JPH10188937A - 非水電解液二次電池 - Google Patents
非水電解液二次電池Info
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- JPH10188937A JPH10188937A JP8350892A JP35089296A JPH10188937A JP H10188937 A JPH10188937 A JP H10188937A JP 8350892 A JP8350892 A JP 8350892A JP 35089296 A JP35089296 A JP 35089296A JP H10188937 A JPH10188937 A JP H10188937A
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Abstract
析出がみられない、安全性およびサイクル特性にすぐ
れ、しかも量産化可能で低コストな非水電解液二次電池
を提供することを目的とする。 【解決手段】 正極1と負極2とを両者間に微孔性フイ
ルムからなるセパレ―タ3を介して積層して用いる非水
電解液二次電池において、セパレ―タ3の上下両端が正
負両極1,2より上下にはみ出しており、かつこのはみ
出し部分3aと正負両極1,2に接触する接触部分3b
との境界3cないしその近傍の微孔の一部または全部が
閉孔されていることを特徴とする非水電解液二次電池。
Description
池、さらに詳しくは安全性のすぐれた非水電解液二次電
池に関するものである。
素材料のようなリチウムイオンのド―プ・脱ド―プが可
能な物質を使用し、正極としてリチウムコバルト複合酸
化物などのリチウム複合酸化物を使用した非水電解液二
次電池は、電池電圧が高く、高いエネルギ―密度を有す
るという特徴がある。このため、この種の二次電池は、
近年、ビデオ・カメラやラツプトツプ・パソコンなどの
消費電流の比較的大きな携帯用電子機器の供給電源とし
て、利用されている。
器に用いる場合、電極形式として、積層電極または巻回
電極体形式とするのが望ましい。たとえば、巻回電極体
は、帯状正極と帯状負極とを両者間にセパレ―タを介し
て渦巻状に巻回することにより作製されるが、このもの
は、電極面積が広くとれ、耐重負荷放電に耐えうるとい
う特徴がある。しかし、このような巻回電極体は、セパ
レ―タの幅と、帯状正極および帯状負極の幅を同一にす
ると、作製過程で上記正極および負極が高さ方向にずれ
たとき、上記正極および負極の一部がセパレ―タよりは
み出して互いに接触し、内部短絡を誘発するおそれがあ
る。
正極および帯状負極よりも幅の大きいものを用いて、積
層体を巻回した状態において、セパレ―タの上下両端が
上記正極および負極よりも上下にはみ出すような構成と
し、これによつて、上記正極および負極が上下に幾分ず
れても、セパレ―タを越えて接触するという不具合が生
じないように、余裕をもつた設計としている。
パレ―タの上下両端が帯状正極および帯状負極より上下
にはみ出すような設計としても、これだけでは、二次電
池用充電装置が故障を起こして、二次電池が過充電状態
となつたとき、上記正極および負極とセパレ―タとの間
に上下方向に隙間があるために、巻回電極体の上下部に
デンドライト状のリチウムが堆積し、内部短絡を誘発す
るおそれがあつた。
極に接触する接触部分は、巻回圧力の加わつた圧力部を
構成しているのに対し、セパレ―タの上下両端のはみ出
し部分は、上記圧力がほとんどかからない非圧力部を構
成しており、過充電の場合、両部分の境界(電極エツジ
部)ないしその近傍において、とくにデンドライトが生
じやすい。このため、通常は、電池が過充電状態になら
ないように、安全回路などを用いて対策しているのが実
状である。さらに、このように巻回電極体の上下に堆積
したデンドライト状リチウムは、その多くが負極から遊
離して充放電に寄与しなくなるため、サイクル寿命の実
