JPH10186704A - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置Info
- Publication number
- JPH10186704A JPH10186704A JP34805096A JP34805096A JPH10186704A JP H10186704 A JPH10186704 A JP H10186704A JP 34805096 A JP34805096 A JP 34805096A JP 34805096 A JP34805096 A JP 34805096A JP H10186704 A JPH10186704 A JP H10186704A
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- photosensitive member
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、滑り性、機械的耐久性及び
環境安定性に優れる電子写真感光体、該電子写真感光体
を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供
することにある。 【解決手段】 本発明は、支持体上に感光層及び保護層
をこの順に有する電子写真感光体において、該保護層が
特定の構造を有する2種類の重合開始剤を用いて硬化さ
れた樹脂を含有することを特徴とする電子写真感光体、
該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電
子写真装置である。
環境安定性に優れる電子写真感光体、該電子写真感光体
を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供
することにある。 【解決手段】 本発明は、支持体上に感光層及び保護層
をこの順に有する電子写真感光体において、該保護層が
特定の構造を有する2種類の重合開始剤を用いて硬化さ
れた樹脂を含有することを特徴とする電子写真感光体、
該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電
子写真装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体、
特には表面保護層を有する電子写真感光体に関する。ま
た、本発明は該電子写真感光体を有するプロセスカート
リッジ及び電子写真装置に関する。
特には表面保護層を有する電子写真感光体に関する。ま
た、本発明は該電子写真感光体を有するプロセスカート
リッジ及び電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体には用いられる電子写真
プロセスに応じた所要の電気的特性、機械的特性及び光
学的特性を備えていることが要求される。特に、感光体
の表面層には、帯電、現像、転写及びクリーニングなど
の様々な電気的、機械的外力が直接に加えられるため
に、それらに対する耐久性が要求される。具体的には、
摺擦による表面の摩耗やキズの発生や帯電時に発生する
オゾンやNOx など、あるいは放電による表面の劣化な
どに対する耐久性が要求されている。また、現像とクリ
ーニングの繰り返しによる表面層へのトナー付着という
問題もあり、これに対しては表面層のクリーニング性を
向上することが求められている。
プロセスに応じた所要の電気的特性、機械的特性及び光
学的特性を備えていることが要求される。特に、感光体
の表面層には、帯電、現像、転写及びクリーニングなど
の様々な電気的、機械的外力が直接に加えられるため
に、それらに対する耐久性が要求される。具体的には、
摺擦による表面の摩耗やキズの発生や帯電時に発生する
オゾンやNOx など、あるいは放電による表面の劣化な
どに対する耐久性が要求されている。また、現像とクリ
ーニングの繰り返しによる表面層へのトナー付着という
問題もあり、これに対しては表面層のクリーニング性を
向上することが求められている。
【0003】上記のような表面層に要求される特性を満
たすために、樹脂を主成分とする表面保護層を設ける試
みがなされている。例えば、特開昭57−30843号
公報には、導電性金属酸化物を用いて抵抗を制御した保
護層が提案されている。これは、保護層自体の電気抵抗
を制御することで、繰り返し使用に伴う残留電位の増加
を防止することを主な目的とし、保護層の適切な抵抗値
が1010〜1015Ω・cmであることが示されている。
たすために、樹脂を主成分とする表面保護層を設ける試
みがなされている。例えば、特開昭57−30843号
公報には、導電性金属酸化物を用いて抵抗を制御した保
護層が提案されている。これは、保護層自体の電気抵抗
を制御することで、繰り返し使用に伴う残留電位の増加
を防止することを主な目的とし、保護層の適切な抵抗値
が1010〜1015Ω・cmであることが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保護層
の抵抗は環境の変化に影響を受け易い。
の抵抗は環境の変化に影響を受け易い。
【0005】特に高湿下においては、帯電により発生す
るオゾンやNOx などのコロナ生成物が表面に付着し、
感光体の表面抵抗の低下を引き起こし、画像流れが発生
し易い。
るオゾンやNOx などのコロナ生成物が表面に付着し、
感光体の表面抵抗の低下を引き起こし、画像流れが発生
し易い。
【0006】また、更なる長寿命化にむけて樹脂そのも
のの離型性や摺擦による摩耗や傷に対する耐久性をより
高いレベルで満足する電子写真感光体が検討されてい
る。
のの離型性や摺擦による摩耗や傷に対する耐久性をより
高いレベルで満足する電子写真感光体が検討されてい
る。
【0007】本発明は前述の要求に答える電子写真感光
体を提供しようとするものである。従って、本発明の目
的は、滑り性に優れ、摺擦による表面の摩耗やキズの発
生などに対して優れた耐久性を有する電子写真感光体を
提供することにある。
体を提供しようとするものである。従って、本発明の目
的は、滑り性に優れ、摺擦による表面の摩耗やキズの発
生などに対して優れた耐久性を有する電子写真感光体を
提供することにある。
【0008】また、本発明の目的は、抵抗の変化が小さ
く、低温低湿から高温高湿の全環境下においても高品位
の画質を得ることのできる電子写真用感光体を提供する
ことにある。
く、低温低湿から高温高湿の全環境下においても高品位
の画質を得ることのできる電子写真用感光体を提供する
ことにある。
【0009】また、本発明の目的は、上記のような電子
