JPH10188692A - 強制冷却型超電導導体、及びその製造方法、並びに強制冷却型超電導コイルの製造方法 - Google Patents

強制冷却型超電導導体、及びその製造方法、並びに強制冷却型超電導コイルの製造方法

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JPH10188692A
JPH10188692A JP9294147A JP29414797A JPH10188692A JP H10188692 A JPH10188692 A JP H10188692A JP 9294147 A JP9294147 A JP 9294147A JP 29414797 A JP29414797 A JP 29414797A JP H10188692 A JPH10188692 A JP H10188692A
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JP
Japan
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superconducting
forced cooling
tape
superconducting conductor
cooling type
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Pending
Application number
JP9294147A
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English (en)
Inventor
Akio Kimura
昭夫 木村
Masahiro Sugimoto
昌弘 杉本
Hisaki Sakamoto
久樹 坂本
Yasuzo Tanaka
靖三 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却が良好になされ、安定性が良く、交流損
失の少ない強制冷却型超電導導体を提供することを目的
とする。 【解決手段】 複数本の超電導素線と、これら超電導素
線間に形成された冷媒流路と、これら超電導素線および
冷媒流路からなる集合体の外周の凹部に配置されたスペ
ーサー部材と、これら集合体およびスペーサー部材を気
密に覆う、非金属を主成分として含むシース部材とを具
備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機用巻線や電
力貯蔵等に用いられる強制冷却型超電導導体に係り、特
に、交流通電に適したコイル用強制冷却型超電導導体、
その製造方法、及び強制冷却型超電導コイルの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】超電導導体は、冷却することによりその
超電導特性を発露するため、超電導導体は必ず冷却して
用いられる。現在、超電導コイルは、直流通電用または
パルス通電用が殆どであり、このうち小規模コイルはコ
イル全体を冷媒に浸漬して冷却し、大規模コイルは、金
属管内に超電導導体を冷媒流路が形成されるように配置
し、前記冷媒流路に冷媒を圧送して強制冷却するように
構成されている。
【0003】超電導導体を液体ヘリウムなどの冷媒によ
り直接冷却する強制冷却型超電導導体として、ケーブル
・イン・コンジット導体(以下コンジット導体と略記す
る)がある。
【0004】このコンジット導体は、NbTiやNb3
Snなどの極細多芯超電導素線の複数本を撚合わせ、撚
合わせたものをさらに次々に撚合わせて多重撚りして隙
間を多く持たせた多重撚り超電導導体を、ステンレス製
などの強固なコンジット(管)内に収め、コンジット内
に冷媒を圧送して、前記超電導導体の超電導素線間に冷
媒を流して、冷却を効率良く行うようにしたものであ
る。
【0005】ところで、コンジット内の超電導導体は、
超電導素線が電磁力により動くことで発熱し、超電導破
壊(クエンチ)に到ることがある。この防止策として、
超電導素線同士を半田または接着剤で固定する方法、超
電導導体の周囲に絶縁テープを巻いて固定する方法など
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、超電導素線間
を半田または接着剤で固定する方法は超電導素線間に冷
媒が供給されなくなり、十分な冷却効果が得られないと
いう問題がある。さらに半田で固定する方法は、超電導
素線間が電気的に接続されるため、変動磁界による結合
損失(交流損失)が大きく、このときの内部発熱でクエ
ンチに到ることがある。
【0007】一方、絶縁テープで固定する方法は、絶縁
テープの拘束力が弱いため、超電導素線の動きを十分に
抑えることができず、発熱することがある。また、コン
ジット導体の製造は、超電導導体をコンジットに挿入
し、コンジット同士を長さ方向に溶接して繋げる方法、
超電導導体の下側に配した金属テープを前記超電導導体
を包み込むように丸め端部を溶接する方法などにより製
造されていて、いずれも溶接工程を要し、生産性が悪い