質的な低下につながる。
―タの一部の面に保液性を与える界面活性剤を塗布する
方法(特開平2−281574号公報)、セパレ―タの
はみ出し部分を加熱成形する方法(特開平7−1534
88号公報)などが提案されている。しかし、これらの
方法は、工程が複雑で量産化が困難であり、コスト高の
要因となる。また、上記後者の方法は、電極内部のセパ
レ―タまでは熱が届きにくく、接触部分(圧力部)とは
み出し部分(非圧力部)との境界ないしその近傍でのデ
ンドライトの発生阻止には、効果が不十分である。
下部でのデンドライト状リチウムの析出がみられない、
安全性およびサイクル特性にすぐれ、しかも量産化可能
で低コストな非水電解液二次電池を提供することを目的
とする。
的に対する鋭意検討の過程において、セパレ―タとして
特定の微孔性フイルムを用い、これを帯状正極と帯状負
極との間に介装した電極体を筒状電池内に装填し、これ
に非水電解液を注入したときに、上記セパレ―タの上下
両端のはみ出し部分と正負両極に接触する接触部分との
間で、非水電解液の浸透による収縮応力差が生じて、両
部分の境界ないしその近傍において、セパレ―タを構成
する微孔性フイルムの微孔の少なくとも一部が閉孔され
たような状態となり、このような閉孔状態とすると、デ
ンドライト状リチウムの析出,堆積の阻止に好結果が得
られることを見い出した。
出し部分が筒状電池の内周側に曲折したような端部構造
となり、これが正負両極の短絡防止により好結果を与
え、しかも熱履歴を受けることなく、電解液の浸透作用
だけで上記微孔の閉孔さらには内周側への曲折が起こる
ために、電池作製の工程が簡単で量産化が可能であり、
また低コスト化にも寄与する、安全性およびサイクル特
性にすぐれ非水電解液二次電池が得られることを知り、
本発明を完成するに至つた。
間に微孔性フイルムからなるセパレ―タを介して積層し
て用いる非水電解液二次電池において、セパレ―タの上
下両端が正極および負極より上下にはみ出しており、か
つこのはみ出し部分と正極および負極に接触する接触部
分との境界ないしその近傍の微孔の一部または全部が閉
孔されていることを特徴とする非水電解液二次電池(請
求項1)に係るものである。また、この二次電池におい
て、上記セパレ―タの構成として、平均細孔径が0.0
2〜0.13μm、非水電解液収縮率が0.3〜5%の
微孔性フイルムからなり、上下両端のはみ出し部分が内
周側へ曲折されている構成(請求項2)、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンまたはこれらの混合物を主構成成分
とする微孔性フイルムからなる構成(請求項3)を、好
ましい態様とする。
面を参考にして説明する。図1は、本発明の円筒型の非
水電解液二次電池の一例を示したものである。図におい
て、1は帯状正極、2は帯状負極であり、この両極1,
2を両者間に微孔性フイルムからなるセパレ―タ3を介
して積層して、渦巻状に巻回し、この巻回電極体を負極
端子を兼ねるステンレス鋼製の有底円筒状の電池ケ―ス
4内に装填し、これに非水電解液を注入した構成となつ
ている。
および電極体上部に配置された絶縁体、7は環状パツキ
ングである。8は封口体であり、内部にPTC素子、セ
―フテイベント、電流遮断機構を備えている。
コバルト酸化物、リチウムニツケル酸化物、LiMn2
O4 、二酸化マンガン、五酸化バナジウム、クロム酸化
物などの金属酸化物、二硫化モリブデンなどの金属硫化
物が正極活物質として用いられ、これらの正極活物質に
対して導電助剤やポリテトラフルオロエチレンなどの結
着剤などを適宜添加した正極合剤を、アルミ箔などの集
電材料を芯材として帯状成形体に仕上げたものが用いら
れる。
アルカリ金属を含む化合物を銅箔などの集電材料と一体
化したものが用いられる。アルカリ金属としては、たと
えば、リチウム、ナトリウム、カリウムなどが挙げられ
る。また、アルカリ金属を含む化合物としては、たとえ
