JPH1019261A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH1019261A
JPH1019261A JP18817696A JP18817696A JPH1019261A JP H1019261 A JPH1019261 A JP H1019261A JP 18817696 A JP18817696 A JP 18817696A JP 18817696 A JP18817696 A JP 18817696A JP H1019261 A JPH1019261 A JP H1019261A
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burner
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点火時等にバーナ炎が衣服の袖に引火する等
の事故を未然に防止して安全に使用できる加熱調理器を
提供する。 【解決手段】 ガスこんろ等の加熱調理器において、予
め決められた一定のガス量に絞るオリフィス孔を有する
ニードル弁が発条のバネ力による一定の押動力で開方向
に移動するとき、ニードル弁の移動が液体ダンパーによ
り抑制されてスロータイミングで移動してニードル弁の
開度を徐々に拡げ、上記発条のバネ力による一定の押動
力が解かれるとニードル弁は閉方向にすばやく移動して
バーナへの供給ガス量を制御することにより、点火時は
点火可能な中火程度のガス量に絞り、点火後は強火のガ
ス量にゆっくりと増量して、点火時又は点火後のバーナ
炎による衣服の袖への引火事故等を防いで使用上安全と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はガスこんろ等の加
熱調理器に関し、詳しくは加熱調理器の使用にあたり、
バーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等の事故を防
止する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のガスこんろ等の加熱調理器におい
ては、インプットが大きくなっており、たとえば、回転
コック式点滅器のものでは、点火時には必ず強火になっ
て点火する構造となっており、また、加熱調理器の使用
中に(こんろに火をつけたままで、以下同じ)こんろ上
の鍋を移動したり、除去してもバーナの火力には何の関
係もない構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加熱調理器では点火時に大きな火炎となるため、バーナ
炎による衣服の袖への引火又は火傷等の不慮の事故が起
きており、また、使用中に鍋を移動したり、除去すると
きも同様にバーナ炎による衣服の袖への引火又は火傷等
の不慮の事故が起きていた。これらの事故は、特に、強
火力のバーナを備えた加熱調理器において顕著であっ
た。
【0004】この発明の加熱調理器は上記課題を解決
し、加熱調理器の使用にあたり、バーナ炎による衣服の
袖への引火又は火傷等の不慮の事故を未然に防止して安
全に使用できる加熱調理器の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の第1の加熱調理器は、バーナへの燃料ガス供給路
に、点火時又は使用中の鍋の載せ降ろし等の使用状態の
変化に対応してバーナへの燃料ガス供給量を増減してバ
ーナ炎による衣服への引火又は火傷等の事故を防止する
ガス制御手段を備えたことを特徴とする。上記構成を有
するこの発明の第1の加熱調理器は、点火時とか使用中
の鍋の載せ降ろし時にはバーナへの燃料ガス供給量が増
減制御されてバーナ炎を安全な中火又は弱火程度の火炎
とするほか、ゆっくりと強火にする。この結果、点火時
とか使用中の鍋の載せ降ろし時には衣服の袖に引火した
り、火傷等のおそれのない安全な火炎を形成する。
【0006】この発明の第2の加熱調理器は、上記第1
の加熱調理器において、点火時は予め決められた点火可
能な中火程度のガス量に絞り、点火後は強火のガス量に
