JPH10188954A - リチウム電池 - Google Patents
リチウム電池Info
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- JPH10188954A JPH10188954A JP9073664A JP7366497A JPH10188954A JP H10188954 A JPH10188954 A JP H10188954A JP 9073664 A JP9073664 A JP 9073664A JP 7366497 A JP7366497 A JP 7366497A JP H10188954 A JPH10188954 A JP H10188954A
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- lithium battery
- metal element
- atomic ratio
- positive electrode
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 Li−Ni−O系組成物またはLi−Ni−
Co−O系組成物の実用化に際して、その層状構造の形
成の困難性及び不安定性の問題を解決し、充放電特性が
安定した信頼性の高いリチウム電池を提供する。 【解決手段】 本発明のリチウム電池は、Li−Ni−
M−O系酸化物(MはCoを除く原子価が+1ないし+
3で酸素の6配位構造をとる元素)、またはCoの原子
比がNiとCoの原子比の合計に対して0.5未満であ
るLi−Ni−Co−M−O系酸化物(Mは原子価が+
1ないし+3で酸素の6配位構造をとる元素)を有する
正極1と、Liイオンを吸蔵および放出可能な負極2
と、上記負極と正極との間に、Liイオンが移動可能な
非水電解液3とを備えたものである。
Co−O系組成物の実用化に際して、その層状構造の形
成の困難性及び不安定性の問題を解決し、充放電特性が
安定した信頼性の高いリチウム電池を提供する。 【解決手段】 本発明のリチウム電池は、Li−Ni−
M−O系酸化物(MはCoを除く原子価が+1ないし+
3で酸素の6配位構造をとる元素)、またはCoの原子
比がNiとCoの原子比の合計に対して0.5未満であ
るLi−Ni−Co−M−O系酸化物(Mは原子価が+
1ないし+3で酸素の6配位構造をとる元素)を有する
正極1と、Liイオンを吸蔵および放出可能な負極2
と、上記負極と正極との間に、Liイオンが移動可能な
非水電解液3とを備えたものである。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム電池に関
するものであり、更に詳しくいえば、Li−Ni−O系
およびそのNiの一部をCoで置換したLi−Ni−C
o−O系酸化物を正極に用いたリチウム電池に関するも
のである。
するものであり、更に詳しくいえば、Li−Ni−O系
およびそのNiの一部をCoで置換したLi−Ni−C
o−O系酸化物を正極に用いたリチウム電池に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】現在市販されているリチウム電池は、そ
の正極材料として、化学式LixCoOy で表される組
成物が用いられている。しかしながら、Co(コバル
ト)は資源としての埋蔵量が少ないために、Coを含む
組成物の使用は、リチウム電池のコストを高める原因に
なっている。そこで、Coを全てNiに置き換えた、化
学式LixNiOyで表されるLi−Ni−O系組成物、
及びCoの一部をNiに置き換えたLi−Ni−Co−
O系酸化物が、低コスト材料として有望視されている。
の正極材料として、化学式LixCoOy で表される組
成物が用いられている。しかしながら、Co(コバル
ト)は資源としての埋蔵量が少ないために、Coを含む
組成物の使用は、リチウム電池のコストを高める原因に
なっている。そこで、Coを全てNiに置き換えた、化
学式LixNiOyで表されるLi−Ni−O系組成物、
及びCoの一部をNiに置き換えたLi−Ni−Co−
O系酸化物が、低コスト材料として有望視されている。
【0003】また、リチウム電池の正極材料は、充放電
に際してはリチウムイオンが出入りしやすい能力が求め
られ、この能力の点から層状構造とすることが望まし
い。すなわち、Li−Ni−O系の場合についていえ
ば、結晶の単位格子のC軸方向にリチウム−酸素−ニッ
ケル−酸素−リチウム…、と積み重なった構造が望まし
く、X線回折による(003)/(104)回折強度比
が1以上(X線源としてCu−Kαを使用)の場合が望
ましい層状構造である。
に際してはリチウムイオンが出入りしやすい能力が求め
られ、この能力の点から層状構造とすることが望まし
い。すなわち、Li−Ni−O系の場合についていえ
ば、結晶の単位格子のC軸方向にリチウム−酸素−ニッ
ケル−酸素−リチウム…、と積み重なった構造が望まし
く、X線回折による(003)/(104)回折強度比
が1以上(X線源としてCu−Kαを使用)の場合が望
ましい層状構造である。
【0004】従来、Li−Ni−O系は層状構造を得る
ことが難しく、焼成雰囲気や出発物質に工夫することに
よって、望ましい層状構造を得る努力がなされてきた。
特開平2−40861号公報に開示されている方法はそ
の一例で、この例では空気中における焼成で良好な特性
のLi−Ni−O系(LiNiO2 )が得られるとして
いるが、良好な層状のLiNiO2 を得るためには、通
常、酸素中のような充分強い酸化雰囲気中で焼成するこ
とが必要である。Coは+3価になりやすいため、空気
中の焼成によって容易に層状構造のLi−Co−O系組
成物が得られるが、Li−Ni−O系において層状構造
が得られにくい原因の一つは、Niが+3価になりにく
いことが挙げられる。
ことが難しく、焼成雰囲気や出発物質に工夫することに
よって、望ましい層状構造を得る努力がなされてきた。
特開平2−40861号公報に開示されている方法はそ
の一例で、この例では空気中における焼成で良好な特性
のLi−Ni−O系(LiNiO2 )が得られるとして
いるが、良好な層状のLiNiO2 を得るためには、通
常、酸素中のような充分強い酸化雰囲気中で焼成するこ
とが必要である。Coは+3価になりやすいため、空気
中の焼成によって容易に層状構造のLi−Co−O系組
成物が得られるが、Li−Ni−O系において層状構造
が得られにくい原因の一つは、Niが+3価になりにく
いことが挙げられる。
【0005】また、+3価のNiは本質的に不安定であ
る。このため、Li−Ni−O系組成物の層状構造は不
安定である。本発明者等の知見によれば、一年間、Li
−Ni−O系組成物をドライボックス中に放置した場
合、(003)/(104)X線回折強度比が1.25
から0.56に低下した。この低下は、Niを例えばC
oに置換したLi−Ni−Co−O系組成物とすると軽
減されるが、この置換量が50原子パーセント以上でな
ければ充分な安定性は得られない。
る。このため、Li−Ni−O系組成物の層状構造は不
安定である。本発明者等の知見によれば、一年間、Li
