と複数の走査信号配線の少なくともどちら
か一方と液晶画面外に設けた共通バス配線を、画面外に
設けたラインパターンによって接続して信号配線の検査
を行えるようにし、検査後にラインパターンをレーザー
光で切断した液晶表示パネルであって、ラインパターン
の近傍に不透明または半透明の接続されないパターンを
配置したことを特徴とする。
【0013】上記の構成によれば、検査後において不透
明または半透明の接続されないパターンをレーザー光で
切断することによって、その切断した熱エネルギでライ
ンパターンを切断する。この場合、不透明、半透明なパ
ターンをレーザー光で切断すると、その切断したエッ
ジ、切断したことによる表面状態の荒れ、切断した飛散
物等によりラインパターンでのレーザー光の吸収効率が
増加し、透明なラインパターンも確実に切断することが
できる。この構成においても、レーザー光での切り損じ
を防止でき、生産性の向上につながる。
【0014】請求項5記載の液晶表示パネルは、複数の
映像信号配線と複数の走査信号配線の少なくともどちら
か一方と液晶画面外に設けた共通バス配線を、画面外に
設けたラインパターンによって接続して信号配線の検査
を行えるようにし、検査後にラインパターンをレーザー
光で切断した液晶表示パネルであって、ラインパターン
の近傍に堆積した絶縁膜層に、凹構造パターンが形成さ
れていることを特徴とする。上記の構成によれば、検査
後において、請求項1の屈曲部を有するラインパターン
の段差より大きく形成できる凹構造パターンの段差部で
レーザー光の吸収効率がより増加し、透明なラインパタ
ーンを確実に切断することができる。また、上記の構成
にすれば、切断時に昇華した材料が凹部に集中しやす
く、隣接ショートなどを防止できる。
【0015】請求項6記載の液晶表示パネルは、請求項
4または5において、不透明または半透明なパターンあ
るいは凹構造パターンがラインパターンと重なりあった
構成である。このように不透明または半透明なパターン
あるいは凹構造パターンとラインパターンを重ねること
で、表面状態の荒れやより大きな段差部を設けることに
なり、この段差部でのレーザー光の吸収効率が増加す
る。
【0016】請求項7記載の液晶表示パネルは、請求項
1,2,3,4,5または6において、ラインパターン
が透明導電膜(ITO)である。このように、ラインパ
ターンが透明導電膜であるので、画素電極を形成してい
る透明導電膜を用いればプロセスの簡略化にもつなが
る。請求項8記載の液晶表示パネルは、請求項1,2,
3,4,5,6または7において、液晶表示パネルがチ
ップオングラス工法(COG)で作製されている。この
ように、液晶表示パネルが、液晶駆動用LSIドライバ
ICを直接ガラス基板上に実装するチップオングラス工
法で作製されていると、液晶駆動用LSIの実装間隔は
さらに狭くなり、直接ICをのせるためプローブ形状も
複雑になり、また実装部を傷つけてしまうため直接検査
用プローブの針を置くことはできず、上記のようにライ
ンパターンによって接続する構成をとらなければならな
い。このような場合に本願発明は有効であり、上記の作
用効果を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態の液
晶表示パネルを図1に基づいて説明する。図1はこの発
明の第1の実施の形態の液晶表示パネルのレーザー光で
切断する部分の拡大図を示し、図14および図15に示
した液晶表示パネルと同一構成部分には同一符号を付し
た。
【0018】この液晶表示パネルは、図14および図1
5に示した液晶表示パネルと同様に、複数の映像信号配
線2と複数の走査信号配線3の少なくとも一方と、液晶
画面8の外に設けた共通バス配線1を、画面8の外に設
けたラインパターンによって接続している。このライン
パターン14aは、図1に示すようにコの字形の屈曲部
20を有する形状としてある。ここでラインパターン1
4aとレーザー光で切断する部分11について説明する
と、共通バス配線1に接続部12によって接続されるラ
インパターン14aは、シート抵抗が10Ω/□以上か
らなり、同一構成ラインでコの字形に屈曲した屈曲部2
