JPH10194096A - 建設車両のアウトリガ装置 - Google Patents
建設車両のアウトリガ装置Info
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- JPH10194096A JPH10194096A JP35898396A JP35898396A JPH10194096A JP H10194096 A JPH10194096 A JP H10194096A JP 35898396 A JP35898396 A JP 35898396A JP 35898396 A JP35898396 A JP 35898396A JP H10194096 A JPH10194096 A JP H10194096A
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- outrigger device
- vehicle
- type
- type outrigger
- outrigger
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- Jib Cranes (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業場所に合わせたアウトリガの張り出しが
可能で、能率的に安定した作業のできる建設車両のアウ
トリガ装置を提供する。 【解決手段】 建設車両の前後に配置し、左右横方向に
張り出すそれぞれ一対のアウトリガを備えた建設車両の
アウトリガ装置において、車両のシャーシ10の前部に
H型式アウトリガ装置20を装着し、後部にX型式アウ
トリガ装置30を装着している。そのため、作業場所に
合わせてアウトリガ装置を張り出すことでオンタイヤよ
り荷重を増やすことができると共に、重量物の吊り上げ
作業も吊荷のずれ量が少なく、安定して作業することが
できる。
可能で、能率的に安定した作業のできる建設車両のアウ
トリガ装置を提供する。 【解決手段】 建設車両の前後に配置し、左右横方向に
張り出すそれぞれ一対のアウトリガを備えた建設車両の
アウトリガ装置において、車両のシャーシ10の前部に
H型式アウトリガ装置20を装着し、後部にX型式アウ
トリガ装置30を装着している。そのため、作業場所に
合わせてアウトリガ装置を張り出すことでオンタイヤよ
り荷重を増やすことができると共に、重量物の吊り上げ
作業も吊荷のずれ量が少なく、安定して作業することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設車両のアウト
リガ装置に係わり、特に、ラフテレンクレーン、トラッ
ククレーン、または高所作業車等において、建設車両の
前後方向にH型式アウトリガ装置とX型式アウトリガ装
置をそれぞれ備える建設車両のアウトリガ装置に関す
る。
リガ装置に係わり、特に、ラフテレンクレーン、トラッ
ククレーン、または高所作業車等において、建設車両の
前後方向にH型式アウトリガ装置とX型式アウトリガ装
置をそれぞれ備える建設車両のアウトリガ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3、図4はアウトリガ装置を装着した
ラフテレンクレーンの一例を示す側面図および平面図で
ある。ラフテレンクレーン1は起伏自在な伸縮ブーム
2、および運転室3を備えた上部旋回体4と、フレーム
5に原動機6およびタイヤ7,7等を備えた下部走行体
8とから構成されている。そしてフレーム5の前部およ
び後部の下面には、左右横方向に張り出し可能な左右一
対のアウトリガ装置9、9が装着されており、シャーシ
装置10を構成している。
ラフテレンクレーンの一例を示す側面図および平面図で
ある。ラフテレンクレーン1は起伏自在な伸縮ブーム
2、および運転室3を備えた上部旋回体4と、フレーム
5に原動機6およびタイヤ7,7等を備えた下部走行体
8とから構成されている。そしてフレーム5の前部およ
び後部の下面には、左右横方向に張り出し可能な左右一
対のアウトリガ装置9、9が装着されており、シャーシ
装置10を構成している。
【0003】アウトリガ装置9は従来からH型式アウト
リガ装置と、X型式アウトリガ装置の2種類の構造が知
られている。以下に両アウトリガ装置の構造について、
図5〜図8に基づいて説明する。なお、図5〜図8では
アウトリガ装置は左右対象であるため、右側のみを示
