JPH1018801A - 水圧駆動方法及びその装置 - Google Patents

水圧駆動方法及びその装置

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JPH1018801A
JPH1018801A JP17313196A JP17313196A JPH1018801A JP H1018801 A JPH1018801 A JP H1018801A JP 17313196 A JP17313196 A JP 17313196A JP 17313196 A JP17313196 A JP 17313196A JP H1018801 A JPH1018801 A JP H1018801A
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JP
Japan
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cylinder
piston
cover
rod
piston rod
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JP17313196A
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English (en)
Inventor
Shinji Abe
眞治 安部
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TOWA KIKI KK
Original Assignee
TOWA KIKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存周知の駆動源を用いることなく、経済的
で簡便な一般家庭でも利用できる駆動源を得べく、上水
設備の水道水圧を利用する水圧駆動方法及びその装置を
提供する。 【解決手段】 上水設備の水道管8と接続した配管5を
三方切替弁6を介在してシリンダ2の上端部に接続する
とともに、他方にドレン管路11を接続し、シリンダ2
内に軸方向移動可能に収納したピストン3に連結された
ピストンロッド4を床面F等に固定し、かつ、シリンダ
2を器物1に連結してなり、三方切替弁6を操作して器
物1を昇降させるための駆動源として用いる方法及びそ
の装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は水圧駆動方法及び
その装置に関するもので、特に家庭における洗面台、床
下収納庫、浴槽若しくは流し台等の厨房機器等の器物を
使用する時にその高さ調節を可能とするための駆動力
を、各家庭に必ず引き込まれている上水設備の水道水圧
から得ようとするものである。
【0002】
【従来の技術】シリンダとそれに軸方向移動可能に収納
されたピストン及びピストンに連結したピストンロッド
からなる流体圧力利用の出力取出装置で器物を移動させ
るためのアクチュエータとして用いることは、例えば油
圧シリンダや空圧シリンダとしてあまりにも周知であ
る。また、アクチュエータとして電動モータや油圧モー
タが用いられることもきわめて周知なことである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
既存周知のアクチュエータを用いて、例えば、一般家庭
における洗面台、床下収納庫、浴槽若しくは流し台等の
厨房機器を使用する時にその高さ調節をするための駆動
源として用いることを想定したとき、そこには種々の不
都合を見い出すことができる。すなわち、油圧シリンダ
や油圧モータでは油圧発生装置が必要であるとともに、
油漏れの惧れがあるために家庭向きでなく、空圧シリン
ダでは同じく空圧発生装置が必要であるとともに、騒音
の惧れがあり大掛かりとなるので家庭向きでなく、電動
モータは漏電の惧れがあるとともに、電力を要してラン
ニングコストが掛かる不都合が生じる。
【0004】ところで、今後ますます高齢化が進む中、
高齢者や子供若しくは身障者などでも簡単に、一般家庭
内で、洗面台、浴槽若しくは流し台又は床下収納庫など
の器物の昇降や水平移動のみならず、漬物の重しや生ゴ
ミ圧縮機などのように荷重を掛けたりすることなどの仕
事ができるように要求される。これらの要求に応えるた
め、一般家庭内で特別に新たな動力源を用いずにできる
方法又はその装置が望まれる処である。
【0005】そこで、この発明は既存周知のアクチュエ
ータを用いることなく、経済的で簡便であって一般家庭
向きのアクチュエータを得べく、上水設備の水道水圧を
