JPH1019233A - 水封式灰冷却水槽の水位調節装置 - Google Patents

水封式灰冷却水槽の水位調節装置

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JPH1019233A
JPH1019233A JP17373096A JP17373096A JPH1019233A JP H1019233 A JPH1019233 A JP H1019233A JP 17373096 A JP17373096 A JP 17373096A JP 17373096 A JP17373096 A JP 17373096A JP H1019233 A JPH1019233 A JP H1019233A
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JP
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water
ash
water tank
grate
water level
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JP17373096A
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Seizo Katsui
征三 勝井
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PLAN TEC KK
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】灰冷却水槽内にその先端を挿入することによ
り、焼却炉内及び複数の火格子下シュートを外気から水
封する方式の灰冷却水槽において、焼却灰及び火格子下
シュート内落じんの排出を容易ならしむるとともに、高
温の排ガス及び燃焼空気の外部噴出の危険性を防止す
る。 【解決手段】水封深度制御の基幹となる、例えば燃焼火
格子下第2シュート43の水封深度を一定範囲に保持す
るために、該シュート43に設置された封水位検出器4
33または空気圧検出器の信号によって外部に配設され
処理水が流入する調整水槽2を上下せしめる。また、調
整水槽2内水位が規定位を下回った場合は処理水を補給
することによって回復せしめ、灰冷却水槽1内の水位が
規定位を下回った場合は別途補給水の供給により、正常
運転水位となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般廃棄物や産業
廃棄物などのごみを焼却するごみ焼却炉の灰冷却水槽に
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のごみ焼却炉及び灰冷却水
槽に関連する機器構成の一例を示す概略図であり、図7
は灰冷却水槽周辺の拡大図である。
【0003】図6及び図7において、aは耐火物及び鋼
材等で構築される焼却炉本体であり、側壁に助燃バーナ
1 を配設し、頂部にはガス冷却設備a2 が搭載されて
いる。
【0004】焼却炉本体aの入口部には、投入ホッパb
が配設され、下方には乾燥火格子c 1 ,燃焼火格子
23,後燃焼火格子c4 及び燃焼完結装置c5 より成る
火格子群cがそれぞれ連接され、火格子群cの下方に
は、乾燥火格子下シュートd1 ,燃焼火格子下第1シュ
ートd2 ,燃焼火格子下第2シュートd3 ,後燃焼火格
子下シュートd4 及び灰落下管d5 から成る火格子下シ
ュートdがそれぞれ配設されている。
【0005】このように構成された焼却炉の投入ホッパ
bから投入されたごみeは、各火格子群c上を順に移送
されながら、火格子下シュートdから送入される後述の
燃焼空気と助燃バーナa1 の加熱により燃焼されて、燃
焼ガスはガス冷却設備a2 側に上昇し、焼却灰f5 は灰
落下管d5 から次述の灰冷却水槽g内に落下して、吸湿
冷却される。
【0006】焼却炉が構築される床面上には、リンク式
のスクレーパコンベアh1 を水没させ、複数のスカム除
去装置h2 を水面に配設した灰冷却水槽gが設置されて
おり、上記の各火格子下シュートdの下端が灰冷却水槽
g内の水中にそれぞれ挿入されて、各火格子下シュート
d及び焼却炉本体aの内部を外気から水封しゃ断するよ
うになされている。
【0007】また、灰冷却水槽gの上部側面には、灰冷
却水槽gの最低水位を確保する補給水iの供給を制御す
るフロートバルブg1 を備えた給水槽g2 と、後述の湿