ゆっくりと増量することを特徴とする。上記構成を有す
るこの発明の第2の加熱調理器は、点火時にはバーナへ
の供給ガス量が点火可能な中火程度のガス量に絞られる
から、点火時の火炎は中火程度の火炎となり、また、点
火後はゆっくりと強火のガス量に増量されるから、点火
後の火炎はゆっくりと大きくなる。この結果、点火時又
は点火後のバーナ炎は衣服の袖に引火したり、バーナ炎
による火傷等のおそれのない安全な火炎を形成する。
【0007】この発明の第3の加熱調理器は、上記第1
の加熱調理器において、使用中における鍋の移動、除去
時は予め決められた弱火程度のガス量にすばやく絞り、
鍋を載せた時は強火のガス量にゆっくりと増量すること
を特徴とする。上記構成を有するこの発明の第3の加熱
調理器は、使用中にこんろ上の鍋を移動させたり、除去
した時は、バーナへの供給ガス量が弱火程度のガス量に
すばやく絞られるので、使用中に鍋を移動したり、除去
すると、火炎はすばやく弱火程度の大きさとなり、ま
た、鍋をこんろ上に載せた時は、ゆっくりと強火のガス
量に増量されるので、鍋を載せた後の火炎はゆっくりと
大きくなる。この結果、使用中の鍋の載せ降ろし時のバ
ーナ炎は衣服の袖に引火したり、バーナ炎による火傷等
のおそれのない安全な火炎を形成する。
【0008】この発明の第4の加熱調理器は、上記第
1、第2及び第3の加熱調理器におけるガス制御手段
が、予め決められたガス量に絞る流量制限孔と発条によ
る一定の押動力でスロータイミングのもとに移動してガ
ス量をゆっくり増量するニードル弁とを備えた構成であ
ることを特徴とする。上記構成を有するこの発明の第4
の加熱調理器は、点火時とか使用中に鍋を移動したり、
除去した時は流量制限孔によりバーナ炎は衣服の袖に引
火したり、バーナ炎による火傷等のおそれのない安全な
火炎を形成し、その後、ニードル弁が発条による一定の
押動力でスロータイミングのもとに移動するから、点火
後又は使用中に鍋を再び載せた際のバーナへの供給ガス
量の増量をゆっくりと行う。この結果、点火時とか使用
中に鍋を移動したり、除去した時又は点火後とか使用中
に鍋を再び載せた時のバーナ炎は衣服の袖に引火した
り、バーナ炎による火傷等のおそれのない安全な火炎を
形成する。
【0009】この発明の第5の加熱調理器は、上記第4
の加熱調理器におけるガス制御手段において、一定の押
動力によるニードル弁の移動を液体ダンパーによりスロ
ータイミングとしたことを特徴とする。上記構成を有す
るこの発明の第5の加熱調理器は、一定の押動力による
ニードル弁の移動が液体ダンパーによる抑制力でゆっく
りとなる。この結果、点火後又は使用中に鍋を載せた際
のバーナへの供給ガス量の増量がゆっくりとなり、バー
ナ炎もゆっくりと大きくなる。
【0010】この発明の第6の加熱調理器は、上記第5
の加熱調理器におけるガス制御手段の液体ダンパーにお
いて、熱膨張率の小さい液体を封入したことを特徴とす
る。上記構成を有するこの発明の第6の加熱調理器は、
熱膨張率の小さい液体をダンパーにしているから、一定
の押動力によるニードル弁のスロータイミングでの移動
が常に正確に行いうる。この結果、点火後又は使用中に
鍋を載せた時のバーナへの供給ガス量の増量がゆっくり
と適正に行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の加熱調理器では、たと
えば、回転コック式点滅装置を備えたガスこんろ等の加
熱調理器において、バーナへの燃料ガス供給路に、予め
決められた一定のガス量に絞るオリフィス孔を有するニ
ードル弁が発条のバネ力による一定の押動力で開方向に
移動するとき、ニードル弁の移動が液体ダンパーにより
抑制されてスロータイミングで移動しニードル弁の開度
を徐々に拡げ、発条のバネ力による一定の押動力が解除
されると、ニードル弁は閉方向にすばやく移動してバー
ナへの供給ガス量を増減制御するガス制御装置を備え、
該ガス制御装置をコック軸と連動するカムにより作動す
る構造として、点火時はオリフィス孔により予め決めら
れた点火可能な中火程度のガス量に絞り、点火後はニー
ドル弁のスロータイミングでの移動により強火のガス量
