JPH10193084A - ろう付方法及びろう付装置 - Google Patents

ろう付方法及びろう付装置

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JPH10193084A
JPH10193084A JP9001097A JP109797A JPH10193084A JP H10193084 A JPH10193084 A JP H10193084A JP 9001097 A JP9001097 A JP 9001097A JP 109797 A JP109797 A JP 109797A JP H10193084 A JPH10193084 A JP H10193084A
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JP
Japan
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brazing
joining
joined
heating
flux
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JP9001097A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Takahashi
光雄 高橋
Kazuaki Otomi
和昭 大冨
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DAISHIN KOGYO KENKYUSHO KK
Original Assignee
DAISHIN KOGYO KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合面の清浄化が安定してろう付の品質が向
上するろう付方法及びろう付装置を提供する。 【解決手段】 重ね合わせてろう付すべき接合部材1と
被接合部材2とを重ね合わせる前の状態で保持する。保
持された状態でフラックス噴射ノズル50から気化フラ
ックスを接合部材1の接合面に噴射しながら、加熱用ト
ーチ49によって接合面を加熱する。加熱が完了して、
接合部材1の接合面の酸化被膜が除去された後、接合部
材1と被接合部材2とを重ね合わせ状態に移動させる。
そして、移動が完了後、接合部材1と被接合部材2とを
ろう付する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はろう付方法及びろ
う付装置に関し、特にガスバーナや高周波加熱等と気化
フラックスとを併用して、異種又は同種の金属材料を接
合する自動ろう付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のろう付方法の一例を示す
ための概略断面図である。図を参照して、一般に液状フ
ラックスを使用する場合、大きな構造物や非量産品のろ
う付に際してまず接合部材1と被接合部材2とが重なる
ろう付面の各々に、予め糊状フラックス102を刷毛で
塗布して組立てる。そして接合部材1と被接合部材2と
を交互にバーナ101を移動させながら加熱した後、両
接合部材のろう付面の酸化被膜を溶融させ、さらに加熱
後ろう差しを行う。
【0003】図9は従来のろう付方法の他の例を示すた
めの概略断面図である。図を参照して、小さな構造物や
量産部品は図に示すようにろう付条件の良い縦向き姿勢
で加熱する。塗布された糊状フラックス102が加熱と
共に粘度が低下して流れ出した際にその隙間に流れ込む
程度の比較的大きめの間隙Gを接合部材1と被接合部材
2との組立部に設定する。そして、被接合部材2との境
界端部の接合部材1の部分にフラックス102を塗布し
て、バーナ101を移動させながら加熱ろう差しを行
う。
【0004】尚、上記のろう付方法に、さらに気化フラ
ックスを併用してろう付部の清浄化を図り、より信頼性
を高めたろう付が広く行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した、予め液
状フラックスを塗布して接合部材と被接合部材とを組み
合わせる方法では、液状フラックスを糊状に管理して、
ろう付面に刷毛又はスプレーで塗布する必要がある。
又、予め液状フラックスを塗布して両接合部材を嵌合さ
せるため、接合部材1の被接合部材2への挿入位置のフ
ラックス102が削られて内部にかき集められてしま
い、ろう付後に接合部材1及び被接合部材2の内部洗浄
及び乾燥が必要になる。さらに、フラックス102が削
