JPH10189408A - 露光装置及び露光方法 - Google Patents

露光装置及び露光方法

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JPH10189408A
JPH10189408A JP8356773A JP35677396A JPH10189408A JP H10189408 A JPH10189408 A JP H10189408A JP 8356773 A JP8356773 A JP 8356773A JP 35677396 A JP35677396 A JP 35677396A JP H10189408 A JPH10189408 A JP H10189408A
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JP
Japan
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light
exposure
illumination light
rectangular substrate
optical system
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JP8356773A
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English (en)
Inventor
Norihiko Hara
典彦 原
Toshihiro Katsume
智弘 勝目
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成にも関わらず、効果的に基板の周
縁部露光を行うことのできる露光装置を提供する。 【解決手段】 パターン露光用の照明光が、複数の遮光
板201a、201bを通過することにより整形されて
角形基板62に到達するので、別個に周縁露光装置を設
けることなく、前記角形基板62上の周縁部のみを露光
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば液晶表示
パネル等を製造するための角形基板を露光する露光装置
に関し、特に角形基板の周縁部を露光用照明光で照射し
て、その部分の感光層を事前に感光させる機能を備えた
露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報可視化の流れにのり、電卓、
ワープロ、パソコン、携帯テレビ等の表示素子として、
液晶表示パネルが多用されるようになってきている。液
晶表示パネルは、ガラス基板上に透明薄膜電極をフォト
リソグラフィの手法で所望の形状にパターニングして形
成される。このリソグラフィのための装置として、マス
ク上に形成された原画パターンを投影露光系を介してガ
ラス基板上のフォトレジスト層に露光するステッパやミ
ラープロジェクション方式のアライナが使われている。
被露光基板としてのガラス基板は年々大型化し、最近で
は500mm×500mm程度のサイズのものまで用意
されている。
【0003】ステッパやアライナは、そのガラス基板の
ほぼ全面に同一のマスクパターンを複数回露光するが、
通常、ガラス基板の周縁部は数ミリ程度の余白を形成す
るように各マスクパターンの露光位置が決められる。こ
のためリソグラフィ工程でポジ型のレジストを使うと、
現像処理のあとではガラス基板の周縁部(余白部)には
未露光によるレジストが残存することになる。ところ
が、この残存レジストは、その塗布時にガラス基板の端
部にも回り込んで(だれて)付着することがある。する
と以降のプロセスにおいて、ガラス基板の端部が何らか
のストッパと接触したようなとき、その端部のレジスト
が剥離して発塵するという恐れが生じる。また、ガラス
基板の端部以外のレジスト塗布面上の周縁部に残ったレ
ジストがプロセス中に悪影響を及ぼすこともあり、プロ
セスの都合上、周縁部のレジストを除去しておきたいと
いう要求もある。
【0004】このような問題点は、半導体ウエハすなわ
ち半導体基板を扱うリソグラフィ工程では以前から注目
されており、現像処理の前に基板の周縁部のみを一定の
幅でレジスト除去のため露光(周縁露光)するという試
みが多数提案されている。基板の場合には、その外形が
円形であることから、基板をほぼ偏心なく回転させつ
つ、基板周縁部に露光用照明光を1〜5mm程度の幅で
照射することによって事前露光を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、角形基板の周縁
部を露光する従来技術としては、たとえばマスクに描か
れたパターン外の帯状部を角形基板の周縁部に焼き付け
る方法や、特開平4−283726号に開示されている
ように、パターン露光装置とは別に周縁部露光用の露光
装置(機構)を設け、別個に周縁部露光を行う方法等が
ある。
【0006】しかしながら、かかる従来技術による周縁
部露光において、前者の技術によるならば、マスクパタ
ーン個々に帯状部が異なるため、それを用いるとすると
感光基板周縁部の露光のためのパターン幅が異なってし
まい、必要なパターン幅を自由に選択できないという問
題点がある。一方、後者の技術によるならば、パターン
露光用のステージとは別に直進移動ユニットやスポット
照射系等を備えた周縁部露光専用の装置が必要となり、
露光装置全体の大型化や製造コストの増大を招くという
問題点がある。
【0007】本願発明は、簡素な構成にも関わらず、効
果的に基板の周縁部露光を行うことのできる露光装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本願発明の露光装置は、パターンが形成されたマスク
(60)に対して照明光(IL)を照射し、マスク(6
0)のパターンの像を投影光学系(PL)を介して角形
基板(62)上の感光層に露光する露光装置において、
複数の遮光板(201a、201b;301a、301
b、301c;401a、401b)により形成された
遮光部と、前記照明光(IL)の透過形状を整形するた
めに前記遮光板(201a、201b;301a、30
1b、301c;401a、401b)を駆動する遮光
板駆動部(202a、202b;302a、302b、
302c;402a、402b、404a、404b)
と、前記角形基板(62)を支持し、前記投影光学系
(PL)の光軸に対して直交する方向に移動可能なステ
ージ(12)と、前記遮光部を透過した照明光(IL)
が前記角形基板(62)の周縁部を露光するように前記
ステージ(12)を駆動するステージ駆動部(20)と
を有することを特徴とする。
【0009】かかる本願発明の露光装置によれば、前記
照明光(IL)が、前記遮光部を透過することにより整
形されて前記基板(62)の周縁部に到達するので、別
個に周縁露光装置を設けることなく、前記角形基板(6
2)上の周縁部のみを露光することができる。
【0010】更に上記目的を達成すべく、本願発明の露
光方法は、パターンが形成されたマスク(60)に対し
て照明光(IL)を照射し、前記マスク(60)のパタ
ーンの像を投影光学系(PL)を介して角形基板(6
2)上の感光層に露光する露光装置を用いた露光方法に
