JPH1018780A - トンネル掘削機及び掘削方法 - Google Patents
トンネル掘削機及び掘削方法Info
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- JPH1018780A JPH1018780A JP16924896A JP16924896A JPH1018780A JP H1018780 A JPH1018780 A JP H1018780A JP 16924896 A JP16924896 A JP 16924896A JP 16924896 A JP16924896 A JP 16924896A JP H1018780 A JPH1018780 A JP H1018780A
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- Japan
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- excavator
- tunnel
- wall surface
- excavator body
- existing tunnel
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Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トンネル掘削機において、容易に掘削機本体
の後退を阻止して掘削作業効率の向上を図る。 【解決手段】 掘削機本体11の前部にカッタヘッド1
7を装着してカッタ旋回モータ20によって駆動回転可
能とし、掘削機本体11に既設トンネルの内壁面に圧接
して掘削機本体11を位置保持するサポート12,1
3,14を設ける一方、掘削機本体11の後方に位置し
て既設トンネルの内壁面に圧接して位置保持することで
掘削反力を受け止めるリヤグリップ28を設け、掘削機
本体11とリヤグリップ28との間にスラストジャッキ
30を架設し、また、掘削機本体11の掘進方向後部に
牽引具41を介して後退防止機構42を連結する。
の後退を阻止して掘削作業効率の向上を図る。 【解決手段】 掘削機本体11の前部にカッタヘッド1
7を装着してカッタ旋回モータ20によって駆動回転可
能とし、掘削機本体11に既設トンネルの内壁面に圧接
して掘削機本体11を位置保持するサポート12,1
3,14を設ける一方、掘削機本体11の後方に位置し
て既設トンネルの内壁面に圧接して位置保持することで
掘削反力を受け止めるリヤグリップ28を設け、掘削機
本体11とリヤグリップ28との間にスラストジャッキ
30を架設し、また、掘削機本体11の掘進方向後部に
牽引具41を介して後退防止機構42を連結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削機及
びトンネル掘削方法に関し、特に、岩盤などを掘削して
トンネルを構築するするトンネルボーリングマシン(T
BM)に用いて有用である。
びトンネル掘削方法に関し、特に、岩盤などを掘削して
トンネルを構築するするトンネルボーリングマシン(T
BM)に用いて有用である。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のトンネル掘削機の概略、図
6に後退防止鋼材の概略を示す。
6に後退防止鋼材の概略を示す。
【0003】図5に示すように、従来のトンネル掘削機
は、円筒形状をなす前胴101と中胴102と後胴103とが互
いに軸心方向に移動自在に嵌合しており、前胴101の前
部にはカッタヘッド104が回転自在に装着されている。
このカッタヘッド104は前面に岩盤を掘削する多数のカ
ッタ105が取付けられると共に、ずりを取り込む開口部1
06が形成されており、前胴101内に装着された図示しな
いカッタ旋回モータによって駆動回転可能となってい
る。また、この前胴101には掘削形成したトンネルの内
壁面に圧接してこの前胴101を位置保持する一対のフロ
ントグリッパ107が装着され、図示しない油圧ジャッキ
によって駆動可能となっている。一方、後胴103には掘
削形成したトンネルの内壁面に圧接してこの後胴103を
位置保持すると共に掘削反力を受け止める一対のリアグ
リッパ108が装着され、図示しない油圧ジャッキによっ
て駆動可能となっている。更に、前胴101と後胴103との
間には図示しない複数のスラストジャッキが架設され、
前胴101と中胴102との間には図示しない複数の連結ジャ
ッキが架設されている。
は、円筒形状をなす前胴101と中胴102と後胴103とが互
いに軸心方向に移動自在に嵌合しており、前胴101の前
部にはカッタヘッド104が回転自在に装着されている。
このカッタヘッド104は前面に岩盤を掘削する多数のカ
ッタ105が取付けられると共に、ずりを取り込む開口部1
06が形成されており、前胴101内に装着された図示しな
いカッタ旋回モータによって駆動回転可能となってい
る。また、この前胴101には掘削形成したトンネルの内
壁面に圧接してこの前胴101を位置保持する一対のフロ
ントグリッパ107が装着され、図示しない油圧ジャッキ
によって駆動可能となっている。一方、後胴103には掘
削形成したトンネルの内壁面に圧接してこの後胴103を
位置保持すると共に掘削反力を受け止める一対のリアグ
リッパ108が装着され、図示しない油圧ジャッキによっ
て駆動可能となっている。更に、前胴101と後胴103との
間には図示しない複数のスラストジャッキが架設され、
前胴101と中胴102との間には図示しない複数の連結ジャ
ッキが架設されている。
【0004】従って、リアグリッパ108を既設トンネル
の内壁面に圧接することで後胴103を位置保持した状態
で、カッタヘッド104を回転駆動させながら複数のスラ
ストジャッキを伸長させると、多数のカッタ105が前方
の地盤を掘削ながら前胴101が前進する。そして、スラ
ストジャッキが所定ストローク伸長すると、フロントグ
リッパ107を既設トンネルの内壁面に圧接することで前
胴101を位置保持する一方、リアグリッパ108による既設
トンネルの内壁面への圧接を解除する。この状態で、複
数のスラストジャッキを収縮させると、前胴101に対し
て後胴103が引き寄せられて前進する。その後、前述し