し、左側は省略している。
リガ装置と、X型式アウトリガ装置の2種類の構造が知
られている。以下に両アウトリガ装置の構造について、
図5〜図8に基づいて説明する。なお、図5〜図8では
アウトリガ装置は左右対象であるため、右側のみを示
し、左側は省略している。
【0004】図5はH型式アウトリガ装置20の張り出
し状態を示す。フレーム5の下面には、H型式アウトリ
ガ装置20の外筒21がA部において溶着されている。
この外筒21には内筒22が摺動自在に枢密に挿入され
ており、内筒22の先端部にはH型用ジャッキシリンダ
23が垂直に取着されている。H型用ジャッキシリンダ
23の下端には板状のH型用フロート24が揺動自在に
取着されている。クレーン作業時には図に示すように、
それぞれの内筒22を外筒21から左右横方向に所定量
だけ引き出し、H型用ジャッキシリンダ23を伸長し、
H型用フロート24を地面に接触させて車体をジャッキ
アップし、H型用フロート24で荷重を受けて安定した
クレーン作業を行うようになっている。そのため、車両
側方に障害物Bが存在している場合でも、これを跨いで
ジャッキアップすることができる。
し状態を示す。フレーム5の下面には、H型式アウトリ
ガ装置20の外筒21がA部において溶着されている。
この外筒21には内筒22が摺動自在に枢密に挿入され
ており、内筒22の先端部にはH型用ジャッキシリンダ
23が垂直に取着されている。H型用ジャッキシリンダ
23の下端には板状のH型用フロート24が揺動自在に
取着されている。クレーン作業時には図に示すように、
それぞれの内筒22を外筒21から左右横方向に所定量
だけ引き出し、H型用ジャッキシリンダ23を伸長し、
H型用フロート24を地面に接触させて車体をジャッキ
アップし、H型用フロート24で荷重を受けて安定した
クレーン作業を行うようになっている。そのため、車両
側方に障害物Bが存在している場合でも、これを跨いで
ジャッキアップすることができる。
【0005】図6はH型式アウトリガ装置20の収納時
の状態を示している。すなわち、収納状態ではH型用ジ
ャッキシリンダ23は車両の全幅W内に位置しており、
その位置で細い2点鎖線に示すように伸長して車体をジ
ャッキアップさせる、いわゆる、その場張り出しが可能
である。
の状態を示している。すなわち、収納状態ではH型用ジ
ャッキシリンダ23は車両の全幅W内に位置しており、
その位置で細い2点鎖線に示すように伸長して車体をジ
ャッキアップさせる、いわゆる、その場張り出しが可能
である。
【0006】図7はX型式アウトリガ装置30の張り出
し状態を示す。フレーム5の左右の一側の下面には、リ
ンク31を介し、あるいは直接に、X型式アウトリガ装
置30の外筒32の基端部が揺動自在に連結されてい
る。そしてフレーム5の左右の他側にはX型用ジャッキ
シリンダ33の基端部が取着され、その先端部は外筒3
2の先端部に連結している。外筒32には内筒34が摺
動自在に枢密に挿入されており、その内筒34の先端部
には板状のX型用フロート35が揺動自在に取着されて
いる。
し状態を示す。フレーム5の左右の一側の下面には、リ
ンク31を介し、あるいは直接に、X型式アウトリガ装
置30の外筒32の基端部が揺動自在に連結されてい
る。そしてフレーム5の左右の他側にはX型用ジャッキ
シリンダ33の基端部が取着され、その先端部は外筒3
2の先端部に連結している。外筒32には内筒34が摺
動自在に枢密に挿入されており、その内筒34の先端部
には板状のX型用フロート35が揺動自在に取着されて
いる。
【0007】クレーン作業時にはそれぞれの内筒34を
外筒32から左右横方向に所定量だけ引き出し、X型用
ジャッキシリンダ33を伸長して外筒32をフレーム5
の一側を支点として揺動させ、X型用フロート35を接
地させて車体をジャッキアップし、安定したクレーン作
業を行う。そのため、車両側方に下部に隙間を有する障
害物Cがあるような場合には、内筒34をその下に挿入
してジャッキアップすることが可能であり、このような
作業場でも安定した作業を行うことができる。また、軟
弱地においてフロート35が埋没したような場合、内筒
34の下面36が接地し、接地圧を低減して車両の埋没
を防止する。
外筒32から左右横方向に所定量だけ引き出し、X型用
ジャッキシリンダ33を伸長して外筒32をフレーム5
の一側を支点として揺動させ、X型用フロート35を接
