JPH10191693A - ステップモータ制御装置及び方法 - Google Patents
ステップモータ制御装置及び方法Info
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- JPH10191693A JPH10191693A JP34838996A JP34838996A JPH10191693A JP H10191693 A JPH10191693 A JP H10191693A JP 34838996 A JP34838996 A JP 34838996A JP 34838996 A JP34838996 A JP 34838996A JP H10191693 A JPH10191693 A JP H10191693A
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- pulse rate
- pulse
- step motor
- rate
- motor control
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Links
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Landscapes
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステップモータが脱調しないようにパルスレ
ートを制御するパルスレート抑制手段を有するステップ
モータ制御装置及び方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ステップモータ制御装置は基準パルス信
号を生成する基準パルス発生器とパルスレートを許容最
大パルスレートと許容最小パルスレートの間に維持して
ステップモータの脱調を防止するためのパルスレート抑
圧手段とを有し、パルスレート抑圧手段は所定の更新期
間毎にパルスレートを増減し更新期間に1つのパルスも
発生しない場合には所定のパルスレートにてパルスが発
生するまで待つようにパルスレートを制御するように構
成されている。またこのステップモータ制御装置はジャ
イロコンパス及び減揺装置に適用される。
ートを制御するパルスレート抑制手段を有するステップ
モータ制御装置及び方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ステップモータ制御装置は基準パルス信
号を生成する基準パルス発生器とパルスレートを許容最
大パルスレートと許容最小パルスレートの間に維持して
ステップモータの脱調を防止するためのパルスレート抑
圧手段とを有し、パルスレート抑圧手段は所定の更新期
間毎にパルスレートを増減し更新期間に1つのパルスも
発生しない場合には所定のパルスレートにてパルスが発
生するまで待つようにパルスレートを制御するように構
成されている。またこのステップモータ制御装置はジャ
イロコンパス及び減揺装置に適用される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステップモータ制
御装置及び方法に関し、より詳細にはステップモータの
加減速制御に使用されるパルスレート抑制手段に関す
る。本発明は更に、ステップモータ制御装置を使用した
減揺装置及びジャイロコンパスに関する。
御装置及び方法に関し、より詳細にはステップモータの
加減速制御に使用されるパルスレート抑制手段に関す
る。本発明は更に、ステップモータ制御装置を使用した
減揺装置及びジャイロコンパスに関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図6〜図13を参照して従来のジ
ャイロコンパスの例を説明する。このジャイロコンパス
は本願出願人と同一の出願人によって平成4年2月5日
付で出願された特願平4−20134号に開示されたも
のであり、詳細は同出願を参照されたい。
ャイロコンパスの例を説明する。このジャイロコンパス
は本願出願人と同一の出願人によって平成4年2月5日
付で出願された特願平4−20134号に開示されたも
のであり、詳細は同出願を参照されたい。
【0003】ジャイロコンパスはジャイロロータを内蔵
したジャイロケース601を有し、ジャイロケース60
1は上下に突出した1対の垂直軸602、602’を有
する。垂直軸602、602’はジャイロケース601
の外側に配置された垂直環603の対応する位置に取り
付けられたボールベアリング604、604’の内輪に
それぞれ嵌合している。上側の垂直軸602は縣吊線6
05を介して縣吊線取り付け台605’に取り付けら
れ、縣吊線取り付け台605’は垂直環603上に支持
されている。
したジャイロケース601を有し、ジャイロケース60
1は上下に突出した1対の垂直軸602、602’を有
する。垂直軸602、602’はジャイロケース601
の外側に配置された垂直環603の対応する位置に取り
付けられたボールベアリング604、604’の内輪に
それぞれ嵌合している。上側の垂直軸602は縣吊線6
05を介して縣吊線取り付け台605’に取り付けら
れ、縣吊線取り付け台605’は垂直環603上に支持
されている。
【0004】垂直環603の東西両側には1対の液体安
定器606、606’が取り付けられ、ジャイロケース
601の西側にはダンピングウェイト607が取り付け
られている。液体安定器606、606’はジャイロケ
ース601を指北運動させるための指北装置として機能
し、ダンピングウェイト607はジャイロケース601
の指北運動を制振させるための制振装置として機能す
る。
定器606、606’が取り付けられ、ジャイロケース
601の西側にはダンピングウェイト607が取り付け
られている。液体安定器606、606’はジャイロケ
ース601を指北運動させるための指北装置として機能
し、ダンピングウェイト607はジャイロケース601
の指北運動を制振させるための制振装置として機能す
る。
【0005】垂直環603は1対の水平軸609、60
9’を有し、水平軸609、609’は垂直軸602、
602’及びジャイロのスピン軸の双方に直交し東西の
位置より外方に突出し、水平軸609、609’の端部
は垂直環603の外側に配置された水平環610の対応
する位置に取り付けられたボールベアリング611、6
11’の内輪に各々嵌合している。
9’を有し、水平軸609、609’は垂直軸602、
602’及びジャイロのスピン軸の双方に直交し東西の
位置より外方に突出し、水平軸609、609’の端部
は垂直環603の外側に配置された水平環610の対応
する位置に取り付けられたボールベアリング611、6
11’の内輪に各々嵌合している。
【0006】水平環610は、更に、水平面内にて水平
軸609、609’と直交する1対のジンバル軸61
2、612’を有し、ジンバル軸612、612’の各
々は、水平環610の外側に配置された追従環613に
取り付けられた1対のジンバル軸ボールベアリング61
4、614’の内輪に嵌合している。
軸609、609’と直交する1対のジンバル軸61
2、612’を有し、ジンバル軸612、612’の各
々は、水平環610の外側に配置された追従環613に
取り付けられた1対のジンバル軸ボールベアリング61
4、614’の内輪に嵌合している。
【0007】追従環613は上下に突出した1対の追従
軸615、615’を有し、追従軸615、615’は
盤器616の対応した位置に取り付けられた追従軸ボー
ルベアリング617、617’の内輪に嵌合している。
垂直環603、水平環610及び追従環613とこれら
を互いに回転可能に接続する3軸602、602’、6
09、609’、612、612’によってジャイロケ
ース601を3軸にて支持する支持装置が構成される。
軸615、615’を有し、追従軸615、615’は
盤器616の対応した位置に取り付けられた追従軸ボー
ルベアリング617、617’の内輪に嵌合している。
垂直環603、水平環610及び追従環613とこれら
を互いに回転可能に接続する3軸602、602’、6
09、609’、612、612’によってジャイロケ
ース601を3軸にて支持する支持装置が構成される。
【0008】上側の追従軸615の軸端にはコンパスカ
ード618が取り付けられ、コンパスカード618と盤
器616の対応する船首側の位置に固設された基線61
8Bとによって船首の方位角が読み取られる。下側の追
従軸615’には方位歯車621が取り付けられ、方位
歯車621は方位ピニオン620を介して盤器616の
下部に取り付けられたステップモータ619の回転軸6
19Aと結合している。方位歯車621の周縁にはゼロ
クロス発生器622が設けられている。
ード618が取り付けられ、コンパスカード618と盤
器616の対応する船首側の位置に固設された基線61
8Bとによって船首の方位角が読み取られる。下側の追
従軸615’には方位歯車621が取り付けられ、方位
歯車621は方位ピニオン620を介して盤器616の
下部に取り付けられたステップモータ619の回転軸6
19Aと結合している。方位歯車621の周縁にはゼロ
クロス発生器622が設けられている。
【0009】水平環610の内部、即ち、水平環61
0、垂直環603、ジャイロケース601等を含む部分
は通常鋭感部と呼ばれている。斯かる鋭感部はジンバル
軸612、612’の周りに下方に重い物理振子を構成
しており、これによって水平軸609、609’は船体
の傾斜に関係なく常に水平面内に保持される。
0、垂直環603、ジャイロケース601等を含む部分
は通常鋭感部と呼ばれている。斯かる鋭感部はジンバル
軸612、612’の周りに下方に重い物理振子を構成
しており、これによって水平軸609、609’は船体
の傾斜に関係なく常に水平面内に保持される。
【0010】ジャイロケース601の東側には追従ピッ
クアップ608が取り付けられ、追従ピックアップ60
8はジャイロケース601に配置された差動変圧器の1
次コイル608−1とこれに相対する垂直環603の位
置に配置された差動変圧器の2次コイル608−2とよ
りなる。
クアップ608が取り付けられ、追従ピックアップ60
8はジャイロケース601に配置された差動変圧器の1
次コイル608−1とこれに相対する垂直環603の位
置に配置された差動変圧器の2次コイル608−2とよ
りなる。
【0011】更に、方位制御装置700が設けられ、方
位制御装置700は追従ピックアップ608からの電気
信号608Aとゼロクロス発生器622からのゼロクロ
ス信号RSとを入力して方位角信号HEADとステップ
モータ619のための制御信号CSを出力する。
位制御装置700は追従ピックアップ608からの電気
信号608Aとゼロクロス発生器622からのゼロクロ
ス信号RSとを入力して方位角信号HEADとステップ
モータ619のための制御信号CSを出力する。
【0012】追従ピックアップ608によってジャイロ
ケース601と垂直環603との間に方位差が生じたこ
とが検出されると、この方位差は電気信号608Aに変
換されて方位制御装置700に供給される。方位制御装
置700からはステップモータ619に対して制御信号
CSが出力され、制御信号CSに基づいてステップモー
タ619が制御される。ステップモータ619が回転す
ると方位歯車621が回転され水平環610及び垂直環
603が回転される。斯くしてジャイロケース601の
方位に対して垂直環603の方位が追従され両者間の方
位差は常にゼロになるように構成されている。
ケース601と垂直環603との間に方位差が生じたこ
とが検出されると、この方位差は電気信号608Aに変
換されて方位制御装置700に供給される。方位制御装
置700からはステップモータ619に対して制御信号
CSが出力され、制御信号CSに基づいてステップモー
タ619が制御される。ステップモータ619が回転す
ると方位歯車621が回転され水平環610及び垂直環
603が回転される。斯くしてジャイロケース601の
方位に対して垂直環603の方位が追従され両者間の方
位差は常にゼロになるように構成されている。
【0013】この方位サーボ系の作用により、水平軸6
09、609’とジャイロのスピン軸とは常に直交関係
を保ち、且つ縣吊線605の捩りトルクがジャイロケー
ス601に加わることはない。即ち、サーボ系を持った
垂直軸602、602’、水平軸609、609’及び
ジンバル軸612、612’からなる3軸の働きによっ
て、ジャイロケース601は船体の揺動等の角運動から
完全に遮断されることとなり、ジャイロスコープを構成
することとなる。
09、609’とジャイロのスピン軸とは常に直交関係
を保ち、且つ縣吊線605の捩りトルクがジャイロケー
ス601に加わることはない。即ち、サーボ系を持った
垂直軸602、602’、水平軸609、609’及び
ジンバル軸612、612’からなる3軸の働きによっ
て、ジャイロケース601は船体の揺動等の角運動から
完全に遮断されることとなり、ジャイロスコープを構成
することとなる。
【0014】図7に示す如く方位制御装置700は、方
位制御部710とステップモータ制御部720とドライ
バ部730と方位角累積部740とを有する。追従ピッ
クアップ608より出力された電気信号608Aは入力
端子700aを経由して方位制御部710に入力され斯
かる方位制御部710より電気信号VOUT がステップモ
ータ制御部720に出力される。
位制御部710とステップモータ制御部720とドライ
バ部730と方位角累積部740とを有する。追従ピッ
クアップ608より出力された電気信号608Aは入力
端子700aを経由して方位制御部710に入力され斯
かる方位制御部710より電気信号VOUT がステップモ
ータ制御部720に出力される。
【0015】ステップモータ制御部720からは、垂直
環603をジャイロコンパスを上方より見て時計方向に
回転させるためのパルス信号CW又は反時計方向に回転
させるためのパルス信号CCWが出力される。ドライバ
部730はステップモータ制御部720から出力された
パルス信号CW又はCCWに応答してステップモータ6
19を制御する制御信号CSを出力端子700cを経由
してステップモータ619に出力する。方位角累積部7
40は入力したパルス信号CW又はCCWに応答して、