写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真
装置を提供することにある。
写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、支持体
上に感光層及び保護層をこの順に有する電子写真感光体
において、該保護層が下記式(1)
上に感光層及び保護層をこの順に有する電子写真感光体
において、該保護層が下記式(1)
【0011】
【外3】 (式中、R1-1 乃至R1-8 は水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基、スルホン酸基及びハロゲン原子を示す。)
で示される重合開始剤及び下記式(2)
ルコキシ基、スルホン酸基及びハロゲン原子を示す。)
で示される重合開始剤及び下記式(2)
【0012】
【外4】 (式中、R2-1 乃至R2-10は水素原子及びアルキル置換
アミノ基を示し、R2-1乃至R2-10の少なくともひとつ
はアルキル置換アミノ基を示す。)で示される重合開始
剤を用いて硬化された樹脂を含有することを特徴とする
電子写真感光体である。
アミノ基を示し、R2-1乃至R2-10の少なくともひとつ
はアルキル置換アミノ基を示す。)で示される重合開始
剤を用いて硬化された樹脂を含有することを特徴とする
電子写真感光体である。
【0013】また、本発明は、上記電子写真感光体を有
するプロセスカートリッジ及び電子写真装置である。
するプロセスカートリッジ及び電子写真装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】上記式(1)及び(2)中、アル
キル基としては、メチル基、エチル基及びプロピル基な
どが挙げられ、アルコキシ基としては、メトキシ基、エ
トキシ基及びプロポキシ基などが挙げられ、スルホン酸
基としては、スルホン酸やスルホン酸塩の基などが挙げ
られ、ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子及び
臭素原子などが挙げられる。
キル基としては、メチル基、エチル基及びプロピル基な
どが挙げられ、アルコキシ基としては、メトキシ基、エ
トキシ基及びプロポキシ基などが挙げられ、スルホン酸
基としては、スルホン酸やスルホン酸塩の基などが挙げ
られ、ハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素原子及び
臭素原子などが挙げられる。
【0015】本発明においては、抵抗がより安定すると
いう点で、式(1)中のR1-1 乃至R1-8 が水素原子と
アルキル基であることが好ましく、特にはR1-2 及びR
1-4(またはR1-5 及びR1-7 )がアルキル基でその他
が水素原子であることが好ましく、更には斯かるアルキ
ル基がエチル基であることが好ましい。また、同様の理
由で、式(2)中のR2-3 とR2-8 の少なくとも一方が
アルキル置換アミノ基でその他が水素原子であることが
好ましく、特にはR2-3 とR2-8 の両方がアルキル置換
アミノ基であることが好ましく、更には斯かるアルキル
置換アミノ基がジエチルアミノ基であることが好まし
い。
いう点で、式(1)中のR1-1 乃至R1-8 が水素原子と
アルキル基であることが好ましく、特にはR1-2 及びR
1-4(またはR1-5 及びR1-7 )がアルキル基でその他
が水素原子であることが好ましく、更には斯かるアルキ
ル基がエチル基であることが好ましい。また、同様の理
由で、式(2)中のR2-3 とR2-8 の少なくとも一方が
アルキル置換アミノ基でその他が水素原子であることが
好ましく、特にはR2-3 とR2-8 の両方がアルキル置換
アミノ基であることが好ましく、更には斯かるアルキル
置換アミノ基がジエチルアミノ基であることが好まし
い。
【0016】以下に式(1)及び(2)で示される重合
開始剤の好ましい例を示すが、本発明はこれらに限られ
るものではない。
開始剤の好ましい例を示すが、本発明はこれらに限られ
るものではない。
【0017】
【外5】
【0018】
【外6】
【0019】
【外7】
【0020】
【外8】
【0021】
【外9】
【0022】本発明の電子写真感光体が有する保護層
は、上記式(1)及び(2)で示される重合開始剤と硬
化性モノマーを含有する保護層用溶液を感光層上に塗
布、乾燥後、紫外線などの光を照射し、モノマーを硬化
することによって得ることができる。
は、上記式(1)及び(2)で示される重合開始剤と硬
化性モノマーを含有する保護層用溶液を感光層上に塗
布、乾燥後、紫外線などの光を照射し、モノマーを硬化
することによって得ることができる。
【0023】保護層の厚さは、0.2〜7μmであるこ
とが好ましく、特には0.5〜5μmであることが好ま
しい。
とが好ましく、特には0.5〜5μmであることが好ま
しい。
【0024】前記式(1)で示される重合開始剤の割合
は、保護層全重量に対して0.1〜30重量%であるこ
とが好ましく、特には0.5〜20重量%であることが
好ましい。また、前記式(2)で示される重合開始剤の
割合は、保護層全重量に対して0.1〜30重量%であ
ることが好ましく、特には0.5〜20重量%であるこ
とが好ましい。また、式(1)で示される重合開始剤に
対する式(2)で示される重合開始剤の割合は、10〜
500重量%であることが好ましく、特には20〜30
0%であることが好ましい。
は、保護層全重量に対して0.1〜30重量%であるこ
とが好ましく、特には0.5〜20重量%であることが
好ましい。また、前記式(2)で示される重合開始剤の
割合は、保護層全重量に対して0.1〜30重量%であ
ることが好ましく、特には0.5〜20重量%であるこ
とが好ましい。また、式(1)で示される重合開始剤に
対する式(2)で示される重合開始剤の割合は、10〜
500重量%であることが好ましく、特には20〜30
0%であることが好ましい。
【0025】なお、本発明においては、本発明の顕著な
効果を得ることができる範囲であれば、他の公知の重合
開始剤や重合開始剤を併用してもよい。
効果を得ることができる範囲であれば、他の公知の重合
開始剤や重合開始剤を併用してもよい。
【0026】本発明に用いることのできる硬化性モノマ
ーとしては、アクリル系モノマー、スチレン系モノマ
ー、ビニルトルエン系モノマー、酢酸ビニル系モノマー
及びN−ビニルピロリドン系モノマーなどが挙げられ
る。これらの中では、硬化性の点でアクリル系モノマー
が好ましい。本発明においては、これらのモノマーを単