地させて車体をジャッキアップし、安定したクレーン作
業を行う。そのため、車両側方に下部に隙間を有する障
害物Cがあるような場合には、内筒34をその下に挿入
してジャッキアップすることが可能であり、このような
作業場でも安定した作業を行うことができる。また、軟
弱地においてフロート35が埋没したような場合、内筒
34の下面36が接地し、接地圧を低減して車両の埋没
を防止する。
【0008】図8はX型式アウトリガ装置30の収納状
態を示している。すなわち、X型式アウトリガ装置30
は内筒34収納時には破線で示すように、X型用フロー
ト35は外筒32の端面を覆うように上下方向に立てた
状態で保持され、車両全幅W内に収まるようになってい
る。したがって、クレーン作業時には細い2点鎖線で示
すように、内筒34を所定量だけ外筒32から引き出
し、X型用フロート35を水平姿勢に寝かせたのちにX
型用ジャッキシリンダ33を伸長する必要がある。その
ため、X型用フロート35の外端は車両全幅WよりSだ
け広くなり、H型式アウトリガ装置20のような、その
場張り出しはできない。また前記構成から明らかなよう
に、H型式アウトリガ装置20はX型式アウトリガ装置
30に比して剛性は可なり高い。
態を示している。すなわち、X型式アウトリガ装置30
は内筒34収納時には破線で示すように、X型用フロー
ト35は外筒32の端面を覆うように上下方向に立てた
状態で保持され、車両全幅W内に収まるようになってい
る。したがって、クレーン作業時には細い2点鎖線で示
すように、内筒34を所定量だけ外筒32から引き出
し、X型用フロート35を水平姿勢に寝かせたのちにX
型用ジャッキシリンダ33を伸長する必要がある。その
ため、X型用フロート35の外端は車両全幅WよりSだ
け広くなり、H型式アウトリガ装置20のような、その
場張り出しはできない。また前記構成から明らかなよう
に、H型式アウトリガ装置20はX型式アウトリガ装置
30に比して剛性は可なり高い。
【0009】図9はラフテレンクレーン1のフレーム5
を、アウトリガ装置9,9によりジャッキアップしたシ
ャーシ10の概略斜視図である。フレーム5の後部には
図示しない原動機6を搭載するための凹部11が設けら
れているためその分剛性は低くなる。そのため、一般に
は重量物は車体前方で吊るようにしている。車体前方で
重量物を吊った場合にはフレーム5には、図示しない吊
り荷およびブームの重量により垂直力P1が加わる。こ
の場合にはフレーム5の剛性が高いためたわみは少な
い。重量物を車体の横位置で吊った場合(横吊りと称す
る)にはフレーム5には垂直力P2が加わり、フレーム
5は細い2点鎖線のようにたわむ。
を、アウトリガ装置9,9によりジャッキアップしたシ
ャーシ10の概略斜視図である。フレーム5の後部には
図示しない原動機6を搭載するための凹部11が設けら
れているためその分剛性は低くなる。そのため、一般に
は重量物は車体前方で吊るようにしている。車体前方で
重量物を吊った場合にはフレーム5には、図示しない吊
り荷およびブームの重量により垂直力P1が加わる。こ
の場合にはフレーム5の剛性が高いためたわみは少な
い。重量物を車体の横位置で吊った場合(横吊りと称す
る)にはフレーム5には垂直力P2が加わり、フレーム
5は細い2点鎖線のようにたわむ。
【0010】しかもフレーム5の左右方向の片側のみに
力P2が加わるため、フレーム5には矢印に示すモーメ
ントMが発生し、ねじり力が加わる。そのため図示しな
いブームは揺動し、その先端位置はずれ、吊り荷の位置
もずれることとなる。そのため、横吊り時の吊り荷を正
確に位置決めすることは極めて困難な作業である。重さ
の分かった重量物を横吊りする場合には、あらかじめた
わみを見込んで吊ることとなるが、重さが分からない場
合には、いったん地切り寸前まで荷重をかけて様子を見
ながら上記の作業を繰り返すこととなる。これは実際の
作業では煩雑であり、ほとんど行われない。
力P2が加わるため、フレーム5には矢印に示すモーメ
ントMが発生し、ねじり力が加わる。そのため図示しな
いブームは揺動し、その先端位置はずれ、吊り荷の位置
もずれることとなる。そのため、横吊り時の吊り荷を正
確に位置決めすることは極めて困難な作業である。重さ
の分かった重量物を横吊りする場合には、あらかじめた
わみを見込んで吊ることとなるが、重さが分からない場
合には、いったん地切り寸前まで荷重をかけて様子を見
ながら上記の作業を繰り返すこととなる。これは実際の