灰f 6 の持出水量と、高温の焼却灰を冷却する際の蒸発
により減量する灰冷却水槽gの水面を正常運転水位に保
つための後述の処理水jの供給を制御する水位検出手段
3 を備えた循環水槽g4 及びオーバーフロー槽g5
取付けられている。
【0008】さらに、灰冷却水槽gの底面には、点検補
修時に内部の冷却水及び底部に滞留するヘドロを抜出す
ための排泥弁g6 を備えた排泥口g7 が設けられてい
る。
【0009】ここで上記焼却灰f5 以外に、各火格子の
隙間からこぼれ落ちる鋸屑等の落じん(f1 ,f2 )や
焼却灰中の細粒の粉じん(f2 〜f4 )は各火格子下シ
ュートdから灰冷却水槽g内に落下し、吸湿冷却され
る。
【0010】これらf1 乃至f5 の吸湿冷却された物を
湿灰f6 と総称するが、湿灰f6 中の軽い物はスカムと
なり、焼却灰f5 中の空缶類と共に水面に浮遊し、スカ
ム除去装置h2 により強制的に前送され、水槽底部に沈
降した湿灰f6 と共に、スクレーパコンベアh1 により
移送される。
【0011】灰冷却水槽gの一端は、直接あるいは図示
しない灰輸送手段を介して、灰ピットkに臨むように設
置されており、上記移送された湿灰f6 は、灰ピットk
内に排出される。
【0012】灰ピットk内に堆積中に湿灰f6 から滲出
した灰汚水m1 は、灰汚水槽nに流出し、前記オーバー
フロー槽g5 からの溢流水m2 と床洗浄水m3 及び排泥
口g 7 からの排泥m4 も同じく灰汚水槽nに流入し、混
合されたあと、水処理装置pで処理されて処理水jとな
り、処理水ポンプqで循環水槽g4 に還流される。
【0013】一方、押込送風機r1 で吸引された常温の
空気は、空気予熱器r2 を通って高温の燃焼空気sとな
り、主風道tから各分岐風道に設けられた風道ダンパ群
u(u1 〜u5 )各び各火格子下シュートdに配設され
た図6に示す圧力計群v(v 1 〜v5 )により、各火格
子下シュートd内の燃焼空気圧力を調節して、各火格子
群c上のごみe中に送入される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
た灰冷却水槽g及び火格子下シュートdにおいて、各火
格子下シュートd内には燃焼空気sが送入されているた
め、シュート内水面は、灰冷却水槽gの水面よりも、燃
焼空気圧に相当する分だけ低下させられている。
【0015】一方、ごみeはその性状変化が大きいため
に、各火格子群c上のごみ層厚も変化し、高質ごみ部分
だけが先に燃焼して吹抜け現象を起し燃焼空気圧が激減
したり、低質ごみ塊の堆積により通気困難となって燃焼
空気圧が上昇するなどして、シュート内水面を一定に保
持できない。
【0016】その状態のシュート内水面に、上述の落じ
ん(f1 ,f2 )と粉じん(f2 〜f4 )及び焼却灰f
5 が落下するが、落下物中の軽い落じんや粉じんは、吸
湿しながらもシュート内水面に浮上し、後からの落下物
の重量によってシュート外に押出される。しかし、乾燥
火格子下シュートd1 の如く未燃落じんが多い場所で
は、排出されずに堆積した落じん層上に乾燥火格子c1
から落下した火種によって発火する事故が起るので、日
常の点検・掃除が不可欠となっている。
【0017】また、焼却灰f5 中の空缶類も、同様に灰
落下管d5 内水面を浮遊し、次回の焼却灰f5 落下時の
衝撃により、灰落下管d5 内から押出されるが、焼却炉
内での燃焼状態が悪くて未燃物が増加すると、灰落下管
5 内で未燃物の浮島を形成して焼却灰f5 の沈降を阻
害した閉塞状態となり、その排除には多大の労力を要す
る。なお、最終段の火格子が連続排出方式のものであれ
ば、灰落下の衝突がないために、灰落下管d5 内の堆積
状態は更に悪化する。
【0018】これらの現象を回避するためには、シュー
ト内水深即ち水封深度は浅い方が良い。その反面、水封
深度が浅すぎる場合に焼却炉内圧が上昇すれば、高温の
燃焼ガスが、また、上述の低質ごみに起因する燃焼空気
圧上昇時には、高温の燃焼空気sが灰冷却水槽g外へ噴
出する危険性があるため、水封深度はできるだけ深い方
が安全である。
【0019】以上の相矛盾する要求のために、灰冷却水
槽g内の基準水位は、水位検出手段g3 による処理水j
の供給量制御を主体とし、フロートバルブg1 による補
給水iの供給を従とした制御により、火格子下シュート
dの下端から+100mm程度の、安全側ではあるが、
シュート内浮遊物排出には支障をきたす虞のある水位に
