JPH10186686A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

Info

Publication number
JPH10186686A
JPH10186686A JP8345295A JP34529596A JPH10186686A JP H10186686 A JPH10186686 A JP H10186686A JP 8345295 A JP8345295 A JP 8345295A JP 34529596 A JP34529596 A JP 34529596A JP H10186686 A JPH10186686 A JP H10186686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chemical formula
polycarbonate
layer
photosensitive layer
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8345295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Iguchi
靖 井口
Yoshimasa Tomiuchi
芳昌 富内
Kazuya Adachi
和哉 安達
Masahiko Kasahara
正彦 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP8345295A priority Critical patent/JPH10186686A/ja
Priority to DE19754605A priority patent/DE19754605A1/de
Priority to KR1019970073126A priority patent/KR19980064568A/ko
Priority to CN97126321A priority patent/CN1186262A/zh
Publication of JPH10186686A publication Critical patent/JPH10186686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording-members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat or to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
    • G03G5/0528Macromolecular bonding materials
    • G03G5/0557Macromolecular bonding materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
    • G03G5/0564Polycarbonates
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording-members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat or to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D169/00Coating compositions based on polycarbonates; Coating compositions based on derivatives of polycarbonates
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording-members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat or to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/043Photoconductive layers characterised by having two or more layers or characterised by their composite structure

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】塗工液が安定して電子写真用感光体の生産性が
高く、感光層に傷や削れが発生し難くて画像特性が良好
で且つ高耐久性であり、トナー離れが良くて経済性に優