ば、アルカリ金属とアルミニウム、鉛、インジウム、カ
リウム、カドミウム、スズ、マグネシウムなどの合金の
ほか、アルカリ金属と炭素材料との化合物、低電位のア
ルカリ金属と金属酸化物、硫化物との化合物などを挙げ
ることができる。
料を用いてもよい。炭素材料は、リチウムイオンをド―
プ、脱ド―プできるものであればよく、たとえば、黒
鉛、熱分解炭素類、コ―クス類、ガラス状炭素類、有機
高分子化合物の焼成体、メソカ―ボンマイクロビ―ズ、
炭素繊維、活性炭などが用いられる。これらの炭素材料
は、(002)面の面間距離d002 が3.5Å以下、好
ましくは3.45Å以下、より好ましくは3.4Å以下
であるのがよい。また、C軸方向の結晶子の大きさLc
が30Å以上、好ましくは80Å以上、より好ましくは
250Å以上であるのがよい。さらに、平均粒径は8〜
25μm、とくに10〜15μmが好ましく、純度は9
9.9%以上であるのが好ましい。
0.13μm、非水電解液収縮率が0.3〜5%の微孔
性フイルムから構成されている。平均細孔径が0.02
μm以上となると、細孔が適度に大きくて電池での分極
が小さく、負極でのリチウム析出が起こりにくく、また
0.13μm以下となると、孔径が適度に小さくて閉孔
が起こりやすく、後述する正負両極に挟まれた部分とは
み出し部分との境界ないしその近傍における孔内部での
デンドライト状リチウムの成長を抑制できる。非水電解
液収縮率が0.3%以上となると、収縮応力差が適度に
生じて円筒内周側への曲折性が増し、また5%以下とな
ると、極端な収縮が起きにくく、上下両端のはみ出し高
さが小さくても、内部短絡の防止に好結果が得られる。
による1万〜2.5万倍程度の拡大倍率で観察すること
により求められるもので、孔径の長軸および短軸を測定
し、平均長軸および平均短軸を相乗平均したものであ
る。また、非水電解液収縮率とは、23〜25℃の非水
電解液中にセパレ―タを浸漬し、20時間放置後の寸法
変化を収縮前の寸法に対する百分率で表したものであ
る。
チレン、ポリプロピレンまたはこれらの混合物を主構成
成分としたものが好ましく、ポリブチレンなどの他のポ
リオレフイン系樹脂、ナイロン、セルロ―スアセテ―
ト、ポリアクリロニトリルなどを主構成成分としたもの
であつてもよい。これら主構成成分を用いた成形材料を
フイルム状に溶融押出したのち、延伸多孔質化し、さら
にエ―ジングする、とくに延伸方向に熱収縮させて寸法
安定性を付与する方法により、微孔性フイルムが得られ
る。その際、電解液収縮性の付与のために、熱収縮の度
合いはフイルム寸法が2〜15%減少する程度とするの
が好ましい。
は、延伸に先立ち、フイルム状物を熱処理しておくのが
好ましい。熱処理は、加熱したロ―ルや金属板にフイル
ム状物を接触させる方法、フイルム状物を空気中や不活
性ガス中で加熱する方法、フイルム状物を芯体上に巻き
取り、このロ―ルを気相中で加熱する方法などを採用で
きる。熱処理温度は、120〜170℃に設定すること
ができる。また、熱処理時間は、熱処理の方法などに応
じて設定すればよく、とくに限定されないが、通常は約
2秒〜50時間程度とするのがよい。
い。気孔率を高くして電気抵抗の低い微孔性フイルムを
得るには、低温で延伸したのち、さらに高温で延伸する
多段延伸法を採用するのがよい。低温延伸は、通常−2
0℃〜60℃の温度で行い、延伸率(E1%)が20〜
200%となるようにする。上記延伸率とは、低温延伸
前の寸法をL0、低温延伸後の寸法をL1とすると、E
1(%)=〔(L1−L0)/L0〕×100として、
求められる。また、高温延伸は、上記の低温延伸後、9
0〜130℃の温度で行い、延伸率(E2%)が10〜
500%となるようにする。上記延伸率とは、高温延伸
後の寸法をL2としたとき、E2(%)=〔(L2−L
1)/L0〕×100として、求められる。
は、単層構造だけでなく、多層構造とされていてもよ
い。厚さとしては、全厚が20〜30μmの範囲内にあ
