JPH1018968A - 油圧駆動装置 - Google Patents

油圧駆動装置

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JPH1018968A
JPH1018968A JP8186859A JP18685996A JPH1018968A JP H1018968 A JPH1018968 A JP H1018968A JP 8186859 A JP8186859 A JP 8186859A JP 18685996 A JP18685996 A JP 18685996A JP H1018968 A JPH1018968 A JP H1018968A
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JP
Japan
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hydraulic
pump
flow path
engine
oil
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JP8186859A
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English (en)
Inventor
Tomohiko Yasuda
知彦 安田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動油の温度が極めて低い状態であっても、
エンジンを作動させた時に、軽い負荷で、円滑に油圧ポ
ンプを駆動して、油圧回路内に作動油の循環を行わせ
て、油温を迅速に上昇させる。 【構成】 エンジン1により駆動される油圧ポンプ2
a,2b,3のうち、補助ポンプ3の吐出流路20に
は、バイパス流路21が設けられており、このバイパス
流路21は分岐バイパス流路21a,21bとなって、
それぞれメインポンプ2a,2bにおける吸い込み流路
22a,22bに接続され、バイパス流路21の分岐前
の位置には、切換弁23が設けられている。切換弁23
は、暖機運転時には、バイパス流路21をメインポンプ
2a,2bにおける吸い込み流路22a,22bに接続
する状態として、補助ポンプ3からの吐出油をメインポ
ンプ2a,2bに供給し、また通常の作動状態では、切
換弁23を遮断状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等のように、油圧駆動される機械における油圧駆動装
置に関するものであり、特に低温時におけるエンジン始
動時において、エンジンに過度な負荷が作用することな
く、迅速にエンジンを始動させるようにした油圧駆動装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧駆動される機械の一例として油圧シ
ョベルがある。油圧ショベルは、周知のように、下部走
行体の上に上部旋回体を旋回可能に設置し、この上部旋
回体に運転室や、土砂の掘削等の作業を行うフロント作
業機構等が設けられる。このような構成を有する油圧シ
ョベルにおいては、下部走行体による車両の走行及び上
部旋回体の旋回は、それぞれ油圧モータで駆動され、ま
たフロント作業機構は複数の油圧シリンダにより駆動さ
れる。これら油圧モータや油圧ポンプからなる油圧アク
チュエータは、所定の圧力を持った作動油、即ち圧油に
より駆動するものであり、この圧油を各油圧アクチュエ
ータに供給するために、油圧ポンプが用いられる。そし
て、油圧ポンプを駆動するために、エンジンが油圧ショ
ベルの上部旋回体に搭載されている。
【0003】油圧ショベルにおける油圧駆動装置の概略
構成を図2に示す。なお、この図においては、単純化す
るために、油圧アクチュエータは2個だけ示すが、実際
には、少なくとも左右の走行用油圧モータと、旋回用油
圧モータと、フロント作業機構を構成するブーム,アー
ム及びバケットをそれぞれ駆動するための油圧シリンダ
とを有する。そして、ブーム用油圧シリンダ及びアーム
用油圧シリンダはそれぞれ2本設けられる場合があり、
さらにフロントアタッチメントとして、ブレーカや破砕
機等を装着した時に、それらを駆動するための油圧アク
チュエータも設けられることもある。
【0004】1はエンジン、2a,2bは可変容量型油
圧ポンプからなるメインポンプ、3は固定容量型油圧ポ
ンプからなる補助ポンプ、4a,4bは方向切換弁、5
a,5bは油圧アクチュエータとしての油圧シリンダ
(または油圧モータ)、6は作動油タンクである。ま
た、7,8はメインポンプ2a,2bを含む油圧回路に
設けた低圧リリーフ弁及び高圧リリーフ弁である。さら
に、9aR,9aL及び9bR,9bLは操作レバー1
0a,10bにより切り換わるパイロットバルブ、11
は補助ポンプ3を含む油圧回路の最高圧力を設定するリ