れる電子写真用感光体を得る。 【構成】感光層が化学式(1)に示されるポリカーボネ
ートを樹脂バインダとして含有する。 【化1】 (上式(1)においてl,mは重合度を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子写真方式のプ
リンター,複写機,ファックス等に用いられる電子写真
用感光体の感光層に係り、特に感光層に用いられる樹脂
バインダに関する。
【0002】
【従来の技術】有機光導電性物質を用いる有機電子写真
用感光体が無公害,低コスト,物質選択の自由度により
感光体特性を様々に設計できることなどの理由で近年、
数多く提案され実用化されるようになった。有機電子写
真用感光体の感光層は、主として有機光導電性化合物を
樹脂バインダに分散した層からなり、電荷発生物質を樹
脂に分散させた電荷発生層と電荷輸送物質を樹脂に分散
させた電荷輸送層を積層した積層型のものや電荷発生物
質および電荷輸送物質を樹脂に分散させた単層のものな
どがある。
【0003】これらの感光層にはビスフェノールA型ポ
リカーボネートが樹脂バインダとして広く用いられ、有
機光導電性化合物と樹脂バインダとを有機溶剤に溶解あ
るいは分散させた塗工液を円筒状導電性基体の表面にコ
ーティングすることにより形成されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし樹脂バインダと
してビスフェノールA型ポリカーボネートを用いると以
下のような問題があった。 (1)上記塗工液を作製する際に有機溶剤として、テト
ラヒドロフラン(THF)等を用いるとその塗工液は数
日でゲル化し、その塗工液を用いてコーティングすると
均一で良好な感光層を形成することが不可能である。
【0005】(2)形成された感光層はソルベントクラ
ックや内部応力によるクラックを生じやすい。大きなク
ラックはそのまま画像欠陥として現れ、小さなクラック
は特に接触帯電方式の帯電装置を用いる電子写真装置に
おいては帯電部材から感光体の導電層への電流リークの
原因となりやすくそのために画像欠陥が現れる。 (3)形成された感光層は感光体の繰り返し使用により
傷を生じやすく、傷にトナーがめり込み固着してクリー
ニング不良を起こすといったフィルミング現象が発生
し、黒ベタ画像上に白い斑点状欠陥を生じる。また繰り
返し使用により、膜が削れ感光体寿命も無機系感光体に
比較して短い。
【0006】ゲル化の問題に対してはその解決策として
有機溶剤に塩化メチレン等を使用して、ゲル化に要する
時間を伸ばすことが可能であるが、十分な解決策ではな
い。また特開昭59−71057号公報,特開昭60−
172044号公報には、ビスフェノールZ型ポリカー
ボネートを使用する方法が開示されている。しかしビス
フェノールZ型ポリカーボネートはクラック防止の効果
がなく、そのために特開昭61−62040号公報では
ビスフェノールA型ポリカーボネートとビスフェノール
Z型ポリカーボネートを混合する方法が開示され、特開
昭61−105550号公報には、ビスフェノールA型
とビスフェノールZ型の共重合体を使用する方法が開示
されている。しかしながらいずれの方法も上記のクラッ
ク発生に対する十分な解決策とは言えない。
【0007】傷の問題に関しては、特開昭57─212
453号公報にシリコーンオイルを添加して潤滑性を向
上させる方法が開示され、特開昭63−65444号公
報には、トリフルオロメチル基を有する変性ポリカーボ
ネートを使用する方法が開示されている。電子写真感光
体は(1)表面へ一様に電荷を付与する帯電,(2)帯
電部への光像照射を行う露光,(3)帯電と露光により
形成された静電潜像の着色粉末(トナー)付着による可
視化を行う現像,(4)トナー像を紙などの最終記録媒
体への転移する転写,(5)転写トナー像を記録媒体へ
融着する定着という電子写真プロセスを用いた複写機,
プリンター,ファックス等に使用されている。
【0008】(1)の帯電工程では、非接触方式の一つ
であるコロトロンやスコロトロンといったコロナ放電に
よる帯電が従来から多く用いられている。近年は高電圧
を必要とせず、オゾン発生量も少ないといったメリット
を有することから、ローラーやブラシによる接触帯電も
実用化されている。しかしながらローラーによる接触帯
電は、前述した電流リークを発生しやすく、ブラシによ
る帯電では、感光体表面に傷をつけやすいために感光体
の寿命を短くしている。
【0009】(3)の現像工程では、絶縁性液体中に小
粒径トナー粒子を分散させた現像液を使用する液体現像
法や乾式トナーを用いる現像法などが利用されている。