られるためフラックスが不足して、酸化被膜の除去が不
十分となりろう付不良の原因にもなる。
【0006】一方、図9に示したように、予め接合部材
1と被接合部材2とをろう付状態に組み合わせて、フラ
ックス102を加熱部に塗布して、加熱しながら重ね部
分の間隙Gに流動性を増した液状フラックスを浸透させ
てろう差しを行う自動ろう付方法では、フラックス10
2が流動性を増す粘度になるまでは数百度以上必要であ
る。そのため、フラックスの塗布されていない重なり合
ったろう付面には、加熱と共にむしろ酸化被膜の形成が
増加する。そして、加熱が進み、流動性を増したフラッ
クス102が間隙Gに流入して酸化被膜が溶融し、溶融
ろうが濡れ性を伴って、ろう付される。しかし、この場
合、フラックスが溶融ろうに先行して間隙Gに流入しな
ければろう付不良となる。一方、塗布した液状フラック
スの流入を良くするためにろう付の間隙Gを大きめに設
定することが一般に行われているが、この間隙Gが大き
過ぎると、フラックスによって溶解された酸化膜が巻き
込まれ、ろう付にあたってボイドやブローホールの発生
要因となる欠点がある。
【0007】ところで、作業性においては、液状フラッ
クスは濃度や粘度の管理が重要であると共にスプレーノ
ズルが詰まりやすい欠点があり、ろう付装置の完全な自
動化を難しくしている。上記の欠点を補うために、気化
フラックスを併用した欠陥の少ない自動ろう付が主流を
なしているが、液状フラックスの取扱いの煩わしさに変
わりはない。一方、これを気化フラックスのみで加熱ろ
う付を行うと、両接合部材の重なり部分に十分にフラッ
クスが浸透しない恐れがあり、ろう付が十分な信頼性を
もってできない難点があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、接合部材の接合面と被接合部材の
被接合面とを重ね合わせてろう付するにあたって、接合
面の酸化被膜を十分に除去して清浄化させ、ろう付の品
質をより向上させるろう付方法及びろう付装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、接合部材の接合面を被接
合部材の被接合面に重ね合わせてろう付するろう付方法
であって、接合面の酸化被膜を除去する除去工程と、接
合面を被接合面に重ね合わせる重合工程と、接合面と被
接合面とをろう付するろう付工程とを備えたものであ
る。
【0010】ここで、酸化被膜を除去するには、液状フ
ラックスの塗布又は気化フラックスの雰囲気中で接合面
を加熱して酸化被膜を溶解する化学エネルギーを加えれ
ばよい。そして酸化被膜を除去した後、接合面を重ね合
わせるので、溶融ろうは良好な濡れ性をもって広がり、
切れ目のないろう付が可能となる。請求項2記載の発明
は、請求項1記載のろう付方法において、除去工程にお
いて、完全燃焼比率より可燃性ガスが多い還元炎によっ
て接合面が加熱されるものである。この加熱に使用する
火炎は、可燃性ガスに対して完全燃焼に必要な酸素量が
過剰であれば加熱面を酸化させるので、酸素が2割ほど
少ない還元炎が一般に用いられている。この加熱炎に対
して可燃性ガスの量を過剰にすると、C,H,CO等を
多量に含む煤が出る炎となる。この加熱炎を用いて接合
面を加熱すると、炎中に含まれる水素、炭素が金属中の
酸化物と化学反応して還元作用により接合面の清浄化を
促進する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載のろ
う付方法において、除去工程において、還元炎による加
熱と共に、接合面には気化フラックスが吹きつけられる
ものである。気化フラックスは酸化物を化学的に溶解又
は還元するが、気化状態であるため、接合面全体に万遍
なく作用する。
【0012】請求項4記載の発明は、接合部材の接合面
を被接合部材の被接合面に重ね合わせてろう付するろう
付装置であって、接合部材と被接合部材とを重ね合わせ
る前の状態に保持する保持手段と、保持された状態での
接合面を、その表面の酸化被膜を除去しながら加熱する
加熱手段と、加熱手段による加熱が完了後、接合部材の
接合面と被接合部材の被接合面とを重ね合わせるように
移動させる移動手段と、移動手段による移動が完了後、
接合部材と被接合部材とをろう付するろう付手段とを備
えたものである。
【0013】ここで、接合部材と被接合部材とを重ね合
わせる前の状態で保持するとは、重ね合わせた状態に対
し接合面と被接合面とを一部重ね合わせて保持してもよ
く、又それらを全く重ね合わせていない状態で保持して
もよい。請求項5記載の発明は、請求項4記載のろう付