0が繰り返しに互い違いになるような形状にする。そし
てこのラインパターン14aを図1のレーザー光の進路
に沿ってコの字形の屈曲部20の対向辺20aが配置さ
れるように構成する。
【0019】そして、上記のように構成されたラインパ
ターン14aにより、図14で示したように液晶表示パ
ネルの複数の映像信号配線2と複数の走査信号配線3の
少なくとも一方に接続した共通バス配線1に検査用電極
端子9を形成し、この端子9に検査用プローブを立てて
検査用信号13を供給して液晶表示パネルの検査を行っ
た後、共通バス配線1に接続する映像信号配線2と走査
信号配線3の少なくともどちらか一方をレーザー光で切
断する部分11を切断することによって液晶表示パネル
の最終形態を得る。この際、ラインパターン14aを5
0〜100μmのレーザー光の幅で、ラインパターン1
4aの一番端から反対側の端まで、連続して切断する。
次に200〜300μm離れた所をその場所から始めの
場所まで連続して切断する。このように2回連続で切断
すれば、たとえ1回目で切断できない部分があっても、
2回目で切断することができる。
【0020】ラインパターン14aを切断するレーザー
光は、YAGレーザーを用いており、発進波長は1.06μ
mで赤外光である。ラインパターン14aを形成してい
るシート抵抗が10Ω/□以上の材料はほとんど透明で
あり、赤外、可視光のレーザー光は殆ど透過してしま
い、レーザー光を吸収しないので切断しにくい。しか
し、屈曲部20を形成すると、屈曲した部分でレーザー
光を吸収し、吸収した熱エネルギで蒸発させ確実に切断
することができ、切り損じを防ぐことができる。
【0021】この実施の形態によれば、レーザー光で切
断するラインパターン14aを屈曲部20を有する形状
としたので、屈曲部20でレーザー光を吸収し、吸収し
た熱エネルギでラインパターン14aを溶解させ確実に
切断できる。また、レーザー光の進路方向に平行にコの
字形の屈曲部20の対向辺20aが配置されているの
で、この対向辺20aでレーザー光の照射時間を確保で
き、レーザー光の吸収効率が向上する。したがってレー
ザー光で切断するときの切り損じ防止でき、生産性の向
上につながる。また、屈曲部20を有することで抵抗が
高くなり、画像検査工程において線欠陥の場所を容易に
見つけられるし、抵抗が高いため外部からのサージ電圧
による絶縁破壊の防止にもつながる。
【0022】また、ラインパターン14aを、画素電極
6を形成している透明導電膜を用いればプロセスの簡略
化にもつながる。また、液晶表示パネルが液晶駆動用L
SIドライバICを直接ガラス基板7上に実装するチッ
プオングラス工法(COG)で作製されていると、液晶
駆動用LSIの実装間隔はさらに狭くなり、直接ICを
のせるためプローブ形状も複雑になり、また実装部を傷
つけてしまうため直接検査用プローブの針を置くことは
できず、上記のようにラインパターンによって接続する
構成をとらなければならない。このような場合に本願発
明は有効であり、上記の作用効果を得ることができる。
【0023】図2は第2の実施の形態の液晶表示パネル
を示すレーザー光で切断する部分の拡大図である。この
場合、ラインパターン14bを図2のレーザー光の進路
に交差するようにコの字形の屈曲部22の対向辺22a
を配置して構成する。このときは、屈曲した部分を利用
して切断するだけでなく、屈曲部22の数に応じて複数
本配置された対向辺22aのうちの1本がレーザー光で
切断されればよい。その他の構成効果は、第1の実施の
形態と同様である。
【0024】第3の実施の形態の液晶表示パネルを図3
に基づいて説明する。図3は図14のレーザー光で切断
する部分11の拡大図を示した図である。この液晶表示
パネルのラインパターン10は図14と同様であるが、
ラインパターン10の近傍に不透明または半透明の接続
されないパターン15を配置している。この場合、共通
バス配線1に接続部12で接続したラインパターン10
の間に不透明または半透明なパターン15を設けてい
る。
【0025】この不透明または半透明なパターン15は
ラインパターン10を切断するときのレーザー光を吸収
し、吸収した熱エネルギでその不透明または半透明なパ