出力端子700dを経由してジャイロコンパスの方位角
信号HEADを出力し、それによってジャイロコンパス
の方位角が図示しない表示器にて表示される。
環603をジャイロコンパスを上方より見て時計方向に
回転させるためのパルス信号CW又は反時計方向に回転
させるためのパルス信号CCWが出力される。ドライバ
部730はステップモータ制御部720から出力された
パルス信号CW又はCCWに応答してステップモータ6
19を制御する制御信号CSを出力端子700cを経由
してステップモータ619に出力する。方位角累積部7
40は入力したパルス信号CW又はCCWに応答して、
出力端子700dを経由してジャイロコンパスの方位角
信号HEADを出力し、それによってジャイロコンパス
の方位角が図示しない表示器にて表示される。
【0016】ゼロクロス発信器622から出力されたリ
セット信号RSは入力端子700bを経由して方位角累
積部740に入力される。後に説明するように、斯かる
リセット信号RSによって、盤器616に対する支持装
置の方位を示す方位角信号HEADの基準角が付与され
る。
セット信号RSは入力端子700bを経由して方位角累
積部740に入力される。後に説明するように、斯かる
リセット信号RSによって、盤器616に対する支持装
置の方位を示す方位角信号HEADの基準角が付与され
る。
【0017】図8を参照して説明する。方位制御部71
0はジャイロコンパスの方位サーボ系の特性を確立する
制御系であり、図8は斯かる方位サーボ系のブロック図
であるる。ブロック710−1には追従ピックアップの
ゲインKPV、ブロック710−2には制御部G
C (S)、ブロック710−3には電圧パルス周波数ゲ
インK VF、ブロック710−4にはステップモータ61
9の1パルス当たりの回転角度STEP、ブロック71
0−5にはステップモータ619の1パルス当たりの回
転角度と垂直環603の回転角度との比Nの逆数がそれ
ぞれ表されている。Sはラプラス演算子を表すが等価的
にステップモータを表している。
0はジャイロコンパスの方位サーボ系の特性を確立する
制御系であり、図8は斯かる方位サーボ系のブロック図
であるる。ブロック710−1には追従ピックアップの
ゲインKPV、ブロック710−2には制御部G
C (S)、ブロック710−3には電圧パルス周波数ゲ
インK VF、ブロック710−4にはステップモータ61
9の1パルス当たりの回転角度STEP、ブロック71
0−5にはステップモータ619の1パルス当たりの回
転角度と垂直環603の回転角度との比Nの逆数がそれ
ぞれ表されている。Sはラプラス演算子を表すが等価的
にステップモータを表している。
【0018】図8のブロック図において制御部G
C (S)が方位制御部710に相当している。ジャイロ
コンパスの方位サーボ系の入力に対する追従誤差の伝達
関数を求めると次のようになる。
C (S)が方位制御部710に相当している。ジャイロ
コンパスの方位サーボ系の入力に対する追従誤差の伝達
関数を求めると次のようになる。
【0019】
【数1】ε(S)=S(θin(S)−D1 (S)β/
S)/〔S+αGC (S)〕
S)/〔S+αGC (S)〕
【0020】ここに、Sはラプラス演算子、D1 (S)
は外乱項であり、α及びβはそれぞれ次の式によって与
えられる。
は外乱項であり、α及びβはそれぞれ次の式によって与
えられる。
【0021】
【数2】α=KPVKVF・STEP/N β=KVF・STEP/N
【0022】ここで外乱項D1 (S)を省略すると、数
1の式は次のようになる。
1の式は次のようになる。
【0023】
【数3】 ε′(S)=S・θin(S)/〔S+αGC (S)〕
【0024】制御部GC (S)は、PI(比例+積分)
制御によって作動すると仮定すれば、次のように表され
る。
制御によって作動すると仮定すれば、次のように表され
る。
【0025】
【数4】GC (S)=KP (1+1/T1 S)
【0026】ここで、KP は比例ゲイン、TI は積分時
定数を表す。この数4の式を数3の式に代入すると次の
式が得られる。
定数を表す。この数4の式を数3の式に代入すると次の
式が得られる。
【0027】
【数5】ε′(S)=S2 θin(S)/〔S2 +αKP
S+αKP /T1 〕
S+αKP /T1 〕
【0028】この式の右辺の分子はS2 を含む。従っ
て、制御部GC (S)がPI制御によって作動される場
合には、入力信号θin(S)がステップ入力又はランプ
入力であっても定常誤差を無視することができること
は、例えば最終値の定理より明らかである。
て、制御部GC (S)がPI制御によって作動される場
合には、入力信号θin(S)がステップ入力又はランプ
入力であっても定常誤差を無視することができること
は、例えば最終値の定理より明らかである。
【0029】次に、入力信号をθin(S)=0とし、外
乱項D1 (S)のステップ入力に対する定常誤差の影響
を考える。数1の式より、次の式が得られる。
乱項D1 (S)のステップ入力に対する定常誤差の影響
を考える。数1の式より、次の式が得られる。
【0030】
【数6】ε″(S)=−βSD1 (S)/〔S2 +αK
P S+αKP /T1 〕
P S+αKP /T1 〕
【0031】外乱項D1 (S)のステップ入力に対する
定常誤差は、次の式によって表される。
定常誤差は、次の式によって表される。
【0032】
【数7】
【0033】従って、外乱項D1 (S)即ち電気回路等
のオフセット電圧を無視することができる。
のオフセット電圧を無視することができる。
【0034】斯くして、制御部GC (S)、即ち、方位
制御部710を数4の式に示す如きPI制御に構成する
ことによって、ジャイロコンパスの旋回等の角速度運動
に対しても追従誤差が生じないような方位サーボ系の特
性を得ることができる。
制御部710を数4の式に示す如きPI制御に構成する
ことによって、ジャイロコンパスの旋回等の角速度運動
に対しても追従誤差が生じないような方位サーボ系の特
性を得ることができる。
【0035】ステップモータ制御部720は方位制御部
710によって出力された電気信号VOUT を入力し、パ
ルス信号CW又はCCWをドライバ部730に出力す
る。ステップモータ619は斯かるパルス信号CW又は
CCWに応答してその回転軸が回転する。
710によって出力された電気信号VOUT を入力し、パ
ルス信号CW又はCCWをドライバ部730に出力す
る。ステップモータ619は斯かるパルス信号CW又は
CCWに応答してその回転軸が回転する。
【0036】ステップモータ619はドライバ部730
より供給された制御信号CSのパルスに同期して回転
し、その回転速度はパルス速度即ち、パルスレートP
(pps)によって定められ、その回転角は総パルス数
によって定められる。
より供給された制御信号CSのパルスに同期して回転
し、その回転速度はパルス速度即ち、パルスレートP
(pps)によって定められ、その回転角は総パルス数
によって定められる。
【0037】しかしながら、ステップモータ619は、
入力されるパルスレートに対して固有の自起動領域を有
しており、そのためステップモータ619は入力される
パルス信号に対して応答不能(脱調)状態となることが
ある。
入力されるパルスレートに対して固有の自起動領域を有
しており、そのためステップモータ619は入力される
パルス信号に対して応答不能(脱調)状態となることが
ある。
【0038】図9を参照してステップモータ619の動
作特性を説明する。図9は、通常のステップモータのパ
ルスレート・トルク特性曲線を示しており、斯かる特性
曲線は入力パルスレートとステップモータによって発生
するトルクとの間の関係を示す。ステップモータ619
の特性は図示の如く、2つの曲線によって分割された3
つの領域を有しており、自起動限界曲線Aの下側の自起
動領域Iと自起動限界曲線Aとスルー限界曲線Tとの間
に挟まれたスルー領域IIとスルー限界曲線Tの外側の領
域IIIとである。
作特性を説明する。図9は、通常のステップモータのパ
ルスレート・トルク特性曲線を示しており、斯かる特性
曲線は入力パルスレートとステップモータによって発生
するトルクとの間の関係を示す。ステップモータ619
の特性は図示の如く、2つの曲線によって分割された3
つの領域を有しており、自起動限界曲線Aの下側の自起
動領域Iと自起動限界曲線Aとスルー限界曲線Tとの間
に挟まれたスルー領域IIとスルー限界曲線Tの外側の領
域IIIとである。
【0039】自起動領域Iでは、ステップモータ619
を停止状態から始動することも又は運転状態から停止す
ることもできる。スルー領域IIでは、ステップモータ6
19は運転状態から他の運転状態に変化することはでき
るが停止状態から始動したり又は運転状態から停止する
ことはできない。スルー領域IIでステップモータ619
を停止状態から始動したり又は運転状態から停止したり
しようとするとステップモータ619は脱調して回転不
能となる。
を停止状態から始動することも又は運転状態から停止す
ることもできる。スルー領域IIでは、ステップモータ6
19は運転状態から他の運転状態に変化することはでき
るが停止状態から始動したり又は運転状態から停止する
ことはできない。スルー領域IIでステップモータ619
を停止状態から始動したり又は運転状態から停止したり
しようとするとステップモータ619は脱調して回転不
能となる。
【0040】例えば入力パルスのパルスレートがPF1
のときは自起動領域Iにあるためステップモータ619
を停止状態から始動することも又は運転状態から停止す
ることも可能である。しかしながら、入力パルスのパル
スレートがPF2のときはスルー領域IIにあるためステ
ップモータ619を停止状態から始動することができ
ず、脱調する。
のときは自起動領域Iにあるためステップモータ619
を停止状態から始動することも又は運転状態から停止す
ることも可能である。しかしながら、入力パルスのパル
スレートがPF2のときはスルー領域IIにあるためステ
ップモータ619を停止状態から始動することができ
ず、脱調する。
【0041】例えば、追従ピックアップ608によって
大きな値の方位差が検出され、方位制御信号装置700
からステップモータ619に対してパルスレートがPF
2の制御信号CSが出力された場合には、ステップモー
タ619は脱調することとなる。
大きな値の方位差が検出され、方位制御信号装置700
からステップモータ619に対してパルスレートがPF
2の制御信号CSが出力された場合には、ステップモー
タ619は脱調することとなる。
【0042】スルー領域IIより外側の領域IIIは非作動
領域である。尚、ステップモータ619によって発生す
るトルクは負荷トルクより充分大きいものとし、ステッ
プモータ619の加減速時に生じる負荷トルクの増加に
ついての考察は省略する。ステップモータ619は市販
のものが使用されてよく、その構造及び他の機能の詳細
な説明は省略する。
領域である。尚、ステップモータ619によって発生す
るトルクは負荷トルクより充分大きいものとし、ステッ
プモータ619の加減速時に生じる負荷トルクの増加に
ついての考察は省略する。ステップモータ619は市販
のものが使用されてよく、その構造及び他の機能の詳細
な説明は省略する。
【0043】ステップモータ制御部720はパルスレー
ト抑制手段を有し、このパルスレート抑制手段はステッ
プモータ619が脱調状態となることを回避するように
機能する。
ト抑制手段を有し、このパルスレート抑制手段はステッ
プモータ619が脱調状態となることを回避するように
機能する。
【0044】次に、図10に示す流れ図を参照してステ
ップモータ制御部720の機能を説明する。ステップモ
ータ制御部720の動作は、開始ステップ720−0、
絶対値計算ステップ720−1、偏差値計算ステップ7
20−2、偏差値判定ステップ720−3、置き換えス
テップ720−4、720−5及び720−6、パルス
レート変換ステップ720−7、方向分別ステップ72
0−8及び終了ステップ720−9を含む。
ップモータ制御部720の機能を説明する。ステップモ
ータ制御部720の動作は、開始ステップ720−0、
絶対値計算ステップ720−1、偏差値計算ステップ7
20−2、偏差値判定ステップ720−3、置き換えス
テップ720−4、720−5及び720−6、パルス
レート変換ステップ720−7、方向分別ステップ72
0−8及び終了ステップ720−9を含む。
【0045】開始ステップ720−0では方位制御部7
10から電気信号VOUT が入力される。絶対値計算ステ
ップ720−1では、方位制御部710から入力された
電気信号VOUT の絶対値が計算され、斯かる絶対値を表
す絶対値信号VX が偏差値計算ステップ720−2に供
給される。更に、電気信号VOUT の正負の極性が判定さ
れ、斯かる極性を表す極性信号PSが方向分別ステップ
720−8に出力される。
10から電気信号VOUT が入力される。絶対値計算ステ
ップ720−1では、方位制御部710から入力された
電気信号VOUT の絶対値が計算され、斯かる絶対値を表
す絶対値信号VX が偏差値計算ステップ720−2に供
給される。更に、電気信号VOUT の正負の極性が判定さ
れ、斯かる極性を表す極性信号PSが方向分別ステップ
720−8に出力される。
【0046】偏差値計算ステップ720−2では今回の
絶対値信号VX が前回の絶対値信号VX0と比較されてそ
の偏差値ΔVが計算される。偏差値判定ステップ720
−3ではステップ720−2からの偏差値ΔVの絶対値
が設定値VS と比較される。偏差値ΔVの絶対値が設定
値VS より小さいか又はそれに等しいときは置き換えス
テップ720−4に進み、偏差値ΔVの絶対値が設定値
VS より大きいときは置き換えステップ720−5に進
む。ステップ720−5において、記号Signは括弧
内の変数の正負の符号を取り出す操作を表す。ステップ
720−4では今回の絶対値信号VX に置き換えられた
出力VY がそのまま出力され、ステップ720−5では
前回の絶対値信号VX0に基づいて計算された値が出力値
VY として出力される。置き換えステップ720−4又
はステップ720−5からの出力値VY は置き換えステ
ップ720−6にて前回の絶対値信号VX0として置き換
えられる。