装置において、加熱手段が接合面に気化フラックスを供
給するフラックス供給手段を含むものである。
【0014】ここで気化フラックスは酸化物を化学的に
溶解又は還元するが、気化状態であるため、接合面全体
に万遍なく作用する。請求項6記載の発明は、請求項5
記載のろう付装置において、加熱手段は気化フラックス
の供給に先立って接合面に液状フラックスを塗布するフ
ラックス塗布手段を含むものである。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項4から請求
項6のいずれかに記載のろう付装置において、加熱手段
は完全燃焼比率より可燃性ガスが多い還元炎によって加
熱するものである。請求項8記載の発明は、請求項5又
は請求項6記載のろう付装置において、加熱手段は、高
周波加熱コイルによって加熱するものである。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項8記載のろ
う付装置において、ろう付手段は、ろう材として置きろ
うを用いるものである。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、重ね合わせる前
に接合面の酸化被膜が除去されるため、接合面の清浄化
が安定しろう付の品質が向上する。又、接合面の間隙設
計を狭めにできるので、ろう付継手の強度が大きく向上
する。請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効
果に加えて、接合面が加熱されて昇温するにつれて、還
元炎による還元作用が高まるため酸化被膜の除去がより
効率的となる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、接合面の形状にかかわらず、酸化被
膜の除去効果が安定する。請求項4記載の発明は、重ね
合わせる前の状態で接合面の酸化被膜が除去されるの
で、ろう付の品質が向上し、かつ装置の自動化に適した
ものとなる。請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の効果に加えて、接合面の形状にかかわらず、酸化被
膜の除去効果が安定する。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明の効果に加えて、気化フラックスだけでは十分除去で
きない酸化被膜も確実に除去でき、より安定した品質の
ろう付が可能となる。請求項7記載の発明は、請求項4
から請求項6のいずれかの発明の効果に加えて、接合面
が加熱されて昇温するにつれて還元炎による還元作用が
高まるため、酸化被膜の除去がより効率的となる。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項5又は請求
項6記載の発明の効果に加えて、安定した加熱量の調整
が可能となる。請求項9記載の発明は、請求項8記載の
発明の効果に加えて、高周波加熱コイルの設置によって
線状のろう材が供給できない場合でもろう付が容易とな
る。
【0021】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態による自動ろう付装置の概要を示し、加熱、ろう差し
ステーションの側面図であり、図2は図1の自動ろう付
装置の液状フラックス塗布ステーションの側面図であ
り、図3は図1の自動ろう付装置の平面図であり、ろう
付治具と液状フラックスの塗布ユニットと加熱ろう差し
ユニットとの位置関係を示している。
【0022】これらの図を参照して、図1の自動ろう付
装置は大きくは、被接合部材をクランプして正確に位置
決めするろう付治具ユニットAと、加熱ろう差しユニッ
トBと、ろう材、燃焼ガス、気化フラックスの供給補器
Cと、液状フラックス塗布ユニットDとからなる。ろう
付治具ユニットAと加熱ろう差しユニットBと液状フラ
ックス塗布ユニットDとは、ろう付装置固定テーブル3
1上で相互の位置関係が固定されている。
【0023】ろう付治具ユニットAには、インデックス
テーブル16を間欠駆動する駆動モータ18と、駆動モ
ータ18の駆動軸に接続されインデックステーブル16
を正確に位置決めするインデックスギヤ17とがろう付
装置固定テーブル31下部に固着されている。治具テー
ブルの中心のインデックステーブル16の上方には、軸
外周をOリングシールして回転可能とするシールリング
15を介して空気管103が接続され、治具クランプ等
の駆動源に圧縮空気を供給する。回転可能なシールリン
グ15を用いて空気管103を接続するのはインデック