おいて、前記照明光(IL)の透過形状を整形するため
に、前記投影光学系(PL)の光軸に対して直交する方
向に2枚の遮光板(201a、201b)を駆動する第
1駆動ステップと、前記第1駆動ステップにより整形さ
れた透過照明光(IL)が、前記角形基板(62)の一
周縁部を照射するように、前記角形基板(62)を前記
投影光学系(PL)の光軸に対して直交する方向に移動
させる移動ステップと、前記移動ステップにより移動し
た前記角形基板(62)の一周縁部を前記照明光(I
L)により露光する露光ステップと、前記整形された透
過照明光(IL)が、前記露光ステップより露光された
一周縁部と隣り合う別の一周縁部を照射するように、前
記角形基板(62)を前記投影光学系(PL)の光軸に
対して直交する面内で回転させる第2駆動ステップとを
有することを特徴とする。
【0011】かかる本願発明の露光方法によれば、前記
照明光(IL)を、前記2枚の遮光板(201a、20
1b)を通過させて整形しその後前記基板(62)の周
縁部に到達するようにするので、別個に周縁露光装置を
用いることなく、前記角形基板(62)上の周縁部のみ
を露光することができる。また、角形基板(62)を回
転させることにより、露光された周縁部に隣り合う周縁
部にも整形された照明光が到達するようになる。
【0012】更に上記目的を達成すべく、本願発明の露
光方法は、パターンが形成されたマスク(60)に対し
て照明光(IL)を照射し、前記マスク(60)のパタ
ーンの像を投影光学系(PL)を介して角形基板(6
2)上の感光層に露光する露光装置を用いた露光方法に
おいて、前記照明光(IL)の透過形状を整形するため
に、前記投影光学系(PL)の光軸に対して直交する方
向に3枚の遮光板(301a、301b、301c)を
駆動する第1駆動ステップと、前記第1駆動ステップに
より整形された透過照明光(IL)が、前記角形基板
(62)の二周縁部を同時に照射するように、前記角形
基板(62)を前記投影光学系(PL)の光軸に対して
直交する方向に移動させる移動ステップと、前記移動ス
テップにより移動した前記角形基板(62)の二周縁部
を前記照明光(IL)により露光する露光ステップと、
前記整形された透過照明光(IL)が、前記露光ステッ
プより露光された二周縁部とそれぞれ隣り合う別の二周
縁部を同時に照射するように、前記角形基板(62)を
前記投影光学系(PL)の光軸に対して直交する面内で
回転させる第2駆動ステップとを有することを特徴とす
る。
【0013】かかる本願発明の露光方法によれば、前記
照明光(IL)を、前記3枚の遮光板(301a、30
1b、301c)を通過させて整形し、それにより2束
の照明光(IL)が前記基板(62)の周縁部に到達す
るようにするので、一度に前記角形基板(62)上の2
つの周縁部を露光することができ、効率を上げることが
できる。
【0014】更に上記目的を達成すべく、本願発明の露
光方法は、パターンが形成されたマスク(60)に対し
て照明光(IL)を照射し、前記マスク(60)のパタ
ーンの像を投影光学系(PL)を介して角形基板(6
2)上の感光層に露光する露光装置を用いた露光方法に
おいて、前記照明光(IL)の透過形状を、前記角形基
板(62)の一周縁部に沿った形となるように整形する
ために、前記投影光学系(PL)の光軸に対して直交す
る方向に2枚の遮光板(401a、401b)を駆動す
る第1駆動ステップと、前記第1駆動ステップにより整
形された透過照明光(IL)が、前記角形基板(62)
の一周縁部を照射するように、前記角形基板(62)を
前記投影光学系(PL)の光軸に対して直交する方向に
相対移動させる第1移動ステップと、前記移動ステップ
により移動した前記角形基板(62)の一周縁部を前記
照明光(IL)により露光する露光ステップと、前記照
明光(IL)の透過形状を、前記角形基板(62)の一
周縁部に隣り合う別の一周縁部に沿った形となるように
整形するために、前記投影光学系(PL)の光軸に対し
て直交する方向に2枚の遮光板を駆動する第2駆動ステ
ップと、前記第2駆動ステップにより整形された透過照
明光(IL)が、前記露光ステップより露光された一周
縁部と隣り合う別の一周縁部を照射するように、前記角
形基板(62)を前記投影光学系(PL)の光軸に対し
て直交する方向に駆動する第2移動ステップとを有する
ことを特徴とする。
【0015】かかる本願発明の露光方法によれば、まず
前記照明光(IL)を、前記2枚の遮光板(401a、
401b)を通過させて前記角形基板(62)の一周縁
部に沿った形に整形しその周縁部に到達するようにし、
その後前記2枚の遮光板(401a、401b)を通過
する照明光(IL)が前記角形基板(62)の露光され
た周縁部と隣り合う周縁部に到達するように、前記2枚
の遮光板(401a、401b)を前記投影光学系(P
L)の光軸に直交する方向に駆動できるので、別個に周
縁露光装置を用いることなく、かつ基板(62)を回転
させることなく、前記角形基板(62)上の全周縁部を
露光することができる。
【0016】更に上記目的を達成すべく、本願発明の露
光方法は、パターンが形成されたマスク(60)に対し
て照明光(IL)を照射し、前記マスク(60)のパタ
ーンの像を投影光学系(PL)を介して角形基板(6
2)上の感光層に露光する露光装置を用いた露光方法に
おいて、前記照明光(IL)の透過形状を整形するため
に、前記投影光学系(PL)の光軸に対して直交する方
向に2枚の遮光板(201a、201b)を駆動する第
1駆動ステップと、前記第1駆動ステップにより整形さ
れた透過照明光(IL)が、前記角形基板(62)の一
周縁部を照射するように、前記角形基板(62)を前記
投影光学系(PL)の光軸に対して直交する方向に移動
させる移動ステップと、前記移動ステップにより移動し
た前記角形基板(62)の一周縁部を前記照明光(I
L)により露光する露光ステップと、前記整形された透
過照明光(IL)が、前記露光ステップより露光された
一周縁部と隣り合う別の一周縁部を照射するように、前
記投影光学系(PL)の光軸に対して直交する面内で前
記遮光板(201a、201b)を回転させる第2駆動
ステップとを有することを特徴とする。
【0017】かかる本願発明の露光方法によれば、前記
照明光(IL)を、前記2枚の遮光板(201a、20
1b)を通過させて前記角形基板(62)の一周縁部に
沿った形に整形しその周縁部に到達するようにし、その
後前記2枚の遮光板(201a、201b)を通過する
照明光(IL)が前記角形基板(62)の露光された周
縁部と隣り合う周縁部に到達するように、前記2枚の遮
光板を前記投影光学系(PL)の光軸に直交する面内で
回転できるので、別個に周縁露光装置を用いることな
く、かつ前記角形基板(62)を回転させることなく、
前記角形基板(62)上の全周縁部を露光することがで
きる。
【0018】更に上記目的を達成すべく、本願発明の露
光装置は、パターンが形成されたマスク(60)に対し
て照明光(IL)を照射し、マスク(60)のパターン
の像を投影光学系(PL)を介して角形基板(62)上
の感光層に露光する露光装置において、複数の遮光板
(201a、201b;301a、301b、301