乾式トナーを用いた現像法は、トナーとキャリアからな
る現像剤を用いた2成分現像法とトナーのみからなる現
像剤を用いた1成分現像法があり、各々トナー層と感光
体を接触および非接触で用いる方法が利用されている。
この中でも磁気ブラシを用い磁性トナーと絶縁性キャリ
アを用いた2成分接触現像法や、1成分磁性トナーを用
いた1成分接触現像法が主流となっている。近年は非磁
性トナーを用いた1成分接触現像法や、一成分磁性トナ
ーを用いACバイアスを印加したjumping現像法
と呼ばれる現像法も主流となりつつある。さらに最近に
おいては、現像時にクリーニングを同時に行い、クリー
ニングブレード等のクリーナシステムを有しないクリー
ナレスプリンターも製品化されており、この場合には小
粒径で球形の重合トナーが利用されている。一般に液体
現像用トナーや重合トナーなどの小粒径トナーは、高解
像度化が期待されるが、表面積が大きくなるために感光
体との付着力が増加し、フィルミングを起こしやすくな
ったり、(4)の転写工程において、トナーが完全に紙
などの記録媒体に転移しないばかりか、後工程のクリー
ニング工程においてもトナーが感光体上に残り、画像欠
陥として現れることがある。また転写効率が低いとトナ
ー消費量や廃トナーの増加の原因ともなり、環境問題と
してもクローズアップされており、トナー離れのよい感
光体が望まれている。
【0010】この発明は上述の点に鑑みてなされその目
的は、感光層に用いる樹脂バインダを改良することによ
り、塗工液が安定して電子写真用感光体の生産性が高い
上に、感光層に傷や削れが発生し難く画像特性が良好で
且つ高耐久性であり、トナー離れが良くて経済性に優れ
る電子写真用感光体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的は第一の発明
によれば導電性基体上に感光層を有する電子写真用感光
体において、感光層が化学式(1)に示されるポリカー
ボネートを樹脂バインダとして含有することにより達成
される。
【0012】
【化6】 (上式(1)においてl,mは重合度を表す。) 第二の発明によれば感光層が化学式(1)に示されるポ
リカーボネートに加えて化学式(2)で表されるビスフ
ェノールA型ポリカーボネート,化学式(3)で表され
るビスフェノールZ型ポリカーボネート,化学式(4)
で表されるポリカーボネート,化学式(5)で表される
ポリカーボネートよりなる群のうちのいずれかを樹脂バ
インダとして含有することが有効である。
【0013】
【化7】 (上式(2)においてnは重合度を表す。)
【0014】
【化8】 (上式(3)においてoは重合度を表す。)
【0015】
【化9】 (上式(4)においてp,qは重合度を表す。)
【0016】
【化10】 (上式(5)においてr,sは重合度を表す。) 第三の発明によれは第一または第二の発明において、感
光層は導電性基体上に積層された電荷発生層と電荷輸送
層であるとすることが有効である。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明のポリカーボネートはカ
ルボニルジオキシ基−O−CO−O−を有する高分子で
ある。ポリカーボネートは電子写真感光体の感光層ある
いは表面保護層に使用される。電子写真用感光体が積層
型の感光層を有するときはポリカーボネートは電荷発生
層と電荷輸送層のいずれかの層で樹脂バインダとして使
用される。この発明のポリカーボネートには化学式
(1)で示されるポリカーボネートの他、化学式(1)
で示されるポリカーボネートと化学式(2)で示される
ポリカーボネートの混合物,化学式(1)で示されるポ
リカーボネートと化学式(3)で示されるポリカーボネ
ートの混合物,化学式(1)で示されるポリカーボネー
トと化学式(4)で示されるポリカーボネートの混合
物,化学式(1)で示されるポリカーボネートと化学式
(5)で示されるポリカーボネートの混合物から選ばれ
る。
【0018】化学式(1),化学式(2),化学式
(3),化学式(4),化学式(5)で示されるポリカ
ーボネートは、これらと他の構造を有する高分子との共
重合体としても用いることができる。高分子の末端基は
特定されず、水酸基やt−ブチル基など種々の基を有し
て良い。
【0019】
【化11】 (上式(1)においてl,mは重合度を表し、0.3<
l/(l+m)<0.8の関係を示す。)
【0020】
【化12】 (上式(2)においてnは重合度を表す。)
【0021】
【化13】 (上式(3)においてoは重合度を表す。)
【0022】
【化14】 (上式(4)においてp,qは重合度を表し、0.1<