という問題がある。
【0008】更に、コンジットには、一般に金属製のも
のが用いられているが、金属コンジッ卜は、超電導導体
にパルス電流または交流電流を通電したり外部から変動
磁界が印加されると、コンジット部分で大きな渦電流が
発生し、発熱するため、超電導体を十分冷却できなくな
ったり、冷却コストが嵩んで超電導化のメリットがなく
なる結果になる。
【0009】また、金属コンジットは可撓性が悪く、特
に複雑な構造のコイルは成形が困難である。ところで、
交流用超電導コイルに前記強制冷却型の大規模コイルを
用いると、金属管に渦電流が発生して交流損失が生じ、
発熱するため、超電導体を十分冷却できなくなったり、
冷却コストが嵩んで超電導化のメリットがなくなる結果
になる。このため、交流用超電導コイルは冷媒浸漬法で
冷却されており、従って、交流用は小規模コイルしか実
用化されていないのが現状である。
【0010】しかし、完全超電導発電機やSMESなど
の大型の交流用超電導コイルの開発は緊急を要する重要
テーマであり、その実現に向けて交流損失の小さい強制
冷却型超電導導体の開発が強く望まれている。
【0011】本発明の目的は、冷却が良好になされ、安
定性が良く、交流損失の少ない強制冷却型超電導導体を
提供することにある。本発明の他の目的は、冷却が良好
になされ、安定性が良く、交流損失の少ない強制冷却型
超電導導体を、高い生産性で製造することの可能な強制
冷却型超電導導体の製造方法を提供することにある。
【0012】本発明の更に他の目的は、冷却が良好にな
され、安定性が良く、交流損失の少ない強制冷却型超電
導コイルを、高い生産性で製造することの可能な強制冷
却型超電導コイルの製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、複数本の超電導素線と、これら超電導素
線間に形成された冷媒流路と、これら超電導素線および
冷媒流路からなる集合体の外周の凹部に配置されたスペ
ーサー部材と、これら集合体およびスペーサー部材を気
密に覆う、非金属を主成分として含むシース部材とを具
備することを特徴とする強制冷却型超電導導体を提供す
る。
【0014】また、本発明は、複数の超電導素線を撚り
合わせて、冷媒流路を含み、外周に凹部を有する集合体
を形成する工程と、前記集合体の外周の凹部にスペーサ
ー部材を配置する工程と、これら集合体およびスペーサ
ー部材の外周に、熱硬化性樹脂を含むテープ状部材を隙
間なく螺旋状に巻付けて複合体とする工程と、前記複合
体を所定温度に加熱して、前記テープ状部材を気密に一
体化させ、かつ硬化させる工程とを具備する強制冷却型
超電導導体の製造方法を提供する。
【0015】更に、本発明は、複数の超電導素線を撚り
合わせて、冷媒流路を含み、外周に凹部を有する集合体
を形成する工程と、前記集合体の外周の凹部にスペーサ
ー部材を配置する工程と、これら集合体およびスペーサ
ー部材の外周に、熱硬化性樹脂を含むテープ状部材を隙
間なく螺旋状に巻付けて複合体とする工程と、前記複合
体をコイル状に成形する工程と、前記コイル状成形体を
所定温度に加熱して、前記テープ状部材を気密に一体化
させ、かつ硬化させる工程とを具備する強制冷却型超電
導コイルの製造方法を提供する。
【0016】本発明の強制冷却型超電導導体は、最終の
多重撚線の外周の凹凸を、多重撚線間の凹部にスペーサ
ー部材を配置することにより無くし、それによって耐圧
性を強化して気密性を保持し、またシース部材を、従来
の金属管に変えて、非金属を主成分として含む材料によ
り構成することにより、外周部の交流損失を小さくした
ことを特徴とする。
【0017】本発明の強制冷却型超電導導体を構成する
複数の超電導素線は、通常、多重超電導撚線にして用い
られる。この多重超電導撚線は、撚線を次々に撚合わせ
たものであり、冷媒流路になる貫通空隙を多数有するも
のである。
【0018】本発明の強制冷却型超電導導体において、
スペーサー部材は、上述のように、最終の多重撚線の外
周の凹凸を減少させ、それによって耐圧性を強化して気
密性を保持するために用いられる。
【0019】後述するように、シース部材を形成するた
めに、多重超電導撚線に薄いテープを重ねて巻回し、そ
の後、テープ間に入り込んだ空気を除去するために加圧
するが、多重超電導撚線の表面に凹凸があると、加圧に
より皺が生じ、耐圧が低下し、気密性も損なわれてしま
う。
【0020】多重超電導撚線の表面の凹凸を減少させる
方法として、小さな径の超電導撚線を最外周に配置する
ことが考えられる。この場合、特に、交流用の超電導素
線は外径が0.2〜0.25mmと細いため、(6×6
×12)の3次撚線や((6×6×6×6)の4次撚線
の構造とならざるを得ない。しかし、このような3次撚
線や4次撚線構造の外接円の外径は10〜12mmとな
り、大径の超電導導体となってしまう。また、最外周に
配置する超電導撚線の径を小さくすると、電流容量を等
しくするためには、超電導導体の外径を大きくする必要
があり、従って、導体の電流密度が極端に低下してしま
い、実用的な構造とは言えない。