たように、リアグリッパ108によって後胴103を位置保持
する一方、フロントグリッパ107による前胴101の位置保
持を解除し、カッタヘッド104を回転駆動させながら複
数のスラストジャッキを伸長させることで、多数のカッ
タ105によって岩盤を掘削して前進する。なお、カッタ1
05が地盤を掘削して発生したずりはカッタヘッド104の
開口部106から前胴101内に取り込み、図示しないベルト
コンベヤによって後方に搬送して外部に排出する。この
繰り返しによってトンネルを構築していく。
の内壁面に圧接することで後胴103を位置保持した状態
で、カッタヘッド104を回転駆動させながら複数のスラ
ストジャッキを伸長させると、多数のカッタ105が前方
の地盤を掘削ながら前胴101が前進する。そして、スラ
ストジャッキが所定ストローク伸長すると、フロントグ
リッパ107を既設トンネルの内壁面に圧接することで前
胴101を位置保持する一方、リアグリッパ108による既設
トンネルの内壁面への圧接を解除する。この状態で、複
数のスラストジャッキを収縮させると、前胴101に対し
て後胴103が引き寄せられて前進する。その後、前述し
たように、リアグリッパ108によって後胴103を位置保持
する一方、フロントグリッパ107による前胴101の位置保
持を解除し、カッタヘッド104を回転駆動させながら複
数のスラストジャッキを伸長させることで、多数のカッ
タ105によって岩盤を掘削して前進する。なお、カッタ1
05が地盤を掘削して発生したずりはカッタヘッド104の
開口部106から前胴101内に取り込み、図示しないベルト
コンベヤによって後方に搬送して外部に排出する。この
繰り返しによってトンネルを構築していく。
【0005】このようにトンネル掘削機によってトンネ
ルを掘削形成するとき、掘削する地盤が軟弱であって、
カッタヘッド104が十分な押付力を得られない場合や上
り勾配の大きい斜坑の掘削でスラスト力の他に機械の重
量をも各グリッパで支える場合には、そのグリッパ力が
不足して掘削機本体が後退してしまうことがある。
ルを掘削形成するとき、掘削する地盤が軟弱であって、
カッタヘッド104が十分な押付力を得られない場合や上
り勾配の大きい斜坑の掘削でスラスト力の他に機械の重
量をも各グリッパで支える場合には、そのグリッパ力が
不足して掘削機本体が後退してしまうことがある。
【0006】このような場合、従来は、後退防止鋼材20
1を用いてトンネル掘削機の後退を阻止していた。即
ち、図5及び図6に示すように、既設トンネルの内壁面
の下部に多数の後退防止鋼材201を敷設していき、ロッ
クボルト202によってこの後退防止鋼材201を固定する。
このとき、各後退防止鋼材201の間にはモルタルを打設
して既設トンネルの内壁面に固定することで、密着力を
高める。また、既設トンネルの内壁面の上部に崩落の危
険性がある場合には、支保工を組み付けてモルタルやロ
ックボルトで固定する。そして、トンネル掘削機の後胴
103の後端部と後退防止鋼材201を当接することで後退を
阻止する。
1を用いてトンネル掘削機の後退を阻止していた。即
ち、図5及び図6に示すように、既設トンネルの内壁面
の下部に多数の後退防止鋼材201を敷設していき、ロッ
クボルト202によってこの後退防止鋼材201を固定する。
このとき、各後退防止鋼材201の間にはモルタルを打設
して既設トンネルの内壁面に固定することで、密着力を
高める。また、既設トンネルの内壁面の上部に崩落の危
険性がある場合には、支保工を組み付けてモルタルやロ
ックボルトで固定する。そして、トンネル掘削機の後胴
103の後端部と後退防止鋼材201を当接することで後退を
阻止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したト
ンネル掘削機によって地盤を掘削してトンネルを形成し
ていくとき、掘削する地盤が岩盤層であって、崩落の危
険性がない場合、既設トンネルの内壁面にリングビーム
を組み付けたり、セメントの吹き付けなどによって対応
している。そして、前述したように、掘削する地盤が軟
弱であって、カッタヘッド104が十分な押付力を得られ
ない場合には、後退防止鋼材201を固定したり、支保工
を組み付けたりしていた。ところが、後退防止鋼材201
を既設トンネルの内壁面に多数固定しなければ、トンネ
ル掘削機の後退を確実に阻止することができず、トンネ
ル掘削方向における軟弱地盤を事前に予測し、その手前
から後退防止鋼材201を固定しはじめなければならな
い。
ンネル掘削機によって地盤を掘削してトンネルを形成し
ていくとき、掘削する地盤が岩盤層であって、崩落の危
険性がない場合、既設トンネルの内壁面にリングビーム
を組み付けたり、セメントの吹き付けなどによって対応
している。そして、前述したように、掘削する地盤が軟
弱であって、カッタヘッド104が十分な押付力を得られ
ない場合には、後退防止鋼材201を固定したり、支保工
を組み付けたりしていた。ところが、後退防止鋼材201
を既設トンネルの内壁面に多数固定しなければ、トンネ
ル掘削機の後退を確実に阻止することができず、トンネ
ル掘削方向における軟弱地盤を事前に予測し、その手前
から後退防止鋼材201を固定しはじめなければならな
い。
【0008】しかし、事前に掘削する地質を予測するこ
とは困難であり、時間の費用がかかると共に、その信頼
性も十分ではなかった。また、後退防止鋼材201は板金
溶接構造であって、既設トンネルの内壁面に多数敷設す
るとなると、その費用も膨大なものとなり、更に、敷設
するためのロボットも必要となり、作業性が悪く、高コ
ストとなってしまうという問題があった。
とは困難であり、時間の費用がかかると共に、その信頼
性も十分ではなかった。また、後退防止鋼材201は板金
溶接構造であって、既設トンネルの内壁面に多数敷設す
るとなると、その費用も膨大なものとなり、更に、敷設
するためのロボットも必要となり、作業性が悪く、高コ
ストとなってしまうという問題があった。
【0009】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、容易に掘削機本体の後退を阻止して掘削作業効
率の向上を図ったトンネル掘削機及びトンネル掘削方法
を提供することを目的とする。
あって、容易に掘削機本体の後退を阻止して掘削作業効