絶対値信号VX が前回の絶対値信号VX0と比較されてそ
の偏差値ΔVが計算される。偏差値判定ステップ720
−3ではステップ720−2からの偏差値ΔVの絶対値
が設定値VS と比較される。偏差値ΔVの絶対値が設定
値VS より小さいか又はそれに等しいときは置き換えス
テップ720−4に進み、偏差値ΔVの絶対値が設定値
VS より大きいときは置き換えステップ720−5に進
む。ステップ720−5において、記号Signは括弧
内の変数の正負の符号を取り出す操作を表す。ステップ
720−4では今回の絶対値信号VX に置き換えられた
出力VY がそのまま出力され、ステップ720−5では
前回の絶対値信号VX0に基づいて計算された値が出力値
VY として出力される。置き換えステップ720−4又
はステップ720−5からの出力値VY は置き換えステ
ップ720−6にて前回の絶対値信号VX0として置き換
えられる。
【0047】置き換えステップ720−4及びステップ
720−5からの出力値VY は更に、パルスレート変換
ステップ720−7にてパルスレートに変換されてパル
スレート信号PFが出力される。方向分別ステップ72
0−8ではパルスレート変換ステップ720−7からの
パルスレート信号PFと絶対値計算ステップ720−1
からの極性信号PSとに基づいてパルス信号CW又はC
CWが計算される。パルス信号CW及びCCWは、次式
の如き論理演算式によって求められる。
720−5からの出力値VY は更に、パルスレート変換
ステップ720−7にてパルスレートに変換されてパル
スレート信号PFが出力される。方向分別ステップ72
0−8ではパルスレート変換ステップ720−7からの
パルスレート信号PFと絶対値計算ステップ720−1
からの極性信号PSとに基づいてパルス信号CW又はC
CWが計算される。パルス信号CW及びCCWは、次式
の如き論理演算式によって求められる。
【0048】
【数8】
【0049】ここに、記号∩は論理演算のANDを表
し、記号 ̄は論理演算の反転を表す。斯かるパルス信号
CW及びCCWは終了ステップ720−9にてステップ
モータ制御部720に供給される。
し、記号 ̄は論理演算の反転を表す。斯かるパルス信号
CW及びCCWは終了ステップ720−9にてステップ
モータ制御部720に供給される。
【0050】ステップモータ制御部720の内、ステッ
プ720−1〜720−6はパルスレート抑制手段を構
成しており、それによって入力パルスのパルスレートが
自起動領域Iを越えてスルー領域IIにあるときでもステ
ップモータ619が脱調することなく始動されることが
できる。以下にパルスレート抑制手段を具体的に説明す
る。
プ720−1〜720−6はパルスレート抑制手段を構
成しており、それによって入力パルスのパルスレートが
自起動領域Iを越えてスルー領域IIにあるときでもステ
ップモータ619が脱調することなく始動されることが
できる。以下にパルスレート抑制手段を具体的に説明す
る。
【0051】最初に第1の場合として、方位制御部71
0からステップモータ制御部720に電気信号VOUT が
入力され、斯かる電気信号VOUT (極性は正とする。)
がステップモータ制御部720にてパルスレートがPF
1のパルス信号に変換され、それよりパルス信号CW又
はCCWが生成されてステップモータ619に供給され
る場合について考える。
0からステップモータ制御部720に電気信号VOUT が
入力され、斯かる電気信号VOUT (極性は正とする。)
がステップモータ制御部720にてパルスレートがPF
1のパルス信号に変換され、それよりパルス信号CW又
はCCWが生成されてステップモータ619に供給され
る場合について考える。
【0052】ステップ720−1にて電気信号VOUT1の
絶対値|VOUT1|が計算されるが、電気信号VOUT1の極
性は正だから、VX =VOUT1である。ステップ720−
2では偏差値ΔVが計算されるが、前回の電気信号はV
XO=0だから、偏差値ΔV=VX となる。偏差値判定ス
テップ720−3において設定値VS を、次のように置
く。
絶対値|VOUT1|が計算されるが、電気信号VOUT1の極
性は正だから、VX =VOUT1である。ステップ720−
2では偏差値ΔVが計算されるが、前回の電気信号はV
XO=0だから、偏差値ΔV=VX となる。偏差値判定ス
テップ720−3において設定値VS を、次のように置
く。
【0053】
【数9】VS =|VX |
【0054】ステップ720−3の判定結果はイエスと
なるから置き換えステップ720−4に進む。尚、この
設定値VS は自起動領域IのパルスレートPF1に対応
している。ステップ720−4ではVY =VX に置き換
えられるが、数9の式よりV Y =VS となって出力され
る。パルスレート変換ステップ720−7では、設定値
VS に対応するパルスレートPFに変換される。斯かる
パルスレートは必ず自起動パルスレートPF1であり、
方向分別ステップ720−8より出力されるパルス信号
CW又はCCWも自起動領域I内にある。
なるから置き換えステップ720−4に進む。尚、この
設定値VS は自起動領域IのパルスレートPF1に対応
している。ステップ720−4ではVY =VX に置き換
えられるが、数9の式よりV Y =VS となって出力され
る。パルスレート変換ステップ720−7では、設定値
VS に対応するパルスレートPFに変換される。斯かる
パルスレートは必ず自起動パルスレートPF1であり、
方向分別ステップ720−8より出力されるパルス信号
CW又はCCWも自起動領域I内にある。
【0055】従って、方位制御部710からの電気信号
VOUT1が自起動領域I内のパルス信号CW又はCCWに
対応しているときは、そのパルスレートPF1を有する
パルス信号がステップモータ619に供給される。
VOUT1が自起動領域I内のパルス信号CW又はCCWに
対応しているときは、そのパルスレートPF1を有する
パルス信号がステップモータ619に供給される。
【0056】しかしながら、第2の場合として、方位制
御部710からの電気信号VOUT2がスルー領域II内のパ
ルス信号CW又はCCWに対応しているときは、そのパ
ルスレートPF2を有するパルス信号ではなく次のよう
にして求められたパルスレートのパルス信号がステップ
モータ619に供給される。但し、この場合、パルスレ
ートPF2はパルスレートPF1のほぼ4倍程度の大き
さであると仮定している。
御部710からの電気信号VOUT2がスルー領域II内のパ
ルス信号CW又はCCWに対応しているときは、そのパ
ルスレートPF2を有するパルス信号ではなく次のよう
にして求められたパルスレートのパルス信号がステップ
モータ619に供給される。但し、この場合、パルスレ
ートPF2はパルスレートPF1のほぼ4倍程度の大き
さであると仮定している。
【0057】方位制御部710から出力された電気信号
VOUT2は、上述の如き、絶対値計算ステップ720−
1、偏差値計算ステップ720−2及び偏差値判定ステ
ップ720−3を進む。偏差値判定ステップ720−3
では、偏差値の絶対値は設定値より大きく、|ΔV1 |
>VS だから判定結果はノーとなり置き換えステップ7
20−5に進む。
VOUT2は、上述の如き、絶対値計算ステップ720−
1、偏差値計算ステップ720−2及び偏差値判定ステ
ップ720−3を進む。偏差値判定ステップ720−3
では、偏差値の絶対値は設定値より大きく、|ΔV1 |
>VS だから判定結果はノーとなり置き換えステップ7
20−5に進む。
【0058】第1回のサイクルでは前回の絶対値信号は
VX0=0だから、置き換えステップ720−5ではVY
=+VS なる置き換えがなされる。斯かる出力信号VY
は、上述の如き、置き換えステップ720−6、パルス
レート変換ステップ720−7及び方向分別ステップ7
20−8に進み、自起動パルスレートPF1のパルス信
号CW又はCCWが生成される。
VX0=0だから、置き換えステップ720−5ではVY
=+VS なる置き換えがなされる。斯かる出力信号VY
は、上述の如き、置き換えステップ720−6、パルス
レート変換ステップ720−7及び方向分別ステップ7
20−8に進み、自起動パルスレートPF1のパルス信
号CW又はCCWが生成される。
【0059】こうして第1回のサイクルで生成された制
御信号CSによってステップモータ619は脱調するこ
となく始動される。第1回のサイクルにおいて、置き換
えステップ720−6では、次の式のような置き換えが
なされている。
御信号CSによってステップモータ619は脱調するこ
となく始動される。第1回のサイクルにおいて、置き換
えステップ720−6では、次の式のような置き換えが
なされている。
【0060】
【数10】VX0=VY =VS
【0061】第2回のサイクルでも、偏差値判定ステッ
プ720−3では、|ΔV2 |>V S だから置き換えス
テップ720−5に進む。しかしながら、置き換えステ
ップ720−5では、数10の式よりVX0=VS だか
ら、出力信号VY は次のようになる。
プ720−3では、|ΔV2 |>V S だから置き換えス
テップ720−5に進む。しかしながら、置き換えステ
ップ720−5では、数10の式よりVX0=VS だか
ら、出力信号VY は次のようになる。
【0062】
【数11】 VY =VX0+Sign(ΔV)・VS =2VS
【0063】斯かる出力信号VY はパルスレート変換ス
テップ720−7にてパルスレート変換される。こうし
て第2回のサイクルにおいてステップ720−7から
は、方位制御部710からの電気信号VOUT2に対応した
パルスレートPF2のパルス信号ではなく数11の式の
出力信号に対応してパルスレート2×PF1のパルス信
号が出力される。
テップ720−7にてパルスレート変換される。こうし
て第2回のサイクルにおいてステップ720−7から
は、方位制御部710からの電気信号VOUT2に対応した
パルスレートPF2のパルス信号ではなく数11の式の
出力信号に対応してパルスレート2×PF1のパルス信
号が出力される。
【0064】ステップモータ619に供給されるパルス
レート2×PF1のパルス信号は自起動領域Iを越えた
スルー領域II内にある。しかしながら、ステップモータ
619は第1回のサイクルにて供給されたパルスレート
PF1のパルス信号によって既に始動されているから、
第2回のサイクルにてパルスレート2×PF1のパルス
信号が出力されても、各サイクル毎のパルスレート偏差
値ΔPF(=PF1)が自起動領域I内にある限り、ス
テップモータ619は脱調しない。
レート2×PF1のパルス信号は自起動領域Iを越えた
スルー領域II内にある。しかしながら、ステップモータ
619は第1回のサイクルにて供給されたパルスレート
PF1のパルス信号によって既に始動されているから、
第2回のサイクルにてパルスレート2×PF1のパルス
信号が出力されても、各サイクル毎のパルスレート偏差
値ΔPF(=PF1)が自起動領域I内にある限り、ス
テップモータ619は脱調しない。
【0065】斯くしてステップモータ619はパルスレ
ートPF1の2倍のパルスレート2×PF1のパルス信
号によって2倍の回転速度で回転される。第3回以降の
サイクルによって、同様に、順次、ステップモータ制御
部720から出力信号のパルスレートが増加し、それに
よってステップモータ619の回転速度が増加する。こ
こに説明したパルスレート抑制動作は図11の各グラフ
を参照することによってより容易に理解されよう。
ートPF1の2倍のパルスレート2×PF1のパルス信
号によって2倍の回転速度で回転される。第3回以降の
サイクルによって、同様に、順次、ステップモータ制御
部720から出力信号のパルスレートが増加し、それに
よってステップモータ619の回転速度が増加する。こ
こに説明したパルスレート抑制動作は図11の各グラフ
を参照することによってより容易に理解されよう。
【0066】図11のグラフは、ステップモータ制御部
720に入力される電気信号VOUTとステップモータ制
御部720より出力されるパルス信号CW又はCCWの
パルスレートPFの関係を表す。図11Aと図11B
は、自起動領域I内のパルスレートPF1に対応する電
気信号VOUT1が時刻t1 〜t2 にステップモータ制御部
720に入力された場合に、モータ制御部720からス
テップモータ619に対して時刻t1 〜t2 にパルスレ
ートPF1のパルスがそのまま出力されることを示して
いる。これは、上述の第1の場合である。但し、電気信
号VOUT とパルスレートPF1とは電圧パルスレートゲ
インKVFで関係していることに留意されたい。
720に入力される電気信号VOUTとステップモータ制
御部720より出力されるパルス信号CW又はCCWの
パルスレートPFの関係を表す。図11Aと図11B
は、自起動領域I内のパルスレートPF1に対応する電
気信号VOUT1が時刻t1 〜t2 にステップモータ制御部
720に入力された場合に、モータ制御部720からス
テップモータ619に対して時刻t1 〜t2 にパルスレ
ートPF1のパルスがそのまま出力されることを示して
いる。これは、上述の第1の場合である。但し、電気信
号VOUT とパルスレートPF1とは電圧パルスレートゲ
インKVFで関係していることに留意されたい。
【0067】図11Cと図11Dは第2の場合を示す。
第2の場合、スルー領域II内のパルスレートPF2に対
応する電気信号VOUT2が時刻t1 〜t2 にステップモー
タ制御部720に入力された場合に、モータ制御部72
0からステップモータ619に対してパルスレートPF
2のパルス信号がそのまま出力されず、パルスレートP
F2より小さいパルスレートのパルス信号が順次出力さ
れる。
第2の場合、スルー領域II内のパルスレートPF2に対
応する電気信号VOUT2が時刻t1 〜t2 にステップモー
タ制御部720に入力された場合に、モータ制御部72
0からステップモータ619に対してパルスレートPF
2のパルス信号がそのまま出力されず、パルスレートP
F2より小さいパルスレートのパルス信号が順次出力さ
れる。
【0068】図11Dを参照して第2の場合おいて、パ
ルスレート抑制動作サイクルの各サイクル毎に出力され
るパルスレートPFについて説明する。パルスのパルス
レートPFは、第1サイクル〜第4サイクルに相当する