【0021】スペーサー部材を構成する材料としては、
ステンレス等の非磁性金属、ガラス繊維、木綿糸、ゴム
等の非金属が挙げられる。スペーサー部材としては、上
記材料からなる多数の線状体またはパイプ状体の束を用
いることが出来る。これらは、多重超電導撚線の外周
の、撚線間の隙間に配置され、撚り合わされるのがよ
い。なお、多重超電導撚線の外周の凹部の形状に適合す
る、例えば三角形のゴム系材料からなる部材を配置する
ことも可能である。
【0022】本発明の強制冷却型超電導導体に用いられ
るシース部材を構成する材料としては、例えば、ガラス
ファイバー、アラミド(芳香族ポリアミド)繊維、カー
ボン(ピッチ系グラファイト)ファイバーなどで補強さ
れたエポキシ(ビスフェノールAエポキシ)樹脂、ポリ
イミド樹脂、ポリエステル樹脂などが好ましく使用され
る。
【0023】シース部材の厚さは、特に限定されない
が、厚すぎると、シース部材を構成する最内層のテープ
に皺がよるため、2mm未満であるのが好ましい。な
お、強度の点からは、1mm程度の厚さで十分である。
【0024】ところで、交流用超電導コイルには高度の
寸法精度が求められ、従って、シース部材は、コイル成
形性を良くするために薄肉化の傾向にある。しかし、大
型の交流用超電導コイルでは1.5Tの磁場下で1Ok
A程度の大電流を流すため、導体1mあたり1.5トン
もの大きな磁気力が発生し、また交流通電では必然的に
コイルに高電圧がかかるため、絶縁耐圧も高く維持する
必要がある。
【0025】このような場合、シース部材により覆われ
た超電導導体の周囲を、非金属を主成分として含む絶縁
部材により囲む構造とすることが出来る。このような構
造は、シース部材の薄肉化を可能にするものである。
【0026】この絶縁部材は、シース部材の強度および
絶縁耐圧を補うものであるが、他に、強制冷却型超電導
導体をコイル成形するときのガイドとしてコイル形成を
容易にし、またコイルの寸法精度を高める作用も果た
す。
【0027】絶縁部材の材料としては、上述のシース部
材の材料と同じものを用いることが出来る。本発明の強
制冷却型超電導導体は、内部に冷媒流路を有している。
この冷媒流路は、内部に配置された筒状体とすることが
出来る。また、超電導撚線間の間隙も、冷媒流路として
用いることが出来る。冷却効率の点からは、超電導撚線
間の間隙を冷媒流路として用いることが好ましい。
【0028】冷媒流路を構成する筒状体の材質として
は、ステンレス等の非磁性金属材料、FRP等の非金属
材料が挙げられる。筒状体の形状としては、スパイラル
管、多孔管が挙げられる。
【0029】本発明の強制冷却型超電導導体では、内部
に、シース部材を構成する材料よりも小さい熱膨脹係数
を有する材料からなる支持部材を配置することが出来
る。このような構成は、冷却時に複数本の超電導素線が
収縮の大きいシース部材と収縮の小さい支持部材との間
で強く拘束されるようにしたものである。このように、
超電導素線を強く拘束することにより、超電導素線間の
交流磁場下での動きが抑制され、交流通電に伴う発熱を
より確実に抑えることができる。
【0030】支持部材の材料としては、シース部材より
も熱膨張係数の小さい任意の材料を使用することができ
るが、負の熱膨張係数を有するもの(冷却すると膨張す
るもの)は、特に高い拘束力が得られので望ましい。
【0031】このような支持部材の材料としては、ポリ
エチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂繊維を分散させた
複合材などが挙げられる。次に、本発明の強制冷却型超
電導導体の製造方法について説明する。
【0032】本発明の方法では、まず、複数の超電導素
線を撚り合わせることにより、冷媒流路を含み、外周に
凹部を有する集合体が形成される。次いで、集合体の外
周の凹部にスペーサー部材が配置される。次に、これら
集合体およびスペーサー部材の外周に、熱硬化性樹脂を
含むテープ状部材を隙間なく螺旋状に巻付けることによ
り、複合体が形成される。
【0033】その後、集合体およびスペーサー部材の外
周に隙間なく螺旋状に巻付けられた熱硬化性樹脂を含む
テープ状部材は、加熱により、前記熱硬化性樹脂が軟化
し、流動して気密に一本化し、さらに硬化してコンジッ
トが形成される。このコンジットは、超電導素線を外側
から拘束して、その動きを確実に抑制する作用を有す
る。
【0034】本発明の方法において、熱硬化性樹脂を含
むテープ状部材としては、ガラスファイバー編組体に熱
硬化性樹脂を含浸または塗布したもの、カーボンファイ
バー編組体に熱硬化性樹脂を含浸または塗布したもの、
ステンレス製ファイバー編組体に熱硬化性樹脂を含浸ま
たは塗布したもの、アラミドテープやポリイミドテープ
に熱硬化性樹脂を塗布したものなどが挙げられる。
【0035】熱硬化性樹脂を含むテープ状部材に含まれ
る熱硬化性樹脂の量は、十分な気密性と拘束力とを得る
ために、30〜50wt%程度であるのが好ましい。熱
硬化性樹脂の量が多過ぎると、熱硬化性樹脂が超電導導
体の素線間に侵入して超電導導体の冷却が阻害される。