ターン15を蒸発させ、その切断したエッジ、切断した
ことによる表面状態の荒れ、切断した飛散物等によりラ
インパターン10でのレーザー光の吸収効率が増加し、
透明なラインパターン10も確実に切断することができ
る。
【0026】また、不透明または半透明なパターン15
のうち半透明なパターンとして、液晶表示パネルを構成
している半導体パターンを用いれば、プロセス上容易に
形成できる。また、不透明なパターンとして液晶表示パ
ネルを構成しているソースドレイン材料、ゲート材料を
用いれば、この場合もプロセス上容易に形成できる。そ
の他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0027】この実施の形態によれば、レーザー光で切
断するラインパターン10の近傍に不透明または半透明
なパターン15を配置したので、この不透明または半透
明なパターン15がレーザー光を吸収して、吸収した熱
エネルギでそのパターン15を蒸発させ、その切断した
エッジ、切断したことによる表面状態の荒れ、切断した
飛散物等によりラインパターン10でのレーザー光の吸
収効率が増加し、透明なラインパターン10も確実に切
断することができる。この構成においても、レーザー光
での切り損じを防止でき、生産性の向上につながる。
【0028】第4の実施の形態の液晶表示パネルを図4
および図5に基づいて説明する。図5は図4のa−a′
線で切断したレーザー光で切断する部分の断面図であ
る。液晶表示パネルの製造工程では、図5に示すように
透明なガラス基板7上にラインパターン10を形成す
る。次に絶縁膜層17を形成する。この絶縁膜層17は
液晶を駆動させる透明電極上に堆積させる絶縁膜層とゲ
ート電極上に堆積させる絶縁膜層とからなる。一方、透
明電極上に堆積した絶縁膜層にコンタクトホールを開け
て透明電極の一部を露出させなければならない。そして
このコンタクトホールを介してソース、ドレイン材料と
透明電極が接続するように形成される。上記の製造工程
によりラインパターン10上あるいは近傍に絶縁膜層1
7が堆積していることになる。そこで上記で述べたコン
タクトホールのプロセス工程でラインパターン10の近
傍にもコンタクトホールを形成し凹構造パターン16が
構成されるようにする。
【0029】この凹構造パターン16の段差部23aは
不透明や半透明なパターンの段差部より約数倍大きな段
差を構成している。この段差部23aによってレーザー
光の吸収効率がさらに増加して、より確実にラインパタ
ーン10を切断することができる。その他の構成は第1
の実施の形態と同様である。この実施の形態によれば、
レーザー光で切断するラインパターン10の近傍に凹構
造パターン16を配置したので、より大きな段差部23
aが形成されこの段差部23aでレーザー光の吸収効率
がさらに増しより確実にラインパターン10を切断する
ことができる。また、ラインパターン10の飛散物など
はこの凹構造パターン16の凹部に落ちてレーザーカッ
ト不良などの防止につながる。この構成においても、レ
ーザー光で切り損じを防止でき、生産性の向上につなが
る。
【0030】図6は第5の実施の形態の液晶表示パネル
を示すレーザー光で切断する部分の拡大図である。液晶
パネルの狭額縁化が進み等ピッチにラインパターンを配
置することができなくなる場合がある。このときライン
パターン10を数本ブロック化することがある。また、
ブロック化することで空きスペースにマークや検討用パ
ッドを配置することができる。この場合、ラインパター
ン10の間に不透明や半透明なパターン15または凹構
造パターン16を配置することが困難であるので、ブロ
ック化した横にいくつかの不透明、半透明なパターン1
5または凹構造パターン16を配置する。この場合も第
3または第4の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0031】図7は第6の実施の形態の液晶表示パネル
を示すレーザー光で切断する部分の拡大図である。この
液晶表示パネルは第3または第4と、第5の実施の形態
を合わせた構成で、不透明や半透明なパターン15また