時刻t1 〜t1 ’で順次増加し、第5サイクル以降に相
当する時刻t1 ’〜t2 で一定パルスレートPF2とな
り、第1’サイクル〜第4’サイクルに相当する時刻t
2 〜t2 ’で順次減少している。パルスレートPFが階
段状に変化したときが、各サイクルでパルスレートPF
が更新されたことに対応している。
ルスレート抑制動作サイクルの各サイクル毎に出力され
るパルスレートPFについて説明する。パルスのパルス
レートPFは、第1サイクル〜第4サイクルに相当する
時刻t1 〜t1 ’で順次増加し、第5サイクル以降に相
当する時刻t1 ’〜t2 で一定パルスレートPF2とな
り、第1’サイクル〜第4’サイクルに相当する時刻t
2 〜t2 ’で順次減少している。パルスレートPFが階
段状に変化したときが、各サイクルでパルスレートPF
が更新されたことに対応している。
【0069】時刻t1 でパルスレートPF2に対応した
電気信号VOUT2が入力され、第1サイクルでは偏差値判
定ステップ720−3の結果はノーとなりステップ72
0−5を経由してパルスレートPF1のパルス信号が出
力される。次の第2サイクルでも偏差値判定ステップ7
20−3の結果はノーとなりステップ720−5にて前
回のパルスレートPF1にパルスレート増分ΔPF(=
PF1)が加算されるからパルスレートが2×PF1の
パルス信号が出力される。同様に、第3サイクルではパ
ルスレート3×PF1のパルス信号が出力され、第4サ
イクルではパルスレート4×PF1のパルス信号が出力
される。
電気信号VOUT2が入力され、第1サイクルでは偏差値判
定ステップ720−3の結果はノーとなりステップ72
0−5を経由してパルスレートPF1のパルス信号が出
力される。次の第2サイクルでも偏差値判定ステップ7
20−3の結果はノーとなりステップ720−5にて前
回のパルスレートPF1にパルスレート増分ΔPF(=
PF1)が加算されるからパルスレートが2×PF1の
パルス信号が出力される。同様に、第3サイクルではパ
ルスレート3×PF1のパルス信号が出力され、第4サ
イクルではパルスレート4×PF1のパルス信号が出力
される。
【0070】しかしながら、上述したようにパルスレー
トPF2はパルスレートPF1のほぼ4倍と仮定してい
るため、第5サイクルでは、偏差値判定ステップ720
−3の結果はイエスとなる。偏差値計算ステップ720
−2において、今回の入力絶対値信号VX (=|VOUT2
|)が前回の絶対値信号VX0と比較されてその偏差値Δ
V5 (添字はサイクル回数を表す。)が計算されるが、
今回の入力絶対値信号VX はパルスレートPF2に対応
した値であり、前回の絶対値信号VX0はパルスレート4
×PF1に対応した値だから、その偏差値はΔV5 =0
となる。
トPF2はパルスレートPF1のほぼ4倍と仮定してい
るため、第5サイクルでは、偏差値判定ステップ720
−3の結果はイエスとなる。偏差値計算ステップ720
−2において、今回の入力絶対値信号VX (=|VOUT2
|)が前回の絶対値信号VX0と比較されてその偏差値Δ
V5 (添字はサイクル回数を表す。)が計算されるが、
今回の入力絶対値信号VX はパルスレートPF2に対応
した値であり、前回の絶対値信号VX0はパルスレート4
×PF1に対応した値だから、その偏差値はΔV5 =0
となる。
【0071】こうして、ステップ720−3にて判定結
果がイエスとなり、置き換えステップ720−4に進
む。斯くして第5サイクルでは、入力電気信号VOUT2に
対応したパルスレートPF2のパルス信号が出力され
る。これは、第4サイクルで出力されたパルス信号のパ
ルスレート4×PF1と同じである。第5回以降のサイ
クルでも、パルスレート4×PF1に等しいパルスレー
トPF2のパルス信号が出力される。
果がイエスとなり、置き換えステップ720−4に進
む。斯くして第5サイクルでは、入力電気信号VOUT2に
対応したパルスレートPF2のパルス信号が出力され
る。これは、第4サイクルで出力されたパルス信号のパ
ルスレート4×PF1と同じである。第5回以降のサイ
クルでも、パルスレート4×PF1に等しいパルスレー
トPF2のパルス信号が出力される。
【0072】時刻t2 にて、入力電気信号はVOUT =0
となるが、出力されるパルス信号のパルスレートPF
は、同様に、第1’サイクル〜第4’サイクルまでサイ
クル毎にパルスレート変分ΔPF(=PF1)ずつ減少
し、第4’サイクルになって始めて0となる。第5’回
以降のサイクルでも出力パルス信号のパルスレートPF
は0である。
となるが、出力されるパルス信号のパルスレートPF
は、同様に、第1’サイクル〜第4’サイクルまでサイ
クル毎にパルスレート変分ΔPF(=PF1)ずつ減少
し、第4’サイクルになって始めて0となる。第5’回
以降のサイクルでも出力パルス信号のパルスレートPF
は0である。
【0073】図11A及び図11Bと図11C及び図1
1Dとを比較して明らかなように、図11C及び図11
Dではパルスレート抑制手段が機能し、入力された電気
信号VOUT =VOUT2 又はVOUT =0に対応したパルス
レートPF2又は0のパルス信号CW又はCCWではな
く修正されたパルス信号が生成されている。
1Dとを比較して明らかなように、図11C及び図11
Dではパルスレート抑制手段が機能し、入力された電気
信号VOUT =VOUT2 又はVOUT =0に対応したパルス
レートPF2又は0のパルス信号CW又はCCWではな
く修正されたパルス信号が生成されている。
【0074】次に図12を参照してドライバ部730の
構成と機能を説明する。ドライバ部730はステップモ
ータ制御部720より供給されたパルス信号CW又はC
CWのパルス列を所定の順序にてステップモータ619
の巻線に供給するための回路として構成されており、励
磁信号発生部730−1と増幅部730−2とを有す
る。入力端子730a、730bを経由してステップモ
ータ制御部720より供給されたパルス信号CW又はC
CWは励磁信号発生部730−1にて整形及び分配され
る。励磁信号発生部730−1より出力された信号ES
は、増幅部730−2にて増幅される。増幅部730−
2から出力された制御信号CSは出力端子730cを経
由してステップモータ619に供給される。
構成と機能を説明する。ドライバ部730はステップモ
ータ制御部720より供給されたパルス信号CW又はC
CWのパルス列を所定の順序にてステップモータ619
の巻線に供給するための回路として構成されており、励
磁信号発生部730−1と増幅部730−2とを有す
る。入力端子730a、730bを経由してステップモ
ータ制御部720より供給されたパルス信号CW又はC
CWは励磁信号発生部730−1にて整形及び分配され
る。励磁信号発生部730−1より出力された信号ES
は、増幅部730−2にて増幅される。増幅部730−
2から出力された制御信号CSは出力端子730cを経
由してステップモータ619に供給される。
【0075】尚、図12には図示されていないが、ドラ
イバ部730にはステップモータ619の巻線に電圧を
印加するための電源が接続され、斯かる電源は好ましく
は直流安定化電源が使用される。
イバ部730にはステップモータ619の巻線に電圧を
印加するための電源が接続され、斯かる電源は好ましく
は直流安定化電源が使用される。
【0076】図13に方位角累積部740の構成を示
す。方位角累積部740は、差分部740−1と累積部
740−2とを含む。差分部740−1には入力端子7
40a、740bを経由してステップモータ制御部72
0より供給されるパルス信号CW及びCCWが入力され
る。そこで、次の数12の式によりパルス信号CW及び
CCWのパルスレートの差分ΔCが計算され出力され
る。
す。方位角累積部740は、差分部740−1と累積部
740−2とを含む。差分部740−1には入力端子7
40a、740bを経由してステップモータ制御部72
0より供給されるパルス信号CW及びCCWが入力され
る。そこで、次の数12の式によりパルス信号CW及び
CCWのパルスレートの差分ΔCが計算され出力され
る。
【0077】
【数12】ΔC=CW−CCW
【0078】累積部740−2では斯かる差分ΔCが累
積演算されてその累積値が方位角信号HEADとして出
力される。
積演算されてその累積値が方位角信号HEADとして出
力される。
【0079】
【数13】HEAD=ΣΔC
【0080】ゼロクロス発生器622からのリセット信
号RSが累積部740−2に供給されると、累積部74
0−2にて累積演算されたその累積値は基準方位角信号
HEAD0に置き換えられる。
号RSが累積部740−2に供給されると、累積部74
0−2にて累積演算されたその累積値は基準方位角信号
HEAD0に置き換えられる。
【0081】
【数14】HEAD=HEAD0
【0082】ここに、基準方位角信号HEAD0は、盤
器616に対する支持装置の方位角の基準値を表す。リ
セット信号RSによって数14の式の操作がなされ、方
位角累積部740での差分及び累積計算で生じた誤差が
排除される。
器616に対する支持装置の方位角の基準値を表す。リ
セット信号RSによって数14の式の操作がなされ、方
位角累積部740での差分及び累積計算で生じた誤差が
排除される。
【0083】図14を参照して従来の減揺装置の例につ
いて説明する。この減揺装置は本願出願人と同一の出願
人によって平成8年3月25日付にて出願された特願平
8−68109号に開示されたものであり、詳細は同出
願を参照されたい。
いて説明する。この減揺装置は本願出願人と同一の出願
人によって平成8年3月25日付にて出願された特願平
8−68109号に開示されたものであり、詳細は同出
願を参照されたい。
【0084】この減揺装置は軌道部材11とこの軌道部
材11に沿って自由に移動可能な可動質量12とこの軌
道部材11を両側にて支持する支持部材13A、13B
と可動質量12に装着されたワイヤ15とこのワイヤ1
5を案内する1対のローラ17A、17Bとを有する。
可動質量12の下端には小さなローラ12Aが装着さ
れ、ワイヤ15の一端15Aはこのローラ12Aに装着
されている。
材11に沿って自由に移動可能な可動質量12とこの軌
道部材11を両側にて支持する支持部材13A、13B
と可動質量12に装着されたワイヤ15とこのワイヤ1
5を案内する1対のローラ17A、17Bとを有する。
可動質量12の下端には小さなローラ12Aが装着さ
れ、ワイヤ15の一端15Aはこのローラ12Aに装着
されている。
【0085】この例では軌道部材11は直線状に形成さ
れており、可動質量12の運動経路は直線である。しか
しながら、軌道部材11は、円弧状に湾曲した形状であ
ってもよく、可動質量12の運動経路は円弧、放物線等
であってもよい。
れており、可動質量12の運動経路は直線である。しか
しながら、軌道部材11は、円弧状に湾曲した形状であ
ってもよく、可動質量12の運動経路は円弧、放物線等
であってもよい。
【0086】本例の減揺装置はワイヤ15を所定の張力
にて引っ張るための張力発生装置20とワイヤ15の張
力を調節するための張力調節装置30とを有する。本例
によると、張力発生装置20によって可動質量21の往
復運動の復元力が生成される。また張力調節装置30に
よって可動質量21の往復運動の復元力が調節される。
従って張力発生装置20は復元力発生装置であり、張力
調節装置30は復元力調節装置である。
にて引っ張るための張力発生装置20とワイヤ15の張
力を調節するための張力調節装置30とを有する。本例
によると、張力発生装置20によって可動質量21の往
復運動の復元力が生成される。また張力調節装置30に
よって可動質量21の往復運動の復元力が調節される。
従って張力発生装置20は復元力発生装置であり、張力
調節装置30は復元力調節装置である。
【0087】張力発生装置20は例えば、引っ張りばね
を使用するものであってよい。引っ張りばねはコイルば
ねであってよい。本例の張力発生装置20は、ワイヤ1
5の他端15Bに接続された引っ張りばね21と引っ張
りばね21の一端21Aに装着されたリミットスイッチ
装置23とを有する。リミットスイッチ装置23は引っ
張りばね21の伸びが所定の大きさより大きくなると信
号を生成するように構成されている。
を使用するものであってよい。引っ張りばねはコイルば
ねであってよい。本例の張力発生装置20は、ワイヤ1
5の他端15Bに接続された引っ張りばね21と引っ張
りばね21の一端21Aに装着されたリミットスイッチ
装置23とを有する。リミットスイッチ装置23は引っ
張りばね21の伸びが所定の大きさより大きくなると信
号を生成するように構成されている。
【0088】リミットスイッチ装置23は例えば、引っ
張りばね21の一端21Aに装着された第1の接点23
Aと基台51に装着された第2の接点23Bとを有し、
引っ張りばね21の伸びが所定の大きさを越えると2つ
の接点の開閉状態が変化し、信号を生成するように構成
されてよい。
張りばね21の一端21Aに装着された第1の接点23
Aと基台51に装着された第2の接点23Bとを有し、
引っ張りばね21の伸びが所定の大きさを越えると2つ
の接点の開閉状態が変化し、信号を生成するように構成
されてよい。
【0089】張力調節装置30は例えば、張力発生装置
20の引っ張りばねを変位させるように構成さてよい。
本例の張力調節装置30は、引っ張りばね21の他端2
1Bに接続されたワイヤ31を巻き取るための巻き取り
ローラ33とこのローラ33に装着された歯車35とこ
の歯車35と係合するウォーム歯車37とウォーム歯車
37を回転させるためのハンドル付き回転軸38とを有
する。
20の引っ張りばねを変位させるように構成さてよい。
本例の張力調節装置30は、引っ張りばね21の他端2
1Bに接続されたワイヤ31を巻き取るための巻き取り
ローラ33とこのローラ33に装着された歯車35とこ
の歯車35と係合するウォーム歯車37とウォーム歯車
37を回転させるためのハンドル付き回転軸38とを有
する。
【0090】また張力調節装置30はワイヤ15の引っ
張力を指示する指示装置を有し、この指示装置は図示の
ように引っ張りばね21の一端21Bのワイヤ31に装
着された針41と目盛り42とを有する。尚、針41は