率の向上を図ったトンネル掘削機及びトンネル掘削方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のトンネル掘削機は、筒状をなす掘削機本体
と、該掘削機本体の前部に回転自在に装着されたカッタ
ヘッドと、該カッタヘッドを駆動回転するカッタヘッド
駆動手段と、前記掘削機本体に配設されて既設トンネル
の内壁面に圧接して該掘削機本体を位置保持する前部支
持体と、前記掘削機本体の後方に位置して既設トンネル
の内壁面に圧接して位置保持することで掘削反力を受け
止める後部支持体と、前記掘削機本体と前記後部支持体
との間に架設された推進手段と、前記掘削機本体の掘進
方向後部に牽引具を介して連結された後退防止手段とを
具えたことを特徴とするものである。
めの本発明のトンネル掘削機は、筒状をなす掘削機本体
と、該掘削機本体の前部に回転自在に装着されたカッタ
ヘッドと、該カッタヘッドを駆動回転するカッタヘッド
駆動手段と、前記掘削機本体に配設されて既設トンネル
の内壁面に圧接して該掘削機本体を位置保持する前部支
持体と、前記掘削機本体の後方に位置して既設トンネル
の内壁面に圧接して位置保持することで掘削反力を受け
止める後部支持体と、前記掘削機本体と前記後部支持体
との間に架設された推進手段と、前記掘削機本体の掘進
方向後部に牽引具を介して連結された後退防止手段とを
具えたことを特徴とするものである。
【0011】従って、トンネルを掘削する場合、後部支
持体既設トンネルの内壁面に圧接して位置保持した状態
で、カッタヘッド駆動手段によってカッタヘッドを駆動
回転させながら、推進手段によって後部支持体に対して
掘削機本体を前進させると、回転駆動するカッタヘッド
によって前方の地盤が掘削され、トンネルが形成され
る。このとき、地盤が軟弱となって後部支持体が掘削反
力を十分に受け止めることができないときには、掘削機
本体に牽引具を介して連結された後退防止機構が作動し
て既設トンネルの内壁面に圧接することで、掘削機本体
の後退が防止される。
持体既設トンネルの内壁面に圧接して位置保持した状態
で、カッタヘッド駆動手段によってカッタヘッドを駆動
回転させながら、推進手段によって後部支持体に対して
掘削機本体を前進させると、回転駆動するカッタヘッド
によって前方の地盤が掘削され、トンネルが形成され
る。このとき、地盤が軟弱となって後部支持体が掘削反
力を十分に受け止めることができないときには、掘削機
本体に牽引具を介して連結された後退防止機構が作動し
て既設トンネルの内壁面に圧接することで、掘削機本体
の後退が防止される。
【0012】また、本発明のトンネル掘削機は、前記後
退防止手段は、本体フレームと、既設トンネルの内壁面
に圧接自在な一対の圧接部材と、前記本体フレームと前
記圧接部材とを連結すると共に前記掘削機本体から該本
体フレームに対して掘進方向後方の後退力が作用したと
きに前記圧接部材が既設トンネルの内壁面に圧接させる
リンク機構とを有することを特徴とするものである。
退防止手段は、本体フレームと、既設トンネルの内壁面
に圧接自在な一対の圧接部材と、前記本体フレームと前
記圧接部材とを連結すると共に前記掘削機本体から該本
体フレームに対して掘進方向後方の後退力が作用したと
きに前記圧接部材が既設トンネルの内壁面に圧接させる
リンク機構とを有することを特徴とするものである。
【0013】従って、地盤が軟弱となって後部支持体が
掘削反力を十分に受け止めることができないときに、掘
削機本体から本体フレームに後退力が作用すると、リン
ク機構によって圧接部材は既設トンネルの内壁面に圧接
するように作動することとなり、この圧接部材によって
掘削機本体の後退が防止される。
掘削反力を十分に受け止めることができないときに、掘
削機本体から本体フレームに後退力が作用すると、リン
ク機構によって圧接部材は既設トンネルの内壁面に圧接
するように作動することとなり、この圧接部材によって
掘削機本体の後退が防止される。
【0014】また、本発明のトンネル掘削方法は、後部
支持体が既設トンネルの内壁面に圧接した状態で、掘削
機本体と前記後部支持体との間に架設された推進手段を
作動して該後部支持体が掘削反力を受け止めた状態で、
前記掘削機本体を前進しながら、カッタヘッド駆動手段
によって前記掘削機本体の前部に装着されたカッタヘッ
ドを駆動回転することで前方の地盤を掘削し、このと
き、前記後部支持体が掘削反力を十分に受け止めること
ができないときには、前記掘削機本体の掘進方向後部に
牽引具を介して連結された後退防止機構を作動して既設
トンネルの内壁面に圧接することで、前記掘削機本体の
後退を防止することを特徴とするものである。
支持体が既設トンネルの内壁面に圧接した状態で、掘削
機本体と前記後部支持体との間に架設された推進手段を
作動して該後部支持体が掘削反力を受け止めた状態で、
前記掘削機本体を前進しながら、カッタヘッド駆動手段
によって前記掘削機本体の前部に装着されたカッタヘッ
ドを駆動回転することで前方の地盤を掘削し、このと
き、前記後部支持体が掘削反力を十分に受け止めること
ができないときには、前記掘削機本体の掘進方向後部に
牽引具を介して連結された後退防止機構を作動して既設
トンネルの内壁面に圧接することで、前記掘削機本体の
後退を防止することを特徴とするものである。
【0015】従って、地盤が軟弱となって後部支持体が
掘削反力を十分に受け止めることができなくなっても、
後退防止機構によって直ちに掘削機本体の後退を防止す
ることができる。
掘削反力を十分に受け止めることができなくなっても、
後退防止機構によって直ちに掘削機本体の後退を防止す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0017】図1に本発明の第1実施形態に係るトンネ
ル掘削機としてのトンネルボーリングマシンの断面概
略、図2に後退防止機構の正面視、図3に図2のIII−I
II断面を示す。
ル掘削機としてのトンネルボーリングマシンの断面概
略、図2に後退防止機構の正面視、図3に図2のIII−I
II断面を示す。
【0018】本実施形態のトンネルボーリングマシン
(以下、TBMと称する。)において、図1に示すよう
に、円筒形状をなす掘削機本体11は、周方向に分割さ
れたルーフサポート12と左右のサイドサポート13と