体で用いてもよく、また混合して用いてもよい。
ーとしては、アクリル系モノマー、スチレン系モノマ
ー、ビニルトルエン系モノマー、酢酸ビニル系モノマー
及びN−ビニルピロリドン系モノマーなどが挙げられ
る。これらの中では、硬化性の点でアクリル系モノマー
が好ましい。本発明においては、これらのモノマーを単
体で用いてもよく、また混合して用いてもよい。
【0027】また、本発明においては、保護層の抵抗を
コントロールするために、保護層に導電性粒子を含有さ
せることが好ましい。斯かる導電性粒子としては、透明
性の点で、導電性金属酸化物であることが好ましい。導
電性金属酸化物としては、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ビスマ
ス、酸化スズをドープした酸化インジウム、アンチモン
をドープした酸化スズ及び酸化ジルコニウムなどが挙げ
られる。これら金属酸化物は1種類もしくは2種類以上
混合して用いることができる。2種類以上混合した場合
には固溶体または融着の形をとってもよい。導電性粒子
は、上記保護層溶液に分散して用いればよい。
コントロールするために、保護層に導電性粒子を含有さ
せることが好ましい。斯かる導電性粒子としては、透明
性の点で、導電性金属酸化物であることが好ましい。導
電性金属酸化物としては、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ビスマ
ス、酸化スズをドープした酸化インジウム、アンチモン
をドープした酸化スズ及び酸化ジルコニウムなどが挙げ
られる。これら金属酸化物は1種類もしくは2種類以上
混合して用いることができる。2種類以上混合した場合
には固溶体または融着の形をとってもよい。導電性粒子
は、上記保護層溶液に分散して用いればよい。
【0028】導電性粒子の平均粒径は、透明性の点で
0.3μm以下であることが好ましく、特には0.1μ
m以下であることが好ましい。また、導電性粒子の分散
性の向上、保護層の平滑性の向上を目的として種々の添
加剤を加えることができる。特に分散性の向上に関して
は、導電性粒子の表面処理を行うことが非常に有効であ
る。表面処理剤としては、含フッ素シランカップリング
剤、フッ素変性シリコーンオイル、フッ素系界面活性剤
及びフッ素系グラフトポリマーが好ましい。
0.3μm以下であることが好ましく、特には0.1μ
m以下であることが好ましい。また、導電性粒子の分散
性の向上、保護層の平滑性の向上を目的として種々の添
加剤を加えることができる。特に分散性の向上に関して
は、導電性粒子の表面処理を行うことが非常に有効であ
る。表面処理剤としては、含フッ素シランカップリング
剤、フッ素変性シリコーンオイル、フッ素系界面活性剤
及びフッ素系グラフトポリマーが好ましい。
【0029】樹脂と導電性粒子との割合は保護層の抵抗
を決定する主要因であり、保護層の抵抗が1010〜10
15Ω・cmの範囲になるように設定する。
を決定する主要因であり、保護層の抵抗が1010〜10
15Ω・cmの範囲になるように設定する。
【0030】また、本発明においては、保護層の表面潤
滑性の更なる向上を目的としてフッ素原子含有樹脂粒子
を加えることができる。フッ素原子含有樹脂粒子として
は四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、
六フッ化プロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビ
ニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレン樹脂及びこれら
の共重合体が挙げられ、これらのなかから1種あるいは
2種以上を適宜選択することができるが、特に、四フッ
化エチレン樹脂及びフッ化ビニリデン樹脂であることが
好ましい。保護層中のフッ素原子含有樹脂粒子樹脂の割
合は、保護層全重量に対して5重量%〜70重量%であ
ることが好ましく、特には10重量%〜60重量%であ
ることが好ましい。樹脂の分子量や粒子の粒径は適宜選
択することができ、特に制限されるものではない。フッ
素原子含有樹脂粒子も、上記保護層用溶液に分散して用
いれば良い。
滑性の更なる向上を目的としてフッ素原子含有樹脂粒子
を加えることができる。フッ素原子含有樹脂粒子として
は四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、
六フッ化プロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビ
ニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレン樹脂及びこれら
の共重合体が挙げられ、これらのなかから1種あるいは
2種以上を適宜選択することができるが、特に、四フッ
化エチレン樹脂及びフッ化ビニリデン樹脂であることが
好ましい。保護層中のフッ素原子含有樹脂粒子樹脂の割
合は、保護層全重量に対して5重量%〜70重量%であ
ることが好ましく、特には10重量%〜60重量%であ
ることが好ましい。樹脂の分子量や粒子の粒径は適宜選
択することができ、特に制限されるものではない。フッ
素原子含有樹脂粒子も、上記保護層用溶液に分散して用
いれば良い。
【0031】更に、本発明においては、保護層中に、耐
候性を向上させる目的で、酸化防止剤などの添加物を加
えてもよい。
候性を向上させる目的で、酸化防止剤などの添加物を加
えてもよい。
【0032】本発明においては、感光層と保護層の間に
平滑性、耐久性を向上する目的で中間層を設けてもよ
い。
平滑性、耐久性を向上する目的で中間層を設けてもよ
い。
【0033】中間層に用いることのできる樹脂として
は、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウ
レタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン
樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、
ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、スチレン−ブタジエン
共重合体、スチレン−アクリル共重合体、ポリアクリル
酸及びそのエステル、ポリメタクリル酸及びそのエステ
ル、セルロース、カゼイン及びゼラチンなどが挙げられ
る。中間層の厚さは0.01〜10μmであることが、
好ましく、特には0.1〜3μmであることが好まし
い。また、中間層には、酸化防止剤、導電性材料、紫外