るのが望ましい。また、この微孔性フイルムには、老化
防止剤、充填剤、着色剤、帯電防止剤などの添加剤が適
宜含まれていてもよい。
2とを、上記の微孔性フイルムからなるセパレ―タ3を
介して積層して、渦巻状に巻回し、この巻回電極体を電
池ケ―ス4内に装填するが、その際、帯状正極1と帯状
負極2の幅がセパレ―タ3の幅より小さくなるように設
定しておくことにより、図2の拡大図に示すように、セ
パレ―タ3の上下両端が正負両極1,2より上下にはみ
出して、はみ出し部分3aが生じるようにする。また、
上記電極体は、電池内に装填したときの電極面中央部の
巻回圧力が1Kg/cm2 以上であるとき、帯状正極1、帯
状負極2およびセパレ―タ3間に隙間ができにくく、セ
パレ―タ3に生じさせる収縮応力差を安定性よく起こさ
せるため、好ましい。
解液を注入して、上記電極体に浸透させると、上記の微
孔性フイルムからなるセパレ―タ3は、帯状正極1およ
び帯状負極2に接触する接触部分3b(圧力部)と、上
記のはみ出し部分3a(非圧力部)との収縮応力差によ
り、上記両部分3a,3bの境界(電極エツジ部)3c
ないしその近傍において、微孔の一部または全部が閉孔
する。つまり、目詰りしたり、孔径が小さくなる。ま
た、これに伴い、セパレ―タの上記境界3cないしその
近傍が僅かに収縮して、はみ出し部分3aは円筒内周側
へ自ら曲折し、正負両極1,2とセパレ―タ3間の上下
方向の隙間を閉じる。
その近傍でのデンドライト状リチウムの成長による短絡
が抑制され、また電解液が存在しにくくなることによ
り、デンドライト状リチウムがセパレ―タが保持してい
る液中を成長しながら進んで、電極上下端部に堆積する
ことが阻止される。その結果、デンドライト状リチウム
の堆積がもたらす内部短絡ブリツジの形成が防がれ、ま
た充放電に寄与しうるリチウムイオン量の減少が防がれ
ることになり、結局、煩雑な工程を要することなく、安
全性およびサイクル特性にすぐれ、しかも量産化可能で
低コストである実用性にすぐれた非水電解液二次電池が
得られることになる。
チウム塩を電解質とし、これを有機溶媒に溶解した電解
液が用いられる。有機溶媒としては、とくに限定され
ず、たとえば、プロピレンカ―ボネ―ト、エチレンカ―
ボネ―ト、ブチレンカ―ボネ―ト、γ−ブチロラクト
ン、γ−バレロラクトン、ジメチルカ―ボネ―ト、プロ
ピオン酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、アセト
ニトリルなどのニトニル類、1,2−ジメトキシエタ
ン、1,2−ジメトキシメタン、ジメトキシプロパン、
1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチ
ルテトラヒドロフラン、4−メチル−1,3−ジオキソ
ランなどのエ―テル類、スルフオランなどの1種または
2種類以上の混合溶媒が挙げられる。
lO4 、LiPF6 、LiBF4 、LiAsF6 、Li
SbF6 、LiCF3 SO3 、LiC4 F9 SO3 、L
iCF3 CO2 、Li2 C2 F4 (SO3 )2 、LiN
(CF3 SO2 )2 、LiC(CF3 SO2 )3 、Li
Cn F2n+1SO3 (n≧2)などの1種または2種以上
の混合物が用いられる。非水電解液中における電解質の
濃度としては、とくに限定されないが、通常は、0.3
〜1.7モル/リツトル、好ましくは0.4〜1.5モ
ル/リツトルとなるようにするのがよい。
特定の平均細孔径および非水電解液収縮率を有する微孔
性フイルムを用い、非水電解液の浸透によるはみ出し部
分3aと接触部分3bとの収縮応力差を利用して、境界
3cないしその近傍の微孔の一部または全部を閉孔させ
るようにしたものであるが、他の加熱成形法(特開平7
−153488号公報)などでは最も重要なエツジ部近
傍の閉孔が不十分になつてしまう。また、上記の閉孔手
段によると、同時にはみ出し部分3aを円筒内周側へ曲