巻き取りローラ33又は歯車35に装着されてよく、目
盛り42はこの針41の動きを指示するように配置され
る。
張力を指示する指示装置を有し、この指示装置は図示の
ように引っ張りばね21の一端21Bのワイヤ31に装
着された針41と目盛り42とを有する。尚、針41は
巻き取りローラ33又は歯車35に装着されてよく、目
盛り42はこの針41の動きを指示するように配置され
る。
【0091】図示のように軌道部材11に沿ってx軸を
とり、それに垂直下方にy軸をとる。またxy軸に垂直
に(紙面に垂直に)z軸をとる。座標の原点Oを軌道部
材11の中央位置にとる。支持部材13A、13Bは海
洋構造物の所定の基台51に垂直に装着される。軌道部
材11は基台51に平行に配置される。
とり、それに垂直下方にy軸をとる。またxy軸に垂直
に(紙面に垂直に)z軸をとる。座標の原点Oを軌道部
材11の中央位置にとる。支持部材13A、13Bは海
洋構造物の所定の基台51に垂直に装着される。軌道部
材11は基台51に平行に配置される。
【0092】本例の減揺装置はz軸(紙面に垂直な軸
線)に平行な回転軸線周りの動揺を減少させるように構
成されている。ローラ17A、17Bは原点Oの下方に
配置されており、可動質量12が原点Oの位置にあると
き、ワイヤ15はY軸に沿って延在する。このときのワ
イヤ15の張力を初期張力F0 とする。海洋構造物が動
揺すると可動質量12は原点Oを中心に往復運動する。
例えば、可動質量12が第1の支持部材13Aの近くに
配置されたものとする。このときの可動質量12の変位
をx、ワイヤ15の張力をFとする。
線)に平行な回転軸線周りの動揺を減少させるように構
成されている。ローラ17A、17Bは原点Oの下方に
配置されており、可動質量12が原点Oの位置にあると
き、ワイヤ15はY軸に沿って延在する。このときのワ
イヤ15の張力を初期張力F0 とする。海洋構造物が動
揺すると可動質量12は原点Oを中心に往復運動する。
例えば、可動質量12が第1の支持部材13Aの近くに
配置されたものとする。このときの可動質量12の変位
をx、ワイヤ15の張力をFとする。
【0093】ワイヤ15の弾性変形は十分小さいから無
視することができる。ワイヤ15の初期張力F0 及び張
力Fは、張力発生装置20の引っ張りばね21によって
生成される。一方、可動質量12の往復運動の復元力は
ワイヤ15の張力Fとワイヤ15の傾斜角θによって決
まる。
視することができる。ワイヤ15の初期張力F0 及び張
力Fは、張力発生装置20の引っ張りばね21によって
生成される。一方、可動質量12の往復運動の復元力は
ワイヤ15の張力Fとワイヤ15の傾斜角θによって決
まる。
【0094】後に説明するが、ワイヤ15の張力Fは、
引っ張りばね21の伸びδと引っ張りばね21の初期張
力F0 によって決まる。従って、往復運動の復元力を調
節するためには、引っ張りばね21の初期張力F0 を調
節すればよい。
引っ張りばね21の伸びδと引っ張りばね21の初期張
力F0 によって決まる。従って、往復運動の復元力を調
節するためには、引っ張りばね21の初期張力F0 を調
節すればよい。
【0095】可動質量12の固有動揺周期Tは復元力の
関数だから、可動質量12の固有動揺周期Tを変化させ
るためには、引っ張りばね21の初期張力F0 を調節す
ればよい。
関数だから、可動質量12の固有動揺周期Tを変化させ
るためには、引っ張りばね21の初期張力F0 を調節す
ればよい。
【0096】本例によると、引っ張りばね21の初期張
力F0 は張力調節装置30によって調節されることがで
きる。先ず可動質量12を原点Oの位置に配置し、ステ
ップモータ39を作動する。それによって、ウォーム歯
車37は回転し、それに係合している歯車35も回転す
る。歯車35が回転するとそれに装着された巻き取りロ
ーラ33が回転し、引っ張りばね21の他端21Bに接
続されたワイヤ31が巻き取られ又は緩められる。引っ
張りばね21は巻き取りローラ33方向に引っ張られ又
は緩められる。それによって引っ張りばね21は伸縮
し、ワイヤ15に作用する初期張力F0 は増加又は減少
する。
力F0 は張力調節装置30によって調節されることがで
きる。先ず可動質量12を原点Oの位置に配置し、ステ
ップモータ39を作動する。それによって、ウォーム歯
車37は回転し、それに係合している歯車35も回転す
る。歯車35が回転するとそれに装着された巻き取りロ
ーラ33が回転し、引っ張りばね21の他端21Bに接
続されたワイヤ31が巻き取られ又は緩められる。引っ
張りばね21は巻き取りローラ33方向に引っ張られ又
は緩められる。それによって引っ張りばね21は伸縮
し、ワイヤ15に作用する初期張力F0 は増加又は減少
する。
【0097】以下に、引っ張りばね21の初期張力F0
とワイヤ15の張力F、可動質量12の復元力FX 及び
固有動揺周期Tの関係を解析する。可動質量12が原点
Oに配置されているとき、ワイヤ15に作用する張力、
即ち、初期張力をF0 とする。次に、図示の一点鎖線1
2’にて示すように、可動質量12が原点Oから右側の
支持部材13A方向に移動した状態を考える。このとき
の可動質量12の座標をxとし、ワイヤ15のy軸に対
する傾斜角をθ、ワイヤ15に作用する張力をFとす
る。
とワイヤ15の張力F、可動質量12の復元力FX 及び
固有動揺周期Tの関係を解析する。可動質量12が原点
Oに配置されているとき、ワイヤ15に作用する張力、
即ち、初期張力をF0 とする。次に、図示の一点鎖線1
2’にて示すように、可動質量12が原点Oから右側の
支持部材13A方向に移動した状態を考える。このとき
の可動質量12の座標をxとし、ワイヤ15のy軸に対
する傾斜角をθ、ワイヤ15に作用する張力をFとす
る。
【0098】引っ張りばね21の伸びδは次のように表
される。但し、可動質量12に装着されたローラ12A
の中心からローラ17A、17Bの中心までのy軸方向
の距離をbとする。また、ローラ17A、17Bの半径
は十分小さいものとする。
される。但し、可動質量12に装着されたローラ12A
の中心からローラ17A、17Bの中心までのy軸方向
の距離をbとする。また、ローラ17A、17Bの半径
は十分小さいものとする。
【0099】
【数15】δ=√(b2 +x2 )−b
【0100】引っ張りばね21のばね定数をKとする
と、ワイヤ15に作用する張力Fは次のように表され
る。
と、ワイヤ15に作用する張力Fは次のように表され
る。
【0101】
【数16】 F=F0 +Kδ =F0 +K〔√(b2 +x2 )−b〕
【0102】可動質量12に作用する復元力FX は、ワ
イヤ15の張力Fのx軸方向の成分であるから次のよう
に表される。
イヤ15の張力Fのx軸方向の成分であるから次のよう
に表される。
【0103】
【数17】 FX =Fsinθ=[F0 +K〔√(b2 +x2 )−b〕]・[x/√(b2 + x2 )] =Kx+(F0 −Kb)x/√(b2 +x2 ) =KEQx
【0104】ここでKEQは等価ばね定数と称され次の式
によって表される。
によって表される。
【0105】
【数18】 KEQ=K+(F0 −Kb)/√(b2 +x2 )
【0106】ここで、変位xが距離bに比べて十分小さ
いと仮定すると、等価ばね定数KEQ及び復元力FX は次
のように表される。
いと仮定すると、等価ばね定数KEQ及び復元力FX は次
のように表される。
【0107】
【数19】KEQ=F0 /b FX =KEQx=(F0 /b)x
【0108】この振動系の固有周期Tは次の式によって
表される。
表される。
【0109】
【数20】T=2π√(m/KEQ)
【0110】ここでmは可動質量12の質量である。固
有動揺周期Tは、等価ばね定数KEQが増加すると減少
し、等価ばね定数KEQが減少すると増加する。数18の
式又は数19の式より明らかなように、等価ばね定数K
EQは、初期張力F0 が増加すると増加し、初期張力F0
が減少すると減少する。結局、固有動揺周期Tは、初期
張力F0 が増加すると減少し、初期張力F0 が減少する
と増加する。
有動揺周期Tは、等価ばね定数KEQが増加すると減少
し、等価ばね定数KEQが減少すると増加する。数18の
式又は数19の式より明らかなように、等価ばね定数K
EQは、初期張力F0 が増加すると増加し、初期張力F0
が減少すると減少する。結局、固有動揺周期Tは、初期
張力F0 が増加すると減少し、初期張力F0 が減少する
と増加する。
【0111】数18の式及び数19の式により明らかな
ように、等価ばね定数KEQは、初期張力F0 とKbの大
小関係によって変化し、次のような3つの場合に分けら
れる。
ように、等価ばね定数KEQは、初期張力F0 とKbの大
小関係によって変化し、次のような3つの場合に分けら
れる。
【0112】(1)F0 =Kbの場合 この場合をここでは、基準状態と称することとする。こ
のとき、等価ばね定数KEQ、復元力FX 及び固有周期T
は次のようになる。
のとき、等価ばね定数KEQ、復元力FX 及び固有周期T
は次のようになる。
【0113】
【数21】KEQ=K FX =Kx T=2π√(m/K)
【0114】等価ばね定数KEQは引っ張りばね21のば
ね定数Kに等しく、復元力FX 及び固有周期Tはばね定
数Kと変位xのみによって決まる。
ね定数Kに等しく、復元力FX 及び固有周期Tはばね定
数Kと変位xのみによって決まる。
【0115】(2)F0 >Kbの場合 これは、初期張力F0 を基準状態の場合より増加させた
場合に相当する。このとき、等価ばね定数KEQ、復元力
FX 及び固有周期TEQは次のようになる。
場合に相当する。このとき、等価ばね定数KEQ、復元力
FX 及び固有周期TEQは次のようになる。
【0116】
【数22】KEQ>K FX >Kx T<2π√(m/K)
【0117】基準状態と比較して、等価ばね定数KEQ及
び復元力FX は増加し、固有周期Tは減少する。
び復元力FX は増加し、固有周期Tは減少する。
【0118】(3)F0 <Kbの場合 これは、初期張力F0 を基準状態の場合より減少させた
場合に相当する。このとき、等価ばね定数KEQ、復元力
FX 及び固有周期Tは次のようになる。
場合に相当する。このとき、等価ばね定数KEQ、復元力
FX 及び固有周期Tは次のようになる。
【0119】
【数23】KEQ<K FX <Kx T>2π√(m/K)
【0120】基準状態と比較して、等価ばね定数KEQ及
び復元力FX は減少し、固有周期Tは増加する。
び復元力FX は減少し、固有周期Tは増加する。
【0121】以上の解析より明らかなように、本例の減
揺装置によると、初期張力F0 を調節することによって
等価ばね定数KEQが変化し、復元力FX 及び固有周期T
が変化する。初期張力F0 を増加させれば、可動質量1
2の復元力FX は増加し固有周期Tは減少する。また初
期張力F0 を減少させれば、可動質量12の復元力F X
は減少し固有周期Tは増加する。従って、搭載している
積み荷又は人間の数が変化して海洋構造物の固有動揺周
期が変化した場合には、初期張力F0 を調節することに
よって、可動質量12の固有動揺周期Tを変化させ、そ
れによって最適な減揺効果を得ることができる。
揺装置によると、初期張力F0 を調節することによって
等価ばね定数KEQが変化し、復元力FX 及び固有周期T
が変化する。初期張力F0 を増加させれば、可動質量1
2の復元力FX は増加し固有周期Tは減少する。また初
期張力F0 を減少させれば、可動質量12の復元力F X
は減少し固有周期Tは増加する。従って、搭載している
積み荷又は人間の数が変化して海洋構造物の固有動揺周
期が変化した場合には、初期張力F0 を調節することに
よって、可動質量12の固有動揺周期Tを変化させ、そ
れによって最適な減揺効果を得ることができる。
【0122】図15を参照して従来のステップモータ制
御装置の例を説明する。ステップモータ制御装置66は
ステップモータの命令回転角を指示する電圧信号VX を
入力しそれを処理するパルスレート抑制手段65とパル
スレート抑制手段65より出力された電圧信号VY を入
力してそれをパルス信号に変換する電圧周波数変換器6
4とを有し、電圧周波数変換器64より出力されたパル
ス信号はステップモータ装置60に供給される。
御装置の例を説明する。ステップモータ制御装置66は
ステップモータの命令回転角を指示する電圧信号VX を
入力しそれを処理するパルスレート抑制手段65とパル
スレート抑制手段65より出力された電圧信号VY を入
力してそれをパルス信号に変換する電圧周波数変換器6
4とを有し、電圧周波数変換器64より出力されたパル
ス信号はステップモータ装置60に供給される。
【0123】ステップモータ装置60は典型的にはステ
ップモータ61と駆動回路(ドライバ)62と直流電源
63とを有する。パルスレート抑制手段65によって電
圧信号VX が抑制されるから、ステップモータの脱調が
防止される。パルスレート抑制手段65及び電圧周波数
変換器64は図10に示したフローによってパルス信号
を生成する。
ップモータ61と駆動回路(ドライバ)62と直流電源
63とを有する。パルスレート抑制手段65によって電
圧信号VX が抑制されるから、ステップモータの脱調が
防止される。パルスレート抑制手段65及び電圧周波数
変換器64は図10に示したフローによってパルス信号
を生成する。
【0124】駆動回路(ドライバ)62はパルス信号を
整形、分配及び増幅してモータに供給する。直流電源は
スイッチングや整流に使用される。ステップモータ61
は1パルス毎に所定の角度回転する。回転角度はステッ
プ数又はパルス数によって表され、回転速度はパルスレ
ート〔パルス数/秒〕〔PPS〕によって表される。ス
テップモータの加減速はパルスレート〔パルス数/秒〕
を変化させることによってなされる。
整形、分配及び増幅してモータに供給する。直流電源は
スイッチングや整流に使用される。ステップモータ61
は1パルス毎に所定の角度回転する。回転角度はステッ
プ数又はパルス数によって表され、回転速度はパルスレ
ート〔パルス数/秒〕〔PPS〕によって表される。ス
テップモータの加減速はパルスレート〔パルス数/秒〕
を変化させることによってなされる。
【0125】
【発明が解決しようとする課題】従来のステップモータ