【0036】本発明の方法において、熱硬化性樹脂とし
ては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリシ
ロキサン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂などが
用いられる。
【0037】以下に、本発明の強制冷却型超電導導体の
製造方法の具体例を説明する。まず、超電導素線を多重
撚りした超電導導体からなる集合体およびスペーサー部
材の外周に、ガラスファイバー編組体に硬化剤を含む熱
硬化性樹脂を含浸させたテープを、螺旋状に隙間なく巻
付け、これを所定温度に加熱する。この加熱により、熱
硬化性樹脂は軟化流動して気密に一体化し、その後、硬
化する。
【0038】なお、熱硬化性樹脂を含む金属材料からな
るテープ状部材は、渦電流損失や耐電圧が問題とならな
い場合に使用するのが望ましい。本発明の方法では、コ
ンジットが、非金属部材、または非金属部材を含む部材
から形成されるので、コンジット部分の渦電流が生じな
いか、生じても僅かである。
【0039】コンジットと超電導導体との間に、ガラス
ファイバー、カーボンファイバー、アラミドテープ、ポ
リイミドテープなどの集合体からなる非金属空隙部材を
介在させることにより、超電導導体の周囲にも冷却通路
を確保することができ、それによって冷却性が向上す
る。
【0040】本発明の方法は、従来の方法のように、超
電導素線間の半田または接着剤による固定、コンジット
の溶接などの作業を必要としないので、従来の方法より
も生産性に優れていると言える。
【0041】また、超電導導体およびスペーサー部材
に、熱硬化性樹脂を含むテープ状部材を螺旋状に巻付け
ただけの可撓性に優れる状態でコイルに成形し、その後
加熱して熱硬化性樹脂を硬化させることにより、複雑な
形状のコイルを容易に形成することができる。
【0042】なお、本発明の強制冷却型超電導導体は、
上述のエポキシ樹脂含浸テープを用いる方法によっての
み製造されるのではなく、他の方法によっても製造する
ことが出来る。そのような方法として、例えばFW法
(フィラメントワインディング法)を用いた方法があ
る。FW法とは、樹脂を含浸させた繊維をマンドレルに
巻き付けた後、加熱、硬化させる方法であり、この方法
によると、最も高い強度のFRP(繊維強化プラスチッ
ク)を得ることが可能である。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の種々の実施例を
挙げて発明の実施の形態を示し、本発明についてより具
体的に説明する。 実施例1 図1は、本実施例に係る強制冷却超電導導体の側面図お
よび断面図である。この強制冷却超電導導体は、以下の
ようにして製造される。
【0044】Cu−10wt%Ni合金マトリックス
に、直径0.12μmのNb−Tiフィラメントを約2
5万本埋込むことにより得た、外径0.2mmの多芯超
電導素線を、絶縁被覆された外径0.2mmのステンレ
ス線の周囲に6本撚付けて1次撚線を得た。次いで、こ
の1次撚線1を、絶縁被覆された外径0.6mmのステ
ンレス線2の周囲に6本撚付けて2次撚線3とした。更
に、この2次撚線3を、絶縁被覆された外径1.8mm
のステンレススパイラル管4を中心としてその周囲に6
本撚付けた。
【0045】次に、ガラス繊維を多数本束ねて、外径2
mmのスペーサー5を6本、作製し、2次撚線間の間隙
に撚り合わせ、216本の超電導素線を有する多重撚り
超電導導体6を作製した。
【0046】次に、得られた多重撚り超電導導体6の周
囲に、図1(a)に示すように、厚さ25μmのポリイ
ミドテープ7を、ハーフラップで2層巻き付けた。更
に、その上に、硬化剤を含むエポキシ樹脂を40wt%
含浸させたガラスファイバーテープ8を螺旋状に隙間な
く巻き付け、その上に同じガラスファイバーテープ8を
巻き付け方向を変えて隙間なく巻き付けた。
【0047】その後、このようにして得た巻き付け体を
外周から加圧しながら160℃で5時間熱処理して、2
層のエポキシ樹脂含有テープ8を気密に一体化し、コン
ジット9を形成した。
【0048】このようにして、図1(b)に示すよう
な、コンジット9内に多重撚り超電導導体、スペーサー
5、および冷媒流路10を有する強制冷却超電導導体を
得た。 実施例2 図2は、本実施例に係る強制冷却超電導導体の側面図お
よび断面図である。この強制冷却超電導導体は、以下の
ようにして製造される。
【0049】実施例1で用いたステンレススパイラル管
4の代わりにステンレス多孔管24を用い、このステン
レス多孔管24の周囲に実施例1で用いた2次撚線3を
6本、撚り付けた。次いで、2次撚線3間の間隙に、シ
リコンゴムからなるスペーサー25を撚り合せ、多重撚
り超電導導体26を作製した。
【0050】次に、その周囲に、厚さ25μmのポリイ
ミドテープ7を、ハーフラップで2層巻き付けた。更
に、その上に、エポキシ樹脂を含浸させたガラスファイ
バーテープ8を螺旋状に隙間なく巻き付け、その上にエ
ポキシ樹脂を含浸させたステンレスワイヤーで強化した