ロアサポート14によって構成されており、ルーフサポ
ート12及びサイドサポート13は各サポートジャッキ
15によって支持円盤16に対して径方向に移動自在と
なっている。従って、各サポートジャッキ15を駆動す
ると、ルーフサポート12及びサイドサポート13を内
方あるいは外方へ移動することで、掘削機本体11の外
径を拡縮することができる。
(以下、TBMと称する。)において、図1に示すよう
に、円筒形状をなす掘削機本体11は、周方向に分割さ
れたルーフサポート12と左右のサイドサポート13と
ロアサポート14によって構成されており、ルーフサポ
ート12及びサイドサポート13は各サポートジャッキ
15によって支持円盤16に対して径方向に移動自在と
なっている。従って、各サポートジャッキ15を駆動す
ると、ルーフサポート12及びサイドサポート13を内
方あるいは外方へ移動することで、掘削機本体11の外
径を拡縮することができる。
【0019】また、掘削機本体11の前部には支持円盤
16によってカッタヘッド17が装着されており、この
カッタヘッド17には前面には岩盤を掘削するローラカ
ッタ18が多数取付けられている。そして、このカッタ
ヘッド17にはリングギア19が固定される一方、支持
円盤16にはカッタ旋回モータ20が装着されており、
このカッタ旋回モータ20の駆動ギア21がリングギア
19に噛み合っている。従って、このカッタ旋回モータ
20を駆動することで、駆動ギア21及びリングギア1
9を介してカッタヘッド17を回転駆動することができ
る。
16によってカッタヘッド17が装着されており、この
カッタヘッド17には前面には岩盤を掘削するローラカ
ッタ18が多数取付けられている。そして、このカッタ
ヘッド17にはリングギア19が固定される一方、支持
円盤16にはカッタ旋回モータ20が装着されており、
このカッタ旋回モータ20の駆動ギア21がリングギア
19に噛み合っている。従って、このカッタ旋回モータ
20を駆動することで、駆動ギア21及びリングギア1
9を介してカッタヘッド17を回転駆動することができ
る。
【0020】支持円盤16の後部にはガイド筒22の一
端部が固定されており、このガイド筒22の後部はトン
ネル内を後方に延設されている。このガイド筒22の後
端部にはリアサポート23が固定されており、このリア
サポート23にはサポートジャッキ24によって脚部2
5が伸縮自在に装着されている。また、ガイド筒22の
後部にはこのガイド筒22の長手方向に沿って移動自在
なリヤグリッパ26が装着され、このリヤグリッパ26
には一対のグリッパジャッキ27によってトンネル内壁
面に圧接するリアグリッパシュー28が装着されてい
る。
端部が固定されており、このガイド筒22の後部はトン
ネル内を後方に延設されている。このガイド筒22の後
端部にはリアサポート23が固定されており、このリア
サポート23にはサポートジャッキ24によって脚部2
5が伸縮自在に装着されている。また、ガイド筒22の
後部にはこのガイド筒22の長手方向に沿って移動自在
なリヤグリッパ26が装着され、このリヤグリッパ26
には一対のグリッパジャッキ27によってトンネル内壁
面に圧接するリアグリッパシュー28が装着されてい
る。
【0021】従って、サポートジャッキ24を伸長し、
脚部25をトンネル内壁面に当接することで、トンネル
内でガイド筒22の後部を支持することができる。ま
た、グリッパジャッキ27を伸長して各リアグリッパシ
ュー28をトンネル内壁面に圧接することで、トンネル
内でリヤグリッパ26に対してガイド筒22及び掘削機
本体11を移動自在に支持することができる。
脚部25をトンネル内壁面に当接することで、トンネル
内でガイド筒22の後部を支持することができる。ま
た、グリッパジャッキ27を伸長して各リアグリッパシ
ュー28をトンネル内壁面に圧接することで、トンネル
内でリヤグリッパ26に対してガイド筒22及び掘削機
本体11を移動自在に支持することができる。
【0022】掘削機本体11の支持円盤16とリヤグリ
ッパ26との間には連結ロッド29及びスラストジャッ
キ30が架設されている。この連結ロッド29及びスラ
ストジャッキ30は本実施例では6個設けられている。
従って、このスラストジャッキ30を伸縮駆動すること
で、掘削機本体11とリアグリッパ26とを接近離反さ
せ、両者の相対位置を変えることができる。
ッパ26との間には連結ロッド29及びスラストジャッ
キ30が架設されている。この連結ロッド29及びスラ
ストジャッキ30は本実施例では6個設けられている。
従って、このスラストジャッキ30を伸縮駆動すること
で、掘削機本体11とリアグリッパ26とを接近離反さ
せ、両者の相対位置を変えることができる。
【0023】なお、カッタヘッド17内の中央部にはホ
ッパ31が配設され、支持円盤16に固定されている。
また、ガイド筒22内には掘削した岩盤を搬出するベル
トコンベア32が配設されており、一端部はホッパ31
の下部に連結され、他端部はトンネル後方に延設されて
いる。
ッパ31が配設され、支持円盤16に固定されている。
また、ガイド筒22内には掘削した岩盤を搬出するベル
トコンベア32が配設されており、一端部はホッパ31
の下部に連結され、他端部はトンネル後方に延設されて
いる。
【0024】このように構成されたTBMにおいて、リ
アサポート23には牽引具41を介して既設トンネルの
内壁面に圧接して位置保持する後退防止機構42が連結
されている。この後退防止機構42において、図2及び
図3に示すように、枠型のフレーム43の下部に支持シ
ュー44が固定されると共に、左右側部にそれぞれリン
ク機構45によって後退防止シュー46が装着されてい
る。このリンク機構45は、フレーム43と後退防止シ
ュー46とを連結する前部リンク47と、後部リンク4
8及び補助リンク49とを有し、フレーム43と後部リ
ンク48との間には油圧ジャッキ50が架設されてい
る。この場合、前部リンク47は先端部側が掘進方向後
方に角度θ傾斜した状態で既設トンネルの内壁面に接触
するように設定されている。また、各油圧ジャッキ50
にはアキュムレータ51が接続され、油圧ジャッキ50
はアキュムレータ51に蓄圧された圧油が常時送給され
ることで伸長力が作用しており、補助リンク49及び後
部リンク48を介して後退防止シュー46を既設トンネ