へ徐々に増量して点火時又は点火後のバーナ炎による衣
服の袖への引火事故を防ぐようにしている。
【0012】また、たとえば、プッシュ、プッシュ式点
滅装置を備えたガスこんろ等の加熱調理器において、上
記ガス制御装置をこんろ上に鍋があるか否かにより作動
する構造として、使用中にこんろ上の鍋を移動したり、
除去した時はオリフィス孔により予め決められた弱火程
度のガス量にすばやく絞り、鍋を再び載せた時はニード
ル弁のスロータイミングでの移動により強火のガス量へ
徐々に増量して鍋の載せ降ろしの際のバーナ炎による衣
服の袖への引火事故を防ぐようにしている。
【0013】以上この発明の実施の形態の一例について
説明したが、この発明はこうした実施の形態に何ら限定
されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
において様々な形態で実施しうること勿論である。
【0014】以上説明したこの発明の構成、実施の形態
を一層明確にするために、この発明の加熱調理器を具体
的に示した実施例について図面を参照して以下に説明す
る。
【0015】
【実施例】図1〜図3に示した実施例は回転コック式点
滅装置を備えたガスこんろに適用したものであって、こ
の回転コック式点滅装置Eを備えたガスこんろは、点火
時に点火ツマミ1を押すと、マグネット弁2、パイロッ
ト弁3が押し開かれ、その後、点火ツマミ1を押したま
ま「開」の位置まで回すと、コック4が開の状態となり
パイロットバーナ5、メインバーナ6にガスが供給さ
れ、同時に圧電器7が作動してパイロットバーナ5に点
火しメインバーナ6に火移りする。その後、点火ツマミ
1を離すと、点火ツマミ1は元の位置に後退しパイロッ
ト弁3は閉じパイロットバーナ5は消火するが、マグネ
ット弁2は熱電対8によりバーナ炎fを感知して電磁石
9により開の状態に吸着保持されるからメインバーナ6
は燃焼を継続する。
【0016】消火時は点火ツマミ1を「止」の位置まで
回すと、コック4によりガス通路が閉じられメインバー
ナ6は消火し、メインバーナ6の消火を熱電対8が感知
してマグネット弁2も閉じる。なお、メインバーナ6の
火力調節は点火後点火ツマミ1を左右に回転することに
よりコック4でメインバーナ6への供給ガス量を増減し
てメインバーナ6の火力を変化させる。上記ガスこんろ
において、5aはパイロットノズル、6aはバーナ本
体、6bはバーナヘッド、6cはメインノズル、7aは
圧電素子、7bはハンマー、10はガス入口、11はこ
んろの受皿である。
【0017】上記回転コック式点滅装置Eを備えたガス
こんろにおいて、メインバーナ6へのガス通路12に、
点火時においてメインバーナ6へのガス供給量を増減変
化するガス制御装置Gを備え、このガス制御装置Gは上
記点火ツマミ1と一体のコック軸に回転方向にのみ固定
的に備えられた作動用カム14により上記点滅装置Eと
連動して作動するように設けられている。
【0018】上記作動用カム14はカムの高さとコック
回転角との関係が、たとえば、図2に示されているよう
に、カムの高さとコックの開度とがA→B→C→Dの関
係に構成されており、この間に後述のガス制御装置Gを
点火時に作動用カム14で作動する。
【0019】上記ガス制御装置Gは、コック4の出口か
らメインノズル6cに至るガス供給路12に備えられ、
たとえば、図3に示されている構造となっている。
【0020】上記ガス制御装置Gは、上記回転コック式
点滅装置Eのガス供給路12における上記コック4の出
口側通路12aに接続されるガス流入管15とガス流入
孔16を介して連通する上部弁室17と、上記メインノ
ズル6cに通ずるガス通路12bに接続されるガス流出
管18とガス流出孔19を介して連通する下部弁室20
とを中央の弁シート21を挟んで上下に有し、上部弁室
17の上部に筒状部22を連設するとともに、下部弁室
20の下部には筒部23と調圧室24とをスロータイミ
ング調節孔25を有する仕切壁26を挟んで上下に連設
し、後述するニードル弁の下端面と仕切壁26との間の
筒部23に液体封入室34を形成する構造の弁筐Fを設
け、