ガラスファイバーテープ28を螺旋状に隙間なく巻き付
けた。
【0051】その後、このようにして得た巻き付け体を
160℃で5時間熱処理して、2層のテープ8,28を
気密に一体化し、コンジット29を形成した。このよう
にして、図2(b)に示すような、コンジット29内に
多重撚り超電導導体26、スペーサー25、および冷媒
流路10を有する強制冷却超電導導体を得た。
【0052】実施例3 図3は、本実施例に係る強制冷却超電導導体の側面図お
よび断面図である。この強制冷却超電導導体は、以下の
ようにして製造される。
【0053】図3(a)に示すように、2次撚線3およ
びスペーサー5を撚り合せてなる多重撚り超電導導体3
6の周囲に、厚さ25μmのポリイミドテープ7を、ハ
ーフラップで2層巻き付けた。更に、その上に、エポキ
シ樹脂を含浸させたガラスファイバーテープ8を螺旋状
に隙間なく巻き付け、更にまたその上に、エポキシ樹脂
を含浸させたステンレスワイヤーで強化したガラスファ
イバーテープ38aと、ステンレステープ38bを交互
に螺旋状に隙間なく巻き付けた。
【0054】その後、このようにして得た巻き付け体を
160℃で5時間熱処理して、3種類のテープ8,38
a,38bを気密に一体化し、コンジット39を形成し
た。このようにして、図3(b)に示すような、コンジ
ット39内に多重撚り超電導導体36、スペーサー5、
および冷媒流路10を有する強制冷却超電導導体31を
得た。
【0055】実施例4 図4(b)に示すように、実施例1で用いたステンレス
スパイラル管4の代わりにステンレス多孔管24を用
い、このステンレス多孔管24の周囲に実施例1で用い
た2次撚線3を6本、撚り付けた。次いで、2次撚線3
間の間隙に、シリコンゴムからなるスペーサー25を撚
り合せた。
【0056】次に、図4(a)に示すように、2次撚線
3およびスペーサー25を撚り合せてなる多重撚り超電
導導体46の周囲をアラミドシート47で覆った後、エ
ポキシ樹脂を含浸させたガラスファイバーテープ8を2
層、巻き付け方向を同じにして隙間なく巻き付けた。
【0057】その後、このようにして得た巻き付け体を
160℃で5時間熱処理して、テープ47,8を気密に
一体化し、コンジット49を形成した。このようにし
て、図4(b)に示すような、コンジット49内に多重
撚り超電導導体46、スペーサー5、および冷媒流路1
0を有する強制冷却超電導導体41を得た。
【0058】実施例5 実施例5(a),(b)に示すように、多重撚り超電導
導体51の周囲に、表面にエポキシ樹脂を塗布したガラ
スファイバーテープ57をハーフラップで巻いた後、1
60℃で5時間熱処理して、テープ57を気密に一体化
し、コンジット58を形成した。
【0059】これにより、図5(c)に示すような、コ
ンジット58内にスペーサー5と冷媒流路10を有する
強制冷却超電導導体を得た。 実施例6 図6(c)に示すように、1本の2次撚線3を中心とし
てその周囲に6本の2次撚線3を撚付け、かつスペーサ
ー5を撚り合せて、多重撚り超電導導体61を得た。こ
の多重撚り超電導導体61の周囲に、表面にエポキシ樹
脂を塗布したガラスファイバーテープ67を螺旋状に隙
間なく巻き付け、その上に、図6(b)に示すように、
表面にエポキシ樹脂を塗布したガラスファイバーテープ
67を、巻き付け方向を変えて螺旋状に隙間なく巻き付
け、160℃で5時間熱処理して、テープ67を気密に
一体化し、コンジット68を形成した。
【0060】これにより、図6(c)に示すような、コ
ンジット68内にスペーサー5と冷媒流路60(多重撚
り超電導導体61に囲まれた間隙)を有する強制冷却超
電導導体を得た。
【0061】実施例7 図7に示すように、多重撚り超電導導体71と、表面に
エポキシ樹脂を塗布したガラスファイバーテープ77と
の間にアラミドシート72を介在させたことを除いて、
実施例6と同様にして、コンジット78内にスペーサー
5と冷媒流路70(多重撚り超電導導体71に囲まれた
間隙)を有する強制冷却超電導導体を得た。
【0062】従来例1 隣接する超電導素線同士を半田付けして固定した多重撚
り超電導導体を複数のSUS製金属管内に挿入し、これ
らの金属管の端部を次々に溶接して強制冷却型超電導導
体を得た。
【0063】従来例2 多重撚りした超電導導体を絶縁テープで螺旋状に巻回
し、これを複数のステンレス製金属管内に挿入し、これ
らの金属管の端部を次々に溶接して、強制冷却型超電導
導体を得た。
【0064】従来例3 超電導素線間を接着剤で固定した多重撚り超電導導体の
下側に金属テープを配し、この金属テープを超電導導体
を包み込むように丸め、丸めた金属テープの突合わせ端
部を溶接して、強制冷却型超電導導体を得た。
【0065】以上のようにして得られた各実施例および
従来例に係る強制冷却型超電導導体に用いた素線の直流
臨界電流Icを、超電導導体を液体ヘリウム中に浸漬
し、冷却して測定した。導体のIcは、素線Icの撚り
本数倍で与えた。このとき、自己磁界の影響を考慮し
た。また、導体の交流クエンチ電流Iq(50Hz)を
強制冷却を模擬した液体ヘリウム圧送装置を用いて測定
した。