−Ni−O系組成物をドライボックス中に放置した場
合、(003)/(104)X線回折強度比が1.25
から0.56に低下した。この低下は、Niを例えばC
oに置換したLi−Ni−Co−O系組成物とすると軽
減されるが、この置換量が50原子パーセント以上でな
ければ充分な安定性は得られない。
【0006】また、特開平6−267538号公報に
は、Li−Ni−O系組成物の層状構造における不安定
性が耐水性に起因するとし、その対策として珪素やホウ
素を10原子パーセント以下添加することが記載されて
いる。
は、Li−Ni−O系組成物の層状構造における不安定
性が耐水性に起因するとし、その対策として珪素やホウ
素を10原子パーセント以下添加することが記載されて
いる。
【0007】上記層状構造の不安定性は、Li−Ni−
O系組成物を用いて作製したリチウム電池の充放電サイ
クルの安定性に関係するものと考えられる。
O系組成物を用いて作製したリチウム電池の充放電サイ
クルの安定性に関係するものと考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、Li−Ni
−O系およびこのNiの一部をCoで置換したLi−N
i−Co−O系組成物の実用化に際して、その層状構造
の形成の困難性および不安定性の問題を解決し、充放電
特性が安定した信頼性の高いリチウム電池を提供するも
のである。
−O系およびこのNiの一部をCoで置換したLi−N
i−Co−O系組成物の実用化に際して、その層状構造
の形成の困難性および不安定性の問題を解決し、充放電
特性が安定した信頼性の高いリチウム電池を提供するも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
Li−Ni−M−O系酸化物(Mは、Coを除く原子価
が+1ないし+3で酸素の6配位構造をとる元素)を有
する正極と、Liイオンを吸蔵および放出可能な負極
と、この負極と上記正極との間に、Liイオンが移動可
能な電解液とを備えたリチウム電池である。
Li−Ni−M−O系酸化物(Mは、Coを除く原子価
が+1ないし+3で酸素の6配位構造をとる元素)を有
する正極と、Liイオンを吸蔵および放出可能な負極
と、この負極と上記正極との間に、Liイオンが移動可
能な電解液とを備えたリチウム電池である。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1記載のリ
チウム電池において、元素Mが、アルカリ金属元素また
はアルカリ土類金属元素のものである。
チウム電池において、元素Mが、アルカリ金属元素また
はアルカリ土類金属元素のものである。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項2記載のリ
チウム電池において、アルカリ金属元素が、ナトリウ
ム、カリウム、ルビジウムまたはセシウムのものであ
る。
チウム電池において、アルカリ金属元素が、ナトリウ
ム、カリウム、ルビジウムまたはセシウムのものであ
る。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項2記載のリ
チウム電池において、アルカリ土類金属元素が、マグネ
シウム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウムの
ものである。
チウム電池において、アルカリ土類金属元素が、マグネ
シウム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウムの
ものである。
【0013】請求項5に係る発明は、請求項1ないし4
のいずれかに記載のリチウム電池において、元素Mの含
有量が、Niに対して原子比で0.001以上、0.0
5以下の範囲にあるものである。
のいずれかに記載のリチウム電池において、元素Mの含
有量が、Niに対して原子比で0.001以上、0.0
5以下の範囲にあるものである。
【0014】請求項6に係る発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載のリチウム電池において、Niに対し
て、原子比で、Liが0.7以上、1.3以下の範囲に
あり、Oが1.8以上、2.2以下の範囲にあるもので
ある。
のいずれかに記載のリチウム電池において、Niに対し
て、原子比で、Liが0.7以上、1.3以下の範囲に
あり、Oが1.8以上、2.2以下の範囲にあるもので
ある。
【0015】請求項7に係る発明は、Coの原子比がN
iとCoの原子比の合計に対して0.5未満であるLi
−Ni−Co−M−O系酸化物(Mは原子価が+1ない
し+3で酸素の6配位構造をとる元素)を有する正極
と、Liイオンを吸蔵および放出可能な負極と、この負
極と上記正極との間に、Liイオンが移動可能な電解液
とを備えたリチウム電池である。
iとCoの原子比の合計に対して0.5未満であるLi
−Ni−Co−M−O系酸化物(Mは原子価が+1ない
し+3で酸素の6配位構造をとる元素)を有する正極
と、Liイオンを吸蔵および放出可能な負極と、この負
極と上記正極との間に、Liイオンが移動可能な電解液
とを備えたリチウム電池である。
【0016】請求項8に係る発明は、請求項7記載のリ
チウム電池において、元素Mが、アルカリ金属元素また
はアルカリ土類金属元素のものである。
チウム電池において、元素Mが、アルカリ金属元素また
はアルカリ土類金属元素のものである。
【0017】請求項9に係る発明は、請求項8記載のリ
チウム電池において、アルカリ金属元素が、ナトリウ
ム、カリウム、ルビジウムまたはセシウムのものであ
る。
チウム電池において、アルカリ金属元素が、ナトリウ
ム、カリウム、ルビジウムまたはセシウムのものであ
る。
【0018】請求項10に係る発明は、請求項8記載の
リチウム電池において、アルカリ土類金属元素が、マグ
ネシウム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウム
のものである。
リチウム電池において、アルカリ土類金属元素が、マグ
ネシウム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウム
のものである。
【0019】請求項11に係る発明は、請求項7ないし
10のいずれかに記載のリチウム電池において、元素M
の含有量が、NiとCoの原子比の合計に対して、原子
比で0.001以上、0.05以下の範囲にあるもので
ある。
10のいずれかに記載のリチウム電池において、元素M
の含有量が、NiとCoの原子比の合計に対して、原子
比で0.001以上、0.05以下の範囲にあるもので
ある。
【0020】請求項12に係る発明は、請求項7ないし
11のいずれかに記載のリチウム電池において、Niと
Coの原子比の合計に対して、原子比で、Liが0.7
以上、1.3以下の範囲にあり、Oが1.8以上、2.
2以下の範囲にあるものである。
11のいずれかに記載のリチウム電池において、Niと
Coの原子比の合計に対して、原子比で、Liが0.7
以上、1.3以下の範囲にあり、Oが1.8以上、2.