折する構造とすることができ、これにより電池の安全性
などに好結果が得られるため、好ましい。
的に説明する。
0:5で加えて混合し、この混合物と、ポリフツ化ビニ
リデンをN−メチルピロリドンに溶解させた溶液とを混
合してスラリ―にした。この正極合剤スラリ―を70メ
ツシユの網を通過させて大きなものを取り除いたのち、
厚さが20μmのアルミニウム箔からなる正極集電体の
両面に均一に塗布して乾燥し、その後、ロ―ラプレス機
により圧縮形成したのち、切断し、リ―ド体を溶接し
て、帯状正極とした。
50Å、平均粒径10μm、純度99.9%以上)を、
フツ化ビニリデンをN−メチルピロリドンに溶解させた
溶液と混合してスラリ―にした。この負極合剤スラリ―
を70メツシユの網を通過させて大きなものを取り除い
たのち、厚さが18μmの帯状の銅箔からなる負極集電
体の両面に均一に塗布して乾燥し、その後、ロ―ラプレ
ス機により圧縮成形したのち、切断し、リ―ド体を溶接
して、帯状負極とした。
レンとポリプロピレンとの混合層を有する全厚が27μ
mの多層構造の微孔性フイルムからなり、フイルム作製
段階での熱収縮を調整して、平均細孔径が0.07μ
m、非水電解液収縮率が0.7%である微孔性フイルム
を得、これをセパレ―タとした。
上記のセパレ―タを介して互いに重なるように、渦巻状
に巻回して、巻回電極体とし、これを外径が18mmの有
底円筒状の電池ケ―ス内に充填し、正極および負極のリ
―ド体の溶接を行つた。この電池ケ―ス内に、電解液と
してエチレンカ―ボネ―ト1容量部とメチルエチルカ―
ボネ―ト2容量部との混合溶媒中にLiPF6 を1.4
モル/リツトルの割合で溶解してなる非水電解液を注入
し、非水電解液がセパレ―タなどに十分に浸透したの
ち、封口することにより、図1に示す構造の円筒型の非
水電解液二次電池を作製した。
製後10時間放置したのち、電池上端部を切断し、巻回
電極体を取り出したところ、巻回電極体の上下端部のセ
パレ―タのはみ出し部分は内周側へ曲折していた。ま
た、巻回電極体の巻回圧力は、富士フイルム(株)製の
プレスケ―ル圧力センサ―を別途挿入した別の円筒型の
非水電解液二次電池を分解し、確認したところ、約4Kg
/cm2 であつた。
00倍)を用いた観察により、セパレ―タにおける正負
両極に接触する接触部分(圧力部)と上下両端のはみ出
し部分(非圧力部)は、電池ケ―ス内への充填前と変わ
らない孔径を保持していたが、上記接触部分とはみ出し
部分との境界ないしその近傍は、微孔の一部または全部
が電池ケ―ス内への充填前に比べて閉孔していることが
確認された。ちなみに、図3は上記境界ないしその近傍
の微孔の構造を示す走査型電子顕微鏡写真、図4は上記
接触部分の微孔の構造を示す走査型電子顕微鏡写真、図
5は上記はみ出し部分の微孔の構造を示す走査型電子顕
微鏡写真、である。
ロピレンとの混合層を有する全厚が28μmの多層構造
の微孔性フイルムからなり、フイルム作製段階での熱収
縮を調整して、平均細孔径が0.08μm、非水電解液
収縮率が0.3%である微孔性フイルムを得た。これを
セパレ―タとした以外は、実施例1と同様にして、円筒
型の非水電解液二次電池を作製した。
製後10時間放置したのち、電池上下の端部を切断し、
巻回電極体を取り出したところ、巻回電極体の上下端部
のセパレ―タのはみ出し部分は内周側へ曲折していた。
また、実施例1と同様にして巻回電極体の巻回圧力を調
べたところ、約4Kg/cm2 であつた。さらに、走査型電
子顕微鏡により、セパレ―タにおける正負両極に接触す
る接触部分と上下両端のはみ出し部分は、電池ケ―ス内
への充填前と変わらない孔径を保持していたが、上記接
触部分とはみ出し部分との境界ないしその近傍は、微孔
の一部または全部が電池ケ―ス内への充填前に比べて閉
孔していることが確認された。
る全厚が26μmの多層構造の微孔性フイルムからな
り、フイルム作製段階での熱収縮を調整して、平均細孔