制御装置66では、ステップモータの脱調を防止するた
めにパルスレート抑制手段65が設けられ、パルスレー
ト抑制手段65を経由した電圧信号は電圧/周波数変換
器64によってパルス信号に変換され、ステップモータ
装置60に供給されていた。
制御装置66では、ステップモータの脱調を防止するた
めにパルスレート抑制手段65が設けられ、パルスレー
ト抑制手段65を経由した電圧信号は電圧/周波数変換
器64によってパルス信号に変換され、ステップモータ
装置60に供給されていた。
【0126】しかしながら、電圧/周波数変換器は高価
であり、従ってステップモータ制御装置66の製造費用
が高くなる欠点を有する。
であり、従ってステップモータ制御装置66の製造費用
が高くなる欠点を有する。
【0127】また、従来のパルスレート抑制手段65は
電圧信号を制御又は処理するように構成され、デジタル
的に信号を処理することが困難であり、信号の処理回路
が複雑となる欠点がある。
電圧信号を制御又は処理するように構成され、デジタル
的に信号を処理することが困難であり、信号の処理回路
が複雑となる欠点がある。
【0128】本発明は斯かる点に鑑み、電圧/周波数変
換器を使用しないステップモータ制御装置を提供するこ
とを目的とする。
換器を使用しないステップモータ制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0129】本発明は斯かる点に鑑み、ステップモータ
の脱調を防止するためのパルスレート抑制手段において
デジタル的に信号の処理を行うように構成されたステッ
プモータ制御装置を提供することを目的とする。
の脱調を防止するためのパルスレート抑制手段において
デジタル的に信号の処理を行うように構成されたステッ
プモータ制御装置を提供することを目的とする。
【0130】
【課題を解決するための手段】本発明によると、基準パ
ルス信号を発生する基準パルス発生器とステップモータ
の脱調を防止するためにパルスレートを許容最大パルス
レートと許容最小パルスレートの間に維持するためのパ
ルスレート抑制手段とを有し、該パルスレート抑制手段
はステップモータの回転角に対応した総ステップ数を演
算し該総ステップ数の前半ステップではパルスレートを
増加し後半ステップではパルスレートを減少するように
パルスレートを制御するように構成されたステップモー
タ制御装置において、パルスレート抑制手段は、パルス
レートを所定の変更周期TR 毎に所定のパルスレート増
減分ΔPだけ増減し、変更周期TR 内に1つのパルスも
発生しない場合にはパルスが発生するまで待ち、パルス
が発生してからパルスレートを増減するようにパルスレ
ートを制御する。
ルス信号を発生する基準パルス発生器とステップモータ
の脱調を防止するためにパルスレートを許容最大パルス
レートと許容最小パルスレートの間に維持するためのパ
ルスレート抑制手段とを有し、該パルスレート抑制手段
はステップモータの回転角に対応した総ステップ数を演
算し該総ステップ数の前半ステップではパルスレートを
増加し後半ステップではパルスレートを減少するように
パルスレートを制御するように構成されたステップモー
タ制御装置において、パルスレート抑制手段は、パルス
レートを所定の変更周期TR 毎に所定のパルスレート増
減分ΔPだけ増減し、変更周期TR 内に1つのパルスも
発生しない場合にはパルスが発生するまで待ち、パルス
が発生してからパルスレートを増減するようにパルスレ
ートを制御する。
【0131】本発明によると、ステップモータ制御装置
において、パルスレートが前半ステップにて許容最大パ
ルスレートに達した場合にはパルスレートを許容最大パ
ルスレートに維持し後半ステップよりパルスレートを減
少させるように構成されている。パルスレートが前半ス
テップにて許容最大パルスレートに達した第1のステッ
プ点S1 よりパルスレートは許容最大パルスレートに維
持され、第1のステップ点S1 と中間ステップ点SH の
偏差SH −S1 に相当するステップだけ中間ステップ点
より進んだ第2のステップ点S2 よりパルスレートの減
少が開始されるように構成されている。ステップモータ
の駆動開始時にパルスレートは許容最小パルスレートよ
り開始される。
において、パルスレートが前半ステップにて許容最大パ
ルスレートに達した場合にはパルスレートを許容最大パ
ルスレートに維持し後半ステップよりパルスレートを減
少させるように構成されている。パルスレートが前半ス
テップにて許容最大パルスレートに達した第1のステッ
プ点S1 よりパルスレートは許容最大パルスレートに維
持され、第1のステップ点S1 と中間ステップ点SH の
偏差SH −S1 に相当するステップだけ中間ステップ点
より進んだ第2のステップ点S2 よりパルスレートの減
少が開始されるように構成されている。ステップモータ
の駆動開始時にパルスレートは許容最小パルスレートよ
り開始される。
【0132】本発明によると、ステップモータの命令回
転角に対応した総ステップ数を演算することと、ステッ
プモータの駆動開始パルスレートを設定することと、前
半ステップではパルスレートを増加し後半ステップでは
パルスレートを減少するようにパルスレートを制御する
ことと、を含むステップモータ制御方法において、パル
スレートの制御は、所定の変更周期TR 毎に前回の変更
周期TR のパルスレートに対して所定のパルスレート増
減分ΔPだけ増減し、変更周期TR 内に1つのパルスも
発生しない場合にはパルスが発生するまで待ち、パルス
が発生してからパルスレートを増減するようにパルスレ
ートを制御する。
転角に対応した総ステップ数を演算することと、ステッ
プモータの駆動開始パルスレートを設定することと、前
半ステップではパルスレートを増加し後半ステップでは
パルスレートを減少するようにパルスレートを制御する
ことと、を含むステップモータ制御方法において、パル
スレートの制御は、所定の変更周期TR 毎に前回の変更
周期TR のパルスレートに対して所定のパルスレート増
減分ΔPだけ増減し、変更周期TR 内に1つのパルスも
発生しない場合にはパルスが発生するまで待ち、パルス
が発生してからパルスレートを増減するようにパルスレ
ートを制御する。
【0133】本発明によると、ステップモータ制御方法
において、前半ステップにてパルスレートが許容最大パ
ルスレートに達した場合にはパルスレートを許容最大パ
ルスレートに維持し後半ステップよりパルスレートを減
少させるように構成されている。また、パルスレートが
前半ステップにて許容最大パルスレートに達した第1の
ステップ点S1 より中間ステップ点まで計数パルスをゼ
ロから1つづつ累積し中間ステップ点SH より計数パル
ス数を1つづつ減少し計数パルス数がゼロとなった第2
のステップ点S2 までパルスレートは許容最大パルスレ
ートに維持され、第2のステップ点S2 よりパルスレー
トの減少が開始されるように構成されている。
において、前半ステップにてパルスレートが許容最大パ
ルスレートに達した場合にはパルスレートを許容最大パ
ルスレートに維持し後半ステップよりパルスレートを減
少させるように構成されている。また、パルスレートが
前半ステップにて許容最大パルスレートに達した第1の
ステップ点S1 より中間ステップ点まで計数パルスをゼ
ロから1つづつ累積し中間ステップ点SH より計数パル
ス数を1つづつ減少し計数パルス数がゼロとなった第2
のステップ点S2 までパルスレートは許容最大パルスレ
ートに維持され、第2のステップ点S2 よりパルスレー
トの減少が開始されるように構成されている。
【0134】本発明によると、所定の軌道に沿って往復
運動可能な可動質量と該可動質量に復元力を付与する復
元力発生装置と復元力を調節するための復元力調節装置
とを有し、復元力調節装置は復元力を調節するためのス
テップモータと該ステップモータを制御するためのステ
ップモータ制御装置とを有する減揺装置において、ステ
ップモータ制御装置は基準パルス信号を生成する基準パ
ルス発生器とステップモータの脱調を防止するためにパ
ルスレートを抑制するためのパルスレート抑制手段とを
有し、該パルス抑制手段は、所定の変更周期TR 毎に所
定のパルスレート増減分ΔPだけパルスレートを増減
し、変更周期TR 内に1つのパルスも発生しない場合に
はパルスが発生するまで待ち、パルスが発生してからパ
ルスレートを増減するようにパルスレートを制御する。
運動可能な可動質量と該可動質量に復元力を付与する復
元力発生装置と復元力を調節するための復元力調節装置
とを有し、復元力調節装置は復元力を調節するためのス
テップモータと該ステップモータを制御するためのステ
ップモータ制御装置とを有する減揺装置において、ステ
ップモータ制御装置は基準パルス信号を生成する基準パ
ルス発生器とステップモータの脱調を防止するためにパ
ルスレートを抑制するためのパルスレート抑制手段とを
有し、該パルス抑制手段は、所定の変更周期TR 毎に所
定のパルスレート増減分ΔPだけパルスレートを増減
し、変更周期TR 内に1つのパルスも発生しない場合に
はパルスが発生するまで待ち、パルスが発生してからパ
ルスレートを増減するようにパルスレートを制御する。
【0135】本発明によると、減揺装置において、パル
スレート抑制手段は、ステップモータの回転角に対応し
た総ステップ数を演算し該総ステップ数の前半ステップ
ではパルスレートを増加し後半ステップではパルスレー
トを減少するようにパルスレートを制御し、前半ステッ
プにてパルスレートが許容最大パルスレートに達する
と、パルスレートを許容最大パルスレートに維持し、後
半ステップにてパルスレートを減少する。
スレート抑制手段は、ステップモータの回転角に対応し
た総ステップ数を演算し該総ステップ数の前半ステップ
ではパルスレートを増加し後半ステップではパルスレー
トを減少するようにパルスレートを制御し、前半ステッ
プにてパルスレートが許容最大パルスレートに達する
と、パルスレートを許容最大パルスレートに維持し、後
半ステップにてパルスレートを減少する。
【0136】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明によるステ
ップモータ制御装置の例を説明する。本例のステップモ
ータ制御装置69はステップモータ装置60に供給する
パルス信号を生成するパルスレート抑制手段67と基準
パルス信号f0 を生成する基準パルス発生器68とを有
する。尚、ステップモータ装置60の構成は図15に示
した従来のステップモータ装置60の構成と同様であっ
てよい。
ップモータ制御装置の例を説明する。本例のステップモ
ータ制御装置69はステップモータ装置60に供給する
パルス信号を生成するパルスレート抑制手段67と基準
パルス信号f0 を生成する基準パルス発生器68とを有
する。尚、ステップモータ装置60の構成は図15に示
した従来のステップモータ装置60の構成と同様であっ
てよい。
【0137】本例のパルスレート抑制手段67の目的は
図15に示した従来のパルスレート抑制手段65の目的
と同じであり、ステップモータ61の脱調を防止するた
めにステップモータ61への命令パルス信号を抑制する
ことにある。しかしながら、従来のパルスレート抑制手
段65は電圧信号VX を処理するように構成されている
が、本例のパルスレート抑制手段67はパルス信号をデ
ジタル的に処理する点で異なる。
図15に示した従来のパルスレート抑制手段65の目的
と同じであり、ステップモータ61の脱調を防止するた
めにステップモータ61への命令パルス信号を抑制する
ことにある。しかしながら、従来のパルスレート抑制手
段65は電圧信号VX を処理するように構成されている
が、本例のパルスレート抑制手段67はパルス信号をデ
ジタル的に処理する点で異なる。
【0138】先ず、使用するステップモータ装置60又
はステップモータ61の仕様によって次の初期値が予め
設定される。 (1)初期設定値 許容最大パルスレート:PMAX 〔PPS〕 許容最小パルスレート:PMIN 〔PPS〕 パルスレートの増減率:δP/δt〔PPS/秒〕
はステップモータ61の仕様によって次の初期値が予め
設定される。 (1)初期設定値 許容最大パルスレート:PMAX 〔PPS〕 許容最小パルスレート:PMIN 〔PPS〕 パルスレートの増減率:δP/δt〔PPS/秒〕
【0139】ここにパルスレートの単位〔PPS〕は単
位時間当たりのパルス数、即ち、パルス数/秒である。
これらの値は所望のトルクを発生させるためのステップ
モータ61の許容回転角速度βの値より決まる。
位時間当たりのパルス数、即ち、パルス数/秒である。
これらの値は所望のトルクを発生させるためのステップ
モータ61の許容回転角速度βの値より決まる。
【0140】本例によると、パルスレートの増減は所定
の更新期間TR 〔秒〕を単位として行われる。従って、
1更新期間TR 内ではパルスレートPは一定である。パ
ルスレートの増減率δP/δtは次のように表される。
の更新期間TR 〔秒〕を単位として行われる。従って、
1更新期間TR 内ではパルスレートPは一定である。パ
ルスレートの増減率δP/δtは次のように表される。
【0141】
【数24】δP/δt=(PN-1 −PN )/TR
【0142】PN-1 、PN はそれぞれ前回及び今回の更
新期間TR におけるパルスレートである。1更新期間T
R に増減するパルスレートΔP(一定)は次のように表
される。
新期間TR におけるパルスレートである。1更新期間T
R に増減するパルスレートΔP(一定)は次のように表
される。
【0143】
【数25】 ΔP=(PN-1 −PN )=(δP/δt)×TR
【0144】次に、ステップモータ装置60又はステッ
プモータ61に供給される命令信号が与えられる。 (2)命令信号 総ステップ数:ST 〔−〕
プモータ61に供給される命令信号が与えられる。 (2)命令信号 総ステップ数:ST 〔−〕
【0145】1ステップはステップモータ61の単位回
転角を付与する信号単位であるが、ここでは1ステップ
=1パルスとし、総ステップ数=総パルス数である。
転角を付与する信号単位であるが、ここでは1ステップ
=1パルスとし、総ステップ数=総パルス数である。
【0146】図2を参照してパルスモータ61の駆動モ
ードについて説明する。図2Aは三角形型駆動モードの
場合のパルスレートP〔PPS〕の変化を示し、図2B