p/(p+q)<0.9の関係を示す。)
【0023】
【化15】 (上式(5)においてr,sは重合度を表し、0.1<
r/(r+s)<0.9の関係を示す。) 図1はこの発明の実施に係る感光体を示す模式断面図で
ある。図2はこの発明の異なる実施に係る感光体を示す
模式断面図である。
【0024】図3はこの発明のさらに異なる実施に係る
感光体を示す模式断面図である。図4はこの発明のさら
に異なる実施に係る感光体を示す模式断面図である。図
5はこの発明のさらに異なる実施に係る感光体を示す模
式断面図である。上図において1は導電性基体、2は下
引き層、3は電荷発生層、4は電荷輸送層、5は表面保
護層、6は感光層であり感光層は電荷発生層と電荷輸送
層に分離した機能分離型あるいは電荷発生物質と電荷輸
送物質を含有する単層型である。図1,図2に示す感光
層は電荷発生層、電荷輸送層の順に積層された負帯電タ
イプであり、図3の感光層は電荷輸送層、電荷発生層の
順に積層された正帯電タイプである。図4,図5の感光
層は、単層型の主として正帯電タイプである。
【0025】導電性基体1は感光体の電極としての役目
と同時に他の各層の支持体となっており、円筒状,板
状,フィルム状のいずれでも良く、アルミニウム、ステ
ンレス鋼、ニッケルなどの金属、あるいはガラス、樹脂
などの上に導電処理を施したものでも良い。下引き層2
は、樹脂を主成分とする層やアルマイト等の酸化皮膜等
からなり、導電性基体から感光層への不要な電荷の注入
防止、基体表面の欠陥被覆、感光層の接着性の向上等の
目的で必要に応じて設けられる。樹脂バインダーとして
ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレン,アクリ
ル樹脂,塩化ビニル樹脂,酢酸ビニル樹脂,ポリウレタ
ン樹脂,エポキシ樹脂,ポリエステル樹脂,メラミン樹
脂,シリコン樹脂,ポリブチラール樹脂,ポリアミド樹
脂およびこれらの共重合体などを適宜組み合わせて使用
することが可能である。また樹脂バインダー中に金属酸
化物微粒子等を含有してもよい。金属酸化物微粒子とし
ては、SiO2,TiO2 ,In2 3 ,ZrO2 等を
用いることが可能である。
【0026】下引き層の膜厚は、下引き層の配合組成に
もよるが、繰り返し連続使用したとき残留電位が増大す
るなどの悪影響が出ない範囲で任意に設定できる。電荷
発生層3は有機光導電性物質を真空蒸着または有機光導
電性物質の粒子を樹脂バインダー中に分散させた塗液を
塗布して形成され、光を受容して電荷を発生する。また
その電荷発生効率が高いことと同時に発生した電荷の電
荷輸送層4への注入性が重要で電場依存性が少なく低電
場でも注入の良いことが望ましい。電荷発生層3は電荷
発生機能を有すればよいので、その膜厚は電荷発生物質
の光吸収係数より決まり一般的には5μm以下であり、
好適には1μm以下である。電荷発生層は電荷発生物質
を主体としてこれに電荷輸送物質などを添加して使用す
ることも可能である。電荷発生物質としてはフタロシア
ニン系顔料,アゾ顔料,アントアントロン顔料,ペリレ
ン顔料,ペリノン顔料,スクアリリウム顔料,チアピリ
リウム顔料,キナクリドン顔料等を用いることができ、
またこれらの顔料を組み合わせて用いてもよい。特にフ
タロシアニン系顔料としては、無金属フタロシアニン,
銅フタロシアニン,チタニルフタロシアニンが好まし
く、さらにX型無金属フタロシアニン,τ型無金属フタ
ロシアニン,ε型銅フタロシアニン,β型チタニルフタ
ロシアニン,Y型チタニルフタロシアニンやCuKαを
用いるX線回折スペクトルのブラッグ角2θが9.6°
を最大ピークとするチタニルフタロシアニン(特願平6
−289363号公報に開示)が好ましい。
【0027】樹脂バインダ−としては本発明のポリカー
ボネートの他に本発明のポリカーボネートと他のポリカ
ーボネート,ポリエステル,ポリアミド,ポリウレタ
ン,エポキシ,ポリブチラール,塩ビ系共重合体,フェ
ノキシ樹脂,シリコン樹脂,メタクリル酸エステル樹脂
およびこれらの共重合体などを適宜組み合わせて使用す
ることが可能である。
【0028】電荷輸送層4は樹脂バインダー中に電荷輸
送物質を分散させた塗膜であり、暗所では絶縁体層とし
て感光体の電荷を保持し、光受容時には電荷発生層から
注入される電荷を輸送する機能を発揮する。電荷輸送物
質としては、ヒドラゾン化合物,ピラゾリン化合物,ピ
ラゾロン化合物,オキサジアゾール化合物,オキサゾー
ル化合物,アリールアミン化合物,ベンジジン化合物,
スチルベン化合物,スチリル化合物やポリビニルカルバ
ゾールなどの電荷輸送性ポリマー等を使用することが可
能である。特に次に示す化合物が好ましい。