リーフ弁である。
【0005】ここで、エンジン1により駆動される油圧
ポンプとしてはメインポンプ2a,2bと補助ポンプ3
とであり、メインポンプ2a,2bは、例えば斜板式乃
至斜軸式の油圧ポンプで構成される。メインポンプ2
a,2bは油圧アクチュエータ5a,5b(油圧アクチ
ュエータ5aは油圧シリンダ、油圧アクチュエータ5b
は油圧モータとして示す)に圧油を供給して、その駆動
を行うものである。油圧アクチュエータ5a,5bは、
例えばフロント作業機構等を駆動するためのものであ
り、これら油圧アクチュエータ5a,5bに作用する負
荷に応じて、メインポンプ2a,2bの吐出流量が変化
し、油圧アクチュエータ5a,5bに高負荷が作用した
時にも駆動できるようになっている。
【0006】これに対して、補助ポンプ3は歯車ポンプ
等で構成され、吐出流量は一定である。補助ポンプ3
は、油圧作動機器に圧油を供給するものであるが、油圧
アクチュエータ5a,5bを直接駆動するのではなく、
方向切換弁4a,4bの油圧パイロット部4aPR,4
aPL及び4bPR,4bPLに油圧パイロット信号を
供給するものである。ここで、方向切換弁4a,4b
は、復帰ばねにより中立位置に保持されており、油圧パ
イロット部4aPRまたは4aPL,4bPRまたは4
bPLに信号圧を供給することにより、その切り換えを
行うものである。従って、信号圧は復帰ばねに抗して弁
を切り換え可能にするためのものであり、一定の圧力を
供給すれば良い。
【0007】メインポンプ2a,2bを含む油圧回路に
おいて、この油圧回路を構成する各機器を保護するため
に、この油圧回路内を流れる圧油の最高圧が規制され
る。このために、高圧リリーフ弁8が組み込まれる。ま
た、油圧アクチュエータとして、油圧モータを用いる場
合、即ち油圧ショベルにおいては、走行用油圧モータ及
び旋回用油圧モータが設けられるが、これら油圧モータ
が負荷によりポンプ作用するのを防止する等、回路に所
定のメイクアップ機能を発揮させる必要があり、このメ
イクアップ機能を発揮させるために、低圧リリーフ弁7
が作動油の戻り流路に設けられる。一方、補助ポンプ3
を含む油圧回路にあっては、油圧パイロット信号という
一定の圧力が出力されれば良いことから、リリーフ弁1
1は、この油圧回路の圧力を設定するために設けられる
ものである。
【0008】以上の構成において、エンジン1を作動さ
せると、3つの油圧ポンプ2a,2b及び3が駆動され
る。ここで、油圧ポンプ2a,2bはメインポンプであ
るから、油圧アクチュエータ5a,5bを作動させない
場合には、最小吐出流量状態となり、その吐出側は、方
向切換弁4a,4bのセンターバイパス流路12a,1
2bを介して、作動油タンク6に還流される。ただし、
このセンターバイパス流路12a,12bには、メイク
アップ用の低圧リリーフ弁7が設けられているから、回
路内ではこの低圧リリーフ弁7を開くだけの圧力が生じ
る。一方、補助ポンプ3は、操作レバー10a,10b
の操作の如何に拘らず、リリーフ弁12で設定されてい
る一定の流量の圧油が吐出される。
【0009】今、例えば操作レバー10aが操作される
と、いずれかのパイロットバルブ9aR,9aLの一方
から方向切換弁4aの油圧パイロット部4aPR,4a
PLのいずれかに信号圧が供給されて、方向切換弁4a
が切り換わることになって、油圧ポンプ2aからの圧油
の供給により油圧アクチュエータ5aが作動する。そし
て、この油圧アクチュエータ5aに作用する負荷に応じ
た吐出流量を得るように、ポンプレギュレータ(図示せ
ず)により油圧ポンプ2aの吐出流量を変化させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油圧ショベ
ル等のように、屋外で作業する機械にあっては、寒冷地
の冬場等のように、周囲の温度が極めて低い状況下で
は、機械の停止中には作動油の温度も低下して、その粘
度が増大する。この状態でエンジン1を始動させるが、
この始動動作はスタータを所定時間回し続けることによ
り行なう。この時には、メインポンプ2a,2bは最小
吐出流量状態になっているものの、エンジン1において
は、このメインポンプ2a,2bでは、少なくとも低圧
リリーフ弁7のクラッキング圧以上の出力状態となり、
また補助ポンプ3では、リリーフ弁11のクラッキング
圧以上の出力状態となる出力トルクが得られなければな
らない。
【0011】低温時においては、作動油の粘度増大によ
る油圧ポンプ11a,2b,3の吸い込み抵抗や管路内
を流れる際における管路抵抗が増大しており、このよう
な状況下で、低圧リリーフ弁7及びリリーフ弁11のク
ラッキング圧以上の圧力で作動油を油圧回路内に循環さ
せようとすると、エンジン1に作用する負荷が極めて高
くなる。しかも、低温下では、エンジンオイルの粘度増
大や、バッテリ能力の低下等によりエンジンの出力馬力