線吸収剤及び界面活性剤などを含有させてもよい。
は、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウ
レタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン
樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、
ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、スチレン−ブタジエン
共重合体、スチレン−アクリル共重合体、ポリアクリル
酸及びそのエステル、ポリメタクリル酸及びそのエステ
ル、セルロース、カゼイン及びゼラチンなどが挙げられ
る。中間層の厚さは0.01〜10μmであることが、
好ましく、特には0.1〜3μmであることが好まし
い。また、中間層には、酸化防止剤、導電性材料、紫外
線吸収剤及び界面活性剤などを含有させてもよい。
【0034】次に感光層について説明する。本発明の電
子写真用感光体の感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物
質双方を含有する単層型、或は電荷発生物質を含有する
電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層を積層
した積層型のいずれでも良い。以下に積層型の感光体に
ついて説明する。
子写真用感光体の感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物
質双方を含有する単層型、或は電荷発生物質を含有する
電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層を積層
した積層型のいずれでも良い。以下に積層型の感光体に
ついて説明する。
【0035】積層型の感光層としては、支持体上に電荷
発生層及び電荷輸送層をこの順に積層したものと、逆に
電荷輸送層、電荷発生層の順に積層したものがある。
発生層及び電荷輸送層をこの順に積層したものと、逆に
電荷輸送層、電荷発生層の順に積層したものがある。
【0036】電荷輸送層は、主鎖または側鎖にビフェニ
レン、アントラセン、ピレン及びフェナントレンなどの
構造を有する多環芳香族化合物、インドール、カルバゾ
ール、オキサジアゾール及びピラゾリンなどの含窒素環
化合物、ヒドラゾン化合物及びスチリル化合物などの電
荷輸送物質を成膜性を有する樹脂に溶解した塗工液を塗
布し、乾燥することによって形成することができる。こ
のような成膜性を有する樹脂としてはポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリスチレン及びポリメタクリル酸エ
ステルなどが挙げられる。電荷輸送層の厚さは5〜40
μmであることが好ましく、特には10〜30μmであ
ることが好ましい。
レン、アントラセン、ピレン及びフェナントレンなどの
構造を有する多環芳香族化合物、インドール、カルバゾ
ール、オキサジアゾール及びピラゾリンなどの含窒素環
化合物、ヒドラゾン化合物及びスチリル化合物などの電
荷輸送物質を成膜性を有する樹脂に溶解した塗工液を塗
布し、乾燥することによって形成することができる。こ
のような成膜性を有する樹脂としてはポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリスチレン及びポリメタクリル酸エ
ステルなどが挙げられる。電荷輸送層の厚さは5〜40
μmであることが好ましく、特には10〜30μmであ
ることが好ましい。
【0037】なお、保護層を電荷輸送層に接触するよう
に設ける場合、電荷輸送物質が保護層にマイグレードし
てしまうと、保護層の硬度に悪影響を及ぼしてしまうこ
とがある。この点で、本願発明においては、下記式
(3)で示される構造を有する電荷輸送物質を用いるこ
とが好ましい。
に設ける場合、電荷輸送物質が保護層にマイグレードし
てしまうと、保護層の硬度に悪影響を及ぼしてしまうこ
とがある。この点で、本願発明においては、下記式
(3)で示される構造を有する電荷輸送物質を用いるこ
とが好ましい。
【0038】
【外10】 (式中、R3-1 及びR3-2 は水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、アルキル基、アルコキシ基、アラルキル基及び
アリール基を示し、R3-3 、R3-4 、R3-5 及びR3-6
はアルキル基、アラルキル基及びアリール基を示す。)
水酸基、アルキル基、アルコキシ基、アラルキル基及び
アリール基を示し、R3-3 、R3-4 、R3-5 及びR3-6
はアルキル基、アラルキル基及びアリール基を示す。)
【0039】上記式(3)中、ハロゲン原子としては、
塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子などが挙げられ、ア
ルキル基としては、メチル基、エチル基及びプロピル基
などが挙げられ、アルコキシ基としては、メトキシ基、
エトキシ基及びプロポキシ基などが挙げられ、アラルキ
ル基としては、ベンジル基及びフェネチル基などが挙げ
られ、アリール基としては、フェニル基及びナフチル基
などが挙げられる。これらの中では、R3-1 及びR3-2
がメチル基でR3-3 及びR3-5 がm−トリル基で、R
3-4 及びR3-6 がフェニル基であることが好ましい。
塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子などが挙げられ、ア
ルキル基としては、メチル基、エチル基及びプロピル基
などが挙げられ、アルコキシ基としては、メトキシ基、
エトキシ基及びプロポキシ基などが挙げられ、アラルキ
ル基としては、ベンジル基及びフェネチル基などが挙げ
られ、アリール基としては、フェニル基及びナフチル基
などが挙げられる。これらの中では、R3-1 及びR3-2
がメチル基でR3-3 及びR3-5 がm−トリル基で、R
3-4 及びR3-6 がフェニル基であることが好ましい。
【0040】電荷発生層は、スーダンレッド及びダイア
ンブルーなどのアゾ顔料、ピレンキノン及びアントアン
トロンなどのキノン顔料、キノシアニン顔料、ペリレン
顔料、インジゴ及びチオインジゴなどのインジゴ顔料及
びフタロシアニン顔料などの電荷発生物質を真空蒸着す
るか、ポリビニルブチラール、ポリスチレン、ポリ酢酸
ビニル及びアクリル樹脂などの樹脂に分散した分散液を
塗布し、乾燥することによって形成する。電荷発生層の
厚さは、5μm以下であることが好ましく、特には0.