は凹構造パターン16を繰り返しラインパターンが配置
されている1ブロック化した横かつラインパターン10
間に配置している。この場合は、不透明や半透明なパタ
ーン15または凹構造パターン16が増えることにより
ラインパターン10でのレーザー光の吸収効率が増加
し、より確実に切断することができる。
【0032】図8は第7の実施の形態の液晶表示パネル
を示すレーザー光で切断する部分の拡大図である。この
液晶表示パネルは第1と、第3または第4の実施の形態
を合わせた構成で、屈曲部20を有するラインパターン
14aの間に不透明や半透明なパターン15または凹構
造パターン16を配置している。この場合は、屈曲部2
0の対向辺20aと不透明や半透明なパターン15また
は凹構造パターン16によりさらに吸収効率が増加する
ので、より確実にラインパターン14aを切断すること
ができる。
【0033】図9は第8の実施の形態の液晶表示パネル
を示すレーザー光で切断する部分の拡大図である。この
液晶表示パネルは第1と第5の実施の形態を合わせた構
成で、屈曲部20を有するラインパターン14aが配置
されているブロック化した横に不透明や半透明なパター
ン15または凹構造パターン16を設けている。この場
合も、第6の実施の形態と同様の効果がある。
【0034】図10は第9の実施の形態の液晶表示パネ
ルを示すレーザー光で切断する部分の拡大図である。こ
の液晶表示パネルは第7と第8の実施の形態を合わせた
構成で、屈曲部20を有するラインパターン14aのブ
ロック化した横かつラインパターン14a間に不透明や
半透明なパターン15または凹構造パターン16を配置
している。この場合は、さらに効果的にラインパターン
14aを切断することができる。
【0035】図11は第10の実施の形態の液晶表示パ
ネルを示すレーザー光で切断する部分の拡大図である。
図12は図11のb−b′線で切断したラインパターン
10と不透明や半透明なパターン15が重なった場合の
断面図、図13は図11のb−b′線で切断したライン
パターン10と凹構造パターン16が重なった場合の断
面図である。図11より、ラインパターン10と、不透
明や半透明なパターン15あるいは凹構造パターン16
が重なるようにレーザー光で切断する部分に、ラインパ
ターン10を覆うように配置する。この場合は切断する
ラインパターン10上にパターン15または16を配置
するので、表面状態の荒れや大きな段差部を形成してい
ることになり、ラインパターン10でのレーザー光の吸
収効率が増加し確実に切断することができる。
【0036】すなわち、図12に示したように、ガラス
基板7にラインパターン10を形成し、透明電極に堆積
させる絶縁膜とゲート電極上に堆積させる絶縁膜とから
なる絶縁膜層17上に、ラインパターン10と重なるよ
うに不透明や半透明なパターン15を形成する。この場
合、大きな段差部23bが形成されレーザー光の吸収効
率が増加する。また、図13に示したように、ガラス基
板7にラインパターン10を形成し、ラインパターン1
0と重なるように凹構造パターン16を形成する。凹構
造パターン16の段差部23cは第4の実施の形態の同
様で形成方法で形成される。この場合、表面状態の荒れ
や大きな段差部23cがラインパターン10上に形成さ
れることになり、レーザー光の吸収した熱エネルギをロ
スなく確実に伝えることができ、ラインパターン10を
より確実に切断することができる。
【0037】なお、第3、第4、第5、第6、第7、第
8および第9の実施の形態において、ラインパターン1
0及びラインパターン14aと重なるように第10の実
施の形態の不透明や半透明なパターン15あるいは凹構
造パターン16を配置しても良いし、配置場所はライン
パターン10,14aと一部重なるように配置しても良
い。
【0038】また、第7、第8及び第9の実施の形態に
おいて、第1の実施の形態のラインパターン14aの代
わりに第2の実施の形態のラインパターン14bを設け
てもよいし、屈曲部はコの字形以外の鉤形等、他の形状
でもよい。また、レーザー光で切断するとき2回切断し
ていたが、前記の構成にすれば、レーザー光での切断を
1回にしても良い。