そのものが低下しているから、エンジンの円滑かつ迅速
な始動動作を行なえず、温度が極端に低い時には、例え
ば1分乃至それ以上の時間始動動作を継続しなければな
らない等の問題点がある。
【0012】この問題点を解決するようにしたものは、
例えば特開平6−119359公報において提案されて
いる。この公知の油圧駆動装置にあっては、エンジンで
駆動される油圧ポンプの吐出口に作動油タンクに還流さ
せるバイパス流路を接続し、このバイパス流路に三方切
換弁を設けて、作動油タンク内の作動油の温度を検出し
て、この検出温度を切換制御器に取り込んで、作動油の
油温が設定値以下の場合には、バイパス流路を開いて、
油圧ポンプの吐出油を直接作動油タンクに還流させ、こ
の作動油の循環により油温を上昇させるようになし、油
温が設定値より高くなると、バイパス流路が閉じるよう
に構成したものである。このように構成すれば、始動時
におけるエンジンの負荷抵抗が抑制されるから、円滑な
エンジン始動を行うことができるようになる。
【0013】ところで、以上の構成を図2に示した油圧
駆動装置に適用すると、各油圧ポンプ2a,2b,3
は、その作動時における吐出圧力及び流量は、それぞれ
異なっているから、それらの吐出側に設けられるバイパ
ス流路を合流させることができず、また合流させたとし
ても、三方切換弁の下流側である。従って、少なくとも
三方切換弁は、これら3つの油圧ポンプ2a,2b及び
3につきそれぞれ別個に設けなければならない。とりわ
け、油圧ポンプ2a,2bは油圧アクチュエータを直接
駆動するものであるから、その最高吐出圧力は極めて高
く、この最高吐出圧力に耐える構造となっていなければ
ならないから、三方切換弁は大型化することになるため
に、油圧回路の全体構成が著しく複雑かつ大型化してし
まう。
【0014】このようなバイパス流路と、三方切換弁を
設けなければ、エンジンが始動に支障を来すという状況
は極めて特殊な条件下であり、このような極めて稀な状
況のために、大型の三方切換弁を3個も設け、しかもそ
れらの切り換え制御を行うために、切換制御器を設ける
ということは、コストの点からも極めて不利であり、必
ずしも実用的とは言えない。ただし、このような大掛か
りな構成を用いるのではなく、簡単な機構で、エンジン
起動時における負荷トルクの低減を図り、エンジンの円
滑な始動及び迅速な暖機運転を図れるようにする要請は
極めて高い。
【0015】従って、本発明の目的は、簡易な構成によ
って、作動油の温度が極めて低い状態であっても、エン
ジンを始動させる時に、軽い負荷で、円滑に油圧ポンプ
を駆動して、迅速にエンジンの始動動作を可能にするこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、エンジンで駆動される複数の油圧ポ
ンプのうち、いずれかの油圧ポンプの吐出側を他の油圧
ポンプの吸い込み側にバイパス流路で接続し、このバイ
パス流路に両油圧ポンプとの間を接続・遮断する切換手
段を設ける構成としたことをその特徴とするものであ
る。
【0017】油圧駆動される機械として、例えば油圧シ
ョベルの場合にあっては、1または複数の可変容量型の
油圧ポンプと、固定容量型の油圧ポンプとを備えてい
る。可変容量型油圧ポンプは、負荷に応じて吐出流量を
変化させる必要のある油圧アクチュエータを駆動するた
めのメインポンプとして機能する。また、油圧アクチュ
エータの駆動制御を行うために、方向切換弁が設けられ
るが、この方向切換弁の切り換えを油圧信号で行うため
のパイロット圧の供給源として、固定容量型の油圧ポン
プが用いられる。油圧アクチュエータであれ、また方向
切換弁の油圧パイロット部であれ、いずれも油圧作動機
器であるが、吐出流量及び最大圧力は著しく異なってい
る。
【0018】エンジン始動動作を行う時、油圧ポンプを
駆動する場合において、メインポンプを最小流量状態と
しても、流量及び負荷は補助ポンプより大きいのが一般
的である。従って、補助ポンプの吐出側をメインポンプ
の吸い込み側に接続するのが好ましい。メインポンプが
1個の場合には、その吸い込み側に、また2個乃至それ
以上設けられている場合には、各メインポンプに補助ポ
ンプの吐出側を接続しても良く、またいずれか1個のメ
インポンプに接続するようにしても良い。
【0019】一方の油圧ポンプの吐出側と他の油圧ポン
プの吸い込み側との間の流路に設けた切換手段は、切換
弁で構成することができ、この切換弁の切り換えは、電
磁式で行うこともできるが、構成の簡略化からは、操作
レバーで切り換えるようにするのが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1に基づいて本発明の実
施の一形態について詳細に説明する。図1において、前
述した従来技術を示す図2と同一または均等な部材につ
いては、それと同一の符号を付して、その説明は省略す