利用する水圧駆動方法及びその装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる水圧駆
動方法は、請求項1に記載したように、水道水圧を開閉
弁を介してシリンダ内に導入し、該水圧によって移動す
るピストンに連結したピストンロッド又はシリンダのい
ずれか一方を固定し、他方を器物に連結して該器物を移
動させるための駆動源として用いることを特徴とする。
【0007】また、この発明にかかる水圧駆動装置は、
請求項4に記載したように、配管接続口を設けたヘッド
カバーで一端部を閉塞するとともに、他端部をロッドカ
バーで閉塞したシリンダと、該シリンダ内で軸方向へ往
復移動可能に収納されたピストンと、該ピストンに一端
部を連結して前記ロッドカバーを貫通するピストンロッ
ドと、前記シリンダ内において前記ロッドカバーに一端
部が固定されて前記ピストンロッドが摺動可能に貫通
し、他端部が前記ピストンと当接可能な所定長さの筒状
をした漏止カバーとからなることを特徴とする。
【0008】したがって、開閉弁又は三方切替弁等を介
してシリンダ内に水道管からの水圧を導入すると、ピス
トン又はシリンダが移動することによって、その一方に
連結された器物の移動が可能となり、しかも、そのエネ
ルギー源は水道水圧であるからきわめて安価で経済的で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図に
基づき説明する。図1はこの発明の原理的説明図であ
り、使用者が使い易い高さにしようとする洗面台、床下
収納庫、浴槽若しくは流し台等の厨房機器等の器物1の
底部に、一又は複数のシリンダ2の一端部を連結固定
し、シリンダ2の他端部から進退可能に突出するピスト
ンロッド4の外端部を床面F等に固定して器物1を昇降
可能に支持する。シリンダ2内にはピストン3が軸方向
移動可能に収容されており、ピストン3はピストンロッ
ド4と一体に結合されている。
【0010】そして、シリンダ2の一端部に配管5を接
続し、この配管5を三方切替弁6及び必要により逆止弁
7を介在して水道管8のストップバルブ9と接続する。
三方切替弁6には排水管10を接続するとともに、この
排水管10にはシリンダ2の他端部に設けたドレン管路
11を逆止弁12を介在させて接続してある。かくし
て、シリンダ2及びピストン3は単動シリンダを形成し
ている。
【0011】したがって、図1において、矢示aのよう
に三方切替弁6を手で押して下動操作すると、水道管8
からの水がシリンダ2内に流入してその圧力でシリンダ
2を押し上げる。また、三方切替弁6から手を離して中
立に保持するとシリンダ2内への水の流入が停止する。
さらに、矢示bのように三方切替弁6を手で押して上動
操作すると、シリンダ2内の水が排水管10から放出さ
れる。
【0012】かくして、三方切替弁6の流入動作中には
器物1が持ち上げられ、所望の高さで中立に保持する
と、その上昇した位置で器物1の上昇動作が停止すると
ともに、三方切替弁6の流出動作中は器物1が下降す
る。そのため、器物1を使用する時にその高さ調節が自
在にできるので、使い勝手のよい洗面台、床下収納庫、
浴槽若しくは流し台等の厨房機器を得ることができる。
また、シリンダ2又はピストンロッド4から取り出した
力を漬物の重し代わりにも利用できる。
【0013】なお、図2に示すように、水道管8にスト
ップバルブ9及び必要により逆止弁7を介して接続した
配管15に開閉弁としてストップバルブ13を接続し、
このストップバルブ13にT字形の配管16を接続し、
配管16に配管5と開閉弁としてストップバルブ14を
それぞれ接続するとともに、ストップバルブ14には排
水管10が接続され、この排水管10には必要により絞
り調整弁17を介在させた構成とし、前例の三方切替弁
6を開閉弁(13,14)に代えてもよい。
【0014】更に、図3に示すように、水圧駆動による
複動シリンダを用いれば床下収納庫などの器物1を往復
移動させる装置を構成できる。すなわち、水平に配置し
たシリンダ2のピストン3に結合したピストンロッド4
の他端部を回動可能に器物1に連結するとともに、シリ
ンダ2には両端部にそれぞれ配管5,5が接続され、配
管5,5は四方切替弁6aに接続されている。器物1は
レール上を走行する車輪等を有して水平移動可能に設置
されている。なお、図1,2と同一構成部分には同一符
号を用いた。
【0015】したがって、図3において、四方切替弁6
aを矢示c方向へ押して操作すると、一方の配管5を介
しシリンダ2内に水道水が流入してピストン3を押し、
ピストンロッド4がシリンダ2から突出して器物1を図