は台形型駆動モードの場合のパルスレートP〔PPS〕
の変化を示す。縦軸はパルスレートP〔PPS〕、横軸
は時間である。尚、説明の都合上、横軸にステップ数を
付記した。
ードについて説明する。図2Aは三角形型駆動モードの
場合のパルスレートP〔PPS〕の変化を示し、図2B
は台形型駆動モードの場合のパルスレートP〔PPS〕
の変化を示す。縦軸はパルスレートP〔PPS〕、横軸
は時間である。尚、説明の都合上、横軸にステップ数を
付記した。
【0147】図2Aに示す三角型駆動モードでは、許容
最小パルスレートPMIN 〔PPS〕にてステップモータ
61の駆動を開始し、中間ステップ点SH までパルスレ
ートPを増加させ、中間ステップ点SH よりパルスレー
トPを減少させる。中間ステップ点SH は総ステップ数
ST の半分である。中間ステップ点SH は次の式によっ
て予め求められている。
最小パルスレートPMIN 〔PPS〕にてステップモータ
61の駆動を開始し、中間ステップ点SH までパルスレ
ートPを増加させ、中間ステップ点SH よりパルスレー
トPを減少させる。中間ステップ点SH は総ステップ数
ST の半分である。中間ステップ点SH は次の式によっ
て予め求められている。
【0148】
【数26】SH =ST /2
【0149】最終ステップ点ST にて許容最小パルスレ
ートPMIN 〔PPS〕となると、パルスモータ61は停
止する。この駆動モードでは、パルスレートPは許容最
大パルスレートPMAX 〔PPS〕に達することがなく、
常に許容最大パルスレートP MAX 〔PPS〕以下であ
る。
ートPMIN 〔PPS〕となると、パルスモータ61は停
止する。この駆動モードでは、パルスレートPは許容最
大パルスレートPMAX 〔PPS〕に達することがなく、
常に許容最大パルスレートP MAX 〔PPS〕以下であ
る。
【0150】図2Bに示す台形型駆動モードでは、許容
最小パルスレートPMIN 〔PPS〕にてステップモータ
61の駆動を開始し、同様にパルスレートPを増加させ
る。しかしながら、パルスレートPは中間ステップ点S
H の手前の第1のステップ点S1 にて許容最大パルスレ
ートPMAX 〔PPS〕に達し、パルスレートが一定P=
PMAX の状態でパルスモータ61の回転を継続し、第2
のステップ点S2 よりパルスレートPを減少させ、終了
点ST にて許容最小パルスレートPMIN 〔PPS〕とな
ると、パルスモータ61は停止する。
最小パルスレートPMIN 〔PPS〕にてステップモータ
61の駆動を開始し、同様にパルスレートPを増加させ
る。しかしながら、パルスレートPは中間ステップ点S
H の手前の第1のステップ点S1 にて許容最大パルスレ
ートPMAX 〔PPS〕に達し、パルスレートが一定P=
PMAX の状態でパルスモータ61の回転を継続し、第2
のステップ点S2 よりパルスレートPを減少させ、終了
点ST にて許容最小パルスレートPMIN 〔PPS〕とな
ると、パルスモータ61は停止する。
【0151】
【数27】 SH −S1 =S2 −SH =(S2 −S1 )/2
【0152】中間ステップ点SH は予め与えられている
が、パルスレートPが許容最大パルスレートPMAX 〔P
PS〕に達する第1のステップ点S1 は予め与えられて
いない。第1のステップ点S1 は、パルスレートPの大
きさを監視することによって検出される。
が、パルスレートPが許容最大パルスレートPMAX 〔P
PS〕に達する第1のステップ点S1 は予め与えられて
いない。第1のステップ点S1 は、パルスレートPの大
きさを監視することによって検出される。
【0153】パルスレートPの減少を開始する第2のス
テップ点S2 は、第1のステップ点S1 の検出によって
得られる。第2のステップ点S2 は例えば、次の式によ
って得られる。
テップ点S2 は、第1のステップ点S1 の検出によって
得られる。第2のステップ点S2 は例えば、次の式によ
って得られる。
【0154】
【数28】S2 =S1 +2(SH −S1 )
【0155】第2のステップ点S2 を検出する方法とし
て以下に説明するように、パルスを計数する方法があ
る。例えば、予め計数器をリセットしておき、第1のス
テップ点S1 にパルスの計数を開始する。中間ステップ
点SH まで1パルスづつパルス数を累積し、中間ステッ
プ点SH より1パルスづつ減少する。パルスがゼロに戻
ったステップ点がパルスレートの減少開始点S2 とな
る。
て以下に説明するように、パルスを計数する方法があ
る。例えば、予め計数器をリセットしておき、第1のス
テップ点S1 にパルスの計数を開始する。中間ステップ
点SH まで1パルスづつパルス数を累積し、中間ステッ
プ点SH より1パルスづつ減少する。パルスがゼロに戻
ったステップ点がパルスレートの減少開始点S2 とな
る。
【0156】図3及び図4を参照して本例によるパルス
レート抑制装置の動作の例を説明する。先ずステップ1
01にて、このパルスレート抑制のフローが開始され
る。ステップ102にて初期設定値が設定される。この
初期値には、許容最大パルスレートPMAX 〔PPS〕、
許容最小パルスレートPMIN 〔PPS〕、パルスレート
の増減率δP/δt〔PPS/秒〕、パルスレート増減
の更新期間TR 〔秒〕、1更新期間TR 当たりの増減パ
ルスレートΔP等が含まれる。
レート抑制装置の動作の例を説明する。先ずステップ1
01にて、このパルスレート抑制のフローが開始され
る。ステップ102にて初期設定値が設定される。この
初期値には、許容最大パルスレートPMAX 〔PPS〕、
許容最小パルスレートPMIN 〔PPS〕、パルスレート
の増減率δP/δt〔PPS/秒〕、パルスレート増減
の更新期間TR 〔秒〕、1更新期間TR 当たりの増減パ
ルスレートΔP等が含まれる。
【0157】また、命令信号として総ステップ数ST が
与えられる。同時に図2Bの場合の台形型駆動モードに
おける第2のステップ点S2 の検出に備えて、カウント
値Cがリセットされる。
与えられる。同時に図2Bの場合の台形型駆動モードに
おける第2のステップ点S2 の検出に備えて、カウント
値Cがリセットされる。
【0158】ステップ103にてステップモータ61の
駆動が開始される。ステップモータ61は最初、許容最
小パルスレートPMIN 〔PPS〕より駆動される。ステ
ップ104にてパルスレートPが許容最大パルスレート
PMAX 〔PPS〕に達しているか否かが判定される。許
容最大パルスレートPMAX 〔PPS〕に達していない場
合にはステップ105に進み、中間ステップSH に達し
ているか否かが判定される。中間ステップSH に達して
いない場合には、ステップ106、107、108に
て、パルスレートPが増加される。
駆動が開始される。ステップモータ61は最初、許容最
小パルスレートPMIN 〔PPS〕より駆動される。ステ
ップ104にてパルスレートPが許容最大パルスレート
PMAX 〔PPS〕に達しているか否かが判定される。許
容最大パルスレートPMAX 〔PPS〕に達していない場
合にはステップ105に進み、中間ステップSH に達し
ているか否かが判定される。中間ステップSH に達して
いない場合には、ステップ106、107、108に
て、パルスレートPが増加される。
【0159】上述のようにパルスレートの増加は、更新
期間TR 毎に一定のパルスレートΔP〔PPS〕を増加
させることによって行われる。しかしながら、これで
は、低いパルスレートの場合、1更新期間TR 内に1パ
ルスも発生しない場合が生ずる。1更新期間TR 内に1
パルスが発生する場合のパルスレートP〔PPS〕は1
/ TR 〔PPS〕である。従ってパルスレートが1/
TR 〔PPS〕より小さい場合には、1更新期間TR
に1パルスも発生しないことが起きる。
期間TR 毎に一定のパルスレートΔP〔PPS〕を増加
させることによって行われる。しかしながら、これで
は、低いパルスレートの場合、1更新期間TR 内に1パ
ルスも発生しない場合が生ずる。1更新期間TR 内に1
パルスが発生する場合のパルスレートP〔PPS〕は1
/ TR 〔PPS〕である。従ってパルスレートが1/
TR 〔PPS〕より小さい場合には、1更新期間TR
に1パルスも発生しないことが起きる。
【0160】
【数29】P<1/TR
【0161】そこで本例では、設定されたパルスレート
にて少なくとも1パルスを発生するように制御される。
にて少なくとも1パルスを発生するように制御される。
【0162】ステップ106では更新期間TR が経過し
たか否かが判定され、更新期間TRが経過したときは、
ステップ107にて、その更新期間TR 内に少なくとも
1パルスが発生したか否かが判定される。その更新期間
TR 内に少なくとも1パルスが発生した場合にはステッ
プ108に進み、パルスレートは増加する。ステップ1
08では、1更新期間TR 当たりのパルスレート増分Δ
Pだけ増加したパルスレートP+ΔPに置き換えられ
る。
たか否かが判定され、更新期間TRが経過したときは、
ステップ107にて、その更新期間TR 内に少なくとも
1パルスが発生したか否かが判定される。その更新期間
TR 内に少なくとも1パルスが発生した場合にはステッ
プ108に進み、パルスレートは増加する。ステップ1
08では、1更新期間TR 当たりのパルスレート増分Δ
Pだけ増加したパルスレートP+ΔPに置き換えられ
る。
【0163】ステップ107にて、その更新期間TR 内
に1パルスも発生していない場合には、ステップ108
に進むことなく、パルスが発生するまで待つ。こうし
て、設定されたパルスレートにて1パルス発生させる、
過度の角加速度命令を与えないことによって、脱調を防
止することができる。
に1パルスも発生していない場合には、ステップ108
に進むことなく、パルスが発生するまで待つ。こうし
て、設定されたパルスレートにて1パルス発生させる、
過度の角加速度命令を与えないことによって、脱調を防
止することができる。
【0164】ステップ108によってパルスレートPが
増加すると、ステップ104に戻り、再びパルスレート
Pの増加ステップが繰り返される。更新期間TR がnR
回だけ更新され、ステップ108がn回だけ繰り返され
ると、パルスレートPは次のようになる。
増加すると、ステップ104に戻り、再びパルスレート
Pの増加ステップが繰り返される。更新期間TR がnR
回だけ更新され、ステップ108がn回だけ繰り返され
ると、パルスレートPは次のようになる。
【0165】
【数30】nR ≧n P=PMIN +ΔP×n
【0166】パルスレートが許容最大パルスレートP
MAX 〔PPS〕に達するとステップ109に進み、パル
スレートが許容最大パルスレートPMAX 〔PPS〕に達
することなく中間ステップSH に達すると、ステップ1
14に進む。
MAX 〔PPS〕に達するとステップ109に進み、パル
スレートが許容最大パルスレートPMAX 〔PPS〕に達
することなく中間ステップSH に達すると、ステップ1
14に進む。
【0167】ステップ109〜113は上述の第1ステ
ップ点S1 と第2ステップ点S2 の間のパルスレートP
が一定の状態に対応している。ステップ109にてパル
スレートPは一定、即ち、許容最大パルスレートPMAX
〔PPS〕に保持される。ステップ110にて中間ステ
ップSH になったか否かが判定され、中間ステップS H
になるまでステップ113にてカウントパルスCが増加
される。
ップ点S1 と第2ステップ点S2 の間のパルスレートP
が一定の状態に対応している。ステップ109にてパル
スレートPは一定、即ち、許容最大パルスレートPMAX
〔PPS〕に保持される。ステップ110にて中間ステ
ップSH になったか否かが判定され、中間ステップS H
になるまでステップ113にてカウントパルスCが増加
される。
【0168】中間ステップSH になるとステップ111
に進み、累積されたカウントよりカウント数が1つづづ
減らされる。カウントパルスCがゼロとなるのは第2ス
テップ点S2 に対応している。ステップ112にてカウ
ントがゼロになるとステップ114に進み、パルスレー
トPの減少が開始される。
に進み、累積されたカウントよりカウント数が1つづづ
減らされる。カウントパルスCがゼロとなるのは第2ス
テップ点S2 に対応している。ステップ112にてカウ
ントがゼロになるとステップ114に進み、パルスレー
トPの減少が開始される。
【0169】図4を参照して説明する。ステップ114
〜ステップ118はパルスレートPの減少ステップであ
る。パルスレートPの減少はパルスレートPの増加と同
様に、更新期間TR 毎に且つ所定のパルスレート減分Δ
Pだけ減らすことによって行われる。パルスレートPの
値が小さくなり、数29の式を満たすようになると、1
更新期間TR 内に1パルスも発生しない場合が起きる。
この場合は、ステップモータ61の脱調を防止するため
に、パルスレートPは減少しない。
〜ステップ118はパルスレートPの減少ステップであ
る。パルスレートPの減少はパルスレートPの増加と同
様に、更新期間TR 毎に且つ所定のパルスレート減分Δ
Pだけ減らすことによって行われる。パルスレートPの
値が小さくなり、数29の式を満たすようになると、1
更新期間TR 内に1パルスも発生しない場合が起きる。
この場合は、ステップモータ61の脱調を防止するため
に、パルスレートPは減少しない。
【0170】ステップ116では更新期間TR が経過し
たか否かが判定され、ステップ117ではその更新期間
TR 内に少なくとも1パルス発生したか否かが判定され
る。ステップ118では、1更新期間TR 当たりのパル
スレート減分ΔPだけ減少したパルスレートP−ΔPに
置き換えられる。
たか否かが判定され、ステップ117ではその更新期間
TR 内に少なくとも1パルス発生したか否かが判定され
る。ステップ118では、1更新期間TR 当たりのパル
スレート減分ΔPだけ減少したパルスレートP−ΔPに
置き換えられる。
【0171】ステップ118によってパルスレートPが
減少すると、ステップ115に戻り、再びパルスレート
Pの減少ステップが繰り返される。ステップ115に
て、総ステップ数ST に達したことが検出されるとこの
フローは最後のステップ119を経由して終了する。