ルの内壁面に弱い力で押圧している。
アサポート23には牽引具41を介して既設トンネルの
内壁面に圧接して位置保持する後退防止機構42が連結
されている。この後退防止機構42において、図2及び
図3に示すように、枠型のフレーム43の下部に支持シ
ュー44が固定されると共に、左右側部にそれぞれリン
ク機構45によって後退防止シュー46が装着されてい
る。このリンク機構45は、フレーム43と後退防止シ
ュー46とを連結する前部リンク47と、後部リンク4
8及び補助リンク49とを有し、フレーム43と後部リ
ンク48との間には油圧ジャッキ50が架設されてい
る。この場合、前部リンク47は先端部側が掘進方向後
方に角度θ傾斜した状態で既設トンネルの内壁面に接触
するように設定されている。また、各油圧ジャッキ50
にはアキュムレータ51が接続され、油圧ジャッキ50
はアキュムレータ51に蓄圧された圧油が常時送給され
ることで伸長力が作用しており、補助リンク49及び後
部リンク48を介して後退防止シュー46を既設トンネ
ルの内壁面に弱い力で押圧している。
【0025】ここで、上述した本実施例のトンネルボー
リングマシンを用いたトンネル掘削方法について説明す
る。
リングマシンを用いたトンネル掘削方法について説明す
る。
【0026】まず、グリッパジャッキ27を伸長して各
リアグリッパ28を既設トンネル内壁面に圧接すること
で位置保持し、既設トンネル内でガイド筒22及び掘削
機本体11を移動自在に保持する。また、サポートジャ
ッキ24を収縮し、脚部25を既設トンネル内壁面から
離間することで、ガイド筒22の支持を解除する。この
状態で、カッタ旋回モータ20を駆動し、駆動ギア21
及びリングギア19を介してカッタヘッド17を回転駆
動すると共に、スラストジャッキ30を伸長し、掘削機
本体11及びカッタヘッド17を前進させる。すると、
回転駆動するカッタヘッド17が前方の岩盤に押し付け
られ、ローラカッタ18によって掘削が行われる。
リアグリッパ28を既設トンネル内壁面に圧接すること
で位置保持し、既設トンネル内でガイド筒22及び掘削
機本体11を移動自在に保持する。また、サポートジャ
ッキ24を収縮し、脚部25を既設トンネル内壁面から
離間することで、ガイド筒22の支持を解除する。この
状態で、カッタ旋回モータ20を駆動し、駆動ギア21
及びリングギア19を介してカッタヘッド17を回転駆
動すると共に、スラストジャッキ30を伸長し、掘削機
本体11及びカッタヘッド17を前進させる。すると、
回転駆動するカッタヘッド17が前方の岩盤に押し付け
られ、ローラカッタ18によって掘削が行われる。
【0027】そして、スラストジャッキ30が所定スト
ローク伸長すると、このスラストジャッキ30の駆動を
停止し、サポートジャッキ24を伸長して脚部25を既
設トンネル内壁面に接触することで、既設トンネル内に
おいてガイド筒22の後部を支持する。一方、各サポー
トジャッキ15を伸長し、ルーフサポート12及びサイ
ドサポート13を外方へ移動することで、既設トンネル
内壁面に圧接し、掘削機本体11を位置保持する。ま
た、グリッパジャッキ27を収縮し、各リアグリッパ2
8を既設トンネル内壁面から離間することで、既設トン
ネル内でのガイド筒22の保持を解除する。この状態
で、スラストジャッキ30を収縮し、掘削機本体11及
びカッタヘッド17に対してリアグリッパ28を引き寄
せて前方に移動させる。
ローク伸長すると、このスラストジャッキ30の駆動を
停止し、サポートジャッキ24を伸長して脚部25を既
設トンネル内壁面に接触することで、既設トンネル内に
おいてガイド筒22の後部を支持する。一方、各サポー
トジャッキ15を伸長し、ルーフサポート12及びサイ
ドサポート13を外方へ移動することで、既設トンネル
内壁面に圧接し、掘削機本体11を位置保持する。ま
た、グリッパジャッキ27を収縮し、各リアグリッパ2
8を既設トンネル内壁面から離間することで、既設トン
ネル内でのガイド筒22の保持を解除する。この状態
で、スラストジャッキ30を収縮し、掘削機本体11及
びカッタヘッド17に対してリアグリッパ28を引き寄
せて前方に移動させる。
【0028】そして、再び、グリッパジャッキ27を伸
長して各リアグリッパ28を既設トンネル内壁面に圧接
してガイド筒22を移動自在に保持し、且つ、サポート
ジャッキ24を収縮して脚部23を既設トンネル内壁面
から離間し、ガイド筒22の支持を解除する。この状態
で、前述と同様に、カッタ旋回モータ20を駆動してカ
ッタヘッド17を回転駆動すると共に、スラストジャッ
キ30を伸長してカッタヘッド17を前方の岩盤に押し
付け、ローラカッタ18によって掘削を行い、トンネル
を形成する。
長して各リアグリッパ28を既設トンネル内壁面に圧接
してガイド筒22を移動自在に保持し、且つ、サポート
ジャッキ24を収縮して脚部23を既設トンネル内壁面
から離間し、ガイド筒22の支持を解除する。この状態
で、前述と同様に、カッタ旋回モータ20を駆動してカ
ッタヘッド17を回転駆動すると共に、スラストジャッ
キ30を伸長してカッタヘッド17を前方の岩盤に押し
付け、ローラカッタ18によって掘削を行い、トンネル
を形成する。
【0029】このようにしてトンネルを掘削形成してい
るときに、掘削機本体11の前進に伴って牽引具41を
介して後退防止機構42も前進しており、この後退防止
機構42において、各油圧ジャッキ50にはアキュムレ
ータ51から常時圧油が送給されることで、この油圧ジ
ャッキ50は伸長力を補助リンク49及び後部リンク4
8を介して後退防止シュー46に作用させ、この後退防
止シュー46は既設トンネルの内壁面に弱い力で押圧し
ている。従って、掘削機本体11の前進によって後退防
止機構42は後退防止シュー46が既設トンネルの内壁
面に接触しながら前進することとなる。
るときに、掘削機本体11の前進に伴って牽引具41を
介して後退防止機構42も前進しており、この後退防止
機構42において、各油圧ジャッキ50にはアキュムレ
ータ51から常時圧油が送給されることで、この油圧ジ
ャッキ50は伸長力を補助リンク49及び後部リンク4
8を介して後退防止シュー46に作用させ、この後退防
止シュー46は既設トンネルの内壁面に弱い力で押圧し
ている。従って、掘削機本体11の前進によって後退防
止機構42は後退防止シュー46が既設トンネルの内壁