【0066】なお、交流電源容量の制約から、4kA
Peak以上は通電しなかった。IcとIqはいずれも
直流バイアス磁界下(0.5Tと1.5T)で測定し
た。得られたIqをIcで除して交流損失の大小および
安定性の良否を判定した。[Iq/Ic]の値が大きい
方が交流損失が小さく、安定性が高いことを意味する。
その結果を下記表1、2に示す。表中、Iqはpeak
時の値を示す。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】上記表1、2より明らかなように、実施例
1〜7に係る超電導導体は、いずれも[Iq/Ic]が
従来例1〜3に係る超電導導体に較べて大きかった。こ
れは、実施例に係る超電導導体では、超電導素線の動き
がコンジットにより抑えられたこと、超電導素線間に半
田が存在しなかったこと、コンジットの全てまたは大部
分が非金属部材から構成されていることなどにより、交
流磁界による発熱が抑制されたためであり、また、コン
ジットが断熱性であり、超電導素線間に半田や接着剤が
なく、液体ヘリウムの通流性が良く、冷却が良好になさ
れたためと考えられる。
【0070】実施例8 スペーサーを含む多重撚り超電導導体の周囲にエポキシ
樹脂を含むガラスファイバーテープを螺旋状に隙間なく
巻付け、その上に同じガラスファイバーテープを、巻付
方向を変えて隙間なく巻付け、この巻付体をコイル状に
成形し、このコイル状成形体を130℃で15時間熱処
理して強制冷却型超電導コイルを製造した。ここでは、
熱処理前にコイル成形したので、コイル成形が容易に行
うことが出来た。また、熱処理することにより、高強度
で気密性に富んだコンジットを形成することができた。
【0071】この超電導コイルのコンジット内に液体ヘ
リウムを圧送して超電導導体を冷却しつつ、交流電流を
流した。その結果、高磁場が長時間安定して得られた。
以上、熱硬化性樹脂にエポキシ樹脂を用い、テープ状部
材にGFテープやSUSテープを用いる場合について説
明したが、本発明は、フェノール樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、ポリイミドテープ、アラミドテープなどをそ
れぞれに用いた場合も同様の効果が得られるものであ
る。
【0072】実施例9 図8は、本実施例に係る強制冷却超電導導体の断面図で
ある。この強制冷却超電導導体は、以下のようにして製
造される。
【0073】Cu−10wt%Ni合金マトリックス
に、直径サブミクロンのNb−Tiフィラメントを約1
0万本埋込んだ外径0.2mmの多芯超電導素線を、絶
縁被覆された0.2mmφSUS線(ステンレス鋼線)
の周囲に6本撚付けて1次撚線1を得た。次いで、この
1次撚線1を絶縁被覆された0.6mmφのSUS線2
の周囲に6本撚付けて2次撚線3とし、この2次撚線
を、1.9mmφのSUS線81の7本撚線の周りに1
2本撚付けて3次の多重超電導撚線82とした。
【0074】次に、ガラス繊維を多数本束ねて、外径2
mmのスペーサー5を12本、作製し、撚線間の間隙に
撚り合わせ、多重撚り超電導導体86を作製した。次
に、図8に示すように、多重超電導撚線86の周囲を、
硬化剤を含むエポキシ樹脂を40wt%含浸させたガラ
スファイバーテープを螺旋状に隙間なく巻き付け、内径
8.8mm、外径9.8mmの巻き付け体を得た。その
後、このようにして得た巻き付け体を外周から加圧しな
がら160℃で1時間熱処理して、エポキシ樹脂含有テ
ープを気密に一体化し、コンジット89を形成した。
【0075】このようにして、図8に示すような、コン
ジット89内に多重撚り超電導導体86、スペーサー
5、および冷媒流路80を有する強制冷却超電導導体を
得た。 実施例10 図9に示すように、実施例8で用いたのと同じ多重超電
導撚線96の外周にカプトンフィルム(商品名、Du
Pont社製ポリイミド系フィルム)97を張力を掛け
てハーフラップ巻きし、その周囲を実施例9と同じよう
に、エポキシ樹脂含有テープ8で覆って、強制冷却型超
電導導体を製造した。
【0076】実施例11 図10に示すように、実施例9で製造した強制冷却型超
電導導体106の上下に、補強部材として、半円溝10
1を有する2個のエポキシ樹脂含浸ガラスファイバー部
材102a,102bを配置し、それぞれの半円溝10
1を嵌合させた。この部材の寸法は、幅12mm、厚さ
6mm、長さ1m、半円溝61の半径5mmである。
【0077】実施例12 図11に示すように、支持部材111(ポリエチレン系
繊維で強化した断面円形のエポキシ樹脂)の周囲に、実
施例9で作成した2次撚線112を6本撚付けた。次
に、ガラス繊維を多数本束ねて、外径2mmのスペーサ
ー5を6本、作製し、撚線間の間隙に撚り合わせ、多重
撚り超電導導体116を作製した。その周囲を実施例9
と同じようにコンジット119で覆って強制冷却型超電
導導体を製造した。
【0078】実施例13 図12に示すように、ポリエチレン系繊維を編組した断
面長方形の支持部材121の周囲に、超電導素線を7本
撚合わせた超電導撚線122を多数本撚付け、更にスペ