の左方向へ移動させる。このとき、ピストン5で押され
たシリンダ2内の水道水は他方の配管5を介し排水管1
0を経て排出される。そして、四方切替弁6aを矢示c
方向へ押すのを停止すれば、その時点で器物1の移動は
停止する。さらに、四方切替弁6aを矢示d方向へ押し
て操作すると、一方の配管5を介しシリンダ2内に水道
水が流入してピストン3を押し戻し、ピストンロッド4
がシリンダ2内に引き込まれて器物1を図の右方向へ移
動させる。このとき、ピストン5で押されたシリンダ2
内の水道水は他方の配管5を介して排水管10を経て排
出される。そして、四方切替弁6aを矢示d方向へ押す
のを停止すれば、その時点で器物1の移動は停止する。
【0016】次に、水圧駆動装置の詳細につき、図4〜
図8に示す第1〜第5の例を説明する。図4は図1,2
に示す単動シリンダの一例である。図示のように、シリ
ンダ2はシリンダボディ20の一端部にヘッドカバー2
1を、他端部にロッドカバー22をそれぞれOリング2
3を介在し結合して内部を密閉してなり、ヘッドカバー
21には前記配管5と接続するための配管接続口24が
形成され、ロッドカバー22には漏止カバー25の一端
部が固定されている。この漏止カバー25を貫通してピ
ストンロッド4がロッドカバー22から外方に突出し、
ピストンロッド4の内端部にはピストン3が連結されて
シリンダボディ20内を往復移動可能に収納されてい
る。ピストン3にはシリンダボディ20の内壁を摺接す
るピストンパッキン26とウエアリング27が装着され
ている。
【0017】ピストン3が摺動すると、ピストンパッキ
ン26で水膜が掻かれロッドカバー22側の室へ微量の
水が渡る場合があるが、漏止カバー25はこの水をシリ
ンダボディ20の下部に溜めるタンクの作用ををなし、
水がピストンロッド4に接触しないように止水するもの
であり、また、ピストン3が内端部に衝突して上昇限を
規制するストッパーとして作用するものである。ピスト
ンロッド4の外端部には床面F等に固定するためのブラ
ケット29が取付けられている。
【0018】なお、シリンダボディ20の下部に溜まる
水の量は僅かであり、ドレン管路11を接続するまでも
ないが、ロッドカバー22に前記ドレン管路11と接続
するためのドレン排出口28を設ければ、タンクの役目
をする漏止カバー25は短くて済み、半永久的に水の外
部漏れを防ぐことができる。また、ピストンロッド4に
はピストン3の付近とロッドカバー22から突出した外
部に、それぞれ開口を有する連通孔を形成することによ
り、シリンダ2内のエアが大気と自由に解放される構造
としてもよい。この場合、漏止カバー25の内端部にお
ける内周面にはピストンロッド4との間に隙間を設ける
ことにより、ピストン3の最大ストローク時にその付近
に設けられた開口が閉塞されることの無いようにするこ
とが必要である(図7参照)。また、図4においてシリ
ンダ2の下降を助けるために、ピストン3とロッドカバ
ー22の間に圧縮スプリングを介在させることとしても
よい。
【0019】図5は前例における漏止カバー25の改良
をしたシリンダ2aを示すものである。すなわち、ロッ
ドカバー22とピストン3に両端部をリング30及びね
じ31で固定した蛇腹状のゴム製の蛇腹状漏止カバー3
2でピストンロッド4aを覆ったものであり、水がピス
トンロッド4aに全く触れることがないようにしたもの
である。なお、シリンダボディ20の内壁に所定長さの
チューブ35が内接して二重に設けられ、ピストン3が
その端部に当接してそれ以上の移動を規制するためのス
トッパーを形成できるようにしてある。
【0020】蛇腹状漏止カバー32内には複数枚の支持
リング33が収納されており、この支持リング33の中
心部をピストンロッド4aが緩嵌し、ピストンロッド4
aの断面は小判形又は多角形等であり、これらに対応す
る相似形の穴孔がロッドカバー22に穿設されていてピ
ストン3が旋回しないようになっている。したがって、
ピストン3がシリンダボディ20内を移動するとき、ピ
ストン3の軸中心旋回が生じて蛇腹状漏止カバー32が
よじれて破損するのを防止している。支持リング33は
樹脂又は金属からなり、蛇腹形状を保持する作用をす
る。
【0021】なお、支持リング33は、図6に示すシリ
ンダ2bのように、カラー部36を筒状に一体形成して
もよい。この場合、ピストン3がロッドカバー22に接
近すると、複数のカラー部36が密接することによって
ピストン3がそれに当接してそれ以上の移動を規制する
ためのストッパーを形成できるようにしてもよい。従っ
て、この場合は図5のストッパ35は不要となる。ま