面に接触しながら前進することとなる。
【0030】そして、掘削地盤が軟弱となってリアグリ
ッパ28がカッタヘッド17の掘削反力を十分に受け止
めることができないときには、掘削機本体11が後退し
てしまう。すると、掘削機本体11の後退力が後退防止
機構42に伝達され、この後退防止機構42が作動し、
既設トンネルの内壁面に圧接することで、掘削機本体1
1の後退が防止される。
ッパ28がカッタヘッド17の掘削反力を十分に受け止
めることができないときには、掘削機本体11が後退し
てしまう。すると、掘削機本体11の後退力が後退防止
機構42に伝達され、この後退防止機構42が作動し、
既設トンネルの内壁面に圧接することで、掘削機本体1
1の後退が防止される。
【0031】即ち、図3に示すように、掘削機本体11
の後退力Wがガイド筒22及び牽引具41を介して後退
防止機構42のフレーム43に作用すると、リンク機構
45の前部リンク47に作用力Fが作用し、その結果、
後退防止シュー46が既設トンネルの内壁面を押圧し、
垂直抗力Nと摩擦力μNが生じる。そして、下記数式が
成り立つ。
の後退力Wがガイド筒22及び牽引具41を介して後退
防止機構42のフレーム43に作用すると、リンク機構
45の前部リンク47に作用力Fが作用し、その結果、
後退防止シュー46が既設トンネルの内壁面を押圧し、
垂直抗力Nと摩擦力μNが生じる。そして、下記数式が
成り立つ。
【0032】 Fsinθ=W/2 → F=W/(2sinθ) ・・・ N=Fcosθ ・・・
【0033】そして、上記数式、から N={W/(2sinθ)}×cosθ=W/(2tanθ) ・・・ となる。
【0034】後退防止機構42の前部リンク47に作用
力Fが作用し、後退防止シュー46が既設トンネルの内
壁面を押圧するときに、既設トンネルの内壁面に対して
この後退防止シュー46が滑らない条件は、 2μN>W ・・・ となり、よって、 2μ・{W/(2tanθ)}>W 従って、 μ>tanθ ・・・
力Fが作用し、後退防止シュー46が既設トンネルの内
壁面を押圧するときに、既設トンネルの内壁面に対して
この後退防止シュー46が滑らない条件は、 2μN>W ・・・ となり、よって、 2μ・{W/(2tanθ)}>W 従って、 μ>tanθ ・・・
【0035】このように後退防止シュー46と既設トン
ネルの内壁面との間の摩擦係数μに対して上記式を満
足するような前部リンク47の傾斜角度θを設定すれば
よい。なお、上記式には掘削機本体11の後退力Wが
含まれておらず、この後退力Wの大きさとは無関係に傾
斜角度θを設定することができ、これはセルフロック機
構によるものである。また、この場合、リンク機構45
の生ずる動作上の誤差を考慮すると、予め、油圧ジャッ
キ50によって補助リンク49及び後部リンク48を介
して後退防止シュー46を既設トンネルの内壁面に押圧
しておくことが望ましい。
ネルの内壁面との間の摩擦係数μに対して上記式を満
足するような前部リンク47の傾斜角度θを設定すれば
よい。なお、上記式には掘削機本体11の後退力Wが
含まれておらず、この後退力Wの大きさとは無関係に傾
斜角度θを設定することができ、これはセルフロック機
構によるものである。また、この場合、リンク機構45
の生ずる動作上の誤差を考慮すると、予め、油圧ジャッ
キ50によって補助リンク49及び後部リンク48を介
して後退防止シュー46を既設トンネルの内壁面に押圧
しておくことが望ましい。
【0036】このように掘削機本体11の前進時に、油
圧ジャッキ50によって補助リンク49及び後部リンク
48を介して後退防止シュー46を既設トンネルの内壁
面に押圧しており、後退防止機構42をスムースに追従
させることができ、しかも、補助リンク49によって既
設トンネルの内壁面の凹凸に対しても初期摩擦力を確実
に得られるようになっている。そして、軟弱な掘削地盤
に対して掘削機本体11が後退しようとすると、後退力
が後退防止機構42に伝達されることで、この後退防止
機構42のリンク機構45が作動し、後退防止シュー4
6が既設トンネルの内壁面に圧接することで、掘削機本
体11の後退を阻止することができ、トンネルを連続し
て掘削することができる。
圧ジャッキ50によって補助リンク49及び後部リンク
48を介して後退防止シュー46を既設トンネルの内壁
面に押圧しており、後退防止機構42をスムースに追従
させることができ、しかも、補助リンク49によって既
設トンネルの内壁面の凹凸に対しても初期摩擦力を確実
に得られるようになっている。そして、軟弱な掘削地盤
に対して掘削機本体11が後退しようとすると、後退力
が後退防止機構42に伝達されることで、この後退防止
機構42のリンク機構45が作動し、後退防止シュー4
6が既設トンネルの内壁面に圧接することで、掘削機本
体11の後退を阻止することができ、トンネルを連続し
て掘削することができる。
【0037】図4に本発明の第2実施形態に係るトンネ
ル掘削機としてのトンネルボーリングマシンに装着され
る後退防止機構の平面視を示す。
ル掘削機としてのトンネルボーリングマシンに装着され
る後退防止機構の平面視を示す。
【0038】図4に示すように、後退防止機構61は掘
削機本体11(リアサポート23)に牽引具41を介し
て連結されている。この後退防止機構61において、枠
型のフレーム62の左右側部にはそれぞれリンク機構6
3によって後退防止シュー64が装着されている。この
リンク機構64はフレーム62と後退防止シュー64と
を連結する前部リンク65及び油圧ジャッキ66によっ
て構成されている。
削機本体11(リアサポート23)に牽引具41を介し
て連結されている。この後退防止機構61において、枠
型のフレーム62の左右側部にはそれぞれリンク機構6
3によって後退防止シュー64が装着されている。この
リンク機構64はフレーム62と後退防止シュー64と
を連結する前部リンク65及び油圧ジャッキ66によっ
て構成されている。
【0039】従って、前述したTBMがトンネルを掘削
形成しているときに、掘削機本体11の前進に伴って牽
引具41を介して後退防止機構61も前進しており、こ
の後退防止機構61において、各油圧ジャッキ66の伸
長力が後退防止シュー64に作用しており、この後退防
止シュー64は既設トンネルの内壁面に弱い力で押圧し