径が0.11μm、非水電解液収縮率が4.5%である
微孔性フイルムを得た。これをセパレ―タとした以外
は、実施例1と同様にして、円筒型の非水電解液二次電
池を作製した。
製後10時間放置したのち、電池上端部を切断し、巻回
電極体を取り出したところ、巻回電極体の上下端部のセ
パレ―タのはみ出し部分は内周側へ曲折していた。ま
た、実施例1と同様にして巻回電極体の巻回圧力を調べ
たところ、約2Kg/cm2 であつた。さらに、走査型電子
顕微鏡により、セパレ―タにおける正負両極に接触する
接触部分と上下両端のはみ出し部分は、電池ケ―ス内へ
の充填前と変わらない孔径を保持していたが、上記接触
部分とはみ出し部分との境界ないしその近傍は、微孔の
一部または全部が電池ケ―ス内への充填前に比べて閉孔
していることが確認された。
性フイルムからなり、フイルム作製段階での熱収縮を調
整して、平均細孔径が0.02μm、非水電解液収縮率
が2.3%である微孔性フイルムを得た。これをセパレ
―タとした以外は、実施例1と同様にして、円筒型の非
水電解液二次電池を作製した。
製後10時間放置したのち、電池上端部を切断し、巻回
電極体を取り出したところ、巻回電極体の上下端部のセ
パレ―タのはみ出し部分は内周側へ曲折していた。ま
た、実施例1と同様にして巻回電極体の巻回圧力を調べ
たところ、約1Kg/cm2 であつた。さらに、走査型電子
顕微鏡により、セパレ―タにおける正負両極に接触する
接触部分と上下両端のはみ出し部分は、電池ケ―ス内へ
の充填前と変わらない孔径を保持していたが、上記接触
部分とはみ出し部分との境界ないしその近傍は、微孔の
一部または全部が電池ケ―ス内への充填前に比べて閉孔
していることが確認された。
性フイルムからなり、フイルム作製段階での熱収縮を調
整して、平均細孔径が0.09μm、非水電解液収縮率
が0.1%である微孔性フイルムを得た。これをセパレ
―タとした以外は、実施例1と同様にして、円筒型の非
水電解液二次電池を作製した。
製後10時間放置したのち、電池上端部を切断し、巻回
電極体を取り出したところ、巻回電極体の上下端部のセ
パレ―タのはみ出し部分は内周側へ曲折していなかつ
た。また、実施例1と同様にして巻回電極体の巻回圧力
を調べたところ、約2Kg/cm2 であつた。さらに、走査
型電子顕微鏡により、セパレ―タの正負両極に接触する
接触部分と上下両端のはみ出し部分との境界ないしその
近傍は、上記接触部分およびはみ出し部分と同様に、電
池ケ―ス内への充填前とほとんど変わらない孔径を保持
していた。
性フイルムからなり、フイルム作製段階での熱収縮を調
整して、平均細孔径が0.14μm、非水電解液収縮率
が0.5%である微孔性フイルムを得た。これをセパレ
―タとした以外は、実施例1と同様にして、円筒型の非
水電解液二次電池を作製した。
製後10時間放置したのち、電池上端部を切断し、巻回
電極体を取り出したところ、巻回電極体の上下端部のセ
パレ―タのはみ出し部分は内周側へ曲折していなかつ
た。また、実施例1と同様にして巻回電極体の巻回圧力
を調べたところ、約2Kg/cm2 であつた。さらに、走査
型電子顕微鏡による観察で、セパレ―タの正負両極に接
触する接触部分と上下両端のはみ出し部分との境界ない
しその近傍は、上記接触部分およびはみ出し部分に比べ
れば、孔径の変化が多少認められたが、この変化は電池
ケ―ス内への充填前に比べてそれほど顕著なものではな
かつた。
準じた方法で、別途、各非水電解液二次電池を作製し、
それぞれについて、上限電圧4.1Vで0.2C定電流
充電を5時間行い、この充電状態のまま30℃条件下、
24時間保存した。ついで、2.6A定電流充電を20
分間行い、過充電状態での二次電池内部の巻回電極体の
上下端部を観察した。結果は、表1に示されるとおりで
あつた。
較例1,2の非水電解液二次電池では、巻回電極体上下
端部のデンドライト状リチウムの析出がみられたのに対
し、本発明の実施例1〜4の非水電解液二次電池では、