05〜3μmであることが好ましい。
ンブルーなどのアゾ顔料、ピレンキノン及びアントアン
トロンなどのキノン顔料、キノシアニン顔料、ペリレン
顔料、インジゴ及びチオインジゴなどのインジゴ顔料及
びフタロシアニン顔料などの電荷発生物質を真空蒸着す
るか、ポリビニルブチラール、ポリスチレン、ポリ酢酸
ビニル及びアクリル樹脂などの樹脂に分散した分散液を
塗布し、乾燥することによって形成する。電荷発生層の
厚さは、5μm以下であることが好ましく、特には0.
05〜3μmであることが好ましい。
【0041】本発明で用いられる支持体は、導電性を有
するものであれば、いずれのものでもよい。例えば、ア
ルミニウム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛及びステンレ
スなどの金属や合金をドラム状またはシート状に成型し
たもの、アルミニウムや銅などの金属箔をプラスチック
フィルムにラミネートしたもの、アルミニウム、酸化イ
ンジウム及び酸化スズなどをプラスチックフィルムに蒸
着したもの、導電性物質を単独またはバインダー樹脂と
ともに塗布して導電層を設けた金属、プラスチックフィ
ルム及び紙などが挙げられる。
するものであれば、いずれのものでもよい。例えば、ア
ルミニウム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛及びステンレ
スなどの金属や合金をドラム状またはシート状に成型し
たもの、アルミニウムや銅などの金属箔をプラスチック
フィルムにラミネートしたもの、アルミニウム、酸化イ
ンジウム及び酸化スズなどをプラスチックフィルムに蒸
着したもの、導電性物質を単独またはバインダー樹脂と
ともに塗布して導電層を設けた金属、プラスチックフィ
ルム及び紙などが挙げられる。
【0042】本発明においては、支持体と感光層の間に
バリアー機能と接着機能をもつ下引層を設けることもで
きる。下引層は、カゼイン、ポリビニルアルコール、ニ
トロセルロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、ア
ルコール可溶アミド、ポリウレタン及びゼラチンなどに
よって形成できる。下引層の厚さは0.1μm〜3μm
であることが好ましい。
バリアー機能と接着機能をもつ下引層を設けることもで
きる。下引層は、カゼイン、ポリビニルアルコール、ニ
トロセルロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、ア
ルコール可溶アミド、ポリウレタン及びゼラチンなどに
よって形成できる。下引層の厚さは0.1μm〜3μm
であることが好ましい。
【0043】本発明の電子写真用感光体は、複写機、レ
ーザープリンター、LEDプリンター及び液晶シャッタ
ー式プリンターなどの電子写真装置一般に適応し得る
が、更に電子写真技術を応用したディスプレー、記録、
軽印刷、製版及びファクシミリなどの装置にも幅広く適
用し得るものである。
ーザープリンター、LEDプリンター及び液晶シャッタ
ー式プリンターなどの電子写真装置一般に適応し得る
が、更に電子写真技術を応用したディスプレー、記録、
軽印刷、製版及びファクシミリなどの装置にも幅広く適
用し得るものである。
【0044】図1に本発明の電子写真感光体を有するプ
ロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。
ロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。
【0045】図において、1はドラム状の本発明の電子
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、
一次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位
の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービ
ーム走査露光などの像露光手段(不図示)からの画像露
光光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が
順次形成されていく。
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、
一次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位
の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービ
ーム走査露光などの像露光手段(不図示)からの画像露
光光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が
順次形成されていく。
【0046】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。
によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。
【0047】像転写を受けた転写材7は、感光体面から
分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けるこ
とにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウ
トされる。
分離されて像定着手段8へ導入されて像定着を受けるこ
とにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウ
トされる。
【0048】像転写後の感光体1の表面は、クリーニン
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用され
る。尚、一次帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接
触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではな
い。
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用され
る。尚、一次帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接
触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではな
い。
【0049】本発明においては、上述の電子写真感光体
1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9などの構成要素のうち、複数のものをプロセスカート
リッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカー
トリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電
子写真装置本体に対して着脱可能に構成しても良い。例
えば、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手
段9の少なくとも1つを感光体1と共に一体に支持して