【0039】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の液晶表示パネ
ルによれば、レーザー光で切断するラインパターンを屈
曲部を有するラインパターン形状としたので、屈曲部で
レーザー光を吸収し、吸収した熱エネルギでラインパタ
ーンを溶解させ確実に切断できる。したがってレーザー
光で切断するときの切り損じ防止でき、生産性の向上に
つながるという効果を有する。また、屈曲部を構成する
ことで抵抗が高くなり、画像検査工程において線欠陥の
場所を容易に見つけられるし、抵抗が高いため外部から
のサージ電圧による絶縁破壊の防止にもつながる。
【0040】請求項2では、レーザー光の進路方向に平
行にコの字形の屈曲部の対向辺が配置されているので、
この対向辺でレーザー光の照射時間を確保でき、レーザ
ー光の吸収効率が向上する。請求項3では、レーザー光
の進路に交差するようにコの字形の屈曲部の対向辺が配
置されているので、屈曲した部分を利用して切断するだ
けでなく、屈曲部の数に応じて複数本配置された対向辺
のうちの1本がレーザー光で切断されればよい。
【0041】この発明の請求項4記載の液晶表示パネル
によれば、レーザー光で切断するラインパターンの近傍
に不透明または半透明なパターンを配置したので、この
不透明または半透明なパターンがレーザー光を吸収し
て、吸収した熱エネルギでそのパターンを蒸発させ、そ
の切断したエッジ、切断したことによる表面状態の荒
れ、切断した飛散物等によりラインパターンでのレーザ
ー光の吸収効率が増加し、透明なラインパターンも確実
に切断することができる。この構成においても、レーザ
ー光での切り損じを防止でき、生産性の向上につなが
る。
【0042】この発明の請求項5記載の液晶表示パネル
によれば、レーザー光で切断するラインパターンの近傍
に凹構造パターンを配置したので、この凹構造パターン
により大きな段差部が形成され、レーザー光の吸収効率
がさらに増加し、透明なラインパターンも確実に切断す
ることができる。また、レーザー光で切断した透明なラ
インパターンは熱で溶解し飛散するが、凹構造パターン
の凹部に集中しやすく、隣接ショートなどを防止でき
る。そのため、レーザー光での不良を抑制でき、生産性
の向上につながる。
【0043】請求項6では、透明なラインパターンと、
不透明または半透明なラインパターンあるいは凹構造パ
ターンが重なった形状であり、表面状態の荒れや大きな
段差部を透明なラインパターン上に形成するので、レー
ザー光を吸収した熱エネルギをロスなく伝えることがで
き、確実に溶解させ、この場合も確実に切断することが
できる。
【0044】請求項7では、ラインパターンが透明導電
膜であるので、画素電極を形成している透明導電膜を用
いればプロセス上容易に形成でき、コスト削減にもつな
がる。請求項8では、液晶表示パネルが、液晶駆動用L
SIドライバICを直接ガラス基板上に実装するチップ
オングラス工法で作製されていると、液晶駆動用LSI
の実装間隔はさらに狭くなり、直接ICをのせるためプ
ローブ形状も複雑になり、また実装部を傷つけてしまう
ため直接検査用プローブの針を置くことはできず、ライ
ンパターンによって接続する構成をとらなければならな
い。このようにな場合に本願発明は有効であり、上記の
作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の液晶表示パネル
のレーザー光で切断する部分の拡大図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態の液晶表示パネル
のレーザー光で切断する部分の拡大図である。
【図3】この発明の第3の実施の形態の液晶表示パネル
のレーザー光で切断する部分の拡大図である。
【図4】この発明の第4の実施の形態の液晶表示パネル
のレーザー光で切断する部分の拡大図である。
【図5】図4のa−a′断面図である。
【図6】この発明の第5の実施の形態の液晶表示パネル
のレーザー光で切断する部分の拡大図である。
【図7】この発明の第6の実施の形態の液晶表示パネル
のレーザー光で切断する部分の拡大図である。