上記析出が全く認められず、本発明により、特別な工程
を要することなく、安全性およびサイクル特性にすぐれ
た非水電解液二次電池を製造できるものであることがわ
かる。
フイルムからなる特定構成のセパレ―タを用いることに
より、電極体上下部でのデンドライト状リチウムの析出
がみられない、安全性およびサイクル特性にすぐれ、し
かも量産化可能で低コストな非水電解液二次電池を提供
することができる。
図である。
レ―タの正負両極に接触する接触部分と上下両端のはみ
出し部分との境界ないしその近傍の微孔の構造を示す走
査型電子顕微鏡写真(倍率10,000倍)である。
レ―タの正負両極に接触する接触部分を示す走査型電子
顕微鏡写真(倍率10,000倍)である。
レ―タの上下両端のはみ出し部分の微孔の構造を示す走
査型電子顕微鏡写真(倍率10,000倍)である。
Claims (3)
- 【請求項1】 正極と負極とを両者間に微孔性フイルム
からなるセパレ―タを介して積層して用いる非水電解液
二次電池において、セパレ―タの上下両端が正極および
負極より上下にはみ出しており、かつこのはみ出し部分
と正極および負極に接触する接触部分との境界ないしそ
の近傍の微孔の一部または全部が閉孔されていることを
特徴とする非水電解液二次電池 - 【請求項2】 セパレ―タは、平均細孔径が0.02〜
0.13μm、非水電解液収縮率が0.3〜5%の微孔
性フイルムからなり、上下両端のはみ出し部分が内周側
へ曲折されている請求項1に記載の非水電解液二次電
池。 - 【請求項3】 セパレ―タは、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンまたはこれらの混合物を主構成成分とする微孔性
フイルムからなる請求項1または2に記載の非水電解液
二次電池
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP35089296A JP3805452B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 非水電解液二次電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35089296A JP3805452B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 非水電解液二次電池の製造方法 |
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|---|---|
| JPH10188937A true JPH10188937A (ja) | 1998-07-21 |
| JP3805452B2 JP3805452B2 (ja) | 2006-08-02 |
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ID=18413610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP35089296A Expired - Fee Related JP3805452B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 非水電解液二次電池の製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3805452B2 (ja) |
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- 1996-12-27 JP JP35089296A patent/JP3805452B2/ja not_active Expired - Fee Related
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