ている。従って、掘削機本体11の前進によって後退防
止機構61は後退防止シュー64が既設トンネルの内壁
面に接触しながら前進することとなる。
形成しているときに、掘削機本体11の前進に伴って牽
引具41を介して後退防止機構61も前進しており、こ
の後退防止機構61において、各油圧ジャッキ66の伸
長力が後退防止シュー64に作用しており、この後退防
止シュー64は既設トンネルの内壁面に弱い力で押圧し
ている。従って、掘削機本体11の前進によって後退防
止機構61は後退防止シュー64が既設トンネルの内壁
面に接触しながら前進することとなる。
【0040】そして、掘削地盤が軟弱となって掘削機本
体11が後退すると、その後退力が後退防止機構61に
伝達され、この後退防止機構42が作動しする。即ち、
掘削機本体11の後退力が牽引具41を介して後退防止
機構61のフレーム62に作用すると、リンク機構63
の前部リンク65に作用力が作用し、その結果、後退防
止シュー64が既設トンネルの内壁面を押圧する。従っ
て、掘削機本体11の後退を阻止することができ、トン
ネルを連続して掘削することができる。
体11が後退すると、その後退力が後退防止機構61に
伝達され、この後退防止機構42が作動しする。即ち、
掘削機本体11の後退力が牽引具41を介して後退防止
機構61のフレーム62に作用すると、リンク機構63
の前部リンク65に作用力が作用し、その結果、後退防
止シュー64が既設トンネルの内壁面を押圧する。従っ
て、掘削機本体11の後退を阻止することができ、トン
ネルを連続して掘削することができる。
【0041】なお、上述した第1及び第2実施形態で
は、掘削機本体11の前進時に、油圧ジャッキ50,6
6の伸長力を後退防止シュー64に作用させて常時既設
トンネルの内壁面に弱い力で押圧するようにしたが、油
圧ジャッキ50,66に限らず、圧縮ばねの付勢力によ
って後退防止シュー64を既設トンネルの内壁面に押圧
するように構成してもよい。
は、掘削機本体11の前進時に、油圧ジャッキ50,6
6の伸長力を後退防止シュー64に作用させて常時既設
トンネルの内壁面に弱い力で押圧するようにしたが、油
圧ジャッキ50,66に限らず、圧縮ばねの付勢力によ
って後退防止シュー64を既設トンネルの内壁面に押圧
するように構成してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のトンネル掘削機によれば、筒状をなす掘削
機本体の前部にカッタヘッドを装着してカッタヘッド駆
動手段によって駆動回転可能とし、掘削機本体に既設ト
ンネルの内壁面に圧接して掘削機本体を位置保持する前
部支持体を設ける一方、掘削機本体の後方に位置して既
設トンネルの内壁面に圧接して位置保持することで掘削
反力を受け止める後部支持体を設け、掘削機本体と後部
支持体との間に推進手段を架設し、また、掘削機本体の
掘進方向後部に牽引具を介して後退防止手段を連結した
ので、地盤が軟弱となって後部支持体が掘削反力を十分
に受け止めることができないときには、後退防止機構が
作動して既設トンネルの内壁面に圧接することで、掘削
機本体の後退を防止することができる。その結果、掘削
する地盤の地質を予知したり、事前に既設トンネル内に
鋼材などの後退防止部材を敷設する必要もなく、コスト
の低減を図ることができると共に、掘削作業効率の向上
を図ることができる。
うに本発明のトンネル掘削機によれば、筒状をなす掘削
機本体の前部にカッタヘッドを装着してカッタヘッド駆
動手段によって駆動回転可能とし、掘削機本体に既設ト
ンネルの内壁面に圧接して掘削機本体を位置保持する前
部支持体を設ける一方、掘削機本体の後方に位置して既
設トンネルの内壁面に圧接して位置保持することで掘削
反力を受け止める後部支持体を設け、掘削機本体と後部
支持体との間に推進手段を架設し、また、掘削機本体の
掘進方向後部に牽引具を介して後退防止手段を連結した
ので、地盤が軟弱となって後部支持体が掘削反力を十分
に受け止めることができないときには、後退防止機構が
作動して既設トンネルの内壁面に圧接することで、掘削
機本体の後退を防止することができる。その結果、掘削
する地盤の地質を予知したり、事前に既設トンネル内に
鋼材などの後退防止部材を敷設する必要もなく、コスト
の低減を図ることができると共に、掘削作業効率の向上
を図ることができる。
【0043】また、本発明のトンネル掘削機によれば、
本体フレームと既設トンネルの内壁面に圧接自在な一対
の圧接部材とを、掘削機本体から本体フレームに対して
掘進方向後方の後退力が作用したときに圧接部材が既設
トンネルの内壁面に圧接するリンク機構によって連結す
ることで、後退防止手段を構成したので、掘削機本体か
ら本体フレームに後退力が作用すると、リンク機構によ
って圧接部材は自動的に既設トンネルの内壁面に圧接し
て掘削機本体の後退が防止されることとなり、掘削機本
体の後退を検出するセンサなどを必要とせず、安価で簡
単な構成で確実に掘削機本体の後退を阻止することがで
きる。
本体フレームと既設トンネルの内壁面に圧接自在な一対
の圧接部材とを、掘削機本体から本体フレームに対して
掘進方向後方の後退力が作用したときに圧接部材が既設
トンネルの内壁面に圧接するリンク機構によって連結す
ることで、後退防止手段を構成したので、掘削機本体か
ら本体フレームに後退力が作用すると、リンク機構によ
って圧接部材は自動的に既設トンネルの内壁面に圧接し
て掘削機本体の後退が防止されることとなり、掘削機本
体の後退を検出するセンサなどを必要とせず、安価で簡
単な構成で確実に掘削機本体の後退を阻止することがで
きる。
【0044】また、本発明のトンネル掘削方法によれ
ば、後部支持体が掘削反力を受け止めた状態で、掘削機
本体を前進しながらカッタヘッドを駆動回転することで
前方の地盤を掘削するとき、後部支持体が掘削反力を十
分に受け止めることができない場合、掘削機本体の掘進
方向後部に牽引具を介して連結された後退防止機構を作
動して既設トンネルの内壁面に圧接することで、掘削機
本体の後退を防止するようにしたので、掘削機本体の後
退を容易に防止することができ、掘削作業効率の向上を
図ることができる。
ば、後部支持体が掘削反力を受け止めた状態で、掘削機
本体を前進しながらカッタヘッドを駆動回転することで
前方の地盤を掘削するとき、後部支持体が掘削反力を十