【0021】上記弁筐Fの上下の弁室17、20にはニ
ードル弁Vが上下摺動自由に装備され、ニードル弁Vが
上下動することによりその斜状弁部27と弁シート21
との間の開度が広狭に調節されるようになっており、ま
た、このニードル弁Vには予め決められた中火程度のガ
ス量に絞って流量制限するオリフィス孔29を備えて、
ニードル弁Vが図示上限位置にある全閉時はガス流入管
15からガス流入孔16を経て上部弁室17に流入した
ガスはニードル弁Vの流入孔28から中央縦孔28aを
経てオリフィス孔29で中火程度のガス量に絞られてガ
ス流出孔19からガス流出管18に流れるようになって
いる。
【0022】そして、上記ニードル弁Vの上部に摺動筒
体30を一体に備え、この摺動筒体30内に押動軸31
の基端側を挿入し、この押動軸31を摺動筒体30内に
装着された所定のバネ力をもった第1バネ32で上方に
付勢して摺動筒体30と押動軸31とを同一軸線を保っ
て連設し、上記摺動筒体30は弁筐Fの上部弁室17と
一体の筒状部22に摺動自由に挿入され、押動軸31の
先端部は筒状部22の上部を貫挿して上方に突出させ、
この押動軸31の先端部は上記コック軸13に備えられ
た作動用カム14に当接されている。
【0023】上記ニードル弁Vの下部には摺動軸部33
が延設され、この摺動軸部33は弁筐Fの筒部23にO
リング34を介在して気密に挿入され、この摺動軸部3
3の下端面と仕切壁26との間に液体封入室35を形成
し、この液体封入室35に熱膨張率の小さい液体(たと
えば、シリコンオイル)36を封入し、さらに、調圧室
24には調圧弁37をOリング38を介在して気密に装
備し、この調圧弁37を所定のバネ力をもった第2バネ
39で上方に付勢して構成された液体ダンパーHを備え
た構造となっている。
【0024】上記構成において、この発明の加熱調理器
を回転コック式点滅装置を備えたガスこんろに適用した
場合の具体的な作用を図3を参照しながら以下に説明す
る。
【0025】点火操作にあたり、点火ツマミ1を一定の
ストロークだけ押して後「開」の位置まで回すと、メイ
ンバーナ6に点火されるが、このとき、コック軸13に
回転方向にのみ固定的に備えられている作動用カム14
も回転して、先ず、その斜状カム面A→B間でガス制御
装置Gの押動軸31を所定のストローク(a→b)押し
下げ、押動軸31で第1バネ32を圧縮する。この時点
ではニードル弁Vは液体ダンパーHの抑制力に規制され
てすぐには動かずニードル弁Vの開度は全閉の状態にあ
る(図3のAの状態からBの状態参照)。したがって、
カム面がA→Bに至った時点ではコック4の開度は中火
となっているもののコック4は引き続き回転する。しか
し、ガス入口からコック4の出口側通路12aを経てガ
ス流入管15に至るガスはガス流入孔16→上部弁室1
7→ニードル弁Vの流入孔28→中央縦孔28aの経路
をたどりオリフィス孔29によってそのガス量を点火可
能な中火程度のガス量に絞って下部弁室20からガス流
出孔19→ガス流出管18→ガス通路12bを経てメイ
ンノズル6cからメインバーナ6に供給されるため、メ
インバーナ6には中火程度のガス量で点火される。
【0026】その後、作動用カム14のカム面がB→C
→Dに至る間に押動軸31で圧縮されている第1バネ3
2のバネ力による一定の押動力でニードル弁Vは押し下
げられるが、このとき、液体ダンパーHによる抑制力で
ニードル弁Vの下降はゆっくりとなる。すなわち、第1
バネ32のバネ力による一定の押動力でニードル弁Vが
押し下げられると、その押し下げ力で液体封入室35に
封入されている熱膨張率の小さい液体36は仕切壁26
のスロータイミング調節孔25から調圧室24内に流れ
込み調圧弁を第2バネ39に抗して押し下げる。したが
って、第1バネ32による一定の押動力は液体ダンパー
Hによって抑制されるため、第1バネ32のバネ力によ
るニードル弁Vの押し下げスピードはゆっくりとなり、
ニードル弁Vの斜状弁部27と弁シート21との間の開
度は徐々に広くなる(図3のCの状態からDの状態参
照)。そこで、ニードル弁閉止時のオリフィス孔29に
よる中火程度のガス量で点火された後は、中火程度のガ