る。
【0021】図1から明らかなように、補助ポンプ3の
吐出流路20には、バイパス流路21が設けられてお
り、このバイパス流路21は、途中で分岐して、分岐バ
イパス流路21a,21bとなり、これら各分岐バイパ
ス流路21a,21bは、それぞれメインポンプ2a,
2bにおける吸い込み流路22a,22bに接続されて
いる。また、このバイパス流路21の分岐前の位置に
は、切換弁23が設けられている。この切換弁23は、
バイパス流路21をメインポンプ2a,2bにおける吸
い込み流路22a,22bに接続する状態と、遮断する
状態との間で切り換えるためのものである。そして、こ
の切換弁23の切り換えは、操作レバー24により手動
操作で行えるようになっている。
【0022】以上のように構成することによって、エン
ジン始動を行う際には、操作レバー24を操作して、切
換弁23を吐出流路20が吸い込み流路22a,22b
と接続する状態に切り換える。この状態で、エンジン1
を作動させて、メインポンプ2a,2bと補助ポンプ3
とを同時に作動させる。
【0023】ところで、メインポンプ2a,2bでは、
低圧リリーフ弁7のクラッキング圧まで吐出圧力を上昇
させ、補助ポンプ3では、リリーフ弁11のクラッキン
グ圧まで吐出圧力を上昇させなければ、作動油を循環さ
せることができない。作動油の粘度が高いと、油圧ポン
プ2a,2b,3における負荷が極めて高くなる。しか
も、周囲温度が極端に低いと、作動油のみならず、エン
ジンオイルの粘度増大や、バッテリ能力の低下等により
エンジン1の出力馬力そのものが十分得られない、とい
うように、エンジン1そのものの作動条件が極めて悪い
状態となる。
【0024】しかしながら、補助ポンプ3の吐出流路2
0は、バイパス流路21を介してメインポンプ2a,2
bの吸い込み流路22a,22bに接続されているか
ら、補助ポンプ3の吐出流路20ではリリーフ弁11の
クラッキング圧を立たせる必要はないだけでなく、むし
ろメインポンプ2a,2bに吸い込まれるから、実質的
に負荷が全くない状態となる。これによって、エンジン
始動時におけるエンジン1の負荷の軽減が図られる。ま
た、補助ポンプ3から吐出され、バイパス流路21に流
れる作動油は、吸い込み流路22a,22bに至るまで
の間に、所定の仕事を行っているから、ある程度温度が
上昇する。従って、このバイパス流路21から供給さ
れ、温度が上昇した作動油がメインポンプ2a,2bに
吸い込まれるから、これらメインポンプ2a,2bでの
吸い込み時の抵抗が低下し、メインポンプ2a,2bの
負荷そのものもある程度は低下する。
【0025】以上の結果、全体として、エンジン始動時
におけるエンジン1の負荷が著しく低減して、円滑かつ
確実に油圧ポンプ2a,2b,3を駆動させて、油圧回
路内に作動油を循環させることができ、迅速にエンジン
を始動させることができる。ここで、エンジン始動時に
は、方向切換弁4a,4bは中立位置にあり、メインポ
ンプ2a,2bは最小吐出流量状態になる。そして、こ
の時の吐出流量が、少なくとも補助ポンプ3の吐出流量
より多ければ、この補助ポンプ3から吐出され、ある程
度温度が上昇した作動油は、その全量がメインポンプ2
a,2bに吸い込まれるから、補助ポンプ3により温度
上昇した作動油は効率的に利用されることになる。この
結果、作動油はさらに円滑に油圧回路内を流れて、油温
の上昇をより一層迅速に行え、エンジンに対する負荷を
より低減することが出来る。なお、油圧駆動装置におい
て、メインポンプと、補助ポンプがそれぞれ1個しか設
けられていない場合もあり、この場合には、バイパス流
路は当然補助ポンプの吐出側と、メインポンプの吸い込
み側との間に設けられる。また、2個設けられるメイン
ポンプの最小吐出流量が補助ポンプの吐出流量より極め
て大きい場合等には、流路の簡略化等の観点から1つの
メインポンプにバイパス流路を接続するように構成する
のが好ましい。
【0026】エンジン始動後暖機運転が終了すると、操
作レバー24を操作して、切換弁23を、バイパス流路
21をメインポンプ2a,2bの吸い込み流路22a,
22bとは遮断する状態に切り換える。これによって、
油圧ポンプ3と油圧ポンプ2a,2bとの接続が遮断さ
れて、通常の油圧駆動が可能な状態になる。ここで、切
換弁23が設けられるバイパス流路21は、メインポン
プ2a,2bに対しては、吸い込み側に接続されている
から、たとえこれらメインポンプ2a,2bが最高圧力
状態で作動している場合でも、この切換弁23には何等
の圧力も作用しない。一方、切換弁23は補助ポンプ3
の吐出側と接続されているが、この補助ポンプ3はリリ
ーフ弁11により最高圧力が規制されており、しかも油
圧パイロット信号を出力するだけの圧力が得られれば良
いことから、最高圧力自体もメインポンプ2a,2bの
最高圧力と比較して著しく低いものである。従って、切