【0029】
【化16】
【0030】
【化17】 樹脂バインダーとしては本発明のポリカーボネートの他
に本発明のポリカーボネートと他のポリカーボネート,
ポリエステル,ポリアミド,ポリウレタン,エポキシ,
ポリブチラール,塩ビ系共重合体,フェノキシ樹脂,シ
リコン樹脂,メタクリル酸エステル樹脂およびこれらの
共重合体などを適宜組み合わせて使用することが可能で
ある。
【0031】電荷輸送層の膜厚は実用的に有効な表面電
位を維持するためには3〜50μmの範囲が好ましく、
より好適には10〜40μmである。単層型感光層は樹
脂バインダー中に電荷発生物質と電荷輸送物質を分散さ
せた塗膜であり、上記の電荷発生層3及び電荷輸送層4
に用いられる物質を同様に用いることができる。膜厚は
実用的に有効な表面電位を維持するためには3〜50μ
mの範囲が好ましく、より好適には10〜40μmであ
る。
【0032】これら感光層中には感度の向上や残留電位
の減少,あるいは繰り返し使用時の特性変動を低減する
ために必要に応じ電子受容物質を含有することができ
る。電子受容物質としては、無水コハク酸,無水マレイ
ン酸,ジブロム無水コハク酸,無水フタル酸,3‐ニト
ロ無水フタル酸,4‐ニトロ無水フタル酸,無水ピロメ
リット酸,ピロメリット酸,トリメリット酸,無水トリ
メリット酸,フタルイミド,4‐ニトロフタルイミド,
テトタシアノエチレン,テトラシアノシノジメタン,ク
ロラニル,ブロマニル,o‐ニトロ安息香酸などの電子
親和力の大きな化合物が挙げられる。
【0033】また感光層中には耐環境性や有害な光に対
する安定性を向上させる目的で、酸化防止剤や光安定剤
などの劣化防止剤を含有させることもできる。このよう
な目的に用いられる化合物としては、トコフェロールな
どのクロマノール誘導体およびエーテル化化合物,エス
テル化化合物,ポリアリールアルカン化合物,ハイドロ
キノン誘導体,ジエーテル化化合物,ベンゾフェノン誘
導体,ベンゾトリアゾール誘導体,チオエーテル化合
物,フェニレンジアミン誘導体,ホスホン酸エステル,
亜リン酸エステル,フェノール化合物,ヒンダードフェ
ノール化合物,直鎖アミン化合物,環状アミン化合物,
ヒンダードアミン化合物等が挙げられる。
【0034】また感光層中には、形成した膜のレベリン
グ性の向上や潤滑性の一層の向上のために、シリコーン
オイルやフッ素系オイル等のレベリング剤を含有させる
こともできる。表面保護層5は必要に応じて設けられ
る。表面保護層は潤滑性に優れ、機械的ストレスに対す
る耐久性に優れ、さらに化学的に安定な物質で構成さ
れ、暗所ではコロナ放電の電荷を受容して保持する機能
を有しており、かつ電荷発生層が感応する光を透過する
性能を有し、露光時に光を透過し、電荷発生層に到達さ
せ、発生した電荷の注入を受けて表面電荷を中和消滅さ
せることが必要である。また表面保護層は前述の通り電
荷発生物質の光の吸収極大の波長領域において、できる
だけ透明であることが望ましい。
【0035】表面保護層には本発明のポリカーボネート
の他に変成シリコン樹脂として、アクリル変成シリコン
樹脂、エポキシ変成シリコン樹脂、アルキッド変成シリ
コン樹脂、ポリエステル変成シリコン樹脂、ウレタン変
成シリコン樹脂等、またハードコート剤としてのシリコ
ン樹脂などが適用できる。これら樹脂は単独で使用可能
であるがより耐久性を向上させる目的でSiO2 、Ti
2 、In2 3 、ZrO2 を主成分とする被膜を形成
できる金属アルコキシ化合物の縮合物との混合物が好適
である。また保護層のレベリグ性向上および潤滑性の一
層の向上のためにシリコーンオイルやフッ素系オイル等
のレベリング剤を含有しても良い。
【0036】表面保護層の膜厚は繰り返し連続使用した
ときに残留電位が増大するなどの悪影響が出ない範囲で
任意に設定できる。
【0037】
【実施例】次にこの発明の実施例について説明する。 実施例1 電気特性評価用にドラム感光体(30φ)を作製した。
アルミニウム素管上に下記組成の下引き層用分散液に浸
漬塗工し、100℃で30分乾燥して膜厚3μmの下引
き層2を形成した。
【0038】 アルコール可溶性ナイロン(CM8000:東レ(株)) 5部 アミノシラン処理された酸化チタン微粒子 5部 メタノール,塩化メチレン混合溶剤(6:4) 90部 次に下記組成の電荷発生層用分散液に浸漬塗工し、10
0℃で30分乾燥して膜厚0.3μmの電荷発生層3を
形成した。
【0039】 チタニルフタロシアニン 1部 塩化ビニル系共重合樹脂(MR−110:日本ゼオン(株)) 1部 塩化メチレン 98部 図6は前記チタニルフタロシアニンのCuKα線による