ス量にニードル弁Vの開度が徐々に広がることによるガ
ス量がスロータイミングのもとに増量されて加わり遂に
はコック4の全開と併せて強火のガス量に達し、メイン
バーナ6は中火燃焼から強火燃焼に移行する。
【0027】消火操作にあたり、点火ツマミ1を「止」
の位置まで回すと、コック軸13とともに作動用カム1
4も回転してそのカム面がD→C→B→Aと変位するの
で、押動軸31による押し下げ力は解かれる。したがっ
て、押動軸31は第2バネ39のバネ力で液体ダンパー
Hを介してニードル弁Vとともに上昇し元の位置(図3
のA参照)に戻り、次の点火動作に備える。
【0028】次に、図4及び図5に示した実施例はプッ
シュ、プッシュ式点滅装置を備えたガスこんろにおい
て、使用中の鍋の載せ降ろし等の使用状態の変化により
ガス制御装置Gが作動して安全を期す構造としたもので
あって、プッシュ、プッシュ式点滅器を備えたガスこん
ろは、点火時に点火ボタン101をいっぱい押すと、メ
イン弁102、マグネット弁103が同時に開き、マイ
クロスイッチSがONしてイグナイター(図示せず)が
作動してメインバーナ104に着火する。熱電対105
がバーナ炎fを検知するとマグネット弁103が電磁石
106′により開の状態に吸着保持される。その後、点
火ボタン101を離すと、点火ボタン101は僅かに戻
ってロックされ、メイン弁102、マグネット弁103
は開状態にあり、メインバーナ104は燃焼を継続す
る。
【0029】消火時は点火ボタン101を再度押すと、
ロックが外れて元の位置に戻り、メイン弁102は閉じ
メインバーナ104は消火する。メインバーナ104の
消火を熱電対105が感知するとマグネット弁103も
閉じる。なお、メインバーナ104の火力調節は火力調
節レバー106を左右に動かすと、ニードル弁107が
移動してメインバーナ104への供給ガス量を調節し、
最小ガス量はニードル弁107に設けたバイパス孔10
8にて確保され、かつ、火力調節レバー106が「弱」
の状態で点火操作したときは戻しレバー109が火力調
節レバー106を「中」の位置に動かし「中」の火力で
点火するようになっている。上記ガスこんろにおいて、
110はメインバーナ104のバーナ本体、111はバ
ーナヘッド、112はこんろの五徳、113はメインノ
ズル、114はガス入口、115は鍋である。
【0030】上記プッシュ、プッシュ式点滅装置を備え
たガスこんろにおいて、ガス制御装置Gはメインバーナ
104のバーナヘッド部の中央二次空気孔116内に設
置され、その押動軸31は五徳112の上に鍋115を
載せ降ろしすることにより、その鍋底による押し下げ及
び押し下げの解除で一定のストロークだけ上下動するよ
うに配設され、かつ、点滅器117からのガス通路11
8にガス流入管15を接続するとともに、メインノズル
113へのガス通路119にはガス流出管18を接続し
ている。なお、上記ガス制御装置Gの構造は、ニードル
弁Vに設けられているガスの流量を予め決められた流量
に制限するオリフィス孔29が弱火程度のガス量に絞る
開口面積となっている以外は、先の実施例のガス制御装
置とその他の構造は同一であるので、同一部分に同一符
号を付してその説明は省略する。
【0031】上記構成において、この発明の加熱調理器
をプッシュ、プッシュ式点滅装置を備えたガスこんろに
適用した場合の具体的な作用を図5を参照しながら以下
に説明する。
【0032】五徳112上に鍋115を載せ強火の火力
でこんろを使用している時は、ガス制御装置Gの押動軸
31は鍋115の底面で一定のストローク(a→b)だ
け押し下げられてニードル弁Vの開度は図5に示されて
いるように全開となっている。
【0033】そこで、こんろに火をつけたままで五徳1
12上の鍋115をこんろ上から移動させたり、除去し
た時は、ガス制御装置Gの押動軸31の鍋底による押下
げが解かれるため、押動軸31は第2バネ39のバネ力
で液体ダンパーHを介してニードル弁Vとともにすばや
く上昇して元の位置(図5のAの状態参照)に戻るの
で、ニードル弁Vの開度は全閉となり、オリフィス孔2
9からの弱火程度のガス量だけでメインバーナ104は