保つのが一般的であり、シュート内の水封深度は各シュ
ートへの燃焼空気圧の変化によって変動していた。
【0020】
【課題を解決する為の手段】本発明の請求項1に記載の
水封式灰冷却水槽の水位調節装置は、一般廃棄物や産業
廃棄物などのごみを焼却するごみ焼却炉に備えられ、下
端が水没された灰落下管及び複数の火格子下シュートを
経てごみ焼却炉から排出される焼却灰及び火格子下落じ
ん等を吸湿、冷却させる水封式灰冷却水槽において、上
記水封式灰冷却水槽には、該水封式灰冷却水槽に湛えら
れた冷却水に連通された調整水槽が昇降自在に備えられ
るとともに、灰落下管及び複数の火格子下シュートのう
ち少なくとも一の内部水位を検出する封水位検出器が設
けられ、該封水位検出器からの検出に基づいて調整水槽
を昇降させることで、火格子下から送入される燃焼空気
の圧力変動に拘らず、灰落下管及び複数の火格子下シュ
ート内水位を一定範囲内に保持するように構成されたも
のである。
【0021】本発明の請求項2に記載の水封式灰冷却水
槽の水位調節装置は、前記昇降自在に設置された調整水
槽において、灰落下管及び複数の火格子下シュートのう
ち少なくとも1基に、燃焼空気のシュート内圧力を検知
する空気圧検出器が設けられ、該空気圧検出器からの検
出信号に基づいて調整水槽を上下させることで、火格子
下から送入される燃焼空気の圧力変動に拘らず、灰落下
管及び複数の火格子下シュート内水位を一定範囲に保持
するように構成されたものである。
【0022】上記の灰落下管及び複数の火格子下シュー
トは、それらの下端を灰冷却水槽の水中に没することに
より、焼却炉及び複数の火格子下シュート内を外気から
水封しゃ断するようになされており、該灰落下管及び複
数の火格子下シュートの水封深度を一定範囲内に保持す
るために、代表的シュートの一端に設置された封水位検
出器または空気圧検出器からの信号により、灰冷却水槽
の外部に配設された処理水を貯留する調整水槽を昇降せ
しめることにより、灰冷却水槽内水位を調節する。
【0023】なお、調整水槽内水位が規定位を下回った
場合には、処理水を補給することによって水位を回復せ
しめ、灰冷却水槽内水位が規定位を下回った場合には、
別途補給水を供給することにより、正常運転水位とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0025】図1は、請求項1記載の灰冷却水槽周辺の
構成を示す概略図であり、図2は、燃焼火格子下第2シ
ュート下部の横断面図であり、図3は、灰落下管と灰冷
却水槽及び調整水槽の運転中の状況を示す縦断面図であ
る。なお、ごみ焼却炉及び灰冷却水槽に関連する機器の
全体構成は、特定の部位を除き従来技術と同様であるの
で、焼却炉本体関係の説明は省略する。
【0026】図1乃至図3において、1は、上部側面に
給水槽11及びオーバーフロー槽12を、底部側面に排
泥口13を備えた灰冷却水槽であり、冷却水14を湛え
た該水槽内には、図示しない駆動装置により矢印方向に
移動するリンク式のスクレーパコンベア15が水没状態
で配設され、冷却水14の水面に接する位置には、図示
しない駆動機構により矢印方向に回転するスカム除去装
置16が複数(図1では1基のみ表示)配設されてお
り、この灰冷却水槽1の一端は水切用の傾斜部17をな
している。
【0027】また、灰冷却水槽1の側方には、後述する
処理水が送入される調整水槽2が設けられ、該調整水槽
2は、昇降手段21により昇降自在であるとともに、槽
内の処理水は、図3に示すように冷却水14中の汚物等
を濾過するフィルタ22を備えた可撓配管23を介し
て、灰冷却水槽1内の冷却水14と連通されている。
【0028】3は火格子群であり、ごみの流れに沿っ
て、乾燥火格子31,燃焼火格子323,後燃焼火格子
34及び燃焼完結装置35が連接されている。
【0029】各火格子の下方には、乾燥火格子下シュー
ト41,燃焼火格子下第1シュート42,燃焼火格子下
第2シュート43,後燃焼火格子下シュート44及び灰
落下管45から成る火格子下シュート4が配設され、そ
れぞれの下端は、上記灰冷却水槽1内の冷却水14の水
面下に挿入されて、各火格子下シュート4及び焼却炉本
体内を外気から水封しゃ断している。
【0030】各火格子下シュート4には、各火格子群3
上を移送されるごみを燃焼させるために、各シュートに
付設された風道ダンパ511〜551によって風量、風
圧を制御された高温の燃焼空気5を送入する分岐風道
が、それぞれ接続されている(図5参照)。