ステーブル16が回動するため直接的な接続ができない
からである。尚、この実施の形態では、治具クランプ等
を圧縮空気を用いて駆動しているが、これに代えて電磁
駆動、モータ駆動等を用いても良い。
【0024】インデックステーブル16上には接合部材
1と被接合部材2とを同時に同軸心でクランプする治具
が複数配置されている。この治具においては、下側の被
接合部材2をクランプして位置決めする下側シリンダシ
ャフト13とガイド用スライド軸19とが、インデック
ステーブル16に固定されている。被接合部材2を保持
するクランプアーム4は、チャックアーム駆動シリンダ
8によって開閉駆動され、クランプアーム4と、クラン
プアーム4を上下に移動する下部位置決めシリンダ6と
は、下側シリンダシャフト13と共通軸で構成され、ク
ランプアーム4の上昇端の位置は、任意の位置に設定で
きるリングストッパ11を固定して位置決めできる構成
となっている。
【0025】又接合部材1を保持するクランプアーム3
は、チャックアーム駆動シリンダ7によって開閉駆動さ
れ、クランプアーム3とクランプアーム3を上下に移動
する上部位置決めシリンダ5とは、上側シリンダシャフ
ト14と共通軸で構成される。上側シリンダシャフト1
4と下側シリンダシャフト13とはネジで連結されてい
るので、接合部材1の形状に応じてクランプアーム3
を、ハンドル12の回転により上部位置決めシリンダ5
を上下させる。尚、上部位置決めシリンダ5の下端位置
はリングストッパ10で、また上昇端の位置はリングス
トッパ9で各々位置決めすることができる。
【0026】加熱ろう差しユニットBにおいては、ろう
付装置固定テーブル31上に固定した駆動シリンダ28
とろう付ユニットフレーム27とが連結され、ろう付ユ
ニットフレーム27はインデックステーブル16の中心
方向に向かって前後に移動できるようにガイドレール1
04上に設置されている。図4は、図1の加熱ろう差し
ユニットBにおけるろう付ユニットフレーム27の内部
機構を示す一部破断斜視図である。
【0027】図を参照して、ろう付ユニットフレーム2
7の上面には、スライドレール105に沿ってインデッ
クステーブル16の中心方向に向かって移動自在の移動
フレーム30が取付けられている。移動フレーム30は
底面部とその両側が立ち上がった側面部とからなる形状
を有し、両側面部を貫通するようにガス管106及びフ
ラックス管107が設けられている。移動フレーム30
の底面部のほぼ中央上面には揺動アーム26の一端が固
定され、揺動アーム26の他端は断面L字状に折曲げら
れてろう付ユニットフレーム27の前面に位置する。揺
動アーム26の他端には、一端が開放した長穴108が
形成されている。
【0028】一方、ろう付ユニットフレーム27の内部
には揺動モータ34が収容されており、減速機が組み込
まれたギヤボックス111を介して駆動力が伝達される
駆動軸109には、底部と両側面部とからなる断面U字
状の揺動回転板40が固定されている。揺動回転板40
にはその両側面部を架け渡すようにスライドバー110
が取付けられている。揺動アーム26の長穴108に対
して所定の余裕で通すように配置されるアーム113の
一端を保持し、かつ固定ネジ112の締付によってスラ
イドバー110に対する位置を調整できる保持筒114
が、スライドバー110に対して摺動自在に外嵌されて
いる。
【0029】このようにアーム113は、スライドバー
110に対して保持筒114を介して任意の取付位置に
調整できる。従って、その取付位置に応じて揺動回転板
40の回転に伴ったアーム113の回転半径が異なるこ
とになる。アーム113は揺動アーム26の長穴108
に挿通されているので、アーム113の回転半径に伴っ
て揺動アーム26は図において矢印方向に揺動する。こ
の揺動アーム26の揺動によって移動フレーム30は、
スライドレール105上をインデックステーブル16の
中心に向かう方向に揺動することとなる。移動フレーム
30の揺動の周期は駆動軸109の回転速度によって定
まるが、揺動の幅はアーム113の回転半径の大きさに
よって定まる。
【0030】図5は、図1の気化フラックスノズル22
及びガスノズル23の構造を示した斜視図である。図5
に示すように、移動フレーム30のインデックステーブ
ル16側の側壁部には、先端が2双のガスノズル23と
気化フラックスノズル22とが、上下に重ねて固定され
た状態でガス管106及びフラックス管107の各々に
接続されている。ガスノズル23と気化フラックスノズ
ル22の先端には、複数対の加熱用トーチ49とフラッ