カートリッジ化し、装置本体のレール12などの案内手
段を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ
11とすることができる。
1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9などの構成要素のうち、複数のものをプロセスカート
リッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカー
トリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電
子写真装置本体に対して着脱可能に構成しても良い。例
えば、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手
段9の少なくとも1つを感光体1と共に一体に支持して
カートリッジ化し、装置本体のレール12などの案内手
段を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ
11とすることができる。
【0050】また、画像露光光4は、電子写真装置が複
写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化
し、この信号に従って行われるレーザービームの走査、
LEDアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動な
どにより照射される光である。
写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や
透過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化
し、この信号に従って行われるレーザービームの走査、
LEDアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動な
どにより照射される光である。
【0051】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に詳しく説
明する。
明する。
【0052】(実施例1)アルミニウムシリンダー上
に、アルコール可溶性ポリアミド樹脂(アミランCM−
8000 東レ(株)社製)10(重量部、以下同様)
及びメトキシメチル化6ナイロン樹脂(トレジンEF−
30T 帝国科学(株)社製)30部をメタノール15
0部及びブタノール150部の混合溶媒中に溶解した溶
液を浸漬塗布し、90℃で10分間乾燥することによっ
て、厚さ1μmの下引層を形成した。
に、アルコール可溶性ポリアミド樹脂(アミランCM−
8000 東レ(株)社製)10(重量部、以下同様)
及びメトキシメチル化6ナイロン樹脂(トレジンEF−
30T 帝国科学(株)社製)30部をメタノール15
0部及びブタノール150部の混合溶媒中に溶解した溶
液を浸漬塗布し、90℃で10分間乾燥することによっ
て、厚さ1μmの下引層を形成した。
【0053】次に、電荷発生物質として下記式
【0054】
【外11】 で示されるジスアゾ顔料4部、ブチラール樹脂(エスレ
ックBL−S積水化学(株)社製)2部及びシクロヘキ
サノン100部をサンドミル装置にて48時間分散した
溶液に、テトラヒドロフラン(THF)100部を加え
て電荷発生層用の分散液を得た。この分散液を前記下引
層上に浸漬塗布し、80℃で15分間乾燥することによ
って、厚さ0.15μmの電荷発生層を形成した。
ックBL−S積水化学(株)社製)2部及びシクロヘキ
サノン100部をサンドミル装置にて48時間分散した
溶液に、テトラヒドロフラン(THF)100部を加え
て電荷発生層用の分散液を得た。この分散液を前記下引
層上に浸漬塗布し、80℃で15分間乾燥することによ
って、厚さ0.15μmの電荷発生層を形成した。
【0055】次に、電荷輸送物質として下記式
【0056】
【外12】 で示されるフルオレン化合物10部及びポリカーボネー
ト樹脂(ユーピロンZ−200 三菱ガス化学(株)社
製)10部をジクロルメタン20部及びモノクロルベン
ゼン60部の混合溶媒中に溶解した溶液を前記電荷発生
層上に浸漬塗布し、120℃で60分間乾燥することに
よって厚さ18μmの電荷輸送層を形成した。
ト樹脂(ユーピロンZ−200 三菱ガス化学(株)社
製)10部をジクロルメタン20部及びモノクロルベン
ゼン60部の混合溶媒中に溶解した溶液を前記電荷発生
層上に浸漬塗布し、120℃で60分間乾燥することに
よって厚さ18μmの電荷輸送層を形成した。
【0057】次に、保護層用の溶液を下記の手順により
得た。
得た。
【0058】平均粒径0.02μmのアンチモン含有酸
化スズ微粒子(T−1三菱マテリアル(株)社製)10
0部、(3,3,3−トリフロオロプロピル)トリメト
キシシラン(信越化学(株)製)30部、95%エタノ
ール−5%水溶液300部をミリング処理した。この溶
液をろ過し、エタノール洗浄後、乾燥し、120℃、1
時間の加熱処理することによって、微粒子の表面処理を
行った。
化スズ微粒子(T−1三菱マテリアル(株)社製)10
0部、(3,3,3−トリフロオロプロピル)トリメト
キシシラン(信越化学(株)製)30部、95%エタノ
ール−5%水溶液300部をミリング処理した。この溶
液をろ過し、エタノール洗浄後、乾燥し、120℃、1
時間の加熱処理することによって、微粒子の表面処理を
行った。
【0059】得られた微粒子200部、下記式で示され
るアクリル系モノマー100部、
るアクリル系モノマー100部、
【0060】
【外13】 前記例示化合物No.(1)−8の重合開始剤15部、
前記例示化合物No.(2)−6の重合開始剤15部及
びトルエン300部を混合してサンドミル装置で96時
間分散した。この分散液に四フッ化エチレン樹脂粒子
(ルブロンL−2、ダイキン工業製)100部を混合し
てサンドミル装置で更に4時間分散することによって、
保護層用の溶液を得た。
前記例示化合物No.(2)−6の重合開始剤15部及
びトルエン300部を混合してサンドミル装置で96時
間分散した。この分散液に四フッ化エチレン樹脂粒子
(ルブロンL−2、ダイキン工業製)100部を混合し
てサンドミル装置で更に4時間分散することによって、
保護層用の溶液を得た。
【0061】この溶液を前記電荷輸送層上にスプレー塗
布し、乾燥後、メタルハライドランプにて1000mW
/cm2 の光強度で20秒間紫外線照射することによっ
て、厚さ4μmの保護層を形成した。
布し、乾燥後、メタルハライドランプにて1000mW
/cm2 の光強度で20秒間紫外線照射することによっ
て、厚さ4μmの保護層を形成した。
【0062】このようにして作成した電子写真感光体を
帯電−露光−正規現像−転写−クリーニングのプロセス
を1.5秒サイクルで繰り返す複写機に装着し、20
℃、50%の常温常湿(N/N)下で帯電特性及び初期
の画像特性を評価し、10℃、15%の低温低湿(L/
L)下、及び35℃、85%の高温高湿(H/H)下で
は初期の画像特性を評価した。更に、常温常湿下では5
0,000枚の繰り返し画出し耐久試験を行った。帯電
特性としては、暗部電位(Vd)、感度(EΔ50 0 )及