作業では煩雑であり、ほとんど行われない。
【0011】前記事項をまとめると、H型式アウトリガ
装置20の長所及び短所(X型式アウトリガ装置30の
長所、短所はこれと逆)は次のようにある。 H型式アウトリガ装置の長所 | H型式アウトリガ装置の短所 | X型式アウトリガ装置30に比し | 軟弱地等では車両が転倒する危険が て高い剛性が得やすく、従って、 | があり、それを防止するためにはフ 吊り荷の位置ずれが少ない。 | ロートの下に大きな添え木等が必要 | となる。 地面に垂直に張り出しができ、フ | H型用ジャッキシリンダがアウトリ ロートを引きずることがないので | ガ装置の上面に飛び出しているため 地面を傷めることがない。 | 、吊り荷を移動させる場合に邪魔に | なる。 その場張り出し(車幅内でのジャ | ッキアップ)が可能である。 | | 車体側部の障害物を跨いでアウト | リガ装置の張り出しができる。 | H型式アウトリガ装置20は前記長所と短所があるた
め、一般に足場の良い場所で使用する建方作業(建築)
で使用されることが多く、X型式アウトリガ装置30は
一般に足場の悪い場所で行う土木作業で使用されること
が多い。
装置20の長所及び短所(X型式アウトリガ装置30の
長所、短所はこれと逆)は次のようにある。 H型式アウトリガ装置の長所 | H型式アウトリガ装置の短所 | X型式アウトリガ装置30に比し | 軟弱地等では車両が転倒する危険が て高い剛性が得やすく、従って、 | があり、それを防止するためにはフ 吊り荷の位置ずれが少ない。 | ロートの下に大きな添え木等が必要 | となる。 地面に垂直に張り出しができ、フ | H型用ジャッキシリンダがアウトリ ロートを引きずることがないので | ガ装置の上面に飛び出しているため 地面を傷めることがない。 | 、吊り荷を移動させる場合に邪魔に | なる。 その場張り出し(車幅内でのジャ | ッキアップ)が可能である。 | | 車体側部の障害物を跨いでアウト | リガ装置の張り出しができる。 | H型式アウトリガ装置20は前記長所と短所があるた
め、一般に足場の良い場所で使用する建方作業(建築)
で使用されることが多く、X型式アウトリガ装置30は
一般に足場の悪い場所で行う土木作業で使用されること
が多い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、一台の車両ではアウトリガの形式がH型
式アウトリガ装置か、あるいはX型式アウトリガ装置か
のどちらかに固定されている。そのため、作業現場によ
ってはH型式アウトリガ装置あるいはX型式アウトリガ
装置のそれぞれの長所を十分に生かした使い方ができな
い場合があり、作業の能率が低下するという問題があ
る。たとえば、その場張り出ししかできない狭い作業現
場でX型式アウトリガ装置装着車で作業する場合には、
その場張り出しができないため、オンタイヤで作業する
こととなり、吊り荷重を減らして作業せざるを得ず、吊
り上げ回数が多くなって作業能率が低下する。
成においては、一台の車両ではアウトリガの形式がH型
式アウトリガ装置か、あるいはX型式アウトリガ装置か
のどちらかに固定されている。そのため、作業現場によ
ってはH型式アウトリガ装置あるいはX型式アウトリガ
装置のそれぞれの長所を十分に生かした使い方ができな
い場合があり、作業の能率が低下するという問題があ
る。たとえば、その場張り出ししかできない狭い作業現
場でX型式アウトリガ装置装着車で作業する場合には、
その場張り出しができないため、オンタイヤで作業する
こととなり、吊り荷重を減らして作業せざるを得ず、吊
り上げ回数が多くなって作業能率が低下する。
【0013】あるいは、車道と歩道の間にガードレール
が接地されている場所で、車道上に作業車を停車させ、
アウトリガを歩道側に張り出させて歩道側に向かって作
業を行いたいような場合、H型式アウトリガ装置を装着
した車両ではガードレールが邪魔になってアウトリガを
張り出すことはできない。一方、X型式アウトリガ装置
装着車は、ガードレールの下側をくぐってアウトリガを
張り出すことが可能である。しかしながら、車道側はそ
の場張り出しができないため、アウトリガが張り出さ
れ、他車の通行の邪魔となる。
が接地されている場所で、車道上に作業車を停車させ、
アウトリガを歩道側に張り出させて歩道側に向かって作
業を行いたいような場合、H型式アウトリガ装置を装着