クス噴射ノズル50とが各々対向して取付けられてい
る。
【0031】さらに、ろう付ユニットフレーム27には
ノズル駆動シリンダ25が固定金具39に傾斜調整可能
に連結され、ろう材供給ノズル24の先端方向は加熱用
トーチ49による加熱炎の中心点に照準を合わせて固定
されている。ろう材、燃焼ガス、気化フラックス(B
(CH3 O)3 等)の供給補器Cは、ノズル駆動シリン
ダ25の駆動によりろう材供給ノズル24が前進して接
合部材1,被接合部材2のろう差し部に接近し、ろうワ
イヤリール38a,38bの各々からワイヤ供給モータ
32によってろう材は所定量だけ繰り出される。燃焼ガ
スは、ガスと酸素の各々を一定比率で流量制御するマス
フローバルブ29を通過させてガス混合室33で混合さ
せて供給される。ガス混合室33とガスノズル23が接
続されるガス管106とは、可動ホース36で連結され
ている。又気化フラックスはメタノール等を入れた密閉
容器21に窒素ガスを吹き込み、気化したフラックスは
可動ホース37を介して気化フラックスノズル22が接
続されるフラックス管107に供給されている。
【0032】液状フラックス塗布ユニットDは、本実施
の形態では図3に示す如く、インデックステーブル16
の中心に対して加熱ろう差しユニットBと90°向きの
異なる接合部材1のろう付装置固定テーブル31上に設
けられている。液状フラックス塗布ユニット駆動シリン
ダ48はろう付装置固定テーブル31上に固定され、液
状フラックス塗布ユニット駆動シリンダ48のシリンダ
先端は、フラックス塗布ユニットフレーム47に連結さ
れる。フラックス塗布ユニットフレーム47はインデッ
クステーブル16の中心に向かって前後に移動できるよ
うに一対のガイドレール115a,115b上に設置さ
れている。
【0033】フラックス塗布ユニットフレーム47上に
は、液状フラックス塗布アプリケータ43a,43bを
傾斜調整可能とする固定金具46が固定される。液状フ
ラックス塗布ユニット駆動シリンダ48を前進させて、
液状フラックス塗布アプリケータ43a,43bの先端
と接合部材1のろう差し部との位置関係を調節する。接
合部材1のろう差し部の中心に向けて調整して固定され
る液状フラックス塗布アプリケータ43a,43bは、
ろう差し部に向かって相互に60°程度の角度で配置さ
れ、液状フラックスを接合部材のろう付部全周に塗布す
る。
【0034】次にろう付治具ユニットAの動作について
説明する。図3に示す組み込み取り出しステーションの
位置で、図1及び図2でその詳細を示した治具ユニット
Aの下部位置決めシリンダ6が上昇端のリングストッパ
11の位置まで上昇し、上部位置決めシリンダ5がリン
グストッパ10の位置まで下降する。チャックアーム駆
動シリンダ7及びチャックアーム駆動シリンダ8が後退
してクランプアーム3及びクランプアーム4は開いた状
態で移動を開始し、接合部材1と被接合部材2とはろう
付状態に組み付けた状態で治具のクランプアーム3,4
にセットされる。すると、チャックアーム駆動シリンダ
7及びチャックアーム駆動シリンダ8が前進して、両接
合部材はクランプアーム3,4によってクランプされ
る。
【0035】次にスタートボタンを操作すると、駆動モ
ータ18が作動してインデックスギヤ17の回転によっ
てインデックステーブル16を90°回転させて液状フ
ラックス塗布ユニットDに対向する位置に、クランクア
ーム3,4を停止させる。この回転位置は、気化フラッ
クスのみでは酸化物が溶解できないような接合部材(A
23 ,SiO2 ,Cr23 ,TiO2 ,BeO等
の酸化物を生じる部材)の場合に液状フラックス(KF
系、HF系)を塗布するためのステーションとなる。
【0036】尚、金属表面の酸化膜である金属酸化物の
安定性は金属の種類によって異なり、安定な酸化膜を有
する金属ほどその除去は困難である。酸化物の安定性は
通常その生成自由エネルギー(金属と酸素の引き合う
力)から定性的に調べることができるが、生成自由エネ
ルギーの負の絶対値が大きいものほど安定である。即
ち、生成自由エネルギーの絶対値が大きい金属(Al,
Ti,Si,Cr)程酸素との親和力が強く、逆にいう
とこれらの酸化物は酸素を除いて金属にするのが困難な
酸化物といえる。
【0037】この場合の液状フラックス塗布ユニットD
の動作について説明する。接合部材1に液状フラックス
を塗布する場合には、下部位置決めシリンダ6が作動し
て下降し、インデックステーブル16上面まで下降して
停止する。この状態は、図6に示した拡大図のごとく、