2以下の範囲にあるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のリチウム電池の
一実施例を示す断面図である。図1に基づき、本発明の
実施の形態を説明する。図1において、1はLi−Ni
−M−O系酸化物(MはCoを除く原子価が+1から+
3の範囲で、酸素の6配位構造をとり得る元素)、また
はこのNiの一部をCoで置換したLi−Ni−Co−
M−O酸化物(Mは+1から+3の範囲で、酸素の6配
位構造をとり得る元素)を有する正極、2はグラファイ
ト、Li金属などLiイオンを吸蔵および放出する負
極、3は多孔性の有機フィルムに保持したエチレンカー
ボネート/ジメトキシエタン/過塩素酸リチウムなどの
混合物からなる非水系電解液、4および5はアルミニウ
ム箔などからなる集電体、6および7はステンレス鋼な
どからなるケース、8はケース6および7を封止するガ
スケットでゴムなどの絶縁物からなる。
一実施例を示す断面図である。図1に基づき、本発明の
実施の形態を説明する。図1において、1はLi−Ni
−M−O系酸化物(MはCoを除く原子価が+1から+
3の範囲で、酸素の6配位構造をとり得る元素)、また
はこのNiの一部をCoで置換したLi−Ni−Co−
M−O酸化物(Mは+1から+3の範囲で、酸素の6配
位構造をとり得る元素)を有する正極、2はグラファイ
ト、Li金属などLiイオンを吸蔵および放出する負
極、3は多孔性の有機フィルムに保持したエチレンカー
ボネート/ジメトキシエタン/過塩素酸リチウムなどの
混合物からなる非水系電解液、4および5はアルミニウ
ム箔などからなる集電体、6および7はステンレス鋼な
どからなるケース、8はケース6および7を封止するガ
スケットでゴムなどの絶縁物からなる。
【0022】Li−Ni−M−O系酸化物、およびこの
Niを原子比で50%未満の範囲でCoで置換したLi
−Ni−Co−M−O系酸化物は、原子価が+1から+
3で酸素の6配位構造をとり得る元素Mを含有すること
によって、層状構造が安定となり、リチウム電池の充放
電特性が安定する。
Niを原子比で50%未満の範囲でCoで置換したLi
−Ni−Co−M−O系酸化物は、原子価が+1から+
3で酸素の6配位構造をとり得る元素Mを含有すること
によって、層状構造が安定となり、リチウム電池の充放
電特性が安定する。
【0023】6配位構造をとる元素は、焼成の際に酸素
を取り込んで、結晶構造中に有効に配位するため、安定
な層状構造が得られるものと考えられ、この層状構造安
定化に対する効果は、原子価+3をしきい値とし原子価
が小さいものでより大きな効果が得られる。
を取り込んで、結晶構造中に有効に配位するため、安定
な層状構造が得られるものと考えられ、この層状構造安
定化に対する効果は、原子価+3をしきい値とし原子価
が小さいものでより大きな効果が得られる。
【0024】上記元素Mは、ナトリウム、カリウム、ル
ビジウムまたはセシウムなどの原子価が+1で酸素の6
配位構造をとるアルカリ金属元素、あるいはマグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウムなどの
原子価が+2で酸素の6配位構造をとるアルカリ土類金
属元素が特に有効である。
ビジウムまたはセシウムなどの原子価が+1で酸素の6
配位構造をとるアルカリ金属元素、あるいはマグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウムなどの
原子価が+2で酸素の6配位構造をとるアルカリ土類金
属元素が特に有効である。
【0025】その他、V、Cr、Fe、Mo、Rh、A
g、Cd、Ir、Al、Ga、Pb、Bi、La、M
n、Cu、Sc、Tiなどが原子価が+3以下で酸素の
6配位構造をとる元素でも有効である。
g、Cd、Ir、Al、Ga、Pb、Bi、La、M
n、Cu、Sc、Tiなどが原子価が+3以下で酸素の
6配位構造をとる元素でも有効である。
【0026】また、Li−Ni−M−O系酸化物におけ
る上記元素Mの含有量は、Niに対して原子比で0.0
01以上、0.05以下の範囲で特に有効である。
る上記元素Mの含有量は、Niに対して原子比で0.0
01以上、0.05以下の範囲で特に有効である。
【0027】Li−Ni−M−O系酸化物のNiの一部
をCoで置換したLi−Ni−Co−M−O系酸化物に
おける上記元素Mの含有量は、NiとCoの原子比の合
計に対して、0.001以上、0.05以下の範囲で、
Li−Ni−M−O系と同様に特に有効である。
をCoで置換したLi−Ni−Co−M−O系酸化物に
おける上記元素Mの含有量は、NiとCoの原子比の合
計に対して、0.001以上、0.05以下の範囲で、
Li−Ni−M−O系と同様に特に有効である。
【0028】また、元素Mを含有するLi−Ni−M−
O系酸化物は、Niに対して、原子比で、Liが0.7
以上、1.3以下の範囲にあり、Oが1.8以上、2.
2以下の範囲で特に大きな効果が得られる。
O系酸化物は、Niに対して、原子比で、Liが0.7
以上、1.3以下の範囲にあり、Oが1.8以上、2.
2以下の範囲で特に大きな効果が得られる。
【0029】元素Mを含有するLi−Ni−Co−M−
O系酸化物は、NiとCoの原子比の合計に対して、原
子比で、Liが0.7以上、1.3以下の範囲にあり、
Oが1.8以上、2.2以下の範囲で、Li−Ni−M
−O系と同様に特に大きな効果が得られる。
O系酸化物は、NiとCoの原子比の合計に対して、原
子比で、Liが0.7以上、1.3以下の範囲にあり、
Oが1.8以上、2.2以下の範囲で、Li−Ni−M
−O系と同様に特に大きな効果が得られる。
【0030】上記Li−Ni−M−O系酸化物は、市販
の、水酸化リチウム一水和物(LiOH・H2O)およ
び水酸化ニッケル(Ni(OH)2)に、酸素の6配位
構造をとる元素Mの酸化物、水酸化物または炭酸塩な
ど、例えば、アルカリ金属元素を含む炭酸ナトリウム
(Na2CO3)、炭酸カリウム(K2CO3)、炭酸ルビ
ジウム(Rb2CO3)または炭酸セシウム(Cs2C
O3)を、また、アルカリ土類金属元素を含む水酸化カ
ルシウム(Ca(OH)2)、水酸化マグネシウム(M
g(OH)2)、炭酸ストロンチウム(SrCO3)また
は酸化バリウム(BaO)を、乾燥空気雰囲気中におい
て乳鉢で混合し、この混合粉末を空気中、700℃で所
定時間焼成し、合成して得ることができる。
の、水酸化リチウム一水和物(LiOH・H2O)およ
び水酸化ニッケル(Ni(OH)2)に、酸素の6配位
構造をとる元素Mの酸化物、水酸化物または炭酸塩な
ど、例えば、アルカリ金属元素を含む炭酸ナトリウム
(Na2CO3)、炭酸カリウム(K2CO3)、炭酸ルビ
ジウム(Rb2CO3)または炭酸セシウム(Cs2C
O3)を、また、アルカリ土類金属元素を含む水酸化カ
ルシウム(Ca(OH)2)、水酸化マグネシウム(M
g(OH)2)、炭酸ストロンチウム(SrCO3)また
は酸化バリウム(BaO)を、乾燥空気雰囲気中におい
て乳鉢で混合し、この混合粉末を空気中、700℃で所
定時間焼成し、合成して得ることができる。
【0031】また、Li−Ni−Co−M−O系酸化物
は、上記Li−Ni−M−O系酸化物を合成する際に用
いた材料に、Co元素を含む水酸化コバルト(Co(O
H)3)を加えて、同様に焼成し、合成して得ることが
できる。
は、上記Li−Ni−M−O系酸化物を合成する際に用
いた材料に、Co元素を含む水酸化コバルト(Co(O
H)3)を加えて、同様に焼成し、合成して得ることが
できる。
【0032】得られた上記Li−Ni−M−O系および
Li−Ni−Co−M−O系酸化物は、導電材として黒
鉛と、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVD
F)とを、N−メチルピロリドン(NMP)などの溶剤
を用いて混合し、ペースト状にしたものを所定量アルミ
ニウム箔(集電体4)の上に広げ、乾燥した後、プレス
して形成し、正極1を得ることができる。
Li−Ni−Co−M−O系酸化物は、導電材として黒
鉛と、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVD
F)とを、N−メチルピロリドン(NMP)などの溶剤
を用いて混合し、ペースト状にしたものを所定量アルミ
ニウム箔(集電体4)の上に広げ、乾燥した後、プレス
して形成し、正極1を得ることができる。
【0033】
【実施例】以下、実施例について説明する。図1に示し
た正極1は、以下の実施例1〜8に示す組成物からな
る。
た正極1は、以下の実施例1〜8に示す組成物からな
る。
【0034】実施例1.市販の、水酸化リチウム一水和
物(LiOH・H2O)および水酸化ニッケル(Ni
(OH)2)に、アルカリ金属元素として炭酸ナトリウ
ム(Na2CO3)、炭酸カリウム(K2CO3)、炭酸ル
ビジウム(Rb2CO3)または炭酸セシウム(Cs2C
O3)を混合し、サンプル1〜4の原料とした(下記表
1)。混合割合は原子比にしてLi:Ni:アルカリ金