た、前例ではシリンダボディ20のヘッドカバー21に
器物1を連結することとしたが、ピストンロッド4,4
aを器物1に連結することとしてもよい。更に、図5及
び図6は複動シリンダとしても用いることができ、ま
た、シリンダ取付姿勢の方向性が無いので、図3に示し
たように、器物1の水平方向移動等に利用できる。
【0022】図7は二つのシリンダボディ20,20を
隔壁40で結合し、その一方にヘッドカバー21を、他
方にロッドカバー22を冠着して両カバー21,22を
複数本のタイロッド42で一体に締結し、室41,49
にそれぞれピストン3a,3bを軸方向往復移動可能に
収納したシリンダ2cを示すものであって、このシリン
ダ2cは複動シリンダとしても用いることができ、ま
た、ピストンロッド4cを固定した場合、シリンダ2c
の上昇方向で前例の2倍の出力が取り出せるようにした
ものである。隔壁40にはそれを境とする前後の室4
1,49に水を供給排出するための配管接続口44,4
3が形成されている。
【0023】配管接続口43は配管接続口24と共に前
記配管5と接続され、また、配管接続口44は前記ドレ
ン管路11と接続される。そして、ピストン3aに一端
部を結合したピストンロッド4bは、隔壁40と他方の
ピストン3bを貫通してそのピストンロッド4cと結合
する。なお、ロッドカバー22にはピストンロッド4c
が貫通する漏止カバー47が内嵌されている。漏止カバ
ー47の内端部の内周面にはピストンロッド4cと隙間
を有して所定深さの周溝47aが形成されている。そし
て、ピストンロッド4cには最大ストローク時にこの周
溝47a内に位置し得る開口19とロッドカバー22か
ら出た外端部側に位置する開口19aを結ぶ連通孔18
を形成してある。なお、シリンダボディ20とロッドカ
バー22との間にはOリング23を介在させてある。
【0024】したがって、二つの配管接続口24,43
から同時に水道水をシリンダボディ20内に供給する
と、ピストンロッド4cを固定した場合、シリンダ2c
が図において上昇し、室41,49に存する空気はそれ
ぞれ配管接続口44及び開口19aからシリンダボディ
20外に排出される。そして、室48,45内に流入し
た水道水を配管接続口24,43から抜くと、シリンダ
2cは下降し、室41,49内には配管接続口44と開
口19aから空気が流入する。そして、ピストン3bの
摺動に伴いシリンダボディ20の内面を伝って浸透した
水は、漏止カバー47で封止された室49内に溜まる
が、その量は僅かでありドレン管路を接続するまでもな
く経年的に使用できる。しかし、半永久的に水の外部漏
れを防止する場合は、図4のように、ロッドカバー22
に排出口を設け、前記ドレン管路11と接続すればよ
い。また、複動シリンダとして用いる場合は、配管接続
口44から水道水を室41に供給すると、シリンダ2c
は図において下降する。
【0025】なお、この例ではシリンダ2cに器物1を
連結することとしたが、前述同様に、ピストンロッド4
cを器物1に連結することとしてもよい。その場合は、
開口19,19aを有する連通孔18を設けるか、ロッ
ドカバー22にエア抜き孔を設けるとともに、漏止カバ
ー47とピストンロッド4cとのクリアランスよりエア
抜きをする。また、シリンダボディ20とロッドカバー
22間のOリング23は必ずしも必要ではない。
【0026】図8は図3に示す複動シリンダの一例であ
って、二つのシリンダボディ20,20の一端部を隔壁
50で結合し、シリンダボディ20,20の他端部の一
方にヘッドカバー21を、他方にロッドカバー22を冠
して両カバー21,22を複数本のタイロッド42で一
体に締結してシリンダ2dを形成し、その室41,49
にそれぞれガイドリング51,51を軸方向往復移動可
能に収納したものであって、配管接続口43,44は図
3で示した前記配管5,5と接続される。そして、ガイ
ドリング51に一端部を結合したピストンロッド4d
は、隔壁50を貫通してその端部に他方のピストンロッ
ド4eと結合され、ピストンロッド4d,4e間には他
方のガイドリング51が挟持されている。なお、ヘッド
カバー21と室41側のシリンダボディ20にはエア抜
き孔46,47が穿設されている。
【0027】室41,49内には隔壁50とガイドリン
グ51間においてゴム筒状の伸縮性に富む隔膜状漏止カ
バー52が介在する。この隔膜状漏止カバー52の一端
部は隔壁50とシリンダボディ20の間に挟持され、他
端部はガイドリング51の表裏をピストンロッド4d,
4eに挟持するワッシャー53,53及びワッシャー5
3と受け具54にてガイドリング51に密着させてあ