ーサー5を4本、それらの間隙に撚付けた。次いで、そ
の周囲を実施例9と同じようにしてコンジット129で
覆って、強制冷却型超電導導体を製造した。
【0079】実施例14 図13に示すように、実施例9で用いたのと同じ多重超
電導撚線(3次撚線)131およびスペーサー5の周囲
に、4本のテープ状の部材132を90度毎に螺旋状に
巻回し、その後、全体を実施例9と同じようにしてコン
ジット139(内径9.0mm、外径9.8mmのGF
RP)で覆って、強制冷却型超電導導体を製造した。
【0080】実施例15 図14に示すように、実施例9で用いたのと同様の多重
超電導撚線(3次撚線)141およびスペーサー5の周
囲を、エポキシ樹脂層をステンレス線のメッシュ147
で補強したコンジット149で気密に覆って、強制冷却
型超電導導体を製造した。
【0081】実施例16 図15に示すように、実施例1で用いたのと同じ多重超
電導撚線(3次撚線)151およびスペーサー5の周囲
に、eガラス(無アルカリガラス)ファイバの編組体を
巻回し、前記編組体にエポキシ樹脂を含浸させてコンジ
ット159を形成して、強制冷却型超電導導体を製造し
た。
【0082】以上のようにして得られた各実施例の強制
冷却型超電導導体の冷媒流路内に液体ヘリウムを圧送し
て、超電導素線を直接冷却しつつ、交流を通電した。そ
の結果、いずれも、超電導導体の周囲が非金属または非
金属を母材とする材料からなるコンジットで覆われてい
るため、渦電流が生じたりせず、安定した超電導特性が
得られた。
【0083】また、コンジット内において多重撚り超電
導導体が拘束され、それにより交流通電に伴う超電導素
線の動きが止められて発熱が抑えられ、超電導導体の冷
却が良好になされた。
【0084】更に、実施例11では、コンジットの周囲
にエポキシ樹脂含浸ガラスファイバー部材を配置してい
るため、強度と絶縁耐圧が向上し、より大電流・高電圧
の通電が可能であった。また予め一方の側の部材102
bを布設しておくことによりコイル成形が高精度に且つ
効率良く行えた。なお、実施例12、13では、冷却の
際、支持部材の収縮量が少ないため、超電導素線が強く
拘束されるという効果が得られる。
【0085】実施例17 実施例9〜16で得られた各々の強制冷却型超電導導体
を用いてコイルを成形し、交流を通電した。多重超電導
撚線は前記導体内に液体ヘリウムを圧送して直接冷却し
た。その結果、いずれも長期間安定して高磁場を発生す
ることが可能であった。
【0086】従来例4 図16に示すように、6本の最終撚線からなる撚線導体
201の周囲に、エポキシ樹脂含浸テープ202を巻き
付けると、断面形状は6角形になる。しかし、実際には
直線部においてテープ間に空隙203が生ずるため、円
形に近づく。空隙203があるまま加熱して硬化させる
と、空隙203は残ったままとなり、機密性が保持出来
ない。
【0087】従来例5 従来例4に示すように、空隙を生じさせないためには、
エポキシ樹脂含浸テープ202を巻き付ける際に、図1
7(a)に示すように、樹脂を軟化させながら加圧し、
気泡を除去しながら巻き付けることが必要である。しか
し、芯となる撚線導体201の外周は真円ではなく、図
17(a)に示すように撚線導体201とエポキシ樹脂
含浸テープ202との間に隙間204があるため、図1
7(b)に示すように、加圧によりこの隙間204にテ
ープ202が落ち込み、テープに皺がよってしまう。こ
の皺により耐圧性が劣化するだけでなく、気密性能も大
幅に低下してしまう。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の強制冷却
型超電導導体は、超電導導体の周囲が非金属または非金
属を母材とするシース部材で覆われているため、交流損
失が小さく、完全超電導発電機やSMESなどの大型の
交流用超電導コイルに適用して顕著な効果を奏する。ま
た、超電導導体の撚線間にスペーサー部材が配置されて
いるため、樹脂の加圧硬化によりシース部材を形成する
際にも、シース部材に皺が生ずることがなく、耐圧性お
よび気密性能が向上する。
【0089】また、本発明では、強制冷却型超電導導体
を、超電導導体の外周に熱硬化性樹脂を含むテープ状部
材を隙間なく螺旋状に巻付け、加熱して製造するので、
製造が容易である。超電導導体は加熱により硬化した熱
硬化性樹脂により拘束され、その超電導素線の動きが止
められる。このように、超電導素線間を半田や樹脂で固
定しないので、超電導素線間に冷媒が供給され、冷却性
が良好となる。
【0090】超電導素線間に半田が存在せず、またシー
ス部材が非金属材料或いは非金属材料を含む材料から形
成されているので、交流損失が生じ難い。また、断熱性
にも優れている。
【0091】更に、加熱硬化させる前にコイル成形する
ことにより、複雑な形状のコイルも容易に製造すること
ができる。依って、本発明によると、特に、交流通電で
の超電導特性が良好な強制冷却型超電導導体または強制
冷却型超電導コイルが容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る強制冷却型超電導