c;401a、401b)により形成された遮光部と、
前記照明光(IL)の透過形状を整形するために前記遮
光板(201a、201b;301a、301b、30
1c;401a、401b)を駆動する遮光板駆動部
(202a、202b;302a、302b、302
c;402a、402b、404a、404b)と、前
記角形基板(62)を支持し、前記投影光学系(PL)
の光軸に対して直交する方向に移動可能なステージ(1
2)と、前記遮光部を透過した照明光(IL)が前記角
形基板(62)の一周縁部を露光するように前記ステー
ジ(12)を駆動するステージ駆動部(20)と、前記
遮光部を透過した照明光(IL)が前記角形基板(6
2)の別の周縁部を露光するように前記遮光板を回転す
る遮光板回転部とを有することを特徴とする。
【0019】かかる本願発明の露光装置によれば、前記
照明光(IL)を、前記遮光部を透過させて前記角形基
板(62)の一周縁部に沿った形に整形しその周縁部に
到達するようにし、その後前記遮光部を透過する照明光
(IL)が前記角形基板(62)の露光された周縁部と
隣り合う周縁部に到達するように、前記複数の遮光板
(201a、201b;301a、301b、301
c;401a、401b)を前記投影光学系(PL)の
光軸に直交する面内で回転できるので、別個に周縁露光
装置を設けることなく、かつ前記角形基板(62)を回
転させることなく、前記角形基板(62)上の全周縁部
を露光することができる。
【0020】更に上記目的を達成すべく、本願発明の露
光方法は、パターンが形成されたマスク(60)に対し
て照明光(IL)を照射し、前記マスク(60)のパタ
ーンの像を投影光学系(PL)を介して角形基板(6
2)上の感光層に露光する露光装置を用いた露光方法に
おいて、前記照明光(IL)の透過形状を整形するため
に、前記投影光学系(PL)の光軸に対して直交する方
向に2枚の遮光板(201a、202b)を駆動する第
1駆動ステップと、前記第1駆動ステップにより整形さ
れた透過照明光(IL)が、前記角形基板(62)の第
1周縁部を照射するように、前記角形基板(62)を前
記投影光学系(PL)の光軸に対して直交する方向に移
動させる第1移動ステップと、前記移動ステップにより
移動した前記角形基板(62)の第1周縁部を前記照明
光(IL)により露光する露光ステップと、前記整形さ
れた透過照明光(IL)が、前記露光ステップより露光
された第1周縁部と対向する位置にある第2周縁部を照
射するように、前記角形基板(62)を前記投影光学系
(PL)の光軸に対して直交する方向に移動する第2移
動ステップと、前記移動ステップにより移動した前記角
形基板(62)の第2周縁部を前記照明光(IL)によ
り露光する露光ステップと、前記整形された透過照明光
(IL)が、前記露光ステップより露光された第2周縁
部と隣り合う第3周縁部を照射するように、前記角形基
板(62)若しくは前記遮光板(201a、201b)
を前記投影光学系(PL)の光軸に直交する面内で回転
し、かつ移動する第3移動ステップと、前記第3移動ス
テップにより移動した前記角形基板(62)の第3周縁
部を前記照明光(IL)により露光する露光ステップ
と、前記整形された透過照明光(IL)が、前記露光ス
テップより露光された第3周縁部と対向する位置にある
第4周縁部を照射するように、前記角形基板(62)を
前記投影光学系(PL)の光軸に対して直交する方向に
移動する第3移動ステップと、前記移動ステップにより
移動した前記角形基板(62)の第4周縁部を前記照明
光(IL)により露光する露光ステップと、を有するこ
とを特徴とする。
【0021】かかる本願発明の露光方法によれば、前記
2枚の遮光板(201a、201b)を通過させて整形
した前記照明光(IL)を、前記角形基板(62)の4
つの周縁部に当てる順序を最適にすることにより、前記
角形基板(62)上の全周縁部を露光するに必要な時間
を少なくすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係わる露光装置の概略構成を示す図である。この露光
装置は、図1における紙面直交面内(XY平面内)を2
次元的に移動する基板ステージ12と、投影光学系とし
ての投影レンズPLの上方に配置されたマスク(レチク
ル)60のパターンの像を、角形感光基板としての基板
62上に投影する投影レンズPLと、露光光ILを射出
する露光用の光源14と、露光光ILをマスク60上に
照射する照明光学系と、基板の周縁部を露光するための
遮光板201a、201b;301a、301b、30
1c;401a、401bと、これらの遮光板を駆動す
る駆動手段(遮光板駆動部)としてのアクチュエータ2
02a、202b;302a、302b、302c;4
02a、402b、404a、404bと、これらを制
御する主制御系22と、基板アライメント及びベースラ
インチェックを行うための基板アライメント系100
と、マスクアライメント及びベースラインチェックを行
うためのTTRアライメント系101等を設けている。
投影レンズPLは、その光軸AXが基板ステージ12の
移動方向に直交するように配置されている。
【0023】基板ステージ12には図示しないモータを
含んで構成されるステージ駆動部20が併設されてい
る。この基板ステージ12の移動は、光波干渉計27が
移動鏡26の移動を計測することにより検出される。な
お、図示しないが光波干渉計27は、ステージのX、Y
座標軸上の移動を計測するために、X、Y座標軸上に2
つ設けられている。主制御系22は、この光波干渉計2
6の出力に基づいてステージ駆動部20を駆動制御す
る。これにより、基板ステージ12はX、Y座標軸上を
2次元移動できる構成となっている。この基板ステージ
12上には基板ホルダ24が設けられており、基板ホル
ダ24上に基板62が真空吸着により保持されている。
また、基板ステージ上にダミー露光領域25及び基準マ
ークFMが設けられている。
【0024】投影レンズPLは、本実施の形態において
両側テレセントリックな投影レンズを使用する。この投
影レンズPLは、実際には光軸AX方向(Z軸方向)に
沿って配置されて複数のレンズエレメント(いずれも図
示を省略する。)を含んで構成されている。
【0025】マスク60は、投影レンズPLの光軸AX
と直交する面内でX、Y、θ方向に微動するマスクステ
ージ28上に保持されている。尚、このマスク60のパ
ターン面は、投影レンズPLに関して基板62の表面と
共役となっている。
【0026】光源14は、基板上に塗布された感光剤と
してのレジストを感光するため、例えば、超高圧水銀ラ
ンプ、エキシマレーザ(KrF、Arf)、YAGレー
ザ等で構成され、g線、i線、エキシマ光(波長248
nm: KrF、193nm: ArF)、YAGレー
ザの高調波(波長200nm以下)等の露光光ILを発
生する。本実施の形態では、光源14をi線として説明
する。
【0027】露光光ILをマスク60上に照明する照射
光学系は、光源14から出射された露光光ILを反射し
て水平に折り曲げるミラー30と、このミラー30によ
り反射された露光光ILの進行方向に向かって順次配置
されたオプチカルインテグレータ(フライアイレンズ)