る。ガイドリング51は凹字形であるが、隔膜状漏止カ
バー52が角部に摺接して損傷することが無いように、
角部をアール仕上げしてある。なお、55はピストンロ
ッド4dに螺着したナットで、頭部に締付け回転時に使
用するための十字型の溝56が形成されている。なお、
この例にあっても、隔膜状漏止カバー52がよじれて破
損するのを防止するために、ピストンロッド4eを断面
小判形等に形成するとともに、ロッドカバー22には断
面小判形の穴孔が穿設されて、軸中心旋回が生じないよ
うにしてある。
【0028】したがって、図8において配管接続口43
から室41側の隔膜状漏止カバー52内に水道水を供給
すると、ピストンロッド4eはロッドカバー22から突
出し、配管接続口44から水が排出される。このとき、
室49にはエア抜き孔46から空気が進入するととも
に、室41内の空気はエア抜き孔47から排出される。
【0029】さらに、前記各例におけるシリンダボディ
20やピストン3,3a,3b、ヘッドカバー21、ロ
ッドカバー22、ガイドリング51、ワッシャー53及
び受け具54等には抗菌処理及び耐蝕処理を施しておく
ことにより、水道水を利用することによる細菌や錆によ
る水や装置の腐食を防止して長期使用に供することがで
きる。例えば、抗菌処理と耐蝕処理を兼備した特殊アル
ミニューム表面処理、すなわち、アルミ表面に特殊な合
成樹脂と陽極酸化物とからなる複合被膜を形成し、これ
に金属イオン化槽で銀イオンを電解含浸させる。特に銀
イオン電解含浸をすると、抗菌効果や水道水の浄化作用
がある。
【0030】かくして、水道水圧をシリンダにて出力と
して取り出すことによって、家庭内で必要とする力に変
換できるので、一般家庭内でもきわめて簡単にかつ経済
的に利用できる駆動源となる。そして、メンテナンス不
要にするために、抗菌や耐蝕処理を施しておくことによ
り、一般家庭内で使用する駆動源としての利用価値はき
わめて高い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、水道水
圧を用い、油圧を用いないので消防法の対策や火災に対
する危険性が全く無い。電源を必要としないので、漏電
や感電の惧れが全くないなど安全性に優れている。特別
の動力源を必要としないのでその設置スペースが不要
で、また、省エネルギー化が図れる。さらに、水圧駆動
装置の小型化も容易であり、従って、その駆動源設置の
スペースが小さくて済む。そのうえ、水圧駆動装置に抗
菌処理が施されているので衛生的であり、耐蝕処理を施
しておけば長期使用ができる。そして、水圧駆動装置の
操作は開閉弁若しくは三方切替弁又は四方切替弁を捻っ
たり押したりするだけの簡単なことで足りるから、高齢
者、身障者又は子供でも手軽に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の模式図
【図2】この発明の他の実施の形態を示す模式図
【図3】この発明の更に他の実施の形態を示す模式図
【図4】この発明にかかる第1の水圧駆動装置の断面正
面図
【図5】この発明にかかる第2の水圧駆動装置の断面正
面図
【図6】この発明にかかる第3の水圧駆動装置の断面正
面図
【図7】この発明にかかる第4の水圧駆動装置の断面正
面図
【図8】この発明にかかる第5の水圧駆動装置の断面正
面図
【符号の説明】
1…器物 2,2a,2b,2c,2d…シリンダ 3,3a,3b…ピストン 4,4a,4b,4c,4d,4e…ピストンロッド 6…三方切替弁 9,13,14…ストップバルブ(開閉弁) 20…シリンダボディ 21…ヘッドカバー 22…ロッドカバー 24,43,44…配管接続口 25,47…漏止カバー 28…排出口 32…蛇腹状漏止カバー 33…支持リング 36…カラー部 40,50…隔壁 42…タイロッド 46,47…エア抜き孔 52…隔膜状漏止カバー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道水圧を開閉弁を介してシリンダ内に
    導入し、該水圧によって移動するピストンに連結したピ
    ストンロッド又はシリンダのいずれか一方を固定し、他
    方を器物に連結して該器物を移動させるための駆動源と
    して用いることを特徴とする水圧駆動方法。
  2. 【請求項2】 上水設備の水道管と接続した配管を三方
    切替弁を介在しシリンダのヘッドカバー側に接続すると
    ともに、ロッドカバー側にドレン管路を接続し、前記シ
    リンダ内に軸方向移動可能に収納したピストンに連結さ
    れたピストンロッドを床面等に固定し、かつ、前記シリ