属元素=1.05:1:0.05になるように、それぞ
れ分取し、乾燥空気雰囲気において乳鉢で混合し、この
混合粉末を空気中、電気炉で700℃で5分間焼成し、
合成してサンプル1〜4を得た。
物(LiOH・H2O)および水酸化ニッケル(Ni
(OH)2)に、アルカリ金属元素として炭酸ナトリウ
ム(Na2CO3)、炭酸カリウム(K2CO3)、炭酸ル
ビジウム(Rb2CO3)または炭酸セシウム(Cs2C
O3)を混合し、サンプル1〜4の原料とした(下記表
1)。混合割合は原子比にしてLi:Ni:アルカリ金
属元素=1.05:1:0.05になるように、それぞ
れ分取し、乾燥空気雰囲気において乳鉢で混合し、この
混合粉末を空気中、電気炉で700℃で5分間焼成し、
合成してサンプル1〜4を得た。
【0035】
【表1】
【0036】上記サンプル1〜4について、Cu−Kα
線を用いてX線回折分析を行ない、(003)面のピー
ク(2θ=18度付近)強度と(104)面のピーク
(2θ=44度付近)強度の比、(003)/(10
4)を計算した。その結果を、表2に示した。表2に
は、本実施例と同様の方法で得た、アルカリ金属元素を
含んでいないLiNiO2(サンプル5)のピーク強度
比(003)/(104)を、比較のためにあわせて示
している。
線を用いてX線回折分析を行ない、(003)面のピー
ク(2θ=18度付近)強度と(104)面のピーク
(2θ=44度付近)強度の比、(003)/(10
4)を計算した。その結果を、表2に示した。表2に
は、本実施例と同様の方法で得た、アルカリ金属元素を
含んでいないLiNiO2(サンプル5)のピーク強度
比(003)/(104)を、比較のためにあわせて示
している。
【0037】
【表2】
【0038】表2の結果から明らかなように、アルカリ
金属元素を含まないサンプル5に対して、アルカリ金属
元素を含む本実施例のサンプル1〜4ではピーク強度比
(003)/(104)が約45〜74倍に増加してお
り、700℃でわずか5分間の加熱であっても、アルカ
リ金属元素の添加によって層状構造の発達が促進され
る。
金属元素を含まないサンプル5に対して、アルカリ金属
元素を含む本実施例のサンプル1〜4ではピーク強度比
(003)/(104)が約45〜74倍に増加してお
り、700℃でわずか5分間の加熱であっても、アルカ
リ金属元素の添加によって層状構造の発達が促進され
る。
【0039】実施例2.市販の、水酸化リチウム一水和
物(LiOH・H2O)および水酸化ニッケル(Ni
(OH)2)に、アルカリ金属元素として炭酸ナトリウ
ム(Na2CO3)を種々の割合で混合し、サンプル6〜
10の原料とした(下記表3)。混合割合は原子比にし
てLi:Ni:アルカリ金属元素=1.05:1:z
(z=0.0007,0.001,0.01,0.0
5,0.07)になるように、それぞれ分取し、乾燥空
気雰囲気中において乳鉢で混合し、この混合粉末を空気
中、電気炉で700℃で5時間、焼成し、合成した後、
粉砕してサンプル6〜10を得た。
物(LiOH・H2O)および水酸化ニッケル(Ni
(OH)2)に、アルカリ金属元素として炭酸ナトリウ
ム(Na2CO3)を種々の割合で混合し、サンプル6〜
10の原料とした(下記表3)。混合割合は原子比にし
てLi:Ni:アルカリ金属元素=1.05:1:z
(z=0.0007,0.001,0.01,0.0
5,0.07)になるように、それぞれ分取し、乾燥空
気雰囲気中において乳鉢で混合し、この混合粉末を空気
中、電気炉で700℃で5時間、焼成し、合成した後、
粉砕してサンプル6〜10を得た。
【0040】
【表3】
【0041】次に、上記サンプル6〜10を用いて図1
に示した正極1を形成した。正極1の形成は、サンプル
6〜10それぞれの90重量%と、導電材として黒鉛6
重量%と、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(P
VDF)4重量%とを分取し、N−メチルピロリドン
(NMP)を溶剤として混合して、ペースト状にしたも
のを所定量アルミニウム箔(正極集電体4)の上に広
げ、乾燥したのち、プレスして形成した。
に示した正極1を形成した。正極1の形成は、サンプル
6〜10それぞれの90重量%と、導電材として黒鉛6
重量%と、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(P
VDF)4重量%とを分取し、N−メチルピロリドン
(NMP)を溶剤として混合して、ペースト状にしたも
のを所定量アルミニウム箔(正極集電体4)の上に広
げ、乾燥したのち、プレスして形成した。
【0042】次に、正極1に上記サンプル6〜10、負
極2に金属リチウム、電解液にエチレンカーボネート/
ジメトキシエタン/過塩素酸リチウムの混合液を用い
て、図1に示したコイン型電池を構成し、電池容量試験
を実施した。
極2に金属リチウム、電解液にエチレンカーボネート/
ジメトキシエタン/過塩素酸リチウムの混合液を用い
て、図1に示したコイン型電池を構成し、電池容量試験
を実施した。
【0043】図2は、電池容量試験の一結果を示すもの
で、サンプル8(z=0.01)を用いた正極の場合の
結果を示し、比較のために、本実施例と同様の方法で得
た、アルカリ金属元素を含まないサンプル11(LiN
iO2 焼成時間5時間)を用いた正極の場合について
も、従来例として、あわせて示している。図2から明ら
かなように、Naを添加したサンプル8の放電容量は、
Naを添加していないサンプル11の放電容量と比較し
て明らかな増加が見られた。
で、サンプル8(z=0.01)を用いた正極の場合の
結果を示し、比較のために、本実施例と同様の方法で得
た、アルカリ金属元素を含まないサンプル11(LiN
iO2 焼成時間5時間)を用いた正極の場合について
も、従来例として、あわせて示している。図2から明ら
かなように、Naを添加したサンプル8の放電容量は、
Naを添加していないサンプル11の放電容量と比較し
て明らかな増加が見られた。
【0044】図3は、Naの添加量に対する電池放電容
量の変化を示すもので、z=0.001(サンプル7)
およびz=0.05(サンプル9)の場合に、図2に示
したz=0.01(サンプル8)と同様、アルカリ金属
元素を含まないサンプル11の場合を上回る結果が得ら
れた。一方、z=0.0007(サンプル6)およびz
=0.07(サンプル10)の場合には、Na添加の効
果が得られなかった。この結果は、zが0.001未満
のときには、添加量が少ないために添加元素の効果が充
分に発現せず、またzが0.05を越えるときは、結晶
構造の変化が原因であると考えられる。以上の結果か
ら、Naの添加量zは、0.001≦z≦0.05の範
囲とするのが最適である。
量の変化を示すもので、z=0.001(サンプル7)
およびz=0.05(サンプル9)の場合に、図2に示
したz=0.01(サンプル8)と同様、アルカリ金属
元素を含まないサンプル11の場合を上回る結果が得ら
れた。一方、z=0.0007(サンプル6)およびz
=0.07(サンプル10)の場合には、Na添加の効
果が得られなかった。この結果は、zが0.001未満
のときには、添加量が少ないために添加元素の効果が充
分に発現せず、またzが0.05を越えるときは、結晶
構造の変化が原因であると考えられる。以上の結果か
ら、Naの添加量zは、0.001≦z≦0.05の範
囲とするのが最適である。
【0045】さらに、LixNiNazOyで表わされ、
0.001≦z≦0.05の範囲で、xが1.3以上お
よび0.7未満の場合、並びにyが2.2以上および
1.8未満の場合についても同様の試験を行なったが、
電池放電容量は逆に減少した。この上記範囲におけるの
減少の原因は、ストイキオメトリーからの逸脱によって
結晶構造が乱れ、リチウムの拡散が阻害されるためと考
えられる。
0.001≦z≦0.05の範囲で、xが1.3以上お
よび0.7未満の場合、並びにyが2.2以上および
1.8未満の場合についても同様の試験を行なったが、
電池放電容量は逆に減少した。この上記範囲におけるの
減少の原因は、ストイキオメトリーからの逸脱によって
結晶構造が乱れ、リチウムの拡散が阻害されるためと考
えられる。
【0046】また、アルカリ金属元素として、カリウム
(K2CO3)、ルビジウム(Rb2CO3)およびセシウ
ム(Cs2CO3)を添加した場合も、ナトリウムを添加
した場合と同様の効果が得られた。
(K2CO3)、ルビジウム(Rb2CO3)およびセシウ
ム(Cs2CO3)を添加した場合も、ナトリウムを添加
した場合と同様の効果が得られた。
【0047】実施例3.市販の、水酸化リチウム一水和
物(LiOH・H2O)および水酸化ニッケル(Ni
(OH)2)に、アルカリ土類金属元素として水酸化カ
ルシウム(Ca(OH)2)、水酸化マグネシウム(M
g(OH)2)、炭酸ストロンチウム(SrCO3)また
は酸化バリウム(BaO)を混合し、それぞれサンプル
12、13、14および15の原料とした。混合割合は
原子比にしてLi:Ni:アルカリ土類金属元素=1.