X線回折スペクトルを示す線図である。
【0040】次に下記組成の電荷輸送層用溶液に浸漬塗
工し、100℃で30分乾燥して膜厚20μmの電荷輸
送層4を形成した。 ヒドラゾン化合物(化学式(14),CTC191:アナン香料(株))9部 ブタジエン化合物(化学式(11),T405:アナン香料(株)) 1部 ポリカーボネート樹脂(化学式(1)) 10部 塩化メチレン 90部 実施例2 実施例1で使用した化学式(1)で示されるポリカーボ
ネート10部に替えて、化学式(1)で示されるポリカ
ーボネート5部とビスフェノールA型ポリカーボネート
(パンライト K1300:帝人化成(株))5部を混
合して用いる以外は実施例1と同様にして感光体を作製
した。 実施例3 実施例1で使用した化学式(1)で示されるポリカーボ
ネート10部に替えて、化学式(1)で示されるポリカ
ーボネート5部とビスフェノールZ型ポリカーボネート
(パンライト TS2050:帝人化成(株))5部を
混合して用いる以外は実施例1と同様にして感光体を作
製した。 実施例4 実施例1で使用した化学式(1)で示されるポリカーボ
ネート10部に替えて、化学式(1)で示されるポリカ
ーボネート5部と共重合ポリカーボネート(タフゼット
BPPC−3:出光興産(株))5部を混合して用い
る以外は実施例1と同様にして感光体を作製した。 実施例5 実施例1で使用した化学式(1)で示されるポリカーボ
ネート10部に替えて化学式(1)で示すポリカーボネ
ート5部とポリカーボネート(APEC KUI−93
71:バイエル(株))5部を混合して用いる以外は実
施例1と同様にして感光体を作製した。 比較例1 実施例1で使用した化学式(1)で示されるポリカーボ
ネート10部に替えてビスフェノールA型ポリカーボネ
ート(パンライト K1300:帝人化成(株))10
部を用いる以外は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。 比較例2 実施例1で使用した化学式(1)で示されるポリカーボ
ネート10部に替えてビスフェノールZ型ポリカーボネ
ート(パンライト TS2050:帝人化成(株))1
0部を用いる以外は実施例1と同様にして感光体を作製
した。 比較例3 実施例1で使用した化学式(1)で示されるポリカーボ
ネート10部に替えて共重合ポリカーボネート樹脂(タ
フゼット BPPC−3:出光興産(株))10部を用
いる以外は実施例1と同様にして感光体を作製した。 比較例4 実施例1で使用した化学式(1)で示されるポリカーボ
ネート10部に替えてビスフェノールA型ポリカーボネ
ート(パンライト K1300:帝人化成(株))7部
とビスフェノールZ型ポリカーボネート(パンライト
TS2050:帝人化成(株))3部を用いる以外は実
施例1と同様にして感光体を作製した。
【0041】感光体作製に使用した電荷輸送層用溶液を
暗所において温度20℃、湿度50%の環境下で1ヵ月
間放置し、電荷輸送層用溶液のゲル化の有無を確認し
た。次に得られた感光体の耐久性について評価した。感
光体をヒューレットパッカード社製レーザープリンター
Laser Jet 4 plusに装着し、印字率約5%の画像を1万
枚印刷し、千枚毎に全面黒画像と全面白画像を印刷し
た。そして感光体表面の目視による評価、画像の目
視による評価、1万枚画像出しを行った後の膜削れ量
を評価した。
【0042】結果が表1に示される。
【0043】
【表1】 実施例1ないし実施例5においては1ケ月後間放置して
も電荷輸送層用溶液(CTL液)がゲル化しないことが
わかる。感光体表面にはフィルミングは発生せず、また
画像欠陥もない。1万枚画像出しを行った後の膜削れも
比較例に比して少ないことがわかる。
【0044】
【発明の効果】この発明によれば感光層が化学式(1)
に示されるポリカーボネートを樹脂バインダとして含有
し、あるいは化学式(1)に示されるポリカーボネート
に加えてさらに化学式(2)で表されるビスフェノール
A型ポリカーボネート,化学式(3)で表されるビスフ
ェノールZ型ポリカーボネート,化学式(4)で表され
るポリカーボネートまたは化学式(5)で表されるポリ
カーボネートを樹脂バインダとして含有するので、塗工
液が安定して電子写真用感光体の生産性が高い上に、感
光層に傷や削れが発生し難くて画像特性が良好であると
ともに高耐久性であり、トナー離れが良くて経済性にも
優れる電子写真用感光体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施に係る感光体を示す模式断面図
【図2】この発明の異なる実施に係る感光体を示す模式