等を含むフライアイ光学系32,リレー光学系34と、
マスク60の上方にほぼ45度で斜設されたダイクロイ
ックミラー36と、このダイクロックミラー36とマス
ク60との間に配置されたメインコンデンサーレンズ3
8とを含んで構成されている。光源14とミラー30と
の間に、露光光ILの光路を開閉するシャッター40が
設けられており、このシャッター40は、シャッター駆
動部42を介してシャッター制御回路44によって駆動
されるようになっている。フライアイ光学系32の射出
面(マスク60に対するフーリエ変換面)には、照明系
絞り46が配置されている。フライアイレンズ光学系3
2の射出面は投影レンズPLの瞳面と共役に配置されて
いる。
【0028】又、リレー光学系34の中には、マスク6
0上の露光光ILの照射面積を可変にするため、ブライ
ンド52が設けられている。このブラインド52は、マ
スク60のパターン面と共役に配置されている。なお、
ブラインド52はブラインド駆動部54により駆動さ
れ、このブラインド駆動部54とブラインド52によっ
て、マスク60上の照射面積が設定される。
【0029】矩形状の遮光板201a、201bは、マ
スク60と投影レンズPLとの間に配置され、マスク6
0を透過した露光光ILを遮光する。このとき、後述す
るように被露光基板である角形基板の周縁部の一辺(一
周縁部)を露光するように、アクチュエータ202a、
202bは、遮光板201a、201bを駆動し、露光
光ILの透過形状を整形する。なお、図2には遮光板2
01a、201b及びアクチュエータ202a、202
bを上から見た様子が示されており、遮光板201a、
201bは、アクチュエータ202a、202bにより
同図中の矢印方向に移動可能になっている。
【0030】基板アライメント系100及びTTRアラ
イメント系101は、アライメント及びベースラインチ
ェックに用いられている。なお、本実施の形態では、図
1に示すようにTTRタイプのアライメント方式を例に
挙げて説明する。TTRアライメント系101は、マス
ク60の上方に設けられ、ベースラインチェックの際に
マスク60の回路パターン領域の周縁のマスクマークR
Mと基板ステージ12上に設けられた基準マークFMと
を同時に検出するための検出用光学系である。基板アラ
イメント系100は、投影レンズPLの周縁に設けた、
いわゆるオフアクシス系を形成している。この基板アラ
イメント系100系は、基準マークFM及びアライメン
トマーク111をベースラインチェック及び基板のアラ
イメントの際に検出するための検出用光学系である。な
お、基板アライメント系100及びTTRアライメント
系101は、図1中で紙面と垂直な方向にも設けられて
おり、マスク60と基板62を2次元的にアライメント
あるいはベースラインチェックを行うことができる。
【0031】ところで、TTRアライメント系101
は、ラインガイド120から供給される光束によってマ
スクマークRM及び基準マークFMを検出する。このラ
イトガイド120は、露光光ILと同一波長の照明光を
供給し、マスクマークRM及び基準マークFMに照射す
る。例えば、光源14から露光光ILをライトガイド1
20を介してマスク60及び基準マークFMを照射す
る。また、基板アライメント系100は、ライトガイド
121によって供給される光束によって基準マークFM
及びアライメントマーク111を検出する。なお、ライ
トガイド121は、露光光ILと同一の波長を供給する
必要はなく、ハロゲンランプなどの光源から照明光を供
給する。
【0032】また、投影レンズPLの周縁(投影視野
外)に設けられた基板アライメント系100は、内部に
基板62上のアライメントマーク111又は基準マーク
FMを検出するために、基準となる指標マークTMがガ
ラス板に設けられ、投影像面(基板表面、又は基準マー
クFMの面)とほぼ共役に配置されている。基板アライ
メント系100の光軸は、投影面像側では投影レンズP
Lの光軸AXと平行である。
【0033】次に上記構成を有する露光装置が、角形基
板に対して周縁露光を行う動作について、図3を用いて
説明する。図3は、本願発明にかかる露光装置におけ
る、角形基板の周縁露光を示すフローチャートである。
マスク60がマスクステージに載置されている状態で
も、遮光板間を通過する光を遮らない位置にマスクを退
避させることにより、周縁露光は可能となるが、マスク
ステージからマスクを排除して周縁露光を行うこともも
ちろん可能である。
【0034】シャッター40を閉じた状態で、まずステ
ップS101において、アクチュエータ202a、20
2bにより遮光板201a、201bを駆動して、遮光
板間を通過する光が角形基板の周縁を露光するのに適切
な幅を有するよう、遮光板201a、201bの位置を
調整する。この遮光板の間隔が広すぎれば、パターン露
光時に悪影響が及び、一方狭すぎればレジスト除去が不
十分となる。この間隔の設定は、主制御系22が遮光板
を駆動した際にエンコーダカウント値を計測することに
よって行う。
【0035】続くステップS102において、図1に示
す基板62を載せた基板ステージ12を移動し、基板の
一周縁部に遮光板間を通過する露光光ILが到達するよ
うにする。上述したようにして、指標マークTMに対し
て基準マークFMがアライメントされたときの基板ステ
ージ12の位置を光波干渉計27により検出できれば、
計算により基板の一縁近傍に露光光ILが到達する位置
までの距離がわかり、それにより基板ステージを適切に
移動することが可能となる。なお、基板の形状は長方形
であるものとする。
【0036】ステップS103において、シャッター4
0を開放し、光源14からの露光光ILを用いて基板の
一周縁部を露光する。このとき、ステップS101にお
いて遮光板201a、201bにより整形され、基板の
一周縁部に到達した露光光ILの露光フィールドは一周
縁部の面積に満たないため、遮光板201a、201b
と基板とを相対的に露光フィールドの長手方向に移動
(走査)させる。アクチュエータ202a、202bは
遮光板201a、201bを駆動し、ステージ駆動部2
0が基板ステージ12を駆動する。なお、露光光ILの
露光フィールドが一周縁部の面積以上の時は、一括露光
しても良い。その後シャッター40を閉じた後、ステッ
プS104で基板ステージ12を投影光学系PLの光軸
に対して直交する方向に平行移動させ、露光された基板
の一周縁部と対向する位置にある一周縁部に遮光板間を
通過する露光光ILが到達するようにする。更に、ステ
ップS105において、再びシャッター40を開放し、
光源14からの露光光ILを用いて、ステップS103
で露光された基板の一周縁部と対向する位置にある一周
縁部をステップS103と同様にして露光する。その後
シャッター40を閉じた後、ステップS106で基板ス
テージ12を光軸周りに90度回転させる。
【0037】ここで、周縁部を露光しようとする基板は
長方形状をしているので、基板ステージ12を単に90
度回転しただけでは、露光が終了した周縁部に隣接する
周縁部に対して、遮光板201a、201b間を通過し
た露光光ILが到達しない。そこで、ステップS107
において、基板ステージ12を光軸に対して直交する方