接合部材1と被接合部材2との重なりしろLが0mmか
ら数mm程度になるように、リングストッパ10の位置
が調整されている。そこで液状フラックス塗布ユニット
駆動シリンダ48が前進して、フラックス塗布ユニット
フレーム47を前進させる。そして、液状フラックス塗
布アプリケータ43a,43bが接合部材1のろう付部
分に接近し、アプリケータの作動で予め設定した塗布量
の液状フラックスが塗布される。この状態が保持された
ままで、インデックステーブル16が90°回転し、加
熱、ろう差しユニットBに対向したステーションにセッ
トされる。
【0038】次に加熱、ろう差しユニットBの動作につ
いて説明する。インデックステーブル16が加熱、ろう
差しユニットBに対向したステーションにセットされる
と、駆動シリンダ28が前進してろう付ユニットフレー
ム27を前進させる。そして、ガスノズル23を図3に
示した位置で停止させる。そこでは、ガスノズル23及
び気化フラックスノズル24の各々に形成された加熱用
トーチ49及びフラックス噴射ノズル50どうしは、図
3に示されているように接合部材1及び被接合部材2を
介して対向している。
【0039】そして、揺動モータ34が回転し、揺動回
転板40に固定されたアーム113よりなる偏心カム機
構により、揺動アーム26を前後に移動させる。すなわ
ち、移動フレーム30を介して加熱用トーチ49,フラ
ックス噴射ノズル50が前後に移動して、ガス及び気化
フラックスを接合部材1のろう差し部に均一に吹きつけ
て予熱する。ここで予熱は、完全燃焼比率より可燃性ガ
ス(C,H,CO)が多い還元炎を用いる。すると炎中
に含まれる水素、炭素が金属中の酸化物と化学反応して
還元され、接合面の清浄化が促進される。普通酸化物
は、温度が上昇すると生成自由エネルギーの絶対値は小
さくなるので酸素を解離しやすくなる。ただ一酸化炭素
(CO)だけは反対の傾向があって、温度が上がるとま
すます酸素との結合は強くなる。従って酸素にたいして
強い親和力を有している煤(C)を利用して酸化物から
酸素を除去し、金属を還元させることができる。
【0040】予熱が完了すると同時に下部位置決めシリ
ンダ6が作動して、リングストッパ11の位置まで上昇
する。これによりクランプアーム4が被接合部材2をク
ランプしたまま上昇するので、被接合部材2の上部は接
合部材1と重なる。これによって、ろう付間隙部にフラ
ックスが強制的にまわり、被接合部材2の接合面も酸化
被膜が溶解され清浄化される。この状態で加熱が進みろ
う差し温度に達すると、マスフローバルブ29が作動し
て加熱用トーチ49の火炎は中炎状態になり、ノズル駆
動シリンダ25が前進する。そして、ろう材供給ノズル
24が接合部材1に接近するとワイヤ供給モータ32が
駆動され、予め設定した量だけろう材が供給される。続
いて、ワイヤ供給モータ32は瞬時に停止すると同時に
モータは逆転し、ノズル駆動シリンダ25が後退する。
又これと並行してろう差し後の後加熱が完了すると、駆
動シリンダ28が後退し、ガスノズル23及び気化フラ
ックスノズル22を後退させてろう付が完了する。
【0041】ところで、気化フラックスのみで酸化物を
溶解できるような接合部材(鉄、銅黄銅等の他Ni,M
n,Sn等を含む合金材)をろう付する場合は、液状フ
ラックス塗布ステーションでの処理はなく、これを通過
し、加熱、ろう差しユニットBで上記と同様な動作を行
う。以上この発明の第1の実施の形態ではガスバーナに
よる自動ろう付装置について説明したが、図7は加熱源
として高周波誘導加熱を用いるこの発明の第2の実施の
形態による加熱部の拡大図である。
【0042】この場合高周波加熱コイル52が配置され
ているため、先の実施の形態のようにワイヤ状のろう材
を外方から供給できないため、置きろう51を用いるこ
とになる。図に示すように接合部材1を被接合部材2が
接合状態になるまで挿入しない状態で接合部材を固定
し、高周波加熱コイル52を接合部材1側のろう付面に
セットする。そして気化フラックスを気化フラックスノ
ズル22から吹き付けながら予熱し、被接合部材2を上
昇させて接合部材1のろう付位置に挿入する。そして加
熱を続け、置きろう51を溶融させて接合部材1と被接
合部材2とをろう付する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による自動ろう付
装置の概要を示す加熱、ろう差しステーションの側面図
である。
【図2】図1の自動ろう付装置の液状フラックス塗布ス
テーションの側面図である。
【図3】図1の自動ろう付装置の平面図であり、ろう付