び残留電位(Vr)を測定した。暗部電位は、コロナ放
電電圧−5KVで放電したときの感光体の表面電位であ
り、その値が大きい程帯電能が良いことを示す。また、
感度は、感光体の表面電位の絶対値を700Vから20
0Vに減衰させるのに必要な露光量であり、その値が小
さい程良い。残留電位は、10lux・secの露光量
で露光した後の表面電位とした。
帯電−露光−正規現像−転写−クリーニングのプロセス
を1.5秒サイクルで繰り返す複写機に装着し、20
℃、50%の常温常湿(N/N)下で帯電特性及び初期
の画像特性を評価し、10℃、15%の低温低湿(L/
L)下、及び35℃、85%の高温高湿(H/H)下で
は初期の画像特性を評価した。更に、常温常湿下では5
0,000枚の繰り返し画出し耐久試験を行った。帯電
特性としては、暗部電位(Vd)、感度(EΔ50 0 )及
び残留電位(Vr)を測定した。暗部電位は、コロナ放
電電圧−5KVで放電したときの感光体の表面電位であ
り、その値が大きい程帯電能が良いことを示す。また、
感度は、感光体の表面電位の絶対値を700Vから20
0Vに減衰させるのに必要な露光量であり、その値が小
さい程良い。残留電位は、10lux・secの露光量
で露光した後の表面電位とした。
【0063】結果を表1に示す。
【0064】(実施例2〜4)用いる重合開始剤の種類
と量を表1に示すようにした以外は実施例1と同様にし
て電子写真感光体を作成し、評価した。
と量を表1に示すようにした以外は実施例1と同様にし
て電子写真感光体を作成し、評価した。
【0065】結果を表1に示す。
【0066】(実施例5)用いる電荷輸送物質を下記式
【0067】
【外14】 で示されるスチリル化合物にした以外は実施例1と同様
にして電子写真感光体を作成し、評価した。
にして電子写真感光体を作成し、評価した。
【0068】結果を表1に示す。
【0069】
【表1】
【0070】(実施例6)電荷発生層用の分散液を以下
の様にして得た以外は実施例1と同様にして、電子写真
感光体を得た。
の様にして得た以外は実施例1と同様にして、電子写真
感光体を得た。
【0071】電荷発生物質として、CuKα特性X線回
折における回折角2θ±0.2°が9.0、14.2
°、23.9°、27.1°に強いピークを有するオキ
シチタニウムフタロシアニン4部、ポリビニルブチラー
ル(商品名:エスレックBM−2、積水化学(株)製)
2部及びシクロヘキサノン80部を、φ1mmガラスビ
ーズを用いたサンドミル装置で4時間分散した後、メチ
ルエチルケトン115部を加えて電荷発生層用分散液を
得た。
折における回折角2θ±0.2°が9.0、14.2
°、23.9°、27.1°に強いピークを有するオキ
シチタニウムフタロシアニン4部、ポリビニルブチラー
ル(商品名:エスレックBM−2、積水化学(株)製)
2部及びシクロヘキサノン80部を、φ1mmガラスビ
ーズを用いたサンドミル装置で4時間分散した後、メチ
ルエチルケトン115部を加えて電荷発生層用分散液を
得た。
【0072】得られた電子写真感光体を帯電−露光−反
転現像−転写−クリーニングのプロセスを1.0秒サイ
クルで繰り返す、プロセスカートリッジを有するレーザ
ービームプリンタに装着した以外は実施例1と同様にし
て評価した。但し、帯電特性の評価には、現像手段及び
クリーニング手段を外したプロセスカートリッジを用
い、感度(EΔ500 )は、感光体の表面電位の絶対値を
650Vから150Vに減衰させるのに必要な露光量と
し、残留電位(Vr)は、レーザーを照射したまま一次
帯電を切り、感光体を4回転させた直後の感光体の表面
電位とした。また、耐久枚数は6,000枚とした。
転現像−転写−クリーニングのプロセスを1.0秒サイ
クルで繰り返す、プロセスカートリッジを有するレーザ
ービームプリンタに装着した以外は実施例1と同様にし
て評価した。但し、帯電特性の評価には、現像手段及び
クリーニング手段を外したプロセスカートリッジを用
い、感度(EΔ500 )は、感光体の表面電位の絶対値を
650Vから150Vに減衰させるのに必要な露光量と
し、残留電位(Vr)は、レーザーを照射したまま一次
帯電を切り、感光体を4回転させた直後の感光体の表面
電位とした。また、耐久枚数は6,000枚とした。
【0073】結果を表2に示す。
【0074】(実施例7〜9)用いる重合開始剤の種類
と量を表2に示すようにした以外は実施例6と同様にし
て電子写真感光体を作成し、評価した。
と量を表2に示すようにした以外は実施例6と同様にし
て電子写真感光体を作成し、評価した。
【0075】結果を表2に示す。
【0076】(実施例10)用いる電荷輸送物質を下記
式
式
【0077】
【外15】 で示されるスチリル化合物にした以外は実施例6と同様
にして電子写真感光体を作成し、評価した。
にして電子写真感光体を作成し、評価した。
【0078】結果を表2に示す。
【0079】
【表2】
【0080】(比較例1)保護層を形成しなかった以外
は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成し、評価
した。その結果、表3に示すように、初期の帯電及び画
像特性は良好であったが、7500枚ごろから感光体削
れに起因した画像欠陥(スジ)が発生した。
は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成し、評価
した。その結果、表3に示すように、初期の帯電及び画
像特性は良好であったが、7500枚ごろから感光体削
れに起因した画像欠陥(スジ)が発生した。
【0081】(比較例2)重合開始剤を例示化合物N
o.(1)−9の化合物15部のみとした以外は実施例
1と同様にして電子写真感光体を作成し、評価した。そ
の結果、表3に示すように、H/Hにおいて画像ボケが
生じた。
o.(1)−9の化合物15部のみとした以外は実施例
1と同様にして電子写真感光体を作成し、評価した。そ
の結果、表3に示すように、H/Hにおいて画像ボケが
生じた。
【0082】(比較例3)重合開始剤を例示化合物N
o.(2)−6の化合物15部のみとした以外は実施例
1と同様にして電子写真感光体を作成したが、硬化が十
分にできず、評価することができなかった。
o.(2)−6の化合物15部のみとした以外は実施例
1と同様にして電子写真感光体を作成したが、硬化が十
分にできず、評価することができなかった。
【0083】(比較例4)例示化合物No.(1)−8
の重合開始剤を下記式A
の重合開始剤を下記式A
【0084】
【外16】 で示される重合開始剤に代えた以外は実施例1と同様に
して電子写真感光体を作成し、評価した。その結果、表
3に示すように、帯電特性及びN/N、L/Lにおける
初期の画像特性は良好であったが、10,000枚頃か
ら良好な画像が得られなくなった。また、H/Hにおい
て画像ボケが生じた。
して電子写真感光体を作成し、評価した。その結果、表
3に示すように、帯電特性及びN/N、L/Lにおける
初期の画像特性は良好であったが、10,000枚頃か
ら良好な画像が得られなくなった。また、H/Hにおい
て画像ボケが生じた。
【0085】(比較例5)例示化合物No.(2)−6
の重合開始剤を下記式B
の重合開始剤を下記式B