向に移動させ、ステップS105で露光された基板の一
周縁部と隣り合う位置にある一周縁部に遮光板間を通過
する露光光ILを到達させる。ところで、遮光板201
a、201bと基板との位置関係は、相対的にある程度
の精度をもって機械的に取り付けられた形で決定されて
いる。そして主制御系22は、予め記憶している遮光板
と基板との相対位置関係と基板との大きさとから、遮光
板を通過する露光光ILを一周縁部に到達させるべく基
板ステージ12若しくは遮光板201a、201bを駆
動する。更に、ステップS108において、再びシャッ
ター40を開放し、光源14からの露光光ILを用い
て、ステップS105で露光された基板の一周縁部と隣
接する位置にある一周縁部を露光する。
【0038】その後シャッター40を閉じた後、ステッ
プS109で基板ステージ12を光軸に対して直交する
方向に平行移動させ、ステップS108で露光された基
板の一周縁部と対向する位置にある一周縁部に遮光板間
を通過する露光光ILが到達するようにする。更に、ス
テップS110において、再びシャッター40を開放
し、光源14からの露光光ILを用いて、ステップS1
08で露光された基板の一周縁部と対向する位置にある
一周縁部を露光する。その後シャッター40を閉じて、
角形基板の周縁露光を終了する。
【0039】次に、角形基板の周縁露光の別な実施の形
態を図4を用いて説明する。図4は、本願発明にかかる
基板の周縁露光の別な実施の形態を示すフローチャート
である。図4の実施の形態は、正方形の基板の周縁露光
に適している。
【0040】シャッター40を閉じた状態で、まずステ
ップS201において、アクチュエータ202a、20
2bにより遮光板201a、201bを投影レンズPL
の光軸に直交する方向に駆動して、遮光板間を通過する
光が角形基板の周縁を露光するに適切な幅を有するよ
う、遮光板201a、201bの位置を調整する。
【0041】続くステップS202において、基板を載
せた基板ステージ12を移動し、基板の一周縁部に遮光
板間を通過する露光光ILが到達するようにする。ステ
ップS203において、シャッター40を開放し、光源
14からの露光光ILを用いて基板の一周縁部を露光す
る。なお、本実施の形態においては、一括露光により周
縁露光を行う。正方形の基板を用いているため、その基
板若しくは遮光板の回転動作のみで露光することがで
き、スループットを向上させることができるからであ
る。その後シャッター40を閉じた後、ステップS20
4で基板ステージ12を、基板の中心を通る光軸に平行
な軸線周りに例えば右回りに90度回転させる。なお、
基板の中心が光軸と一致していれば、基板ステージを光
軸周りに回転させれば足りるため、周縁露光処理が容易
である。かかるステージの回転により、露光された基板
の一周縁部と隣り合う位置にある一周縁部に遮光板間を
通過する露光光ILが到達するようにする。
【0042】基板における全ての周縁部が露光されるま
で、ステップS203及びS204を繰り返し、ステッ
プS205において、全ての周縁部が露光されたと判断
されたときに、かかる基板の周縁露光が終了する。
【0043】なお、周縁露光後にマスクパターンを投影
露光するときは、遮光板201a、201bをそれぞれ
光軸から適宜後退させて、遮光板が露光光ILを遮るこ
とがないようにする。本実施の形態によれば、周縁部露
光に当たっては、余分な露光系を別途設ける必要がな
く、またステッピングすることなく一度に露光を達成す
るため、高いスループットが期待できる。
【0044】アクチュエータ201a、201bは高速
駆動可能なため、遮光板201a、201bを移動する
に当たって露光動作に支障がないようになっている。こ
れに対し、たとえばマスクブラインド52はきわめて移
動速度が遅いため、遮光板201a、201bの代わり
に用いて周縁露光するには不適当である。
【0045】上述した実施の形態においては、本願発明
が適用される露光装置は縮小投影系であったが、等倍系
はもちろん拡大系であっても適用可能である。なお、拡
大系においては、遮光板間を通過する露光光ILのスリ
ット形状は拡大されて、基板に到達する。従って、遮光
板の長さは、基板の一辺長よりも短くて足りる。
【0046】図5は、本願発明の別な実施の形態にかか
る露光装置の遮光板301a、301b、301cを上
方から見た図である。図2に記載の実施の形態によれ
ば、遮光板は2枚設けられていたが、図5においては、
3枚の遮光板が設けられている。3枚の遮光板を用いれ
ば、遮光板間を通過する露光光ILは2束となり、よっ
て遮光板の寸法を適宜選択することにより、一度に基板
の対向する二周縁部を露光することができる。
【0047】図6は、図5に示す本願発明にかかる露光
装置における、角形基板の周縁露光を示すフローチャー
トである。図6において、シャッター40を閉じた状態
で、まずステップS301において、アクチュエータ3
02a、302b、302cにより遮光板301a、3
01b、301cを投影レンズPLの光軸に直交する方
向に駆動して、遮光板間を通過する二束の光が角形基板
の対向する二周縁部を露光するに適切な幅を有するよ
う、遮光板の位置を調整する。
【0048】続くステップS302において、基板を載
せた基板ステージ12を移動し、基板の二周縁部に遮光
板間を通過する露光光ILが到達するようにする。
【0049】ステップS303において、シャッター4
0を開放し、光源14からの露光光ILを用いて基板の
一周縁部を露光する。このとき、ステップS301にお
いて遮光板301a、301b、301cにより整形さ
れ、基板の一周縁部に到達した露光光ILの露光フィー
ルドは一周縁部の面積に満たないため、遮光板301
a、301b、301cと基板とを相対的に露光フィー
ルドの長手方向に移動(走査)させる。アクチュエータ
302a、302b、302cは遮光板301a、30
1b、301cを駆動し、ステージ駆動部20が基板ス
テージ12を駆動する。なお、露光光ILの露光フィー
ルドが一周縁部の面積以上の時は、一括露光しても良
い。その後シャッター40を閉じた後、ステップS30
4で基板ステージ12を光軸周りに90度回転させ、ス
テップS303で露光された基板の二周縁部とそれぞれ
隣り合う位置にある二周縁部に遮光板間を通過する露光
光ILが到達するようにする。
【0050】更に、ステップS305において、再びシ
ャッター40を開放し、光源14からの露光光ILを用
いて、ステップS303で露光された基板の二周縁部と
隣接する位置にある二周縁部を一度に露光する。このと
きも、ステップS303と同様に遮光板301a、30
1b、301cと基板とを相対的に露光フィールドの長
手方向に移動(走査)させ露光を行う。その後シャッタ
ー40を閉じて、角形基板の周縁露光を終了する。
【0051】ところで、一般的に基板ステージは重いた
め、基板ステージ自体を回転することは困難な場合もあ
る。以下の実施の形態によれば、基板ステージを回転さ
せなくても、角形基板の周縁露光が達成できる。図7、
8は、本願発明の別な実施の形態にかかる露光装置の遮
光板401a、401bを上方から見た図である。遮光
板401a、401bは、アクチュエータ402a、4