燃焼する。したがって、メインバーナ104は弱火程度
の火力となる。
【0034】鍋115を再び五徳112上に載せると、
鍋115の底面でガス制御装置Gの押動軸31は一定の
ストローク(a→b)だけ押し下げられ、押動軸31で
第1バネ32を圧縮する。この時点ではニードル弁Vは
液体ダンパーHの抑制力に規制されてすぐには動かず、
ニードル弁Vの開度は全閉の状態にある(図5のAの状
態からBの状態参照)。したがって、メインバーナ10
4は五徳112上に鍋115を載せた当初は弱火程度の
火力で燃焼する。
【0035】すなわち、ガス入口114からのガスは点
滅器117のガス通路118からガス流入管15を経て
ガス制御装置Gに至り、ガス流入孔16→上部弁室17
→ニードル弁Vの流入孔28→中央縦孔28aの経路を
たどりオリフィス孔29によってそのガス量を弱火程度
のガス量に絞って下部弁室20からガス流出孔19→ガ
ス流出管18→ガス通路119を経てメインノズル11
3からメインバーナ104に供給されるため、メインバ
ーナ104はこんろ上に鍋115を載せた当初は弱火程
度の火力で燃焼する。
【0036】その後、押動軸31で圧縮されている第1
バネ32のバネ力による一定の押動力でニードル弁Vは
押し下げられるが、このとき、液体ダンパーHによる抑
制力でニードル弁Vはゆっくりと降下する。すなわち、
第1バネ32による一定の押動力でニードル弁Vが押動
されると、液体封入室35内の熱膨張率の小さい液体3
6が仕切壁26のスロータイミング調節孔25から調圧
室24内に流れ込み調圧弁37を第2バネ39に抗して
押し下げる。したがって、第1バネ32による一定の押
動力は液体ダンパーHによって抑制されるため、第1バ
ネ32のバネ力によるニードル弁Vの押し下げスピード
は液体ダンパーHの抑制力に抗してゆっくりと行われ、
ニードル弁Vの斜状弁部27と弁シート21との間の開
度は徐々に広げられる(図5のCの状態からDの状態参
照)。したがって、使用中にガスこんろの五徳112上
に再び鍋115を載せると、載せた当初は弱火程度の火
力であるが、その後、徐々に強火燃焼の火力になる。
【0037】以上説明したガス制御装置Gによる中火点
火後ゆっくり強火になる動作と、使用中にこんろから鍋
を移動したり、除去したときはすばやく弱火の火力とし
鍋を再び載せた時はゆっくりと強火になる動作とは、短
かい時間の連続動作で行われるから、使用上何ら問題は
生じない。
【0038】なお、上記液体ダンパーHによる抑制力は
スロータイミング調節孔25の開口面積で決められる
が、実験の結果、8φの液体封入室35の場合、スロー
タイミング調節孔25はφ0.25程度が適当であっ
た。また、第1バネ32と第2バネ39の許容バネ力
は、上記各々のガス制御が確実に行いうるバネ力に設定
するものである。
【0039】
【発明の効果】この発明の加熱調理器は、以上説明した
ような形態で実施され、以下に記載されるような効果を
奏する。
【0040】この発明の第1の加熱調理器は、点火時と
か使用中の鍋の載せ降ろし時には、バーナへの燃料ガス
供給量を制御してバーナ炎が衣服の袖に引火したり火傷
等をするのおそれのない安全な火炎にするから、使用上
安全であり、特に、老人、障害者等においても常に安全
に使用できる。
【0041】この発明の第2の加熱調理器は、上記第1
の加熱調理器において、点火時はバーナ炎を点火可能な
中火程度の火炎とし、点火後はゆっくりと強火の火炎に
するから、点火時又は点火後にバーナ炎が衣服の袖に引
火したり、バーナ炎で火傷等をすることのない安全なバ
ーナ炎が形成され、使用上安全である。
【0042】この発明の第3の加熱調理器は、上記第1
の加熱調理器において、使用中においてこんろ上から鍋
を移動したり、除去したときは、弱火程度の火炎とし、
鍋を再び載せた時は、弱火からゆっくりと強火の火炎に
するから、こんろに火がついたままで鍋の載せ降ろしを
してもバーナ炎が衣服の袖に引火したり、バーナ炎で火
傷等をすることのない安全なバーナ炎が形成され、使用
上安全である。
【0043】この発明の第4の加熱調理器は、上記第