05:1:0.05になるように、それぞれ分取し、乾
燥空気雰囲気において乳鉢で混合し、この混合粉末を電
気炉で空気中、700℃で5分間焼成し、合成した後、
粉砕しててサンプル12〜15を得た。
物(LiOH・H2O)および水酸化ニッケル(Ni
(OH)2)に、アルカリ土類金属元素として水酸化カ
ルシウム(Ca(OH)2)、水酸化マグネシウム(M
g(OH)2)、炭酸ストロンチウム(SrCO3)また
は酸化バリウム(BaO)を混合し、それぞれサンプル
12、13、14および15の原料とした。混合割合は
原子比にしてLi:Ni:アルカリ土類金属元素=1.
05:1:0.05になるように、それぞれ分取し、乾
燥空気雰囲気において乳鉢で混合し、この混合粉末を電
気炉で空気中、700℃で5分間焼成し、合成した後、
粉砕しててサンプル12〜15を得た。
【0048】このサンプル12〜15について、Cu−
Kα線を用いてX線回折分析を行ない、(003)面の
ピーク(2θ=18度付近)強度と、(104)面のピ
ーク(2θ=44度付近)強度の比、(003)/(1
04)を計算した。その結果を下記表4に示した。
Kα線を用いてX線回折分析を行ない、(003)面の
ピーク(2θ=18度付近)強度と、(104)面のピ
ーク(2θ=44度付近)強度の比、(003)/(1
04)を計算した。その結果を下記表4に示した。
【0049】
【表4】
【0050】上記表4から明らかなように、アルカリ土
類金属元素を含む本実施例のサンプル12〜15は、ア
ルカリ土類金属元素を含まない前記サンプル5と比較し
て、ピーク強度比(003)/(104)が約37〜4
5倍に増加し、700℃でわずか5分間の焼成によって
層状構造の発達が促進される。
類金属元素を含む本実施例のサンプル12〜15は、ア
ルカリ土類金属元素を含まない前記サンプル5と比較し
て、ピーク強度比(003)/(104)が約37〜4
5倍に増加し、700℃でわずか5分間の焼成によって
層状構造の発達が促進される。
【0051】実施例4.市販の、水酸化リチウム一水和
物(LiOH・H2O)および水酸化ニッケル(Ni
(OH)2)に、アルカリ土類金属元素として水酸化カ
ルシウム(Ca(OH)2)を種々の割合で混合し、サ
ンプル16〜20の原料とした(下記表5)。混合割合
は、原子比にしてLi:Ni:アルカリ土類金属元素=
1.05:1:z(z=0.0007,0.001,
0.01,0.05,0.07)になるように、それぞ
れ分取し、乾燥空気雰囲気中において乳鉢で混合し、こ
の混合粉末を電気炉で空気中、700℃で5時間、焼成
し、合成した後、粉砕してサンプル16〜20を得た。
物(LiOH・H2O)および水酸化ニッケル(Ni
(OH)2)に、アルカリ土類金属元素として水酸化カ
ルシウム(Ca(OH)2)を種々の割合で混合し、サ
ンプル16〜20の原料とした(下記表5)。混合割合
は、原子比にしてLi:Ni:アルカリ土類金属元素=
1.05:1:z(z=0.0007,0.001,
0.01,0.05,0.07)になるように、それぞ
れ分取し、乾燥空気雰囲気中において乳鉢で混合し、こ
の混合粉末を電気炉で空気中、700℃で5時間、焼成
し、合成した後、粉砕してサンプル16〜20を得た。
【0052】
【表5】
【0053】次に、上記サンプル16〜20を用いて図
1に示した正極1を形成した。正極1の形成は、サンプ
ル16〜20それぞれの90重量%と、導電材として黒
鉛6重量%と、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン
(PVDF)4重量%とを分取し、N−メチルピロリド
ン(NMP)を溶剤として混合して、ペースト状にした
ものを所定量アルミニウム箔(正極集電体4)の上に広
げ、乾燥した後、プレスして形成した。
1に示した正極1を形成した。正極1の形成は、サンプ
ル16〜20それぞれの90重量%と、導電材として黒
鉛6重量%と、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン
(PVDF)4重量%とを分取し、N−メチルピロリド
ン(NMP)を溶剤として混合して、ペースト状にした
ものを所定量アルミニウム箔(正極集電体4)の上に広
げ、乾燥した後、プレスして形成した。
【0054】次に、正極1に上記サンプル16〜20、
負極2に金属リチウム、電解液にエチレンカーボネート
/ジメトキシエタン/過塩素酸リチウムの混合液を用い
て、図1に示したコイン型電池を構成し、電池容量試験
を実施した。
負極2に金属リチウム、電解液にエチレンカーボネート
/ジメトキシエタン/過塩素酸リチウムの混合液を用い
て、図1に示したコイン型電池を構成し、電池容量試験
を実施した。
【0055】図4は、電池容量試験の一結果を示すもの
で、サンプル18(z=0.01)を用いた正極の場合
の結果を示し、比較のために、本実施例と同様の方法で
得た、アルカリ金属元素を含まないサンプル11(Li
NiO2 焼成時間5時間)を用いた正極の場合について
も、従来例として、あわせて示している。図4から明ら
かなように、Caを添加したサンプル18の放電容量
は、Caを添加していないサンプル11の放電容量に比
較して明らかな増加が見られた。
で、サンプル18(z=0.01)を用いた正極の場合
の結果を示し、比較のために、本実施例と同様の方法で
得た、アルカリ金属元素を含まないサンプル11(Li
NiO2 焼成時間5時間)を用いた正極の場合について
も、従来例として、あわせて示している。図4から明ら
かなように、Caを添加したサンプル18の放電容量
は、Caを添加していないサンプル11の放電容量に比
較して明らかな増加が見られた。
【0056】図5は、Caの添加量に対する電池放電容
量の変化を示すもので、z=0.001(サンプル1
8)およびz=0.05(サンプル19)の場合に、図
4に示したz=0.01(サンプル18)と同様、アル
カリ金属元素を含まないサンプル11の場合を上回る結
果が得られた。一方、z=0.0007(サンプル1
6)および0.07(サンプル20)の場合には、Ca
添加の効果が小さい。この結果は、zが0.001未満
のときは、添加量が少ないために添加元素の効果が充分
に発現せず、またzが0.05を越えるときは、結晶構
造が変化することが原因であると考えられる。以上の結
果から、Caの添加量zは、0.001≦z≦0.05
の範囲とするのが最適である。
量の変化を示すもので、z=0.001(サンプル1
8)およびz=0.05(サンプル19)の場合に、図