分に受け止めることができない場合、掘削機本体の掘進
方向後部に牽引具を介して連結された後退防止機構を作
動して既設トンネルの内壁面に圧接することで、掘削機
本体の後退を防止するようにしたので、掘削機本体の後
退を容易に防止することができ、掘削作業効率の向上を
図ることができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係るトンネル掘削機と
してのトンネルボーリングマシンの断面概略図である。
してのトンネルボーリングマシンの断面概略図である。
【図2】後退防止機構の正面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るトンネル掘削機と
してのトンネルボーリングマシンに装着される後退防止
機構の平面図である。
してのトンネルボーリングマシンに装着される後退防止
機構の平面図である。
【図5】従来のトンネル掘削機の概略図である。
【図6】後退防止鋼材の概略図である。
11 胴体 12 ルーフサポート 13,14 サイドサポート 15 ロアサポート 18,19 サイドサポートリターンジャッキ 25 ルーフサポートジャッキ 26 カッタヘッド 29 カッタ駆動モータ 31 ガイド筒 32 リアサポート(後部支持体) 42,43 リアグリッパ 45 スラストジャッキ(推進手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状をなす掘削機本体と、該掘削機本体
の前部に回転自在に装着されたカッタヘッドと、該カッ
タヘッドを駆動回転するカッタヘッド駆動手段と、前記
掘削機本体に配設されて既設トンネルの内壁面に圧接し
て該掘削機本体を位置保持する前部支持体と、前記掘削
機本体の後方に位置して既設トンネルの内壁面に圧接し
て位置保持することで掘削反力を受け止める後部支持体
と、前記掘削機本体と前記後部支持体との間に架設され
た推進手段と、前記掘削機本体の掘進方向後部に牽引具
を介して連結された後退防止手段とを具えたことを特徴
とするトンネル掘削機。 - 【請求項2】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
て、前記後退防止手段は、本体フレームと、既設トンネ
ルの内壁面に圧接自在な一対の圧接部材と、前記本体フ
レームと前記圧接部材とを連結すると共に前記掘削機本
体から該本体フレームに対して掘進方向後方の後退力が
作用したときに前記圧接部材が既設トンネルの内壁面に
圧接させるリンク機構とを有することを特徴とするトン
ネル掘削機。 - 【請求項3】 後部支持体が既設トンネルの内壁面に圧
接した状態で、掘削機本体と前記後部支持体との間に架
設された推進手段を作動して該後部支持体が掘削反力を
受け止めた状態で、前記掘削機本体を前進しながら、カ
ッタヘッド駆動手段によって前記掘削機本体の前部に装
着されたカッタヘッドを駆動回転することで前方の地盤
を掘削し、このとき、前記後部支持体が掘削反力を十分
に受け止めることができないときには、前記掘削機本体
の掘進方向後部に牽引具を介して連結された後退防止機
構を作動して既設トンネルの内壁面に圧接することで、
前記掘削機本体の後退を防止することを特徴とするトン
ネル掘削方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16924896A JPH1018780A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | トンネル掘削機及び掘削方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16924896A JPH1018780A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | トンネル掘削機及び掘削方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1018780A true JPH1018780A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15882996
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16924896A Pending JPH1018780A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | トンネル掘削機及び掘削方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1018780A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110056366A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-07-26 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种敞开式tbm辅助撑靴装置 |
| WO2025074753A1 (ja) * | 2023-10-06 | 2025-04-10 | 株式会社小松製作所 | 地下掘削装置 |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP16924896A patent/JPH1018780A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110056366A (zh) * | 2019-05-17 | 2019-07-26 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种敞开式tbm辅助撑靴装置 |
| WO2025074753A1 (ja) * | 2023-10-06 | 2025-04-10 | 株式会社小松製作所 | 地下掘削装置 |
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Legal Events
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