断面図
【図3】この発明のさらに異なる実施に係る感光体を示
す模式断面図
【図4】この発明のさらに異なる実施に係る感光体を示
す模式断面図
【図5】この発明のさらに異なる実施に係る感光体を示
す模式断面図
【図6】前記チタニルフタロシアニンのCuKα線によ
るX線回折スペクトルを示す線図
【符号の説明】
1 導電性基体 2 下引き層 3 電荷発生層 4 電荷輸送層 5 表面保護層 6 感光層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠原 正彦 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基体上に感光層を有する電子写真用
    感光体において、感光層が化学式(1)に示されるポリ
    カーボネートを樹脂バインダとして含有することを特徴
    とする電子写真用感光体。 【化1】 (上式(1)においてl,mは重合度を表す。)
  2. 【請求項2】感光層がさらに化学式(2)で表されるビ
    スフェノールA型ポリカーボネート,化学式(3)で表
    されるビスフェノールZ型ポリカーボネート,化学式
    (4)で表されるポリカーボネート,化学式(5)で表
    されるポリカーボネートよりなる群のうちのいずれかを
    樹脂バインダとして含有する請求項1に記載の電子写真
    用感光体。 【化2】 (上式(2)においてnは重合度を表す。) 【化3】 (上式(3)においてoは重合度を表す。) 【化4】 (上式(4)においてp,qは重合度を表す。) 【化5】 (上式(5)においてr,sは重合度を表す。)
  3. 【請求項3】感光層が導電性基体上に積層された電荷発
    生層と電荷輸送層である請求項1または2に記載の電子
    写真用感光体。
JP8345295A 1996-12-25 1996-12-25 電子写真用感光体 Pending JPH10186686A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8345295A JPH10186686A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 電子写真用感光体
DE19754605A DE19754605A1 (de) 1996-12-25 1997-12-09 Elektrofotografischer Fotoleiter
KR1019970073126A KR19980064568A (ko) 1996-12-25 1997-12-24 전자 사진용 감광체
CN97126321A CN1186262A (zh) 1996-12-25 1997-12-25 电子照相光电导体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8345295A JPH10186686A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 電子写真用感光体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10186686A true JPH10186686A (ja) 1998-07-14

Family

ID=18375629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8345295A Pending JPH10186686A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 電子写真用感光体

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JPH10186686A (ja)
KR (1) KR19980064568A (ja)
CN (1) CN1186262A (ja)
DE (1) DE19754605A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8697321B2 (en) 2010-05-31 2014-04-15 Mitsubishi Chemical Corporation Electrophotographic photoreceptor, image-forming apparatus, and electrophotographic cartridge
KR101402816B1 (ko) * 2012-02-16 2014-06-03 주식회사 파캔오피씨 전자사진 감광체의 전하 수송층 코팅액용 바인더 조성물, 이를 포함한 전하 수송층 코팅액 및 이를 포함한 전자사진 감광체