4に示したz=0.01(サンプル18)と同様、アル
カリ金属元素を含まないサンプル11の場合を上回る結
果が得られた。一方、z=0.0007(サンプル1
6)および0.07(サンプル20)の場合には、Ca
添加の効果が小さい。この結果は、zが0.001未満
のときは、添加量が少ないために添加元素の効果が充分
に発現せず、またzが0.05を越えるときは、結晶構
造が変化することが原因であると考えられる。以上の結
果から、Caの添加量zは、0.001≦z≦0.05
の範囲とするのが最適である。
【0057】さらに、LixNiCayOzで表わされ、
0.001≦z≦0.05の範囲で、xが1.3以上お
よび0.7未満の場合、並びにyが2.2以上および
1.8未満の場合についても同様の試験を行なったが、
電池放電容量は逆に減少した。この上記範囲におけるの
減少の原因は、ストイキオメトリーからの逸脱によって
結晶構造が乱れ、リチウムの拡散が阻害されるためと考
えられる。
0.001≦z≦0.05の範囲で、xが1.3以上お
よび0.7未満の場合、並びにyが2.2以上および
1.8未満の場合についても同様の試験を行なったが、
電池放電容量は逆に減少した。この上記範囲におけるの
減少の原因は、ストイキオメトリーからの逸脱によって
結晶構造が乱れ、リチウムの拡散が阻害されるためと考
えられる。
【0058】また、アルカリ土類金属元素として水酸化
マグネシウム(Mg(OH)2)、炭酸ストロンチウム
(SrCO3)または酸化バリウム(BaO)を添加し
た場合も、水酸化カルシウムを添加した場合と同様の効
果が得られた。
マグネシウム(Mg(OH)2)、炭酸ストロンチウム
(SrCO3)または酸化バリウム(BaO)を添加し
た場合も、水酸化カルシウムを添加した場合と同様の効
果が得られた。
【0059】実施例5.上記実施例2において、アルカ
リ金属元素がナトリウムで、その混合比Zが原子比にし
てニッケル1に対して0.01の材料(サンプル8)の
ニッケルの一部を、種々の比率でコバルトで置換した材
料を、水酸化コバルト(Co(OH)3)をコバルト源
として実施例2と同様の方法で作製した。ニッケル/コ
バルトの比率については、0.9/0.1,0.8/
0.2,0.7/0.3,0.6/0.4のものを作製
し、それぞれサンプル21〜24とした。また、比較サ
ンプルとして、アルカリ金属を含まないZ=0のサンプ
ル11のニッケルを、上記比率でコバルトに置換したも
のを作製し、それぞれサンプル25〜28とした。これ
らのサンプルを正極1として図1のようなコイン電池を
作製し、実施例2と同様の電池容量試験を行なった。
リ金属元素がナトリウムで、その混合比Zが原子比にし
てニッケル1に対して0.01の材料(サンプル8)の
ニッケルの一部を、種々の比率でコバルトで置換した材
料を、水酸化コバルト(Co(OH)3)をコバルト源
として実施例2と同様の方法で作製した。ニッケル/コ
バルトの比率については、0.9/0.1,0.8/
0.2,0.7/0.3,0.6/0.4のものを作製
し、それぞれサンプル21〜24とした。また、比較サ
ンプルとして、アルカリ金属を含まないZ=0のサンプ
ル11のニッケルを、上記比率でコバルトに置換したも
のを作製し、それぞれサンプル25〜28とした。これ
らのサンプルを正極1として図1のようなコイン電池を
作製し、実施例2と同様の電池容量試験を行なった。
【0060】図6は、電池容量試験の一結果を示すもの
で、サンプル21〜24とサンプル25〜28の放電容
量を比較したものである。図6から明らかなように、N
aを含むサンプル21〜24の充放電容量は、Naを含
まないサンプル25〜28の放電容量に比較して、明ら
かな増加が見られた。
で、サンプル21〜24とサンプル25〜28の放電容
量を比較したものである。図6から明らかなように、N
aを含むサンプル21〜24の充放電容量は、Naを含
まないサンプル25〜28の放電容量に比較して、明ら
かな増加が見られた。
【0061】実施例6.実施例5のサンプル22のナト
リウムを、他のアルカリ金属元素、カリウム(K2C
O3)、ルビジウム(Rb2CO3)、セシウム(Cs2C
O3)で置換したものを作製し、それぞれサンプル29
〜31として、実施例5と同様の電池容量試験を行なっ
た。
リウムを、他のアルカリ金属元素、カリウム(K2C
O3)、ルビジウム(Rb2CO3)、セシウム(Cs2C
O3)で置換したものを作製し、それぞれサンプル29
〜31として、実施例5と同様の電池容量試験を行なっ
た。
【0062】図7は電池容量試験の結果で、サンプル2
9〜31と、サンプル26の放電容量を比較したもので
ある。図7から明らかなように、アルカリ金属を含むサ
ンプル29〜31の放電容量は、ナトリウム元素の場合
(サンプル22)と同様に、アルカリ金属を含まないサ
ンプル26の放電容量と比較して、明らかな増加が見ら
れた。
9〜31と、サンプル26の放電容量を比較したもので
ある。図7から明らかなように、アルカリ金属を含むサ
ンプル29〜31の放電容量は、ナトリウム元素の場合
(サンプル22)と同様に、アルカリ金属を含まないサ
ンプル26の放電容量と比較して、明らかな増加が見ら
れた。
【0063】さらに、LixNi1-nConMzOy(M:
アルカリ金属元素、0<n<0.5)で表わされ、0.
001≦z≦0.05の範囲で、xが1.3以上および
0.7未満の場合、並びにyが2.2以上および1.8
未満の場合についても同様に試験を行なったが、電池放
電容量は逆に減少した。この上記範囲におけるの減少の
原因は、ストイキオメトリーからの逸脱によって結晶構
造が乱れ、リチウムの拡散が阻害されるためと考えられ
る。
アルカリ金属元素、0<n<0.5)で表わされ、0.
001≦z≦0.05の範囲で、xが1.3以上および
0.7未満の場合、並びにyが2.2以上および1.8
未満の場合についても同様に試験を行なったが、電池放
電容量は逆に減少した。この上記範囲におけるの減少の
原因は、ストイキオメトリーからの逸脱によって結晶構
造が乱れ、リチウムの拡散が阻害されるためと考えられ
る。
【0064】実施例7.上記実施例4において、アルカ
リ土類金属元素がカルシウムで、その混合比Zが原子比
にしてニッケル1に対して0.01の材料(サンプル1
7)のニッケルの一部を、種々の比率でコバルトで置換
した材料を、水酸化コバルト(CO(OH)3)をコバ
ルト源として実施例4と同様の方法で作製した。ニッケ
ル/コバルトの比率については、実施例5と同様に0.