    ンダを器物に連結し、三方切替弁を操作して器物の昇降
    用駆動源として用いることを特徴とする水圧駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記器物が洗面台、床下収納庫、浴槽若
    しくは流し台等の厨房機器等の器物を使用する時に主と
    してその高さ調節を可能とするものであることを特徴と
    する請求項1又は2記載の水圧駆動方法。
  4. 【請求項4】 配管接続口を設けたヘッドカバーでシリ
    ンダボディの一端部を閉塞するとともに、シリンダボデ
    ィの他端部をロッドカバーで閉塞したシリンダと、該シ
    リンダ内で軸方向へ往復移動可能かつ必要により軸中心
    で回転不能に収納されたピストンと、該ピストンに一端
    部を連結して前記ロッドカバーを貫通するピストンロッ
    ドと、前記ロッドカバーとピストンとのシリンダ内にお
    いて前記ピストンロッドを水から封止する漏止カバーと
    からなることを特徴とする水圧駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記漏止カバーは前記シリンダ内におい
    て前記ロッドカバーに一端部が固定されて前記ピストン
    ロッドが摺動可能に貫通し、他端部が前記ピストンと当
    接可能な所定長さの筒体であることを特徴とする請求項
    4記載の水圧駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記漏止カバーは前記シリンダ内におい
    て両端部が前記ロッドカバー及びピストンにそれぞれ固
    定されて前記ピストンロッドが貫通する蛇腹体であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の水圧駆動装置。
  7. 【請求項7】 蛇腹はピストンロッドが緩嵌する複数の
    支持リングを有することを特徴とする請求項6記載の水
    圧駆動装置。
  8. 【請求項8】 ヘッドカバーでシリンダボディの一端部
    を閉塞するとともに、シリンダボディの他端部をロッド
    カバーで閉塞したシリンダと、該シリンダ内を2分する
    隔壁と、該隔壁の一方側と他方側のシリンダ内にそれぞ
    れ水道水圧を導入する配管接続口と、前記隔壁の一側と
    他側のシリンダ内にそれぞれ軸方向へ往復移動可能に収
    納された一対のピストンと、前記一方のピストンに一端
    部を連結して前記隔壁を貫通し他方のピストンに連結し
    たピストンロッド及び該ピストンロッドと連結して前記
    ロッドカバーを貫通するピストンロッドとからなること
    を特徴とする水圧駆動装置。
  9. 【請求項9】 ヘッドカバーでシリンダボディの一端部
    を閉塞するとともに、シリンダボディの他端部をロッド
    カバーで閉塞したシリンダと、該シリンダ内を2分する
    隔壁と、該隔壁の一方側と他方側のシリンダ内にそれぞ
    れ水道水圧を導入する配管接続口と、前記隔壁の一側と
    他側のシリンダ内にそれぞれ軸方向へ往復移動可能に収
    納された一対のピストンと、前記一方のピストンに一端
    部を連結して前記隔壁を貫通し他方のピストンに連結し
    たピストンロッド及び該ピストンロッドと連結して前記
    ロッドカバーを貫通するピストンロッドと、前記隔壁と
    ピストンとに両異端部が結合された隔膜状漏止カバーと
    からなることを特徴とする水圧駆動装置。
  10. 【請求項10】 シリンダとピストンロッドのいずれか
    一方に駆動すべき器物を連結するとともに他方を固定
    し、配管接続口を水道管と開閉弁又は切替弁を介在して
    接続したことを特徴とする請求項4〜9のいずれか記載
    の水圧駆動装置。
  11. 【請求項11】 ヘッドカバー、ロッドカバー、シリン
    ダボディ、ピストン、漏止カバー及び隔壁に、それぞれ
    抗菌及び耐蝕処理が施されていることを特徴とする請求
    項4〜10のいずれか記載の水圧駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記器物が洗面台、床下収納庫、浴槽
    若しくは流し台等の厨房機器等の器物を使用する時に主
    としてその高さ調節を可能とするものであることを特徴
    とする請求項4〜11のいずれか記載の水圧駆動装置。
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