【0031】上記、火格子下シュート4内の水位変化及
びそれを左右する燃焼空気圧の状態は、各シュート付設
ダンパの空気調整によって異るが、全体の状況を代表し
やすい部位として、例えば燃焼火格子下第2シュート4
3を選定する。該シュート43の下端は、落じん・粉じ
ん(71〜74)を拡散させて吸湿を容易にするため
に、図2に一例を示す如く、長靴状に前後に拡大されて
おり、拡大部の一方の上面には、シュート下部の浮遊物
を除去するためのハンドホール431が設けられ、反対
側には、拡散侵入せんとする粉じん73を阻止するフィ
ルタ432を介して、封水位検出器433を備えた水位
測定室434が設けられている。
【0032】灰冷却水槽1の傾斜部17の先端には、直
接または図示しない灰輸送手段を経て、灰ピット61が
設けられ、灰ピット61の下流側には、灰汚水槽62,
水処理装置63,処理水ポンプ64が連接されている。
【0033】次に、このように構成された灰冷却水槽周
辺の落じん・粉じんと焼却灰及び汚水関係の流れについ
て説明する。
【0034】図4は、灰冷却水槽1及び調整水槽2内の
水位制御状態を示す模式図である。図1乃至図4におい
て、火格子群3上を移送されるごみは、火格子下シュー
ト4側からそれぞれ送入される高温の燃焼空気5によっ
て乾燥・燃焼されて燃焼ガスを発生するとともに、大部
分の残滓は焼却灰75となって、燃焼完結装置35へと
送られる。
【0035】しかし、鋸屑等の細じんの一部は、火格子
の移送動作中に、主として乾燥火格子31または燃焼火
格子323の前半で、火格子の隙間から未燃状態でこぼ
れ落ちて落じん71,72となり、乾燥火格子下シュー
ト41または燃焼火格子下第1シュート42を経て、灰
冷却水槽1内に落下して吸湿し、軽い物はそれぞれのシ
ュート内水面に浮遊し、重い物は灰冷却水槽1内へ沈降
する。
【0036】また、焼却された灰のうち、細粉の物は、
主として移送中に燃焼火格子323及び後燃焼火格子3
4の隙間からこぼれ落ち、落じんと粉じんの混合体であ
る72や粉じん73,74となり、上記と同様に燃焼火
格子下第2シュート43、後燃焼火格子下シュート44
等から灰冷却水槽1に落下して吸湿・冷却され、軽い物
は該シュート内水面にスカム状となって浮遊し、重い物
は灰冷却水槽1内へと沈降する(なお、代表例としての
燃焼火格子下第2シュート43内の堆積・沈降状況を図
2に示す。)。
【0037】そして、残りの大部分である高温の焼却灰
75は、燃焼完結装置35上で完全燃焼されたのち、同
装置の反転動作により、灰落下管45から灰冷却水槽1
内に間欠的に落下して、大量の水蒸気を焼却炉内に放出
しながら吸水冷却されて、水槽底部に沈降するが、焼却
灰75中に含まれる空缶類や一部の軽い灰は、灰落下管
45内水面に層をなして浮遊する。(図3参照) これらの火格子下シュート4内の水位は、図4に一例を
示す如く、各シュート内に送入される燃焼空気の圧力P
53に相当する水頭LA分だけ灰冷却水槽内水位よりも低
下した水封深度LSを保っており、各シュート内水面の
上記浮遊物は、水封深度LSが従来よりも浅く保たれて
いるために、余り厚く堆積しないうちに、後続の落下物
によって次第に押下げられ、水封深度LSを超えた分
は、冷却水14に流されて、シュート下端から冷却水表
面に浮上する。
【0038】該水面に浮上した軽量物は、スカム除去装
置16の回転運動により、冷却水面上を傾斜部17側に
送り出され、灰冷却水槽1の底部に沈降した重量物は、
スクレーパコンベア15によって同じく傾斜部17側に
移送され、前記浮遊物と共に傾斜部17において簡単な
水切りをされた湿灰76となり、灰ピット61内に投入
される。
【0039】灰ピット61内に堆積された湿灰76から
滲出した灰汚水81は、灰ピット61の傾斜面から灰汚
水槽62へと流出し、前記オーバーフロー槽12からの
溢流水82と、一時的に大量発生する床洗浄水83及
び、点検補修時に排泥弁18を介して排泥口13から排
出される冷却水14と排泥84も同じく灰汚水槽62に
流入し、水処理装置63で混合処理された適量の処理水
85は、処理水ポンプ64によって、調整水槽2側に返
送される。
【0040】ここで、灰冷却水槽1及び調整水槽2内の
水位制御について詳述する。
【0041】図1及び図4において、代表的シュートと
する燃焼火格子下第2シュート43の下部一端に設けら
れた水位測定室434には、電極式あるいはフリクト式
の如き封水位検出器433が取付けられており、該シュ