9/0.1,0.8/0.2,0.7/0.3,0.6
/0.4のものを作製し、それぞれサンプル32〜35
とした。また、比較サンプルとして、アルカリ土類金属
を含まないZ=0のサンプル11のニッケルを、上記比
率でコバルトに置換したもの(実施例5のサンプル25
〜28と同じもの)を用いた。これらのサンプルを正極
1として図1のようなコイン電池を作製し、実施例4と
同様の電池容量試験を行なった。
リ土類金属元素がカルシウムで、その混合比Zが原子比
にしてニッケル1に対して0.01の材料(サンプル1
7)のニッケルの一部を、種々の比率でコバルトで置換
した材料を、水酸化コバルト(CO(OH)3)をコバ
ルト源として実施例4と同様の方法で作製した。ニッケ
ル/コバルトの比率については、実施例5と同様に0.
9/0.1,0.8/0.2,0.7/0.3,0.6
/0.4のものを作製し、それぞれサンプル32〜35
とした。また、比較サンプルとして、アルカリ土類金属
を含まないZ=0のサンプル11のニッケルを、上記比
率でコバルトに置換したもの(実施例5のサンプル25
〜28と同じもの)を用いた。これらのサンプルを正極
1として図1のようなコイン電池を作製し、実施例4と
同様の電池容量試験を行なった。
【0065】図8は電池容量試験の結果で、サンプル3
2〜35とサンプル25〜28の放電容量を比較したも
のである。図8から明らかなように、カルシウムを含む
サンプル32〜35の放電容量は、カルシウムを含まな
いサンプル25〜28の放電容量と比較して、明らかな
増加が見られた。
2〜35とサンプル25〜28の放電容量を比較したも
のである。図8から明らかなように、カルシウムを含む
サンプル32〜35の放電容量は、カルシウムを含まな
いサンプル25〜28の放電容量と比較して、明らかな
増加が見られた。
【0066】実施例8.実施例7のサンプル33のカル
シウムを、他のアルカリ土類金属元素、マグネシウム
(Mg(OH)2)、ストロンチウム(SrCO3)、バ
リウム(BaO)で置換したものを作製し、それぞれサ
ンプル36〜38として、実施例5と同様の電池容量試
験を行なった。
シウムを、他のアルカリ土類金属元素、マグネシウム
(Mg(OH)2)、ストロンチウム(SrCO3)、バ
リウム(BaO)で置換したものを作製し、それぞれサ
ンプル36〜38として、実施例5と同様の電池容量試
験を行なった。
【0067】図9は電池容量試験の結果で、サンプル3
6〜38と、サンプル26の放電容量を比較したもので
ある。図9から明らかなように、アルカリ金属を含むサ
ンプル36〜38の放電容量は、カルシウム元素の場合
(サンプル33)と同様に、アルカリ金属を含まないサ
ンプル26の放電容量と比較して、明らかな増加が見ら
れた。
6〜38と、サンプル26の放電容量を比較したもので
ある。図9から明らかなように、アルカリ金属を含むサ
ンプル36〜38の放電容量は、カルシウム元素の場合
(サンプル33)と同様に、アルカリ金属を含まないサ
ンプル26の放電容量と比較して、明らかな増加が見ら
れた。
【0068】さらに、LixNi1-nConMzOy(M=
アルカリ土類金属元素、0<n<0.5)で表され、
0.001≦z≦0.05の範囲で、xが1.3以上お
よび0.7未満の場合、並びにyが2.2以上および
1.8未満の場合についても同様に試験を行なったが、
電池放電容量は逆に減少した。この上記範囲におけるの
減少の原因は、ストイキオメトリーからの逸脱によって
結晶構造が乱れ、リチウムの拡散が阻害されるためと考
えられる。
アルカリ土類金属元素、0<n<0.5)で表され、
0.001≦z≦0.05の範囲で、xが1.3以上お
よび0.7未満の場合、並びにyが2.2以上および
1.8未満の場合についても同様に試験を行なったが、
電池放電容量は逆に減少した。この上記範囲におけるの
減少の原因は、ストイキオメトリーからの逸脱によって
結晶構造が乱れ、リチウムの拡散が阻害されるためと考
えられる。
【0069】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、正極に、
原子価が+1ないし+3で酸素の6配位構造をとる元素
Mを含有するLi−Ni−M−O系酸化物を用いている
ので、正極の層状構造が安定となり、リチウム電池の充
放電特性が向上し、安定する。
原子価が+1ないし+3で酸素の6配位構造をとる元素
Mを含有するLi−Ni−M−O系酸化物を用いている
ので、正極の層状構造が安定となり、リチウム電池の充
放電特性が向上し、安定する。
【0070】請求項2、3および4に係る発明によれ
ば、正極が含有するLi−Ni−M−O系酸化物の元素
Mに、原子価が+1で酸素の6配位構造をとるアルカリ
金属元素、または原子価が+2で酸素の6配位構造をと
るアルカリ土類金属元素を用いているので、正極の層状
構造安定化に対する効果が大きくなる。
ば、正極が含有するLi−Ni−M−O系酸化物の元素
Mに、原子価が+1で酸素の6配位構造をとるアルカリ
金属元素、または原子価が+2で酸素の6配位構造をと
るアルカリ土類金属元素を用いているので、正極の層状
構造安定化に対する効果が大きくなる。
【0071】請求項5に係る発明によれば、上記元素M
の含有量を、Niに対して原子比で0.001以上、
0.05以下の範囲としているので、正極の層状構造安
定化に対して大きな効果が得られる。
の含有量を、Niに対して原子比で0.001以上、
0.05以下の範囲としているので、正極の層状構造安
定化に対して大きな効果が得られる。
【0072】請求項6に係る発明によれば、元素Mを含
有するLi−Ni−M−O系酸化物は、Niに対して、
原子比で、Liが0.7以上、1.3以下の範囲にあ
り、Oが1.8以上、2.2以下の範囲としているの
で、正極の層状構造安定化に対して大きな効果が得られ
る。
有するLi−Ni−M−O系酸化物は、Niに対して、
原子比で、Liが0.7以上、1.3以下の範囲にあ
り、Oが1.8以上、2.2以下の範囲としているの
で、正極の層状構造安定化に対して大きな効果が得られ
る。
【0073】請求項7に係る発明によれば、正極に、C
oの原子比がNiとCoの原子比の合計に対して0.5
未満で、かつ原子価が+1ないし+3で酸素の6配位構
造をとる元素Mを含有するLi−Ni−Co−M−O系
酸化物を用いているので、正極の層状構造が安定とな
り、リチウム電池の充放電特性が向上し、安定する。
oの原子比がNiとCoの原子比の合計に対して0.5
未満で、かつ原子価が+1ないし+3で酸素の6配位構
造をとる元素Mを含有するLi−Ni−Co−M−O系
酸化物を用いているので、正極の層状構造が安定とな
り、リチウム電池の充放電特性が向上し、安定する。
【0074】請求項8、9および10に係る発明によれ
ば、正極が含有するLi−Ni−Co−M−O系酸化物
の元素Mに、原子価が+1で酸素の6配位構造をとるア
ルカリ金属元素、または原子価が+2で酸素の6配位構
造をとるアルカリ土類金属元素を用いているので、正極
の層状構造安定化に対する効果が大きくなる。
ば、正極が含有するLi−Ni−Co−M−O系酸化物
の元素Mに、原子価が+1で酸素の6配位構造をとるア
ルカリ金属元素、または原子価が+2で酸素の6配位構
造をとるアルカリ土類金属元素を用いているので、正極
の層状構造安定化に対する効果が大きくなる。
【0075】請求項11に係る発明によれば、上記元素
Mの含有量を、NiとCoの原子比の合計に対して、原
子比で0.001以上、0.05以下の範囲としている
ので、正極の層状構造安定化に対して大きな効果が得ら
れる。
Mの含有量を、NiとCoの原子比の合計に対して、原
子比で0.001以上、0.05以下の範囲としている
ので、正極の層状構造安定化に対して大きな効果が得ら
れる。
【0076】請求項12に係る発明によれば、元素Mを
含有するLi−Ni−Co−M−O系酸化物は、Niと
Coの原子比の合計に対して、原子比で、Liが0.7
以上、1.3以下の範囲にあり、Oが1.8以上、2.