導体を示す側面図および断面図。
【図2】本発明の第2の実施例に係る強制冷却型超電導
導体を示す側面図および断面図。
【図3】本発明の第3の実施例に係る強制冷却型超電導
導体を示す側面図および断面図。
【図4】本発明の第4の実施例に係る強制冷却型超電導
導体を示す側面図および断面図。
【図5】本発明の第5の実施例に係る強制冷却型超電導
導体を示す側面図、縦断面図および横断面図。
【図6】本発明の第6の実施例に係る強制冷却型超電導
導体を示す側面図、縦断面図および横断面図。
【図7】本発明の第7の実施例に係る強制冷却型超電導
導体を示す側面図、縦断面図および横断面図。
【図8】本発明の第9の実施例に係る強制冷却型超電導
導体を示す断面図。
【図9】本発明の第10の実施例に係る強制冷却型超電
導導体を示す断面図。
【図10】本発明の第11の実施例に係る強制冷却型超
電導導体を示す断面図。
【図11】本発明の第12の実施例に係る強制冷却型超
電導導体を示す断面図。
【図12】本発明の第13の実施例に係る強制冷却型超
電導導体を示す断面図。
【図13】本発明の第14の実施例に係る強制冷却型超
電導導体を示す断面図。
【図14】本発明の第15の実施例に係る強制冷却型超
電導導体を示す断面図。
【図15】本発明の第16の実施例に係る強制冷却型超
電導導体を示す断面図。
【図16】従来の強制冷却型超電導導体を示す断面図。
【図17】従来の強制冷却型超電導導体を示す断面図。
【符号の説明】
1…1次撚線、 2…ステンレス線、 3,112…2次撚線、 4…ステンレススパイラル管、 5,25…スペーサー、 6,26,46,51,61,71,96…多重撚り超
電導導体、 7,97…ポリイミドテープ、 8,28,38a…ガラスファイバーテープ、 9,29,39,49,58,68,78,89…コン
ジット、 10,60,60,70,80…冷媒流路、 24…ステンレス多孔管、 28,67…ガラスファイバーテープ、 31,41,106…強制冷却超電導導体、 38b…ステンレステープ 47…アラミドシート、 101…半円溝、 102a,102b…エポキシ樹脂含浸ガラスファイバ
ー部材、 111…支持部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 靖三 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の超電導素線と、これら超電導素
    線間に形成された冷媒流路と、これら超電導素線および
    冷媒流路からなる集合体の外周の凹部に配置されたスペ
    ーサー部材と、これら集合体およびスペーサー部材を気
    密に覆う、非金属を主成分として含むシース部材とを具
    備することを特徴とする強制冷却型超電導導体。
  2. 【請求項2】 前記スペーサー部材は、非磁性金属材料
    および非金属材料からなる群から選ばれた材料からな
    る、複数の線状体または管状体の束であることを特徴と
    する請求項2に記載の強制冷却型超電導導体。
  3. 【請求項3】 前記シース部材は、熱硬化性樹脂を含む
    テープ状体を前記集合体およびスペーサー部材に巻き付
    け、硬化させてなることを特徴とする請求項1に記載の
    強制冷却型超電導導体。
  4. 【請求項4】 前記集合体内に配置された、前記シース
    部材を構成する材料よりも小さい熱膨脹係数を有する材
    料からなる支持部材を更に具備することを特徴とする請
    求項1に記載の強制冷却型超電導導体。
  5. 【請求項5】 前記シース部材の周囲を囲む、非金属を
    主成分として含む絶縁部材を更に具備することを特徴と
    する請求項1に記載の強制冷却型超電導導体。
  6. 【請求項6】 複数の超電導素線を撚り合わせて、冷媒
    流路を含み、外周に凹部を有する集合体を形成する工程
    と、 前記集合体の外周の凹部にスペーサー部材を配置する工
    程と、 これら集合体およびスペーサー部材の外周に、熱硬化性
    樹脂を含むテープ状部材を隙間なく螺旋状に巻付けて複
    合体とする工程と、 前記複合体を所定温度に加熱して、前記テープ状部材を
    気密に一体化させ、かつ硬化させる工程とを具備するこ
    とを特徴とする強制冷却型超電導導体の製造方法。
  7. 【請求項7】 複数の超電導素線を撚り合わせて、冷媒
    流路を含み、外周に凹部を有する集合体を形成する工程
    と、 前記集合体の外周の凹部にスペーサー部材を配置する工
    程と、 これら集合体およびスペーサー部材の外周に、熱硬化性
    樹脂を含むテープ状部材を隙間なく螺旋状に巻付けて複
    合体とする工程と、 前記複合体をコイル状に成形する工程と、 前記コイル状成形体を所定温度に加熱して、前記テープ
    状部材を気密に一体化させ、かつ硬化させる工程とを具
    備する強制冷却型超電導コイルの製造方法。
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