した車両ではガードレールが邪魔になってアウトリガを
張り出すことはできない。一方、X型式アウトリガ装置
装着車は、ガードレールの下側をくぐってアウトリガを
張り出すことが可能である。しかしながら、車道側はそ
の場張り出しができないため、アウトリガが張り出さ
れ、他車の通行の邪魔となる。
【0014】前記の問題点を解決するために、特開平8
−142812が提案された。すなわち、特開平8−1
42812は図10に示すように、クレーン車40の左
右方向に張り出すアウトリガ装置の一側をX型式アウト
リガ装置30とし、他側をH型式アウトリガ装置20と
するものである。これにより前記のようなガードレール
41の有る場所で作業する場合には、ガードレール側に
X型式アウトリガ装置30を配置してガードレール41
の下側をくぐらせ、内筒34を張り出して車両をジャッ
キアップして安定した作業を行い、車道42側はH型式
アウトリガ装置20を実線に示すようにその場張り出し
にして車両の走行の妨げとならないようにするものであ
る。なお、車道42側に余裕のある場合にはH型式アウ
トリガ装置20を細い2点鎖線に示す位置まで張り出す
ことにより更に安定した姿勢で作業することができる。
−142812が提案された。すなわち、特開平8−1
42812は図10に示すように、クレーン車40の左
右方向に張り出すアウトリガ装置の一側をX型式アウト
リガ装置30とし、他側をH型式アウトリガ装置20と
するものである。これにより前記のようなガードレール
41の有る場所で作業する場合には、ガードレール側に
X型式アウトリガ装置30を配置してガードレール41
の下側をくぐらせ、内筒34を張り出して車両をジャッ
キアップして安定した作業を行い、車道42側はH型式
アウトリガ装置20を実線に示すようにその場張り出し
にして車両の走行の妨げとならないようにするものであ
る。なお、車道42側に余裕のある場合にはH型式アウ
トリガ装置20を細い2点鎖線に示す位置まで張り出す
ことにより更に安定した姿勢で作業することができる。
【0015】しかしながら、前述のように、X型式アウ
トリガ装置の剛性はH型式アウトリガ装置の剛性に対し
て劣る。そのため、特開平8−142812に提案され
たごとく、車体の左右方向の一方をX型式アウトリガ装
置とし、他側をH型式アウトリガ装置とした場合には左
右の剛性が異なることとなる。一般に重量物の吊上げ作
業はブームの方向が前方から左右にそれぞれ約45度の
範囲内で行う場合が多いが、左右のアウトリガの剛性が
異なるため、重量物を吊上げた状態でブームをX型式ア
ウトリガ装置の方に旋回させると、車体が左右に傾いて
危険であるという問題がある。
トリガ装置の剛性はH型式アウトリガ装置の剛性に対し
て劣る。そのため、特開平8−142812に提案され
たごとく、車体の左右方向の一方をX型式アウトリガ装
置とし、他側をH型式アウトリガ装置とした場合には左
右の剛性が異なることとなる。一般に重量物の吊上げ作
業はブームの方向が前方から左右にそれぞれ約45度の
範囲内で行う場合が多いが、左右のアウトリガの剛性が
異なるため、重量物を吊上げた状態でブームをX型式ア
ウトリガ装置の方に旋回させると、車体が左右に傾いて
危険であるという問題がある。
【0016】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たもので、車両の接地場所の状態に合わせてアウトリガ
の張り出しが可能で、安定した状態で重量物の吊り上
げ、移動ができ、能率的に、安全な作業を可能とする建
設車両のアウトリガ装置を提供することを目的としてい
る。
たもので、車両の接地場所の状態に合わせてアウトリガ
の張り出しが可能で、安定した状態で重量物の吊り上
げ、移動ができ、能率的に、安全な作業を可能とする建
設車両のアウトリガ装置を提供することを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段、作用および効果】上記の
目的を達成するために、本発明に係る建設車両のアウト
リガ装置の第1の発明は、車両の前部および後部に配置
され、車両の左右横方向に張り出すそれぞれ一対のアウ
トリガを有する建設車両のアウトリガ装置において、車
両の前部または後部のどちらか一方をH型式アウトリガ
装置とし、他方をX型式アウトリガ装置としたことを特
徴とする。
目的を達成するために、本発明に係る建設車両のアウト
リガ装置の第1の発明は、車両の前部および後部に配置
され、車両の左右横方向に張り出すそれぞれ一対のアウ
トリガを有する建設車両のアウトリガ装置において、車
両の前部または後部のどちらか一方をH型式アウトリガ
装置とし、他方をX型式アウトリガ装置としたことを特
徴とする。
【0018】第1の発明によれば、車両の接地場所の状
況に応じたアウトリガの張り出しが可能となる。すなわ
ち、狭隘な場所となる部分では一方のH型式アウトリガ
装置でその場張り出しを行い、ガードレール等の下方に
隙間を有する建造物の側方部分、又は軟弱地となる部分
では、他方のX型式アウトリガ装置を張り出して、H型
式アウトリガ装置とX型式アウトリガ装置とをその場所
の状況に応じて、使い分けることによりオンタイヤに比
して大きな荷重の吊り上げ作業が可能となり、作業効率
を向上できる。したがって、汎用性の高いアウトリガ装
置が得られる。
況に応じたアウトリガの張り出しが可能となる。すなわ
ち、狭隘な場所となる部分では一方のH型式アウトリガ
装置でその場張り出しを行い、ガードレール等の下方に
隙間を有する建造物の側方部分、又は軟弱地となる部分
では、他方のX型式アウトリガ装置を張り出して、H型
式アウトリガ装置とX型式アウトリガ装置とをその場所
の状況に応じて、使い分けることによりオンタイヤに比
して大きな荷重の吊り上げ作業が可能となり、作業効率
を向上できる。したがって、汎用性の高いアウトリガ装
置が得られる。
【0019】本発明に係る建設車両のアウトリガ装置の
第2の発明は、第1の発明において、車両の前部をH型
式アウトリガ装置とし、後部をX型式アウトリガ装置と
したことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、車両の前部をH型
式アウトリガ装置とし、後部をX型式アウトリガ装置と
したことを特徴とする。
【0020】一般に重量物の吊上げ作業はブームの方向
が前方から左右にそれぞれ約45度の範囲内で行う場合
が多いが、車両の前部を左右両方共、強度の大きいH型
式アウトリガ装置としたため、ブームが車両前方位置の
ときの吊荷によるフレームの変形は、X型式アウトリガ
装置の場合に比べて極めて少ない。また吊荷状態のブー
ムが車両前方位置から車両側方に移動した場合でも、吊
荷によるフレームの変形は前後共にX型式アウトリガ装
置である車両、あるいは左右がH型式アウトリガ装置と
X型式アウトリガ装置である車両に比べて少ないため、
吊荷位置のずれ量は少なく吊荷作業を正確に、かつ安定
した状態で行うことができる。
が前方から左右にそれぞれ約45度の範囲内で行う場合
が多いが、車両の前部を左右両方共、強度の大きいH型
式アウトリガ装置としたため、ブームが車両前方位置の
ときの吊荷によるフレームの変形は、X型式アウトリガ
装置の場合に比べて極めて少ない。また吊荷状態のブー
ムが車両前方位置から車両側方に移動した場合でも、吊
荷によるフレームの変形は前後共にX型式アウトリガ装
置である車両、あるいは左右がH型式アウトリガ装置と
X型式アウトリガ装置である車両に比べて少ないため、
吊荷位置のずれ量は少なく吊荷作業を正確に、かつ安定
した状態で行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る建設車両の
アウトリガ装置の実施例について、図面を参照して詳述
する。以下の説明において前記従来の技術と同様な部材
には同一符号を付しその説明を省略する。
アウトリガ装置の実施例について、図面を参照して詳述
する。以下の説明において前記従来の技術と同様な部材
には同一符号を付しその説明を省略する。
【0022】図1はシャーシ装置10の斜視図であり、
フレーム5の前部にはH型式アウトリガ装置20が取着
され、後部にはX型式アウトリガ30が取着されてい
る。したがって、狭隘な作業場では前部のH型式アウト
リガ装置20をその場張り出しし、ガードレールのよう
に下方が空いている障害物の側方で作業するような場合
には後部のX型式アウトリガ装置30を張り出して作業
することより、オンタイヤよりは吊り上げ荷重を大きく
することができ、能率的な作業を行うことができる。ま
た軟弱地での作業においては、後部はX型式アウトリガ
装置30であるため埋没して車両が転倒する恐れは少な
く、添え木を用いる場合も前部のH型式アウトリガ装置
20側にのみ備えればよい。
フレーム5の前部にはH型式アウトリガ装置20が取着
され、後部にはX型式アウトリガ30が取着されてい
る。したがって、狭隘な作業場では前部のH型式アウト
リガ装置20をその場張り出しし、ガードレールのよう
に下方が空いている障害物の側方で作業するような場合
には後部のX型式アウトリガ装置30を張り出して作業
することより、オンタイヤよりは吊り上げ荷重を大きく
することができ、能率的な作業を行うことができる。ま
た軟弱地での作業においては、後部はX型式アウトリガ
装置30であるため埋没して車両が転倒する恐れは少な
く、添え木を用いる場合も前部のH型式アウトリガ装置
20側にのみ備えればよい。
【0023】図2は図1に示す車両の前部を剛性の高い
H型式アウトリガ装置20とし、後部をX型式アウトリ
ガ装置30とした、ラフテレーンクレーン1のシャーシ
装置10のたわみによる吊荷のずれ量を示す図である。
伸縮ブーム2により重量物を吊上げて移動する作業は、
一般に伸縮ブーム2先端を車両前方のD位置から左右に
それぞれ約45°旋回させた各E位置間で行われること
が多い。このとき、伸縮ブーム2に重量物を吊上げるこ
とによるフレーム5に生じるたわみとねじれ量は、車両
前方D位置ではフレーム5が剛性の高い左右のH型式ア
ウトリガ装置20によりバランス良く支持されているた
め少なく、車両前方D位置から車両側方の各E位置に移
動するに従って、一方のH型式アウトリガ装置20によ
り支持される割合が増し、左右のバランスが崩れるため
増加する。
H型式アウトリガ装置20とし、後部をX型式アウトリ
ガ装置30とした、ラフテレーンクレーン1のシャーシ
装置10のたわみによる吊荷のずれ量を示す図である。
伸縮ブーム2により重量物を吊上げて移動する作業は、
一般に伸縮ブーム2先端を車両前方のD位置から左右に
それぞれ約45°旋回させた各E位置間で行われること
が多い。このとき、伸縮ブーム2に重量物を吊上げるこ
とによるフレーム5に生じるたわみとねじれ量は、車両
前方D位置ではフレーム5が剛性の高い左右のH型式ア
ウトリガ装置20によりバランス良く支持されているた
め少なく、車両前方D位置から車両側方の各E位置に移
動するに従って、一方のH型式アウトリガ装置20によ
り支持される割合が増し、左右のバランスが崩れるため
増加する。
【0024】そのため、前後共にX型式アウトリガ装置
30を備えた車両の吊荷のずれ量は、細い2点鎖線で示
すように、車両前方D位置から車両側方の各E位置に移
動するに従って増加し、車両側方E位置では吊荷の最大
ずれ量がL2となる。これに対して、本発明の一実施例
のように前部にH型式アウトリガ装置20、後部にX型
式アウトリガ装置30を備えた車両の場合における吊荷
のずれ量は、細い破線で示すように、車両前方D位置か
ら車両側方の各E位置に移動するに従って増加し、車両
側方E位置では吊荷の最大ずれ量がL1となる。すなわ
ち、前記のようにH型式アウトリガ装置20はX型式ア
ウトリガ装置30より剛性が高いためL2>L1とな
る。従って、本発明の一実施例は前後共にX型式アウト
リガ装置30を備えた車両に比べて吊荷のずれ量が少な
いため、正確な吊荷の移動作業を安定して行うことがで
きる。
30を備えた車両の吊荷のずれ量は、細い2点鎖線で示
すように、車両前方D位置から車両側方の各E位置に移
動するに従って増加し、車両側方E位置では吊荷の最大
ずれ量がL2となる。これに対して、本発明の一実施例
のように前部にH型式アウトリガ装置20、後部にX型
式アウトリガ装置30を備えた車両の場合における吊荷
のずれ量は、細い破線で示すように、車両前方D位置か
ら車両側方の各E位置に移動するに従って増加し、車両
側方E位置では吊荷の最大ずれ量がL1となる。すなわ
ち、前記のようにH型式アウトリガ装置20はX型式ア
ウトリガ装置30より剛性が高いためL2>L1とな
る。従って、本発明の一実施例は前後共にX型式アウト
リガ装置30を備えた車両に比べて吊荷のずれ量が少な
いため、正確な吊荷の移動作業を安定して行うことがで
きる。
【図1】本発明のアウトリガ装置を装着したシャーシの
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1に示すシャーシのたわみによる吊荷のずれ
量を示す図である。
量を示す図である。
【図3】アウトリガ装置を備えたラフテレンクレーンの
側面図である。
側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】H型式アウトリガ装置の張り出し状態を示す正