02bにより、光軸に直交するX軸方向にそれぞれ駆動
制御される。一方、アクチュエータ402a、402b
はそれぞれステージ403a、403bに載せられてお
り、このステージ403a、403bは、それぞれアク
チュエータ404a、404bにより、光軸に直交しか
つX軸に直交するY軸方向に駆動制御される。すなわ
ち、遮光板401a、401bは光軸に直交する面内で
移動自在となっている。
【0052】図7、8から理解されるように、遮光板4
01a、401bはそれぞれL字形状を有しており、互
いに対して倒置するような形で重合されている。従っ
て、遮光板401aと401bとの間には、長方形状の
露光光透過部Aが形成されている。かかる遮光板はL字
形状をなしているので、各アクチュエータにより適宜駆
動されることによって、露光光透過部AをY軸方向に延
びる長辺を有する長方形状とすることもでき(図7)、
一方X軸方向に延びる長辺を有する長方形状とすること
もできる(図8)。
【0053】図9を参照して、より具体的に角形基板の
周縁露光について説明する。図9は、本願発明にかかる
露光装置における、角形基板の周縁露光を示すフローチ
ャートである。シャッター40を閉じた状態で、まずス
テップS401において、アクチュエータ402a、4
02b及び404a、404bにより遮光板401a、
401bを駆動して、露光光透過部Aを図7に示すよう
な形状とし、かつ露光光透過部Aを通過する光が角形基
板の周縁を露光するに適切な幅を有するよう、遮光板4
01a、401bの位置を調整する。
【0054】続くステップS402において、基板を載
せた基板ステージ12を移動し、基板の一周縁部に遮光
板間を通過する露光光ILが到達するようにする。ステ
ップS403において、シャッター40を開放し、光源
14からの露光光ILを用いて基板の一周縁部を露光す
る。このとき、ステップS401において遮光板401
a、401bにより整形され、基板の一周縁部に到達し
た露光光ILの露光フィールドは一周縁部の面積に満た
ないため、遮光板401a、401bと基板とを相対的
に露光フィールドの長手方向に移動(走査)させる。ア
クチュエータ402a、402b又は404a、404
bは遮光板401a、401bを駆動し、ステージ駆動
部20が基板ステージ12を駆動する。なお、露光光I
Lの露光フィールドが一周縁部の面積以上の時は、一括
露光しても良い。その後シャッター40を閉じた後、ス
テップS404で基板ステージ12を光軸に対して直交
する方向に平行移動させ、露光された基板の一周縁部と
対向する位置にある一周縁部に遮光板間を通過する露光
光ILが到達するようにする。
【0055】更に、ステップS405において、再びシ
ャッター40を開放し、光源14からの露光光ILを用
いて、ステップS103で露光された基板の一周縁部と
対向する位置にある一周縁部を露光する。このときも、
ステップS403と同様に遮光板401a、401bと
基板とを相対的に露光フィールドの長手方向に移動(走
査)させ露光を行う。その後シャッター40を閉じる。
【0056】ここで、図3に示す実施の形態では、基板
ステージ12を90度回転していたが、本実施の形態に
おいては、基板ステージ12を回転させない。そのかわ
り、ステップS406において、アクチュエータ402
a、402b及び404a、404bにより遮光板40
1a、401bを駆動して、露光光透過部Aを図8に示
すような形状とし、かつ露光光透過部Aを通過する光が
角形基板の周縁を露光するに適切な幅を有するよう、遮
光板401a、401bの位置を再調整する。
【0057】続くステップS407で、基板ステージ1
2を光軸に対して直交する方向に平行移動させ、露光さ
れた基板の一周縁部と隣り合う位置にある一周縁部に遮
光板間を通過する露光光ILが到達するようにする。更
に、ステップS408において、再びシャッター40を
開放し、光源14からの露光光ILを用いて、ステップ
S105で露光された基板の一周縁部と隣り合う位置に
ある一周縁部を露光する。このときも、ステップS40
3と同様に遮光板401a、401bと基板とを相対的
に露光フィールドの長手方向に移動(走査)させ露光を
行う。
【0058】その後シャッター40を閉じた後、ステッ
プS409で基板ステージ12を光軸に対して直交する
方向に平行移動させ、露光された基板の一周縁部と対向
する位置にある一周縁部に遮光板間を通過する露光光I
Lが到達するようにする。更に、ステップS410にお
いて、再びシャッター40を開放し、光源14からの露
光光ILを用いて、ステップS108で露光された基板
の一周縁部と対向する位置にある一周縁部を露光する。
このときも、ステップS403と同様に遮光板401
a、401bと基板とを相対的に露光フィールドの長手
方向に移動(走査)させ露光を行う。その後シャッター
40を閉じて、角形基板の周縁露光を終了する。本実施
の形態によれば、基板ステージ12を回転させることな
く角形基板の周縁露光が達成され、それにより装置の簡
素化や処理速度の向上が図れる。
【0059】更に、別の実施の形態として、基板ステー
ジ12を回転させるのではなく、遮光板を、露光光IL
が遮光板の間を通過する形状を維持したまま、光軸と平
行な軸線周りに回転させることにより、角形基板の周縁
露光を達成することもできる。かかる遮光板を回転させ
る構成としては、露光光透過部の形状が、例えば図7,
8に示すように互いに異なる2組の遮光板をターレット
に載せて、露光すべき角形基板の周縁部に応じて切り換
える方式や、透明なステージに遮光板とアクチュエータ
を載せて、ステージごと回転する方式がある。この実施
の形態の場合には、図3に示すフローチャートの内、ス
テップS106においてステージを回転させる代わり
に、遮光板を回転させることにより達成できる。本実施
の形態によれば、上述の実施の形態と同様に、基板ステ
ージを回転させることなく角形基板の周縁露光が達成さ
れ、それにより装置の簡素化や処理速度の向上が図れ
る。この際露光装置に拡大系を用いれば、倍率分回転動
作の制御速度を上げることができ、また位置決め精度も
向上するというメリットもある。
【0060】なお、上述した実施の形態においては、遮
光板201a、201b;301a301b、301c
及びアクチュエータ202a、202b;302a、3
02b、302cが、例えば基板のX軸方向の周縁部を
露光するものである。従って、基板のY軸方向の周縁を
同時に露光できるよう、同様な遮光板及びアクチュエー
タを、互いに直交するように設けることにより、より短
時間で達成することができる。
【0061】以上、本願発明を実施の形態を参照して説
明してきたが、本願発明は上記実施の形態に限定して解
釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であるこ
とはもちろんである。
【0062】
【発明の効果】本願発明の露光装置によれば、照明光
が、遮光部を透過することにより整形されて角形基板の
周縁部に到達するので、別個に独立に周縁露光装置を設
けることなく、前記角形基板上の周縁部のみを露光する
ことができる。
【0063】更に本願発明の露光方法によれば、照明光
を、2枚の遮光板を通過させて整形しその後前記基板の
周縁部に到達するようにするので、別個に周縁露光装置
を用いることなく、前記角形基板上の周縁部のみを露光
することができる。また、角形基板を回転させることに
より、露光された周縁部に隣り合う周縁部にも整形され
た露光光が到達するようになるため、遮光板を回転させ
る構成を設ける必要もなく、基板の全周縁部の露光が容
易に行える。
【0064】更に本願発明の露光方法によれば、照明光
を、3枚の遮光板を通過させて整形し、それにより2束
の照明光が角形基板の周縁部に到達するようにするの
で、一度に前記角形基板上の2つの周縁部を露光するこ
とができる。
【0065】更に本願発明の露光方法によれば、照明光
を、2枚の遮光板を通過させて角形基板の一周縁部に沿
った形に整形しその周縁部に到達するようにし、その後
前記2枚の遮光板を通過する照明光が前記角形基板の露
光された周縁部と隣り合う周縁部に到達するように、前
記2枚の遮光板を前記投影光学系の光軸に直交する方向
に駆動できるので、別個に周縁露光装置を用いることな
く、かつ基板を回転させることなく、前記角形基板上の
全周縁部を露光することができる。
【0066】更に本願発明の露光方法によれば、照明光
を、2枚の遮光板を通過させて角形基板の一周縁部に沿
った形に整形しその周縁部に到達するようにし、その後
前記2枚の遮光板を通過する照明光が前記角形基板の露
光された周縁部と隣り合う周縁部に到達するように、前
記2枚の遮光板を前記投影光学系の光軸に直交する面内
で回転できるので、別個に周縁露光装置を用いることな
く、かつ基板を回転させることなく、前記角形基板上の
全周縁部を露光することができる。
【0067】更に本願発明の露光装置によれば、照明光
を、2枚の遮光板を通過させて角形基板の一周縁部に沿
った形に整形しその周縁部に到達するようにし、その後
前記2枚の遮光板を通過する照明光が前記角形基板の露
光された周縁部と隣り合う周縁部に到達するように、前
記2枚の遮光板を前記投影光学系の光軸に直交する面内
で回転できるので、別個に周縁露光装置を設けることな
く、かつ基板を回転させることなく、前記角形基板上の
全周縁部を露光することができる。
【0068】更に本願発明の露光方法によれば、2枚の
遮光板を通過させて整形した照明光を、角形基板の4つ
の周縁部に当てる順序を最適にすることにより、前記角
形基板上の全周縁部を露光するに必要な時間を少なくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態にかかる露光装置として
露光装置の概略構成を示す図である。
【図2】本願発明の一実施の形態にかかる露光装置の遮
光板201a、201bを上方から見た図である。
【図3】本願発明の一実施の形態にかかる露光装置によ
る角形基板の周縁露光を示すフローチャートである。
【図4】本願発明の別な実施の形態にかかる露光装置に
よる角形基板の周縁露光を示すフローチャートである。
【図5】本願発明の更に別な実施の形態にかかる露光装
置の遮光板301a、301b、301cを上方から見
た図である。
【図6】図5の露光装置による角形基板の周縁露光を示
すフローチャートである。
【図7】本願発明の更に別な実施の形態にかかる露光装
置の遮光板401a、401bを上方から見た図であ
る。
【図8】図7の遮光板401a、401bの相対位置を
変えて上方から見た図である。
【図9】図7、8の露光装置による角形基板の周縁露光
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 基板ステージ 60 マスク 62 レチクル 201a、201b、 301a、301b、301c 401a、401b 遮光板 202a、202b、 302a、302b、302c 402a、404a;402a、404b アクチュ
エータ PL 投影光学系

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンが形成されたマスクに対して照
    明光を照射し、マスクのパターンの像を投影光学系を介
    して角形基板上の感光層に露光する露光装置において、 複数の遮光板により形成された遮光部と、 前記照明光の透過形状を整形するために前記遮光板を駆
    動する遮光板駆動部と、 前記角形基板を支持し、前記投影光学系の光軸に対して
    直交する方向に移動可能なステージと、 前記遮光部を透過した照明光が前記角形基板の周縁部を
    露光するように前記ステージを駆動するステージ駆動部
    とを有することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光部は、2枚の遮光板を備え、 前記遮光板駆動部は、前記2枚の遮光板を駆動すること
    により前記遮光部における前記照明光の透過形状を整形
    することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光板は、L字形の遮光板であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記遮光部は、3枚の遮光部を備え、 前記遮光板駆動部は、前記3枚の遮光板を駆動すること
    により前記遮光部における照明光の透過形状を整形し、 前記ステージ駆動部は、前記遮光部を透過した照明光が
    感光層の周縁部の2辺を一度に露光するように前記ステ
    ージを駆動することを特徴とする請求項1記載の露光装
    置。
  5. 【請求項5】 パターンが形成されたマスクに対して照
    明光を照射し、前記マスクのパターンの像を投影光学系
    を介して角形基板上の感光層に露光する露光装置を用い
    た露光方法において、 前記照明光の透過形状を整形するために、前記投影光学
    系の光軸に対して直交する方向に2枚の遮光板を駆動す
    る第1駆動ステップと、 前記第1駆動ステップにより整形された透過照明光が、
    前記角形基板の一周縁部を照射するように、前記角形基
    板を前記投影光学系の光軸に対して直交する方向に移動
    させる移動ステップと、 前記移動ステップにより移動した前記角形基板の一周縁
    部を前記照明光により露光する露光ステップと、 前記整形された透過照明光が、前記露光ステップより露
    光された一周縁部と隣り合う別の一周縁部を照射するよ
    うに、前記角形基板を前記投影光学系の光軸に対して直
    交する面内で回転させる第2駆動ステップと、を有する
    ことを特徴とする露光方法。
  6. 【請求項6】 前記第2駆動ステップは、更に、前記角
    形基板を前記投影光学系の光軸に対して直交する方向に
    駆動するステップを有することを特徴とする請求項5に
    記載の露光方法。
  7. 【請求項7】 パターンが形成されたマスクに対して照
    明光を照射し、前記マスクのパターンの像を投影光学系
    を介して角形基板上の感光層に露光する露光装置を用い
    た露光方法において、 前記照明光の透過形状を整形するために、前記投影光学
    系の光軸に対して直交する方向に3枚の遮光板を駆動す
    る第1駆動ステップと、 前記第1駆動ステップにより整形された透過照明光が、
    前記角形基板の二周縁部を同時に照射するように、前記
    角形基板を前記投影光学系の光軸に対して直交する方向
    に移動させる移動ステップと、 前記移動ステップにより移動した前記角形基板の二周縁
    部を前記照明光により露光する露光ステップと、 前記整形された透過照明光が、前記露光ステップより露
    光された二周縁部とそれぞれ隣り合う別の二周縁部を同
    時に照射するように、前記角形基板を前記投影光学系の
    光軸に対して直交する面内で回転させる第2駆動ステッ
    プと、を有することを特徴とする露光方法。
  8. 【請求項8】 パターンが形成されたマスクに対して照
    明光を照射し、前記マスクのパターンの像を投影光学系
    を介して角形基板上の感光層に露光する露光装置を用い
    た露光方法において、 前記照明光の透過形状を、前記角形基板の一周縁部に沿
    った形となるように整形するために、前記投影光学系の
    光軸に対して直交する方向に2枚の遮光板を駆動する第
    1駆動ステップと、 前記第1駆動ステップにより整形された透過照明光が、
    前記角形基板の一周縁部を照射するように、前記角形基
    板を前記投影光学系の光軸に対して直交する方向に相対
    移動させる第1移動ステップと、 前記移動ステップにより移動した前記角形基板の一周縁
    部を前記照明光により露光する露光ステップと、 前記照明光の透過形状を、前記角形基板の一周縁部に隣
    り合う別の一周縁部に沿った形となるように整形するた
    めに、前記投影光学系の光軸に対して直交する方向に2
    枚の遮光板を駆動する第2駆動ステップと、 前記第2駆動ステップにより整形された透過照明光が、
    前記露光ステップより露光された一周縁部と隣り合う別
    の一周縁部を照射するように、前記角形基板を前記投影
    光学系の光軸に対して直交する方向に駆動する第2移動
    ステップと、を有することを特徴とする露光方法。
  9. 【請求項9】 パターンが形成されたマスクに対して照
    明光を照射し、前記マスクのパターンの像を投影光学系
    を介して角形基板上の感光層に露光する露光装置を用い
    た露光方法において、 前記照明光の透過形状を整形するために、前記投影光学
    系の光軸に対して直交する方向に2枚の遮光板を駆動す
    る第1駆動ステップと、 前記第1駆動ステップにより整形された透過照明光が、
    前記角形基板の一周縁部を照射するように、前記角形基
    板を前記投影光学系の光軸に対して直交する方向に移動
    させる移動ステップと、 前記移動ステップにより移動した前記角形基板の一周縁
    部を前記照明光により露光する露光ステップと、 前記整形された透過照明光が、前記露光ステップより露
    光された一周縁部と隣り合う別の一周縁部を照射するよ
    うに、前記前記投影光学系の光軸に対して直交する面内
    で前記遮光板を回転させる第2駆動ステップと、を有す
    ることを特徴とする露光方法。
  10. 【請求項10】 前記第2駆動ステップは、更に前記遮
    光板を前記投影光学系の光軸に対して直交する方向に駆
    動するステップを有し、 前記回転駆動は、前記透過照明光の透過形状を維持して
    回転するステップであることを特徴とする請求項9に記
    載の露光方法。
  11. 【請求項11】 パターンが形成されたマスクに対して
    照明光を照射し、マスクのパターンの像を投影光学系を
    介して角形基板上の感光層に露光する露光装置におい
    て、 複数の遮光板により形成された遮光部と、 前記照明光の透過形状を整形するために前記遮光板を駆
    動する遮光板駆動部と、 前記角形基板を支持し、前記投影光学系の光軸に対して
    直交する方向に移動可能なステージと、 前記遮光部を透過した照明光が前記角形基板の一周縁部
    を露光するように前記ステージを駆動するステージ駆動
    部と、 前記遮光部を透過した照明光が前記角形基板の別の周縁
    部を露光するように前記遮光板を回転する遮光板回転部
    と、を有することを特徴とする露光装置。
  12. 【請求項12】 パターンが形成されたマスクに対して
    照明光を照射し、前記マスクのパターンの像を投影光学
    系を介して角形基板上の感光層に露光する露光装置を用
    いた露光方法において、 前記照明光の透過形状を整形するために、前記投影光学
    系の光軸に対して直交する方向に2枚の遮光板を駆動す
    る第1駆動ステップと、 前記第1駆動ステップにより整形された透過照明光が、
    前記角形基板の第1周縁部を照射するように、前記角形
    基板を前記投影光学系の光軸に対して直交する方向に移
    動させる第1移動ステップと、 前記移動ステップにより移動した前記角形基板の第1周
    縁部を前記照明光により露光する露光ステップと、 前記整形された透過照明光が、前記露光ステップより露
    光された第1周縁部と対向する位置にある第2周縁部を
    照射するように、前記角形基板を前記投影光学系の光軸
    に対して直交する方向に移動する第2移動ステップと、 前記移動ステップにより移動した前記角形基板の第2周
    縁部を前記照明光により露光する露光ステップと、 前記整形された透過照明光が、前記露光ステップより露
    光された第2周縁部と隣り合う第3周縁部を照射するよ
    うに、前記角形基板若しくは前記遮光板を前記投影光学
    系の光軸に直交する面内で回転し、かつ移動する第3移
    動ステップと、 前記第3移動ステップにより移動した前記角形基板の第
    3周縁部を前記照明光により露光する露光ステップと、 前記整形された透過照明光が、前記露光ステップより露
    光された第3周縁部と対向する位置にある第4周縁部を
    照射するように、前記角形基板を前記投影光学系の光軸
    に対して直交する方向に移動する第3移動ステップと、 前記移動ステップにより移動した前記角形基板の第4周
    縁部を前記照明光により露光する露光ステップと、を有
    することを特徴とする露光方法。
  13. 【請求項13】 前記露光ステップは、前記透過照明光
    が前記角形基板の一周縁部を走査するように前記角形基
    板を前記遮光板に対して相対的に移動させるステップを
    有することを特徴とする請求項5,7,8,9及び12
    のいずれか1項に記載の露光方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148361A (ja) * 2005-11-04 2007-06-14 Orc Mfg Co Ltd 周辺露光装置およびその方法
US7862178B2 (en) 2006-07-27 2011-01-04 Young Optics Inc. Scanning projection apparatus

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