治具と液状フラックスの塗布ステーションと加熱ろう差
しステーションとの位置関係を示した図である。
【図4】図1の加熱ろう差しユニットBにおけるろう付
ユニットフレーム27の内部機構を示す一部破断斜視図
である。
【図5】図1の加熱ろう差しユニットBにおける気化フ
ラックスノズル22及びガスノズル23の構成を示す拡
大斜視図である。
【図6】この発明の第1の実施の形態における接合部材
1及び被接合部材2に対する加熱部の拡大図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態による接合部材1
及び被接合部材2に対する加熱部の拡大図である。
【図8】従来のろう付装置における接合部材1及び被接
合部材2に対する加熱部の拡大図の一例である。
【図9】従来のろう付装置における接合部材1及び被接
合部材2に対する加熱部の拡大図の他の例である。
【符号の説明】
1・・・接合部材 2・・・被接合部材 5・・・上部位置決めシリンダ 6・・・下部位置決めシリンダ 22・・・気化フラックスノズル 23・・・ガスノズル 24・・・ろう材供給ノズル 43a,43b・・・液状フラックス塗布アプリケータ 49・・・加熱用トーチ 50・・・フラックス噴射ノズル 51・・・置きろう 52・・・高周波加熱コイル 101・・・バーナ 102・・・フラックス 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合部材の接合面を被接合部材の被接合
    面に重ね合わせてろう付するろう付方法であって、 前記接合面の酸化被膜を除去する除去工程と、 前記接合面を前記被接合面に重ね合わせる重合工程と、 前記接合面と前記被接合面とをろう付するろう付工程と
    を備えた、ろう付方法。
  2. 【請求項2】 前記除去工程において、完全燃焼比率よ
    り可燃性ガスが多い還元炎によって前記接合面が加熱さ
    れる、請求項1記載のろう付方法。
  3. 【請求項3】 前記除去工程において、前記還元炎によ
    る加熱と共に、前記接合面には気化フラックスが吹き付
    けられる、請求項2記載のろう付方法。
  4. 【請求項4】 接合部材の接合面を被接合部材の被接合
    面に重ね合わせてろう付するろう付装置であって、 前記接合部材と前記被接合部材とを重ね合わせる前の状
    態に保持する保持手段と、 前記保持された状態での前記接合面を、その表面の酸化
    被膜を除去しながら加熱する加熱手段と、 前記加熱手段による加熱が完了後、前記接合部材の接合
    面と前記被接合部材の被接合面とを重ね合わせるように
    移動させる移動手段と、 前記移動手段による移動が完了後、前記接合部材と前記
    被接合部材とをろう付するろう付手段とを備えた、ろう
    付装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱手段は、前記接合面に気化フラ
    ックスを供給するフラックス供給手段を含む、請求項4
    記載のろう付装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱手段は、前記気化フラックスの
    供給に先立って前記接合面に液状フラックスを塗布する
    フラックス塗布手段を含む、請求項5記載のろう付装
    置。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段は、完全燃焼比率より可燃
    性ガスが多い還元炎によって加熱する、請求項4から請
    求項6のいずれかに記載のろう付装置。
  8. 【請求項8】 前記加熱手段は、高周波加熱コイルによ
    って加熱する、請求項5又は請求項6記載のろう付装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ろう付手段は、ろう材として置きろ
    うを用いる、請求項8記載のろう付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115121894A (zh) * 2022-08-29 2022-09-30 西安成立航空制造有限公司 一种航空发动机用无扩口管路连接件真空钎焊方法及设备
CN119368898A (zh) * 2024-10-31 2025-01-28 昆山中士设备工业有限公司 一种注塑机用火箭头熔焊合金装置

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