換弁23には高い圧力が作用しないので、小型でコンパ
クトな構造の弁を用いることができる。
【0027】暖機運転により作動油の温度を上昇させる
が、ある程度まで油温が上昇すると、エンジン1の本来
の能力が発揮されるようになる。切換弁23を切り換え
てバイパス流路21を閉じたとしても、エンジン1の作
動に格別の支障を来すことはない。従って、例えば作動
油タンク6内の油温を検知して、所定の設定温度にまで
油温が上昇した時に、切換弁23を切り換えるという厳
格な制御を行う必要はなく、オペレータの感触で操作レ
バー24により切換制御すれば良い。これによって、バ
イパス流路21の開閉制御を行う機構が極めて簡略化さ
れる。しかも、自動制御を行う場合には、油温が設定温
度近傍にまで上昇した時に、油温の検知手段からの信号
で切換弁23が頻繁に開閉を繰り返すという不安定なハ
ンチング現象が起きるおそれもある。このために、操作
レバー24の操作による手動操作で切換弁23の切り換
え制御を行うようにする方が、切換弁23を保護する等
の観点から好ましい。ただし、ハンチング現象を抑制で
きる場合には、油温を検出してこの切換弁23の切り換
え制御を行うようにすることも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、エンジ
ンで駆動される複数の油圧ポンプのうち、いずれかの油
圧ポンプの吐出側を他の油圧ポンプの吸い込み側にバイ
パス流路で接続し、このバイパス流路に両油圧ポンプ間
を切換手段で接続・遮断できる構成としたので、作動油
の温度が極端に低い時でも、エンジンの負荷を低減させ
て、迅速にエンジンの始動動作を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す油圧駆動装置の回
路構成図である。
【図2】従来技術による油圧駆動装置の回路構成図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2a,2b メインポンプ 3 補助ポンプ 4a,4b 方向切換弁 5a,5b 油圧アクチュエータ 9aR,9aL,9bR,9bL パイロットバルブ 20 吐出流路 21 バイパス流路 21a,21b 分岐バイパス流路 22a,22b 吸い込み流路 23 切換弁 24 操作レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンで駆動される複数の油圧ポンプ
    を有し、これら油圧ポンプからの圧油を油圧作動機器に
    供給するように構成したものにおいて、前記複数の油圧
    ポンプのうち、いずれかの油圧ポンプの吐出側を他の油
    圧ポンプの吸い込み側にバイパス流路で接続し、このバ
    イパス流路に両油圧ポンプ間を接続・遮断する切換手段
    を設ける構成としたことを特徴とする油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記吐出側が他の油圧ポンプの吸い込み
    側に接続される油圧ポンプは、固定容量型の補助ポンプ
    であり、また前記他の油圧ポンプは油圧アクチュエータ
    を作動させる可変容量型のメインポンプであることを特
    徴とする請求項1記載の油圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記切換手段は、操作レバーにより切り
    換え可能な切換弁であることを特徴とする請求項1記載
    の油圧駆動装置。
JP8186859A 1996-06-28 1996-06-28 油圧駆動装置 Pending JPH1018968A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007042888A1 (de) * 2007-09-08 2009-03-12 Zf Friedrichshafen Ag Vorrichtung zum Versorgen einer Getriebeeinrichtung mit Hydraulikfluid
DE102010062644A1 (de) * 2010-12-08 2012-06-14 Brose Fahrzeugteile GmbH & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg Pumpenanordnung
JP2013011199A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 低温流体昇圧ポンプシステム
CN109139576A (zh) * 2018-09-07 2019-01-04 北京航天发射技术研究所 一种集成式自冷却数字化电驱油源

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