【0086】
【外17】 で示される重合開始剤に代えた以外は実施例1と同様に
して電子写真感光体を作成し、評価した。その結果、表
3に示すように、H/Hにおいて画像ボケが生じた。
して電子写真感光体を作成し、評価した。その結果、表
3に示すように、H/Hにおいて画像ボケが生じた。
【0087】
【表3】
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、保護層
の潤滑性、機械的耐久性及び環境安定性が非常に向上し
たため、電子写真特性を損ねることなく、繰り返し使用
しても画質の良い安定した画像を得ることができる電子
写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカート
リッジ及び電子写真装置を提供することができた。
の潤滑性、機械的耐久性及び環境安定性が非常に向上し
たため、電子写真特性を損ねることなく、繰り返し使用
しても画質の良い安定した画像を得ることができる電子
写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカート
リッジ及び電子写真装置を提供することができた。
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカー
トリッジを有する電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。
トリッジを有する電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金丸 哲郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 菊地 憲裕 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 國枝 光弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 中田 浩一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 田中 孝和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 支持体上に感光層及び保護層をこの順に
有する電子写真感光体において、該保護層が下記式
(1) 【外1】 (式中、R1-1 乃至R1-8 は水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基、スルホン酸基及びハロゲン原子を示す。)
で示される重合開始剤及び下記式(2) 【外2】 (式中、R2-1 乃至R2-10は水素原子及びアルキル置換
アミノ基を示し、R2-1乃至R2-10の少なくともひとつ
はアルキル置換アミノ基を示す。)で示される重合開始
剤を用いて硬化された樹脂を含有することを特徴とする
電子写真感光体。 - 【請求項2】 R1-1 乃至R1-8 が水素原子及びアルキ
ル基である請求項1記載の電子写真感光体。 - 【請求項3】 R1-2 及びR1-4 がアルキル基で、R
1-1 、R1-3 及びR1-5 乃至R1-8 が水素原子である請
求項2記載の電子写真感光体。 - 【請求項4】 アルキル基がエチル基である請求項3記
載の電子写真感光体。 - 【請求項5】 R2-1 乃至R2-10のうち、R2-3 とR
2-8 の少なくとも一方がアルキル置換アミノ基で、アル
キル置換アミノ基以外の基が水素原子である請求項1乃
至4のいずれかに記載の電子写真感光体。 - 【請求項6】 R2-3 とR2-8 の両方がアルキル置換ア
ミノ基である請求項5記載の電子写真感光体。 - 【請求項7】 アルキル置換アミノ基がジエチルアミノ
基である請求項6記載の電子写真感光体。 - 【請求項8】 硬化された樹脂がアクリル系樹脂である
請求項1乃至7のいずれかに記載の電子写真感光体。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載された
電子写真感光体、及び帯電手段、現像手段及びクリーニ
ング手段からなる群より選ばれる少なくともひとつの手
段を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在である
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 【請求項10】 請求項1乃至8のいずれかに記載され
た電子写真感光体、帯電手段、現像手段及び転写手段を
有することを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34805096A JPH10186704A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34805096A JPH10186704A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10186704A true JPH10186704A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18394411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34805096A Withdrawn JPH10186704A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10186704A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013007814A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 有機感光体及び画像形成装置、画像形成方法 |
| JP2020181172A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
| JP2021071576A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、電子写真装置およびプロセスカートリッジ |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP34805096A patent/JPH10186704A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013007814A (ja) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 有機感光体及び画像形成装置、画像形成方法 |
| JP2020181172A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
| JP2021071576A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、電子写真装置およびプロセスカートリッジ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |