JPH10193316A - 床用押出成形板およびその製造方法 - Google Patents

床用押出成形板およびその製造方法

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JPH10193316A
JPH10193316A JP9004549A JP454997A JPH10193316A JP H10193316 A JPH10193316 A JP H10193316A JP 9004549 A JP9004549 A JP 9004549A JP 454997 A JP454997 A JP 454997A JP H10193316 A JPH10193316 A JP H10193316A
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extruded
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Takao Yoshida
隆生 吉田
Takayuki Deyama
剛之 出山
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Mitsubishi Shoji Construction Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 降雨時でも歩行者の安全性を確保できる滑り
抵抗値を付与することが可能な押出成形板と、その製造
方法を提供する。 【解決手段】 押出成形機1のダイス2に帯状体8付き
のローラ7を回転自在に取り付け、押出成形板4に帯状
体8を食い込ませて彫り込みの浅い織目模様を付ける。
帯状体8はローラ7に摺動可能に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレハブ集合住宅
用の床及び階段のステップ等に使用する押出成形板とそ
の製造方法に係り、詳しくは彫り込みの浅い織目模様を
転写したスリップ抵抗の大きい押出成形板と、その製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント系押出成形板は、多目的に使用
されている建材であり、プレハブ集合住宅では、内外装
壁以外にも、廊下の床や階段のステップ、踊り場等の人
が歩行する部所の建材としても使用されている。一般に
セメント系押出成形板は、セメント、微粉珪砂、補強繊
維、粘性剤等の配合原料に水を加えて硬く練り上げ、押
出成形機に投入し、高い圧力をかけて、ダイスの口金か
ら所定の形状で押出し成形して製造された建材である。
押出製品の表面は、普通のコンクリートよりも緻密で平
滑性が高く、特に降雨時には滑り易くなる。
【0003】従来、これらの部所に使用する押出成形板
は、板の表面に硬質粗砂を混ぜたリシンやモルタルを薄
く吹きつけて、歩行者のスリップを防止していたが、砂
が剥離すれば抵抗性が低下するし、剥離した跡は、あば
た状の汚れが目立つようになる。その他のスリップの防
止方法としては、押出成形機の口金に切込みを入れ、押
出成形板の表面に多数の縦縞状の溝を設ける方法もある
が、美観を損い、砂埃が溝に詰まり、掃除がしづらいこ
とや、降雨時は縦縞方向に滑り易さが残る等の問題があ
った。
【0004】特公昭58−38085号公報には、外面
に凹凸模様を有するエンドレスの帯状体を、成形ダイス
内に一部を露出させて、押出方向に沿って帯動可能に軸
架し、帯状体を押出速度と同期させて回転帯動させるこ
とにより、押出成形板の表面に模様付する方法が記載さ
れている。特開昭60−253523号公報には、円筒
面に凹凸模様を有するローラを回転自在にダイス上面に
取り付けておき、このローラを押出中の成形板の表面に
押圧して、成形板の押出速度と同調回転させ、前記ロー
ラ円筒面の凹凸模様を転写させる方法が記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特公昭58−3808
5号公報の方法においては、模様を有するエンドレスの
帯状体の材質は、普通は天然ゴムあるいは合成ゴムで作
られるが、硬く練り上げた原料の押出速度は、微妙に変
動するものであり、帯状体の僅かな伸縮の繰り返しによ
り模様が変形したり、帯状体の切断トラブルの原因とな
るという問題があった。
【0006】特開昭60−253523号公報の方法に
おいては、模様付ローラは、凹凸の反転模様を天然ゴム
或は合成ゴム板に形成した平板を鋼製ローラの表面に貼
り付けるものであるところから、一つの模様に対して一
本のローラが必要であるという問題があった。また、ロ
ーラの軸受に押圧の全荷重が架かるため、模様付け押出
成形板の製造途中で、ローラの回転が悪くなることもあ
り、模様の変形や傷物の不良品が多量に発生することが
あるという問題点があった。
【0007】本発明は、押出成形板の滑り防止のため
に、押出成形板の表面に、彫り込みの浅い織目模様を付
けること及びその模様付方法を提案するものである。な
お、従来は、外壁材として用いる押出成形板の模様付け
に関する多くの提案が為されているが、建造物のデザイ
ンが目的であるため、比較的大柄で彫り込みが深い(1
0〜25mm)凹凸模様を付けている。これに対して、
本発明は、床材のスリップ防止に適した織目模様を押出
成形板の表面全体に設けた押出成形板とその製造方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の押出成形板は、
押出成形板の滑り抵抗を大きくするために、板の表面に
彫り込みの浅い織目模様を付けてある。
【0009】押出成形板に彫り込みの深い凹凸模様を付
けると、歩行性を悪くするため、本発明においては、1
mm以下(好ましくは0.2〜1mm、とくに0.3〜
0.8mm)の浅い彫り込みを板の全面に均等に付ける
ことが必要である。
【0010】本発明の押出成形板の製造方法は、押出成
形機のダイスから押し出されている押出成形板の上面に
模様付け用の回転体を押し付けて前記織目模様を形成す
るようにした請求項1の押出成形板の製造方法であっ
て、該模様付け用の回転体は、鋼製の平滑な外周面を有
するローラの外周にエンドレス状の模様付け帯状体を被
覆したものであり、該模様付け帯状体が該ローラの外周
を自由に摺動するように取り付けられており、該ローラ
を回転自在に該ダイス上面に取りつけておき、該ローラ
外周の模様付け帯状体を押出成形板の表面に押圧し、成
形板の押出速度と同調回転させて、模様を押出成形板の
表面に転写することを特徴とするものである。
【0011】かかる本発明の方法では、鋼製の平滑な円
筒面を持つローラの外周をエンドレス状の模様付け帯状
体で被覆してあり、模様付け帯状体がローラの周囲を自
由に摺動し得るように取り付けてある。このローラを回
転自在にダイスに取り付けておき、ローラを被覆した模
様付け帯状体を押出成形板の表面に押圧し、成形板の押
出速度と同期回転させて、浅い織目模様を押出成形板の
表面に転写する。
【0012】模様付け帯状体としては、食品等の加熱乾
燥機で使用する鋼線で編んだベルトコンベアのベルトを
使用するのが好ましい。このベルトは、スパイラル状に
巻いた鋼線をロット線で連結し、これを延長すると、折
り曲げ自在な帯状体ができる。この帯状体の先頭と最後
尾のスパイラル線をロット線で連結すれば、エンドレス
状の帯状体ができる。これをローラに被せて模様付けを
行う。また、この帯状体がローラにより押出成形板の上
面に押圧される時に多少の伸縮を伴うため、帯状体に付
着した原料は脱落し、常にクリーンな状態が保たれてお
り、従来の模様付ローラーのような掃除をすることも不
要である。
【0013】この帯状体はローラには固定されておら
ず、ローラに対し摺動自在となっている。このため、仮
にローラ軸受ベアリングが故障してローラが停止した場
合であっても、帯状体がローラに対し摺動して回転を継
続するため模様付け押出成形板の製造を継続することが
できる。従って、直ちに製造ラインを止めて、模様付け
ローラを取替える必要も無く、模様の乱れによる不良品
の発生を減少させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は実施の形態に係る押出成形
板の製造方法を示す断面図であり、押出成形機1の先端
にダイス2が取り付けられ、該ダイス2内に中子3が配
置されている。ダイス2から押出された押出成形板4は
ローラコンベア5によって案内されて図の右方に送られ
る。
【0015】ダイス2の上面に開口6が設けられ、この
開口6に臨むようにしてローラ7がその軸心線方向を押
出成形板送り方向と垂直かつ水平として設置されてい
る。このローラ7の外周に模様付け用の帯状体8が装着
されている。この帯状体8は円筒状であり、ローラ7の
外周に摺動自在に嵌まっている。
【0016】図2は図1のII-II 線に沿う断面図であ
り、前記ローラ7は軸受9によってダイス2に回転自在
に支持されている。中子3は複数個に先分れしており、
中空の押出成形板4が押出成形される。
【0017】押出成形機1内で混練された原料10がダ
イス2を通って押出される際に、その上面に帯状体8が
押し付けられ、これによって押出成形板4の上面に浅い
彫り込み模様が形成される。
【0018】図3は、この帯状体8の一例を示すもので
あり、鋼線をスパイラル状に巻いたスパイラル線11
と、該スパイラル線11を連結するロット線12とで該
帯状体8が形成されている。この帯状体8の先頭と最後
尾のスパイラル線11をロット線で連結することにより
エンドレスなリング状とされる。
【0019】この帯状体8はローラ7に摺動自在に嵌合
しているため、仮にローラ7がロックしても帯状体8が
押出成形板4の送り出しに従動して回転をつづけるよう
になり、押出成形板4の製造を支障なく継続できる。ま
た、この帯状体8がローラ7により押出成形板4の上面
に押圧される時に多少の伸縮を伴うため、帯状体8に付
着した原料は脱落し、常にクリーンな状態が保たれてお
り、従来の模様付ローラーのような掃除をすることも不
要である。
【0020】
【実施例】円筒の外径182.5mm,長さ600mm
のローラに被覆する模様付け帯状体として、図3に示し
た日本フィルコン(株)製のスパイラルベルト(NTN
−4型)を使用した。模様付け帯状体をローラの円筒外
周の長さより少し長めに整え、この帯状体を円筒状にロ
ーラ7に巻きつけて、両端を合わせてロッドで連結し、
エンドレス状とする。この帯状体8を被覆したローラ7
を回転自在にダイス2上に取り付け、帯状体8の下面が
押出成形板4の上面を押圧する高さにローラ7の位置を
調整しておく。ダイス2の中子3は、図1の通り、ロー
ラ7と対峙する位置まで延長されている。
【0021】この状態で押出用原料を押出成形機に投入
し運転すると、押し出されつつある押出成形板4の上面
に帯状体8が食い込み、織目模様が転写される。帯状体
8は成形板4の速度と同一の周速度で従動回転して、連
続した模様付けが行われる。ローラ軸受け9の回転が軽
い間は、帯状体8と共にローラ7自体が回転するが、何
かのトラブルでローラ7が停止することがあっても、ロ
ーラ7と帯状体8が摺動し、帯状体8のみが回転する。
【0022】転写する模様は、使用する帯状体の種類に
よって異なり、成形板の表面全体に同一の模様を付ける
ことができる。図3に示すスパイラルベルトを模様付け
帯状体として使用する時は、杉綾織柄の模様となり、模
様の深さは0.4mm程度となる。表1は、杉綾織柄の
模様を付けた押出成形板の滑り抵抗値を測定した結果で
あるが、歩行者の安全基準を満足できる滑り抵抗性能が
得られた。この試験は、「アスファルト舗装要項」(日
本道路協会発行)「歩行者系道路カラー舗装設計の施工
指針」(東京都建設局発行)に準じ湿潤時のすべり抵抗
値(BPN値)40以上を目標とした。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】以上の実施例及び比較例からも明らかな
通り、押出成形板に彫り込みの浅い凹凸模様を付すこと
により、降雨時でも歩行者の安全性を確保できる滑り抵
抗値を付与することが可能となる。なお、リシン吹き付
けに比べて大幅にコストを低減させることが可能であ
る。
【0025】本発明の製造方法においては、模様付け帯
状体とローラとの間が固定されていないために、ローラ
軸受けの故障による模様の変形、傷物の不良品が減少す
る。また、模様を変えるときには帯状体着脱変更が簡単
に行える。なお、帯状体だけを変更するだけで良く、ロ
ーラは模様変更してもそれまでのものをそのまま用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る押出成形板の製造方法を示す
断面図である。
【図2】図1のII-II 線に沿う断面図である。
【図3】帯状体として用いるスパイラルベルトの平面図
である。
【符号の説明】
1 押出成形機 2 ダイス 3 中子 4 押出成形板 5 ローラコンベア 7 ローラ 8 帯状体 11 スパイラル線 12 ロット線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形板の表面に、彫り込みの浅い織
    目模様を有することを特徴とする滑り抵抗の大きい押出
    成形板。
  2. 【請求項2】 押出成形機のダイスから押し出されてい
    る押出成形板の上面に模様付け用の回転体を押し付けて
    前記織目模様を形成するようにした請求項1の押出成形
    板の製造方法であって、 該模様付け用の回転体は、鋼製の平滑な外周面を有する
    ローラの外周にエンドレス状の模様付け帯状体を被覆し
    たものであり、該模様付け帯状体が該ローラの外周を自
    由に摺動するように取り付けられており、該ローラを回
    転自在に該ダイス上面に取りつけておき、該ローラ外周
    の模様付け帯状体を押出成形板の表面に押圧し、成形板
    の押出速度と同調回転させて、模様を押出成形板の表面
    に転写することを特徴とする押出成形板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、使用する該模様付け
    帯状体が、鋼線をスパイラル状に巻いたスパイラル線と
    該スパイラル線を連結するロット線からなるエンドレス
    状の帯状体であることを特徴とする押出成形板の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006150692A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Sekisui Chem Co Ltd 無機成形体の製造方法
EP1862232A1 (de) * 2006-05-31 2007-12-05 Hammerer Aluminium Industries GmbH Extrudiertes Profil, insbesonderes Bodenprofil

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006150692A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Sekisui Chem Co Ltd 無機成形体の製造方法
EP1862232A1 (de) * 2006-05-31 2007-12-05 Hammerer Aluminium Industries GmbH Extrudiertes Profil, insbesonderes Bodenprofil

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