ート43内に送入される燃焼空気53の空気圧P53によ
り、冷却水14の正常運転水位LMから水頭LAだけ低
下した該シュート43内の水封深度LSを、制御範囲L
C内に収めるべく、制御装置9に水位信号を発するよう
になされる。
【0042】封水位検出器433により、制御範囲LC
を外れたとの信号を受けた制御装置9は、調整水槽2に
設けられた油圧シリンダ等の昇降手段21に指令して調
整水槽2を上下して、相互のレベル差によって調整水槽
2内の処理水85を可撓配管23を通じて灰冷却水槽1
内に出入させることにより、冷却水14の水位を変化せ
しめて、後述の冷却水14の水位変化を補正するととも
に、燃焼空気圧の変化に伴う水頭LAの変化に対応し
て、水封深度LSを安定させる。
【0043】したがって、火格子下シュート4内の水封
深度LSは、燃焼空気圧P5 の変化にも拘らず従来より
も浅い一定範囲内(例えば40±5mm)に収めること
ができるので、焼却灰75や落じん・粉じん(71〜7
4)中の軽い物が大量に浮遊・堆積することなく、後続
物の重量で容易に排出され、シュート下部の掃除回数が
少くなるばかりでなく、最小限の水封深度が保たれてい
るために、高温の排ガスや燃焼空気5が灰冷却水槽1か
ら外部に噴出することを防止できる。
【0044】ここで、灰冷却水槽1内の冷却水14の水
位は、高温の焼却灰75及び落じんと粉じん(71〜7
4)とを冷却する際に発生する蒸発水量及び湿灰76の
持出水量により、常に低下しようとするが、各班交替時
の清掃毎に大量発生する床洗浄水83と、常時流出して
いる灰汚水81及び溢流水82とを灰汚水槽62内に混
合貯留したあと、水処理装置63で処理した処理水85
を、調整水槽2を経て灰冷却水槽1に返流する、いわゆ
る汚水無放流システムにより、大略の平衡が得られてい
る。
【0045】しかし、焼却灰量の増加や床洗浄水の減量
等により上記平衡が崩れ、冷却水14が減水して正常運
転水位を割る水位LDまで低下した場合には、フロート
バルブ19等の水位制御装置により、図示しない水源か
ら補給水86を給水槽11に注入して正常運転水位上限
LUまで水位を回復させる。
【0046】なお、調整水槽2内に保有する処理水85
が灰冷却水槽1内に流出して、規定水位WDを割れば、
水槽水位検出器24の低水位信号により、制御装置9を
介して処理水ポンプ64を運転して、水処理装置63か
らの処理水85を上限水位WUまで給水する。
【0047】また、焼却灰75の大量落下時または、上
述の調整動作不具合により、冷却水14の水面が正常運
転水位上限LUを超過すれば、過剰分はオーバーフロー
槽12から溢流する。
【0048】図5は、請求項2記載の燃焼空気及び関連
水位制御系統を主体とする灰冷却水槽周辺の構成を示す
概略図であり、図4の水位測定室434に設けられた封
水位検出器433の代わりに、燃焼火格子下第2シュー
ト43に空気圧検出器435を設けたものであり、その
他の構造及び機能は、請求項1記載の灰冷却水槽と同様
であるため、制御関係以外の詳細説明は省略する。
【0049】図5において、燃焼空気5の各制御状態を
代表する部位として、前述と同じく、燃焼火格子下第2
シュート43を選定するものとし、該シュート43内に
おいて、落下する粉じん73の影響が最も少ない壁面
に、空気圧検出器435が設置されている。
【0050】そこで、灰冷却水槽1の各部高さ及び火格
子下シュート4の水封部長さに若干の余裕を持たせた上
で、正常運転状態における燃焼空気圧P53(設定値)が
加わったシュート43内の水封深度LSを、例えば40
mmに保てるように、フロートバルブ19を調整しておけ
ば、灰冷却水槽1内の水位は、請求項1のものよりも水
位変化に余裕を持った状態で、正常運転水位LMに、ほ
ぼ一定に保持することができる。
【0051】この状態において、燃焼状況変化やダンパ
531の調整により、燃焼空気圧P 53が上記の設定値よ
り増加すれば、封水深度LSが低下するので、空気圧検
出器435の増圧信号を受けた制御装置9は、昇降手段
21に指令して調整水槽を上昇して灰冷却水槽1内の水
位を上昇せしめることにより、封水深度LSを回復させ
る。
【0052】また、燃焼空気圧P53が低下した場合に
は、補給水86系統に設けられた電磁弁436を閉止し
たのち、上記の逆動作を行うものとし、その他の制御動
作は、請求項1で述べた通りである。
【0053】なお、本実施の形態において、火格子群3
は、乾燥、燃焼、後燃焼の3段火格子及び傾斜反転式の