1、第2及び第3の加熱調理器におけるガス制御手段
が、予め決められたガス量に絞る流量制限孔と発条によ
る一定の押動力でスロータイミングのもとに移動してガ
ス量をゆっくり増量するニードル弁とを備えたものであ
るから、点火時とか使用中に鍋を移動したり、除去した
時は、流量制限孔によりバーナ炎は衣服の袖に引火した
り、バーナ炎による火傷等のおそれのない安全な火炎を
形成し、点火後又は使用中に再び鍋を載せた際にはニー
ドルのスロータイミングによる移動でゆっくりと強火の
火炎になるため、点火後又は使用中に鍋を載せた時にも
バーナ炎が衣服の袖に引火したり、バーナ炎で火傷等を
することのない安全なバーナ炎が形成され、使用上安全
である。
【0044】この発明の第5の加熱調理器は、上記第4
の加熱調理器におけるガス制御手段において、一定の押
動力によるニードル弁の移動を液体ダンパーでスロータ
イミングとしたから、強火への火炎形成がゆっくり行わ
れるので安全である。
【0045】この発明の第6の加熱調理器は、上記第5
の加熱調理器のガス制御手段における液体ダンパーに熱
膨張率の小さい液体を封入したから、ニードル弁の抑制
力が常にむらがなくなり、ゆっくりした強火への火炎形
成が常に正確に行いうる。
【0046】以上説明したように、この発明の加熱調理
器によれば、最近のガスこんろ等の加熱調理器ではイン
プットが大きくなったこともあって、加熱調理器の使用
にあたり、バーナ炎による衣服の袖への引火事故又は手
先の火傷事故等のような不慮の事故が多く発生していた
が、このような事故が未然に防止でき常時安全に使用で
きる加熱調理器が提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の加熱調理器を回転コック式点滅装置
を備えたガスこんろに適用した実施例の概略構成図であ
る。
【図2】カムの高さとコック回転角との関係を示した線
図である。
【図3】ガス制御装置の作動状態を示した断面図であ
る。
【図4】この発明の加熱調理器をプッシュ、プッシュ式
点滅装置を備えたガスこんろに適用した実施例の概略構
成図である。
【図5】ガス制御装置の作動状態を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
G…ガス制御装置、V…ニードル弁、H…液体ダンパ
ー、1…点火ツマミ、4…コック、14…作動カム、1
12…五徳、112…鍋、31…押動軸、6、114…
こんろバーナ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナへの燃料ガス供給路に、点火時又は
    使用中の鍋の載せ降ろし等の使用状態の変化に対応して
    バーナへの燃料ガス供給量を増減してバーナ炎による衣
    服の袖への引火又は火傷等の事故を防止するガス制御手
    段を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】点火時は予め決められた点火可能な中火程
    度のガス量に絞り、点火後は強火のガス量にゆっくりと
    増量する請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】使用中における鍋の移動、除去時は予め決
    められた弱火程度のガス量にすばやく絞り、鍋を載せた
    時は強火のガス量にゆっくりと増量する請求項1記載の
    加熱調理器。
  4. 【請求項4】予め決められたガス量に絞る流量制限孔と
    発条による一定の押動力でスロータイミングのもとに移
    動してガス量をゆっくり増量するニードル弁とを備えた
    ガス制御手段である請求項1、2、3記載の加熱調理
    器。
  5. 【請求項5】一定の押動力によるニードル弁の移動を液
    体ダンパーにてスロータイミングとした請求項4記載の
    加熱調理器。
  6. 【請求項6】熱膨張率の小さい液体を封入した液体ダン
    パーである請求項5記載の加熱調理器。
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