減少すると、ステップ115に戻り、再びパルスレート
Pの減少ステップが繰り返される。ステップ115に
て、総ステップ数ST に達したことが検出されるとこの
フローは最後のステップ119を経由して終了する。
【0172】図3及び図4に示したパルスレート抑制フ
ローは、典型的にはマイクロコンピュータ、CPU等に
よってデジタル的に処理されることができる。上述のフ
ローに対応したソフトウエアを作ることは当業者であれ
ば容易であろう。
ローは、典型的にはマイクロコンピュータ、CPU等に
よってデジタル的に処理されることができる。上述のフ
ローに対応したソフトウエアを作ることは当業者であれ
ば容易であろう。
【0173】図5を参照してステップモータ制御装置を
組み込んだ減揺装置の例を説明する。この減揺装置は図
14に示した従来の減揺装置と比較してステップモータ
制御装置69が設けられている点が異なり、それ以外の
構成は従来の減揺装置の構成と同様であってよく、その
説明は省略する。
組み込んだ減揺装置の例を説明する。この減揺装置は図
14に示した従来の減揺装置と比較してステップモータ
制御装置69が設けられている点が異なり、それ以外の
構成は従来の減揺装置の構成と同様であってよく、その
説明は省略する。
【0174】ステップモータ制御装置69は図1〜図4
を参照して説明した本発明によるステップモータ制御装
置69の構成と同様である。ステップモータ制御装置6
9へは命令信号が入力されるが、この命令信号は、可動
質量12の振動の位相が減揺対象物の動揺の位相と最適
な位相関係を維持するように設定される。
を参照して説明した本発明によるステップモータ制御装
置69の構成と同様である。ステップモータ制御装置6
9へは命令信号が入力されるが、この命令信号は、可動
質量12の振動の位相が減揺対象物の動揺の位相と最適
な位相関係を維持するように設定される。
【0175】以上本発明の実施の形態について詳細に説
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
【0176】以上、ステップモータ制御装置及び制御方
法について説明した。また、本例のステップモータ制御
装置及び方法を減揺装置に適用した例を説明した。しか
しながら、本例のステップモータ制御装置及び方法を上
述のジャイロ装置に適用することも可能である。本例の
ステップモータ制御装置を組み込んだジャイロ装置も本
発明の範囲である。
法について説明した。また、本例のステップモータ制御
装置及び方法を減揺装置に適用した例を説明した。しか
しながら、本例のステップモータ制御装置及び方法を上
述のジャイロ装置に適用することも可能である。本例の
ステップモータ制御装置を組み込んだジャイロ装置も本
発明の範囲である。
【0177】
【発明の効果】本発明によると、ステップモータ制御装
置において、入力パルス信号を処理してステップモータ
のドライバに供給する命令パルス信号を生成するため、
電圧周波数変換器を備える必要がない利点を有する。
置において、入力パルス信号を処理してステップモータ
のドライバに供給する命令パルス信号を生成するため、
電圧周波数変換器を備える必要がない利点を有する。
【0178】本発明によると、ステップモータ制御装置
において、パルス信号をデジタル的に処理することがで
きる利点を有する。
において、パルス信号をデジタル的に処理することがで
きる利点を有する。
【0179】本発明によると、ステップモータ制御装置
を備えたジャイロ装置において、電圧周波数変換器を備
える必要がないから製造費を安価にすることができる利
点を有する。
を備えたジャイロ装置において、電圧周波数変換器を備
える必要がないから製造費を安価にすることができる利
点を有する。
【0180】本発明によると、ステップモータ制御装置
を備えた減揺装置において、電圧周波数変換器を備える
必要がないから製造費を安価にすることができる利点を
有する。
を備えた減揺装置において、電圧周波数変換器を備える
必要がないから製造費を安価にすることができる利点を
有する。
【図1】本発明によるステップモータ制御装置の構成例
を示す図である。
を示す図である。
【図2】本発明によるステップモータの駆動モードを説
明するための説明図である。
明するための説明図である。
【図3】本発明によるステップモータ制御装置のパルス
レート抑制フローの流れを説明するための説明図であ
る。
レート抑制フローの流れを説明するための説明図であ
る。
【図4】本発明によるステップモータ制御装置のパルス
レート抑制フローの流れを説明するための説明図であ
る。
レート抑制フローの流れを説明するための説明図であ
る。
【図5】本発明によるステップモータ制御装置を減揺装
置に組み込んだ構成例を説明するための説明図である。
置に組み込んだ構成例を説明するための説明図である。
【図6】従来のジャイロコンパスの例を説明するための
説明図である。
説明図である。
【図7】従来の方位制御装置の構成例を説明するための
説明図である。
説明図である。
【図8】従来の方位サーボ系の動作を説明するための説
明図である。
明図である。
【図9】ステップモータのパルスレート/トルク特性を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図10】従来のステップモータ制御部の動作を説明す
るための流れ図である。
るための流れ図である。
【図11】従来のステップモータ制御部のパルスレート
抑制動作を説明するための説明図である。
抑制動作を説明するための説明図である。
【図12】従来のドライバ部の構成例を説明するための
説明図である。
説明図である。
【図13】従来の方位角累積部の構成例を説明するため
の説明図である。
の説明図である。
【図14】従来の減揺装置の構成例を説明するための説
明図である。
明図である。
【図15】従来のステップモータ制御装置の構成例を説
明するための説明図である。
明するための説明図である。
【符号の説明】 11 軌道部材 12 可動質量 12A ローラ 13A、13B 支持部材 15 ワイヤ 17A、17B ローラ 20 張力発生装置 21 引っ張りばね 23 リミットスイッチ装置 30 張力調節装置 31 ワイヤ 33 巻き取りローラ 35 歯車 37 ウォーム歯車 38 ハンドル付き回転軸 39 ステップモータ 41 針 42 目盛り 51 基台 60 ステップモータ制御装置 61 ステップモータ 62 駆動回路(ドライバ) 63 直流電源 64 電圧周波数変換器 65 パルスレート抑制手段 66 ステップモータ制御装置 67 パルスレート抑制手段 68 基準パルス発生器 69 ステップモータ制御装置
Claims (9)
- 【請求項1】 基準パルス信号を発生する基準パルス発
生器とステップモータの脱調を防止するためにパルスレ
ートを許容最大パルスレートと許容最小パルスレートの
間に維持するためのパルスレート抑制手段とを有し、該
パルスレート抑制手段は上記ステップモータの回転角に
対応した総ステップ数を演算し該総ステップ数の前半ス
テップではパルスレートを増加し後半ステップではパル
スレートを減少するようにパルスレートを制御するよう
に構成されたステップモータ制御装置において、 上記パルスレート抑制手段は、パルスレートを所定の変
更周期TR 毎に所定のパルスレート増減分ΔPだけ増減
し、上記変更周期TR 内に1つのパルスも発生しない場
合にはパルスが発生するまで待ち、パルスが発生してか
らパルスレートを増減するようにパルスレートを制御す
ることを特徴とするステップモータ制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のステップモータ制御装置
において、上記パルスレートが上記前半ステップにて上
記許容最大パルスレートに達した場合には上記パルスレ
ートを上記許容最大パルスレートに維持し後半ステップ
より上記パルスレートを減少させるように構成されてい
ることを特徴とするステップモータ制御装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のステップモータ制御装置
において、上記パルスレートが上記前半ステップにて上
記許容最大パルスレートに達した第1のステップ点S1
より上記パルスレートは上記許容最大パルスレートに維
持され、上記第1のステップ点S1 と中間ステップ点S
H の偏差SH −S1 に相当するステップだけ上記中間ス
テップ点より進んだ第2のステップ点S2 より上記パル
スレートの減少が開始されるように構成されていること
を特徴とするステップモータ制御装置。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のステップモー
タ制御装置において、上記ステップモータの駆動開始時
に上記パルスレートは上記許容最小パルスレートより開
始されることを特徴とするステップモータ制御装置。 - 【請求項5】 ステップモータの命令回転角に対応した
総ステップ数を演算することと、ステップモータの駆動
開始パルスレートを設定することと、前半ステップでは
パルスレートを増加し後半ステップではパルスレートを
減少するようにパルスレートを制御することと、を含む
ステップモータ制御方法において、 上記パルスレートの制御は、所定の変更周期TR 毎に前
回の変更周期TR のパルスレートに対して所定のパルス
レート増減分ΔPだけ増減し、上記変更周期T R 内に1
つのパルスも発生しない場合にはパルスが発生するまで
待ち、パルスが発生してからパルスレートを増減するよ
うにパルスレートを制御することを特徴とするステップ
モータ制御方法。 - 【請求項6】 請求項5記載のステップモータ制御方法
において、上記前半ステップにて上記パルスレートが上
記許容最大パルスレートに達した場合には上記パルスレ
ートを上記許容最大パルスレートに維持し後半ステップ
より上記パルスレートを減少させるように構成されてい
ることを特徴とするステップモータ制御方法。 - 【請求項7】 請求項6記載のステップモータ制御方法
において、上記パルスレートが上記前半ステップにて許
容最大パルスレートに達した第1のステップ点S 1 より
上記中間ステップ点まで計数パルスをゼロから1つづつ
累積し上記中間ステップ点SH より計数パルス数を1つ
づつ減少し上記計数パルス数がゼロとなった第2のステ
ップ点S2 まで上記パルスレートは許容最大パルスレー
トに維持され、上記第2のステップ点S2 より上記パル
スレートの減少が開始されるように構成されていること
を特徴とするステップモータ制御方法。 - 【請求項8】 所定の軌道に沿って往復運動可能な可動
質量と該可動質量に復元力を付与する復元力発生装置と
上記復元力を調節するための復元力調節装置とを有し、
上記復元力調節装置は上記復元力を調節するためのステ
ップモータと該ステップモータを制御するためのステッ
プモータ制御装置とを有する減揺装置において、上記ス
テップモータ制御装置は基準パルス信号を生成する基準
パルス発生器と上記ステップモータの脱調を防止するた
めにパルスレートを抑制するためのパルスレート抑制手
段とを有し、該パルス抑制手段は、所定の変更周期TR
毎に所定のパルスレート増減分ΔPだけパルスレートを
増減し、上記変更周期TR 内に1つのパルスも発生しな
い場合にはパルスが発生するまで待ち、パルスが発生し
てからパルスレートを増減するようにパルスレートを制
御することを特徴とする減揺装置。 - 【請求項9】請求項8記載の減揺装置において、上記パ
ルスレート抑制手段は、上記ステップモータの回転角に
対応した総ステップ数を演算し該総ステップ数の前半ス
テップではパルスレートを増加し後半ステップではパル
スレートを減少するようにパルスレートを制御し、上記
前半ステップにて上記パルスレートが許容最大パルスレ
ートに達すると、上記パルスレートを上記許容最大パル
スレートに維持し、上記後半ステップにて上記パルスレ
ートを減少することを特徴とする減揺装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34838996A JPH10191693A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ステップモータ制御装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34838996A JPH10191693A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ステップモータ制御装置及び方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10191693A true JPH10191693A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18396702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34838996A Pending JPH10191693A (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | ステップモータ制御装置及び方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10191693A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009043278A (ja) * | 2003-07-18 | 2009-02-26 | Ricoh Co Ltd | ベルト駆動制御装置及び画像形成装置 |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP34838996A patent/JPH10191693A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009043278A (ja) * | 2003-07-18 | 2009-02-26 | Ricoh Co Ltd | ベルト駆動制御装置及び画像形成装置 |
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