燃焼完結装置で構成し、火格子下シュート4は5個分割
方式で説明したが、それらの構成及び形状は何れでもよ
い。
【0054】また、火格子下シュート4の状態を代表す
るものとして、燃焼火格子下第2シュート43を例示し
たが、他のシュートで実施してもよく、シュート下部の
拡大部の形状は長靴形以外でも差支えない。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、封
水位検出器または空気圧検出器からの検出に基づいて調
整水槽を昇降させて灰冷却水槽内の冷却水水位を制御す
ることで、燃焼空気圧変動または灰冷却水槽内水位変動
にも拘らず、灰落下管及び複数の火格子下シュート内水
位を、従来より浅い一定範囲内に保持できるために、焼
却灰や落じん・粉じん中の軽い物がシュート内で浮遊し
堆積することなく容易にシュート外に排出され、落じん
の堆積に起因する発火事故や未燃物増加による灰落下管
の閉塞事故を未然に防止できるだけでなく、点検・掃除
の頻度も少くできる。
【0056】さらに水封深度が適度に保たれているため
に、高温の燃焼空気や排ガスが灰冷却水槽外に噴出する
危険も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る請求項1記載の灰冷却水槽周辺の
構成を示す概略図である。
【図2】請求項1記載の燃焼火格子下第2シュート下部
の横断面図である。
【図3】灰落下管と灰冷却水槽及び調整水槽の運転中の
状況を示す縦断面図である。
【図4】請求項1記載の灰冷却水槽及び調整水槽内の水
位制御状態を示す模式図である。
【図5】請求項2記載の燃焼空気及び関連水位制御系統
を主体とする灰冷却水槽周辺の構成を示す概略図であ
る。
【図6】従来のごみ焼却炉及び灰冷却水槽に関連する機
器構成の一例を示す概略図である。
【図7】従来の灰冷却水槽周辺の拡大図である。
【符号の説明】
1 灰冷却水槽 14 冷却水 2 調整水槽 4 火格子下シュート 433 封水位検出器 435 空気圧検出器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般廃棄物や産業廃棄物などのごみを焼
    却するごみ焼却炉に備えられ、下端が水没された灰落下
    管及び複数の火格子下シュートを経てごみ焼却炉から排
    出される焼却灰及び火格子下落じん等を吸湿、冷却させ
    る水封式灰冷却水槽において、 上記水封式灰冷却水槽には、該水封式灰冷却水槽に湛え
    られた冷却水に連通された調整水槽が昇降自在に備えら
    れるとともに、灰落下管及び複数の火格子下シュートの
    うち少なくとも1基に、その内部水位を検出する封水位
    検出器が設けられ、該封水位検出器からの検出信号に基
    づいて調整水槽を昇降させることで、火格子下から送入
    される燃焼空気の圧力変動に拘らず、灰落下管及び複数
    の火格子下シュート内水位を一定範囲内に保持するよう
    に構成されたことを特徴とする水封式灰冷却水槽の水位
    調節装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降自在に設置された調整水槽にお
    いて、灰落下管及び複数の火格子下シュートのうち少な
    くとも1基に、燃焼空気のシュート内圧力を検知する空
    気圧検出器が設けられ、該空気圧検出器からの検出信号
    に基づいて調整水槽を上下させることで、火格子下から
    送入される燃焼空気の圧力変動に拘らず、灰落下管及び
    複数の火格子下シュート内水位を一定範囲に保持するよ
    うに構成されたことを特徴とする水封式灰冷却水槽の水
    位調節装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021154213A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社プランテック ごみ焼却炉の排ガス処理装置及び排ガス処理方法
CN114261078A (zh) * 2021-12-28 2022-04-01 江苏益帆高分子材料有限公司 一种交联聚乙烯绝缘电缆料生产设备
CN114963214A (zh) * 2022-05-26 2022-08-30 贵州易佰顺贸易有限公司 一种高效炉排焚烧炉自动排渣机构

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