US9746816B2 (en) 2010-02-24 2017-08-29 Mitsubishi Chemical Corporation Image forming apparatus and electrophotographic cartridge

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6001523A (en) * 1998-10-29 1999-12-14 Lexmark International, Inc. Electrophotographic photoconductors
TWI417687B (zh) * 2006-05-16 2013-12-01 Mitsubishi Gas Chemical Co Electrophotographic photoreceptor
JP5453733B2 (ja) * 2007-06-07 2014-03-26 株式会社リコー 電子写真感光体、それを用いた画像形成方法、画像形成装置及び画像形成装置用プロセスカートリッジ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9746816B2 (en) 2010-02-24 2017-08-29 Mitsubishi Chemical Corporation Image forming apparatus and electrophotographic cartridge
US8697321B2 (en) 2010-05-31 2014-04-15 Mitsubishi Chemical Corporation Electrophotographic photoreceptor, image-forming apparatus, and electrophotographic cartridge
KR101402816B1 (ko) * 2012-02-16 2014-06-03 주식회사 파캔오피씨 전자사진 감광체의 전하 수송층 코팅액용 바인더 조성물, 이를 포함한 전하 수송층 코팅액 및 이를 포함한 전자사진 감광체

Also Published As

Publication number Publication date
DE19754605A1 (de) 1998-07-02
KR19980064568A (ko) 1998-10-07
CN1186262A (zh) 1998-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3246362B2 (ja) 電子写真用感光体
JP3273542B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置
JP5077441B2 (ja) 電子写真感光体、その製造方法および電子写真装置
JP6661994B2 (ja) 電子写真感光体およびそれを備えた電子写真装置、並びに、電子写真感光体の梱包体
JP4227514B2 (ja) 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH10186686A (ja) 電子写真用感光体
JP2000162791A (ja) 電子写真用感光体および電子写真装置
JPH1165136A (ja) 電子写真用感光体
JP2770539B2 (ja) 電子写真用感光体
JPH11130857A (ja) 新規ポリカーボネート樹脂およびこれを用いた電子写真用感光体
JPH10228121A (ja) 電子写真用感光体
JP3085077B2 (ja) 電子写真用感光体
JPH1172934A (ja) 電子写真用感光体および電子写真装置
JP2000231213A (ja) 電子写真用感光体およびその製造方法
JP2002303996A (ja) 電子写真用感光体およびその製造方法
JP4466420B2 (ja) 有機感光体の製造方法
JP2008250079A (ja) 電子写真感光体
JP3114394B2 (ja) 電子写真用感光体
JPH06118674A (ja) 電子写真用感光体
JP3725989B2 (ja) 電子写真用感光体
JP2705278B2 (ja) 電子写真用感光体
JPH06266135A (ja) 単層型電子写真感光体
JP3345689B2 (ja) 単層型電子写真感光体
JP2008250071A (ja) 電子写真感光体
JPH09134021A (ja) 電子写真用感光体