【図8】この発明の第7の実施の形態の液晶表示パネル
のレーザー光で切断する部分の拡大図である。
【図9】この発明の第8の実施の形態の液晶表示パネル
のレーザー光で切断する部分の拡大図である。
【図10】この発明の第9の実施の形態の液晶表示パネ
ルのレーザー光で切断する部分の拡大図である。
【図11】この発明の第10の実施の形態の液晶表示パ
ネルのレーザー光で切断する部分の拡大図である。
【図12】図11のb−b′断面図である。
【図13】図11の他の構成の場合のb−b′断面図で
ある。
【図14】従来の液晶表示パネルの構成図である。
【図15】従来の液晶表示パネルのレーザー光で切断す
る部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 共通バス配線 2 映像信号配線 3 走査信号配線 4 ゲート実装電極(ゲートドライバ) 5 ソース実装電極(ソースドライバ) 6 画素電極 7 ガラス基板 8 液晶画面 9 検査電極端子 10 ラインパターン 11 レーザー光で切断する部分 12 接続部 13 検査用信号 14a,14b ラインパターン 15 不透明または半透明なパターン 16 凹構造パターン 17 絶縁膜層 20,22 屈曲部 20a,22a 対向辺 23a,23b,23c 段差部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井村 秀之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中川 毅 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の映像信号配線と複数の走査信号配
    線の少なくともどちらか一方と液晶画面外に設けた共通
    バス配線を、画面外に設けたラインパターンによって接
    続して前記信号配線の検査を行えるようにし、検査後に
    前記ラインパターンをレーザー光で切断した液晶表示パ
    ネルであって、前記ラインパターンが屈曲部を有する形
    状であることを特徴とする液晶表示パネル。
  2. 【請求項2】 屈曲部はコの字形に屈曲し、その対向辺
    がレーザー光の進路方向に平行に配置されている請求項
    1記載の液晶表示パネル。
  3. 【請求項3】 屈曲部はコの字形に屈曲し、その対向辺
    がレーザー光の進路に交差するように配置されている請
    求項1記載の液晶表示パネル。
  4. 【請求項4】 複数の映像信号配線と複数の走査信号配
    線の少なくともどちらか一方と液晶画面外に設けた共通
    バス配線を、画面外に設けたラインパターンによって接
    続して前記信号配線の検査を行えるようにし、検査後に
    前記ラインパターンをレーザー光で切断した液晶表示パ
    ネルであって、前記ラインパターンの近傍に不透明また
    は半透明の接続されないパターンを配置したことを特徴
    とする液晶表示パネル。
  5. 【請求項5】 複数の映像信号配線と複数の走査信号配
    線の少なくともどちらか一方と液晶画面外に設けた共通
    バス配線を、画面外に設けたラインパターンによって接
    続して前記信号配線の検査を行えるようにし、検査後に
    前記ラインパターンをレーザー光で切断した液晶表示パ
    ネルであって、前記ラインパターンの近傍に堆積した絶
    縁膜層に、凹構造パターンが形成されていることを特徴
    とする液晶表示パネル。
  6. 【請求項6】 不透明または半透明なパターンあるいは
    凹構造パターンがラインパターンと重なった請求項4ま
    たは5記載の液晶表示パネル。
  7. 【請求項7】 ラインパターンが透明導電膜(ITO)
    である請求項1,2,3,4,5または6記載の液晶表
    示パネル。
  8. 【請求項8】 液晶表示パネルがチップオングラス工法
    (COG)で作製された請求項1,2,3,4,5,6
    または7記載の液晶表示パネル。
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