面図である。
面図である。
【図6】H型式アウトリガ装置の収納状態を示す正面図
である。
である。
【図7】X型式アウトリガ装置の張り出し状態を示す正
面図である。
面図である。
【図8】X型式アウトリガ装置の収納状態を示す正面図
である。
である。
【図9】シャーシのたわみを説明するためのシャーシの
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図10】従来のアウトリガ装置の一例を示すクレーン
車の正面図である。
車の正面図である。
5…フレーム、9…アウトリガ装置、10…シャーシ装
置、20…H型式アウトリガ装置、21,32…外筒、
22,34…内筒、23…H型用ジャッキシリンダ、2
4…H型用フロート、30…X型式アウトリガ装置、3
1…リンク、33…X型用ジャッキシリンダ、35…X
型用フロート。
置、20…H型式アウトリガ装置、21,32…外筒、
22,34…内筒、23…H型用ジャッキシリンダ、2
4…H型用フロート、30…X型式アウトリガ装置、3
1…リンク、33…X型用ジャッキシリンダ、35…X
型用フロート。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の前部および後部に配置され、車両
の左右横方向に張り出すそれぞれ一対のアウトリガを有
する建設車両のアウトリガ装置において、 車両の前部または後部のどちらか一方をH型式アウトリ
ガ装置とし、他方をX型式アウトリガ装置としたことを
特徴とする建設車両のアウトリガ装置。 - 【請求項2】 車両の前部をH型式アウトリガ装置と
し、後部をX型式アウトリガ装置としたことを特徴とす
る請求項1記載の建設車両のアウトリガ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35898396A JPH10194096A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 建設車両のアウトリガ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35898396A JPH10194096A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 建設車両のアウトリガ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10194096A true JPH10194096A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=18462132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35898396A Pending JPH10194096A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 建設車両のアウトリガ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10194096A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102275838A (zh) * | 2011-06-23 | 2011-12-14 | 李其明 | 七支腿电动吊车 |
| KR102174081B1 (ko) * | 2019-05-24 | 2020-11-04 | 주식회사 호룡 | 산업용 차량의 아웃트리거 구동장치 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35898396A patent/JPH10194096A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102275838A (zh) * | 2011-06-23 | 2011-12-14 | 李其明 | 七支腿电动吊车 |
| KR102174081B1 (ko) * | 2019-05-24 | 2020-11-04 | 주식회사 호룡 | 산업용 차량의 아웃트리거 구동장치 |
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