2以下の範囲としているので、正極の層状構造安定化に
対して大きな効果が得られる。
含有するLi−Ni−Co−M−O系酸化物は、Niと
Coの原子比の合計に対して、原子比で、Liが0.7
以上、1.3以下の範囲にあり、Oが1.8以上、2.
2以下の範囲としているので、正極の層状構造安定化に
対して大きな効果が得られる。
【図1】 本発明の一実施例になるリチウム電池の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】 本発明の一実施例になるリチウム電池の放電
特性を従来例と比較した図である。
特性を従来例と比較した図である。
【図3】 本発明の一実施例になるリチウム電池におけ
るLi−Ni−M−O系酸化物中のNa含有量と放電容
量との関係を示す図である。
るLi−Ni−M−O系酸化物中のNa含有量と放電容
量との関係を示す図である。
【図4】 本発明の他の実施例になるリチウム電池にお
けるLi−Ni−M−O系酸化物中のCa含有量と放電
容量との関係を示す図である。
けるLi−Ni−M−O系酸化物中のCa含有量と放電
容量との関係を示す図である。
【図5】 本発明の他の実施例になるリチウム電池にお
けるLi−Ni−M−O系酸化物中のCa含有量と放電
容量との関係を示す図である。
けるLi−Ni−M−O系酸化物中のCa含有量と放電
容量との関係を示す図である。
【図6】 本発明の一実施例になるリチウム電池におけ
るLi−Ni−Co−M−O系酸化物中のNa含有量と
放電容量との関係を示す図である。
るLi−Ni−Co−M−O系酸化物中のNa含有量と
放電容量との関係を示す図である。
【図7】 本発明の一実施例になるリチウム電池におけ
るLi−Ni−Co−M−O系酸化物中のアルカリ金属
含有組成物と放電容量との関係を示す図である。
るLi−Ni−Co−M−O系酸化物中のアルカリ金属
含有組成物と放電容量との関係を示す図である。
【図8】 本発明の他の実施例になるリチウム電池にお
けるLi−Ni−Co−M−O系酸化物中のCa含有量
と放電容量との関係を示す図である。
けるLi−Ni−Co−M−O系酸化物中のCa含有量
と放電容量との関係を示す図である。
【図9】 本発明の他の実施例になるリチウム電池にお
けるLi−Ni−Co−M−O系酸化物中のアルカリ金
属含有組成物と放電容量との関係を示す図である。
けるLi−Ni−Co−M−O系酸化物中のアルカリ金
属含有組成物と放電容量との関係を示す図である。
1 正極、2 負極、3 非水電解質、4,5集電体、
6,7ケース、8 ガスケット。
6,7ケース、8 ガスケット。
Claims (12)
- 【請求項1】 Li−Ni−M−O系酸化物(Mは、C
oを除く原子価が+1ないし+3で酸素の6配位構造を
とる元素)を有する正極と、Liイオンを吸蔵および放
出可能な負極と、この負極と上記正極との間に、Liイ
オンが移動可能な電解液とを備えたことを特徴とするリ
チウム電池。 - 【請求項2】 元素Mが、アルカリ金属元素またはアル
カリ土類金属元素であることを特徴とする請求項1記載
のリチウム電池。 - 【請求項3】 アルカリ金属元素が、ナトリウム、カリ
ウム、ルビジウムまたはセシウムであることを特徴とす
る請求項2記載のリチウム電池。 - 【請求項4】 アルカリ土類金属元素が、マグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウムである
ことを特徴とする請求項2記載のリチウム電池。 - 【請求項5】 元素Mの含有量が、Niに対して原子比
で0.001以上、0.05以下の範囲であることを特
徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のリチウム
電池。 - 【請求項6】 Niに対して、原子比で、Liが0.7
以上、1.3以下の範囲にあり、Oが1.8以上、2.
2以下の範囲にあることを特徴とする請求項1ないし5
のいずかに記載のリチウム電池。 - 【請求項7】 Coの原子比がNiとCoの原子比の合
計に対して0.5未満であるLi−Ni−Co−M−O
系酸化物(Mは原子価が+1ないし+3で酸素の6配位
構造をとる元素)を有する正極と、Liイオンを吸蔵お
よび放出可能な負極と、この負極と上記正極との間に、
Liイオンが移動可能な電解液とを備えたことを特徴と
するリチウム電池。 - 【請求項8】 元素Mが、アルカリ金属元素またはアル
カリ土類金属元素であることを特徴とする請求項7記載
のリチウム電池。 - 【請求項9】 アルカリ金属元素が、ナトリウム、カリ
ウム、ルビジウムまたはセシウムであることを特徴とす
る請求項8記載のリチウム電池。 - 【請求項10】 アルカリ土類金属元素が、マグネシウ
ム、カルシウム、ストロンチウムまたはバリウムである
ことを特徴とする請求項8記載のリチウム電池。 - 【請求項11】 元素Mの含有量が、NiとCoの原子
比の合計に対して、原子比で0.001以上、0.05
以下の範囲であることを特徴とする請求項7ないし10
のいずれかに記載のリチウム電池。 - 【請求項12】 NiとCoの原子比の合計に対して、
原子比で、Liが0.7以上、1.3以下の範囲にあ
り、Oが1.8以上、2.2以下の範囲にあることを特
徴とする請求項7ないし11のいずかに記載のリチウム
電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9073664A JPH10188954A (ja) | 1996-10-23 | 1997-03-26 | リチウム電池 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28095096 | 1996-10-23 | ||
| JP8-280950 | 1996-10-23 | ||
| JP9073664A JPH10188954A (ja) | 1996-10-23 | 1997-03-26 | リチウム電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10188954A true JPH10188954A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=26414806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9073664A Pending JPH10188954A (ja) | 1996-10-23 | 1997-03-26 | リチウム電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10188954A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7381496B2 (en) | 2004-05-21 | 2008-06-03 | Tiax Llc | Lithium metal oxide materials and methods of synthesis and use |
-
1997
- 1997-03-26 JP JP9073664A patent/JPH10188954A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7381496B2 (en) | 2004-05-21 | 2008-06-03 | Tiax Llc | Lithium metal oxide materials and methods of synthesis and use |
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